JP7336763B2 - 情報端末、通信システム、インターホンシステム - Google Patents

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Description

本開示は、通信技術に関し、特に情報を通信する情報端末、通信システム、インターホンシステムに関する。
インターホンシステムは、カメラ付きのドアホン子機と、モニタテレビ付きのインターホン親機とを含み、ドアホン子機で呼出釦を押操作されたときに、インターホン親機のテレビモニタにドアホン子機で撮像された画像が表示される(例えば、特許文献1参照)。
特開2012-15974号公報
インターホンシステムがマンション等の集合施設に設置される場合、集合施設の玄関に玄関装置が設置され、集合施設中の施設、例えば住居に住宅情報盤が設置されることによって、玄関装置と住宅情報盤との間の来客通話が実行される。また、施設内に設置される副装置が住宅情報盤に接続されることによって、副装置は、住宅情報盤経由で玄関装置との間で来客通話を実行可能である。さらに、スマートホン等の端末装置が住宅情報盤に接続されることによって、端末装置も、住宅情報盤経由で玄関装置との間で来客通話を実行可能である。来客通話を実行する前に、来客通話の開始のトリガとなる呼出要求が、玄関装置において撮像された来訪者の映像信号とともに、住宅情報盤、副装置、端末装置に送信される。住宅情報盤に無線通信により接続される副装置、端末装置の数が増加する場合、映像信号等の送信の確実性を向上させるためにユニキャストの使用が望ましいが、映像信号等の送信に使用される伝送帯域が増加する。
本開示はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、複数の通信装置に情報を送信する状況下において、情報の送信の確実性を向上しながら、伝送帯域の増加を抑制する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示のある態様の情報端末は、施設に設置可能な情報端末であって、玄関装置と通信する第1通信部と、複数の通信装置と通信する第2通信部と、第2通信部を制御する制御部とを備える。第1通信部は、玄関装置からの第1情報を受信し、第2通信部は、第1情報をもとにした第2情報を送信する場合、複数の通信装置のうちの第1グループに含まれる通信装置に対して、複数の通信装置のうちの第2グループに含まれる通信装置よりも優先して第2情報を送信し、第2通信部は、第1グループに含まれる通信装置に対して第2情報をマルチキャストで送信せず、ユニキャストで送信し、第2グループに含まれる通信装置に対して第2情報をマルチキャストで送信する。
本開示の別の態様もまた、情報端末である施設に設置可能な情報端末であって、玄関装置と通信する第1通信部と、複数の通信装置と通信する第2通信部と、第2通信部を制御する制御部とを備える。第1通信部は、玄関装置からの第1情報を受信し、第2通信部は、第1情報をもとにした第2情報を送信する場合、複数の通信装置のうちの第1グループに含まれる通信装置に対して、複数の通信装置のうちの第2グループに含まれる通信装置よりも優先して第2情報を送信し、制御部は、複数の通信装置のそれぞれに対して優先順位を付与するとともに、第1グループに含める通信装置の許容数を規定しており、第2通信部に接続中の通信装置における優先順位の高い方から順に許容数になるまで、第1グループに含まれる通信装置を選択する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
本開示によれば、複数の通信装置に情報を送信する状況下において、情報の送信の確実性を向上しながら、伝送帯域の増加を抑制できる。
図1(a)-(b)は、実施例1に係るインターホンシステムの構成を示す図である。 図2(a)-(c)は、図1(a)-(b)の玄関装置、住宅情報盤、副装置の構成を示す図である。 図2(b)の制御部において使用されるテーブルのデータ構造を示す図である。 図4(a)-(b)は、図1(a)-(b)のインターホンシステムによる通信手順を示すシーケンス図である。 図1(a)-(b)のインターホンシステムによる通信手順を示すシーケンス図である。 実施例2に係るインターホンシステムの構成を示す図である。
(実施例1)
本開示を具体的に説明する前に、概要を述べる。実施例は、マンション、アパート等の集合施設に設置されるインターホンシステムに関する。集合施設には、住居等の施設が複数集合しているとともに、少なくとも1つの共同玄関において人の出入りが可能である。共同玄関に設置されたロビーインターホン等の玄関装置を来訪者が操作することによって、来訪先の施設に設置された住宅情報盤が呼び出される。呼出に応じて、当該施設の居住者は住宅情報盤を操作することによって来訪者を確認する。居住者が住宅情報盤を操作して呼出に応答すると、玄関装置と住宅情報盤との間の来客通話が実行される。
また、施設において、住宅情報盤が設置された部屋とは別の部屋に副装置が設置されることがある。副装置は、住宅情報盤と通信することによって、住宅情報盤経由で玄関装置との来客通話を実行する。さらに、施設には、インターネットにアクセスするためのルータが設置されることもある。スマートホン、タブレット、PC等の端末装置は、ルータ経由でインターネットにアクセスする。このルータに住宅情報盤を接続する場合、ルータを介して住宅情報盤と端末装置との間での通信が可能になる。そのため、端末装置は、住宅情報盤経由で玄関装置との来客通話を実行する。
