JP7344735B2 - 収納ボックスの取付構造 - Google Patents

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本発明は、収納ボックスの取付構造に関する。
従来、宅配ボックスなどの収納ボックスをブロック塀(壁材)などに取り付けるための収納ボックスの取付構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の収納ボックスの取付構造においては、収納ボックスに取付枠が取り付けられ、取付枠が取り付けられた収納ボックスは、ブロック塀の厚さ方向に貫通した状態で、ブロック塀に取り付けられる。ブロック塀と取付枠とは、モルタルにより固定されている。
特開2016-8374号公報
ここで、ブロック塀の表面に化粧材(表面材)が設けられることがある。化粧材としては、例えば、ブロック塀の表面に塗装を施したものや、ブロック塀の表面にタイルや化粧パネルを貼り付けたものなどを用いることができる。収納ボックスに塗装が施されている場合には、取付枠の奥行方向の幅が短い場合に、収納ボックスがモルタルやブロック塀の塗装に接触して、収納ボックスを傷つけたり、収納ボックスの塗装(表面処理)を痛める可能性がある。また、取付枠の奥行方向の幅が短い場合には、収納ボックスとブロック塀との間にシーリングなどを施す必要がある。
このように、収納ボックスの設置時に、モルタルや壁材の塗装が収納ボックスに接触したり、壁材と収納ボックスとの間にシーリングなどを施す必要があるため、収納ボックスを設置しにくく、メンテナンスがしにくい。
本発明は、設置やメンテナンスがし易い収納ボックスの取付構造を提供することを目的とする。
本発明は、収納ボックスと、前記収納ボックスの外周面のうち、上面、一側面、下面及び他側面に沿って取り付けられる取付枠と、を備える収納ボックスの取付構造であって、前記収納ボックスは、前記取付枠が取り付けられた状態で、表面に表面材が設けられた壁材を厚さ方向に貫通して前記壁材に配置され、前記取付枠の奥行方向の幅は、前記表面材及び前記壁材の両方の厚さを含めた厚さ以上である、収納ボックスの取付構造に関する。
一実施形態に係る収納ボックスの取付構造を示す斜視図である。 本実施形態に係る収納ボックスを前側から見た図である。 収納ボックスに取付枠を取り付けた状態を示す斜視図である。 収納ボックスから取付枠を取り外した状態を示す斜視図である。 上枠及び縦枠を固定する状態を示す斜視図である。 図1のA-A線断面図である。 図1のB-B線断面図である。 収納ボックスに取付枠を固定する状態を示す斜視図である。 図8のC-C線断面図である。 隙間隠し材の取付位置を示す斜視図である。 隙間隠し材を取り付ける場合を示す斜視図である。 収納ボックスを取付枠から取り外して下方に移動させて収納ボックスのメンテナンスを行う場合を示す図である。
本発明の一実施形態に係る収納ボックス1の取付構造について説明する。なお、本実施形態において、収納ボックス1の前面に人が対面した場合の奥行方向を「奥行方向」という。収納ボックス1の奥行方向において、手前側を前側(図1における斜め左手前側)といい、奥側(図1における斜め右奥側)を後側という。また、収納ボックス1の前面に人が対面した場合の左右方向を「左右方向」という。
本発明の一実施形態に係る収納ボックス1の取付構造において、収納ボックス1は、図1及び図2に示すように、ブロック塀5(壁材)に設置される。収納ボックス1が設置されるブロック塀5は、コンクリート製の複数のブロック51が積み重ねられて構成され、所定の厚さを有する壁状に形成される。ブロック塀5の前側の表面及び後側の表面には、化粧材52(表面材、仕上げ材)が設けられている。化粧材52としては、例えば、ブロック51の表面に塗装を施したものや、ブロック51の表面にタイルや化粧パネルを貼り付けたものなどを用いることができる。なお、本実施形態においては、化粧材52は、ブロック塀5の前側の表面及び後側の表面の両方の表面に設けられているが、これに限定されず、ブロック塀5の前側又は後側のいずれか片側の表面に設けられていてもよい。また、本実施形態においては、壁材として、ブロック塀5を例に説明するが、これに限定されず、壁材として、例えば、コンクリート擁壁等でもよい。
