JP3507704B2 - 微小ボールの吸着高さ検出方法および微小ボールの吸着方法 - Google Patents

微小ボールの吸着高さ検出方法および微小ボールの吸着方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電性ボールなど
の微小ボールを真空吸着する際の微小ボールの吸着高さ
検出方法および微小ボールの吸着方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】微小な金属のボールである導電性ボール
を移載する方法として、真空吸着による方法が知られて
いる。この方法は、下面に吸着孔が設けられた吸着ヘッ
ドを、多数の導電性ボールがランダムに収納された容器
に対して下降させ、吸着孔に導電性ボールを真空吸着さ
せるものである。この吸着ヘッドの下降動作において
は、サイクルタイムの短縮と同時に導電性ボールの吸着
を安定的に行う目的で、下降速度の切換えが行われる。
【0003】すなわち、吸着ヘッドが導電性ボールの吸
着を開始する直前までは出来るだけ高速で吸着ヘッドを
下降させ、吸着動作中は安定吸着を妨げない程度の低速
で吸着ヘッドを下降させるものである。そしてこの下降
速度切換えのタイミングを設定するため、導電性ボール
の吸着開始時点での吸着ヘッドの高さを示す吸着高さの
検出が行われる。この吸着高さ検出には、従来反射型の
光センサによって容器内の導電性ボールの上面レベルを
検出する方法が用いられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、導電性ボー
ルを吸着孔に速かに効率よく吸着させることを目的とし
て、吸着時には容器全体を水平方向に往復動させたり、
また容器中に気体を吹き込んで導電性ボールを流動化さ
せることが行われる。このため、容器内の導電性ボール
の上面は波打っていたり、部分的には導電性ボールが上
面から跳躍しており、個々の導電性ボールは静止状態に
はない。このような動きのある導電性ボールを反射型の
光センサで安定して検出することはきわめて難しく、ま
た導電性ボールの表面の光沢は、酸化の程度の相違や表
面の傷などによって差異があり、光の反射による導電性
ボールの検出結果は信頼性の高いものとはいえなかっ
た。
【0005】これらの要因から、光センサによる導電性
ボールの上面レベルの検出は不安定で信頼性の低いもの
となっていた。この結果、吸着高さの検出が安定せず、
したがって吸着ヘッドの昇降動作を適切に制御して、導
電性ボールの効率的で安定した吸着を実現することが困
難であるという問題点があった。
【0006】そこで本発明は、微小ボールの吸着高さを
安定して検出することができる微小ボールの吸着高さ検
出方法、および微小ボールを安定して効率よく吸着する
ことができる微小ボールの吸着方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の微小ボー
ルの吸着高さ検出方法は、下面に複数の吸着孔が形成さ
れた吸着ヘッドによって容器に収納された微小ボールを
吸着してピックアップする際の、前記吸着孔が微小ボー
ルを吸着する吸着ヘッドの高さ位置を検出する微小ボー
ルの吸着高さ検出方法であって、前記吸着孔から真空吸
引を行うとともに前記吸着ヘッド内の圧力を監視しなが
ら吸着ヘッドを前記容器に向って下降させ、前記圧力が
所定値に到達した時点もしくは圧力が低下し始めた時点
の前記吸着ヘッドの高さ位置を、微小ボールの吸着高さ
として記憶部に記憶させるようにした。
【0008】請求項2記載の微小ボールの吸着方法は、
下面に複数の吸着孔が形成された吸着ヘッドによって容
器に収納された微小ボールを吸着する微小ボールの吸着
方法であって、前記吸着孔から真空吸引を行うとともに
前記吸着ヘッド内の圧力を監視しながら吸着ヘッドを前
記容器に向って下降させ、前記圧力が所定値に到達した
時点もしくは圧力が低下し始めた時点の前記吸着ヘッド
の高さ位置を、微小ボールの吸着高さとして記憶部に記
憶し、前記記憶部に記憶された微小ボールの吸着高さに
基づいて、前記吸着ヘッドの昇降動作を制御して前記容
器内の微小ボールを吸着する。
【0009】請求項3記載の微小ボールの吸着高さ検出
方法は、請求項1記載の微小ボールの吸着高さ検出方法
