JP7346872B2 - 粘着化粧シート - Google Patents
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Description
[1]樹脂基材と、前記樹脂基材の少なくとも一方の面側に設けられた粘着剤層とを備える粘着化粧シートであって、前記粘着剤層の前記樹脂基材とは反対の面側に不織布層を備える、粘着化粧シート。
[2]前記不織布層を構成する繊維の平均繊維径は、1μm以上50μm以下である、[1]の粘着化粧シート。
[3]前記不織布層を構成する繊維の平均繊維長は、1mm以上100mm以下である、[1]又は[2]の粘着化粧シート。
[4]前記不織布層の坪量は、5g/m2以上40g/m2以下である、[1]~[3]のいずれかの粘着化粧シート。
[5]前記不織布層の厚さは、10μm以上150μm以下である、[1]~[4]のいずれかの粘着化粧シート。
[6]前記粘着剤層の前記樹脂基材とは反対の面側にセパレータを備える、[1]~[5]のいずれかの粘着化粧シート。
[7]60℃の環境下に72時間養生した後の加熱収縮率は、0.50%以下である、[1]~[6]のいずれかの粘着化粧シート。
[8]80℃の環境下に72時間養生した後の加熱収縮率は、1.20%以下である、[1]~[7]のいずれかの粘着化粧シート。
[9]60℃の環境下に7日間養生した後の粘着力は、10.0N以上50.0N以下である、[1]~[8]のいずれかの粘着化粧シート。
[10]80℃の環境下に7日間養生した後の粘着力は、1.0N以上50.0N以下である、[1]~[9]のいずれかの粘着化粧シート。
[粘着化粧シート]
本発明の実施の形態に係る粘着化粧シート1は、図1に示すように、樹脂基材10と、樹脂基材10の少なくとも一方の面側に設けられた粘着剤層20とを備える。そして、粘着化粧シート1は、粘着剤層20の樹脂基材10とは反対の面側に不織布層30を備える。
粘着化粧シート1は、加熱収縮率が低いため、高温環境下で用いた場合であっても、伸縮及びカールを抑制することができる。
60℃程度の高温環境下で用いた場合であっても、粘着化粧シート1の伸縮及びカールを抑制する観点から、60℃の環境下に72時間養生した後の加熱収縮率は、0.50%以下であることが好ましく、0.40%以下であることがより好ましく、0.30%以下であることがさらに好ましく、0%に近ければ近いほどよい。粘着化粧シート1の60℃の環境下に72時間養生した後の加熱収縮率の下限は0%である。
80℃程度の高温環境下で用いた場合であっても、粘着化粧シート1の伸縮及びカールを抑制する観点から、80℃の環境下に72時間養生した後の加熱収縮率は、1.20%以下であることが好ましく、1.00%以下であることがより好ましく、0.80%以下であることがさらに好ましく、0%に近ければ近いほどよい。粘着化粧シート1の80℃の環境下に72時間養生した後の加熱収縮率の下限は0%である。
なお、本明細書における加熱収縮率の測定方法は、後述する実施例に記載されるとおりである。
粘着化粧シート1は、高温環境下で用いた場合であっても、伸縮及びカールを抑制することができ、粘着する面に離れる力が働かないため、粘着力を高く維持することができる。
60℃程度の高温環境下で用いた場合であっても、粘着化粧シート1の粘着力を維持する観点から、60℃の環境下に7日間養生した後の粘着力は、10.0N以上50.0N以下であることが好ましく、15.0N以上45.0N以下であることがより好ましく、20.0N以上40.0N以下であることがさらに好ましい。
80℃程度の高温環境下で用いた場合であっても、粘着化粧シート1の粘着力を維持する観点から、80℃の環境下に7日間養生した後の粘着力は、1.0N以上50.0N以下であることが好ましく、5.0N以上45.0N以下であることがより好ましく、10.0N以上40.0N以下であることがさらに好ましい。
なお、本明細書における粘着力の測定方法は、後述する実施例に記載されるとおりである。
樹脂基材10としては、特に制限はなく、引張強度と伸び特性のバランスの観点から、例えば、各種の合成樹脂からなる基材を用いることが好ましい。合成樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、各種オレフィン系熱可塑性エラストマー等のオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレン-ビニルアルコール共重合体等のビニル系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、エチレングリコール-テレフタル酸-イソフタル酸共重合体、各種ポリエステル系熱可塑性エラストマー等のポリエステル樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチル等のアクリル樹脂、ナイロン6又はナイロン66等で代表されるポリアミド樹脂、三酢酸セルロース、セロファン等のセルロース樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂及びポリイミド樹脂等が挙げられる。
