JP7390683B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

本開示は、通信技術に関し、特に情報を通信する通信システムに関する。
インターホンシステムは、カメラ付きのドアホン子機と、モニタテレビ付きのインターホン親機とを含み、ドアホン子機で呼出釦を押操作されたときに、インターホン親機のテレビモニタにドアホン子機で撮像された画像が表示される(例えば、特許文献1参照)。
特開2012-15974号公報
インターホンシステムにおける各機器は、一般的に幹線等のケーブルにより互いに接続される。マンション等の集合施設の規模が大きくなると、インターホンシステムにおいて使用される機器の数が増加し、ケーブルにより接続する際の施工の工数が増加する。
本開示はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、集合施設において機器を接続する際の施工の工数の増加を抑制する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示のある態様の通信システムは、複数の施設を含む集合施設において、複数の施設の外部に設けられる共用端末装置と、施設に対して使用され、住宅情報盤または玄関子機を含む個別端末装置と、個別端末装置と共用端末装置との間において、自営の移動通信システムによる無線通信を実行する基地局装置と、を備える。
本開示の別の態様もまた、通信システムである。このシステムは、複数の施設を含む集合施設において、複数の施設の外部に設けられる共用端末装置と、施設に対して使用され、複数の施設のそれぞれに対して複数含まれる個別端末装置と、個別端末装置と共用端末装置との間において、自営の移動通信システムによる無線通信を実行する基地局装置と、複数の個別端末装置の通信情報を管理する通信管理部と、通信管理部において管理する通信情報をもとに、複数の個別端末装置のうちの少なくとも1つに対する無線通信を制御する通信制御部と、を備える。通信制御部は、基地局装置を介して制御を実行し、複数の個別端末装置のうちの第1の個別端末装置は、第1の個別端末装置とは異なる第2の個別端末装置を宛先とする情報を受信した場合に、情報を第2の個別端末装置に送信する。
本開示のさらに別の態様もまた、通信システムである。このシステムは、複数の施設を含む集合施設において、複数の施設の外部に設けられる共用端末装置と、施設に対して使用される個別端末装置と、個別端末装置と共用端末装置との間において、自営の移動通信システムによる無線通信を実行する基地局装置と、を備える。基地局装置は複数含まれ、複数の基地局装置の間において、自営の移動通信システムによる転送がなされる。
本開示のさらに別の態様もまた、通信システムである。このシステムは、複数の施設を含む集合施設において、複数の施設の外部に設けられる共用端末装置と、施設に対して使用される個別端末装置と、個別端末装置と共用端末装置との間において、自営の移動通信システムによる無線通信を実行する基地局装置と、を備える。基地局装置を第1種の基地局装置と呼ぶときに、公衆の移動通信システムの基地局装置は第2種の基地局装置と呼ばれ、個別端末装置は、第1種の基地局装置と第2種の基地局装置と無線通信可能である場合、第2種の基地局装置よりも第1種の基地局装置と優先して無線通信を実行する。
本開示のさらに別の態様もまた、通信システムである。このシステムは、複数の施設を含む集合施設において、複数の施設の外部に設けられる共用端末装置と、施設に対して使用される個別端末装置と、個別端末装置と共用端末装置との間において、自営の移動通信システムによる無線通信を実行する基地局装置と、個別端末装置と通信する副端末装置と、を備える。個別端末装置は、副端末装置と基地局装置との間において中継を実行する。
本開示の別の態様は、通信システムである。この通信システムは、複数の施設を含む集合施設において、複数の施設の外部に設けられる共用端末装置と、施設に対して使用され、住宅情報盤または玄関子機を含む個別端末装置とを備える。個別端末装置と共用端末装置との間において、自営の移動通信システムの基地局を介した無線通信を行う。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
本開示によれば、集合施設において機器を接続する際の施工の工数の増加を抑制できる。
図1(a)-(b)は、実施例に係るインターホンシステムの構成を示す図である。 図2(a)-(d)は、図1(a)の玄関装置、住宅情報盤、副装置、玄関子機の構成を示す図である。 図3(a)-(b)は、図1(a)のインターホンシステムにおいて使用されるテーブルのデータ構造を示す図である。 図4(a)-(b)は、図1(b)の玄関子機、住宅情報盤の構成を示す図である。 図5(a)-(c)は、変形例1から3に係るインターホンシステムの構成を示す図である。 変形例4に係るインターホンシステムの構成を示す図である。
本開示を具体的に説明する前に、概要を述べる。実施例は、マンション、アパート等の集合施設に設置されるインターホンシステムに関する。集合施設には、住居等の施設が複数集合しているとともに、少なくとも1つの共同玄関において人の出入りが可能である。共同玄関に設置されたロビーインターホン等の玄関装置を来訪者が操作することによって、来訪先の施設に設置された住宅情報盤が呼び出される。呼出に応じて、当該施設の居住者は住宅情報盤を操作することによって来訪者を確認する。居住者が住宅情報盤を操作して呼出に応答すると、玄関装置と住宅情報盤との間の来客通話が実行される。
また、施設において、住宅情報盤が設置された部屋とは別の部屋に副装置が設置されることがある。副装置は、住宅情報盤と通信することによって、住宅情報盤経由で玄関装置との来客通話を実行する。さらに、施設において、スマートホン、タブレット、PC等の携帯端末装置が住宅情報盤に接続されることもある。携帯端末装置と住宅情報盤との接続はルータ経由でなされてもよい。携帯端末装置は、住宅情報盤経由で玄関装置との来客通話を実行する。
