JP7351807B2 - 車体下部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両の車体下部構造に関する。
例えば、特許文献1には、フロアパネル上にバッテリを設置し、エアコンユニットから延びるダクトをバッテリの前面に接続する構造が開示されている。
この特許文献1に開示された構造では、排気ダクトを、バッテリの後面からリヤフロアの閉断面空間部に対して接続している。
特開2011-57191号公報
電気自動車では、クロスメンバ間のスペース等の限られた車体スペースにバッテリを多く搭載したいという要望がある。特許文献1に開示された構造では、バッテリの前面に対してダクトを接続するために、クロスメンバに形成された貫通孔を貫通させてダクトを通している。この特許文献1に開示された構造では、クロスメンバとバッテリとを近接して配置することができるため、バッテリ搭載量を多く確保することができる反面、クロスメンバの剛性、バッテリの搭載性、及び、バッテリとダクトとの接続作業性がそれぞれ低下するおそれがある。また、クロスメンバに貫通孔を設ける代わりにクロスメンバの閉断面を一部削ることも考えられるが、その場合もクロスメンバの剛性の低下は避けられない。
この点に関し、バッテリとクロスメンバとの間に間隔を設けることで、クロスメンバの剛性、バッテリ搭載性、及び、ダクトの接続性をそれぞれ確保することも考えられる。しかし、この場合、クロスメンバやリヤフロア(リヤクロスメンバ)の位置を変更する必要があり、モータユニットが搭載された電動車両の車体と、エンジン搭載車両の車体とを共用することが困難となる。さらに、クロスメンバの位置を変えない場合は、バッテリ搭載量を減らさなくてはいけなくなってしまう。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、車体剛性、バッテリユニットの搭載性、及び、バッテリユニットとダクトとの接続作業性を確保しながら、最大限のバッテリ搭載量とすることが可能な車体下部構造を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、モータユニットが搭載された電動車両の車体と、エンジン搭載車両の車体とを共用することが可能な車体下部構造を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、車室内の冷暖房を行うエアコンユニットと、前記車室のフロアパネル上に設置されたバッテリユニットと、前記エアコンユニットと前記バッテリユニットとを接続するダクトと、を備え、前記ダクトは、前記バッテリユニットの下面に接続され、前記フロアパネルは、前記バッテリユニットが収容される第1凹部と、前記第1凹部の底面に形成され前記ダクトが収容される第2凹部とを有し、前記ダクトは、前記バッテリユニットの車幅方向の中央部に接続され、前記バッテリユニットは、前記ダクトから送給される調温風を車幅方向両側にそれぞれ流す調温通路を有することを特徴とする。
本発明では、車両上下方向に立体的なスペースを確保することで、クロスメンバの剛性、バッテリ搭載性、及び、バッテリとダクトとの接続作業性を確保しながら、最大限のバッテリ搭載量とすることが可能な車体下部構造を得ることができる。
また、本発明では、モータユニットが搭載された電動車両の車体と、エンジン搭載車両の車体とを共用することが可能な車体下部構造を得ることができる。
本発明の実施形態に係る車体下部構造が適用された車両の車体下部の部分斜視図である。 図1に示す状態からバッテリユニット及びダクトを取り除いた状態を示す部分斜視図である。 バッテリユニット及ダクトを、バッテリユニットの下面側から見た斜視図である。 図3に示す状態からダクトを取り除いた状態を示す斜視図である。 バッテリユニットの下面にダクトを予め固定するための固定部を示す模式図である。 バッテリユニット及びフロアパネルの車幅方向に沿った断面図である。 バッテリユニット及びフロアパネルの車両前後方向に沿った断面図である。 本実施形態において、バッテリユニット及びフロアパネルの車両前後方向に沿った模式断面図である。 変形例に係る、バッテリユニット及びフロアパネルの車両前後方向に沿った模式断面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、各図中において、「前後」は、車両前後方向、「左右」は、車幅方向(左右方向)、「上下」は、車両上下方向(鉛直上下方向)をそれぞれ示している。
