本明細書に記載の化合物はMAT2A阻害剤である。したがって、本開示は、一般式Iまたは一般式IIに従った構造を有するこうした化合物のみならず、それらの医薬組成物にも関する。本明細書に開示される化合物および組成物は、がんの治療に有用である。一部のがんには、様々なMTAP欠失がんであって、すなわち、MTAP遺伝子の不在または欠失によって特徴付けられるがんが含まれる。
定義
「アルキル」とは、1~約20個の炭素原子を含む、直鎖、分岐鎖、または環状のヒドロカルビル基、例えば「シクロアルキル」、を指す。例えば、アルキルは1~10個の炭素原子または1~6個の炭素原子を持つことができる。例示的アルキルとしては、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル等の直鎖アルキル基が挙げられ、また、例えば、限定するものではないが、-CH(CH3)2、-CH(CH3)(CH2CH3)、-CH(CH2CH3)2、-C(CH3)3、-C(CH2CH3)3、-CH2CH(CH3)2、-CH2CH(CH3)(CH2CH3)、-CH2CH(CH2CH3)2、-CH2C(CH3)3、-CH2C(CH2CH3)3、-CH(CH3)CH(CH3)(CH2CH3)、-CH2CH2CH(CH3)2、-CH2CH2CH(CH3)(CH2CH3)、-CH2CH2CH(CH2CH3)2、-CH2CH2C(CH3)3、-CH2CH2C(CH2CH3)3、-CH(CH3)CH2CH(CH3)2、-CH(CH3)CH(CH3)CH(CH3)2等の直鎖アルキル基の分枝鎖異性体も挙げられる。したがって、アルキル基は、一級アルキル基、二級アルキル基、および三級アルキル基を含む。アルキル基は、以下に記載される一つ以上の置換基により、非置換であり得るまたは任意に置換され得る。
「置換アルキル」という語句は、例えば1、2、3、4、5、またはさらに6つの位置である1以上の位置で置換されたアルキルを指し、ここでは本明細書に記載される置換により、置換基が任意の利用可能な原子に結合して、安定な化合物を生じる。「任意で置換されるアルキル」は、アルキルまたは置換アルキルを指す。
「アルケニル」という用語は、1~3個、1~2個、または少なくとも1個の炭素-炭素二重結合を有する、2から約20個の炭素原子を含む、直鎖、分岐鎖、または環状のヒドロカルビル基、例えば「シクロアルケニル」、を指す。用語「シクロアルケニル」は、例えばC3-C6シクロアルケニルである、環状アルケニルを具体的には指す。アルケニル基は、本明細書において以下に記載される一つ以上の置換基により、非置換であり得るまたは任意に置換され得る。
「置換アルケニル」は、例えば1、2、3、4、5、またはさらに6つの位置である1以上の位置で置換されたアルケニルを指し、ここでは本明細書に記載される置換により、置換基が任意の利用可能な原子に結合して、安定な化合物を生じる。「任意で置換されるアルケニル」は、アルケニルまたは置換アルケニルを指す。
「置換アルキニル」は、例えば1、2、3、4、5、またはさらに6つの位置である1以上の位置で置換されたアルキニルを指し、ここでは本明細書に記載される置換により、置換基が任意の利用可能な原子に結合して、安定な化合物を生じる。「任意で置換されるアルキニル」は、アルキニルまたは置換アルキニルを指す。
用語「カルボシクリル(carbocyclyl)」は、単環式、二環式、三環式、または多環式の、3~14員環系を指し、これは例えば「シクロアルキル」等である飽和の、または例えば「シクロアルケニル」等の不飽和のいずれかである。カルボシクリルは、任意の原子を介して結合してもよい。例えば、カルボシクリルは縮合環も企図するものであって、例えばカルボシクリルは、本明細書に規定されるアリール環またはヘテロアリール環に縮合する。カルボシクリルの代表的な例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、フェニル、ナフチル、アントラシル、ベンゾフラニル、およびベンゾチエフェニルが挙げられるが、これらに限定されない。カルボシクリル基は、本明細書において以下に記載される一つ以上の置換基により、非置換であり得るまたは任意に置換され得る。
「置換カルボシクリル」は、例えば1、2、3、4、5、またはさらに6つの位置である1以上の位置で置換されたカルボシクリルを指し、ここでは本明細書に記載される置換により、置換基が任意の利用可能な原子に結合して、安定な化合物を生じる。「任意で置換されるカルボシクリル」とは、カルボシクリルまたは置換カルボシクリルを指す。
「置換アリール」は、任意の利用可能な原子において結合した一つ以上の置換基により独立に置換されて安定な化合物を生じるアリールであって、当該置換基は本明細書に記載されるとおりである。「任意で置換されるアリール」は、アリールまたは置換アリールを指す。
「ヘテロ原子」という用語はN、O、およびSを指す。NまたはS原子を含有する開示の化合物は、任意に、対応するN-酸化物、スルホキシド、またはスルホン化合物に酸化され得る。
「ヘテロアリール」は、単独でまたは本明細書に記載されるその他の部分と組み合わせて、O、SおよびNからなる群から独立に選択される、例えば1~4個、1~3個もしくは1~2個等のヘテロ原子である1個以上のヘテロ原子を含有する、例えば5もしくは6個の環上の原子である5~10個の原子を含有する単環式芳香環構造、または、8~10個の原子を有する二環式芳香族基を指す。ヘテロアリールはまた、例えばスルフィニル、スルホニルおよび3級環窒素のN酸化物等である、酸化されたSまたはNを含むことを企図している。炭素またはヘテロ原子は、安定化合物が生成されるような、ヘテロアリール環構造の結合点である。ヘテロアリール基の例としては、ピリジニル、ピリダジニル、ピラジニル、キナオキサリル(quinaoxalyl)、インドリジニル、ベンゾ[b]チエニル、キナゾリニル、プリニル、インドリル、キノリニル、ピリミジニル、ピロリル、ピラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、チエニル、イソキサゾリル、オキサチアジアゾリル、イソチアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、フラニル、ベンゾフリル、およびインドリルが挙げられるが、これらに限定されない。ヘテロアリール基は、本明細書において以下に記載される一つ以上の置換基により、非置換であり得るまたは任意に置換され得る。
「置換ヘテロアリール」は、別段の指示がない限り、任意の利用可能な原子に結合して安定化合物を生成する、一つ以上の、例えば、1、2、3、4、または5である、1、2、または3の置換基でもある、1個の置換基でもある置換基により独立して置換されるヘテロアリールであって、当該置換基は、本明細書に記載されるとおりである。「任意で置換されるヘテロアリール」は、ヘテロアリールまたは置換ヘテロアリールを指す。
「ヘテロシクロアルキル」とは、例えば3~6個であって、3~14個の原子を有する、飽和または不飽和の非芳香族の単環式、二環式、三環式または多環式の環系を意味し、環内の1~3個の炭素原子がO、SまたはNのヘテロ原子で置換されている。ヘテロシクロアルキルは、任意に、環の5~6員のアリールまたはヘテロアリールと縮合しており、例えばスルフィニル、スルホニル、および3級環窒素のN酸化物などである酸化されたSまたはNを含む。ヘテロシクロアルキル環の結合点は、安定な環が保持されるように、炭素またはヘテロ原子にある。ヘテロシクロアルキル基の例としては、モルホリノ、テトラヒドロフラニル、ジヒドロピリジニル、ピペリジニル、ピロリジニル、ピペラジニル、ジヒドロベンゾフリル、およびジヒドロインドリルが挙げられるがこれに限定されない。ヘテロシクロアルキル基は、本明細書において以下に記載される一つ以上の置換基により、非置換であり得るまたは任意に置換され得る。
「任意で置換されるヘテロシクロアルキル」は、任意の利用可能な原子において結合して安定化合物を生成する、例えば、1、2、または3個の置換基である1~3個の置換基で置換されるヘテロシクロアルキルを指し、当該置換基は本明細書に記載されるとおりである。
「ニトリル」または「シアノ」という用語は互換的に使用でき、これは、ヘテロアリール環、アリール環およびヘテロシクロアルキル環の炭素原子に結合する-CN基を指す。
「オキソ」という用語は、飽和部分または不飽和部分に結合した=O原子を指す。=O原子は、環式部分または非環式部分の一部である、炭素、硫黄、または窒素原子に結合できる。
本明細書に記載される化合物は、立体配置異性体、幾何異性体、および例えばシスまたはトランス-体を含む配座異性体、を含む様々な異性体で存在することができる。また、化合物は、単一の互変異性体および互変異性体の混合物の両方を含む、一つ以上の互変異性体で存在してもよい。「異性体」という用語は、化合物の互変異性体を含めて本開示の化合物のすべての異性体を包含することを意図している。本開示の化合物はまた、開放鎖または環化形態で存在してもよい。一部の場合では、一つ以上の環化形態は水の喪失に起因し得る。開放鎖および環化形態についての具体的な組成は、化合物がどのように単離、保存または投与されるかに依存し得る。例えば、化合物は、酸性条件下で開放鎖の形態で主に存在し得るが、中性条件下では環化形態であり得る。すべての形態が本開示に含まれる。
本明細書に記載される一部の化合物は、不斉中心を有することにより、様々な鏡像異性体およびジアステレオ異性体で存在することが可能である。本開示の化合物は、光学異性体またはジアステレオマーの形態であることが可能である。したがって、本開示は、ラセミ混合物を含むそれらの光学異性体、ジアステレオ異性体およびその混合物の形態で、本明細書に記載される化合物およびそれらの使用を包含する。本開示の化合物の光学異性体は、不斉合成、キラルクロマトグラフィ、模擬移動床技術等の公知技術により、または光学的に活性な分割剤を用いることによる立体異性体の化学的分離により、得ることができる。
別途示されていない限り、「立体異性体」という用語は、その化合物の他の立体異性体を実質的に含まない化合物の一つの立体異性体を意味する。したがって、一つのキラル中心を有する立体異性学的に純粋な化合物は、その化合物の反対のエナンチオマーを実質的に含まないこととなる。二つのキラル中心を有する立体異性学的に純粋な化合物は、その化合物の他のジアステレオマーを実質的に含まないこととなる。典型的な立体異性学的に純粋な化合物は、化合物の一つの立体異性体を約80重量%を超えて、かつ、化合物の他の立体異性体を約20重量%未満で含み、例えば、化合物の一つの立体異性体を約90重量%を超えて、かつ、化合物の他の立体異性体を約10重量%未満で、または化合物の一つの立体異性体を約95重量%を超えて、かつ、化合物の他の立体異性体を約5重量%未満で、または化合物の一つの立体異性体を約97重量%を超えて、かつ、化合物の他の立体異性体を約3重量%未満で、または化合物の一つの立体異性体を約99重量%を超えて、かつ、化合物の他の立体異性体を約1重量%未満で、含む。上述の立体異性体は、本明細書に記載されるそれらのそれぞれの重量百分率で存在する二つの立体異性体を含む組成物として見ることができる。
示された構造とその構造に与えられた名称との間に不一致がある場合、示された構造体を考慮する。さらに、構造のまたは構造の部分の立体化学が、例えば太線または破線となっており、示されていない場合は、その構造または構造の部分は、そのすべての立体異性体を包含するように解釈される。しかしながら、一部の場合では、複数のキラル中心が存在する場合、構造および名称は、関連する立体化学を説明するのに役立つ単一のエナンチオマーとして表され得る。有機合成の当業者は、化合物が、それらの調製に使用される方法から単一のエナンチオマーとして調製されるかどうかがわかるだろう。
本明細書で使用される場合、および反対の内容が明示的かつ具体的に記載されていない限り、「化合物」という用語は、それが化合物またはその薬学的に許容可能な塩、立体異性体、および/または互変異性体を包含することを包めている。したがって、例えば、一般式Iまたは一般式IIの化合物は、化合物の薬学的に許容可能な塩を含む。同様に、一般式Iまたは一般式IIの化合物は、化合物の互変異性体の薬学的に許容可能な塩を含む。
本明細書において、「薬学的に許容可能な塩」は、本開示の化合物の薬学的に許容可能な、有機もしくは無機の酸または塩基の塩である。代表的な薬学的に許容可能な塩としては、例えば、アルカリ金属塩、アルカリ土類塩、アンモニウム塩、例えばアセテート、アムソン酸塩(4,4-ジアミノスチルベン-2,2-ジスルホン酸塩)、ベンゼンスルホン酸塩、ベンゾネート(benzonate)、重炭酸塩、重硫酸塩、酸性酒石酸塩、ホウ酸塩、臭化物、酪酸塩、カルシウム、カルシウムエデト酸塩、カンシラート、炭酸塩、塩化物、クエン酸塩、クラブラリエート(clavulariate)、二塩化水素化物、エデト酸塩、エジシレート(edisylate)、エストレート、エシレート、フィウナレート(fiunarate)、グルセプテート、グルコン酸塩、グルタミン酸塩、グリコリルアルサニレート(glycollylarsanilate)、ヘキサフルオロリン酸塩、ヘキシルレゾルシナート(hexylresorcinate)、ヒドラバミン(hydrabamine)、臭化水素酸、塩酸塩、ヒドロキシナフトエ酸塩、ヨウ化物、イソチオン酸塩、乳酸塩、ラクトビオン酸塩、ラウリン酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マンデル酸塩、メシル酸塩、臭化メチル、硝酸メチル、硫酸メチル、ムチン酸塩、ナプシラート、硝酸塩、N-メチルグルカミンアンモニウム塩、3-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩(1,1-メテン-ビス-2-ヒドロキシ-3-ナフト塩酸塩、エインボン酸塩(einbonate))、パントテン酸塩、リン酸塩/二リン酸塩、ピクリン酸塩、ポリガラクツロ酸塩、プロピオン酸塩、p-トルエンスルホン酸塩、サリチル酸塩、ステアリン酸塩、塩基性酢酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、スルホサリチル酸塩(sulfosaliculate)、スラメート(suramate)、タンニン酸塩、酒石酸塩、テオクル酸塩、トシラート(tosylate)、トリエチルヨージド、および吉草酸塩等の水溶性塩ならびに水不溶性塩が挙げられる。薬学的に許容可能な塩は、その構造において一つ以上の電荷を帯びた原子を有することができる。この場合、薬学的に許容可能な塩は、複数の対イオンを有することができる。従って、薬学的に許容可能な塩は、一つ以上の電荷を帯びた原子および/または一つ以上の対イオンを有することができる。
「治療する」、「治療すること」および「治療」という用語は、疾患または疾患に関連する症状の改善または根絶を指す。特定の実施形態では、こうした用語は、一つ以上の予防薬または治療薬を、こうした疾患を患う患者または対象に投与することから生じる疾患の拡大または悪化を最小化することを指す。
「予防する」、「予防すること」および「予防」という用語は、予防薬または治療薬を投与することから生じる患者または対象における疾患の発症、再発または拡散の予防を指す。
「有効量」という用語は、疾患の治療もしくは予防において治療的もしくは予防的な利益を提供するために十分な、または疾患に関連する症状を遅延もしくは最小化するのに十分な、本開示の化合物または他の有効成分の量を指す。さらに、本開示の化合物に関して、治療有効量とは、単独での、または疾患の治療もしくは予防において治療的利益を提供する他の療法と組み合わせた、治療薬の量を意味する。本開示の化合物に関連して使用される場合、当該用語は、全体的な療法を改善する、疾患の症状もしくは原因を減少させるかもしくは回避する、または別の治療剤との相乗効果の治療効果を強化するもしくは別の治療剤と相乗的である量を包含することが可能である。
「患者」または「対象」は、ヒト、ウシ、ウマ、ヒツジ、子ヒツジ、ブタ、トリ、シチメンチョウ、ウズラ、ネコ、イヌ、マウス、ラット、ウサギまたはモルモットなどの動物を含む。一部の実施形態によれば、動物は、非霊長類および霊長類(例えば、サルおよびヒト)等の哺乳動物である。本開示では、「患者」および「対象」という用語は互換的に使用される。一実施形態では、患者または対象はヒトであり、また他の実施形態では、患者または対象はヒトの幼児、小児、青年または成人である。
本開示はまた、薬学的に許容可能な担体との混合物中に、一般式Iもしくは一般式IIに従った一つ以上の化合物またはその薬学的に許容可能な塩、立体異性体、もしくは互変異性体を、治療上有効な量で含む医薬組成物も提供する。いくつかの実施形態では、この組成物は、医薬化合物の受容された慣行に従って、一つ以上の追加的な治療剤、薬学的に許容可能な賦形剤、希釈剤、アジュバント、安定剤、乳化剤、保存剤、着色剤、緩衝剤、香味付与剤をさらに含有する。
一実施形態では、医薬組成物は、表1~3、1-Aおよび2-Aにおいて提供するもの、またはその薬学的に許容可能な塩、立体異性体、もしくは互変異性体、から選択される化合物と、薬学的に許容可能な担体とを含む。
本開示の医薬組成物は、良好な医療慣行と一致する様式で、製剤化され、投薬され、および投与される。この文脈で考慮する因子には、治療される特定の障害、治療される特定の対象、該対象の臨床状態、障害の原因、薬剤の送達部位、投与の方法、投与スケジュールおよび医療従事者に知られる他の因子が含まれる。
投与される化合物(またはその薬学的に許容可能な塩、立体異性体、もしくは互変異性体)の「治療有効量」は、このような考慮因子によって管理され、がんに対して細胞毒性の影響を発揮するか、またはMAT2A活性を阻害するか、またはその両方であるのに必要である最小量である。こうした量は、正常な細胞に対して、または全体として対象に対して、有毒である量を下回るものとすることができる。概して、一部の実施形態では、投与される本開示の化合物(またはその薬学的に許容可能な塩、立体異性体、もしくは互変異性体)の治療有効量は、1日当たり、患者の体重の約0.01~約200mg/kgまたは約0.1~約20mg/kgの範囲であり、典型的な範囲では約0.3~約15mg/kg/日である。錠剤およびカプセルなどの経口単位剤形は、約0.1mg~約1000mgの本開示の化合物(またはその薬学的に許容可能な塩、立体異性体、もしくは互変異性体)を含有し得る。別の実施形態では、こうした剤形は、約50mg~約500mgの本開示の化合物(またはその薬学的に許容可能な塩、立体異性体、もしくは互変異性体)を含有する。さらに別の実施形態では、こうした剤形は、約25mg~約200mgの本開示の化合物(またはその薬学的に許容可能な塩、立体異性体、もしくは互変異性体)を含有する。さらにまた別の実施形態では、こうした剤形は、約10mg~約100mgの本開示の化合物(またはその薬学的に許容可能な塩、立体異性体、もしくは互変異性体)を含有する。さらなる実施形態では、こうした剤形は、約5mg~約50mgの本開示の化合物(またはその薬学的に許容可能な塩、立体異性体、もしくは互変異性体)を含有する。さらに他の実施形態では、こうした剤形は、約0.1mg~約10mgの本開示の化合物(またはその薬学的に許容可能な塩、立体異性体、もしくは互変異性体)を含有する。前述の実施形態のいずれかでは、剤形は1日1回または1日2回投与することができる。
本開示の組成物は、投与単位製剤で吸入または噴霧または直腸的に、経口、局所、非経口投与することができる。本明細書で使用される場合、非経口の語は、皮下注射、静脈内、筋肉内、胸骨内注射または点滴技術を含む。
本開示による適切な経口組成物には、錠剤、トローチ、ロゼンジ、水性もしくは油性の懸濁剤、分散性粉剤または顆粒剤、乳剤、硬質もしくは軟質のカプセル剤、シロップまたはエリキシルが含まれるがこれに限定されない。
本開示の化合物またはその薬学的に許容可能な立体異性体、塩、または互変異性体、および薬学的に許容可能な担体を含む1回単位の投薬量に適した医薬組成物が、本開示の範囲内に包含される。
経口用途に適した組成物は、医薬組成物の製造に関して当技術分野に公知の任意の方法に従って調製されてもよい。例えば、本開示の化合物の液体製剤は、甘味剤、香味剤、着色剤および保存剤からなる群から選択される1または複数の薬剤を含有する。
錠剤組成物については、非毒性の薬学的に許容可能な賦形剤との混合物中の本開示の化合物を、錠剤の製造に使用する。このような賦形剤の例としては、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、乳糖、リン酸カルシウムまたはリン酸ナトリウム等の不活性希釈剤、例えばコーンスターチもしくはアルギン酸である造粒剤および崩壊剤、または例えばデンプン、ゼラチンもしくはアカシアである結合剤、および例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸またはタルクである潤滑剤が挙げられるが、これらに限定されない。錠剤は被覆されていなくてもよく、または公知のコーティング技術で被覆されて消化管内での分解および吸収を遅延させて、それによって望ましい時間間隔にわたって持続的な治療作用をもたらしてもよい。例えば、モノステアリン酸グリセリンまたはジステアリン酸グリセリルなどの時間遅延材料が用いられ得る。
また、経口用途のための製剤は、有効成分が、例えば炭酸カルシウム、リン酸カルシウムもしくはカオリンである不活性固体希釈剤と混合される硬質ゼラチンカプセルとして、または有効成分が、水媒体もしくは例えばピーナッツ油、液体パラフィンもしくはオリーブ油である油媒体と混合される軟質ゼラチンカプセルとして、存在し得る。
水性懸濁剤については、本開示の化合物は、安定な懸濁剤を維持するのに適した賦形剤と混合される。このような賦形剤の例としては、カルボキシルメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガカントゴムおよびアカシアゴムが挙げられるがこれらに限定されない。
経口懸濁剤はまた、例えばレクチンである天然に存在するホスファチド等の分散剤もしくは浸潤剤、または例えばステアリン酸ポリオキシエチレンである脂肪酸を伴う酸化アルキレンの縮合物、または例えばヘプタデカエチレンオキシセタノールである長鎖脂肪族アルコールを伴う酸化エチレンの縮合物、または例えばモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビトール等である脂肪酸とヘキシトールとに由来する部分エステルを伴う酸化エチレンの縮合物、または、例えばモノオレイン酸ポリエチレンソルビタンである脂肪酸とヘキシトール無水物とに由来する部分エステルを伴う酸化エチレンの縮合物を含有することもできる。水性懸濁剤はまた、例えば、エチルまたはp-ヒドロキシ安息香酸n-プロピルである一つ以上の保存剤、一つ以上の着色剤、一つ以上の香味剤、および例えばショ糖またはサッカリンなどの一つ以上の甘味剤を含有し得る。
油性懸濁剤は、本開示の化合物を、例えばラッカセイ油、オリーブ油、ゴマ油、もしくはココナッツ油である植物油中、または例えば液体パラフィン等の鉱油中に懸濁することで配合してもよい。油性懸濁剤は、例えば蜜ろう、硬質パラフィンまたはセチルアルコールである、増粘剤を含み得る。
上述のようなものである甘味剤、および香味剤は、味のよい経口調製物を提供するために追加してもよい。これら組成物は、アスコルビン酸等の抗酸化剤の添加によって保存され得る。
水の添加による水性懸濁剤の調製に適した分散性の粉剤および顆粒剤は、分散剤または湿潤剤、懸濁剤および一つ以上の保存剤と混合した混合物に本開示の化合物を提供することによって製剤化され得る。好適な分散剤または湿潤剤および懸濁剤は、既に上述したものによって例示されている。例えば、甘味剤、香味剤、着色剤である追加的な賦形剤もまた存在してもよい。
本開示の医薬組成物はまた、水中油型乳剤の形態であってもよい。油相は、例えばオリーブ油もしくはラッカセイ油である植物油、または例えば液体パラフィンもしくはこれらの混合物である鉱油類であり得る。好適な乳化剤は、例えばアカシアゴム、またはトラガカントゴムである天然のゴム、例えばダイズである天然のホスファチド、レシチン、および脂肪酸由来のエステルもしくは部分エステル、例えばソルビタンモノレエート(sorbitan monoleate)であるヘキシトール、無水物、ならびに例えばポリオキシエチレンソルビタンモノレエート(polyoxyethylene sorbitan monoleate)である、酸化エチレンを伴う前記部分エステルの縮合飽和イオン(condensaturatedion)生成物であってもよい。乳化剤はまた、甘味剤および香味剤を含有し得る。
シロップおよびエリキシルは、例えばグリセリン、プロピレングリコール、ソルビトールまたはショ糖である甘味剤と共に製剤化してもよい。こうした製剤はまた、粘滑剤、防腐剤、ならびに香味剤および着色剤も含有してもよい。医薬組成物は、滅菌注射可能な形態である、水性懸濁剤または油性懸濁剤であってもよい。この懸濁剤は、上記に記載した、より好適な分散剤または湿潤剤および懸濁剤のうちの一つを使用して、当該技術分野において公知の技術によって製剤化され得る。滅菌注射可能な調製物はまた、非毒性の非経口的に許容可能な希釈剤または溶媒中の、例えば1,3-ブタンジオール溶液としての、滅菌注射可能な液剤または懸濁剤であってもよい。採用され得る許容可能なビヒクルおよび溶媒には、水、リンガー溶液、および等張性塩化ナトリウム溶液がある。さらに、無菌の固定油が、溶媒または懸濁用媒体として従来通り採用される。この目的のために、合成のモノグリセリドまたはジグリセリドを含む任意の無刺激性固定油が採用され得る。さらに、オレイン酸などの脂肪酸は、注射剤の調製の用途で用いられる。
一般式Iまたは一般式IIの化合物はまた、薬剤の直腸投与のための坐剤の形態で投与され得る。これら組成物は、常温では固体であるが直腸温度では液体であり、したがって直腸内で融解して薬物が放出されることになる好適な非刺激性の賦形剤を薬物と混合することによって調製することができる。こうした材料は、カカオバターおよびポリエチレングリコールである。
非経口投与用組成物は、滅菌媒体中で投与される。使用されるビヒクルと製剤中の薬物の濃度の濃縮に応じて、非経口製剤は、溶解した薬物を含有する、懸濁剤または液剤のいずれかとすることができる。例えば局所麻酔薬、防腐剤および緩衝剤などのアジュバントもまた、非経口組成物に追加することができる。
使用方法
MAT2A酵素は、細胞中のメチオニンおよびATPからS-アデノシルメチオニン(SAM)の合成を触媒する。したがって、本開示の別の実施形態では、細胞におけるSAM合成を阻害する方法であって、一般式Iもしくは一般式IIの化合物またはその薬学的に許容可能な塩、立体異性体もしくは互変異性体の有効量を細胞内に導入することを含む、当該方法を提供する。いくつかの実施形態では、例えばMAT2Aへの結合の競合アッセイまたはSAM産生阻害の競合アッセイである、MAT2Aの阻害剤である他の化合物を特定するために一般式Iまたは一般式IIの化合物が使用される。検出可能な標識を有する試験化合物による、MAT2Aへの結合またはSAM産生阻害は、本開示の非標識化合物の存在を伴って、または当該存在なしに、測定することができる。
本開示はまた、がんを患う対象においてがんを治療する方法であって、対象に、一般式Iもしくは一般式IIの化合物またはその薬学的に許容可能な塩の有効量を投与することを含む、当該方法を提供する。一実施形態では、随意に本明細書に開示される任意の他の実施形態と組み合わせて、対象は、ヒトなどの哺乳動物である。
本開示はさらに、対象におけるがんを治療する方法であって、対象に対して有効量のMAT2A阻害剤を投与することを含む、当該方法を提供する。いくつかの実施形態では、MAT2A阻害剤は、一般式Iもしくは一般式IIの化合物またはその薬学的に許容される塩である。ある実施形態では、随意に本明細書に開示される任意の他の実施形態と組み合わせて、対象は、ヒトなどの哺乳動物である。
ある実施形態では、がんはMTAP欠失のがんである。代替として、または組み合わせて、他の実施形態では、がんは、中皮腫、神経芽細胞腫、例えば直腸がん、大腸がん、家族性腺腫ポリポーシスがんおよび遺伝性非ポリポーシス大腸がん等の腸がん、食道がん、陰唇がん、喉頭がん、下咽頭がん、舌がん、唾液腺がん、胃がん、腺がん、髄様甲状腺がん、乳頭状甲状腺がん、腎がん、腎実質がん、卵巣がん、子宮頸部がん、子宮体がん、子宮内膜がん、絨毛がん、膵がん、前立腺がん、膀胱がん、精巣がん、乳がん、尿路がん(urinary carcinoma)、黒色腫、脳腫瘍、頭頸部がん、リンパ腫、急性リンパ性白血病(ALL)、慢性リンパ性白血病(CLL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、肝細胞がん、胆嚢がん、気管支がん、小細胞肺がん(SCLC)、非小細胞肺がん(NSCLC)、多発性骨髄腫(MM)、基底細胞腫、奇形腫、網膜芽細胞腫、脈絡膜黒色腫、精上皮腫、横紋筋肉腫、骨肉腫、軟骨肉腫、筋肉腫、脂肪肉腫、線維肉腫、ユーイング肉腫および形質細胞腫からなる群から選択されるがんとして提供する。
他の実施形態では、がんは、肺がん、小細胞肺がん、細気管支肺胞上皮がん、骨がん、膵がん、皮膚がん、頭頸部がん、皮膚黒色腫または眼球内黒色腫、子宮がん、卵巣がん、直腸がん、肛門部のがん、胃部のがん、胃がん、大腸がん、乳がん、子宮がん、卵管がん、子宮内膜がん、子宮頸部がん、膣がん、外陰がん、ホジキン病、食道がん、小腸がん、内分泌系がん、甲状腺がん、副甲状腺がん、副腎がん、軟部組織肉腫、尿道がん、陰茎がん、前立腺がん、膀胱がん、腎がんまたは尿管がん、腎細胞がん、腎盂がん、中皮腫、肝細胞がん、胆道がん、慢性または急性の白血病、リンパ球性リンパ腫、中枢神経系(CNS)の腫瘍、脊髄軸腫瘍、脳幹神経膠腫、多形性神経膠芽細胞腫、星細胞腫、シュワン細胞腫、上衣芽腫、髄芽細胞腫、髄膜腫、扁平上皮がん、下垂体腺腫、から選択され、上記のがんのいずれかの抵抗性の型および/または難治性の型を含め、また1以上の上記のがんの組み合わせを含める。
いくつかの実施形態では、がんは、B細胞急性リンパ球性白血病(B-ALL)、中皮腫、リンパ腫、膵がん、肺がん、胃がん、食道がん、膀胱がん、脳腫瘍、頭頸部がん、黒色腫および乳がんからなる群から選択される。
他の実施形態では、脳腫瘍は、神経膠腫、神経膠芽腫、星細胞腫、髄膜腫、髄芽細胞腫、末梢性神経外胚葉性腫瘍、および頭蓋咽頭腫からなる群から選択される脳腫瘍である。
さらに他の実施形態では、がんは、マントル細胞リンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、バーキットリンパ腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、および成人T細胞性白血病/リンパ腫(ATLL)からなる群から選択されるリンパ腫である。本明細書で使用される場合、成人T細胞性白血病/リンパ腫の表現は、血液(白血病)、リンパ節(リンパ腫)、皮膚、または体の複数の領域に見られ得る希少且つ侵攻性であることが多いT細胞リンパ腫を指す。
上記に概略的に記載したように、メチルチオアデノシンホスホリラーゼ(MTAP)は、メチルチオアデノシン(MTA)のアデニンおよび5-メチルチオリボース-1-リン酸塩への変換を触媒する、すべての正常組織で見られる酵素である。アデニンは、アデノシン一リン酸を生成するために再利用され、5-メチルチオリボース-1-リン酸塩はメチオニン及びギ酸塩に変換される。このサルベージ経路のため、MTAは、例えばL-アラノシンなどの代謝拮抗剤を用いて、デノボプリン合成が遮断されたときに代替的プリン源としての役割を果たすことができる。多数のヒトおよびマウスの悪性細胞は、MTAP活性を欠いている。MTAP欠損は組織培養細胞において存在するだけでなく、当該欠損は原発性白血病、神経膠腫、黒色腫、膵がん、非小細胞肺がん(NSCLC)、膀胱がん、星細胞腫、骨肉腫、頭頚部がん、粘液様軟骨肉腫、卵巣がん、子宮内膜がん、乳がん、軟部組織肉腫、非ホジキンリンパ腫、および中皮腫においても存在する。例えば、MTAPヌルである、すなわちMTAP欠失である、がん細胞の増殖は、MAT2A発現を、MAT2Aの低分子阻害剤を使用して確認されたshRNAによりノックダウンすることによって阻害される。K.Marjon et al.,Cell Reports 15(2016)574-587を、参照により本明細書に組み込む。MTAPヌルまたはMTAP欠失がんは、MTAP遺伝子を欠失もしくは喪失している、もしくはそうでなければ非活性化されたがんであるか、またはMTAPタンパク質が機能低下または機能障害であるがんである。
また、本開示のある実施形態では、対象におけるがんの治療方法を提供するものであって、当該がんは、MTAP遺伝子および/もしくはMTAPタンパク質が存在して完全に機能するがんと比較して、または野生型MTAP遺伝子によるがんと比較して、MTAP発現の減少もしくは不在、またはMTAP遺伝子の不在、またはMTAPタンパク質の機能低下で特徴付けられるものである。当該方法は、対象に、一般式Iもしくは一般式IIの化合物またはその薬学的に許容可能な塩の治療有効量を投与することを含む。
別の実施形態では、対象におけるMTAP欠失がんの治療方法を提供するものであって、対象に、一般式Iもしくは一般式IIの化合物またはその薬学的に許容可能な塩の有効量を投与することを含む。ある実施形態では、MTAP欠失がんは、白血病、神経膠腫、黒色腫、膵がん、非小細胞肺がん(NSCLC)、膀胱がん、星細胞腫、骨肉腫、頭頚部がん、粘液様軟骨肉腫、卵巣がん、子宮内膜がん、乳がん、軟部組織肉腫、リンパ腫、および中皮腫から選択される。
ある実施形態では、MTAP欠失がんは膵がんである。別の実施形態では、MTAP欠失がんは、膀胱がん、黒色腫、脳腫瘍、肺がん、膵がん、乳がん、肝がん、食道がん、胃がん、大腸がん、頭頸部がん、腎がん、大腸がん、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、急性リンパ性白血病(ALL)、マントル細胞リンパ腫(MCL)、多形神経膠芽腫(GBM)および非小細胞肺がん(NSCLC)から選択される。
MTAPヌル細胞株のゲノム解析により、KRAS変異またはp53変異を組み込んだ細胞株がMAT2A阻害に感受性であることが明らかとなった。したがって、本開示の実施形態は、がんが、MTAP発現の低下もしくは不在、またはMTAP遺伝子の不在、またはMTAPタンパク質の機能低下で特徴づけられるような、対象におけるがんを治療する方法であって、当該方法は一般式Iの化合物の治療有効量を対象に投与することを含み、当該がんは、変異体KRASまたは変異体p53の存在によってさらに特徴付けられる。ある実施形態では、対象における変異体KRASまたは変異体p53を有するMTAPヌルのがんの治療方法を提供するものであって、当該方法は、対象に、一般式Iの化合物またはその薬学的に許容可能な塩の有効量を投与することを含む。例えば、がんは、MTAPヌルおよびKRAS変異体であるか、MTAPヌルおよびp53変異体であるか、またはMTAPヌル、KRAS変異体およびp53変異体の各々である。
「変異体KRAS」または「KRAS変異」という用語は、その正常な機能を変化させる活性化変異と、こうしたタンパク質をコードする遺伝子とを組み込んだKRASタンパク質を指す。例えば、変異体KRASタンパク質は、12位または13位において単一のアミノ酸置換を組み込んでいてもよい。特定の実施形態では、KRAS変異体は、G12XまたはG13X置換を組み込み、Xは示された位置での任意のアミノ酸の変化を表す。特定の実施形態では、置換はG12V、G12R、G12CまたはG13Dである。別の実施形態では、その置換はG13Dである。「変異体p53」または「p53変異」とは、その腫瘍抑制因子機能を阻害または除去する変異を組み込んだp53タンパク質(または当該タンパク質をコードする遺伝子)を意味する。ある実施形態では、当該p53変異は、Y126_スプライス、K132Q、M133K、R174fs、R175H、R196*、C238S、C242Y、G245S、R248W、R248Q、I255T、D259V、S261_スプライス、R267P、R273C、R282W、A159VまたはR280Kである。ある実施形態では、前述のがんは、非小細胞肺がん(NSCLC)、膵がん、頭頸部がん、胃がん、乳がん、大腸がん、または卵巣がんである。
別の実施形態では、本明細書に開示される化合物は、疾患関連タンパク質の分解のためのリガンドとして有用である。このアプローチの例は、PROTAC(タンパク質分解誘導キメラ分子(PROteolysis TArgeting Chimeras))である。PROTACは、本明細書に開示される化合物のうちの一つから選択される、標的タンパク質を結合することができるリガンド部分と、E3リガーゼによって認識されてポリユビキチン化されるペプチド部分(デグロンと称される)との両方を含む二官能性分子である。したがって、PROTACは標的タンパク質に非共有結合的に結合し、E3リガーゼをデグロンペプチドを介してリクルートするが、これは結果として、結合した標的のポリユビキチン化および分解をもたらす。多くの文献が、腫瘍学を含む様々な治療分野におけるPROTACの前臨床的使用を記述している。例えば、Lu et al.Chemistry & Biology 22(2015)755-763を参照されたい。
本開示は、以下の実施例を参照することにより完全に理解されるであろう。本明細書に提供される実施例は例示的であり、しかし本開示の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。
