JP7375415B2 - 層転写用フィルムカートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、シートに転写層を転写する層転写装置に着脱可能な層転写用フィルムカートリッジに関する。
従来、層転写装置に着脱可能な層転写用フィルムカートリッジとして、多層フィルムが巻回された供給リールと、多層フィルムを巻き取るための巻取リールとを備えるものが知られている(特許文献1参照)。
特開平7-290685号公報
ところで、多層フィルムとして例えば金属層を含むものを採用したり、多層フィルムが供給リールに多量に巻回されていたりする場合などには、層転写用フィルムカートリッジの重量が大きくなってしまい、層転写用フィルムカートリッジを層転写装置に着脱するのに取り扱いにくいという問題が生じる。
そこで、本発明は、重量の大きな層転写用フィルムカートリッジであっても、層転写用フィルムカートリッジの着脱作業を容易に行うことができる層転写用フィルムカートリッジを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る層転写用フィルムカートリッジは、転写層と、前記転写層を支持する支持層と、を有する多層フィルムが巻回される供給リールと、前記供給リールを収容する供給ケースと、前記多層フィルムを巻き取るための巻取リールと、前記供給ケースまたは前記供給リールに支持される第1ハンドルと、を備える。
この構成によれば、層転写用フィルムカートリッジの第1ハンドルにユーザの指をフックさせることができるので、重量の大きな層転写用フィルムカートリッジであっても、層転写用フィルムカートリッジの着脱作業を容易に行うことができる。
また、前記第1ハンドルは、前記供給リールの回転軸に沿った第1軸方向に延びていてもよい。
また、前記第1ハンドルは、前記供給ケースに支持されていてもよい。
また、前記第1ハンドルの前記第1軸方向一端は、前記供給リールにおける前記第1軸方向一端に支持され、前記第1ハンドルの前記第1軸方向他端は、前記供給リールにおける前記第1軸方向他端に支持されていてもよい。
また、前記第1ハンドルは、前記供給リールに対して近接・離間可能に支持されていてもよい。
また、前記層転写用フィルムカートリッジは、前記供給リールと前記巻取リールとを連結する連結部を備え、前記供給ケースは、前記多層フィルムを前記供給ケース外へ案内する供給開口を有し、前記第1ハンドルは、前記供給リールの回転軸と前記巻取リールの回転軸を含む仮想平面に直交する方向において、前記仮想平面に対して前記供給開口と同じ側に配置されていてもよい。
また、前記供給ケースは、前記第1軸方向に延びる平面を有し、前記第1ハンドルは、前記第1軸方向に延びる第1ベース部と、前記第1軸方向における前記第1ベース部の両端から延びる第1脚と、を有し、前記供給リールは、前記第1軸方向と直交し、かつ、前記供給リールの回転軸と前記巻取リールの回転軸とを結ぶ直線に沿った軸間方向と直交する方向において、前記平面と前記第1ベース部との間に配置されていてもよい。
また、前記層転写用フィルムカートリッジは、前記巻取リールを収容する巻取ケースと、前記巻取ケースに支持される第2ハンドルと、を備えていてもよい。
また、前記第2ハンドルは、前記巻取リールの回転軸に沿った第2軸方向に延びていてもよい。
また、前記第1軸方向における前記第1ハンドルの長さは、前記第2軸方向における前記第2ハンドルの長さよりも長くてもよい。
また、前記層転写用フィルムカートリッジは、前記供給リールと前記巻取リールとを連結する連結部を備え、前記巻取ケースは、前記多層フィルムを前記巻取ケース内へ案内する巻取開口を有し、前記第2ハンドルは、前記供給リールの回転軸と前記巻取リールの回転軸を含む仮想平面に直交する方向において、前記仮想平面に対して前記巻取開口と同じ側に配置されていてもよい。
また、前記層転写用フィルムカートリッジは、前記供給リールと前記巻取リールとを連結する連結部と、前記巻取ケースまたは前記巻取リールに配置されるシャフトであって、前記第2軸方向に沿って延び、前記巻取ケースから離れて配置されるシャフトと、を備え、前記第2ハンドルは、前記供給リールの回転軸と前記巻取リールの回転軸を含む仮想平面に直交する方向において、前記仮想平面に対して前記シャフトと同じ側に配置されていてもよい。
また、前記第1ハンドルは、前記供給リールにおける前記供給リールの回転軸に沿った第1軸方向一端と、前記巻取リールにおける前記巻取リールの回転軸に沿った第2軸方向一端と、に支持されていてもよい。
また、前記供給ケースは、前記第1軸方向に延びる平面を有し、前記第1ハンドルは、前記供給リールの回転軸と前記巻取リールの回転軸とを結ぶ直線に沿った軸間方向に延びる第1ベース部と、前記軸間方向における前記第1ベース部の一端から延びて前記供給リールの前記第1軸方向一端に支持される第1供給側脚と、前記軸間方向における前記第1ベース部の他端から延びて前記巻取リールの前記第2軸方向一端に支持される第1巻取側脚と、を有し、前記供給リールは、前記第1軸方向と直交し、かつ、前記軸間方向と直交する方向において、前記平面と前記第1ベース部との間に配置されていてもよい。
また、前記層転写用フィルムカートリッジは、前記供給リールの前記第1軸方向他端と前記巻取リールの前記第2軸方向他端とに支持される第2ハンドルを備えていてもよい。
本発明に係る層転写用フィルムカートリッジは、転写層と、前記転写層を支持する支持層と、を有する多層フィルムが巻回される供給リールと、前記供給リールを収容する供給ケースと、前記多層フィルムを巻き取るための巻取リールと、前記巻取リールを収容する巻取ケースと、前記供給ケースおよび前記巻取ケースの少なくとも一方に形成された溝状のグリップと、を備えていてもよい。
この構成によれば、層転写用フィルムカートリッジの溝状のグリップにユーザの指をフックさせることができるので、重量の大きな層転写用フィルムカートリッジであっても、層転写用フィルムカートリッジの着脱作業を容易に行うことができる。
本発明によれば、重量の大きな層転写用フィルムカートリッジであっても、層転写用フィルムカートリッジの着脱作業を容易に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る層転写装置を示す図(a)と、多層フィルムの構成を示す断面図(b)である。 層転写装置のカバーを開けた状態を示す図である。 層転写用フィルムカートリッジを示す斜視図である。 層転写用フィルムカートリッジを示す断面図(a)と、シャフトと多層フィルムの関係を示す平面図(b)である。 層転写用フィルムカートリッジと筐体本体を示す斜視図である。 カバーを閉める動作に連動してシャフトが第1位置から第2位置に移動する動作を示す断面図(a),(b)である。 第1変形例に係る層転写用フィルムカートリッジを示す斜視図である。 第1変形例に係る層転写用フィルムカートリッジを示す断面図(a),(b)である。 第2変形例に係る層転写用フィルムカートリッジを示す斜視図である。 第3変形例に係る層転写用フィルムカートリッジを示す断面図(a)と、第4変形例に係る層転写用フィルムカートリッジを示す断面図(b)である。 第5変形例に係る層転写用フィルムカートリッジを示す斜視図である。