住宅情報盤、副装置、携帯端末装置のいずれかにおいて来客通話を実行するために、玄関装置からの呼出要求は、住宅情報盤に送信されるとともに、住宅情報盤から副装置、携帯端末装置にも送信される。また、呼出要求とともに、玄関装置において取得した音声信号、映像信号も、住宅情報盤、副装置、携帯端末装置に送信される。さらに、副装置あるいは携帯端末装置が複数存在する場合、呼出要求、音声信号、映像信号は、複数の副装置あるいは携帯端末装置すべてに送信される。このような呼出要求に対して、居住者が住宅情報盤、副装置、携帯端末装置のいずれか、例えば1つの副装置で応答した場合、当該1つの副装置と玄関装置との間で来客通話がなされる。
一般的に、玄関装置と住宅情報盤とは、来客通話を制御するための制御装置を介して接続されており、これらの接続には幹線等のケーブルが使用される。集合施設の規模が大きくなると、住戸数が増加することによって、インターホンシステムにおいて使用される住宅情報盤等の機器の数が増加する。その結果、ケーブルによる接続の施工の工数が増加する。このような工数の増加を抑制するために、玄関装置、住宅情報盤等を無線通信システムによって接続することが有効である。
無線通信システムとして無線LAN(Local Area Network)を使用する場合、無線LANは自営であるので、インターホンシステムの運用費の増加も抑制できる。しかしながら、無線LANは各住戸においても使用されることが多く、干渉等により通信速度が低下するおそれがある。通信速度が低下すると、来客通話の品質が低下する。また、無線LANのアクセスポイントの通信可能エリアの広さを考慮すると、多数のアクセスポイントによる中継が必要になり、処理が複雑になるおそれがある。一方、無線通信システムとして、公衆の移動通信システム(4G、5G等)を使用する場合、来客通話の品質の低下が抑制される。また、公衆の移動通信システムの基地局装置に玄関装置、住宅情報盤等が直接接続されればよいので、中継による処理の複雑化が抑制される。しかしながら、公衆の移動通信システムを使用するために通信料が必要であるので、インターホンシステムの運用費が増加する。
本実施例に係るインターホンシステムでは、無線通信システムとして、自営の移動通信システムを使用する。自営の移動通信システムは、移動通信システムを特定の場所だけで使う技術であり、「プライベートLTE(Long Term Evolution)」や「ローカル5G」とも呼ばれる。自営の移動通信システムでは、公衆の移動通信システムと同様に4G、5G等が使用されるので、来客通話の品質の低下が抑制されたり、中継による処理の複雑化が抑制されたりする。また、自営の移動通信システムは、公衆の移動通信システムとは異なり通信事業者によって運営・管理されていないので、インターホンシステムの運用費の増加が抑制される。
図1(a)-(b)は、インターホンシステム1000の構成を示す。図1(a)において、集合施設100は、施設110と総称される第1施設110a、第2施設110b、第3施設110cを含む。インターホンシステム1000は、玄関装置200、基地局装置300、ネットワーク310、管理装置320、住宅情報盤400、玄関子機500、副装置600、携帯端末装置800、火災報知器810を含む。集合施設100における施設110の数は「3」に限定されず、副装置600と携帯端末装置800の数は「1」に限定されない。住宅情報盤400、玄関子機500、副装置600、携帯端末装置800、火災報知器810は、第1施設110aにのみ示されるが、第2施設110b、第3施設110cにも含まれる。
以下では、図1(a)に示されるインターホンシステム1000を、(1)基本構成、(2)基本の来客通話処理、(3)内線による来客通話処理、(4)その他の内線の順に説明する。
(1)基本構成
玄関装置200と住宅情報盤400と基地局装置300は、自営の移動通信システムに対応し、玄関装置200と住宅情報盤400は基地局装置300を介して通信可能である。自営の移動通信システムの一例は4G、5Gであり、集合施設100の管理者、あるいは集合施設100の管理者から委託された事業者によって運営・管理される。基地局装置300にはネットワーク310を介して管理装置320が接続される。管理装置320は、自営の移動通信システムによる通信、つまり玄関装置200と住宅情報盤400との通信を制御する装置である。管理装置320は、基地局装置300に内蔵されてもよい。
住宅情報盤400は、自営の移動通信システムに加えて、自営の移動通信システム以外の無線通信システム、例えば無線LANによる通信も実行可能である。無線LANによる通信は、玄関子機500、副装置600、火災報知器810も実行可能であり、玄関子機500、副装置600、火災報知器810は、施設110において無線LANにより住宅情報盤400と通信する。携帯端末装置800は、公衆の移動通信システムによる通信を実行するが、自営の移動通信システムによる通信を実行してもよい。携帯端末装置800は、自営の移動通信システムにより、基地局装置300を介して玄関装置200と通信する。また、携帯端末装置800は、無線LANによる通信も実行可能であり、無線LANにより住宅情報盤400と通信する。
(2)基本の来客通話処理
集合施設100では、複数の施設110が集合している。集合施設100の一例はマンションであり、施設110の一例は住居である。集合施設100の共同玄関、つまり複数の施設110の外部には、共用の玄関装置200が設置される。玄関装置200は、例えば、マンションのロビーに設置されたロビーインターホンである。図2(a)-(d)は、玄関装置200、住宅情報盤400、副装置600、玄関子機500の構成を示す。図2(a)は、玄関装置200の構成を示す。玄関装置200は、処理部210、操作部230、制御部240、通信部250を含み、処理部210は、撮像部212、マイク214、スピーカ216、モニタ218、IF部220を含む。
玄関装置200の操作部230は、来訪者の操作を受けつけるためのユーザインタフェースであり、例えば呼出釦である。操作部230は、訪問予定の施設110の番号を来訪者から受けつけると、呼出要求を制御部240に出力する。また、操作部230が来訪者によって操作されると、処理部210が動作する。