住宅情報盤、副装置、端末装置のいずれかにおいて来客通話を実行するために、玄関装置からの呼出要求は、住宅情報盤に送信されるとともに、住宅情報盤から副装置、端末装置にも送信される。また、呼出要求とともに、玄関装置において取得した音声信号、映像信号も、住宅情報盤、副装置、端末装置に送信される。さらに、副装置あるいは端末装置が複数存在する場合、呼出要求、音声信号、映像信号は、複数の副装置あるいは端末装置すべてに送信される。このような呼出要求に対して、居住者が住宅情報盤、副装置、端末装置のいずれか、例えば1つの副装置で応答した場合、当該1つの副装置と玄関装置との間で来客通話がなされる。以下では、複数の副装置、複数の端末装置を「複数の通信装置」と総称する。複数の通信装置には、複数の副装置だけが含まれてもよく、複数の端末装置だけが含まれてもよく、1つの以上の複数の副装置と1つ以上の端末装置が含まれてもよい。
来客通話が開始する前では、複数の通信装置に映像信号が送信されるが、来客通話が開始した後では、例えば1つの副装置に映像信号が送信されるので、来客通話が開始した後よりも来客通話が開始する前において、広い伝送帯域が必要とされる。また、住宅情報盤と複数の通信装置と接続するネットワークの通信状況により、来訪者の映像あるいは音声が乱れる、映像信号等が通信装置に届かないなどの悪影響が及ぼされるおそれがある。あるいは、映像信号等の送信の確実性を向上するために、映像信号等をユニキャストで送信すると、通信装置の数の増加に応じて伝送帯域が増加するので、ネットワークに接続された他の装置に影響を及ぼすおそれがある。そのため、映像信号等の送信の確実性を向上しながら、伝送帯域の増加を抑制することが求められる。
本実施例に係るインターホンシステムは、複数の通信装置を例えば2つのグループに分類する。2つのグループのうちの第1グループに含まれる通信装置に対して、住宅情報盤は、映像信号等をユニキャストで送信する。一方、2つのグループのうちの第2グループに含まれる通信装置に対して、住宅情報盤は、映像信号等をマルチキャストで送信する。第1グループに含まれる通信装置に対してユニキャストを実行することによって、映像信号等の送信の確実性が向上され、第1グループに含まれる通信装置に対してマルチキャストを実行することによって、伝送帯域の増加が抑制される。
図1(a)-(b)は、インターホンシステム1000の構成を示す。図1(a)において、集合施設100は、施設110と総称される第1施設110a、第2施設110b、第3施設110cを含む。インターホンシステム1000は、玄関装置200、制御装置300、共用部幹線310、占有幹線320、住宅情報盤400、中継装置500、副装置600と総称される第1副装置600a、第2副装置600b、ルータ700、ネットワーク710、サーバ720、端末装置800と総称される第1端末装置800a、第2端末装置800b、玄関子機850を含む。集合施設100における施設110の数は「3」に限定されず、副装置600の数は「2」に限定されず、端末装置800の数は「2」に限定されない。住宅情報盤400、中継装置500、副装置600、ルータ700、端末装置800は、第1施設110aにのみ示されるが、第2施設110b、第3施設110cにも含まれる。住宅情報盤400を情報端末と呼ぶ場合、副装置600、端末装置800は通信装置と呼ばれる。
インターホンシステム1000は、玄関装置200、制御装置300、住宅情報盤400を含む幹線システムと、住宅情報盤400、副装置600、端末装置800を含む内線システムを含む。インターホンシステム1000は来客通話処理を実行可能であり、来客通話処理は、住宅情報盤400、副装置600、端末装置800のいずれかと、玄関装置200との間における音声と画像での通話を実行する。以下では、(1)幹線システムにおける来客通話処理、(2)副装置600を含めた来客通話処理、(3)端末装置800を含めた来客通話処理、(4)グループによる制御の順に説明する。
(1)幹線システムにおける来客通話処理
集合施設100では、複数の施設110が集合している。集合施設100の一例はマンションであり、施設110の一例は住居である。集合施設100の共同玄関には、玄関装置200が設置される。玄関装置200は、例えば、マンションのロビーに設置されたロビーインターホンである。図2(a)-(c)は、玄関装置200、住宅情報盤400、副装置600の構成を示す。図2(a)は、玄関装置200の構成を示す。玄関装置200は、処理部210、操作部230、制御部240、通信部250を含み、処理部210は、撮像部212、マイク214、スピーカ216、モニタ218、IF部220を含む。
玄関装置200の操作部230は、来訪者の操作を受けつけるためのユーザインタフェースであり、例えば呼出釦である。操作部230は、訪問予定の施設110の番号を来訪者から受けつけると、呼出要求を制御部240に出力する。また、操作部230が来訪者によって操作されると、処理部210が動作する。
撮像部212は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の固体撮像素子を備え、来訪者を撮影する。当該固体撮像素子は光電変換した映像信号をIF部220に出力する。IF部220は、撮像部212からの映像信号に対して種々の信号処理を実行する。種々の信号処理には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。IF部220は、信号処理を実行した映像信号(以下、これもまた「映像信号」という)を制御部240に出力する。
マイク214とスピーカ216は、来訪者が居住者と通話するためのユーザインタフェースである。マイク214は来訪者の声を集音し、電気信号に変換してIF部220に出力する。IF部220は、マイク214からの電気信号を受けつけ、これを伝送するための形式の信号(以下、「音声信号」という)に変換する。IF部220は、音声信号を制御部240に出力する。一方、IF部220は、制御部240から音声信号を入力し、音声信号を電気信号に変換する。IF部220は、電気信号をスピーカ216に出力する。スピーカ216は、IF部220からの電気信号を再生して音声出力する。
