JP7348639B2 - ガスコンロシステム - Google Patents

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Description

本開示は、ガスコンロシステムに関する。
特許文献1には、コンロ用安全装置が開示されている。このコンロ用安全装置は、異なる2種類の侵入検出手段である第1侵入検出手段と、第2侵入検出手段と、制御ユニットと、を有している。第2侵入検出手段は、例えば距離検出手段(いわゆる光電センサまたは超音波センサ)または撮像手段(いわゆるCCDカメラ)であり、第2検知領域内への物体(人体、衣類等)の侵入の有無に応じた信号や、第2検知領域の画像情報を、制御ユニットの制御手段に出力する。制御ユニットの制御手段は、第2侵入検出手段からの検出信号に基づいて、第2検知領域内に物体が侵入してきたことを検出可能である。
特開2013-181729号公報
しかし、特許文献1の技術は、撮像手段と第2検知領域との位置関係によっては、得られる画像情報に歪みが含まれてしまう場合がある。このように画像情報に歪みが含まれてしまうと、画像情報の評価に際し問題が生じやすい。例えば、画像情報から正確な位置や物理量を割り出すことが難しくなったり、所定部分の形状を正確に認識することが難しくなったりする。
本開示は、上述した課題の少なくとも一つを解決するために、ガスコンロの画像をより正確に評価しやすい技術を提供する。
本開示の一態様のガスコンロシステムは、
トッププレートから露出したコンロ部を1以上有するガスコンロを備えたガスコンロシステムであって、
前記ガスコンロの所定位置に設けられた認識対象部と、
前記ガスコンロにおける前記認識対象部を含む所定範囲を撮像し、撮像データを生成する撮像部と、
前記撮像データに基づいて得られる前記所定範囲のコンロ画像において前記認識対象部の画像を検出し、前記認識対象部の画像の検出結果に基づいて前記コンロ画像の補正を行う補正部と、
を有する。
本開示の一態様のガスコンロシステムは、ガスコンロの画像をより正確に評価することができる。
図1は、第1実施形態のガスコンロシステムの外観を概略的に例示する説明図である。 図2は、第1実施形態のガスコンロシステムを構成する機器間の情報伝達経路を例示する説明図である。 図3は、第1実施形態のガスコンロシステムが有するガスコンロを概略的に例示する斜視図である。 図4は、第1実施形態においてガスバーナへのガス供給路等を概念的に例示する説明図である。 図5は、第1実施形態のガスコンロシステムが有するガスコンロの電気的構成を例示するブロック図である。 図6は、第1実施形態のガスコンロシステムで行われる画像補正処理の流れを例示するフローチャートである。 図7は、補正される前のコンロ画像を概略的に例示する平面図である。 図8(A)は、認識形状を模式的に表す図である。図8(B)は、基準形状を模式的に表す図である。 図9は、補正された後のコンロ画像を概略的に例示する平面図である。 図10は、補正される前の別のタイプのコンロ画像を概略的に例示する平面図である。 図11は、ガスコンロの仕様に応じて基準形状をセットする制御の流れを例示するフローチャートである。
以下、本開示の実施形態を列記して例示する。
本開示の一態様のガスコンロシステムは、トッププレートから露出したコンロ部を1以上有するガスコンロを備えたガスコンロシステムであって、前記ガスコンロの所定位置に設けられた認識対象部と、前記ガスコンロにおける前記認識対象部を含む所定範囲を撮像し、撮像データを生成する撮像部と、前記撮像データに基づいて得られる前記所定範囲のコンロ画像において前記認識対象部の画像を検出し、前記認識対象部の画像の検出結果に基づいて前記コンロ画像の補正を行う補正部と、を有する。
上記ガスコンロシステムは、撮像部がガスコンロを撮像して得られるコンロ画像から認識対象部の画像を検出し、認識対象部の画像の検出結果に基づいてコンロ画像を補正することができる。ガスコンロと撮像部との相対関係が変わると、得られるコンロ画像において「認識対象部」の画像も変化することになる。つまり「認識対象部」の画像には、ガスコンロと撮像部との相対関係が反映される。よって、補正部が「認識対象部」の画像を検出して得られる検出結果は、撮像時のガスコンロシステムの設置状態を反映した結果であるといえる。補正部は、このような検出結果に基づいてコンロ画像の補正を行うため、ガスコンロシステムの設置状態に合わせてコンロ画像を修正することができる。ゆえに、上記ガスコンロシステムは、ガスコンロの画像をより正確に評価することができる。
上記一態様のガスコンロシステムにおいて、前記認識対象部は、前記トッププレートの四隅に設けられる角部認識マークを含み、前記補正部は、4つの前記角部認識マークを結んだ方形状の認識形状を検出し、前記認識形状と、予め定められた基準形状とに基づいて前記コンロ画像の補正を行ってもよい。このガスコンロシステムは、予め定められた基準形状に対する認識形状の歪み量に基づいて、コンロ画像の座標位置の補正をより容易に行うことができる。