以下の実施例では、試薬および溶媒は、商業的供給源(例えばAlfa社、Acros社、Sigma Aldrich社、TCI社およびShanghai Chemical Reagent Company社等)から購入し、別段に明記しない限り、さらに精製することなく使用した。フラッシュクロマトグラフィーは、200~300メッシュのシリカゲル粒子を備えたカラムを用いて、Ez Purifier IIIで実施した。分析及び分取用薄層クロマトグラフィー(TLC)プレートは、HSGF 254(厚さ0.15~0.2mm、Shanghai Anbang Company社、中国)であった。核磁気共鳴法(NMR)のスペクトルは、Brucker社AMX-400のNMR(Brucker社、スイス国)で取得した。化学シフトは、テトラメチルシランから低磁場側の百万分率(ppm、δ)で記録した。質量スペクトルは、Waters社のLCT TOF質量分析計(Waters社、米国)よりエレクトロスプレーイオン化(ESI)法で与えられた。HPLCクロマトグラフは、Agilent社の1200 Liquid Chromatography(Agilent社、米国、カラム:Ultimate 4.6mm×50mm、5μM、移動相A:0.1%ギ酸水溶液、移動相B:アセトニトリル)で記録した。マイクロ波反応は、Initiator 2.5 Microwave Synthesizer(Biotage社、スウェーデン国)で実行した。
ステップA:3-(5-(ジメトキシメチル)-2-(メチルチオ)ピリミジン-4-イル)ピロリジン-1,3-ジカルボン酸1-tert-ブチル3-エチル
THF(30mL)中のピロリジン-1,3-ジカルボン酸1-tert-ブチル3-エチル(4.8g、19.8mmol、1.5当量)の溶液に、LiHMDS(THF中1M、26.4mL、26.4mmol、2.0当量)を、追加漏斗を介して、-78℃で、1時間かけて加えた。混合物を、-78℃で4時間攪拌した。次いで、THF(10mL)中の4-クロロ-5-(ジメトキシメチル)-2-(メチルチオ)ピリミジン(3.1g、13.2mmol、1.0当量)の溶液を加えた。反応混合物を室温に自然昇温し、さらに3時間攪拌した。次いで、反応混合物をNH4Cl(飽和水溶液)(50mL)でクエンチし、EtOAc(50mL×3)で抽出した。有機層を合わせて、Na2SO4上で乾燥させて、濾過し、濃縮して、得られた残渣を、シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=20/1~4/1)により精製して、黄色油状物として、3-(5-(ジメトキシメチル)-2-(メチルチオ)ピリミジン-4-イル)ピロリジン-1,3-ジカルボン酸1-tert-ブチル3-エチル(3.2g、収率55%)を得た。LC-MS:m/z 442[M+H]+。
ステップB:3-(5-ホルミル-2-(メチルチオ)ピリミジン-4-イル)ピロリジン-1,3-ジカルボン酸1-tert-ブチル3-エチル
アセトン(30mL)中の3-(5-(ジメトキシメチル)-2-(メチルチオ)ピリミジン-4-イル)ピロリジン-1,3-ジカルボン酸1-tert-ブチル3-エチル(3.1g、7.0mmol、1.0当量)の溶液に、希釈HCl溶液(1N、水溶液)(56.0mL、56.0mmol、8.0当量)を加えた。得られた混合物を、室温で6時間攪拌した。反応を、氷水(50mL)の加えることによりクエンチし、EtOAc(30mL×3)で抽出した。有機層を合わせて、Na2SO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮して、粗残渣を、無色油状物としてさらに精製することなく直接使用した(2.8g、未精製)。LC-MS:m/z 396[M+H]+
ステップC:6-(4-メトキシフェニル)-2-(メチルチオ)-7-オキソ-6,7-ジヒドロ-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-1’-カルボン酸tert-ブチル
DCE(18.0ml)中の3-(5-(ジメトキシメチル)-2-(メチルチオ)ピリミジン-4-イル)ピロリジン-1,3-ジカルボン酸1-tert-ブチル3-エチル(2.8g、7.0mmol、1.0当量)および4-メトキシアニリン(1.9g、15.4mmol、2.2当量)の溶液に、AcOH(1.4mL、24.5mmol、3.5当量)を加えた。得られた溶液を、室温で1時間攪拌した。この時点で、NaBH(AcO)3(3.7g、17.5mmol、2.5当量)を0.5時間かけて分割して加えて、得られた混合物を室温で一晩攪拌した。反応混合物を、氷水でクエンチし、EtOAc(30mL×3)で抽出した。有機層を全て合わせて、Na2SO4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残渣をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1)により精製し、淡褐色固体として6-(4-メトキシフェニル)-2-(メチルチオ)-7-オキソ-6,7-ジヒドロ-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-1’-カルボン酸tert-ブチル(2.5g、収率79%)を得た。LC-MS:m/z 457[M+H]+。
ステップD:6-(4-メトキシフェニル)-2-(メチルスルホニル)-7-オキソ-6,7-ジヒドロ-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-1’-カルボン酸tert-ブチル
DCM(10.0mL)中の6-(4-メトキシフェニル)-2-(メチルチオ)-7-オキソ-6,7-ジヒドロ-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-1’-カルボン酸tert-ブチル(500mg、1.1mmol、1.0当量)の溶液に、m-CPBA(565mg、3.3mmol、3.0当量)を0.5時間の間に少量ずつ加えた。得られた混合物を、室温でさらに2時間攪拌した後で、氷水(20.0mL)でクエンチして、DCM(20mL×3)で抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水(brine)(30mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して、残渣をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=2/1~1/1)により精製し、白色固体として6-(4-メトキシフェニル)-2-(メチルスルホニル)-7-オキソ-6,7-ジヒドロ-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-1’-カルボン酸tert-ブチル(500mg、収率94%)を得た。LCMS:m/z 489[M+H]+。
ステップE:2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-6-(4-メトキシフェニル)-7-オキソ-6,7-ジヒドロ-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-1’-カルボン酸tert-ブチル
DMSO(15.0mL)中の6-(4-メトキシフェニル)-2-(メチルスルホニル)-7-オキソ-6,7-ジヒドロ-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-1’-カルボン酸tert-ブチル(1.2g、2.5mmol、1.0当量)の溶液に、CsF(380mg、2.5mmol、1.0当量)、DIPEA(967mg、7.5mmol、3.0当量)およびシクロプロピルメタンアミン(532mg、7.5mmol、3.0当量)を室温で加えた。得られた混合物を80℃で一晩攪拌し、次いで水(10mL)を加えた。反応混合物を、DCM(20mL×3)で抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水(30mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥し、濾過して、減圧下で濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製して、白色固体として2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-6-(4-メトキシフェニル)-7-オキソ-6,7-ジヒドロ-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-1’-カルボン酸tert-ブチル(850mg、収率71%)を得た。LCMS:m/z 480[M+H]+。
ステップF:2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-6-(4-メトキシフェニル)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オン
DCM(10mL)中の2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-6-(4-メトキシフェニル)-7-オキソ-6,7-ジヒドロ-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-1’-カルボン酸tert-ブチル(850mg、1.8mmol、1.0当量)の溶液に、室温でTFA(3mL)を加えた。得られた混合物を1時間攪拌し、その後NaHCO3(飽和水溶液、20mL)で反応をクエンチした。得られた混合物を、DCM(20mL×3)で抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水(30.0mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥し、濃縮した。未精製の2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-6-(4-メトキシフェニル)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オン(500mg、未精製)を白色固形物として、さらに精製することなく使用した。LCMS:m/z 380[M+H]+。
ステップG:1’-((1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-6-(4-メトキシフェニル)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オン(実施例101)
DCE(3mL)中の6-(4-メトキシフェニル)-2-(メチルスルホニル)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オン(56.0mg、0.15mmol、1.0当量)の溶液に、室温で、1H-ピラゾール-3-カルバルデヒド(28.0mg、0.29mmol、2.0当量)、およびAcOH(60.0μL、触媒量)を加えた。得られた混合物を1時間攪拌し、その後、NaBH3CN(10.0mg、0.158mmol、1.1当量)を加えた。反応混合物を、さらに0.5時間攪拌した後で、氷水(2.0mL)でクエンチして、DCM(5mL×3)で抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水(10mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥して、減圧下で濃縮した。得られた残渣を、逆相分取HPLC(RP-prep-HPLC)により精製して、1’-((1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-6-(4-メトキシフェニル)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オン(実施例101)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ:8.47(br s,1H),8.13(s,1H),7.54(s,1H),7.18(d,J=8.6Hz,2H),6.99(d,J=8.6Hz,2H),6.34(s,1H),4.79(d,J=15.4Hz,1H),4.52(d,J=15.4Hz,1H),4.38(d,J=13.2Hz,1H),4.31(d,J=13.2Hz,1H),4.11(d,J=10.8Hz,1H),3.83(s,3H),3.67(d,J=10.8Hz,1H),3.65-3.47(m,1H),3.35-3.28(m,H),3.26-3.16(m,1H),2.61-2.51(m,1H),2.48-2.37(m,1H),1.15-1.04(m,1H),0.60-0.50(m,2H),0.32-0.23(m,2H)[1NHはCDCl3の下にあり観測されない]。LCMS:m/z 460[M+H]+。
実施例102:1’-((1H-ピラゾール-4-イル)メチル)-2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-6-(4-メトキシフェニル)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順I:(NaBH3CN、HOAc、DCE)により、1H-ピラゾール-4-カルバルデヒドを用いて中間体8aから合成した。
1H NMR(400MHz,CDCl3)(HCO2H塩)δ:8.61(s,1H),8.12(s,1H),7.75(s,2H),7.19(d,J=8.8Hz,2H),6.97(d,J=8.8Hz,2H),4.81(d,J=15.2Hz,1H),4.51(d,J=15.2Hz,1H),4.44-4.30(m,2H),4.22(d,J=13.2Hz,1H),3.83(s,3H),3.68(d,J=11.6Hz,1H),3.38-3.18(m,5H),2.60-2.37(m,2H),1.17-1.04(m,1H),0.57-0.48(m,2H),0.29-0.22(m,2H)。LC-MS:m/z 460[M+H]+。
実施例103:2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-6-(4-メトキシフェニル)-1’-(チアゾール-4-イルメチル)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順I:(NaBH3CN、HOAc、DCE)により、チアゾール-4-カルバルデヒドを用いて中間体8aから合成した。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ:8.76(d,J=2.0Hz,1H),8.07(s,1H),7.33(d,J=2.0Hz,1H),7.18(d,J=8.8Hz,2H),6.93(d,J=8.8Hz,2H),5.53(br s,1H),4.65(d,J=15.2Hz,1H),4.57(d,J=15.2Hz,1H),4.06(d,J=14.0Hz,1H),4.01(d,J=14.0Hz,1H),3.81(s,3H),3.51(d,J=9.6Hz,1H),3.43(d,J=9.6Hz,1H),3.29(m,2H),3.13-3.05(m,1H),3.02-2.92(m,1H),2.55-2.49(m,1H),2.46-2.39(m,1H),1.17-1.07(m,1H),0.59-0.49(m,2H),0.30-0.23(m,2H).LC-MS:m/z 477[M+H]+.
実施例104:1’-シクロヘキシル-2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-6-(4-メトキシフェニル)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順I:(NaBH3CN、HOAc、DCE)により、シクロヘキサノンを用いて中間体8aから合成した。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ:8.09(s,1H),7.18(d,J=8.8Hz,2H),6.94(d,J=8.8Hz,2H),5.54(br s,1H),4.70(d,J=15.2Hz,1H),4.55(d,J=15.2Hz,1H),3.82(s,3H),3.47(d,J=10.4Hz,1H),3.36-3.29(m,3H),2.98-2.92(m,1H),2.58-2.38(m,4H),1.77(m,2H),1.63-1.56(m,1H),1.47-1.34(m,2H),1.30-1.04(m,6H),0.60-0.50(m,2H),0.30-0.24(m,2H).LC-MS:m/z 462[M+H]+.
実施例105:3-(2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-6-(4-メトキシフェニル)-7-オキソ-6,7-ジヒドロ-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-1’-イル)シクロブタンカルボン酸メチル
表題化合物を、全般的手順I:(NaBH3CN、HOAc、DCE)により、3-オキソシクロブタンカルボン酸メチルを用いて中間体8aから合成した。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ:8.08(s,1H),7.18(d,J=8.8Hz,2H),6.94(d,J=8.8Hz,2H),5.45(br s,1H),4.65(d,J=15.2Hz,1H),4.59(d,J=15.2Hz,1H),3.82(s,3H),3.67(s,3H),3.41(d,J=9.6Hz,1H),3.34-3.28(m,2H),3.26-3.15(m,2H),3.00-2.92(m,1H),2.85-2.72(m,2H),2.57-2.48(m,1H),2.47-2.39(m,1H),2.37-2.26(m,4H),1.16-1.04(m,1H),0.58-0.50(m,2H),0.32-0.24(m,2H).LC-MS:m/z 492[M+H]+.
2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-6-(イソキサゾール-4-イル)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オン8bの調製
2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-6-(イソキサゾール-4-イル)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オン8bを、全般的手順I(ステップC~F)によりイソキサゾール-4-アミンから合成した。LC-MS:m/z 341[M+H]+。
実施例106:2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-1’-(イソキサゾール-3-イルメチル)-6-(イソキサゾール-4-イル)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順I:(NaBH3CN、HOAc、DCE)により、イソキサゾール-3-カルバルデヒドを用いて中間体8bから合成した。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ:9.29(s,1H),9.00(s,1H),8.82(s,1H),8.20(s,1H),7.37(t,J=5.6Hz,1H),6.52(s,1H),4.79(s,2H),3.77(s,2H),3.17-3.05(m,4H),2.87-2.74(m,2H),2.53-2.35(m,2H),1.13-1.01(m,1H),0.43-0.33(m,2H),0.25-0.16(m,2H).LC-MS:m/z 422[M+H]+.
実施例107:2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-6-(イソキサゾール-4-イル)-1’-(チアゾール-4-イルメチル)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順I:(NaBH3CN、HOAc、DCE)により、チアゾール-4-カルバルデヒドを用いて中間体8bから合成した。
1H NMR(400MHz,MeOD-d4)δ:9.14(s,1H),8.95(d,J=2.0Hz,1H),8.88(s,1H),8.19(s,1H),7.53(d,J=2.0Hz,1H),4.80(d,J=1.6Hz,2H),4.59(br,s,1H),4.03(s,2H),3.45(d,J=10.0Hz,1H),3.41(d,J=10.0Hz,1H),3.27(d,J=4.0Hz,1H),3.26(d,J=4.0Hz,1H),3.03(t,J=6.4Hz,2H),2.60-2.43(m,2H),1.18-1.05(m,1H),0.54-0.45(m,2H),0.29-0.22(m,2H).LC-MS:m/z 438[M+H]+.
実施例108:1’-((4-クロロ-1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-6-(イソキサゾール-4-イル)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順I:(NaBH3CN、HOAc、DCE)により、4-クロロ-1H-ピラゾール-3-カルバルデヒドを用いて中間体8bから合成した。
1H NMR(400MHz,MeOD-d4)δ::9.19(s,1H),8.92(s,1H),8.27(s,1H),7.76(br s,1H),4.86(s,2H),4.44-4.16(m,2H),4.05-3.75(m,2H),3.52-3.30(m,2H),3.28(dd,J=6.8Hz,2.4Hz,2H),2.67-2.57(m,1H),2.51-2.41(m,1H),1.19-1.07(m,1H),0.56-0.50(m,2H),0.30-0.25(m,2H).LC-MS:m/z 455[M+H]+.
6-(1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)-2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オン8cの調製
6-(1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)-2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オン8cを、全般的手順I(ステップC~F)により1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-アミンから合成した。LC-MS:m/z 390[M+H]+
実施例109:1’-((1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-6-(1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)-2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順I:(NaBH3CN、HOAc、DCE)により、1H-ピラゾール-3-カルバルデヒドを用いて中間体8cから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:12.55(br s,2H),8.26(s,1H),8.21(s,1H),7.69-7.42(m,3H),7.31(t,J=5.6Hz,1H),7.12(d,J=8.0Hz,1H),6.17(s,1H),4.77(d,J=15.6Hz,1H),4.69(d,J=15.2Hz,1H),3.85-3.67(m,2H),3.29-3.09(m,4H),2.69-2.71(m,2H),2.61-2.53(m,2H),1.17-1.03(m,1H),0.46-0.36(m,2H),0.27-0.17(m,2H).LC-MS:m/z 470[M+H]+.
6-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オン8dの調製
6-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オン8d を、全般的手順I(ステップE、F)により2,2,2-トリフルオロエタンアミンから合成した。LC-MS:m/z 408[M+H]+
実施例110:1’-((1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順I:(NaBH3CN、HOAc、DCE)により、1H-ピラゾール-3-カルバルデヒドを用いて中間体8dから合成した。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ:8.17(s,1H),7.52(d,J=1.2Hz,1H),7.18(d,J=8.8Hz,2H),6.94(d,J=8.8Hz,2H),6.19(s,1H),4.73(d,J=15.6Hz,1H),4.58(d,J=15.6Hz,1H),4.31-4.13(m,2H),3.99(d,J=14.0Hz,1H),3.89(d,J=14.0Hz,1H),3.82(s,3H),3.53-3.34(m,2H),3.16-3.05(m,1H),3.04-2.94(m,1H),2.68-2.55(m,1H),2.48-2.35(m,1H)二つのNHプロトンは示されない。LC-MS:m/z 488[M+H]+。
ステップH:6-(4-メトキシフェニル)-2-(メチルスルホニル)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オン
DCM(5mL)中の6-(4-メトキシフェニル)-2-(メチルスルホニル)-7-オキソ-6,7-ジヒドロ-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-1’-カルボン酸tert-ブチル(500mg、1.0mmol、1.0当量)の溶液に、室温でトリフルオロ酢酸(1.5mL)を加えた。得られた混合物を1時間攪拌し、その後反応混合物を、冷却NaHCO3(50mL、飽和水溶液)でクエンチして、DCM(50mL×2)で抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水(30mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥して、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=3/1~1/1)で精製して、白色固体として、6-(4-メトキシフェニル)-2-(メチルスルホニル)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オン(340mg、収率85%)を得た。LC-MS:m/z 389[M+H]+。
ステップI:1’-((1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-(メチルスルホニル)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オン
DCM(5mL)中の6-(4-メトキシフェニル)-2-(メチルスルホニル)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オン(100mg、0.26mmol、1.0当量)の溶液に、室温で、1H-ピラゾール-3-カルバルデヒド(50mg、0.52mmol、2.0当量)、およびAcOH(60.0μL、触媒量)を加えた。得られた混合物を1時間攪拌し、その後、NaBH3CN(16.0mg、0.25mmol、1.0当量)を加えた。0.5時間後、反応混合物を、氷水(10mL)でクエンチし、DCM(10mL×3)で抽出した。有機層を全て合わせて、飽和食塩水(30mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥して、減圧下で濃縮した。残渣を、逆相分取HPLC(RP-prep-HPLC)により精製して、白色固体として、1’-((1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-(メチルスルホニル)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オン(60.0mg、収率49%)を得た。LC-MS:m/z 469[M+H]+。
ステップJ:1’-((1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-2-(エチルアミノ)-6-(4-メトキシフェニル)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オン(実施例111)
DMSO(1mL)中の1’-((1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-(メチルスルホニル)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オン(60.0mg、0.13mmol、1.0当量)の溶液に、CsF(20.0mg、0.13mmol、1.0当量)、DIPEA(50.0mg、0.39mmol、3.0当量)および塩酸エタンアミン(ethanamine hydrochloride)(30.0mg、0.37mmol、3.0当量)を室温で加えた。得られた混合物を、80℃で一晩攪拌した。次いで反応混合物を、氷水(10mL)でクエンチし、DCM(10mL×3)で抽出した。有機層を全て合わせて、飽和食塩水(30mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥して、減圧下で濃縮した。残渣を、逆相分取HPLC(RP-prep-HPLC)により精製して、1’-((1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-N-エチル-6-(4-メトキシフェニル)-6,7-ジヒドロ-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-2-アミン(実施例111)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)(HCOOH塩)δ:8.26(br s,1H),8.19(s,1H),7.51(d,J=1.2Hz,1H),7.23(d,J=8.8Hz,2H),7.18(t,J=6.0Hz,1H),6.97(d,J=8.8Hz,2H),6.14(d,J=1.6Hz,1H),4.68(d,J=15.4Hz,1H),4.58(d,J=15.4Hz,1H),3.77(s,3H),3.67(s,2H),3.36-3.16(m,2H),3.13-3.10(m,2H),2.86-2.65(m,3H),2.52-2.41(m,2H),1.13(t,J=7.2Hz,3H)。LC-MS:m/z 434[M+H]+。
実施例112:1’-((1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-2-(シクロブチルアミノ)-6-(4-メトキシフェニル)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順I:(CsF、DIPEA、DMSO)により、シクロブタンアミンを用いて中間体10aから合成した。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ:8.11(s,1H),7.53(d,J=2.0Hz,1H),7.17(d,J=8.8Hz,2H),6.94(d,J=8.8Hz,2H),6.22(s,1H),4.70(d,J=15.2Hz,1H),4.53(d,J=15.2Hz,1H),4.49(d,J=8.0Hz,1H),4.45(d,J=8.0Hz,1H),4.09-4.04(m,1H),3.96(d,J=9.6Hz,1H),3.82(s,3H),3.57-3.48(m,1H),3.43(d,J=9.6Hz,1H),3.23-3.12(m,1H),3.07-2.96(m,1H),2.62-2.52(m,1H),2.48-2.36(m,3H),2.06-1.93(m,2H),1.86-1.70(m,2H).LC-MS:m/z 460[M+H]+.
実施例113:1’-((1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-2-(イソブチルアミノ)-6-(4-メトキシフェニル)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順I:(CsF、DIPEA、DMSO)により2-メチルプロパン-1-アミンを用いて中間体10aから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:12.79-12.41(br s,1H),8.18(s,1H),7.69-7.35(m,1H),7.29(br s,1H),7.24(d,J=8.8Hz,2H),6.97(d,J=8.8Hz,2H),6.12(s,1H),4.68(d,J=15.2Hz,1H),4.58(d,J=15.2Hz,1H),3.77(s,3H),3.65(s,2H),3.21-3.03(m,4H),2.85-2.65(m,2H),2.49-2.40(m,2H),1.99-1.81(m,1H),0.88(dd,J=6.8Hz,1.2Hz,6H).LC-MS:m/z 462[M+H]+.
実施例114:1’-((1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-2-(シクロプロピルメトキシ)-6-(4-メトキシフェニル)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順I:(ステップJ:代替的な条件:NaH、DMF)により、シクロプロピルメタノールを用いて中間体10aから合成した。
無水DMF(2mL)中のシクロプロピルメタノール(50mg、0.7mmol、4.0当量)の溶液に、NaH(鉱油中60%、57mg、1.4mmol、8.0当量)を0℃で加えた。得られた混合物を、0℃で1時間攪拌した。次に、10aの溶液(82mg、0.18mmol、1.0当量)を加えた。得られた混合物を、室温で1時間攪拌した。次いで反応を、氷冷NH4Cl(飽和水溶液、10mL)でクエンチし、DCM(10mL×3)で抽出した。合わせた抽出物を、飽和食塩水(20mL)で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥して、濃縮した。残渣を、逆相分取HPLC(RP-prep-HPLC)により精製して、1’-((1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-2-(シクロプロピルメトキシ)-6-(4-メトキシフェニル)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オンを得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:12.82-12.41(m,1H),8.50(s,1H),7.68-7.31(m,1H),7.26(d,J=8.8Hz,2H),6.98(d,J=8.8Hz,2H),6.13(s,1H),4.84(d,J=15.6Hz,1H),4.74(d,J=15.6Hz,1H),4.24-4.11(m,2H),3.77(s,3H),3.65(s,2H),3.20-3.05(m,2H),2.90-2.81(m,1H),2.76-2.66(m,1H),2.98-2.53(m,2H),1.37-124(m,1H),0.61-0.52(m,2H),0.39-0.33(m,2H).LC-MS:m/z 461[M+H]+.
実施例115:1’-((1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-2-((シクロプロピルメチル)チオ)-6-(4-メトキシフェニル)-5H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順I:(ステップJ:代替的な方法、NaH、DMF、実施例114で調製されるとおり)により、シクロプロピルメタンチオールを用いて中間体10aから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:12.56(brs,1H),8.55(s,1H),7.53(br s,1H),7.26(d,J=8.8Hz,2H),6.98(d,J=8.8Hz,2H),6.12(d,J=1.2Hz,1H),4.86(d,J=16.4Hz,1H),4.76(d,J=16.4Hz,1H),3.78(s,3H),3.65(s,2H),3.20-3.12(m,3H),3.03(dd,J=13.6Hz,7.2Hz,1H),2.94-2.84(m,1H),2.79-2.68(m,1H),2.59-2.43(m,2H),1.27-1.17(m,1H),0.58-0.46(m,2H),0.35-0.26(m,2H).LC-MS:m/z 477[M+H]+.
