JP5561165B2 - スライド機構及びスライド装置 - Google Patents

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Description

本発明は、2つの部材を連結するスライド機構に関する。また、本発明は、該スライド機構を有するスライド装置に関する。
現在の携帯端末は、サービスの多様化および端末の多機能化により、形状および操作方法が多様化している。例えば、直方体状の2つの筐体を有する携帯端末は、閉状態、画面縦長状態、及び画面横長状態とで使い分けられる。閉状態とは、2つの筐体を全体的に重なり合わせた状態である。閉状態は、持ち運びや未使用時に適している。画面縦長状態とは、画面を縦長方向で使用する状態である。画面縦長状態は、通話機能やメール機能を使う際に適している。画面横長状態とは、画面を横長方向で使用する状態である。画面横長状態は、ワンセグ視聴やフルブラウザ操作に適している。
このような状態の変化が可能な携帯端末は、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されている。
特許文献1に記載の携帯端末は、連結機構が一方の筐体に固設されており、ガイドプレートと、スライドプレートと、回転ヒンジ部材と、回動位置規制手段と、回動角度規制手段と、を備える。ガイドプレートは、一方の筐体の長手方向に沿って形成される。スライドプレートは、ガイドプレートに相対向して設置される。また、スライドプレートは、ガイドプレートの長手方向に沿ってスライド可能である。回転ヒンジ部材は、他方の筐体に固設される。また、回転ヒンジ部材は、ガイドプレートとスライドプレートとの間に、回動可能に収容される。回動位置規制手段は、回転ヒンジ部材とスライドプレートとガイドプレートとが回動可能な位置を規制する。回動角度規制手段は、回転ヒンジ部材とスライドプレートとガイドプレートとの、相対的な回動の角度範囲を制限する。
特許文献2に記載の携帯端末は、スライドレールと、中間体と、固定部と、回転接続部と、を備えたヒンジ機構を有する。スライドレールは、第1筐体の重合面に固定される。中間体は、スライドレールに係合し、スライドレール上をスライド移動する。固定部は、第2筐体の重合面に固定される。回転接続部は、固定部が回転可能になるように、固定部を中間体に接続する。
また、特許文献1、2に関連する発明が、例えば特許文献3、4及び5に記載されている。
特開2007−049294号公報 特開2008−092264号公報 特開2004−320549号公報 特開2007−177898号公報 特開2008−035022号公報
特許文献1及び特許文献2に記載のような携帯端末においては、閉状態と画面縦長状態と画面横長状態との間で、一方向的な移行しかできない。すなわち、いずれかの状態から任意の状態へ、直接移行することはできない。例えば、閉状態から画面横長状態へ移行する場合には、画面縦長状態を経由しなければならない。また、閉状態から画面横長状態へ移行する場合も、直接移行することはできない。
本発明の目的は、連結された2つの部材をスライドさせて複数の状態に移行させる場合に、いずれかの状態から任意の状態へ、他の状態を経由することなく移行させることができるスライド機構を提供することである。
本発明のスライド機構は、第1部材と第2部材との間に配され、第1部材に配される被誘導体と、第2部材に配され、被誘導体を誘導する誘導体と、を備え、誘導体は、被誘導体を誘導する環状の誘導溝を有し、誘導溝は、弧状の溝部と直線状の溝部とを含む、少なくとも3つの溝部を有する。
また、本発明のスライド機構は、第1部材と第2部材との間に配され、第1部材と第2部材の少なくとも一部が重ね合わさっている第1状態、第1状態から、第1部材及び第2部材のうち一方の部材が、他方の部材に対して平行移動した第2状態、及び、第1状態から、第1部材及び第2部材のうち一方の部材が、他方の部材に対して回転移動した第3状態において、いずれかの状態から任意の一状態へ、他の状態を経由することなく移行可能である。
本発明によれば、例えば、第1状態(例えば閉状態)、第2状態(例えば画面縦長状態)及び第3状態(例えば画面横長状態)間の移行において、いずれかの状態から任意の一状態へ、他の状態を経由することなく直接移行することができる。
