JP5883286B2 - 高圧洗浄機用ノズル及び高圧洗浄機 - Google Patents

高圧洗浄機用ノズル及び高圧洗浄機 Download PDF

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Description

本発明は、高圧洗浄機用ノズル及び高圧洗浄機に関する。
高圧洗浄機は、そのノズルの前端(先端)から放水される高圧水によって各種の機械や車等を洗浄するために使用されている。そして、ノズルから高圧水が直線状に噴射される直噴洗浄と、ノズルから高圧水が扇状に広がって噴射される拡散洗浄とが切り替えできるように構成されたものもある(下記特許文献1参照)。直噴洗浄は汚れがひどい場合に効果的であり、拡散洗浄は直噴洗浄に比べて広い面積を洗浄できるという利点がある。
下記特許文献1所載のものは、直噴洗浄用のノズルと拡散洗浄用のノズルを取り替えるのではなく、一つのノズルで直噴洗浄と拡散洗浄とを切り替えることができる構成となっている。具体的には、ノズルの開口の前側に一対の舌板を配置すると共にその外側に筒体を設け、筒体の内周面に形成したカム面で一対の舌板の前端部を外側から押して内側に撓ませることで舌板の前端部の間隔を狭くして、その舌板間を通過する水を扇状に拡散させるようにしている。
このような舌板を利用した構成は扇状に広がる水の拡散角度を任意に調整できるという利点がある。その一方、舌板を正確に取り付ける必要があると共にカム面と舌板との間の寸法関係にも高い精度が必要となり、仮にそれらにバラツキが生じると、舌板が水圧で微妙に変形して水が一定の角度で拡散しなかったり、意図する所とは異なる所に水が放射されたりして、安定した拡散状態が得られない。特に、水圧が高圧の場合に顕著である。このため、各部品の寸法管理や組み立て精度の管理等、製造上の管理点が多い。
特開昭60−150860号公報
それゆえに本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、高圧直噴洗浄と高圧拡散洗浄を切り替えることができる構成において、安定した高圧拡散噴射を行うことができる高圧洗浄機用ノズル及び高圧洗浄機を提供することを課題とする。
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであって、本発明に係る高圧洗浄機用ノズルは、高圧水が直線状に噴射される高圧直噴洗浄と高圧水が扇状に噴射される高圧拡散洗浄とが切り替え可能な高圧洗浄機用ノズルであって、給水孔を有するノズル本体と、該ノズル本体に軸線方向に前進後退可能に被着されたキャップとを備え、ノズル本体の前端部には円形の開口部を有する第一噴射孔が形成され、キャップの前端部には軸線方向に対して直交する方向に長い開口部を有する第二噴射孔が前記第一噴射孔と同軸上に形成され、高圧直噴洗浄と高圧拡散洗浄の何れも、給水孔を通る水が全て第一噴射孔を通過する構成であり、キャップを後退させて第一噴射孔に第二噴射孔を接近させると第一噴射孔の開口部により高圧直噴洗浄となり、該高圧直噴洗浄の状態からキャップを前進させて第一噴射孔から第二噴射孔を前方に所定距離遠ざけると第二噴射孔の開口部により高圧拡散洗浄となることを特徴とする。
該構成の高圧洗浄機用ノズルは、キャップを後退させて第一噴射孔に第二噴射孔を接近させると第一噴射孔の開口部により高圧直噴洗浄となる。この場合、高圧水は第一噴射孔と第二噴射孔を通って前方に放水されるが、第二噴射孔が第一噴射孔に接近した状態にあるので、高圧水は第二噴射孔の開口部の形状には影響されず、第一噴射孔の開口部からそのまま前方へ直進していく。一方、キャップを前進させることによって第一噴射孔から第二噴射孔を前方に所定距離遠ざけると、第一噴射孔を通過した高圧水は第二噴射孔の開口部の形状の影響を受けることとなり、高圧水は第二噴射孔の開口部の形状によって扇状に拡散されることになる。
特に、キャップの外側には更に外キャップが被着され、該外キャップの前端部には大型の低圧用排水孔が形成され、ノズル本体には給水孔と連通し側方に開口する低圧用横孔がキャップよりも後方の位置に形成され、外キャップは低圧用横孔の外側を覆うようにキャップよりも後方に延びており、外キャップとノズル本体及びキャップとの間には低圧用横孔と低圧用排水孔とを連通する迂回路が形成され、外キャップとノズル本体又はキャップとの間には迂回路を閉鎖するためのシール部材が介装され、外キャップはキャップに対して第一の位置と該第一の位置とは異なる第二の位置とを取り得るように構成され、外キャップが第一の位置に位置すると、シール部材により迂回路が閉鎖されて第一噴射孔と第二噴射孔から低圧用排水孔を介して高圧水が放水され、外キャップが第二の位置に位置すると、シール部材から迂回路が開放されて迂回路から低圧用排水孔を介して低圧水が放水されることが好ましい。該構成の場合には、キャップの外側に更に外キャップを備えていて、該外キャップの位置に連動してシール部材が迂回路を閉鎖、開放し、それに伴って高圧水の放水と低圧水の放水とが切り替わる。即ち、外キャップの位置を変更することで高圧洗浄と低圧洗浄とを切り替えることができる。