上記各種の合成樹脂からなる基材はそれぞれ単独で使用してもよいが、任意の組み合わせによる積層体であってもよい。樹脂基材10が積層体である場合は、積層体のそれぞれの層間に接着剤層及びプライマー層をさらに設ける等の構成であってもよい。
絵柄インキ層11の絵柄(模様)は、木目柄、石目柄、布目柄、皮シボ柄、幾何学模様等所望の意匠外観に応じて任意に選択できる。粘着化粧シート1において、例えば、木目の意匠外観を表現する場合は絵柄インキ層11として木目柄を選択すればよい。
絵柄インキ層11は、樹脂基材10上の任意の箇所に形成されていればよく、樹脂基材10の全面に形成されていてもよい。
絵柄インキ層11は、例えば、印刷により形成することができる。絵柄インキ層11は、単層であってもよいが、2以上の層から形成されるものであってもよい。
バインダー成分としては、特に制限はなく、例えば、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、スチレン樹脂、ポリエステル樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アルキド樹脂、石油系樹脂、ケトン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、繊維素誘導体、ゴム系樹脂等が挙げられる。バインダー成分としてのこれらの樹脂は、単独又は2種以上を混合して使用できる。
着色成分としては、例えば、チタン白、鉛白、カーボンブラック、鉄黒、黄鉛、チタン黄、弁柄、カドミウム赤、群青、コバルトブルー等の無機顔料;キナクリドンレッド、イソインドリノンイエロー、ニッケルアゾ錯体、フタロシアニンブルー等の有機顔料又は染料;アルミニウム、真鍮等の鱗片状箔片からなる金属顔料;二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛等の鱗片状箔片からなる真珠光沢(パール)顔料等の公知のものから適宜選択して用いることができる。
絵柄インキ層11を塗布する手段としては、グラビア印刷、シルクスクリーン印刷、グラビアオフセット印刷、フレキソ印刷及びインキジェット印刷等が好ましく、大ロットの場合はグラビア印刷、小ロットの場合はインキジェット印刷がより好ましい。
粘着化粧シート1は、図2に示すように、絵柄インキ層11の一部として、樹脂基材10側に、着色隠蔽層12をさらに備える形態であることが好ましい。
着色隠蔽層12は、樹脂基材10に色ムラがある場合等に意図した色彩を与えて表面の色を整えることができ、粘着化粧シート1の意匠性を高めることができる。着色隠蔽層12は、樹脂基材10を隠蔽する目的で、不透明色で形成することが多いが、着色透明色で形成し、樹脂基材10が持っている模様を活かすこともできる。
着色隠蔽層12のバインダー成分及び着色成分としては、粘着化粧シート1の用途や絵柄インキ層11との相性等から適宜選択すればよく、絵柄インキ層11のバインダー成分及び着色成分と同じものを用いることができる。
粘着剤層20に用いられる粘着剤としては、溶剤型、エマルジョン型等を問わず使用することができ、ホットメルト型及び電離放射線硬化型の樹脂も使用することができる。粘着剤層20を形成する樹脂として具体的な材質としては、例えば、ポリイソプレンゴム等のゴム系樹脂、(メタ)アクリル酸エステル樹脂等のアクリル樹脂、ポリビニルエーテル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ塩素化オレフィン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂等が挙げられる。粘着剤層20を形成する樹脂には、任意の粘着付与剤、例えば、ロジン、ダンマル、重合ロジン、部分水添ロジン、エステルロジン、ポリテルペン系樹脂、テルペン変性体、石油系樹脂、シクロペンタジエン樹脂、フェノール樹脂、スチレン樹脂、キシレン樹脂、フェノール樹脂、スチレン樹脂、キシレン樹脂、クマロン-インデン樹脂等を適当量添加したものとすることができる。粘着剤層20を形成する樹脂には、さらに必要に応じて、軟化剤、充填剤、老化防止剤等も添加することができる。粘着剤層20を形成する樹脂としては、アクリル樹脂を主成分とするものが好ましい。ここで主成分とは、粘着剤層20を構成する成分の50質量%を超える成分をいい、60質量%を超える成分であることが好ましく、70質量%を超える成分であることがより好ましく、80質量%を超える成分であることがさらに好ましい。
粘着化粧シート1は、図1に示すように、粘着化粧シート1の取扱の観点から、粘着剤層20の樹脂基材10とは反対の面側にセパレータ40を備える構成であることが好ましい。