本発明の第1の実施形態におけるスライド機構の構成を示す概略図。 本発明の第2の実施形態におけるスライド機構を用いた部材の変位の一例を示す概略斜視図。 本発明の第2の実施形態におけるスライド機構の誘導体を、一方の面側から見た概略平面図。 本発明の第2の実施形態におけるスライド機構の誘導体を、他方の面側から見た概略平面図。 本発明の第2の実施形態におけるスライド機構の、被誘導体の概略平面図。 被誘導体を配した、本発明の第2の実施形態における第1部材の概略平面図。 誘導体を配した、本発明の第2の実施形態における第2部材の概略平面図。 被誘導体と誘導体とを組み合わせた、本発明の第2の実施形態におけるスライド機構の概略平面図。 図8のVIII−VIII線における概略断面図。 本発明の第3の実施形態におけるスライド機構の概略平面図(上段)、及び図示したスライド機構に対応するスライド装置の概略平面図(下段)。 本発明の第3の実施形態におけるスライド機構の概略平面図(上段)、及び図示したスライド機構に対応するスライド装置の概略平面図(下段)。 本発明の第3の実施形態におけるスライド機構の概略平面図(上段)、及び図示したスライド機構に対応するスライド装置の概略平面図(下段)。 本発明の第3の実施形態におけるスライド機構の概略平面図(上段)、及び図示したスライド機構に対応するスライド装置の概略平面図(下段)。 本発明の第3の実施形態におけるスライド機構の概略平面図(上段)、及び図示したスライド機構に対応するスライド装置の概略平面図(下段)。 本発明の第3の実施形態におけるスライド機構の概略平面図(上段)、及び図示したスライド機構に対応するスライド装置の概略平面図(下段)。 本発明の第3の実施形態におけるスライド機構の概略平面図(上段)、及び図示したスライド機構に対応するスライド装置の概略平面図(下段)。
1 第1部材
1a 第2部材と対向する面
2 第2部材
2a 第1部材と対向する面
3、20 被誘導体
4、10 誘導体
5、11 誘導溝
6a 弧状の溝部
6b 弧状の溝部
6c 直線状の溝部
7a 弧状の溝部6aと弧状の溝部6bとの交点
7b 弧状の溝部6aと直線状の溝部6cとの交点
7c 弧状の溝部6bと直線状の溝部6cとの交点
11a 第1溝部
11b 第2溝部
11c 第3溝部
12 第1回動軸
13 第2回動軸
14 係合解除部
15 第3回動軸
16 板状体
21 被誘導片
22 第1回動片
22a 第1係合部
23 第2回動片
23a 第2係合部
31 弾性部材
40 スライド機構
100 携帯端末
111 第1筐体
112 表示部
121 第2筐体
122 入力部
[第1の実施形態]
本発明のスライド機構の第1の実施形態について説明する。
本実施形態のスライド機構の構成を図1に示す。なお、本実施形態のスライド機構は、図示しない第1部材と第2部材との間に配されている。
本実施形態のスライド機構は、第1部材に配される被誘導体3と、第2部材に配される誘導体4とを備える。
誘導体4は、被誘導体3を誘導する環状の誘導溝5を有する。誘導溝5は、弧状の溝部6a及び6bと、直線状の溝部6cを有する。
次に、本実施形態のスライド機構の動作について説明する。
被誘導体3が、弧状の溝部6aと6bとの交点7aにある時の、第1部材と第2部材の変位状態を第1状態とする。また、弧状の溝部6aと直線状の溝部6cとの交点7bにある時の、第1部材と第2部材の変位状態を第2状態とする。また、また、弧状の溝部6bと直線状の溝部6cとの交点7cにある時の、第1部材と第2部材の変位状態を第3状態とする。
被誘導体3が、弧状の溝部6aまたは6bに沿って誘導されると、一方の部材(例えば第1部材)が、他方の部材(例えば第2部材)に対して相対的に回動し、変位する。
また、被誘導体3が、直線状の溝部6cに沿って誘導されると、一方の部材(例えば第1部材)が、他方の部材(例えば第2部材)に対して相対的に平行移動する。
これにより、第1状態、第2状態及び第3状態間の移行において、いずれかの状態から任意の一状態へ、他の状態を経由することなく直接移行することができる。
例えば、第1状態から第3状態へ移行する際、被誘導体3を弧状の溝部6bに沿って誘導することによって、第2状態を経由することなく移行することが可能となる。
なお、本実施形態においては、誘導溝5は、弧状の溝部6a、6bと、直線状の溝部6cの3つの溝部からなるとしたが、これに限らない。すなわち、第1部材あるいは第2部材が変位する際、滑らかに変位するのを妨げない程度であれば、弧状の溝6a、6bや直線状の溝6cの途中で、溝が変形していてもよい。
[第2の実施形態]
本発明のスライド機構の第2の実施形態について説明する。本実施形態のスライド機構は、連結した2つの部材において、少なくとも一方の部材を滑動的に変位させる。これにより、一方の部材に対する他方の部材の、相対的位置あるいは向きが、段階的かつ可逆的に変更可能となる。図2に、本実施形態のスライド機構を用いた部材の変位の一例を示す。図2(a)に示す第1状態は、直方体状の第1部材1及び第2部材2が、第1部材1の面1aと第2部材2の面2aとが完全に重なるように、連結した状態を示す。なお、第1部材1の面1aと第2部材2の面2aとは、互いに対向する面である。図2(b)に示す第2状態は、図2(a)の状態から、一方の部材(例えば第1部材1)が、他方の部材(例えば第2部材2)に対して一方向に平行移動した状態である。すなわち、一方の部材が、他方の部材に対して直線的に変位し、対向する面1aと2aの一部を露出させた状態である。図2(c)に示す第3状態は、図2(a)又は図2(b)の状態から、一方の部材(例えば第1部材1)が、他方の部材(例えば第2部材2)に対して相対的に回動し、変位した状態である。本発明のスライド機構を用いれば、図2(a)の状態、図2(b)の状態及び図2(c)の状態の間において、いずれかの状態から任意の一状態へ、他の状態を経由することなく、容易に移行させることができる。例えば、図2(a)の状態から図2(b)の状態へ、図2(c)の状態を経由することなく、容易に移行させることができる。
