JP7394559B2 - 2重容器、および2重容器の製造方法 - Google Patents
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Description
したがって、前述のブロー成形後、内容器に内容物を充填する前に、内容器のみを収縮変形させ、内容器の外周面を外容器の内周面から強制的に離間させた後に、再度、内容器を復元変形させる等の工程を経なくても、前述のブロー成形時に、エア貯留部と、内容器の胴部の外周面と、の間の少なくとも一部に確実に隙間を設けることができる。
これにより、内容器の外周面が、外容器の内周面のうちエア貯留部以外の部分に密着していても、内容器内の内容物の減少時に、エア貯留部と、内容器の胴部の外周面と、の間の隙間を起点として、内容器の外周面を外容器の内周面から確実に離間させることが可能になり、製造工数を増大させずに、内容器を、収容される内容物の減少に伴って円滑に減容変形させることができる。
第1傾斜リブおよび第2傾斜リブが、ボトル軸方向および周方向それぞれに対して傾斜する向きに延びているので、前述のブロー成形時に、キャビティ内面のうち第1傾斜リブおよび第2傾斜リブを成形する部分に、外側プリフォームの樹脂材料を引っ掛かりにくくすることが可能になり、エア貯留部が局所的に肉厚になるのを抑制することができる。
2重容器1は、図1および図2に示されるように、収容される内容物の減少に伴い減容変形する内容器12、および内容器12が内装された外容器11を備えている。外容器11の内面に、内容器12の外面が離間可能に設けられている。2重容器1は、図4に示されるように、外容器11を形成するための外側プリフォームP1内に、内容器12を形成するための内側プリフォームP2を嵌合した状態で、外側プリフォームP1および内側プリフォームP2を一体にブロー成形することで形成されている。
以下、この共通軸をボトル軸Oといい、ボトル軸Oに沿う2重容器1の口部13側を上側、2重容器1の底部14側を下側という。ボトル軸O方向から見て、ボトル軸Oに交差する方向を径方向といい、ボトル軸O回りに周回する方向を周方向という。
以下の説明において、特に断りのない限り、内容器12および外容器11の双方が同様の形態となっているものとする。
内容器12の口部の上端部に、径方向の外側に向けて突出し、周方向の全長にわたって連続して延びるフランジ部が形成されている。フランジ部は、外容器11の口部の上端開口縁に載置されている。
なお、外気導入孔17の形成位置は、外容器11の口部に限定されるものではなく、例えば外容器11のうち、口部以外の胴部、肩部、若しくは底部であってもよい。図示されないキャップは、外容器11の口部に螺着されてもよい。
胴部16の下部16aは、ボトル軸O方向に真直ぐ延びている。胴部16のうち、下部16aより上方に位置する部分は、ボトル軸O方向に沿って外側から内側に向かうに従い、径方向の内側に向けて延びるくびれ部21となっている。くびれ部21のうち、ボトル軸O方向の中央部に位置し、かつ最も径方向の内側に位置する部分に、周方向の全長にわたって連続して延びる周溝21aが形成されている。
胴部16と、肩部15および底部14と、がボトル軸O方向に段差なく連なっている。
図示の例では、リブ22、23は、外容器11の胴部の外周面に形成された溝部となっている。なお、リブ22、23は、外容器11の胴部の外周面に形成した突部であってもよい。
なお、第1縦リブ22および中間リブ23は、径方向の外側から見て例えば湾曲等してもよい。また、第1縦リブ22は、ボトル軸Oに対して傾斜してもよい。
第1縦リブ22の深さは、ボトル軸O方向に沿って外側から内側に向かうに従い、深くなっている。中間リブ23の深さは、第1縦リブ22の中央部の深さより浅くなっている。
なお、複数のリブ22、23は、全ての深さを全域にわたって互いに同等にする等、適宜変更してもよい。
