JP2007237974A - 開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】同一の操作手段で蓋体の開動作と閉動作とを操作できる開閉装置を提供すること。
【解決手段】収容空間を開く開位置と収容空間を閉じる閉位置との間で変位する蓋体1と、ケース体に対して変位可能に取り付けられ一部がケース体の外部に露出している操作手段2と、操作手段に接続され操作手段の変位に従動して変位する伝達手段3と、蓋体に接続され蓋体を開位置に変位させる開駆動位置と蓋体を閉位置に変位させる閉駆動位置との間で変位する駆動手段4と、駆動手段に接続され押圧されると駆動手段を開駆動位置に変位させる第1スイッチ手段5と、駆動手段に接続され押圧されると駆動手段を閉駆動位置に変位させる第2スイッチ手段6と、伝達手段に接続され伝達手段の変位に従動して第1スイッチ手段と第2スイッチ手段とを交互に押圧する切換手段7とから構成する。
【選択図】図2
【解決手段】収容空間を開く開位置と収容空間を閉じる閉位置との間で変位する蓋体1と、ケース体に対して変位可能に取り付けられ一部がケース体の外部に露出している操作手段2と、操作手段に接続され操作手段の変位に従動して変位する伝達手段3と、蓋体に接続され蓋体を開位置に変位させる開駆動位置と蓋体を閉位置に変位させる閉駆動位置との間で変位する駆動手段4と、駆動手段に接続され押圧されると駆動手段を開駆動位置に変位させる第1スイッチ手段5と、駆動手段に接続され押圧されると駆動手段を閉駆動位置に変位させる第2スイッチ手段6と、伝達手段に接続され伝達手段の変位に従動して第1スイッチ手段と第2スイッチ手段とを交互に押圧する切換手段7とから構成する。
【選択図】図2
Description
本発明の開閉装置は、蓋体で収容空間を開閉する収容装置に配設され、蓋体を開閉するための蓋体装置に関する。本発明の開閉装置は、例えば、自動車のコンソールボックス等に配設される。
収容装置に配設され蓋体を開閉動作させるための開閉装置としては、従来より種々のものが知られている。開閉装置においては、蓋体を開閉動作させるための操作手段を設けるのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に紹介されている従来の開閉装置には、蓋体を開動作させる為の操作手段と蓋体を閉動作させるための操作手段とが設けられている。この種の開閉装置では、蓋体を開閉操作するのに2つの操作手段を使い分ける必要があり、例えばユーザーが手探りで蓋体を開閉操作し難い問題があった。また、2つの操作手段がケース体の外部に露出することで、収容装置の意匠性が悪くなる問題もあった。
特開2002−362237号公報
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、同一の操作手段で蓋体の開動作と閉動作とを操作できる開閉装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の開閉装置は、収容空間をもつケース体に取り付けられ、収容空間を開く開位置と収容空間を閉じる閉位置との間で変位する蓋体と、ケース体に対して変位可能に取り付けられ、一部がケース体の外部に露出している操作手段と、操作手段に接続され、操作手段の変位に従動して変位する伝達手段と、蓋体に接続され、蓋体を開位置に変位させる開駆動位置と蓋体を閉位置に変位させる閉駆動位置との間で変位する駆動手段と、駆動手段に接続され、押圧されると駆動手段を開駆動位置に変位させる第1スイッチ手段と、駆動手段に接続され、押圧されると駆動手段を閉駆動位置に変位させる第2スイッチ手段と、伝達手段に接続され、伝達手段の変位に従動して第1スイッチ手段と第2スイッチ手段とを交互に押圧する切換手段と、を備え、駆動手段は操作手段と切換手段との間の位置に配され、伝達手段は、一端部である操作端部が操作手段に接続され、他端部である切換端部が切換手段に接続され、操作端部と切換端部とを連絡する連絡部が駆動手段に干渉しない位置に延びていることを特徴とする。
本発明の開閉装置は、下記の構成(1)〜(2)の何れかを備えるのが好ましい。構成(1)〜(2)の複数を備えるのが望ましい。
(1)上記伝達手段は枠状をなし、駆動手段は伝達手段の内部に収容されている。