ステップA:8-(5-(ジメトキシメチル)-2-(メチルチオ)ピリミジン-4-イル)-1,4-ジオキサスピロ[4.5]デカン-8-カルボン酸メチル
THF(30mL)中の1,4-ジオキサスピロ[4.5]デカン-8-カルボン酸メチル(3.9g、19.8mmol、1.5当量)の溶液に、LiHMDS(THF中1M、26.4mL、26.4mmol、2.0当量)を、追加漏斗を介して、-78℃で、1時間かけて加えた。混合物を、-78℃で4時間攪拌した。次いで、THF(10mL)中の4-クロロ-5-(ジメトキシメチル)-2-(メチルチオ)ピリミジン(3.1g、13.2mmol、1.0当量)の溶液を加えた。反応混合物を室温に自然昇温し、さらに3時間攪拌した。次いで、反応混合物をNH4Cl(飽和水溶液、50mL)でクエンチし、EtOAc(50mL×3)で抽出した。有機層を合わせて、Na2SO4上で乾燥させて、濾過し、濃縮して、得られた残渣を、シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=20/1~4/1)により精製して、黄色油状物として、8-(5-(ジメトキシメチル)-2-(メチルチオ)ピリミジン-4-イル)-1,4-ジオキサスピロ[4.5]デカン-8-カルボン酸メチル(2.9g、収率55%)を得た。LC-MS:m/z 399[M+H]+。
ステップB:8-(5-ホルミル-2-(メチルチオ)ピリミジン-4-イル)-1,4-ジオキサスピロ[4.5]デカン-8-カルボン酸メチル
アセトン(80mL)中の8-(5-(ジメトキシメチル)-2-(メチルチオ)ピリミジン-4-イル)-1,4-ジオキサスピロ[4.5]デカン-8-カルボン酸メチル(1.6g、4.1mmol、1.0当量)の溶液に、p-TSA(68mg、0.4mmol、0.1当量)を加えた。得られた混合物を、室温で4時間攪拌した。反応混合物を、氷水(50mL)を加えることによりクエンチし、EtOAc(30mL×3)で抽出した。有機層を合わせて、Na2SO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮して、粗残渣を、無色油状物としてさらに精製することなく直接使用した(1.5g、未精製)。LC-MS:m/z 353[M+H]+
ステップC:6-(4-メトキシフェニル)-8-(1’,4’-ジオキサスピロ[4.5]デカン)-2-(メチルチオ)-5,6-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-7(8H)-オン
DCE(18ml)中の8-(5-ホルミル-2-(メチルチオ)ピリミジン-4-イル)-1,4-ジオキサスピロ[4.5]デカン-8-カルボン酸メチル(1.5g、4.3mmol、1.0当量)および4-メトキシアニリン(1.2g、9.5mmol、2.2当量)の溶液に、AcOH(0.9mL、15.1mmol、3.5当量)を加えた。得られた溶液を室温で1時間攪拌し、その後、NaBH3CN(0.7g、10.8mmol、2.5当量)を0.5時間かけていくつかに分割して加えて、得られた混合物を室温で一晩攪拌した。反応混合物を、氷水(10mL)でクエンチし、EtOAc(30mL×3)で抽出した。有機層を全て合わせて、Na2SO4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残渣をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1)により精製し、淡褐色固体として6-(4-メトキシフェニル)-8-(1’,4’-ジオキサスピロ[4.5]デカン)-2-(メチルチオ)-5,6-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-7(8H)-オン(1.4g、収率79%)を得た。LC-MS:m/z 428[M+H]+。
ステップD:6-(4-メトキシフェニル)-8-(1’,4’-ジオキサスピロ[4.5]デカン)-2-(メチルスルホニル)-5,6-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-7(8H)-オン
DCM(10mL)中の6-(4-メトキシフェニル)-8-(1’,4’-ジオキサスピロ[4.5]デカン)-2-(メチルチオ)-5,6-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-7(8H)-オン(470mg、1.1mmol、1.0当量)の溶液に、mCPBA(565mg、3.3mmol、3.0当量)を、0.5時間かけていくつかに分割して加えた。得られた混合物を、室温でさらに2時間攪拌した後で、氷水(20mL)でクエンチして、DCM(20mL×3)で抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水(30mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して、残渣をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=2/1~1/1)により精製し、白色固体として6-(4-メトキシフェニル)-8-(1’,4’-ジオキサスピロ[4.5]デカン)-2-(メチルスルホニル)-5,6-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-7(8H)-オン(475mg、収率94%)を得た。LCMS:m/z 460[M+H]+。
ステップE:8-(1’,4’-ジオキサスピロ[4.5]デカン)-6-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-5,6-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-7(8H)-オン
DMSO(15mL)中の6-(4-メトキシフェニル)-8-(1’,4’-ジオキサスピロ[4.5]デカン)-2-(メチルスルホニル)-5,6-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-7(8H)-オン(1.1g、2.5mmol、1.0当量)の溶液に、CsF(380mg、2.5mmol、1.0当量)、DIPEA(967mg、7.5mmol、3.0当量)および2,2,2-トリフルオロエタンアミン(740mg、7.5mmol、3.0当量)を室温で加えた。得られた混合物を80℃で一晩攪拌し、次いで水(10mL)を加えた。反応混合物を、DCM(20mL×3)で抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水(30mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥し、濾過して、減圧下で濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体として、8-(1’,4’-ジオキサスピロ[4.5]デカン)-6-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-5,6-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-7(8H)-オン(850mg、収率71%)を得た。LCMS:m/z 479[M+H]+。
ステップF:6’-(4-メトキシフェニル)-2’-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-5’H-スピロ[シクロヘキサン-1,8’-ピリド[4,3-d]ピリミジン]-4,7’(6’H)-ジオン
アセトン(2.0mL)中の8-(1’,4’-ジオキサスピロ[4.5]デカン)-6-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-5,6-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-7(8H)-オン(50.0mg、0.1mmol、1.0当量)の溶液に、1NのHCl(水溶液)(0.5mL、0.5mmol、5.0当量)を加えた。得られた溶液を、80℃で2時間攪拌した。次いで、反応混合物を濃縮して、逆相分取HPLC(RP-prep-HPLC)によって精製して、白色固体として所望の生成物(14mg、収率31%)を得た。LC-MS:m/z 435[M+H]
+。
ステップG:4-ヒドロキシ-6’-(4-メトキシフェニル)-2’-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-5’H-スピロ[シクロヘキサン-1,8’-ピリド[4,3-d]ピリミジン]-7’(6’H)-オン(実施例116)
THF(4mL)中の6’-(4-メトキシフェニル)-2’-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-5’H-スピロ[シクロヘキサン-1,8’-ピリド[4,3-d]ピリミジン]-4,7’(6’H)-ジオン(10mg、0.023mmol、1.0当量)の溶液に、-20℃でNaBH4(3.8mg、0.10mmol、4.0当量)を加えた。混合物を、-20℃で1時間攪拌した。次いで、反応をNH4Cl(飽和水溶液、5mL)でクエンチし、EtOAc(5mL×3)で抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水(30mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過して、濃縮した。残渣を逆相分取HPLC(RP-prep-HPLC)により精製して、4-ヒドロキシ-6’-(4-メトキシフェニル)-2’-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-5’H-スピロ[シクロヘキサン-1,8’-ピリド[4,3-d]ピリミジン]-7’(6’H)-オン(実施例116)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ:8.14(s,1H),7.17(d,J=8.4Hz,2H),6.94(d,J=8.4Hz,2H),5.50-5.34(m,1H),4.66(s,2H),4.28-4.13(m,2H),3.82(s,3H),3.83-3.72(m,1H),2.31-1.77(m,8H).LC-MS:m/z 437[M+H]+.
ステップA:1-(5-アミノ-1,3,4-チアジアゾール-2-イル)-6’-(4-メトキシフェニル)-2’-(メチルスルホニル)-5’H-スピロ[ピペリジン-4,8’-ピリド[4,3-d]ピリミジン]-7’(6’H)-オン
6’-(4-メトキシフェニル)-2’-(メチルスルホニル)-5’H-スピロ[ピペリジン-4,8’-ピリド[4,3-d]ピリミジン]-7’(6’H)-オン(全般的手順I、ステップA~DおよびH、(n=2)の手順で、ピペリジン-1,4-ジカルボン酸1-tert-ブチル4-エチルから調製。LC-MS:m/z 403[M+H]+)(150.0mg、0.37mmol、1.0当量)、5-ブロモ-1,3,4-チアジアゾール-2-アミン(80.0mg、0.45mmol、1.2当量)、TEA(75.0mg、0.74mmol、2.0当量)および3.0mLのDMFの混合物を、室温で1時間撹拌した。次に、反応混合物を減圧下で濃縮して、次いでシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、1-(5-アミノ-1,3,4-チアジアゾール-2-イル)-6’-(4-メトキシフェニル)-2’-(メチルスルホニル)-5’H-スピロ[ピペリジン-4,8’-ピリド[4,3-d]ピリミジン]-7’(6’H)-オン(100.0mg、収率54%)を得た。LC-MS:m/z 502[M+H]+。
ステップB:1-(5-アミノ-1,3,4-チアジアゾール-2-イル)-6’-(4-メトキシフェニル)-2’-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-5’H-スピロ[ピペリジン-4,8’-ピリド[4,3-d]ピリミジン]-7’(6’H)-オン(実施例117)
2.0mLのDMSO中の1-(5-アミノ-1,3,4-チアジアゾール-2-イル)-6’-(4-メトキシフェニル)-2’-(メチルスルホニル)-5’H-スピロ[ピペリジン-4,8’-ピリド[4,3-d]ピリミジン]-7’(6’H)-オン(100.0mg、0.2mmol、1.0当量)、CsF(30.0mg、0.2mmol、1.0当量)、DIPEA(78.0mg、0.6mmol、3.0当量)および2,2,2-トリフルオロエタンアミン(60.0mg、0.6mmol、3.0当量)の混合物を、80℃で3時間攪拌した。次いで、水(10.0mL)を加え、得られた混合物をDCM(20mL×3)で抽出した。有機層を全て合わせて、飽和食塩水(30mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥して、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を逆相分取HPLC(RP-prep-HPLC)により精製して、1-(5-アミノ-1,3,4-チアジアゾール-2-イル)-6’-(4-メトキシフェニル)-2’-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-5’H-スピロ[ピペリジン-4,8’-ピリド[4,3-d]ピリミジン]-7’(6’H)-オン(実施例117)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ::8.18(s,1H),7.17(d,J=9.2Hz,2H),6.95(d,J=9.2Hz,2H),5.45(t,J=6.4Hz,1H),4.71-4.68(br s,2H),4.69(s,2H),4.23-4.10(m,2H),3.82(s,3H),3.81-3.71(m,4H),2.35-2.29(m,2H),2.25-2.17(m,2H).LC-MS:m/z 5
ステップA:2,4-ジクロロ-5-(ジメトキシメチル)ピリミジン
MeOH(24.0mL)を含むフラスコに、2,4-ジクロロピリミジン-5-カルバルデヒド(1.5159g、1.0当量)、PPTS(215.0mg、0.1当量)およびオルトギ酸トリメチル(6.0mL)を加えた。反応混合物を65℃で14時間攪拌し、室温に冷却して、濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を油状物(1.4361g、収率75%)として得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ 8.73(s,1H),5.54(s,1H),3.38(s,7H)。LC-MS:m/z 223,225[M+H]+。
ステップB1-ベンジル-3-(2-クロロ-5-(ジメトキシメチル)ピリミジン-4-イル)ピロリジン-3-カルボン酸エチル
フラスコに、1-ベンジルピロリジン-3-カルボン酸エチル(314.0mg、1.5当量)およびTHF(10.0mL)を加えた。混合物を-78℃に冷却し、続いてLiHMDS(THF中1.0M、1.35mL、1.5当量)を添加して、-78℃で30分間攪拌した。この混合物に対して、2,4-ジクロロ-5-(ジメトキシメチル)ピリミジン(200.0mg、1.0当量)を-78℃で加えた。反応物を-78℃で30分間攪拌し、0℃に温めて、1時間攪拌した後で、シリカゲルでクエンチした。得られた混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(269.7mg、収率72%)を得た。LC-MS:m/z 420[M+H]+。
ステップC:1-ベンジル-3-(2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-5-(ジメトキシメチル)ピリミジン-4-イル)ピロリジン-3-カルボン酸エチル
マイクロ波反応チューブに、1-ベンジル-3-(2-クロロ-5-(ジメトキシメチル)ピリミジン-4-イル)ピロリジン-3-カルボン酸エチル(269.7mg、1.0当量)およびシクロプロピルメタンアミン(2.5mL)を加えた。反応は、バイオタージ社(Biotage)のマイクロ波反応装置を使用して120℃で20分間攪拌して、室温に冷却した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(201.8mg、収率69%)を得た。LC-MS:m/z 455[M+H]+。
ステップD:1-ベンジル-3-(2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-5-ホルミルピリミジン-4-イル)ピロリジン-3-カルボン酸エチル
アセトンを含むフラスコに、1NのHCl(0.4mL)および1-ベンジル-3-(2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-5-(ジメトキシメチル)ピリミジン-4-イル)ピロリジン-3-カルボン酸エチル(201.8mg、1.0当量)を加えた。反応は、22℃で30分間攪拌し、NaHCO3水溶液でクエンチした。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(165.7mg、収率91%)を得た。LC-MS:m/z 409[M+H]+。
ステップE:1’-ベンジル-2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-6-(4-メトキシベンジル)-5,6-ジヒドロ-7H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7-オン(実施例118)
フラスコに、1-ベンジル-3-(2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-5-ホルミルピリミジン-4-イル)ピロリジン-3-カルボン酸エチル(36.6mg、1.0当量)、(4-メトキシフェニル)メタンアミン(26uL、2.2当量)、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(28.5mg、1.5当量)、ジクロロエタン(DCE、2.0mL)および酢酸(15uL、3.0当量)を加えた。反応は、22℃で16時間攪拌した後で、NaHCO3水溶液でクエンチした。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(実施例118)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ 7.93(s,1H),7.46-7.39(m,2H),7.35-7.29(m,2H),7.27(d,J=7.1Hz,1H),7.19-7.12(m,2H),6.87-6.79(m,2H),4.75-4.59(m,2H),4.19-4.05(m,2H),3.98(s,2H),3.78(s,3H),3.47(d,J=10.2Hz,1H),3.34(d,J=10.2Hz,1H),3.27(t,J=6.3Hz,2H),3.20(s,1H),3.05(dt,J=9.3,7.1Hz,1H),2.57-2.38(m,2H),1.13-1.03(m,1H),0.58-0.47(m,2H),0.26(dt,J=6.0,4.5Hz,2H)。m/z 484[M+H]+。
全般的手順IIによる実施例119、実施例120、実施例121および実施例122の調製:
ステップA:3-(2-クロロ-5-(ジメトキシメチル)ピリミジン-4-イル)-1-(2-フルオロベンジル)ピロリジン-3-カルボン酸エチル
フラスコに、1-(2-フルオロベンジル)ピロリジン-3-カルボン酸エチル(2.02g、1.5当量、実施例118で調製されるとおり)とTHF(15.0mL)とを加えた。混合物を-78℃に冷却して、続いてLiHMDS(THF中1.0M、8.1mL、1.5当量)を加えた。反応は-78℃で40分間攪拌し、2,4-ジクロロ-5-(ジメトキシメチル)ピリミジン(1.1965g、1.0当量)を、-78℃で滴下して加えた。反応は、-78℃で1時間攪拌し、0℃に温めて、45分間攪拌した後で、シリカゲルでクエンチした。得られた混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1.30g、収率55%)を得た。LC-MS:m/z 438[M+H]+。
ステップB:3-(2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-5-(ジメトキシメチル)ピリミジン-4-イル)-1-(2-フルオロベンジル)ピロリジン-3-カルボン酸エチル
マイクロ波反応チューブに、3-(2-クロロ-5-(ジメトキシメチル)ピリミジン-4-イル)-1-(2-フルオロベンジル)ピロリジン-3-カルボン酸エチル(398.8mg、1.0当量)およびシクロプロピルメタンアミン(2.5mL)を加えた。反応は、バイオタージ社(Biotage)のマイクロ波反応装置を使用して120℃で20分間攪拌して、室温に冷却した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(312.3mg、収率73%)を得た。LC-MS:m/z 473[M+H]+。
ステップC:3-(2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-5-ホルミルピリミジン-4-イル)-1-(2-フルオロベンジル)ピロリジン-3-カルボン酸エチル
アセトンを含むフラスコに、3-(2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-5-(ジメトキシメチル)ピリミジン-4-イル)-1-(2-フルオロベンジル)ピロリジン-3-カルボン酸エチル(312.3mg、1.0当量)および1NのHCl(0.7mL)を加えた。反応は、22℃で15分間攪拌し、NaHCO3水溶液でクエンチした。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(230.0mg、収率82%)を得た。LC-MS:m/z 427[M+H]+。
2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-1’-(2-フルオロベンジル)-6-((2-メトキシピリジン-4-イル)メチル)-5,6-ジヒドロ-7H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7-オン(実施例119)。
全般的手順II(ステップD):フラスコに、3-(2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-5-ホルミルピリミジン-4-イル)-1-(2-フルオロベンジル)ピロリジン-3-カルボン酸エチル(30.0mg、1.0当量)、(6-メトキシピリジン-3-イル)メタンアミン(21.4mg、2.2当量)、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(22.4mg、1.5当量)、ジクロロエタン(DCE、2.0mL)および酢酸(14uL、3.0当量)を加えた。反応は、22℃で16時間攪拌した後で、NaHCO3水溶液でクエンチした。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(実施例119)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ 8.06(d,J=2.4Hz,1H),7.96(s,1H),7.52(dd,J=8.5,2.5Hz,2H),7.23(s,1H),7.11(t,J=7.4Hz,1H),7.01(t,J=9.1Hz,1H),6.70(d,J=8.5Hz,1H),4.73-4.58(m,2H),4.15(s,2H),3.92(d,J=0.8Hz,3H),3.89(s,2H),3.34-3.14(m,4H),3.02(s,2H),2.47(ddt,J=25.8,12.6,6.4Hz,2H),1.13-1.03(m,1H),0.62-0.44(m,2H),0.25(d,J=5.0Hz,2H)。LC-MS:m/z 503[M+H]+。
6-((1H-ピラゾール-5-イル)メチル)-2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-1’-(2-フルオロベンジル)-5,6-ジヒドロ-7H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7-オン(実施例120)。
全般的手順II(ステップD):フラスコに、3-(2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-5-ホルミルピリミジン-4-イル)-1-(2-フルオロベンジル)ピロリジン-3-カルボン酸エチル(30.0mg、1.0当量)、(6-メトキシピリジン-3-イル)メタンアミン(15.0mg、2.2当量)、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(22.4mg、1.5当量)、ジクロロエタン(DCE、2.0mL)および酢酸(14uL、3.0当量)を加えた。反応は、22℃で16時間攪拌した後で、NaHCO3水溶液でクエンチした。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(実施例120)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ 7.99(s,1H),7.50(t,J=5.0Hz,2H),7.21(ddd,J=7.4,5.5,1.9Hz,1H),7.11(td,J=7.5,1.3Hz,1H),7.01(ddd,J=9.7,8.1,1.3Hz,1H),6.25(d,J=2.1Hz,1H),4.72(s,2H),4.29(s,2H),3.90(s,2H),3.38-3.13(m,4H),3.02(d,J=7.0Hz,2H),2.51(dt,J=12.7,6.5Hz,1H),2.40(dt,J=12.6,6.6Hz,1H),1.13-1.01(m,1H),0.59-0.47(m,2H),0.25(dt,J=6.1,4.5Hz,2H)。LC-MS:m/z 462[M+H]+。
実施例121:2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-1’-(2-フルオロベンジル)-6-(イソキサゾール-4-イル)-5,6-ジヒドロ-7H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7-オン
全般的手順II(ステップD):1,2-ジクロロエタン(0.7ml)中の3-((2-シクロプロピルメチルアミノ)-5-ホルミルピリミジン-4-イル)-1-(2-フルオロベンジル)ピロリジン-3-カルボン酸エチル(60mg、0.14mmol、1当量)の溶液に、イソキサゾール-4-アミン塩酸塩(25.4mg、0.21mmol、1.5当量)を加えた。混合物を、75℃で1時間攪拌した。反応物を60℃に冷却した後で、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(60mg、0.28mmol、2当量)を加え、さらに3時間攪拌した。粗反応混合物をカラムクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)、100:0~80:20 ジクロロメタン:メタノール)により精製して、表題化合物(実施例121)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ 9.01(s,1H),8.66(s,1H),8.15(s,1H),7.50-7.44(m,1H),7.21(t,J=6.6Hz,1H),7.10(t,J=7.4Hz,1H),7.01(t,J=9.1Hz,1H),5.35(s,1H),4.66(s,2H),3.86(s,2H),3.28(td,J=7.2,6.4,3.0Hz,3H),3.20(d,J=9.4Hz,1H),2.99(t,J=6.6Hz,2H),2.56(d,J=10.0Hz,2H),1.09(s,1H),0.60-0.51(m,2H),0.27(d,J=5.0Hz,2H)。LC-MS:m/z 449[M+H]+。
実施例122:2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-1’-(2-フルオロベンジル)-6-(1H-ピラゾール-4-イル)-5,6-ジヒドロ-7H-スピロ[ピリド[4,3-d]ピリミジン-8,3’-ピロリジン]-7-オン
全般的手順II(ステップD):1,2-ジクロロエタン(0.7ml)中の3-((2-シクロプロピルメチルアミノ)-5-ホルミルピリミジン-4-イル)-1-(2-フルオロベンジル)ピロリジン-3-カルボン酸エチル(60mg、0.14mmol、1当量)および酢酸(0.025mL、0.42mmol、3当量)の混合物に、イソキサゾール-4-アミン塩酸塩(25.4mg、0.21mmol、1.5当量)を加えた。混合物を、室温で2時間攪拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(60mg、0.28mmol、2当量)を加え、混合物を室温で48時間攪拌した。粗反応混合物をカラムクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)、100:0~80:20 ジクロロメタン:メタノール)により精製した。適切な画分を貯留し、濃縮して、残渣を飽和NaHCO3溶液で洗浄し、ジクロロメタン(2×5mL)で抽出した。有機抽出物を合わせて、Na2SO4上で乾燥し、濃縮して、表題化合物(実施例122)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ 8.12(s,1H),7.96(s,2H),7.46(t,J=7.4Hz,1H),7.18(d,J=7.0Hz,1H),7.10-7.04(m,1H),6.98(dd,J=9.9,8.2Hz,1H),5.34(s,1H),4.66(s,2H),3.84(d,J=2.5Hz,2H),3.32-3.18(m,4H),2.97(d,J=5.5Hz,2H),2.54(d,J=19.0Hz,3H),1.07(ddt,J=10.4,7.4,3.7Hz,1H),0.55-0.49(m,2H),0.25(q,J=5.1Hz,2H)。LC-MS:m/z 448[M+H]+。
ステップA:4-クロロ-5-(ジメトキシメチル)-2-(メチルチオ)ピリミジン
4-クロロ-2-(メチルチオ)ピリミジン-5-カルバルデヒド(15.0g、79.8mmol、1.0当量)およびp-TsOH・H
2O(90.0mg、0.473mmol、0.006当量)をトルエン(75.0mL)中に溶解した。オルトギ酸トリエチル(42.3g、399.0mmol、5.0当量)を0℃で溶液に加えた。得られた溶液を、30℃でさらに14時間攪拌した。その後、混合物を直接濃縮した。残渣をDCM(50.0mL)中に再溶解し、(PE/EA=10/1)で溶離するシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーで精製し、無色油状物として所望の生成物(18g、収率96%)を得た。LC-MS(ESI):m/z 235[M+H]
+。
ステップB:2-(4-クロロフェニル)-2-(5-(ジメトキシメチル)-2-(メチルチオ)ピリミジン-4-イル)酢酸メチル
2-(4-クロロフェニル)酢酸メチル(31.6g、170.9mmol、2.0当量)を無水THF(200mL)中に溶解して、N2雰囲気下で-65℃に冷却した。LiHMDS(1N、THF中、256mL、256.0mmol、3.0当量)を、-65℃で溶液に滴下して加えた。加えた後、得られた混合物を-65℃で2時間攪拌し、次いで無水THF(80mL)中の4-クロロ-5-(ジメトキシメチル)-2-(メチルチオ)ピリミジン(20g、85.4mmol、1.0当量)の溶液を、追加漏斗を介して反応混合物に滴下して加えた。加えて、反応混合物をゆっくりと室温に温め、室温で14時間攪拌した。この時点で、混合物をNH4Cl(飽和水溶液、500mL)でクエンチし、EA(500mL×3)で抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水(500mL)で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥して、減圧下で濃縮した。残渣を、(PE/EA=10:1~5:1)で溶離するシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、黄色固体として所望の生成物(30g、収率93%)を得た。LC-MS:m/z 383[M+H]+。
ステップC:2-(4-クロロフェニル)-2-(5-(ジメトキシメチル)-2-(メチルスルホニル)ピリミジン-4-イル)酢酸メチル
DCM(500mL)中の2-(4-クロロフェニル)-2-(5-(ジメトキシメチル)-2-(メチルチオ)ピリミジン-4-イル)酢酸メチル(30g、78.3mmol、1.0当量)の溶液に、3-クロロペルオキシ安息香酸(40.4g、235.1mmol、3.0当量)を1時間かけて分割して加えた。混合物を、室温で4時間攪拌した。反応混合物をDCM(1L)で希釈し、NaHCO3(飽和水溶液、1L×3)で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣を、(PE/EA=10:1~2:1)で溶離するシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、白色固体として所望の生成物(27g、収率83%)を得た。LC-MS:m/z 415[M+H]+。
ステップD:2-(4-クロロフェニル)-2-(5-(ジメトキシメチル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリミジン-4-イル)酢酸メチル
DMSO(150mL)中の2-(4-クロロフェニル)-2-(5-(ジメトキシメチル)-2-((2,2,2-トリフルオロ-エチル)アミノ)ピリミジン-4-イル)酢酸メチル(15g、36.1mmol、1.0当量)、CsF(5.5g、36.1mmol、1.0当量)、DIPEA(23.3g、180.5mmol、5.0当量)、および2,2,2-トリフルオロエタンアミン(35.8g、361.5mmol、10当量)の混合物を、密封管内で100℃で一晩攪拌した。その後、反応混合物を濃縮して、過剰な2,2,2-トリフルオロエタンアミンを除去した。得られた残渣を氷水(500mL)に注ぎ、EA(500mL×3)で抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水(500mL)で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥して、減圧下で濃縮した。残渣を、(PE/EA=5:1~3:1)で溶離するシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、黄色固体として所望の生成物(10g、収率64%)を得た。LC-MS:m/z 434[M+H]+。
ステップE:8-(4-クロロフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
2-(4-クロロフェニル)-2-(5-(ジメトキシメチル)-2-((2,2,2-トリフルオロ-エチル)アミノ)ピリミジン-4-イル)酢酸メチル(30g、69.1mmol、1.0当量)、NH4OAc(180g、779mmol、11.3当量)、AcOH(75mL)およびトルエン(150mL)の混合物を、100℃でさらに14時間攪拌した。その後、混合物を減圧下で濃縮し、残渣を氷水(500mL)に注いだ。この混合物を濾過し、回収した沈殿物をNaHCO3(飽和水溶液、500mL)で洗浄して、続いて水(1L)で洗浄した。得られた固体を真空乾燥して、黄色固体として所望の生成物(21g、収率85%)を得た。LC-MS:m/z 355[M+H]+。
ステップF:(方法A:ウルマンカップリング)。8-(4-クロロフェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(実施例123)
8-(4-クロロフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミ-ジン-7(6H)-オン(100mg、0.28mmol、1.0当量)、5-ブロモ-2-メチル-2H-インダゾール(119mg、0.56mmol、2.0当量)、CuI(5.4mg、0.028mmol、0.1当量)、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン(8.1mg、0.056mmol、0.2当量)、Cs2CO3(276mg、0.847mmol、3.0当量)およびジオキサン(2mL)の混合物を100℃、N2雰囲気下で、16時間攪拌した。粗混合物を減圧下で濃縮し、得られた残渣をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製して、8-(4-クロロフェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(実施例123)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.97(s,1H),8.91(s,1H),8.59(t,J=6.4Hz,1H),8.51(s,1H),7.89(d,J=1.6Hz,1H),7.72-7.64(m,3H),7.38-7.28(m,3H),4.22(s,3H),4.12-4.03(m,2H).LC-MS:m/z 485[M+H]+.
実施例124:8-(4-クロロフェニル)-6-(1,2-ジメチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、Cs2CO3、1,4-ジオキサン、100℃)により、6-ブロモ-1,2-ジメチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾールを用いて、中間体6aから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.98(s,1H),8.89(s,1H),8.59(t,J=6.4Hz,1H),7.74(d,J=2.0Hz,1H),7.67(d,J=8.4Hz,2H),7.63(d,J=8.8Hz,1H),7.35(d,J=8.4Hz,2H),7.26(dd,J=8.4,2.0Hz,1H),4.15-4.01(m,2H),3.75(s,3H),2.57(s,3H).LC-MS:m/z 499[M+H]+.
実施例125:6-(ベンゾ[c]イソチアゾール-5-イル)-8-(4-クロロフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、Cs2CO3、1,4-ジオキサン、100℃)により、5-ブロモベンゾ[c]イソチアゾールを用いて中間体6aから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.94(s,1H),8.99(s,1H),8.98(s,1H),8.65(t,J=6.4Hz,1H),8.15(d,J=1.2Hz,1H),7.91(d,J=9.2Hz,1H),7.69(d,J=8.4Hz,2H),7.63(dd,J=9.2,2.0Hz,1H),7.36(d,J=8.4Hz,2H),4.16-4.03(m,2H).LC-MS:m/z 488[M+H]+.
実施例126:8-(4-クロロフェニル)-6-(2-メチル-2H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-5-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、Cs2CO3、1,4-ジオキサン、100℃)により、5-ブロモ-2-メチル-2H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジンを用いて中間体6aから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.98(s,1H),8.97(s,1H),8.67(d,J=2.4Hz,1H),8.65(t,J=6.4Hz,1H),8.60(s,1H),8.45(d,J=2.4Hz,1H),7.68(d,J=8.4Hz,2H),7.36(d,J=8.8Hz,2H),4.26(s,3H),4.15-4.03(m,2H).LC-MS:m/z 486[M+H]+.
実施例127:8-(4-クロロフェニル)-6-(1-シクロプロピル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、Cs2CO3、1,4-ジオキサン、100℃)により、6-ブロモ-1-シクロプロピル-1H-ベンゾ[d]イミダゾールを用いて中間体6aから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.99(s,1H),8.91(s,1H),8.60(t,J=6.8Hz,1H),8.38(s,1H),7.87(d,J=1.6Hz,1H),7.78(d,J=8.8Hz,1H),7.68(d,J=8.4Hz,2H),7.36(d,J=8.4Hz,1H),7.35(d,J=8.8Hz,2H),4.16-4.02(m,2H),3.57-3.48(m,1H),1.13-1.04(m,4H).LC-MS:m/z 511[M+H]+.
実施例128:8-(4-クロロフェニル)-6-(1-イソプロピル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、Cs2CO3、1,4-ジオキサン、100℃)により、6-ブロモ-1-イソプロピル-1H-ベンゾ[d]イミダゾールを用いて中間体6aから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.00(s,1H),8.94(s,1H),8.62(t,J=6.4Hz,1H),8.51(s,1H),7.93(d,J=1.6Hz,1H),7.78(d,J=8.4Hz,1H),7.18(d,J=8.4Hz,2H),7.36(d,J=8.4Hz,2H),7.34(dd,J=8.4,1.6Hz,1H),4.84-4.74(m,1H),4.16-4.03(m,2H),1.55(d,J=6.8Hz,6H).LC-MS:m/z 513[M+H]+.
実施例129:6-(ベンゾ[d]チアゾール-6-イル)-8-(4-クロロフェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、Cs2CO3、1,4-ジオキサン、100℃)により、6-ブロモベンゾ[d]チアゾールを用いて中間体6aから合成した。LC-MS:m/z 488[M+H]+。
実施例130:8-(4-クロロフェニル)-6-(ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、Cs2CO3、1,4-ジオキサン、100℃)により、5-ブロモピラゾロ[1,5-a]ピリジンを用いて中間体6aから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.98(s,1H),8.96(s,1H),8.83(d,J=7.6Hz,1H),8.67(t,J=6.4Hz,1H),8.13(d,J=2.0Hz,1H),7.99(s,1H),7.68(d,J=8.4Hz,2H),7.37(d,J=8.4Hz,2H),7.09(dd,J=7.2Hz,2.0Hz,1H),6.79(d,J=1.2Hz,1H),4.19-4.01(m,2H).LC-MS:m/z 471[M+H]+.
実施例131:8-(4-クロロフェニル)-6-(シンノリン-6-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、Cs2CO3、1,4-ジオキサン、100℃)により、6-ブロモシンノリンを用いて中間体6aから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:9.51(d,J=6.0Hz,1H),9.05(s,1H),9.02(s,1H),8.73(d,J=6.4Hz,1H),8.63(d,J=8.8Hz,1H),8.37(d,J=2.0Hz,1H),8.36(d,J=5.6Hz,1H),8.16(dd,J=9.2Hz,2.4Hz,1H),7.71(d,J=8.8Hz,2H),7.39(d,J=8.8Hz,2H),4.18-4.03(m,2H).LC-MS:m/z 483[M+H]+.
実施例132:8-(4-クロロフェニル)-6-(2,3-ジメチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、Cs2CO3、1,4-ジオキサン、100℃)により、5-ブロモ-2,3-ジメチル-2H-インダゾールを用いて中間体6aから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.99(s,1H),8.92(s,1H),8.59(t,J=6.4Hz,1H),7.89(d,J=1.2Hz,1H),7.68(d,J=8.4Hz,2H),7.61(d,J=8.8Hz,1H),7.36(d,J=8.8Hz,2H),7.29(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),4.15-4.02(m,2H),4.11(s,3H),2.64(s,3H).LC-MS:m/z 499[M+H]+.
実施例133:8-(4-クロロフェニル)-6-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、Cs2CO3、1,4-ジオキサン、100℃)により、5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフランを用いて中間体6aから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.96(s,1H),8.82(s,1H),8.58(t,J=6.4Hz,1H),7.66(d,J=8.4Hz,2H),7.04(s,1H),7.35(d,J=8.4Hz,2H),7.24(d,J=8.4Hz,1H),6.91(d,J=8.4Hz,1H),4.63(d,J=8.8Hz,2H),2.82(d,J=8.8Hz,2H),4.15-4.03(m,2H),3.26(t,J=8.8Hz,2H).LC-MS:m/z 473[M+H]+.
実施例134:8-(4-クロロフェニル)-6-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、Cs2CO3、1,4-ジオキサン、100℃)により、6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジンを用いて中間体6aから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO- d6)δ 8.98(s,1H),8.97(s,1H),8.69(t,J=6.4Hz,1H),8.08(s,1H),8.17(d,J=9.2Hz,1H),8.12(s,1H),7.77 - 7.63(m,3H),7.43(dd,J=9.2Hz,1.6Hz,1H),7.37(d,J=8.8Hz,2H),4.17-4.03(m,2H).LC-MS:m/z 471[M+H]+.
実施例135:8-(4-クロロフェニル)-6-(1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、Cs2CO3、1,4-ジオキサン、100℃)により、6-ブロモ-1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾールを用いて中間体6aから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.99(s,1H),8.91(s,1H),8.61(t,J=6.4Hz,1H),8.34(s,1H),7.85(d,J=2.0Hz,1H),7.78(d,J=8.4Hz,1H),7.68(d,J=8.8Hz,2H),7.36(d,J=8.8Hz,2H),7.35(dd,J=8.0Hz,2.0Hz,1H),4.15-4.02(m,2H),3.87(s,3H).LC-MS:m/z 485[M+H]+.
