JP2006332331A - 携帯機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スライド動作と回動動作が行える上に、他方の筐体を一方の筐体に反転した状態で重ね合わせて閉成状態を形成することができる携帯機器を提供する。
【解決手段】 第1筐体と第2筐体を互いに重ね合わせた状態で相対的に直線方向に開閉可能にスライドさせるスライド機構と、第1筐体と第2筐体を直線方向と直交する方向へ相対的に開閉可能に回動させる回動機構と、第1筐体及び第2筐体のいずれか一方の筐体に対していずれか他方の筐体を反転させる反転機構とを備えて、第1筐体と第2筐体を相対的に直線方向にスライドさせるか又は回動させて閉成状態と開成状態を形成し、かつ、他方の筐体を一方の筐体に対して反転した状態で重ね合わせて閉成状態を形成するように構成したことにより、前記課題を解決した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話機、ノート型のパソコン、ビデオカメラ、及びその他の携帯機器等のキーボード部を設けた本体部を構成する第1筐体とLCD等の表示部を構成する第2筐体を互いに開閉させる携帯機器に関するものである。
携帯電話機、ノート型のパソコン、ビデオカメラ、及びその他の携帯機器等において、キーボード部等を上面に設けた第1筐体と、LCD等の表示部等を設けた第2筐体とを有し、これらの第1筐体と第2筐体を互いに直線方向にスライドさせて開閉する携帯機器が市場に出回っている。この携帯機器としては、第1筐体と第2筐体が完全に重なり合って第2筐体で第1筐体の上面を覆う閉成状態と、第2筐体を第1筐体に対してその長手方向へスライドさせて第1筐体の上面を露出させる開成状態とを作り出す、スライド機構付きのものが市場に出回っている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−125052号公報
近年、携帯機器は、インターネット等の通信回線を利用したり、LCD等の表示部に動画を表示させたり、タッチパネル機能を備えたり多機能化している。このため、特許文献1に記載されている携帯機器は、第1筐体と第2筐体を長手方向の直線方向にスライドさせる構造であると、表示部を縦長にのみ利用することしかできず、機能を十分に発揮することができない。また、第1筐体と第2筐体を互いに回動可能に開閉する携帯機器が市場に出回っているが、このような携帯機器においても第1筐体に対する第2筐体の開閉方向が長手方向であるので、表示部を縦長にのみ利用することしかできず、前記の機能を十分に発揮することができない。また、第1筐体と第2筐体とを長手方向に開閉させる以外に幅方向に開閉させることができるようにした携帯機器が提案されている。このような携帯機器は、長手方向と幅方向の2方向に開閉させることができるが、例えば、動画を観たり、タッチパネル機能を使用したりする場合には、第1筐体に対して第2筐体を開いた状態のままにしておく必要はなく、第1筐体と第2筐体を互いに重ね合わせてしまうようにすれば、操作性が向上することになる。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、スライド動作と回動動作が行える上に、他方の筐体を一方の筐体に反転した状態で重ね合わせて閉成状態を形成することができる携帯機器を提供することにある。
前記の目的を達成するための本発明に係る携帯機器は、第1筐体と第2筐体からなり、これらの第1筐体及び第2筐体のいずれか一方の筐体の上面を前記第1筐体及び前記第2筐体のいずれか他方の筐体で覆う閉成状態と、前記一方の筐体の上面を露出させる開成状態とを形成する携帯機器であって、前記第1筐体と前記第2筐体を互いに重ね合わせた状態で相対的に直線方向に開閉可能にスライドさせるスライド機構と、前記第1筐体と前記第2筐体を前記直線方向と直交する方向へ相対的に開閉可能に回動させる回動機構と、前記一方の筐体に対して前記他方の筐体を反転させる反転機構とを備え、前記第1筐体と前記第2筐体を相対的に直線方向にスライドさせるか又は回動させて前記閉成状態と前記開成状態を形成し、かつ、前記他方の筐体を前記一方の筐体に対して反転した状態で重ね合わせて閉成状態を形成するように構成したことを特徴とする。
この発明によれば、スライド機構と回動機構を備えたので、第1筐体と第2筐体を互いに2方向に開閉動作させることができる。また、反転機構を備えたので、他方の筐体例えば第2筐体を一方の筐体例えば第1筐体に対して反転させてこの状態で第1筐体と第2筐体を互いに重ね合わせて閉成状態を形成することができる。従って、スライド動作と回動動作が行える上に、他方の筐体を一方の筐体に反転した状態で重ね合わせて閉成状態を形成することができる携帯機器が得られる。
本発明に係る携帯機器において、前記スライド機構が、前記直線方向に延びるガイド溝を有するベース部材と、前記ガイド溝にスライド係合するスライダーと、前記ベース部材に対する前記スライダーの移動を制御するスライド移動制御部とを備え、前記回動機構が、前記ベース部材を有するガイド筐体と、このガイド筐体及び前記一方の筐体のどちらか一方に設けられた回動凹部と、この回動凹部と回動可能に係合し、前記ガイド筐体及び前記一方の筐体のどちらか他方に設けられる回動凸部と、前記一方の筐体に対するガイド筐体の回動を制御する第1カム機構とを備え、前記反転機構が、前記スライダー及び前記他方の筐体のいずれか一方に取り付けられる反転シャフトと、この反転シャフトに回動可能に係合し、前記スライダー及び前記他方の筐体のいずれか他方に取り付けられるブラケットと、前記反転シャフトに対する前記ブラケットの回動を制御する反転制御機構とを備え、前記スライド機構及び前記回動機構のいずれか一方の機構による閉成状態の前記第1筐体及び前記第2筐体の移動を許容すると共に、前記一方の機構により移動して閉成状態以外の状態になった前記第1筐体及び前記第2筐体の前記スライド機構及び前記回動機構のいずれか他方の機構による移動を抑制するロック機構を設けることが好ましい。
また、本発明に係る携帯機器において、前記回動凸部が、前記第1カム機構を有する凸部ユニットに設けられ、この凸部ユニットが、回動シャフトと、この回動シャフトの先端部の外周にその軸周りに回動可能であってその軸方向に移動可能で、かつ、前記回動凸部と対向する前記回動凹部に係合する第1カムと、前記回動シャフトの軸方向に移動可能で前記第1カムと面接触する第2カムと、この第2カムを前記第1カムに付勢する付勢手段と、前記第1カムの接触面と前記第2カムの接触面の少なくとも一方に設けられるカム凸部と、このカム凸部と係合して前記一方の筐体と前記ベース部材の位置を所定の位置にロック状態に保持し、前記カム凸部と対向する前記第1カムの接触面及び/又は前記第2カムの接触面に設けられるカム凹部とで構成されていることが好ましい。