本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず、層転写装置の全体構成を簡単に説明した後、本願発明の特徴部分の構成について説明する。
図1(a)に示すように、層転写装置1は、例えばレーザプリンタ等の画像形成装置でシートSにトナー像を形成した後、シートSのトナー像の上にアルミニウム等の箔を有する転写層を転写するための装置である。つまり、層転写装置1は、シートSのトナー像の上に箔を転写することで、シートSに箔の画像を形成している。層転写装置1は、筐体2と、シート搬送部10と、フィルム供給部30と、転写部50とを備えている。
筐体2は、樹脂などからなり、筐体本体21と、カバー22とを備えている。筐体本体21は、上部に開口21A(図2参照)を有している。開口21Aは、筐体本体21に後述する層転写用フィルムカートリッジFCを着脱するための開口である。カバー22は、開口21Aを開閉するための部材である。カバー22は、筐体本体21に回動可能に支持されている。カバー22は、開口21Aを閉じる閉位置(図1(a)の位置)と、開口21Aを開放する開位置(図2の位置)との間で回動可能となっている。
シート搬送部10は、シート供給機構11と、シート排出機構12とを備えている。シート搬送部10は、後述するメインモータMによって回転駆動される。シート供給機構11は、図示せぬシートトレイ上のシートSを一枚ずつ転写部50に向けて搬送する機構である。
シート排出機構12は、転写部50を通過したシートSを筐体2の外部に排出する機構である。
フィルム供給部30は、シート供給機構11から搬送されたシートSに重ねるように多層フィルムFを供給する部分である。フィルム供給部30は、層転写用フィルムカートリッジFCと、第1案内軸41と、第2案内軸42と、駆動源としてのメインモータMを備えている。第1案内軸41および第2案内軸42は、筐体本体21に設けられている(図2参照)。
層転写用フィルムカートリッジFCは、図2に示すように、開口21Aを通して筐体本体21に着脱可能となっている。層転写用フィルムカートリッジFCは、多層フィルムFを支持するカートリッジであって、供給部310と、巻取部350と、シャフト43とを主に備えている。供給部310は、供給リール31を主に有する。巻取部350は、巻取リール35を主に有する。供給リール31には、多層フィルムFが巻回されている。
図1(b)に示すように、多層フィルムFは、複数の層からなるフィルムである。詳しくは、多層フィルムFは、支持層F1と、被支持層F2とを有する。支持層F1は、高分子材料からなるテープ状の透明な基材であり、被支持層F2を支持している。被支持層F2は、例えば、剥離層F21と、転写層F22と、接着層F23とを有する。剥離層F21は、支持層F1から転写層F22を剥離しやすくするための層であり、支持層F1と転写層F22との間に配置されている。剥離層F21は、支持層F1から剥離しやすい透明な材料、例えばワックス系樹脂を含んでいる。
転写層F22は、トナー像に転写される層であり、箔を含んでいる。箔とは、金、銀、銅、アルミニウム等の金属であって薄く延された金属である。また、転写層F22は、金色、銀色、赤色などの着色材料と、熱可塑性樹脂とを含む。転写層F22は、剥離層F21と接着層F23との間に配置されている。
接着層F23は、転写層F22をトナー像に接着しやすくするための層である。接着層F23は、後述する転写部50によって加熱されたトナー像に付着しやすい材料、例えば塩化ビニル系樹脂やアクリル系樹脂を含んでいる。
供給リール31は、樹脂などからなり、多層フィルムFが巻回される供給軸部31Aを有している。供給軸部31Aには、多層フィルムFの一端が固定されている。
巻取リール35は、樹脂などからなり、多層フィルムFを巻き取るための巻取軸部35Aを有している。巻取軸部35Aには、多層フィルムFの他端が固定されている。巻取軸部35Aは、メインモータMによって回転駆動される。
なお、層転写用フィルムカートリッジFCが新品の状態においては、供給リール31に巻回されたロール状の多層フィルムFの径は最大となっており、巻取リール35には多層フィルムFが巻回されていない、もしくは、巻取リール35に巻回されたロール状の多層フィルムFの径は最小となっている。また、層転写用フィルムカートリッジFCの寿命時(多層フィルムFを使い切ったとき)においては、巻取リール35に巻回されたロール状の多層フィルムFの径は最大となり、供給リール31には多層フィルムFが巻回されていない、もしくは、供給リール31に巻回されたロール状の多層フィルムFの径は最小となる。
第1案内軸41は、供給リール31から引き出される多層フィルムFの進行方向を変更するための軸である。第1案内軸41は、SUS(ステンレス鋼)からなっている。第2案内軸42は、第1案内軸41で案内された多層フィルムFの進行方向を変更するための軸である。第2案内軸42は、SUSからなっている。
層転写用フィルムカートリッジFCが筐体本体21に装着された状態において、第1案内軸41および第2案内軸42は、多層フィルムFの面のうち支持層F1によって形成される第1面FA(図1(b)参照)に接触している。また、層転写用フィルムカートリッジFCが筐体本体21に装着された状態において、第1案内軸41と第2案内軸42の間に張架される多層フィルムFの面のうち第1面FAと反対側の面であって、転写層F22を含む被支持層F2によって形成される第2面FB(図1(b)参照)が、シート搬送部10によって搬送されるシートSや、加圧ローラ51と、接触する。
シャフト43は、シートSから多層フィルムFを剥離させるときの多層フィルムFの角度を調整するためのSUSなどからなる部材であり、多層フィルムFの第2面FBに接触している。シャフト43が第2案内軸42と巻取リール35の間で張架される多層フィルムFの第2面FBに押し当てられることで、第2案内軸42で案内された多層フィルムFの進行方向が変更され、第2案内軸42を起点に折り曲げられた多層フィルムFの角度(以下、「剥離角度」ともいう。)がより鋭角となるように調整されている。詳しくは、剥離角度は、多層フィルムFのうち、第1案内軸41と第2案内軸42の間で張架される部分と、第2案内軸42とシャフト43の間で張架される部分とのなす角である。剥離角度が鋭角であるほど、すなわち、剥離角度が小さいほど、第2案内軸42を通過したシートSが多層フィルムFから剥離しやすくなる。なお、第1案内軸41および第2案内軸42は、筐体本体21に回転可能に支持されてもよいし、回転不能に支持されてもよい。また、シャフト43は、後述する支持部材90に、回転可能に支持されてもよいし、回転不能に支持されてもよい。