(2)上記切換手段は、一端が上記伝達手段に枢支されている傾動部材と、上記ケース体に設けられている案内部とを持ち、傾動部材は、一端側に形成され上記伝達手段に枢支される枢支部と、他端側に形成され上記第1スイッチ手段および上記第2スイッチ手段を押圧する押圧部と、枢支部と押圧部との間の位置に形成されている係合部と、を持ち、案内部は係合部と係合して傾動部を案内し、上記操作手段を操作すると、係合部が案内部に案内され傾動部材が傾動して押圧部が上記第1スイッチと上記第2スイッチとを交互に押圧する。
(1)上記伝達手段は枠状をなし、駆動手段は伝達手段の内部に収容されている。
(2)上記切換手段は、一端が上記伝達手段に枢支されている傾動部材と、上記ケース体に設けられている案内部とを持ち、傾動部材は、一端側に形成され上記伝達手段に枢支される枢支部と、他端側に形成され上記第1スイッチ手段および上記第2スイッチ手段を押圧する押圧部と、枢支部と押圧部との間の位置に形成されている係合部と、を持ち、案内部は係合部と係合して傾動部を案内し、上記操作手段を操作すると、係合部が案内部に案内され傾動部材が傾動して押圧部が上記第1スイッチと上記第2スイッチとを交互に押圧する。
本発明の開閉装置において、操作手段を操作する(変位させる)と、伝達手段が変位し、切換手段が第1スイッチ手段または第2スイッチ手段を押圧する。切換手段が第1スイッチ手段を押圧すると、第1スイッチ手段が駆動手段を開駆動位置に変位させる。駆動手段は自身が開駆動位置に変位して、蓋体を開位置に変位させる。切換手段が第2スイッチ手段を押圧すると、第2スイッチ手段が駆動手段を閉駆動位置に変位させる。駆動手段は自身が閉駆動位置に変位して、蓋体を閉位置に変位させる。
操作手段を操作することで、切換手段が第1スイッチ手段と第2スイッチ手段とを交互に押圧するため、本発明の開閉装置によると、1つの操作手段で蓋体を開閉操作できる。したがって、ユーザーは手探りで蓋体を開閉操作できる。また、操作手段が1つのみで済むため、本発明の開閉装置を設けた収容装置は、意匠性に優れたものとなる。
また、本発明の開閉装置は、操作手段→駆動手段→切換手段の順に各手段を配している。操作手段と切換手段とを接続する伝達手段は、操作手段に接続されている操作端部と、切換手段に接続されている切換端部と、を連絡する連絡部が駆動手段に干渉しない位置に延びている。例えば、操作手段→切換手段→駆動手段の順に各手段を配し、操作手段と切替手段とを直接接続するとともに切換手段と駆動手段とを直接接続する場合にも、1つの操作手段で蓋体を開閉操作できる。しかし、この場合には、駆動手段は蓋体に接続されるため、操作手段および駆動手段がケース体の外部に(例えば蓋体がケース体の上部に配される場合であれば、蓋体の上部に)露出する。したがってこの場合には、収容装置の意匠性が悪化する。上述したように、本発明の開閉装置では、操作手段→駆動手段→切換手段の順に各手段を配することで、駆動手段がケース体の外部に露出することはない。また、操作手段と切換手段とを接続する伝達手段は、連絡部が駆動手段に干渉しない位置に延びているため、操作手段→駆動手段→切換手段の順に各手段を配しつつ、駆動手段と伝達手段とを確実に動作させ得る。このため本発明の開閉装置は小型化でき、省スペース化を実現できる。
本発明の開閉装置が上記構成(1)を備える場合には、伝達手段を単純な形状にでき、開閉装置を安価に製造できる利点がある。
本発明の開閉装置が上記構成(2)を備える場合には、確実に動作する切換手段を単純な形状にできる利点がある。
以下、本発明の開閉装置を図面を基に説明する。
(実施例)
実施例の開閉装置は、自動車のコンソールボックスに配設されるものである。実施例の開閉装置は、上記構成(1)および(2)を備える。実施例の開閉装置を模式的に表す一部切り欠き分解斜視図を図1に示す。実施例の開閉装置の動作を模式的に表す説明図を図2〜図9に示す。以下、実施例において上、下、左、右、前、後とは図1に示す上、下、左、右、前、後を指す。また、実施例において時計回り、反時計回りとは、図1における時計回り、反時計回りを指す。
実施例の開閉装置は、自動車のコンソールボックスに配設されるものである。実施例の開閉装置は、上記構成(1)および(2)を備える。実施例の開閉装置を模式的に表す一部切り欠き分解斜視図を図1に示す。実施例の開閉装置の動作を模式的に表す説明図を図2〜図9に示す。以下、実施例において上、下、左、右、前、後とは図1に示す上、下、左、右、前、後を指す。また、実施例において時計回り、反時計回りとは、図1における時計回り、反時計回りを指す。