また、低圧用排水孔は、第一孔部と、該第一孔部の前側に段差部を介して形成された第一孔部よりも大型の第二孔部とを有し、外キャップには第二孔部の壁面に開口する空気取り入れ用横孔が形成され、該空気取り入れ用横孔は、低圧用排水孔を通過する低圧水が空気を巻き込むように、第一孔部を通過した低圧水が第二孔部の壁面に当たる箇所よりも後側の位置に開口していることが好ましい。第一孔部を通過した低圧水が第二孔部の壁面に当たる箇所よりも後側の位置では、第一孔部を通過した低圧水の流れによって負圧になる。この負圧になる位置に空気取り入れ用横孔を開口させることで低圧水に空気が効率良く巻き込まれることになる。従って、洗剤を使用して車等を洗浄する場合、洗剤を混合した水が効率良く泡立てられる。そして、外キャップに空気取り入れ用横孔を形成することで、ノズルを洗剤噴射用のものに取り替える必要がなくなる。
また、本発明に係る高圧洗浄機は上記構成の高圧洗浄機用ノズルを備えていることを特徴とする。
以上のように、キャップに形成された第二噴射孔の開口部の形状によって高圧水を扇状に拡散する構成であるので、バラツキが少なく安定した拡散状態が得られる。また、第二噴射孔が形成されたキャップを前進後退させることで高圧直噴洗浄と高圧拡散洗浄とを切り替える構成であって高圧直噴洗浄と高圧拡散洗浄の何れの場合でも第一噴射孔と第二噴射孔を通過して放水されるので、切り替えに際して放水がノズルで中断されることはなく放水を継続しながら切り替えることができる。
本発明の一実施形態における高圧洗浄機の要部を示す正面図。 同高圧洗浄機のノズルであって高圧直噴洗浄の状態を示す断面図。 同ノズルの高圧拡散洗浄の状態を示す断面図。 同ノズルの要部拡大断面図であって、(a)は高圧直噴洗浄の状態を示し、(b)は高圧拡散洗浄の状態を示す。 同ノズルを前端側から見た要部拡大図。 同ノズルにおいて高圧拡散洗浄から低圧洗浄へと切り替える前段階の状態を示す断面図。 同ノズルにおいて高圧拡散洗浄から低圧洗浄へと切り替える途中の中圧の状態を示す断面図。 同ノズルの低圧洗浄の状態を示す断面図。 同ノズルにおいて低圧洗浄から高圧拡散洗浄へと切り替える前段階の状態を示す断面図。 同ノズルにおける迂回路を示す要部断面図であって、(a)は迂回路が閉鎖された高圧直噴洗浄の状態を示し、(b)は迂回路が開放された低圧洗浄の状態を示す。 同ノズルの要部拡大断面図。
以下、本発明の一実施形態に係る高圧洗浄機用ノズルとそれを備えた高圧洗浄機について図面を参酌しつつ説明する。図1に本実施形態における高圧洗浄機の吐出装置であるガン1を示している。該ガン1は二点鎖線で示しているホース2を介して図示しない洗浄機本体と接続され、洗浄機本体で所定圧に高められた水がホース2を介してガン1に供給される。詳細には、ガン1は、ピストル型のガン本体3と、該ガン本体3の前端に接続された中間パイプ4と、中間パイプ4の前端に接続されたノズル5とから構成されている。ガン本体3は、最後部にグリップ部10を有し、該グリップ部10には開閉操作可能なレバー11が設けられている。また、グリップ部10の前側下部には上述のホース2を接続するための接続口12が設けられ、下方からホース2が接続される。ガン本体3の前部には本体パイプ13が設けられている。該本体パイプ13は前方に向かって直線状に伸びており、その前端部は他の部分よりも大径とされてランス接続部13aを構成している。該本体パイプ13のランス接続部13aに中間パイプ4が接続される。該中間パイプ4はランスとも称されるものであって本体パイプ13と一直線状に接続される。中間パイプ4の後端部には大径の本体接続部4aが形成されており、該本体接続部4aが本体パイプ13のランス接続部13aに接続される。また、中間パイプ4の前端部には大径のノズル接続部4bが形成されており、該ノズル接続部4bにノズル5が一直線状に接続される。中間パイプ4のノズル接続部4bは図2に二点鎖線で示しているが、該ノズル接続部4bの内周面の雌ネジ部がノズル5のパイプ接続用雄ネジ部32と螺合する。尚、中間パイプ4と本体パイプ13が一体構成であってもよい。
次にノズル5の構成について説明する。該ノズル5は、高圧の水流が直線状に噴射する高圧直噴洗浄と高圧の水流が扇状に広がって噴射する高圧拡散洗浄の切り替えを行うことができると共に、水圧の切り替え即ち高圧洗浄から低圧洗浄及び低圧洗浄から高圧洗浄への切り替えを行うことができる。
