JP7342814B2 - 産業車両の衝撃抑制装置 - Google Patents
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産業車両の衝撃抑制装置について、前記ボトム室の前記作動油圧を計測するリフトシリンダ用圧力センサを備え、前記制御装置は前記リフトシリンダ用圧力センサによって計測される前記作動油圧を取得し、前記収束時点は、前記リフトシリンダ用圧力センサから取得した前記作動油圧が閾値未満になった時点であってもよい。
産業車両の衝撃抑制装置について、前記積載部の加速度を検出する加速度センサを備え、前記制御装置は前記加速度センサによって計測される加速度を取得し、前記収束時点は、前記加速度センサから取得した前記加速度が閾値未満になった時点であってもよい。
産業車両の衝撃抑制装置について、前記積載部を上昇させる場合、前記制御装置は、前記中立位置からの前記操作部材の操作開始時点よりも後であり、かつ操作停止時点よりも前に設定される準備完了時点に前記切換弁を前記閉位置に切り換え、前記準備完了時点は、前記操作開始時点の後に、前記ボトム室の作動油圧と前記アキュムレータ油圧室の作動油圧とが均衡する時点であってもよい。
図1に示すように、産業車両としてのバッテリ式のフォークリフト11の車体12にはその前部にマスト13が立設されている。マスト13は車体12に対して前後に傾動可能に支持された左右一対のアウタマスト13aと、これらアウタマスト13aにスライドして昇降するインナマスト13bとから構成されている。各アウタマスト13aの後部にはリフトシリンダ14が配設され、リフトシリンダ14のピストンロッド14aの先端はインナマスト13bの上部に連結されている。インナマスト13bの内側には、リフトブラケット15が取り付けられている。リフトブラケット15は、フォーク15aを備える。
コントロールバルブ22が第3位置22cに切り換えられると、1つのポートでは、油圧ポンプ23を迂回してボトム室14bと油タンク24が連通する。コントロールバルブ22が第3位置22cに切り換えられると、ボトム室14bから油タンク24への作動油55の排出が可能になる。もう1つのポートにおいては、ボトム室14bと油タンク24とが遮断されている。
衝撃抑制装置は、アキュムレータ26と、切換弁51と、切換弁51を制御する制御装置60と、を備える。さらに、衝撃抑制装置は、給排油路21から分岐してアキュムレータ26に接続される接続油路25を備える。
まず、フォーク15aによって積載物Wをすくう動作を説明する。リフトブラケット15が下降し、フォーク15aが積載物Wの下側に潜り込める位置にある状態において、ボトム室14b及びアキュムレータ油圧室28は容積最小である。
図5及び図6(a)に示すように、制御装置60は、リフト操作レバー17の上昇操作停止を検出すると、その上昇操作停止時点Ut2に、コントロールバルブ22を第1位置22aから第2位置22bに切り換え、コントロールバルブ22を閉弁状態とする。すると、油圧ポンプ23からボトム室14bへの作動油55の圧送が停止され、リフトブラケット15の昇降が停止される。
図7及び図8(a)に示すように、リフト操作レバー17が中立位置にあり、フォーク15aが上昇位置に保持されている状態では、ボトム室14bとアキュムレータ油圧室28の作動油圧は均衡し、均衡油圧に保持されている。また、コントロールバルブ22は、第2位置22bに位置し、閉弁状態とされている。また、切換弁51は開位置K1に位置する。
図8(a)及び図9に示すように、制御装置60は、リフト操作レバー17の下降操作開始を検出すると、その下降操作開始時点Dt0に、コントロールバルブ22を第3位置22cに切り換え、開弁状態とするとともに、切換弁51を閉位置K2に切り換える。すると、ボトム室14bから給排油路21に作動油が排出される。ボトム室14bから排出された作動油は油タンク24に排出される。
図8(a)及び図10に示すように、制御装置60は、リフト操作レバー17の下降操作停止を検出すると、その下降操作停止時点Dt1に、コントロールバルブ22を第3位置22cから第2位置22bに切り換え、コントロールバルブ22を閉弁状態とする。すると、ボトム室14bから油タンク24への作動油55の排出が停止され、リフトブラケット15の下降が停止される。