実施例の開閉装置は、蓋体1と、操作手段2と、伝達手段3と、駆動手段4と、第1スイッチ手段5と、第2スイッチ手段6と、切換手段7と、を備える。
図1に示すように、コンソールボックスはケース体8を備える。ケース体8は上方に開口する箱状をなす。ケース体8の側壁は、内周側壁80と外周側壁81との2重構造になっている。ケース体8のなかで、内周側壁80の内部が収容空間85となる。ケース体8の上部は図略のカバー体で覆われている。カバー体には、ケース体8の開口に対応する位置に開口が形成されている。
実施例の開閉装置は2つの蓋体1を持つ。各蓋体1はケース体8の長手方向に延設されている。一方の蓋体1である左側蓋体10は図1中左側に配され、他方の蓋体1である右側蓋体11は図1中右側に配されている。各蓋体1は、長尺板状をなす蓋本体15と、蓋本体15の長手方向の2端部に形成されている脚部16とを持つ。左側蓋体10および右側蓋体11は、脚部16が内周側壁80の内側に枢支されてケース体8に取り付けられている。左側蓋体10および右側蓋体11は回動して、蓋本体15が収容空間85を閉じる閉位置(図1、2、3)と、蓋本体15が内周側壁80と外周側壁81との間に収容されて収容空間85を開く開位置(図4、5、6、7)との間を変位する。右側蓋体11の2つの脚部16(右前脚部16a、右後脚部16b)は、下端部がギア状をなす。左側蓋体10の後側の脚部16(左後脚部16c)もまた、下端部がギア状をなす。右側蓋体11の右後脚部16bと、左側蓋体10の左後脚部16cとは、2つの蓋接続ギア17を介して接続されている。また、右側蓋体11の右後脚部16bには、右側蓋体11および左側蓋体10を緩やかに回動させるためのダンパ手段18が接続されている(図5)。
ケース体8には、略板状の2つのベース体86が固定されている。一方のベース体86である上側ベース体86aは、内周側壁80の前面上側に固定されている。他方のベース体86である下側ベース体86bは、内周側壁80の前面下側に固定されている。
上側ベース体86aの上部には、枠状の操作保持部87が形成されている。操作保持部87は上方に向けて開口する略コ字の枠状をなし、下壁には貫通孔が形成されている。操作手段2は、略柱状の押圧端20と押圧端20から延びる略柱状の脚部21とを持つ。操作手段2は、脚部21が操作保持部87の貫通孔に挿通され、押圧端20の下側部分が2つの操作保持部87のコ字内部に収容されている。操作手段2は、操作保持部87に案内されつつ上下にスライド移動して、ケース体8に対して変位する。押圧端20の下側部分と操作保持部87との間には図略の第1付勢手段が介在し、操作手段2は上側に付勢されている。押圧端20の上側部分は、ケース体8の外部に露出している。
操作手段2には伝達手段3が接続されている。伝達手段3は、左右に延び脚部21の下端に取り付けられている操作端部30と、操作端部30の左端と右端とからそれぞれ下方に延びる連絡部31と、2つの連絡部31の下端を連結する切換端部32と、を持つ。伝達手段3は枠状をなす。
駆動手段4は、蓋体1に接続されている蓋体駆動部材40と、蓋体駆動部材40に接続されるとともに後述する第1スイッチ手段5および第2スイッチ手段6に接続されているアーム部材41とをもつ。蓋体駆動部材40およびアーム部材41は、別体からなり、それぞれ上側ベース体86aに枢支されている。駆動手段4は、操作手段2と後述する切換手段7との間の位置に配されている。
蓋体駆動部材40は、扇状をなすギア部42と、扇状をなす入力部43とを持つ。入力部43とギア部42とは同軸的に固定され、内周側壁80(前壁)および上側ベース体86aに枢支されている。ギア部42は内周側壁80の内側に配されている。入力部43は内周側壁80の外側(上側ベース体86aと外周側壁81との間)に配されている。ギア部42は蓋体1の右前脚部16aと噛み合う。ギア部42には、弧状をなす駆動ガイド溝44が形成されている。駆動ガイド溝44には、内周側壁80に形成されている突起状のストッパが挿通されている。入力部43には直線状に延びる長孔45が形成されている。入力部43の長孔45には、ターンオーバースプリングからなる第2付勢手段46の一端(スライド端部46a)が挿通されている。スライド端部46aの先端は、長孔45の前側に露出している。第2付勢手段46の他端は下側ベース体86bに枢支されている。第2付勢手段46は、蓋体駆動部材40を付勢して、図2に示す蓋体駆動部材の閉駆動位置と、図4に示す蓋体駆動部材の開駆動位置と、の2つの位置に配する。