また、本発明に係る携帯機器において、前記反転機構を、前記反転シャフトに対する前記ブラケットの回動範囲を180°に規制する回転規制部と、前記反転シャフトに対する前記ブラケットを所定の位置にロック状態に保持する第2カム機構とで構成することが好ましい。また、本発明に係る携帯機器において、前記第2カム機構が、前記反転シャフトの外周にその軸周りに回動可能であってその軸方向に移動可能である前記ブラケットと、前記反転シャフトの軸方向に移動可能で前記第ブラケットと面接触する反転カムと、この反転カムを前記ブラケットに付勢する付勢手段と、前記ブラケットの接触面と前記反転カムの接触面の少なくとも一方に設けられるカム反転凸部と、このカム反転凸部と係合して前記ブラケットと前記反転カムの位置を所定の位置にロック状態に保持し、前記カム反転凸部と対向する前記ブラケットの接触面及び/又は前記反転カムの接触面に設けられるカム反転凹部とで構成されていることが好ましい。
また、本発明に係る携帯機器において、前記ロック機構が、前記一方の筐体の上面に対向して設けられた回動部と、これら回動部及び前記回動部間の上面で形成される略凹部に嵌合されて前記回動部間で前記他方の筐体を回動可能に支持すべく略凸状に形成された前記他方の筐体の一方の側部と、前記他方の筐体の一方の側部及び前記回動部の一方に設けられた第1切欠部と、前記他方の筐体の一方の側部及び前記回動部の他方に設けられ、前記第1筐体及び前記第2筐体が閉成状態のとき、前記第1筐体及び前記第2筐体のスライドを許容すると共に、前記第1筐体及び前記第2筐体がスライドして閉成状態以外のとき、前記第1切欠部と係合して前記第1筐体及び前記第2筐体の回動をロックする第2切欠部とで構成されていることが好ましい。また、本発明に係る携帯機器において、前記ロック機構は、第1筐体2に対する第2筐体3の回動角度が所定の角度のときのみ、第1筐体2に対して第2筐体3を反転させる反転部を備えていることが好ましい。
以上説明したように本発明に係る携帯機器によれば、第1筐体と第2筐体を互いに重ね合わせた状態で相対的に直線方向に開閉可能にスライドさせるスライド機構と、第1筐体と第2筐体を直線方向と直交する方向へ相対的に開閉可能に回動させる回動機構と、第1筐体及び第2筐体のいずれか一方の筐体に対して他方の筐体を反転させる反転機構とを備えたので、スライド動作と回動動作が行える上に、他方の筐体を一方の筐体に反転した状態で重ね合わせて閉成状態を形成することができる。
以下、本発明に係る携帯機器を添付図面に基づいて詳述する。
図1〜図3は本発明に係る携帯機器の一例を示す図である。図4及び図5は本発明に係るスライド機構及び反転機構の一例を示す図である。図6は本発明に係る凸部ユニットの一例を示す図である。本発明に係る携帯機器は、図1〜図3に示すように、第1筐体2と第2筐体3からなり、これらの第1筐体2及び第2筐体3のいずれか一方の筐体例えば第1筐体2の上面を第1筐体2及び第2筐体3のいずれか他方の筐体例えば第2筐体3で覆う閉成状態と、第1筐体2の上面を露出させる開成状態とを形成するものである。
携帯機器1としては、特に限定されず、例えば、携帯電話機、ノート型のパソコン、ビデオカメラ、携帯ゲーム機等が挙げられる。なお、本実施の形態では、携帯機器1は特に限定せずに説明する。
第1筐体2は、図1、図3び図7に示すように、例えば、キーボード部2a等を上面に有している。第1筐体2は、平面視略矩形状に形成されている。第2筐体3は、図1、図3及び図8に示すように、LCDなどの表示部等を有している。第2筐体3は、第1筐体2と略同じ平面視略矩形状であって第1筐体2の厚さとほぼ同じ厚さで形成されている。第2筐体3の一方の面(第1面ということがある。)の略半分には、第1表示部11が設けられていると共に、その他方の面(第2面ということがある。)の略全域には、第2表示部12が設けられている。また、第1面には、操作や電源等のボタン13が設けられている。また、第2筐体3の一方の側部(第1側部31ということがある。)には、後述するブラケット61を取り付けるためのブラケット取付部3aが設けられている。
これらの第1筐体2と第2筐体3とが互いに重ね合わされた閉成状態から第1筐体2に対して第2筐体3をその長手方向の直線方向に相対的にスライド移動させたり回動させたりし得るように第1筐体2と第2筐体3がヒンジ装置10を介して連結されて携帯機器1が構成されている。すなわち、この携帯機器1は、第1筐体2の上面に第2筐体3の一方の面が互いに重ね合わされてキーボード部2a等を閉塞すると共に、第1筐体2の上面から第2筐体3が移動してキーボード部2a等を露出させることができるようになっている。
本発明に係る携帯機器1は、第1筐体2と第2筐体3を互いに重ね合わせた状態で相対的に直線方向に開閉可能にスライドさせるスライド機構4と、第1筐体2と第2筐体3を直線方向と直交する方向へ相対的に開閉可能に回動させる回動機構5と、第1筐体2に対して第2筐体3を反転させる反転機構6とを備え、第1筐体2と第2筐体3を相対的に直線方向にスライドさせるか又は回動させて閉成状態と開成状態を形成し、かつ、第2筐体3を第1筐体2に対して反転した状態で重ね合わせて閉成状態を形成するように構成したことに特徴がある。すなわち、本発明に係る携帯機器1は、第1筐体2と第2筐体3がヒンジ装置10によって連結され、このヒンジ装置10がスライド機構4と回動機構5と反転機構6とを備えて構成されている。
スライド機構4は、図1、図4及び図5に示すように、例えば、第1筐体2の長手方向に延びるガイド溝41を有するベース部材42と、ガイド溝41にスライド係合するスライダー43と、ベース部材42に対するスライダー43の移動を制御するスライド移動制御部44とで構成されていることが好ましい。
ベース部材42は、図1、図4、図5、図9〜図12に示すように、ガイド溝41を有するスライドベース42aと、このスライドベース42aに取り付けられるスライドカバー42bとからなり、これらのスライドベース42aとスライドカバー42bとの間にキャリアー45を収容する矩形状のキャリアー収容部42cが形成される。ガイド溝41は、スライドベース42aの長手方向に延びて形成されている。ガイド溝41の一方の端部(第1端部41aということがある。)は、円形状に形成されている。
スライダー43は、ベース部材42内に収容されるキャリアー45と、キャリアー45と係合してガイド溝41から突出するシャフト48とからなる。キャリアー45は、略矩形板状に形成されている。キャリアー45の幅は、キャリアー収容部42cの幅より短く、かつ、ガイド溝41の幅より大きな寸法、例えば、キャリアー収容部42cの幅より若干短い寸法で形成されていることが好ましい。キャリアー45の中央部には、シャフト48が嵌合する嵌合孔45aが設けられている。嵌合孔45aは、例えば、キャリアー45の長手方向に延び互いに平行な直線部とこれらの直線部の両端部を連結する円弧部とからなる略長円状に形成されている。シャフト48は、ガイド溝41から突出するシャフト部48aと、シャフト部48aのベース部材42側に位置される端部に設けられたフランジ部48bとからなる。フランジ部48bは、キャリアー45の嵌合孔45aに嵌合する形状に形成されていると共に、フランジ部48bに嵌合したキャリアー45がフランジ部48b側の端部から抜け出ないように抜け出防止部48cが形成されている。