上記第1態様のガスコンロシステムにおいて、前記補正部は、長方形状の前記基準形状に対する台形状の前記認識形状の縦と横の比率に基づいて前記コンロ画像の補正を行ってもよい。このガスコンロシステムは、コンロ画像の座標位置の補正をより容易に行うことができる。
上記第1態様のガスコンロシステムは、前記撮像データに基づいて得られる前記所定範囲のコンロ画像に基づいて前記基準形状をセットする解析部を更に有してもよい。この構成によれば、複数の仕様のガスコンロを選択できるガスコンロシステムであっても、仕様に応じた基準形状をセットすることができ、複数の仕様において制御基板を共通化することができる。
上記第1態様のガスコンロシステムにおいて、前記認識対象部は前記トッププレートに表され、前記撮像部は、前記ガスコンロの上方から前記トッププレートを撮像してもよい。このガスコンロシステムは、撮像部と認識対象部との間に障害物が侵入しにくいため、撮像データで得られるコンロ画像には認識対象部の画像が明瞭に含まれやすくなる。よって、上記ガスコンロシステムは、認識対象部の画像に基づく補正がより確実に行われやすくなる。
<第1実施形態>
1-1.ガスコンロシステムの概要
図1のように、ガスコンロシステムSy(以下、システムSyともいう)は、ガスコンロ1と撮像部90とを備えたシステムとして構成されている。
システムSyでは、撮像部90がガスコンロ1の上方側からガスコンロ1を撮像するように配置されている。ガスコンロ1は、撮像部90がガスコンロ1付近を撮像して得られた画像データ又は当該画像データを加工した加工データなどを取得し、上記画像データに基づく制御などを行い得る。なお、ガスコンロ1の構成は後に詳述する。
撮像部90は、CCDカメラ、CMOSカメラ、赤外線カメラなど、撮像範囲からの可視光又は赤外線を受光して撮像範囲の画像を生成し得る公知構成の撮像装置によって構成されている。撮像部90は、ガスコンロ1から離れた所定位置(例えば、排出装置100の所定位置)において所定の取付構造(例えば、排出装置100に取り付けられる取付構造)で設けられている。図1の例では、撮像部90は、排出装置100近傍からガスコンロ1を撮像し得るように配置されている。
排出装置100は、ガスコンロ1での加熱動作によって生じる排気ガスを排出する装置であり、例えば換気扇を備えた公知のレンジフードとして構成され、ガスコンロ1から発せられた信号を無線通信(例えば赤外線通信等)によって受信する機能を有する。排出装置100は、無線信号(例えば赤外線信号)を受信する受信部102と、受信部102で受信した信号を処理する図示しない制御装置と、制御装置によって駆動される駆動負荷106(換気扇を構成するモータ等)と、を備える。
図2のように、システムSyでは、ガスコンロ1と排出装置100との間で公知の無線通信方式による無線通信が行われる。具体的には、ガスコンロ1は、排出装置100に対して赤外線信号を送信し得る構成をなし、排出装置100は、ガスコンロ1から送信された赤外線信号を受信し得る構成をなす。一方で、システムSyでは、ガスコンロ1と撮像部90との間で情報の送受信が行われる。ガスコンロ1と撮像部90との間の通信は、通信線を介した有線通信であってもよく、公知方式の無線通信であってもよい。
1-2.ガスコンロの構成
図3のように、ガスコンロ1は、ビルトインコンロとして構成され、上端部が開放した箱状の筐体部2と、筐体部2の上端部に固定される天板5(トッププレート)とを備え、天板5から露出するように、右こんろ部4A、左こんろ部4B、小こんろ部4Cが設けられている。右こんろ部4A、左こんろ部4B、小こんろ部4C、グリル庫3のそれぞれには、ガスバーナ51,52,53,54が設けられ、ガスバーナ51,52,53,54の各々は、一部又は全部が筐体部2内に収容された形態でそれぞれ設けられている。天板5上において、各ガスバーナ51,52,53の周囲には、五徳9A、9B、9Cがそれぞれ設けられている。五徳9A、9B、9Cは、ガスバーナ51,52,53の上方側に調理器具を載置するために用いられる。
図3のように、ガスコンロ1の前面部付近には、右こんろ部4A、左こんろ部4B、小こんろ部4C、グリル庫3にそれぞれ対応するように4つの回転操作部6A,6B,6C,6Dがそれぞれ設けられている。第1の回転操作部6Aは、右こんろ部4Aを構成するガスバーナ51の点火、消火、火力調整を行うものである。第2の回転操作部6Bは、左こんろ部4Bを構成するガスバーナ52の点火、消火、火力調整を行うものである。第3の回転操作部6Cは、小こんろ部4Cを構成するガスバーナ53の点火、消火、火力調整を行うものである。第4の回転操作部6Dは、ガスバーナ54(グリルバーナ)の点火、消火、火力調整を行うものである。図3の例では、回転操作部6A,6B,6C,6Dのいずれも、使用者が押す毎に退避位置と突出位置とに切り替わるようになっている。図3では、退避位置にあるときの回転操作部6Aを実線で示し、突出位置にあるときの回転操作部6Aを二点鎖線6A’で例示している。