アーム部材41は、第1アーム体47と第2アーム体48とが一体化されてなる。第1アーム体47は略Z字状をなし、左側に配されている。第2アーム体48は、左右反転した略Z字状をなし、右側に配されている。第1アーム体47の下端面(第1押圧面47a)と第2アーム体48の下端面(第2押圧面48a)とは互いに対向しつつ離間している。アーム部材41が回動する際に第1押圧面47aおよび第2押圧面48aが変位する軌跡は、蓋体駆動部材40が回動する際に入力部43の長孔45が変位する軌跡と交叉している。図2に示すように、第1アーム体47の左上部には貫通孔状の第1アーム枢支孔47bが形成されている。第2アーム体48の右上部には貫通孔状の第2アーム枢支孔48bが形成されている。第1アーム枢支孔47bには後述する第1スイッチ手段5が接続され、第2アーム枢支孔48bには後述する第2スイッチ手段6が接続されている。駆動手段4は、伝達手段3の内部に収容されている。上述したように、伝達手段3の2つの連絡部31は、操作端部30の左端と右端とからそれぞれ下方に延びるため、連絡部31は駆動手段4に干渉しない位置に延びている。
第1スイッチ手段5は、棹状の第1連絡スイッチ部50と、第1連絡スイッチ部50の下端に枢支されている第1スイッチ本体部51とを持つ。第1連絡スイッチ部50の上端は第1アーム枢支孔47bに枢支されている。第1スイッチ本体部51の右下部には、左上方から右下方に延びる第1受圧面51aが形成されている。第2スイッチ手段6は、棹状の第2連絡スイッチ部60と、第2連絡スイッチ部60の下端に枢支されている第2スイッチ本体部61とを持つ。第2連絡スイッチ部60の上端は第2アーム枢支孔48bに枢支されている。第2スイッチ本体部61の左下部には、右上方から左下方に延びる第2受圧面61aが形成されている。第1スイッチ手段5および第2スイッチ手段6は上下にスライド移動してケース体8に対して変位する。
切換手段7は、傾動部材70と案内部71とを持つ。傾動部材70は棹状をなす。傾動部材70の上側端部には突起状の枢支部70aが形成され、略中央部には突起状の係合部70bが形成されている。傾動部材70の下側端面には略弧状の押圧部70cが形成されている。枢支部70aは伝達手段3の切換端部32に枢支されている。傾動部材70は枢支部70aを中心に傾動可能である。
案内部71は下側ベース体86bに形成され、図8に示すように略∞状の貫通溝からなる。すなわち、案内部71は下側ベース体86bを介してケース体8に設けられている。傾動部材70の係合部70bは、案内部71に係合し、案内部71の内部をスライド移動する。案内部71は、略環状に形成されている二つの膨部(72、73)を左右に向けて配されている。二つの膨部のうち左側(第1スイッチ手段5側)に配される第1膨部72と、右側(第2スイッチ手段6側)に配される第2膨部73とは、図略の交叉部によって連絡されている。図8に示すように、第1膨部72のうち上側の部分を第1部72aと呼び、下側の部分を第2部72bと呼ぶ。また、第2膨部73のうち上側の部分を第3部73aと呼び下側の部分を第4部73bと呼ぶ。
図1および8に示すように、案内部71には、第1回転体75、第2回転体76および第3回転体77が取り付けられている。第1回転体75は第1膨部72に対面する位置に取り付けられ。第2回転体76は第2膨部73に対面する位置に取り付けられている。第3回転体77は交叉部に対面する位置に取り付けられている。第1回転体75は、ギア状に形成されている第1主部75aと、円盤状の第1突出部75bとが同軸的に一体化されてなる。第1突出部75bは第1主部75aよりも小径であり、扇状の切り欠きを持つ。第2回転体76も同様に、ギア状に形成されている第2主部76aと、円盤状の第2突出部76bとが同軸的に一体化されてなる。第2突出部76bは第2主部76aよりも小径であり、扇状の切り欠きを持つ。第1突出部75bの一部は第1膨部72内に突出し、第2突出部76bの一部は第2膨部73内に突出している。第3回転体77は、ギア状に形成されている第3主部77aと、円盤状の第3突出部77bとが同軸的に一体化されてなる。第3突出部77bは第3主部77aよりも小径であり、軸心を通る一文字状の溝を持つ。