撮像部212は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の固体撮像素子を備え、来訪者を撮影する。当該固体撮像素子は光電変換した映像信号をIF部220に出力する。IF部220は、撮像部212からの映像信号に対して種々の信号処理を実行する。種々の信号処理には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。IF部220は、信号処理を実行した映像信号(以下、これもまた「映像信号」という)を制御部240に出力する。
マイク214とスピーカ216は、来訪者が居住者と通話するためのユーザインタフェースである。マイク214は来訪者の声を集音し、電気信号に変換してIF部220に出力する。IF部220は、マイク214からの電気信号を受けつけ、これを伝送するための形式の信号(以下、「音声信号」という)に変換する。IF部220は、音声信号を制御部240に出力する。一方、IF部220は、制御部240から音声信号を入力し、音声信号を電気信号に変換する。IF部220は、電気信号をスピーカ216に出力する。スピーカ216は、IF部220からの電気信号を再生して音声出力する。
モニタ218は、メッセージ等を表示する。IF部220は、制御部240からメッセージ信号を入力し、メッセージ信号をモニタ218に出力する。メッセージ信号は、玄関装置200において生成されてもよい。制御部240は、玄関装置200の動作を制御する。制御部240は、通信部250に接続される。
通信部250は、自営の移動通信システムに対応した通信を実行し、図1(a)の基地局装置300に接続される。通信部250は、基地局装置300を介して、管理装置320、住宅情報盤400との間の通信を実行する。具体的に説明すると、通信部250は、呼出要求、映像信号、音声信号を基地局装置300経由で管理装置320に送信する。この呼出要求には、操作部230において受けつけた施設110の番号が含まれる。また、通信部250は、住宅情報盤400との接続が完了した後、基地局装置300を介して住宅情報盤400との間で、映像信号を送信したり、音声信号を送受信したりする。さらに、通信部250は、メッセージ信号を住宅情報盤400との間で送受信してもよい。図1(a)に戻る。
基地局装置300は、玄関装置200と住宅情報盤400との間において、自営の移動通信システムによる通信を実行する。基地局装置300は、玄関装置200において呼出がなされたときに、玄関装置200からの呼出要求、映像信号、音声信号を受信する。基地局装置300は、ネットワーク310を介して管理装置320に呼出要求、映像信号、音声信号を送信する。
管理装置320の通信管理部322は、複数の住宅情報盤400の通信情報を管理する。図3(a)-(b)は、インターホンシステム1000において使用されるテーブルのデータ構造を示す。図3(a)は、通信管理部322において管理される通信情報のテーブルのデータ構造を示す。図示のごとく、部屋番号、つまり施設110の番号に対応するように、住宅情報盤400の機器ID、MACアドレス、IPアドレス、機器種別の情報が記憶される。これら以外の情報が記憶されていてもよい。図3(b)は後述し、図1(a)に戻る。
通信制御部324は、基地局装置300からの呼出要求を受信すると、呼出要求に含まれた施設110の番号を抽出する。通信制御部324は、通信管理部322において管理する通信情報をもとに、施設110の番号に対応した住宅情報盤400の通信情報を取得する。通信制御部324は、取得した通信情報をもとに、玄関装置200との無線通信の対象となる住宅情報盤400に対して基地局装置300経由で、呼出要求、映像信号、音声信号を送信する。つまり、通信制御部324は、基地局装置300を介して複数の住宅情報盤400のうちの少なくとも1つに対する無線通信を制御する。無線通信の制御には、例えばSIP(Session Initiation Protorol)が使用される。
住宅情報盤400は、施設110内に設置されており、住戸機、住戸端末、居室親機、住宅親機とも呼ばれる。図2(b)は、住宅情報盤400の構成を示す。住宅情報盤400は、処理部410、操作部430、制御部440、通信部450と総称される第1通信部450a、第2通信部440bを含み、処理部410は、マイク414、スピーカ416、モニタ418、IF部420を含む。制御部440は、中継管理部722、中継制御部724を含む。
第1通信部450aは、自営の移動通信システムによる通信を実行する。第1通信部450aは、基地局装置300を介して管理装置320からの呼出要求、映像信号、音声信号を受信する。管理装置320からの呼出要求、映像信号、音声信号は、玄関装置200からの呼出要求、映像信号、音声信号ともいえる。第1通信部450aには制御部440が接続され、制御部440は住宅情報盤400の動作を制御する。制御部440にはIF部420、操作部430が接続され、IF部420にはマイク414、スピーカ416、モニタ418が接続される。ここで、マイク414、スピーカ416、IF部420、操作部430は、マイク214、スピーカ216、IF部220、操作部230と同様に構成される。モニタ418は、玄関装置200の撮像部212において撮像された映像を表示する。
制御部440は、第1通信部450aを介して玄関装置200からの呼出要求、映像信号、音声信号を受けつける。制御部440は、呼出要求を受けつけると、IF部420を介してスピーカ416から呼出音を出力させる。これに続いて、制御部440は、IF部420を介してモニタ418に、映像信号を再生した映像を表示させるとともに、IF部420を介してスピーカ416から、音声信号を再生した音声を出力させる。呼出音を聞いた居住者が操作部430を操作することによって呼出に応答した場合、制御部440は、第1通信部450aから応答信号を送信させる。応答信号は、基地局装置300を介して管理装置320に送信される。