図1に示されるように、本発明の実施形態に係る車体下部構造が適用された車両10は、ダッシュボード16と、左右一対のサイドシル18、18と、フロントクロスメンバ20と、センタクロスメンバ21(図8参照)とを備えて構成されている。なお、このサイドシル18には、スライドドア用の戸袋形状を有するサイドシルも含まれる。
ダッシュボード16は、車両前部のパワープラントルーム12と車室14とを区画している。左右一対のサイドシル18、18は、ダッシュボード16の左右両側から車両後方に向かって延びている。フロントクロスメンバ20は、ダッシュボード16の車両後方に位置し、左右一対のサイドシル18、18を車幅方向に沿って繋いでいる。センタクロスメンバ21は、後記するフロアパネル24を跨いで、フロントクロスメンバ20の車両後方に位置し、左右一対のサイドシル18、18を車幅方向に沿って繋いでいる。(図8参照)。
なお、本実施形態の車両10の対象は、図示しないモータユニット及びエンジンを駆動源として走行するハイブリッド車(HEV)、又は、図示しないモータユニットのみを駆動源として走行する電動自動車等が該当する。
ダッシュボード16には、車室14内の冷暖房を行うエアコンユニット22が配置されている。エアコンユニット22は、図示しない電動ファンを有し、この電動ファンによって冷気又は暖気が車室14内に送給され、車室14内が冷房又は暖房される。
図1及び図2に示されるように、車室14内には、車室14の下部を構成するフロアパネル24が配置されている。このフロアパネル24上には、ボックス状を呈するバッテリユニット26が設置されている。このバッテリユニット26は、上面に略矩形状の開口を有する有底のケーシングと、このケーシングの開口を閉塞するカバーとを備えている。なお、ケーシングとカバーとは、一体成形されていてもよい。また、バッテリユニット26は、図示しないボルトを介してフロアパネル24上に締結固定されている。車両前後方向に沿ったエアコンユニット22とバッテリユニット26との間には、エアコンユニット22とバッテリユニット26とを接続するダクト28が設けられている。図1に示されるように、バッテリユニット26とフロントクロスメンバ20とは、車両前後方向において近接して配置されている。
図2に示されるように、フロアパネル24は、平面視して略矩形状を呈し、第1凹部30と、第2凹部32とを有している。第1凹部30には、バッテリユニット26が収容されている。第2凹部32は、この第1凹部30の内側の底面に形成され、ダクト28の後方端部側(終端側)の一部が収容されている。なお、フロアパネル24の第1凹部30の車両後方には、左右一対のサイドシル18、18を車幅方向に沿って繋ぐセンタクロスメンバ21(図8参照)が設けられている。
第1凹部30は、フロアパネル24の上面から車両下方に向かって窪んで構成されている。第2凹部32は、第1凹部30の内側の底面からさらに車両下方に向かって窪んで構成されている(図6参照)。これにより、フロアパネル24の上面から車両下方に向かって窪む第2凹部32の窪み量は、フロアパネル24の上面から車両下方に向かって窪む第1凹部30の窪み量よりも大きくなっている。フロアパネル24を平面視して、第1凹部30の面積は、第2凹部32の面積よりも大きくなっている。また、フロアパネル24を平面視して、第2凹部32は、略L字状を呈している(図2参照)。なお、平面視した第2凹部32の形状は、略L字状に限定されるものではなく、例えば、平面視して、略T字状、略H字等のように、ダクト形状に対応して自由に設定することができる。図9の変形例に示されるように、平面視して略H字状に形成した場合、第2凹部28、28は、車両前後方向にそれぞれ分割して構成される。
ダクト28の車両前方端部(始端部)は、エアコンユニット22の車幅方向の一側に接続されている(図1参照)。また、ダクト28の車両後方端部(終端部)は、バッテリユニット26の下面26aの車幅方向の中央部に接続されている(図3参照)。
図1に戻り、ダクト28は、第1部分34aと、乗り越え部分34bと、第2部分34c(図3参照)とが一体的に接続されて構成されている。第1部分34aは、フロアパネル24上に沿って、エアコンユニット22の車幅方向の一側の側面から車両後方に延出した後、車幅方向の他側に向かって延出している。乗り越え部分34bは、第1部分34aの終端に連続しフロントクロスメンバ20の上面を乗り越えて車両後方に向かうように屈曲して構成され、さらに、バッテリユニット26の車幅方向の他側に延出している。第2部分34cは、乗り越え部分34bの終端に連続し、第2凹部32に沿ってバッテリユニット26の車幅方向内側に向かい、その終端がバッテリユニット26の下面26aの中央部まで延出している(図3参照)。なお、第2部分34cは、バッテリユニット26の下面26aを斜め方向から見て、略L字状を呈している。
