JP7370183B2 - 接続継手、熱交換器の製造方法及び熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、接続継手と、熱交換器の製造方法と、熱交換器とに関する。
特許文献1に従来の接続継手が開示されている。この接続継手は、本体部と、固定部と、フランジ部とを有している。本体部は、軸方向に延びる筒状に形成されている。固定部は、軸方向の一端側で本体部と一体をなして軸方向に延びる筒状に形成され、ロウ付けによって配管の外周面に固定される。フランジ部は、軸方向の他端側で本体部と一体をなして本体部から環状に突出し、相手部材が取り付けられる。
このような接続継手は、例えば、特許文献2に開示されているような熱交換器に用いられる。この熱交換器は、外箱と、熱交換体と、供給管と、排出管と、接続継手とを備えている。外箱は、側壁を含む壁によって、第1流体が流通する第1通路を区画する。外箱は、側壁に第1挿通孔及び第2挿通孔が貫通するように形成されている。熱交換体は外箱の第1通路内に収容されている。熱交換体は、第2流体が流通する第2通路が内部に設けられ、第1流体と第2流体との間で熱交換を行わせる。供給管は、熱交換体から側壁の第1挿通孔を通過して外箱の外部に突出し、第2通路に第2流体を供給する。排出管は、熱交換体から側壁の第2挿通孔を通過して外箱の外部に突出し、第2通路から第2流体を排出する。接続継手は、外箱の外部で排出管に固定され、内部が第2通路と連通する。
この熱交換器は一般的に以下のように製造される。まず、組付工程において、外箱と、熱交換体と、供給管と、排出管と、接続継手とが組み付けられ、組付体とされる。この組付体では、少なくとも排出管と固定部との間にロウ材が配置される。次いで、ロウ付け工程において、組付体を炉内に位置させ、組付体を加熱してロウ材によって排出管と固定部とをロウ付けする。この際、熱交換体自体、熱交換体と供給管との間、熱交換体と排出管との間、外箱と供給管との間、外箱と排出管との間等も同時にロウ付けされる場合もある。
特開2005-279695号公報 特開2013-142514号公報
しかし、上記従来の接続継手を用いて熱交換器を製造する際、接続継手の固定部が排出管等の配管から下方に延びるように組付体を炉内に位置させてロウ付けを行なわなければならない場合がある。この場合、余剰ロウ材が固定部からフランジ部に向かって流れ、フランジ部に付着するおそれがある。このような熱交換器では、クリップがフランジ部に嵌り難く、接続継手にサーミスタ等の相手部材を取り付けることが困難になってしまう。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、固定部が配管から下方に延びるように接続継手を位置させてロウ付けを行なわなければならない場合であっても、フランジ部に余剰のロウ材が付着しない接続継手を提供することを解決すべき課題としている。また、本発明は、接続継手の固定部が排出管から下方に延びるように組付体を炉内に位置させてロウ付けを行なわなければならない場合であっても、接続継手に相手部材を容易に取り付けることが可能な熱交換器を製造することを解決すべき課題としている。さらに、本発明は、固定部が排出管から下方に延びるように接続継手を位置させてロウ付けを行なわなければならない場合であっても、接続継手に相手部材を容易に取り付けることができる熱交換器を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の接続継手は、軸方向に延びる筒状に形成された本体部と、
前記軸方向の一端側で前記本体部と一体をなして前記軸方向に延びる筒状に形成され、ロウ付けによって配管の外周面に固定される固定部と、
前記軸方向の他端側で前記本体部と一体をなして前記本体部から環状に突出し、相手部材が取り付けられるフランジ部とを有する接続継手において、
記フランジ部は、ロウ付け時に前記固定部から前記フランジ部に向かって流れる余剰ロウ材を貯留可能な貯留部が形成されていることを特徴とする。
本発明の接続継手では、ランジ部に形成された貯留部がロウ付け時に固定部からフランジ部に向かって流れる余剰ロウ材を貯留できる。
したがって、本発明の接続継手によれば、固定部が配管から下方に延びるように接続継手を位置させてロウ付けを行なわなければならない場合であっても、フランジ部に余剰のロウ材が付着し難い。
なお、この接続継手は、固定部が配管から上方に延びるように接続継手を位置させてロウ付けを行なわなければならない場合にも使用され得る。このため、組付体との位置によって接続継手を使い分ける必要がなく、製造時における部品点数の削減を実現できる。
また、本発明の接続継手は、軸方向に延びる筒状に形成された本体部と、
前記軸方向の一端側で前記本体部と一体をなして前記軸方向に延びる筒状に形成され、ロウ付けによって配管の外周面に固定される固定部と、
前記軸方向の他端側で前記本体部と一体をなして前記本体部から環状に突出し、相手部材が取り付けられるフランジ部とを有する接続継手において、
前記本体部及び前記フランジ部の少なくとも一方には、ロウ付け時に前記固定部から前記フランジ部に向かって流れる余剰ロウ材を貯留可能な貯留部が形成され、
