JP7356135B2 - 防護柵 - Google Patents

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本発明は、防護柵に関し、特に、落石等によりロープ材に加わる衝撃力を吸収し易い構造とすると共に、その構造を簡略化することで製造コストを低減する防護柵に関する。
従来の落石防護柵100として、図6(A)から図6(C)に示す構造が知られている。図6(A)は、従来の落石防護柵100を説明する概略図である。図6(B)は、従来の落石防護柵100の緩衝材103を説明する側面図である。図6(C)は、従来の落石防護柵100の動作を説明する側面図である。
図6(A)に示す如く、落石防護柵100は、山間部での落石の危険性のある斜面等に設置され、落石が発生した際に、その落石を止める構造となっている。そして、落石防護柵100は、主に、一定間隔にて配設され、H型鋼から成る主柱101と、各主柱101間に張設されるワイヤロープ102と、主柱101の近傍に配設され、ワイヤロープ102の一端部を固定する緩衝材103と、を有している。
図6(B)に示す如く、緩衝材103は、一対のU字状板104を備え、U字状板104の両端部が重畳するように、目がねボルト105の一端側にて固定されている。一方、目がねボルト105の他端側には、ワイヤロープ102が固定されている。この構造により、各主柱101間には、その両端部に一対の緩衝材103が配置され、緩衝材103の目がねボルト105により、ワイヤロープ102を張設している。
図6(C)に示す如く、落石による衝撃力がワイヤロープ102に加わると、ワイヤロープ102が、緩衝材103を引っ張ることで、U字状板104が伸びて、略楕円形状へと変形する。その結果、上記変形時に衝撃力を吸収すると共に、主柱101間のワイヤロープ102と緩衝材103との長さに余長ができることで、落石を止めることができる(例えば、特許文献1参照。)。
特許第4020656号公報
図6(C)に示すように、緩衝材103が、ワイヤロープ102に引っ張られることで、そのU字状板104が、横方向へと伸びて変形することで、主柱101間のワイヤロープ102と緩衝材103との長さに余長ができる。
しかしながら、U字状板104の変形による伸び分だけでは、主柱101間での上記余長を十分に確保することが難しく、また、落石による衝撃力が、十分に吸収されないという課題がある。その結果、落石防護柵100では、落石による衝撃力により主柱101が倒れ、あるいは、折れ曲がることで、落石を止めることが出来ない恐れがある。
また、図6(B)に示すように、落石防護柵100では、緩衝材103が、主柱101に対してボルト106にて固定され、主柱101に対して回転しない構造となっている。この構造により、落石による衝撃力がワイヤロープ102に加わり、ワイヤロープ102は、斜面の谷側へと押圧されるが、上記ボルト106による固定箇所は移動しない。そして、上記固定箇所とワイヤロープ102との略一直線上の関係が崩れることで、主柱101がワイヤロープ102を引っ張る反力が低減する。その結果、上記衝撃力を十分に吸収し難くなり、上記主柱101が転倒等すると共に、上記固定箇所のボルト106が破損し易くなるという課題がある。
更には、昨今、落石等の防護柵に関し、各企業にて落石等による衝撃力を吸収するための種々の構造が開発されているが、その構造が複雑となり、製造コストが増大している。そのため、公共工事等において、防護柵の予算の確保が難しく、必要な個所に防護柵の設置が進んでいないという課題がある。特に、地球規模での温暖化が進み、日本では、各地にて毎年大雨や大雪による土砂崩れ等が繰り返されている。また、日本は、地震大国であり、大きな地震が発生すると地滑りや落石等が発生している。上記災害による被害を低減するためにも防護柵の設置が急務となっている。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、落石等によりロープ材に加わる衝撃力を吸収し易い構造とすると共に、その構造を簡略化することで製造コストを低減する防護柵を提供することにある。
本発明の防護柵では、所望の間隔を有して立設される複数の主柱に対してロープ材及び防護フェンスが配設される防護柵であり、前記主柱に配設され、前記主柱間にて前記ロープ材を保持するロープ保持機構と、を備え、前記ロープ保持機構は、前記主柱に対して回転可能な本体部と、前記本体部に対して連結され、その先端側にて前記ロープ材を保持する連結進展部と、を有し、前記ロープ材に加わる衝撃力を利用して、前記連結進展部は、その延在方向へと伸びると共に、前記本体部は、取付固定具を介して前記主柱に対して固定され、前記取付固定具は、前記衝撃力を利用して、前記主柱から外れることで、前記本体部は、前記主柱に対して回転することを特徴とする。