図7に示すように、リフトブラケット15が上昇位置に保持された状態でフォークリフト11が走行するとき、コントロールバルブ22は第2位置22bにある。また、切換弁51は開位置K1にある。
(1)フォーク15aの昇降を急停止させた際、制御装置60は、操作停止時点から待機時間UT2,DTが経過するまで切換弁51を閉位置K2に位置させる。閉位置K2にある切換弁51によってボトム室14bとアキュムレータ油圧室28との間が遮断され、作動油55の往来が阻止される。作動油圧の振幅が収束した収束時点Ut3,Dt2に、制御装置60は切換弁51を開位置K1に切り換える。このため、フォーク15aの昇降を急停止させた際に、ボトム室14bとアキュムレータ油圧室28との間での作動油55の往来を原因としたフォーク15aの浮き沈みの増大が抑制される。
○ 切換弁51はノーマルクローズタイプでもよい。この場合、制御装置60から切換弁51に出力される制御信号は、ノーマルオープンタイプの場合と逆になる。
これによれば、リフトシリンダ用圧力センサ31により、ボトム室14bの作動油圧を実測できるため、作動油圧の振幅が収束したか否かを的確に判定できる。
○ 積載部は、フォーク15a以外でもよく、例えば建設機械のショベルであってもよい。
○ 産業車両は、エンジン式のフォークリフトであってもよい。
Claims (5)
- 積載物を積載する積載部を備える車体と、
ボトム室を有し、当該ボトム室に導入された作動油圧に応じて前記積載部を昇降するリフトシリンダと、
前記ボトム室に対して給排油路を介して接続された油タンクと、
作動油が導入されることに応じて容積が変化するアキュムレータ油圧室を備えるアキュムレータと、
前記給排油路から分岐して前記アキュムレータ油圧室に接続される接続油路と、
前記接続油路を開いて前記ボトム室と前記アキュムレータ油圧室を連通させる開位置と、前記接続油路を遮断して前記ボトム室と前記アキュムレータ油圧室を非連通とする閉位置とを取り得る切換弁と、
前記切換弁の切り換えを制御する制御装置と、
前記制御装置と信号接続され、前記リフトシリンダを操作するための操作部材と、を備え、
前記制御装置は、前記操作部材の中立位置では前記切換弁を前記開位置に切り換えており、
前記制御装置は、前記中立位置にある前記操作部材の操作開始から当該操作が行われている間に前記切換弁を前記閉位置に切り換えるとともに、
前記制御装置は、前記操作部材の操作停止の後の時点であって、前記積載部の昇降停止に伴って生じる前記ボトム室の前記作動油圧の変動が収束する収束時点に前記切換弁を前記開位置に切り換えることを特徴とする産業車両の衝撃抑制装置。 - 前記収束時点は、前記操作部材の操作停止時点から、前記積載部の昇降停止に伴って生じる前記作動油圧の振幅が収束するまでに要する待機時間が経過した時点である請求項1に記載の産業車両の衝撃抑制装置。
- 前記ボトム室の前記作動油圧を計測するリフトシリンダ用圧力センサを備え、前記制御装置は前記リフトシリンダ用圧力センサによって計測される前記作動油圧を取得し、前記収束時点は、前記リフトシリンダ用圧力センサから取得した前記作動油圧が閾値未満になった時点である請求項1に記載の産業車両の衝撃抑制装置。
- 前記積載部の加速度を検出する加速度センサを備え、前記制御装置は前記加速度センサによって計測される加速度を取得し、前記収束時点は、前記加速度センサから取得した前記加速度が閾値未満になった時点である請求項1に記載の産業車両の衝撃抑制装置。
- 前記積載部を上昇させる場合、前記制御装置は、前記中立位置からの前記操作部材の操作開始時点よりも後であり、かつ操作停止時点よりも前に設定される準備完了時点に前記切換弁を前記閉位置に切り換え、
前記準備完了時点は、前記操作開始時点の後に、前記ボトム室の作動油圧と前記アキュムレータ油圧室の作動油圧とが均衡する時点である請求項1~請求項4のうちいずれか一項に記載の産業車両の衝撃抑制装置。
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