前記フランジ部は、前記本体部に接続するとともに前記貯留部が形成される基端部位と、前記基端部位に接続して前記基端部位の外周側に位置する先端部位とを有し、
前記貯留部は、前記先端部位よりも前記軸方向の他端側に凹みつつ前記本体部を囲う凹溝からなることを特徴とする。この接続継手でも、貯留部がロウ材を好適に貯留することが可能となる。また、貯留部を凹溝とすることにより、貯留部自体もフランジ部に対する相手部材の取り付けを妨げ難い。
本発明の熱交換器の製造方法は、側壁を含む壁によって、第1流体が流通する第1通路を区画するとともに、前記側壁に第1挿通孔及び第2挿通孔が貫通するように形成された外箱と、
前記外箱の前記第1通路内に収容され、前記第1流体と異なる第2流体が流通する第2通路が内部に設けられ、前記第1流体と前記第2流体との間で熱交換を行わせる熱交換体と、
前記熱交換体から前記側壁の前記第1挿通孔を通過して前記外箱の外部に突出し、前記第2通路に前記第2流体を供給する供給管と、
前記熱交換体から前記側壁の前記第2挿通孔を通過して前記外箱の外部に突出し、前記第2通路から前記第2流体を排出する排出管と、
前記外箱の外部で前記排出管に固定され、内部が前記第2通路と連通する接続継手とを備え、
前記接続継手は、軸方向に延びる筒状に形成された本体部と、
前記軸方向の一端側で前記本体部と一体をなして前記軸方向に延びる筒状に形成され、ロウ付けによって前記排出管の外周面に固定される固定部と、
前記軸方向の他端側で前記本体部と一体をなして前記本体部から環状に突出し、相手部材が取り付けられるフランジ部とを有する熱交換器の製造方法において、
記フランジ部は、余剰ロウ材を貯留可能な貯留部が形成され、
前記外箱と、前記熱交換体と、前記供給管と、前記排出管と、前記接続継手とが組み付けられ、少なくとも前記排出管と前記固定部との間にロウ材が配置された組付体を得る組付工程と、
前記固定部が前記排出管から下方に延びるように前記組付体を炉内に位置させ、前記組付体を加熱して前記ロウ材によって前記排出管と前記固定部とをロウ付けするロウ付け工程とを備え、
前記ロウ付け工程時に前記固定部から前記フランジ部に向かって流れる前記余剰ロウ材を前記貯留部に貯留することを特徴とする。
本発明の熱交換器の製造方法では、接続継手のランジ部に形成された貯留部がロウ付け工程時に固定部からフランジ部に向かって流れる余剰ロウ材を貯留する。
したがって、本発明の熱交換器の製造方法では、接続継手の固定部が排出管から下方に延びるように組付体を炉内に位置させてロウ付けを行なわなければならない場合であっても、接続継手に相手部材を容易に取り付けることが可能な熱交換器を製造できる。
本発明の熱交換器は、側壁を含む壁によって、第1流体が流通する第1通路を区画するとともに、前記側壁に第1挿通孔及び第2挿通孔が貫通するように形成された外箱と、
前記外箱の前記第1通路内に収容され、前記第1流体と異なる第2流体が流通する第2通路が内部に設けられ、前記第1流体と前記第2流体との間で熱交換を行わせる熱交換体と、
前記熱交換体から前記側壁の前記第1挿通孔を通過して前記外箱の外部に突出し、前記第2通路に前記第2流体を供給する供給管と、
前記熱交換体から前記側壁の前記第2挿通孔を通過して前記外箱の外部に突出し、前記第2通路から前記第2流体を排出する排出管と、
前記外箱の外部で前記排出管に固定され、内部が前記第2通路と連通する接続継手とを備え、
前記接続継手は、軸方向に延びる筒状に形成された本体部と、
前記軸方向の一端側で前記本体部と一体をなして前記軸方向に延びる筒状に形成され、ロウ付けによって前記排出管の外周面に固定される固定部と、
前記軸方向の他端側で前記本体部と一体をなして前記本体部から環状に突出し、相手部材が取り付けられるフランジ部とを有し、
記フランジ部には、ロウ付け時に前記固定部から前記フランジ部に向かって流れる余剰ロウ材を貯留可能な貯留部が形成されていることを特徴とする。
本発明の熱交換器では、固定部が排出管から下方に延びるように接続継手を位置させてロウ付けを行なわなければならない場合であっても、貯留部がロウ付け時に固定部からフランジ部に向かって流れる余剰ロウ材を貯留する。
したがって、本発明の熱交換器は、固定部が排出管から下方に延びるように接続継手を位置させてロウ付けを行なわなければならない場合であっても、接続継手に相手部材を容易に取り付けることができる。
本発明の接続継手によれば、固定部が配管から下方に延びるように接続継手を位置させてロウ付けを行なわなければならない場合であっても、フランジ部に余剰のロウ材が付着しない。また、本発明の熱交換器の製造方法によれば、接続継手の固定部が排出管から下方に延びるように組付体を炉内に位置させてロウ付けを行なわなければならない場合であっても、接続継手に相手部材を容易に取り付けることが可能な熱交換器を製造できる。さらに、本発明の熱交換器によれば、固定部が排出管から下方に延びるように接続継手を位置させてロウ付けを行なわなければならない場合であっても、接続継手に相手部材を容易に取り付けることができる。