第1案内軸41は、トナー像が形成された面を下にした状態で搬送されるシートSに対して、供給リール31から引き出された多層フィルムFを下から重ねるように案内している。第1案内軸41は、供給リール31から引き出された多層フィルムFの搬送方向を変えて、シートSの搬送方向と略平行に多層フィルムFを案内する。
第2案内軸42は、転写部50を通過した多層フィルムFと接触し、転写部50を通過した多層フィルムFの搬送方向をシートSの搬送方向とは異なる方向に変更することで、多層フィルムFをシートSから離れる方向に案内する剥離ローラである。転写部50を通過してシートSと重なった状態で搬送された多層フィルムFは、第2案内軸42を通過する際にシートSとは異なる方向に案内され、シートSから剥離される。
転写部50は、シートSと多層フィルムFを重ねた状態で加熱および加圧することで、シートSに形成されたトナー像の上に転写層F22を転写するための部分である。転写部50は、加圧ローラ51と、加熱ローラ61とを備えている。転写部50は、加圧ローラ51と加熱ローラ61のニップ部において、シートSと多層フィルムFを重ねて加熱および加圧する。
加圧ローラ51は、円筒状の芯金の周囲をシリコンゴムからなるゴム層で被覆したローラである。加圧ローラ51は、多層フィルムFの上側に配置され、シートSの裏面(トナー像が形成された面と反対側の面)と接触可能となっている。
加圧ローラ51は、両端部がカバー22に回転可能に支持されている。加圧ローラ51は、加熱ローラ61との間でシートSおよび多層フィルムFを挟み、メインモータMによって回転駆動されることで加熱ローラ61を従動回転させる。このように加圧ローラ51と加熱ローラ61との間でシートSおよび多層フィルムFを挟んだ状態で、加圧ローラ51および加熱ローラ61が回転することで、シートSおよび多層フィルムFが搬送される。
加熱ローラ61は、円筒状に形成された金属管の内部にヒータを配置したローラであり、多層フィルムFおよびシートSを加熱している。加熱ローラ61は、多層フィルムFの下側に配置され、多層フィルムFの第1面FAと接触している。
このように構成された層転写装置1では、シートSの表面を下向きにして図示せぬシートトレイに載置されたシートSが、シート供給機構11により一枚ずつ転写部50に向けて搬送される。シートSは、転写部50のシート搬送方向における上流側で、供給リール31から供給された多層フィルムFと重ねられ、シートSのトナー像と多層フィルムFが接触した状態で転写部50に搬送される。
転写部50においては、シートSと多層フィルムFが加圧ローラ51と加熱ローラ61の間のニップ部を通過する際に、加熱ローラ61と加圧ローラ51により加熱および加圧され、トナー像の上に転写層F22が転写される。なお、以下の説明では、トナー像への転写層F22の転写を、単に「層転写」とも称する。
層転写が行われた後、シートSと多層フィルムFは密着した状態で第2案内軸42まで搬送される。シートSと多層フィルムFが第2案内軸42を通過すると、多層フィルムFの搬送方向がシートSの搬送方向と異なる方向に変わるため、シートSから多層フィルムFが剥離される。
シートSから剥離された多層フィルムFは、巻取リール35に巻き取られていく。一方、多層フィルムFが剥離されたシートSは、シート排出機構12によって、箔が転写された表面を下に向けた状態で、筐体2の外部に排出される。
図3に示すように、層転写用フィルムカートリッジFCは、前述した供給部310および巻取部350の他、連結部70と、ハンドル80と、支持部材90とを備えている。供給部310は、前述した供給リール31の他、供給ケース32を有している。また、巻取部350は、前述した巻取リール35の他、巻取ケース36を備えている。なお、以下の説明では、供給リール31の回転軸X1に沿った第1軸方向または巻取リール35の回転軸X2に沿った第2軸方向を、単に「軸方向」とも称する。また、以下の説明では、回転軸X1,X2を結ぶ直線に沿った軸間方向を、単に「軸間方向」とも称する。
供給ケース32は、供給リール31を収容するケースであり、中空の略円柱状に形成されている。詳しくは、供給ケース32は、供給リール31の供給軸部31Aに巻回された多層フィルムFを内部に収容している。供給リール31の供給軸部31Aは、供給ケース32の軸方向の各端面から外側に突出している。
供給ケース32は、連結部70に対して回転軸X1回りに回転しないように、連結部70に係合または固定されている。供給ケース32は、外周面の一部に平面32Bを有している。平面32Bは、軸方向と軸間方向に延びている。平面32Bが筐体本体21の平面部分に接触することで、層転写用フィルムカートリッジFCが筐体本体21に支持される(図1参照)。
供給リール31は、供給ケース32および連結部70に回転可能に支持されている。供給リール31は、軸方向と直交し、かつ、軸間方向と直交する方向において、平面32Bと後述する第1ベース部81Aとの間に配置されている。
巻取ケース36は、巻取リール35を収容するケースであり、中空の円柱状に形成されている。詳しくは、巻取ケース36は、巻取リール35の巻取軸部35Aに巻回された多層フィルムFを内部に収容している。巻取リール35の巻取軸部35Aは、巻取ケース36の軸方向の各端面から外側に突出している。
巻取ケース36は、連結部70に対して回転軸X2回りに回転しないように、連結部70に係合または固定されている。巻取リール35は、巻取ケース36および連結部70に回転可能に支持されている。巻取リール35は、前述した巻取軸部35Aと、巻取ギヤ35Cとを有している。巻取ギヤ35Cは、メインモータMからの駆動力を受けるギヤである。巻取ギヤ35Cは、巻取軸部35Aの軸方向における一端に設けられている。詳しくは、巻取軸部35Aの一部がD形状に成形されていて、巻取ギヤ35Cに開けられたD形状の穴と篏合することにより、巻取ギヤ35Cが巻取軸部35Aに対して回転不能に固定されている。
連結部70は、供給部310と巻取部350とを連結する部材である。連結部70は、第1連結部71と、第2連結部72とを有している。第1連結部71および第2連結部72は、供給リール31の回転軸X1と巻取リール35の回転軸X2とを結ぶ直線に沿った軸間方向に長い長尺な板状に形成されている。
第1連結部71は、軸方向における供給部310の一端と、軸方向における巻取部350の一端とを連結している。具体的に、第1連結部71は、供給軸部31Aの一端と、巻取軸部35Aの一端とを連結している。第1連結部71は、軸方向において、巻取ギヤ35Cと巻取ケース36との間に配置されている。