また、本発明の防護柵では、前記連結進展部は、前記本体部に固定される固定プレートと、前記固定プレートに連結される進展プレートと、前記進展プレートを前記固定プレートに連結する連結固定具と、を有し、前記進展プレートは、前記ロープ材に加わる前記衝撃力を利用して、前記連結固定具による連結状態を取り除くことで、前記連結進展部の延在方向へとスライドすることを特徴とする。
また、本発明の防護柵では、所望の間隔を有して立設される複数の主柱に対してロープ材及び防護フェンスが配設される防護柵であり、前記主柱に配設され、前記主柱間にて前記ロープ材を保持するロープ保持機構と、を備え、前記ロープ保持機構は、前記主柱に対して回転可能な本体部と、前記本体部に対して連結され、その先端側にて前記ロープ材を保持する連結進展部と、を有し、前記連結進展部は、前記本体部に固定される固定プレートと、前記固定プレートに連結される進展プレートと、前記固定プレートと前記本体部とを固定する共に、前記固定プレートと前記進展プレートとを連結する第1のボルトと、前記固定プレートと前記進展プレートとを連結する第2のボルトと、を有し、前記第1のボルトは、前記第2のボルトよりも引張強度が高いボルトであり、前記第1のボルトは、前記固定プレートの延在方向の両端部近傍にそれぞれ配設され、前記第2のボルトは、前記第1のボルト間に配設され、前記進展プレートは、前記ロープ材に加わる衝撃力を利用して、前記第2のボルトを破断することで、前記連結進展部の延在方向へとスライドすることを特徴とする。
また、本発明の防護柵では、前記主柱間には、前記防護フェンスと連結する複数のフェンス保持鋼材と、を備え、前記ロープ材は、前記フェンス保持鋼材に配設された挿通金具に対して挿通されていることを特徴とする。
本発明の防護柵は、複数の主柱に配設され、主柱間にてロープ材を保持するロープ保持機構を備え、ロープ保持機構は、主柱に対して回転可能な本体部と、本体部に対して連結され、その先端側にてロープ材を保持する連結進展部と、を有している。この構造により、ロープ材に加わる衝撃力を利用して、連結進展部は、その延在方向へと伸びると共に、本体部は、主柱に対して回転することで、衝撃力を吸収し、緩衝することができる。そして、防護柵が、簡易な構造により実現されることで、安全性を保ちながらも、その製造コストを低減することができる。
また、本発明の防護柵では、本体部は、取付固定具を介して主柱に対して固定され、取付固定具は、ロープ材に加わる衝撃力を利用して、主柱から外れ、本体部は、主柱に対して回転する。この構造により、設計値よりも大きい上記衝撃力がロープ材に加わった際に、本体部が回転する構造においても、製造コストを低減しながら、実現することができる。
また、本発明の防護柵では、連結進展部は、本体部に固定される固定プレートと、固定プレートに連結される進展プレートと、進展プレートを固定プレートに連結する連結固定具と、を有している。そして、進展プレートは、ロープ材に加わる衝撃力を利用して、連結固定具による連結状態を取り除くことで、連結進展部の延在方向へとスライドする。この構造により、設計値よりも大きい上記衝撃力がロープ材に加わった際でも、防護柵は、その衝撃力の原因である落石等を堰き止めることで、被害の拡大を防止することができる。
また、本発明の防護柵では、連結固定具は、固定プレートと本体部とを固定する共に、固定プレートと進展プレートとを連結する第1のボルトと、固定プレートと進展プレートとを連結する第2のボルトと、を有している。そして、第1のボルトは、第2のボルトよりも引張強度が高いボルトであり、第1のボルトは、固定プレートの延在方向の両端部近傍にそれぞれ配設され、第2のボルトは、第1のボルト間に配設されている。この構造により、第1及び第2のボルトの引張強度の相違を利用して、進展プレートを適宜スライドさせる簡易な構造を実現することで、製造コストを低減することができる。
また、本発明の防護柵は、主柱間には、防護フェンスと連結する複数のフェンス保持鋼材と、を備え、ロープ材は、フェンス保持鋼材に配設された挿通金具に対して挿通されている。この構造により、複数のロープ材が、主柱に対して所定の間隔にて配置され、確実に落石等を堰き止めることができる。
