JP7350101B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP7350101B2
JP7350101B2 JP2021575129A JP2021575129A JP7350101B2 JP 7350101 B2 JP7350101 B2 JP 7350101B2 JP 2021575129 A JP2021575129 A JP 2021575129A JP 2021575129 A JP2021575129 A JP 2021575129A JP 7350101 B2 JP7350101 B2 JP 7350101B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shell
base plate
main
scroll
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021575129A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021156938A5 (ja
JPWO2021156938A1 (ja
Inventor
政哉 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2021156938A1 publication Critical patent/JPWO2021156938A1/ja
Publication of JPWO2021156938A5 publication Critical patent/JPWO2021156938A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7350101B2 publication Critical patent/JP7350101B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/02Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Description

本開示は、固定スクロール及び揺動スクロールを備えるスクロール圧縮機に関する。
従来、外殻に固定された固定スクロール及び、固定スクロールに対して揺動する揺動スクロールによって冷媒を圧縮するスクロール圧縮機が知られている。このようなスクロール圧縮機の外殻をなすシェルは、内壁面に固定スクロールが固定される中空且つ円筒状のメインシェル、メインシェルの上部の開口を覆う略半球状のアッパーシェル及び、メインシェルの下部の開口を覆う略半球状のロアシェルからなる。特許文献1には、アッパーシェルの下部の内径がメインシェルの上部の外径よりも大きいスクロール圧縮機が開示されている。特許文献1のスクロール圧縮機において、メインシェルの上端部の面には、固定スクロールの外周部が係合し、取り付けられる。即ち、特許文献1は、固定スクロールが取り付けられるための部材を追加したり、シェルに固定スクロールの外周部が係合する段差を形成したりする必要がない。このように、特許文献1のスクロール圧縮機は、製造を容易にしようとされたものである。
国際公開第2018/078787号
しかしながら、特許文献1に開示されたスクロール圧縮機は、アッパーシェルの下面がメインシェルの上面に接触していない。このため、アッパーシェルは、メインシェルに取り付けられた際に、下方への移動が規制されていない。したがって、特許文献1において、アッパーシェルとメインシェルとを溶接する際の位置決めは、精確に行われ難い。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、アッパーシェルとメインシェルとを溶接する際の位置決めが精確に行われるスクロール圧縮機を提供するものである。
本開示に係るスクロール圧縮機は、中空のシェルと、シェルに格納され、板状の第1台板と、第1台板から一方に延びる渦巻状の第1渦巻歯と、を有する固定スクロールと、第1台板よりも一方に位置する板状の第2台板と、第2台板から第1台板に向かって延びる渦巻状の第2渦巻歯と、を有する揺動スクロールと、を有する圧縮機構部と、を備え、シェルは、他方側の端面に内部の空間と連通する開口であるメイン開口が形成された筒状であると共に、メイン開口を囲む縁において他方を向く環状の面である縁面に第1台板が接触して固定されるメインシェルと、一方側の端面に開口であるアッパー開口が形成され、メイン開口を覆う凹形の蓋状であると共に、アッパー開口を囲む縁において縁面に対向する環状の面である対向面が、第1台板よりもメインシェルの外周側で縁面に接触して固定されるアッパーシェルと、を有し、第1台板は、内周部と、内周部よりも薄く形成された外周部と、からなり、内周部の他方側の面に凹状の台板窪みが形成され、台板窪みの一部は、内周部の第1渦巻歯の最外周より内周側の領域に形成されている
本開示によれば、メインシェルの縁面とアッパーシェルの対向面とが接触している。このため、アッパーシェルは、メインシェルと接触する位置から一方への移動が規制されている。したがって、本開示のスクロール圧縮機において、アッパーシェルとメインシェルとを溶接する際の位置決めは、精確に行われることができる。