であって、前記吸着ヘッド内の圧力を監視しながら吸着
ヘッドを前記容器に向って下降させる際の下降速度が1
mm/sec.〜5mm/sec.の範囲である。
【0010】請求項4記載の微小ボールの吸着方法は、
請求項2記載の微小ボールの吸着方法であって、前記吸
着ヘッドが微小ボールを吸着する際の下降速度が1mm
/sec.〜5mm/sec.の範囲である。
【0011】請求項1および請求項3記載の発明によれ
ば、吸着ヘッド内の圧力が所定値に到達した時点の吸着
ヘッドの高さ位置を吸着高さとすることにより、安定し
て吸着高さを検出することができ、請求項2および請求
項4記載の発明によれば、前記吸着高さに基づいて吸着
ヘッドの昇降動作を制御することにより、微小ボールを
安定して効率よく吸着することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の導電
性ボールの移載装置の正面図、図2は同導電性ボールの
移載装置の制御の構成を示すブロック図、図3(a)は
同導電性ボールの吸着時の吸着ヘッドの高さを示すグラ
フ、図3(b)は同ボール供給部への振動付与のタイミ
ングチャート、図3(c)は同吸着ヘッド内の圧力レベ
ルを示すグラフ、図4(a),(b),(c),(d)
は同導電性ボールの移載装置のボール供給部の断面図、
図5(a)は同導電性ボールの吸着時の吸着ヘッドの高
さを示すグラフ、図5(b)は同吸着ヘッド内の圧力レ
ベルを示すグラフ、図6は同導電性ボールの吸着高さ検
出処理を示すフロー図、図7は同導電性ボールの吸着動
作処理を示すフロー図である。
【0013】まず、図1を参照して導電性ボールの移載
装置の全体構造を説明する。図1において、基台4上に
は位置決めテーブル5が設けられている。位置決めテー
ブル5はX方向およびY水平方向に可動となっており、
位置決めテーブル5上にはホルダ8が設けられており、
ホルダ8はワーク9を保持する。したがって位置決めテ
ーブル5を駆動することにより、ワーク9が所定位置に
位置決めされる。
【0014】また基台4上の位置決めテーブル5の反対
側の端部には、導電性ボール2のボール供給部10が配
設されている。ボール供給部10はボックス11内にボ
ール容器13を嵌設して成り、ボール容器13の底部に
はメッシュプレート12が水平に展張されている。メッ
シュプレート12は導電性ボール2が通過できない大き
さの開孔を無数に設けたものである。メッシュプレート
12上には導電性ボール2が貯溜される。ボール容器1
3の下方にはノズル14が配設されており、ノズル14
はガス供給源(図外)に接続されている。ノズル14に
ガスを供給することにより、ノズル14から上方に吹き
出されたガスはメッシュプレート12の開孔を通過して
導電性ボール2の層に吹き込まれ、導電性ボール2を流
動化させる。
【0015】次に導電性ボール2を移載する吸着ヘッド
31について説明する。図1に示す20は、吸着ヘッド
31をボール供給部10と位置決めテープル5との間を
移動させる移動手段である。吸着ヘッド31は、ブロッ
ク30に保持されており、吸着ヘッド31の下面には複
数の吸着孔31aが設けられている。吸着ヘッド31の
内部はパイプ45を介して圧力センサ42と接続されて
おり、更にバルブ44を介して図外の真空吸引手段と接
続されている。真空吸引手段を駆動しバルブ44を開状
態にして、吸着ヘッド31の内部を真空吸引することに
より、吸着孔31aから真空吸引し導電性ボール2を吸
着孔31aに吸着する。圧力センサ42は、真空吸引時
の吸着ヘッド31内の圧力を検出する。
【0016】ブロック30はブラケット24の前面に設
けられた垂直なガイドレール25に上下動自在に装着さ
れている。ブロック30には、ナット28が一体的に設
けられており、ナット28には垂直の送りねじ26が螺
合している。したがってZ軸モータ27が正逆駆動して
送りねじ26が正逆回転すると、吸着ヘッド31はガイ
ドレール25に案内されて上下動する。したがって、Z
軸モータ27および送りねじ26は吸着ヘッド31を上
下させる上下動手段となっている。また、Z軸モータ2
7は高さ位置検出手段としてのエンコーダ29を備えて
おり、Z軸モータ27の回転数をカウントすることによ
り吸着ヘッド31の高さを検出できるようになってい
る。