第3回転体77のなかで、第3主部77aの外周面は第1回転体75(第1主部75a)の外周面と第2回転体76(第2主部76a)の外周面とに当接し噛み合っている。そして、第1回転体75、第2回転体76および第3回転体77は互いに同期して回転する。第1回転体75、第2回転体76および第3回転体77が回転することで、第3突出部77bが案内部71を開閉して、係合部70bのスライド方向を規制する。詳しくは、係合部70bは第1部72a→第2部72b→交叉部→第3部73a→第4部73b→交叉部74→第1部72aの順にスライド移動する。なお、第2回転体76の第2主部76aには、弧状に延びる規制溝が形成されている。規制溝には、下側ベース部に形成されている突起状の規制部が挿入されている。規制溝と規制部とによって、第1回転体75、第2回転体76、および第3回転体77が回転し得る角度が規制されている。
実施例の開閉装置は、以下のように動作する。
左側蓋体10および右側蓋体11を図2に示す閉位置から図6に示す開位置に回動させる際には、先ず、操作手段2を下方に押圧操作する。操作手段2を押圧操作すると、図3に示すように、操作手段2が下方に変位し、伝達手段3もまた下方に変位する。伝達手段3が下方に変位すると、伝達手段3に枢支されている傾動部材70が下方に押圧される。下方に押圧された傾動部材70は、係合部70bが案内部71の第1部72aから第2部72bに向けてスライド移動し、案内部71に案内されて下方に変位する。すると、傾動部材70の押圧部70cが第1スイッチ本体部51の第1受圧面51aを押圧して、第1スイッチ本体部51を下方に変位させる。第1スイッチ本体部51が下方に変位すると、第1スイッチ手段5を枢支している第1連絡スイッチ部50が下方に引っ張られ、駆動手段4が開駆動位置に変位する。詳しくは、第1連絡スイッチ部50が下方に引っ張られると、第1連絡スイッチ部50を枢支している第1アーム体47が下方に引っ張られる。すると、アーム部材41が反時計回りに回動する。アーム部材41が反時計回りに回動すると、第1アーム体47の第1押圧面47aが入力部43に形成されている長孔45の前側に変位して、第2付勢手段46のスライド端部46aを反時計回りに押圧する(図3)。
第1押圧面47aがスライド端部46aを反時計回りに押圧すると、第2付勢手段46が圧縮されて弾性変形し、入力部43を付勢して反時計回りに回動させる。すると、入力部43に一体化されているギア部42もまた反時計回りに回動する。すなわち、駆動手段4が開駆動位置に変位する。
右側蓋体11の右前脚部16aは、ギア部42と噛合っている。したがって、ギア部42が反時計回りに回動すると、右側蓋体11が時計回りに回動する。図5に示すように、右側蓋体11の右後脚部16bと、左側蓋体10の左後脚部16cとは、2つの蓋接続ギア17を介して接続されているため、右側蓋体11が時計回りに回動すると、左側蓋体10が反時計回りに回動する。したがって、右側蓋体11および左側蓋体10は開位置に回動して、収容空間を開く(図4)。
なお、操作手段2は第1付勢手段によって上方に付勢されているため、操作手段2への押圧を止めると、操作手段2は再度上方に変位する(図6)。操作手段2が上方に変位すると、伝達手段3が操作手段2に従動して上方に変位し、傾動部材70が上方に引っ張られる。傾動部材70が上方に引っ張られると、係合部70bが第2部72bから第3部73aに向けてスライド移動する。したがって、傾動部材70は枢支部70aを中心に傾動し、押圧部70cが第2スイッチ本体部61の第2受圧面61a上に配される。