実施の形態1に係るスクロール圧縮機1の縦断面を示す構成図である。 実施の形態1に係るメインシェル20及びメインフレーム8を示す分解斜視図である。 実施の形態1に係るメインシェル20及びアッパーシェル21を示す構成図である。 実施の形態1に係る圧縮機構部14を示す構成図である。 実施の形態2に係るメインシェル20及びアッパーシェル221を示す構成図である。 実施の形態3に係る固定スクロール390を示す上視図である。 実施の形態3に係る固定スクロール390の縦断面を示す構成図である。 実施の形態3に係る固定スクロール390を示す上視図である。 実施の形態3に係る固定スクロール390の縦断面を示す構成図である。 実施の形態3に係る固定スクロール390を示す上視図である。 実施の形態3に係る固定スクロール390の縦断面を示す構成図である。 実施の形態4に係るメインシェル20及びアッパーシェル421を示す構成図である。 実施の形態5に係るスクロール圧縮機501を示す構成図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るスクロール圧縮機1の縦断面を示す構成図である。図1に示すように、スクロール圧縮機1は、シェル5、固定台6、給電部7、メインフレーム8、返油管9、サブフレーム10、電動機部11、伝達部12、圧縮機構部14及び吐出部15を有している。また、スクロール圧縮機1には、吸入管2及び吐出管3が接続されている。図1において、矢印Uは、上方向を示し、矢印Lは、下方向を示している。スクロール圧縮機1は、後述するクランクシャフト70の中心軸が地面に対して略垂直の状態で使用される、いわゆる縦型のスクロール圧縮機である。吸入管2は、シェル5に冷媒ガスを吸入するための管である。吐出管3は、シェル5から冷媒ガスを吐出するための管である。なお、スクロール圧縮機1は、縦型のスクロール圧縮機でなくてもよい。この場合、位置又は向き等の説明に「上」又は「下」の語が用いられている部材は、単に、「一方」若しくは「他方」が規定されているものとして読み替えられる。
冷媒は、例えば、組成中に、炭素の二重結合を有するハロゲン化炭化水素、炭素の二重結合を有しないハロゲン化炭化水素、炭化水素、又は、それらを含む混合物からなる。炭素の二重結合を有するハロゲン化炭化水素は、オゾン層破壊係数がゼロであるHFC冷媒、フロン系低GWP冷媒である。低GWP冷媒としては、例えばHFO冷媒があり、化学式がC3H2F4で表されるHFO1234yf、HFO1234ze又はHFO1243zf等のテトラフルオロプロペンが例示される。炭素の二重結合を有しないハロゲン化炭化水素は、CH2F2で表されるR32(ジフルオロメタン)又はR41等が混合された冷媒が例示される。炭化水素は、自然冷媒であるプロパンやプロピレン等が例示される。混合物は、HFO1234yf、HFO1234ze又はHFO1243zf等に、R32又はR41等を混合した混合冷媒が例示される。
(シェル5)
シェル5は、中空且つ内部が冷媒で満たされ、金属などの導電性部材からなる容器である。シェル5は、内部が密閉状態に保たれている。シェル5は、メインシェル20、アッパーシェル21、ロアシェル22及び連結シェル23からなる。
(メインシェル20)
図2は、実施の形態1に係るメインシェル20及びメインフレーム8を示す分解斜視図である。図2に示すように、メインシェル20は、上下方向に延びた円筒形状をなしている。メインシェル20は、上部において内径が広がるように形成されている。メインシェル20の上端面及び下端面には、内部の空間と連通する開口であるメイン開口32が形成されている。メイン開口32は、メインシェル20の上端面に形成されたメイン上開口33及び、メインシェル20の下端面に形成されたメイン下開口34からなる。また、メインシェル20は、縁面28、位置決め面29、上内壁面30及び下内壁面31を有している。縁面28は、メイン開口32を囲む縁において上方を向く環状の平面である。位置決め面29は、メインシェル20が拡径された箇所において、上方を向く環状の平面である。上内壁面30は、縁面28の内周側と、位置決め面29の外周側とを接続し、メインシェル20の内壁となる曲面である。下内壁面31は、位置決め面29の内周側から下方に延び、メインシェル20の内壁となる曲面である。
(アッパーシェル21)
図3は、実施の形態1に係るメインシェル20及びアッパーシェル21を示す構成図である。図3は、図1において、点線で示された範囲を拡大した図である。図2に示すように、アッパーシェル21は、下端面に開口であるアッパー開口35が形成され、凹形の蓋状をなしている。アッパーシェル21は、下部がメインシェル20に溶接等で接続され、メイン上開口33を覆っている。また、図3に示すように、アッパーシェル21は、対向面36を有している。対向面36は、アッパー開口35を囲む縁において下方を向く環状の面である。即ち、対向面36は、縁面28に対向している。アッパーシェル21は、対向面36が縁面28の外周側に接触する位置でメインシェル20に固定される。また、アッパーシェル21の上部には、吐出管3が溶接等により接続されている。
(ロアシェル22、連結シェル23)
ロアシェル22は、凹形の蓋状をなすと共に、上部がメインシェル20の下部に連結シェル23を介して溶接等で接続され、メイン下開口34を覆っている。ロアシェル22の底部には、潤滑油が貯留される油溜め部37が形成されている。連結シェル23は、環状をなしており、ロアシェル22とメインシェル20とを接続する。
潤滑油は、例えば、エステル系合成油を含む冷凍機油である。潤滑油は、後述するオイルポンプ61で吸い上げられ、クランクシャフト70内の後述する通油路79を通り、圧縮機構部14等において、機械的に接触するパーツ同士の摩耗低減、摺動部の温度調節、シール性を改善する。潤滑油は、潤滑特性、電気絶縁性、安定性、冷媒溶解性及び低温流動性等に優れると共に、適度な粘度を有する油が好適である。
(固定台6)
固定台6は、シェル5と接続され、空気調和機の室外機の筐体といった他の部材にシェル5を固定するものである。固定台6には、複数のネジ穴(図示せず)が形成されている。シェル5は、ネジ穴にネジが締められることによって、固定台6を介して支持及び固定される。
(給電部7)
給電部7は、電動機部11に給電する機器である。給電部7は、メインシェル20の外周面に接続されている。給電部7は、給電端子41、カバー42及び内部配線43を有している。給電端子41は、金属部材からなり、電力を供給する電線(図示せず)が接続される端子である。給電端子41の一側部は、シェル5の外部に位置し、電線が接続されている。給電端子41の他側部は、シェル5の内部に位置し、内部配線43が接続される。カバー42は、シェル5の外部において、給電端子41の一側部を覆い、給電端子41が汚損することを防ぐ部材である。内部配線43は、シェル5の内部において、給電端子41の他側部と接続された一端部から、電動機部11と接続された他端部まで延びる配線である。内部配線43は、電線から供給された電力を電動機部11に伝達する。
