JP7361617B2 - フェライトキャリア芯材並びにこれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 - Google Patents
フェライトキャリア芯材並びにこれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7361617B2 JP7361617B2 JP2020008989A JP2020008989A JP7361617B2 JP 7361617 B2 JP7361617 B2 JP 7361617B2 JP 2020008989 A JP2020008989 A JP 2020008989A JP 2020008989 A JP2020008989 A JP 2020008989A JP 7361617 B2 JP7361617 B2 JP 7361617B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core material
- carrier core
- carrier
- particle size
- average particle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
(粒子の異形率の測定方法)
測定装置:注入型画像解析粒度分布計
測定サンプル:0.07g
ポリエチレングリコール400を9ml投入したスクリュー管瓶(容量9ml)中で分散後に測定を行った。
(測定条件)
スペーサー厚:150μm
サンプリング:20%
解析タイプ:相対測定
測定量:0.95ml
解析:ダーク検出
閾値:169(穴を埋める)
O-Roughnessフィルタ:0.5
*O-Roughness=表面が滑らかになるまでに除去される部分の割合
フィルタ条件:
ISO Area Diametere:最小値5、最大値100、内側の範囲
*ISO Area Diametere=粒子投影面積と等しいピクセル画像をもつ円の直径
(解析条件)
解析フィルタ条件I:
ISO Area Diametere:最小値25、最大値55、内側の範囲
解析フィルタ条件II:
ISO Area Diametere:最小値25、最大値55、内側の範囲
ISO Solidity:最小値0.98、最大値1、外側の範囲
*ISO Solidity=粒子を囲む凸包の面積に対する粒子面積の割合
Ell.Ratio:最小値0.8、最大値1、内側の範囲
*Ell.Ratio=慣性楕円の長軸に対する短軸の割合
解析フィルタ条件IIでカウントされた粒子数を解析フィルタ条件Iでカウントされた粒子数で割り返して異形率を算出する。
原料として、Fe2O3(平均粒径:0.6μm,SiO2を0.08%含有)21.78kg、Mn3O4(平均粒径:3.4μm)7.35kg、Mn3O4(平均粒径:2.1μm,SiO2を0.55%含有)0.82kg、SrCO3(平均粒径:0.6μm)167g、SnO2(平均粒径:5.6μm)136.4gを純水10.35kg中に分散し、還元剤としてカーボンブラックを90.76g、分散剤としてポリカルボン酸アンモニウム系分散剤を181.5g、pH調整剤としてアンモニア水を21.2g添加して混合物とした。この混合物を湿式ボールミル(メディア径2mm)により粉砕処理し、混合スラリーを得た。
この混合スラリーをスプレードライヤーにて約140℃の熱風中に噴霧し、粒径10μm~75μmの乾燥造粒物を得た。
この造粒物を、電気炉に投入し1300℃まで酸素濃度1.0%で4.5時間かけて昇温した。その後1300℃で酸素濃度0.4%~1.0%で3時間保持することにより焼成を行った。その後、酸素濃度0.4%で6時間かけて冷却した。
得られた焼成物をハンマーミル(三庄インダストリー社製「ハンマークラッシャーNH-34S」,スクリーン目開き:0.3mm)で解粒、振動篩を用いて分級し体積平均粒径36.8μmのキャリア芯材を得た。
得られたキャリア芯材の見かけ密度(AD)、流動度(FR)、体積平均粒子径(平均粒径)、細孔容積、BET比表面積、真密度、形状特性(Rz,RSm,異形率)を下記に示す方法で測定した。測定結果を表1及び表2に示す。なお、以下の実施例及び比較例に係るキャリア芯材についても同様の方法で測定し、測定結果を表1及び表2に示す。また図1に、得られたキャリア芯材のSEM写真(倍率1000倍)を示す。
原料として、Fe2O3(平均粒径:0.6μm,SiO2を0.08%含有)21.78kg、Mn3O4(平均粒径:3.4μm)6.12kg、Mn3O4(平均粒径:2.1μm,SiO2を0.55%含有)2.04kg、SrCO3(平均粒径:0.6μm)167g、SnO2(平均粒径:5.6μm)136.4gを純水10.35kg中に分散し、還元剤としてカーボンブラックを90.76g、分散剤としてポリカルボン酸アンモニウム系分散剤を181.5g、pH調整剤としてアンモニア水を21.2g添加して混合物とした以外は実施例1と同様にして体積平均粒径37.3μmのキャリア芯材を得た。
