JP7345293B2 - 液晶素子、照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば車両前方などに所望のパターンで光照射を行うための装置(システム)並びに当該装置(システム)に用いて好適な液晶素子に関する。
特開2005-183327号公報(特許文献1)には、少なくとも一つのLEDから成る発光部と、上記発光部から前方に向かって照射される光の一部を遮断して、車両前照灯用の配光パターンに適したカットオフを形成する遮光部と、を含んでおり、上記遮光部が、調光機能を備えた電気光学素子と、この電気光学素子を調光制御する制御部と、から構成されていて、この制御部による電気光学素子の電気的スイッチング制御によって、調光部分を選択的に調光することにより、配光パターンの形状を変化させるように構成された車両前照灯が開示されている。電気光学素子としては、例えば液晶素子が用いられている。
上記のような車両用灯具において、液晶素子等の電気光学素子は、選択的な調光を実現するために複数の画素電極を有して構成される。これらの画素電極は、各々個別に電圧を印加し得るように互いに分離しており、各々の間には電気的絶縁を図るための隙間が設けられている。このとき、画素電極同士の隙間は、その形成精度にもよるが例えば10μm程度となる。また、画素電極の列を3つ以上設けるような場合には、中間列の各画素電極に電圧を与えるための配線部を画素電極間に通す必要が生じるため、画素電極同士の隙間はより大きくなる。画素電極同士の隙間は、画像形成に寄与しない部分であり、配光パターン内に暗線を発生させる要因となる。車両用灯具では、電気光学素子によって形成された画像(配光パターンに対応した画像)をレンズ等によって拡大して車両前方へ投影するので、上記のような暗線も拡大されて視認しやすくなるため、配光パターンの見栄えが悪くなるという不都合がある。これに対して、画素電極同士の隙間をより狭めるという解決策も考え得るが、その場合、製造コストの上昇を招き、また画素電極同士の短絡等の不具合を生じやすくなり得るために好ましくない。また、画素電極間に通す配線部の幅をより細くするという解決策も考え得るが、その場合、配線部の抵抗値が上昇してしまい画素電極に必要十分な電圧を印加しにくくなり、また細線化による断線の発生確率も上昇するために好ましくない。なお、このような不都合は車両用灯具に限らず、液晶素子等を用いて配光パターンを制御する照明装置一般においても同様である。
特開2005-183327号公報
本発明に係る具体的態様は、液晶素子等を用いて配光パターンを制御する照明装置における配光パターンの見栄えを向上させることが可能な技術を提供することを目的の1つとする。
[1]本発明に係る一態様の液晶素子は、複数の第1画素領域及び複数の第2画素領域を有する液晶素子であって、(a)第1基板と、(b)前記第1基板に対向配置された第2基板と、(c)前記第1基板の第2基板側の面に配置されており夫々が前記複数の第1画素領域の何れかに対応する複数の第1画素電極と、(d)前記第1基板の第2基板側の面に配置されており夫々が前記複数の第2画素領域の何れかに対応する複数の第2画素電極と、(e)前記第1基板の前記第2基板側の面に配置されており夫々が前記複数の第1画素電極の何れかに接続された複数の第1配線部と、(f)前記第1基板の前記第2基板側の面に配置されており夫々が前記複数の第2画素電極の何れかに接続された複数の第2配線部と、(g)前記第2基板の前記第1基板側に配置された共通電極と、(h)前記複数の第1画素電極及び前記複数の第2画素電極と前記共通電極との間に配置された液晶層と、を備え、(i)前記複数の第1画素領域と前記複数の第2画素領域は、第1方向において交互に配置されており、(j)前記複数の第1画素領域は、前記第1方向と交差する第2方向において隣り合って配置され、前記複数の第2画素領域は、前記第2方向において隣り合って配置されており、(k)前記複数の第1画素電極と前記複数の第2画素電極は、前記第1基板上において異なる層に設けられており、前記第1方向において隣り合うもの同士の端部が平面視において部分的に重なるように配置されており、(l)前記複数の第2画素電極は、前記第2方向において隣り合うものが相互に隙間を設けて配置されており、(m)前記複数の第2配線部は、夫々、前記第1方向に延在する画素間電極を有しており、(n)前記画素間電極の夫々は、平面視において何れかの前記隙間と重なるように設けられている、液晶素子である。