(メインフレーム8)
メインフレーム8は、金属製の円環状のフレームであり、シェル5の内部且つ上部に設けられ、伝達部12及び後述する圧縮機構部14の揺動スクロール91を支持する。図2に示すように、メインフレーム8は、フレーム本体45及び軸受部からなる。メインフレーム8は、フレーム本体45の外周部が位置決め面29及び上内壁面30に焼嵌め等されることで、メインシェル20に固定されている。フレーム本体45は、中空の円筒状をなしている。フレーム本体45の下部は、内径が段状に縮められている。即ち、フレーム本体45の内壁面には、段差が形成されている。フレーム本体45は、平坦面47、段差面48、フレーム上内壁面49、フレーム下内壁面50、フレーム縁部51及び縁突部52を有している。また、フレーム本体45には、オルダム収容空間53、偏心収容空間54、第1オルダム溝55及び吸入ポート56が形成されている。
平坦面47は、フレームの上部に形成された環状且つ、平坦な面である。段差面48は、フレーム本体45に段差が形成されている箇所において、上方を向いた環状の平面である。フレーム上内壁面49は、段差面48の外周側と平坦面47の内周側に接続し、フレーム本体45の内壁となる曲面である。フレーム下内壁面50は、フレーム本体45において、段差面48の内周側から下方に延び、フレーム本体45の内壁となる曲面である。フレーム縁部51は、フレーム本体45の上部の縁であり、平坦面47よりも上方に突出し、平坦面47を囲む。縁突部52は、フレーム縁部51からフレーム本体45の内周側に突出する1対の部材である。
オルダム収容空間53は、フレーム本体45の内部の空間において、段差面48と、フレーム上内壁面49と、フレーム下内壁面50を上方に延長した場合の面と、平坦面47を径方向に延長した場合の面と、によって囲まれる環状の空間である。オルダム収容空間53には、後述するオルダムリング71のリング部80が収容される。偏心収容空間54は、フレーム本体45の内部の空間において、オルダム収容空間53を除いた空間である。偏心収容空間54には、後述するクランクシャフト70の偏心軸部76、偏心軸受部112、及びブッシュ73等が収容される。第1オルダム溝55は、平坦面47、段差面48、フレーム上内壁面49及びフレーム下内壁面50に連続して径方向に延びるように形成された溝である。第1オルダム溝55は、対向する1対の溝からなる。第1オルダム溝55には、後述するオルダムリング71の第1キー部81が摺動可能に収容される。吸入ポート56は、フレーム本体45において、上下方向に貫通した空間である。吸入ポート56の上部は、縁突部52に挟まれた箇所に形成されている。なお、吸入ポート56は、一つではなく、複数形成されていてもよい。
主軸受部46は、フレーム本体45の下部に接続されている。主軸受部46の中央部には、主軸孔57が形成されている。主軸孔57は、主軸受部46を上下方向に貫通し、上部が収容空間211と連通した空間である。また、主軸孔57は、偏心収容空間54よりも径方向に小さい。主軸孔57には、後述するクランクシャフト70の主軸部75の上部が挿通される。また、図1に示すように、フレーム本体45及び主軸受部46が接続される箇所には、排油孔が形成されている。排油孔は、内外に貫通して形成された空間であり、オルダム収容空間53及び偏心収容空間54に溜まった潤滑油が流れる。
(返油管9)
返油管9は、排油孔に挿入及び固定されている。返油管9は、オルダム収容空間53及び偏心収容空間54に溜まった潤滑油を油溜め部37に戻す管である。
(サブフレーム10)
サブフレーム10は、金属製の円環状のフレームであり、シェル5の内部且つ下部に設けられ、クランクシャフト70を支持する。サブフレーム10は、焼嵌め、又は溶接等によってメインシェル20の内周面に固着支持されている。サブフレーム10は、副軸受部60及びオイルポンプ61を有している。副軸受部60は、サブフレーム10の中央且つ上部に設けられたボールベアリングである。副軸受部60の中央部には、副軸孔62が形成されている。副軸孔62は、副軸受部60を上下方向に貫通する空間である。オイルポンプ61は、サブフレーム10の中央且つ下側に設けられたポンプである。オイルポンプ61は、油溜め部37に貯留された潤滑油に浸漬するように配置されている。
(電動機部11)
電動機部11は、シェル5の上下方向の中央部に格納されるものであり、内部配線43を介して外部から電力が供給されることで、圧縮機構部14を回転駆動させるものである。電動機部11は、固定子65及び回転子66を有している。固定子65は、シェル5の内壁面に焼き嵌め等により固着支持された円環状の部材である。固定子65は、例えば、電磁鋼板(図示せず)を複数積層してなる鉄心(図示せず)に、絶縁層(図示せず)を介して巻線(図示せず)を巻回して形成されている。回転子66は、固定子65の内側面に対向して設けられた部材であり、電磁鋼板(図示せず)を複数積層してなる鉄心(図示せず)の内部に永久磁石(図示せず)を内蔵することで形成されている。回転子66は、固定子65に通電されることにより回転する。回転子66は、中央に上下方向に貫通する貫通孔67を有している。
(伝達部12)
伝達部12は、電動機部11と接続され、電動機部11によって生じた回転力を圧縮機構部14に伝達し、駆動させるものである。伝達部12は、クランクシャフト70、オルダムリング71、スラストプレート72及びブッシュ73からなる。
(クランクシャフト70)