図1(a)の管理装置320の通信制御部324は、住宅情報盤400からの応答信号を受信すると、玄関装置200と住宅情報盤400とを基地局装置300経由で接続させる。その結果、図2(a)-(b)において、通信部250から第1通信部450aに映像信号が送信され、かつ通信部250と第1通信部450aとの間で音声信号が通信されることによって、玄関装置200を操作する来訪者と、住宅情報盤400を操作する居住者との間の通話が実行される。
ここで、共用の玄関装置200を共用端末装置と呼ぶ場合、自営の移動通信システムにより共用端末装置と通信する住宅情報盤400は個別端末装置と呼ばれる。個別端末装置は、施設110に対して使用されており、複数の施設110のそれぞれに対して複数含まれる。また、携帯端末装置800が自営の移動通信システムにより共用端末装置と通信可能であってもよい。その際、管理装置320の通信管理部322は、携帯端末装置800の通信情報も管理しており、通信制御部324は、住宅情報盤400に対する呼出処理と同様に、携帯端末装置800に対する呼出処理も実行する。このような携帯端末装置800も個別端末装置と呼ばれる。
(3)内線による来客通話処理
住宅情報盤400の第2通信部450bは、自営の移動通信システム以外の無線通信システム、例えば無線LANにより基地局装置300を介さずに副装置600と通信する。これにより、住宅情報盤400は、副装置600と基地局装置300との間において中継を実行する。
住宅情報盤400の制御部440の中継管理部722は、住宅情報盤400と通信可能な副装置600の中継情報を管理する。図3(b)は、中継管理部722において管理される中継情報のテーブルのデータ構造を示す。図示のごとく、1つの施設110に複数の副装置600が設置される場合、各副装置600の機器ID、MACアドレス、IPアドレス、機器種別の情報が記憶される。図2(b)に戻る。
中継制御部724は、中継管理部722において管理する中継情報をもとに、副装置600と基地局装置300との間における中継を制御する。前述のごとく、制御部440は、第1通信部450aを介して玄関装置200からの呼出要求、映像信号、音声信号を受けつけた場合、中継制御部724は、中継管理部722において管理する中継情報をもとに、呼出要求等の転送先となる副装置600を特定する。中継制御部724は、特定した副装置600に対して、第2通信部450bから呼出要求、映像信号、音声信号を送信させる。第2通信部440bから送信された呼出要求、映像信号、音声信号は、図1(a)の副装置600に受信される。
図2(c)は、副装置600の構成を示す。副装置600は、処理部610、操作部630、制御部640、通信部650を含み、処理部610は、マイク614、スピーカ616、モニタ618、IF部620を含む。マイク614、スピーカ616、モニタ618、IF部620、操作部630は、図2(b)のマイク414、スピーカ416、モニタ418、IF部420、操作部430と同様に構成される。通信部650は、無線LANに対応した通信機能を有する。通信部650は、無線LANにより住宅情報盤400と通信する。通信部650は、来客通話処理において、住宅情報盤400、基地局装置300を介して玄関装置200との間の通信を実行する。通信部650には制御部640が接続され、制御部640は副装置600の動作を制御する。
通信部650は呼出要求、映像信号、音声信号を住宅情報盤400から受信する。制御部640は、通信部650が呼出要求を受信すると、IF部620を介してスピーカ616から呼出音を出力させる。制御部640は、通信部650が映像信号と音声信号を受信すると、IF部620を介してモニタ618に、映像信号を再生した映像を表示させるとともに、IF部620を介してスピーカ616から、音声信号を再生した音声を出力させる。呼出音を聞いた居住者が操作部630を操作することによって呼出に応答した場合、制御部640は、通信部650を介して住宅情報盤400に応答を通知することによって、通信部650に玄関装置200との間の通信を実行させる。その結果、通信部250から住宅情報盤400、基地局装置300経由で通信部650に映像信号が送信される。また、住宅情報盤400、基地局装置300を介して、通信部250と通信部650との間で音声信号が通信される。これらにより、玄関装置200を操作する来訪者と、副装置600を操作する居住者との間の通話が実行される。図1(a)に戻る。
ここで、無線LANにより個別端末装置と通信可能な副装置600は副端末装置と呼ばれる。また、携帯端末装置800が無線LANにより個別端末装置と通信可能であってもよい。その際、住宅情報盤400の中継管理部722は、携帯端末装置800の中継情報も管理しており、中継制御部724は、住宅情報盤400に対する呼出処理と同様に、携帯端末装置800に対する呼出処理も実行する。このような携帯端末装置800も副端末装置と呼ばれる。さらに、玄関子機500、火災報知器810も、無線LANにより個別端末装置と通信するので副端末装置に含まれる。
(4)その他の内線
玄関子機500は、施設110の玄関の外側に設置されたインターホンである。図2(d)は、玄関子機500の構成を示す。玄関子機500は、処理部510、操作部530、制御部540、通信部550を含み、処理部510は、撮像部512、マイク514、スピーカ516、IF部520を含む。撮像部512、マイク514、スピーカ516、IF部520、操作部530、制御部540は、図2(a)の撮像部212、マイク214、スピーカ216、IF部220、操作部230、制御部240と同様に構成される。通信部550は、無線LANにより住宅情報盤400と通信可能である。
玄関子機500の操作部530は来訪者によって押し下げられると、玄関子機500は玄関装置200と同様の処理を実行し、呼出要求、映像信号、音声信号を通信部550から住宅情報盤400に送信する。通信部550が応答信号を住宅情報盤400から受信した場合、通信部550から第2通信部450bに映像信号が送信される。また、通信部250と第2通信部450bとの間で音声信号が通信される。これらにより、玄関子機500を操作する来訪者と、住宅情報盤400を操作する居住者との間の通話が実行される。図1(a)に戻る。