[2]本発明に係る一態様の照明装置は、(a)配光パターンを可変に設定可能な照明装置であって、(b)光源と、(c)前記光源からの光を用いて前記配光パターンに対応する画像を形成する液晶素子と、(d)前記液晶素子によって形成された前記画像を投影する光学系と、を含み、(e)前記液晶素子として前記何れかに記載の液晶素子を用いる、照明装置である。
上記構成によれば、液晶素子等を用いて配光パターンを制御する照明装置における配光パターンの見栄えを向上させることが可能となる。
図1は、一実施形態の車両用前照灯システムの構成を示す図である。 図2は、液晶素子の構成を説明するための平面図である。 図3は、液晶素子の構成を示す断面図である。 図4(A)は、第1画素電極、第1配線部および第2配線部の構成を説明するための平面図である。図4(B)は、第1画素電極、第1配線部および第2配線部の構成を説明するための断面図である。 図5(A)は、絶縁膜の構成を説明するための平面図である。図5(B)は、絶縁膜の構成を説明するための断面図である。 図6(A)は、第2画素電極の構成を説明するための平面図である。図6(B)は、第2画素電極の構成を説明するための断面図である。 図7は、第1基板と第2基板を重ね合わせた状態を説明するための断面図である。 図8(A)、図8(B)は、第1画素領域と第2画素領域の電気光学特性(VT特性)について説明するための図である。 図9(A)は、室温下における第1画素電極と第2画素電極への印加電圧の設定例を示す図である。図9(B)は、図9(A)に示す印加電圧を階調の関係をグラフで示した図である。 図10(A)は、雰囲気温度60℃における第1画素領域と第2画素領域の電気光学特性(VT特性)について説明するための図である。図10(B)は、雰囲気温度80℃における第1画素領域と第2画素領域の電気光学特性(VT特性)について説明するための図である。 図11(A)は、60℃雰囲気下における第1画素電極と第2画素電極への印加電圧の設定例を示す図である。図11(B)は、図11(A)に示す印加電圧階調の関係をグラフで示した図である。 図12(A)は、80℃雰囲気下における第1画素電極と第2画素電極への印加電圧の設定例を示す図である。図12(B)は、図12(A)に示す印加電圧階調の関係をグラフで示した図である。 図13(A)、図13(B)は、室温下における斜め入射光に対する電気光学特性の測定例を示す図である。 図14(A)は、上記した図9(A)に示した階調での電圧における視認方向と逆視認方向の透過率の和を示した図である。図14(B)は、図14(A)に示す印加電圧と階調の関係をグラフで示した図である。
図1は、一実施形態の車両用前照灯システムの構成を示す図である。図1に示す車両用灯具システムは、光源1、カメラ2、制御装置3、液晶駆動装置4、液晶素子5、一対の偏光板6a、6b、投影レンズ7を含んで構成されている。この車両用前照灯システムは、カメラ2によって撮影される画像に基づいて自車両の周囲に存在する前方車両や歩行者等の位置を検出し、前方車両等の位置を含む一定範囲を非照射範囲(減光領域)に設定し、それ以外の範囲を光照射範囲に設定して選択的な光照射を行うためのものである。
光源1は、例えば青色光を放出する発光ダイオード(LED)に黄色蛍光体を組み合わせて構成された白色LEDを含んで構成されている。光源1は、例えば、マトリクス状あるいはライン状に配列された複数の白色LEDを備える。なお、光源1としてはLEDのほかに、レーザー、さらには電球や放電灯など車両用ランプユニットに一般的に使用されている光源が使用可能である。光源1の点消灯状態は制御装置3によって制御される。光源1から出射する光は、偏光板6aを介して液晶素子(液晶パネル)5に入射する。なお、光源1から液晶素子5へ至る経路上に他の光学系(例えば、レンズや反射鏡、さらにはそれらを組み合わせたもの)が存在してもよい。
カメラ2は、自車両の前方を撮影してその画像(情報)を出力するものであり、自車両内の所定位置(例えば、フロントガラス内側上部)に配置されている。なお、他の用途(例えば、自動ブレーキシステム等)のためのカメラが自車両に備わっている場合にはそのカメラを共用してもよい。
制御装置3は、自車両の前方を撮影するカメラ2によって得られる画像に基づいて画像処理を行うことによって前方車両等の位置を検出し、検出された前方車両等の位置を非照射範囲とし、それ以外の領域を光照射範囲とした配光パターンを設定し、この配光パターンに対応した像を形成するための制御信号を生成して液晶駆動装置4へ供給する。この制御装置3は、例えばCPU、ROM、RAM等を有するコンピュータシステムにおいて所定の動作プログラムを実行させることによって実現される。
