JP7350101B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents
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Description
図1は、実施の形態1に係るスクロール圧縮機1の縦断面を示す構成図である。図1に示すように、スクロール圧縮機1は、シェル5、固定台6、給電部7、メインフレーム8、返油管9、サブフレーム10、電動機部11、伝達部12、圧縮機構部14及び吐出部15を有している。また、スクロール圧縮機1には、吸入管2及び吐出管3が接続されている。図1において、矢印Uは、上方向を示し、矢印Lは、下方向を示している。スクロール圧縮機1は、後述するクランクシャフト70の中心軸が地面に対して略垂直の状態で使用される、いわゆる縦型のスクロール圧縮機である。吸入管2は、シェル5に冷媒ガスを吸入するための管である。吐出管3は、シェル5から冷媒ガスを吐出するための管である。なお、スクロール圧縮機1は、縦型のスクロール圧縮機でなくてもよい。この場合、位置又は向き等の説明に「上」又は「下」の語が用いられている部材は、単に、「一方」若しくは「他方」が規定されているものとして読み替えられる。
シェル5は、中空且つ内部が冷媒で満たされ、金属などの導電性部材からなる容器である。シェル5は、内部が密閉状態に保たれている。シェル5は、メインシェル20、アッパーシェル21、ロアシェル22及び連結シェル23からなる。
図2は、実施の形態1に係るメインシェル20及びメインフレーム8を示す分解斜視図である。図2に示すように、メインシェル20は、上下方向に延びた円筒形状をなしている。メインシェル20は、上部において内径が広がるように形成されている。メインシェル20の上端面及び下端面には、内部の空間と連通する開口であるメイン開口32が形成されている。メイン開口32は、メインシェル20の上端面に形成されたメイン上開口33及び、メインシェル20の下端面に形成されたメイン下開口34からなる。また、メインシェル20は、縁面28、位置決め面29、上内壁面30及び下内壁面31を有している。縁面28は、メイン開口32を囲む縁において上方を向く環状の平面である。位置決め面29は、メインシェル20が拡径された箇所において、上方を向く環状の平面である。上内壁面30は、縁面28の内周側と、位置決め面29の外周側とを接続し、メインシェル20の内壁となる曲面である。下内壁面31は、位置決め面29の内周側から下方に延び、メインシェル20の内壁となる曲面である。
図3は、実施の形態1に係るメインシェル20及びアッパーシェル21を示す構成図である。図3は、図1において、点線で示された範囲を拡大した図である。図2に示すように、アッパーシェル21は、下端面に開口であるアッパー開口35が形成され、凹形の蓋状をなしている。アッパーシェル21は、下部がメインシェル20に溶接等で接続され、メイン上開口33を覆っている。また、図3に示すように、アッパーシェル21は、対向面36を有している。対向面36は、アッパー開口35を囲む縁において下方を向く環状の面である。即ち、対向面36は、縁面28に対向している。アッパーシェル21は、対向面36が縁面28の外周側に接触する位置でメインシェル20に固定される。また、アッパーシェル21の上部には、吐出管3が溶接等により接続されている。
ロアシェル22は、凹形の蓋状をなすと共に、上部がメインシェル20の下部に連結シェル23を介して溶接等で接続され、メイン下開口34を覆っている。ロアシェル22の底部には、潤滑油が貯留される油溜め部37が形成されている。連結シェル23は、環状をなしており、ロアシェル22とメインシェル20とを接続する。
固定台6は、シェル5と接続され、空気調和機の室外機の筐体といった他の部材にシェル5を固定するものである。固定台6には、複数のネジ穴(図示せず)が形成されている。シェル5は、ネジ穴にネジが締められることによって、固定台6を介して支持及び固定される。
給電部7は、電動機部11に給電する機器である。給電部7は、メインシェル20の外周面に接続されている。給電部7は、給電端子41、カバー42及び内部配線43を有している。給電端子41は、金属部材からなり、電力を供給する電線(図示せず)が接続される端子である。給電端子41の一側部は、シェル5の外部に位置し、電線が接続されている。給電端子41の他側部は、シェル5の内部に位置し、内部配線43が接続される。カバー42は、シェル5の外部において、給電端子41の一側部を覆い、給電端子41が汚損することを防ぐ部材である。内部配線43は、シェル5の内部において、給電端子41の他側部と接続された一端部から、電動機部11と接続された他端部まで延びる配線である。内部配線43は、電線から供給された電力を電動機部11に伝達する。