クランクシャフト70は、長尺な金属製の棒状部材であり、シェル5の内部に設けられている。クランクシャフト70は、主軸部75及び偏心軸部76を有している。また、クランクシャフト70には、通油路79が形成されている。主軸部75は、クランクシャフト70の上下方向の中央部及び下部を構成する軸であり、その中心軸がメインシェル20の中心軸と一致するように配置されている。主軸部75は、貫通孔67に挿入され、その外表面には回転子66が接触して固定されている。また、主軸部75の上部は、主軸受部46の軸孔に挿入されている。主軸部75の下部は、副軸受部60の副軸孔62に挿入されている。主軸部75には、第1バランサ77及び第2バランサ78が設けられている。第1バランサ77は、主軸部75の上部に設けられ、偏心軸部76の偏心回転に対応して、バランスをとるものである。第2バランサ78は、主軸部75の下部に設けられ、偏心軸部76の偏心回転に対応して、バランスをとるものである。
偏心軸部76は、中心軸が主軸部75の中心軸に対して偏心するように主軸部75の上部に接続している。偏心軸部76の上部は、偏心軸受部112に嵌合した状態で、偏心収容空間54内に位置している。通油路79は、主軸部75および偏心軸部76の内部を上下方向に貫通して設けられている。
(オルダムリング71)
オルダムリング71は、揺動スクロール91に揺動運動を行わせるものである。図2に示すように、オルダムリング71は、リング部80、第1キー部81及び第2キー部82を有している。リング部80は、環状の部材である。リング部80は、メインフレーム8のオルダム収容空間53に収容される。第1キー部81は、リング部80の下部に設けられた棒状の部材である。第1キー部81は、対向する一対の部材からなるものである。第1キー部81のそれぞれは、メインフレーム8の第1オルダム溝55のそれぞれに収容される。第2キー部82は、リング部80の上部に設けられた棒状の部材である。第2キー部82は、対向する一対の部材からなるものである。第2キー部82のそれぞれは、後述する、揺動スクロール91に形成された一対の第2オルダム溝116のそれぞれに収容される。クランクシャフト70の回転によって揺動スクロール91が公転旋回する際に、第1キー部81は第1オルダム溝55、第2キー部82は第2オルダム溝116を摺動する。このため、オルダムリング71は、揺動スクロール91が自転することを防止する。
(スラストプレート72)
スラストプレート72は、平坦面47に配置され、バルブ鋼などの鋼板系材料からなる環状の部材である。スラストプレート72は、スラスト軸受として機能する。スラストプレート72には、吸入ポート56と対向する位置に切欠き83が形成されている。スラストプレート72は、切欠き83の内側に縁突部52が位置するように平坦面47に配置され、周方向への移動が規制されている。
(ブッシュ73)
ブッシュ73は、鉄等の金属からなり、偏心軸受部112と偏心軸部76とを接続する部材である。ブッシュ73は、スライダ84及びバランスウエイト85を有している。スライダ84は、筒状の部材であり、内部に偏心軸部76が挿入されている。また、スライダ84は、偏心軸受部112に嵌入されている。即ち、偏心軸部76は、スライダ84を介して、偏心軸受部112に接続されている。スライダ84は、鍔部86を有する。鍔部86は、スライダ84の下部において、鍔状に形成された部材である。バランスウエイトは、環状の部材であり、例えば、焼嵌め等の方法により、鍔部86に嵌合されている。バランスウエイトは、上面視において、略C状をなしている部材であるウエイト部87を有しており、クランクシャフト70及び揺動スクロール91の回転に伴って生じる遠心力を相殺するものである。
(圧縮機構部14)
図4は、実施の形態1に係る圧縮機構部14を示す構成図である。圧縮機構部14は、シェル5に格納され、吸入管2から吸入ポート56を通り冷媒取込空間88へ吸入した冷媒ガスを圧縮し、圧縮した冷媒ガスを排出する。冷媒取込空間88は、シェル5内部において、圧縮機構部14の周囲に形成された空間である。図4に示すように、圧縮機構部14は、固定スクロール90及び揺動スクロール91を有している。
(固定スクロール90)
固定スクロール90は、第1台板95及び第1渦巻歯96からなる。図1に示すように、第1台板95は、円盤状且つ板状の部材である。また、図3に示すように、第1台板95は、外周部の下部が全周にわたって段状に縮径されている。第1台板95には、吐出ポート104が形成されている。第1台板95は、吐出内周面97、吐出外周面98、固定圧縮面99、固定段差面100、吐出側面101、固定上側面102及び固定下側面103を有する。吐出内周面97は、第1台板95における上面の内周側であり、吐出部15が取り付けられている。吐出外周面98は、第1台板95における上面であり、吐出内周面97より外周側且つ下方に位置している。固定圧縮面99は、第1台板95において、吐出内周面97及び吐出外周面98の反対側に形成された面である。固定段差面100は、第1台板95が縮径されている箇所において、下方を向いた環状の平面である。吐出側面101は、吐出内周面97の外周側と、吐出外周面98の内周側とを接続する面である。固定上側面102は、第1台板95の径方向の最外部に位置し、吐出外周面98の外周側と、固定圧縮面99の外周側とを接続する面である。固定下側面103は、固定圧縮面99の外周側と、固定段差面100の内周側とを接続する面である。
固定スクロール90は、メインシェル20の縁面28において、固定段差面100が対向面36よりも内周側に接触するように位置を合わせられ、固定下側面103がメインシェル20の上内壁面30に焼嵌められることでメインシェル20に固定される。固定下側面103は、長さが焼嵌め強度に応じて適宜調整され、例えば、固定上側面102と同等の長さである。なお、固定下側面103の長さは、固定上側面102の長さと固定下側面103の長さとを加算した長さの9割以上の長さであってもよい。吐出ポート104は、第1台板95の径方向の中央部において、第1台板95を上下方向に貫通するように形成され、圧縮された冷媒ガスを吐出する開口である。