また、ダクト28は、バッテリユニット26をフロアパネル24上に設置する前に、バッテリユニット26の下面26aに対して固定可能な固定部36を有している。図5に示されるように、この固定部36は、周方向に沿って分割された複数の固定爪38を有し、隣接する固定爪38との間に図示しないスリットが設けられている。なお、ダクト28は、バッテリユニット26をフロアパネル24に設置する前に接続される構造に限定されるものではない。例えば、先にダクト28をフロアパネル24側に固定し、ダクト28を差し込みながらバッテリユニット26をフロアパネル24に設置するようにしてもよい。
後記する調温盤40の下面に形成された略矩形状の連通孔57(図4参照)に対して固定部36を挿入し、図示しないスリットを介して固定爪38の爪部44が内径側に弾性変形することで、連通孔57に挿通される。ダクト28の固定部36が連通孔57に挿入された後、固定爪38の先端の爪部44が調温盤40(後記する下壁52b)の上面に係止されることで、ダクト28の固定部36がバッテリユニット26の下面26aに固定される。なお、連通孔57の周囲で調温盤40とダクト28との間には、エア漏れを防止するシールリング46が装着されている。
ここで、ダクト28の設置手順について説明する。
先ず、バッテリユニット26の下面26aに対して、ダクト28の第2部分34cを設置(接続)する。続いて、ダクト28の第2部分34cが接続された状態で、バッテリユニット26をフロアパネル24の第1凹部30内に設置する。その際、ダクト28の第2部分34cがフロアパネル24の第2凹部32内に設置される。さらに、ダクト28の第2部分34cに対して、ダクト28の乗り越え部分35bを連結する。
図6に示されるように、バッテリユニット26は、左右一対のバッテリ48、48と、各バッテリ48の下方に取り付けられ、調温通路50が構成された調温盤40とを有する。図3及び図4に示されるように、この調温盤40は、各バッテリ48の下面に位置する上壁52aと、上壁52aから下方に向かって所定間隔離間する下壁52bと、上壁52aと下壁52bとを繋ぐ複数の隔壁54とから構成される。各隔壁54は、車幅方向に沿って並設され、車両前後方向において所定間隔離間して配置されている。
調温盤40の上壁52aと、下壁52b、隣接する隔壁54、54との間には、ダクト28から送給された調温風(冷風又は暖風)を車幅方向両側にそれぞれ流す調温通路50が設けられている(図6参照)。この調温通路50は、車両前後方向に沿って複数並設して設けられている(図7参照)。図7では、6つの調温通路50を例示しているが、これに限定されるものではない。なお、下壁52bの車幅方向に沿った両端部の長さは、上壁52aの車幅方向に沿った両端部の長さよりも僅かに短縮されている(図4参照)。この短縮された部分では、隔壁54が底面側から視認可能に設けられている。
調温盤40は、ダクト28と複数の調温通路50とを連通接続するチャンバ56を有している。図4に示されるように、このチャンバ56は、車両前後方向に沿って延び、各隔壁54の車幅方向中央部をそれぞれ切り欠いた複数の切欠部によって構成されている。従って、各隔壁54は、車幅方向一側(左側)の隔壁54aと、車幅方向他側(右側)の隔壁54bとによって分断して構成されている。
調温盤40(下壁52b)の車幅方向に沿った中央部には、ダクト28内の通路と、調温盤40の調温通路50とを連通させる連通孔57(ダクト28の接続口)が設けられている(図4及び図6参照)。この連通孔57は、調温盤40を下壁52b側から底面視して、車両前後方向に長い矩形状に構成されている(図3、図4参照)。ダクト28から送給される調温風は、調温盤40の連通孔57から調温通路50に流入した後、チャンバ56及び調温通路50を介して車幅方向両側にそれぞれ流出される。