第2連結部72は、軸方向における供給部310の他端と、軸方向における巻取部350の他端とを連結している。具体的に、第2連結部72は、供給軸部31Aの他端と、巻取軸部35Aの他端とを連結している。
ハンドル80は、ユーザの指がフックされることを許容する部位である。ハンドル80は、第1ハンドル81と、第1ハンドル81から軸間方向に離れて配置される第2ハンドル82とを有している。
第1ハンドル81は、樹脂などからなり、軸方向に延びるように供給部310に配置されている。詳しくは、第1ハンドル81は、供給ケース32に支持されている。第1ハンドル81は、供給ケース32の外周面から、回転軸X1に交差する方向、詳しくは直交する方向に突出している。第1ハンドル81は、軸方向に延びる第1ベース部81Aと、第1ベース部81Aの軸方向の両端から供給リール31に向けて延びる2つの第1脚81Bとを備えている。2つの第1脚81Bは、供給ケース32に接続されている。
第2ハンドル82は、樹脂などからなり、軸方向に延びるように巻取部350に配置されている。詳しくは、第2ハンドル82は、巻取ケース36に支持されている。第2ハンドル82は、巻取ケース36の外周面から、回転軸X2に交差する方向、詳しくは直交する方向に突出している。第2ハンドル82は、軸方向に延びる第2ベース部82Aと、第2ベース部82Aの軸方向の両端から巻取リール35に向けて延びる2つの第2脚82Bとを備えている。2つの第2脚82Bは、巻取ケース36に接続されている。
軸方向における第1ハンドル81の長さは、軸方向における第2ハンドル82の長さよりも長い。軸方向において、第2ハンドル82は、第1ハンドル81の範囲内に位置している。
シャフト43は、巻取部350に配置されている。シャフト43は、軸方向に沿って延びる軸形状を有している。シャフト43は、巻取リール35、詳しくは巻取ケース36から離れて配置されている。
支持部材90は、シャフト43を支持する部材である。支持部材90は、第1側板91と、第2側板92とを有している。第1側板91および第2側板92は、巻取リール35の回転軸X2から巻取リール35の径方向外側に向けて延びる板状の部材であり、径方向外側に向かうにつれて先細となる略扇状に形成されている。第1側板91および第2側板92は、巻取リール35の巻取軸部35Aに回動可能に連結されている。詳しくは、第1側板91および第2側板92は、巻取ケース36を軸方向に挟むように巻取軸部35Aに連結されている。
第1側板91は、シャフト43の軸方向の一端を支持している。第1側板91は、軸方向において、巻取ケース36と第1連結部71との間に配置されている。第1側板91は、第1連結部71に対面する外面91Aと、外面91Aから突出する突出部91Bとを有している。
突出部91Bは、巻取リール35の径方向において、第1連結部71とシャフト43との間に配置されている。突出部91Bには、板バネSPが設けられている。板バネSPは、突出部91Bに対して供給リール31とは反対側に配置されている。
第2側板92は、シャフト43の軸方向の他端を支持している。第2側板92は、軸方向において、巻取ケース36と第2連結部72との間に配置されている。第2側板92は、第2連結部72に対面する外面92Aと、外面92Aから突出する突出部92Bとを有している。突出部92Bには、前述した板バネSPと同様の板バネSPが設けられている。
図4(a)に示すように、支持部材90で支持されたシャフト43は、連結部70に対して移動可能となっている。詳しくは、シャフト43は、図に2点鎖線で示す第1位置と、第1位置よりも供給リール31に近い第2位置(実線で示す位置)との間で移動可能となっている。なお、巻取ケース36または連結部70には、シャフト43の移動範囲を第1位置から第2位置までの範囲に規制する図示せぬ規制部が設けられている。具体的に、規制部は、シャフト43が第1位置と第2位置の間でのみ移動できるように、支持部材90の回動範囲を規制している。
規制部は、例えば連結部70に配置することができる。規制部は、例えば第1規制部と第2規制部とを有していてもよい。この場合、シャフト43が第1位置から第2位置まで移動すると、支持部材90が第1規制部に当接し、シャフト43が第2位置から第1位置まで移動すると、支持部材90が第2規制部に当接する。
また、規制部は1つであってもよい。この場合、トーションばね等で支持部材90が規制部に当接する方向へ付勢されている。これによれば、シャフト43が第2位置から第1位置まで移動すると、支持部材90が規制部に当接する。また、カバー22を閉めたときに後述する押圧部材22Aが支持部材90を押圧すると、支持部材90がトーションばねの付勢力に反して移動してシャフト43が第1位置から第2位置まで移動する。
図4(b)に示すように、シャフト43の軸方向の寸法L1は、多層フィルムFの幅L2よりも大きい。
図3および図4(a)に示すように、供給ケース32は、多層フィルムFが通る供給開口32Aを有している。供給開口32Aは、多層フィルムFを供給ケース32の内側から外側へ案内する。巻取ケース36は、多層フィルムFが通る巻取開口36Aを有している。巻取開口36Aは、多層フィルムFを巻取ケース36の外側から内側へ案内する。多層フィルムFは、供給開口32Aの縁と巻取開口36Aの縁とで支持されることで、供給リール31と巻取リール35の間で張架される、つまり張った状態で架け渡されることが可能となっている。第1ハンドル81および第2ハンドル82は、供給リール31の回転軸X1と巻取リール35の回転軸X2を含む仮想平面FFに直交する方向において、供給部310(詳しくは供給ケース32)と巻取部350(詳しくは巻取ケース36)とで張架された多層フィルムFに対して仮想平面FFとは反対側に配置されている。
また、供給部310に配置される第1ハンドル81は、仮想平面FFに直交する方向において、仮想平面FFに対して供給開口32Aと同じ側に配置されている。巻取部350に配置される第2ハンドル82は、仮想平面FFに直交する方向において、仮想平面FFに対して巻取開口36Aと同じ側に配置されている。第2ハンドル82は、仮想平面FFに直交する方向において、巻取開口36Aよりも仮想平面FFから離れている。
また、巻取部350に配置される第2ハンドル82は、仮想平面FFに直交する方向において、仮想平面FFに対してシャフト43と同じ側に配置されている。
層転写用フィルムカートリッジFCは、仮想平面FFに直交する方向において、筐体本体21に着脱可能となっている。なお、以下の説明では、仮想平面FFに直交する方向を、「着脱方向」とも称する。