メインフレーム8は、金属製の円環状のフレームであり、シェル5の内部且つ上部に設けられ、伝達部12及び後述する圧縮機構部14の揺動スクロール91を支持する。図2に示すように、メインフレーム8は、フレーム本体45及び軸受部からなる。メインフレーム8は、フレーム本体45の外周部が位置決め面29及び上内壁面30に焼嵌め等されることで、メインシェル20に固定されている。フレーム本体45は、中空の円筒状をなしている。フレーム本体45の下部は、内径が段状に縮められている。即ち、フレーム本体45の内壁面には、段差が形成されている。フレーム本体45は、平坦面47、段差面48、フレーム上内壁面49、フレーム下内壁面50、フレーム縁部51及び縁突部52を有している。また、フレーム本体45には、オルダム収容空間53、偏心収容空間54、第1オルダム溝55及び吸入ポート56が形成されている。
返油管9は、排油孔に挿入及び固定されている。返油管9は、オルダム収容空間53及び偏心収容空間54に溜まった潤滑油を油溜め部37に戻す管である。
サブフレーム10は、金属製の円環状のフレームであり、シェル5の内部且つ下部に設けられ、クランクシャフト70を支持する。サブフレーム10は、焼嵌め、又は溶接等によってメインシェル20の内周面に固着支持されている。サブフレーム10は、副軸受部60及びオイルポンプ61を有している。副軸受部60は、サブフレーム10の中央且つ上部に設けられたボールベアリングである。副軸受部60の中央部には、副軸孔62が形成されている。副軸孔62は、副軸受部60を上下方向に貫通する空間である。オイルポンプ61は、サブフレーム10の中央且つ下側に設けられたポンプである。オイルポンプ61は、油溜め部37に貯留された潤滑油に浸漬するように配置されている。
電動機部11は、シェル5の上下方向の中央部に格納されるものであり、内部配線43を介して外部から電力が供給されることで、圧縮機構部14を回転駆動させるものである。電動機部11は、固定子65及び回転子66を有している。固定子65は、シェル5の内壁面に焼き嵌め等により固着支持された円環状の部材である。固定子65は、例えば、電磁鋼板(図示せず)を複数積層してなる鉄心(図示せず)に、絶縁層(図示せず)を介して巻線(図示せず)を巻回して形成されている。回転子66は、固定子65の内側面に対向して設けられた部材であり、電磁鋼板(図示せず)を複数積層してなる鉄心(図示せず)の内部に永久磁石(図示せず)を内蔵することで形成されている。回転子66は、固定子65に通電されることにより回転する。回転子66は、中央に上下方向に貫通する貫通孔67を有している。
伝達部12は、電動機部11と接続され、電動機部11によって生じた回転力を圧縮機構部14に伝達し、駆動させるものである。伝達部12は、クランクシャフト70、オルダムリング71、スラストプレート72及びブッシュ73からなる。
クランクシャフト70は、長尺な金属製の棒状部材であり、シェル5の内部に設けられている。クランクシャフト70は、主軸部75及び偏心軸部76を有している。また、クランクシャフト70には、通油路79が形成されている。主軸部75は、クランクシャフト70の上下方向の中央部及び下部を構成する軸であり、その中心軸がメインシェル20の中心軸と一致するように配置されている。主軸部75は、貫通孔67に挿入され、その外表面には回転子66が接触して固定されている。また、主軸部75の上部は、主軸受部46の軸孔に挿入されている。主軸部75の下部は、副軸受部60の副軸孔62に挿入されている。主軸部75には、第1バランサ77及び第2バランサ78が設けられている。第1バランサ77は、主軸部75の上部に設けられ、偏心軸部76の偏心回転に対応して、バランスをとるものである。第2バランサ78は、主軸部75の下部に設けられ、偏心軸部76の偏心回転に対応して、バランスをとるものである。