図2は高圧直噴洗浄の状態を示したものであり、図4(a)にその前端部を拡大して示している。ノズル5は、上述の中間パイプ4に後端部が接続されて中間パイプ4を介して供給される水が通る給水孔21を有する全体として筒状のノズル本体20を備えている。該ノズル本体20の給水孔21は、ノズル本体20の中心に形成され、ノズル本体20の軸線に沿って後端から前端まで全長に亘って直線状に形成されている。該ノズル本体20は、ノズル本体20の主要部を構成する基体22と、基体22と同軸上に配置されてノズル本体20の前端部を構成する噴射口体23とから構成されている。給水孔21の全長のうち、基体22に形成された部分は径一定の円形であって、中間パイプ4の内径と略同一径となっている。給水孔21の全長のうち、噴射口体23に形成された部分は、基体22に形成された部分よりも小径の円形であって前側ほど段階的に小径となるように形成されていて、噴射口体23の前部において最も小径となって所定長さの第一噴射孔24を構成する。該第一噴射孔24は、径一定のストレート形状であって噴射口体23の前端面において開口し、その開口部24aの形状もまた円形である。
基体22は、上記給水孔21を中心に有する筒状である。該基体22は、外周面に環状のシール部材30が装着された小径の接続口部31を後端部に有し、該接続口部31の前側にはそれより一段大径となったパイプ接続用雄ネジ部32が形成され、該パイプ接続用雄ネジ部32に中間パイプ4のノズル接続部4bが接続されている。パイプ接続用雄ネジ部32の前側には外周面に環状のシール部材33が装着された後部シール用環状突起34を介して圧力切り替え用雄ネジ部35が形成され、該圧力切り替え用雄ネジ部35には後述する切り替え用パイプ25が螺着されている。圧力切り替え用雄ネジ部35の前側には、順に、圧力切り替え用雄ネジ部35より若干小径とされた中間部36と、該中間部36よりも更に小径の中間小径部37と、該中間小径部37より一段大径であって外周面に環状のシール部材38が装着された中間シール用環状突起39と、該中間シール用環状突起39より一段小径の迂回用小径部40とが形成されている。該迂回用小径部40には給水孔21から側方に向けて延びて外周面に開口する低圧用横孔41が形成されている。該低圧用横孔41は例えば180度対向して一対形成される。尚、低圧用横孔41はノズル5の軸線方向に長い長孔に形成されている。また、迂回用小径部40の前側には中間シール用環状突起39と略同一径のヘッド部42が形成されている。該ヘッド部42の外周面後部には環状のシール部材43が装着されている。即ち、基体22の外周面には、ヘッド部42と迂回用小径部40と中間シール用環状突起39とによって区画された迂回用凹部44が形成され、低圧用横孔41は迂回用凹部44に開口している。また、ヘッド部42のシール部材43よりも前側の外周面には、前側ほど中心側に傾斜した傾斜溝45が複数箇所、例えば90度毎に合計4箇所形成されている。そして、ヘッド部42の前側にはキャップ用雄ネジ部46が形成されている。該キャップ用雄ネジ部46は基体22の前端部であってヘッド部42よりも小径に形成され、後述するキャップ26が前側から螺合している。
該基体22の前端部に噴射口体23が同軸上に取り付けられている。基体22の前端部には口体取り付け用雌ネジ部47が形成され、該口体取り付け用雌ネジ部47に噴射口体23が前側から螺着している。該噴射口体23の前部は先細り形状の円錐台部23aとされていて基体22から前方に突出しており、該円錐台部23aの頂部付近に第一噴射孔24が形成されている。
ノズル本体20の前側にはノズル本体20の前部所定領域を覆うように筒状のキャップ26が設けられている。キャップ26は、径一定の胴部26aと、該胴部26aの前側に位置する先細り形状の円錐台部26bとから構成されている。胴部26aの内周面には雌ネジ部が形成されていてノズル本体20の基体22のキャップ用雄ネジ部46に螺合している。胴部26aは、ノズル本体20の基体22のヘッド部42と略同一径であって、その外周面には軸線方向に延びる凹溝50が周方向に間隔をあけて複数形成されている。キャップ26の円錐台部26bは、ノズル本体20の基体22の前側に位置して噴射口体23の円錐台部23aを覆っていて、その円錐状内周面53は図4に示すように噴射口体23の円錐台部23aの外周面よりも拡がり角度の大きい形状、即ち頂角の大きい形状となっている。そして、キャップ26の前端部即ち円錐台部26bの頂部付近にはノズル本体20の第一噴射孔24と同軸上に第二噴射孔51が形成されている。該第二噴射孔51は、円錐状内周面53の頂部に形成されていて、その開口部51aの形状は図5に示すように楕円形である。該第二噴射孔51の開口部51aは、キャップ26の平坦な前端面に軸線方向と直交する方向に沿って断面半円状の溝52を形成し、該溝52を円錐状内周面53と交差させることにより、溝52の方向を長径として溝52の底部に形成される。第二噴射孔51の開口部51aの短径は、第一噴射孔24の開口部24aの直径よりも若干大きい。
更に、キャップ26の外側には筒状の外キャップ27が被着されている。該外キャップ27の前端部には、第一噴射孔24及び第二噴射孔51と同軸上にそれらよりも大型の低圧用排水孔64が形成されている。また、外キャップ27はキャップ26の全体を覆うと共にキャップ26よりも後方に大きく延びていてノズル本体20の後部を除く主要部分を覆っている。