図5に示すように、筐体本体21は、第1ガイドGD1と、第2ガイドGD2とを有している。第1ガイドGD1は、層転写用フィルムカートリッジFCが筐体本体21に着脱される際において、供給リール31の供給軸部31Aをガイドする溝である。第1ガイドGD1は、前述した着脱方向に沿って延び(図2参照)、当該着脱方向に供給軸部31Aをガイドしている。第1ガイドGD1は、軸方向において、筐体本体21の一端と他端にそれぞれ設けられている。
第2ガイドGD2は、層転写用フィルムカートリッジFCが筐体本体21に着脱される際において、巻取リール35の巻取軸部35Aをガイドする溝である。第2ガイドGD2は、前述した着脱方向に沿って延び(図2参照)、当該着脱方向に巻取軸部35Aをガイドしている。第2ガイドGD2は、軸方向において、筐体本体21の一端と他端にそれぞれ設けられている。
図6に示すように、カバー22は、シャフト43を、図6(a)に示す第1位置から、図6(b)に示す第2位置に向けて押圧する押圧部材22Aを備えている。押圧部材22Aは、カバー22に固定されており、カバー22が閉まるときに、シャフト43を第1位置から第2位置に向けて押圧する。なお、押圧部材22Aは、カバー22自体であってもよく、例えば、カバー22の一部を突出させた突起であってもよい。
ここで、第1位置に位置するシャフト43は、着脱方向に投影したときに第2案内軸42と重ならない。これにより、シャフト43を第1位置に配置している場合には、シャフト43が第2案内軸42と干渉することなく、層転写用フィルムカートリッジFCを着脱することが可能となっている。
また、第2位置に位置するシャフト43は、着脱方向に投影したときに第2案内軸42と重なる。これにより、第2案内軸42での多層フィルムFの剥離角度を適正な角度にすることが可能となっている。
押圧部材22Aは、軸方向において、シャフト43の一端と他端に配置されている。一端側の押圧部材22Aは、層転写用フィルムカートリッジFCが筐体本体21に装着された状態において、第1側板91に設けられた板バネSPと接触可能な位置に配置されている。また、他端側の押圧部材22A(図示略)は、層転写用フィルムカートリッジFCが筐体本体21に装着された状態において、第2側板92に設けられた板バネSPと接触可能な位置に配置されている。これにより、各押圧部材22Aは、板バネSPおよび支持部材90を介してシャフト43を押圧可能となっている。
次に、本実施形態に係る層転写装置1の作用効果について説明する。
図3に示すように、層転写用フィルムカートリッジFCをユーザが持つ場合には、ユーザは、一方の手で第1ハンドル81を持ち、他方の手で第2ハンドル82を持つことで、層転写用フィルムカートリッジFCをバランスよく持つことができる。この際、第1ハンドル81および第2ハンドル82が、図4(a)に示すように、供給リール31と巻取リール35の間で張架された多層フィルムFに対して仮想平面FFとは反対側に配置されているため、ユーザは、多層フィルムFに触れることなく、第1ハンドル81および第2ハンドル82を持つことができる。
図5に示すように、ユーザが、ハンドル80を掴んで層転写用フィルムカートリッジFCを筐体本体21に上から装着していくと、供給ケース32と巻取ケース36の間で架け渡された多層フィルムFが、筐体本体21の第1案内軸41と第2案内軸42に接触する。その後、さらに層転写用フィルムカートリッジFCを装着位置に向けて移動させると、図6(a)に示すように、多層フィルムFは、供給ケース32、第1案内軸41、第2案内軸42および巻取ケース36の各部材間で架け渡される。
層転写用フィルムカートリッジFCを筐体本体21に装着した後、カバー22を閉めていくと、押圧部材22Aが板バネSPと接触する。その後、ユーザがカバー22をさらに閉めていくと、押圧部材22Aが板バネSPおよび支持部材90を介してシャフト43を第1位置から第2位置に向けて押圧する。
シャフト43は、第2位置に到達する前に、第2案内軸42と巻取ケース36との間で張架された多層フィルムFに接触する。その後、ユーザがカバー22をさらに閉めていくと、シャフト43は、第2案内軸42と巻取ケース36との間で張架された多層フィルムFを供給ケース32に向けて押圧した後、第2位置に到達する。
シャフト43が第2位置に位置すると、図示せぬ規制部で支持部材90の回動が規制されるので、その後ユーザがカバー22をさらに閉めていくと、押圧部材22Aと支持部材90との間で板バネSPが押し縮められる。
これにより、図6(b)に示すように、カバー22を完全に閉じた状態においては、板バネSPの付勢力を支持部材90およびシャフト43を介して多層フィルムFに伝達することができ、多層フィルムFに適正なテンションを付与することができる。
層転写用フィルムカートリッジFCを筐体本体21から取り外す場合には、カバー22を開けた後、ユーザが手で支持部材90を回動させることで、シャフト43を第2位置から第1位置に移動させる。その後、ユーザは、第1ハンドル81および第2ハンドル82を持って、着脱方向に層転写用フィルムカートリッジFCを引き出すことで、層転写用フィルムカートリッジFCを筐体本体21から容易に取り外すことができる。
なお、本実施形態では、手動で支持部材90を回動させることでシャフト43を第2位置から第1位置に回動させることとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、シャフト43を第2位置から第1位置に付勢するバネを、支持部材90と連結部70との間や、支持部材90と巻取ケース36との間などに設けてもよい。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
ハンドル80をユーザが指でフックして把持することができるので、ユーザは、重量の大きな層転写用フィルムカートリッジFCであっても、層転写用フィルムカートリッジFCの着脱作業を容易に行うことができる。また、ハンドル80が、供給リール31と巻取リール35の間で張架された多層フィルムFに対して仮想平面FFとは反対側に配置されているため、ユーザが多層フィルムFに触れてしまうのを抑えることができる。
層転写用フィルムカートリッジFCが、第1ハンドル81と、第1ハンドル81から離れて配置される第2ハンドル82とを有するので、比較的重い層転写用フィルムカートリッジFCをより安定してユーザが持つことができる。
シャフト43が連結部70に対して移動可能であるため、層転写用フィルムカートリッジFCの着脱時においてシャフト43が第2案内軸42と干渉するのを抑制することができる。これにより、設計の自由度を高めることができる。
押圧部材22Aによってシャフト43を第1位置から第2位置に移動させることができるので、シャフト43が第1位置のままで誤った剥離角度で層転写が行われることを抑制することができる。
カバー22を閉めると、押圧部材22Aがシャフト43を第2位置に移動させるので、シャフト43が第1位置のままで誤った剥離角度で層転写が行われることをより抑制することができる。