原料として、Fe2O3(平均粒径:0.6μm,SiO2を0.08%含有)21.78kg、Mn3O4(平均粒径:3.4μm)4.08kg、Mn3O4(平均粒径:2.1μm,SiO2を0.55%含有)4.08kg、SrCO3(平均粒径:0.6μm)167g、SnO2(平均粒径:5.6μm)136.4gを純水10.35kg中に分散し、還元剤としてカーボンブラックを90.76g、分散剤としてポリカルボン酸アンモニウム系分散剤を181.5g、pH調整剤としてアンモニア水を21.2g添加して混合物とした以外は実施例1と同様にして体積平均粒径35.4μmのキャリア芯材を得た。
原料として、Fe2O3(平均粒径:0.6μm,SiO2を0.08%含有)21.78kg、Mn3O4(平均粒径:3.4μm)4.08kg、Mn3O4(平均粒径:2.1μm,SiO2を0.55%含有)4.08kg、SrCO3(平均粒径:0.6μm)167g、SnO2(平均粒径:5.6μm)136.4gを純水10.35kg中に分散し、還元剤としてカーボンブラックを90.76g、分散剤としてポリカルボン酸アンモニウム系分散剤を181.5g、pH調整剤としてアンモニア水を21.2g添加して混合物としたこの混合物を湿式ボールミル(メディア径3mm)により粉砕処理し、混合スラリーを得た。
この混合スラリーをスプレードライヤーにて約210℃の熱風中に噴霧し、粒径10μm~75μmの乾燥造粒物を得た。この造粒物から粒径25μm以下の微小な粒子と粒径54μm以上の粗大な粒子は篩を用いて除去した以外は実施例1と同様にして体積平均粒径35.9μmのキャリア芯材を得た。
造粒物を電気炉に投入し1270℃まで酸素濃度1.0%で4.5時間かけて昇温し、その後1270℃で酸素濃度0.4%~1.0%で3時間保持することにより焼成を行い、その後、酸素濃度0.4%で6時間かけて冷却した以外は実施例1と同様にして体積平均粒径35.7μmのキャリア芯材を得た。
造粒物を電気炉に投入し1250℃まで酸素濃度1.0%で4.5時間かけて昇温し、その後1250℃で酸素濃度0.4%~1.0%で3時間保持することにより焼成を行い、その後、酸素濃度0.4%で6時間かけて冷却した以外は実施例1と同様にして体積平均粒径34.9μmのキャリア芯材を得た。
原料として、Fe2O3(平均粒径:0.6μm,SiO2を0.08%含有)21.78kg、Mn3O4(平均粒径:3.4μm)2.04kg、Mn3O4(平均粒径:2.1μm,SiO2を0.55%含有)6.12kg、SrCO3(平均粒径:0.6μm)167g、SnO2(平均粒径:5.6μm)136.4gを純水10.35kg中に分散し、還元剤としてカーボンブラックを90.76g、分散剤としてポリカルボン酸アンモニウム系分散剤を181.5g、pH調整剤としてアンモニア水を21.2g添加して混合物とした以外は実施例1同様にして体積平均粒径35.3μmのキャリア芯材を得た。
原料として、Fe2O3(平均粒径:0.6μm,SiO2を0.08%含有)14.52kg、Mn3O4(平均粒径:3.4μm)5.44kg、SrCO3(平均粒径:0.6μm)111g、SnO2(平均粒径:5.6μm)91gを純水6.9kg中に分散し、還元剤としてカーボンブラックを60.5g、分散剤としてポリカルボン酸アンモニウム系分散剤を121g、pH調整剤としてアンモニア水を14.2g添加して混合物とした以外は実施例1と同様にして体積平均粒径35.9μmのキャリア芯材を得た。
原料として、Fe2O3(平均粒径:0.6μm,SiO2を0.08%含有)21.78kg、Mn3O4(平均粒径:3.4μm)7.76kg、Mn3O4(平均粒径:2.1μm,SiO2を0.55%含有)0.41kg、SrCO3(平均粒径:0.6μm)167g、SnO2(平均粒径:5.6μm)136.4gを純水10.35kg中に分散し、還元剤としてカーボンブラックを90.76g、分散剤としてポリカルボン酸アンモニウム系分散剤を181.5g、pH調整剤としてアンモニア水を21.2g添加して混合物とした以外は実施例1と同様にして体積平均粒径36.7μmのキャリア芯材を得た。
原料として、Fe2O3(平均粒径:0.6μm,SiO2を0.08%含有)21.78kg、Mn3O4(平均粒径:3.4μm)0.82kg、Mn3O4(平均粒径:2.1μm,SiO2を0.55%含有)7.35kg、SrCO3(平均粒径:0.6μm)167g、SnO2(平均粒径:5.6μm)136.4gを純水10.35kg中に分散し、還元剤としてカーボンブラックを90.76g、分散剤としてポリカルボン酸アンモニウム系分散剤を181.5g、pH調整剤としてアンモニア水を21.2g添加して混合物とした以外は実施例1と同様にして体積平均粒径35.2μmのキャリア芯材を得た。
原料として、Fe2O3(平均粒径:0.6μm,SiO2を0.08%含有)14.52kg、Mn3O4(平均粒径:2.1μm,SiO2を0.55%含有)5.55kg、SrCO3(平均粒径:0.6μm)111.4g、SnO2(平均粒径:5.6μm)91gを純水6.9kg中に分散し、還元剤としてカーボンブラックを60.5g、分散剤としてポリカルボン酸アンモニウム系分散剤を121g、pH調整剤としてアンモニア水を14.2g添加して混合物とした以外は実施例1と同様にして体積平均粒径37.0μmのキャリア芯材を得た。