オルダムリング71は、揺動スクロール91に揺動運動を行わせるものである。図2に示すように、オルダムリング71は、リング部80、第1キー部81及び第2キー部82を有している。リング部80は、環状の部材である。リング部80は、メインフレーム8のオルダム収容空間53に収容される。第1キー部81は、リング部80の下部に設けられた棒状の部材である。第1キー部81は、対向する一対の部材からなるものである。第1キー部81のそれぞれは、メインフレーム8の第1オルダム溝55のそれぞれに収容される。第2キー部82は、リング部80の上部に設けられた棒状の部材である。第2キー部82は、対向する一対の部材からなるものである。第2キー部82のそれぞれは、後述する、揺動スクロール91に形成された一対の第2オルダム溝116のそれぞれに収容される。クランクシャフト70の回転によって揺動スクロール91が公転旋回する際に、第1キー部81は第1オルダム溝55、第2キー部82は第2オルダム溝116を摺動する。このため、オルダムリング71は、揺動スクロール91が自転することを防止する。
スラストプレート72は、平坦面47に配置され、バルブ鋼などの鋼板系材料からなる環状の部材である。スラストプレート72は、スラスト軸受として機能する。スラストプレート72には、吸入ポート56と対向する位置に切欠き83が形成されている。スラストプレート72は、切欠き83の内側に縁突部52が位置するように平坦面47に配置され、周方向への移動が規制されている。
ブッシュ73は、鉄等の金属からなり、偏心軸受部112と偏心軸部76とを接続する部材である。ブッシュ73は、スライダ84及びバランスウエイト85を有している。スライダ84は、筒状の部材であり、内部に偏心軸部76が挿入されている。また、スライダ84は、偏心軸受部112に嵌入されている。即ち、偏心軸部76は、スライダ84を介して、偏心軸受部112に接続されている。スライダ84は、鍔部86を有する。鍔部86は、スライダ84の下部において、鍔状に形成された部材である。バランスウエイトは、環状の部材であり、例えば、焼嵌め等の方法により、鍔部86に嵌合されている。バランスウエイトは、上面視において、略C状をなしている部材であるウエイト部87を有しており、クランクシャフト70及び揺動スクロール91の回転に伴って生じる遠心力を相殺するものである。
図4は、実施の形態1に係る圧縮機構部14を示す構成図である。圧縮機構部14は、シェル5に格納され、吸入管2から吸入ポート56を通り冷媒取込空間88へ吸入した冷媒ガスを圧縮し、圧縮した冷媒ガスを排出する。冷媒取込空間88は、シェル5内部において、圧縮機構部14の周囲に形成された空間である。図4に示すように、圧縮機構部14は、固定スクロール90及び揺動スクロール91を有している。
固定スクロール90は、第1台板95及び第1渦巻歯96からなる。図1に示すように、第1台板95は、円盤状且つ板状の部材である。また、図3に示すように、第1台板95は、外周部の下部が全周にわたって段状に縮径されている。第1台板95には、吐出ポート104が形成されている。第1台板95は、吐出内周面97、吐出外周面98、固定圧縮面99、固定段差面100、吐出側面101、固定上側面102及び固定下側面103を有する。吐出内周面97は、第1台板95における上面の内周側であり、吐出部15が取り付けられている。吐出外周面98は、第1台板95における上面であり、吐出内周面97より外周側且つ下方に位置している。固定圧縮面99は、第1台板95において、吐出内周面97及び吐出外周面98の反対側に形成された面である。固定段差面100は、第1台板95が縮径されている箇所において、下方を向いた環状の平面である。吐出側面101は、吐出内周面97の外周側と、吐出外周面98の内周側とを接続する面である。固定上側面102は、第1台板95の径方向の最外部に位置し、吐出外周面98の外周側と、固定圧縮面99の外周側とを接続する面である。固定下側面103は、固定圧縮面99の外周側と、固定段差面100の内周側とを接続する面である。
揺動スクロール91は、第2台板110、第2渦巻歯111及び偏心軸受部112からなる。揺動スクロール91は、例えば、アルミニウム等の金属からなる。第2台板110は板状の部材である。第2台板110は、摺動面113、揺動圧縮面114及び揺動側面115を有する。揺動圧縮面114は、固定スクロール90の固定圧縮面99と対向する面である。摺動面113は、第2台板110において、揺動圧縮面114の反対側に形成された面である。また、揺動スクロール91は、摺動面113がスラストプレート72上に配置された状態でメインフレーム8に支持されている。摺動面113は、偏心軸部76の揺動運動に伴い、スラストプレート72の上面を摺動する。摺動面113には、第2オルダム溝116が形成されている。第2オルダム溝116は、対向する1対の溝からなる。第2オルダム溝116には、第2キー部82が摺動可能に収容される。揺動側面115は、径方向の最外部に位置し、摺動面113と揺動圧縮面114とを接続する面である。
