JP7377427B2 - リチウムイオン二次電池の負電極材料およびその製造方法 - Google Patents

リチウムイオン二次電池の負電極材料およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、リチウムイオン二次電池の負電極材料およびその製造方法に関するものである。
地球環境に良く、省資源化がますます求められる近年において、繰り返し利用することができ、また、比較的大きな電気容量を溜めて使用できるリチウムイオン二次電池への期待は非常に大きいものがある。
Liイオンを出し入れすることにより充放電を行うリチウムイオン二次電池に使われる電極材料は「リチウムイオン二次電池用電極材料」と呼ばれる。正電極側の電極材料は、一般にコバルト酸リチウム等が使用されている。負電極側の電極材料は、一般に銅やアルミニウムが電極支持材として使用され、その表面に起電反応を起こさせるグラファイトなどを塗布して電極とすることが多い。電解質にはLiClO、LiPFなどのLiイオンを含んだ有機電解液がよく採用される。そして電極材料は、より安価で高性能であるとともに発火事故などを引き起こしにくい材料の要求が非常に高くなっている。
負電極側の電極材料は、これまで一般的であったグラファイトから錫合金やシリコンなどの新素材を使う試みがあり、単位当たりの電気容量を増やし、より短時間での繰り返し充放電を可能にして高性能かつ長寿命化を計る開発が行なわれている。
そこで、本発明者の一人である西村 哲郎は、以前から、安定した放電時間を達成することに着目して、これを実現することができるリチウムイオン二次電池の負電極材料を種々の実験によって開発しており、CuまたはCuを主要要素とする合金からなる電極の表面層として、(Cu,Ni)Sn金属間化合物を定着させたことを特徴とするリチウムイオン二次電池の負電極構造を提案している(特許文献1)。
前記の負電極構造では、安価で簡便かつ安定した負電極材料として、CuSnとは別個の金属間化合物として(Cu,Ni)Snを採用し、CuとNiがSnと反応してできる当該(Cu,Ni)Sn金属間化合物を成長付着させた構造となっている。
しかしながら、Cu含有基材の表面の状態を調べたところ、表面層の材料として塗布しているSn-Cu-Ni合金とCu基材との境界に生成されているCuSnの量は十分とはいえず、さらなる技術の開発が必要であった。
国際公開第2010/055863号
本発明の目的は、Cu含有基材の表面により多量のCuSnを短時間で生成させることができるリチウムイオン二次電池の負電極材料の製造方法および前記製造方法で得られるリチウムイオン二次電池の負電極材料を提供することにある。
本件発明者らは、前記課題を解決すべく、Cu含有基材の組成に着目して検討を進めていたところ、Niを所定量含有するCu-Ni合金基材を用いたところ、前記Cu-Ni合金基材の表面にCuSnを短時間で多量に生成させることができることを見出して、本発明を完成させた。
即ち、本発明の要旨は、
(1)Niの含有量が0質量%より大きくかつ44質量%以下であり、Cuの含有量が56質量%以上かつ100質量%未満であるCu-xNi合金基材の表面に、(Cu、Ni)Sn 金属間化合物を含む表面層を有することを特徴とする、リチウムイオン二次電池の負電極材料、
(2)前記Cu-xNi合金基材中におけるNiの含有量が1~20質量%である、前記(1)に記載のリチウムイオン二次電池の負電極材料、
(3)前記Cu-xNi合金基材が金属箔である、前記(1)または(2)に記載のリチウムイオン二次電池の負電極材料、
(4)Niの含有量が0質量%より大きくかつ44質量%以下であり、Cuの含有量が56質量%以上かつ100質量%未満であるCu-xNi合金基材の表面に、Sn合金を接触させ、次いで、227~300℃および1時間以下で加熱処理することで前記Cu-xNi合金基材の表面に(Cu、Ni)Sn 金属間化合物を含む表面層を形成させることを特徴とする、リチウムイオン二次電池の負電極材料の製造方法、
(5)前記Cu-xNi合金基材中におけるNiの含有量が1~20質量%である、前記(4)に記載のリチウムイオン二次電池の負電極材料の製造方法、
(6)前記Sn合金がSn-xCu-yNi(式中、x、yは質量%を示し、0<x≦7.6、0<y≦0.1である)で表される合金を主成分とする、前記(4)または(5)のいずれかに記載のリチウムイオン二次電池の負電極材料の製造方法、