原料としてSrCO3(平均粒径:0.6μm)及びSnO2(平均粒径:5.6μm)を添加しなかった以外は実施例1と同様にして粒径10μm~75μmの乾燥造粒物を得た。
造粒物を電気炉に投入し1200℃まで酸素濃度1.3%で4.5時間かけて昇温し、その後1200℃で酸素濃度1.3%で3時間保持することにより焼成を行い、その後、酸素濃度1.3%で6時間かけて冷却した以外は実施例1と同様にして体積平均粒径35.8μmのキャリア芯材を得た。
原料としてSnO2(平均粒径:5.6μm)を添加しなかった以外は比較例1と同様にして粒径10μm~75μmの乾燥造粒物を得た。
造粒物を電気炉に投入し1300℃まで酸素濃度1.0%で4.5時間かけて昇温し、その後1200℃で酸素濃度1.0%で3時間保持することにより焼成を行い、その後、酸素濃度0.5%で6時間かけて冷却した以外は比較例1と同様にして体積平均粒径36.8μmのキャリア芯材を得た。
キャリア芯材の見掛け密度はJIS Z 2504に準拠して測定した。
キャリア芯材の流動度はJIS Z 2502に準拠して測定した。
キャリア芯材の体積平均粒子径は、レーザー回折式粒度分布測定装置(日機装社製「マイクロトラックModel9320-X100」)を用いて測定した。
評価装置は、Quantachrome社製のPOREMASTER-60GTを使用した。具体的には、測定条件としては、
Cell Stem Volume:0.5ml、
Headpressure:20PSIA、
水銀の表面張力:485.00erg/cm2、
水銀の接触角:130.00degrees、
高圧測定モード:Fixed Rate、
Moter Speed:1、
高圧測定レンジ:20.00~10000.00PSI
とし、サンプル1.500gを秤量して0.5ml(cc)のセルに充填して測定を行った。また、10000PSI時の容積B(ml/g)から60PSI時の容積A(ml/g)を差し引いた値を、細孔容積とした。
BET一点法比表面積測定装置(株式会社マウンテック製、型式:Macsorb HM model-1208)を用いて評価を行った。具体的には、サンプルは、5.000gを秤量して直径12mmの標準セルに充填し、200℃で、30分間脱気して測定を行った。
キャリア芯材の真密度は、Quantachrome社製、「ULTRA PYCNOMETER 1000」を用いて測定を行った。
超深度カラー3D形状測定顕微鏡(「VK-X100」株式会社キーエンス製)を用い、100倍対物レンズで表面を観察して求めた。具体的には、まず、表面の平坦な粘着テープにフェライト粒子を固定し、100倍対物レンズで測定視野を決定した後、オートフォーカス機能を用いて焦点を粘着テープ面に調整した。フェライト粒子を固定した平坦な粘着テープ面に対し、垂直方向(Z方向)からレーザー光線を照射し、面のX方向Y方向に走査した。また、表面からの反射光の強度が最大となった時のレンズの高さ位置をつなぎ合わせることでZ方向のデータを取得した。これらX、YおよびZ方向の位置データをつなぎ合わせフェライト粒子表面の3次元形状を得た。なお、フェライト粒子表面の3次元形状の取り込みにはオート撮影機能を用いた。
各パラメータの測定には、粒子粗さ検査ソフトウェア(三谷商事製)を用いて行った。まず、前処理として、得られたフェライト粒子表面の3次元形状の粒子認識と形状選別を行った。粒子認識は以下の方法で行った。撮影によって得られた3次元形状のうち、Z方向の最大値を100%、最小値を0%として最大値から最小値までの間を100等分する。この100~35%にあたる領域を抽出し、独立した領域の輪郭を粒子輪郭として認識した。次に形状選別で粗大、微小、会合などの粒子を除外した。この形状選別を行うことで以降に行う極率補正時の誤差を小さくすることができる。具体的には面積相当径28μm以下、38μm以上、針状比1.15以上に該当する粒子を除外した。ここで針状比とは粒子の最大長/対角幅の比から算出したパラメータであり、対角幅とは最大長に平行な2本の直線で粒子を挟んだときの2直線の最短距離を表す。
つぎに表面の3次元形状から解析に用いる部分の取り出しを行った。まず上記の方法で認識した粒子輪郭から求められる重心を中心として15.0μmの正方形を描く。描いた正方形の中に21本の平行線を引き、その線分上にあたる粗さ曲線を21本分取り出した。
フェライト粒子は略球形状であるため、取り出した粗さ曲線は、バックグラウンドとして一定の曲率を持っている。このため、バックグラウンドの補正として、最適な二次曲線をフィッティングし、粗さ曲線から差し引く補正を行った。この場合、ローパスフィルターを1.5μmの強度で適用し、カットオフ値λを80μmとした。
また、解析に用いるキャリア芯材の平均粒子径については32~34μmに限定した。このように測定対象となるキャリア芯材の平均粒子径を狭い範囲に限定することで、曲率補正の際に生じる残渣による誤差を小さくすることができる。