実施例136:6-([1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-6-イル)-8-(4-クロロフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、Cs2CO3、1,4-ジオキサン、100℃)により、6-ブロモ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジンを用いて中間体6aから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:9.41(s,1H),9.00(s,1H),8.98(s,1H),8.95(s,1H),8.72(t,J=6.4Hz,1H),7.92(d,J=9.6Hz,1H),7.68(d,J=8.4Hz,2H),7.58(dd,J=9.6Hz,1.6Hz,1H),7.37(d,J=8.4Hz,2H),4.17-4.03(m,2H).LC-MS:m/z 472[M+H]+.
実施例137:8-(4-クロロフェニル)-6-(2-(2-(ジメチルアミノ)エチル)-2H-インダゾール-5-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、Cs2CO3、1,4-ジオキサン、100℃)により、2-(5-ブロモ-2H-インダゾール-2-イル)-N,N-ジメチルエタンアミンを用いて中間体6aから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.97(s,1H),8.92(s,1H),8.59(t,J=6.4Hz,1H),8.55(s,1H),7.90(d,J=1.2Hz,1H),7.71(d,J=9.2Hz,1H),7.68(d,J=8.8Hz,2H),7.35(d,J=8.8Hz,2H),7.33(dd,J=9.2Hz,2.0 H,1H),4.56(t,J=6.4Hz,2H),4.14-4.03(m,2H),2.81(t,J=6.4Hz,1H),2.18(s,6H).LC-MS:m/z 542[M+H]+.
実施例138:8-(4-クロロフェニル)-6-(2-メチルベンゾ[d]オキサゾール-5-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、Cs2CO3、1,4-ジオキサン、100℃)により、5-ブロモ-2-メチルベンゾ[d]オキサゾールを用いて中間体6aから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.97(s,1H),8.90(s,1H),8.61(t,J=6.4Hz,1H),7.91(s,1H),7.83(d,J=8.8Hz,1H),7.67(d,J=8.4Hz,2H),7.52(d,J=8.4Hz,1H),7.35(d,J=8.4Hz,2H),4.16-4.01(m,2H),2.67(s,3H).LC-MS:m/z 486[M+H]+.
実施例139:8-(4-クロロフェニル)-6-(キノリン-6-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、Cs2CO3、1,4-ジオキサン、100℃)により、6-ブロモキノリンを用いて中間体6aから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.03(d,J=4.0Hz,1.6Hz,1H),9.02(s,1H),9.00(s,1H),8.67(t,J=6.4Hz,1H),8.48(d,J=8.0Hz,1H),8.24(d,J=2.0Hz,1H),8.17(d,J=9.2Hz,1H),7.94(dd,J=9.2Hz,2.4Hz,1H),7.70(d,J=8.4Hz,2H),7.66(dd,J=8.4Hz,4.0Hz,1H),7.38(d,J=8.4Hz,2H),4.17-4.03(m,2H).LC-MS:m/z 482[M+H]+.
実施例140:8-(4-クロロフェニル)-6-(1-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、Cs2CO3、1,4-ジオキサン、100℃)により、5-ブロモ-1-メチルピリジン-2(1H)-オンを用いて中間体6aから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.95(s,1H),8.86(s,1H),8.65(t,J=6.4Hz,1H),8.14(d,J=2.8Hz,1H),7.65(d,J=8.4Hz,2H),7.63(dd,J=9.6Hz,2.8Hz,1H),7.35(d,J=8.8Hz,2H),6.48(d,J=9.6Hz,1H),4.14-4.00(m,2H),3.48(s,3H)。LC-MS:m/z 462[M+H]+。
実施例141:8-(4-クロロフェニル)-6-(1-エチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、Cs2CO3、1,4-ジオキサン、100℃)により、6-ブロモ-1-エチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾールを用いて中間体6aから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.98(s,1H),8.92(s,1H),8.60(t,J=6.4,1H),8.41(s,1H),7.90(d,J=1.6Hz,1H),7.78(d,J=8.4Hz,1H),7.68(d,J=8.4Hz,2H),7.36(d,J=8.4Hz,2H),7.34(dd,J=8.4Hz,2.0Hz,1H),4.31(q,J=7.2Hz,2H),4.15-4.02(m,2H),1.43(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 499[M+H]+.
実施例142:8-(4-クロロフェニル)-6-(2H-インダゾール-5-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、Cs2CO3、1,4-ジオキサン、100℃)により、次いで全般的手順I(ステップF)によりTFAでの脱保護により、5-ブロモ-2-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-2H-インダゾールを用いて中間体6aから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:13.37(s,1H),8.97(s,1H),8.92(s,1H),8.60(t,J=6.4Hz,1H),8.21(s,1H),7.95(d,J=1.6Hz,1H),7.72-7.65(m,3H),7.48(dd,J=8.8Hz,2.0Hz,1H),7.35(d,J=8.8Hz,2H),4.16-4.02(m,2H).LC-MS:m/z 471[M+H]+.
8-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン6bの調製
8-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン6bを、全般的手順III(ステップB~E)により2-(4-メトキシフェニル)酢酸メチルから合成した。LC-MS:m/z 351[M+H]+。
実施例143:6-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-8-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジンを用いて中間体6bから合成した。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.75(s,1H),8.45(s,1H),8.16(s,1H),7.78(d,J=10.0Hz,1H),7.76(s,1H),7.71-7.65(m,3H),7.25(dd,J=10.0,2.0Hz,1H),6.96(d,J=8.8Hz,2H),5.81(t,J=6.4Hz,1H),4.21-4.07(m,2H),3.86(s,3H).LC-MS:m/z 467[M+H]+.
実施例144:8-(4-メトキシフェニル)-6-(キノキサリン-6-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、6-ブロモキノキサリンを用いて中間体6bから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.88(d,J=2.0Hz,1H),8.86(d,J=2.0Hz,1H),8.70(s,1H),8.19(s,1H),8.18(d,J=8.8Hz,1H),8.11(d,J=2.4Hz,1H),7.91(dd,J=8.8Hz,2.4Hz,1H),7.66(d,J=8.8Hz,2H),6.89(d,J=8.8Hz,2H),5.71(t,J=6.4Hz,1H),4.14-4.03(m,2H),3.79(s,3H).LC-MS:m/z 479[M+H]+.
実施例145:8-(4-メトキシフェニル)-6-(4-メチル-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]オキサジン-6-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、6-ブロモ-4-メチル-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]オキサジンを用いて中間体6bから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.69(s,1H),8.13(s,1H),7.72(d,J=8.4Hz,2H),6.94(d,J=8.8Hz,2H),6.84(d,J=8.0Hz,1H),6.69(d,J=8.8Hz,1H),6.61(dd,J=8.0Hz,2.4Hz,1H),5.72(t,J=6.4Hz,1H),4.32(t,J=4.4Hz,2H),4.18-4.06(m,2H),3.84(s,3H),3.31(t,J=4.4Hz,2H),2.88(s,3H).LC-MS:m/z 498[M+H]+.
実施例146:8-(4-メトキシフェニル)-6-(キナゾリン-6-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、6-ブロモキナゾリンを用いて中間体6bから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.73(s,1H),9.43(s,1H),9.00(s,1H),8.97(s,1H),8.61(t,J=6.4Hz,1H),8.44(d,J=2.0Hz,1H),8.23(dd,J=8.8Hz,2.4Hz,1H),8.18(d,J=8.8Hz,1H),7.62(d,J=8.4Hz,2H),6.89(d,J=8.8Hz,2H),4.18-4.04(m,2H),3.78(s,3H).LC-MS:m/z 479[M+H]+.
実施例147:6-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-8-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフランを用いて中間体6bから合成した。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.70(s,1H),8.13(s,1H),7.71(d,J=8.8Hz,2H),7.31(s,1H),7.11(dd,J=8.4Hz,2.0Hz,1H),6.94(d,J=8.8Hz,2H),6.87(d,J=8.4Hz,1H),5.69(t,J=5.6Hz,1H),4.66(t,J=8.8Hz,2H),4.21-4.07(m,2H),3.85(s,3H),3.27(t,J=8.8Hz,2H).LC-MS:m/z 469[M+H]+.
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン6cの調製
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン6cを、全般的手順III(ステップB~E)により2-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)酢酸メチルから合成した。LC-MS:m/z 387[M+H]+。
実施例148:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、5-ブロモ-2-メチル-2H-インダゾールを用いて中間体6cから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.97(s,1H),8.90(s,1H),8.57(t,J=6.4Hz,1H),8.51(s,1H),7.90(d,J=1.2Hz,1H),7.72-7.69(m,3H),7.34(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),7.26(t,JHF=74.4Hz,1H),7.11(d,J=8.8Hz,2H),4.22(s,3H),4.15-4.02(m,2H).LC-MS:m/z 517[M+H]+.
実施例149:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(2-メチルベンゾ[d]オキサゾール-5-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、5-ブロモ-2-メチルベンゾ[d]オキサゾールを用いて中間体6cから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.97(s,1H),8.89(s,1H),8.59(t,J=6.0Hz,1H),7.91(d,J=2.0Hz,1H),7.84(d,J=8.4Hz,1H),7.70(d,J=8.8Hz,2H),7.52(dd,J=8.8Hz,2.0Hz,1H),7.26(t,JHF=74.4Hz,1H),7.11(d,J=8.8Hz,2H),4.15-4.01(m,2H),2.67(s,3H).LC-MS:m/z 518[M+H]+.
実施例150:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(2-メチルベンゾ[d]チアゾール-6-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、6-ブロモ-2-メチルベンゾ[d]チアゾールを用いて中間体6cから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.98(s,1H),8.94(s,1H),8.63(t,J=6.4Hz,1H),8.29(d,J=2.0Hz,1H),8.07(d,J=8.4Hz,1H),7.71(d,J=8.8Hz,2H),7.65(dd,J=8.8Hz,2.4Hz,1H),7.27(t,JHF= 74.4Hz,1H),7.12(d,J=8.8Hz,2H),4.15-4.03(m,2H),2.87(s,3H).LC-MS:m/z 534[M+H]+.
実施例151:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、6-ブロモ-1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾールを用いて中間体6cから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.98(s,1H),8.70(s,1H),8.59(t,J=6.4Hz,1H),8.35(br s,1H),7.86(d,J=1.2Hz,1H),7.78(d,J=8.4Hz,1H),7.70(d,J=8.8Hz,2H),7.34(d,J=8.4Hz,2.0Hz,1H),7.28(t,JHF=74.4Hz,1H),7.11(d,J=8.8Hz,2H),4.15-4.02(m,2H),3.87(s,3H).LC-MS:m/z 517[M+H]+.
実施例152:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(2-エチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、5-ブロモ-2-エチル-2H-インダゾールを用いて中間体6cから合成した。
1HNMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.97(s,1H),8.89(s,1H),8.57(t,J=6.4Hz,1H),8.56(s,1H),7.90(d,J=1.2Hz,1H),7.75-7.67(m,3H),7.33(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),7.26(t,JHF=74.4Hz,1H),7.11(d,J=8.4Hz,2H),4.51(q,J=7.2Hz,2H),4.17-4.02(m,2H),1.54(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 531[M+H]+.
実施例153:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(2-イソプロピル-2H-インダゾール-5-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、5-ブロモ-2-イソプロピル-2H-インダゾールを用いて中間体6cから合成した。
1HNMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.97(s,1H),8.88(s,1H),8.58(s,1H),8.57(t,J=6.4Hz,1H),7.88(d,J=1.6Hz,1H),7.75-7.67(m,3H),7.32(dd,J=8.8Hz,2.0Hz,1H),7.26(t,JHF=74.4Hz,1H),7.11(d,J=8.8Hz,2H),4.89(hept,J=6.8Hz,1H),4.15-4.02(m,2H),1.58(d,J=6.8Hz,6H)。LC-MS:m/z 545[M+H]+。
実施例154:6-(2-シクロプロピル-2H-インダゾール-5-イル)-8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、5-ブロモ-2-シクロプロピル-2H-インダゾールを用いて中間体6cから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.98(s,1H),8.89(s,1H),8.65(s,1H),8.57(t,J=6.4Hz,1H),7.87(d,J=1.6Hz,1H),7.73-7.66(m,3H),7.33(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),7.26(t,JHF=74.4Hz,1H),7.11(d,J=8.4Hz,2H),4.27-4.17(m,1H),4.15-4.01(m,2H),1.37-1.28(m,2H),1.19-1.10(m,2H).LC-MS:m/z 543[M+H]+.
実施例155:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(1-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N
1,N
2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、5-ブロモ-1-メチルピリジン-2(1H)-オンを用いて中間体6cから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.95(s,1H),8.86(s,1H),8.66(t,J=6.4Hz,1H),8.16(d,J=2.0Hz,1H),7.67(d,J=8.8Hz,2H),7.63(dd,J=10.0Hz,2.8Hz,1H),7.28(t,JHF=74.4Hz,1H),7.11(d,J=8.8Hz,2H),6.48(d,J=9.2Hz,1H),4.14-4.02(m,2H),3.48(s,3H).LC-MS:m/z 494[M+H]+.
実施例156:6-(ベンゾ[d]チアゾール-6-イル)-8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、6-ブロモベンゾ[d]チアゾールを用いて中間体6cから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.55(s,1H),8.98(s,1H),8.96(s,1H),8.64(t,J=6.0Hz,1H),8.44(d,J=1.2Hz,1H),8.26(d,J=8.4Hz,1H),7.78-7.66(m,3H),7.27(t,JHF=74.4Hz,1H),7.13(d,J=8.4Hz,2H),4.18-4.02(m,2H).LC-MS:m/z 520[M+H]+.
実施例157:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジンを用いて中間体6cから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.16(s,1H),9.00(s,1H),8.95(s,1H),8.70(t,J=6.4Hz,1H),8.27(s,1H),7.91(s,1H),7.90(d,J=9.6Hz,1H),7.77(d,J=9.2Hz,1H),7.70(d,J=8.8Hz,2H),7.27(t,JHF=74.4Hz,1H),7.13(d,J=8.8Hz,2H),4.17-4.03(m,2H).LC-MS:m/z 503[M+H]+.
実施例158:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(2,3-ジメチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、5-ブロモ-2,3-ジメチル-2H-インダゾールを用いて中間体6cから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.98(s,1H),8.90(s,1H),8.56(t,J=6.4Hz,1H),7.89(d,J=1.6Hz,1H),7.70(d,J=8.8Hz,2H),7.60(d,J=9.2Hz,1H),7.29(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),7.27(t,JHF=74.4Hz,1H),7.11(d,J=8.8Hz,2H),4.10(s,3H),4.15-4.02(m,2H),2.64(s,3H).LC-MS:m/z 531[M+H]+.
実施例159:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(キノリン-6-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、6-ブロモキノリンを用いて中間体6cから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.03(s,1H),9.01(s,1H),9.00(s,1H),8.85(t,J=6.4Hz,1H),8.49(d,J=8.0Hz,1H),8.25(d,J=2.4Hz,1H),8.17(d,J=8.8Hz,1H),7.95(dd,J=8.8Hz,2.4Hz,1H),7.73(d,J=8.8Hz,2H),7.67(dd,J=8.4Hz,4.4Hz,1H),7.27(t,JHF=74.4Hz,1H),7.13(d,J=8.8Hz,2H),4.17-4.03(m,2H).LC-MS:m/z 514[M+H]+.
2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-8-(4-トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン6dの調製
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン6dを、全般的手順III(ステップB~E)により2-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)酢酸メチルから合成した。LC-MS:m/z 405[M+H]+。
実施例160:6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-8-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、5-ブロモ-2-メチル-2H-インダゾールを用いて中間体6dから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.98(s,1H),8.93(s,1H),8.60(t,J=6.0Hz,1H),8.51(s,1H),7.91(d,J=1.2Hz,1H),7.76(d,J=8.8Hz,2H),7.71(d,J=9.1Hz,1H),7.34(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),7.29(d,J=8.4Hz,2H),4.22(s,3H),4.14-4.00(m,2H).LC-MS:m/z 535[M+H]+.
2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-8-(4-トリフルオロメチル)フェニル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン6eの調製
2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-8-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン6eを、全般的手順III(ステップB~E)により2-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)酢酸メチルから合成した。LC-MS:m/z 389[M+H]+。
実施例161:6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-8-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、5-ブロモ-2-メチル-2H-インダゾールを用いて中間体6eから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:9.00(s,1H),8.97(s,1H),8.65(t,J=6.4Hz,1H),8.52(s,1H),7.92(d,J=1.2Hz,1H),7.88(d,J=8.4Hz,2H),7.71(d,J=9.2Hz,1H),7.65(d,J=8.4Hz,2H),7.35(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),4.23(s,3H),4.13-4.00(m,2H).LC-MS:m/z 519[M+H]+.
8-(4-シクロプロピルフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン6fの調製
8-(4-シクロプロピルフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン6fを、全般的手順III(ステップB~E)により2-(4-シクロプロピルフェニル)酢酸メチルから合成した。LC-MS:m/z 361[M+H]+。
実施例162:8-(4-シクロプロピルフェニル)-6-(2-メチルキノリン-6-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、6-ブロモ-2-メチルキノリンを用いて中間体6fから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.97(s,1H),8.94(s,1H),8.56(t,J=6.4Hz,1H),8.34(d,J=8.4Hz,1H),8.15(d,J=2.4Hz,1H),8.04(d,J=9.2Hz,1H),7.86(dd,J=8.8Hz,2.4Hz,1H),7.55(d,J=8.0Hz,2H),7.54(d,J=8.4Hz,1H),7.01(d,J=8.0Hz,2H),4.16-4.03(m,2H),2.71(s,3H),1.98-1.86(m,1H),0.99-0.91(m,2H),0.71-0.63(m,2H).LC-MS:m/z 520[M+H]+.
実施例163:8-(4-シクロプロピルフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-6-(2-(トリフルオロメチル)キノリン-6-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、6-ブロモ-2-(トリフルオロメチル)キノリンを用いて中間体6fから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.99(s,1H),8.98(s,1H),8.83(d,J=8.4Hz,1H),8.60(t,J=6.4Hz,1H),8.43(d,J=2.0Hz,1H),8.33(d,J=9.2Hz,1H),8.14-8.07(m,2H),7.56(d,J=8.4Hz,2H),7.02(d,J=8.4Hz,2H),4.17-4.04(m,2H),1.97-1.88(m,1H),0.99-0.92(m,2H),0.70-0.63(m,2H).LC-MS:m/z 556[M+H]+.
実施例164:8-(4-シクロプロピルフェニル)-6-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフランを用いて中間体6fから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.99(s,1H),8.82(s,1H),8.54(t,J=6.4Hz,1H),7.58(d,J=8.0Hz,2H),7.45(s,1H),7.28(dd,J=8.5Hz,2.4Hz,1H),7.06(d,J=8.0Hz,2H),6.96(d,J=8.4Hz,1H),4.69(t,J=8.8Hz,2H),4.21-4.06(m,2H),3.31(t,J=8.8Hz,2H),2.03-1.93(m,1H),1.05-0.97(m,2H),0.77-0.66(m,2H).LC-MS:m/z 479[M+H]+.
実施例165:8-(4-シクロプロピルフェニル)-6-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジンを用いて中間体6fから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.96(d,J=1.2Hz,1H),8.95(s,1H),8.92(s,1H),8.59(t,J=6.4Hz,1H),8.06(s,1H),7.71(s,1H)7.69(d,J=9.2Hz,1H),7.54(d,J=8.4Hz,2H),7.41(dd,J=9.6Hz,2.0Hz ,1H),7.01(d,J=8.4Hz,2H),4.17-4.03(m,2H),1.98-1.88(m,1H),0.99-0.91(m,2H),0.71-0.62(m,2H).LC-MS:m/z 477[M+H]+.
実施例166:6-(ベンゾ[d]チアゾール-6-イル)-8-(4-シクロプロピルフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、6-ブロモベンゾ[d]チアゾールを用いて中間体6fから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.54(s,1H),8.95(s,1H),8.90(s,1H),8.56(t,J=6.4Hz,1H),8.42(d,J=2.0Hz,1H),8.24(d,J=8.8Hz,1H),7.71(dd,J=8.8Hz,2.0Hz,1H),7.54(d,J=8.0Hz,2H),7.01(d,J=8.0Hz,2H),4.18-4.01(m,2H),1.98-1.86(m,1H),0.99-0.89(m,2H),0.71-0.63(m,2H).LC-MS:m/z 494[M+H]+.
実施例167:8-(4-シクロプロピルフェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、1-ブロモ-4-メトキシベンゼンを用いて中間体6fから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.94(s,1H),8.77(s,1H),8.49(t,J=6.4Hz,1H),7.51(d,J=8.4Hz,2H),7.45(d,J=8.8Hz,2H),7.08(d,J=8.8Hz,2H),7.00(d,J=8.4Hz,2H),4.14-4.00(m,2H),3.83(s,3H),1.97-1.87(m,1H),0.99-0.91(m,2H),0.70-0.63(m,2H).LC-MS:m/z 467[M+H]+.
実施例168:8-(4-シクロプロピルフェニル)-6-(キノリン-6-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、6-ブロモキノリンを用いて中間体6fから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.03(dd,J=4.4Hz,1.6Hz,1H),8.98(s,1H),8.96(s,1H),8.58(t,J=6.4Hz,1H),8.48(dd,J=8.4,1.7Hz,1H),8.24(d,J=2.0Hz,1H),8.16(d,J=8.8Hz,1H),7.93(dd,J=8.8Hz,2.4Hz,1H),7.66(dd,J=8.4Hz,4.4Hz,1H),7.56(d,J=8.4Hz,2H),7.02(d,J=8.4Hz,2H),4.17-4.04(m,2H),1.98-1.89(m,1H),1.00-0.91(m,2H),0.72-0.63(m,2H).LC-MS:m/z 488[M+H]+.
8-(4-クロロフェニル)-2-(エチルアミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン6gの調製
8-(4-クロロフェニル)-2-(エチルアミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン6gを、全般的手順III(ステップD、E)によりエタンアミン(ethanamine)から合成した。LC-MS:m/z 301[M+H]+。
実施例169:8-(4-クロロフェニル)-2-(エチルアミノ)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、Cs2CO3、1,4-ジオキサン、100℃)により、5-ブロモ-2-メチル-2H-インダゾールを用いて中間体6gから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.86(s,1H),8.77(s,1H),8.49(s,1H),8.07(t,J=5.6Hz,1H),7.87(d,J=1.2Hz,1H),7.71(d,J=8.8Hz,2H),7.69(d,J=9.2Hz,1H),7.36(d,J=8.8Hz,2H),7.31(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),4.22(s,3H),3.30-3.20(m,2H),1.11(t,J=7.2Hz,1H)LC-MS:m/z 431[M+H]+.
2-(エチルアミノ)-8-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン6hの調製
2-(エチルアミノ)-8-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン6hを、全般的手順III(ステップB~E)により2-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)酢酸メチルから合成した。LC-MS:m/z 351[M+H]+。
実施例170:2-(エチルアミノ)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-8-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、5-ブロモ-2-メチル-2H-インダゾールを用いて中間体6hから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.86(s,1H),8.78(s,1H),8.50(s,1H),8.09(t,J=5.6Hz,1H),7.88(d,J=1.2Hz,1H),7.80(d,J=8.8Hz,2H),7.69(d,J=9.2Hz,1H),7.32(dd,J=9.2Hz,1.2Hz,1H),7.29(d,J=8.8Hz,2H),4.22(s,3H),3.30-3.20(m,2H),1.10(t,J=6.8Hz,3H).LC-MS:m/z 481[M+H]+.
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-(エチルアミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン6iの調製
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-(エチルアミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン6iを、全般的手順III(ステップB~E)により2-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)酢酸メチルから合成した。LC-MS:m/z 333[M+H]+。
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-(エチルアミノ)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(実施例171)の調製
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、5-ブロモ-2-メチル-2H-インダゾールを用いて中間体6iから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.85(s,1H),8.76(s,1H),8.49(s,1H),8.04(t,J=5.6Hz,1H),7.87(d,J=1.2Hz,1H),7.74(d,J=8.8Hz,2H),7.69(d,J=9.2Hz,1H),7.31(dd,J=8.8Hz,2.0Hz,1H),7.26(t,JHF=74.4Hz,1H),7.11(d,J=8.4Hz,2H),4.22(s,3H),3.31-3.15(m,2H),1.11(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 463[M+H]+.
2-(シクロプロピルアミノ)-8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン6jの調製
2-(シクロプロピルアミノ)-8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン6jを、全般的手順III(ステップD、E)によりシクロプロパンアミンから合成した。LC-MS:m/z 345[M+H]+。
実施例172:2-(シクロプロピルアミノ)-8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、5-ブロモ-2-メチル-2H-インダゾールを用いて中間体6jから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.90(s,1H),8.83(s,1H),8.55(s,1H),8.25(d,J=4.0Hz,1H),7.97-7.87(m,3H),7.76(d,J=9.2Hz,1H),7.38(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),7.30(t,JHF=74.4Hz,1H),7.17(d,J=8.4Hz,2H),4.18(s,3H),2.87-2.76(m,1H),0.77-0.70(m,2H),0.66-0.58(m,2H).LC-MS:m/z 475[M+H]+.
8-(4-クロロフェニル)-2-(シクロプロピルアミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン6kの調製
8-(4-クロロフェニル)-2-(シクロプロピルアミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン6kを、全般的手順III(ステップD、E)によりシクロプロパンアミンから合成した。LC-MS:m/z 313[M+H]+。
実施例173:8-(4-クロロフェニル)-2-(シクロプロピルアミノ)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、5-ブロモ-2-メチル-2H-インダゾールを用いて中間体6kから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.85(s,1H),8.79(s,1H),8.50(s,1H),8.22(d,J=4.0Hz,1H),7.88(d,J=1.6Hz,1H),7.85(d,J=8.4Hz,2H),7.70(d,J=9.2Hz,1H),7.36(d,J=8.4Hz,2H),7.33(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),4.23(s,3H),2.82-2.73(m,1H),0.73-0.64(m,2H),0.59-0.53(m,2H).LC-MS:m/z 443[M+H]+.
2-(シクロブチルアミノ)-8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン6lの調製
2-(シクロブチルアミノ)-8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン6lを、全般的手順III(ステップD、E)によりシクロブタンアミンから合成した。LC-MS:m/z 359[M+H]+。
実施例174:2-(シクロブチルアミノ)-8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、5-ブロモ-2-メチル-2H-インダゾールを用いて中間体6lから合成した。
1HNMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.86(s,1H),8.76(s,1H),8.49(s,1H),8.33(d,J=6.8Hz,1H),7.82(d,J=1.2Hz,1H),7.72(d,J=8.8Hz,2H),7.68(d,J=9.2Hz,1H),7.31(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),7.27(t,JHF=74.4Hz,1H),7.13(d,J=8.8Hz,2H),4.22(s,3H),4.23-4.11(m,1H),2.23-2.11(m,2H),2.09-1.93(m,2H).LC-MS:m/z 489[M+H]+.
2-((2,2-ジフルオロエチル)アミノ)-8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン6mの調製
2-((2,2-ジフルオロエチル)アミノ)-8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン6mを、全般的手順III(ステップD、E)により2,2-ジフルオロエタンアミンから合成した。LC-MS:m/z 369[M+H]+。
実施例175:2-((2,2-ジフルオロエチル)アミノ)-8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順IIIの方法A(CuI、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、CsF、1,4-ジオキサン、100℃)により、5-ブロモ-2-メチル-2H-インダゾールを用いて中間体6mから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.94(s,1H),8.87(s,1H),8.51(s,1H),7.89(d,J=1.2Hz,1H),7.70(d,J=9.2Hz,3H),7.32(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),7.25(t,JHF=74.4Hz,1H),7.12(d,J=8.8Hz,2H),6.12(tt,JHF=56.4Hz,4.0Hz,1H),4.22(s,3H),3.60(dt,JHF=14.8Hz,4.0Hz,2H).LC-MS:m/z 499[M+H]+.
以下の化合物を、全般的手順IIIの方法Aにより合成した:
ステップF:(方法B:Chan-Lamカップリング)。8-(4-メトキシフェニル)-6-(ピリジン-4-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(実施例176)
実施例176:DCM(3.0mL)中の8-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(70.0mg、0.2mmol、1.0当量)、ピリジン-4-イルボロン酸(50.0mg、0.4mmol、2.0当量)、酢酸銅(73.0mg、0.4mmol、2.0当量)およびピリジン(63.0mg、0.8mmol、4.0当量)の混合物を、O2雰囲気下、40℃で一晩攪拌した。この時間後、反応混合物をDCM(10.0mL)で希釈し、H2O(10mL×3)で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣を、分取HPLC(Prep-HPLC)により精製して、8-(4-メトキシフェニル)-6-(ピリジン-4-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オンを得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ:8.82(d,J=6.0Hz,2H),8.75(s,1H),8.08(s,1H),7.68(d,J=9.2Hz,2H),7.48(d,J=6.4Hz,2H),6.96(d,J=8.8Hz,2H),5.81(t,J=6.8Hz,1H),4.19-4.08(m,2H),3.82(s,3H).LC-MS:m/z 428[M+H]+.
実施例177:6-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-8-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順IIIの方法B(Cu(OAc)2、ピリジン、DCM、O2(1気圧)、40℃)により、(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)ボロン酸を用いて中間体6bから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.93(s,1H),8.74(s,1H),8.49(t,J=6.4Hz,1H),7.58(t,J=8.8Hz,2H),7.10(d,J=2.0Hz,1H),7.01(s,1H),7.00(d,J=2.4Hz,1H),6.87(d,J=8.8Hz,2H),4.32(s,4H),4.15-4.01(m,2H),3.78(s,3H).LC-MS:m/z 485[M+H]+.
実施例178:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法B(Cu(OAc)2、ピリジン、DCM、O2(1気圧)、40℃)により、(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)ボロン酸を用いて中間体6cから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.94(s,1H),8.79(s,1H),8.56(t,J=6.4Hz,1H),7.67(d,J=8.8Hz,2H),7.26(t,JHF=74.4Hz,1H),7.11(d,J=2.8Hz,1H),7.09(d,J=8.8Hz,2H),7.12-7.01(m,2H),4.31(s,4H),4.12-4.03(m,2H).LC-MS:m/z 521[M+H]+.
実施例179:2-(シクロプロピルアミノ)-8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(キノリン-6-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順IIIの方法B(Cu(OAc)2、ピリジン、DCM、O2(1気圧)、40℃)により、キノリン-6-イルボロン酸を用いて中間体6jから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.02(dd,J=4.0Hz,1.6Hz,1H),8.88(s,1H),8.87(s,1H),8.48(d,J=8.0Hz,1H),8.27(d,J=4.4Hz,1H),8.23(d,J=2.4Hz,1H),8.16(d,J=8.8Hz,1H),7.93(dd,J=8.8Hz,2.0Hz,1H),7.88(d,J=8.8Hz,2H),7.66(dd,J=8.8Hz,4.4Hz,1H),7.26(t,JHF=74.4Hz,1H),7.13(d,J=8.8Hz,2H),2.83-2.74(m,1H),0.74-0.65(m,2H),0.62-0.53(m,2H).LC-MS:m/z 472[M+H]+.
8-(4-ブロモフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン6nの調製
8-(4-ブロモフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン6nを、全般的手順III(ステップB~E)により2-(4-ブロモフェニル)酢酸メチルから合成した。LC-MS:m/z 399,401[M+H]+。
実施例180:8-(4-ブロモフェニル)-6-(キノリン-6-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順IIIの方法B(Cu(OAc)2、ピリジン、DCM、O2(1気圧)、40℃)により、キノリン-6-イルボロン酸を用いて中間体6nから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.03(d,J=4.0Hz,1H),9.02(s,1H),9.00(s,1H),8.68(t,J=6.0Hz,1H),8.48(d,J=8.4Hz,1H),8.24(d,J=2.0Hz,1H),8.17(d,J=9.2Hz,1H),7.94(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),7.69-7.61(m,3H),7.51(d,J=8.8Hz,2H),4.17-4.03(m,2H).LC-MS:m/z 526,528[M+H]+.