第1渦巻歯96は、固定圧縮面99から下方に延びる渦巻状の部材である。第1渦巻歯96の先端部である第1先端部105には、第1シール部材106が設けられている。第1シール部材106は、第1先端部105と、後述する第2台板110との間から冷媒が漏れることを抑制するものである。
(揺動スクロール91)
揺動スクロール91は、第2台板110、第2渦巻歯111及び偏心軸受部112からなる。揺動スクロール91は、例えば、アルミニウム等の金属からなる。第2台板110は板状の部材である。第2台板110は、摺動面113、揺動圧縮面114及び揺動側面115を有する。揺動圧縮面114は、固定スクロール90の固定圧縮面99と対向する面である。摺動面113は、第2台板110において、揺動圧縮面114の反対側に形成された面である。また、揺動スクロール91は、摺動面113がスラストプレート72上に配置された状態でメインフレーム8に支持されている。摺動面113は、偏心軸部76の揺動運動に伴い、スラストプレート72の上面を摺動する。摺動面113には、第2オルダム溝116が形成されている。第2オルダム溝116は、対向する1対の溝からなる。第2オルダム溝116には、第2キー部82が摺動可能に収容される。揺動側面115は、径方向の最外部に位置し、摺動面113と揺動圧縮面114とを接続する面である。
第2渦巻歯111は、第2台板110から第1台板95に向かって延び、第1渦巻歯96との間に圧縮室92を形成する渦巻状の部材である。第2渦巻歯111の先端部である第2先端部117には、第2シール部材118が設けられている。第2シール部材118は、第2先端部117と、第1台板95との間から冷媒の漏れを抑制するものである。圧縮室92は、第1渦巻歯96と第2渦巻歯111とが接触する内部の空間に、複数形成されている。圧縮室92は、固定スクロール90の中央部において、吐出ポート104と連通する。偏心軸受部112は、第2台板110から下方に突出し、偏心軸部76及びブッシュ73を回転自在に支持している。
偏心軸受部112は、第2台板110の摺動面113の略中央から下方に突出して形成された円筒状の部材である。偏心軸受部112の内周面には、ジャーナル軸受(図示せず)が設けられている。ジャーナル軸受は、中心軸がクランクシャフト70の中心軸と平行になるように設けられ、スライダ84を回転自在に支持する。
(圧縮機構部14の動作)
ここで、圧縮機構部14の圧縮動作について、説明する。先ず、回転子66の回転に伴って主軸部75が回転すると、主軸部75に対して偏心している偏心軸部76は、主軸部75に対して、主軸部75の軸心と偏心軸部76の軸心との間の距離となる半径で回転する。これにより、偏心軸受部112を介して偏心軸部76と連結されている揺動スクロール91の第2台板110は、主軸部75に対して上述の揺動半径で回転しようとする。換言すると、揺動スクロール91は、固定されている固定スクロール90に対して、上述の揺動半径で回転しようとする。そして、揺動スクロール91は、上述のように、オルダムリング71によって自転が規制されているため、ブッシュ73と共に、固定スクロール90に対して上述の揺動半径で揺動する。この際に、第1渦巻歯96と第2渦巻歯111とが接触する内部の空間に形成された複数の圧縮室92は、揺動スクロール91の揺動に伴い、第1渦巻歯96と第2渦巻歯111とが接触する位置が変わることで、形状及び容積が変化する。このため、それぞれの圧縮室92において、偏心軸部76の回転とともに圧力が変動し、冷媒ガスが圧縮されることとなる。
(吐出部15)
吐出部15は、吐出ポート104を覆い、圧縮機構部14から吐出される冷媒ガスの勢いを弱める部材である。吐出部15は、マフラー120及び吐出弁121を有する。マフラー120は、吐出内周面97に設けられ、圧縮機構部14から吐出される冷媒を一時的に溜めるものである。マフラー120には、吐出孔122が形成されている。吐出孔122は、マフラー120に溜められた冷媒を排出するものである。吐出弁121は、吐出孔122を開閉し、冷媒の逆流を防止する弁である。
(スクロール圧縮機1の動作)
図1を用いて、スクロール圧縮機1の動作について説明する。吸入管2からシェル5に流入した低圧の冷媒ガスは、吸入ポート56を通って冷媒取込空間88に到達し、圧縮機構部14の圧縮室92へと吸い込まれる。圧縮室92へと吸い込まれた低圧の冷媒ガスは、揺動スクロール91が揺動することに伴う、圧縮室92の容積変化によって低圧から高圧へと昇圧される。そして、高圧となった冷媒ガスは、吐出ポート104を通り、吐出弁121に逆らって、吐出孔122を通過する。吐出孔122を通過した冷媒は、吐出管3からスクロール圧縮機1の外部へと吐出される。
本実施の形態1によれば、メインシェル20の縁面28とアッパーシェル21の対向面36とが接触している。このため、アッパーシェル21は、メインシェル20と接触する位置から一方への移動が規制されている。したがって、本実施の形態1のスクロール圧縮機1は、アッパーシェル21とメインシェル20とを溶接する際の位置決めを精確に行うことができる。
また、本実施の形態1によれば、固定スクロール90は、固定段差面100が縁面28に接触するように位置をあわせられることで、メインシェル20に固定されている。概して、固定スクロールがシェルの上方から挿入され、シェルの内壁面に形成された段差に係合して固定される場合、シェルに形成された段差より上方は、固定スクロールの外周部よりも内径が広げられている。この際に、シェルは、全体の肉厚が厚く形成されることで、内径が広げられた部分の強度が低下することを避ける。このため、シェルは、材料の増加に伴うコストアップ及び重量の増加を引き起こし易い。本実施の形態1の固定スクロール90は、固定段差面100が縁面28に接触するように位置をあわせられることで、メインシェル20に固定されている。即ち、メインシェル20の内壁面には、固定スクロール90が係合する段差が形成されていない。このため、メインシェル20は、全体の肉厚を厚くする必要がない。したがって、メインシェル20は、材料の増加に伴うコストアップ及び重量の増加を引き起こし難い。
実施の形態2.