(7)前記Cu-xNi合金基材が金属箔である、前記(4)~(6)のいずれかに記載のリチウムイオン二次電池の負電極材料の製造方法
に関する。
本発明のリチウムイオン二次電池の負極材料の製造方法によれば、短時間でも、多量の(Cu、Ni)Sn 金属間化合物を含む表面層をCu-xNi合金基材の表面に形成させることができる。したがって、高い貯蔵容量を有するリチウムイオン二次電池を効率よく製造することができる。
実施例1における、負極材料サンプルの表面のSEM(走査型電子顕微鏡)像を示す。 実施例5における、負極材料サンプルの放電容量の結果を示すグラフである。
本発明のリチウムイオン二次電池の負極材料(以下、本発明の負極材料ともいう)は、Niの含有量が0質量%より大きくかつ44質量%以下であり、Cuの含有量が56質量%以上かつ100質量%未満であるCu-xNi合金基材の表面に、(Cu、Ni)Sn 金属間化合物を含む表面層を有することを特徴とする。
前記Cu-xNi合金基材とは、CuおよびNiを主要要素とする合金からなる、負電極の基材をいう。
前記Cu-xNi合金基材において、Niの含有量は、0質量%より大きくかつ44質量%以下であり、Cuの含有量が56質量%以上かつ100質量%未満である。
前記Cu-xNi合金基材におけるNiの含有量が0質量%(Cu質量%が100質量%)である場合、また、前記Cu-xNi合金基材におけるNiの含有量が44質量%を超える(Cu質量%が56質量%未満である)場合、表面層中における(Cu、Ni)Sn 金属間化合物の生成量が少なく、また、生成にかかる時間も長い時間が必要になる。
前記Cu-xNi合金基材中におけるNiの含有量は、(Cu、Ni)Sn 金属間化合物の生成量が多く、また、生成にかかる時間が短い観点から、1~20質量%であることが好ましく、2~14質量%であることがより好ましい。
前記Cu-Ni合金基材の形状については、負電極に使用できるのであれば、特に限定はなく、例えば、金属箔、多孔質体、棒状、ブロック状などが挙げられるが、より幅広いリチウムイオン二次電池に使用することができる観点から、金属箔であることが好ましい。
本発明の負極材料では、前記Cu-xNi合金基材の表面層中の(Cu、Ni)Sn 金属間化合物の量が多いほど、リチウムイオン二次電池の貯蔵容量が高くなることから、目的に応じたバッテリーの容量に応じて(Cu、Ni)Sn 金属間化合物の生成量を適宜調整すればよく、例えば、表面層中における(Cu、Ni) Sn 金属間化合物の含有量が15質量%以上であればよく、50質量%以上でもよく、100質量%でもよい。
前記(Cu、Ni)Sn 金属間化合物の生成量の調整方法としては、例えば、Cu-xNi合金基材中のNiの含有量を調整したり、前記Cu-xNi合金基材の表面に接触させるSn合金の量や厚みを調整したり、Sn合金の接触後の加熱時間を調整したりすることが挙げられる。
なお、前記Cu-xNi合金基材および前記表面層には、前記(Cu、Ni)Sn 金属間化合物の生成量を低減させない範囲で、Au、Zn、Sb、Ag、Pbなどの金属不純物を含んでいてもよい。
前記金属不純物の含有量については、1質量%以下であればよい。
本発明の負極材料の製造方法としては、Niの含有量が0質量%より大きくかつ44質量%以下であり、Cuの含有量が56質量%以上かつ100質量%未満であるCu-xNi合金基材の表面に、Sn合金を接触させ、次いで、加熱処理することで前記Cu-xNi合金基材の表面に(Cu、Ni)Sn 金属間化合物を含む表面層を形成させる方法が挙げられる。
本発明の負極材料の製造方法に使用されるCu-xNi合金基材は、前記のものと同じである。中でも、前記Cu-xNi合金基材中におけるNiの含有量は、(Cu、Ni)Sn 金属間化合物の生成量が多く、また、生成にかかる時間が短い観点から、1~20質量%であることが好ましく、5~15質量%であることがより好ましい。
また、前記Cu-xNi合金基材の形状については、金属箔、多孔質体、棒状、ブロック状などが挙げられ、より幅広いリチウムイオン二次電池に使用することができる観点から、金属箔であることが好ましい。
前記Cu-xNi合金基材の表面に接触させるSn合金としては、Sn-xCu-yNi(式中、x、yは質量%を示し、0<x≦7.6、0<y≦0.1である)で表される合金を主成分とする。
前記のような特定量のCuおよびNiを含有するSn合金は、前記Cu-xNi合金基材の表面に接触し、加熱処理することで、前記Cu-xNi合金基材の表面に(Cu、Ni)Sn 金属間化合物を効率よく生成させることができる。