図1は、実施例1の熱交換器を示す斜視図である。 図2は、実施例1の熱交換器に係り、排出管及び接続継手を示す斜視図である。 図3は、実施例1の熱交換器に係り、図2の上下断面を示す要部拡大断面図である。 図4は、実施例1の熱交換器に係り、接続継手を示す斜視図である。 図5は、実施例1の熱交換器に係り、図4の軸方向断面を示す断面図である。 図6は、実施例1の熱交換器に係り、組付体を示す斜視図である。 図7は、実施例1の熱交換器に係り、配管に対する接続継手の組付工程を示す要部拡大断面図である。 図8は、実施例1の熱交換器に係り、接続継手に対するサーミスタ及びクリップの取り付け時を示す側面図である。 図9は、参考例の接続継手を示す図5と同様の断面図である。 図10は、実施例の接続継手を示す図5と同様の断面図である。 図11は、実施例の接続継手を示す図5と同様の断面図である。 図12は、実施例の接続継手を示す図5と同様の大断面図である。 図13は、比較例の熱交換器に係り、接続継手に対するサーミスタ及びクリップの取り付け時を示す側面図である。
以下、本発明を具体化した実施例1~について、比較例と比較し、かつ図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
実施例1の熱交換器は、図1に示す外箱1と、第1熱交換ユニット3と、第2熱交換ユニット5と、第1配管7と、第2配管9と、第3配管11と、第4配管13と、第5配管15と、図2及び図3に示す接続継手17と、図示しない第6配管とを備えている。第1熱交換ユニット3は本発明における「熱交換体」の一例である。また、第1配管7は本発明における「供給管」の一例であり、第2配管9は本発明における「排出管」の一例である。なお、第3配管11は複数設けられている。また、図示されていないものの、第5配管15も複数設けられている。
本実施例では、図1に示す各矢印によって、熱交換器の前後方向、左右方向及び上下方向を規定している。そして、図2以降では、図1に対応して、前後方向、左右方向及び上下方向を規定している。なお、前後方向及び左右方向は一例であり、熱交換器の姿勢は上下方向を除いて適宜変更可能である。
図1に示すように、外箱1は、後側に位置する第1側壁101と、前側に位置する第2側壁102と、右側に位置する第3側壁103と、左側に位置する第4側壁104とを有している。これらの第1~4側壁101~104により、外箱1は、上下方向に貫通する略矩形の筒状をなしている。また、第1~4側壁101~104によって、外箱1の内部には、上下方向に延びる第1流路1aが区画されている。
外箱1の下方には、図示しないガスバーナユニットが取り付けられる。ガスバーナユニットは、高温の燃焼排ガスを生成して熱交換器に供給する。これにより、第1流路1aには、燃焼排ガスが下方から上方に向かって流通するようになっている。燃焼排ガスは本発明における「第1流体」の一例である。
また、第1側壁101には、第1挿通孔21が形成されている。また、第2側壁102には、第2挿通孔22が形成されている他、第3挿通孔23と、第4挿通孔24と、第5挿通孔25とが形成されている。第3挿通孔23及び第5挿通孔25は、複数形成されている。これらの第2~5挿通孔22~25は、第2側壁102を前後方向に貫通している。なお、図示されていないものの、第1挿通孔21についても、第1側壁101を前後方向に貫通している。また、第1側壁101にも、複数の第3挿通孔23及び第5挿通孔25が形成されている他、第6挿通孔が形成されている。
第1熱交換ユニット3は、外箱1の内部、すなわち第1流路1a内に収容されている。第1熱交換ユニット3は、複数の第1伝熱フィン31と、図6に示す複数の第1伝熱管33とを有している。各第1伝熱フィン31は、略矩形の板状に形成されている。各第1伝熱フィン31同士は、互いに所定の間隔を設けつつ、前後方向に整列して配置されている。また、各第1伝熱フィン31には、第1伝熱管33が挿通される挿通孔31aが複数形成されている。なお、図6では、説明を容易にするため、一部の第1伝熱フィン31の図示を省略している。
各第1伝熱管33は、前後方向に直線状に延びる円筒状に形成されている。各第1伝熱管33は、各挿通孔31aに挿通された状態で各第1伝熱フィン31内に固定されている。なお、第1熱交換ユニット3における第1伝熱フィン31及び第1伝熱管33の個数や形状は、適宜設計可能である。
第2熱交換ユニット5は、複数の第2伝熱フィン51と、図示しない複数の第2伝熱管とを有している。各第2伝熱フィン51は、各第1伝熱フィン31に比べて小型となっている。なお、第2熱交換ユニット5は、第1熱交換ユニット3と同様の構成であるため、詳細な説明を省略する。
図1に示すように、第1~3配管7、9、11は、それぞれ円筒状に形成されている。第1配管7は、外箱1の外部に向かって突出した後、外箱1の後方から右側に回り込むように湾曲する形状をなしている。第1配管7には、第1管継手8aが取り付けられている。