スライド移動制御部44は、ベース部材42に対するスライダー43の移動を制御するものである。スライド移動制御部44は、特に限定されず、例えば、キャリアー45に設けられた係合凸部46と、この係合凸部46と係合し、スライドカバー42bに設けられた係合凹部47とからなる。キャリアー45の両端部の略中央部には、可撓性を有する可撓部45bがそれぞれ設けられている。これらの可撓部45bのスライドカバー42b側の表面に、表面から突出する係合凸部46がそれぞ設けられている。係合凹部47は、ガイド溝41の第1端部41aにスライダー43が位置されたときに、ガイド溝41とは反対側の係合凸部46に対向する位置のスライドカバー42bに1つ第1係合凹部47aとして設けられていると共に、ガイド溝41の残りの端部(第2端部41bということがある。)にスライダー43が位置されたときに、ガイド溝41とは反対側の係合凸部46に対向する位置のスライドカバー42bに1つ第2係合凹部47bとして設けられている。これにより、スライダー43は、ガイド溝41の両端部に位置されたとき、係合凸部46と係合凹部47が係合してロック状態に保持されるようになっている。
回動機構5は、例えば、ベース部材42が設けられたガイド筐体51と、このガイド筐体51及び第1筐体2のどちらか一方に設けられた回動凹部52と、この回動凹部52と回動可能に係合し、ガイド筐体51及び第1筐体2のどちらか他方に設けられる回動凸部53と、第1筐体2に対するガイド筐体51の回動を制御する第1カム機構54とで構成されていることが好ましい。
ガイド筐体51は、第1筐体2に回動可能に設けられている。第1筐体2の上面の両端部近傍であって一方の側部近傍には、図1、図3及び図7に示すように、上面から突出する回動部21、22が対向するようにそれぞれ設けられている。これらの回動部21、22間にガイド筐体51が回動可能に設けられている。また、第1筐体2の上面の回動部21、22間には、ガイド筐体51の回動範囲を例えば回動角度が0°〜150°となるように規制するガイド筐体回動規制部23が設けられている。この場合の回動角度とは、第1筐体2の幅方向に延びる直線と第2筐体3の幅方向に延びる直線との角度であり、この回動角度が0°のときに、第1筐体2と第2筐体3が互いに重なり合った閉成状態となるように第1筐体2が第2筐体3にヒンジ装置1を介して連結されていることが好ましい。なお、本発明において0°というときには、0°前後を含むものとする。また、本発明において150°というときには、150°前後を含むものとする。
ガイド筐体51は、図1、図3及び図13に示すように、例えば、棒状に形成されている。ガイド筐体51の長さ(長手方向の長さ)は、回動部21、22間の長さより若干短い寸法で形成されていることが好ましい。ガイド筐体51の側面は、例えば、ベース部材42を収容する収容部55が設けられた平面状のスライド面51aと、このスライド面51aの両端部から直交する方向に延び互いに平行な平行面51bと、これらの平行面51bの先端部を連結する断面半円状の半円面51cとからなる。収容部55は、ガイド筐体51のスライド面51aの略中央部から一方の端部近傍にかけて設けられている。スライド面51aの略中央部側の収容部55の端部は、円形状に回転端部55aとして形成されている。また、収容部55が設けられている側のガイド筐体51の一方の端面(第1端面51dということがある。)には、軸方向に延びる円弧状の挿入孔56が設けられている。この挿入孔56は、スライド面51a、両平行面51b及び半円面51cの一部近傍に沿って設けられ、その一部が収容部55に連通されている。
回動凹部52及び回動凸部53は、互いに係合して第1筐体2とガイド筐体51を回動可能に支持するものである。回動凹部52及び回動凸部53は、図1及び図7に示すように、第1筐体2の両回動部21、22の内面(対向する側の表面)及びガイド筐体51の両端面51d、51eにそれぞれ1組ずつ合計2組設けられており、例えば、収容部55が設けられている側が第1回動凹部52a及び第1回動凸部53aと、残りが第2回動凹部52b及び第2回動凸部53bとする。第1回動凸部53a及び第2回動凸部53bの両方又はどちらか一方、例えば、第2回動凸部53bが第1カム機構54を有する凸部ユニット57を備えていることが好ましい。
第1回動凹部52a及び第1回動凸部53aは、ガイド筐体51の第1端面51d及びその第1端面51dと対向する第1筐体2の回動部(第1回動部21ということがある。)の内面に設けられている。例えば、第1回動部21の内面に、その内面から突出する円柱状の第1回動凸部53aが設けられていると共に、ガイド筐体51の第1端面51dに、その第1回動凸部53aと係合する第1回動凹部52aが設けられている。第2回動凹部52b及び第2回動凸部53bは、ガイド筐体51の他方の端面(第2端面51eということがある。)及びその第2端面51eと対向する第1筐体2の回動部(第2回動部22ということがある。)の内面に設けられている。例えば、ガイド筐体51の第2端面51eに、第2回動凸部53bが設けられていると共に、第2回動部22の内面に、その第2回動凸部53bと係合する第2回動凹部52bが設けられている。これにより、第1筐体2に対してガイド筐体51が回動可能に支持されている。
凸部ユニット57は、図1及び図6に示すように、ガイド筐体51の第2端面51eのユニット収容部51fに付勢手段例えばスプリング79を介して嵌合されて収容されている。凸部ユニット57は、例えば、ケース71と、このケース71に回動可能に設けられる回動シャフト72と、この回動シャフト72の先端部の外周にその軸周りに回動可能であってその軸方向に移動可能で、かつ、第2回動凹部52bに係合する第1カム73と、回動シャフト72の軸方向に移動可能で第1カム73と面接触する第2カム74と、第1筐体2に対するガイド筐体51の回動を制御する第1カム機構54とで構成されていることが好ましい。
ケース71は、図1、図6及び図14に示すように、ユニット収容部51fに嵌合されて収容される有底の略矩形筒状に形成されている。すなわち、ケース71は、ケース71の長手方向に延び互いに平行な直線部とこれらの直線部の両端部を連結する円弧部とからなる略長円状に形成されている。ケース71の底部には、回動シャフト72が貫通される貫通孔71aが設けられている。貫通孔71aは、回動シャフト72の径より大きな径、例えば若干大きな径で形成されていることが好ましい。
回動シャフト72は、例えば、中空状、すなわち円筒状に形成されている。回動シャフト72の後端部には、フランジ部72aが設けられている。この回動シャフト72は、ケース71の底部の外表面から先端部がケース71内に挿入されて収容されケース71に回転可能に取り付けられると共に、先端部がケース71の開口部から突出する長さ(長手方向の長さ)で形成されている。回動シャフト72は、ケース71に取り付けられたとき、開口部から突出する部分の外周が縮径されて第1カム装着部72bとして形成されている。
