JPH1197486A - 導電性ボールの移載装置および移載方法 - Google Patents

導電性ボールの移載装置および移載方法

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JPH1197486A
JPH1197486A JP25960997A JP25960997A JPH1197486A JP H1197486 A JPH1197486 A JP H1197486A JP 25960997 A JP25960997 A JP 25960997A JP 25960997 A JP25960997 A JP 25960997A JP H1197486 A JPH1197486 A JP H1197486A
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conductive
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suction
suction head
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Kazuo Arikado
一雄 有門
Shinichi Nakazato
真一 中里
Teruaki Kasai
輝明 笠井
Teruaki Nishinaka
輝明 西中
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
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    • H05K3/3478Applying solder preforms; Transferring prefabricated solder patterns

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  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電性ボールのピックアップミスを解消し、
確実に導電性ボールをワークの電極上に移載することが
できる導電性ボールの移載装置および移載方法を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 ボール供給部10内に貯溜された導電性
ボール7を、押し上げプレート14により押し上げて、
吸着ヘッド31の吸着孔31aの配列に対応して形成さ
れたガイド孔18aを有するガイドプレート18に対し
て下方から押しつける。ガイド孔18a内に受け入れら
れた導電性ボール7を、ガイドプレート18をに振動を
与えてガイドプレート18の上面に導出する。この導電
性ボール7を吸着ヘッド31に吸着させることにより、
各吸着孔31aに1個づつの導電性ボール7が正しく真
空吸着され、吸着孔31a以外の位置に導電性ボール7
が余分に付着することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電性ボールをワ
ークに移載する導電性ボールの移載装置および移載方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フリップチップやBGA(Ball G
rid Array)などのバンプ付きの電子部品を製
造する方法として、半田ボールなどの導電性ボールを用
いる方法が知られている。また導電性ボールをチップや
基板などのワークに移載する方法として、吸着ヘッドを
用いる方法が実施されている。
【0003】この方法は、容器などに貯留された導電性
ボールを、吸着ヘッドの下面に多数形成された吸着孔に
真空吸着してピックアップし、吸着ヘッドをワークの上
方に移動させてこれらの導電性ボールをワークの電極上
に移載するものであり、多数の導電性ボールを一括して
ワークに移載できるので作業性がよいという利点があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、吸着ヘッド
を用いて導電性ボールをワークに移載する方法では、導
電性ボールを真空吸着する際に、以下に説明するような
ピックアップミスが発生しやすい。すなわち、吸着ヘッ
ドに導電性ボールを真空吸着させるに際しては、多数の
導電性ボールが積層して貯溜された導電性ボールの供給