第2配管9は、外箱1の外部に向かって突出した後、外箱1の前方から右側に回り込むように湾曲する形状をなしている。より詳細には、図2及び図3に示すように、第2配管9は、外周面9aを有している。また、図3に示すように、第2配管9には、固定孔90が形成されている。固定孔90は、第2配管9の周壁を径方向に貫通しており、第2配管9の内部、すなわち後述する第2流路35と、第2配管9の外部とを連通している。ここで、固定孔90は、第2配管9の下側となる位置に形成されている。また、第2配管9には、第2管継手8bが取り付けられている。
図1に示すように、各第3配管11は、外箱1の外部に向かって突出した後、再び外箱1に向かうように略U字形状に湾曲している。また、各第3配管11の一部には、第1ブラケット110が取り付けられている。
第1~3配管7、9、11は、それぞれ第1熱交換ユニット3の各第1伝熱管33と接続している。これにより、第1~3配管7、9、11及び各第1伝熱管33の内部には、第1配管7から、外箱1を前後方向に複数回蛇行しつつ、第2配管9に至る第2流路35が形成されている。第2流路35には、水が流通可能となっている。水は本発明における「第2流体」の一例である。
第4、5配管13、15の他、第6配管についても、それぞれ円筒状に形成されている。第4配管13は、外箱1の外部に向かって突出した後、外箱1の前方から左側に回り込むように湾曲する形状をなしている。第4配管13には、第3管継手8cが取り付けられている。各第5配管15は、各第3配管11と同様、外箱1の外部に向かって突出した後、再び外箱1に向かうように略U字形状に湾曲している。各第5配管15の一部には、第2ブラケット150が取り付けられている。
第4配管13、第5配管15及び第6配管は、それぞれ第2熱交換ユニット5の各第2伝熱管と接続している。これにより、第4配管13、第5配管15、第6配管及び各第2伝熱管の内部には、第3流路(図示略)が形成されている。第3流路にも、水が流通可能となっている。
図4及び図5に示すように、接続継手17は、本体部17aと、固定部17bと、フランジ部17cとを有している。本体部17aは、接続継手17の軸方向O、つまり、上下方向に延びる円筒状に形成されており、上端面170と、上端面170に連続する外周面171とを有している。上端面170は平坦に形成されており、外周面171は円筒状に形成されている。
固定部17bは、本体部17aと同軸であって、本体部17aよりも小径の円筒状に形成されている。固定部17bは、本体部17aの上端と一体をなしており、上端面170と連続しつつ、上方に向かって延びている。
フランジ部17cは、本体部17aと同軸であって、本体部17aよりも大径の円環状に形成されている。フランジ部17cは、本体部17aの下端に一体で形成されている。フランジ部17cは、本体部17aの外周側に環状に突出している。
図5に示すように、フランジ部17cは、基端部位172と、先端部位173とで構成されている。基端部位172は、本体部17aに接続しており、本体部17aの外側に向かって延びている。先端部位173は、基端部位172の外周側に位置しており、基端部位172と接続している。
また、基端部位172には、第1凹溝17dが凹設されている。第1凹溝17dは、本発明における「凹部」ひいては「貯留部」の一例である。図4に示すように、第1凹溝17dは、先端部位173よりも接続継手17の下方に凹みつつ、本体部17aを一周して囲う環状をなしている。なお、第1凹溝17dが接続継手17の下方に凹む長さ、すなわち、第1凹溝17dの深さは、適宜設計可能である。
これらの本体部17a、固定部17b及びフランジ部17cにより、接続継手17の内部には、固定部17b側からフランジ部17c側まで貫通する連通孔17eが形成されている。
図3に示すように、接続継手17は、ロウ材41によって、固定部17bを第2配管9の固定孔90にロウ付けすることにより、第2配管9の下側に固定されている。また、接続継手17には、図8に示すサーミスタ45及びクリップ53が取り付けられる。サーミスタ45及びクリップ53は、本発明における「相手部材」の一例である。なお、接続継手17に対するサーミスタ45及びクリップ53の取り付けについては後述する。
この熱交換器は、以下の製造方法によって製造されている。この製造方法では、まず始めに、準備工程を行う。準備工程では、図6に示す外箱1、第1熱交換ユニット3、第2熱交換ユニット5、第1~5配管7、9、11、13、15、接続継手17及び第6配管を準備する。
次に、組付工程を行う。組付工程では、外箱1内に第1熱交換ユニット3を収容する。この際、第1熱交換ユニット3では、各第1伝熱フィン31を前後方向に整列させるとともに、ロウ材(図示略)を介しつつ、各挿通孔31aに各第1伝熱管33を挿通させる。また、第1熱交換ユニット3と同様に、外箱1内に第2熱交換ユニット5を収容する。
次に、第1熱交換ユニット3と、第1~3配管7、9、11とを組み付ける。具体的には、各第1伝熱管33のうち、水の流通方向で最も上流側となる第1伝熱管33に対して、ロウ材を介在させつつ第1配管7を組み付ける。これにより、第1配管7は、第1側壁101の第1挿通孔21を通過して外箱1の外部に突出し、外箱1の後方から右側に回り込む状態となる。また、各第1伝熱管33のうち、水の流通方向で最も下流側となる第1伝熱管33に対して、ロウ材を介在させつつ第2配管9を組み付ける。これにより、第2配管9は、第2側壁102の第2挿通孔22を通過して外箱1の外部に突出し、外箱1の前方から右側に回り込む状態となる。さらに、第1伝熱管33に対して、ロウ材を介在させつつ第3配管11を組み付ける。これにより、第3配管11は、第3挿通孔23の1つを通過して外箱1の外部に突出した後、第3挿通孔23の他の1つを通過して再び外箱1の内部に侵入して第1伝熱管33と組み付けられる。なお、第1~3配管7、9、11と、第1~3挿通孔21~23との間にもロウ材が設けられている。