第1カム機構54は、例えば、第1筐体2に対してガイド筐体51すなわち第2筐体3を所定の位置にロック状態に保持するものである。第1カム機構54は、例えば、第1筐体2に対して第2筐体3を0°〜150°の回動角度の範囲で回動し得る場合、0°及び150°の2つの角度でロック状態に保持するように構成されていることが好ましい。
第1カム機構54は、回動シャフト72の先端部の外周の第1カム装着部72bにその軸周りに回動可能であってその軸方向に移動可能に設けられた第1カム73と、ケース71内に収容され、回動シャフト72の軸方向に移動可能で第1カム73と面接触する第2カム74と、第2カム74を第1カム73に付勢する付勢手段75と、第1カム73の接触面及び第2カム74の接触面の少なくとも一方の面例えば第2カム74の接触面に設けられるカム凸部76と、第1カム73の接触面及び第2カム74の接触面の少なくとも他方の面例えば第1カム73の接触面に設けられ、カム凸部76と係合して第1筐体2と第2筐体3の位置を所定の位置にロック状態に保持するカム凹部77とで構成されていることが好ましい。
第1カム73は、図6及び図15に示すように、例えば、ケース71と略同じ形状、すなわち略長円状に形成されている。第1カム73の中央部には、回動シャフト72の第1カム装着部72bが貫通する貫通孔73aが設けられている。この貫通孔73aは、回動シャフト72の第1カム装着部72bの径より大きな径、例えば回動シャフト72の径より若干大きな径で形成されていることが好ましい。
第2カム74は、図6及び図16に示すように、ケース71内に嵌合された状態で収容されてケース71内では回動シャフト72の軸周りに回動することがない略長円状に形成されている。第2カム74の中央部には、回動シャフト72が貫通する貫通孔74aが設けられている。この貫通孔74aは、例えば、回動シャフト72の径より若干大きな径で形成されていることが好ましい。第2カム74の両側部には、ケース71内に嵌合して第2カム74の回動シャフト72の軸周りの回転を防止する回転防止部74bが設けられており、第2カム74は回動シャフト72の軸方向に移動可能であるが、その軸周りに回転できないようになっている。
カム凸部76は、第1カム73の接触面及び第2カム74の接触面のいずれか一方の接触面、例えば、第2カム74の接触面に設けられている。カム凸部76は、第2カム74の接触面に180°間隔で2つ設けられている。すなわち、2つのカム凸部76は、対称に設けられている。これらのカム凸部76の形状は、特に限定されないが、先端部がR形状の略三角形状に突出して形成されている。カム凸部76間の接触面は、平面状に形成されていることが好ましい。
カム凹部77は、図6及び図15に示すように、第1カム73の接触面及び第2カム74の接触面のいずれか他方の接触面、例えば、第1カム73の接触面(カム凸部76と対向する接触面に4つ設けられている。4つのカム凹部77のうちの2つは、180°間隔で、対称に接触面に設けられており、例えば、回動角度が0°で2つのカム凸部76とそれぞれ係合するように配置されていることが好ましい。また、残りの2つのカム凹部77は、180°間隔で、対称に接触面に設けられており、例えば、回動角度が150°で2つのカム凸部76と係合するように配置されていることが好ましい。また、4つのカム凹部77以外の接触面は、平面状に形成されていることが好ましい。また、第2カム74の残りの面(付勢面ということがある。)は、平面状に形成されていることが好ましい。この付勢面とケース71の底部との間には、付勢手段75が設けられている。
付勢手段75は、例えば、圧縮コイルスプリング75a等である。圧縮コイルスプリング75aは、回動シャフト72の外周に設けられており、一端部が第2カム74の付勢面に当接されていると共に、他端部がケース71の底部に当接され、第2カム74を第1カム73に押圧するように付勢するものである。これにより、第1カム73と第2カム74との間に作用する摩擦力がそれぞれ大きくなって第1筐体2と第2筐体3をその回動範囲の任意の位置で停止することができるようになっている。
すなわち、第1筐体2の上面が第2筐体3で覆われた状態が閉成状態である。このときの回動角度が0°である。この閉成状態から第1筐体2と第2筐体3が開成方向に相対的に回動して回動角度が150°になると、カム凸部76がカム凹部77に入り込んで係合してロック状態に保持される。この状態が第2開成状態である。なお、カム凸部76を第1カムの接触面に設けると共にカム凹部77を第2カムの接触面に設けて第1筐体2と第2筐体3とを互いに回動可能に開閉させるようにしてもよい。
反転機構6は、図1、図4及び図5に示すように、例えば、スライダー43及び第2筐体3のいずれか一方例えばスライダー43に取り付けられる反転シャフトと、この反転シャフトに回動可能に係合し、スライダー43及び第2筐体3のいずれか他方例えば第2筐体3に取り付けられるブラケット61と、反転シャフトに対するブラケット61の回動を制御する反転制御機構62とで構成されていることが好ましい。
反転シャフトは、図5及び図12に示すように、前記のスライド機構4のシャフト48である。このシャフト48のシャフト部48aの先端部には、対向する側部が平行に切り欠かれた略長円状に形成されたカムフォロワー装着部48d、スプリング装着部48e及びワッシャー装着部48fがシャフト部48aの中央部から先端部にかけて順に設けられている。シャフト48のシャフト部48aの外周に、シリンダーカム63とブラケット61がシャフト48の軸周りに回転可能に設けられている。
シリンダーカム63は、図5及び図18に示すように、円筒状に形成されている。シリンダーカム63の内径は、シャフト部48aの径より若干大きな寸法で形成されていることが好ましい。シリンダーカム63の外径は、ガイド溝41の第1端部41aの径より若干小さな寸法で形成されていることが好ましい。
シリンダーカム63の一方の端部(シャフト48のフランジ部48bと接する側の端部(第1端部63aということがある。))であってガイド溝41に位置される箇所は、対向する2箇所が互いに平行に切り欠かれたスライド規制部64として形成されている。このスライド規制部64の幅は、ガイド溝41の幅より若干短い寸法で形成されていることが好ましい。これにより、シャフト48に対してシリンダーカム63が回動してスライド規制部64がガイド溝41の長手方向と平行となるとスライダー43すなわちシリンダーカム63がガイド溝41に沿って移動し得ると共に、シリンダーカム63がガイド溝41の第1端部41a以外に位置されたときに、シャフト48に対してシリンダーカム63の回転が防止され、かつ、スライド規制部64がガイド溝41の長手方向と平行になっていないときには、シリンダーカム63がガイド溝41に沿って移動すなわちシリンダーカム63のスライド移動が防止されるようになっている。