本実施形態の収納ボックス1は、宅配物や郵便物等の配達された荷物を収納する荷受け箱であり、例えば、宅配ボックスや、郵便ポストなどを含むものである。収納ボックス1は、例えば、前入れ及び後取り出しの構造である。収納ボックス1は、表面に化粧材52が設けられたブロック塀5(壁材)を厚さ方向に貫通してブロック塀5に取り付けられる。なお、収納ボックス1は、前入れ及び前取り出しの構造としてもよい。
収納ボックス1は、図3に示すように、矩形箱状のポスト本体11と、前側に配置されポスト本体11に対して開閉可能に取り付けられた前側扉12と、後側に配置されポスト本体11に対して開閉可能に取り付けられた後側扉14と、を備える。前側扉12の上方には、前側上部閉鎖部13が形成される。後側扉14の上方には、後側上部閉鎖部15が形成される。
収納ボックス1には、図3~図5に示すように、外周面のうち、上面1a、一側面1b、下面1c及び他側面1dの周方向に沿って、取付枠2が取り付けられている。収納ボックス1は、取付枠2が取り付けられた状態で、表面に化粧材52が設けられたブロック塀5を厚さ方向に貫通してブロック塀5に配置される。
取付枠2は、収納ボックス1を、上面1a、一側面1b、下面1c及び他側面1dの周方向に囲むように、上枠21、下枠22及び一対の縦枠23が枠組みされて構成される。本実施形態においては、上枠21及び下枠22の端部は、いわゆる横勝ちの状態で一対の縦枠23の端面の上側に配置される。下枠22は、収納ボックス1の下面1cから離間した位置に配置され、収納ボックス1の下面1cと下枠22との間には、隙間Sが形成される。隙間Sには、隙間塞ぎ材3(後述)が配置される。
図3に示すように、上枠21、下枠22及び一対の縦枠23は、奥行方向の幅Hが、周方向の全域に亘って同じ幅で形成される。上枠21、下枠22及び一対の縦枠23の奥行方向の幅Hは、図6及び図7に示すように、ブロック塀5の前側の及び後側の両側の表面に化粧材52が設けられた状態において、ブロック塀5及び化粧材52(前側の化粧材、後側の化粧材)の両方の厚さを含めた厚さT以上である。本実施形態においては、図6及び図7に示すように、取付枠2の前側の端面は、前側の化粧材52の前側の面と同一平面上に配置されると共に、取付枠2の後側の端面は、後側の化粧材52の後側の面よりも後側に位置している。
なお、本実施形態においては、化粧材52がブロック塀5の前側の表面及び後側の表面の両方の表面に設けられているが、化粧材52が片側の表面(前側の表面又は後側の表面のいずれか一方の表面)にのみ設けられている場合には、ブロック塀5及び化粧材52の両方の厚さを含めた厚さは、ブロック塀5及び片側の化粧材52の厚さを含めた厚さである。
上枠21及び下枠22は、図4に示すように、収納ボックス1の上方及び下方に配置され、収納ボックス1の左右方向に延びて形成される。上枠21及び下枠22は、幅方向に切断した場合の断面形状が凹凸状に形成される。上枠21及び下枠22は、取付枠2の上側又は下側に配置され、上下対称の形状に形成される。上枠21及び下枠22は、図4~図6に示すように、幅方向(奥行方向)の両端部においてL字状に突出する一対の端部L字状突出部211,221と、収納ボックス1から離れる側に凸となる凸形状に形成される2つの端部側凸面部212,222と、収納ボックス1に近づく側に凹となる凹形状に形成される中間凹面部213,223と、を有する。一対の端部L字状突出部211,221、端部側凸面部212,222及び中間凹面部213,223は、上枠21及び下枠22の長手方向に亘って延びる。
端部L字状突出部211,221は、上枠21及び下枠22の幅方向(奥行方向)の両端部において、上枠21の端部又は下枠22の端部から収納ボックス1側に所定長さ立ち上がり且つ立ち上がった端部において幅方向(奥行方向)の内側に屈曲する平面片を有し、平面片は、収納ボックス1の上面1a又は下面1cに当接するように配置される。