また、同様に、第2熱交換ユニット5と、第4、5配管13、15及び第6配管とをロウ材を介在させつつ組み付ける。これにより、第4配管13は、第2熱交換ユニット5の第2伝熱管と組み付けられて第4挿通孔24を通過して外箱1の外部に突出し、外箱1の前方から左側に回り込む状態となる。また、第5配管15は、第2伝熱管に組み付けられ、第5挿通孔25の1つを通過して外箱1の外部に突出した後、第5挿通孔25の他の1つを通過して再び外箱1の内部に侵入して第2伝熱管と組み付けられる。なお、第4配管13と、第4挿通孔24との間等にもロウ材が設けられている。
さらに、第1配管7に対し、ロウ材を介在させつつ第1管継手8aを取り付ける。第2配管9に対し、ロウ材を介在させつつ第2管継手8bを取り付ける。第4配管13に対し、ロウ材を介在させつつ第3管継手8cを取り付ける。
次に、図7に示すように、第2配管9に対して、接続継手17を組み付ける。具体的には、接続継手17の固定部17bを第2配管9側に向けた状態とする。そして、接続継手17と第2配管9との間にロウ材41を介在させつつ、図7の破線矢印で示すように、固定部17bを第2配管9の下側から固定孔90に挿入する。つまり、固定部17bが第2配管9から下方に延びるように接続継手17を位置させる。ここで、ロウ材41は、固定部17bよりも大径の環状に形成されている。このため、固定部17bを固定孔90に挿入することで、ロウ材41は固定部17bに嵌まり込んだ状態で第2配管9の外周面と、本体部17aの上端面170との間に位置することになる。こうして、組付工程が完了し、図6に示す組付体10が得られる。
次に、ロウ付け工程を行う。ロウ付け工程では、組付体10を図6に示す姿勢のまま、図示しない焼成炉の炉内に配置する。つまり、炉内において、接続継手17は、固定部17bが第2配管9から下方に延びる状態となっている。そして、焼成炉によって組付体10を加熱し、ロウ材41を含む各ロウ材を溶融させる。これにより、第1熱交換ユニット3と、第1~3配管7、9、11とがロウ付けされる。また、第2熱交換ユニット5と、第4、5配管13、15及び第6配管とがロウ付けされる。さらに、第1~5配管7、9、11、13、15及び第6配管は、外箱1にもロウ付けされる。また、第1配管7と第1管継手8aとがロウ付けされ、第2配管9と第2管継手8bとがロウ付けされ、第4配管13と第3管継手8cとがロウ付けされる。
そして、図3に示すように、接続継手17は、固定部17bを固定孔90に挿入させた状態で、ロウ材41によって第2配管9の外周面9aにロウ付けされる。こうして、ロウ付け工程が完了することにより、熱交換器が得られる。得られた熱交換器は、焼成炉から取り出される。
次に、完成工程を行う。完成工程では、第3配管11及び第5配管15に対し、それぞれ図1に示す第1ブラケット110及び第2ブラケット150を取り付ける。また、図8に示すように、接続継手17に対し、サーミスタ45を取り付ける。サーミスタ45は公用品である。接続継手17にサーミスタ45を取り付けるに当たっては、Oリング55を介在させつつ、接続継手17の連通孔17e(図7参照)に対し、下方側からサーミスタ45を挿入する。これにより、サーミスタ45の先端が第2配管9内、すなわち第2流路35内に進入する。
そして、この状態で、接続継手17に対してクリップ53を取り付ける。クリップ53には、フランジ部17cを進入させる嵌合溝53aと、本体部17aを挟持可能な第1挟持部53bと、サーミスタ45を挟持可能な第2挟持部53cとが形成されている。クリップ53は、図8の白色矢印で示すように、接続継手17の左方から嵌合溝53a内にフランジ部17cを進入させることにより、フランジ部17cを嵌合溝53a内に嵌め込む。そして、クリップ53は、第1挟持部53bによって本体部17aを挟持するとともに、第2挟持部53cによってサーミスタ45を挟持する。これにより、クリップ53は、接続継手17からサーミスタ45が脱落することを防止する。また、クリップ53は、嵌合溝53aに嵌合したフランジ部17cによって、下方側への抜け止めがされる。こうして、完成工程が完了し、図1に示す熱交換器が完成する。なお、クリップ53の形状は、サーミスタ45の形状等に応じて適宜変更可能である。
この熱交換器では、第1管継手8aを介して第1配管7が給水管に接続される。また、第2管継手8bを介して第2配管7が出湯管に接続される。これにより、熱交換器では、第1配管7から第2流路35内に供給された水が第1熱交換ユニット3において、第1流路1aを流通する燃焼排ガスとの熱交換によって加熱されて温水となる。そして、この温水は、第2配管9を経て、熱交換器の外部に排出される。この際、サーミスタ45は、第2配管9内を流通する温水の温度を検出する。こうして熱交換器によって得られた温水は、出湯管を経て給湯端末に供給される。なお、給水管、出湯管及び給湯端末の図示は省略する。