シリンダーカム63の他方の端面(スライド規制部64とは反対側の端面(第2端面63bということがある。))には、その表面から突出する矩形状の係合凸部63cが設けられている。この第2端面63bにブラケット61が当接するようにブラケット61がシャフト48の軸周りに設けられている。
ブラケット61は、図1、図4、図5及び図17に示すように、基部61aと取付部61bとからなり、第2筐体3のブラケット取付部3aに取り付けられるものである。基部61aは、略矩形平板状に形成されている。基部61aの一方の側部の両端部近傍には、基部61aの表面に対して直交する方向に折り曲げてなる取付部61bが一体的にそれぞれ設けられている。これらの取付部61bには、取付孔61cがそれぞれ設けられている。基部61aの中央部には、シャフト48のシャフト部48aが貫通する貫通孔61dが設けられている。シリンダーカム63と接する側の基部61aの表面には、シリンダーカム63の係合凸部63cと係合する矩形状の係合凹部61eが設けられており、基部61aはシリンダーカム63と一体的にシャフト48の軸周りに回転するようになっている。この基部61aとシリンダーカム63が係合したときの基部61aとシリンダーカム63の長さが、シャフト48のシャフト部48aの長さ(その軸方向の長さ)と略同じ寸法で形成されていることが好ましい。
反転制御機構62は、シャフト48に対するブラケット61の回動範囲を180°に規制する回転規制部65と、シャフト48に対するブラケット61を所定の位置にロック状態に保持する第2カム機構66とで構成されていることが好ましい。
第2カム機構66は、前記のブラケット61と、シャフト48の軸方向に移動可能でブラケット61と面接触する反転カムであるカムフォロワー81と、このカムフォロワー81をブラケット61に付勢する付勢手段82と、ブラケット61の接触面とカムフォロワー81の接触面の少なくとも一方に設けられるカム反転凸部83と、このカム反転凸部83と係合してブラケット61とカムフォロワー81の位置を所定の位置にロック状態に保持し、カム反転凸部83と対向するブラケット61の接触面及び/又はカムフォロワー81の接触面に設けられるカム反転凹部84とで構成されていることが好ましい。
カムフォロワー81は、図5及び図19に示すように、例えば、円板状に形成されている。このカムフォロワー81の中央部には、シャフト48のカムフォロワー装着部48dが貫通して嵌合される貫通孔81aが設けられており、カムフォロワー81はシャフト48の軸方向に移動可能であるが、その軸周りに回転できないようになっている。すなわち、カムフォロワー81は、シャフト48と共に回転し得るようになっている。
また、カムフォロワー81の周面である側部の約90°範囲の一部には、その径方向外方に延びる回動規制延出部86が設けられている。また、ブラケット61のカムフォロワー81と接触する側の接触面であって、シャフト48に対してブラケット61が回動するときの回動規制延出部86の軌跡上の面には、円弧状の回動規制突部87が設けられている。回動規制突部87は、ブラケット61の貫通孔61dを中心とした円弧状に形成されている。回動規制突部87の円弧の範囲は約90°であることが好ましい。これにより、シャフト48に対するブラケット61の回動範囲が180°に規制されるようになっている。すなわち、第1表示部11が上面に位置された閉塞状態の第1筐体2及び第2筐体3を回動させてから反転させる場合、第1筐体2に対して第2筐体3を右回りに180°回動させて反転し得ると共に、その逆で、第2表示部12が上面に位置された閉塞状態の第1筐体2及び第2筐体3を回動させてから反転させる場合、第1筐体2に対して第2筐体3を左回りに180°回動させて反転し得るようになっている。回動規制延出部86と回動規制突部87により回転規制部65が構成されている。
カム反転凸部83は、図5及び図17に示すように、カムフォロワー81の接触面及びブラケット61の接触面のいずれか一方の接触面、例えば、ブラケット61の接触面に設けられている。カム反転凸部83は、ブラケット61の接触面に180°間隔で2つ設けられている。すなわち、2つのカム反転凸部83は、対称に設けられている。これらのカム反転凸部83の形状は、特に限定されないが、先端部がR形状の略三角形状に突出して形成されている。カム反転凸部83間の接触面は、平面状に形成されていることが好ましい。
カム反転凹部84は、図5及び図19に示すように、カムフォロワー81の接触面及びブラケット61の接触面のいずれか他方の接触面、例えば、カムフォロワー81の接触面(カム反転凸部83と対向する接触面)に4つ設けられている。4つのカム反転凹部84は、90°間隔で接触面に設けられており、例えば、回動角度が0°、90°及び180°で2つのカム反転凸部83と係合するように配置されていることが好ましい。また、4つのカム反転凹部84以外の接触面は、平面状に形成されていることが好ましい。また、カムフォロワー81の残りの面(付勢面ということがある。)は、平面状に形成されていることが好ましい。この付勢面とワッシャー89の間には、付勢手段82が設けられている。ワッシャー89は、シャフト48のワッシャー装着部48fの軸周りに装着された後、例えばワッシャー装着部48fの先端部をカシメることによりシャフト48から抜け出ないようになっている。
付勢手段82は、カムフォロワー81をブラケット61に押圧するように付勢するものであり、例えば、リング状の板バネ82a等である。この板バネ82aは、シャフト48のスプリング装着部48eの外周に例えば互い違いに4つ設けられており、カムフォロワー81をブラケット61に押圧するように付勢するものである。これにより、カムフォロワー81とブラケット61の間に作用する摩擦力がそれぞれ大きくなってカムフォロワー81とブラケット61をその回動範囲の任意の位置で停止することができるようになっている。
また、本発明に係る携帯機器1は、図1及び図2に示すように、ロック機構9が設けられていることが好ましい。ロック機構9は、閉成状態の第1筐体2及び第2筐体3を互いにスライドさせるか、回動させるかのどちらか一方の移動のみを許容し、この一方の移動により閉成状態から閉成状態以外の状態になった第1筐体2及び第2筐体3の他方の移動を抑制するものである。すなわち、ロック機構9は、例えば、第1筐体2及び第2筐体3を互いにスライドさせて、閉成状態から閉成状態以外の状態になったときに、第1筐体2及び第2筐体3が回動しないようにすると共に、その逆の場合、第1筐体2及び第2筐体3を互いに回動させて、閉成状態から閉成状態以外の状態になったときに、第1筐体2及び第2筐体3がスライドしないようにするものである。
このロック機構9は、例えば、第1筐体2に設けられた回動部21、22と、これら回動部21、22及び第1筐体2の上面で形成される略凹部に嵌合されて回動部21、22間で第2筐体3を回動可能に支持すべく略凸状に形成された第2筐体3の第1側部31と、第1側部31及び回動部21、22の一方例えば第1側部31に設けられた第1切欠部91と、第1側部31及び回動部21、22の他方例えば第1回動部21に設けられ、第1筐体2及び前記第2筐体3が閉成状態のとき、第1筐体2及び第2筐体3のスライドを許容すると共に、第1筐体2及び第2筐体3がスライドして閉成状態以外のとき、第1切欠部91と係合して第1筐体2及び第2筐体3の回動をロックする第2切欠部92とで構成されていることが好ましい。