本発明の実施形態の防護柵を説明する(A)斜視図、(B)正面図、(C)断面図である。 本発明の実施形態の防護柵を説明する(A)断面図、(B)分解斜視図である。 本発明の実施形態の防護柵の動作状況を説明する(A)断面図、(B)断面図である。 本発明の実施形態の防護柵の動作状況を説明する(A)断面図,(B)断面図、(C)断面図である。 本発明の実施形態の防護柵の動作状況を説明する断面図である。 従来の落石防護柵を説明する(A)概略図、(B)側面図、(C)側面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る防護柵10を図面に基づき詳細に説明する。尚、本実施形態の説明の際には、同一の部材には原則として同一の符番を用い、繰り返しの説明は省略する。また、以下の説明では、上下方向は防護柵10の高さ方向を示し、左右方向は防護柵10を前方から見た横幅方向を示し、前後方向は防護柵10の斜面の傾斜方向を示している。
最初に、図1から図2を用いて、本実施形態の防護柵10の構造について説明する。図1(A)は、本実施形態の防護柵10を説明する斜視図である。図1(B)は、本実施形態の防護柵10を説明する正面図である。図1(C)は、本実施形態の防護柵10の主柱11を説明する断面図である。図2(A)は、本実施形態の防護柵10のロープ保持機構14を説明する断面図である。図2(B)は、本実施形態の防護柵10のロープ保持機構14を説明する分解斜視図である。尚、図2(A)では、説明の都合上主柱11の断面構造は省略して図示している。
図1(A)に示す如く、防護柵10は、例えば、山間部等の落石34(図5参照)、土砂崩れや雪崩等の危険性がある斜面に対して設置され、特に、斜面の下方に道路や住宅等が存在する箇所に設置されている。そして、防護柵10は、落石34、土砂崩れや雪崩による衝撃力を分散して吸収し、落石34等を堰き止めることで、落石34等が、道路や住宅等へと侵入し、被害が拡大することを防止する。
図1(B)に示す如く、防護柵10は、主に、コンクリート基礎12に対して所望の間隔にて立設される複数の主柱11と、各主柱11間に張設される複数のロープ材13と、各主柱11に対して配設され、ロープ材13の端部を保持するロープ保持機構14と、各主柱11の斜面の山側(紙面後方側)に対して固定される防護フェンス15と、防護フェンス15と連結し、各主柱11間に所望の間隔にて配設される複数のフェンス保持鋼材16と、を有している。
図示したように、防護柵10では、主柱11の上端部には、主柱11間毎に防護フェンス15を固定するための梁鋼材11Aが配設されている。梁鋼材11Aの両端部は、主柱11の上端部に対してボルト締結されることで、主柱11間毎にラーメン構造が実現されると共に、そのラーメン構造が、防護柵10全体に渡り連続して形成されている。詳細は後述するが、ロープ材13や防護フェンス15に落石34等の衝撃力が加わった際に、各主柱11が、ロープ材13等を支え、その衝撃力を分散して吸収し、落石34等を堰き止めることができる。尚、梁鋼材11Aは、例えば、SS400にて形成されている。
また、防護フェンス15としては、例えば、JFE建材株式会社製のJIS G 3552規格を満たした金網が用いられる。防護フェンス15は、斜面の山側の主柱11の側面及び梁鋼材11Aの側面に対して固定されることで、防護柵10の略全面に渡り設置されている。そして、防護フェンス15は、それ自体でも弾性変形し、落石等を跳ね返すことができると共に、落石34等が、ロープ材13の隙間をすり抜けることを防止することができる。
また、各主柱11間の梁鋼材11Aには、例えば、4本のフェンス保持鋼材16が、梁鋼材11Aの延在方向(紙面左右方向)に一定間隔に配設されている。そして、フェンス保持鋼材16の上端部は、梁鋼材11Aへとボルト締結されている。一方、フェンス保持鋼材16には、その上端部から下端部の間に、ロープ材13のピッチに合わせて、例えば、6個のU字ボルト16Aが配設されている。そして、U字ボルト16Aは、防護フェンス15及びロープ材13をその空間内へと配置するが、同じ役割を果たす挿通金具であれば良い。尚、フェンス保持鋼材16は、例えば、SS400にて形成されている。
フェンス保持鋼材16は、防護フェンス15よりも斜面の山側に配設されると共に、U字ボルト16Aは、フェンス保持鋼材16の斜面の谷側(紙面前方側)の側面に固定されている。そして、U字ボルト16Aは、その固定作業の際に、防護フェンス15をその空間内に配置するように、フェンス保持鋼材16に取り付けられる。その結果、フェンス保持鋼材16の下端部は、非固定状態であるが、U字ボルト16Aが、防護フェンス15にその動きが規制されることで、フェンス保持鋼材16は、防護フェンス15と隣接して配置され、梁鋼材11Aに対して略垂直方向へと垂れ下がった状態となる。