押圧部材22Aが、軸方向において、シャフト43の一端と他端に配置されているので、シャフト43をバランスよく押圧することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。以下の説明においては、前記実施形態と略同様の構造となる部材には同一の符号を付し、その説明は省略する。
前記実施形態では、第1ハンドル81の2つの第1脚81Bを供給ケース32に接続したが、本発明はこれに限定されず、例えば図7に示すように、2つの第1脚81Cは、供給リール31の供給軸部31Aに連結されていてもよい。つまり、第1ハンドル81の軸方向一端は、供給リール31の軸方向一端に支持され、第1ハンドル81の軸方向他端は、供給リール31の軸方向他端に支持されていてもよい。また、この場合、第1ハンドル181(詳しくは、第1ベース部81A)は、供給リール31に対して近接・離間可能に移動可能であってもよい。
詳しくは、図7の形態では、各第1脚81Cは、前述した着脱方向に沿って延びる長孔H1と、着脱方向に沿って延びる被ガイド面FGとを有している。また、連結部70は、着脱方向に沿って延びて、被ガイド面FGを着脱方向に案内するガイドリブRGを有している。
これにより、第1ハンドル181の第1ベース部81Aは、図8(a)に示す第3位置と、当該第3位置よりも供給ケース32に近い、図8(b)に示す第4位置との間で移動可能となっている。第1ベース部81Aは、第3位置に位置するときに、供給ケース32から離れている。第1ベース部81Aは、第4位置に位置するときに、供給ケース32に接触している。
この形態によれば、第1ハンドル181の第1ベース部81Aを供給ケース32から離間させることで、第1ベース部81Aにユーザの指をフックさせやすくすることができる。また、第1ベース部81Aを供給ケース32に近接させることで、筐体2内において第1ハンドル181が他の部材と干渉するのを抑制することができる。例えば、第1ベース部81Aを供給ケース32に近接させることで、ハンドル181がシートSの搬送経路から遠ざかり、ハンドル181がシートSと干渉するのを抑制することができる。
なお、第2ハンドルを、図8に示す第1ハンドル181と同様に構成してもよい。つまり、第2ハンドルは、巻取リールに連結され、巻取リールに対して近接・離間可能に移動可能となっていてもよい。
前記実施形態では、ハンドル80を供給ケース32および巻取ケース36に設けたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図9に示すように、供給部310と巻取部350を連結する部分を、ハンドル280としてもよい。
具体的に、この形態では、ハンドル280は、第1ハンドル281と、第1ハンドル281から軸方向に離れた第2ハンドル282とを有している。第1ハンドル281は、供給部310における軸方向一端と、巻取部350における軸方向一端と、を連結している。第2ハンドル282は、供給部310における軸方向他端と、巻取部350における軸方向他端と、を連結している。詳しくは、第1ハンドル281は、供給リール31の軸方向一端と、巻取リール35の軸方向一端と、に支持されている。第2ハンドル282は、供給リール31の軸方向他端と、巻取リール35の軸方向他端と、に支持されている。
第1ハンドル281は、第1ベース部281Aと、第1供給側脚281Bと、第1巻取側脚281Cとを有している。第1ベース部281Aは、軸間方向に延びている。供給リール31は、軸方向と直交し、かつ、軸間方向と直交する方向において、供給ケース32の平面32Bと第1ベース部281Aとの間に配置されている。
第1供給側脚281Bは、第1ベース部281Aの軸間方向の一端から供給リール31の供給軸部31Aに向けて延びている。第1供給側脚281Bは、供給軸部31Aの一端に連結されている。
第1巻取側脚281Cは、第1ベース部281Aの軸間方向の他端から巻取リール35の巻取軸部35Aに向けて延びている。第1巻取側脚281Cは、巻取軸部35Aの一端に連結されている。
第2ハンドル282は、第2ベース部282Aと、第2供給側脚282Bと、第2巻取側脚282Cとを有している。第2ベース部282Aは、軸間方向に延びている。
第2供給側脚282Bは、第2ベース部282Aの軸間方向の一端から供給リール31の供給軸部31Aに向けて延びている。第2供給側脚282Bは、供給軸部31Aの他端に連結されている。
第2巻取側脚282Cは、第2ベース部282Aの軸間方向の他端から巻取リール35の巻取軸部35Aに向けて延びている。第2巻取側脚282Cは、巻取軸部35Aの他端に連結されている。
そして、各ベース部281A,282Aと、各供給側脚281B,282Bの一部と、各巻取側脚281C,282Cの一部は、供給リール31と巻取リール35の間で張架された多層フィルムFに対して仮想平面FFとは反対側に配置されている。つまり、この形態では、ハンドル280の一部が、供給部310と巻取部350の間で張架された多層フィルムFに対して仮想平面FFとは反対側に配置され、ハンドル280の他部が、供給リール31と巻取リール35の間で張架された多層フィルムFに対して仮想平面FFと同じ側に配置されている。
この形態では、第1ハンドル281と第2ハンドル282とが、多層フィルムFを軸方向から挟むように配置されているので、ハンドル280が多層フィルムFやシートSと干渉するのを抑制することができる。
前記実施形態では、ユーザの指がフックされる部分の一例として、各ケース32,36の外面から突出する各ハンドル81,82を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図10(a)に示すように、軸方向に延びるように供給ケース32に形成された溝状の第1グリップ381と、軸方向に延びるように巻取ケース36に形成された溝状の第2グリップ382を、ユーザの指がフックされる部分としてもよい。具体的に、第1グリップ381は、軸間方向において、巻取部350とは反対側に向けて開口している。第2グリップ382は、軸間方向において、供給部310とは反対側に向けて開口している。
なお、溝状のグリップと、凸状のハンドルとを組み合わせてもよい。例えば、図10(b)に示すように、供給ケース32に前記実施形態の第1ハンドル81を設け、巻取ケース36に溝状のグリップHSを設けてもよい。また、この図に示すように、グリップHSは、供給リール31と巻取リール35の間で張架された多層フィルムFに対して仮想平面FFと同じ側に配置されていてもよい。
前記実施形態では、供給ケース32および巻取ケース36を連結部70に固定したが、本発明はこれに限定されず、供給ケースおよび巻取ケースは、連結部に対して回転可能であってもよい。具体的には、層転写用フィルムカートリッジは、例えば図11に示すような構造とすることができる。