モニタ218は、メッセージ等を表示する。IF部220は、制御部240からメッセージ信号を入力し、メッセージ信号をモニタ218に出力する。メッセージ信号は、玄関装置200において生成されてもよい。制御部240は、玄関装置200の動作を制御する。制御部240は、通信部250に接続される。通信部250は、共用部幹線310を介して制御装置300に接続され、制御装置300を介して住宅情報盤400との間の通信を実行する。具体的に説明すると、通信部250は、呼出要求、映像信号を住宅情報盤400に送信するとともに、音声信号、メッセージ信号を住宅情報盤400との間で送受信するが、信号はこれらに限定されない。図2(b)-(c)は後述し、図1(a)に戻る。
制御装置300は、機械室や管理人室などの共用スペースに設置され、玄関装置200と住宅情報盤400との間の信号を中継する。その際、制御装置300は、玄関装置200からの信号に含まれた送信先の情報を抽出し、抽出した情報において示された送信先の住宅情報盤400に当該信号を送信する。共用部幹線310、占有幹線320は、玄関装置200からの呼出要求、住宅情報盤400からの応答信号等を伝送するための伝送路であり、例えば専用線である。共用部幹線310、占有幹線320には、前述の呼出要求、映像信号、音声信号、メッセージ信号が伝送される。
住宅情報盤400は、施設110内に設置されており、住戸機、住戸端末、居室親機、住宅親機とも呼ばれる。図2(b)は、住宅情報盤400の構成を示す。住宅情報盤400は、処理部410、操作部430、制御部440、第1通信部450、第2通信部460を含み、処理部410は、マイク414、スピーカ416、モニタ418、IF部420を含む。
第1通信部450は、占有幹線320を介して制御装置300に接続され、制御装置300を介して玄関装置200との間の通信を実行する。第1通信部450には制御部440が接続され、制御部440は住宅情報盤400の動作を制御する。制御部440にはIF部420、操作部430が接続され、IF部420にはマイク414、スピーカ416、モニタ418が接続される。ここで、マイク414、スピーカ416、IF部420、操作部430は、マイク214、スピーカ216、IF部220、操作部230と同様に構成される。モニタ418は、玄関装置200の撮像部212において撮像された映像を表示する。
制御部440は、第1通信部450を介して玄関装置200からの呼出要求、映像信号、音声信号を受けつける。制御部440は、呼出要求を受けつけると、IF部420を介してスピーカ416から呼出音を出力させる。これに続いて、制御部440は、IF部420を介してモニタ418に、映像信号を再生した映像を表示させるとともに、IF部420を介してスピーカ416から、音声信号を再生した音声を出力させる。呼出音を聞いた居住者が操作部430を操作することによって呼出に応答した場合、制御部440は、第1通信部450に対して、玄関装置200との間の通信を実行させる。その結果、通信部250から第1通信部450に映像信号が送信され、かつ通信部250と第1通信部450との間で音声信号が通信されることによって、玄関装置200を操作する来訪者と、住宅情報盤400を操作する居住者との間の通話が実行される。図2(c)は後述し、図1(a)に戻る。
(2)副装置600を含めた来客通話処理
中継装置500は、無線LAN(Local Area Network)のような無線通信システムに対応した通信機能を有し、内線システムに含まれる住宅情報盤400、副装置600間の信号を中継する。中継装置500は、例えば、AP(Access Point)モードルータである。APモードルータでは、無線通信機能が有効にされるが、ルータ機能が無効にされている。副装置600は、サブ親機、モニタ付き副親機とも呼ばれ、住宅情報盤400を介して玄関装置200との来客通話処理を実行可能である。
図2(c)は、副装置600の構成を示す。副装置600は、処理部610、操作部630、制御部640、通信部650を含み、処理部610は、マイク614、スピーカ616、モニタ618、IF部620を含む。マイク614、スピーカ616、モニタ618、IF部620、操作部630は、マイク414、スピーカ416、モニタ418、IF部420、操作部430と同様に構成される。通信部650は、中継装置500と同一の無線通信システムに対応した通信機能を有する。通信部650は、来客通話処理において、中継装置500、住宅情報盤400、制御装置300を介して玄関装置200との間の通信を実行する。通信部650には制御部640が接続され、制御部640は副装置600の動作を制御する。
前述のごとく、図2(b)の住宅情報盤400の制御部440は、第1通信部450を介して玄関装置200からの呼出要求、映像信号、音声信号を受けつける。制御部440は、呼出要求、映像信号、音声信号を第2通信部460から送信する。第2通信部460から送信された呼出要求、映像信号、音声信号は、図1(a)の中継装置500を介して、第1副装置600aおよび第2副装置600bに受信される。
図2(c)の副装置600の通信部650は呼出要求、映像信号、音声信号を受信する。制御部640は、通信部650が呼出要求を受信すると、IF部620を介してスピーカ616から呼出音を出力させる。制御部640は、通信部650が映像信号と音声信号を受信すると、IF部620を介してモニタ618に、映像信号を再生した映像を表示させるとともに、IF部620を介してスピーカ616から、音声信号を再生した音声を出力させる。呼出音を聞いた居住者が操作部630を操作することによって呼出に応答した場合、制御部640は、通信部650を介して住宅情報盤400に応答を通知することによって、通信部650に玄関装置200との間の通信を実行させる。その結果、通信部250から住宅情報盤400、中継装置500経由で通信部650に映像信号が送信される。また、住宅情報盤400、中継装置500を介して、通信部250と通信部650との間で音声信号が通信される。これらにより、玄関装置200を操作する来訪者と、副装置600を操作する居住者との間の通話が実行される。図1(a)に戻る。