ところで、左側蓋体10および右側蓋体11が閉位置に配され、傾動部材70の係合部70bが第1部72aに配されているときには、図8に示すように、第1回転体75の第1突出部75bは、第2部72bに張り出している。また、第3回転体77の第3突出部77bは第4部73bと第1部72aとを連絡し、第2部72bと第3部73aとの間を閉じている。左側蓋体10および右側蓋体11を閉位置から開位置に回動させる際に、傾動部材70を下方に変位させると、係合部70bは第1部72aから第2部72bに向けてスライド移動し、第1突出部75bを下方に押圧する。すると、図9に示すように、第1回転体75が時計回りに回転し、第3回転体77が反時計回りに回転して、第3突出部77bが第2部72bと第3部73aとを連絡し、第1部72aと第4部73bとの間を閉じる。したがって、係合部70bは第2部72bから第3部73aに向けてスライド移動できるようになる。なお、第3回転体77が反時計回りに回転すると、第2回転体76が時計回りに回転して、第2突出部76bが第4部73bに張り出す。したがって、後述するように、係合部70bが第3部73aから第4部73bに向けてさらにスライド移動すると、係合部70bに押圧された第2回転体76が反時計回りに回転し、第3回転体77が時計回りに回転する。したがって、第3突出部77bは再度第1部72aと第4部73bとを連絡し、第2部72bと第3部73aとの間を閉じる。よって、係合部70bは第4部73bから第1部72aに向けてスライド移動できるようになる。
左側蓋体10および右側蓋体11を図6に示す開位置から図2に示す閉位置に回動させる際には、操作手段2を再度下方に押圧操作する。操作手段2を押圧操作すると、図7に示すように、操作手段2および伝達手段3が下方に変位し、伝達手段3に枢支されている傾動部材70が下方に押圧される。下方に押圧された傾動部材70は、係合部70bが第3部73aから第4部73bに向けてスライド移動して、下方に変位する。すると、傾動部材70の押圧部70cが第2スイッチ本体部61の第2受圧面61aを押圧して、第2スイッチ本体部61を下方に変位させる。第2スイッチ本体部61が下方に変位すると、第2連絡スイッチ部60が下方に引っ張られ、第2アーム体48が下方に引っ張られる。すると、アーム部材41が時計回りに回動し、第2アーム体48の第2押圧面48aが第2付勢手段46のスライド端部46aを時計回りに押圧する。すると、第2付勢手段46が圧縮されて弾性変形し、入力部43を付勢して時計回りに回動させる。入力部43の時計回りの回動に伴って、ギア部42が時計回りに回動する。ギア部42が時計回りに回動すると、右側蓋体11が反時計回りに回動し、左側蓋体10が時計回りに回動する。したがって、右側蓋体11および左側蓋体10は閉位置に回動して、収容空間85を閉じる。
なお、上述したように、傾動部材70の係合部70bが第3部73aから第4部73bに向けてスライド移動する際に、第2回転体76が反時計回りに回転し、第3回転体77が時計回りに回転する。このため、係合部70bは第1部72aから第4部73bに向けてスライド移動できるようになる。したがって、操作手段2への押圧を止め、操作手段2および伝達手段3が上方に変位して、傾動部材70が上方に引っ張られると、係合部70bが第4部73bから第1部72aに向けてスライド移動する。よって、傾動部材70は枢支部70aを中心に傾動し、押圧部70cが第1スイッチ体の第1受圧面51a上に配される(図2)。
実施例の開閉装置は、1つの操作手段2によって左側蓋体10および右側蓋体11を開閉操作できる。したがって、ユーザーは手探りで蓋体1を開閉操作できる。また、操作手段2が1つのみで済むため、本発明の開閉装置を設けたコンソールボックス(収容装置)は、意匠性に優れる。さらに、実施例の開閉装置は、操作手段2→駆動手段4→切換手段7の順に各手段を配しているため、駆動手段4がケース体8の外部に露出することはなく、意匠性に優れる。さらに、連絡部31が駆動手段4に干渉しない位置に延びているために、伝達手段3によって操作手段2に加わった力を切換手段7に伝達できるとともに、伝達手段3が駆動手段4に干渉することはなく、駆動手段4と伝達手段3とを確実に動作させ得る。よって実施例の開閉装置は小型化でき、省スペース化を実現できる。
実施例の開閉装置は、2つの蓋体(10、11)を持つが、蓋体は1つのみであっても良い。実施例の開閉装置では、蓋体1が回動して収容空間85を開閉するが、その他の方法で収容空間85を開閉しても良い。例えば、蓋体1はスライド移動して収容空間85を開閉しても良い。この場合には、蓋体1にラックを形成し、このラックとギア部42とを噛合わせればよい。
操作手段2は上下動するものに限らない。例えば、操作手段2として左右方向や前後方向にスライド移動するものを用いても良い。この場合には、伝達手段3や駆動手段4や切換手段7を、操作手段2が変位する方向に沿って配設すればよい。