また、ロープ材13としては、例えば、JFE建材株式会社製のJIS G 3525規格に準拠したワイヤロープが用いられる。ロープ材13は、防護フェンス15よりも斜面の谷側に配置されている。そして、ロープ材13の両端部は、それぞれロープ保持機構14に保持され、ロープ保持機構14が、各主柱11に取り付けられることで、ロープ材13は、各主柱11間に張設されている。
詳細は後述するが、ロープ保持機構14は、ロープ材13にて引っ張られることで、主柱に対して固定されるが、ロープ材13が、各主柱11間にて各U字ボルト16A内に挿通されることでも、梁鋼材11Aに対して略平行な位置を維持することができる。尚、上述したように、ロープ材13は、各主柱11間に張設され、ロープ保持機構14を主柱11間の中央側へと引っ張ることで、ロープ保持機構14が、主柱11との接触面にて大きな摩擦抵抗を有することで、主柱11に対してずれ落ちることが防止される。
また、主柱11の下端部側は、所望の支持力を得られるように、コンクリート基礎12内に埋設されている。そして、主柱11は、ロープ材13や防護フェンス15に落石34等の衝撃力が加わった際にも、設計値内の衝撃力の場合には、斜面の谷側へと折れたり、あるいは転倒したりしない様に、所望の剛性も有している。尚、主柱11は、直接、地盤内に埋設され、支持される場合でも良い。
図1(C)に示す如く、主柱11は、中空構造の円筒形状の鋼管であり、例えば、その内径Φ1は、267.4mm、板厚t1は、6.6mmである。そして、主柱11の中空部11Bには、一対の鋼板11Cが略平行に溶接固定され、更に、その一対の鋼板11Cに対してH型鋼11Dが溶接固定されている。そして、主柱11の中空部11Bには、上記鋼板11CやH型鋼11Dの隙間にモルタル11Eが充填されている。この構造により、主柱11は、所望の剛性を実現している。尚、主柱11は、例えば、SS400にて形成されている。
図2(A)に示す如く、ロープ保持機構14は、主に、主柱11に取り付けられる本体部21と、本体部21に固定される一対の固定プレート22と、固定プレート22に連結される進展プレート23と、固定プレート22や進展プレート23の固定に用いられる第1のボルト24及び第2のボルト25と、を有している。尚、本願発明の連結進展部26は、固定プレート22、進展プレート23、第1のボルト24及び第2のボルト25に対応している。また、本願発明の連結固定具27は、第1のボルト24及び第2のボルト25に対応している。
図2(B)に示す如く、本体部21は、その中央部が半円筒状に曲げ加工された一対の板状体21A、21Bから成り、例えば、SS400にて形成されている。そして、一対の板状体21A、21Bを組み付けることでできる円筒状の中空部の内径Φ2(図2(A)参照)は、主柱11の外径より若干広い程度である。尚、詳細は後述するが、落石34(図5参照)等の衝撃力が、ロープ材13を介してロープ保持機構14へ伝達された際に、ロープ保持機構14が、主柱11に対して回転可能となるクリアランスは、主柱11と本体部21との間には確保されている。
固定プレート22は、その板厚t2が、6.0mmの板状体であり、例えば、SS400にて形成されている。固定プレート22には、本体部21と固定するための1つの固定孔22A及び進展プレート23と連結するための4つの連結孔22B,22C,22D,22Eが形成されている。そして、固定孔22A及び連結孔22B~22Eは、その開口形状が円形状の孔として形成され、固定孔22A及び連結孔22Eの内径Φ3は、30mmに設計され、連結孔22B,22C,22Dの内径Φ8は、20mmに設計され、それぞれ第1及び第2のボルト24,25と嵌合する。図2(A)に示すように、一対の固定プレート22は、その内側に本体部21の固定部21C及び進展プレート23を挟み込むように、本体部21へとボルト締結される。
進展プレート23は、その板厚t3が、6.0mmの板状体であり、例えば、SS400にて形成されている。進展プレート23には、固定プレート22と連結するための4つの連結孔23A,23B,23C,23Dと、ロープ材13を固定するための1つの固定孔23Eとが形成されている。そして、連結孔23Aは、その開口形状が円形状の孔として形成され、その内径Φ4は、20mmに設計されている。一方、連結孔23B~23Dは、その開口形状が楕円形状の孔として形成されている。そして、連結孔23Bの長手方向の内径Φ5は、25mm、連結孔23Cの長手方向の内径Φ6は、30mm、連結孔23Dの長手方向の内径Φ7は、130mmに設計されている。