本実施形態のスライド機構の一実施形態について説明する。本実施形態のスライド機構は、一方の部材(本実施形態においては「第1部材」とする)と他方の部材(本実施形態においては「第2部材」とする)との間に配される。また、本実施形態のスライド機構は、被誘導体と、誘導体と、弾性部材と、を備える。被誘導体は、第1部材側に配置される。誘導体は、第2部材側に配置される。図3に、誘導体の一方の面側(表側)から見た、スライド機構の概略平面図を示す。図4に、誘導体の他方の面側(裏側)から見た、スライド機構の概略平面図を示す。図5に、被誘導体の概略平面図を示す。図6に、被誘導体を配した第1部材の概略平面図を示す。図7に、誘導体を配した第2部材の概略平面図を示す。図8に、被誘導体と誘導体とを組み合わせた、本発明のスライド機構の概略平面図を示す。図8においては、弾性部材は透視図となっている。また、第1部材及び第2部材は図示されていない。また、図9に、図8のVIII−VIII線における概略断面図を示す。図9は、図8には図示されていない、第1部材及び第2部材も図示している。
誘導体10は、誘導溝11と、第1回動軸12と、第2回動軸13と、第3回動軸15と、係合解除部14と、板状体16と、を備える。被誘導体20は、被誘導片21と、第1回動片22と、第2回動片23と、を備える。
誘導溝11は、板状体16に形成された、一続きの環状の溝である。また、誘導溝11は貫通孔であるため、誘導溝11の環内部は、浮いた状態とならないよう固定される必要がある。例えば、第3回動軸15をねじりコイルバネとすることにより、誘導溝11の環内部を第1部材あるいは第2部材に固定することとしても良い。被誘導体20の被誘導片21は、誘導溝11に挿入(あるいは嵌合)される。そして、被誘導片21は、第1部材1及び第2部材2の相対的変位に応じて、誘導溝11に沿って移動する。そのため、被誘導片21は、例えば円柱状であると好ましい。
本実施形態においては、誘導溝11は、第1溝部11aと、第2溝部11bと、第3溝部11cとを有する。第1溝部11a及び第2溝部11bは、第1部材1を第2部材2に対して相対的に回転変位させるための溝部である。第1溝部11a及び第2溝部11bは、弧状の溝である。第3溝部11cは、第1部材1を第2部材2に対して相対的に直線変位させるための溝部である。第3溝部11cは、直線状の溝である。第1溝部11a及び第2溝部11bの弧の向きは、第1部材1及び第2部材2の回動方向に応じて設定する。本実施形態においては、第1溝部11aは、誘導溝11の環に対して内向きに凸状となっている。一方、第2溝部11bは、誘導溝11の環に対して外向きに凸状となっている。
第1回動軸12及び第2回動軸13は、第1部材1を第2部材2に対して相対的に回動させるための軸である。第1回動軸12及び第2回動軸13は、第1部材1に固定された被誘導体20の、第1回動片22と第2回動片23とに、それぞれ係合できるように形成されている。すなわち、第1回動軸12及び第2回動軸13は、板状体16の、被誘導体20(第1部材1)に面する側に、形成されている。本実施形態においては、第1回動軸12は、誘導溝11の環に対して、第1溝部11aの外側に形成される。また、第2回動軸13は、誘導溝11の環に対して、第3溝部11cの外側に形成される。
被誘導体20の第1回動片22及び第2回動片23は、それぞれ、被誘導片21から延在している。第1回動片22及び第2回動片23は、被誘導片21に接合させてもよい。第1回動片22及び第2回動片23は、例えば平板状に形成してもよい。また、第1回動片22と第2回動片23とを、一体に形成してもよい。本実施形態においては、第1回動片22と第2回動片23とは、90°をなしている。すなわち、第1回動片22と第2回動片23とで、L字状を形成している。第1回動片22は、第1回動軸12と係合する。そして、第1回動片22は、第1回動軸12を中心として回動することによって、被誘導片21を、第1溝部11aに沿って移動させる。これにより、第1部材1は、第2部材2に対して、回動変位することができる。したがって、第1溝部11aは、概観的には、中心を第1回動軸12、半径を第1回動片22の長手方向の長さとする弧となっている。同様に、第2回動片23は、第2回動軸13と係合する。そして、第2回動片23は、第2回動軸13を中心として回動することによって、被誘導片21を、第2溝部11bに沿って移動させる。これにより、第1部材1は、第2部材2に対して、回動変位することができる。したがって、第2溝部11bは、概観的には、中心を第2回動軸13、半径を第2回動片23の長手方向の長さとする弧となっている。
第1回動軸12及び第2回動軸13は、第1回動片22及び第2回動片23が回動しやすいように、円柱形であると好ましい。更に、第1回動軸12及び第2回動軸13は、板状体16に対して直立していると、より好ましい。