(3)端末装置800を含めた来客通話処理
ルータ700は、第1施設110a内のネットワークと、第1施設110aの外部のネットワーク710とを接続するための装置である。ネットワーク710は、インターネットを含み、サーバ720はインターネットにおいて所定の処理を実行する装置である。第1端末装置800a、第2端末装置800bは、スマートホン、タブレット、PC等の通信装置である。第1端末装置800a、第2端末装置800bは、第1施設110a内においてルータ700あるいは中継装置500に接続されることによって、ネットワーク710経由でサーバ720との通信を実行する。また、第1端末装置800a、第2端末装置800bは、第1施設110a外においてネットワーク710に接続されることによって、サーバ720との通信を実行する。さらに、第1端末装置800a、第2端末装置800bは、ルータ700あるいは中継装置500を介して住宅情報盤400に接続されることによって、住宅情報盤400を介して玄関装置200との来客通話処理を実行可能である。
前述のごとく、図2(b)の住宅情報盤400の制御部440は、第1通信部450を介して玄関装置200からの呼出要求、映像信号、音声信号を受けつける。制御部440は、呼出要求、映像信号、音声信号を第2通信部460から送信する。第2通信部460から送信された呼出要求、映像信号、音声信号は、図1(a)の中継装置500、ルータ700を介して、第1端末装置800a、第2端末装置800bに受信される。
第1端末装置800a、第2端末装置800b等の端末装置800は、図2(c)と同様の構成を有し、呼出要求を受信すると呼出音を出力させる。端末装置800は、映像信号と音声信号を受信すると、映像信号を再生した映像を表示するとともに、音声信号を再生した音声を出力する。呼出音を聞いた居住者が端末装置800を操作することによって呼出に応答した場合、端末装置800は、住宅情報盤400に応答を通知することによって、玄関装置200との間の通信を実行する。その結果、通信部250から住宅情報盤400、中継装置500、ルータ700経由で端末装置800に映像信号が送信される。また、住宅情報盤400、中継装置500、ルータ700を介して、通信部250と端末装置800との間で音声信号が通信される。これらにより、玄関装置200を操作する来訪者と、端末装置800を操作する居住者との間の通話が実行される。
このように、住宅情報盤400の第2通信部460と通信可能な通信装置は、ルータ700を介して通信する端末装置800と、ルータ700を介さずに通信する副装置600を含む。ここで、端末装置800を第1種の通信装置と呼ぶ場合、副装置600は第2種の通信装置と呼ばれる。
(4)グループによる制御
以下では、来客通話が開始する前における映像信号の送信を中心に説明する。この映像信号は、呼出要求とともに送信される信号である。特に、住宅情報盤400から中継装置500を介して複数の通信装置に送信される映像信号に着目する。前述のごとく、複数の通信装置は、複数の副装置600、複数の端末装置800の総称である。来客通話が開始する前において、複数の通信装置のすべては、映像信号を受信することによって、来訪者が含まれた映像を表示しなければならない。映像信号の送信の確実性を向上するために、映像信号はユニキャストにより複数の通信装置のそれぞれに送信されることが望ましい。しかしながら、映像信号の送信には音声信号の送信よりも広い伝送帯域が要求されるので、複数の通信装置の数が増加すると、要求される伝送帯域が増加しすぎてしまう。
来客通話が開始する前における映像信号を確実に送信しながら、伝送帯域の増加を抑制するために、図2(b)における住宅情報盤400の制御部440は、第2通信部460と通信可能な複数の通信装置を分類するための2つのグループを規定する。2つのグループは、第1グループと第2グループであり、第1グループは、第2グループよりも映像信号等を優先的に送信すべきグループであるので、第2グループよりも優先度の高いグループである。一例として、複数の副装置600が第1グループに含まれ、複数の端末装置800が第2グループに含まれる。
前述のごとく、第1通信部450は、玄関装置200からの映像信号を受信する。これに続いて、制御部440は、第1グループに含まれる通信装置、例えば副装置600に対して、第2グループに含まれる通信装置、例えば端末装置800よりも優先して映像信号を送信するように第2通信部460を制御する。ここで、玄関装置200から受信した映像信号を第1情報と呼ぶ場合、第2通信部460から送信される映像信号は第2情報と呼ばれる。
優先した送信を実行するために、制御部440は、図3のテーブルを使用する。図3は、制御部440において使用されるテーブルのデータ構造を示す。これは、各グループに対する処理を示す。図示のごとく、制御部440は、第1グループに含まれる副装置600に対して映像信号をユニキャストで送信させ、第2グループに含まれる端末装置800に対して映像信号をマルチキャストで送信させる。