セパレータ40としては、上質紙、コート紙、グラシン紙新紙、クラフト紙及び含浸紙等の紙、並びに、プラスチックフィルム等を使用することができる。セパレータ40は、高温環境下で用いた場合であっても収縮バランスが乱れることがないことから、紙であることが好ましい。また、セパレータ40としては、これらをフッ素系樹脂、シリコーン、メラミン、ポリオレフィン及び電離放射線硬化性樹脂等を表面に塗工したものを使用することができる。
不織布層30は、樹脂基材10の粘着剤層20が設けられている面側の反対の面側に設けることで、樹脂基材10の収縮応力を緩和し、粘着化粧シート1の伸縮及びカールを抑制することができる。
不織布層30は、繊維が一方向に配列された配向性不織布、及び、繊維がランダムに配列された非配向性不織布を用いることができる。不織布層30としては、収縮応力を緩和する観点から非配向性不織布を用いることが好ましい。
《透明樹脂層》
本発明の粘着化粧シート1において、所望により、樹脂基材10と不織布層30との間に透明樹脂層(図示せず)を有する構成であってもよい。透明樹脂層を設けることにより、粘着化粧シート1の機械的強度が向上する。
透明樹脂層は、透明性のものであれば限定されず、無色透明、着色透明及び半透明等の透明性を有する樹脂からなる層である。
透明樹脂層としては、例えば、熱可塑性樹脂により形成されたものを好適に使用することができる。具体的には、ポリプロピレン、エチレン-プロピレン-ブテン共重合体等のポリプロピレン樹脂、ポリエチレン、軟質、半硬質又は硬質ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合樹脂、ポリアミド、エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレン-アクリル酸共重合体、エチレン-アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー、アクリル酸エステル、メタアクリル酸エステルなどを挙げることができる。
透明樹脂層には、必要に応じて充填剤、艶消し剤、発泡剤、難燃剤、滑剤、帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定化剤、ラジカル捕捉剤、軟質成分(例えばゴム)などの各種の添加剤が含まれていてもよい。
透明樹脂層の厚さは、最終製品の用途、使用方法等により適宜設定できるが、10~400μmであることが好ましく、20~300μmであることがより好ましく、30~200μmであることがさらに好ましい。
本発明の粘着化粧シート1の製造方法について、本発明の粘着化粧シートとして好ましい態様の一つである、図1に示す粘着化粧シートを例にとって、その製造方法を説明する。
まず、樹脂基材10及び不織布層30を用意し、樹脂基材10上に不織布層30を配置する。
次いで、樹脂基材10及び不織布層30を熱ラミネートにより加熱することで圧着させ、積層体を形成する。
次いで、セパレータ40を用意し、セパレータ40の上に、ロールコーター等により粘着剤を塗布した後に加熱乾燥することで粘着剤層20を配置する。セパレータ40上に配置した粘着剤層20を、上記形成した積層体の樹脂基材10と対向するように貼り合わせ、粘着化粧シート1を製造する。
以上の工程により、セパレータ40、粘着剤層20、樹脂基材10及び不織布層30を順に積層し、高温環境下で用いた場合であっても、伸縮及びカールを抑制し、粘着力を維持することができる粘着化粧シート1を製造することができる。
また、粘着化粧シート1の製造方法としては、樹脂基材10及び絵柄インキ層11の少なくともいずれかの上に、グラビア印刷法等の既知の印刷法で、着色隠蔽層形成用組成物を用いて着色隠蔽層12を配置する工程をさらに含むことが好ましい。
これらの工程を含むことで、粘着化粧シート1の意匠性を高めることができる。
当該工程を含むことで、不織布層30の少なくとも一部の空隙を維持しつつ、繊維の少なくとも一部の表面に樹脂塗膜を有する粘着化粧シート1を製造することができる。
実施例及び比較例で得られた粘着化粧シートについて、以下の評価を行った。結果を表1に示す。
加熱収縮率は、JIS7133:1999に準拠して測定した。具体的には、実施例及び比較例で作製した粘着化粧シートを120mm×120mmの寸法で切断し、加熱収縮率試験の試験片とした。試験片の縦方向及び横方向に標線を記し、標線間距離を測定した。次いで、試験片を温度60℃又は80℃オーブンに入れて72時間養生した。オーブンから取出した後、試験片の縦方向及び横方向に標線間距離を測定し、縦方向及び横方向における寸法の変化の平均である収縮率(%)を測定した。
実施例及び比較例で作製した粘着化粧シートを150mm×50mmの寸法で切断し、粘着試験の試験片とした。試験片のセパレータを剥がして粘着剤層を露出させ、試験片の粘着剤層を厚さ2mmのガラス板に貼り合わせた後に、ガラス板の上で、重さ2kgのハンドローラーを1往復させ試験体とした。試験体を温度25℃、60℃又は80℃オーブンに入れて7日間養生した。オーブンから取出した後、剥離試験機(株式会社エー・アンド・デイ社製、製品名「RTC-1250A」)を用いて、JIS Z 0237:2009に規定される方法に準拠して、剥離速度300mm/分、剥離角度180度の条件で、試験体の粘着力を測定した。