第1回動片22は、第1回動軸12と係合するため、第1係合部22aを有すると好ましい。第1係合部22aは、例えば、第1回動片22の一部を切り欠いて形成することができる。また、第1係合部22aは、円柱状の第1回動軸12と係合するように、第1回動軸12の側面の形状及び寸法に合わせて、第1回動片22に形成することができる。また、第1係合部22aは、被誘導片21が、第1溝部11aから第2溝部11b又は第3溝部11cへ移行する際に、第1回動片22との係合がより外れやすい、すなわち、引っ掛かりにくい位置に形成されると好ましい。本実施形態においては、第1係合部22aは、第1回動片22の端部に形成される。好ましくは、第1係合部22aは、第1回動片22の角部に形成される。より好ましくは、第1係合部22aは、被誘導片21が、第1溝部11aから第3溝部11cへ移行する際に、第1回動片22が、第1回動軸12に引っ掛からないように、形成される。すなわち、より好ましくは、第1係合部22aは、被誘導体20の図8に示す位置において、第1溝部11aからより離れた角部(下側)に形成される。
第2回動片23は、第2回動軸13と係合するため第2係合部23aを有すると好ましい。第2係合部23aは、例えば、第2回動片23の一部を切り欠いて形成することができる。また、第2係合部23aは、円柱状の第2回動軸13と係合するように、第2回動軸13の側面の形状及び寸法に合わせて、第2回動片23に形成することができる。
また、第2係合部23aは、被誘導片21が、第2溝部11bから第1溝部11a又は第3溝部11cへ移行する際に、第1回動片22との係合がより外れやすい位置に形成されると好ましい。すなわち、第2係合部23aは、被誘導片21が、第1回動片22が引っ掛かりにくい位置に、形成されると好ましい。
本実施形態においては、第2係合部23aは、第2回動片23の端部に形成されている。好ましくは、第2係合部23aは、第2回動片23の角部に形成される。より好ましくは、第2係合部23aは、被誘導片21が、第2溝部11bから第1溝部11aへ移行する際に、第2回動片23が第2回動軸13に引っ掛からないように、形成される。すなわち、より好ましくは、第2係合部23aは、被誘導体20の図8に示す位置において、第2溝部11bからより離れた角部(右側)に形成される。
本実施形態においては、係合解除部14は、第3溝部11c沿いに配される。また、第2回動片23は、第2回動軸13と係合して回動する。そして、係合解除部14は、被誘導片21が第2溝部11bに沿って第2溝部11bと第3溝部11cの交点へ移動する際に、第2回動片23に当接する。これにより、係合解除部14は、第2回動片23の第2係合部23aと第2回動軸13との係合を解除する。したがって、係合解除部14は、被誘導片21が該交点へより近づいた際、すなわち、第2溝部11bの移動終了間近に、第2回動片23と当接するように設定するのが好ましい。これにより、被誘導体21は、第2溝部11bから第3溝部11cへスムーズに移行することができる。なお、本実施形態においては、被誘導片21が、第2溝部11bから第3溝部11cへ移行する際の、第2回動片23と第2回動軸13との係合を解除する係合解除部のみを示した。しかしながら、他の位置で回動片と回動軸との係合を解除する必要がある場合には、別の位置に係合解除部を設けてもよい。あるいは、係合解除部を複数設けても良い。
弾性部材31は、第1部材1と第2部材2との、相対的な位置及び向きを固定するように作用する。例えば、弾性部材31は、図2に示す第1状態〜第3状態に、第1部材1及び第2部材2を固定するように作用する。より具体的には、例えば、弾性部材31は、誘導体10と被誘導体20とに接続される。この場合、弾性部材31は、被誘導片21を、誘導溝11の外環又は内環方向に対して押圧するように作用する。
第3回動軸15は、誘導体10に対して弾性部材31を回動させるための軸である。本実施形態においては、第3回動軸15は、誘導体10の、第2部材2に面する側に形成されている。具体的には、第3回動軸15は、第2部材2と誘導体10との間であって且つ誘導溝11の環内部に、形成されている。弾性部材31も、誘導体10の、第2部材2に面する側に配されている。弾性部材31の一端は、第3回動軸15に、回動可能に接続される。また、弾性部材31の他端は、被誘導片21に、回動可能に接続される。弾性部材31としては、例えば、ねじりコイルバネを使用することができる。これにより、弾性部材31は、各部材1,2の変位状況、すなわち、被誘導片21の位置に応じて作用する。すなわち、弾性部材31は、被誘導片21を、第1溝部11aと第2溝部11bとの交点、第2溝部11bと第3溝部11cとの交点、第3溝部11cと第1溝部11aとの交点のうちいずれかの交点に、固定するように作用する。