筐体部2内には、図4のように、ガス配管として、共通のガス流路である共通供給路60と、共通供給路60から分岐したガス流路である複数の分岐供給路61,62,63,64とが設けられている。そして、共通供給路60を通って流れたガスが、各分岐供給路61,62,63,64を通って各ガスバーナ51,52,53,54に導かれるようになっている。共通供給路60には、共通供給路60を開閉する元電磁弁N1が設けられている。分岐供給路61には、分岐供給路61を開閉可能な電磁弁(安全弁)51G及び閉止弁51Fと、ガスバーナ51へのガス供給量を調整可能な火力調整弁51Eとが設けられている。分岐供給路62には、分岐供給路62を開閉可能な電磁弁(安全弁)52G及び閉止弁52Fと、ガスバーナ52へのガス供給量を調整可能な火力調整弁52Eとが設けられている。分岐供給路63には、分岐供給路63を開閉可能な電磁弁(安全弁)53G及び閉止弁53Fと、ガスバーナ53へのガス供給量を調整可能な火力調整弁53Eとが設けられている。ガスバーナ54は、グリル庫3内において上側の所定位置に配置される上グリルバーナ54Aと、グリル庫3内において上グリルバーナ54Aよりも下側に配置される下グリルバーナ54Bとを備える。共通供給路60から分岐したガス流路である分岐供給路64には、分岐供給路64から分岐して上グリルバーナ54Aにガスを導くガス流路である第1供給路65Aと、分岐供給路64から分岐して下グリルバーナ54Bにガスを導くガス流路である第2供給路65Bとが接続されている。分岐供給路64には、分岐供給路64を開閉可能な電磁弁(安全弁)54G及び閉止弁54Fが設けられ、第1供給路65Aには第1供給路65Aを開閉可能な複数の電磁弁54H,54Jが設けられ、第2供給路65Bには第2供給路65Bを開閉可能な電磁弁54Kが設けられている。第1供給路65Aには、電磁弁54Jと並列にバイパス路66Aが設けられ、第2供給路65Bには、電磁弁54Kと並列にバイパス路66Bが設けられている。
次に、図5等を参照してガスコンロ1の電気的構成について説明する。
図5において制御回路10は、例えばマイクロコンピュータとして構成されており、CPU10A、ROM10B、RAM10Cなどを備え、更に、図示しないタイマ、I/Oインタフェイスなどを備える。なお、制御回路10の内部又は外部に不揮発性メモリを設けてもよい。電源部56は、例えば一次電池又は二次電池(具体的には複数の乾電池など)である。電源回路57は電源部56からの電力供給を受け、所定の電源電圧を生成する機能を有し、電源回路57で生成された電源電圧は、図示しない経路を介して様々な電気部品に供給される。
図5で示されるスイッチ30A,30B,30C,30Dの各々は、回転操作部6A,6B,6C,6D(図3)にそれぞれ対応するように設けられ、図5のように、スイッチ30A,30B,30C,30Dにそれぞれ対応するように点火信号入力回路40A,40B,40C,40Dがそれぞれ設けられている。スイッチ30A,30B,30C,30Dは、いずれも点火スイッチとして機能し、回転操作部6A,6B,6C,6Dのいずれにおいても、回転操作部が退避位置(消火位置)のときには対応するスイッチがオフ状態となり、このスイッチに対応する点火信号入力回路から制御回路10にオフ信号が与えられる。また、回転操作部が突出位置(点火位置)のときには対応するスイッチがオン状態となり、このスイッチに対応する点火信号入力回路から制御回路10にオン信号が与えられる。例えば、回転操作部6A(図3)が退避位置(図3において実線で示す回転操作部6Aの位置)にあるときには、図5で示すスイッチ30Aがオフ状態となり、このとき点火信号入力回路40Aは制御回路10に対してオフ状態を示す信号(オフ信号)を入力する。また、回転操作部6A(図3)が突出位置(図3において二点鎖線6A’で示す位置)にあるときには、図5で示すスイッチ30Aがオン状態となり、このとき点火信号入力回路40Aは、制御回路10にオン状態を示す信号(オン信号)を入力する。なお、回転操作部6B,6C,6D(図3)によって点火操作がなされる場合もそれぞれに対応する回路が同様に動作する。