部内に吸着ヘッドを下降させるが、このときに吸着ヘッ
ドの各吸着孔に対して1つの導電性ボールが確実に真空
吸着されるとは限らない。
【0005】例えば、吸着孔に導電性ボールが真空吸着
されるのに時間がかかり、吸着孔によっては導電性ボー
ルを真空吸着しないまま吸着ヘッドが上昇することがあ
る。またこれと反対に1つの吸着孔に複数の導電性ボー
ルが真空吸着され、吸着ヘッドの下面に多数個の導電性
ボールが連なって付着することもある。このように吸着
ヘッドを用いる方法では、ピックアップミスが発生しや
すく、ワークの電極上に導電性ボールが1個づつ正しく
移載されないことがあるという問題点があった。
【0006】そこで本発明は、導電性ボールのピックア
ップミスを解消し、確実に導電性ボールをワークの電極
上に移載することができる導電性ボールの移載装置およ
び移載方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の導電性ボ
ールの移載装置は、下面に導電性ボールを吸着する複数
の吸着孔が形成された吸着ヘッドと、導電性ボールを供
給するボール供給部と、ワークを位置決めする位置決め
部と、前記吸着ヘッドを上下動させる上下動手段と、前
記吸着ヘッドをボール供給部と位置決め部の間を移動さ
せる移動手段とを備え、前記ボール供給部に、このボー
ル供給部の上部に設けられ前記吸着ヘッドの吸着孔が形
成された位置に対応して形成された複数の導電性ボール
のガイド孔を有するガイドプレートと、ボール供給部内
の導電性ボールを前記ガイド孔内に下方から送り込むボ
ール送り込み手段と、前記ガイドプレートを振動させる
振動手段とを設けた。
【0008】請求項2記載の導電性ボールの移載方法
は、下面に導電性ボールを吸着する複数の吸着孔が形成
された吸着ヘッドによりボール供給部の導電性ボールを
ワークに移載する導電性ボールの移載方法であって、前
記ボール供給部内に貯溜された導電性ボールを、ボール
供給部の上部に設けられたガイドプレートに前記吸着ヘ
ッドの吸着孔が形成された位置に対応して形成されたガ
イド孔内に下方から送り込む工程と、前記ガイドプレー
トを振動手段によって振動させることにより前記ガイド
孔内に送り込まれた導電性ボールを前記ガイドプレート
の上面に導く工程と、前記ガイドプレートの上面の導電
性ボールを前記吸着ヘッドによって真空吸着してピック
アップする工程とを含む。
【0009】上記構成の本発明によれば、ボール供給部
内に貯溜された導電性ボールを、ボール供給部の上部に
設けられたガイドプレートに吸着ヘッドの吸着孔が形成
された位置に対応して形成されたガイド孔に送り込み、
ガイドプレートを振動させることによってガイドプレー
トの上面に導かれた導電性ボールを吸着ヘッドに真空吸
着することにより、吸着孔以外の位置に導電性ボールが
余分に付着するピックアップミスを防止することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1の導電性
ボールの移載装置の正面図、図2は同導電性ボールの移
載装置のボール供給部の断面図、図3は同導電性ボール
の移載装置のボール供給部の斜視図、図4、図5、図
6、図7は同導電性ボールの移載装置のボール供給部の
部分断面図、図8は同導電性ボールの移載装置の位置決
めテーブルの部分正面図である。
【0011】まず、図1を参照して導電性ボールの移載
装置の全体構造を説明する。図1において、基台1上に
は位置決めテーブル2が設けられている。位置決めテー
ブル2はYテーブル3、Xテーブル4から構成される。
Xテーブル4上にはホルダ5が設けられており、ホルダ
5はワーク6を保持する。したがって位置決めテーブル
2を駆動することにより、ワーク6が所定位置に位置決
めされる。
【0012】また、基台1上で位置決めテーブル2の側
方には導電性ボール7のボール供給部10が配設されて
いる。以下、図1および図2を参照してボール供給部1
0について説明する。図1において、ボックス11上に
は、ボール受け部12が載置されている。ボール受け部
12には中央に開口12aが設けられており、開口12
a内にはボールケース13が上下動自在に嵌合してい
る。ボールケース13は、箱型の容器であり、内部には
押し上げ板14が上下動自在に嵌合している。押し上げ
板14上には、多数の導電性ボール7が貯溜される。