中間凹面部213,223は、上枠21及び下枠22の幅方向(奥行方向)の途中において、収納ボックス1に近づく側に凹形状に形成され下面又は上面を有して形成される。取付枠2が取り付けられた収納ボックス1をブロック塀5に配置した場合に、上枠21の中間凹面部213の下面は、収納ボックス1の上面1aに当接して配置され、下枠22の中間凹面部223の上面は、収納ボックス1の下面1cから離間した状態で、収納ボックス1の下面1cに対向して配置される。
2つの端部側凸面部212,222は、上枠21又は下枠22の幅方向の両方の外側の端部側において、収納ボックス1から離れる側に凸形状に形成され上面又は下面を有して形成される。取付枠2が取り付けられた収納ボックス1をブロック塀5に配置した場合に、上枠21の2つの端部側凸面部212の上面は、ブロック塀5の開口部の上側の内面に当接して配置され、下枠22の2つの端部側凸面部222の下面は、ブロック塀5の開口部の下側の内面に当接して配置される。
上枠21及び下枠22それぞれの長手方向の両端部には、図4に示すように、上下方向に貫通する2つの枠固定用ネジ孔214,224が形成される。上枠21及び下枠22は、それぞれの長手方向の両端部の下方又は上方に縦枠23が配置され、枠固定用ネジ孔214,224において、ネジ21a,22aにより、縦枠23に固定される。
上枠21及び下枠22の裏面には、長手方向に延びると共に左右方向の両方の外側の側方に向けて開口する2つの小口キャップ固定用ネジ溝215,225が形成される。上枠21及び下枠22の長手方向の端面には、小口キャップ固定用ネジ溝215,225において、ネジ4aにより、2つの小口キャップ4が取り付けられる。小口キャップ4は、上下方向に幅を有して奥行方向に延びるキャップ本体41と、キャップ本体41の裏面から上枠21側又は下枠22側に突出するキャップ係止片42と、を有する。
下枠22には、電源ケーブル等を通すための配線孔226が形成される。
一対の縦枠23は、図4に示すように、収納ボックス1の外側の左右方向の一側面1b及び他側面1dに配置され、上下方向に延びて形成される。一対の縦枠23は、左右対称の形状に形成される。収納ボックス1は、一対の縦枠23のみに固定される。
一対の縦枠23は、図4、図5及び図7に示すように、それぞれ、表面が平面状に形成された平面部231を有し、平面部231の裏面には、平面部231の奥行方向の両端部において収納ボックス1側に突出する一対の端部L字状突出片232と、奥行方向の途中において収納ボックス1側に突出する途中L字状突出片233と、が形成される。端部L字状突出片232及び途中L字状突出片233は、縦枠23の長手方向に亘って延びる。
一対の端部L字状突出片232は、平面部231の幅方向(奥行方向)の両端部に配置され、それぞれ、平面部231の裏面から収納ボックス1側に所定長さ立ち上がり且つ立ち上がった端部において平面部231と平行になるように幅方向の内側に屈曲する平面片を有し、平面片は、収納ボックス1の一側面1b又は他側面1dに当接するように配置される。
途中L字状突出片233は、平面部231の奥行方向の途中に配置され、平面部231の裏面から収納ボックス1側に所定長さ立ち上がり片233aと、立ち上がり片233aの先端において屈曲して平面部231と平行になるように屈曲する先端平面片233bと、を有する。先端平面片233bは、収納ボックス1の一側面1b又は他側面1dに当接するように配置される。
途中L字状突出片233の先端平面片233bの長手方向の所定位置には、図4に示すように、縦枠側固定用ネジ孔233cが形成される。図8及び図9に示すように、縦枠側固定用ネジ孔233cは、縦枠23の固定位置を位置決めするために、収納ボックス1の側面を貫通して形成されたポスト側固定用ネジ孔16に対応する位置に形成される。縦枠23は、縦枠側固定用ネジ孔233c及びポスト側固定用ネジ孔16により位置決めされた状態で、ネジ16aにより、縦枠側固定用ネジ孔233cにおいて収納ボックス1に固定される。
