JP2016023699A - クイックファスナ - Google Patents
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Abstract
【課題】一方および他方の被固定物を固定するとともに、二つの被固定物の一方を他方から取り外す際のクイックファスナの紛失を防止することが可能なクイックファスナを提供する。
【解決手段】クイックファスナ1は、一方および他方の被固定物を固定し、板体10からなる。板体10は、一方の被固定物を挟持する一対の第1の腕部11と、他方の被固定物を挟持する一対の第2の腕部12と、一対の第1の腕部11と一対の第2の腕部12とを互いに接続する接続部17とを備えている。一対の第2の腕部12は、互いに対向する腕部12間の幅が広がった後に狭まるように一方端12aから他方端12bに向かって延在することにより第1の挟持部19を構成する。また一対の第2の腕部12は、さらに上記幅が再び広がった後に再び狭まるように第1の挟持部19から他方端12bに向かって延在することにより第2の挟持部20を構成する。
【選択図】図1
【解決手段】クイックファスナ1は、一方および他方の被固定物を固定し、板体10からなる。板体10は、一方の被固定物を挟持する一対の第1の腕部11と、他方の被固定物を挟持する一対の第2の腕部12と、一対の第1の腕部11と一対の第2の腕部12とを互いに接続する接続部17とを備えている。一対の第2の腕部12は、互いに対向する腕部12間の幅が広がった後に狭まるように一方端12aから他方端12bに向かって延在することにより第1の挟持部19を構成する。また一対の第2の腕部12は、さらに上記幅が再び広がった後に再び狭まるように第1の挟持部19から他方端12bに向かって延在することにより第2の挟持部20を構成する。
【選択図】図1
Description
本発明はクイックファスナに関し、特に、一方および他方の被固定物を固定するクイックファスナに関する。
従来、二つの被固定物を互いに固定する止め具であるクイックファスナが知られている。たとえば実公平01−15990号公報(特許文献1)には、この種のクイックファスナの例として二本のパイプを挟持して互いに接続するクイックファスナが記載されている。またこのクイックファスナは、たとえば給湯装置などの配管内における湯水の温度を検知するためのサーミスタを当該配管に固定する際の止め具としても用いられている。
上記特許文献1に記載された従来のクイックファスナでは、二つの被固定物を挟持して互いに固定することができる。しかし、従来のクイックファスナでは、二つの被固定物の一方を他方から取り外すためには、二つの被固定物の双方からクイックファスナを取り外す必要がある。またクイックファスナは、一般にステンレスなどの弾性が高い材質からなっている。このため従来のクイックファスナでは、二つの被固定物の一方を他方から取り外す際に、クイックファスナの挟持部の弾性によってクイックファスナを紛失してしまうという問題がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、一方および他方の被固定物を固定するとともに、二つの被固定物の一方を他方から取り外す際のクイックファスナの紛失を防止することが可能なクイックファスナを提供することである。
本発明に従ったクイックファスナは、一方および他方の被固定物を固定し、板体からなるクイックファスナである。上記板体は、互いに対向するように延在し、一方の被固定物を挟持する一対の第1の腕部と、互いに対向するように延在し、他方の被固定物を挟持し、一対の第1の腕部との間に板体に形成されたスリット部を挟む一対の第2の腕部と、第1および第2の腕部のそれぞれの一方端に接続され、一対の第1の腕部と一対の第2の腕部とを互いに接続する接続部とを備えている。スリット部は、接続部と反対側において開口するように第1および第2の腕部に沿って延在している。一対の第1の腕部および一対の第2の腕部のいずれか一方の一対の腕部は、互いに対向する腕部間の幅が広がった後に狭まるように一方端から他方端に向かって延在することにより、一方または他方の被固定物のいずれかを挟持する第1の挟持部を構成している。また上記いずれか一方の一対の腕部は、上記幅が再び広がった後に再び狭まるように第1の挟持部から他方端に向かって延在することにより、一方または他方の被固定物のいずれかを挟持する第2の挟持部をさらに構成している。