【0013】また、押し上げ板14の下面には垂直なロ
ッド15が結合されており、ロッド15はボールケース
13の底面の開口を介して下方に延出している。ロッド
15は、つば部15aを備えており、つば部15aとボ
ールケース13の下面の間には圧縮ばね16が装着され
ている。圧縮ばね16は、ボールケース13を上方に付
勢している。ロッド15の下端部は、ボックス11の底
面に設置されたシリンダ17のロッド17aと結合され
ている。
【0014】図3に示すように、ボールケース13の上
方には、ガイドプレート18がブラケット27により固
着されて配設されている。ガイドプレート18には、導
電性ボール7のガイド孔18aが、吸着ヘッド31の吸
着孔31aが形成された位置に対応して形成されてい
る。また、ガイドプレート18の側端面には、振動手段
としての振動子19が結合されている。振動子19を駆
動することにより、ガイドプレート18が振動する。
【0015】図2において、ボールケース13の押し上
げ板14上に導電性ボール7が貯溜された状態で、シリ
ンダ17のロッド17aを突出させると、ロッド15が
上方に押し上げられ、圧縮ばね16を介してボールケー
ス13をガイドプレート18の下面に押し付ける。これ
と同時に、押し上げ板14が押し上げられることによ
り、押し上げ板14上の導電性ボール7をガイドプレー
ト18の下面に押し付け、ガイド孔18a内に送り込
む。したがって、シリンダ17と押し上げ板14は導電
性ボール7をガイド孔18a内に送り込むボール送り込
み手段となっている。
【0016】また、ボール受け部12の上部には、エア
ノズル26が水平方向に装着されている。エアノズル2
6はガイドプレート18の上面に沿ってエアを吹き出
し、ガイドプレート18の上面の導電性ボール7を吹き
飛ばして除去し、ボール受け部12内に落下させる。
【0017】次に、ボール供給部10の制御系について
説明する。図2に示すように、方向切換弁42はシリン
ダ17の駆動エアの流れ方向を切換えてシリンダ17の
上下動を切り換える。圧力調整弁は、エア源46からシ
リンダ17に送給されるエアの圧力を調整して、シリン
ダ17の押し上げ力を調整する。流量調整弁45はエア
源46からエアノズル26へ送給されるエアの流量を調
整する。開閉弁44は、エアノズル26から吹き出され
るエアの流路を開閉する。振動子駆動部41は、振動子
19を駆動する。制御部40は、方向切換弁42、開閉
弁44および振動子駆動部41を制御する。
【0018】次に導電性ボール1を移載する吸着ヘッド
31について説明する。図1に示す20は、吸着ヘッド
31をボール供給部10と位置決めテープル2との間を
移動させる移動手段である。吸着ヘッド31は、ブロッ
ク30に保持されており、吸着ヘッド31の下面には複
数の吸着孔31aが設けられている。ブロック30はブ
ラケット24の前面に設けられた垂直なガイドレール2
5に上下動自在に装着されている。ブロック30には、
ナット28が一体的に設けられており、ナット28には
垂直の送りねじ26が螺合している。したがってZ軸モ
ータ27が正逆駆動して送りねじ26が正逆回転する
と、吸着ヘッド31はガイドレール25に案内されて上
下動する。したがって、Z軸モータ27および送りねじ
26は吸着ヘッド31を上下させる上下動手段となって
いる。
【0019】ブラケット24の背面に設けられたナット
(図示せず)は、水平な送りねじ22に螺合している。
21は送りねじ22の保持テーブルである。したがって
X軸モータ23が正逆回転すると、送りねじ22は正逆
回転し、ブラケット24に保持された吸着ヘッド31は
位置決めテーブル2とボール供給部10の間を水平移動
する。
【0020】この導電性ボールの移載装置は上記のよう
な構成より成り、次に動作を説明する。まず図4におい
て、シリンダ17のロッド17a(図2)を突出させて
ロッド15を押し上げると(矢印a参照)、ボールケー
ス13は圧縮ばね16を介して上方に持ち上げられてボ
ールケースの上端部がガイドプレート18の下面に押し
当てられる。これとともに、押し上げ板14上に貯溜さ
れた導電性ボール7はガイドプレート18の下面に押し
当てられる。
【0021】そしてガイド孔18aの直下に位置してい
る導電性ボール7は、下から押し上げられて1個だけガ
イド孔18aに下方から送り込まれる。このとき、振動