液晶駆動装置4は、制御装置3から供給される制御信号に基づいて液晶素子5に駆動電圧を供給することにより、液晶素子5の各画素領域における液晶層の配向状態を個別に制御するものである。
液晶素子5は、例えば、それぞれ個別に制御可能な複数の画素領域(光変調領域)を有しており、液晶駆動装置4によって与えられる液晶層への印加電圧の大きさに応じて各画素領域の透過率が可変に設定される。この液晶素子5に光源1からの光が照射されることにより、上記した光照射範囲と非照射範囲に対応した明暗を有する像が形成される。例えば、液晶素子5は、垂直配向型の液晶層を備えるものであり、直交ニコル配置された一対の偏光板6a、6bの間に配置されており、液晶層への電圧が無印加(あるいは閾値以下の電圧)である場合に光透過率が極めて低い状態(遮光状態)となり、液晶層へ電圧が印加された場合に光透過率が相対的に高い状態(透過状態)となるものである。
一対の偏光板6a、6bは、例えば互いの偏光軸を略直交させており、液晶素子5を挟んで対向配置されている。本実施形態では、液晶層に電圧無印加としているときに光が遮光される(透過率が極めて低くなる)動作モードであるノーマリーブラックモードを想定する。各偏光板6a、6bとしては、例えば一般的な有機材料(ヨウ素系、染料系)からなる吸収型偏光板を用いることができる。また、耐熱性を重視したい場合には、ワイヤーグリッド型偏光板を用いることも好ましい。ワイヤーグリッド型偏光板とはアルミニウム等の金属による極細線を配列してなる偏光板である。また、吸収型偏光板とワイヤーグリッド型偏光板を重ねて用いてもよい。
投影レンズ7は、液晶素子5を透過する光によって形成される像(光照射範囲と非照射範囲に対応した明暗を有する像)をヘッドライト用配光になるように広げて自車両の前方へ投影するものであり、適宜設計されたレンズが用いられる。本実施形態では、反転投影型のプロジェクターレンズが用いられる。
図2は、液晶素子5の構成を説明するための平面図である。図3は、液晶素子5の構成を示す断面図である。なお、図3に示す断面図は、図2および後述する図4に示すa-a線における断面に対応している。各図に示すように、液晶素子5は、複数の第1画素領域(第1画素部)51と、複数の第2画素領域(第2画素部)52を含んで構成されている。なお、図2では、各第1画素領域51と各第2画素領域52を識別しやすいように各第2画素領域52に模様を付して示している。なお、液晶素子の左右方向が自車両前方に投影される配光の左右方向に対応している。
各第1画素領域51、各第2画素領域52は、図2に示すように平面視において例えば矩形状である。また、各第1画素領域51、各第2画素領域52は、液晶駆動装置4と接続されており、例えばスタティック駆動されてそれぞれ個別に光の透過率を制御可能である。図3に示すように、各第1画素領域51は、第1基板11側に設けられた各第1画素電極(第1個別電極)13と第2基板12側に設けられた共通電極18によって液晶層19に電圧を印加し、当該電圧によって液晶層19の液晶分子の配向方向を主に基板面内において変化させることにより、各々を透過する光の透過率を変化させる。各第2画素領域52は、第1基板11側に設けられた各第2画素電極(第2個別電極)14と第2基板12側に設けられた共通電極18によって液晶層19に電圧を印加し、当該電圧によって液晶層19の液晶分子の配向方向を主に基板面内において変化させることにより、各々を透過する光の透過率を変化させる。
図2に示すように、各第1画素領域51、各第2画素領域52は、平面視において図中のX方向において互いの間に隙間が生じないように互いの一端部を接して配置されている。また、各第1画素領域51と各第2画素領域52は、図中X方向に沿って1つずつ交互に配置されている。また、各第1画素領域51、各第2画素領域52は、各々、図中Y方向においては隙間(例えば数μm)を設けて配置されている。
図3に示すように、液晶素子5は、対向配置された第1基板11および第2基板12、第1基板11に設けられた複数の第1画素電極13、複数の第2画素電極14、絶縁膜15、複数の第1配線部21および複数の第2配線部22と、第2基板12に設けられた共通電極18と、第1基板11と第2基板12の間に配置された液晶層19と、を含んで構成されている。なお、説明の便宜上、図示を省略しているが、第1基板11、第2基板12には、それぞれ液晶層19の配向状態を規制するための配向膜が適宜設けられる。