ここで、圧縮機構部14の圧縮動作について、説明する。先ず、回転子66の回転に伴って主軸部75が回転すると、主軸部75に対して偏心している偏心軸部76は、主軸部75に対して、主軸部75の軸心と偏心軸部76の軸心との間の距離となる半径で回転する。これにより、偏心軸受部112を介して偏心軸部76と連結されている揺動スクロール91の第2台板110は、主軸部75に対して上述の揺動半径で回転しようとする。換言すると、揺動スクロール91は、固定されている固定スクロール90に対して、上述の揺動半径で回転しようとする。そして、揺動スクロール91は、上述のように、オルダムリング71によって自転が規制されているため、ブッシュ73と共に、固定スクロール90に対して上述の揺動半径で揺動する。この際に、第1渦巻歯96と第2渦巻歯111とが接触する内部の空間に形成された複数の圧縮室92は、揺動スクロール91の揺動に伴い、第1渦巻歯96と第2渦巻歯111とが接触する位置が変わることで、形状及び容積が変化する。このため、それぞれの圧縮室92において、偏心軸部76の回転とともに圧力が変動し、冷媒ガスが圧縮されることとなる。
吐出部15は、吐出ポート104を覆い、圧縮機構部14から吐出される冷媒ガスの勢いを弱める部材である。吐出部15は、マフラー120及び吐出弁121を有する。マフラー120は、吐出内周面97に設けられ、圧縮機構部14から吐出される冷媒を一時的に溜めるものである。マフラー120には、吐出孔122が形成されている。吐出孔122は、マフラー120に溜められた冷媒を排出するものである。吐出弁121は、吐出孔122を開閉し、冷媒の逆流を防止する弁である。
図1を用いて、スクロール圧縮機1の動作について説明する。吸入管2からシェル5に流入した低圧の冷媒ガスは、吸入ポート56を通って冷媒取込空間88に到達し、圧縮機構部14の圧縮室92へと吸い込まれる。圧縮室92へと吸い込まれた低圧の冷媒ガスは、揺動スクロール91が揺動することに伴う、圧縮室92の容積変化によって低圧から高圧へと昇圧される。そして、高圧となった冷媒ガスは、吐出ポート104を通り、吐出弁121に逆らって、吐出孔122を通過する。吐出孔122を通過した冷媒は、吐出管3からスクロール圧縮機1の外部へと吐出される。
図5は、実施の形態2に係るメインシェル20及びアッパーシェル221を示す構成図である。図5に示すように、本実施の形態2は、アッパーシェル221には、嵌合空間223が形成されている点で実施の形態1と相違する。本実施の形態2では、実施の形態1と同一の部分は同一の符合を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
アッパーシェル221の下部の内周側には、嵌合空間223が形成されている。嵌合空間223は、縁面28とアッパーシェル221の下端部との間に第1台板95が嵌合する空間である。
図6は、実施の形態3に係る固定スクロール390を示す上視図である。図7は、実施の形態3に係る固定スクロール390の縦断面を示す構成図である。図6及び図7に示すように、本実施の形態3は、第1台板95には、台板窪み302が形成されている点で実施の形態1と相違する。本実施の形態3では、実施の形態1と同一の部分は同一の符合を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
固定スクロール390は、第1台板395及び第1渦巻歯96からなる。第1台板395は、円盤状且つ板状の部材であり、内周部よりも外周部が薄く形成されている。吐出外周面98には、環状且つ凹状の台板窪み302が形成されている。第1渦巻歯96は、第1台板395の下面から下方に延びる渦巻状の部材である。
図12は、実施の形態4に係るメインシェル20及びアッパーシェル421を示す構成図である。図12に示すように、本実施の形態4は、アッパーシェル421の下部の外周側は、メインシェル20に沿って延びている点で実施の形態1と相違する。本実施の形態4では、実施の形態1と同一の部分は同一の符合を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
アッパーシェル421の下部の外周側は、メインシェル20に沿って延びている。即ち、アッパーシェル421の下部とメインシェル20との溶接部分は、縁面28に接近していない。なお、アッパーシェル421の下部の外周側は、上下方向において、縁面28と、メインフレーム8の焼嵌め位置との間に位置するように、長さが適宜調整される。