図5で示される変位検出部32A,32B,32C,32Dの各々は、回転操作部6A,6B,6C,6D(図3)のそれぞれに対応するように設けられている。そして、変位検出部32A,32B,32C,32Dにそれぞれ対応するように火力信号入力回路41A,41B,41C,41Dがそれぞれ設けられている。回転操作部6A,6B,6C,6Dのいずれにおいても、回転操作部の変位(回転位置)を当該回転操作部に対応する変位検出部(エンコーダ等の回転角度センサなど)が検出するようになっている。そして、その変位検出部に対応する火力信号入力回路が、その変位検出部が検出した変位(回転位置)を示す信号を制御回路10に与えるようになっている。例えば、回転操作部6Aに対応して設けられた変位検出部32Aは、回転操作部6Aの変位(回転位置)を検出するようになっている。そして、変位検出部32Aに対応する火力信号入力回路41Aは、制御回路10に対して変位検出部32Aが検出した変位(即ち、回転操作部6Aの回転位置)を示す信号を制御回路10に与えるようになっている。なお、回転操作部6B,6C,6D(図3)によって火力調停操作(回転操作)がなされる場合もそれぞれに対応する回路が同様に動作する。
図5で示される熱電対51C,52C,53C,54C、54Dの各々は、ガスバーナ51,52,53,54A,54B(図4)のそれぞれに隣接して設けられている。そして、熱電対51C,52C,53C,54C、54Dの各々に対応して温度信号入力回路(熱電対信号入力回路)43A,43B,43C,43D,43Eがそれぞれ設けられている。温度信号入力回路43A,43B,43C,43D,43Eの各々は、対応する熱電対が検出した温度を示す信号を制御回路10に入力する。更に、サーミスタ34A,34B,34Cの各々が、ガスバーナ51,52,53(図2、図4)のそれぞれの近傍に隣接して設けられている。そして、サーミスタ34A,34B,34Cの各々に対応して温度信号入力回路(サーミスタ信号入力回路)44A,44B,44Cがそれぞれ設けられている。
図5で示されるイグナイタ28A,28B,28C,28Dの各々は、ガスバーナ51,52,53,54(図2、図4)のそれぞれに対応して設けられている。イグナイタ28A,28B,28C,28Dには、ガスバーナ51,52,53,54(図2、図4)のそれぞれに隣接して図示しないイグナイタ端子が設けられている。そして、イグナイタ28A,28B,28C,28Dの各々に対応して、イグナイタ回路46A,46B,46C,46Dがそれぞれ設けられている。
駆動回路47Aは、制御回路10からの指示に応じて火力調整弁51Eをその指示に応じた開度に駆動する。駆動回路47Bは、制御回路10からの指示に応じて火力調整弁52Eをその指示に応じた開度に駆動する。駆動回路47Cは、制御回路10からの指示に応じて火力調整弁53Eをその指示に応じた開度に駆動する。駆動回路48Aは、電磁弁51F,51Gを制御回路10からの指示に応じた状態に切り替える回路である。駆動回路48Bは、電磁弁52F,52Gを制御回路10からの指示に応じた状態に切り替える回路である。駆動回路48Cは、電磁弁53F,53Gを制御回路10からの指示に応じた状態に切り替える回路である。駆動回路48Dは、電磁弁54F,54G,54H,54J,54Kを制御回路10からの指示に応じた状態に切り替える回路である。駆動回路49は、元電磁弁N1を制御回路10からの指示に応じた状態に切り替える回路である。なお、駆動回路47A,47B,47Cのそれぞれは、駆動回路48A,48B,48Cのそれぞれと共通の回路によって構成されていてもよい。
音声装置81は、ブザーやスピーカなどの発音装置を1以上備えてなる装置であり、制御回路10によって発音タイミングや発する音声の内容が制御される装置である。表示部82は、発光部(LEDやその他の発光素子等)や画像表示装置(液晶表示器、有機ELディスプレイ等)などの表示媒体を1以上備えてなる装置であり、制御回路10によって表示のオンオフタイミングや表示内容が制御される装置である。操作部83は、使用者によって操作がなされる装置であり、1以上の公知の入力インターフェース(操作ボタン、タッチパネル等)によって構成され、使用者からの操作に応じた情報を制御回路10に入力するように機能する。通信部84は、制御回路10と協働し、公知の通信方式(例えば、赤外線通信方式、bluetooth(登録商標)通信方式などの公知の無線通信方式)で外部装置と通信を行う装置である。
1-3.画像補正制御
次に、画像補正制御について説明する。画像補正制御は、制御回路10によって実行される制御であり、例えば制御回路10が、予め定められた開始条件の成立に応じてROM10Bに記憶されたプログラムに従って実行するものである。開始条件は、例えば、ガスコンロシステムSy設置後に初めてガスコンロシステムSyの電源がオン状態に切り替わった時(電源回路57から各部品に電力が供給され得る状態となった時)であってもよく、所定の電源スイッチのオン動作によってガスコンロシステムSyの電源がオン状態に切り替わった時であってもよい。
ガスコンロシステムSyは、ガスコンロ1の所定位置に設けられた認識対象部91を有している。認識対象部91は天板5に表されている。この認識対象部91は、天板5の四隅に設けられる角部認識マーク91A,91B,91C,91Dを含む。図7では、角部認識マーク91A,91B,91C,91Dとして、天板5の角部5A,5B,5C,5Dの外縁に沿って延びる形状のマークを例示する。なお、角部認識マーク91A,91B,91C,91Dは、天板5の上面とはコントラストが異なるシールや塗料等により表されたマークであってもよく、また、単に天板5の角部5A,5B,5C,5Dの形状や、天板5に設けられた突起等の構造物そのものをマークとして特定してもよい。
制御回路10は、図6の制御を開始した場合、撮像部90によって撮像されたコンロ画像を取得する(S10)。撮像部90は、排出装置100近傍に取り付けられており、ガスコンロ1の上方から天板5を撮像する。撮像部90は、ガスコンロ1の左右幅方向中央かつ前後方向前側の上方に設けられているため、天板5の撮像データには図7に示すような台形歪みが発生し、天板5の外形が歪んだ四角形の像となる。なお、図7において、天板5の周囲にはガスコンロ1が組み込まれたキャビネットの上面が表れている。この例では、説明を簡単にするために左右方向の台形歪みのみが発生しているケースを想定しているが、前後方向の台形歪みが同時に発生している場合であっても、本画像補正制御が有効である。そして、制御回路10は、通信部84を介して、撮像部90での撮像によって得られた撮像データを取得する。そして、制御回路10は、撮像データに基づいて得られる所定範囲のコンロ画像において認識対象部91の画像を検出し、認識対象部91の画像の検出結果に基づいてコンロ画像の補正を行う。
以下に、補正処理の一例を示す。制御回路10は、ステップS10にて取得した画像の全領域のうち所定範囲のコンロ画像の画像を抽出する。所定範囲は、取得した画像の全領域であってもよく、予め設定されたコンロ画像の全部又は一部を含む領域に設定されてもよい。図7では、コンロ画像の全部を含む所定範囲を検出対象領域AR1として例示する。制御回路10は、予めROM10Bに記憶しておいた角部認識マーク91A,91B,91C,91Dの画像が、抽出した検出対象領域AR1内に存在するか否かを判定すること(いわゆるパターンマッチング)によって、角部認識マーク91A,91B,91C,91Dを検出する。
制御回路10は、4つの角部認識マーク91A,91B,91C,91Dを結んだ方形状の認識形状SH1を検出する(S11)。認識形状SH1は、図8(A)のように、天板5の前側の角部認識マーク91A,91Bを結んだ辺(以下、前側辺部と称する)が長く、後側の角部認識マーク91C,91Dを結んだ辺(以下、後側辺部と称する)が短い等脚台形状となる。ROM10Bには、図8(B)のように、ガスコンロ1の天板5の四隅を結んだ図形と相似の長方形状の基準形状SH0が予め記憶されている。この基準形状SH0は、例えば、製品の規格に基づいて製品出荷前にROM10Bに記憶しておいてもよく、後述するようにガスコンロ1の仕様に応じて適宜セットしてもよい。
制御回路10は、認識形状SH1と基準形状SH0とを比較する(S12)。認識形状SH1と基準形状SH0との比較は、基準形状SH0に対する認識形状SH1の縦と横の比率に基づいて行うことができる。例えば、制御回路10は、図8に示す基準形状SH0の横寸法W0に対する前側辺部の寸法W1の割合Aと、後側辺部の寸法W2の割合Bと、基準形状SH0の縦寸法H0に対する認識形状SH1の高さ寸法H1の割合Cをそれぞれ算出する。つまり、割合A=W1/W0、割合B=W2/W0、割合C=H1/H0をそれぞれ算出する。そして、制御回路10は、割合Aと割合Bの差分値、割合Bと割合Cの差分値、割合Cと割合Aの差分値のいずれかが所定値以上である場合に、コンロ画像を補正する必要があると判定する(S13)。コンロ画像を補正する必要があると判定された場合、制御回路10は、補正処理を実行する。
制御回路10は、認識形状SH1と基準形状SH0とに基づいてコンロ画像の補正を行う。具体的には、制御回路10は、長方形状の基準形状SH0に対する台形状の認識形状SH1の縦と横の比率を算出し(S14)、縦と横の比率に基づいてコンロ画像を補正する(S15)。例えば、制御回路10は、上述のようにして算出された割合A,割合B,割合Cに応じて認識形状SH1を基準形状SH0に変換するための写像を求める。この写像とは、補正前の撮像データの座標(x1、y1)から補正後のコンロ画像の座標(x2、y2)への変換するための規則fx、fyのことであり、x2=fx(x1、y1)、y2=fy(x1、y1)で表される。写像としては、線型写像を例示できる。そして、得られた写像に従って、撮像データに対して座標変換を行い、補正されたコンロ画像を生成する。この補正されたコンロ画像は、図9に示すように、ガスコンロの天板5と相似の長方形状であり、ガスコンロ1とガスコンロ1の上方にある物体を共に正投影した上面図のような画像となる。ガスコンロ1の上方にある物体としては、五徳9A,9B,9C上に載置された鍋部Ta1、天板5に付着した汚れ(不図示)、ガスコンロ1の上方に進入したユーザーの腕(不図示)等を例示できる。
制御回路10は、補正されたコンロ画像に基づいて、ガスコンロに対してユーザーの腕が侵入した位置や侵入量を判定する判定部、ガスコンロに載置された鍋の大きさを判定する判定部、及びガスコンロの汚れ度合を判定する判定部から選択される少なくとも1種の判定部をさらに備えていてもよい。制御回路10は、判定部が補正されたコンロ画像に基づいて判定を行うことにより、補正前のコンロ画像に基づいて判定を行う場合に比して、コンロ画像における位置や、大きさを精度よく判定することができる。
次に、ガスコンロ1の仕様に応じて基準形状SH0をセットする場合の制御について説明する。基準形状SH0をセットする制御は、上述の画像補正制御に先立って実行される。この制御は、制御回路10によって実行される制御であり、例えば制御回路10が、予め定められた開始条件の成立に応じてROM10Bに記憶されたプログラムに従って実行するものである。開始条件は、例えば、ガスコンロシステムSy設置後に初めてガスコンロシステムSyの電源がオン状態に切り替わった時(電源回路57から各部品に電力が供給され得る状態となった時)であってもよく、所定の電源スイッチのオン動作によってガスコンロシステムSyの電源がオン状態に切り替わった時であってもよい。制御回路10は、製品出荷段階では、タイプAのガスコンロ1に対応するか、タイプBのガスコンロ1に対応するか特定されておらず、タイプAとタイプBに共通して用いられる。
ガスコンロシステムSyは、各部の寸法、配置、形状のうち少なくとも1種が互いに異なる複数の仕様のガスコンロからガスコンロ1を選択できるように構成されている。本実施形態では、タイプAの仕様(図7参照)と、天板5の幅寸法がタイプAよりも大きいタイプBの仕様(図10参照)とを選択できるガスコンロシステムSyを例示して説明する。具体的には、タイプAのガスコンロ1は、天板5の幅寸法が60cmのガスコンロ1であり、タイプBのガスコンロ1としては、天板5の幅寸法が75cmのガスコンロ1である。タイプA、Bのいずれのガスコンロ1も、天板5の前後方向の寸法は互いに同寸法とされており、天板5の前後方向の寸法に対する左右方向の寸法の比率(即ち、天板5の縦横比)が、タイプA、Bとで異なっている。タイプAのガスコンロ1と、タイプBのガスコンロ1は、ガスバーナ51、52、53及び五徳9A、9B、9Cの形状及び配置は概ね同様な構成となっているが、五徳9A、9Bの左右端から横方向へ張り出す天板5の張り出し量はタイプAとタイプBとで異なっている。具体的には、タイプBのほうがタイプAよりも、五徳9Aの右端から天板5の右端までの距離及び五徳9Aの左端から天板5の左端までの距離が大きくなっている。
制御回路10は、図11の制御を開始した場合、撮像部90によって撮像されたコンロ画像を取得する(S20)。このステップS20は、上述のステップS10として行われてもよく、S10と同様の別のステップとして行われてもよい。そして、制御回路10は、撮像データに基づいて得られる所定範囲のコンロ画像に基づいて基準形状SH0をセットする制御を行う。
以下に、解析処理の一例を示す。制御回路10は、ステップS20にて取得した画像の全領域のうち所定範囲のコンロ画像の画像を抽出する。所定範囲は、上述の補正処理で説明した検出対象領域AR1とすることができる。制御回路10は、所定範囲のコンロ画像について画像解析を行う(S21)。具体的には、制御回路10は、コンロ画像において所定の部位をパターンマッチングによって検出して、その座標を決定する。所定の部位としては、図7及び図10に示すガスバーナ52の中心に位置する点A、五徳9Bにおいて左後側に設けられた五徳爪の外端に位置する点B、点Aと点Bを結んだ直線と天板5の外形線の交点Cを例示する。そして、制御回路10は、点Aと点B間の距離ABに対する点Aと点C間の距離ACの比(AC/AB)を算出する。点Aと点B間の距離AB及び点Aと点C間の距離ACは、コンロ画像において生じた歪みの程度や撮像部90とガスコンロ1との間の距離に応じて変化し得る。このため、例えば、点Aと点C間の距離ACをタイプAとタイプBとで単純に比較した場合、タイプA(幅寸法60cm)における距離ACが、タイプB(幅寸法75cm)における距離ACより大きくなることも想定され得る。一方、1のコンロ画像において、点Aと点B間の距離ABと点Aと点C間の距離ACは同様に変化するから、所定のサイズである五徳9Bを基準として距離ACの比を算出した場合、タイプA(幅寸法60cm)の仕様における比AC/ABは、タイプB(幅寸法75cm)の仕様における比AC/ABより小さい値となる。
制御回路10は、S21で得られたAC/ABの値が所定の値より大きいか否かを判別して、ガスコンロ1がタイプAの仕様かタイプBの仕様かを判定する(S22)。所定の値は、タイプAの仕様における比AC/ABの数値範囲と、タイプBの仕様における比AC/ABの数値範囲を実験的に求めて、これらの数値範囲の間に位置する任意の値とすることができる。そして、制御回路10は、AC/ABの値が所定の値より小さい場合に、タイプAの基準形状SH0をセットし(S23)、AC/ABの値が所定の値以上の場合に、タイプBの基準形状SH0をセットする(S23)。制御回路10は、このようにしてセットされた基準形状SH0に基づいて上述した補正処理を実行することができる。
1-4.作用及び効果
第1実施形態のシステムSyは、天板5から露出したコンロ部を1以上有するガスコンロ1を備えたガスコンロシステムであって、ガスコンロの所定位置に設けられた認識対象部91と、ガスコンロ1における角部認識マーク91A,91B,91C,91D(認識対象部)を含む所定範囲を撮像し、撮像データを生成する撮像部90と、制御回路10(補正部)とを有する。制御回路10は、撮像データに基づいて得られる所定範囲のコンロ画像において認識対象部91の画像を検出し、認識対象部91の画像の検出結果に基づいてコンロ画像の補正を行う。
このシステムSyによれば、コンロ画像が角部認識マーク91A,91B,91C,91D画像の検出結果に基づいて補正されるから、システムSyの設置状態に応じて、ガスコンロ1の状況を正確に把握することができる。このため、補正されたコンロ画像に基づいて、ガスコンロ1に対してユーザーの腕が侵入した位置や侵入量を判定したり、ガスコンロ1に載置された鍋の大きさを判定したり、ガスコンロ1の汚れ度合を判定することにより、ガスコンロ1の適切な制御を行うことができる。
更に、上記システムSyでは、認識対象部は、天板5の四隅に設けられる角部認識マーク91A,91B,91C,91Dを含み、制御回路10は、4つの角部認識マーク91A,91B,91C,91Dを結んだ方形状の認識形状SH1を検出し、認識形状SH1と、予め定められた基準形状SH0とに基づいてコンロ画像の補正を行う。この構成によれば、予め定められた基準形状SH0に対する認識形状SH1の歪み量に基づいて、コンロ画像の座標位置の補正を容易に行うことができる。具体的には、ガスコンロ1は、製品毎に天板5の奥行、左右幅が定まっているため、天板5の四隅に設けた角部認識マーク91A,91B,91C,91Dを結んだ方形状の認識形状SH1を天板5の形状に応じた基準形状SH0に補正する制御が行いやすい。さらに、角部認識マーク91A,91B,91C,91Dを結んだ方形状の認識形状SH1を基準形状SH0に変換する写像が単純なものとなり、補正されたコンロ画像に基づいて、ガスコンロ1に対してユーザーの腕が侵入した位置や侵入量を判定したり、ガスコンロ1に載置された鍋の大きさを判定したり、ガスコンロ1の汚れ度合を判定する際の処理量を小さくすることができる。
更に、上記システムSyでは、制御回路10は、長方形状の基準形状SH0に対する台形状の認識形状SH1の縦と横の比率に基づいてコンロ画像の補正を行う。この構成によれば、コンロ画像の座標位置の補正をより容易に行うことができる。具体的には、角部認識マーク91A,91B,91C,91Dを結んだ台形形状の認識形状SH1を縦と横の比率に基づいて基準形状SH0に変換することができ、補正されたコンロ画像に基づいて、ガスコンロ1に対してユーザーの腕が侵入した位置や侵入量を判定したり、ガスコンロ1に載置された鍋の大きさを判定したり、ガスコンロ1の汚れ度合を判定する際の処理量をより小さくすることができる。
更に、上記システムSyは、撮像データに基づいて得られる所定範囲のコンロ画像を解析して、基準形状SH0をセットする制御回路10を更に有している。この構成によれば、複数の仕様のガスコンロ1を選択できるシステムSyであっても、仕様に応じた基準形状SH0をセットすることができ、複数の仕様のガスコンロに対して制御基板を共通化することができる。このため、ガスコンロ1の仕様毎に制御基板を作製する構成に比して、管理に係る費用を低減することができ、また、ガスコンロ1の仕様毎に制御基板を作製した場合に生じ得る、ガスコンロ1の仕様と制御基板との誤組み付けを防止できる。特に、ガスコンロ1が天板5の幅寸法が互いに異なり、ガスバーナ51、52、53及び五徳9A、9B、9Cの形状及び配置が概ね同様な仕様である場合においては、基準形状SH0をセットすることが容易であり、基準形状SH0を用いて迅速に画像補正処理を実現することができる。