第1のボルト24は、高力ボルトであり、例えば、F10T規格のボルトが使用され、その引張強度として1000N/mm以上を有している。一方、第2のボルト25は、通常のボルトであり、M20規格のボルトが使用され、その引張強度は、第1のボルト24よりも低くなっている。本実施形態では、2本の第1のボルト24と、3本の第2のボルト25が使用される。尚、第1のボルト24の軸径は30mmであり、第2のボルト25の軸径は20mmである。
図示したように、固定プレート22の連結孔22B,22C,22Dの中心間の離間幅W1は、進展プレート23の連結孔23A,23B,23Cの中心間の離間幅W2と、略同一幅にて形成されている。上述したように、進展プレート23の連結孔23A,23B,23Cの内径Φ4,Φ5,Φ6はそれぞれ異なることで、固定プレート22と進展プレート23とを連結させた状態では、連結孔23Aに挿通された第2のボルト25が、進展プレート23の長手方向の主柱11側(紙面左側)において、進展プレート23と当接した状態となる。
図2(A)及び図2(B)に示す如く、1本目の第1のボルト24は、固定プレート22と本体部21とを固定するために用いられる。また、2本目の第1のボルト24は、固定プレート22の連結孔22Eと進展プレート23の連結孔23Dとを挿通し、固定プレート22と進展プレート23とを連結している。一方、3本の第2のボルト25は、それぞれ固定プレート22の連結孔22B,22C,22Dと進展プレート23の連結孔23A,23B,23Cとを挿通し、固定プレート22と進展プレート23とを連結している。
詳細は後述するが、防護柵10に対して設計値より大きな衝撃力が加わった際に、ロープ材13を介してロープ保持機構14へ上記衝撃力が伝達され、第2のボルト25が、進展プレート23により破断される場合がある。この場合には、進展プレート23が、固定プレート22に対して前方へとスライドし、各主柱11間のロープ材13とロープ保持機構14との全長が長くなることで、落石34等を堰き止め易くなり、被害の拡大を低減することができる。
次に、図3から図5を用いて、本実施形態の防護柵10の動作状況について説明する。図3(A)は、本実施形態の防護柵10に落石34(図5参照)等の衝撃力が加わっていない時の動作状況を説明する断面図である。図3(B)は、本実施形態の防護柵10に設計値以内の上記衝撃力が加わった際の動作状況を説明する断面図である。図4(A)は、本実施形態の防護柵10に設計値以内の上記衝撃力が加わった際のロープ保持機構14を説明する断面図である。図4(B)及び図4(C)は、本実施形態の防護柵10に設計値より大きい上記衝撃力が加わった際のロープ保持機構14を説明する断面図である。図5は、本実施形態の防護柵10に設計値より大きい上記衝撃力が加わった際の状況を説明する断面図である。尚、本実施形態の防護柵10の動作状況の説明に際し、図1から図2を用いて説明した防護柵10についてその説明を適宜参照し、繰り返しの説明は省略する。また、図3及び図5では、説明の都合上主柱11の断面構造は省略して図示している。
図3(A)では、防護柵10の主柱11間の1スパンを示し、ロープ材13の両端部には、それぞれロープ保持機構14が連結されている。ロープ保持機構14が、各主柱11に取り付けられることで、ロープ材13は、各主柱11間に張設されている。そして、ロープ材13の長さは、主柱11間の1スパンの長さよりも短く、その両端のロープ保持機構14の本体部21が、ロープ材13側へと引っ張られている。
この構造により、落石34等の衝撃力が加わらない状況では、ロープ材13及びロープ保持機構14は、各主柱11間に略一直線上に配置されている。そして、丸印31にて示す領域では、ロープ保持機構14の本体部21は、主柱11との接触面にて大きな摩擦抵抗が発生し、ロープ保持機構14が主柱11に対してずれ落ちることが防止される。その結果、図1(A)に示すように、ロープ材13は、各主柱11間に張設されると共に、主柱11の高さ方向において、例えば、6本のロープ材13が、一定間隔を保ちながら配置されている。
図3(B)に示す如く、防護柵10に設計値以内の落石34等による衝撃力が加わった際には、矢印32にて示すように、ロープ保持機構14が、主柱11の外周面に対して回転することができる。図2(B)を用いて上述したように、主柱11とロープ保持機構14の本体部21との間には、ロープ保持機構14が、主柱11に対して回転可能となるクリアランスが確保されている。