子19を駆動してガイドプレート18を振動させると、
ガイド孔18a内に送り込まれた導電性ボール7は、下
に位置する導電性ボール7から伝達される押し上げ力
(押し上げ板14が導電性ボール7全体を押し上げるこ
とによって生じる)と、ガイドプレート18の振動によ
り、ガイドプレート18の上面まで導出される。
【0022】なお、ガイド孔18aの直下に導電性ボー
ル7が位置していない場合でも、ガイドプレート18を
振動させることにより、ガイドプレート18の下面に接
触している導電性ボール7は振動により水平移動し、こ
れらのいずれかの導電性ボール7がガイド孔18aの直
下に位置するようになる。そしてある時間を経過した後
には、すべてのガイド孔18aに1個づつの導電性ボー
ル7が送り込まれる。すなわち、ガイド孔18a内に導
電性ボール7送り込まれるタイミングは、そのときの導
電性ボール7の状態によって各ガイド孔18aごとに異
なり、あるガイド孔18aでは既にガイドプレート18
上に導電性ボール7が複数導出され、またあるガイドプ
レート18aでは、未だ導電性ボール7がガイドプレー
ト18上に導出されていないというばらつきが発生す
る。
【0023】このばらつきによる影響を解消するため、
図5に示すように、ガイドプレート18上の導電性ボー
ル7の除去が行われる。すなわち、振動子19を所定時
間駆動した後に振動し19の駆動を停止させる。これに
より、ガイド孔18aからの新たな導電性ボール7の導
出が停止する。次いでエアノズル26よりエアを吹き出
させると(矢印b参照)、先行してガイドプレート18
の上面まで導出され、既にガイドプレート18上にある
導電性ボール7は、エアによって吹き飛ばされてボール
受け部12内に落下する。これにより、各ガイド孔18
aに導電性ボール7が送り込まれるタイミングが異なる
ことによる各ガイド孔18aごとの導電性ボール7の導
出状況のばらつきは解消され、各ガイド孔18a内には
それぞれ1個づつの導電性ボール7が待機した状態とな
る。
【0024】この状態で、Z軸モータ27を駆動して吸
着ヘッド31を、図6に示すようにガイドプレート18
上に下降させる(矢印c参照)。このとき吸着ヘッド3
1の吸着孔31aの位置が、ガイドプレート18のガイ
ド孔18aに一致するよう、吸着ヘッド31を位置合わ
せする。そして吸着ヘッド31の下面がガイドプレート
18上面に対して所定の間隔Sの位置で停止したなら
ば、吸着孔31aから吸引を開始するとともに、振動子
19を駆動する。
【0025】すると、ガイド孔18a内に待機状態にあ
った導電性ボール7は振動によりガイドプレート18の
上面まで導出され、ガイド孔18aの直上にある吸着孔
31aの吸引力に捕捉されて真空吸着される。この後吸
着ヘッド31は、下面の吸着孔31aにそれぞれ1個づ
つ導電性ボール7を正しく真空吸着してピックアップし
上昇する。このとき、ガイド孔18a以外の位置には、
すなわち吸着孔31aの直下の位置以外には導電性ボー
ル7は存在しないので、吸着孔31a以外の位置に余分
な導電性ボール7が付着するピックアップミスが発生す
ることがない。
【0026】次に、図7に示すように、シリンダ17の
ロッド17aを没入させてロッド15を下降させる(矢
印d参照)と、押し上げ板14が下降するとともに、ボ
ールケース13も下降してガイドプレート18の下面か
ら離れる。これにより、ボール受け部12内に貯められ
た導電性ボール7はボールケース13内に落下して(矢
印e参照)回収される。
【0027】このように、全ての吸着孔31aに1個づ
つ正しく導電性ボール7を真空吸着してピックアップし
た吸着ヘッド31はボール供給部10から上昇し、次い
で位置決めテーブル2の上方に水平移動する。次に吸着
ヘッド31はホルダ5に保持されたワーク6上に下降
し、図8に示すように真空吸着を解除して電極6a上に
導電性ボール7を移載した後上昇し、導電性ボール7の
移載を完了する。
【0028】上記説明したように、吸着ヘッド31の吸
着孔31aの配列に対応してガイド孔18aが形成され
たガイドプレート18の下面に、押し上げ板14上に貯
溜された導電性ボールを押し当てて導電性ボール7をガ
イド孔18a内に送り込み、ガイドプレート18を振動
させて、振動によって導電性ボール7をガイドプレート
18上面に導出することにより、吸着ヘッド13の吸着