なお、本実施形態においては、弾性部材31及び第3回動軸15は、誘導体10の第2部材2に面する側、すなわち第2部材2と誘導体10との間に位置する。しかしながら、第1回動軸12、第2回動軸13及び係合解除部14の位置が問題にならないのであれば、これに限らない。すなわち、弾性部材31及び第3回動軸15は、誘導体10の第1部材1に面する側、すなわち第1部材1と誘導体10との間に位置しても良い。この場合、本発明のスライド機構40をより薄型にすることができる。そのため、第1部材1と第2部材2との間隔をより短くすることができる。
本実施形態のスライド機構における各要素の材料は、好ましくは金属系の材料、例えばステンレス鋼、鉄等、である。しかしながら、特に限定されるものではない。
[第3の実施形態]
次に、スライド機構を搭載した本発明のスライド装置の実施形態について説明する。本実施形態におけるスライド装置は、携帯端末とする。図10〜図16に、本実施形態の概略平面図(上段)、及び図示したスライド機構に対応する携帯端末の概略平面図(下段)を示す。なお、上段のスライド機構の概略平面図においては、弾性部材は透視図となっている。
携帯端末100は、第1筐体111と、第2筐体121と、第2の実施形態のスライド機構40と、を備える。第1筐体111は、ディスプレイ等の表示部112を有する。第2筐体121は、入力ボタン(文字キー)等の入力部122を有する。スライド機構40は、第1筐体111と第2筐体121との間に配される。本実施形態においては、スライド機構40の被誘導体20が、第1筐体111の第2筐体121と対向する面、すなわち表示部112と反対の面側に、ネジ止め、接着、溶接等により固定される(図6参照)。また、誘導体10が、第2筐体121の第1筐体111と対向する面、すなわち入力部122と同一の面側に、ネジ止め、接着、溶接等により固定される(図7参照)。誘導体10は、図7に示すように、第3溝部11cが第2筐体121(図7においては第2部材2)の長手方向に対して平行に延在するように、配されている。また、誘導体10は、第2溝部11bと第3溝部11cとの交点が、第2筐体121の端部により接近するように、配されている。これにより、入力部122が露出可能となる。被誘導体20は、図6に示すように、第2回動片23が第1筐体111(図6においては第1部材1)の長手方向に対して平行に延在するように、配されている。また、被誘導体20は、第1筐体111と第2筐体121とを、重複面が合致するように重ね合わせたときに、被誘導片21が、第1溝部11aと第3溝部11cとの交点に位置するように、配されている。
本実施形態の携帯端末100は、第2の実施形態のスライド機構40を有することにより、最もコンパクトな状態、表示部横長状態、及び表示部横長状態において、一の状態から任意の他の状態へ、相互に直接切り替えることができる。なお、最もコンパクトな状態とは、携帯時に都合の良い状態であり、例えば図2(a)に示す第1状態である。表示部縦長状態とは、通話時や文字入力時に都合の良い状態であり、例えば図2(b)に示す第2状態である。表示部横長状態とは、テレビ視聴に都合の良い状態であり、例えば図2(c)に示す第3状態である。
次に、本実施形態におけるスライド機構の動作を、図10〜図16を参照し、本実施形態の携帯端末を例にして説明する。図10に示す状態Aは、図2(a)に示す第1状態に対応する。図12に示す状態Cは、図2(c)に示す第3状態に対応する。そして図15に示す状態Fは、図2(b)に示す第2状態に対応する。
また、図10〜図16に示す状態A〜中間状態Gは、携帯端末100が、この順序において、前後の状態へと可逆的に移行可能であることを示す。例えば、携帯端末100は、図11に示す中間状態Bから、図10に示す状態Aや、図12に示す状態Cに移行することができる。すなわち、携帯端末100は、状態A(図10)⇔中間状態B(図11)⇔状態C(図12)⇔中間状態D(図13)⇔中間状態E(図14)⇔状態F(図15)⇔中間状態G(図16)⇔状態A(図10)と、移行することができる。以下の説明においては、状態A→中間状態B→状態C→中間状態D→中間状態E→状態F→中間状態Gへの移行について説明する。
図10に示す状態Aにおいては、携帯端末100の第1筐体111と第2筐体121との重複面は、完全に合致している。このとき、スライド機構40においては、被誘導片21は、第1溝部11aと第3溝部11cとの交点に位置する。また、被誘導片21は、弾性部材31の環外方に作用する力により、該交点に固定されている。第1回動片22の第1係合部22aは、第1回動軸12に近接している。好ましくは、第1係合部22aは、第1回動軸12と接している。第2回動片23は、第3溝部11cと大体同一方向に延在している。好ましくは、第2回動片23は、第3溝部11cの直線上に延在する。
図11に示す中間状態Bは、第1状態から第3状態にするために、第1筐体111を、第2筐体121に対して上方に移動させると共に、反時計回りに回転させた状態である。このとき、スライド機構40においては、第1回動片22の第1係合部22aと第1回動軸12とが係合する。そして、第1回動軸12を中心に、被誘導体20(第1筐体111)が回動する。被誘導片21は、第1溝部11aの中途に存在する。この状態において、携帯端末100は、弾性部材31の作用により、中間状態Bから状態A(第1状態)又は状態C(第3状態)へ移行しやすくなっている。