第1基板11および第2基板12は、それぞれ、平面視において矩形状の基板であり、互いに対向して配置されている。各基板としては、例えばガラス基板、プラスチック基板等の透明基板を用いることができる。第1基板11と第2基板12の間には、例えば樹脂などからなる複数の球状スペーサーが分散配置されており、それらスペーサーによって基板間隙が所望の大きさ(例えば数μm程度)に保たれている。なお、球状スペーサーに代えて樹脂からなる柱状スペーサーが用いられてもよい。
各第1画素電極13は、第1基板11の一面側に設けられている。また、各第1配線部21は、第1基板11の一面側に設けられている。また、各第2配線部22は、第1基板11の一面側において各第1画素電極13の間に設けられている。各第1画素電極13、各第1配線部21および各第2配線部22は、例えばインジウム錫酸化物(ITO)などの透明導電膜を適宜パターニングすることによって構成されている。各第1画素電極13と共通電極18との重なる領域のそれぞれにおいて上記した第1画素領域51が画定されている。
各第2画素電極14は、第1基板11の一面側において絶縁15の上側に設けられている。すなわち、各第1画素電極13は、各第2画素電極14よりも第1基板11側に配置されている。各第2画素電極14は、例えばインジウム錫酸化物(ITO)などの透明導電膜を適宜パターニングすることによって構成されている。各第2画素電極14と共通電極18との重なる領域のそれぞれにおいて上記した第2画素領域52が画定されている。
各第1画素電極13と各第2画素電極14は、図中X方向において1つずつ交互に配置されており、かつX方向に隣り合うもの同士の端部が図中Z方向において僅かに重なるように設けられている。隣り合う第1画素電極13と第2画素電極14の端部同士が部分的に重なった領域である重畳領域Rは、例えば数μm~15μm程度の幅である。このような重畳領域Rを設けることで製造時における位置ズレの許容度が高まり、第1画素領域51と第2画素領域52との隙間(図2のX方向における隙間)を確実になくすことができる。
各第1配線部21は、いずれかの第1画素電極13と接続されて当該第1画素電極13に対して電圧を印加するためのものである(後述する図4参照)。各第2配線部22は、縁膜15を介していずれかの第2画素電極14と接続されて当該第2画素電極14に対して電圧を印加するためのものであり、何れかの第2画素電極14の少なくとも一部と平面視において重なる位置に配置されている。
絶縁膜15は、透光性を有しており、第1基板11の一面側において各第1画素電極13の上側にこれらを覆うようにして設けられている。この絶縁膜15は、例えばSiO膜、SiON膜等の酸化膜や窒化膜であり、スパッタ法などの気相プロセスあるいは溶液プロセスにより形成することができる。なお、この絶縁膜15としては有機絶縁膜を用いてもよい。絶縁膜15の膜厚は例えば0.4μm~1.5μm程度が望ましい。また絶縁膜15の誘電率はより高いほうが望ましく、例えば4以上、さらには8以上であることが望ましい。
共通電極18は、第2基板12の一面側に設けられている。この共通電極18は、各第1画素電極13および各第2画素電極14のすべてと平面視において重なるように設けられている。共通電極18は、例えばインジウム錫酸化物(ITO)などの透明導電膜を適宜パターニングすることによって構成されている。
液晶層19は、第1基板11と第2基板12の間に介在している。本実施形態においては、誘電率異方性Δεが負であり、流動性を有するネマティック液晶材料を用いて液晶層19が構成される。本実施形態の液晶層19は、電圧無印加時における液晶分子の配向方向が略垂直配向となるように設定されている。
なお、上記のように第1基板11の一面側と第2基板12の一面側にはそれぞれ配向膜が設けられている。各配向膜としては、液晶層19の配向状態を垂直配向に規制する垂直配向膜が用いられる。各配向膜にはラビング処理等の一軸配向処理が施されており、その方向へ液晶層19の液晶分子の配向を規定する一軸配向規制力を有している。各配向膜への配向処理の方向は、例えば互い違い(アンチパラレル)となるように設定される。