【0017】ブラケット24の背面に設けられたナット
(図示せず)は、水平な送りねじ22に螺合している。
21は送りねじ22の保持テーブルである。したがって
X軸モータ23が正逆回転すると、送りねじ22は正逆
回転し、ブラケット24に保持された吸着ヘッド31は
位置決めテーブル5とボール供給部10の間を水平移動
する。
【0018】ボックス11の底面には、スライダ33が
固着されており、スライダ33は水平に配設されたガイ
ドレール32に水平方向にスライド自在に嵌合してい
る。またボックス11の底面には下向きに軸受け34が
配設されており、軸受け34にはカムフォロア36が装
着されている。軸受け34はスプリング35によって一
方向に付勢されている。カムフォロア36は、モータ3
8に結合された偏心カム37に当接している。モータ3
8を駆動して遍心カム37を回転させることにより、カ
ムフォロア36は水平方向に往復動し、したがってボッ
クス11全体も水平方向に往復動し、容器13および容
器13内の導電性ボール2には振動が付与される。
【0019】次に図2を参照して制御系の構成を説明す
る。図2において、制御部41はCPUであり、導電性
ボールの移載装置の全体動作を統括して制御する。圧力
センサ42は吸着ヘッド31内の圧力を監視し、圧力検
出結果を制御部41に伝達する。エンコーダ29はモー
タ27の回転数をカウントしてカウント結果を制御部4
1に伝達し、制御部41はカウント結果に基づいて吸着
ヘッド31の高さ位置を検出する。記憶部43は、前記
圧力センサ42の検出値が所定値に到達することにより
求められた吸着ヘッド31のボール吸着高さを記憶す
る。また、制御部41は、X軸モータ23、Z軸モータ
27、ボール供給部10の振動付与用のモータ38、お
よび吸着ヘッド31の真空吸引路開閉用のバルブ44の
駆動を制御する。
【0020】この導電性ボールの移載装置は上記のよう
に構成されており、以下微小ボールである導電性ボール
の吸着動作について、図3〜図7を参照して説明する。
まず吸着ヘッド31をボール容器13の上方に移動させ
ておき、図6に示す吸着高さ検出プログラムを実行す
る。はじめにバルブ44を開いて吸着ヘッド31による
真空吸引を開始させ(ST1)、吸着ヘッド31の低速
(1mm/sec.〜5mm/sec.)下降を開始さ
せる(ST2)。この間圧力センサ42によって吸着ヘ
ッド31内の圧力を計測し(ST3)、圧力の低下開始
を検出する所定値としての圧力P2に低下したかを制御
部41で監視する(ST4)。このとき、ボール容器1
3内の導電性ボール2は実際の吸着動作の場合と同様
に、ノズル14からエアー等のガスが送り込まれること
により流動化している。
【0021】図5において、吸着ヘッド31の下降によ
り導電性ボール2は徐々に吸着孔31aに吸引されて捕
捉され、これに伴って吸着ヘッド31内の圧力がP0か
らP2に低下する。すると制御部41はエンコーダ29
によって計測された吸着ヘッド31の現在の高さを吸着
高さh2として記憶部43に記憶する(ST5)。その
後吸着ヘッド31を原位置まで上昇させる(ST6)。
次に制御部41は検出した吸着高さh2より、吸着ヘッ
ド31の下降速度を高速から低速へ切り換える高低速切
り換え高さh1と、吸着ヘッド31の下降限度高さh3
を所定の計算式に基づいて算出して記憶部43に記憶す
る(ST7)。以上で吸着高さ検出処理を完了する。こ
の吸着高さ検出処理は、装置の運転開始時や、導電性ボ
ール2を補充したり、別のサイズの導電性ボールと入れ
換えたときなどに行われる。
【0022】次に、実際の吸着動作について説明する。
図3(a)のグラフは、ボール供給部10に対して吸着
ヘッド31を上下動させて、吸着ヘッド31の吸着孔3
1aに導電性ボール2を真空吸着によりピックアップす
る吸着動作時の、吸着ヘッド31の高さ位置を示すもの
であり、図3(b)は、そのときのボール供給部10へ
の振動付与のON−OFFのタイミングを示している。
【0023】図3(a)に示す高さh0は吸着ヘッド3
1の原位置であり、タイミングt0にて吸着動作の開始
指令が出されると、バルブ44を開いて真空吸引を開始
し(ST8)、吸着ヘッド31はボール容器13内の導
電性ボール2の表層に向って高速下降を開始する(ST
9)(図4(a)参照)。そして、予め設定された高低