外キャップ27は、外筒体60と、該外筒体60の内側に位置する中間筒体70と、該中間筒体70の内側に位置する内筒体80とから構成されている。外キャップ27は、後述する機構によって、ノズル本体20及びキャップ26に対して軸線方向に沿って前進後退可能であり、外キャップ27がキャップ26に当接した高圧洗浄の第一の位置と該第一の位置から外キャップ27がキャップ26から所定距離前方に離間した低圧洗浄の第二の位置との間を直線的に移動できるが、その際、外筒体60と中間筒体70と内筒体80は互いに一体となって前進後退する。高圧洗浄においてはキャップ26の円錐台部26bの外周面に外筒体60即ち外キャップ27が接触した状態となる。この状態が外キャップ27の第一の位置である。外キャップ27の第二の位置については図8及び図9に示しており、該第二の位置では、キャップ26の円錐台部26bの外周面から外筒体60即ち外キャップ27が前側に所定距離離間した状態となり、低圧洗浄となる。
中間筒体70は、外筒体60に後側から挿入されて外筒体60の内周面に形成された係止部61,62に係止されてその前後の相対移動が阻止されている。詳細には、中間筒体70の外周面中途部には連結用環状突起71が形成され、外筒体60の内周面には前側の係止部61と後側の係止部62が形成されており、外筒体60の前後の係止部61,62間に中間筒体70の連結用環状突起71が係合することでその前後の相対移動が阻止される。尚、後側の係止部62は、図1にも示しているように軸線方向に延びた形状で後側を支点として前側が径方向に撓み変形可能な引っ掛け片として構成され、引っ掛け片は周方向に間隔を空けて複数箇所、例えば180度対向して一対形成されている。該引っ掛け片の内面は前側ほど径方向内側(中心側)に向かうテーパ面とされており、中間筒体70の連結用環状突起71はテーパ面に当接して引っ掛け片を径方向外側に撓ませながら前側に進んでいき、テーパ面を前側に通過すると前後の係止部61,62間に係合する。また、内筒体80は、中間筒体70から前側に所定長さ突出して外筒体60の段差部によって環状のシール部材63を介して前方への移動が阻止され、中間筒体70に取り付けられたストッパーピン73によって後方への移動が阻止されている。このように構成されることにより、外筒体60と中間筒体70と内筒体80は一体となって前進後退する。
外筒体60の前端部に低圧用排水孔64が形成されている。低圧用排水孔64は、図11に示しているように、断面円形且つ径一定である第一孔部64aと、該第一孔部64aの前側に段差部を介して形成され、第一孔部64aよりも大径の第二孔部64bと、該第二孔部64bの前側に段差部を介して形成され、第二孔部64bよりも大径の第三孔部64cとから構成される。第二孔部64bは前側ほどテーパ状に大径となっており、第三孔部64cは径一定である。軸線方向の長さは第一孔部64aよりも第二孔部64bが長く、第二孔部64bよりも第三孔部64cが短い。そして、外筒体60には第二孔部64bの壁面に開口する空気取り入れ用横孔65が形成されている。該空気取り入れ用横孔65は、低圧用排水孔64を通過する低圧水が第二孔部64bにおいて空気を巻き込むように、第一孔部64aを通過した低圧水(図11に二点鎖線で示す)が第二孔部64bの壁面に当たる箇所Pよりも後側の位置に開口している。第一孔部64aを通過した低圧水は、前側に向かって放射状に広がっていって第二孔部64bの壁面に当たる。第一孔部64aを通過した低圧水が第二孔部64bの壁面に当たる箇所Pは、第二孔部64bが前側に向けて広がるテーパ孔であるため、第二孔部64bが径一定の孔形状の場合に比して前側の位置となり、従って、空気取り入れ用横孔65を容易に配置できてその開口も大型化できる。尚、空気取り入れ用横孔65はノズル5の軸線方向と直交する方向に形成され、第二孔部64bに開口する小径部65aと、テーパ状に拡径した拡径部65bを介して小径部65aと連通すると共に外キャップ27の前端部外周面に開口する大径部65cとから構成され、小径部65aは相対的に短く、大径部65cは相対的に長い。
また、低圧用排水孔64の第一孔部64aの後側には、キャップ26の円錐台部23aの外周面に対応した勾配の円錐状内周面66が形成されている。更に、円錐状内周面66の後側の内周面には、キャップ26の胴部26aの外周面に形成された凹溝50に係合する凸条67が形成されている。外筒体60の凸条67の個数は一又は複数であるが、キャップ26の凹溝50の個数よりも少ない。従って、キャップ26の凹溝50には外筒体60の凸条67が係合していないものが存在する。
外筒体60はノズル本体20に対して軸線まわりに回転可能である。キャップ26の凹溝50に外筒体60の凸条67が係合しているので、外筒体60とキャップ26は一体となって回転する。上述のようにキャップ26はノズル本体20に螺合しているので、外筒体60を図2の矢印Aの方向に回転させると、キャップ26は回転しながらノズル本体20から前側に離れていき、矢印Aとは逆の方向に外筒体60を回転させるとキャップ26は回転しながら後側に移動してノズル本体20に接近していく。このように外筒体60をノズル本体20に対して回転させることにより、キャップ26をノズル本体20に対して前進後退させて高圧直噴洗浄と高圧拡散洗浄とを切り替えることができる。