注入型画像解析粒度分布計(ジャスコインタナショナル株式会社、型式:IF-3200)を使用した。具体的には、サンプルは0.07gを秤量して、ポリエチレングリコール400を9cc投入したスクリュー管瓶(容量9cc)中で分散後に測定を行った。
(測定条件)
スペーサー厚:150μm
サンプリング:20%
解析タイプ:相対測定
測定量:0.95ml
解析:ダーク検出
閾値:169(穴を埋める)
O-Roughnessフィルタ:0.5
*O-Roughness=表面が滑らかになるまでに除去される部分の割合
フィルタ条件:
ISO Area Diametere:最小値5、最大値100、内側の範囲
*ISO Area Diametere=粒子投影面積と等しいピクセル画像をもつ円の直径
(解析条件)
解析フィルタ条件I:
ISO Area Diametere:最小値25、最大値55、内側の範囲
解析フィルタ条件II:
ISO Area Diametere:最小値25、最大値55、内側の範囲
ISO Solidity:最小値0.98、最大値1、外側の範囲
*ISO Solidity=粒子を囲む凸包の面積に対する粒子面積の割合
Ell.Ratio:最小値0.8、最大値1、内側の範囲
*Ell.Ratio=慣性楕円の長軸に対する短軸の割合
解析フィルタ条件IIでカウントされた粒子数を解析フィルタ条件Iでカウントされた粒子数で割り返して異形粒子の割合となる異形率を算出した。
得られたキャリア芯材の表面を樹脂で被覆してキャリアを作製した。具体的には、シリコーン樹脂450質量部と、(2-アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン9質量部とを、溶媒としてのトルエン450質量部に溶解してコート溶液を作製した。このコート溶液を、流動床型コーティング装置を用いてキャリア芯材50000質量部に塗布し、温度300℃の電気炉で加熱してキャリアを得た。以下、全ての実施例、比較例についても同様にしてキャリアを得た。
得られたキャリアと平均粒径5.0μm程度のトナーとを、ポットミルを用いて所定時間混合し、二成分系の電子写真現像剤を得た。この場合、キャリアとトナーとをトナーの重量/(トナーおよびキャリアの重量)=5/100となるように調整した。以下、全ての実施例、比較例についても同様にして現像剤を得た。得られた現像剤を、図2に示す構造の現像装置(現像スリーブの周速度Vs:406mm/sec,感光体ドラムの周速度Vp:205mm/sec,感光体ドラム-現像スリーブ間距離:0.3mm)に投入し、感光体ドラムの長手方向にベタ画像部と非画像部とが隣り合い、その後は広い面積の中間調が続く画像を初期と20万枚画像形成後に取得し、現像ローラ2周目の現像ローラ1周目のベタ画像が現像された領域とそうでない領域との画像濃度を反射濃度計(東京電色社製の型番TC-6D)を用いて測定し、その差を求め下記基準で評価した。結果を表2に示す。
「○」:0.003未満
「△」:0.003以上0.020未満
「×」:0.020以上
現像装置(現像ローラの周速度Vs:406mm/sec,感光体ドラムの周速度Vp:205mm/sec,感光体ドラム-現像ローラ間距離:0.3mm)に、作製した二成分現像剤を投入し、白紙画像を1000枚印刷した後、ブローオフケージでキャリアとトナーを分離させた。
このキャリアの印刷前の抵抗値R1(Ω・cm)と、1000枚印刷後の抵抗値R2(Ω・cm)とを測定し、下記式から算出される低下率ΔRから以下のように判断した。
ΔR=(logR1-logR2)/logR1×100(%)
「〇」:20≧ΔR≧0
「△」:40≧ΔR>20
「×」:ΔR>40
5 感光体ドラム
Claims (5)
- フェライトキャリア芯材であって、
(Mn x Fe 3-x )O 4 (但し、0<x<3である。)で表される組成を有し、
Srが0.01mol%以上0.50mol%以下含有され
Snが0.01mol%以上0.50mol%以下含有され、
粒子の最大山谷深さRzが1.95μm以上2.38μm以下、
谷と山の組み合わせを一つの要素と規定し、それぞれの要素の長さを平均した粒子の平均長さRSmが7.20μm以上8.50μm以下、
RzとRSmとの積が15.8以上であり、
下記測定方法で測定される粒子の異形率が46%以上であることを特徴とするフェライトキャリア芯材。
(粒子の異形率の測定方法)
測定装置:注入型画像解析粒度分布計
測定サンプル:0.07g
ポリエチレングリコール400を9ml投入したスクリュー管瓶(容量9ml)中で分散後に測定を行った。
(測定条件)
スペーサー厚:150μm
サンプリング:20%
解析タイプ:相対測定
測定量:0.95ml
解析:ダーク検出
閾値:169(穴を埋める)
O-Roughnessフィルタ:0.5
フィルタ条件:
ISO Area Diametere:最小値5、最大値100、内側の範囲
(解析条件)
解析フィルタ条件I:
ISO Area Diametere:最小値25、最大値55、内側の範囲
解析フィルタ条件II:
ISO Area Diametere:最小値25、最大値55、内側の範囲
ISO Solidity:最小値0.98、最大値1、外側の範囲
Ell.Ratio:最小値0.8、最大値1、内側の範囲