速切換え高さh1に到達したタイミングt1にて、吸着
ヘッド31の下降速度は低速に切換えられる(ST1
0)。この低速時の下降速度は、1mm/sec.〜5
mm/sec.の範囲に設定される。この時点では既に
バルブ44は開状態にあり、吸着ヘッド31の吸着孔3
1aは真空吸引を行っている。
【0024】そして吸着ヘッド31が徐々に下降するに
つれて、図4(b)に示すように吸着ヘッド31の下面
は、導電性ボール2の表層より下方に沈入して、流動化
状態にある導電性ボール2と接触するようになる。そし
てそのうちの幾つかの導電性ボール2は吸着孔31aの
吸引力に捕捉され、真空吸着される。これにより図3
(c)に示すように圧力センサ42の計測値は、常圧P
0から低下し始める。
【0025】この圧力低下を圧力センサ42で計測し
(ST11)、タイミングt2にて圧力がP2よりも低
下したのを検知(ST12)したら、この圧力低下開始
のタイミングt2に対応した吸着ヘッド31の高さh2
を、エンコーダ29のカウント値に基づいて制御部41
によって求め、記憶部43に新たな吸着高さとして記憶
させる(ST13)。その後、吸着ヘッド31は吸着高
さh2より所定量だけ下方に設定された下降限高さh3
まで下降し、このタイミングt3からタイミングt5ま
での吸着時間の間、昇降動作を停止する。このとき、タ
イミングt3から所定時間経過後のタイミングt4に
て、図3(b)に示すようにモータ38の駆動を開始し
て、吸着ヘッド31を容器13に対して相対的に複数回
往復動させ、容器13内部の導電性ボール2への振動付
与が開始される(ST14)(図4(c)参照)。これ
により、吸着ヘッド31の下面の全ての吸着孔31aに
導電性ボール2が真空吸着され、この結果圧力センサ4
2の計測値は所定のレベルP1まで降下し、真空吸着が
正常に行われたことが確認される(ST15,16)。
【0026】その後、図4(d)に示すようにタイミン
グt5にて吸着ヘッド31は低速上昇を開始し(ST1
7)、所定高さ上昇したタイミングt6にて高速上昇に
移行する(ST18)。この間もボール供給部10への
振動付与は継続しており、この振動によって、吸着ヘッ
ド31の下面に余分に付着したエキストラボールが除去
され、エキストラボールは容器13内に落下する。そし
て吸着ヘッド31が原位置高さh0まで上昇するとモー
タ38を停止させ(ST19)、制御部41により更新
された吸着高さh2に基づいて新たな速度切り換え高さ
h1と、下降限高さh3を設定する(ST20)。これ
により一連の吸着動作を終了する。この後、吸着ヘッド
31は導電性ボール2を保持してワーク9の上方に移動
し、ここで再度上下動作を行い、真空吸引を解除するこ
とにより、導電性ボール2をワーク9上に移載する。
【0027】以上説明した移載動作を終了した後、吸着
ヘッド31はボール供給部10上に戻り、再び吸着動作
を行う。このとき、高速下降から低速下降に切換える速
度切換え高さh1は、前回の吸着動作時に検出され記憶
された吸着高さh2に基づいて設定されている。すなわ
ち、ボール供給部10内の導電性ボールの残量が変化し
ても、常に切換え高さh1は実際に検出された吸着高さ
h2よりわずか上方に設定されるため、吸着ヘッド31
は低速下降動作が必要とされる直前まで高速で下降する
ことができる。したがって、低速下降の時間を不必要に
長く設定することなく、吸着ヘッド31の昇降動作をロ
スタイムを極力削減した効率的なものとすることがで
き、タクトタイムを短縮して生産性を向上させることが
できる。
【0028】なお、本実施の形態では微小ボールとして
導電性ボールを例にとって説明しているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、一般に微小なボール状の
物体を真空吸着によりピックアップする場合に対して適
用することができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、吸着ヘッド内の圧力が
所定値に到達した時点の吸着ヘッドの高さ位置を吸着高
さとして検出するようにしたので、微小ボールが波打っ
ている場合や表面の光沢が異なる場合においても安定し
て吸着高さを検出することができる。また、このように
して検出された吸着高さに基づいて吸着ヘッドの昇降動