次の化合物を、全般的手順III(代替経路、ステップG~J)により合成した:
ステップG:2-(5-ホルミル-2-(メチルチオ)ピリミジン-4-イル)-2-(4-メトキシフェニル)酢酸メチル
アセトン/H2O(5.0/5.0mL)中の2-(5-(ジメトキシメチル)-2-(メチルチオ)ピリミジン-4-イル)-2-(4-メトキシフェニル)酢酸メチル(570mg、1.5mmol 1.0当量)の溶液に、p-TsOH(77mg、0.45mmol 0.3当量)を加えた。次いで、混合物を、70℃で2時間攪拌した。得られた混合物を、DCMで抽出した。有機層をNa2SO4上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して、黄色油状物として所望の生成物(450mg、収率90%)を得た。LC-MS(ESI):m/z 333[M+H]+。
ステップH:8-(4-メトキシフェニル)-2-(メチルチオ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
トルエン/HOAc(5.0/5.0mL)中の2-(5-ホルミル-2-(メチルチオ)ピリミジン-4-イル)-2-(4-メトキシフェニル)酢酸塩(450mg、1.35mmol 1.0当量)の混合物に、NH4OAc(2.7g、350.6mmol 26.0当量)を加えた。得られた混合物を、100℃で5時間攪拌した。この時点で、混合物を真空下で濃縮し、DCM及びH2Oで希釈した。水層をDCM(10.0mL×2)で抽出し、合わせた有機層をNa2SO4上で乾燥して濃縮した。残渣を、(DCM/MeOH=150:1~50:1)で溶離するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、褐色固体として所望の生成物(180mg、収率44%)を得た。LC-MS(ESI):m/z 300[M+H]+。
ステップI:8-(4-メトキシフェニル)-2-(メチルチオ)-6-(キノリン-6-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
DCM(5.0mL)中の8-(4-メトキシフェニル)-2-(メチルチオ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(210.0mg、0.7mmol、1.0当量)の溶液に、キノリン-6-イルボロン酸(240mg、1.4mmol、2.0当量)、Cu(OAc)2(250mg、1.4mmol、2.0当量)およびピリジン(221mg、2.8mmol 4.0当量)を加えた。混合物を、40℃、O2(1気圧)雰囲気下で一晩攪拌した。溶媒を真空下で除去し、残渣をDCMおよびH2Oで希釈した。水層をDCM(10.0mL×2)で抽出し、合わせた有機層をNa2SO4上で乾燥して濃縮し、褐色油状物を得た。残渣を、(DCM/MeOH=200:1~50:1)で溶離するシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、褐色固体として所望の生成物(250mg、収率83%)を得た。LC-MS(ESI):m/z 427[M+H]+。
ステップJ:8-(4-メトキシフェニル)-6-(キノリン-6-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(実施例181)
HOAc(1.0mL)中の8-(4-メトキシフェニル)-2-(メチルチオ)-6-(キノリン-6-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(63mg、0.15mmol、1.0当量)の溶液に、2,2,2-トリフルオロエタンアミン(300mg、3.0mmol、20.0当量)を加えた。その後、混合物を密封し、100℃で一晩攪拌した。得られた混合物を濃縮して、褐色油状物を得て、シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し、8-(4-メトキシフェニル)-6-(キノリン-6-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(実施例181)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.02(dd,J=4.3,1.7Hz,1H),8.76(s,1H),8.28-8.16(m,3H),7.95(d,J=2.4Hz,1H),7.82(dd,J=8.9,2.4Hz,1H),7.73(d,J=8.5Hz,2H),7.51(dd,J=8.3,4.3Hz,1H),6.96(d,J=8.5Hz,2H),5.74(t,J=6.4Hz,1H),4.16(q,J=8.3Hz,2H),3.85(s,3H).LC-MS:m/z 478[M+H]+.
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-(メチルチオ)-6-(キノリン-6-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン10cの調製
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-(メチルチオ)-6-(キノリン-6-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン10cを、全般的手順III(ステップB、G~J)により2-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)酢酸メチルから合成した。LC-MS:m/z 463[M+H]+
実施例182:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-(イソプロピルアミノ)-6-(キノリン-6-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、実施例181のステップJ(HOAc、100℃)の手順で、プロパン-2-アミンを用いて中間体10cから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.02(dd,J=4.4Hz,2.0Hz,1H),8.88(s,1H),8.86(s,1H),8.48(d,J=7.6Hz,1H),8.22(d,J=2.4Hz,1H),8.16(d,J=8.8Hz,1H),8.04(d,J=7.6Hz,1H),7.93(dd,J=8.8Hz,2.4Hz,1H),7.75(d,J=8.8Hz,2H),7.66(dd,J=8.4Hz,4.4Hz,1H)7.27(t,JHF=74.4Hz,1H),7.13(d,J=8.8Hz,2H),4.00-3.90(m,1H),1.16(d,J=6.4Hz,6H).LC-MS:m/z 474[M+H]+.
実施例183:2-(シクロブチルアミノ)-8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(キノリン-6-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、実施例181のステップJ(HOAc、100℃)の手順で、シクロブタンアミンを用いて中間体10cから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:9.02(dd,J=4.0Hz,1.6Hz,1H),8.88(s,1H),8.86(s,1H),8.47(d,J=8.4Hz,1H),8.42(d,J=6.4Hz,1H),8.22(d,J=2.0Hz,1H),8.15(d,J=8.4Hz,1H),7.92(dd,J=9.2Hz,2.4Hz,1H),7.74(d,J=8.8Hz,2H),7.65(dd,J=8.4Hz,4.0Hz,1H),7.27(t,JHF=74.4Hz,1H),7.15(d,J=8.8Hz,2H),4.25-4.12(m,1H),2.23-2.12(m,2H),2.09-1.92(m,2H),1.71-1.54(m,2H).LC-MS:m/z 486[M+H]+.
実施例184:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-(メチルアミノ)-6-(キノリン-6-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、実施例181のステップJ(HOAc、100℃)の手順で、メチルアミン塩酸塩を用いて中間体10cから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:9.02(dd,J=4.0Hz,1.6Hz,1H),8.88(s,1H),8.87(s,1H),8.47(d,J=8.0Hz,1H),8.23(d,J=2.0Hz,1H),8.15(d,J=9.2Hz,1H),8.07-8.02(m,1H),7.93(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),7.79(d,J=8.8Hz,2H),7.66(dd,J=8.4Hz,4.0Hz,1H),7.27(t,JHF=74.6Hz,1H),7.14(d,J=8.8Hz,2H),2.82(d,J=5.6Hz,3H).LC-MS:m/z 446[M+H]+.
実施例185:2-(アゼチジン-1-イル)-8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(キノリン-6-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、実施例181のステップJ(HOAc、100℃)の手順で、アゼチジンを用いて中間体10cから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:9.02(dd,J=4.4Hz,1.6Hz,1H),8.945(s,1H),8.944(s,1H),8.47(d,J=7.6Hz,1H),8.23(d,J=2.0Hz,1H),8.14(d,J=8.8Hz,1H),7.93(dd,J=8.4Hz,2.0Hz,1H),7.76(d,J=8.8Hz,2H),7.65(dd,J=8.4Hz,4.4Hz,1H),7.26(t,JHF=74.4Hz,1H),7.11(d,J=8.8Hz,2H),4.24(t,J=6.4Hz,2H),4.06(t,J=5.2Hz,2H),2.36-2.25(m,2H).LC-MS:m/z 472[M+H]+.
8-(4-ブロモフェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-(メチルチオ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン10nの調製
8-(4-ブロモフェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-(メチルチオ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン10nを、全般的手順III(ステップB、G~J)により2-(4-ブロモフェニル)酢酸メチルから合成した。LC-MS:m/z 454,456[M+H]+
実施例186:8-(4-ブロモフェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-((3,3,3-トリフルオロプロピル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、実施例181のステップJ(HOAc、100℃)の手順で、3,3,3-トリフルオロプロパン-1-アミン塩酸塩を用いて中間体10nから合成した。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.66(s,1H),8.11(s,1H),7.61(d,J=8.4Hz,2H),7.49(d,J=8.4Hz,2H),7.36(d,J=8.8Hz,2H),7.01(d,J=8.8Hz,2H),5.74(t,J=6.0Hz,1H),3.86(s,3H),3.65(q,J=6.4Hz,2H),2.50-2.36(m,2H).LC-MS:m/z 519,521[M+H]+.
実施例187:8-(4-ブロモフェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-(メチル(2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、実施例181のステップJ(HOAc、100℃)の手順で、2,2,2-トリフルオロ-N-メチルエタンアミンを用いて中間体10nから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 主要な異性体:9.01(s,1H),8.89(s,1H),7.65(d,J=8.0Hz,2H),7.52(d,J=8.0Hz,2H),7.48(d,J=8.8Hz,2H),7.09(d,J=8.8Hz,2H),4.66(q,J=9.2Hz,2H),3.83(s,3H),3.15(s,3H)。少数の異性体:9.07(s,1H),8.92(s,1H),7.59(d,J=8.4Hz,2H),7.47(d,J=8.4Hz,4H),7.09(d,J=8.8Hz,2H),4.46(q,J=9.2Hz,2H),3.83(s,3H),3.33(s,3H)。二つの異性体の比は2:1である。LC-MS:m/z 519,521[M+H]+。
実施例188:8-(4-ブロモフェニル)-2-(エチルアミノ)-6-(4-メトキシフェニル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、実施例181のステップJ(HOAc、100℃)の手順で、エチルアミン塩酸塩を用いて中間体10nから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.84(s,1H),8.68(s,1H),8.06(t,J=6.0Hz,1H),7.64(d,J=8.4Hz,2H),7.48(d,J=8.4Hz,2H),7.44(d,J=8.8Hz,2H),7.08(d,J=8.8Hz,2H),3.83(s,3H),3.29-3.17(m,2H),1.10(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 451,453[M+H]+.
実施例189:8-(4-ブロモフェニル)-2-((2,2-ジフルオロエチル)アミノ)-6-(4-メトキシフェニル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、実施例181のステップJ(HOAc、100℃)の手順で、2,2-ジフルオロエタンアミンを用いて中間体10nから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.92(s,1H),8.79(s,1H),8.37(t,J=6.0Hz,1H),7.61(d,J=8.4Hz,2H),7.48(d,J=8.4Hz,2H),7.46(d,J=8.8Hz,2H),7.09(d,J=8.8Hz,2H),6.11(tt,JHF=56.2Hz,4.4Hz,1H),3.83(s,3H),3.60(tt,J=14.4Hz,4.4Hz,2H).LC-MS:m/z 487,489[M+H]+.
実施例190:8-(4-ブロモフェニル)-2-((シクロプロピルメチル)アミノ)-6-(4-メトキシフェニル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、実施例181のステップJ(HOAc、100℃)の手順で、シクロプロピルメタンアミンを用いて中間体10nから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.84(s,1H),8.67(s,1H),8.16(t,J=6.0Hz,1H),7.60(d,J=8.4Hz,2H),7.48(d,J=8.4Hz,2H),7.43(d,J=8.8Hz,2H),7.07(d,J=8.4Hz,2H),3.82(s,3H),3.11(t,J=6.4Hz,2H),1.10-0.95(m,1H),0.44-0.32(m,2H),0.18-0.07(m,2H).LC-MS:m/z 477,479[M+H]+.
実施例191:8-(4-ブロモフェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-(プロピルアミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、実施例181のステップJ(HOAc、100℃)の手順で、1-アミノプロパン塩酸塩を用いて中間体10nから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.84(s,1H),8.68(s,1H),8.11(t,J=6.4Hz,1H),7.64(d,J=8.4Hz,2H),7.48(d,J=8.4Hz,2H),7.45(d,J=8.8Hz,2H),7.08(d,J=8.4Hz,2H),3.82(s,3H),3.22-3.12(m,2H),1.59-1.44(m,2H),0.84(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 465,467[M+H]+.
ステップK:8-(4-ブロモフェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(実施例192)
2-(4-ブロモフェニル)-2-(5-(ジメトキシメチル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリミジン-4-イル)酢酸メチル(800mg、1.67mmol、1.0当量;実施例123のステップB~Dの手順で調製)、4-メトキシアニリン(410mg、3.34mmol、2.0当量)、AcOH(4.0mL)、トルエン(8.0mL)、および0.8mlの水の混合物を、100℃で5時間攪拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーで精製して、8-(4-ブロモフェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(実施例192)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.96(s,1H),8.83(s,1H),8.59(t,J=6.0Hz,1H),7.60(d,J=8.4Hz,2H),7.51(d,J=8.8Hz,2H),7.46(d,J=8.4Hz,2H),7.09(d,J=8.8Hz,2H),4.16-4.00(m,2H),3.84(s,3H).LC-MS(ESI):m/z 505,507[M+H]+.
実施例193:8-(4-クロロフェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、実施例192のステップK(HOAc-トルエン、100℃)の手順で、4-メトキシアニリンを用いて中間体5aから合成した。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.72(s,1H),8.16(s,1H),7.69(d,J=8.0Hz,2H),7.41-7.32(m,4H),7.02(d,J=8.8Hz,2H),5.76(t,J=6.4Hz,1H),4.18-4.05(m,2H),3.87(s,3H).LC-MS:m/z 461[M+H]+.
実施例194:8-(4-メトキシフェニル)-6-(1-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、実施例192のステップK(HOAc-トルエン、100℃)の手順で、5-アミノ-1-メチルピリジン-2(1H)-オンを用いて中間体5bから合成した。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.73(s,1H),8.07(s,1H),7.65(d,J=8.4Hz,2H),7.61(d,J=2.0Hz,1H),7.45(dd,J=9.6Hz,2.4Hz,1H),6.95(dd,J=8.4Hz,2H),6.68(d,J=10.0Hz,1H),5.75(t,J=5.6Hz,1H),4.18-4.06(m,2H),3.86(s,3H),3.60(s,3H).LC-MS:m/z 458[M+H]+.
実施例195:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、実施例192のステップK(HOAc-トルエン、100℃)の手順で、4-メトキシアニリンを用いて中間体5cから合成した。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.71(s,1H),8.17(s,1H),7.75(d,J=8.4Hz,2H),7.36(d,J=8.8Hz,2H),7.13(d,J=8.4Hz,2H),7.01(d,J=8.8Hz,2H),6.54(t,JHF=74.6Hz,1H),5.95(t,J=5.6Hz,1H),4.17-4.02(m,2H),3.86(s,3H).LC-MS:m/z 493[M+H]+.
実施例196:6-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-8-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、実施例192のステップK(HOAc-トルエン、100℃)の手順で、4-メトキシアニリンを用いて中間体5dから合成した。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.73(s,1H),8.18(s,1H),7.78(d,J=8.0Hz,2H),7.37(d,J=8.8Hz,2H),7.23(d,J=8.0Hz,2H),7.02(d,J=8.8Hz,2H),5.76(t,J=6.4Hz,1H),4.17-4.05(m,2H),3.87(s,3H).LC-MS:m/z 511[M+H]+.
実施例197:6-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-8-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、実施例192のステップK(HOAc-トルエン、100℃)の手順で、4-メトキシアニリンを用いて中間体5eから合成した。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.93(s,1H),8.20(s,1H),7.86(d,J=8.4Hz,2H),7.63(d,J=8.4Hz,2H),7.37(d,J=8.8Hz,2H),7.03(d,J=8.8Hz,2H),5.76(t,J=6.0Hz,1H),4.16-4.04(m,2H),3.87(s,3H).LC-MS:m/z 495[M+H]+.
2-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-2-(5-(ジメトキシメチル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリミジン-4-イル)酢酸メチル5oの調製
2-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-2-(5-(ジメトキシメチル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリミジン-4-イル酢酸メチル5oを、全般的手順III(ステップB~D)により2-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)酢酸メチルから合成した。LC-MS:m/z 441[M+H]+
実施例198:8-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、実施例192のステップK(HOAc-トルエン、100℃)の手順で、4-メトキシアニリンを用いて中間体5oから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.96(s,1H),8.82(s,1H),8.62(d,J=2.0Hz,1H),8.58(t,J=6.4Hz,1H),7.84(dd,J=8.0Hz,2.4Hz,1H),7.47(d,J=8.8Hz,2H),7.23(d,J=8.0Hz,1H),7.09(d,J=8.8Hz,2H),4.14-4.00(m,2H),3.83(s,3H),2.14-2.05(m,1H),0.97-0.90(m,4H).LC-MS:m/z 468[M+H]+.
2-(4-シクロブチルフェニル)-2-(5-(ジメトキシメチル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリミジン-4-イル)酢酸メチル5pの調製
2-(4-シクロブチルフェニル)-2-(5-(ジメトキシメチル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリミジン-4-イル)酢酸メチル5pを、全般的手順III(ステップB~D)により2-(4-シクロブチルフェニル)酢酸メチルから合成した。LC-MS:m/z 454[M+H]+
8-(4-シクロブチルフェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(実施例199)
表題化合物を、実施例192のステップK(HOAc-トルエン、100℃)の手順で、4-メトキシアニリンを用いて中間体5pから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.94(s,1H),8.77(s,1H),8.49(t,J=6.4Hz,1H),7.57(d,J=8.4Hz,2H),7.46(d,J=8.8Hz,2H),7.16(d,J=8.4Hz,2H),7.09(d,J=8.8Hz,2H),4.15-4.00(m,2H),3.59-3.48(m,1H),2.37-2.24(m,2H),2.19-2.04(m,2H),2.03-1.90(m,1H),1.88-1.76(m,1H).LC-MS:m/z 481[M+H]+.
ステップA:6,8-ビス(4-メトキシフェニル)-2-(メチルスルフィニル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
DCM(15mL)中の6,8-ビス(4-メトキシフェニル)-2-(メチルチオ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(180mg、0.4mmol、1.0当量)の溶液に、-5℃でmCPBA(76mg、0.4mmol、1.0当量)を加えた。次いで混合物を、-5℃で3時間攪拌した。溶媒を真空下で除去し、得られた混合物を分取-TLC(prep-TLC)(PE:EA=1:4)により精製し、黄色固体として6,8-ビス(4-メトキシフェニル)-2-(メチルスルフィニル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(65mg、収率35%)を得た。LC-MS:m/z 422[M+H]+。
ステップB:6,8-ビス(4-メトキシフェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(実施例200)
THF(3.0mL)中の6,8-ビス(4-メトキシフェニル)-2-(メチルスルフィニル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(65mg、0.15mmol、1.0当量)、DIPEA(10.0mg、0.75mmol、5当量)の溶液に、2,2,2-トリフルオロエタンアミン(75mg、0.75mmol、5当量)を加えた。次いで、混合物を25℃で一晩攪拌し、得られた混合物を真空下で濃縮した後で、DCM(10mL)およびH2O(10mL)で希釈した。水層をDCM(10.0mL×2)で抽出し、合わせた有機層を減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製して、6,8-ビス(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(実施例200)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.69(s,1H),8.12(s,1H),7.70(d,J=8.4Hz,2H),7.36(d,J=9.2Hz,2H),7.02(d,J=8.8Hz,2H),6.93(d,J=8.8Hz,2H),5.84(t,J=6.4Hz,1H),4.19-4.06(m,2H),3.86(s,3H),3.84(s,3H).LC-MS:m/z 457[M+H]+.
ステップA:6-(キノリン-6-イル)-8-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
1,4-ジオキサン(5.0mL)中の8-(4-ブロモフェニル)-6-(キノリン-6-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(実施例180、160mg、0.3mmol、1.0当量)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(116mg、0.46mmol、1.5当量)、Pd(dppf)Cl2(22mg、0.03mmol、0.1当量)およびKOAc(90mg、0.91mmol、3.0当量)の混合物を、N2雰囲気下で80℃で一晩攪拌した。混合物を、セライト(Celite(登録商標))のショートパッドで濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。次いで、残渣を、シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーによりさらに精製して、黄色固体として、所望の生成物(110mg、収率63%)を得た。LC-MS(ESI):m/z 574[M+H]+。
ステップB:8-(4-ヒドロキシフェニル)-6-(キノリン-6-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
MeOH(4.0ml)中の6-(キノリン-6-イル)-8-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(100mg、0.17mmol、1.0当量)およびH2O2(30%水溶液、350mg、3.49mmol、20.0当量)の混合物を、0℃で1時間攪拌した。混合物を、EtOAc(10.0mL)で希釈し、NaS2O3(飽和水溶液、10.0mL)で洗浄した。有機層を減圧下で濃縮して、黄色固体として、8-(4-ヒドロキシフェニル)-6-(キノリン-6-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(75.0mg、収率95%)を得て、これはさらなる精製なしに次で用いた。LC-MS:m/z 464[M+H]+。
ステップC:8-(4-(2,2-ジフルオロエトキシ)フェニル)-6-(キノリン-6-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(実施例201)
THF(3.0mL)中の8-(4-ヒドロキシフェニル)-6-(キノリン-6-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(50.0mg、0.11mmol、1.0当量)の混合物に、トリフルオロメタンスルホン酸2,2-ジフルオロエチル(25.0mg、0.12mmol、1.1当量)およびCs2CO3(70.0mg、0.22mmol、2.0当量)を0℃で加えて、その後、得られた混合物を室温に自然昇温させて、さらに3時間攪拌した。混合物を減圧下で濃縮し、得られた残渣を逆相分取HPLC(RP-prep-HPLC)により精製して、8-(4-(2,2-ジフルオロエトキシ)フェニル)-6-(キノリン-6-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(実施例201)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.03(dd,J=8.4Hz,1.6Hz,1H),8.99(s,1H),8.97(s,1H),8.59(t,J=6.4Hz,1H),8.48(d,J=7.6Hz,1H),8.24(d,J=2.0Hz,1H),8.17(d,J=9.2Hz,1H),7.94(dd,J=9.2Hz,2.4Hz,1H),7.69-7.61(m,3H),6.97(d,J=8.8Hz,2H),6.41(tt,JHF=56.2Hz,3.6Hz,1H),4.34(tq,J=14.8Hz,3.6Hz,2H),4.18-4.04(m,2H).LC-MS(ESI):m/z 528[M+H]+.
ステップA:6-(4-メトキシフェニル)-8-(4-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-ピラゾール-3-イル)フェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
ジオキサン/H2O(4/1、5.0mL)中の8-(4-ブロモフェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(実施例192、70.0mg、0.1mmol、1.0当量)、(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-ピラゾール-3-イル)ボロン酸(77.0mg、0.3mmol、3.0当量)、Pd(dppf)Cl2(8.0mg、0.01mmol、0.1当量)およびK3PO4(88.0mg、0.4mmol、4.0当量)の混合物を、100℃、窒素雰囲気下で一晩攪拌した。混合物を室温に冷却し、水(10.0mL)で希釈し、EtOAc(20.0mL×2)で抽出し、飽和食塩水(10.0mL)で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過して濃縮した。残渣を、シリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE:EA=5:1)により精製し、黄色固体として所望の生成物(70.0mg、収率88%)を得た。LC-MS:m/z 577[M+H]+。
ステップB:8-(4-(1H-ピラゾール-3-イル)フェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(実施例202)
MeOH(1.0mL)中の6-(4-メトキシフェニル)-8-(4-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-ピラゾール-3-イル)フェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(50.0mg、0.1mmol、1.0当量)およびHCl(1M水溶液、0.3mL、3.0当量)の混合物を室温で30分間攪拌した。その後、溶液を濃縮し、得られた残渣を、逆相分取HPLC(RP-prep-HPLC)により精製して、8-(4-(1H-ピラゾール-3-イル)フェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(実施例202)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.97(s ,1H),8.81(s,1H),8.55(t,J=6.4Hz,1H),7.81-7.66(m,4H),7.48(d,J=9.2Hz,2H),7.40-7.16(m,2H),7.09(d,J=8.8Hz,2H),6.72(s,1H),4.15-4.03(m,2H),3.83(s,3H).LC-MS:m/z 493[M+H]+.
実施例203:8-(4-(1H-ピラゾール-3-イル)フェニル)-6-(キノリン-6-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物は、実施例202(ステップA~B)の手順で調製した1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールを用いて、実施例180から合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.03(dd,J=4.4Hz,1.6Hz,1H),9.01(s,1H),9.00(s,1H),8.63(t,J=6.4Hz,1H),8.49(d,J=7.2Hz,1H),8.26(d,J=2.0Hz,1H),8.17(d,J=8.8Hz,1H),8.16(s,1H),7.96(dd,J=8.4Hz,2.0Hz,1H),7.77(d,J=8.8Hz,2H),7.73(d,J=8.8Hz,2H),7.71(br s,1H),7.66(dd,J=8.4Hz,4.4Hz,1H),6.73(d,J=2.0Hz,1H),4.20-4.04(m,2H),.LC-MS:m/z 514[M+H]+.
実施例204:8-(4-(アゼチジン-1-イル)フェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オンの調製
トルエン(2.0mL)中の8-(4-ブロモフェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(実施例192、100mg、0.2mmol、1.0当量)、アゼチジン(114.0mg、2.0mmol、10.0当量)、Pd2(dba)3(18.0mg、0.02mmol、0.1当量)、Ru-Phos(18.0mg、0.04mmol、0.2当量)およびK3PO4(127mg、0.6mmol、3.0当量)の混合物を、密封管内で、100℃、窒素雰囲気下で一晩攪拌した。混合物を濃縮し、残渣を、逆相分取HPLC(RP-prep-HPLC)により精製して、8-(4-(アゼチジン-1-イル)フェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(実施例204)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.93(s,1H),8.70(s,1H),8.43(t,J=6.4Hz,1H),7.51(d,J=8.4Hz,2H),7.45(d,J=8.8Hz,2H),7.09(d,J=8.8Hz,2H),6.35(d,J=8.4Hz,2H),4.18-4.04(m,2H),3.84(s,3H),3.82(t,J=7.2Hz,4H),2.36-2.26(m,2H).LC-MS:m/z 482[M+H]+.
ステップA:2-(4-(6-(4-メトキシフェニル)-7-オキソ-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-6,7-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-8-イル)フェニル)マロン酸ジメチル
トルエン(5.0mL)中の8-(4-ブロモフェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(200.0mg、0.396mmol、1.0当量)の溶液に、K3PO4(168.0mg、0.792mmol、2.0当量)、X-Phos(40.0mg、0.084mmol、0.2当量)、およびPd2(dba)3(38.0mg、0.045mmol、0.1当量)を加えた。次いで得られた混合物を、N2下で100℃で2時間攪拌した。反応混合物を、EtOAc(10.0mL)で希釈し、H2O(10mL×3)で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=3/1~1/1)により精製し、黄色固体として所望の生成物(130mg、収率59%)を得た。LC-MS:m/z 557[M+H]+。
ステップB:2-(4-(6-(4-メトキシフェニル)-7-オキソ-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-6,7-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-8-イル)フェニル)酢酸メチル
DMSO(2.0mL)中の2-(4-(6-(4-メトキシフェニル)-7-オキソ-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)-6,7-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-8-イル)フェニル)マロン酸(130.0mg、0.234mmol、1.0当量)の溶液に、NaCl水溶液(0.55M、2.0mL、5.0当量)を加えた。得られた混合物を、150℃で6時間攪拌した。次いで反応混合物を、酢酸エチル(10.0mL)で希釈し、H
2O(10.0mL×3)で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/1)で精製して、黄色固体として、2-(4-(6-(4-メトキシフェニル)-7-オキソ-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)
アミノ)-6,7-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-8-イル)フェニル)酢酸塩(85.0mg、収率73%)を得た。LC-MS:m/z 499[M+H]+。
ステップC:8-(4-(2-ヒドロキシエチル)フェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(実施例205)
THF(3.0mL)中の2-(4-(6-(4-メトキシフェニル)-7-オキソ-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)-6,7-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-8-イル)フェニル)酢酸メチル(85.0mg、0.170mmol、1.0当量)の溶液に、LiAlH4(32.0mg、0.842mmol、5.0当量)を0℃で加えた。得られた混合物を、0℃で30分間攪拌した。次いで、反応混合物を硫酸ナトリウム十水和物(100mg)でクエンチし、濾過して濃縮した。その後、THF(3.0mL)中の残渣およびDDQ(57.0mg、0.251mmol、1.5当量)の混合物を室温で1時間撹拌し、その後減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLC(Prep-HPLC)により精製して、8-(4-(2-ヒドロキシエチル)フェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(実施例205)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.94(s,1H),8.77(s,1H),8.50(t,J=6.4Hz,1H),7.55(d,J=8.0Hz,2H),7.46(d,J=9.2Hz,2H),7.15(d,J=8.0Hz,2H),7.09(d,J=9.2Hz,2H),4.64(t,J=5.2Hz,1H),4.18-4.04(m,2H),4.15-4.02(m,2 H),3.83(s,3H),3.67-3.58(m,2H),2.74(t,J=7.2Hz,2H).LC-MS:m/z 471[M+H]+.
ステップA:8-(4-ブロモフェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
無水DMF(5.0mL)中の8-(4-ブロモフェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(実施例192、350.0mg、0.7mmol、1.0当量)の溶液に、NaH(油中60%、57.0mg、1.4mmol、2.0当量)を0℃で加えた。混合物を0℃で1時間攪拌し、次いでSEMCl(141.0mg、0.86mmol、1.2当量)を加えた。得られた混合物を、室温で1時間攪拌した。次いで反応を、氷冷NH4Cl水溶液(10.0mL)でクエンチし、DCM(10.0mL×2)で抽出した。合わせた抽出物を、飽和食塩水で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥して、濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製して、黄色固体として、8-(4-ブロモフェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(350.0mg、収率77%)を得た。LC-MS:m/z 635[M+H]+。
ステップB:4-(6-(4-メトキシフェニル)-7-オキソ-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)アミノ)-6,7-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-8-イル)安息香酸メチル
トルエン/MeOH(1/1、v/v、10.0mL)中の8-(4-ブロモフェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(350.0mg、0.55mmol、1.0当量)の溶液に、TEA(167.0mg、1.65mmol、3.0当量)およPd(dppf)Cl2(37.0mg、0.05mmol、0.1当量)を室温で加えた。得られた混合物を、CO(1気圧)下、100℃で一晩攪拌した。得られた混合物を、水(20.0mL)で希釈し、EtOAc(20.0mL×3)で抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水(20mL)で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥して、濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=3/1~1/2)で精製して、黄色固体として、4-(6-(4-メトキシフェニル)-7-オキソ-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)アミノ)-6,7-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-8-イル)安息香酸メチル(280.0mg、収率83%)を得た。LC-MS:m/z 615[M+H]+。
ステップC:4-(6-(4-メトキシフェニル)-7-オキソ-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)アミノ)-6,7-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-8-イル)安息香酸
THF(5.0mL)中の4-(6-(4-メトキシフェニル)-7-オキソ-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)アミノ)-6,7-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-8-イル)安息香酸メチル(280.0mg、0.46mmol、1.0当量)の溶液に、室温でLiOH(1N、水溶液、4.6mL、4.6mmol、10.0当量)を加えた。得られた混合物を、一晩攪拌した。次いで、反応混合物を水(20.0mL)に注ぎ、希釈HCl溶液(1N)でpHを6.0に調節した。混合物をEtOAc(20.0mL×3)で抽出し、無水Na2SO4上で乾燥して濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=2:1~0:1)で精製して、黄色固体として、4-(6-(4-メトキシフェニル)-7-オキソ-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)アミノ)-6,7-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-8-イル)安息香酸(250.0mg、収率91%)を得た。LC-MS:m/z 601[M+H]+。
ステップD:4-(6-(4-メトキシフェニル)-7-オキソ-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)アミノ)-6,7-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-8-イル)ベンズアミド
DMF(5mL)中の4-(6-(4-メトキシフェニル)-7-オキソ-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)アミノ)-6,7-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-8-イル)安息香酸(250.0mg、0.42mmol、1.0当量)の溶液に、NH4Cl(133.0mg、2.08mmol、5.0当量)、DIPEA(268.0mg、2.08mmol、5.0当量)およびHATU(316.0mg、0.83mmol、2.0当量)を加えた。得られた混合物を、室温で2時間攪拌した。次いで反応混合物を、水(20mL)で希釈し、DCM(20mL×3)で抽出した。合わせた抽出物を、飽和食塩水で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥して、濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/1)で精製して、黄色固体として、4-(6-(4-メトキシフェニル)-7-オキソ-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)アミノ)-6,7-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-8-イル)ベンズアミド(200.mg、収率80%)を得た。LC-MS:m/z 600[M+H]+。
ステップE:(Z)-N-((ジメチルアミノ)メチレン)-4-(6-(4-メトキシフェニル)-7-オキソ-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)アミノ)-6,7-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-8-イル)ベンズアミド
4-(6-(4-メトキシフェニル)-7-オキソ-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)アミノ)-6,7-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-8-イル)ベンズアミド(100.0mg、0.17mmol、1.0当量)およびDMF-DMA(2.0mL)の混合物を、80℃で一晩攪拌した。次いで、反応混合物を濃縮して、黄色油状物として粗生成物を得た。LC-MS:m/z 655[M+H]+。
ステップF:8-(4-(1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
AcOH(2mL)中の(Z)-N-((ジメチルアミノ)メチレン)-4-(6-(4-メトキシフェニル)-7-オキソ-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)アミノ)-6,7-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-8-イル)ベンズアミド(120mg、0.17mmol、1.0当量)の溶液に、ヒドラジン一水和物(27.0mg、0.84mmol、5.0当量)を室温で加えた。得られた混合物を、100℃で2時間攪拌した。次いで、反応物をNaHCO3(飽和水溶液、20mL)で希釈し、EtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた抽出物を、飽和食塩水で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥して、濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/1)で精製して、黄色固体として、8-(4-(1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(80mg、収率76%)を得た。LC-MS:m/z 624[M+H]+。
ステップG:8-(4-(1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
DCM(3.0mL)中の8-(4-(1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(80mg、0.13mmol、1.0当量)の溶液に、室温でトリフルオロ酢酸(1.0mL)を加えた。得られた混合物を5時間攪拌した後、濃縮して逆相分取HPLC(RP-prep‐HPLC)により精製して、8-(4-(1H-1,2,4‐トリアゾール-3-イル)フェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(実施例206)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 8.97(s,1H),8.84(s,1H),8.58(t,J=6.4Hz,1H),8.43(br s,1H),7.97(d,J=8.4Hz,2H),7.78(d,J=8.4Hz,2H),7.48(d,J=8.8Hz,2H),7.10(d,J=8.8Hz,2H),4.16-4.02(m,2H),3.81(s,3H).LC-MS:m/z 494[M+H]+.