図5は、実施の形態2に係るメインシェル20及びアッパーシェル221を示す構成図である。図5に示すように、本実施の形態2は、アッパーシェル221には、嵌合空間223が形成されている点で実施の形態1と相違する。本実施の形態2では、実施の形態1と同一の部分は同一の符合を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
(アッパーシェル221)
アッパーシェル221の下部の内周側には、嵌合空間223が形成されている。嵌合空間223は、縁面28とアッパーシェル221の下端部との間に第1台板95が嵌合する空間である。
本実施の形態2によれば、第1台板95は、縁面28とアッパーシェル221の一方側の端部との間に嵌合している。概して、スクロール圧縮機の運転中において、固定スクロールには、圧縮室側からのガス荷重が作用している。このため、固定スクロールが所定の位置から移動しないように、固定スクロールとメインシェルとの焼嵌め代は、大きくとられることがある。しかしながら、固定スクロールは、焼嵌め代が大きすぎると、焼嵌めの際に変形及び破損し易くなる。本実施の形態2によれば、第1台板95は、縁面28とアッパーシェル221の一方側の端部との間に嵌合している。このため、固定スクロール90は、ガス荷重が作用しても、所定の位置から移動しない。即ち、固定スクロール90の焼嵌め代は、無用に大きくする必要がない。したがって、固定スクロール90は、焼嵌めによる変形及び破損を抑制することができる。
実施の形態3.
図6は、実施の形態3に係る固定スクロール390を示す上視図である。図7は、実施の形態3に係る固定スクロール390の縦断面を示す構成図である。図6及び図7に示すように、本実施の形態3は、第1台板95には、台板窪み302が形成されている点で実施の形態1と相違する。本実施の形態3では、実施の形態1と同一の部分は同一の符合を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
(固定スクロール390)
固定スクロール390は、第1台板395及び第1渦巻歯96からなる。第1台板395は、円盤状且つ板状の部材であり、内周部よりも外周部が薄く形成されている。吐出外周面98には、環状且つ凹状の台板窪み302が形成されている。第1渦巻歯96は、第1台板395の下面から下方に延びる渦巻状の部材である。
図8は、実施の形態3に係る固定スクロール390を示す上視図である。図9は、実施の形態3に係る固定スクロール390の縦断面を示す構成図である。図8及び図9に示すように、吐出内周面97には、台板窪み302が形成されていてもよい。
図10は、実施の形態3に係る固定スクロール390を示す上視図である。図11は、実施の形態3に係る固定スクロール390の縦断面を示す構成図である。図10及び図11に示すように、台板窪み302は、環状ではなくてもよい。また、台板窪み302は、複数形成されていてもよい。
本実施の形態3によれば、第1台板395の一方側の面から第1渦巻歯96が延びていると共に、他方側の面には、台板窪み302が形成されている。概して、第1台板には、メインシェルとアッパーシェルとを溶接する際に生じた熱又は応力等によって、溶接歪が生じ易い。本実施の形態3によれば、第1台板395の他方側の面には、台板窪み302が形成されている。このため、台板窪み302には、膨張した分の負荷が吸収される。即ち、固定スクロール390には、溶接歪が生じにくい。したがって、固定スクロール390は、変形及び破損を抑制することができる。
また、本実施の形態3によれば、台板窪み302は、環状である。このため、台板窪み302には、膨張した分の負荷が第1台板395の全周に渡り均等に吸収される。即ち、固定スクロール390には、溶接歪がより生じにくい。したがって、固定スクロール390は、変形及び破損を更に抑制することができる。
更に、本実施の形態3によれば、台板窪み302は、第1台板395の外周側に形成されている。概して、溶接がされている部分に近い第1台板の外周部は、特に膨張し易い。本実施の形態3によれば、台板窪み302は、第1台板395の外周側に形成されている。この場合、台板窪み302には、膨張した分の負荷がより吸収される。即ち、固定スクロール390には、溶接歪がより生じにくい。したがって、固定スクロール390は、変形及び破損を更に抑制することができる。
なお、本実施の形態3によれば、台板窪み302は、複数形成されていてもよい。この場合、台板窪み302には、膨張した分の負荷がより吸収される。即ち、固定スクロール390には、溶接歪がより生じにくい。したがって、固定スクロール390は、変形及び破損を更に抑制することができる。
実施の形態4.