また、この熱交換器では、第2熱交換ユニット5において、第3流路を流通する水と燃焼排ガスとの熱交換により、第3流路を流通する水を加熱することも可能となっている。この加熱された第3流路内の温水は、例えば浴槽の追焚きに利用される。
ここで、この熱交換器では、第1熱交換ユニット3と、第1~3配管7、9、11との組み付け等の観点から、ロウ付け工程において、固定部17bが第2配管9から下方に延びるように接続継手17を位置させてロウ付けを行なっている。しかし、このようにロウ付けを行っても、この熱交換器では、接続継手17にサーミスタ45及びクリップ53を容易に取り付けることが可能となっている。この作用について、比較例との対比を基に説明する。
図13に示すように、比較例の熱交換器は、実施例1の接続継手17とは異なり、接続継手18を備えている。接続継手18には、第1凹溝17d、すなわち貯留部が形成されていない。接続継手18の他の構成は、接続継手17と同様である。また、比較例の熱交換器における他の構成も、実施例1の熱交換器と同様である。
実施例1の熱交換器及び比較例の熱交換器において、ロウ材41によって固定部17bと外周面9aとをロウ付けする際、ロウ材41のうち、固定部17bと外周面9aとのロウ付けに寄与しなかった分は、余剰ロウ材41aとなる。ここで、ロウ付け工程において、固定部17bが第2配管9から下方に延びるように接続継手17を炉内に位置させていることから、余剰ロウ材41aは、重力によって、本体部17aの上端面170から外周面171を伝って、フランジ部17cに向かって流通することになる。
このため、比較例の熱交換器では、フランジ部17cに向かって流通した余剰ロウ材41aは、接続継手18のフランジ部17cの表面に貯留されて固化することで、フランジ部17cの表面に付着する。このため、フランジ部17cの表面に付着した余剰ロウ材41aによって、クリップ53の嵌合溝53aにフランジ部17cが嵌り込み難くなる。このため、比較例の熱交換器では、接続継手18にサーミスタ45やクリップ53を取り付けることが困難になってしまう。また、この場合には、接続継手18に対するクリップ53の取り付けが不十分となり、接続継手18からサーミスタ45が脱落するおそれがある。そこで、フランジ部17cの表面に付着した余剰ロウ材41aを除去する作業が必要となるものの、この点においても、接続継手18にサーミスタ45やクリップ53を取り付けることが困難になる。
これに対し、実施例1の熱交換器では、図8に示すように、フランジ部17cに向かって流通した余剰ロウ材41aは、第1凹溝17d内に貯留されるため、余剰ロウ材41aがフランジ部17cの表面に付着し難くなっている。このため、実施例1の熱交換器では、嵌合溝53aにフランジ部17cを好適に嵌め込むことができる。また、実施例1の熱交換器では、接続継手17にサーミスタ45及びクリップ53を取り付けるに当たって、第1凹溝17d内の余剰ロウ材41aを除去する必要もない。
したがって、実施例1の熱交換器は、ロウ付け工程において、接続継手17の固定部17bが第2配管9から下方に延びるように組付体10を炉内に位置させてロウ付けが行なわれなければならない場合であっても、接続継手17にサーミスタ45及びクリップ53を容易に取り付けることができる。
特に、この熱交換器では、接続継手17において、第1凹溝17dを貯留部としており、第1凹溝17dは、先端部位173よりも接続継手17の下方に凹みつつ、本体部17aを一周して囲う環状をなしている。このため、貯留部の形成を容易化しつつ、フランジ部17cに向かって流通する余剰ロウ材41aを第1凹溝17d内に好適に貯留させることが可能となっている。また、クリップ53の嵌合溝53aにフランジ部17cを嵌め込むに当たって、第1凹溝17d自体もその妨げとなることがない。
参考例
参考例の熱交換器は、図9に示す接続継手61を備えている。接続継手61では、フランジ部17cの基端部位172に第1凹溝17dが形成されていない一方、本体部17aに凸部17fが形成されている。凸部17fも、本発明における「貯留部」の一例である。凸部17fは、本体部17aにおいて、外周面171の外側に向かって突出しており、本体部17aを一周している。凸部17fは、上方に面する上面174と、上面174の反対側に位置してフランジ部17cに面する下面175と、上面174と下面175とに連続する端面176とで構成されている。ここで、凸部17fは、本体部17aにおいて、クリップ53の第1挟持部53bと干渉しない位置に配置されている。接続継手61における他の構成を含め、この熱交換器における他の構成は、実施例1の熱交換器と同様であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。また、この熱交換器の製造方法も、実施例1の熱交換器の製造方法と同様である。