解析フィルタ条件IIでカウントされた粒子数を解析フィルタ条件Iでカウントされた粒子数で割り返して異形率を算出する。 - xが0.01以上2以下である請求項1記載のフェライトキャリア芯材。
- Siが0.10mol%以上0.22mol%以下含有されている請求項1又は2に記載のフェライトキャリア芯材。
- 請求項1~3のいずれかに記載のフェライトキャリア芯材の表面が樹脂で被覆されていることを特徴とする電子写真現像用キャリア。
- 請求項4記載の電子写真現像用キャリアとトナーとを含むことを特徴とする電子写真用現像剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020008989A JP7361617B2 (ja) | 2020-01-23 | 2020-01-23 | フェライトキャリア芯材並びにこれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020008989A JP7361617B2 (ja) | 2020-01-23 | 2020-01-23 | フェライトキャリア芯材並びにこれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021117281A JP2021117281A (ja) | 2021-08-10 |
JP7361617B2 true JP7361617B2 (ja) | 2023-10-16 |
Family
ID=77174775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020008989A Active JP7361617B2 (ja) | 2020-01-23 | 2020-01-23 | フェライトキャリア芯材並びにこれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7361617B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7085507B2 (ja) * | 2019-03-08 | 2022-06-16 | Dowaエレクトロニクス株式会社 | キャリア芯材並びにこれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103309190A (zh) | 2013-05-29 | 2013-09-18 | 湖北鼎龙化学股份有限公司 | 载体芯材及其制造方法、载体芯材及静电荷图像显影剂 |
JP2014197134A (ja) | 2013-03-29 | 2014-10-16 | Dowaエレクトロニクス株式会社 | 電子写真現像剤用キャリア芯材、その製造方法、電子写真現像剤用キャリア、および電子写真現像剤 |
JP2018013682A (ja) | 2016-07-22 | 2018-01-25 | Dowaエレクトロニクス株式会社 | キャリア芯材 |
JP2018025702A (ja) | 2016-08-11 | 2018-02-15 | Dowaエレクトロニクス株式会社 | キャリア芯材 |
JP2018141864A (ja) | 2017-02-28 | 2018-09-13 | Dowaエレクトロニクス株式会社 | キャリア芯材 |
-
2020
- 2020-01-23 JP JP2020008989A patent/JP7361617B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014197134A (ja) | 2013-03-29 | 2014-10-16 | Dowaエレクトロニクス株式会社 | 電子写真現像剤用キャリア芯材、その製造方法、電子写真現像剤用キャリア、および電子写真現像剤 |
CN103309190A (zh) | 2013-05-29 | 2013-09-18 | 湖北鼎龙化学股份有限公司 | 载体芯材及其制造方法、载体芯材及静电荷图像显影剂 |
JP2018013682A (ja) | 2016-07-22 | 2018-01-25 | Dowaエレクトロニクス株式会社 | キャリア芯材 |
JP2018025702A (ja) | 2016-08-11 | 2018-02-15 | Dowaエレクトロニクス株式会社 | キャリア芯材 |
JP2018141864A (ja) | 2017-02-28 | 2018-09-13 | Dowaエレクトロニクス株式会社 | キャリア芯材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021117281A (ja) | 2021-08-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5751688B1 (ja) | キャリア芯材並びにこれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 | |
WO2016158548A1 (ja) | キャリア芯材並びにそれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 | |