ステップA:6-(イソキサゾール-4-イル)-8-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-5,6-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-7(4aH)-オン
DCE/MeOH(3/0.5mL)中の2-(5-ホルミル-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリミジン-4-イル)-2-(4-メトキシフェニル)酢酸メチル(全般的手順III、ステップGで調製した)(76mg、0.2mmol、1.0当量)、イソキサゾール-4-アミン(42mg、0.5mmol、2.5当量)の溶液に、HOAc(42mg、0.7mmol、3.5当量)を加えた。混合物を45℃で一晩攪拌し、その後、混合物を0℃に冷却し、NaBH3CN(12mg、0.2mmol、1.0当量)を一度に反応混合物に加え、その後、得られた混合物を室温に自然昇温させ、さらに12時間攪拌した後で、DCM(10mL)およびH2O(10mL)でクエンチした。水層をDCM(10mL×3)で抽出した。合わせた有機層を、Na2SO4上で乾燥して、濃縮した。残渣を、分取TLC(Prep-TLC)(PE:EA=1/2)により精製して、白色固形物として6-(イソキサゾール-4-イル)-8-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-5,6-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-7(4aH)-オン(51mg、収率44%)を得た。LC-MS:m/z 420[M+H]+。
ステップB:6-(イソキサゾール-4-イル)-8-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
THF(3.0mL)中の6-(イソキサゾール-4-イル)-8-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-5,6-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-7(4aH)-オン(51.0mg、0.12mmol、1.0当量)およびDDQ(40.0mg、0.18mmol、1.5当量)の混合物を、室温で3時間攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣を、逆相分取HPLC(RP-prep-HPLC)により精製して、6-(イソキサゾール-4-イル)-8-(4-メトキシフェニル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(実施例207)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.62(s,1H),9.20(s,1H),9.00(s,1H),8.97(s,1H),8.66(t,J=6.4Hz,1H)7.57(d,J=8.8Hz,2H),6.89(d,J=8.8Hz,2H),4.15-4.03(m,2H),3.79(s,3H).LC-MS:m/z 418[M+H]+.
実施例208:8-(4-メトキシフェニル)-6-(1H-ピラゾール-4-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、実施例207(ステップA~B)の手順で調製した、1H-ピラゾール-4-アミンを用いて中間体1から合成した。
1HNMR(600MHz,DMSO-d6)δ 8.95(s,1H),8.93(s,1H),8.51(br s,1H),8.13(s,2H),7.56(d,J=8.4Hz,2H),6.88(d,J=8.4Hz,2H),4.13-4.03(q,J=9.6Hz,2H),3.78(s,3H).LC-MS:m/z 417[M+H]+.
8-ブロモ-2-クロロ-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン(重要中間体I)の調製
ステップA:3-ブロモ-5-ヨード-2-メトキシピリジン-4-アミン
アセトニトリル(30mL)および酢酸(4.1mL)中の3-ブロモ-2-メトキシピリジン-4-アミン(4.0g、19.8mmol、1.0当量)の溶液に、NIS(4.9g、21.7mmol、1.1当量)を加え、反応混合物を室温で16時間攪拌した。次に、溶媒を減圧下で除去した。残渣をEtOAc(50mL)に溶解し、水(50mL×2)で洗浄した。有機層を、無水Na2SO4上で乾燥して、減圧下で濃縮した。粗生成物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:PE/EtOAc=4/1)で精製し、白色固体として3-ブロモ-5-ヨード-2-メトキシピリジン-4-アミン(6.0g、収率92%)を得た。LC-MS:m/z 329[M+H]+。
ステップB:3-(4-アミノ-5-ブロモ-6-メトキシピリジン-3-イル)アクリル酸(E)-エチル
DMF(30mL)中の3-ブロモ-5-ヨード-2-メトキシピリジン-4-アミン(6g、18.3mmol、1.0当量)、トリオ-トリルホスフィン(553mg、1.8mmol、0.1当量)、NaHCO3(2.7g、32.1mmol、1.8当量)、アクリル酸エチル(2g、20.1mmol、1.1当量)、およびPd(OAc)2(205mg、0.9mmol、0.05当量)の混合物を、70℃、N2下で16時間攪拌した。次に、反応を10% LiCl水溶液(50mL)で希釈し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。全ての有機層を合わせて、飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過して、濃縮した。残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:PE/EtOAc=3/1)で精製し、白色固体として3-(4-アミノ-5-ブロモ-6-メトキシピリジン-3-イル)アクリル酸(E)-エチル(4.5g、収率82%)を得た。LC-MS:m/z 301[M+H]+。
ステップC:8-ブロモ-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン-2(1H)-オン
EtOH(10mL)中の3-(4-アミノ-5-ブロモ-6-メトキシピリジン-3-イル)アクリル酸(E)-エチル(1.5g、5.0mmol、1.0当量)の溶液に、15% NaSMe水溶液(2.6g、5.5mmol、1.1当量)を加えた。得られた混合物を、室温で一晩攪拌した。沈殿物を濾過により回収し、濾過ケークをEtOAc(10mL)で洗浄し、次いで乾燥して、黄色固体として8-ブロモ-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン-2(1H)-オン(1.0g、収率79%)を得た。LC-MS:m/z 255[M+H]+。
ステップD:8-ブロモ-2-クロロ-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン(重要中間体I)
8-ブロモ-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン-2(1H)-オン(2.3g、9.0mmol、1.0当量)およびPOCl3(12.0mL)の混合物を80℃で2時間攪拌した。次いで、反応物を冷却NaHCO3(飽和水溶液、150mL)に注ぎ、EtOAc(50mL×4)で抽出した。全ての有機層を合わせて、飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過して、濃縮した。残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:PE/EtOAc=3/1)で精製し、灰白色固体として8-ブロモ-2-クロロ-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン(1.9g、収率77%)を得た。LC-MS:m/z 273[M+H]+。
8-(4-クロロフェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルチオ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン(実施例209)の調製
ステップE:8-(4-クロロフェニル)-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン-2(1H)-オン
ジオキサン/水(200mL、9/1、v/v)中の8-ブロモ-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン-2(1H)-オン(10g、39.4mmol、1.0当量)、Pd(dppf)Cl2(1.4g、1.9mmol、0.05当量)、Cs2CO3(25.6g、78.5mmol、2.0当量)、および4-クロロフェニルボロン酸(9.2g、59.0mmol、1.5当量)の混合物を、100℃、N2雰囲気下で16時間攪拌した。次いで反応混合物を、水(100mL)で希釈し、EtOAc(50mL×5)で抽出した。有機層を全て合わせて、飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過して、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:PE/EtOAc=2/1)で精製し、白色固体として8-(4-クロロフェニル)-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン-2-(1H)-オン(10.0g、収率89%)を得た。LC-MS:m/z 287[M+H]+。
ステップF:2-クロロ-8-(4-クロロフェニル)-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン
DCM(100mL)中の8-(4-クロロフェニル)-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン-2(1H)-オン(8g、27.9mmol、1.0当量)の溶液に、DMF(6.1g、83.6mmol、3.0当量)およびSOCl2(8.2g、83.6mmol、3.0当量)を加えた。次いで反応を、80℃で16時間攪拌した。得られた混合物を室温に冷却し、濃縮し、氷冷NaHCO3(飽和水溶液、50mL)でクエンチし、EtOAc(50mL×2)で抽出した。有機層を全て合わせて、飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して、残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:PE/EtOAc=5/1)で精製し、白色固体として2-クロロ-8-(4-クロロフェニル)-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン(7.0g、収率83%)を得た。LC-MS:m/z 305[M+H]+。
ステップG:2-クロロ-8-(4-クロロフェニル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
MeCN(40.0mL)中の2-クロロ-8-(4-クロロフェニル)-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン(2.0g、6.6mmol、1.0当量)の溶液に、AlCl3(1.8g、13.5mmol、2.0当量)およびNaI(2.2g、13.3mmol、2.0当量)を加えた。得られた混合物を、80℃で8時間攪拌した。次いで反応混合物を、氷水(20mL)でクエンチし、EtOAc(20mL×3)で抽出した。有機層を全て合わせて、飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過して、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:DCM/アセトン=2/1)で精製し、白色固体として2-クロロ-8-(4-クロロフェニル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン(1.5g、収率79%)を得た。LC-MS:m/z 291[M+H]+。
ステップH:2-クロロ-8-(4-クロロフェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
DCM(20.0mL)中の2-クロロ-8-(4-クロロフェニル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン(1.5g、5.2mmol、1.0当量)の溶液に、Cu(OAc)2(1.2g、5.6mmol、1.1当量)、ピリジン(1.2g、15.2mmol、3.0当量)および2-メチル-2H-インダゾール-5-イルボロン酸(1.4g、8.0mmol、1.5当量)を加えた。反応混合物を40℃、O2雰囲気下で16時間攪拌し、次いで減圧下で濃縮し、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:PE/EtOAc=1/1)により精製して、橙色固体として2-クロロ-8-(4-クロロフェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン(1.4g、収率65%)を得た。LC-MS:m/z 421[M+H]+。
ステップI:8-(4-クロロフェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)チオ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン(実施例209)
2.0mLの無水THF中の2,2,2-トリフルオロエタンチオール(124.0mg、1.1mmol、3.0当量)の溶液に、NaH(鉱油中に60%懸濁、43.0mg、1.1mmol、3.0当量)を0℃で分割して加えた。混合物を、0℃で0.5時間攪拌した。次に、THF(1mL)中の2-クロロ-8-(4-クロロフェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン(150.0mg、0.36mmol、1.0当量)の溶液を加えた。反応混合物を、室温でさらに2時間攪拌した。反応混合物をNH4Cl(飽和水溶液、10mL)でクエンチし、EtOAc(10mL×3)で抽出した。有機層を全て合わせて、飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過して、減圧下で濃縮した。残渣を逆相分取HPLC(RP-prep-HPLC)により精製して、8-(4-クロロフェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)チオ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン(実施例209)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.92(s,1H),8.51(s,1H),7.98(d,J=8.8Hz,1H),7.92(d,J=2.0Hz,1H),7.72(d,J=9.2Hz,1H),7.40(d,J=8.4Hz,2H),7.37(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),6.99(d,J=8.8Hz,1H),4.23(s,3H),4.21-4.08(m,2H).LC-MS:m/z 501(M+H)+.
実施例210:8-(4-クロロフェニル)-2-シクロプロポキシ-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップI)(NaH、無水THF、0℃から室温)により、シクロプロパノールを用いて中間体8から合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.78(s,1H),8.50(s,1H),7.98(d,J=9.2Hz,1H),7.70(d,J=2.4Hz,1H),7.77(d,J=8.8Hz,2H),7.71(d,J=8.8Hz,1H),7.40(d,J=8.8Hz,2H),7.34(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),6.53(d,J=9.2Hz,1H),4.23(s,3H),4.21-4.14(m,2H),0.74-0.72(m,4H).LC-MS:m/z 443[M+H]+.
6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-8-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン(実施例211)の調製
方法A
ステップJ:8-ブロモ-7-メトキシ-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,6-ナフチリジン-2-アミン10a
DMSO(10.0mL)中の8-ブロモ-2-クロロ-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン(1.0g、3.8mmol、1.0当量)、CsF(860.0mg、5.7mmol、1.5当量)、および2,2,2-トリフルオロエタンアミン(1.9g、18.8mmol、5.0当量)の混合物を、100℃で2時間攪拌した。次いで混合物を、氷水(100mL)中に注いで、EtOAc(50mL×4)で抽出した。有機層を全て合わせ、飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過して、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:PE/EtOAc=2/1)で精製し、白色固体として8-ブロモ-7-メトキシ-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,6-ナフチリジン-2-アミン(900mg、収率71%)を得た。LC-MS:m/z 336[M+H]+。
ステップK:8-ブロモ-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン11a
DCE(10mL)中の8-ブロモ-7-メトキシ-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,6-ナフチリジン-2-アミン(300.0mg、0.8mmol、1.0当量)およびAlCl3(301.5mg、2.2mmol、3.0当量)の混合物を、80℃で2時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:DCM/MeOH=10/1)により精製し、黄色固体として8-ブロモ-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン(220.0mg、収率92%)を得た。LC-MS:m/z 322[M+H]+。
ステップL:8-ブロモ-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン12a
8-ブロモ-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン12aを、全般的手順V(ステップH)により、(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)ボロン酸を用いて中間体11aから合成した。LC-MS:m/z 452[M+H]+。
ステップM:6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-8-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン(実施例211)
表題化合物を、全般的手順V(ステップM)により、(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸を用いて中間体12aから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.52(s,1H),8.48(s,1H),8.34(t,J=6.4Hz,1H),7.85(dd,J=2.0Hz,0.4Hz,1H),7.76(d,J=9.2Hz,2H),7.71(d,J=8.0Hz,2H),7.66(d,J=9.2Hz,1H),7.31(dd,J=8.8Hz,2.0Hz,1H),7.26(d,J=8.0Hz,2H),6.49(d,J=8.8Hz,1H),4.22(s,3H),4.18-4.07(m,2H).LC-MS:m/z 534[M+H]+.
実施例212:8-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップM)により、(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)ボロン酸を用いて中間体12aから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.61(d,J=1.2Hz,1H),8.50(s,1H),8.48(s,1H),8.34(t,J=6.4Hz,1H),7.87-7.80(m,2H),7.75(d,J=9.2Hz,1H),7.67(d,J=8.8Hz,1H),7.32(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),7.22(d,J=8.4Hz,1H),6.50(d,J=8.8Hz,1H),4.22(s,3H),4.21-4.10(m,2H),2.14-2.05(m,1H),0.98-0.88(m,4H).LC-MS:m/z 491[M+H]+.
実施例213:6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-8-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップM)により、(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ボロン酸を用いて中間体12aから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.56(s,1H),8.48(s,1H),8.40(t,J=6.4Hz,1H),7.89-7.80(m,3H),7.78(d,J=9.2Hz,1H),7.69(d,J=9.2Hz,1H),7.63(d,J=8.4Hz,2H),7.33(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),6.52(d,J=9.2Hz,1H),4.22(s,3H),4.21-4.06(m,2H).LC-MS:m/z 518[M+H]+.
実施例214:8-(4-(2,2-ジフルオロエチル)フェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップM)により、(4-(2,2-ジフルオロエチル)フェニル)ボロン酸を用いて中間体12aから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.47(s,2H),8.31(br s,1H),7.84(d,J=1.6Hz,1H),7.74(d,J=9.2Hz,1H),7.67(d,J=8.8Hz,1H),7.58(d,J=8.0Hz,2H),7.30(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),7.22(d,J=8.0Hz,2H),6.49(d,J=8.8Hz,1H),6.24(tt,JHF=56.6Hz,4.8Hz,1H),4.22(s,3H),4.23-4.10(m,2H),3.18(dt,JHF=18.2Hz,4.8Hz,2H).LC-MS:m/z 514[M+H]+.
2-エトキシ-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-8-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン(実施例215)の調製
方法B
ステップN:8-ブロモ-2-クロロ-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
DCE(180mL)中の8-ブロモ-2-クロロ-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン(10.1g、40.0mmol 1.0当量)の溶液に、10℃で、AlCl3(15.9g、120.0mmol、3.0当量)を加えた。その後、得られた混合物を80℃で2時間攪拌して、10℃で、水(19.4mL、1.1mol、27.0当量)でクエンチした。このクエンチした混合物を、室温で0.5時間攪拌し、次いで濾過した。濾過ケークをDCM/EtOH(200mL、10/1、v/v)で洗浄し、濾液を濃縮して、黄色固体として8-ブロモ-2-クロロ-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン(9.8g、未精製)を得 、これは次のステップで直接使用された。LC-MS:m/z 261[M+H]+。
ステップO:8-ブロモ-2-エトキシ-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
EtOH(220.0mL)中の8-ブロモ-2-クロロ-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン(9.5g、40.0mmol、1.0当量)の溶液に、NaOEt(27.2g、400.0mmol、10.0当量)を加えた。得られた溶液を、100℃で5時間攪拌した。その後、混合物を氷冷NH4Cl(飽和水溶水、200mL)に注ぎ、1NのHCl(水溶液)でpH=6に調節した。混合物をEtOAc(100mL×4)で抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過して、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:DCM/EtOH=50/~10/1)で精製し、褐色固体として8-ブロモ-2-エトキシ-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン(5.3g、収率49%)を得た。LC-MS:m/z 271,273[M+H]+。
8-ブロモ-2-エトキシ-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オンの調製
8-ブロモ-2-エトキシ-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オンを、実施例209(ステップH)の手順でのように、2-メチル-2H-インダゾール-5-イルボロン酸を用いて中間体11bから合成した。LC-MS:m/z 399,401[M+H]+。
実施例215:2-エトキシ-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-8-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順V(ステップM)(Pd(PPh3)4、Cs2CO3、ジオキサン、100℃)により、4-(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸を用いて中間体12bから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.81(s,1H),8.50(s,1H),7.99(d,J=9.2Hz,1H),7.91(d,J=1.6Hz,1H),7.88(d,J=8.0Hz,2H),7.74-7.67(m,3H),7.35(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),6.57(d,J=8.8Hz,1H),4.25(q,J=7.2Hz,2H),4.23(s,3H),1.26(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 465[M+H]+.
実施例216:8-(6-(ジフルオロメチル)ピリジン-3-イル)-2-エトキシ-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップM)により、2-(ジフルオロメチル)-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジンを用いて中間体12bから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:8.95(d,J=1.2Hz,1H),8.85(s,1H),8.51(s,1H),8.27(dd,J=8.4Hz,2.0Hz,1H),8.02(d,J=9.2Hz,6H),7.92(d,J=1.2Hz,1H),7.72(d,J=3.6Hz,1H),7.70(d,J=2.8Hz,1H),7.36(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),6.98(t,J
HF=55.2Hz,1H),6.59(d,J=9.2Hz,1H),4.25(q,J=7.2Hz,2H),4.23(s,3H),1.27(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 448[M+H]
+.
実施例217:2-エトキシ-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-8-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップM)により、(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸を用いて中間体12bから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.77(s,1H),8.50(s,1H),7.98(d,J=9.0Hz,1H),7.89(d,J=2.0Hz,1H),7.75(d,J=8.8Hz,2H),7.70(d,J=9.0Hz,1H),7.37-7.30(m,3H),6.55(d,J=9.0Hz,1H),4.25(q,J=7.2Hz,2H),4.22(s,3H),1.25(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 481[M+H]+.
実施例218:8-(6-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)-2-エトキシ-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップM)により、2-(ジフルオロメトキシ)-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジンを用いて中間体12bから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.77(s,1H),8.51(d,J=2.4Hz,1H),8.49(s,1H),8.18(dd,J=4.4Hz,2.0Hz,1H),7.99(d,J=8.8Hz,1H),7.89(d,J=2.0Hz,1H),7.74(t,JHF=73.2Hz,1H),7.71(d,J=9.2Hz,1H),7.35(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),7.10(d,J=8.4Hz,1H),6.57(d,J=9.2Hz,1H),4.27(q,J=7.2Hz,2H),4.22(s,3H),1.27(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 464[M+H]+.
実施例219:2-エトキシ-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-8-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップM)により、(6-メチルピリジン-3-イル)ボロン酸を用いて中間体12bから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ::8.75(s,1H),8.70(br s,1H),8.50(s,1H),7.98(d,J=8.8Hz,1H),7.93(dd,J=8.4Hz,2.0Hz,1H),7.89(d,J=1.6Hz,1H),7.71(d,J=9.2Hz,1H),7.35(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),7.26(d,J=8.0Hz,1H),6.55(d,J=8.8Hz,1H),4.26(q,J=7.2Hz,2H),4.23(s,3H),1.28(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 412[M+H]+.
実施例220:2-エトキシ-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-8-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップM)により、(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ボロン酸を用いて中間体12bから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:9.05(d,J=7.8Hz,1H),8.88(s,1H),8.51(s,1H),8.37(dd,J=8.0Hz,2.0Hz,1H),8.04(d,J=9.2Hz,1H),7.93(d,J=2.0Hz,1H),7.92(d,J=8.4Hz,1H),7.72(d,J=9.2Hz,1H),7.37(dd,J=9.6Hz,2.0Hz,1H),6.61(d,J=9.2Hz,1H),4.28(q,J=7.2Hz,2H),4.23(s,3H),1.28(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 466[M+H]+.
実施例221:8-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-2-エトキシ-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップM)により、(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)ボロン酸を用いて中間体12bから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.93(s,1H),8.89(s,1H),8.51(s,1H),8.04(d,J=9.2Hz,1H),7.91(d,J=1.2Hz,1H),7.72(d,J=9.2Hz,1H),7.56(d,J=8.0Hz,1H),7.35(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),6.63(d,J=9.2Hz,1H),4.31(q,J=6.8Hz,2H),4.23(s,3H),2.36-2.25(m,1H),1.31(t,J=6.8Hz,3H),1.27-1.20(m,2H),1.17-1.09(m,2H).LC-MS:m/z 437[M+H]+.
実施例222:8-(4-(1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)-2-エトキシ-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップM)により、次いで全般的手順I(ステップF)によるTFAでの脱保護により、3-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-1,2,4-トリアゾールを用いて中間体12bから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:14.05(br.s,1H),8.75(s,1H),8.50(s,1H),8.39(br.s,1H),8.01(d,J=8.4Hz,2H),7.98(d,J=9.2Hz,1H),7.90(d,J=1.6Hz,1H),7.77(d,J=8.4Hz,2H),7.71(d,J=8.8Hz,1H),7.35(dd,J=8.8Hz,2.0Hz,1H),6.55(d,J=9.2Hz,1H),4.27(q,J=7.2Hz,2H),4.23(s,3H),1.27(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 464[M+H]+.
実施例223:8-(4-(1H-ピラゾール-3-イル)フェニル)-2-エトキシ-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップM)により、次いで全般的手順I(ステップF)によるTFAでの脱保護により、3-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾールを用いて中間体12bから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:12.87(br.s,1H),8.70(s,1H),8.49(s,1H),7.97(d,J=9.2Hz,1H),7.89(d,J=1.2Hz,1H),7.85-7.69(m,6H),7.35(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),6.73(s,1H),6.54(d,J=8.8Hz,1H),4.27(q,J=7.2Hz,2H),4.22(s,3H),1.27(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 463[M+H]+.
実施例224:8-(4-(1H-イミダゾール-4-イル)フェニル)-2-エトキシ-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップM)により、次いで全般的手順I(ステップF)によるTFAでの脱保護により、4-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-イミダゾールを用いて中間体12bから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:12.14(br s,1H),8.70(s,1H),8.50(s,1H),7.96(d,J=8.8Hz,1H),7.89(d,J=1.6Hz,1H),7.78-7.58(m,7H),7.35(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),6.53(d,J=9.2Hz,1H),4.27(q,J=7.2Hz,2H),4.23(s,3H),1.27(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 463[M+H]+.
8-ブロモ-2-エトキシ-6-(2-(2-(メチルスルホニル)エチル)-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン12cの調製
8-ブロモ-2-エトキシ-6-(2-(2-(メチルスルホニル)エチル)-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン12cを、全般的手順V(ステップL)により、2-(2-(メチルスルホニル)エチル)-2H-インダゾール-5-イルボロン酸を用いて中間体11bから合成した。LC-MS:m/z 491,493[M+H]+。
実施例225:8-(4-クロロフェニル)-2-エトキシ-6-(2-(2-(メチルスルホニル)エチル)-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順V(ステップM)により、4-クロロフェニルボロン酸を用いて中間体12cから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.76(s,1H),8.62(s,1H),8.00-7.93(m,2H),7.87(d,J=8.8Hz,1H),7.66(d,J=8.8Hz,2H),7.42-7.36(m,3H),6.54(d,J=9.2Hz,1H),4.91(t,J=6.8Hz,2H),4.26(q,J=6.8Hz,2H),3.80(t,J=6.8Hz,2H),2.94(s,3H),1.27(t,J=6.8Hz,3H).LC-MS:m/z 523[M+H]+.
8-ブロモ-2-エトキシ-6-(1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン12dの調製
8-ブロモ-2-エトキシ-6-(1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン12dを、全般的手順V(ステップL)により、(1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)ボロン酸を用いて中間体11bから合成した。LC-MS:m/z 399[M+H]+。
実施例226:2-エトキシ-6-(1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)-8-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順V(ステップM)により、(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ボロン酸を用いて中間体12dから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:9.05(d,J=1.6Hz,1H),8.88(s,1H),8.37(dd,J=8.4Hz,2.0Hz,1H),8.35(s,1H),8.03(d,J=9.0Hz,1H),7.89(d,J=2.0Hz,1H),7.80(d,J=8.4Hz,1H),7.38(dd,J=8.4Hz ,2.0Hz,1H),6.62(d,J=8.8Hz,1H),4.28(q,J=7.2Hz,2H),3.88(s,3H),1.28(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 466[M+H]+.
実施例227:2-エトキシ-6-(1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)-8-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップM)により、(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ボロン酸を用いて中間体12dから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.80(s,1H),8.34(s,1H),8.00(d,J=8.8Hz,1H),7.90-7.84(m,3H),7.79(d,J=8.4Hz,1H),7.71(d,J=8.0Hz,2H),7.36(dd,J=8.8Hz,2.4Hz,1H),6.57(d,J=8.8Hz,1H),4.25(q,J=7.2Hz,2H),3.88(s,3H),1.26(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 465[M+H]+.
実施例228:8-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-2-エトキシ-6-(1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップM)により、(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)ボロン酸を用いて中間体12dから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.74(s,1H),8.64(d,J=1.6Hz 1H),8.34(s,1H),7.97(d,J=9.2Hz,1H),7.89(dd,J=8.0Hz,2.4Hz,1H),7.85(d,J=2.4Hz,1H),7.78(d,J=8.4Hz,1H),7.35(dd,J=8.8Hz,2.0Hz,1H),7.28(d,J=8.0Hz,1H),6.56(d,J=9.2Hz,1H),4.26(q,J=7.2Hz,2H),3.88(s,3H),2.16-2.06(m,1H),1.28(t,J=7.2Hz,3H),0.99-0.88(m,4H).LC-MS:m/z 438[M+H]+.
実施例229:8-(6-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)-2-エトキシ-6-(1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップM)により、2-(ジフルオロメトキシ)-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジンを用いて中間体12dから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.77(s,1H),8.51(d,J=1.6Hz,1H),8.34(s,1H),8.19(dd,J=8.8Hz,2.0Hz,1H),8.00(d,J=9.2Hz,1H),7.86(d,J=2.0Hz,1H),7.79(d,J=8.4Hz,1H),7.75(t,JHF=73.2Hz,1H),7.36(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),7.10(d,J=9.2Hz,1H),6.58(d,J=9.2Hz,1H),4.28(q,J=7.2Hz,2H),3.88(s,3H),1.28(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 464[M+H]+.
8-ブロモ-2-エトキシ-6-(キノリン-6-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン12eの調製
8-ブロモ-2-エトキシ-6-(キノリン-6-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン12eを、全般的手順V(ステップL)により、キノリン-6-イルボロン酸を用いて中間体11bから合成した。LC-MS:m/z 396(M+H)+。
実施例230:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-エトキシ-6-(キノリン-6-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順V(ステップM)により、2-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロランを用いて中間体12eから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ::9.02(dd,J=4.4Hz,2.0Hz,1H),8.83(s,1H),8.48(dd,J=8.8Hz,1.2Hz,1H),8.24(d,J=2.4Hz,1H),8.16(d,J=8.8Hz,1H),7.97(d,J=9.2Hz,1H),7.94(dd,J=8.8Hz,2.0Hz,1H),7.71(d,J=8.8Hz,2H),7.65(dd,J=8.4Hz,4.0Hz,1H),7.28(t,JHF=74.4Hz,1H),7.16(d,J=8.8Hz,2H),6.57(d,J=8.8Hz,1H),4.27(q,J=7.2Hz,2H),1.28(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 460[M+H]+.
実施例231:8-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-2-エトキシ-6-(キノリン-6-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップM)により、(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)ボロン酸を用いて中間体12eから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ::9.02(dd,J=4.0Hz,2.0Hz,1H),8.84(s,1H),8.65(d,J=2.0Hz,1H),8.47(dd,J=8.8Hz,2.0Hz,1H),8.24(d,J=2.4Hz,1H),8.16(d,J=9.2Hz,1H),7.98(d,J=9.2Hz,1H),7.94(dd,J=9.2Hz,2.4Hz,1H),7.90(dd,J=8.0Hz,2.0Hz,1H),7.65(dd,J=8.4Hz,4.4Hz,1H),7.28(d,J=8.0Hz,1H),6.58(d,J=9.2Hz,1H),4.27(q,J=7.2Hz,2H),2.16-2.06(m,1H),1.28(t,J=7.2Hz,3H),0.98-0.91(m,4H).LC-MS:m/z 435[M+H]+.
実施例232:8-(6-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)-2-エトキシ-6-(キノリン-6-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップM)により、2-(ジフルオロメトキシ)-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジンを用いて中間体12eから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:9.02(dd,J=4.2Hz,2.0Hz,1H),8.89(s,1H),8.53(d,J=2.0Hz,1H),8.48(dd,J=8.4Hz,1.2Hz,1H),8.25(d,J=2.4Hz,1H),8.21(dd,J=8.4Hz,2.4Hz,1H),8.17(d,J=9.0Hz,1H),8.00(d,J=9.0Hz,1H),7.96(dd,J=9.0Hz,2.0Hz,1H),7.76(t,JHF=73.2Hz,1H),7.66(dd,J=8.4Hz,4.2Hz,1H),7.11(dd,J=8.4Hz,0.4Hz,1H),6.61(d,J=9.0Hz,1H),4.28(q,J=7.2Hz,2H),1.28(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 461(M+H)+.
8-ブロモ-2-(シクロプロピルメトキシ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン11cの調製
8-ブロモ-2-(シクロプロピルメトキシ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン11cを、全般的手順V(ステップO)により、シクロプロピルメタノールを用いて中間体14から合成した。LC-MS:m/z 295[M+H]+。
8-ブロモ-2-(シクロプロピルメトキシ)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン12fの調製
8-ブロモ-2-(シクロプロピルメトキシ)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン12fを、全般的手順V(ステップL)により、2-メチル-2H-インダゾール-5-イルボロン酸を用いて中間体11cから合成した。LC-MS:m/z 425,427[M+H)
+。
実施例233:8-(4-クロロフェニル)-2-(シクロプロピルメトキシ)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順V(ステップM)により、4-クロロフェニルボロン酸を用いて中間体12fから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.75(s,1H),8.49(s,1H),7.97(d,J=9.2Hz,1H),7.89(dd,J=2.0Hz,0.4Hz,1H),7.70(d,J=9.2Hz,1H),7.65(d,J=8.8Hz,2H),7.39(d,J=8.8Hz,2H),7.33(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),6.57(d,J=9.2Hz,1H),4.22(s,3H),4.08(d,J=7.6Hz,2H),1.23-1.11(m,1H),0.53-0.46(m,2H),0.26-0.20(m,2H).LC-MS:m/z 457[M+H]+.