一対の縦枠23の裏面には、図4に示すように、長手方向に延びると共に上下方向の両方の外側の側方に向けて開口する2つの枠固定用ネジ溝234が形成される。縦枠23のそれぞれの長手方向の端面は、枠固定用ネジ溝234において、ネジ21a,22aにより、上枠21及び下枠22に固定される。
以上の上枠21と縦枠23とを固定する場合には、図5に示すように、縦枠23の長手方向の端面の上方に上枠21の長手方向の端部を配置した状態で、ネジ21aを上方側から下方側に移動させて、上枠21と縦枠23とを固定する。また、上枠21の長手方向の端面に、ネジ4aにより、小口キャップ4を固定する。なお、下枠22と縦枠23とを固定する場合は、上枠21と縦枠23とを固定する場合と比べて上下の向きが異なるのみで同様の構成であるため、その説明を省略する。
収納ボックス1が取付枠2に取り付けられた状態においては、図1、図10及び図11に示すように、収納ボックス1の下面1cと取付枠2との間には、収納ボックス1の下方に隙間Sが形成される。隙間Sには、隙間塞ぎ材3が配置される。隙間塞ぎ材3は、断面視略T字状に形成され、収納ボックス1の左右方向に延びる。隙間塞ぎ材3は、上面板31と、縦面板32と、を有する。縦面板32は、隙間Sを塞ぐように、上面板31の下面から下方に延びる。縦面板32は、図6に示すように、上面板31の下面における奥行方向の前側の長さが後側の長さよりも短くなる位置から、下方に延びる。図11に示すように、上面板31は、後側の部分が、ネジ3aにより、収納ボックスの下面板17の下面1cに固定される。
次に、収納ボックス1をブロック塀に取り付ける手順(収納ボックスの取付構造の施工方法)について説明する。
まず、収納ボックス1に取付枠2を固定する。収納ボックス1に取付枠2を取り付ける場合には、縦枠23に上枠21及び下枠22を固定する。この場合には、図8に示すように、収納ボックス1の一側面1b及び他側面1dに取付枠2の縦枠23を配置して、収納ボックス1の内部側から、収納ボックス1の一側面1b及び他側面1dのポスト側固定用ネジ孔16と縦枠23の縦枠側固定用ネジ孔233cとを貫通させるようにネジ16aを移動させる。これにより、収納ボックス1の一側面1b及び他側面1dには、ネジ16aにより、縦枠23が固定される。縦枠側固定用ネジ孔233cとポスト側固定用ネジ孔16とにおいて上下方向の位置決めがされた状態で、収納ボックス1と縦枠23とは、ネジ16aにより固定される。
次に、図4に示すように、上枠21及び下枠22を、ネジ21aにより、縦枠23に固定する。その後、上枠21及び下枠22の端部に小口キャップ4を取り付けて、ネジ4aにより、小口キャップ4を上枠21及び下枠22に固定する。
続けて、図10及び図11に示すように、収納ボックス1の下面1cと取付枠2との間の隙間Sに、隙間塞ぎ材3を配置する。この場合に、収納ボックス1の下面板17の上方側から、ネジ3aを上方から下方に移動させて、ネジ3aにより、下面1cに隙間塞ぎ材3を固定する。
収納ボックス1に取付枠2を取り付けた状態において、収納ボックス1をブロック塀5に設置する。この場合には、化粧材52が設けられていない1段目のブロック51を設置した後に、1段目のブロック51の上に、取付枠2に取り付けられた収納ボックス1を配置する。ここで、取付枠2における奥行方向の幅Hの領域が、化粧材52及びブロック51の厚さTの領域に配置されるように、取付枠2に固定された収納ボックス1をブロック51に設置する。そして、取付枠2の外面とブロック51とをモルタル等で固定しながら、化粧材52が設けられていないブロック51を積み上げる。その後、複数のブロック51の前側の表面及び後側の表面に化粧材52を設ける。このようにして、収納ボックス1をブロック塀5に設置することができる。