この形態では、供給ケース320は、ハンドル81が形成される内ケース321と、内ケース321を覆って回動可能に支持する外ケース322とを備えている。内ケース321は、供給リール31を収容するケースであり、中空の略円柱状に形成されている。内ケース321は、供給リール31の供給軸部31Aを回転可能に支持している。連結部70は、供給リール31の供給軸部31Aに回転可能に取り付けられている。つまり、この形態では、連結部70に対して、供給リール31、内ケース321および外ケース322がそれぞれ回転可能となっている。
内ケース321は、供給開口32Aを有している。外ケース322は、略円筒状のケースである。内ケース321の軸方向の両端は、外ケース322の両端の開口から外部に露出している。
外ケース322は、外周面の一部に平面322Aを有している。層転写用フィルムカートリッジFCが筐体本体21に装着された状態において、平面322Aは、筐体本体21の平面部分に接触する。これにより、層転写用フィルムカートリッジFCが筐体本体21に装着された状態において、外ケース322は、筐体本体21に対して回転不能となっている。
外ケース322は、内ケース321のハンドル81と供給開口32Aを外部に露出させるための開口322Bを有している。内ケース321は、供給開口32Aが開口322Bを通して外部に露出される開位置と、供給開口32Aが外ケース322で覆われる閉位置との間で外ケース322に対して回動可能となっている。
内ケース321が開位置に位置するときには、ハンドル81の平面322Aに対する角度が、0°に近い小さな第1角度となる(例えば、図4に示すような角度)。内ケース322が閉位置に位置するときには、ハンドル81の平面322Aに対する角度が、第1角度よりも大きな第2角度、詳しくは90°に近い角度となる。
これにより、層転写用フィルムカートリッジFCを筐体本体21に装着する際には、内ケース322(ハンドル81)を閉位置に配置することで、ハンドル81を装着方向の上流側に向けることができるので、層転写用フィルムカートリッジFCの装着作業を容易に行うことができる。また、層転写用フィルムカートリッジFCを筐体本体21に装着した後、ハンドル81を開位置に回すと、シートSの搬送経路(例えば図1参照)からハンドル81を退避させることができるので、ハンドル81がシートSに干渉するのを抑制できる。
また、この形態では、巻取ケース36は、供給リール31の供給軸部31Aを回転可能に支持している。連結部70は、供給リール31の供給軸部31Aに回転可能に取り付けられている。つまり、この形態では、連結部70に対して、巻取ケース36が回転可能となっている。
前記実施形態では、供給リール31の供給軸部31Aを連結部70で回転可能に支持したが、本発明はこれに限定されず、供給軸部を連結部に回転不能に固定してもよい。この場合、供給リールを、供給軸部と、供給軸部が通される円筒であって、供給軸部に回転可能に支持される円筒とを備える構成とすればよい。なお、この構造では、この円筒に多層フィルムの一端を固定すればよい。巻取リールも同様に、巻取軸部を連結部に回転不能に固定し、巻取リールを、巻取軸部が通される円筒としてもよい。
前記実施形態では、カバー22を閉める動作に連動して押圧部材22Aがシャフト43を移動させる構成としたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、押圧部材が筐体本体に移動可能に支持されていて、モータの駆動により押圧部材が移動してシャフトを移動させてもよい。
第1ハンドルは、供給ケースまたは供給リールに直接支持されていなくてもよく、別部材を介して供給ケースまたは供給リールに支持されてもよい。また、第1ハンドルは、第1軸方向と直交する方向に延びるように、供給ケースに支持されてもよい。
第2ハンドルは、巻取ケースに直接支持されていなくてもよく、別部材を介して巻取ケースに支持されてもよい。また、第2ハンドルは、第2軸方向と直交する方向に延びるように、巻取ケースに支持されてもよい。
前記実施形態では、巻取ケースにハンドルまたはグリップを設けたが、本発明はこれに限定されず、ハンドルまたはグリップは、少なくとも供給ケースまたは供給リールに設けられていればよい。
前記実施形態では、支持部材90に板バネSPを設けたが、本発明はこれに限定されず、板バネはなくてもよい。なお、この場合には、図6の押圧部材22Aによって支持部材90を直接押圧する構造とすればよい。また、板バネを押圧部材22Aの先端に設けてもよい。
前記実施形態では、連結部70を2つの連結部71,72で構成したが、本発明はこれに限定されず、連結部は1つ(例えば第1連結部のみ)であってもよいし、連結部はなくてもよい。また、連結部は、供給部と巻取部を連結していればよく、例えば、供給ケースと巻取ケースを連結していてもよい。
前記実施形態では、層転写装置として、シートSのトナー像の上に転写層を転写するための装置を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、層転写装置は、転写層をサーマルヘッドでシートに転写する装置であってもよい。
前記実施形態では、箔を含む転写層F22を例示したが、本発明はこれに限定されず、転写層は、例えば、箔や着色材料を含まず、熱可塑性樹脂から形成されていてもよい。
前記実施形態では、多層フィルムFを4層で構成したが、本発明はこれに限定されず、多層フィルムは、転写層と支持層を有していれば、層の数はいくつであってもよい。
前記した実施形態および変形例で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。
1 層転写装置
2 筐体
31 供給リール
35 巻取リール
80 ハンドル
310 供給部
350 巻取部
F 多層フィルム
F1 支持層
F22 転写層
FC 層転写用フィルムカートリッジ
S シート

Claims (14)

  1. 転写層と、前記転写層を支持する支持層と、を有する多層フィルムが巻回される供給リールと、
    前記供給リールを収容する供給ケースと、
    前記多層フィルムを巻き取るための巻取リールと、
    前記供給ケースまたは前記供給リールに支持される第1ハンドルであって、前記供給リールの回転軸に沿った第1軸方向に延びる第1ハンドルと、
    前記巻取リールを収容する巻取ケースと、
    前記巻取ケースに支持される第2ハンドルであって、前記巻取リールの回転軸に沿った第2軸方向に延びる第2ハンドルと、
    前記供給リールと前記巻取リールとを連結する連結部と、
    前記巻取ケースまたは前記巻取リールに配置されるシャフトであって、前記第2軸方向に沿って延び、前記巻取ケースから離れて配置されるシャフトと、を備え