上記クイックファスナでは、一対の第1の腕部により一方の被固定物を挟持し、かつ一対の第2の腕部により他方の被固定物を挟持することにより、一方および他方の被固定物を固定することができる。また上記クイックファスナでは、一対の第1および第2の腕部のいずれか一方の一対の腕部が、第1および第2の挟持部を構成するように延在している。これにより、二つの被固定物を固定する際には第1の挟持部において他方の被固定物を挟持し、他方の被固定物から一方の被固定物を取り外す際には第2の挟持部において他方の被固定物を挟持することができる。このように上記クイックファスナは、二つの被固定物の一方を他方から取り外す際に、第2の挟持部において他方の被固定物に係止させることができる。このため、従来のような二つの被固定物の一方を他方から取り外す際のクイックファスナの紛失を防止することができる。したがって、本発明に従ったクイックファスナによれば、一方および他方の被固定物を固定するとともに、二つの被固定物の一方を他方から取り外す際のクイックファスナの紛失を防止することが可能なクイックファスナを提供することができる。
上記クイックファスナにおいて好ましくは、上記いずれか一方の一対の腕部は、他方端側において互いに交差するように延在している。
これにより、二つの被固定物の一方を他方から取り外す際に、第2の挟持部において他方の被固定物をより確実に係止させることができる。このため、二つの被固定物の一方を他方から取り外す際のクイックファスナの紛失をより確実に防止することができる。
上記クイックファスナにおいて好ましくは、上記いずれか一方の一対の腕部は、他方端側の先端部を屈曲させた摘み部を有している。また上記クイックファスナは好ましくは、摘み部を押圧することにより第2の挟持部における上記幅が広がるように構成されている。
これにより、被固定物へのクイックファスナの取り付けおよび被固定物からのクイックファスナの取り外しの際に、第2の挟持部における腕部間の幅を容易に調整することができる。
上記クイックファスナにおいて好ましくは、一方および他方の被固定物は、配管内を流れる流体の温度を検知するサーミスタと、サーミスタを配管に固定するための固定具である。このように上記クイックファスナは、サーミスタと固定具とを互いに固定するための止め具として好適に用いることができる。なお、サーミスタにより温度が検知される「流体」は、液体であってもよいし、気体であってもよい。
上記クイックファスナにおいて好ましくは、サーミスタは円筒形状を有し、かつ円筒形状の径方向外側に広がった第1のフランジ部を有している。固定具にはサーミスタが配置される穴部が設けられていてもよい。また固定具には、穴部の径方向外側に広がった第2のフランジ部が設けられていてもよい。第1および第2のフランジ部がスリット部内に位置した状態において、サーミスタおよび固定具が互いに固定されてもよい。これにより、上記クイックファスナを用いてサーミスタと固定具とをより確実に固定することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、一方および他方の被固定物を固定するとともに、二つの被固定物の一方を他方から取り外す際のクイックファスナの紛失を防止することが可能なクイックファスナを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
まず、本実施の形態に係るクイックファスナ1の構造について、図1〜図3を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係るクイックファスナ1の構造を概略的に示す斜視図である。図2は、本実施の形態に係るクイックファスナ1の構造を概略的に示す平面図である。図3は、本実施の形態に係るクイックファスナ1によりサーミスタ2とセンサ固定金具3とが固定された状態を概略的に示す斜視図である。
図3を参照して、クイックファスナ1は、一方の被固定物としてのサーミスタ2および他方の被固定物としてのセンサ固定金具3(固定具)を互いに固定するためのものである。サーミスタ2は、配管4内を流れる流体の温度を検知するものである。より具体的には、サーミスタ2は、たとえば給湯装置の給湯・給水配管内を流れる湯水の温度を検知するものである。サーミスタ2は円筒形状を有しており、かつ円筒形状の径方向外側に広がったフランジ部2a(第1のフランジ部)を有している。
センサ固定金具3は、サーミスタ2を配管4に固定するためのものである。センサ固定金具3は、たとえば溶接により配管4に接合されている。センサ固定金具3には、サーミスタ2が配置される穴部3bが設けられ、かつ穴部3bの径方向外側に広がったフランジ部3a(第2のフランジ部)が設けられている。
図1および図2を参照して、クイックファスナ1は、たとえばステンレスなどの弾性が高い材質からなる板体10からなっている。板体10は、図1に示すように折り返し部10aにおいて折り返されるように略U字状に曲げられている。板体10には、スリット部18が形成されている。