火災報知器810は、施設110の部屋等における火災の発生を検知可能なセンサである。火災報知器810は、煙を検知したり、熱を検知したりすることによって、火災の発生を検知する。煙を検知する煙式の場合、火災報知器810の内部に煙が入って、発光ダイオードの光が煙の粒子に反射して受光部に届くことによって、火災の発生が検知される。また、熱を検知する熱式の場合、感熱素子が一定の温度に達することによって、火災の発生が検知される。火災報知器810は、火災の発生を検知した場合に、火災発生を知らせるための音声をスピーカ(図示せず)から出力するとともに、火災発生を知らせるための発報情報を無線LANにより住宅情報盤400に送信する。住宅情報盤400は、自営の移動通信システムにより、基地局装置300経由で他の住宅情報盤400に発報情報を転送する。つまり、自営の移動通信システムは、通話と関係のない発報情報も伝送可能である。
図1(b)は、図1(a)と同様に、インターホンシステム1000の構成を示す。図1(a)では、施設110において住宅情報盤400が自営の移動通信システムにより基地局装置300と通信可能であるが、図1(b)では、施設110において玄関子機500が自営の移動通信システムにより基地局装置300と通信可能である。つまり、玄関子機500が個別端末装置であり、住宅情報盤400が副端末装置である。玄関装置200、基地局装置300、ネットワーク310、管理装置320は、図1(a)と同様に構成される。しかしながら、管理装置320の通信管理部322において管理される通信情報のテーブルには、玄関子機500の通信情報が示される。その結果、管理装置320は、接続要求、映像信号、音声信号を基地局装置300経由で玄関装置200から受信した場合、接続要求、映像信号、音声信号を基地局装置300経由で玄関子機500に送信する。
図4(a)-(b)は、玄関子機500、住宅情報盤400の構成を示す。図4(a)は、玄関子機500の構成を示す。玄関子機500は、図2(d)の構成と比較して、通信部550の代わりに第1通信部550a、第2通信部550bを含み、制御部540に中継管理部722、中継制御部724を含む。第1通信部550aは、自営の移動通信システムにより基地局装置300と通信可能であり、第2通信部550bは、無線LANにより住宅情報盤400、副装置600、携帯端末装置800、火災報知器810と通信可能である。また、中継管理部722と中継制御部724は、図1(a)の場合と同様に、自営の移動通信システムと無線LANとの中継を制御する。このような構成により、第1通信部550aが接続要求、映像信号、音声信号を管理装置320から受信すると、第2通信部550bは接続要求、映像信号、音声信号を住宅情報盤400に送信する。
図4(b)は、住宅情報盤400の構成を示す。住宅情報盤400は、図2(b)の構成と比較して、第1通信部450a、第2通信部450bの代わりに通信部450を含む。通信部450は、無線LANにより玄関子機500と通信可能である。通信部450は、基地局装置300、住宅情報盤400を介して管理装置320からの接続要求、映像信号、音声信号を受信する。住宅情報盤400における処理はこれまでと同様であるが、通信部450は、住宅情報盤400、基地局装置300を介して管理装置320に応答信号を送信する。図1(b)に戻る。つまり、住宅情報盤400は、玄関子機500を介して、基地局装置300、玄関装置200と通信する。
以下では、自営の移動通信システムを使用するインターホンシステム1000の変形例を説明する。
(変形例1)
図5(a)-(c)は、インターホンシステム1000の構成を示す。図5(a)は、変形例1の構成を示す。図1(b)において、玄関子機500は基地局装置300と自営の移動通信システムにより通信する。しかしながら、集合施設100に対して1つの基地局装置300が設置される場合、複数の施設110のそれぞれに配置された玄関子機500のすべてが基地局装置300と通信可能であるとは限らない。このような状況下においても、すべての玄関子機500に基地局装置300と通信させるために、複数の玄関子機500は、自営の移動通信システムにより互いに中継を実行する。
図5(a)において、第1玄関子機500aは基地局装置300と通信可能であるが、第2玄関子機500b、第3玄関子機500cは基地局装置300と通信不可能である。その際、第3玄関子機500cは第2玄関子機500bと通信し、第2玄関子機500bは第1玄関子機500aと通信し、第1玄関子機500aは基地局装置300と通信する。これにより、第3玄関子機500cが基地局装置300と通信する際、第2玄関子機500bと第1玄関子機500aによる中継がなされる。つまり、複数の玄関子機500のうちの第1玄関子機500aは、第1玄関子機500aとは異なる第2玄関子機500bを宛先とする情報を受信した場合に、情報を第2玄関子機500bに送信する。
特に、集合施設100における複数の施設110が廊下等の通路に接して配置される場合、複数の玄関子機500も通路に設置されるので、複数の玄関子機500間の通信は、壁等による遮蔽の影響を受けにくくなる。そのため、複数の玄関子機500間の通信の品質劣化が小さくなるので、複数の玄関子機500間の中継がなされやすくなる。図5(a)では、個別端末装置として複数の玄関子機500が示されるが、複数の住宅情報盤400であってもよく、住宅情報盤400と玄関子機500とが混在してもよい。複数の個別端末装置の間で自営の移動通信システムによる中継がなされればよい。
(変形例2)