従来、ブロック塀5の表面に化粧材52が設けられている場合において、取付枠2の奥行方向の幅Hが、ブロック塀5及び化粧材52の厚さを含めた厚さTよりも短い場合があった。取付枠の奥行方向の幅が短い場合には、収納ボックスが化粧材に接触して、収納ボックスの塗装(表面処理)が剥がれる可能性があった。これに対して、本発明は、化粧材52の厚さを考慮して、取付枠2の奥行方向の幅Hを、ブロック塀5及び化粧材52の両方の厚さを含めた厚さT以上とした。これにより、ブロック塀5と取付枠2とを固定するモルタルやブロック塀5の塗装などの化粧材52が、収納ボックス1に接触しないため、収納ボックス1を傷つけたりすることがなく、収納ボックス1の塗装を痛めることがない。また、取付枠2の奥行方向の幅Hが短い場合には、収納ボックス1とブロック塀5との間にシーリングなどを施す必要があったが、取付枠2の奥行方向の幅Hを、ブロック塀5及び化粧材52の両方の厚さを含めた厚さT以上としたため、収納ボックス1とブロック塀5との間にシーリングなどを施す必要がない。
よって、収納ボックス1の設置時に、モルタルやブロック塀5の塗装などの化粧材52が収納ボックス1に接触することがなく、ブロック塀5と収納ボックス1との間にシーリングなどを施す必要がないため、収納ボックス1の設置やメンテナンスがし易い。
次に、ブロック塀5に設置した収納ボックス1において、収納ボックス1と取付枠2との間に形成された隙間Sを利用することで収納ボックス1のメンテナンスを行う手順について説明する。
本実施形態においては、図12に示すように、例えば、収納ボックス1の内部の上部には、電子部品100が配置されている。電子部品100のメンテナンスを行う場合に、収納ボックス1の前側扉12や後側扉14を開けてメンテナンスを行うことが困難な場合がある。このような場合に、前側扉12を開けた状態で、図11に示すように、収納ボックス1の内部においてネジ3aを緩めることにより収納ボックス1の下面1cから隙間塞ぎ材3を取り外す。
その後、図8に示すように、収納ボックス1の内部において縦枠23を固定するネジ16aを取り外すことで、図12に示すように、収納ボックス1を取付枠2から外して、収納ボックス1の下方の形成された隙間Sの分だけ、下方側に移動させることができる。これにより、収納ボックス1の上面1aと取付枠2の上枠21との間には、空間が形成される。そして、収納ボックス1の上面1aと取付枠2の上枠21との間に形成される空間を利用して、収納ボックス1の上面蓋18を取り外すことができる。収納ボックス1の上面蓋18を取り外した後に、途中蓋19を取り外すことで、電子部品100の交換や修理等のメンテナンスを容易に行うことができる。
また、ブロック塀5に設置した収納ボックス1をブロック塀5から取り外すことで収納ボックス1のメンテナンスを行う手順について説明する。
収納ボックス1をブロック塀5に設置した後、収納ボックス1をブロック塀5から取り外す場合には、図11に示すように、収納ボックス1の下面1cから隙間塞ぎ材3を外した後に、図8に示すように、収納ボックス1の内部において縦枠23を固定するネジ16aを取り外すことで、収納ボックス1を取付枠2から取り外すことができる。この状態で、収納ボックス1を前側又は後側に移動させることで、収納ボックス1をブロック塀5から取り外すことができる。
ここで、収納ボックス1の一側面1b及び他側面1dは、縦枠23の裏面の全面が当接するのではなく、縦枠23の一対の端部L字状突出片232及び途中L字状突出片233が当接する。また、収納ボックス1の下面1cには、下枠22の裏面の全面が当接するのではなく、下枠22の一対の端部L字状突出部221及び中間凹面部223が当接する。これにより、収納ボックス1の表面は、取付枠2の裏面の一部が凸形状に形成されているため、取付枠2の裏面の全面ではなく一部分に当接する。よって、収納ボックス1と取付枠2との間の摩擦抵抗を低減できるため、収納ボックス1を取付枠2から容易に取り外すことができる。従って、収納ボックス1の交換や修理等のメンテナンスを容易に行うことができる。
以上説明した本実施形態の収納ボックス1の取付構造によれば、以下のような効果を奏する。
本実施形態においては、収納ボックス1の取付構造は、収納ボックス1と、収納ボックス1の外周面のうち、上面1a、一側面1b、下面1c及び他側面1dに沿って取り付けられる取付枠2と、を備え、収納ボックス1は、取付枠2が取り付けられた状態で、表面に化粧材52が設けられたブロック塀5を厚さ方向に貫通してブロック塀5に配置され、取付枠2の奥行方向の幅Hは、化粧材52及びブロック塀5の両方の厚さを含めた厚さT以上である。そのため、収納ボックス1の設置時に、モルタルやブロック塀5の塗装などの化粧材52が収納ボックス1に接触することがなく、ブロック塀5と収納ボックス1との間にシーリングなどを施す必要がないため、収納ボックス1の設置やメンテナンスがし易い。