孔13aに確実に導電性ボールを1個づつ真空吸着させ
ることができる。
【0029】また、導電性ボール7をガイド孔18aを
通過させてガイドプレート18上に導出する手段として
ガイドプレート18を振動させる方法を採用することに
より、振動子19の駆動をオンオフすることによって導
電性ボール7のガイドプレート18上面への導出をコン
トロールすることができる。すなわち、押し上げ板14
によってガイド孔18a内に送り込まれた導電性ボール
7は、振動子19が駆動してガイドプレート18が振動
している間のみガイド孔18a内を上方に案内されるこ
とになるので、適切なタイミングで振動子19の駆動を
オンオフすることにより、ガイド孔18a内に送り込ま
れた導電性ボール7を必要な間待機状態に置くことがで
きる。
【0030】したがって、吸着ヘッド31が導電性ボー
ル7のピックアップを終えて他の動作を行っている間に
各ガイド孔18a内に導電性ボール7を送り込み、導電
性ボール7がガイドプレート18上面に導出された状態
で待機させることができる。これにより、吸着ヘッド3
1がガイドプレート18から導電性ボール7をピックア
ップする際には直ちに真空吸着動作を行うことができ、
したがって余分なロス時間の発生がなく、タクトタイム
を短縮することができる。
【0031】(実施の形態2)図9は、本発明の実施の
形態2の導電性ボールの移載装置の正面図、図10は同
導電性ボールの移載装置のボール供給部の断面図であ
る。本実施の形態2は、ボール供給部のボール槽に貯溜
される導電性ボール7の層にガスを吹き込んで流動化さ
せ、ボール槽の上部に設けられたガイドプレートのガイ
ド孔に導電性ボールを送り込むものである。なお、本実
施の形態2の導電性ボールの移載装置は、以下に説明す
るボール供給部以外は実施の形態1におけるものと同様
である。
【0032】図9において、ボール供給部50はボール
槽51より成り、ボール槽51の内部には複数層のメッ
シュプレート52が水平に展張されている。メッシュプ
レート52は導電性ボール7が通過できない大きさの開
孔を無数に設けたものである。最上層のメッシュプレー
ト52上には導電性ボール7が貯溜される。ボール槽5
1の上部には、ボール槽51の上端から間隔Dを保っ
て、ガイドプレート58が配設されている。ガイドプレ
ート58には、導電性ボール7のガイド孔58aが吸着
ヘッド31の吸着孔31aが形成された位置に対応して
形成されている。また、ガイドプレート58の側端面に
は振動手段としての振動子59が装着されている。振動
子59を駆動することにより、ガイドプレート58は振
動する。
【0033】また、ボール槽51の底部には、ノズル5
4が配設されており、ノズル54はガス供給源(図外)
に接続されている。ノズル54にガスを供給することに
より、ノズル54から上方に吹き出されたガスはメッシ
ュプレート52の開口を通過して導電性ボール7の層に
吹き込まれ、導電性ボール7を撹拌させる。
【0034】この導電性ボールの移載装置は上記のよう
に構成され、次に動作を説明する。まず図1においてX
軸モータ23を駆動して吸着ヘッド31をボール供給部
50の上方へ移動させる。そこでZ軸モータ27を駆動
して吸着ヘッド31を下降させ、図10に示すように吸
着ヘッド31の下面とガイドプレート58の上面から所
定の間隔の位置まで下降させるとともに、吸着ヘッド3
1の吸着孔31aがガイドプレート58のガイド孔58
aの位置に一致するように吸着ヘッド31を位置合わせ
する。
【0035】次いでボール槽51内のノズル54からガ
スを上方に吹き出させ(矢印f参照)導電性ボール7を
撹拌させて上方に吹き上げ、ガイドプレート58のガイ
ド孔58aに下方から送り込む(矢印g参照)。すなわ
ちノズル54は、導電性ボール7を上方に吹き上げてガ
イド孔58a内に送り込むボール送り込み手段となって
いる。これと前後して吸着ヘッド31の吸着孔31aか
ら真空吸引を開始し、さらに振動子59を駆動してガイ
ドプレート58を振動させる。これにより、ガイド孔5
8a内に送り込まれた導電性ボール7には、吸着孔31
の吸引力によってガイド孔58a内で上昇する力が作用
するとともに、ガイドプレート58の振動によって上方
に案内され、ガイドプレート58の上面に導出される。
【0036】このようにガイドプレート58の上面に導
出された導電性ボール7は、既にガイドプレート58上