即ち、図2及び図4(a)に示す高圧直噴洗浄の状態では、キャップ26がノズル本体20に対して最も接近した状態にあり、基体22のヘッド部42の前端面にキャップ26が当接してそれ以上の後側への移動が阻止された状態にある。この高圧直噴洗浄においては、キャップ26の円錐台部26bの円錐状内周面53は噴射口体23の円錐台部23aの外周面に対して僅かに隙間を空けて接近した状態にあり、キャップ26の第二噴射孔51はノズル本体20の第一噴射孔24に接近した状態にある。第一噴射孔24に第二噴射孔51が接近した状態にあるので、第二噴射孔51の楕円形の開口部51aの影響を受けず、第一噴射孔24の円形の開口部24aによって水流は直進する。
一方、図3及び図4(b)に示す高圧拡散洗浄の状態では、高圧直噴洗浄の状態に比してキャップ26がノズル本体20に対して前側に所定距離遠ざかった状態にある。キャップ26の第二噴射孔51はノズル本体20の第一噴射孔24から前側に相対的に遠ざかって位置し、両者の間には高圧直噴洗浄の場合に比して大きい隙間が生じる。第一噴射孔24から第二噴射孔51が前方に相対的に離れることにより、第二噴射孔51の楕円形の開口部24aによって水流は扇状に広がる。尚、キャップ26を高圧直噴洗浄の状態から前進させる距離は、第一噴射孔24の大きさや水圧等によって決定される。
中間筒体70は、外キャップ27を軸線方向に沿って前進後退させるためのものである。該中間筒体70は、外筒体60よりも後方に所定長さ延びてノズル本体20の基体22の圧力切り替え用雄ネジ部35まで達している。中間筒体70の後端部には径方向外側に向けて環状のフランジ部72が突設され、該フランジ部72で切り替え用パイプ25に係止連結されている。
切り替え用パイプ25は外筒体60よりも僅かに大径の筒状である。該切り替え用パイプ25の内周面には所定長さの雌ネジ部25aが形成されている。該雌ネジ部25aは中間筒体70の後端面とノズル本体20の基体22の後部シール用環状突起34との間に前後方向に僅かなクリアランスを有して位置している。切り替え用パイプ25の前端部は前側から中間筒体70の後端部が内側に差し込み可能に形成され、中間筒体70のフランジ部72を前側から係止する係止部25bを備えている。該係止部25bは、図1にも示しているように軸線方向に延びた形状で後側を支点として前側が径方向に撓み変形可能な引っ掛け片として構成され、引っ掛け片は周方向に間隔を空けて複数箇所形成されている。該引っ掛け片の内面は後側ほど径方向内側に向かうテーパ面とされており、中間筒体70のフランジ部72はテーパ面に当接して引っ掛け片を径方向外側に撓ませながら後側に進んでいき、テーパ面を通過すると係止部25bに係止され、これにより切り替え用パイプ25から中間筒体70が前側に抜け出すことができなくなる。このようにして切り替えパイプと中間筒体70が連結されるが、切り替え用パイプ25は中間筒体70即ち外キャップ27に対してノズル5の軸線まわりに相対回転可能であって、また、中間筒体70のフランジ部72は切り替え用パイプ25の雌ネジ部25aと係止部25bとの間に所定のクリアランスを有して位置しているため、そのクリアランスの分だけ中間筒体70即ち外キャップ27は切り替え用パイプ25に対して前後に相対移動可能である。そして、切り替え用パイプ25をノズル本体20に対して回転させることにより、切り替え用パイプ25の雌ネジ部25aで中間筒体70を前側に押したり、逆に切り替え用パイプ25の係止部25bで中間筒体70のフランジ部72を後側に押したりして、ノズル本体20及びキャップ26に対して外キャップ27を前後に移動させて上述した高圧洗浄の第一の位置と低圧洗浄の第二の位置に位置させることができる。
内筒体80は、ノズル本体20の基体22の低圧用横孔41の外側を覆うように位置している。具体的には、中間シール用環状突起39と、迂回用小径部40と、ヘッド部42を覆うと共にキャップ26の胴部26aの後部領域をも覆っている。内筒体80の内周面中央部付近には全周に亘って迂回用周溝81が形成されている。尚、図10に示すように、内筒体80の迂回用周溝81の前側の壁面81aは、軸線方向に対して直角ではなく傾斜した傾斜面となっている。同様に内筒体80の迂回用周溝81の後側の壁面81bも傾斜面となっている。尚、内筒体80の迂回用周溝81の前後方向の寸法(幅)は、基体22の迂回用凹部44の前後方向の寸法(幅)と略同じである。そして、図2及び図10(a)に示す高圧直噴洗浄においては内筒体80の迂回用周溝81は、基体22の迂回用凹部44と前後方向の位置が略同じになって基体22の迂回用凹部44の外側に対応して位置する。