具体的には、落石34等が、防護柵10の防護フェンス15及びロープ材13へと衝突することで、ロープ材13は、斜面の谷側(紙面前方側)へと押される。このとき、ロープ材13の長さは実質不変のため、ロープ材13がロープ保持機構14を斜面の谷側へと引っ張ることで、ロープ保持機構14が、主柱11の外周面に対して回転することができる。その一方、ロープ材13は、U字ボルト16A(図1(B)参照)を介して防護フェンス15と連結しており、防護フェンス15が、落石34等を弾き返し元の状態へと戻る際に、ロープ保持機構14を斜面の山側(紙面後方側)へと引っ張ることで、矢印33にて示すように、ロープ保持機構14が、主柱11の外周面に対して回転する。
つまり、防護フェンス15及びロープ材13は、張設されていると共に、その材質上、弾性変形の範囲では元の状態へと戻る特性を利用して、ロープ保持機構14が、主柱11の外周面に対して回転することで、落石34等による衝撃力を吸収し易くなり、防護柵10が破損し難くなる。
また、落石34等を弾き返す等、落石34等が防護柵10の防護フェンス15から取り除かれた際には、ロープ保持機構14が、主柱11の外周面に対して回転し、ロープ材13及びロープ保持機構14は、各主柱11間に一直線上に配置された元の状態へと戻る。その結果、ロープ保持機構14では、第1のボルト24による固定プレート22と本体部21との締結箇所等、局所的に応力が集中し難くなり、金属疲労等による防護柵10の劣化が防止される。
更には、図3(B)に示すように、ロープ材13に上記衝撃力が加わった際に、ロープ保持機構14が、主柱11の外周面に対して回転することで、ロープ保持機構14の進展プレート23とロープ材13との位置関係を略一直線上に維持し易くなる。その結果、出来る限りの大きい反力にてロープ材13を各主柱11側へと引っ張り返すことで、上記衝撃力を吸収し、緩衝することができる。
図4(A)では、連結孔23A,23B,23Cに挿通された第2のボルト25は全て破断することなく、上記第2のボルト25及び連結孔23Dに挿通された第1のボルト24により、固定プレート22と進展プレート23とが連結している状況を示している。
具体的には、防護柵10に設計値以内の上記衝撃力が加わった場合、あるいは、防護柵10に上記衝撃力が加わっていない場合には、ロープ保持機構14では、進展プレート23は、その長手方向の主柱11側(紙面左側)において、連結孔23Aに挿通された第2のボルト25に対して当接する。一方、図2(B)を用いて上述したように、連結孔23A,23B,23Cの開口形状はそれぞれ相違し,進展プレート23は、その長手方向の主柱11側において、連結孔23B,23C,23Dに挿通された第1及び第2のボルト24,25とは当接していない。
この構造により、進展プレート23は、ロープ材13により引っ張られているが、上記衝撃力が設計値以内の場合には、連結孔23Aに挿通された第2のボルト25によりその衝撃力を支持することができる。また、固定プレート22は、固定孔22Aに挿通された第1のボルト24により本体部21に固定されている。
一方、上記衝撃力が設計値より大きい場合には、連結孔23Aに挿通された第2のボルト25では、その衝撃力を支持出来ない場合があり、支持出来ない場合には、第2のボルト25は、進展プレート23により破断される。そして、ロープ保持機構14では、上記衝撃力の大きさに応じて、連結孔23B,23Cに挿通された第2のボルト25も順次破断される構造となっている。
図4(B)では、防護柵10に設計値より大きい上記衝撃力が加わり、連結孔23A,23Bに挿通された第2のボルト25が破断し、連結孔23Cに挿通された第2のボルト25及び連結孔23Dに挿通された第1のボルト24により、固定プレート22と進展プレート23とが連結している状況を示している。尚、上述したように、第1のボルト24の引張強度は、第2のボルト25の引張強度よりも高くなっているため、第1のボルト24は破断することがなく、固定プレート22と本体部21とは、固定孔22Aに挿通された第1のボルト24により本体部21に固定されている。
具体的には、ロープ保持機構14では、連結孔23A,23Bに挿通された第2のボルト25が順次破断され、連結孔23Cに挿通された第2のボルト25により、進展プレート23が、固定プレート22に対してスライドすることを規制している。この規制状態では、進展プレート23は、固定プレート22に対して、図4(A)に示す状態から約10mm程度ロープ材13側へと進展する。上述したように、連結孔23Cの内径Φ6(図2(B)参照)は、30mmであり、進展プレート23が、連結孔23Cに挿通された第2のボルト25とその長手方向の端部にて当接するからである。