図12は、実施の形態4に係るメインシェル20及びアッパーシェル421を示す構成図である。図12に示すように、本実施の形態4は、アッパーシェル421の下部の外周側は、メインシェル20に沿って延びている点で実施の形態1と相違する。本実施の形態4では、実施の形態1と同一の部分は同一の符合を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
(アッパーシェル421)
アッパーシェル421の下部の外周側は、メインシェル20に沿って延びている。即ち、アッパーシェル421の下部とメインシェル20との溶接部分は、縁面28に接近していない。なお、アッパーシェル421の下部の外周側は、上下方向において、縁面28と、メインフレーム8の焼嵌め位置との間に位置するように、長さが適宜調整される。
本実施の形態4によれば、アッパーシェル421の一方側の端部の外周側は、メインシェル20に沿って延びている。概して、第1台板は、メインシェルとアッパーシェルとを溶接する際に生じた熱又は応力等によって、溶接歪が生じ易い。本実施の形態3によれば、アッパーシェル421の一方側の端部の外周側は、メインシェル20に沿って延びている。即ち、第1台板95と、メインシェル20とアッパーシェル421とが溶接された部分は、接近していない。このため、第1台板95には、メインシェル20とアッパーシェル421とを溶接する際に生じた熱又は応力等が伝わりづらく、溶接歪が生じ難い。したがって、固定スクロール90は、変形及び破損を抑制することができる。
実施の形態5.
図13は、実施の形態5に係るスクロール圧縮機501を示す構成図である。図13に示すように、本実施の形態5のスクロール圧縮機501は、アッパーシェルを有しておらず、固定スクロール590に吐出管3が設けられている点で実施の形態1と相違する。本実施の形態5では、実施の形態1と同一の部分は同一の符合を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
(シェル5)
シェル5は、アッパーシェル21を有していない。また、メインシェル20には、第1台板595がアッパーシェル21の上部に形成された開口を覆い、冷媒を密閉するように溶接されている。
(固定スクロール590)
固定スクロール590には、上部に吐出管3が設けられている。固定スクロール590は、例えば、SM材等の溶接可能な金属材料からなる。なお、固定スクロール590は、焼嵌めによってメインシェル20に固定されてもよい。この場合、固定スクロール590は、鋳鉄からなるものであってもよい。
本実施の形態5によれば、スクロール圧縮機501は、アッパーシェルを有しておらず、固定スクロール590に吐出管3が設けられている。この場合も、スクロール圧縮機501は、吸入した冷媒を圧縮し、吐出することができる。このため、スクロール圧縮機501は、部品点数が減少している。したがって、スクロール圧縮機501は、生産に係る費用が低減されている。
1 スクロール圧縮機、2 吸入管、3 吐出管、5 シェル、6 固定台、7 給電部、8 メインフレーム、9 返油管、10 サブフレーム、11 電動機部、12 伝達部、14 圧縮機構部、15 吐出部、20 メインシェル、21 アッパーシェル、22 ロアシェル、23 連結シェル、28 縁面、29 位置決め面、30 上内壁面、31 下内壁面、32 メイン開口、33 メイン上開口、34 メイン下開口、35
アッパー開口、36 対向面、37 油溜め部、41 給電端子、42 カバー、43
内部配線、45 フレーム本体、46 主軸受部、47 平坦面、48 段差面、49
フレーム上内壁面、50 フレーム下内壁面、51 フレーム縁部、52 縁突部、53 オルダム収容空間、54 偏心収容空間、55 第1オルダム溝、56 吸入ポート、57 主軸孔、60 副軸受部、61 オイルポンプ、62 副軸孔、65 固定子、66 回転子、67 貫通孔、70 クランクシャフト、71 オルダムリング、72 スラストプレート、73 ブッシュ、75 主軸部、76 偏心軸部、77 第1バランサ、78 第2バランサ、79 通油路、80 リング部、81 第1キー部、82 第2キー部、83 切欠き、84 スライダ、85 バランスウエイト、86 鍔部、87
ウエイト部、88 冷媒取込空間、90 固定スクロール、91 揺動スクロール、92 圧縮室、95 第1台板、96 第1渦巻歯、97 吐出内周面、98 吐出外周面、99 固定圧縮面、100 固定段差面、101 吐出側面、102 固定上側面、103 固定下側面、104 吐出ポート、105 第1先端部、106 第1シール部材、110 第2台板、111 第2渦巻歯、112 偏心軸受部、113 摺動面、114 揺動圧縮面、115 揺動側面、116 第2オルダム溝、117 第2先端部、118 第2シール部材、120 マフラー、121 吐出弁、122 吐出孔、221 アッパーシェル、223 嵌合空間、302 台板窪み、390 固定スクロール、395 第1台板、421 アッパーシェル、501 スクロール圧縮機、590 固定スクロール、595 第1台板。

Claims (5)

  1. 中空のシェルと、
    前記シェルに格納され、板状の第1台板と、前記第1台板から一方に延びる渦巻状の第1渦巻歯と、を有する固定スクロールと、前記第1台板よりも前記一方に位置する板状の第2台板と、前記第2台板から前記第1台板に向かって延びる渦巻状の第2渦巻歯と、を有する揺動スクロールと、を有する圧縮機構部と、を備え、
    前記シェルは、
    他方側の端面に内部の空間と連通する開口であるメイン開口が形成された筒状であると共に、前記メイン開口を囲む縁において前記他方を向く環状の面である縁面に前記第1台板が接触して固定されるメインシェルと、
    前記一方側の端面に開口であるアッパー開口が形成され、前記メイン開口を覆う凹形の蓋状であると共に、前記アッパー開口を囲む縁において前記縁面に対向する環状の面である対向面が、前記第1台板よりも前記メインシェルの外周側で前記縁面に接触して固定されるアッパーシェルと、を有し、
    前記第1台板は、
    内周部と、
    前記内周部よりも薄く形成された外周部と、からなり、
    前記内周部の前記他方側の面に凹状の台板窪みが形成され
    前記台板窪みの一部は、前記内周部の前記第1渦巻歯の最外周より内周側の領域に形成されている
    スクロール圧縮機。
  2. 前記アッパーシェルにおける前記一方側の端部の内周側には、
    前記縁面と前記アッパーシェルの一端部との間に前記第1台板が嵌合する嵌合空間が形成されている
    請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  3. 前記アッパーシェルにおける前記一方側の端部の外周側は、
    前記メインシェルに沿って延びている
    請求項1又は請求項2に記載のスクロール圧縮機。
  4. 前記台板窪みは、
    環状である
    請求項1~のいずれか1項に記載のスクロール圧縮機。
  5. 前記台板窪みは、