低圧用横孔41は給水孔21と連通しているため、内筒体80の迂回用周溝81と基体22の迂回用凹部44との間に形成される環状空間には給水孔21から低圧用横孔41を介して水が流れ込むが、高圧直噴洗浄においては、基体22の前後のシール部材38,43が内筒体80と基体22の間をシールしているため環状空間は密封された状態にある。図3に示す高圧拡散洗浄ではノズル本体20に対して外キャップ27即ち内筒体80が所定量前側に移動するが、高圧直噴洗浄の場合と同様に環状空間のシール状態は維持されている。
基体22の迂回用凹部44と内筒体80の迂回用周溝81は、低圧洗浄時の迂回路の一部を構成する。該迂回路は、低圧洗浄において、低圧用横孔41と低圧用排水孔64とを連通するように外キャップ27とノズル本体20及びキャップ26との間に形成される。即ち、図10に示すように、迂回路は、基体22の迂回用凹部44と、内筒体80の迂回用周溝81と、基体22のヘッド部42の傾斜溝45と、キャップ26の凹溝50と、外筒体60とキャップ26の円錐台部26bとの間の空間とから構成される。
高圧洗浄(例えば3〜8Mpa)においては図10(a)のようにヘッド部42のシール部材43が内筒体80の内周面に密着しており、基体22の迂回用凹部44及び内筒体80の迂回用周溝81と傾斜溝45との間がヘッド部42のシール部材43によって封鎖される。従って、迂回路は基体22の迂回用凹部44及び内筒体80の迂回用周溝81と傾斜溝45との間においてその連通が遮断され、閉鎖された状態にあり、低圧用横孔41から出た水は基体22の迂回用凹部44と内筒体80の迂回用周溝81から形成された環状空間に封じ込められている。
一方、低圧洗浄(例えば1Mpa以下)においては図10(b)のように、内筒体80の迂回用周溝81がヘッド部42のシール部材43の径方向外側に位置して基体22の迂回用凹部44とヘッド部42の傾斜溝45が内筒体80の迂回用周溝81を介して前後に連通する。従って、迂回路はヘッド部42のシール部材43によって封鎖されず、低圧用横孔41から出た水は基体22の迂回用凹部44から内筒体80の迂回用周溝81を介して傾斜溝45へと流れ、更にキャップ26の凹溝50を通過する。低圧洗浄においては外筒体60がキャップ26の円錐台部26bから前側に離間しているので、キャップ26の凹溝50から円錐台部26bの前側の空間を通って低圧用排水孔64へと排水される。尚、内筒体80の迂回用周溝81の前後の壁面81a,81bが傾斜面となっているので、基体22の迂回用凹部44から内筒体80の迂回用周溝81への流れ、及び、内筒体80の迂回用周溝81から傾斜溝45への流れが、何れもスムーズになる。
尚、高圧洗浄と低圧洗浄との間には中間洗浄(例えば1〜3Mpa)の状態がある。図7に示すように、中間洗浄では、内筒体80の迂回用周溝81が傾斜溝45に達するものの傾斜溝45との間の隙間が狭く、従って、迂回路を通過する水量は低圧洗浄に比して少ない。そのため、給水孔21の水は、第一噴射孔24及び第二噴射孔51を通過すると同時に迂回路も通過し、低圧用排水孔64から排水される水圧は高圧洗浄よりは小さく低圧洗浄よりは大きくなる。この中間洗浄の圧力は内筒体80の迂回用周溝81と傾斜溝45との間の隙間によって変化し、この隙間は基体22の内筒体80に対する位置によって決まるので、中間洗浄の圧力は微調整可能である。尚、内筒体80の迂回用周溝81の前側の壁面81aが傾斜面となっているので、中間洗浄の圧力調整時に圧力が急激に変化しにくく、容易に圧力調整を行うことができる。
尚、ノズル5は以上のような構成となっているが、内筒体80を除いて他の部材は全て合成樹脂から成形により形成することが好ましい。内筒体80は薄肉であって圧力に対する強度も必要であるため金属製とすることが好ましい。
以上のように構成されたノズル5及びそれを備えた高圧洗浄機の操作方法について説明する。まず、洗浄対象物の汚れがひどいような場合には、図2のように高圧直噴洗浄とする。この状態から図3の高圧拡散洗浄に切り替える場合には、例えば一方の手でガン本体3のグリップ部10を把持しながら他方の手で外キャップ27を図2の矢印Aの方向に所定角度、例えば一回転以下の角度回転させる。外キャップ27を回転させると、キャップ26も一体となって回転してノズル本体20から所定量(例えば約1mm)前方に移動する。中間筒体70のフランジ部72が切り替え用パイプ25の係止部25bに当接すると、外キャップ27とキャップ26の前方への移動が停止する。逆に、高圧拡散洗浄から外キャップ27を図2の矢印Aとは逆の方向に回転させると、キャップ26も一体となってその方向に回転し、キャップ26が基体22のヘッド部42の前端面に当接することにより外キャップ27とキャップ26も後方への移動が停止して高圧直噴洗浄となる。このように外キャップ27の回転操作によって高圧直噴洗浄と高圧拡散洗浄とを容易に切り替えることができ、放水しながらでも切り替え操作を行うことができる。