前記Cu-Ni合金基材の表面に、前記Sn合金を接触させる方法としては、例えば、前記Cu-Ni合金基材の表面に、Sn合金を含む粉末、テープ、箔を塗布、接着または圧着したり、Sn合金を溶射したりするなど、従来から知られている表面処理の手法を使用することができる。また、溶融したSn合金中に前記Cu-Ni合金基材をディップしてもよい。
次いで、前記Cu-xNi合金基材の表面に接触させた前記Sn合金を加熱処理する条件としては、(Cu、Ni)Sn 金属間化合物を短時間でより多く生成させる観点から、227~300℃および1時間以下であることが好ましい。
前記加熱処理の温度としては、232~260℃がより好ましい。また、前記加熱処理の時間としては、2分以上1時間以下がより好ましい。
前記のように(Cu,Ni)Sn金属間化合物を含む表面層を形成した場合、厳密にはCu-Ni合金基材に近い部分から表面側に向ってCu-Ni→(Cu,Ni)Sn金属間化合物→Sn合金組成が勾配をもって形成されることになる。
ここで、表面層の一部が(Cu,Ni)Sn金属間化合物で構成されるようになっていれば、表面層の表面はSnリッチの状態になることから、適宜Snを除去するが、必要に応じてエッチングなどのように従来から知られた方法で除去すれば十分である。
また、前記表面層が(Cu,Ni)Sn金属間化合物ですべて構成されるようになっていれば、前記エッチングなどの方法を行う必要がなく、より効率のよい製造ができる。
また、本発明の負極材料の製造方法では、(Cu,Ni)Sn金属間化合物層のさらに表面に、カーボングラファイト層を必要に応じて形成してもよい。この方法としては、カーボングラファイトを塗布した後に焼成するなど、従来の方法を採用することで十分である。また、カーボングラファイト層が(Cu,Ni)Sn金属間化合物層のさらに表面側にしっかりと定着していればよく、その定着方法は問わない。
以上のようにして得られる本発明の負極材料を用いることで、高い貯蔵容量を有するリチウムイオン二次電池を効率よく製造することが可能になる。
(実施例1)
以下の手順にしたがって、負極材料サンプルを作製して、金属間化合物の状態をSEMで観察した。
(手順)
1.スライドガラスにCu-xNi箔を置く。なおxとしては0質量%(「Cu」)、1質量%(「Cu1Ni」)、10質量%(「Cu10Ni」)、44質量%(「Cu44Ni」)、100質量%(Ni)の5種類を用意して使用した。
2.Cu-xNi箔にフラックスを塗布する。
3.Cu-xNi箔上にSnシート(組成:99.9重量%(3N)、50~100μm)を置く。
4.別のスライドガラスをSnシートの上に置き、サンドイッチ状のサンプルを作製する。
5.前記サンドイッチ状のサンプルを実験温度に予熱したアニーリングオーブン(Thermo Scientific Heratherm製)に入れる。なお、実験期間中は加熱温度を一定に保つ。
6.アニーリングオーブンから、加熱処理して得られた負極材料サンプルを取り出して空冷する。
7.負極材料サンプルの表面をSEMで観察するための観察用サンプルを準備する。
すなわち、オルトニトロフェノール/水酸化ナトリウム溶液中でエッチングして過剰のSnを除去する。
8.前記観察用サンプルをSEM/EDS(日立TM3030)で観察する。
加熱処理を232℃で1時間行い、得られた結果を図1(a)~図1(e)に示す。
図1(a)~図1(c)に示すように、Ni含量が0質量%(Cu)の場合、ホタテ貝状の粒子が大半であるのに対して、Ni含量が1質量%(Cu1Ni)では六方晶棒状、10質量%(Cu10Ni)では非常に細い棒状、となっており、状態はそれぞれ異なるものの、いずれもCuに比べると、(Cu、Ni)Sn 金属間化合物が多く生成していることがわかる。
一方、図1(d)および(e)に示すように、Ni含量が44質量%(Cu44Ni)および100質量%の場合(Ni)には、(Cu、Ni) Sn 金属間化合物はほとんど形成されていないことがわかる。
以上のことから、Cu-xNi合金基材としては、Niの含有量が0質量%より大きくかつ44質量%以下であり、Cuの含有量が56質量%以上かつ100質量%未満であると、(Cu、Ni) Sn 金属間化合物がCuに比べて多量に生成することがわかる。
(実施例2)