回動部21、22の第1筐体2の表面から突出する長さ及び幅は、図1、図2図、図3及び図7に示すように、いずれも第2筐体3の厚さとほぼ同じ寸法で形成されていることが好ましい。回動部21、22の先端部(突出先端部)は半円状で形成されていることが好ましい。回動部21、22に対する第2筐体3すなわちガイド筐体51の回動軸は、先端部の半円の中心の近傍であることが好ましい。ガイド筐体51の回動軸とスライド面51cの間の寸法は、第2筐体3の幅未満の寸法で形成されていることが好ましい。
第2筐体3の第1側部31は、図1、図2図、図3及び図8に示すように、回動部21、22及び第1筐体2の上面、実質的には、ガイド筐体51のスライド面51aで形成される略凹部に嵌合されるように略凸状に形成されている。この第1側部31の先端部の幅は、回動部21、22間の間隔より若干短い寸法で形成されていることが好ましい。第1側部31がガイド筐体51のスライド面51aに当接するようにブラケット61に取り付けられることにより、第2筐体3がガイド筐体51を介して回動可能に回動部21、22に支持されている。このとき、第1切欠部91及び第2切欠部92が設けられていない状態では、第1筐体2に対して第2筐体3は回動可能であるが、スライドできないようになっている。
第1切欠部91は、例えば、第1側部31の一方の側部、例えば、第2表示部12側の側部をその長手方向全域に渡って切り欠いて形成されている。なお、第1切欠部91は、閉成状態のときに第2筐体3の第1表示部11が上面に位置されているときに、第1筐体2に対して第2筐体3がスライドし得るように第1側部31の一方の側部に設けたが、これに限定されることはなく、例えば、第1側部31の他方の側部に第1切欠部91を設けて、第2表示部12が上面に位置されたときにスライドし得るようにしても良い。また、第1切欠部91を第1側部31の両側部に設けて、第1表示部11が上面に位置されたとき及び第2表示部12が上面に位置されたときの両方の場合でスライドし得るようにしても良い。
第2切欠部92は、図1、図2図、図3及び図7に示すように、第1回動部21の内面側に設けられている。この第2切欠部92は、例えば、閉塞状態の第2筐体3及び第1回動部21を側面から目視したとき、第2筐体3の第1切欠部91と第1側部31の先端部に嵌合し得るように切り欠いて形成されている。これにより、第2切欠部92は、第1筐体2及び第2筐体3がスライドし得ると共に、第1筐体2及び第2筐体3がスライドして閉成状態以外のとき、第1筐体2に対して第2筐体3が回動しようとしても第2筐体3の第1側部31が第1回動部21の第1切欠部91に当接してその回動が防止されるようになっている。
また、ロック機構9は、第1筐体2に対する第2筐体3の回動角度が所定の角度例えば90°になったときに、第1筐体2に対して第2筐体3を反転させる反転部95、96を備えていることが好ましい。反転部は、例えば、第2筐体3の第1側部31に設けられる第1反転部95と、回動部21、22、例えば、第2回動部22に設けられる第2反転部96とからなることが好ましい。
第1反転部95は、第2筐体3の第1側部31の先端部を形成する両端面31aであって、第2筐体3の厚さ方向の略中央部より一方の側部からその端部までの両端面31aを内側に湾曲状に形成してなるものである。第2反転部96は、第2回動部22の内面(第1回動部21と対向する側の面)の先端部(上方)に第1筐体2の上面と略平行に切り欠くと共に、深さ方向(回動部21、22の対向方向)に湾曲状に形成されてなる。これにより、第1筐体2に対する第2筐体3の回動角度が90°になると、第1反転部95と第2反転部96が係合して第1筐体2に対して第2筐体3が反転し得るようになっている。なお、第1表示部11が上面に位置された閉塞状態に基づいて反転させる場合には、第1筐体2に対して第2筐体3を右回りに180°回動させて反転させると共に、その逆で、第2表示部12が上面に位置された閉塞状態に基づいて反転させる場合、第1筐体2に対して第2筐体3を左回りに180°回動させて反転させるように、第1反転部95及び第2反転部96を形成したが、これに限定されるものではなく、第1筐体2に対する第2筐体3の反転方向に応じて第1反転部95及び第2反転部96を形成するようにすることが好ましい。
また、本発明に係る携帯機器1には、カバー19が設けられている。カバー19は、収容部55を閉塞するものである。カバー19は、図1及び図19に示すように、例えば、装着部19aと閉塞部19bとからなる。装着部19aは、ガイド筐体51の第1端面51dと第1回動部21の間に挟持されるように設けられている。装着部19aの中央部には、第1回動凸部53aが挿入される貫通孔19cが設けられている。装着部19aの下部が第1筐体2の挿入溝24に挿入されて装着部19aが第1回動凸部53aに対して回動しないようになっている。装着部19aの上部近傍には、その表面から延びる閉塞部19bが設けられている。閉塞部19bは、挿入孔56に挿入し得ると共に、挿入孔56をその周方向に沿って移動し得るように円弧状に形成されている。閉塞部19bは、挿入孔56に挿入されて収容部55の回転端部55a近傍まで至る長さに形成されて、収容部55を閉塞する。
なお、図1中、符号15は配線を示し、この配線15は第1筐体2と第2筐体3とが開閉動作しても第1筐体2と第2筐体3とを電気的に接続するように形成されている。
次に本発明に係る携帯機器の作用を説明する。
携帯機器1が使用されていない通常の状態では、第1筐体2と第2筐体3が互いに重なり合った閉成状態である(図3(a)参照。)。その第2筐体3の上面には、第1表示部11とボタン13が設けられている面が位置されている。この閉成状態のとき、キャリアー45の係合凸部46がスライドカバー42bの第1係合凹部47aに係合してロック状態に保持されていると共に、凸部ユニット57の第1カム73が第2回動凹部52bに係合してロック状態に保持されているので、第1筐体2と第2筐体3は閉成状態に確実に保持されている。
この携帯機器1を通常時に使用する場合には、第1筐体2に対して第2筐体3をスライドさせて第1筐体2の上面のキーボード部2aを露出させ、開成状態(第1開成状態ということがある。)にする(図3(b)参照。)。このとき、キャリアー45の係合凸部46がスライドカバー42bの第2係合凹部47bに係合してロック状態に保持されている。また、第1筐体2に対して第2筐体3がスライドすると、スライダー43がガイド溝41に沿って移動する。このとき、第2切欠部92の近傍を第2筐体3の第1側部31がスライドして、閉塞状態以外のときに第1筐体2に対して第2筐体3が回動しようとしても第2筐体3の第1側部31が第1回動部21の第1切欠部91に当接してその回動が防止される。よって、第1開成状態では、第1表示部11を縦長に利用して携帯機器1を安定に使用することができる。