高圧洗浄から低圧洗浄への切り替えは、切り替え用パイプ25の回転操作によって行う。即ち、例えば図3の高圧拡散洗浄の状態において切り替え用パイプ25を図2の矢印Aの方向に所定角度回転させると、図6に示すように切り替え用パイプ25の雌ネジ部25aの前端面が中間筒体70の後端面に当接する。この間、外キャップ27のノズル本体20及びキャップ26に対する位置は変化していないので、高圧拡散洗浄の状態は維持される。
そして、図6の状態から更に切り替え用パイプ25を同じ方向に回転させていくと、切り替え用パイプ25の雌ネジ部25aが中間筒体70を前側に押していく。中間筒体70が切り替え用パイプ25に押されることで、外キャップ27はノズル本体20及びキャップ26に対して前方に移動していく。外キャップ27の前側への移動によってヘッド部42のシール部材43による迂回路の閉鎖が解除され、第二噴射孔51のみならず迂回路からも水が低圧用排水孔64へと送られることになり、高圧拡散洗浄から図7の中圧洗浄へと移行する。この中圧洗浄の水圧は、切り替え用パイプ25の回転量によって任意且つ容易に調整できる。
図7の中圧洗浄から更に切り替え用パイプ25を同じ方向に回転させていくと、やがて図8に示すように基体22の中間シール用環状突起39がストッパーピン73に当接しそれ以上基体22が相対的に後方へ移動できなくなる。その状態が低圧洗浄であって給水孔21を流れる水はその大部分が低圧用横孔41から迂回路を通って低圧用排水孔64へと流れていく。
尚、低圧洗浄において洗浄機本体から給水孔21に洗剤を混合した水を送ると、洗剤を使用して車等を洗浄することができる。その際、負圧になる位置に空気取り入れ用横孔65が開口しているので、低圧水に空気が効率良く巻き込まれ、洗剤を混合した水が効率良く泡立てられることになる。このように、外キャップ27に空気取り入れ用横孔65を形成しているので、ノズル5を洗剤噴射用のものに取り替えることなく泡洗浄を行うことができ、その後、そのノズル5のままで洗剤を洗い流すこともできる。
逆に、図8の低圧洗浄から高圧洗浄へと切り替える場合には切り替え用パイプ25を図2の矢印Aの方向とは逆の方向である図9の矢印Bの方向へと回転させる。図8の低圧洗浄から切り替え用パイプ25を図9の矢印Bの方向に回転させていくと、外キャップ27の位置はそのままで切り替え用パイプ25のみが回転しながら後方へと移動していって、やがて図9のように中間筒体70のフランジ部72に切り替え用パイプ25の係止部25bが前側から当接した状態となる。その状態から更に切り替え用パイプ25を同じ方向に回転させていくと、切り替え用パイプ25の係止部25bが中間筒体70のフランジ部72を後方へと押すことによって外キャップ27とキャップ26が一体となって後方へと移動していき、中圧洗浄を介して図3に示す高圧拡散洗浄に切り替わる。即ち、切り替え用パイプ25の雌ネジ部25aの後端面が後部シール用環状突起34に当接すると、それ以上切り替え用パイプ25を回転させることができなくなり、外キャップ27及びキャップ26の後方への移動も停止し、図3の高圧拡散洗浄となる。尚、図2の高圧直噴洗浄の状態から切り替え用パイプ25を回転させて低圧洗浄へと切り替えることも可能である。
このように本実施形態におけるノズル5にあっては、キャップ26の前進後退によってその第二噴射孔51を噴射口体23の第一噴射孔24に対して離間、接近させることで高圧拡散洗浄と高圧直噴洗浄とを切り替えることができる。第二噴射孔51は一定の形状であるので常に安定した拡散状態が得られ、また耐久性にも優れている。更にキャップ26が成形によって形成されているので製品間のバラツキも少ない。また、外キャップ27の回転操作でその内側のキャップ26を前進後退させることができるので、洗浄中であっても高圧拡散洗浄と高圧直噴洗浄とを容易に切り替えることができる。
更に、切り替え用パイプ25を回転させることによってキャップ26を回転させずに外キャップ27のみを後方の第一の位置から前方の第二の位置まで移動させて迂回路を閉鎖、開放させ、高圧洗浄と低圧洗浄とを切り替えることができる。しかも、中圧洗浄にも切り替えることができ、水圧の微調整も可能である。このように洗浄機本体に圧力調整機構がなくても、様々なシチュエーションに合わせて水圧を変えて洗浄作業を行うことができる。尚、切り替え用パイプ25が外キャップ27よりも大径であるので切り替え用パイプ25と外キャップ27とを触感で容易に区別して認識することができる。
尚、本実施形態では中圧洗浄を有していたが、中圧洗浄を実質上備えていないものであってもよい。
また、切り替え用パイプ25の回転操作によって外キャップ27を軸線方向に直線移動させる構成としたが、例えば切り替え用パイプ25を使用せずに、他の部材を介して外キャップ27を軸線方向に直線移動させたり、あるいは直接外キャップ27を操作して軸線方向に直線移動させてもよい。また、外キャップ27がキャップ26に対して軸線方向に移動して第一の位置と第二の位置に位置したが、外キャップ27が軸線方向ではなく軸線まわりに回転する等して第一の位置と該第一の位置とは異なる第二の位置とを取るように構成されていてもよい。