図5(b)は、変形例2の構成を示す。変形例2では、集合施設100に対して複数の基地局装置300が設置される。ここでは、一例として、第1基地局装置300aから第3基地局装置300cの3つの基地局装置300が示されるが、インターホンシステム1000に含まれる基地局装置300の数は「3」に限定されない。複数の基地局装置300が設置される場合の各基地局装置300の送信電力は、図1(a)-(b)、図5(a)のような1つの基地局装置300が設置される場合の基地局装置300の送信電力よりも小さくされる。図示のごとく、第1基地局装置300aと第2基地局装置300bとの間において自営の移動通信システムによる転送がなされ、第2基地局装置300bと第3基地局装置300cとの間において自営の移動通信システムによる転送がなされる。
(変形例3)
図5(c)は、変形例3の構成を示す。第1種基地局装置350は、自営の移動通信システムの基地局装置であり、これまでの基地局装置300に相当する。一方、第2種基地局装置360は、公衆の移動通信システムの基地局装置である。第2種基地局装置360は、通信事業者によって運営・管理される。玄関装置200、玄関子機500は、これまでと同様に、自営の移動通信システムにより第1種基地局装置350と通信する。一方、玄関装置200、玄関子機500は、公衆の移動通信システムにより第2種基地局装置360との通信可能である。また、第1種基地局装置350と第2種基地局装置360にはネットワーク310を介して管理装置320に接続される。
玄関装置200と基地局装置300は、第1種基地局装置350と第2種基地局装置360と通信可能である場合、第2種基地局装置360よりも第1種基地局装置350と優先して通信を実行する。一方、自営の移動通信システムに障害等が発生して、第1種基地局装置350との通信が不可能であることを検出した場合、玄関装置200と基地局装置300は、第1種基地局装置350の代わりに第2種基地局装置360との通信を実行する。このような構成により、第2種基地局装置360は第1種基地局装置350のバックアップとして使用される。変形例3においても、玄関子機500の代わりに住宅情報盤400であってもよい。
(実施例4)
図6は、インターホンシステム1000の構成を示す。図6において、図1(a)-(b)と同様に、集合施設100は、施設110と総称される第1施設110a、第2施設110b、第3施設110cを含む。インターホンシステム1000は、住宅情報盤400と総称される第1住宅情報盤400a、第2住宅情報盤400b、第3住宅情報盤400c、基地局装置300、ネットワーク310、管理装置320、携帯端末装置800と総称される第1携帯端末装置800a、第2携帯端末装置800b、第3携帯端末装置800c、受信装置820を含む。ここで、第1住宅情報盤400a、第1火災報知器810aは第1施設110aに設置され、第2住宅情報盤400b、第2火災報知器810bは第2施設110bに設置され、第3住宅情報盤400c、第3火災報知器810cは第3施設110cに設置される。
住宅情報盤400と火災報知器810と受信装置820は自営の移動通信システムにより基地局装置300と通信可能である。しかしながら、火災報知器810は、図1(a)-(b)と同様に無線LANにより住宅情報盤400と通信可能であり、住宅情報盤400を経由して基地局装置300と通信可能であってもよい。
一例として、第1火災報知器810aが第1施設110aにおける火災発生を検知した場合、第1火災報知器810aは、火災発生を知らせるための音声をスピーカ(図示せず)から出力するとともに、発報情報を自営の移動通信システムにより基地局装置300に送信する。発報情報には、送信元になる火災報知器810を識別するための機器IDが含まれる。機器IDの代わりに、火災報知器810が設置された施設110を識別するための識別情報が含まれてもよい。基地局装置300は、発報情報を受信すると、発報情報を受信装置820に送信する。
受信装置820は、例えば、集合施設100の管理人室に備えられる。受信装置820は、発報情報を受信すると、火災発生の施設110を知らせるための通知を出力する。通知は、表示によりなされてもよく、音声出力によりなされてもよい。管理人は、通知を確認することによって、発報情報が誤報であるか否かを判定する。誤報でない場合、受信装置820は、管理人による発報情報の送信指示を受けつける。受信装置820は、発報情報を基地局装置300経由で第2住宅情報盤400bと第3住宅情報盤400cに送信する。第2住宅情報盤400bと第3住宅情報盤400cは、発報情報を受信すると、火災発生を知らせるための音声をスピーカ(図示せず)から出力する。このように、防災関連機器である火災報知器810が個別端末装置あるいは副端末装置であってもよい。
本開示における装置、システム、または方法の主体は、コンピュータを備えている。このコンピュータがプログラムを実行することによって、本開示における装置、システム、または方法の主体の機能が実現される。コンピュータは、プログラムにしたがって動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備える。プロセッサは、プログラムを実行することによって機能を実現することができれば、その種類は問わない。プロセッサは、半導体集積回路(IC)、またはLSI(Large Scale Integration)を含む1つまたは複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集積されてもよいし、複数のチップに設けられてもよい。複数のチップは1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に備えられていてもよい。プログラムは、コンピュータが読み取り可能なROM、光ディスク、ハードディスクドライブなどの非一時的記録媒体に記録される。プログラムは、記録媒体に予め格納されていてもよいし、インターネット等を含む広域通信網を介して記録媒体に供給されてもよい。