図4(A)は、第1画素電極、第1配線部および第2配線部の構成を説明するための平面図である。また、図4(B)は、第1画素電極、第1配線部および第2配線部の構成を説明するための断面図である。図4(A)に示すように、第1基板11の一面側には、各第1画素領域51に対応する領域に各第1画素電極13が設けられている。図中では、各第1画素電極13を区別できるようにそれぞれに13a、13b、13cの符号を用いて示している。また、各第1配線部21を区別できるようにそれぞれに21a、21b、21cの符号を用いて示しており、各第2配線部22を区別できるようにそれぞれに22a、22b、22cの符号を用いて示している。
図中の下段に配置される第1画素電極13aは、1つの第1画素領域51に対応するものである。この第1画素電極13aには第1配線部21aが接続されている。第1配線部21aは、第1画素電極13aの下端から第1基板11の下端まで延在している。図中の中段に配置される第1画素電極13bは、1つの第1画素領域51に対応するものである。この第1画素電極13bには第1配線部21bが接続されている。第1配線部21bは、第1画素電極13bおよび第1画素電極13aの各々の右側を通って第1基板11の図中下端まで延在している。図中の上段に配置される第1画素電極13cは、1つの第1画素領域51に対応するものである。この第1画素電極13cには第1配線部21cが接続されている。第1配線部21cは、第1画素電極13b、第1画素電極13aおよび第1配線部21bの各々の右側を通って第1基板11の図中下端まで延在している。
各第2配線部22a、22b、22cは、各第1画素電極13a、13b、13cおよび各第1配線部21a、21b、21cの図中右側に配置されている。詳細には、第2配線部22aは、他の第2配線22b、22cの間に設けられている。この第2配線部22aは、後述する第2画素電極14aに対応付けられたものであり、他の第2配線部22b、22cよりもY方向長さが短い。第2配線部22bは、第1配線部21cと第2配線部22aの間に設けられている。この第2配線部22bは、後述する第2画素電極14bに対応付けられたものであり、配線部22cよりもY方向長さが短い。第2配線部22cは、第2配線部22aの右側に設けられている。この第2配線部22cは、後述する第2画素電極14cに対応付けられたものであり、他の配線部22a、22bよりもY方向長さが長い。
第2配線部22bには、図中X方向に延在する画素間電極23bが接続されている。この画素間電極23bは、Y方向において隣り合う第2画素領域52の相互間の隙間(図2参照)と重なるように設けられている。同様に、第2配線部22cには、図中X方向に延在する画素間電極23cが接続されている。この画素間電極23cは、Y方向において隣り合う第2画素領域52の相互間の隙間(図2参照)と重なるように設けられている。これらの画素間電極23b、23cは、各第2配線部22b、22cと接続される各第2画素電極14b、14cに電圧が印加される際に、これら第2画素電極14b、14cと同電位になる。このため、各第2画素電極14b、14cへの電圧印加時に、Y方向において隣り合う第2画素領域52の相互間の隙間においても液晶層19の液晶分子の配向方向を変化させることが可能となり、当該隙間に対応した暗線の発生を防ぎ、あるいは緩和することができる。
図5(A)は、絶縁膜の構成を説明するための平面図である。図5(B)は、絶縁膜の構成を説明するための断面図である。各図に示すように、第1基板11の一面側には、各第1画素電極13、各第1配線部21、各第2配線部22を覆うようにして絶縁膜15が設けられている。そして、この絶縁膜15には、各第2配線部22a、22b、22cの一部を露出させるための開口部(スルーホール)24a、24b、24cが設けられている。これらの開口部24a、24b、24cを介して、各第2配線部22a、22b、22cと各第2画素電極14a、14b、14c(図6(A)参照)とが物理的および電気的に接続される。
図6(A)は、第2画素電極の構成を説明するための平面図である。図6(B)は、第2画素電極の構成を説明するための断面図である。各図に示すように、第1基板11の絶縁膜15の一面側には、各第2画素領域52に対応する領域に各第2画素電極14が設けられている。図中では、各第2画素電極14を区別できるように、それぞれに14a、14b、14cの符号を用いて示している。第2画素電極14aは、絶縁膜15の開口部24aを介して下層側の第2配線部22aと物理的および電気的に接続されている。第2画素電極14bは、絶縁膜15の開口部24bを介して下層側の第2配線部22bと物理的および電気的に接続されている。第2画素電極14cは、絶縁膜15の開口部24cを介して下層側の第2配線部22cと物理的および電気的に接続されている。また、各第2画素電極14a、14b、14cは、上記のように各第1画素電極13a、13b、13cとの間で重畳領域Rを有するように配置されている。