図6に示されるように、フロアパネル24の車両上方には、フロアカーペット58が設けられている。このフロアカーペット58の車両上方には、車幅方向に沿って並設された左右一対のシート(自動車用シート)60、60が設けられている。バッテリユニット26は、左右一対のシート60、60の車両下方に設けられている。フロアカーペット58は、各シート60下に切り欠かれた切欠部62を有している。この切欠部62の車幅方向中央部側の端部64は、調温通路50の排気口66よりも車幅方向中央部側に設けられている。この切欠部62は、車室14内の乗員から見えにくい各シート60下の位置で、フロアカーペット58の車幅方向の一側端部及び他側端部にそれぞれ設けられている。
図6に示されるように、第1凹部30は、車幅方向において第1凹部30の底面30aから立ち上がる左右側面30bを有している。調温盤40の調温通路50は、第1凹部30の各側面30bと対向する排気口66を有している。
本実施形態に係る車両下部構造が適用された車両10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
本実施形態において、ダクト28の車両後方端部は、バッテリユニット26の外側の下面26aに接続されている。フロアパネル24は、バッテリユニット26が収容される第1凹部30と、この第1凹部30の内側の底面30aに形成されダクト28が収容される第2凹部32とを有している。
本実施形態では、フロアパネル24に対して第1凹部30及び第2凹部32からなる2段の凹部を形成し、これらがリブとして機能することで、フロアパネル24の剛性・強度を向上させると共に、バッテリユニット26の取付剛性を高めることができる。従って、本実施形態では、バッテリユニット26の搭載性、及び、バッテリユニット26とダクト28との接続作業性をそれぞれ向上させることができる。この結果、本実施形態では、車両上下方向に立体的なスペース(第1凹部30、第2凹部32)を確保することで、クロスメンバの剛性、バッテリ搭載性、及び、バッテリユニット26とダクト28との接続作業性を確保しながら、最大限のバッテリ搭載量とすることができる。
また、本実施形態では、バッテリユニット26の外側の下面26aにダクト28の車両後方端部(終端部)を接続することで、フロントクロスメンバ20とバッテリユニット26とを車両前後方向で近接して配置することができる。さらに、本実施形態では、フロアパネル24の形状を変更することだけでバッテリユニット26及びダクト28を設置することができるため、フロントクロスメンバ20等のより多くの部品をエンジン搭載車両と共用することができる。この結果、本実施形態では、モータユニットが搭載された電動車両の車体と、エンジン搭載車両の車体とを共用することができる。この点に関し、フロントクロスメンバ20等を実際に共用した車両が存在することが前提ではない。
また、本実施形態において、ダクト28は、バッテリユニット26の下面26aに対して固定可能な固定部36を有している。固定部36を介してバッテリユニット26の下面26aに固定可能なので、バッテリユニット26をフロアパネル24の底面にダクト28を取り付けた状態で、バッテリユニット26をフロアパネル24に設置することができる。これにより、本実施形態では、固定部36を介してバッテリユニット26にダクト28を固定した状態で、フロアパネル24に対してバッテリユニット26及びダクト28を搭載することができる。この結果、本実施形態では、バッテリユニット26及びダクト28の搭載作業性を向上させることができる。また、本実施形態では、ダクト28を第2凹部32でガイドしながらバッテリユニット26を搭載することができるため、搭載作業性をより一層向上させることができる。
さらに、本実施形態において、ダクト28は、バッテリユニット26の下面26aの車幅方向の中央部に接続されている。バッテリユニット26は、ダクト28から送給される調温風を車幅方向両側にそれぞれ流す調温通路50を有している。これにより、本実施形態では、エアコンユニット22から送給された調温風を、バッテリユニット26の中央部から車幅方向両側に流すことで、バッテリユニット26全体を均一に調温(冷却、暖気)することができる。
さらにまた、本実施形態において、第1凹部30は、車幅方向において第1凹部30の内側の底面30aから立ち上がる内側の左右側面30b、30bを有している。調温通路50は、内側の各側面30bと対向する排気口66を有している。これにより、本実施形態では、調温通路50を通過したエアコン風の勢いを第1凹部30の側壁(側面30b)に当てて弱めることができるため、車両10の乗員に対して勢いよくエアコン風が当たることを防止することができる。また、本実施形態では、調温通路50に沿って流通するエアコン風を車外に排気する排気構造が不要となり、車体構造を簡素化することができる。