図13は、実施の形態5に係るスクロール圧縮機501を示す構成図である。図13に示すように、本実施の形態5のスクロール圧縮機501は、アッパーシェルを有しておらず、固定スクロール590に吐出管3が設けられている点で実施の形態1と相違する。本実施の形態5では、実施の形態1と同一の部分は同一の符合を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
シェル5は、アッパーシェル21を有していない。また、メインシェル20には、第1台板595がアッパーシェル21の上部に形成された開口を覆い、冷媒を密閉するように溶接されている。
固定スクロール590には、上部に吐出管3が設けられている。固定スクロール590は、例えば、SM材等の溶接可能な金属材料からなる。なお、固定スクロール590は、焼嵌めによってメインシェル20に固定されてもよい。この場合、固定スクロール590は、鋳鉄からなるものであってもよい。
アッパー開口、36 対向面、37 油溜め部、41 給電端子、42 カバー、43
内部配線、45 フレーム本体、46 主軸受部、47 平坦面、48 段差面、49
フレーム上内壁面、50 フレーム下内壁面、51 フレーム縁部、52 縁突部、53 オルダム収容空間、54 偏心収容空間、55 第1オルダム溝、56 吸入ポート、57 主軸孔、60 副軸受部、61 オイルポンプ、62 副軸孔、65 固定子、66 回転子、67 貫通孔、70 クランクシャフト、71 オルダムリング、72 スラストプレート、73 ブッシュ、75 主軸部、76 偏心軸部、77 第1バランサ、78 第2バランサ、79 通油路、80 リング部、81 第1キー部、82 第2キー部、83 切欠き、84 スライダ、85 バランスウエイト、86 鍔部、87
ウエイト部、88 冷媒取込空間、90 固定スクロール、91 揺動スクロール、92 圧縮室、95 第1台板、96 第1渦巻歯、97 吐出内周面、98 吐出外周面、99 固定圧縮面、100 固定段差面、101 吐出側面、102 固定上側面、103 固定下側面、104 吐出ポート、105 第1先端部、106 第1シール部材、110 第2台板、111 第2渦巻歯、112 偏心軸受部、113 摺動面、114 揺動圧縮面、115 揺動側面、116 第2オルダム溝、117 第2先端部、118 第2シール部材、120 マフラー、121 吐出弁、122 吐出孔、221 アッパーシェル、223 嵌合空間、302 台板窪み、390 固定スクロール、395 第1台板、421 アッパーシェル、501 スクロール圧縮機、590 固定スクロール、595 第1台板。
Claims (5)
- 中空のシェルと、
前記シェルに格納され、板状の第1台板と、前記第1台板から一方に延びる渦巻状の第1渦巻歯と、を有する固定スクロールと、前記第1台板よりも前記一方に位置する板状の第2台板と、前記第2台板から前記第1台板に向かって延びる渦巻状の第2渦巻歯と、を有する揺動スクロールと、を有する圧縮機構部と、を備え、
前記シェルは、
他方側の端面に内部の空間と連通する開口であるメイン開口が形成された筒状であると共に、前記メイン開口を囲む縁において前記他方を向く環状の面である縁面に前記第1台板が接触して固定されるメインシェルと、
前記一方側の端面に開口であるアッパー開口が形成され、前記メイン開口を覆う凹形の蓋状であると共に、前記アッパー開口を囲む縁において前記縁面に対向する環状の面である対向面が、前記第1台板よりも前記メインシェルの外周側で前記縁面に接触して固定されるアッパーシェルと、を有し、
前記第1台板は、
内周部と、
前記内周部よりも薄く形成された外周部と、からなり、
前記内周部の前記他方側の面に凹状の台板窪みが形成され、
前記台板窪みの一部は、前記内周部の前記第1渦巻歯の最外周より内周側の領域に形成されている
スクロール圧縮機。 - 前記アッパーシェルにおける前記一方側の端部の内周側には、
前記縁面と前記アッパーシェルの一端部との間に前記第1台板が嵌合する嵌合空間が形成されている
請求項1に記載のスクロール圧縮機。 - 前記アッパーシェルにおける前記一方側の端部の外周側は、
前記メインシェルに沿って延びている
請求項1又は請求項2に記載のスクロール圧縮機。 - 前記台板窪みは、
環状である
請求項1~3のいずれか1項に記載のスクロール圧縮機。 - 前記台板窪みは、
複数形成されている
請求項1~4のいずれか1項に記載のスクロール圧縮機。
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