ここで、ユニキャストとは、第2通信部460と通信装置とが1対1で通信する方式であり、無線通信システムにおいて規定された複数種類の通信速度の中から各通信装置に適した通信速度が選択される。また、各通信装置に適した通信速度が選択されるので、通信装置1台あたりの通信速度を高速にすることが可能になる。さらに、ユニキャストは、再送制御とも組み合わされる。そのため、ユニキャストにより、映像信号の送信の確実性が向上する。このようなユニキャストでは、無線通信の通信状況の計測結果を通信装置毎に適用することによって、映像信号の速度、つまり映像の品質が通信装置毎に変えられてもよい。一方、映像信号は各通信装置に対して送信されるので、通信装置の数が増加すると、映像信号を送信するための伝送帯域が増加する。
マルチキャストとは、第2通信部460と複数の通信装置とが1対Nで通信する方式であり、複数種類の通信速度の中から最も低い通信速度が選択される。そのため、マルチキャストにおける通信装置1台あたりの通信速度は、ユニキャストにおける通信装置1台あたりの通信速度よりも低い。一方、映像信号は複数の通信装置に対してまとめて送信されるので、通信装置の数が増加しても、映像信号を送信するための伝送帯域は変わらない。そのため、マルチキャストにより、伝送帯域の増加が抑制される。
このようなユニキャストの通信速度とマルチキャストの通信速度との違いを考慮して、制御部440は、第1グループに含まれる副装置600に対して映像信号を送信する際のデータ品質と、第2グループに含まれる端末装置800に対して映像信号を送信する際のデータ品質とを変えさせる。例えば、第1グループに対する映像信号は、第2グループに対する映像信号と比較して高ビットレート/高フレームレートにされる。具体的には、第1グループに対する映像信号のビットレート/フレームレートは、ユニキャストにおける通信装置1台あたりの通信速度で送信可能な値にされる。また、第2グループに対する映像信号のビットレート/フレームレートは、マルチキャストにおける通信装置1台あたりの通信速度で送信可能な値にされる。これらのビットレート/フレームレートの値は制御部440に保持される。
以下では、グループによる制御についての変形例を説明する。
(変形例1)
これまで、制御部440は、第2グループに含まれる通信装置に対して映像信号をマルチキャストで送信させている。しかしながら、制御部440は、通信状況に応じて、第2グループに含まれる通信装置に対するユニキャストとマルチキャストとを切り替えさせてもよい。通信状況の一例は、第2グループに含まれる通信装置が使用する無線通信システムのトラヒック量である。例えば、制御部440は、第2通信部460に対してトラヒック量を計測させる。計測には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。制御部440は、トラヒック量がしきい値以上であればマルチキャストを選択し、トラヒック量がしきい値よりも小さければユニキャストを選択する。第2通信部460は、制御部440において選択されたマルチキャストあるいはユニキャストにより映像信号を送信する。
また、通信状況の一例は、第2グループに含まれる通信装置の台数であってもよい。例えば、制御部440は、台数がしきい値以上であればマルチキャストを選択し、台数がしきい値よりも小さければユニキャストを選択する。第2通信部460は、制御部440において選択されたマルチキャストあるいはユニキャストにより映像信号を送信する。一方、第1グループに含まれる通信装置に対しては、これまで通り、映像信号がユニキャストにより送信される。
(変形例2)
制御部440は、第1グループに含まれる通信装置に対して映像信号をユニキャストで送信させている。その際、制御部440は、通信状況に応じて、第1グループに含まれる通信装置に対して映像信号を送信する際のデータ品質を可変に設定してもよい。通信状況の一例は、第1グループに含まれる通信装置が使用する無線通信システムのトラヒック量である。制御部440は、第2通信部460に対してトラヒック量を計測させる。計測には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。制御部440は、トラヒック量が低くなるほど、ビットレート/フレームレートを高くするように映像信号の品質を設定する。
通信状況の別の一例は、第1グループに含まれる通信装置が使用する無線通信システムの干渉量である。制御部440は、第2通信部460に対して干渉量を計測させる。計測には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。制御部440は、干渉量が低くなるほど、ビットレート/フレームレートを高くするように映像信号の品質を設定する。このような制御は、変形例1のように、第2グループに含まれる通信装置に対して映像信号をユニキャストで送信させる場合に適用されてもよい。
(変形例3)
これまで、第1グループに含まれる通信装置と、第2グループに含まれる通信装置が固定されている。例えば、副装置600が第1グループに含まれ、端末装置800が第2グループに含まれるとされている。しかしながら、制御部440は、第1グループに含まれる通信装置と、第2グループに含まれる通信装置とを変えるように制御してもよい。その際、複数の通信装置のそれぞれに対して優先順位が予め付与され、各優先順位と通信装置との対応関係は制御部440に登録される。また、制御部440は、第1グループに含める通信装置の許容数を予め規定する。制御部440は、第2通信部460に接続中の通信装置における優先順位の高い方から順に許容数になるまで、第1グループに含まれる通信装置を選択する。
ここでは、例えば、優先順位が、高い方から順に第1副装置600a、第2副装置600b、第1端末装置800a、第2端末装置800bと設定され、許容数は「2台」に設定されている場合を想定する。第1副装置600a、第2副装置600bがいずれも第2通信部460に接続中であれば、制御部440は、第1副装置600a、第2副装置600bを第1グループに含める。一方、第1副装置600aが第2通信部460に接続中であり、第2副装置600bが第2通信部460に接続中でなければ、制御部440は、第1副装置600a、第1端末装置800aを第1グループに含める。