図12に示す状態Cにおいては、第1筐体111の長手方向と第2筐体121の長手方向が直交する。また、表示部112が横長となっている。このとき、スライド機構40においては、被誘導片21は、第1溝部11aと第2溝部11bとの交点に位置している。また、被誘導片21は、弾性部材31の環外方に作用する力により、該交点に固定されている。第2回動片23の第2係合部23aは、第2回動軸13に近接している。好ましくは、第2係合部23aは、第2回動軸13と接している。
図13に示す中間状態Dは、第3状態から第2状態にするために、第1筐体111を、第2筐体121に対して上方に移動させると共に、時計回りに回転させた状態である。このとき、スライド機構40においては、第2回動片23の第2係合部23aと第2回動軸13とが係合する。そして、第2回動軸13を中心に、被誘導体20(第1筐体111)が回動する。被誘導片21は、第2溝部11bの中途に存在する。この状態において、携帯端末100は、弾性部材31の作用により、中間状態Dから状態F(第2状態)又は状態C(第3状態)へ移行しやすくなっている。
図14に示す中間状態Eは、状態Cから状態Fへ移行における、状態Fの一歩手前の状態である。このとき、スライド機構40においては、第2回動片23が係合解除部14と当接している。被誘導片21は、第2溝部11b内の第2溝部11bと第3溝部11cとの交点付近に位置する。第2回動片23と係合解除部14との接触により、第2回動片23の第2係合部23aと第2回動軸13との係合が外される。
図15に示す状態Fにおいては、入力部122が露出する。また、表示部112が縦長となる。そのため、携帯端末100が全体として延長したようになっている。表示部112の上下方向は、図10に示す状態Aと同じである。このとき、スライド機構40においては、被誘導片21は、第2溝部11bと第3溝部11cとの交点に位置する。また、被誘導片21は、弾性部材31の環外方に作用する力により、該交点に固定されている。第2回動片23の第2係合部23aは、第2回動軸13に近接している。
図16に示す中間状態Gは、第2状態から第1状態にするために、第1筐体111を、第2筐体121に対して下方に移動させている状態である。このとき、スライド機構40においては、被誘導片21は、第3溝部11cの中途に存在する。第1回動片22及び第2回動片23は、第1回動軸12及び第2回動軸13と、係合していない。この状態において、携帯端末100は、弾性部材31の作用により、中間状態Gから状態A(第1状態)又は状態F(第2状態)へ移行しやすくなっている。
上記説明においては、状態A→中間状態B→状態C→中間状態D→中間状態E→状態F→中間状態Gへの移行についてのみ説明した。しかしながら、本実施形態のスライド機構及び携帯端末によれば、中間状態G→状態F、状態F→中間状態E、中間状態E→中間状態D、中間状態D→状態C、状態C→中間状態B、中間状態B→状態A、及び状態A→中間状態Gの移行も可能である。各移行については、上記説明を基に理解可能であるので、ここでの説明は省略する。
本実施形態によれば、状態A(第1状態)、状態C(第3状態)及び状態F(第2状態)間における任意の2つの状態間の移行を、他の一状態を経由することなく、可逆的かつ直接的に実施することができる。また、他の一状態を経由して移行させることもできる。この際、例えば、状態A→中間状態B→状態C→中間状態D→中間状態E→状態F→中間状態Gへの遷移において、状態A(第1状態)と状態F(第2状態)とでは、表示部112の上下方向を同一にすることができる。これは、状態A(第1状態)から状態C(第3状態)への移行における、第1筐体111の第2筐体121に対する回転方向と、状態C(第3状態)から状態F(第2状態)への移行における、第1筐体111の第2筐体121に対する回転方向とが、反対方向であるためである。また、回転中心を異ならせることで、状態A(第1状態)と状態F(第2状態)間において、表示部112の上下方向を変えることなく、第1筐体111と第2筐体121とを一方向にずらすことができる。
また、本実施形態においては、弾性部材31の作用により、状態A(第1状態)、状態C(第3状態)及び状態F(第2状態)間の移行を、初動動作のみで容易に(例えば自動的に)実行することができる。
なお、本実施形態においては、スライド機構40の被誘導体20は第1筐体111に固定され、誘導体10は第2筐体121に固定されるとしたが、これに限らない。すなわち、被誘導体20が第2筐体に固定され、誘導体10が第1筐体に固定されることとしてもよい。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について述べる。本実施形態は、第2の実施形態におけるスライド機構の他の実施形態に値する。