図4(C)では、防護柵10に設計値より大きい上記衝撃力が加わり、連結孔23A,23B,23Cに挿通された第2のボルト25が破断し、連結孔23Dに挿通された第1のボルト24により、固定プレート22と進展プレート23とが連結している状況を示している。尚、固定プレート22と本体部21とは、固定孔22Aに挿通された第1のボルト24により本体部21に固定されている。
具体的には、ロープ保持機構14では、連結孔23A,23B,23Cに挿通された第2のボルト25が順次破断され、連結孔23Dに挿通された第1のボルト24により進展プレート23が、固定プレート22に対してスライドすることを規制している。この規制状態では、進展プレート23は、固定プレート22に対して、図4(A)に示す状態から約120mm程度ロープ材13側へと進展する。上述したように、連結孔23Dの内径Φ7(図2(B)参照)は、130mmであり、進展プレート23が、連結孔23Dに挿通された第1のボルト24とその長手方向の端部にて当接するからである。
上述したように、第1のボルト24は、高力ボルトであり、例えば、上記防護柵10の設計値の上限の衝撃力の2倍程度が加わった際にも、進展プレート23との衝突により破断しない引張強度を有している。更には、防護柵10では、その上下方向に、例えば、200mm間隔にて複数のロープ材13が張設されており、落石34等の衝撃力は、各ロープ材13に分散することで、連結孔23Dに挿通された第1のボルト24は、破断し難くなる。
図5では、防護柵10に設計値より大きい上記衝撃力が加わり、連結孔23A,23B,23Cに挿通された第2のボルト25は破断するが、連結孔23Dに挿通された第1のボルト24により、固定プレート22と進展プレート23との連結状態を維持し、落石34を防護柵10にて堰き止めた状態を示している。
図4(C)を用いて上述したように、ロープ保持機構14では、上記衝撃力が加わった際に、ロープ材13の長さは、実質、不変であるが、ロープ材13の両端の進展プレート23が、それぞれ120mm程度スライドすると共に、ロープ保持機構14が、主柱11の外周面に対して回転する。その結果、主柱11間において、2つのロープ保持機構14とロープ材13とを合算した長さが、図4(A)に示す状態から240mm程度長くなる。
この構造により、図5に示すように、防護フェンス15は、落石34により湾曲した状態になりながら落石34を堰き止めると共に、上記240mm程度の余長を利用して、ロープ材13も落石34を堰き止めることができる。このとき、ロープ保持機構14が回転し、進展プレート23とロープ材13との位置関係が、略一直線上に近づくことで、ロープ保持機構14では、出来る限りの大きい反力にてロープ材13を各主柱11側へと引っ張り返し、上記衝撃力を吸収し、緩衝することができる。
本実施形態の防護柵10では、ロープ保持機構14が、上記衝撃力を利用して機械的に回転し、上記衝撃力の大きさに応じて適宜スライドする構造を採用することで、その構造を簡素化し、製造コストを低減することができる。その結果、公共工事等における防護柵の予算面においても、現状の予算でも設置長さを伸ばすことができ、早急に必要な個所に防護柵の設置を進め易くなる。そして、近年の大災害による被害を少しでも低減する可能性を高めることができる。
また、落石34等が発生し、図5に示すように、防護柵10の防護フェンス15が変形し、第2のボルト25が破断した場合でも、現場の復旧工事の際には、防護フェンス15や破断した第2のボルト25は、交換する必要があるが、防護柵10の大部分の部品はそのまま利用することが可能となる。その結果、防護柵10の復旧工事費用を低減することができる。
また、防護柵10の復旧工事の際に、主柱11がそのまま使用できる場合には、進展プレート23を固定プレート22から取り外し、新品の第2のボルト25を用いて組み直す作業行うことで、簡易にロープ材13を各主柱11間へと張設することができる。その結果、上記復旧作業も容易となり、早期に防護柵10を復旧させることができる。尚、防護フェンス15が破断等している場合には、防護フェンス15の張り直し作業は必要となる。
尚、本実施形態では、ロープ保持機構14の連結進展部26が、主に、固定プレート22、進展プレート23、第1のボルト24及び第2のボルト25を用いて構成され、第2のボルト25が、落石34等の衝撃力を利用して進展プレート23により破断されることで、進展プレート23が、固定プレート22に対してスライドする場合について説明したが、この場合に限定するものではない。ロープ材13を介してロープ保持機構14に設定値より大きい衝撃力が加わった際に、ロープ材13を保持する部材が、前方へと進展する機構であれば良い。例えば、進展プレート23を固定プレート22へと連結させる第2のボルト25の代わりに、所定の衝撃力が加わった際に、連結孔23A,23B,23C内に挿入された制止棒部材が、後退し、進展プレート23が、固定プレート22に対してスライドする場合でも良い。このとき、上記衝撃力を防護柵10に設置された測定機器にて測定し、電子制御により上記制止棒部材をコントロールすることができる。