に位置して真空吸引を開始している吸着ヘッド31の吸
着孔31aの吸引力に直ちに捕捉されて真空吸着され
る。このとき、ガイド孔58a以外の位置には導電性ボ
ール7は存在しないので、吸着孔31a以外の位置に余
分な導電性ボール7が付着するピックアップミスが発生
することがない。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、ボール供給部内に貯溜
された導電性ボールを、ボール供給部の上部に設けられ
たガイドプレートに吸着ヘッドの吸着孔の配列に対応し
て形成されたガイド孔に下方から送り込み、ガイドプレ
ートを振動させてガイドプレートの上面に導出された導
電性ボールを吸着ヘッドに吸着させるようにしているの
で、吸着ヘッドには吸着孔以外の位置に余分な導電性ボ
ールが付着するピックアップミスが発生することがな
く、したがってワークの電極上に1個づつ確実に導電性
ボールを移載することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の導電性ボールの移載装
置の正面図
【図2】本発明の実施の形態1の導電性ボールの移載装
置のボール供給部の断面図
【図3】本発明の実施の形態1の導電性ボールの移載装
置のボール供給部の斜視図
【図4】本発明の実施の形態1の導電性ボールの移載装
置のボール供給部の部分断面図
【図5】本発明の実施の形態1の導電性ボールの移載装
置のボール供給部の部分断面図
【図6】本発明の実施の形態1の導電性ボールの移載装
置のボール供給部の部分断面図
【図7】本発明の実施の形態1の導電性ボールの移載装
置のボール供給部の部分断面図
【図8】本発明の実施の形態1の導電性ボールの移載装
置の位置決めテーブルの部分正面図
【図9】本発明の実施の形態2の導電性ボールの移載装
置の正面図
【図10】本発明の実施の形態2の導電性ボールの移載
装置のボール供給部の断面図
【符号の説明】
1 基台 2 位置決めテーブル 6 ワーク 7 導電性ボール 10 ボール供給部 13 ボールケース 14 押し上げ板 17 シリンダ 18、58 ガイドプレート 18a、58a ガイド孔 19 振動子 23 X軸モータ 27 Z軸モータ 31 吸着ヘッド 31a 吸着孔 51 ボール槽 54 ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 23/12 L (72)発明者 西中 輝明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下面に導電性ボールを吸着する複数の吸着
    孔が形成された吸着ヘッドと、導電性ボールを供給する
    ボール供給部と、ワークを位置決めする位置決め部と、
    前記吸着ヘッドを上下動させる上下動手段と、前記吸着
    ヘッドをボール供給部と位置決め部の間を移動させる移
    動手段とを備え、前記ボール供給部に、このボール供給
    部の上部に設けられ前記吸着ヘッドの吸着孔が形成され
    た位置に対応して形成された複数の導電性ボールのガイ
    ド孔を有するガイドプレートと、ボール供給部内の導電
    性ボールを前記ガイド孔内に下方から送り込むボール送
    り込み手段と、前記ガイドプレートを振動させる振動手
    段とを設けたことを特徴とする導電性ボールの移載装
    置。
  2. 【請求項2】下面に導電性ボールを吸着する複数の吸着
    孔が形成された吸着ヘッドによりボール供給部の導電性
    ボールをワークに移載する導電性ボールの移載方法であ
    って、前記ボール供給部内に貯溜された導電性ボール
    を、ボール供給部の上部に設けられたガイドプレートに
    前記吸着ヘッドの吸着孔が形成された位置に対応して形
    成されたガイド孔内に下方から送り込む工程と、前記ガ
    イドプレートを振動手段によって振動させることにより
    前記ガイド孔内に送り込まれた導電性ボールを前記ガイ
    ドプレートの上面に導く工程と、前記ガイドプレートの
    上面の導電性ボールを前記吸着ヘッドによって真空吸着
    してピックアップする工程とを含むことを特徴とする導
    電性ボールの移載方法。
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