本実施形態のスライド機構は、一方の部材に配される被誘導体と、他方の部材に配され、被誘導体を誘導する誘導体と、を備える。被誘導体は、被誘導片と、第1回動片と、第2回動片と、を有する。誘導体は、被誘導片を誘導する環状の誘導溝と、第1回動片と係合し、回動中心となる第1回動軸と、第2回動片と係合し、回動中心となる第2回動軸と、を有する。誘導溝は、弧状の第1溝部と、弧状の第2溝部と、直線状の第3溝部とを有する。被誘導片は、第1回動片と第1回動軸とを係合させていずれかの部材を回動させた際に第1溝部に沿って誘導される。第2回動片と第2回動軸とを係合させていずれかの部材を回動させた際に第2溝部に沿って誘導される。
好ましくは、第1回動片及び第2回動片はそれぞれ、被誘導片と連結されている。
また、好ましくは、第1回動片と第2回動片とはL字状を形成する。
また、好ましくは、第1回動片は、第1回動軸と係合するための第1係合部を有する。第2回動片は、第2回動軸と係合するための第2係合部を有する。
また、好ましくは、誘導体は、第1回動片と第1回動軸との係合及び第2回動片と第2回動軸との係合のうち、第1回動片又は第2回動片の回動運動時に第1回動片又は第2回動片と当接し、少なくとも一方の係合を外す係合解除部をさらに有する。
また、好ましくは、第1溝部は、誘導溝の環に対して内向きに凸状の弧である。第2溝部は、誘導溝の環に対して外向きに凸状の弧である。第2回動軸は、誘導溝の環に対して第3溝部の外側に配される。係合解除部は、被誘導片が第2溝部を通って第2溝部と第3溝部との交点に近づいた際に第2回動片と当接して第2回動片と第2回動軸との係合を外すように、第2回動軸から交点よりに配されている。
また、好ましくは、スライド機構は、弾性部材をさらに備える。弾性部材は、誘導体及び被誘導体に回動可能に接続され、被誘導体を誘導溝の外環又は内環方向に対して押圧する。
また、好ましくは、弾性部材の一端は、誘導溝の環内に回動可能に連結される。弾性部材の他端は、被誘導片に回動可能に連結される。
また、好ましくは、弾性部材は、ねじりコイルバネである。
また、好ましくは、弾性部材は、誘導体と他方の部材との間に配される。
本実施形態におけるスライド機構は、第2の実施形態と同様、第1部材と第2部材の少なくとも一部が重ね合わさっている第1状態、第1状態から、第1部材及び第2部材のうち一方の部材が他方の部材に対して平行移動されている第2状態、及び第1状態から、第1部材及び第2部材のうち一方の部材が他方の部材に対して回転移動されている第3状態のうち、いずれかの状態から任意の一状態へ他の状態を経由することなく移行させる。
好ましくは、第1状態、第2状態及び3状態において、いずれかの状態から任意の一状態へ他の状態を経由して移行させる。
また、好ましくは、第1状態から第3状態への移行における一方の部材の他方の部材に対する回転方向と、第3状態から第2状態への移行における一方の部材の他方の部材に対する回転方向とは、反対方向である。
好ましくは、第1状態から第3状態への移行における回転中心と、第2状態から第3状態への移行における回転中心とは異なる。
[第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態について述べる。本実施形態は、第4の実施形態に記載のスライド機構を有するスライド装置の実施形態である。本実施形態におけるスライド装置は、携帯端末とする。
本実施形態における携帯端末は、第1筐体と、第1筐体と少なくとも一部が重ね合わされる第2筐体と、第1筐体と第2筐体との間に配され、1筐体と第2筐体とを連結するスライド機構と、を備える。スライド機構は、第1筐体と第2筐体の少なくとも一部が重ね合わさっている第1状態、第1状態から、第1筐体及び第2筐体のうち一方の筐体が他方の筐体に対して平行移動されている第2状態、及び第1状態から、第1筐体及び第2筐体のうち一方の筐体が他方の筐体に対して回転移動されている第3状態のうち、いずれかの状態から任意の一状態へ他の状態を経由することなく移行させる。
また、好ましくは、第1筐体は、第2筐体に面している面とは反対側の面に表示部を有する。第2筐体は、第1筐体に面している面に入力部を有する。第1状態は、第1状態、第2状態及び第3状態のうちで、第1筐体と第2筐体との重複面積が最も大きい状態である。第2状態は、第1状態から、一方の筐体が他方の筐体に対して表示部の長手方向に平行移動された状態である。第3状態は、表示部が、第1状態又は第2状態における表示部の向きから90°回動されている状態である。第1状態及び第2状態において、表示部の上下方向は同じである。
本発明のスライド機構及びスライド装置は、上記実施形態に基づいて説明されているが、上記実施形態に限定されることはない。すなわち、本発明の範囲内において、かつ本発明の基本的技術思想に基づいて、上記実施形態に対し種々の変形、変更及び改良を含むことができる。また、本発明の請求の範囲の枠内において、種々の開示要素の多様な組み合わせ・置換ないし選択が可能である。
本発明のさらなる課題、目的及び展開形態は、請求の範囲を含む本発明の全開示事項からも明らかにされる。
この出願は、2008年8月27日に出願された日本出願特願2008−218559を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