    前記第2ハンドルは、前記供給リールの回転軸と前記巻取リールの回転軸を含む仮想平面に直交する方向において、前記仮想平面に対して前記シャフトと同じ側に配置されることを特徴とする層転写用フィルムカートリッジ。
  2. 前記第1ハンドルは、前記供給ケースに支持されることを特徴とする請求項に記載の層転写用フィルムカートリッジ。
  3. 前記第1ハンドルの前記第1軸方向一端は、前記供給リールにおける前記第1軸方向一端に支持され、
    前記第1ハンドルの前記第1軸方向他端は、前記供給リールにおける前記第1軸方向他端に支持されることを特徴とする請求項に記載の層転写用フィルムカートリッジ。
  4. 前記第1ハンドルは、前記供給リールに対して近接・離間可能に支持されることを特徴とする請求項に記載の層転写用フィルムカートリッジ。
  5. 前記供給リールと前記巻取リールとを連結する連結部を備え、
    前記供給ケースは、前記多層フィルムを前記供給ケース外へ案内する供給開口を有し、
    前記第1ハンドルは、前記供給リールの回転軸と前記巻取リールの回転軸を含む仮想平面に直交する方向において、前記仮想平面に対して前記供給開口と同じ側に配置されることを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載の層転写用フィルムカートリッジ。
  6. 前記供給ケースは、前記第1軸方向に延びる平面を有し、
    前記第1ハンドルは、
    前記第1軸方向に延びる第1ベース部と、
    前記第1軸方向における前記第1ベース部の両端から延びる第1脚と、を有し、
    前記供給リールは、前記第1軸方向と直交し、かつ、前記供給リールの回転軸と前記巻取リールの回転軸とを結ぶ直線に沿った軸間方向と直交する方向において、前記平面と前記第1ベース部との間に配置されることを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載の層転写用フィルムカートリッジ。
  7. 前記第1軸方向における前記第1ハンドルの長さは、前記第2軸方向における前記第2ハンドルの長さよりも長いことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の層転写用フィルムカートリッジ。
  8. 記巻取ケースは、前記多層フィルムを前記巻取ケース内へ案内する巻取開口を有し、
    前記第2ハンドルは、前記供給リールの回転軸と前記巻取リールの回転軸を含む仮想平面に直交する方向において、前記仮想平面に対して前記巻取開口と同じ側に配置されることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の層転写用フィルムカートリッジ。
  9. 転写層と、前記転写層を支持する支持層と、を有する多層フィルムが巻回される供給リールと、
    前記供給リールを収容する供給ケースと、
    前記多層フィルムを巻き取るための巻取リールと、
    前記供給ケースまたは前記供給リールに支持される第1ハンドルと、を備え、
    前記第1ハンドルは、前記供給リールにおける前記供給リールの回転軸に沿った第1軸方向一端と、前記巻取リールにおける前記巻取リールの回転軸に沿った第2軸方向一端と、に支持されることを特徴とする層転写用フィルムカートリッジ。
  10. 前記供給ケースは、前記第1軸方向に延びる平面を有し、
    前記第1ハンドルは、
    前記供給リールの回転軸と前記巻取リールの回転軸とを結ぶ直線に沿った軸間方向に延びる第1ベース部と、
    前記軸間方向における前記第1ベース部の一端から延びて前記供給リールの前記第1軸方向一端に支持される第1供給側脚と、
    前記軸間方向における前記第1ベース部の他端から延びて前記巻取リールの前記第2軸方向一端に支持される第1巻取側脚と、を有し、
    前記供給リールは、前記第1軸方向と直交し、かつ、前記軸間方向と直交する方向において、前記平面と前記第1ベース部との間に配置されることを特徴とする請求項に記載の層転写用フィルムカートリッジ。
  11. 前記供給リールの前記第1軸方向他端と前記巻取リールの前記第2軸方向他端とに支持される第2ハンドルを備えることを特徴とする請求項または請求項1に記載の層転写用フィルムカートリッジ。
  12. 転写層と、前記転写層を支持する支持層と、を有する多層フィルムが巻回される供給リールと、
    前記供給リールを収容する供給ケースと、
    前記多層フィルムを巻き取るための巻取リールと、
    前記供給ケースまたは前記供給リールに支持される第1ハンドルであって、前記供給リールの回転軸に沿った第1軸方向に延びる第1ハンドルと、を備え、
    前記第1ハンドルの前記第1軸方向一端は、前記供給リールにおける前記第1軸方向一端に支持され、
    前記第1ハンドルの前記第1軸方向他端は、前記供給リールにおける前記第1軸方向他端に支持されることを特徴とする層転写用フィルムカートリッジ。
  13. 転写層と、前記転写層を支持する支持層と、を有する多層フィルムが巻回される供給リールと、
    前記供給リールを収容する供給ケースと、
    前記多層フィルムを巻き取るための巻取リールと、
    前記供給ケースまたは前記供給リールに支持される第1ハンドルであって、前記供給リールの回転軸に沿った第1軸方向に延びる第1ハンドルと、
    前記供給リールと前記巻取リールとを連結する連結部と、を備え、
    記供給ケースは、前記多層フィルムを前記供給ケース外へ案内する供給開口を有し、
    前記第1ハンドルは、前記供給リールの回転軸と前記巻取リールの回転軸を含む仮想平面に直交する方向において、前記仮想平面に対して前記供給開口と同じ側に配置されることを特徴とする層転写用フィルムカートリッジ。
  14. 転写層と、前記転写層を支持する支持層と、を有する多層フィルムが巻回される供給リールと、
    前記供給リールを収容する供給ケースと、
    前記多層フィルムを巻き取るための巻取リールと、
    前記供給ケースまたは前記供給リールに支持される第1ハンドルであって、前記供給リールの回転軸に沿った第1軸方向に延びる第1ハンドルと、を備え、
    前記供給ケースは、前記第1軸方向に延びる平面を有し、
    前記第1ハンドルは、
    前記第1軸方向に延びる第1ベース部と、
    前記第1軸方向における前記第1ベース部の両端から延びる第1脚と、を有し、
    前記供給リールは、前記第1軸方向と直交し、かつ、前記供給リールの回転軸と前記巻取リールの回転軸とを結ぶ直線に沿った軸間方向と直交する方向において、前記平面と前記第1ベース部との間に配置されることを特徴とする層転写用フィルムカートリッジ。
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