さらに、制御部440は、各通信装置に対する優先順位を可変に制御してもよい。第2通信部460は、各通信装置に対して通信エラー率あるいは通信所要時間を計測する。計測には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。制御部440は、過去の通信エラー率あるいは過去の通信所要時間をもとに、複数の通信装置のそれぞれに対して優先順位を付与する。例えば、制御部440は、過去の通信エラー率の低い通信装置ほど高い優先順位を付与したり、過去の通信所要時間の長い通信装置ほど高い優先順位を付与したりする。
(変形例4)
これまで、グループは2つであるとされているが、グループは3つ以上であってもよい。例えば、制御部440は、第2グループをさらに複数のグループ、2つのグループに分割する。ここで、分割した第2グループの上位側のグループを第2グループと呼ぶ場合、分割した第2グループの下位側のグループは第3グループと呼ばれる。制御部440は、第3グループに含まれる端末装置800に対して映像信号をマルチキャストで送信するが、第2グループに含まれる端末装置800に対して映像信号をユニキャストで送信する。一方、第2グループに含まれる端末装置800に対する映像信号の品質は、第1グループに含まれる副装置600に対する映像信号の品質よりも低くされる。
図1(b)は、図1(a)の構成から中継装置500を省略した構成である。そのため、住宅情報盤400、第1副装置600a、第2副装置600bは、端末装置800と同様にルータ700に接続される。図1(b)におけるインターホンシステム1000の処理は、図1(a)におけるインターホンシステム1000の処理と同様であるので、ここでは説明を省略する。
本開示における装置、システム、または方法の主体は、コンピュータを備えている。このコンピュータがプログラムを実行することによって、本開示における装置、システム、または方法の主体の機能が実現される。コンピュータは、プログラムにしたがって動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備える。プロセッサは、プログラムを実行することによって機能を実現することができれば、その種類は問わない。プロセッサは、半導体集積回路(IC)、またはLSI(Large Scale Integration)を含む1つまたは複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集積されてもよいし、複数のチップに設けられてもよい。複数のチップは1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に備えられていてもよい。プログラムは、コンピュータが読み取り可能なROM、光ディスク、ハードディスクドライブなどの非一時的記録媒体に記録される。プログラムは、記録媒体に予め格納されていてもよいし、インターネット等を含む広域通信網を介して記録媒体に供給されてもよい。
以上の構成によるインターホンシステム1000の動作を説明する。図4(a)-(b)は、インターホンシステム1000による通信手順を示すシーケンス図である。図4(a)は、マルチキャストを使用する場合の処理を示す。住宅情報盤400は、呼出要求を受信する(S10)。住宅情報盤400と第1端末装置800aとの間でSIP(Session Initiation Protocol)呼が確立される(S12)。住宅情報盤400と第2端末装置800bとの間でSIP呼が確立される(S14)。住宅情報盤400は、映像信号を第1端末装置800aと第2端末装置800bにマルチキャストで送信する(S16、S18)。このタイミングにおいて、映像信号だけではなく音声信号もマルチキャストで送信されてもよい。音声信号は、玄関装置200からの音声、例えば、来訪者の呼びかけの音声(片方向のみ)である。第1端末装置800aは映像を表示し(S20)、第2端末装置800bは映像を表示する(S22)。第1端末装置800aにおいて呼出に対する応答がなされる(S24)。住宅情報盤400と第1端末装置800aとの間でSIP呼が確立され(S26)、住宅情報盤400と第1端末装置800aとの間で音声信号がユニキャストされる(S28)。その後、住宅情報盤400は、第2副装置600bに対して呼出処理を終了するための処理を実行してもよい。
図4(b)は、ユニキャストを使用する場合の処理を示す。住宅情報盤400は、呼出要求を受信する(S50)。住宅情報盤400と第1副装置600aとの間でSIP呼が確立される(S52)。住宅情報盤400は、映像信号を第1副装置600aにユニキャストで送信する(S54)。住宅情報盤400と第2副装置600bとの間でSIP呼が確立される(S56)。住宅情報盤400は、映像信号を第2副装置600bにユニキャストで送信する(S58)。ステップ54、ステップ58のタイミングにおいて、映像信号だけではなく音声信号もユニキャストで送信されてもよい。音声信号は、玄関装置200からの音声、例えば、来訪者の呼びかけの音声(片方向のみ)である。第1副装置600aは映像を表示し(S60)、第2副装置600bは映像を表示する(S62)。第1副装置600aにおいて呼出に対する応答がなされる(S64)。住宅情報盤400と第1副装置600aとの間でSIP呼が確立され(S66)、住宅情報盤400と第1副装置600aとの間で音声信号がユニキャストされる(S68)。