JP5957623B1 (ja) | キャリア芯材 | |
JP5726360B1 (ja) | キャリア芯材並びにこれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 | |
JP7361617B2 (ja) | フェライトキャリア芯材並びにこれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 | |
JP7099902B2 (ja) | キャリア芯材 | |
JP2018025702A (ja) | キャリア芯材 | |
JP7393219B2 (ja) | フェライトキャリア芯材並びにこれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 | |
JP2017031031A (ja) | フェライト粒子並びにそれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 | |
JP2022116287A (ja) | キャリア芯材並びにこれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 | |
JP2018106015A (ja) | キャリア芯材並びにこれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 | |
JP7257732B2 (ja) | キャリア芯材並びにこれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 | |
JP7433090B2 (ja) | フェライトキャリア芯材並びにこれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 | |
JP6924885B1 (ja) | キャリア芯材 | |
JP7075913B2 (ja) | キャリア芯材 | |
JP2023062747A (ja) | キャリア芯材並びにこれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 | |
JP6864054B2 (ja) | キャリア芯材並びにこれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 | |
JP2022143658A (ja) | キャリア芯材並びにこれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 | |
JP7486889B2 (ja) | フェライトキャリア芯材並びにこれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 | |
JP2022137600A (ja) | キャリア芯材並びにこれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 | |
JP7481159B2 (ja) | フェライトキャリア芯材並びにこれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 | |
JP7085507B2 (ja) | キャリア芯材並びにこれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 | |
JP2018155827A (ja) | キャリア芯材並びにこれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 | |
JP2021182073A (ja) | フェライトキャリア芯材並びにこれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 | |
CN109839808B (zh) | 用于电子照相显影剂的铁氧体载体芯材、载体和显影剂 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20221121 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230731 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230822 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230914 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230926 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231003 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7361617 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |