JP7347571B2 - 車両用ボックス装置 - Google Patents
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Description
この種の車両用ボックス装置は、乗員の側方に配置されるのが一般的である。乗員の側方に配置される都合上、この種の車両用ボックス装置のリッドは、閉位置において、乗員のアームレストとして用いられる場合がある。
開口を上方に向けた内部空間を有するボックスと、
リッド本体部と、前記リッド本体部に一体化され前記ボックスに対して枢支される枢支軸と、を有し前記ボックスの前記開口を開閉する2つのリッドと、
前記2つのリッドを接続し前記2つのリッドの位置を同期させるリンク要素と、を有し、
2つの前記リッドは、前記リッド本体部が前記ボックスの上方に配置され前記開口を閉じる閉位置と、前記リッド本体部が前記ボックスの対向する2つの側方に各々配置され前記開口を開く開位置と、の間を位置変化し、
前記リッド本体部は、弾性変形可能なクッション部と、前記クッション部よりも硬質の基材部と、を有し、
前記リッド本体部のうち、前記開位置における上面となる開上面部と、前記閉位置における上面となる閉上面部とは、前記クッション部で構成されている、車両用ボックス装置である。
ボックスは、内部空間を有し、当該内部空間と外界との境界となる開口を上方に向ける。
このうちリッド本体部は、閉位置において開口を閉じ、開位置において開口を開く部分であり、枢支軸は、リッドのうちボックスに対して枢支される部分である。各リッドは、枢支軸を中心としてボックスに対して回動するといえる。
ボックスの周壁は、ボックスの内部空間を全周にわたって連続的に取り囲んでも良いし、断続的に取り囲んでも良い。
ボックスの内部空間の用途は特に問わない。例えば、内部空間は、物品を収容するための収容室として利用しても良いし、オーディオ機器等を配設するための空間として利用しても良い。
本発明の車両用ボックス装置におけるリッド本体部は、乗員のアームレストとして使用可能なものである。したがってリッド本体部には、アームレストとして使用されたときに作用する荷重に耐え得る程度の強度と、アームレストとして使用されたときに乗員に快適な使用感を付与できる程度の柔らかさが求められる。
例えば、付勢要素としては金属性のねじりコイルバネ等を使用できるし、ロック要素としてはハートカム等を使用できる。
開位置における開上面部の上下方向の位置と、閉位置における閉上面部の上下方向の位置との差は、30mm以内であるのが好ましく、20mm以内であるのがより好ましく、15mm以内であるのが特に好ましい。
実施例の車両用ボックス装置は、本発明の車両用ボックス装置を運転席と助手席との間に配置されるセンターコンソールボックスとして具現化したものである。
図1は実施例1の車両用ボックス装置を分解した様子を模式的に表す図である。図2はリッド本体部が閉位置にあるときの実施例1の車両用ボックス装置を模式的に表す図である。図3はリッド本体部が開位置にあるときの実施例1の車両用ボックス装置を模式的に表す図である。図4~図9は実施例1の車両用ボックス装置の動作を説明する説明図である。このうち図4~図6はリッド本体部が閉位置にあるときの実施例1の車両用ボックス装置を表し、図8及び図9はリッド本体部が開位置にあるときの実施例1の車両用ボックス装置を表し、図7はリッド本体部が閉位置と開位置との間の半開位置にあるときの実施例1の車両用ボックス装置を表す。
また、上、下、左、右、前、後とは、図1に示す上、下、左、右、前、後を意味するものとする。上下方向は鉛直方向であり、左右方向は車幅方向であり、前後方向は車両進行方向である。
図1に示すように、ボックス1は長手方向を前後に向けた箱状をなす。ボックス1は、開口10を上方に向けた内部空間11を有し、当該内部空間11はボックス1の周壁12及び底壁13によって、側方及び下方において外界と区画されている。図4に示すように、ボックス1の周壁12は内周壁121と外周壁120とを有する2層構造を有し、ボックス1の底壁13は周壁12のうち内周壁121に一体化されている。
ボックス1の外周壁120のうち前側に位置する部分を前外周壁122と称し、後側に位置する部分を後外周壁123と称する。
各リッド本体部20のうち閉上面部21uと開上面部22uとの間の領域は、面取りされて傾斜面20slとなっている。
したがって、閉状態において、第1リンク側脚部35fには、第1付勢要素6fによる図4中反時計回りの付勢力が作用する。また、第2リンク側脚部35sには、第2付勢要素6sによる図4中時計回りの付勢力が作用する。
実施例2の車両用ボックス装置は、リッド本体部及びボックスの外周壁の形状において実施例1の車両用ボックス装置と異なり、その他は実施例1の車両用ボックス装置と概略同様である。
図10はリッド本体部が開位置にあるときの実施例2の車両用ボックス装置を模式的に表す図であり、図11はリッド本体部が閉位置にあるときの実施例2の車両用ボックス装置を模式的に表す図である。図12~図14は実施例2の車両用ボックス装置の動作を説明する説明図である。
図12に示すように、開位置において、第1リッド本体部20fは、ボックス1の右側方に配置され、右側外周壁124に対面するとともに当該右側外周壁124の一部に当接する。また、開位置において、第2リッド本体部20sは、ボックス1の左側方に配置され、左側外周壁125に対面するとともに当該左側外周壁125の一部に当接する。
このため第2リッド本体部20sは、開位置において、ボックス1の左側外周壁125に干渉されて、下側及び右側に位置変化できない。換言すると、閉位置から開位置に回動した第2リッド本体部20sの更なる回動は、ボックス1の左側外周壁125によって阻害される。
以下、必要に応じて、当該開ストッパ部16を「リッド本体部20用の開ストッパ部16m」と称する。
〔1〕
開口10を上方に向けた内部空間11を有するボックス1と、
リッド本体部20と、前記リッド本体部20に一体化され前記ボックス1に対して枢支される枢支軸37と、を有し前記ボックス1の前記開口10を開閉する2つのリッド2と、
前記2つのリッド2を接続し前記2つのリッド2の位置を同期させるリンク要素5と、を有し、
2つの前記リッド2は、前記リッド本体部20が前記ボックス1の上方に配置され前記開口10を閉じる閉位置と、前記リッド本体部20が前記ボックス1の対向する2つの側方に各々配置され前記開口10を開く開位置と、の間を位置変化し、
前記リッド本体部20は、弾性変形可能なクッション部28と、前記クッション部28よりも硬質の基材部25と、を有し、
前記リッド本体部20のうち、前記開位置における上面となる開上面部22uと、前記閉位置における上面となる閉上面部21uとは、前記クッション部28で構成されている、車両用ボックス装置。
〔2〕
前記開位置における前記開上面部22uの上下方向の位置と、前記閉位置における前記閉上面部21uの上下方向の位置と、の差は30mm以内である、〔1〕に記載の車両用ボックス装置。
〔3〕
前記開上面部22uの幅W1は20mm以上である、〔1〕又は〔2〕に記載の車両用ボックス装置。
〔4〕
前記ボックス1は、前記開位置において、前記リッド2のうち前記枢支軸37以外の部分に当接する開ストッパ部16を有する、〔1〕~〔3〕の何れか一項に記載の車両用ボックス装置。
〔5〕
前記開ストッパ部16は、前記ボックス1部の周壁12に設けられ、前記開位置において前記リッド本体部20は前記開ストッパ部16に当接する、〔4〕に記載の車両用ボックス装置。
5:リンク要素 10:開口
11:内部空間 16:開ストッパ部
20:リッド本体部 21u:閉上面部
22u:開上面部 25:基材部
28:クッション部 37:枢支軸
W1:閉上面部の幅
Claims (4)
- 開口を上方に向けた内部空間を有するボックスと、
リッド本体部と、前記リッド本体部に一体化され前記ボックスに対して枢支される枢支 軸と、を有し前記ボックスの前記開口を開閉する2つのリッドと、を有し、
2つの前記リッドは、前記リッド本体部が前記ボックスの上方に配置され前記開口を閉じる閉位置と、前記リッド本体部が前記ボックスの対向する2つの側部に対して側方に各々配置され前記開口を開く開位置と、の間を位置変化し、
前記ボックスの周壁は、前記開口よりも下方において前記2つの側部に各々設けられている凹部を有し、
前記リッド本体部のうち前記開位置において下端部に位置する開下端部は、前記開位置において前記凹部に入り込み、
前記周壁は、前記開口よりも下方において前記2つの側部に、前記内部空間側かつ上方から前記側方かつ下方に向けて傾斜する傾斜面と、前記傾斜面から下側に連続し上下方向に伸びるストレート面と、を有する車両用ボックス装置。 - 開口を上方に向けた内部空間を有するボックスと、
リッド本体部と、前記リッド本体部に一体化され前記ボックスに対して枢支される枢支 軸と、を有し前記ボックスの前記開口を開閉する2つのリッドと、を有し、
2つの前記リッドは、前記リッド本体部が前記ボックスの上方に配置され前記開口を閉じる閉位置と、前記リッド本体部が前記ボックスの対向する2つの側部に対して側方に各々配置され前記開口を開く開位置と、の間を位置変化し、
前記ボックスの周壁は、前記開口よりも下方において前記2つの側部に各々設けられている凹部を有し、
前記リッド本体部のうち前記開位置において下端部に位置する開下端部は、前記開位置において前記凹部に入り込み、
前記周壁は、前記開口よりも下方において前記2つの側部に、前記開位置において前記リッド本体部の下側に配置される底斜面を有し、前記底斜面は前下がりに傾斜する、車両用ボックス装置。 - 前記周壁は、前記開口よりも下方において前記2つの側部に、前記内部空間側かつ上方から前記側方かつ下方に向けて傾斜する傾斜面と、前記傾斜面から下側に連続し上下方向に伸びるストレート面と、を有する請求項2に記載の車両用ボックス装置。
- 前記周壁は、前記開口よりも下方において前記2つの側部に、前記リッド本体部のうち前記閉位置において下面となる閉下面部の形状に対応する形状を有し、前記開位置において前記閉下面部に当接する、請求項1~請求項3の何れか一項に記載の車両用ボックス装置。
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