本実施例によれば、個別端末装置と共用端末装置との間において、自営の移動通信システムによる通信を実行するので、ケーブルにより接続するための施工を不要にできる。また、ケーブルにより接続するための施工が不要になるので、インターホンシステム1000において機器を接続する際の施工の工数の増加を抑制できる。また、個別端末装置と共用端末装置との間において、自営の移動通信システムによる通信を実行するので、来客通話の品質の低下を抑制できる。また、個別端末装置と共用端末装置との間において、自営の移動通信システムによる通信を実行するので、中継による処理の複雑化を抑制できる。個別端末装置と共用端末装置との間において、自営の移動通信システムによる通信を実行するので、インターホンシステム1000の運用費の増加が抑制される。
また、通信制御部324は、通信管理部322において管理する通信情報をもとに、複数の個別端末装置のうちの少なくとも1つに対する無線通信を制御するので、処理を簡易にできる。また、複数の個別端末装置間において自営の移動通信システムによる転送を実行するので、自営の移動通信システムによる通信可能なエリアを拡大できる。また、複数の基地局装置300の間において、自営の移動通信システムによる転送がなされるので、自営の移動通信システムによる通信可能なエリアを拡大できる。また、自営の移動通信システムの第1種基地局装置350と、公衆の移動通信システムの第2種基地局装置360のうち、第1種基地局装置350と優先して通信を実行するので、インターホンシステム1000の運用費の増加が抑制される。また、第1種基地局装置350が通信不可能である場合に第2種基地局装置360と通信するので、通信を確実に実行できる。
また、個別端末装置は、副端末装置と基地局装置300との間において中継を実行するので、インターホンシステム1000の構成の自由度を向上できる。また、個別端末装置は、基地局装置300を介さずに、副端末装置との通信を実行するので、インターホンシステム1000の構成の自由度を向上できる。また、中継制御部724は、中継管理部722において管理する中継情報をもとに、副端末装置と基地局装置300との間における中継を制御するので、処理を簡易にできる。また、個別端末装置と副端末装置との少なくとも1つは火災報知器810であるので、インターホンシステム1000により発報情報を伝送できる。
本開示の一態様の概要は、次の通りである。本開示のある態様の通信システム(1000)は、複数の施設(110)を含む集合施設(100)において、複数の施設(110)の外部に設けられる共用端末装置と、施設(110)に対して使用される個別端末装置と、個別端末装置と共用端末装置との間において、自営の移動通信システムによる無線通信を実行する基地局装置(300)と、を備える。
個別端末装置は、複数の施設(110)のそれぞれに対して複数含まれ、本通信システム(1000)は、複数の個別端末装置の通信情報を管理する通信管理部(322)と、通信管理部(322)において管理する通信情報をもとに、複数の個別端末装置のうちの少なくとも1つに対する無線通信を制御する通信制御部(324)とをさらに備えてもよい。通信制御部(324)は、基地局装置(300)を介して制御を実行してもよい。
複数の個別端末装置のうちの第1の個別端末装置は、第1の個別端末装置とは異なる第2の個別端末装置を宛先とする情報を受信した場合に、情報を第2の個別端末装置に送信してもよい。
基地局装置(300)は複数含まれ、複数の基地局装置(300)の間において、自営の移動通信システムによる転送がなされてもよい。
基地局装置(300)を第1種基地局装置(350)と呼ぶときに、公衆の移動通信システムの基地局装置は第2種基地局装置(360)と呼ばれ、個別端末装置は、第1種基地局装置(350)と第2種基地局装置(360)と無線通信可能である場合、第2種基地局装置(360)よりも第1種基地局装置(350)と優先して無線通信を実行してもよい。
個別端末装置と通信する副端末装置をさらに備えてもよい。個別端末装置は、副端末装置と基地局装置(300)との間において中継を実行してもよい。
個別端末装置は、自営の移動通信システム以外の無線通信システムにより、基地局装置(300)を介さずに、副端末装置との無線通信を実行してもよい。
副端末装置の中継情報を管理する中継管理部(722)と、中継管理部(722)において管理する中継情報をもとに、副端末装置と基地局装置(300)との間における中継を制御する中継制御部(724)と、をさらに備えてもよい。
個別端末装置は、住宅情報盤(400)あるいは玄関子機(500)あるいは携帯端末装置(800)であり、共用端末装置は、共用の玄関装置であってもよい。
個別端末装置は、住宅情報盤(400)あるいは玄関子機(500)あるいは携帯端末装置(800)であり、共用端末装置は、共用の玄関装置(200)であり、副端末装置は、個別端末装置が住宅情報盤(400)である場合に、玄関子機(500)あるいは携帯端末装置(800)であり、個別端末装置が玄関子機(500)である場合に、住宅情報盤(400)あるいは携帯端末装置(800)であってもよい。
個別端末装置と副端末装置との少なくとも1つは火災報知器(810)であってもよい。
本開示の別の態様は、通信システム(1000)である。この通信システム(1000)は、複数の施設(110)を含む集合施設(100)において、複数の施設(110)の外部に設けられる共用端末装置と、施設(110)に対して使用される個別端末装置とを備える。個別端末装置と共用端末装置との間において、自営の移動通信システムによる無線通信を行う。
以上、本開示を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本開示の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施例において、施設110内における機器の接続、つまり住宅情報盤400と玄関子機500と副装置600の接続は、無線LANによりなされる。しかしながらこれに限らず例えば、これらの接続のうちの少なくとも1つが、Ethernet(登録商標)等の有線通信システムによりなされてもよい。本変形例によれば構成の自由度を向上できる。