これにより、内容器12の外周面が、外容器11の内周面のうちエア貯留部24以外の部分に密着していても、内容器12内の内容物の減少時に、エア貯留部24と、内容器12の胴部の外周面と、の間の隙間Aを起点として、内容器12の外周面を外容器11の内周面から確実に離間させることが可能になり、製造工数を増大させずに、内容器12を、収容される内容物の減少に伴って円滑に減容変形させることができる。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
第1傾斜リブ31、第2傾斜リブ32、および第2縦リブ33は、外容器11の胴部の外周面に形成された溝部となっている。なお、第1傾斜リブ31、第2傾斜リブ32、および第2縦リブ33は、外容器11の胴部の外周面に形成した突部であってもよい。
なお、第1傾斜リブ31、第2傾斜リブ32、および第2縦リブ33は、径方向の外側から見て例えば湾曲等してもよい。また、第2縦リブ33は、ボトル軸Oに対して傾斜してもよい。
複数のリブ31~33の長さは、互いに同等になっている。複数のリブ31~33の幅は全て、全域にわたって互いに同等になっている。複数のリブ31~33の深さは全て、全域にわたって互いに同等になっている。
外容器11の胴部に、エア貯留部24を1つのみ設けてもよいし、エア貯留部24をボトル軸O方向に間隔をあけて3つ以上設けてもよいし、エア貯留部列25を1つ若しくは3つ以上設けてもよい。
リブ22、23、31~33の長さ、幅、および深さは、前記実施形態に限らず適宜変更してもよい。
前記第2実施形態では、周方向で互いに隣り合うエア貯留部24のボトル軸O方向の向きを、逆向きにしたが、前記第1実施形態のように、複数のエア貯留部24のボトル軸O方向の向きを、全て同じにする等、適宜変更してもよい。
11 外容器
12 内容器
13 口部
14 底部
16 胴部
17 外気導入孔
22 第1縦リブ(縦リブ)
23 中間リブ
24 エア貯留部
31 第1傾斜リブ
32 第2傾斜リブ
A 隙間
O ボトル軸
P1 外側プリフォーム
P2 内側プリフォーム
Claims (5)
- 収容される内容物の減少に伴い減容変形する内容器、および前記内容器が内装された外容器を備えるとともに、口部、胴部、および底部が、ボトル軸方向に沿って上方から下方に向けてこの順に配設され、
前記外容器に、前記内容物の減少に伴い、前記内容器との間に外気を導入する外気導入孔が形成され、
前記外容器の胴部に、互いに異なる向きに延びて接続された2つのリブを少なくとも有するエア貯留部が形成され、
前記エア貯留部と、前記内容器の胴部の外周面と、の間の少なくとも一部に隙間が設けられ、
前記エア貯留部は、前記外容器の胴部における周方向の全長にわたって周方向に間隔をあけて複数設けられてエア貯留部列をなし、
前記エア貯留部列が、ボトル軸方向に間隔をあけて複数設けられ、
前記エア貯留部が有する2つの前記リブは、ボトル軸方向に尖る角部をなして互いに接続されている、2重容器。 - 複数の前記リブは、
ボトル軸方向に延び、かつ周方向に間隔をあけて設けられた一対の縦リブと、
一対の前記縦リブ同士を連結した中間リブと、を備えている、請求項1に記載の2重容器。 - 前記中間リブは、ボトル軸方向および周方向それぞれに対して傾斜する向きに延びている、請求項2に記載の2重容器。
- 複数の前記リブは、
ボトル軸方向の一方側に向かうに従い、周方向の一方側に向けて延びる第1傾斜リブと、
ボトル軸方向の一方側に向かうに従い、周方向の他方側に向けて延びる第2傾斜リブと、を備え、
前記第1傾斜リブ、および前記第2傾斜リブそれぞれの、ボトル軸方向の他方側の端部同士が互いに接続されている、請求項1に記載の2重容器。 - 前記外容器を形成するための外側プリフォーム内に、前記内容器を形成するための内側プリフォームを嵌合した状態で、前記外側プリフォームおよび前記内側プリフォームを一体にブロー成形することにより、請求項1から4のいずれか1項に記載の2重容器を形成する、2重容器の製造方法。
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