更に、外キャップ27の空気取り入れ用横孔65が省略されていてもよい。また、外キャップ27や低圧用横孔41等を省略して高圧洗浄のみ行う構成としてもよい。
キャップ26を回転させて前進後退させる構成としたが、キャップ26が回転せずに単に前進後退する構成であってもよい。
尚、迂回路をヘッド部42のシール部材43によって閉鎖するようにしたが、外キャップ27とキャップ26との間にシール部材を介在させて迂回路を閉鎖するようにしてもよい。
尚、楕円形の開口部51aを有する第二噴射孔51を円錐状内周面53の頂部に形成したが、断面楕円形の孔を軸線方向に所定長さ形成してもよい。
1 ガン
2 ホース
3 ガン本体
4 中間パイプ
4a 本体接続部
4b ノズル接続部
5 ノズル
10 グリップ部
11 レバー
12 接続口
13 本体パイプ
13a ランス接続部
20 ノズル本体
21 給水孔
22 基体
23 噴射口体
23a 円錐台部
24 第一噴射孔
24a 開口部
25 切り替え用パイプ
25a 雌ネジ部
25b 係止部
26 キャップ
26a 胴部
26b 円錐台部
27 外キャップ
30 シール部材
31 接続口部
32 パイプ接続用雄ネジ部
33 シール部材
34 後部シール用環状突起
35 圧力切り替え用雄ネジ部
36 中間部
37 中間小径部
38 シール部材
39 中間シール用環状突起
40 迂回用小径部
41 低圧用横孔
42 ヘッド部
43 シール部材
44 迂回用凹部
45 傾斜溝
46 キャップ用雄ネジ部
47 口体取り付け用雌ネジ部
50 凹溝
51 第二噴射孔
51a 開口部
52 溝
53 円錐状内周面
60 外筒体
61 係止部
62 係止部
63 シール部材
64 低圧用排水孔
64a 第一孔部
64b 第二孔部
64c 第三孔部
65 空気取り入れ用横孔
65a 小径部
65b 拡径部
65c 大径部
66 円錐状内周面
67 凸条
70 中間筒体
71 連結用環状突起
72 フランジ部
73 ストッパーピン
80 内筒体
81 迂回用周溝
81a 壁面
81b 壁面

Claims (4)

  1. 高圧水が直線状に噴射される高圧直噴洗浄と高圧水が扇状に噴射される高圧拡散洗浄とが切り替え可能な高圧洗浄機用ノズルであって、
    給水孔を有するノズル本体と、該ノズル本体に軸線方向に前進後退可能に被着されたキャップとを備え、
    ノズル本体の前端部には円形の開口部を有する第一噴射孔が形成され、キャップの前端部には軸線方向に対して直交する方向に長い開口部を有する第二噴射孔が前記第一噴射孔と同軸上に形成され、
    高圧直噴洗浄と高圧拡散洗浄の何れも、給水孔を通る水が全て第一噴射孔を通過する構成であり、
    キャップを後退させて第一噴射孔に第二噴射孔を接近させると第一噴射孔の開口部により高圧直噴洗浄となり、該高圧直噴洗浄の状態からキャップを前進させて第一噴射孔から第二噴射孔を前方に所定距離遠ざけると第二噴射孔の開口部により高圧拡散洗浄となることを特徴とする高圧洗浄機用ノズル。
  2. キャップの外側には更に外キャップが被着され、該外キャップの前端部には大型の低圧用排水孔が形成され、
    ノズル本体には給水孔と連通し側方に開口する低圧用横孔がキャップよりも後方の位置に形成され、外キャップは低圧用横孔の外側を覆うようにキャップよりも後方に延びており、
    外キャップとノズル本体及びキャップとの間には低圧用横孔と低圧用排水孔とを連通する迂回路が形成され、
    外キャップとノズル本体又はキャップとの間には迂回路を閉鎖するためのシール部材が介装され、
    外キャップはキャップに対して第一の位置と該第一の位置とは異なる第二の位置とを取り得るように構成され、
    外キャップが第一の位置に位置すると、シール部材により迂回路が閉鎖されて第一噴射孔と第二噴射孔から低圧用排水孔を介して高圧水が放水され、
    外キャップが第二の位置に位置すると、シール部材から迂回路が開放されて迂回路から低圧用排水孔を介して低圧水が放水される請求項1記載の高圧洗浄機用ノズル。
  3. 低圧用排水孔は、第一孔部と、該第一孔部の前側に段差部を介して形成された第一孔部よりも大型の第二孔部とを有し、
    外キャップには第二孔部の壁面に開口する空気取り入れ用横孔が形成され、該空気取り入れ用横孔は、低圧用排水孔を通過する低圧水が空気を巻き込むように、第一孔部を通過した低圧水が第二孔部の壁面に当たる箇所よりも後側の位置に開口している請求項2記載の高圧洗浄機用ノズル。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の高圧洗浄機用ノズルを備えていることを特徴とする高圧洗浄機。
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