    複数形成されている
    請求項1~のいずれか1項に記載のスクロール圧縮機。
JP2021575129A 2020-02-04 2020-02-04 スクロール圧縮機 Active JP7350101B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2020/004132 WO2021156938A1 (ja) 2020-02-04 2020-02-04 スクロール圧縮機

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPWO2021156938A1 JPWO2021156938A1 (ja) 2021-08-12
JPWO2021156938A5 JPWO2021156938A5 (ja) 2022-05-26
JP7350101B2 true JP7350101B2 (ja) 2023-09-25

Family

ID=77199925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021575129A Active JP7350101B2 (ja) 2020-02-04 2020-02-04 スクロール圧縮機

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7350101B2 (ja)
CN (1) CN115038871A (ja)
WO (1) WO2021156938A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024105950A1 (ja) * 2022-11-15 2024-05-23 三菱電機株式会社 スクロール圧縮機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018078787A1 (ja) 2016-10-28 2018-05-03 三菱電機株式会社 スクロール圧縮機、冷凍サイクル装置およびシェル
WO2018179135A1 (ja) 2017-03-29 2018-10-04 三菱電機株式会社 スクロール圧縮機、およびスクロール圧縮機の製造方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63239391A (ja) * 1987-03-25 1988-10-05 Mitsubishi Electric Corp スクロ−ル圧縮機
JPH0315686A (ja) * 1989-06-13 1991-01-24 Sanyo Electric Co Ltd スクロール圧縮機
JP2816587B2 (ja) * 1990-03-16 1998-10-27 トキコ株式会社 スクロール流体機械の位置決め装置
JPH07310677A (ja) * 1994-05-17 1995-11-28 Daikin Ind Ltd スクロール圧縮機
US6123520A (en) * 1998-07-15 2000-09-26 Carrier Corporation Compressor upper shell weld ring
JP2011047368A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Sanyo Electric Co Ltd スクロール圧縮機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018078787A1 (ja) 2016-10-28 2018-05-03 三菱電機株式会社 スクロール圧縮機、冷凍サイクル装置およびシェル
WO2018179135A1 (ja) 2017-03-29 2018-10-04 三菱電機株式会社 スクロール圧縮機、およびスクロール圧縮機の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2021156938A1 (ja) 2021-08-12
JPWO2021156938A1 (ja) 2021-08-12
CN115038871A (zh) 2022-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109863307B (zh) 涡旋式压缩机、制冷循环装置以及壳体
JP6765508B2 (ja) スクロール圧縮機、およびスクロール圧縮機の製造方法
JP6896092B2 (ja) スクロール圧縮機
JP7350101B2 (ja) スクロール圧縮機
JP7118177B2 (ja) スクロール圧縮機
JP6594523B2 (ja) スクロール圧縮機、および冷凍サイクル装置
JP2021076085A (ja) スクロール圧縮機
JP7433697B2 (ja) スクロール圧縮機及び当該スクロール圧縮機を使用した冷凍サイクル装置
JPWO2020161965A1 (ja) 回転式圧縮機、回転式圧縮機の製造方法及び冷凍サイクル装置
JP7076537B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2005264931A (ja) スクロール圧縮機
JP7361585B2 (ja) スクロール圧縮機及びスクロール圧縮機の製造方法
JP7459306B2 (ja) スクロール圧縮機の製造方法およびスクロール圧縮機
JP7055245B2 (ja) スクロール圧縮機及びそのスクロール圧縮機の製造方法
CN111989493A (zh) 涡旋压缩机
WO2023100304A1 (ja) スクロール圧縮機
WO2023276020A1 (ja) スクロール圧縮機
WO2023181173A1 (ja) スクロール圧縮機
WO2023188422A1 (ja) 圧縮機およびアッパーシェル
JP7345550B2 (ja) スクロール圧縮機
JP7395004B2 (ja) スクロール圧縮機
CN118043558A (zh) 涡旋压缩机及其制造方法
WO2018150525A1 (ja) スクロール圧縮機
WO2021014641A1 (ja) スクロール圧縮機
CN116157600A (zh) 涡旋压缩机

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220308

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230307

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230815

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230912

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7350101

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150