実施例1において、加熱処理を1.5分、5分、15分、1時間の時点で終了し、得られた負極材料サンプルをSEMで観察して、(Cu、Ni) Sn 金属間化合物の状態を調べた。表1に結果を示す(サンプル1~5)。
Figure 0007377427000001
表1に示す結果より、232℃、1時間の加熱処理をした場合、Cu-xNi合金基材がCuでは(Cu、Ni) Sn 金属間化合物の長さが4μm以下であったのに対して、Cu1Niでは8μm以下により大きくなっており、Cu10Niでは50μm以上でかつ完全に一体化した状態となっている。
さらに、Cu10Niでは、加熱処理の時間が5分の時点で(Cu、Ni)Sn 金属間化合物の生成が確認され、15分の時点で50μm以上、1時間の時点では完全に一体化しており、顕著な(Cu、Ni)Sn 金属間化合物の生成する効果が奏されていることがわかる。
(実施例3)
実施例2のCu10Niにおいて、加熱温度を250℃に変えた以外は実施例2と同様にして、得られた負極材料サンプルをSEMで観察して、(Cu、Ni) Sn 金属間化合物の状態を調べた。表1に結果を示す(サンプル6)。
250℃の加熱温度では、(Cu、Ni) Sn 金属間化合物の大きさが20μm以上と、232℃と比べて比較的小さいものの、5分の時点で、ほぼ(Cu、Ni)Sn 金属間化合物の生成が完了していることがわかる。
(実施例4)
以下の手順にしたがって、負極材料サンプルを作製して、電気化学試験を行った。
(手順)
1.電気化学試験用に以下の金属箔を調製する。
i. Cu(232℃で1時間加熱処理したもの、対照サンプル)
ii. Cu1Ni(232℃で1時間加熱処理したもの)
iii. Cu10Ni(232℃で15分間加熱処理したもの)

2.次いで、負極材料サンプルにおけるSnの総質量を電子天秤(A&D GR200)を用いて測定する。
結果は以下のとおりとなった。
i. Cu:1mg
ii. Cu1Ni:2.2mg(Cuの約2倍量)
iii. Cu10Ni:12.6mg(Cuの約12倍量)
したがって、Cu-xNi合金基材としては、Niの含有量が0質量%より大きくかつ44質量%の範囲で大きくなるほど、(Cu、Ni) Sn 金属間化合物の生成量が多量になるため、製造時間を短縮できることに加えて、過剰なSnの化学的除去を行う必要がなくなるため、製造コストが顕著に低減されることがわかる。
(実施例5)
次に、実施例4で得られた負極材料サンプルについて、バッテリーテスター(NEWARE BTS4000)を用いて放電容量を測定した。結果を図2に示す。
図2に示す結果より、Cu1Niが「1.6mAh」、Cu10Niが「9.6mAh」となっており、Cuが「1.2mAh」になっているのに対して、いずれも放電容量が有意に大きいことから、高い貯蔵容量を有していることがわかる。

Claims (7)

  1. Niの含有量が0質量%より大きくかつ44質量%以下であり、Cuの含有量が56質量%以上かつ100質量%未満であるCu-xNi合金基材の表面に、(Cu、Ni)Sn 金属間化合物を含む表面層を有することを特徴とする、リチウムイオン二次電池の負電極材料。
  2. 前記Cu-Ni合金基材中におけるNiの含有量が1~20質量%である、請求項1に記載のリチウムイオン二次電池の負電極材料。
  3. 前記Cu-Ni合金基材が金属箔である、請求項1または2に記載のリチウムイオン二次電池の負電極材料。
  4. Niの含有量が0質量%より大きくかつ44質量%以下であり、Cuの含有量が56質量%以上かつ100質量%未満であるCu-xNi合金基材の表面に、Sn合金を接触させ、次いで、227~300℃および1時間以下で加熱処理することで前記Cu-xNi合金基材の表面に(Cu、Ni)Sn 金属間化合物を含む表面層を形成させることを特徴とする、リチウムイオン二次電池の負電極材料の製造方法。
  5. 前記Cu-Ni合金基材中におけるNiの含有量が1~20質量%である、請求項4に記載のリチウムイオン二次電池の負電極材料の製造方法。
  6. 前記Sn合金がSn-xCu-yNi(式中、x、yは質量%を示し、0<x≦7.6、0<y≦0.1である)で表される合金を主成分とする、請求項4または5に記載のリチウムイオン二次電池の負電極材料の製造方法。
  7. 前記Cu-Ni合金基材が金属箔である、請求項4~のいずれか1項に記載のリチウムイオン二次電池の負電極材料の製造方法。
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