また、第2画素電極14a、14b、14cは、第1配線部21b、21c、第2配線部22a、22b、22cと平面視において重なるように設けられている。このように配線部を画素電極の下層側に配置できるので、各画素領域の外側に配線部を配置するためのスペースを確保する必要がなくなる。それにより、各画素電極間の隙間をなくすことができる。
図7は、第1基板と第2基板を重ね合わせた状態を説明するための断面図である。ここで、本実施形態の液晶素子の製造方法について簡単に説明する。まず、上記図4(A)、図4(B)に示したように、第1基板11の一面側に各第1画素電極13等を形成する。次いで、上記図5(A)、図5(B)に示したように、第1基板11の一面側に各第1画素電極13等を覆うように絶縁膜15を形成し、さらに開口部24a等を形成する。さらに、上記図6(A)、図6(B)に示したように、絶縁膜15の上側に各第2画素電極14を形成する。他方で、第2基板12の一面側に共通電極18を形成する。このようにして得られた第1基板11と第2基板12の各々の一面側に適宜配向処理を施し、両基板を重ね合わせる。これらの第1基板11と第2基板12の間に液晶材料を注入することによって液晶層19を形成する。以上により、本実施形態の液晶素子が得られる(図3参照)。液晶素子5の第1配線部、第2配線部および共通電極は、液晶駆動装置4に電気的に接続され、制御装置3から供給される制御信号に基づいて液晶駆動装置4から液晶素子5に駆動電圧を供給できるように構成される。
図8(A)、図8(B)は、第1画素領域と第2画素領域の電気光学特性(VT特性)について説明するための図である。図8(A)に示すように、第1画素領域51を通る測定点をB、第2画素領域52を通る測定点をAとし、室温(25℃)にて各測定点A、Bにおける電気光学特性を計測した例を図8(B)に示している。第1画素領域51と第2画素領域52を比較すると、第1画素領域51では第1画素電極13からの電圧が絶縁膜15において分圧されて液晶層19へ印加されるのに対して、第2画素領域52では第2画素電極14からの電圧が直接的に液晶層19へ印加される。この分圧される電圧の有無に起因して、第1画素領域51と第2画素領域52では電気光学特性に差異が生じる。このため、階調表示領域(例えば、印加電圧3~8Vくらいの間)において第1画素領域51と第2画素領域52で同じ透過率を得るためには、第2画素領域52(測定点A)に印加する電圧よりも第1画素領域51(測定点B)に印加する電圧を、絶縁膜15における分圧に相当する電圧に対応して相対的に大きい値に設定すればよい。
具体的には、絶縁15の静電容量をCin、液晶層19の静電容量をCLCとし、第1画素電極13に印加する電圧をVdown、第2画素電極14に印加する電圧をVupとすると、これらの関係は以下のように表せる。
down=(Cin/(Cin+CLC))・Vup
ここで、電極面積をS、絶縁15の誘電率をεin、絶縁15の膜厚をdin、液晶層19の誘電率をεLC、液晶層19の膜厚をdLCとすると、CinおよびCLCはそれぞれ以下のように表せる。
in=(S/din)・εin
LC=(S/dLC)・εLC
したがって、理論的には上記関係式を満たすように第1画素電極13と第2画素電極14への印加電圧を設定すれば、第1画素領域51と第2画素領域52の各々における電気光学特性の差異を解消し、照射光の明るさのムラを抑制することができる。