また、ロープ材13は、各主柱11間に張設され、ロープ保持機構14が、ロープ材13から引っ張られることで、ロープ保持機構14が、主柱11との接触面にて大きな摩擦抵抗を有し、主柱11に対してずれ落ちることが防止される場合について説明したが、この場合に限定するものではない。例えば、ロープ保持機構14の本体部21の側面に固定孔を設け、その固定孔に取付固定具としての第2のボルト25を挿通し、主柱11対して本体部21をボルト締結する場合でも良い。この場合にも、第2のボルト25に設計値より大きい衝撃力が加わった際に、第2のボルト25が本体部21により破断されることで、ロープ保持機構14が、主柱11の外周面に対して回転することができ、上述した効果と同様な効果を得ることができる。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲にて種々の変更が可能である。
10 防護柵
11 主柱
11A 梁鋼材
13 ロープ材
14 ロープ保持機構
15 防護フェンス
16 フェンス保持鋼材
16A U字ボルト
21 本体部
22 固定プレート
22A 固定孔
22B,22C,22D,22E 連結孔
23 進展プレート
23A,23B,23C,23D 連結孔
24 第1のボルト
25 第2のボルト
26 連結進展部
27 連結固定具
34 落石

Claims (4)

  1. 所望の間隔を有して立設される複数の主柱に対してロープ材及び防護フェンスが配設される防護柵であり、
    前記主柱に配設され、前記主柱間にて前記ロープ材を保持するロープ保持機構と、を備え、
    前記ロープ保持機構は、
    前記主柱に対して回転可能な本体部と、
    前記本体部に対して連結され、その先端側にて前記ロープ材を保持する連結進展部と、を有し、
    前記ロープ材に加わる衝撃力を利用して、前記連結進展部は、その延在方向へと伸びると共に、前記本体部は、取付固定具を介して前記主柱に対して固定され、前記取付固定具は、前記衝撃力を利用して、前記主柱から外れることで、前記本体部は、前記主柱に対して回転することを特徴とする防護柵。
  2. 前記連結進展部は、
    前記本体部に固定される固定プレートと、
    前記固定プレートに連結される進展プレートと、
    前記進展プレートを前記固定プレートに連結する連結固定具と、を有し、
    前記進展プレートは、前記ロープ材に加わる前記衝撃力を利用して、前記連結固定具による連結状態を取り除くことで、前記連結進展部の延在方向へとスライドすることを特徴とする請求項1に記載の防護柵。
  3. 所望の間隔を有して立設される複数の主柱に対してロープ材及び防護フェンスが配設される防護柵であり、
    前記主柱に配設され、前記主柱間にて前記ロープ材を保持するロープ保持機構と、を備え、
    前記ロープ保持機構は、
    前記主柱に対して回転可能な本体部と、
    前記本体部に対して連結され、その先端側にて前記ロープ材を保持する連結進展部と、を有し、
    前記連結進展部は、
    前記本体部に固定される固定プレートと、
    前記固定プレートに連結される進展プレートと、
    前記固定プレートと前記本体部とを固定する共に、前記固定プレートと前記進展プレートとを連結する第1のボルトと、
    前記固定プレートと前記進展プレートとを連結する第2のボルトと、を有し、
    前記第1のボルトは、前記第2のボルトよりも引張強度が高いボルトであり、
    前記第1のボルトは、前記固定プレートの延在方向の両端部近傍にそれぞれ配設され、
    前記第2のボルトは、前記第1のボルト間に配設され、
    前記進展プレートは、前記ロープ材に加わる衝撃力を利用して、前記第2のボルトを破断することで、前記連結進展部の延在方向へとスライドすることを特徴とする防護柵。
  4. 前記主柱間には、前記防護フェンスと連結する複数のフェンス保持鋼材と、を備え、
    前記ロープ材は、前記フェンス保持鋼材に配設された挿通金具に対して挿通されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の防護柵。
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