作を制御するようにしたので、吸着ヘッドの高低速切換
えのタイミングをロスタイムのない合理的な設定とする
ことができ、微小ボールを安定して効率よく吸着するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の導電性ボールの移載装
置の正面図
【図2】本発明の一実施の形態の導電性ボールの移載装
置の制御の構成を示すブロック図
【図3】(a)本発明の一実施の形態の導電性ボールの
吸着時の吸着ヘッドの高さを示すグラフ (b)本発明の一実施の形態のボール供給部への振動付
与のタイミングチャート (c)本発明の一実施の形態の吸着ヘッド内の圧力レベ
ルを示すグラフ
【図4】(a)本発明の一実施の形態の導電性ボールの
移載装置のボール供給部の断面図 (b)本発明の一実施の形態の導電性ボールの移載装置
のボール供給部の断面図 (c)本発明の一実施の形態の導電性ボールの移載装置
のボール供給部の断面図 (d)本発明の一実施の形態の導電性ボールの移載装置
のボール供給部の断面図
【図5】(a)本発明の一実施の形態の導電性ボールの
吸着時の吸着ヘッドの高さを示すグラフ (b)本発明の一実施の形態の吸着ヘッド内の圧力レベ
ルを示すグラフ
【図6】本発明の一実施の形態の導電性ボールの吸着高
さ検出処理を示すフロー図
【図7】本発明の一実施の形態の導電性ボールの吸着動
作処理を示すフロー図
【符号の説明】
2 導電性ボール 5 位置決めテーブル 9 ワーク 10 ボール供給部 13 容器 20 移動手段 29 エンコーダ 31 吸着ヘッド 31a 吸着孔 42 圧力センサ 43 記憶部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 21/60 311 H01L 21/92 604H 604T 604Z (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 13/08,15/06 H01L 21/60

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下面に複数の吸着孔が形成された吸着ヘッ
    ドによって容器に収納された微小ボールを吸着してピッ
    クアップする際の、前記吸着孔が微小ボールを吸着する
    吸着ヘッドの高さ位置を検出する微小ボールの吸着高さ
    検出方法であって、前記吸着孔から真空吸引を行うとと
    もに前記吸着ヘッド内の圧力を監視しながら吸着ヘッド
    を前記容器に向って下降させ、前記圧力が所定値に到達
    した時点もしくは圧力が低下し始めた時点の前記吸着ヘ
    ッドの高さ位置を、微小ボールの吸着高さとして記憶部
    に記憶させることを特徴とする微小ボールの吸着高さ検
    出方法。
  2. 【請求項2】下面に複数の吸着孔が形成された吸着ヘッ
    ドによって容器に収納された微小ボールを吸着する微小
    ボールの吸着方法であって、前記吸着孔から真空吸引を
    行うとともに前記吸着ヘッド内の圧力を監視しながら吸
    着ヘッドを前記容器に向って下降させ、前記圧力が所定
    値に到達した時点もしくは圧力が低下し始めた時点の前
    記吸着ヘッドの高さ位置を、微小ボールの吸着高さとし
    て記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶された微小ボール
    の吸着高さに基づいて、前記吸着ヘッドの昇降動作を制
    御して前記容器内の微小ボールを吸着することを特徴と
    する微小ボールの吸着方法。
  3. 【請求項3】前記吸着ヘッド内の圧力を監視しながら吸
    着ヘッドを前記容器に向って下降させる際の下降速度
    が、1mm/sec.〜5mm/sec.の範囲である
    ことを特徴とする請求項1記載の微小ボールの吸着高さ
    検出方法。
  4. 【請求項4】前記吸着ヘッドが微小ボールを吸着する際
    の下降速度が、1mm/sec.〜5mm/sec.の
    範囲であることを特徴とする請求項2記載の微小ボール
    の吸着方法。
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