実施例234:8-(4-クロロフェニル)-6-(1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オンの調製
ステップP:8-(4-クロロフェニル)-7-メトキシ-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,6-ナフチリジン-2-アミン15a
ジオキサン-水(5.0mL、9/1、v/v)中の8-ブロモ-7-メトキシ-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,6-ナフチリジン-2-アミン(300.0mg、0.9mmol、1.0当量)、Pd(PPh3)4(52.0mg、0.05mmol、0.05当量)、Cs2CO3(580.0mg、1.8mmol、2.0当量)、および4-クロロフェニルボロン酸(208.0mg、1.3mmol、1.5当量)の混合物を、100℃、N2雰囲気下で16時間攪拌した。次いで反応混合物を、水(20mL)で希釈し、EtOAc(20mL×3)で抽出した。有機層を全て合わせて、飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過して、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:PE/EA=2/1)で精製し、白色固体として8-(4-クロロフェニル)-7-メトキシ-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,6-ナフチリジン-2-アミン(300mg、収率92%)を得た。LC-MS:m/z 368[M+H]+。
ステップQ:8-(4-クロロフェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン16a
MeCN(10mL)中の8-(4-クロロフェニル)-7-メトキシ-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,6-ナフチリジン-2-アミン(300mg、0.8mmol、1.0当量)、TsOH(422mg、2.5mmol、3.0当量)、NaI(407.0mg、2.5mmol、3.0当量)の混合物を、80℃で2時間攪拌した。次いで反応混合物を、氷水(10mL)でクエンチし、EtOAc(10mL×3)で抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水(20mL)で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過して、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(DCM/MeOH=20/1)で精製し、白色固体として8-(4-クロロフェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン(280mg、収率97%)を得た。LC-MS:m/z 354[M+H]+。
実施例234、ステップR:8-(4-クロロフェニル)-6-(1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
MeCN(3mL)中の8-(4-クロロフェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン(50.0mg、0.14mmol、1.0当量)、CuI(26.6mg、0.14mmol、1.0当量)、CsF(63.8mg、0.4mmol、3.0当量)、N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン(29.8mg、0.2mmol、1.5当量)、および6-ブロモ-1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール(44.3mg、0.2mmol、1.5当量)の混合物を、100℃、N2雰囲気下で、3時間攪拌した。次いで反応混合物を、水(10mL)で希釈し、EtOAc(10mL×3)で抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水(20mL)で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、濾過して、減圧下で濃縮した。残渣を逆相分取HPLC(RP-prep-HPLC)により精製して、8-(4-クロロフェニル)-6-(1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン(実施例234)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.50(s,1H),8.40-8.28(m,2H),7.82(s,1H),7.75(d,J=9.2Hz,2H),7.64(d,J=8.4Hz,2H),7.37-7.28(m,3H),6.51(d,J=8.8Hz,1H),4.22-4.10(m,2H),3.87(s,3H).LC-MS:m/z 484[M+H]+.
実施例235:8-(4-クロロフェニル)-6-(1-メチル-1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール-6-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップR)により、6-ブロモ-1-メチル-1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾールを用いて中間体16aから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.53(s,1H),8.41(t,J=6.0Hz,1H),8.17(d,J=3.6Hz,1H),8.16(d,J=2.4Hz,1H),7.75(d,J=9.2Hz,1H),7.64(d,J=8.4Hz,2H),7.54(dd,J=9.2Hz,1.6Hz,1H),7.34(d,J=8.4Hz,2H),6.52(d,J=9.2Hz,1H),4.35(s,3H),4.23-4.10(m,2H).LC-MS:m/z 485[M+H]+.
実施例236:8-(4-クロロフェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップR)により、5-ブロモ-2-メチル-2H-インダゾールを用いて中間体16aから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.51(s,1H),8.47(s,1H),8.36(t,J=6.4Hz,1H),7.84(d,J=1.2Hz,1H),7.75(d,J=8.8Hz,1H),7.68(d,J=9.2Hz,1H),7.64(d,J=8.4Hz,2H),7.33(d,J=8.4Hz,2H),7.31(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),6.50(d,J=9.2Hz,1H),4.22(s,3H),4.09-4.06(m,2H).LC-MS:m/z 484[M+H]+.
実施例237:8-(4-クロロフェニル)-6-(2,3-ジメチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップR)により、5-ブロモ-2,3-ジメチル-2H-インダゾールを用いて中間体16aから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:8.50(s,1H),8.34(br s,1H),7.84(d,J=2.0Hz,1H),7.76(d,J=8.4Hz,1H),7.65(d,J=8.8Hz,2H),7.58(d,J=8.4Hz,1H),7.33(d,J=8.4Hz,2H),7.27(d,J=8.8Hz,1H),6.50(d,J=8.8Hz,1H),4.18-4.03(m,2H),4.10(s,3H),2.64(s,3H).LC-MS:m/z 498[M+H]
+.
実施例238:8-(4-クロロフェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップR)により、1-ブロモ-4-メトキシベンゼンを用いて中間体16aから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ::8.41(s,1H),8.34(t,J=6.0Hz,1H),7.74(d,J=9.2Hz,1H),7.62(d,J=8.4Hz,2H),7.43(d,J=8.8Hz,2H),7.33(d,J=8.4Hz,2H),7.07(d,J=8.8Hz,2H),6.49(d,J=9.2Hz,1H),4.20-4.07(m,2H),3.83(s,3H).LC-MS:m/z 460[M+H]+.
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-7-メトキシ-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,6-ナフチリジン-2-アミン15bの調製
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-7-メトキシ-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,6-ナフチリジン-2-アミン15bを、全般的手順V(ステップP)により、2-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロランを用いて中間体10aから合成した。LC-MS:m/z 400[M+H]+。
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン16bの調製
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン16bを、全般的手順V(ステップQ)により中間体15bから合成した。LC-MS:m/z 386[M+H]+。
実施例239:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップR)により、5-ブロモ-2-メチル-2H-インダゾールを用いて中間体16bから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.49(s,1H),8.48(s,1H),8.31(t,J=6.0Hz,1H),7.84(d,J=1.6Hz,1H),7.75(d,J=9.2Hz,1H),7.71-7.64(m,3H),7.31(dd,J=9.2Hz,1.6Hz,1H),7.25(t,JHF=74.4Hz,1H),7.09(d,J=8.8Hz,2H),6.49(d,J=9.2Hz,1H),4.22(s,3H),4.21-4.09(m,2H).LC-MS:m/z 516[M+H]+.
実施例240:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップR)により、6-ブロモ-1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾールを用いて中間体16bから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.49(s,1H),8.33(br s,1H),8.32(s,1H),7.81(d,J=1.6Hz,1H),7.78-7.72(m,2H),7.66(d,J=8.8Hz,2H),7.31(dd,J=8.4Hz,2.0Hz,1H),7.25(t,JHF=74.4Hz,1H),7.09(d,J=8.8Hz,2H),6.51(d,J=9.2Hz,1H),4.22-4.10(m,2H),3.87(s,3H).LC-MS:m/z 516[M+H]+.
実施例241:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップR)により、1-ブロモ-4-メトキシベンゼンを用いて中間体16bから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.40(s,1H),8.30(t,J=5.6Hz,1H),7.73(d,J=9.2Hz,1H),7.63(d,J=8.8Hz,2H),7.43(d,J=9.2Hz,2H),7.24(t,JHF=74.4Hz,1H),7.08(d,J=8.8Hz,2H),7.07(d,J=9.2Hz,2H),6.48(d,J=9.2Hz,1H),4.20-4.07(m,2H),3.82(s,3H).LC-MS:m/z 492[M+H]+.
8-ブロモ-N-シクロプロピル-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン-2-アミン10bの調整
8-ブロモ-N-シクロプロピル-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン-2-アミン10bを、全般的手順V(ステップJ)により、シクロプロパンアミンを用いて重要中間体Iから合成した。LC-MS:m/z 294[M+H]+。
N-シクロプロピル-8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン-2-アミン15cの調製
N-シクロプロピル-8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン-2-アミン15cを、全般的手順V(ステップP)により、2-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロランを用いて中間体10bから合成した。LC-MS:m/z 358[M+H]+。
2-(シクロプロピルアミノ)-8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン16cの調製
2-(シクロプロピルアミノ)-8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン16cを、全般的手順V(ステップQ)により中間体15cから合成した。LC-MS:m/z 344[M+H]+。
実施例242:2-(シクロプロピルアミノ)-8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順V(ステップR)により、5-ブロモ-2-メチル-2H-インダゾールを用いて中間体16cから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.46(s,1H),8.37(br s,1H),7.90(br s,1H),7.84-7.81(m,2H),7.87(d,J=9.2Hz,1H),7.59(d,J=8.4Hz,1H),7.29(dd,J=9.2,2.0Hz,1H),7.23(t,JHF=74.6Hz,1H),7.08(d,J=8.4Hz,2H),6.31(t,J=8.8Hz,1H),4.22(s,3H),2.80-2.70(m,1H),0.80-0.61(m,2H),0.55-0.42(m,2H).LC-MS:m/z 474[M+H]+.
8-ブロモ-2-エトキシ-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン10cの調製
8-ブロモ-2-エトキシ-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン10cを、全般的手順V(ステップJ)により、EtONa/EtOHを用いて重要中間体Iから合成した。LC-MS:m/z 283[M+H]+。
8-(4-クロロフェニル)-2-エトキシ-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン15dの調製
8-(4-クロロフェニル)-2-エトキシ-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン15dを、全般的手順V(ステップP)により4-クロロフェニルボロン酸を用いて10cから合成した。LC-MS:m/z 315[M+H]+。
8-(4-クロロフェニル)-2-エトキシ-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン16dの調製
DMF(12.0mL)中の8-(4-クロロフェニル)-2-エトキシ-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン(550.0mg、1.8mmol、1.0当量)、TsOH(958.0mg、5.3mmol、3.0当量)、LiCl(115.0mg、5.3mmol、3.0当量)の混合物を、120℃で5時間攪拌した。混合物を、氷冷NH4Cl水溶液(10mL)に注いだ。混合物をEA(10mL×3)で抽出し、合わせた有機層をNa2SO4上で乾燥し、濾過して濃縮した。残渣を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(PE:EA=4:1~0:1)により精製し、黄色固体として8-(4-クロロフェニル)-2-エトキシ-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン(180mg、収率34%)を得た。LC-MS:m/z 301[M+H]+。
実施例243:8-(4-クロロフェニル)-2-エトキシ-6-(キノリン-6-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順V(ステップR)により、6-ブロモキノリンを用いて中間体16dから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:9.02(dd,J=8.0,1.6Hz,1H),8.85(s,1H),8.48(d,J=7.2Hz 1H),8.24(d,J=2.4Hz,1H),8.16(d,J=8.8Hz,1H),7.98(d,J=9.2Hz,1H),7.95(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.68(d,J=8.4Hz,2H),7.65(dd,J=8.4,4.4Hz,1H),7.41(d,J=8.4Hz,2H),6.57(d,J=9.2Hz,1H),4.27(q,J=7.2Hz,2H),1.28(t,J=7.2Hz ,3H).LC-MS:m/z 428[M+H]+.
実施例244:8-(4-クロロフェニル)-2-エトキシ-6-(キノキサリン-6-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップR)により、6-ブロモキノキサリンを用いて中間体16dから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:9.06(dd,J=4.4Hz,2.0Hz,2H),8.88(s,1H),8.38(d,J=2.4Hz,1H),8.25(d,J=8.8Hz,1H),8.09(dd,J=9.0Hz,2.0Hz,1H),7.98(d,J=9.0Hz,1H),7.69(d,J=8.8Hz,2H),7.42(d,J=8.8Hz,2H),6.58(d,J=9.0Hz,1H),4.27(q,J=7.2Hz,2H),1.28(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 429[M+H]+.
実施例245:8-(4-クロロフェニル)-6-(シンノリン-6-イル)-2-エトキシ-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップR)により、6-ブロモシンノリンを用いて中間体16dから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ::9.49(d,J=6.0Hz,1H),8.87(s,1H),8.62(d,J=9.2Hz,1H),8.37(d,J=2.0Hz,1H),8.33(d,J=6.0Hz,1H),8.18(d,J=6.4Hz,1H),8.16(d,J=2.0Hz,1H),7.98(d,J=9.2Hz,1H),7.69(d,J=8.6Hz,2H),7.42(d,J=8.6Hz,2H),6.59(d,J=9.2Hz,1H),4.28(q,J=7.2Hz,2H),1.28(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 429[M+H]+.
実施例246:8-(4-クロロフェニル)-2-エトキシ-6-(キナゾリン-6-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップR)により、6-ブロモキナゾリンを用いて中間体16dから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ::9.71(s,1H),9.42(s,1H),8.86(s,1H),8.44(d,J=2.0Hz,1H),8.24(dd,J=8.8Hz,2.0Hz,1H),8.17(d,J=8.8Hz,1H),7.97(d,J=9.2Hz,1H),7.68(d,J=8.4Hz,2H),7.41(d,J=8.4Hz,2H),6.59(d,J=8.8Hz,1H),4.27(d,J=7.2Hz,2H),1.28(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 429[M+H]+.
実施例247:8-(4-クロロフェニル)-2-エトキシ-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップR)により、5-ブロモ-2-メチル-2H-インダゾールを用いて中間体16dから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.75(s,1H),8.50(s,1H),7.97(d,J=9.1Hz,1H),7.89(d,J=2.0Hz,1H),7.70(d,J=9.1Hz,1H),7.66(d,J=8.6Hz,2H),7.40(d,J=8.6Hz,2H),7.33(dd,J=9.2Hz,2.4Hz,1H),6.54(d,J=9.2Hz,1H),4.25(q,J=6.8Hz,2H),4.22(s,3H),1.27(t,J=6.8Hz,3H).LC-MS:m/z 431[M+H]+.
実施例248:8-(4-クロロフェニル)-2-エトキシ-6-(1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップR)により、6-ブロモ-1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾールを用いて中間体16dから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.74(s,1H),8.34(s,1H),7.97(d,J=9.0Hz,1H),7.85(d,J=2.0Hz,1H),7.78(d,J=8.5Hz,1H),7.67(d,J=8.4Hz,2H),7.40(d,J=8.4Hz,2H),7.34(dd,J=8.5Hz,2.0Hz,1H),6.55(d,J=9.0Hz,1H),4.25(q,J=7.2Hz,2H),3.87(s,3H),1.27(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 431[M+H]+.
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-エトキシ-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン15eの調製
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-エトキシ-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン15eを、全般的手順V(ステップP)により、2-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロランを用いて中間体10cから合成した。LC-MS:m/z 347[M+H]+。
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-エトキシ-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン16eの調製
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-エトキシ-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン16eを、全般的手順V(ステップQ)により中間体16dから調製した。LC-MS:m/z 333[M+H]+。
実施例249:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-エトキシ-6-(1-(2-(メチルスルホニル)エチル)-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順V(ステップR)により、5-ブロモ-1-(2-(メチルスルホニル)エチル)ピリジン-2(1H)-オンを用いて中間体16eから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.61(s,1H),8.17(d,J= 2.8Hz,1H),7.93(d,J=9.2Hz,1H),7.69(dd,J=9.6Hz,2.8Hz,1H),7.65(d,J=8.8Hz,2H),7.28(t,JHF=74.4Hz,1H),6.55(d,J=9.2Hz,1H),6.52(d,J=9.6Hz,1H),4.34(t,J=7.2Hz,2H),4.24(q,J=7.2Hz,2H),3.61(t,J=7.2Hz,2H),3.08(s,3H),1.26(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 532[M+H]+.
実施例250:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-エトキシ-6-(4-メトキシフェニル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップR)により、1-ブロモ-4-メトキシベンゼンを用いて中間体16eから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.64(s,1H),7.94(d,J=9.2Hz,1H),7.67(d,J=8.8Hz,2H),7.46(d,J=8.8Hz,2H),7.27(t,JHF=74.4Hz,1H),7.15(d,J=8.8Hz,2H),7.09(d,J=8.8Hz,2H),6.52(d,J=9.2Hz,1H),4.24(q,J=7.2Hz,2H),3.83(s,3H),1.26(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 439[M+H]+.
実施例251:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-エトキシ-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップR)により、1-ブロモ-4-メトキシベンゼンを用いて中間体16eから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.73(s,1H),8.50(s,1H),7.96(d,J=9.2Hz,1H),7.89(d,J=1.6Hz,1H),7.73-7.65(m,3H),7.34(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),7.28(t,JHF=74.4Hz,1H),7.15(d,J=8.8Hz,2H),6.54(d,J=8.8Hz,1H),4.25(q,J=7.2Hz,2H),4.22(s,3H),1.27(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 463[M+H]+.
実施例252:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-エトキシ-6-(1-メチル-1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール-6-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップR)により、6-ブロモ-1-メチル-1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾールを用いて中間体16eから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ::8.76(s,1H),8.22-8.17(m,2H),7.96(d,J=9.2Hz,1H),7.69(d,J=8.8Hz,2H),7.58(dd,J=8.8Hz,2.0Hz,1H),8.28(t,JHF=74.4Hz,1H),7.16(d,J=8.8Hz,2H),6.57(d,J=9.2Hz,1H),4.35(s,3H),4.26(q,J=7.2Hz,2H),1.27(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 464[M+H]+.
実施例253:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-エトキシ-6-(1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップR)により、6-ブロモ-1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾールを用いて中間体16eから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.79(s,1H),8.45(br s,1H),8.03(d,J=8.8Hz,1H),7.94(br s,1H),7.88(br s,1H),7.65(d,J=8.6Hz,2H),7.41(d,J=6.0Hz,1H),7.34(t,JHF=74.4Hz,1H),7.22(d,J=8.6Hz,2H),6.60(d,J=8.8Hz,1H),4.32(q,J=7.2Hz,2H),3.94(s,3H),1.33(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 463[M+H]+.
8-ブロモ-7-メトキシ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)-1,6-ナフチリジン10dの調製
8-ブロモ-7-メトキシ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)-1,6-ナフチリジン10dを、全般的手順V(ステップJ)により、2,2,2-トリフルオロエタノールを用いて重要中間体Iから合成した。LC-MS:m/z 337[M+H]+。
8-(4-クロロフェニル)-7-メトキシ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)-1,6-ナフチリジン15fの調製
8-(4-クロロフェニル)-7-メトキシ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)-1,6-ナフチリジン15fを、全般的手順V(ステップP)により4-クロロフェニルボロン酸を用いて10dから合成した。LC-MS:m/z 369[M+H]+。
8-(4-クロロフェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン16fの調製
8-(4-クロロフェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン16fを、全般的手順V(ステップQ)により15fから合成した。LC-MS:m/z 355[M+H]+。
実施例254:8-(4-クロロフェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順V(ステップR)により、5-ブロモ-2-メチル-2H-インダゾールを用いて中間体16fから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.86(s,1H),8.50(s,1H),8.10(d,J=9.2Hz,1H),7.91(d,J=2.0Hz,1H),7.71(d,J=9.2Hz,1H),7.68(d,J=8.8Hz,2H),7.41(d,J=8.8Hz,2H),7.35(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),6.71(d,J=9.2Hz,1H),4.93(q,J=9.2Hz,2H),4.23(s,3H).LC-MS:m/z 485[M+H]+.
実施例255:8-(4-クロロフェニル)-6-(1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップR)により、6-ブロモ-1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾールを用いて中間体16fから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.85(s,1H),8.34(s,1H),8.10(d,J=9.2Hz,1H),7.87(d,J=2.0Hz,1H),7.79(d,J=8.4Hz,1H),7.68(d,J=8.8Hz,2H),7.42(d,J=8.8Hz,2H),7.35(dd,J=8.8Hz,2.0Hz,1H),6.71(d,J=8.8Hz,1H),4.93(q,J=9.2Hz,2H),3.87(s,3H).LC-MS:m/z 485[M+H]+.
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-7-メトキシ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)-1,6-ナフチリジン15gの調製
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-7-メトキシ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)-1,6-ナフチリジン15gを、全般的手順V(ステップP)により、2-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロランを用いて10dから合成した。LC-MS:m/z 401[M+H]+。
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン16gの調製
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン16gを、全般的手順V(ステップQ)により15gから合成した。LC-MS:m/z 387[M+H]+。
実施例256:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順V(ステップR)により、5-ブロモ-2-メチル-2H-インダゾールを用いて中間体16gから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.85(s,1H),8.51(s,1H),8.10(d,J=9.2Hz,1H),7.91(d,J=2.0Hz,1H),7.73-7.67(m,3H),7.35(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),7.28(t,JHF=74.4Hz,1H),7.17(d,J=8.8Hz,2H),6.70(d,J=9.2Hz,1H),4.92(q,J=8.8Hz,2H),4.23(s,3H).LC-MS:m/z 517[M+H]+.
実施例257:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップR)により、6-ブロモ-1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾールを用いて中間体16gから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.84(s,1H),8.34(s,1H),8.10(d,J=9.2Hz,1H),7.87(d,J=2.0Hz,1H),7.79(d,J=8.8Hz,1H),7.71(d,J=8.8Hz,2H),7.36(dd,J=8.8Hz,2.0Hz,1H),7.28(t,JHF=74.4Hz,1H),7.17(d,J=8.8Hz,2H),6.71(d,J=9.2Hz,1H),4.93(q,J=8.8Hz,2H),3.88(s,3H).LC-MS:m/z 517[M+H]+.
実施例258:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順V(ステップR)により、1-ブロモ-4-メトキシベンゼンを用いて中間体16gから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.81(s,1H),8.13(d,J=9.2Hz,1H),7.74(d,J=8.8Hz,2H),7.54(d,J=8.8Hz,2H),7.34(t,JHF=74.4Hz,1H),7.22(d,J=8.8Hz,2H),7.16(d,J=8.8Hz,2H),6.74(d,J=8.8Hz,1H),4.97(q,J=8.8Hz,2H),3.89(s,3H).LC-MS:m/z 493[M+H]+.
8-ブロモ-2-(エチルチオ)-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン10eの調製
8-ブロモ-2-(エチルチオ)-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン10eを、全般的手順V(ステップJ)により、ナトリウムエタンチオラートを用いて重要中間体Iから合成した。LC-MS:m/z 299,301[M+H]+。
8-(4-クロロフェニル)-2-(エチルチオ)-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン15hの調製
8-(4-クロロフェニル)-2-(エチルチオ)-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン15hを、全般的手順V(ステップP)により4-クロロフェニルボロン酸を用いて10eから合成した。LC-MS:m/z 331[M+H]+。
8-(4-クロロフェニル)-2-(エチルチオ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン16hの調製
8-(4-クロロフェニル)-2-(エチルチオ)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン16hを、全般的手順V(ステップQ)により15hから合成した。LC-MS:m/z 317[M+H]+。
実施例259:8-(4-クロロフェニル)-2-(エチルチオ)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順V(ステップR)により、5-ブロモ-2-メチル-2H-インダゾールを用いて中間体16hから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.82(s,1H),8.50(s,1H),7.91(d,J=2.0Hz,1H),7.84(d,J=8.8Hz,1H),7.71(d,J=9.2Hz,1H),7.64(d,J=8.6Hz,2H),7.42(d,J=8.6Hz,2H),7.35(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),6.84(d,J=8.8Hz,1H),4.23(s,3H),2.99(q,J=7.2Hz,2H),1.16(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 447[M+H]+.
8-ブロモ-7-メトキシ-2-プロピル-1,6-ナフチリジン10fの調製
THF/NMP(5.0mL/0.5mL)中の8-ブロモ-2-クロロ-7-メトキシ-1,6-ナフチリジン(300.0mg、1.1mmol、1.0当量)およびFe(acac)3(387.0mg、1.1mmol、1.0当量)の混合物に、11.0mLのプロピルマグネシウムブロミド(1Mジエチルエーテル溶液、11.0mmol、10.0当量)を室温でゆっくりと加えた。混合物を、室温で1時間攪拌し、次いで水で慎重にクエンチした。混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄し、その後飽和食塩水(30mL)で洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(PE/EtOAc=5/1)で精製し、黄色固体として8-ブロモ-7-メトキシ-2-プロピル-1,6-ナフチリジン(180mg、収率59%)を得た。LC-MS:m/z 281,283[M+H]+。
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-7-メトキシ-2-プロピル-1,6-ナフチリジン15iの調製
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-7-メトキシ-2-プロピル-1,6-ナフチリジン15iを、全般的手順V(ステップP)により、2-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロランを用いて10fから合成した。LC-MS:m/z 345[M+H]+。
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-プロピル-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン16iの調製
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-プロピル-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン16iを、全般的手順V(ステップQ)により15iから合成した。LC-MS:m/z 331(M+H)+。
実施例260:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)-2-プロピル-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順V(ステップR)により、6-ブロモ-1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾールを用いて中間体16iから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.87(s,1H),8.34(s,1H),7.99(d,J=8.8Hz,1H),7.87(d,J=2.0Hz,1H),7.79(d,J=8.8Hz,1H),7.65(d,J=8.6Hz,2H),7.36(dd,J=8.8Hz,2.0Hz,1H),7.29(t,JHF=74.4Hz,1H),7.16(d,J=8.6Hz,2H),6.93(d,J=8.8Hz,1H),3.88(s,3H),2.70-2.66(m,2H),1.73-1.62(m,2H),0.92(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 461[M+H]+.
以下の化合物を、全般的手順V(ステップJ、P、QおよびR)により合成した:
以下の化合物を、全般的手順V(方法B)により合成した:
ステップA:2-(4-ブロモフェニル)-2-(5-(ジメトキシメチル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリミジン-4-イル)酢酸メチル
THF(3mL)中の2,2,2-トリフルオロエタノール(150mg、1.5mmol、3当量)の溶液に、NaH(鉱油中60%、60mg、1.5mmol、3当量)を0℃で加えた。混合物を0℃で30分間攪拌した。次いで、2-(4-ブロモフェニル)-2-(5-(ジメトキシメチル)-2-(メチルスルホニル)ピリミジン-4-イル)酢酸メチル(1a)(2-(4-ブロモフェニル)酢酸メチルを用いて全般的手順III(ステップA~C)により調製)(230mg、0.5mmol、1.0当量)を加えて、次いで混合物を室温(25℃)でさらに3時間攪拌した。その後、反応混合物を冷却NH4Cl(飽和水溶液)に注ぎ、水層をEtOAc(10mL×3)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4上で乾燥し、濃縮して、褐色油状物を得たが、これをシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=20:1~10:1)で精製し、白色固体として2-(4-ブロモフェニル)-2-(5-(ジメトキシメチル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリミジン-4-イル)酢酸メチル(150mg、収率62%)を得た。LC-MS:m/z 479,481[M+H]+。
ステップB:2-(4-ブロモフェニル)-2-(5-ホルミル-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリミジン-4-イル)酢酸メチル
アセトン(1.5mL)およびH2O(1.5mL)中の2-(4-ブロモフェニル)-2-(5-(ジメトキシメチル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリミジン-4-イル)酢酸メチル(120mg、0.25mmol、1.0当量)の溶液に、p-TSA(10mg、0.075mmol、0.3当量)を加えた。得られた混合物を、70℃で1時間攪拌した。その後、反応混合物をEtOAc(5mL×3)で抽出し、無水Na2SO4上で乾燥し、濃縮して、白色固体として2-(4-ブロモフェニル)-2-(5-ホルミル-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリミジン-4-イル)酢酸塩(86mg、未精製)を得た。LC-MS:m/z 433,435[M+H]+。
ステップC:8-(4-ブロモフェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
AcOH(1mL)およびトルエン(1mL)中の2-(4-ブロモフェニル)-2-(5-ホルミル-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリミジン-4-イル)酢酸塩(86mg、0.20mmol、1.0当量)の溶液に、NH4OAc(512mg、6.4mmol、320当量)を加えた。得られた混合物を100℃で1.5時間攪拌し、その後反応を、NaHCO3(水溶液)を加えることでクエンチした。反応混合物をEtOAc(5mL×3)で抽出し、無水Na2SO4上で乾燥して濃縮した。得られた粗生成物を、シリカゲルクロマトグラフィーで精製して、褐色固体として8-(4-ブロモフェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(60mg、収率75%)を得た。LC-MS:m/z 400,402[M+H]+。
ステップD:8-(4-ブロモフェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
DCM(3mL)中の8-(4-ブロモフェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(60mg、0.15mmol、1.0当量)の溶液に、(4-メトキシフェニル)ボロン酸(32mg、0.3mmol、2.0当量)、Cu(OAc)2(54mg、0.3mmol、2.0当量)およびピリジン(48mg、0.6mmol 4.0当量)を加えた。次いで混合物を、40℃、O2(1気圧)雰囲気下で一晩攪拌した。粗混合物を減圧下で濃縮して褐色油状物を得た後、得られた残渣を逆相分取HPLC(RP-prep-HPLC)により精製して、8-(4-ブロモフェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(実施例261)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:9.22(s,1H),9.19(s,1H),7.63(d,J=8.4Hz,2H),7.57(d,J=8.4Hz,2H),7.52(d,J=8.8Hz,2H),7.13(d,J=8.8Hz,2H),4.95(q,J=8.8Hz,2H),3.84(s,3H).LC-MS:m/z 506,508[M+H]+.
8-(4-クロロフェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン4bの調製
8-(4-クロロフェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン4bを、全般的手順VI(ステップA~C)により2-(4-クロロフェニル)-2-(5-(ジメトキシメチル)-2-(メチルスルホニル)ピリミジン-4-イル)酢酸メチルから合成した。LC-MS:m/z 356[M+H]+。
実施例262:8-(4-クロロフェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順VI(ステップD)(Cu(OAc)2、ピリジン、O2雰囲気、DCM、40℃)により、2-メチル-2H-インダゾール-5-イルボロン酸を用いて中間体4bから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:9.28(s,1H),9.23(s,1H),8.54(s,1H),7.96(d,J=2.0Hz,1H),7.74(d,J=9.2Hz,1H),7.70(d,J=8.8Hz,2H),7.44(d,J=8.8Hz,2H),7.38(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),4.95(q,J=9.2Hz,2H),4.23(s,3H).LC-MS:m/z 486[M+H]+.
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン4cの調製
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン4cを、全般的手順VI(ステップA~C)により2-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-(5-(ジメトキシメチル)-2-(メチルスルホニル)ピリミジン-4-イル)酢酸メチルから合成した。LC-MS:m/z 388[M+H]+。
実施例263:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順VI(ステップD)(Cu(OAc)2、ピリジン、O2雰囲気、DCM、40℃)により、1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イルボロン酸を用いて中間体4cから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:9.26(s,1H),9.24(s,1H),8.37(s,1H),7.91(d,J=2.0Hz,1H),7.82(d,J=8.8Hz,1H),7.73(d,J=8.8Hz,2H),7.40(dd,J=8.8Hz,2.0Hz,1H),7.29(t,JHF=74.2Hz,1H),7.19(d,J=8.8Hz,2H),4.96(q,J=7.2Hz,2H),3.88(s,3H).LC-MS:m/z 518[M+H]+.
実施例264:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(キノリン-6-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順VI(ステップD)(Cu(OAc)2、ピリジン、O2雰囲気、DCM、40℃)により、キノリン-6-イルボロン酸を用いて中間体4cから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:9.40(s,1H),9.29(s,1H),9.09(dd,J=4.2,1.7Hz,1H),8.55(d,J=8.3Hz,1H),8.34(d,J=2.4Hz,1H),8.24(d,J=9.0Hz,1H),8.02(dd,J=9.0Hz,2.4Hz,1H),7.78(d,J=8.8Hz,2H),7.72(dd,J=8.3Hz,4.2Hz,1H),7.34(t,JHF=74.2Hz,1H),7.23(d,J=8.8Hz,2H),5.01(q,J=8.9Hz,2H).LC-MS:m/z 515[M+H]+.
実施例265:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順VI(ステップD)(Cu(OAc)2、ピリジン、O2雰囲気、DCM、40℃)により、2-メチル-2H-インダゾール-5-イルボロン酸を用いて中間体4cから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:9.26(s,1H),9.23(s,1H),8.54(s,1H),7.96(d,J=2.0Hz,1H),7.75-7.70(m,3H),7.38(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),7.29(t,JHF=74.4Hz,1H),7.18(d,J=8.8Hz,2H),4.96(q,J=9.0Hz,2H),4.23(s,3H).LC-MS:m/z 518[M+H]+.
実施例266:6-(1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)-8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順VI(ステップD)(Cu(OAc)2、ピリジン、O2雰囲気 、DCM、40℃)、およびその後の全般的手順I(ステップF)によるTFAでの脱保護により、1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イルボロン酸を用いて中間体4cから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:9.26(s,1H),9.23(s,1H),8.45(br s,1H),8.38(s,1H),7.85(br s,1H),7.73(d,J=8.8Hz,2H),7.37(br s,1H),7.29(t,JHF=74.0Hz,1H),7.18(d,J=8.8Hz,2H),4.96(q,J=9.2Hz,2H).LC-MS:m/z 504[M+H]+.
