JP7362012B1 - 部品供給装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、部品支持部が回転体に進退自在に取り付けられた部品搬送装置への電子部品の単位時間当たりの供給数の増加を図ることが可能な部品供給装置を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第2の発明に係る部品供給装置は、複数の電子部品が列をなした状態で内側を進むトンネル状の部品移送路を有し、該部品移送路内の先頭の前記電子部品を、部品支持部が進退自在に取り付けられた回転体の回転により該部品支持部に支持されている前記電子部品を搬送する部品搬送装置に引き渡す部品供給装置であって、前記部品移送路内の空間に連通するポケットが形成され、前記ポケットにそれぞれ連通した第1の吸引孔及び第2の吸引孔が設けられた中継ユニットと、可動体並びに該可動体を動かして該ポケットの状態を該可動体に塞がれていない開状態及び該可動体に塞がれた閉状態のいずれか一方から他方に切り替える駆動部を有する開閉手段と、前記ポケットから前記第1の吸引孔及び前記第2の吸引孔への空気の各吸引を制御する吸気制御手段とを備え、前記吸気制御手段は、前記電子部品が不在の前記ポケットが前記閉状態で、前記ポケットから前記第1の吸引孔への空気の吸引により前記部品移送路内から先頭の前記電子部品を前記ポケットに引き込み、該ポケットから前記第2の吸引孔への空気の吸引により前記部品移送路内の先頭から2番目にあった前記電子部品を前記部品移送路内に留め、前記開閉手段は、先頭の前記電子部品が引き込まれた前記ポケットを前記開状態にして、該ポケット内の該電子部品を前記部品支持部が前記回転体に対して前進して取得可能な状態にし、前記吸気制御手段は、前記ポケットから前記第2の吸引孔への空気の吸引により前記電子部品を前記部品移送路内に留めた状態を、前記部品支持部が前記ポケット内から前記電子部品を取り出すまで継続する。
また、第2の発明に係る部品供給装置は、部品移送路内の空間に連通するポケットが形成され、ポケットにそれぞれ連通した第1の吸引孔及び第2の吸引孔が設けられた中継ユニットと、可動体並びに可動体を動かしてポケットの状態を可動体に塞がれていない開状態及び可動体に塞がれた閉状態のいずれか一方から他方に切り替える駆動部を有する開閉手段と、ポケットから第1の吸引孔及び第2の吸引孔への空気の各吸引を制御する吸気制御手段とを備え、吸気制御手段が、電子部品が不在のポケットが閉状態で、ポケットから第1の吸引孔への空気の吸引により部品移送路内から先頭の電子部品をポケットに引き込み、ポケットから第2の吸引孔への空気の吸引により部品移送路内の先頭から2番目にあった電子部品を部品移送路内に留め、開閉手段が、先頭の電子部品が引き込まれたポケットを開状態にして、ポケット内の電子部品を部品支持部が回転体に対して前進して取得可能な状態にし、吸気制御手段が、ポケットから第2の吸引孔への空気の吸引により電子部品を部品移送路内に留めた状態を、部品支持部がポケット内から電子部品を取り出すまで継続するので、部品搬送装置への電子部品の引き渡しを円滑に行うことができ、部品搬送装置への電子部品の単位時間当たりの供給数の増加を図ることが可能である。
図1、図2、図3、図4に示すように、本発明の一実施の形態に係る部品供給装置10は、複数の電子部品Wが列をなした状態で内側を進むトンネル状の部品移送路11を有し、部品移送路11内の先頭の電子部品Wを、部品搬送装置50に引き渡す装置である。以下、詳細に説明する。
部品供給装置10は、基端部(一端部)がボールフィーダ100に連結され、ボールフィーダ100から電子部品Wを与えられる水平配置された直線状のリニアフィーダ12を備えている。
リニアフィーダ12は、部品移送路11の先端側の一部(本実施の形態では、部品移送路11の先端部から基端部に向けて電子部品W1個分以上2個分以下の長さの領域)が設けられた中継ユニット13を有している。なお、リニアフィーダ12は、中継ユニット13と中継ユニット13を除く部分とが一体となっていてもよいし、中継ユニット13が中継ユニット13を除く部分に螺子等で固定されていてもよい。
吸引孔15、16の各他側端部(各下側端部)は中継ユニット13の底部に達し、真空ポンプ及び電磁弁等によって構成された吸気制御手段17に連結されている。吸気制御手段17は部品移送路11内から吸引孔15への空気の吸引(吸引孔15を介した空気の吸引)及びポケット14から吸引孔16への空気への吸引(吸引孔16を介した空気の吸引)をそれぞれ制御することができる。