板体10は、一対の第1の腕部11と、一対の第2の腕部12と、接続部17とを有している。一対の第1の腕部11は、互いに対向するように延在しており、サーミスタ2を挟持する(図3)。第1の腕部11は、一方端11aにおいて接続部17に接続されている。一対の第2の腕部12は、互いに対向するように延在しており、センサ固定金具3を挟持する(図3)。また一対の第2の腕部12は、一対の第1の腕部11との間にスリット部18を挟むように設けられている。第2の腕部12は、一方端12aにおいて接続部17に接続されている。これにより、一対の第1の腕部11と一対の第2の腕部12とは、接続部17により互いに接続されている。
スリット部18は、第1の腕部11および第2の腕部12に沿って延在するように形成されている。またスリット部18は、図1に示すように接続部17と反対側において開口するように形成されている。
一対の第2の腕部12は、互いに対向する腕部12間の幅が広がった後に狭まるように、一方端12aから他方端12bに向かって延在している。より具体的には、一対の第2の腕部12は接続部17から離れるように円弧状に延在し、これによりセンサ固定金具3を挟持するための第1の挟持部19を構成している。
一対の第2の腕部12は、互いに対向する腕部12間の幅が再び広がった後に再び狭まるように第1の挟持部19から他方端12bに向かって延在している。より具体的には、一対の第2の腕部12は第1の挟持部19から離れるように円弧状に延在し、これによりセンサ固定金具3を挟持するための第2の挟持部20を構成している。
一対の第2の腕部12は、図1および図2に示すように他方端12b側において互いに交差するように延在している。また一対の第2の腕部12は、他方端12b側の先端部を屈曲させた摘み部16を有している。また図1中矢印に示すように、摘み部16同士が互いに接近する方向に当該摘み部16を押圧することにより、第2の挟持部20における腕部12間の幅を広げることができる。摘み部16を押圧する前の状態では第2の挟持部20における腕部12間の幅は、被固定物であるセンサ固定金具3(図3)の径よりも小さくなっている。これに対して、上記のように摘み部16により腕部12間の幅をセンサ固定金具3の径よりも大きくなるように調整することができる。これにより、クイックファスナ1をセンサ固定金具3に取り付ける際に、センサ固定金具3を第2の挟持部20に迎え入れるとともに第2の挟持部20において挟持することができる。
次に、上記本実施の形態に係るクイックファスナ1を用いてサーミスタ2をセンサ固定金具3に固定する方法について、図4〜図7を主に参照しつつ説明する。図4を参照して、まずセンサ固定金具3が溶接により接合された配管4が準備される。次に、上記のように摘み部16を押圧することにより、第2の挟持部20における腕部12間の幅がセンサ固定金具3の径よりも広がった状態とされる。そして、図5に示すようにセンサ固定金具3が第2の挟持部20において挟持された状態となるように、クイックファスナ1がセンサ固定金具3に取り付けられる。
次に、図6を参照して、サーミスタ2がセンサ固定金具3の穴部に配置される。そして、図6中矢印に示す方向にクイックファスナ1をスライドさせる。これにより、図7に示すように、一対の第1の腕部11によりサーミスタ2が挟持されるとともに、第1の挟持部19においてセンサ固定金具3が挟持された状態となる。これにより、サーミスタ2およびセンサ固定金具3がクイックファスナ1により互いに固定される。ここで、サーミスタ2およびセンサ固定金具3は、図3に示すようにフランジ部2a,3aがスリット部18内に位置した状態において互いに固定される。このようにしてサーミスタ2がセンサ固定金具3に取り付けられる。
次に、サーミスタ2をセンサ固定金具3から取り外す際の手順について説明する。まず、図7中矢印に示す方向にクイックファスナ1をスライドさせる。これにより、図6に示すようにサーミスタ2が第1の腕部11により挟持された状態から解放されるとともに、センサ固定金具3が第1の挟持部19において挟持された状態から解放される。このとき、センサ固定金具3は第2の挟持部20において挟持された状態となる。このように第2の挟持部20においてクイックファスナ1がセンサ固定金具3に係止された状態で、サーミスタ2がセンサ固定金具3から取り外される(図5)
次に、上記本実施の形態に係るクイックファスナ1の作用効果について、比較例のクイックファスナを参照しつつ説明する。まず、比較例のクイックファスナの構造について説明する。図10を参照して、比較例のクイックファスナ100は、上記本実施の形態に係るクイックファスナ1と同様に、サーミスタを挟持するための一対の第1の腕部110と、センサ固定金具を挟持するための一対の第2の腕部120とを有している。ここで、比較例のクイックファスナ100では、上記本実施の形態に係るクイックファスナ1とは異なり、一対の第2の腕部120が第1および第2の挟持部を構成するようには延在していない。