このように、第1筐体2に対して第2筐体3をスライドさせて開閉操作を行うとき、係合凸部46がスライドカバー42bの表面に接触しつつ摺動しているために、第2筐体3のスライドを止めると、係合凸部46の接触による摩擦力によって第2筐体3はその位置に停止する。すなわち、第1筐体2に対して第2筐体3をスライドさせるとき、そのスライドの途中でスライドを止めると、その位置に第2筐体3を停止することができる。
また、閉成状態においては、第1筐体2の上面のキーボード部2a等が第2筐体3によって閉塞されている回動角度が0°である。この閉成状態の携帯機器1の表示部を横長に利用する場合、例えば、第2表示部12を横長に利用する場合には、第1筐体2に対して第2筐体3を第1筐体2から離れる方向に回動させる(開く)。これにより、回動角度が150°になると、カム凸部76がカム凹部77に入り込んで係合してロック状態に保持され、第2開成状態になる(図3(c)参照。)。このとき、回動部21、22間に第2筐体3の第1側部31が嵌合されているので、第1筐体2に対する第2筐体3のスライド及び反転が抑制される。よって、第2開成状態では、第2表示部12を横長に利用して携帯機器1を安定に使用することができる。
このように、第1筐体2と第2筐体3を互いに回動させて開閉操作を行うとき、カム凸部76がカム凹部77から脱して第2カム74のカム凹部77以外の平面上の接触面に接触しつつ摺動しているために、第2筐体3の回動を止めると、カム凸部76の接触による摩擦力によって第2筐体3はその位置に停止する。すなわち、回動角度がフリーストップ角度であれば、その角度に第2筐体3を停止することができる。
また、第2表示部12を利用して動画を観たり、タッチパネル機能を使用したりする場合には、第1筐体2に対して第2筐体3を回動角度が90°となるように回動させる(図3(d)参照。)。回動後、第1反転部95と第2反転部96が向い合うので、第2筐体3をシャフト48の軸周りにすなわち第1筐体2に対して第2筐体3を反転させる方向に力を加えると、第1反転部95と第2反転部96が係合して第1筐体2に対して第2筐体3が右回りに180°回動して反転する(図3(e)及び(f)参照。)。反転後、第1筐体2に対して第2筐体3を回動角度が0°となるように回動させる(閉める)(図3(g)参照。)。これにより、第1筐体2の上面のキーボード部2a等が第2筐体3によって閉塞されると共に、その第2筐体3の上面に第2表示部12を有する面が位置される。これにより、画面が大きな第2表示12部によって動画を観たり、タッチパネル機能を使用することができ、しかも、閉成状態であるので筐体2、3が邪魔になることがない。
また、第2表示部12が上面に位置された閉塞状態では、スライドさせようとしても、第1側部31の他方の側部に第1切欠部91が設けられていないので、第1側部31が第1回動部21に当接してスライドできない。このため、この閉塞状態では第1筐体2と第2筐体3とが互いにその表面の方向にずれることがないので、動画を観たり、タッチパネル機能を使用したりするときには、安定して行えることになる。
また、第2筐体3をシャフト48の軸周りに180°回動させて反転させた後に(図3(e)及び(f)参照。)、第1筐体2に対して第2筐体3を回動角度が150°となるように回動させる(開ける)(図3(h)参照。)。これにより、第1表示部11を横長に利用して携帯機器1を安定に使用することができる。
したがって、本発明に係る携帯機器1は、スライド動作と回動動作が行える上に、第2筐体3を第1筐体2に反転した状態で重ね合わせて閉成状態を形成することができる。
凸部ユニット57がガイド筐体51の第2端面51eのユニット収容部51fに付勢手段例えばスプリング79を介して嵌合されて収容されているために、第2回動凸部53bである第1カム73が第2回動凹部52bと係合するように押圧されるので、第1筐体2に対する第2筐体の回動を確実に行うことができる。
以上説明したように本発明に係る携帯機器は、第1筐体と第2筐体を互いに重ね合わせた状態で相対的に直線方向に開閉可能にスライドさせるスライド機構と、第1筐体と第2筐体を直線方向と直交する方向へ相対的に開閉可能に回動させる回動機構と、第1筐体及び第2筐体のいずれか一方の筐体に対して他方の筐体を反転させる反転機構とを備えたことから、スライド動作と回動動作が行える上に、他方の筐体を一方の筐体に反転した状態で重ね合わせて閉成状態を形成することができるので、多機能な携帯機器に特に有用なものである。
本発明に係る携帯機器の一例を示す図で、(a)は斜視図、(b)は分解斜視図である。 本発明に係る携帯機器の一例を示す図で、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は底面図、(d)は側面図である。 本発明に係る携帯機器の状態を示す斜視図で、(a)は閉成状態を示す図、(b)は第1開成状態を示す図、(c)は第2開成状態を示す図、(d)は回動動作による開閉の中間の状態を示す図、(e)は反転動作による中間の状態を示す図、(f)は反転させた状態を示す図、(g)は反転させた閉成状態を示す図、(h)は反転させた第2開成態を示す図である。 本発明に係るスライド機構及び反転機構の一例を示す斜視図で、(a)は閉成状態を示す図、(b)は第1開成状態を示す図、(c)は反転動作による中間の状態を示す図、(d)は反転させた状態を示す図である。 本発明に係るスライド機構及び反転機構の一例を示す分解斜視図である。 本発明に係る凸部ユニットの一例を示す図で、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は(b)中A−A線矢視断面図、(d)は分解斜視図である。 本発明に係る第1筐体の一例を示す図で、(a)は斜視図、(b)は背面図、(c)は平面図、(d)は側面図、(e)は正面図である。 本発明に係る第2筐体の一例を示す図で、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は側面図である。 本発明に係るスライドベースの一例を示す図で、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は平面図、(d)は側面図である。 本発明に係るスライドベースの一例を示す図で、(a)は斜視図、(b)は背面図、(c)は平面図、(d)は側面図である。 本発明に係るキャリアーの一例を示す図で、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は平面図である。 本発明に係るシャフトの一例を示す図で、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は下面図である。 本発明に係るガイド筐体の一例を示す図で、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は側面図、(e)は側面図、(f)は下面図である。 