回転体52が回転中で位置Pに部品支持部51が配されていないとき、図5(A)、(B)に示すように、可動体18は平面視して貫通孔21が3時の位置に配されポケット14は閉状態にされている。この際、ポケット14には電子部品Wが不在であり、吸気制御手段17は部品移送路11内から吸引孔15への空気の吸引(吸引孔15内を負圧にすること)によって、部品移送路11内の先頭の電子部品W(ポケット14までの距離が最も短い電子部品W)をその場(部品移送路11の先端部の内側)に留めている。吸引孔16は空気を吸引していない。吸引孔15への空気の吸引によって部品移送路11内の先頭の電子部品Wを部品移送路11の先端部に安定して留めるという観点では、吸引孔15が平面視して部品移送路11の基端部に向けて部品移送路11内の空気を吸引するように設計するのが好適である。
図6(A)、(B)に示すように、一つの部品支持部51が位置Pに配されると、ポケット14の閉状態を維持したまま、吸気制御手段17は、吸引孔15への空気の吸引を停止すると共に、ポケット14から吸引孔16への空気の吸引(吸引孔16内を負圧にすること)を開始して吸引孔16への空気の吸引により部品移送路11内から先頭の電子部品Wをポケット14内に引き込む。吸引孔15への空気の吸引が停止されることによって、部品移送路11内の2番目の電子部品Wが部品移送路11の先端部に移動し、部品移送路11内で先頭に配される。吸引孔16への空気の吸引力(吸引速度)は、部品移送路11内の2番目の電子部品Wが部品移送路11の先端部に移動するよりも、部品移送路11内の先頭の電子部品Wが速くポケット14に移動するように調整されている。
本実施の形態では、第1の工程及び第2の工程で可動体18が停止しているが、可動体18は第1の工程及び第2の工程で回転していてもよい。
図7(A)、(B)に示すように、部品移送路11内の2番目の電子部品Wが部品移送路11の先端部に移動したタイミングで、吸気制御手段17は吸引孔15への空気の吸引を再開して、部品移送路11の先端部に移動した電子部品Wをその場で留める。吸引孔16への空気の吸引は部品移送路11の先端部に配されていた電子部品W全体がポケット14内に配されるまで継続され、ポケット14の閉状態は吸引孔16の空気の吸引が停止されるまで維持される。
本実施の形態では、第3の工程で、駆動部19が作動して、可動体18が平面視して反時計回りに回転し始める。なお、可動体18は平面視して時計回りに回転してもよい。
図8(A)、(B)に示すように、部品移送路11の先端部に配されていた電子部品W全体がポケット14内に配され、貫通孔21がポケット14の真上(位置Pの直下)に配されてポケット14が開状態になったタイミングで、吸気制御手段17は吸引孔16への空気の吸引を停止し、駆動部19は可動体18を停止し、位置Pに配されている部品支持部51はその上側の可動部材61に押されて下降し、部品支持部51の下端部がポケット14内の電子部品Wに接触して電子部品Wを吸着する。従って、開閉手段20は、先頭の電子部品Wが引き込まれたポケット14を開状態にして、部品支持部51が回転体52に対して下降してポケット14内の電子部品Wを取得可能な状態にする。このとき、吸引孔15への空気の吸引によって、部品移送路11の先端部の電子部品Wはその場で留められている。
可動部材61の上昇によって、図9に示すように、ポケット14内の電子部品Wを吸着した部品支持部51が上昇してポケット14から電子部品Wを取り出す。第4の工程及び第5の工程では、吸引孔15による空気の吸引によって、部品移送路11の先端部の電子部品Wをその場で留めた状態が継続されている。
例えば、扇状の板状物で2つの直線部が接する箇所を中心に回転するものを可動体として採用することができる。この場合、可動体に貫通孔は不要であり、可動体をポケットの上方に配することでポケットは閉状態となり、可動体をポケットの上方に位置しないようにすることでポケットは開状態となる。また、可動体が板状でなくてもよいのは言うまでもない。
また、部品移送路は水平に配されている必要はない。例えば、部品移送路が基端部から先端部にかけて上昇するように部品移送路を斜めに配置することができる。その場合、ポケットの斜め上側が開放するようにポケットが中継ユニットに形成され、部品支持部は斜め方向に進退するように設計される。
部品移送路内の先頭の電子部品を部品移送路の先端部に留めるための吸引孔や部品移送路内の先頭の電子部品をポケットに引き込むための吸引孔はそれぞれ、複数個あってもよい。