次に、上記本実施の形態に係るクイックファスナ1の作用効果について、比較例のクイックファスナを参照しつつ説明する。まず、比較例のクイックファスナの構造について説明する。図10を参照して、比較例のクイックファスナ100は、上記本実施の形態に係るクイックファスナ1と同様に、サーミスタを挟持するための一対の第1の腕部110と、センサ固定金具を挟持するための一対の第2の腕部120とを有している。ここで、比較例のクイックファスナ100では、上記本実施の形態に係るクイックファスナ1とは異なり、一対の第2の腕部120が第1および第2の挟持部を構成するようには延在していない。
次に、比較例のクイックファスナ100を用いてサーミスタ200をセンサ固定金具300に固定する方法について、図11および図12を参照して説明する。まず配管400に溶接されたセンサ固定金具300にサーミスタ200がセットされる。次に、図11中矢印に示すように、クイックファスナ100がサーミスタ200およびセンサ固定金具300側に近づけられる。これにより、図12に示すように、サーミスタ200が一対の第1の腕部110により挟持されるとともに、センサ固定金具300が一対の第2の腕部120により挟持された状態となる。このようにしてクイックファスナ100がサーミスタ200およびセンサ固定金具300に取り付けられる。
一方、サーミスタ200をセンサ固定金具300から取り外す際には、サーミスタ200およびセンサ固定金具300の双方からクイックファスナ100を取り外す必要がある。このため、クイックファスナ100の弾性によってクイックファスナ100を紛失してしまう場合がある。
これに対して、本実施の形態に係るクイックファスナ1では、一対の第1の腕部11によりサーミスタ2を挟持し、かつ一対の第2の腕部12によりセンサ固定金具3を挟持することにより、サーミスタ2およびセンサ固定金具3を固定することができる。また上記クイックファスナ1では、一対の第2の腕部12が、第1および第2の挟持部19,20を構成するように延在している。これにより、サーミスタ2およびセンサ固定金具3を固定する際には第1の挟持部19においてセンサ固定金具3を挟持し、センサ固定金具3からサーミスタ2を取り外す際には第2の挟持部20においてセンサ固定金具3を挟持することができる。このように上記クイックファスナ1は、サーミスタ2をセンサ固定金具3から取り外す際に、第2の挟持部20においてセンサ固定金具3に係止させることができる。このため、サーミスタ2をセンサ固定金具3から取り外す際のクイックファスナ1の紛失を防止することができる。したがって、本実施の形態に係るクイックファスナ1によれば、サーミスタ2およびセンサ固定金具3を固定するとともに、サーミスタ2をセンサ固定金具3から取り外す際のクイックファスナ1の紛失を防止することができる。
また上記クイックファスナ1においては、一対の第2の腕部12は他方端12b側において互いに交差するように延在している。これにより、サーミスタ2をセンサ固定金具3から取り外す際に、第2の挟持部20においてセンサ固定金具3をより確実に係止させることができる。このため、サーミスタ2をセンサ固定金具3から取り外す際のクイックファスナ1の紛失をより確実に防止することができる。
なお、本発明のクイックファスナは、上記のように一対の第2の腕部12が他方端12b側において交差する場合には限定されない。たとえば、図8に示すように一対の第2の腕部12が接続部17と対向する位置において開口部20aを形成するように、他方端12b側において交差することなく延在していてもよい。また図9に示すように、開口部20aは接続部17と対向する位置から外れた位置に形成されていてもよい。
また上記クイックファスナ1においては、一対の第2の腕部12は他方端12b側の先端部を屈曲させた摘み部16を有している。また上記クイックファスナ1は、摘み部16を押圧することにより第2の挟持部20における腕部12間の幅が広がるように構成されている。これにより、センサ固定金具3へのクイックファスナ1の取り付けおよびセンサ固定金具3からのクイックファスナ1の取り外しの際に、第2の挟持部20における腕部12間の幅を容易に調整することができる。
また上記クイックファスナ1は、配管4内を流れる流体の温度を検知するサーミスタ2と、サーミスタ2を配管4に固定するためのセンサ固定金具3とを互いに固定するための止め具として好適に用いることができる。また上記クイックファスナ1においては、サーミスタ2のフランジ部2aおよびセンサ固定金具3のフランジ部3aをスリット部18内に位置させることにより、サーミスタ2とセンサ固定金具3とをより確実に固定することができる。