この熱交換器では、フランジ部17cに向かって流通する余剰ロウ材41aは、凸部17fの上面174に貯留される。このため、この熱交換器でも、余剰ロウ材41aがフランジ部17cの表面に付着し難くなっている。また、凸部17fがクリップ53の第1挟持部53bと干渉しない位置に配置されているため、接続継手61にクリップ53を取り付けるに当たって、凸部17f及び凸部17fに貯留された余剰ロウ材41aが妨げとなり難い。この熱交換器における他の作用は、実施例1の熱交換器と同様である。
(実施例
実施例の熱交換器は、図10に示す接続継手62を備えている。接続継手62は、接続継手17に比べて肉厚が薄く形成されている。そして、接続継手62では、フランジ部17cにおいて、基端部位172に対して先端部位173を略直角に屈曲させている。これにより、先端部位173は、基端部位172よりも上方側、すなわち、固定部17b側に向かって延びる形状となっている。このように、先端部位173が固定部17b側に向かって延びることにより、この接続継手62では、基端部位172に第2凹溝17gが形成されている。第2凹溝17gも本発明における「貯留部」の一例である。また、第2凹溝17gも、環状をなしており、本体部17aを一周している。この熱交換器における他の構成及び製造方法は、実施例1の熱交換器と同様である。
(実施例
実施例の熱交換器は、図11に示す接続継手63を備えている。接続継手62と同様、接続継手63についても、接続継手17に比べて肉厚が薄く形成されている。そして、接続継手62では、フランジ部17cにおいて、先端部位173が基端部位172よりも上方に位置するように、基端部位172を略U字の凹形状に湾曲させている。そして、先端部位173は、基端部位172から屈曲し、フランジ部17cの外周側に向かって直線状に延びている。これにより、この接続継手63では、基端部位172に第3凹溝17hが形成されている。第3凹溝17hも本発明における「貯留部」の一例である。また、第3凹溝17hも、環状をなしており、本体部17aを一周している。この熱交換器における他の構成及び製造方法は、実施例1の熱交換器と同様である。
(実施例
実施例の熱交換器は、図12に示す接続継手64を備えている。接続継手62、63と同様、接続継手64についても、接続継手17に比べて肉厚が薄く形成されている。そして、接続継手64では、フランジ部17cにおいて、先端部位173に折り返し部173aを設けており、この折り返し部173aによって、先端部位173の一部を基端部位172側に屈曲させている。これにより、先端部位173は、基端部位172よりも肉厚となっている。このように、先端部位173の一部が折り返されることにより、この接続継手64では、基端部位172に第4凹溝17iが形成されている。第4凹溝17iも本発明における「貯留部」の一例である。また、第4凹溝17iも、環状をなしており、本体部17aを一周している。この熱交換器における他の構成及び製造方法は、実施例1の熱交換器と同様である。
実施例の熱交換器についても、第2~4凹溝17g、17h、17iに余剰ロウ材41aを貯留させることにより、実施例1の熱交換器と同様の作用を奏することが可能となっている。
以上において、本発明を実施例1~に即して説明したが、本発明は上記実施例1~に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、接続継手17について、本体部17aに凸部17fを形成し、第1凹溝17dと凸部17fとに余剰ロウ材41aを貯留させる構成としても良い。接続継手62~64についても同様である。
また、接続継手17、61~64に対し、サーミスタ45やクリップ53以外の相手部材を取り付ける構成としても良い。
さらに、接続継手17では、第1凹溝17dが本体部17aを一周する環状に形成されている。しかし、これに限らず、接続継手17に第1凹溝17dを複数形成し、各第1凹溝17dが本体部17aを囲うように配置される構成としても良い。接続継手61における凸部17fや接続継手62~64における第2~4凹溝17g~17iについても同様である。
また、第2熱交換ユニット5と、第4、5配管13、15と、第6配管とを省略して熱交換器を構成しても良い。
さらに、第1熱交換ユニット3について、各第1伝熱管33のみで構成しても良い。同様に、第2熱交換ユニット5について、各第2伝熱管のみで構成しても良い。また、本発明における熱交換体として、積層型の熱交換体等、種々の構成の熱交換体を採用しても良い。
また、第1~3配管7、9、11について、外箱1の内部、つまり第1流路1a内に延びる部分を一体に形成し、この部分を本発明における「熱交換体」としても良い。
さらに、ロウ付け工程において、固定部17bが第2配管9から下方に延びるように接続継手17、61~64を位置させる必要がない熱交換器であっても、接続継手17、61~64を採用しても良い。また、接続継手17、61~64は、熱交換器以外に採用されても良い。
本発明は、給湯機能のみを有する給湯器、給湯機能と追焚機能とを有する給湯器、温水暖房端末に温水を循環供給する暖房用熱源機等に利用可能である。
1…外箱
1a…第1流路
3…第1熱交換ユニット(熱交換体)
7…第1配管(供給管)
9…第2配管(排出管)