8-(4-シクロプロピルフェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン4dの調製
8-(4-シクロプロピルフェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン4dを、全般的手順VI(ステップA~C)により2-(4-シクロプロピルフェニル)-2-(5-(ジメトキシメチル)-2-(メチルスルホニル)ピリミジン-4-イル)酢酸メチルから合成した。LC-MS:m/z 362[M+H]+。
実施例267:8-(4-シクロプロピルフェニル)-6-(キノリン-6-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順VI(ステップD)(Cu(OAc)2、ピリジン、O2雰囲気、DCM、40℃)により、キノリン-6-イルボロン酸を用いて中間体4dから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:9.31(s,1H),9.23(s,1H),9.04(dd,J=4.4Hz,1.6Hz,1H),8.49(d,J=7.2Hz,1H),8.28(d,J=2.4Hz,1H),8.19(d,J=9.0Hz,1H),7.97(d,J=9.0Hz,2.4Hz,1H),7.66(dd,J=8.4Hz,4.4Hz,1H),7.56(d,J=8.4Hz,2H),7.09(d,J=8.4Hz,2H),4.97(q,J=9.2Hz,2H),1.99-1.90(m,1H),1.01-0.93(m,2H),0.73-0.67(m,2H).LC-MS:m/z 489[M+H]+.
2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)-8-(4-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン4eの調製
2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)-8-(4-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン4eを、全般的手順VI(ステップA~C)により、2-(5-(ジメトキシメチル)-2-(メチルスルホニル)ピリミジン-4-イル)-2-(4-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)酢酸メチルから合成した。LC-MS:m/z 519[M+H]+
実施例268:8-(4-(1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)フェニル)-6-(キノリン-6-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順VI(ステップD)(Cu(OAc)2、ピリジン、O2雰囲気、DCM、40℃)、およびその後の全般的手順I(ステップF)によるTFAでの脱保護により、キノリン-6-イルボロン酸を用いて中間体4eから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:14.20(br s,1H),9.38(s,1H),9.27(s,1H),9.05(dd,J=8.0Hz,1.6Hz,1H),8.51(d,J=8.0Hz,1H),7.91(s,1H),8.31(d,J=2.0Hz,1H),8.21(d,J=8.8Hz,1H),8.05(d,J=8.4Hz,2H),8.00(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),7.83(d,J=8.4Hz,1H),7.68(dd,J=8.4Hz,4.0Hz,1H),4.99(q,J=8.8Hz,2H).LC-MS:m/z 516[M+H]+.
8-(4-クロロフェニル)-2-エトキシピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン4fの調製
8-(4-クロロフェニル)-2-エトキシピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン4fを、全般的手順VI(ステップA~C)により、EtOHを用いて2-(4-クロロフェニル)-2-(5-(ジメトキシメチル)-2-(メチルスルホニル)ピリミジン-4-イル)酢酸メチルから合成した。LC-MS:m/z 302[M+H]+。
8-(4-クロロフェニル)-2-エトキシ-6-(1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン(実施例269)の調製
表題化合物を、全般的手順VI(ステップD)(Cu(OAc)
2、ピリジン、O
2雰囲気、DCM、40℃)により、1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イルボロン酸を用いて中間体4fから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:9.17(s,2H),8.36(s,1H),7.89(d,J=2.0Hz,1H),7.81(d,J=8.4Hz,1H),7.70(d,J=8.4Hz,2H),7.43(d,J=8.4Hz,2H),7.38(dd,J=8.4Hz,2.4Hz,1H),4.30(q,J=7.2Hz,2H),3.88(s,3H),1.31(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 432[M+H]
+.
実施例270:8-(4-クロロフェニル)-2-エトキシ-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順VI(ステップD)(Cu(OAc)2、ピリジン、O2雰囲気、DCM、40℃)により、2-メチル-2H-インダゾール-5-イルボロン酸を用いて中間体4fから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:9.17(s,1H),9.15(s,1H),8.53(s,1H),7.94(d,J=2.0Hz,1H),7.73(d,J=9.2Hz,1H),7.69(d,J=8.4Hz,2H),7.43(d,J=8.4Hz,2H),7.36(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),4.29(q,J=7.2Hz,2H),4.23(s,3H),1.30(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 432[M+H]+.
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-エトキシピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン4gの調製
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-エトキシピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン4gを、全般的手順VI(ステップA~C)により、EtOHを用いて2-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-(5-(ジメトキシメチル)-2-(メチルスルホニル)ピリミジン-4-イル)酢酸メチルから合成した。LC-MS:m/z 334[M+H]+
実施例271:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-エトキシ-6-(キノリン-6-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順VI(ステップD)(Cu(OAc)2、ピリジン、O2雰囲気、DCM、40℃)により、キノリン-6-イルボロン酸を用いて中間体4gから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:9.30(s,1H),9.22(s,1H),9.08(dd,J=4.3Hz,1.6Hz,1H),8.54(d,J=8.4Hz,1H),8.32(d,J=2.4Hz,1H),8.23(d,J=9.0Hz,1H),8.01(dd,J=9.0Hz,2.4Hz,1H),7.78(d,J=8.8Hz,2H),7.71(dd,J=8.8Hz,4.3Hz,1H),7.34(t,JHF=74.4Hz,1H),7.23(d,J=8.8Hz,2H),4.35(q,J=7.2Hz,2H),1.36(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 461[M+H]+.
実施例272:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-エトキシ-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン
表題化合物を、全般的手順VI(ステップD)(Cu(OAc)2、ピリジン、O2雰囲気、DCM、40℃)により、2-メチル-2H-インダゾール-5-イルボロン酸を用いて中間体4gから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:9.16(s,1H),9.15(s,1H),8.53(s,1H),7.95(d,J=2.0Hz,1H),7.75-7.70(m,3H),7.36(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),7.29(t,JHF=74.4Hz,1H),7.17(d,J=8.4Hz,2H),4.30(q,J=7.2Hz,2H),4.23(s,3H),1.31(t,J=7.2Hz,3H).LC-MS:m/z 464[M+H]+.
2-シクロプロポキシ-8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン4hの調製
2-シクロプロポキシ-8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン4hを、全般的手順VI(ステップA~C)により、シクロプロパノールを用いて2-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-(5-(ジメトキシメチル)-2-(メチルスルホニル)ピリミジン-4-イル)酢酸メチルから合成した。LC-MS:m/z 346[M+H]+
実施例273:2-シクロプロポキシ-8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(キノリン-6-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順VI(ステップD)(Cu(OAc)2、ピリジン、O2雰囲気、DCM、40℃)により、キノリン-6-イルボロン酸を用いて中間体4hから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:9.28(s,1H),9.17(s,1H),9.04(dd,J=4.4Hz,1.6Hz,1H),8.49(d,J=8.4Hz,1H),8.28(d,J=2.4Hz,1H),8.19(d,J=9.0Hz,1H),7.97(dd,J=9.0Hz,2.4Hz,1H),7.82(d,J=8.8Hz,2H),7.67(dd,J=8.4Hz,4.4Hz,1H),7.28(t,JHF=74.4Hz,1H),7.19(d,J=8.8Hz,2H),4.28-4.19(m,1H),0.80-0.73(m,4H).LC-MS:m/z 473[M+H]+.
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルチオ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン4iの調製
8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルチオ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オン4iを、全般的手順VI(ステップA~C)により2,2,2-トリフルオロエタンチオールを用いて2-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-(5-(ジメトキシメチル)-2-(メチルスルホニル)ピリミジン-4-イル)酢酸メチルから合成した。LC-MS:m/z 404[M+H]+
実施例274:8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(キノリン-6-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエチルチオ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7(6H)-オンの調製
表題化合物を、全般的手順VI(ステップD)(Cu(OAc)2、ピリジン、O2雰囲気、DCM、40℃)により、キノリン-6-イルボロン酸を用いて中間体4iから合成した。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:9.36(s,1H),9.12(s,1H),9.08(dd,J=4.3Hz,1.6Hz,1H),8.55(d,J=8.4Hz,1H),8.32(d,J=2.4Hz,1H),8.22(d,J=9.0Hz,1H),8.01(dd,J=9.0Hz,2.4Hz,1H),7.71(dd,J=8.4Hz,4.3Hz,1H),7.68(d,J=8.8Hz,2H),7.29(t,JHF=74.0Hz,1H),7.19(d,J=8.8Hz,2H),4.11(q,J=10.4Hz,2H).LC-MS:m/z 531[M+H]+.
実施例135-A:8-(4-クロロフェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-((メチルスルホニル)メチル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
ステップA 2-(8-(4-クロロフェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-7-オキソ-6,7-ジヒドロ-1,6-ナフチリジン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)酢酸メチル
DMSO(3.0mL)中の2-クロロ-8-(4-クロロフェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン(200mg、0.47mmol、1.0当量、実施例209で合成したとおり)の溶液に、Cs2CO3(308mg、0.95mmol、2.0当量)および2-(メチルスルホニル)酢酸メチル(144mg、0.95mmol、2.0当量)を室温で加えた。反応混合物を、100℃で14時間攪拌した。得られた混合物を、氷水中に注いで、反応混合物をEtOAc(20mL×3)で抽出し、合わせた有機層を、飽和食塩水(20mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥して、減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、黄色固体として2-(8-(4-クロロフェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-7-オキソ-6,7-ジヒドロ-1,6-ナフチリジン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)酢酸メチル(70mg、収率23%)を得た。LC-MS(ESI):m/z 537[M+H]+。
ステップB.8-(4-クロロフェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-((メチルスルホニル)メチル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン(135-A)
THF(3mL)中の2-(8-(4-クロロフェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-7-オキソ-6,7-ジヒドロ-1,6-ナフチリジン-2-イル)-2-(メチルスルホニル)酢酸メチル(30mg、0.05mmol、1.0当量)の溶液に、室温で6NのHCl水溶液(1mL)を加えた。反応混合物を、100℃で14時間攪拌した。反応混合物をEtOAc(20mL×3)で抽出し、合わせた有機層を、飽和食塩水(20mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥して、減圧下で濃縮して、残渣を、逆相分取HPLC(RP-prep-HPLC)によって精製して、8-(4-クロロフェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-((メチルスルホニル)メチル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オンを得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)(互変異性体の比5:2)δ(ppm):9.04(s,1H),8.56(d,J=8.1Hz,0.4H),8.52(s,1H),8.42(s,0.4H),8.15(d,J=8.6Hz,1H),7.94(d,J=2.0Hz,1H),7.75(d,J=8.1Hz,0.4H),7.72(d,J=9.1Hz,1H),7.66(d,J=8.9Hz,0.4H),7.60(d,J=8.6Hz,2H),7.50(d,J=8.7Hz,0.8H),7.40(m,3H),7.08(d,J=8.7Hz,1H),4.77(s,0.8H),4.66(s,2H),4.23(s,3H),4.20(s,1.2H),3.01(s,3H),2.84(s,1.2H).LC-MS(ESI):m/z 479[M+H]+.
実施例136-A:8-(4-クロロフェニル)-2-(メトキシメチル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オンの調製
ステップA:8-(4-クロロフェニル)-2-(メトキシメチル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
ジオキサン(5mL)中の2-クロロ-8-(4-クロロフェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン(100mg、0.24mmol、1.0当量、実施例209で合成されるとおり)、トリブチル(メトキシメチル)スタンナン(159mg、0.48mmol、2.0当量)およびPd(PPh3)4(24mg、0.024mmol、0.1当量)の溶液を、50℃、N2雰囲気下で14時間攪拌した。反応混合物を、H2O(10mL)で希釈し、EtOAc(10mL×3)で抽出した。合わせた有機層を、飽和食塩水(10mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣を、逆相分取HPLC(RP-prep-HPLC)により精製して、8-(4-クロロフェニル)-2-(メトキシメチル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン(136-A)を得た。LC-MS(ESI):m/z 431[M+H]+。
実施例137-A:2-エトキシ-8-(6-(フルオロメチル)ピリジン-3-イル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オンの調製
ステップA:2-エトキシ-8-(6-(フルオロメチル)ピリジン-3-イル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
DCM(4mL)中の2-エトキシ-8-(6-(ヒドロキシメチル)ピリジン-3-イル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン(全般的手順V(ステップM)により8-ブロモ-2-エトキシ-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン(実施例215で合成したとおり)および(6-(ヒドロキシメチル)ピリジン-3-イル)ボロン酸から合成)(150mg、0.35mmol、1.0当量)の溶液に、DAST(161mg、0.70mmol、2.0当量)を0℃、N2下で加えた。得られた混合物を0℃でさらに1時間攪拌した後、反応を、氷水(3mL)を加えることでクエンチした。得られた混合物を、EtOAc(10mL×3)で抽出し、合わせた有機層を、飽和食塩水(10mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣を、逆相分取HPLC(RP-prep-HPLC)により精製して、2-エトキシ-8-(6-(フルオロメチル)ピリジン-3-イル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン(137-A)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ(ppm)8.86(d,J=2.1Hz,1H),8.81(s,1H),8.51(s,1H),8.15(dd,J=8.0,2.1Hz,1H),8.01(d,J=9.1Hz,1H),7.92(dd,J=2.1,0.8Hz,1H),7.72(dt,J=9.1,0.9Hz,1H),7.52(d,J=8.1Hz,1H),7.36(dd,J=9.1,2.1Hz,1H),6.58(d,J=9.0Hz,1H),5.50(d,JHF=47.2Hz,2H),4.27(q,J=7.2Hz,2H),4.23(s,3H),1.28(t,J=7.1Hz,3H).LC-MS(ESI):m/z 431[M+H]+.
実施例138-A:8-(4-クロロフェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-(3,3,3-トリフルオロプロピル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オンの調製
ステップA:(3,3,3-トリフルオロプロピル)マグネシウムブロミド
削り状マグネシウム(136mg、5.65mmol、1.0当量)を乾燥THF(4mL)中で懸濁させ、次いで3-ブロモ-1,1,1-トリフルオロプロパン(1.0g、5.65mmol、1.0当量)を室温で滴下して加えた。フラスコを、削り状マグネシウムの表面で泡立ちが観察されるまで、ヒートガンを用いて穏やかに温めた。得られた混合物を70℃でさらに1時間攪拌し、その後、フラスコを室温に放冷し、淡灰色の溶液を得た。粗グリニヤール試薬を次のステップで、さらなる精製または単離することなく使用した。
ステップB:8-(4-クロロフェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-(3,3,3-トリフルオロプロピル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン
THF/NMP混合液(4.4mL、10/1、v/v)中の2-クロロ-8-(4-クロロフェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン(100mg、0.24mmol、1.0当量、実施例209で合成したとおり)およびFe(acac)3(85mg、0.24mmol、1.0当量)の溶液に、未精製(3,3,3-トリフルオロプロピル)マグネシウムブロミド(2mL、2.4mmol、10当量)の溶液を、室温で滴下して加えた。得られた混合物を室温で14時間攪拌し、その後、0℃でNH4Cl(飽和水溶液)(5mL)を加えることにより反応をクエンチした。混合物を、EtOAc(10mL×3)で抽出し、合わせた有機層を、飽和食塩水(10mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣を、逆相分取HPLC(RP-prep-HPLC)により精製して、8-(4-クロロフェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)-2-(3,3,3-トリフルオロプロピル)-1,6-ナフチリジン-7(6H)-オン(138-A)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ(ppm)8.94(s,1H),8.51(s,1H),8.04(d,J=8.7Hz,1H),7.93(dd,J=2.1,0.8Hz,1H),7.72(dt,J=9.0,0.9Hz,1H),7.67 - 7.60(m,2H),7.41(d,J=8.6Hz,2H),7.37(dd,J=9.1,2.0Hz,1H),7.00(d,J=8.7Hz,1H),4.23(s,3H),3.03(t,J=7.6Hz,2H),2.77 - 2.60(m,2H).LC-MS(ESI):m/z 483[M+H]+.
構造10.11の化合物を、全般的手順VIIにより得た。置換ピリジン10.1をNBSで処理し、ブロモ-ピリジン10.2を生成し、NaOMeと反応させて、メトキシピリジン10.3を生成し、その後還元してジアミノ-ピリジン10.4を得た。化合物10.4をブロモ酢酸エチルと反応して化合物10.5を得て、その後、塩基で処理して二環構造10.6を生成した。POCl3での処理後、化合物10.7を生成し、脱メチル化して化合物10.8を生成して、所望のR基を順次導入できるようになった。所望のR1基は、芳香族求核置換反応を介して導入し、構造10.9の化合物を得た。所望のR3基は、銅触媒によるChan-Lamカップリングを介して導入し、構造10.10の化合物を得た。所望のR2基は、パラジウム触媒による鈴木カップリングを介して導入し、構造10.11の最終化合物を得た。
実施例139-A:全般的手順VIIによる139-Aの調製
ステップA:3-ブロモ-2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-アミン
DMF(20mL)中の2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-アミン(5.0g、28.8mmol、1.0当量)の溶液に、NBS(6.16g、34.6mmol、1.2当量)をいくつかに分割して加えた。室温で4時間攪拌した後、溶媒の大部分を減圧下で除去し、残渣を冷水(30mL)中で懸濁させ、固体を濾過して減圧下で乾燥させて、灰白色固体として3-ブロモ-2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-アミン(6.2g、収率85%)を得た。LC-MS(ESI):m/z 252,254[M+H]+。
ステップB:3-ブロモ-2-メトキシ-5-ニトロピリジン-4-アミン
メタノール(50mL)中の3-ブロモ-2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-アミン(6.0g、23.8mmol、1.0当量)の懸濁液に、NaOMeの溶液(5mLの無水MeOH中のNa(658mg、28.6mmol、1.2当量)から新しく調製した)を加えた。反応混合物を12時間還流した。メタノールを減圧下で除去し、残渣を冷水(50mL)中に懸濁させ、得られた沈殿物を濾過し、氷水で洗浄し、真空下で乾燥して、灰白色固体として3-ブロモ-2-メトキシ-5-ニトロピリジン-4-アミン(5.8g、収率98%)を得た。LC-MS(ESI):m/z 248,250[M+H]+。
ステップC:5-ブロモ-6-メトキシピリジン-3,4-ジアミン
EtOH/H2O(40mL、3/1、v/v)中の3-ブロモ-2-メトキシ-5-ニトロピリジン-4-アミン(5.8g、23.3mmol、1.0当量)およびNH4Cl(6.35g、116.5mmol、5.0当量)の溶液に、鉄粉末(5.22g、93.2mmol、4.0当量)を加え、得られた混合物を4時間で80℃に加熱した。その混合物を室温に放冷し、セライト(Celite(登録商標))のショートパッドを通して濾過し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4上で乾燥し、減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し、褐色固体として5-ブロモ-6-メトキシピリジン-3,4-ジアミン(4.0g、収率79%)を得たが、これは次のステップでできるだけ早く使用する必要がある。LC-MS(ESI):m/z 218,220[M+H]+。
ステップD:(4-アミノ-5-ブロモ-6-メトキシピリジン-3-イル)グリシン酸エチル
乾燥トルエン(30mL)中の5-ブロモ-6-メトキシピリジン-3,4-ジアミン(3.6g、16.4mmol、1.0当量)およびTEA(2.5mL、18.0mmol、1.1当量)の混合物に、2-ブロモ酢酸エチル(3.0g、18.0mmol、1.1当量)を0℃で滴下して加えた。加えた後、反応混合物を室温に自然昇温し、さらに4時間攪拌した。次いで、反応をNH4Cl(飽和水溶液)(20mL)を加えることによりクエンチし、得られた混合物をEtOAc(30mL×3)で抽出し、合わせた有機層をNa2SO4上で乾燥させて、次いで減圧下で濃縮し、粗混合物(5.2g、未精製油状物)を得たが、これはさらに精製することなく次のステップで使用した。
ステップE:8-ブロモ-7-メトキシピリド[3,4-b]ピラジン-2(1H)-オン
トルエン(20mL)中に未精製(4-アミノ-5-ブロモ-6-メトキシピリジン-3-イル)グリシン酸エチル(5.2g)およびDBU(2.74g、18.0mmol、1.1当量)を含有する混合物を、14時間還流した。得られた混合物を減圧下で濃縮し、シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製して、灰白色固体として8-ブロモ-7-メトキシピリド[3,4-b]ピラジン-2(1H)-オン(2.1g、2ステップ全体で収率50%)を得た。LC-MS(ESI):m/z 256,258[M+H]+。
ステップF:8-ブロモ-2-クロロ-7-メトキシピリド[3,4-b]ピラジン
トルエン/DCE(40mL、1/1、v/v)中の8-ブロモ-7-メトキシ-1H,2H-ピリド[3,4-b]ピラジン-2-オン(1.5g、5.85mmol、1.0当量)の溶液に、POCl3(2.70g、17.6mmol、3.0当量)を加え、反応混合物を90℃で15時間攪拌した。その後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣を氷水(50mL)で希釈し、Na2CO3(飽和水溶液)を用いてpH=7~8に塩基性化し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、減圧下で濃縮して、シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し、淡黄色油状物として8-ブロモ-2-クロロ-7-メトキシピリド[3,4-b]ピラジン(1g、3.64mmol、62%)を得た。LC-MS(ESI):m/z 274,276[M+H]+。
ステップG:8-ブロモ-2-クロロピリド[3,4-b]ピラジン-7-オール
DCE(15mL)中の8-ブロモ-2-クロロ-7-メトキシピリド[3,4-b]ピラジン(1g、3.64mmol、1.0当量)の溶液に、無水AlCl3(0.73g、5.46mmol、1.5当量)を加え、反応混合物を70℃で2時間攪拌した。反応混合物を、0℃に冷却し、氷水(50mL)でクエンチし、EtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、減圧下で濃縮して、残渣をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し、淡黄色固体として8-ブロモ-2-クロロピリド[3,4-b]ピラジン-7-オール(700mg、収率74%)を得た。LC-MS(ESI):m/z 260,262[M+H]+。
ステップH:8-ブロモ-2-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピリド[3,4-b]ピラジン-7-オール
2,2-ジフルオロエタン-1-オール(5mL)中の8-ブロモ-2-クロロピリド[3,4-b]ピラジン-7-オール(390mg、1.5mmol、1.0当量)の溶液に、Cs2CO3(978mg、3.0mmol、2.0当量)を加え、反応混合物を90℃で3時間攪拌した。反応混合物を、0℃に冷却し、氷水(30mL)でクエンチし、希釈HCl(1N、水溶液)でpH=6に調節し、DCM(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、減圧下で濃縮して、残渣をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し、淡黄色固体として8-ブロモ-2-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピリド[3,4-b]ピラジン-7-オール(30mg、7%)を得た。LC-MS(ESI):m/z 306,308[M+H]+。
ステップI:8-ブロモ-2-(2,2-ジフルオロエトキシ)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)ピリド[3,4-b]ピラジン-7(6H)-オン
DCM(0.5mL)中の8-ブロモ-2-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピリド[3,4-b]ピラジン-7-オール(30mg、0.1mmol)、(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)ボロン酸(35mg、0.2mmol)、Cu(OAc)2(29mg、0.15mmol、1.5当量)、ピリジン(24μL、0.3mmol、0.3当量)およびTEA(42μL、0.3mmol、0.3当量)の混合物を、O2雰囲気下、40℃で15時間攪拌した。反応混合物を、H2O(5mL)で希釈し、DCM(5mL×3)で抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水(5mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、残渣をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し、黄色固体として8-ブロモ-2-(2,2-ジフルオロエトキシ)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)ピリド[3,4-b]ピラジン-7(6H)-オン(20mg、46%)を得た。LC-MS(ESI):m/z 436,438[M+H]+。
ステップJ:2-(2,2-ジフルオロエトキシ)-8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)ピリド[3,4-b]ピラジン-7(6H)-オン
ジオキサン/H2O混合液(0.5mL、9/1、v/v)中の8-ブロモ-2-(2,2-ジフルオロエトキシ)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)ピリド[3,4-b]ピラジン-7(6H)-オン(20mg、0.046mmol、1.0当量)、(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸(17mg、0.092mmol、2.0当量)、Pd(dppf)Cl2(6.8mg、0.009mmol、0.2当量)およびCs2CO3(50mg、0.138mmol、3.0当量)の混合物を、100℃、N2雰囲気下で15時間攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣を逆相分取HPLC(RP-prep-HPLC)により精製して、2-(2,2-ジフルオロエトキシ)-8-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-6-(2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)ピリド[3,4-b]ピラジン-7(6H)-オン(139-A)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ:8.85(s,1H),8.51(s,1H),8.26(s,1H),7.93(d,J=1.2Hz,1H),7.73-7.67(m,3H),7.35(dd,J=9.2Hz,2.0Hz,1H),7.29(t,JHF=74.2Hz,1H),7.18(d,J=8.8Hz,2H),6.41(tt,JHF=54.2Hz,J=3.2Hz,1H),4.57(td,JHF=14.8Hz,J=3.2Hz,2H),4.23(s,3H).LC-MS(ESI):m/z 500[M+H]+.
全般的手順VIIに関して上記に記載した手順を使用して、適切な出発物質を使用して、以下の化合物を合成した:
実施例275:生化学的アッセイ
Mat2Aタンパク質は、Bac-to-Bacシステムを使用してSF9感染細胞における組換えバキュロウイルスによって発現され、pFASTBAC1ベクター(Invitrogen社、カリフォルニア州カールズバッド)内にクローニングされた。組換えMAT2Aは、HP Ni Sepharoseカラムクロマトグラフィーを使用して、150gの感染細胞のうちの細胞可溶化物から単離した。組換えMAT2Aホモ二量体を、250および500mMのイミダゾールで溶離し、MAT2Aを含有する分画をドデシル硫酸ナトリウム-ポリアクリルアミドゲル電気泳動で同定してプールした。
MAT2Aホモ二量体に対する化合物の阻害活性を求めるために、アッセイ緩衝液(50mMのTris、pH8.0、50mMのKCl、15mMのMgCl2、0.3mMのEDTA、0.005%[w/v]ウシ血清アルブミン[BSA])中で、タンパク質を4μg/mLに希釈した。試験化合物を、所望の最終濃度の50×で100%ジメチルスルホキシド(DMSO)中で調製した。1μL量の化合物希釈液を40μLの酵素希釈液に加え、混合物を25℃で60分間平衡化させた。酵素アッセイを、10μLの基質ミックス(1×のアッセイ緩衝液中の、500μMのATP、pH7.0、400μMのL-メチオニン)で開始して、混合物を25℃でさらに60分間インキュベートした。反応を休止して、S-アデノシルメチオニン(SAM)の産生により理論量の酵素より放出された遊離リン酸を、PiColorLock Goldキット(Innova Biosciences社、英国)を使用して測定した。絶対産生量は、リン酸カリウム緩衝液、pH8.0の標準曲線と比較して決定した。
本明細書に開示される特定の化合物を前述のアッセイで試験し、当該化合物が、以下の表4に示すように、MAT2Aを阻害することを以下のスコアに従ってIC50で決定された:(A)100nM未満、(B)100nM~1μmの間、および(C)1μM~10μMの間。
実施例276ターゲット結合(SAM)の細胞アッセイ
細胞におけるMAT2A活性の測定は、その酵素活性の産物、SAMの存在の直接定量によってなされた。適切なインキュベーション期間の間、候補MAT2A阻害剤を用いてがん細胞を処理し、その後、さらなる酵素活性をクエンチする試薬を使用して細胞を溶解した。SAMを含む可溶性代謝物を回収し、SAM自体を定量的LC-MS/MSを使用して溶解物から直接測定した。
標準的なアッセイは、MTAP遺伝子を欠失するように遺伝子操作されたHCT116ヒト大腸がん細胞株(Horizon Discovery社からから市販されている)を使用して行われた。MTAP遺伝子の欠如によりMAT2A阻害剤に対する感度が予測されることがわかったという理由から、この細胞株を利用した。細胞を、適切な細胞密度で96ウェルディッシュに蒔いた。24時間後、次いで候補MAT2A阻害剤で細胞を処理した。細胞に加える前に、まず化合物を100%DMSOで段階希釈するが、典型的には、3倍段階希釈とし、DMSOのみの対照を含めて、10用量点での500倍の上位用量で開始した。次いで、DMSO中の5μlの化合物を495μlの細胞培養培地に添加することにより、細胞培養培地中のワーキングストックプレートに化合物を移した。次いで、25μlのワーキングストックを100μlの培養培地中の細胞に加えることによって、さらに5倍希釈にすることで、このワーキングストックを細胞に加えた。化合物を加えた後、細胞を37℃/5%のCO2で72時間インキュベートした。
化合物処理後のSAMレベルを定量するために、細胞を、炭酸アンモニウム緩衝液(pH7.4で75mM)中で穏やかに1回洗浄し、ドライアイス上に置き、代謝産物抽出緩衝液(内部対照として200ng/mLの重水素化d3-SAMを用いて、1Mの最終濃度で酢酸を含む80%冷却メタノールおよび20%水(v/v))で溶解した。4℃、3,200rpmでの30分間の遠心分離の後、上清を回収し、そしてタンデム質量分析法(LC-MS/MS)を伴う液体クロマトグラフィーによる分析がなされるまで-80℃で保存した。LC-MS/MS分析は、陽イオンスプレーモードで作動し、かつ、Waters社UPLC Acquity(Waters社、米国マサチューセッツ州ミルフォード)BEH Amideカラムを備えた、API6500質量分析計(Sciex社、米国マサチューセッツ州フレーミングハム)を用いて実行した。SAMおよびd3-SAM標準に関して複数の反応モニタリングデータを取得したが、それぞれm/z399.2→250.1および402.2→250.1における質量遷移(mass transition)ペアを使用した。典型的なLC-MS/MS分析では、初期流量は25%移動相A(1%ギ酸および10mMの酢酸アンモニウムを含む、5:95(v/v)のアセトニトリルおよび水)および75%移動相B(1%ギ酸および10mMの酢酸アンモニウムを含む、95:5(v/v)のアセトニトリルおよび水)を0.5ml/分で、0.2~0.5分を75%~35%移動相B、25%~65%移動相Aで、0.5分を65%移動相Aおよび35%移動相Bで、1.0~1.1分を35%~75%移動相B、65%~25%移動相Aで、1.1分を25%移動相Aおよび75%移動相Bとし、総稼働時間1.5分とした。
本明細書に開示される特定の化合物を前述のアッセイで試験し、当該化合物が、以下の表4に示す通り、SAMを阻害することを以下のスコアに従ってIC50で決定された:(A)100nM未満(>60%の最大阻害)、(B)100nM~1μM(>60%の最大阻害量)、および(NT)未試験。
実施例277:細胞増殖阻害のアッセイ
がん細胞増殖に対する試験化合物の影響を、がん細胞を化合物で4日間処理して、次いで、ATPベースの細胞増殖値(Cell Titer Glo、Promega社)を使用して増殖を測定することによって評価した。
典型的なアッセイでは、MTAP欠失状態(HCT116 MTAP+/+及びHCT116 MTAP-/-)のみが異なるHCT116ヒト結腸癌細胞株のアイソジェニックな対を、適切な細胞密度で96ウェルディッシュに蒔いた。24時間後、次いで候補MAT2A阻害剤で細胞を処理した。細胞に加える前に、まず化合物を100%DMSOで段階希釈するが、典型的には、3倍段階希釈とし、DMSOのみの対照を含めて、10用量点での500倍の上位用量で開始した。次いで、DMSO中の5μlの化合物を495μlの細胞培養培地に添加することにより、細胞培養培地中のワーキングストックプレートに化合物を移した。次いで、25μlのワーキングストックを100μlの培養培地中の細胞に加えることによって、さらに5倍希釈にすることで、このワーキングストックを細胞に加えた。化合物の添加後、細胞を37℃/5%のCO2で4日間インキュベートした。
細胞増殖の阻害を測定するために、細胞を30分間室温に平衡化し、次いで125μlのCell Titer Glo試薬で処理した。次いで、プレートをアルミ箔で覆い、15分間振盪して、完全な混合および完全細胞溶解を確保した。次いで発光信号を、ATP標準曲線を使用して、プレートベースのルミノメーターVeritasバージョン1.9.2を使用して測定し、実行間でのアッセイ再現性を確認した。この発光測定は、各データ点から、バンク(無細胞)ウェルから測定したATP発光信号を減算して、ブランクウェル中のシグナルに対して調節した0.2%DMSO対照ウェルで測定したATP発光信号によって除算することによって、増殖指数に変換された。次いで、化合物の活性を、モル(M)単位の化合物濃度のlog10に対する、プレート内のDMSO対照に相対的な増殖のパーセンテージ変化として表した。
本明細書に開示される特定の化合物を前述のアッセイで試験し、当該化合物が、以下の表4に示す通り、細胞増殖を阻害することを以下のスコアに従ってIC50で決定された:(A)100nM未満(MTAP -/-に関して、>30%の最大阻害;MTAP +/+に関して、>10%の最大阻害)、(B)100nM~10μmの間(MTAP -/-に関して、>30%の最大阻害;MTAP +/+に関して、>10%の最大阻害)、(C)10μMより大きい、および(NT)未試験。
以下の表5に記載される追加的化合物は、10μmを超える酵素阻害(実施例275)、又は最大濃度で50%未満の阻害を示す。