図9(A)は、室温下における第1画素電極と第2画素電極への印加電圧の設定例を示す図である。また、図9(B)は、図9(A)に示す印加電圧を階調の関係をグラフで示した図である。なお、ここでは、上記実施形態に係る液晶素子において、液晶層19の層厚を4μm、屈折率異方性Δnを約0.13とした実施例の液晶素子を用いた(以下においても同様)。図9(A)では、階調を9段階に分けた場合において、所望の透過率を得られる印加電圧が示されている。測定点Aと測定点Bでは必要な電圧が異なることが分かる。例えば、階調「5」の透過率を得る場合、測定点Aに対応する第2画素電極14には3.8Vを印加し、測定点Bに対応する第1画素電極13には5.4Vを印加すればよい。他の階調においても同様である。このように、第1画素電極13と第2画素電極14への印加電圧に差をつけて設定することで、第1画素領域51と第2画素領域52の各々における電気光学特性の差を低減し、照射光の明るさのムラを抑制することができる。図示の例では、階調「0」から階調「8」の範囲で測定点A、Bの各々における透過率の差が±1.5%以内に収まっており、実質的に同一透過率であるといえる。さらに、階調「3」を除いては透過率の差が±1.0%以内であり、実質的に同一透過率であるといえる。本実施形態のように車両の前方へ高輝度の照射光を形成する場合であれば、透過率の差が±2.0%以内であれば、実質的に同一透過率であるといえる。
図10(A)は、雰囲気温度60℃における第1画素領域と第2画素領域の電気光学特性(VT特性)について説明するための図である。また、図10(B)は、雰囲気温度80℃における第1画素領域と第2画素領域の電気光学特性(VT特性)について説明するための図である。上記した室温の場合と同様に、高温雰囲気下においても第1画素領域51(測定点B)と第2画素領域52(測定点A)で電気光学特性に差を生じることが分かる。
図11(A)は、60℃雰囲気下における第1画素電極と第2画素電極への印加電圧の設定例を示す図である。また、図11(B)は、図11(A)に示す印加電圧階調の関係をグラフで示した図である。図12(A)は、80℃雰囲気下における第1画素電極と第2画素電極への印加電圧の設定例を示す図である。また、図12(B)は、図12(A)に示す印加電圧階調の関係をグラフで示した図である。上記した室温の場合と同様に、第1画素電極13と第2画素電極14への印加電圧に差をつけて設定することで、第1画素領域51と第2画素領域52の各々における電気光学特性の差を低減し、照射光の明るさのムラを抑制することができる。
図13(A)、図13(B)は、室温下における斜め入射光に対する電気光学特性の測定例を示す図である。図13(A)は、視認方向について基板法線を基準に20°方向から光を入射させた場合の電気光学特性であり、図13(B)は、逆視認方向について基板法線を基準に20°方向から光を入射させた場合の電気光学特性である。また、図14(A)は、上記した図9(A)に示した階調での電圧における視認方向と逆視認方向の透過率の和を示した図である。図14(B)は、図14(A)に示す印加電圧と階調の関係をグラフで示した図である。これらの結果より、室温下において正面方向から視認する場合と同じ階調電圧を印加することで、視角方向が変わっても測定点A、Bともに同等の明るさで光を照射できることが分かる。階調の直線性はやや失われているものの、階調反転しないことも分かる。ここでは、視角の最も厳しい方向においても法線方向の場合に対して最適化した電圧と同じ階調電圧を用いることができるということが分かる。
以上のような実施形態によれば、平面視において、少なくとも液晶素子の左右方向における画素領域間の隙間をなくすことができることから、車両前方への照射光において画素領域間の隙間に起因する暗線の発生を防ぎ、配光パターンの見栄えを向上させることが可能となる。
なお、本発明は上記した実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々に変形して実施をすることが可能である。例えば、上記した実施形態では液晶素子の各画素領域同士の境界が上下左右に配置されている場合について例示していたが、各画素領域同士の境界は斜め方向に配置されていてもよい。また、境界は直線状に限られず、曲線状であってもよい。また、上記した実施形態では液晶素子の液晶層の配向モードとして垂直配向を例示していたが配向モードに限定はなく、例えば捻れ配向モードであってもよい。さらに、液晶素子の片側ないし両側にいわゆるCプレートなどの光学補償板が設けられていてもよい。また、上記した実施形態では上下左右の2方向(XY方向)に沿って配列された各画素領域を有する液晶素子を例示していたが、少なくとも1方向(例えばX方向)に沿って配列された各画素領域を有するように液晶素子を構成してもよい。
1:光源、2:カメラ、3:制御装置、4:液晶駆動装置、:液晶素子、6a、6b:偏光板、7投影レンズ、11:第1基板、12:第2基板、13、13a、13b、13c:第1画素電極、14、14a、14b、14c:第2画素電極、15:絶縁膜、18:共通電極、19:液晶層、21、21a、21b、21c:第1配線部、22、22a、22b、22c:第2配線部、23b、23c:画素間電極、24、24a、24b、24c:開口部(スルーホール)、51:第1画素領域、52:第2画素領域