また、本実施形態においては、取付枠2は、上枠21、下枠22及び一対の縦枠23により構成され、収納ボックス1は、一対の縦枠23のみに固定される。
そのため、収納ボックス1をブロック塀5に設置する際に、収納ボックス1を縦枠23のみに固定した状態で、収納ボックス1に取付枠2を容易に取り付けることで、収納ボックス1をブロック塀5に容易に設置できる。
また、収納ボックス1をブロック塀5に設置した後に、収納ボックス1を縦枠23から取り外すことで、ブロック塀5に固定された取付枠2から収納ボックス1を容易に取り外すことができる。
よって、収納ボックス1の設置やメンテナンスがし易い。
また、本実施形態においては、収納ボックス1とブロック塀5との間には、収納ボックス1の下方に隙間Sが形成される。これにより、収納ボックス1とブロック塀5との間の隙間Sを利用して収納ボックス1をブロック塀5から取り外さない状態で、収納ボックス1のメンテナンスを行うことができる。よって、収納ボックス1の設置やメンテナンスがし易い。
また、隙間Sには、隙間Sを塞ぐ隙間塞ぎ材3が配置される。これにより、隙間Sに隙間塞ぎ材3を配置することで、隙間Sを外部から視認しにくくすることができる。よって、意匠性を向上できる。
また、本実施形態の収納ボックス1の取付構造の施工方法は、収納ボックス1に取付枠2を固定する工程と、取付枠2における奥行方向の幅Hの領域が、化粧材52及びブロック塀5の厚さTの領域に配置されるように、取付枠2に固定された収納ボックス1をブロック塀5に設置する工程と、を含む。これにより、収納ボックス1の設置時に、モルタルやブロック塀5の塗装などの化粧材52が収納ボックス1に接触することがなく、ブロック塀5と収納ボックス1との間にシーリングなどを施す必要がないため、収納ボックス1の設置やメンテナンスがし易い。
以上、本発明の収納ボックス1の好ましい一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
1 収納ボックス
1a 上面
1b 一側面
1c 下面
1d 他側面
2 取付枠
3 隙間塞ぎ材
5 ブロック塀(壁材)
21 上枠
22 下枠
23 縦枠
52 化粧材(表面材)
H 幅
S 隙間
T 厚さ

Claims (3)

  1. 収納ボックスと、
    前記収納ボックスの外周面のうち、上面、一側面、下面及び他側面に沿って取り付けられる取付枠と、を備える収納ボックスの取付構造であって、
    前記収納ボックスは、前記取付枠が取り付けられた状態で、表面に表面材が設けられた壁材を厚さ方向に貫通して前記壁材に配置され、
    前記取付枠の奥行方向の幅は、前記表面材及び前記壁材の両方の厚さを含めた厚さ以上であり、
    前記収納ボックスと前記取付枠との間には、前記収納ボックスの下方に隙間が形成され、
    前記隙間には、前記隙間を塞ぐ隙間塞ぎ材が着脱可能に配置され、
    前記隙間は、前記隙間塞ぎ材を取り外した場合に、前記収納ボックスを下方に移動させることが可能な隙間である、収納ボックスの取付構造。
  2. 前記取付枠は、上枠、下枠及び一対の縦枠により構成され、
    前記収納ボックスは、前記一対の縦枠のみに固定される、請求項1に記載の収納ボックスの取付構造。
  3. 請求項1又は2に記載の収納ボックスの取付構造の施工方法であって、
    前記収納ボックスに前記取付枠を固定する工程と、
    前記取付枠における奥行方向の幅の領域が、前記表面材及び前記壁材の厚さの領域に配置されるように、前記取付枠に固定された前記収納ボックスを前記壁材に設置する工程と、を含む、収納ボックスの取付構造の施工方法。
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