さらにまた、本実施形態において、フロアパネル24の車両上方にフロアカーペット58が設けられている。このフロアカーペット58の車両上方には、自動車用のシート60が設けられている。バッテリユニット26は、シート60の車両下方に設けられている。フロアカーペット58は、シート60下に切り欠かれた切欠部62を有している。この切欠部62の車幅方向中央部側の端部64は、排気口66よりも車幅方向中央部側に設けられている。
これにより、本実施形態では、乗員から見えにくいシート60下でフロアカーペット58に切欠部62を設けることで、バッテリユニット26との干渉、及び、意匠デザインの低下(見栄えの低下)を防止することができる。また、本実施形態では、排気口66から第1凹部30の側壁(側面30b)に沿って車両上方に流れるエアコン風を、フロアカーペット58の端部64で抑えることができるので、より一層エアコン風の勢い(乗員への影響)を弱めることができる。
さらにまた、本実施形態において、バッテリユニット26は、バッテリ48と、バッテリ48の下方に取り付けられ、調温通路50が構成された調温盤40とを有している。調温通路50は、車両前後方向に沿って複数並設して設けられている。調温盤40は、ダクト28の通路と複数の調温通路50とを連通接続するチャンバ56を有している。これにより、本実施形態では、調温通路50が車両前後方向で複数並設されることでハニカム構造となり、調温盤40の剛性・強度を向上させることができる。また、本実施形態では、チャンバ56を通じてダクト28から送給されるエアコン風を、各調温通路50にそれぞれ導入することができるので、より均一にバッテリ48を調温することができる。
10 車両
14 車室
22 エアコンユニット
24 フロアパネル
26 バッテリユニット
26a (バッテリユニットの)下面
28 ダクト
30 第1凹部
30a (第1凹部の)底面
30b (第1凹部の)側面
32 第2凹部
36 固定部
40 調温盤
48 バッテリ
50 調温通路
56 チャンバ
58 フロアカーペット
60 シート
62 切欠部
64 端部(切欠部の車幅方向中央部側の端部)
66 排気口

Claims (5)

  1. 車室内の冷暖房を行うエアコンユニットと、
    前記車室のフロアパネル上に設置されたバッテリユニットと、
    前記エアコンユニットと前記バッテリユニットとを接続するダクトと、
    を備え、
    前記ダクトは、前記バッテリユニットの下面に接続され、
    前記フロアパネルは、前記バッテリユニットが収容される第1凹部と、前記第1凹部の底面に形成され前記ダクトが収容される第2凹部とを有し、
    前記ダクトは、前記バッテリユニットの車幅方向の中央部に接続され、
    前記バッテリユニットは、前記ダクトから送給される調温風を車幅方向両側にそれぞれ流す調温通路を有することを特徴とする車体下部構造。
  2. 請求項1記載の車体下部構造において、
    前記ダクトは、前記バッテリユニットの下面に対して固定可能な固定部を有することを特徴とする車体下部構造。
  3. 請求項記載の車体下部構造において、
    前記第1凹部は、車幅方向において前記第1凹部の底面から立ち上がる左右側面を有し、
    前記調温通路は、前記各側面と対向する排気口を有することを特徴とする車体下部構造。
  4. 請求項記載の車体下部構造において、
    前記フロアパネルの車両上方にフロアカーペットが設けられ、
    前記フロアカーペットの車両上方にシートが設けられ、
    前記バッテリユニットは、前記シートの車両下方に設けられ、
    前記フロアカーペットは、前記シート下に切り欠かれた切欠部を有し、
    前記切欠部の車幅方向中央部側の端部は、前記排気口よりも車幅方向中央部側に設けられることを特徴とする車体下部構造。
  5. 請求項乃至請求項のいずれか1項記載の車体下部構造において、
    前記バッテリユニットは、バッテリと、前記バッテリの下方に取り付けられ、前記調温通路が構成された調温盤とを有し、
    前記調温通路は、車両前後方向に沿って複数並設して設けられ、
    前記調温盤は、前記ダクトと前記複数の調温通路とを連通接続するチャンバを有することを特徴とする車体下部構造。
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