図5は、インターホンシステム1000による通信手順を示すシーケンス図である。これは、マルチキャストとユニキャストを使用する場合の処理を示す。住宅情報盤400は、呼出要求を受信する(S100)。住宅情報盤400と副装置600との間でSIP呼が確立される(S102)。住宅情報盤400と端末装置800との間でSIP呼が確立される(S104)。住宅情報盤400は、映像信号を副装置600にユニキャストで送信する(S106)。副装置600は映像を表示する(S108)。住宅情報盤400は、映像信号を端末装置800にマルチキャストで送信する(S110)。端末装置800は映像を表示する(S112)。副装置600において呼出に対する応答がなされる(S114)。住宅情報盤400と副装置600との間でSIP呼が確立され(S116)、住宅情報盤400と副装置600との間で音声信号がユニキャストされる(S118)。
本実施例によれば、複数の通信装置のうちの第1グループに含まれる通信装置に対して、複数の通信装置のうちの第2グループに含まれる通信装置よりも優先して映像信号を送信するので、映像信号の送信の確実性を向上しながら、伝送帯域の増加を抑制できる。また、第1グループに対してユニキャストを使用し、第2グループに対してマルチキャストを使用するので、第1グループに対して映像信号の送信の確実性を向上できる。また、第1グループに対してユニキャストを使用し、第2グループに対してマルチキャストを使用するので、第2グループに対して伝送帯域の増加を抑制できる。また、第1グループに対してユニキャストを使用し、第2グループに対してマルチキャストを使用するので、優先的に通信を行いたい通信装置のと確実に通信できる。
また、通信状況に応じて、第2グループに含まれる通信装置に対するユニキャストとマルチキャストとを切り替えるので、通信媒体を効率的に使用できる。また、第1グループに対するデータ品質と、第2グループに対するデータ品質とを変えるので、映像の品質を、高画質で表示したい通信装置と、それほどの高画質はなくてもいい通信装置で別々に設定するので、通信媒体を効率的に使用できる。また、第1グループに含まれる通信装置に対して第2情報を送信する際のデータ品質と、第2グループに含まれる通信装置に対して第2情報を送信する際のデータ品質との少なくとも1つを設定するので、通信媒体を有効に使用できる。
また、第1グループに含める通信装置の許容数を規定しており、接続中の通信装置における優先順位の高い方から順に許容数になるまで、第1グループに含まれる通信装置を選択するので、第1グループに含める通信装置を柔軟に設定できる。また、過去の通信エラー率あるいは通信所要時間をもとに、複数の通信装置のそれぞれに対して優先順位を付与するので、第1グループに含める通信装置を柔軟に設定できる。また、第2グループをさらに複数のグループに分割するので、構成の自由度を向上できる。
本開示の一態様の概要は、次の通りである。本開示のある態様の住宅情報盤(400)は、施設(110)に設置可能な住宅情報盤(400)であって、玄関装置(200)と通信する第1通信部(450)と、複数の通信装置と通信する第2通信部(460)と、第2通信部(460)を制御する制御部(440)とを備える。第1通信部(450)は、玄関装置(200)からの第1情報を受信し、第2通信部(460)は、第1情報をもとにした第2情報を送信する場合、複数の通信装置のうちの第1グループに含まれる通信装置に対して、複数の通信装置のうちの第2グループに含まれる通信装置よりも優先して第2情報を送信する。
第2通信部(460)は、第1グループに含まれる通信装置に対して第2情報をユニキャストで送信し、第2グループに含まれる通信装置に対して第2情報をマルチキャストで送信してもよい。
第2通信部(460)は、通信状況に応じて、第2グループに含まれる通信装置に対するユニキャストとマルチキャストとを切り替えてもよい。
第2通信部(460)は、第1グループに含まれる通信装置に対して第2情報を送信する際のデータ品質と、第2グループに含まれる通信装置に対して第2情報を送信する際のデータ品質とを変えてもよい。
第2通信部(460)は、通信状況に応じて、第1グループに含まれる通信装置に対して第2情報を送信する際のデータ品質と、第2グループに含まれる通信装置に対して第2情報を送信する際のデータ品質との少なくとも1つを設定してもよい。
制御部(440)は、複数の通信装置のそれぞれに対して優先順位を付与するとともに、第1グループに含める通信装置の許容数を規定しており、第2通信部(460)に接続中の通信装置における優先順位の高い方から順に許容数になるまで、第1グループに含まれる通信装置を選択してもよい。
制御部(440)は、過去の通信エラー率あるいは通信所要時間をもとに、複数の通信装置のそれぞれに対して優先順位を付与してもよい。
制御部(440)は、第2グループをさらに複数のグループに分割してもよい。
住宅情報盤(400)と、複数の通信装置を含んでもよい。
住宅情報盤(400)と、玄関装置(200)とを備えてもよい。
(実施例2)
次に実施例2を説明する。実施例2は、実施例1と同様に、集合施設に設置されるインターホンシステムに関する。実施例1では、住宅情報盤と副装置との間では無線通信がなされているが、実施例2では、住宅情報盤と副装置との間では有線通信がなされる。実施例2に係る玄関装置200、住宅情報盤400、副装置600は、図2(a)-(c)と同様のタイプである。ここでは、これまでとの差異を中心に説明する。
図6は、インターホンシステム1000の構成を示す。インターホンシステム1000は、図1(b)と比較して、住宅情報盤400と複数の副装置600が、有線ケーブル900と警報用配線910とによって接続される。住宅情報盤400と複数の副装置600は、有線ケーブル900を介してEthernet(登録商標)等の有線通信システムにより通信を実行する。つまり、実施例1の無線通信システムの代わりに有線通信システムが使用される。また、警報用配線910は、住宅情報盤400と複数の副装置600を接続するとともに、感知器等にも接続される。図2(b)の住宅情報盤400の制御部440は、複数の通信装置のそれぞれと第2通信部460との間の通信媒体に応じて、第1グループに含まれる通信装置を選択する。例えば、制御部440は、通信媒体が有線である通信装置を第1グループに含め、通信媒体が無線である通信装置を第2グループに含める。それに対するインターホンシステム1000の処理は実施例1と同様であるので、ここでは説明を省略する。