更に、上記システムSyでは、認識対象部は天板5に表され、撮像部90は、ガスコンロ1の上方から天板5を撮像する。この構成によれば、撮像部と認識対象部の間に障害物が侵入しにくく、確実に撮像データを生成することができる。また、ガスコンロ1の側方から天板5を撮像する場合に比して、撮像データの歪み量自体を低減することができ、コンロ画像の補正の精度を向上することができる。さらに、認識対象部を五徳9A,9B,9C等のガスコンロ1の構成部品ではなく、天板5に表されたものとすることにより、天板5との位置ずれを生じ難く、補正精度を向上することができる。このため、コンロ画像の補正を確実に行って、ガスコンロの適切な制御を行うことができる。
<他の実施形態>
本発明は、上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述又は後述の実施形態の特徴は、矛盾しない範囲であらゆる組み合わせが可能である。また、上述又は後述の実施形態のいずれの特徴も、必須のものとして明示されていなければ省略することもできる。更に、上述した実施形態を、次のように変更してもよい。
上記実施形態では、ガスコンロとしてビルトインコンロを例示したが、ガスコンロはテーブルコンロであってもよい。
上記実施形態では、撮像部90が排出装置100に設けられた例を示したが、排出装置100以外の部分に設けられていてもよい。
上記実施形態では、撮像部90が1つのカメラによって構成された例を示したが、2以上のカメラによって構成されていてもよい。
上記実施形態では、認識対象部として、角部認識マークを例示したが、認識対象部は角部識別マーク以外であってもよい。そのような認識対象部として、五徳等のガスコンロの構成部品を例示できる。認識対象部が五徳である場合には、五徳の環状の部分の外形を認識形状としてもよい。また、認識対象部として、矩形状、丸形状、グリッド状等の所定形状のマークをトッププレートに表して、このマークの外形を認識形状として検出してもよい。
角部認識マークの形状は、適宜変更可能であり、近傍に設けられた点状のマークとしてもよい。このような場合には、角部認識マークを頂点とする図形を認識形状として検出することができる。
上記実施形態では、認識対象部の形状を認識して、コンロ画像の歪みを補正する補正制御を例示したが、補正部は、認識対象部の色を認識して、コンロ画像の色を補正する補正制御を行ってもよい。補正部は、認識対象部の濃度や輝度を認識して、コンロ画像の濃度や輝度を補正しても良い。例えば、撮像画像における認識対象部の色、濃度、輝度のいずれかと基準値との差に応じてコンロ画像全体に対して、色、濃度、輝度を示す値を増減しても良い。
なお、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、今回開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示された範囲内又は特許請求の範囲と均等の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1…ガスコンロ
4A…右コンロ部(コンロ部)
4B…左コンロ部(コンロ部)
4C…小コンロ部(コンロ部)
5…天板(トッププレート)
10…制御回路(補正部、解析部)
90…撮像部
91…認識対象部
91A,91B,91C,91D…角部認識マーク
Sy…ガスコンロシステム
SH1…認識形状
SH0…基準形状

Claims (2)

  1. トッププレートから露出したコンロ部を1以上有するガスコンロを備えたガスコンロシステムであって、
    前記ガスコンロの所定位置に設けられた認識対象部と、
    前記ガスコンロにおける前記認識対象部を含む所定範囲を撮像し、撮像データを生成する撮像部と、
    前記撮像データに基づいて得られる前記所定範囲のコンロ画像において前記認識対象部の画像を検出し、前記認識対象部の画像の検出結果に基づいて前記コンロ画像の補正を行う補正部と、
    前記撮像データに基づいて得られる前記所定範囲の前記コンロ画像に基づいて長方形状の基準形状をセットする解析部と、
    を有し、
    前記ガスコンロの仕様は、前記解析部によって判定可能とされた複数の仕様のうちのいずれかの仕様であり、
    前記解析部は、前記所定範囲の前記コンロ画像を解析して前記撮像部によって撮像された前記ガスコンロの仕様を判定し、判定された前記ガスコンロの仕様の前記基準形状をセットし、
    前記認識対象部は、前記トッププレートの四隅に設けられる角部認識マークを含み、
    前記補正部は、4つの前記角部認識マークを結んだ方形状の認識形状を検出し、前記解析部がセットした前記基準形状に対する前記認識形状の縦と横の比率に基づいて前記コンロ画像の補正を行う
    ガスコンロシステム。
  2. 前記認識対象部は前記トッププレートに表され、
    前記撮像部は、前記ガスコンロの上方から前記トッププレートを撮像する
    請求項1に記載のガスコンロシステム。
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