本発明に係るケースの一例を示す図で、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 本発明に係る第1カムの一例を示す斜視図である。 本発明に係る第2カムの一例を示す斜視図である。 本発明に係るブラケットの一例を示す図で、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は側面図である。 本発明に係るシリンダーカムの一例を示す図で、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は側面図、(e)は背面図である。 本発明に係るカムファロワーの一例を示す図で、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は正面図、(d)は側面図、(e)は背面図である。 本発明に係るカバーの一例を示す図で、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
符号の説明
1 携帯機器
2 第1筐体
3 第2筐体
4 スライド機構
5 回動機構
6 反転機構
9 ロック機構
10 ヒンジ装置
41 ガイド溝
42 ベース部材
43 スライダー
44 スライド移動制御部
45 キャリアー
48 シャフト(反転シャフト)
51 ガイド筐体
52 回動凹部
53 回動凸部
54 第1カム機構
57 凸部ユニット
61 ブラケット
62 反転制御機構
63 シリンダーカム
65 回転規制部
66 第2カム機構
71 ケース
72 回動シャフト
73 第1カム
74 第2カム
75 付勢手段
76 カム凸部
77 カム凹部
81 カムフォロワー(反転カム)
82 付勢手段
83 カム反転凸部
84 カム反転凹部
91 第1切欠部
92 第2切欠部

Claims (7)

  1. 第1筐体と第2筐体からなり、これらの第1筐体及び第2筐体のいずれか一方の筐体の上面を前記第1筐体及び前記第2筐体のいずれか他方の筐体で覆う閉成状態と、前記一方の筐体の上面を露出させる開成状態とを形成する携帯機器であって、
    前記第1筐体と前記第2筐体を互いに重ね合わせた状態で相対的に直線方向に開閉可能にスライドさせるスライド機構と、前記第1筐体と前記第2筐体を前記直線方向と直交する方向へ相対的に開閉可能に回動させる回動機構と、前記一方の筐体に対して前記他方の筐体を反転させる反転機構とを備え、
    前記第1筐体と前記第2筐体を相対的に直線方向にスライドさせるか又は回動させて前記閉成状態と前記開成状態を形成し、かつ、前記他方の筐体を前記一方の筐体に対して反転した状態で重ね合わせて閉成状態を形成するように構成したことを特徴とする、携帯機器。
  2. 前記スライド機構が、前記直線方向に延びるガイド溝を有するベース部材と、前記ガイド溝にスライド係合するスライダーと、前記ベース部材に対する前記スライダーの移動を制御するスライド移動制御部とを備え、
    前記回動機構が、前記ベース部材を有するガイド筐体と、このガイド筐体及び前記一方の筐体のどちらか一方に設けられた回動凹部と、この回動凹部と回動可能に係合し、前記ガイド筐体及び前記一方の筐体のどちらか他方に設けられる回動凸部と、前記一方の筐体に対するガイド筐体の回動を制御する第1カム機構とを備え、
    前記反転機構が、前記スライダー及び前記他方の筐体のいずれか一方に取り付けられる反転シャフトと、この反転シャフトに回動可能に係合し、前記スライダー及び前記他方の筐体のいずれか他方に取り付けられるブラケットと、前記反転シャフトに対する前記ブラケットの回動を制御する反転制御機構とを備え、
    前記スライド機構及び前記回動機構のいずれか一方の機構による閉成状態の前記第1筐体及び前記第2筐体の移動を許容すると共に、前記一方の機構により移動して閉成状態以外の状態になった前記第1筐体及び前記第2筐体の前記スライド機構及び前記回動機構のいずれか他方の機構による移動を抑制するロック機構を設けたことを特徴とする、請求項1に記載の携帯機器。
  3. 前記回動凸部が、前記第1カム機構を有する凸部ユニットに設けられ、この凸部ユニットが、回動シャフトと、この回動シャフトの先端部の外周にその軸周りに回動可能であってその軸方向に移動可能で、かつ、前記回動凸部と対向する前記回動凹部に係合する第1カムと、前記回動シャフトの軸方向に移動可能で前記第1カムと面接触する第2カムと、この第2カムを前記第1カムに付勢する付勢手段と、前記第1カムの接触面と前記第2カムの接触面の少なくとも一方に設けられるカム凸部と、このカム凸部と係合して前記一方の筐体と前記ベース部材の位置を所定の位置にロック状態に保持し、前記カム凸部と対向する前記第1カムの接触面及び/又は前記第2カムの接触面に設けられるカム凹部とで構成されていることを特徴とする、請求項2に記載の携帯機器。
  4. 前記反転機構を、前記反転シャフトに対する前記ブラケットの回動範囲を180°に規制する回転規制部と、前記反転シャフトに対する前記ブラケットを所定の位置にロック状態に保持する第2カム機構とで構成したことを特徴とする、請求項2又は3に記載の携帯機器。
  5. 前記第2カム機構が、前記反転シャフトの外周にその軸周りに回動可能であってその軸方向に移動可能である前記ブラケットと、前記反転シャフトの軸方向に移動可能で前記ブラケットと面接触する反転カムと、この反転カムを前記ブラケットに付勢する付勢手段と、前記ブラケットの接触面と前記反転カムの接触面の少なくとも一方に設けられるカム反転凸部と、このカム反転凸部と係合して前記ブラケットと前記反転カムの位置を所定の位置にロック状態に保持し、前記カム反転凸部と対向する前記第ブラケットの接触面及び/又は前記反転カムの接触面に設けられるカム反転凹部とで構成されていることを特徴とする、請求項4に記載の携帯機器。
  6. 前記ロック機構が、前記一方の筐体の上面に対向して設けられた回動部と、これら回動部及び前記回動部間の上面で形成される略凹部に嵌合されて前記回動部間で前記他方の筐体を回動可能に支持すべく略凸状に形成された前記他方の筐体の一方の側部と、前記他方の筐体の一方の側部及び前記回動部の一方に設けられた第1切欠部と、前記他方の筐体の一方の側部及び前記回動部の他方に設けられ、前記第1筐体及び前記第2筐体が閉成状態のとき、前記第1筐体及び前記第2筐体のスライドを許容すると共に、前記第1筐体及び前記第2筐体がスライドして閉成状態以外のとき、前記第1切欠部と係合して前記第1筐体及び前記第2筐体の回動をロックする第2切欠部とで構成されていることを特徴とする、請求項2〜5のいずれか1項に記載の携帯機器。
  7. 前記ロック機構は、第1筐体2に対する第2筐体3の回動角度が所定の角度のときのみ、第1筐体2に対して第2筐体3を反転させる反転部を備えていることを特徴とする、請求項2〜6のいずれか1項に記載の携帯機器。
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