駆動手段4は、第1スイッチ手段5および第2スイッチ手段6の往復移動に伴って変位し、蓋体1を開閉駆動し得るものであれば良く、実施例で用いた駆動手段4以外の既知構造からなるものを選択してもよい。また、切換手段7は、伝達手段3の変位に従動して第1スイッチ手段5と第2スイッチ手段6とを交互に押圧するものであればよく、実施例で用いた切換手段7以外の既知構造からなるものを選択しても良い。
1:蓋体、2:操作手段、3:伝達手段、4:駆動手段、5:第1スイッチ手段、6:第2スイッチ手段、7:切換手段
Claims (3)
- 収容空間をもつケース体に取り付けられ、該収容空間を開く開位置と該収容空間を閉じる閉位置との間で変位する蓋体と、
該ケース体に対して変位可能に取り付けられ、一部が該ケース体の外部に露出している操作手段と、
該操作手段に接続され、該操作手段の変位に従動して変位する伝達手段と、
該蓋体に接続され、該蓋体を開位置に変位させる開駆動位置と該蓋体を閉位置に変位させる閉駆動位置との間で変位する駆動手段と、
該駆動手段に接続され、押圧されると該駆動手段を開駆動位置に変位させる第1スイッチ手段と、
該駆動手段に接続され、押圧されると該駆動手段を閉駆動位置に変位させる第2スイッチ手段と、
該伝達手段に接続され、該伝達手段の変位に従動して該第1スイッチ手段と該第2スイッチ手段とを交互に押圧する切換手段と、を備え、
該駆動手段は該操作手段と該切換手段との間の位置に配され、
該伝達手段は、一端部である操作端部が該操作手段に接続され、他端部である切換端部が該切換手段に接続され、該操作端部と該切換端部とを連絡する連絡部が該駆動手段に干渉しない位置に延びていることを特徴とする開閉装置。 - 前記伝達手段は枠状をなし、該駆動手段は該伝達手段の内部に収容されている請求項1に記載の開閉装置。
- 前記切換手段は、一端が前記伝達手段に枢支されている傾動部材と、前記ケース体に設けられている案内部とを持ち、
該傾動部材は、一端側に形成され前記伝達手段に枢支される枢支部と、他端側に形成され前記第1スイッチ手段および前記第2スイッチ手段を押圧する押圧部と、該枢支部と該押圧部との間の位置に形成されている係合部と、を持ち、
該案内部は該係合部と係合して該傾動部を案内し、
前記操作手段を操作すると、該係合部が該案内部に案内され該傾動部材が傾動して該押圧部が前記第1スイッチと前記第2スイッチとを交互に押圧する請求項1に記載の開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006064638A JP2007237974A (ja) | 2006-03-09 | 2006-03-09 | 開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2007237974A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009190599A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Kojima Press Co Ltd | 車両用収納装置のドアの開閉装置 |
JP2022084841A (ja) * | 2018-08-31 | 2022-06-07 | 豊田合成株式会社 | 車両用ボックス装置 |
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2006
- 2006-03-09 JP JP2006064638A patent/JP2007237974A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009190599A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Kojima Press Co Ltd | 車両用収納装置のドアの開閉装置 |
JP2022084841A (ja) * | 2018-08-31 | 2022-06-07 | 豊田合成株式会社 | 車両用ボックス装置 |
JP7347571B2 (ja) | 2018-08-31 | 2023-09-20 | 豊田合成株式会社 | 車両用ボックス装置 |
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