17、61~64…接続継手
17a…本体部
17b…固定部
17c…フランジ部
17d…第1凹溝(凹溝、貯留部)
17f…凸部(貯留部)
17g~17i…第2~4凹溝(凹溝、貯留部)
21…第1挿通孔
22…第2挿通孔
35…第2流路
41a…余剰ロウ材
45…サーミスタ(相手部材)
53…クリップ(相手部材)
172…基端部位
173…先端部位
O…軸方向

Claims (4)

  1. 軸方向に延びる筒状に形成された本体部と、
    前記軸方向の一端側で前記本体部と一体をなして前記軸方向に延びる筒状に形成され、ロウ付けによって配管の外周面に固定される固定部と、
    前記軸方向の他端側で前記本体部と一体をなして前記本体部から環状に突出し、相手部材が取り付けられるフランジ部とを有する接続継手において、
    記フランジ部は、ロウ付け時に前記固定部から前記フランジ部に向かって流れる余剰ロウ材を貯留可能な貯留部が形成されていることを特徴とする接続継手。
  2. 軸方向に延びる筒状に形成された本体部と、
    前記軸方向の一端側で前記本体部と一体をなして前記軸方向に延びる筒状に形成され、ロウ付けによって配管の外周面に固定される固定部と、
    前記軸方向の他端側で前記本体部と一体をなして前記本体部から環状に突出し、相手部材が取り付けられるフランジ部とを有する接続継手において、
    前記本体部及び前記フランジ部の少なくとも一方には、ロウ付け時に前記固定部から前記フランジ部に向かって流れる余剰ロウ材を貯留可能な貯留部が形成され、
    前記フランジ部は、前記本体部に接続するとともに前記貯留部が形成される基端部位と、前記基端部位に接続して前記基端部位の外周側に位置する先端部位とを有し、
    前記貯留部は、前記先端部位よりも前記軸方向の他端側に凹みつつ前記本体部を囲う凹溝からなることを特徴とする接続継手。
  3. 側壁を含む壁によって、第1流体が流通する第1通路を区画するとともに、前記側壁に第1挿通孔及び第2挿通孔が貫通するように形成された外箱と、
    前記外箱の前記第1通路内に収容され、前記第1流体と異なる第2流体が流通する第2通路が内部に設けられ、前記第1流体と前記第2流体との間で熱交換を行わせる熱交換体と、
    前記熱交換体から前記側壁の前記第1挿通孔を通過して前記外箱の外部に突出し、前記第2通路に前記第2流体を供給する供給管と、
    前記熱交換体から前記側壁の前記第2挿通孔を通過して前記外箱の外部に突出し、前記第2通路から前記第2流体を排出する排出管と、
    前記外箱の外部で前記排出管に固定され、内部が前記第2通路と連通する接続継手とを備え、
    前記接続継手は、軸方向に延びる筒状に形成された本体部と、
    前記軸方向の一端側で前記本体部と一体をなして前記軸方向に延びる筒状に形成され、ロウ付けによって前記排出管の外周面に固定される固定部と、
    前記軸方向の他端側で前記本体部と一体をなして前記本体部から環状に突出し、相手部材が取り付けられるフランジ部とを有する熱交換器の製造方法において、
    記フランジ部は、余剰ロウ材を貯留可能な貯留部が形成され、
    前記外箱と、前記熱交換体と、前記供給管と、前記排出管と、前記接続継手とが組み付けられ、少なくとも前記排出管と前記固定部との間にロウ材が配置された組付体を得る組付工程と、
    前記固定部が前記排出管から下方に延びるように前記組付体を炉内に位置させ、前記組付体を加熱して前記ロウ材によって前記排出管と前記固定部とをロウ付けするロウ付け工程とを備え、
    前記ロウ付け工程時に前記固定部から前記フランジ部に向かって流れる前記余剰ロウ材を前記貯留部に貯留することを特徴とする熱交換器の製造方法。
  4. 側壁を含む壁によって、第1流体が流通する第1通路を区画するとともに、前記側壁に第1挿通孔及び第2挿通孔が貫通するように形成された外箱と、
    前記外箱の前記第1通路内に収容され、前記第1流体と異なる第2流体が流通する第2通路が内部に設けられ、前記第1流体と前記第2流体との間で熱交換を行わせる熱交換体と、
    前記熱交換体から前記側壁の前記第1挿通孔を通過して前記外箱の外部に突出し、前記第2通路に前記第2流体を供給する供給管と、
    前記熱交換体から前記側壁の前記第2挿通孔を通過して前記外箱の外部に突出し、前記第2通路から前記第2流体を排出する排出管と、
    前記外箱の外部で前記排出管に固定され、内部が前記第2通路と連通する接続継手とを備え、
    前記接続継手は、軸方向に延びる筒状に形成された本体部と、
    前記軸方向の一端側で前記本体部と一体をなして前記軸方向に延びる筒状に形成され、ロウ付けによって前記排出管の外周面に固定される固定部と、
    前記軸方向の他端側で前記本体部と一体をなして前記本体部から環状に突出し、相手部材が取り付けられるフランジ部とを有し、
    記フランジ部には、ロウ付け時に前記固定部から前記フランジ部に向かって流れる余剰ロウ材を貯留可能な貯留部が形成されていることを特徴とする熱交換器。
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