実施例及び比較例で作製した粘着化粧シートを100mm×100mmの寸法で切断し、カール判定試験の試験片とした。試験片を温度80℃オーブンに入れて72時間養生した。オーブンから取出した後、試験片のカール判定を以下の基準に基づいて行った。
○:試験片の端部の反りが3mm以下
×:試験片の端部の反りが3mm超
基材として厚さ100μmである着色ポリ塩化ビニルシートを用意した。そして、基材の上に、絵柄インキ層形成用組成物をグラビア印刷することにより、厚さ4μmの絵柄インキ層を形成した。
次いで、坪量25g/m2、厚さ60μmの配向性不織布を用意した。そして、基材上に配置された絵柄インキ層上に、用意した不織布を配置し、熱ラミネート(160℃、50kg/cm2)により加熱することで圧着させ不織布層を形成した積層体を得た。
次いで、不織布層の表面側から、ウレタン樹脂を含有する樹脂塗膜形成用組成物を塗布し、不織布層に樹脂塗膜を形成した。
次いで、セパレータとして厚さ175μmである上質紙ベースセパレータを用意した。そして、セパレータの上に、アクリル樹脂を主成分とするアクリル系粘着剤をロールコーターにより塗布し、厚さ45μmの粘着剤層を形成した。
セパレータ上に形成した粘着剤層を、上記得られた積層体の基材と対向するように貼り合わせ、粘着化粧シートを得た。
得られた粘着化粧シートについて、評価した結果を表1に示す。
基材として厚さ100μmであるポリ着色塩化ビニルシートを用意した。そして、基材の上に、絵柄インキ層形成用組成物をグラビア印刷することにより、厚さ4μmの絵柄インキ層を形成した。
次いで、厚さ80μmである透明ポリ塩化ビニルシートを用意した。そして、基材上に配置された絵柄インキ層上に、用意した透明ポリ塩化ビニルシートを配置し、熱ラミネート(160℃、50kg/cm2)により加熱することで圧着させ透明樹脂層を形成した積層体を得た。
次いで、透明樹脂層の表面側から、ウレタン樹脂を含有する樹脂塗膜形成用組成物を塗布し、透明樹脂層に表面保護層を形成した。
次いで、セパレータとして厚さ175μmである上質紙ベースセパレータを用意した。そして、セパレータの上に、アクリル樹脂を主成分とするアクリル系粘着剤をロールコーターにより塗布し、厚さ45μmの粘着剤層を形成した。
セパレータ上に形成した粘着剤層を、上記得られた積層体の基材と対向するように貼り合わせ、粘着化粧シートを得た。
得られた粘着化粧シートについて、評価した結果を表1に示す。
基材として厚さ100μmであるポリ着色塩化ビニルシートを用意した。そして、基材の上に、絵柄インキ層形成用組成物をグラビア印刷することにより、厚さ4μmの絵柄インキ層を形成し、化粧シートを得た。
得られた化粧シートについて、評価した結果を表1に示す。
坪量25g/m2、厚さ60μmの不織布を用意した。用意した不織布について、評価した結果を表1に示す。
一方、比較例1では、加熱収縮率及び粘着力の結果が良くなかった。また、比較例1では、粘着化粧シートのカールが激しい結果であった。
10:樹脂基材
11:絵柄インキ層
12:着色隠蔽層
20:粘着剤層
30:不織布層
40:セパレータ
Claims (8)
- 樹脂基材と、前記樹脂基材の少なくとも一方の面側に設けられた粘着剤層とを備える粘着化粧シートであって、
前記樹脂基材の前記粘着剤層とは反対の面側に不織布層を備え、前記不織布層の厚さが20μm以上120μm以下であり、前記不織布層の坪量は、5g/m 2 以上30g/m 2 以下であり、前記樹脂基材の厚さが20μm以上100μm以下であり、前記粘着剤層の厚さが5μm以上90μm以下である、粘着化粧シート。 - 前記不織布層を構成する繊維の平均繊維径は、1μm以上50μm以下である、請求項1に記載の粘着化粧シート。
- 前記不織布層を構成する繊維の平均繊維長は、1mm以上100mm以下である、請求項1又は2に記載の粘着化粧シート。
- 前記粘着剤層の前記樹脂基材とは反対の面側にセパレータを備える、請求項1~3のいずれか1項に記載の粘着化粧シート。
- 60℃の環境下に72時間養生した後の加熱収縮率は、0.50%以下である、請求項1~4のいずれか1項に記載の粘着化粧シート。
- 80℃の環境下に72時間養生した後の加熱収縮率は、1.20%以下である、請求項1~5のいずれか1項に記載の粘着化粧シート。
- 60℃の環境下に7日間養生した後の粘着力は、10.0N以上50.0N以下である、請求項1~6のいずれか1項に記載の粘着化粧シート。
- 80℃の環境下に7日間養生した後の粘着力は、1.0N以上50.0N以下である、請求項1~7のいずれか1項に記載の粘着化粧シート。
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