100 集合施設、 110 施設、 200 玄関装置、 210 処理部、 212 撮像部、 214 マイク、 216 スピーカ、 218 モニタ、 220 IF部、 230 操作部、 240 制御部、 250 通信部、 300 基地局装置、 310 ネットワーク、 320 管理装置、 322 通信管理部、 324 通信制御部、 400 住宅情報盤、 410 処理部、 414 マイク、 416 スピーカ、 418 モニタ、 420 IF部、 430 操作部、 440 制御部、 450 通信部、 500 玄関子機、 510 処理部、 512 撮像部、 514 マイク、 516 スピーカ、 520 IF部、 530 操作部、 540 制御部、 550 通信部、 600 副装置、 610 処理部、 614 マイク、 616 スピーカ、 618 モニタ、 620 IF部、 630 操作部、 640 制御部、 650 通信部、 722 中継管理部、 724 中継制御部、 800 携帯端末装置、 810 火災報知器、 820 受信装置、 1000 インターホンシステム。

Claims (12)

  1. 複数の施設を含む集合施設において、前記複数の施設の外部に設けられる共用端末装置と、
    前記施設に対して使用され、住宅情報盤または玄関子機を含む個別端末装置と、
    前記個別端末装置と前記共用端末装置との間において、自営の移動通信システムによる無線通信を実行する基地局装置と、
    を備える通信システム。
  2. 前記個別端末装置は、前記複数の施設のそれぞれに対して複数含まれ、
    本通信システムは、
    複数の前記個別端末装置の通信情報を管理する通信管理部と、
    前記通信管理部において管理する前記通信情報をもとに、複数の前記個別端末装置のうちの少なくとも1つに対する無線通信を制御する通信制御部とをさらに備え、
    前記通信制御部は、前記基地局装置を介して制御を実行する請求項1に記載の通信システム。
  3. 複数の施設を含む集合施設において、前記複数の施設の外部に設けられる共用端末装置と、
    前記施設に対して使用され、前記複数の施設のそれぞれに対して複数含まれる個別端末装置と、
    前記個別端末装置と前記共用端末装置との間において、自営の移動通信システムによる無線通信を実行する基地局装置と、
    複数の前記個別端末装置の通信情報を管理する通信管理部と、
    前記通信管理部において管理する前記通信情報をもとに、複数の前記個別端末装置のうちの少なくとも1つに対する無線通信を制御する通信制御部と、
    を備え、
    前記通信制御部は、前記基地局装置を介して制御を実行し、
    複数の前記個別端末装置のうちの第1の個別端末装置は、前記第1の個別端末装置とは異なる第2の個別端末装置を宛先とする情報を受信した場合に、前記情報を前記第2の個別端末装置に送信する通信システム。
  4. 複数の施設を含む集合施設において、前記複数の施設の外部に設けられる共用端末装置と、
    前記施設に対して使用される個別端末装置と、
    前記個別端末装置と前記共用端末装置との間において、自営の移動通信システムによる無線通信を実行する基地局装置と、
    を備え、
    前記基地局装置は複数含まれ、
    複数の前記基地局装置の間において、前記自営の移動通信システムによる転送がなされる通信システム。
  5. 複数の施設を含む集合施設において、前記複数の施設の外部に設けられる共用端末装置と、
    前記施設に対して使用される個別端末装置と、
    前記個別端末装置と前記共用端末装置との間において、自営の移動通信システムによる無線通信を実行する基地局装置と、
    を備え、
    前記基地局装置を第1種の基地局装置と呼ぶときに、公衆の移動通信システムの基地局装置は第2種の基地局装置と呼ばれ、
    前記個別端末装置は、前記第1種の基地局装置と前記第2種の基地局装置と無線通信可能である場合、前記第2種の基地局装置よりも前記第1種の基地局装置と優先して無線通信を実行する通信システム。
  6. 複数の施設を含む集合施設において、前記複数の施設の外部に設けられる共用端末装置と、
    前記施設に対して使用される個別端末装置と、
    前記個別端末装置と前記共用端末装置との間において、自営の移動通信システムによる無線通信を実行する基地局装置と、
    前記個別端末装置と通信する副端末装置と、
    を備え、
    前記個別端末装置は、前記副端末装置と前記基地局装置との間において中継を実行する通信システム。
  7. 前記個別端末装置は、前記自営の移動通信システム以外の無線通信システムにより、前記基地局装置を介さずに、前記副端末装置との無線通信を実行する請求項6に記載の通信システム。
  8. 前記副端末装置の中継情報を管理する中継管理部と、
    前記中継管理部において管理する前記中継情報をもとに、前記副端末装置と前記基地局装置との間における中継を制御する中継制御部と、
    をさらに備える請求項6または7に記載の通信システム。
  9. 前記個別端末装置は、携帯端末装置を更に含み
    前記共用端末装置は、共用の玄関装置である請求項1から5のいずれか1項に記載の通信システム。
  10. 前記個別端末装置は、住宅情報盤あるいは玄関子機あるいは携帯端末装置であり、
    前記共用端末装置は、共用の玄関装置であり、
    前記副端末装置は、前記個別端末装置が前記住宅情報盤である場合に、前記玄関子機あるいは前記携帯端末装置であり、前記個別端末装置が前記玄関子機である場合に、前記住宅情報盤あるいは前記携帯端末装置である請求項6から8のいずれか1項に記載の通信システム。
  11. 前記個別端末装置と前記副端末装置との少なくとも1つは防災関連機器である請求項6から8のいずれか1項に記載の通信システム。
  12. 複数の施設を含む集合施設において、前記複数の施設の外部に設けられる共用端末装置と、
    前記施設に対して使用され、住宅情報盤または玄関子機を含む個別端末装置とを備え、
    前記個別端末装置と前記共用端末装置との間において、自営の移動通信システムの基地局を介した無線通信を行う、
    通信システム。
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