上記説明においては、本発明のスライド機構は、携帯端末に適用した形態を基に説明した。しかしながら、これに限定されない。すなわち、本発明のスライド機構は、2つの部材をスライドさせる装置、機器等に適用することができる。

Claims (13)

  1. 第1部材と第2部材との間に配され、
    前記第1部材に配される被誘導体であって、被誘導片と、第1回動片と、第2回動片と、を有する被誘導体と、
    前記第2部材に配され、前記被誘導体を誘導する誘導体であって、前記第1回動片と係合し回動中心となる第1回動軸と、前記第2回動片と係合し回動中心となる第2回動軸とを有する誘導体と、を備え、
    前記誘導体は、前記被誘導体の前記被誘導片を誘導する環状の誘導溝を有し、
    前記誘導溝は、弧状の第1溝部及び第2溝部と直線状の第3溝部とを含む、少なくとも3つの溝部を有することを特徴とするスライド機構。
  2. 前記被誘導片は、
    前記第1回動片と前記第1回動軸とを係合させて、前記第1部材と前記第2部材のうちいずれかの部材を回動させた際に、前記第1溝部に沿って誘導され、
    前記第2回動片と前記第2回動軸とを係合させて、前記第1部材と前記第2部材のうちいずれかの部材を回動させた際に、前記第2溝部に沿って誘導されることを特徴とする、請求項1に記載のスライド機構。
  3. 前記第1回動片と前記第2回動片はそれぞれ、前記被誘導片に接合することを特徴とする、請求項2に記載のスライド機構。
  4. 前記第1回動片と前記第2回動片とで、L字状を形成することを特徴とする、請求項2又は3に記載のスライド機構。
  5. 前記第1回動片は、前記第1回動軸と係合するための第1係合部を有し、
    前記第2回動片は、前記第2回動軸と係合するための第2係合部を有することを特徴とする、請求項2乃至4のいずれか一項に記載のスライド機構。
  6. 前記誘導体は、前記第1回動片又は前記第2回動片の回動運動時に、前記第1回動片又は前記第2回動片と当接し、前記第1回動片と前記第1回動軸との係合及び前記第2回動片と前記第2回動軸との係合のうち、少なくとも一方の係合を外す係合解除部をさらに有することを特徴とする、請求項2乃至5のいずれか一項に記載のスライド機構。
  7. 前記第1溝部は、前記誘導溝の環に対して内向きに凸状の弧であり、
    前記第2溝部は、前記誘導溝の環に対して外向きに凸状の弧であり、
    前記第2回動軸は、前記誘導溝の環に対して前記第3溝部の外側に配され、
    前記係合解除部は、前記第2回動軸から、前記第2溝部と前記第3溝部との交点寄りに配されていることを特徴とする、請求項6に記載のスライド機構。
  8. 弾性部材をさらに備え、
    前記弾性部材は、前記誘導体及び前記被誘導体に、回動可能に接続され、前記被誘導体を、前記誘導溝の外環又は内環方向に対して押圧することを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のスライド機構。
  9. 前記弾性部材の一端は、前記誘導溝の環内に、回動可能に連結され、
    前記弾性部材の他端は、前記被誘導片に、回動可能に連結されることを特徴とする、請求項8に記載のスライド機構。
  10. 前記弾性部材は、ねじりコイルバネであることを特徴とする、請求項8又は9に記載のスライド機構。
  11. 前記弾性部材は、前記誘導体と前記第2の部材との間に配されることを特徴とする、請求項8乃至10のいずれか一項に記載のスライド機構。
  12. 第1筐体と、
    第2筐体と、
    前記第1筐体と前記第2筐体との間に配される、請求項1乃至11のいずれか一項に記載のスライド機構と、を有し、
    前記第1筐体は、前記第1部材及び前記第2部材のいずれか一方の部材に相当し、
    前記第2筐体は、前記第1部材及び前記第2部材のうち、前記一方の部材でない他方の部材に相当することを特徴とするスライド装置。
  13. 前記第1筐体は、前記第2筐体に面している面とは反対側の面に表示部を有し、
    前記第2筐体は、前記第1筐体に面している面に入力部を有し、
    前記第1筐体と前記第2筐体とは、第1状態と、第2状態と、第3状態との間で状態を移行し、
    前記第1状態は、前記第1状態、前記第2状態及び前記第3状態のうちで、前記第1筐体と前記第2筐体との重複面積が最も大きい状態であり、
    前記第2状態は、前記第1状態から、前記第1筐体と前記第2筐体のうち一方の筐体が、他方の筐体に対して前記表示部の長手方向に平行移動した状態であり、
    前記第3状態は、前記表示部が、前記第1状態又は前記第2状態における前記表示部の向きから90°回動した状態であり、
    前記第1状態及び前記第2状態において、前記表示部の上下方向は同じであることを特徴とする請求項12に記載のスライド装置。
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