Claims (8)

  1. 複数の第1画素領域及び複数の第2画素領域を有する液晶素子であって、
    第1基板と、
    前記第1基板に対向配置された第2基板と、
    前記第1基板の第2基板側の面に配置されており夫々が前記複数の第1画素領域の何れかに対応する複数の第1画素電極と、
    前記第1基板の第2基板側の面に配置されており夫々が前記複数の第2画素領域の何れかに対応する複数の第2画素電極と、
    前記第1基板の前記第2基板側の面に配置されており夫々が前記複数の第1画素電極の何れかに接続された複数の第1配線部と、
    前記第1基板の前記第2基板側の面に配置されており夫々が前記複数の第2画素電極の何れかに接続された複数の第2配線部と、
    前記第2基板の前記第1基板側に配置された共通電極と、
    前記複数の第1画素電極及び前記複数の第2画素電極と前記共通電極との間に配置された液晶層と、を備え、
    前記複数の第1画素領域と前記複数の第2画素領域は、第1方向において交互に配置されており、
    前記複数の第1画素領域は、前記第1方向と交差する第2方向において隣り合って配置され、前記複数の第2画素領域は、前記第2方向において隣り合って配置されており、
    前記複数の第1画素電極と前記複数の第2画素電極は、前記第1基板上において異なる層に設けられており、前記第1方向において隣り合うもの同士の端部が平面視において部分的に重なるように配置されており、
    前記複数の第2画素電極は、前記第2方向において隣り合うものが相互に隙間を設けて配置されており、
    前記複数の第2配線部は、夫々、前記第1方向に延在する画素間電極を有しており、
    前記画素間電極の夫々は、平面視において何れかの前記隙間と重なるように設けられている、
    液晶素子。
  2. 前記複数の第1画素電極及び前記複数の第2配線部を覆う絶縁膜、を更に含み、
    前記複数の第2画素電極は、前記絶縁膜の上側に設けられており、
    前記複数の第2配線部のそれぞれは、前記絶縁膜の開口部を介して前記複数の第2画素電極とそれぞれ接続されている、
    請求項1に記載の液晶素子。
  3. 前記複数の第1画素電極、前記複数の第2画素電極および前記共通電極に電気的に接続され、前記複数の第1画素電極と前記共通電極との間、および、前記複数の第2画素電極と前記共通電極との間に電圧を印加するための液晶駆動装置と、更に備え、
    前記複数の第1画素領域の何れかと前記複数の第2画素領域の何れかとを同一階調にする際に、前記液晶駆動装置によって、当該何れかの第1画素電極と前記共通電極との間に印加する第1電圧を当該何れかの第2画素電極と前記共通電極に印加する第2電圧よりも高く設定する、
    請求項2に記載の液晶素子。
  4. 前記第1電圧と前記第2電圧の差は、前記絶縁膜を介して前記複数の第1画素電極の何れかから前記液晶層に電圧を印加する際に当該絶縁膜によって分圧される電圧に相当するものである、
    請求項3に記載の液晶素子。
  5. 前記複数の第1配線部及び前記複数の第2配線部は、前記第1基板上において前記絶縁膜を介して前記複数の第2画素電極よりも前記第1基板側に配置されており、
    前記複数の第2配線部のそれぞれは、前記絶縁膜に設けられた開口部を介して前記複数の第2画素電極の何れかとそれぞれ接続されている、
    請求項4に記載の液晶素子。
  6. 前記第1基板及び前記第2基板の夫々には配向膜が設けられており、当該配向膜は一軸配向規制力を有している、
    請求項1~5の何れか1項に記載の液晶素子。
  7. 前記第1方向と前記第2方向が略直交している、
    請求項1~6の何れか1項に記載の液晶素子。
  8. 配光パターンを可変に設定可能な照明装置であって、
    光源と、
    前記光源からの光を用いて前記配光パターンに対応する画像を形成する液晶素子と、
    前記液晶素子によって形成された前記画像を投影する光学系と、
    を含み、
    前記液晶素子として請求項1~7の何れかに記載の液晶素子を用いる、
    照明装置。

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