本実施例によれば、通信媒体に応じて、第1グループに含まれる通信装置を選択するので、通信状況の変動が少ない通信媒体を使用する通信装置を第1グループに含めることができる。また、通信状況の変動が少ない通信媒体を使用する通信装置が第1グループに含められるので、通信成功率を向上できる。また、通信媒体に応じて、第1グループに含まれる通信装置を選択するので、構成の自由度を向上できる。
本開示の一態様の概要は、次の通りである。制御部(440)は、複数の通信装置のそれぞれと第2通信部(460)との間の通信媒体に応じて、第1グループに含まれる通信装置を選択してもよい。
以上、本開示を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本開示の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施例1、2の玄関装置200においてなされる処理は、玄関装置200の代わりに玄関子機850が実行してもよい。玄関子機850は施設110の玄関に設置される装置である。本変形例によれば、構成の自由度を向上できる。
100 集合施設、 110 施設、 200 玄関装置、 210 処理部、 212 撮像部、 214 マイク、 216 スピーカ、 218 モニタ、 220 IF部、 230 操作部、 240 制御部、 250 通信部、 300 制御装置、 310 共用部幹線、 320 占有幹線、 400 住宅情報盤(情報端末)、 410 処理部、 414 マイク、 416 スピーカ、 418 モニタ、 420 IF部、 430 操作部、 440 制御部、 450 第1通信部、 460 第2通信部、 500 中継装置、 600 副装置(通信装置)、 610 処理部、 614 マイク、 616 スピーカ、 618 モニタ、 620 IF部、 630 操作部、 640 制御部、 650 通信部、 700 ルータ、 710 ネットワーク、 720 サーバ、 800 端末装置(通信装置)、 850 玄関子機(玄関装置)、 1000 インターホンシステム。

Claims (10)

  1. 施設に設置可能な情報端末であって、
    玄関装置と通信する第1通信部と、
    複数の通信装置と通信する第2通信部と、
    前記第2通信部を制御する制御部とを備え、
    前記第1通信部は、前記玄関装置からの第1情報を受信し、
    前記第2通信部は、前記第1情報をもとにした第2情報を送信する場合、前記複数の通信装置のうちの第1グループに含まれる通信装置に対して、前記複数の通信装置のうちの第2グループに含まれる通信装置よりも優先して前記第2情報を送信し、
    前記第2通信部は、前記第1グループに含まれる通信装置に対して前記第2情報をマルチキャストで送信せず、ユニキャストで送信し、前記第2グループに含まれる通信装置に対して前記第2情報をマルチキャストで送信する情報端末。
  2. 前記第2通信部は、通信状況に応じて、前記第2グループに含まれる通信装置に対する前記ユニキャストと前記マルチキャストとを切り替える請求項に記載の情報端末。
  3. 前記第2通信部は、前記第1グループに含まれる通信装置に対して前記第2情報を送信する際のデータ品質と、前記第2グループに含まれる通信装置に対して前記第2情報を送信する際のデータ品質とを変える請求項1または2に記載の情報端末。
  4. 前記第2通信部は、通信状況に応じて、前記第1グループに含まれる通信装置に対して前記第2情報を送信する際のデータ品質と、前記第2グループに含まれる通信装置に対して前記第2情報を送信する際のデータ品質との少なくとも1つを設定する請求項に記載の情報端末。
  5. 前記制御部は、前記複数の通信装置のそれぞれと前記第2通信部との間の通信媒体に応じて、前記第1グループに含まれる通信装置を選択する請求項1からのいずれか1項に記載の情報端末。
  6. 施設に設置可能な情報端末であって、
    玄関装置と通信する第1通信部と、
    複数の通信装置と通信する第2通信部と、
    前記第2通信部を制御する制御部とを備え、
    前記第1通信部は、前記玄関装置からの第1情報を受信し、
    前記第2通信部は、前記第1情報をもとにした第2情報を送信する場合、前記複数の通信装置のうちの第1グループに含まれる通信装置に対して、前記複数の通信装置のうちの第2グループに含まれる通信装置よりも優先して前記第2情報を送信し、
    前記制御部は、前記複数の通信装置のそれぞれに対して優先順位を付与するとともに、前記第1グループに含める通信装置の許容数を規定しており、前記第2通信部に接続中の通信装置における優先順位の高い方から順に前記許容数になるまで、前記第1グループに含まれる通信装置を選択する情報端末。
  7. 前記制御部は、過去の通信エラー率あるいは通信所要時間をもとに、前記複数の通信装置のそれぞれに対して優先順位を付与する請求項に記載の情報端末。
  8. 前記制御部は、前記第2グループをさらに複数のグループに分割する請求項1からのいずれか1項に記載の情報端末。
  9. 請求項1からのいずれか1項に記載の情報端末と、前記複数の通信装置を含む通信システム。
  10. 請求項1からのいずれか1項に記載の情報端末と、前記玄関装置とを備えるインターホンシステム。
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