また、振動ではなく、エアーによって、部品移送路内の電子部品を移動するようにしてもよい。
Claims (5)
- 複数の電子部品が列をなした状態で内側を進むトンネル状の部品移送路を有し、該部品移送路内の先頭の前記電子部品を、部品支持部が進退自在に取り付けられた回転体の回転により該部品支持部に支持されている前記電子部品を搬送する部品搬送装置に引き渡す部品供給装置であって、
前記部品移送路内の空間に連通するポケットが形成され、前記ポケットに連通した吸引孔が設けられた中継ユニットと、
可動体並びに該可動体を動かして該ポケットの状態を該可動体に塞がれていない開状態及び該可動体に塞がれた閉状態のいずれか一方から他方に切り替える駆動部を有する開閉手段と、
前記ポケットから前記吸引孔への空気の吸引を制御する吸気制御手段とを備え、
前記吸気制御手段は、前記電子部品が不在の前記ポケットが前記閉状態で、前記ポケットから前記吸引孔への空気の吸引により前記部品移送路内から先頭の前記電子部品を前記ポケットに引き込み、
前記開閉手段は、先頭の前記電子部品が引き込まれた前記ポケットを前記開状態にして、該ポケット内の該電子部品を前記部品支持部が前記回転体に対して前進して取得可能な状態にし、
前記駆動部は、前記可動体が取り付けられた回転軸を回転させて、前記開状態及び前記閉状態を切り替えることを特徴とする部品供給装置。 - 請求項1記載の部品供給装置において、前記可動体の回転角度を計測して、該可動体の状態を検知する回転角検出手段を、更に備えることを特徴とする部品供給装置。
- 複数の電子部品が列をなした状態で内側を進むトンネル状の部品移送路を有し、該部品移送路内の先頭の前記電子部品を、部品支持部が進退自在に取り付けられた回転体の回転により該部品支持部に支持されている前記電子部品を搬送する部品搬送装置に引き渡す部品供給装置であって、
前記部品移送路内の空間に連通するポケットが形成され、前記ポケットにそれぞれ連通した第1の吸引孔及び第2の吸引孔が設けられた中継ユニットと、
可動体並びに該可動体を動かして該ポケットの状態を該可動体に塞がれていない開状態及び該可動体に塞がれた閉状態のいずれか一方から他方に切り替える駆動部を有する開閉手段と、
前記ポケットから前記第1の吸引孔及び前記第2の吸引孔への空気の各吸引を制御する吸気制御手段とを備え、
前記吸気制御手段は、前記電子部品が不在の前記ポケットが前記閉状態で、前記ポケットから前記第1の吸引孔への空気の吸引により前記部品移送路内から先頭の前記電子部品を前記ポケットに引き込み、該ポケットから前記第2の吸引孔への空気の吸引により前記部品移送路内の先頭から2番目にあった前記電子部品を前記部品移送路内に留め、
前記開閉手段は、先頭の前記電子部品が引き込まれた前記ポケットを前記開状態にして、該ポケット内の該電子部品を前記部品支持部が前記回転体に対して前進して取得可能な状態にし、
前記吸気制御手段は、前記ポケットから前記第2の吸引孔への空気の吸引により前記電子部品を前記部品移送路内に留めた状態を、前記部品支持部が前記ポケット内から前記電子部品を取り出すまで継続することを特徴とする部品供給装置。 - 請求項3記載の部品供給装置において、前記駆動部は、前記可動体を往復動させて、前記開状態及び前記閉状態を切り替えることを特徴とする部品供給装置。
- 請求項3又は4記載の部品供給装置において、前記第1の吸引孔は、前記ポケットに対して前記部品移送路内の空間に連通した側とは反対側に連通し、前記第2の吸引孔は、前記部品移送路の空間を介して前記ポケットに連通していることを特徴とする部品供給装置。
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JP2023004569A Active JP7362012B1 (ja) | 2023-01-16 | 2023-01-16 | 部品供給装置 |
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JP2011143979A (ja) | 2010-01-12 | 2011-07-28 | Sinfonia Technology Co Ltd | パーツフィーダ |
JP2017105620A (ja) | 2015-12-11 | 2017-06-15 | 上野精機株式会社 | 中継装置 |
JP6250132B2 (ja) | 2016-12-14 | 2017-12-20 | キヤノン株式会社 | 被検体情報取得装置 |
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