また上記本実施の形態においては、一対の第2の腕部12が第1および第2の挟持部19,20を構成するように延在する場合についてのみ説明したが、本発明のクイックファスナはこれに限定されない。すなわち、一対の第1の腕部11および一対の第2の腕部12のいずれか一方の一対の腕部、たとえば一対の第1の腕部11が、第1および第2の挟持部を構成するように延在していてもよい。
また上記本実施の形態においては、一方および他方の被固定物の一例としてサーミスタ2およびセンサ固定金具3がクイックファスナ1により固定される場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。すなわち本発明のクイックファスナは、一方および他方の被固定物を固定する用途において広く適用することが可能であり、それらの用途においても上記本実施の形態と同様に二つの被固定物の一方を他方から取り外す際のクイックファスナの紛失を防止することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明のクイックファスナは、一方および他方の被固定物を固定するとともに、二つの被固定物の一方を他方から取り外す際のクイックファスナの紛失を防止することが要求されるクイックファスナにおいて、特に有利に適用され得る。
1 クイックファスナ、2 サーミスタ、2a,3a フランジ部、3 センサ固定金具、3b 穴部、4 配管、10 板体、10a 折り返し部、11 第1の腕部、11a,12a 一方端、12 第2の腕部、12b 他方端、16 摘み部、17 接続部、18 スリット部、19 第1の挟持部、20 第2の挟持部、20a 開口部。
Claims (5)
- 一方および他方の被固定物を固定し、板体からなるクイックファスナであって、
前記板体は、
互いに対向するように延在し、前記一方の被固定物を挟持する一対の第1の腕部と、
互いに対向するように延在し、前記他方の被固定物を挟持し、前記一対の第1の腕部との間に前記板体に形成されたスリット部を挟む一対の第2の腕部と、
前記第1および第2の腕部のそれぞれの一方端に接続され、前記一対の第1の腕部と前記一対の第2の腕部とを互いに接続する接続部とを備え、
前記スリット部は、前記接続部と反対側において開口するように前記第1および第2の腕部に沿って延在し、
前記一対の第1の腕部および前記一対の第2の腕部のいずれか一方の一対の腕部は、
互いに対向する腕部間の幅が広がった後に狭まるように前記一方端から他方端に向かって延在することにより、前記一方または他方の被固定物のいずれかを挟持する第1の挟持部を構成し、さらに、
前記幅が再び広がった後に再び狭まるように前記第1の挟持部から前記他方端に向かって延在することにより、前記一方または他方の被固定物のいずれかを挟持する第2の挟持部を構成する、クイックファスナ。 - 前記いずれか一方の一対の腕部は、前記他方端側において互いに交差するように延在している、請求項1に記載のクイックファスナ。
- 前記いずれか一方の一対の腕部は、前記他方端側の先端部を屈曲させた摘み部を有し、
前記摘み部を押圧することにより前記第2の挟持部における前記幅が広がるように構成されている、請求項2に記載のクイックファスナ。 - 前記一方および他方の被固定物は、配管内を流れる流体の温度を検知するサーミスタと、前記サーミスタを前記配管に固定するための固定具である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のクイックファスナ。
- 前記サーミスタは円筒形状を有し、かつ前記円筒形状の径方向外側に広がった第1のフランジ部を有し、
前記固定具には前記サーミスタが配置される穴部が設けられ、かつ前記穴部の径方向外側に広がった第2のフランジ部が設けられ、
前記第1および第2のフランジ部が前記スリット部内に位置した状態において、前記サーミスタおよび前記固定具が互いに固定される、請求項4に記載のクイックファスナ。
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---|---|---|---|---|
JP2018035921A (ja) * | 2016-09-02 | 2018-03-08 | 中央発條株式会社 | クランプ |
JP2021017935A (ja) * | 2019-07-22 | 2021-02-15 | リンナイ株式会社 | 接続継手、熱交換器の製造方法及び熱交換器 |
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