JP7342741B2 - 試料注入装置、および、液体クロマトグラフ - Google Patents

試料注入装置、および、液体クロマトグラフ Download PDF

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Description

この発明は、試料注入装置、および、液体クロマトグラフに関する。
液体クロマトグラフは、分析対象の試料を移動相とともにカラムに導入し、試料に含まれる成分を分離するクロマトグラフ分析に用いる分析装置であって、移動相に液体を用いるものである。従来から、液体クロマトグラフにおいて、オートサンプラ(以下「試料注入装置」ともいう)が用いられている(たとえば、特許文献1参照)。オートサンプラは、液体クロマトグラフの分析流路の移動相に液体の試料を注入する装置である。
特開2018-169350号公報
しかし、特許文献1の液体クロマトグラフでは、オートサンプラを或る測定ブロックで使用しているときに、オートサンプラの洗浄をすることなどは考慮されていないため、オートサンプラの効率的に使用できないといった問題があった。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、試料注入装置を効率的に使用することが可能な試料注入装置、および、液体クロマトグラフを提供することである。
この発明の第1の態様は、液体クロマトグラフにおいて高圧ポンプからカラムまでの分析流路を流れる移動相に試料を注入する試料注入装置であって、分析流路は、高圧ポンプの側の上流分析流路と、カラムの側の下流分析流路とで構成され、試料注入装置は、下流端にニードルを含み、ニードルを通って試料容器から吸入された試料を保持するための保持流路と、上流端に注入ポートを含み、ニードルから注入ポートに注入された試料を分析流路に注入するための注入流路と、上流端に計量ポンプおよび洗浄ポンプが接続される低圧流路と、上流分析流路と下流分析流路とを接続するとともに低圧流路の下流端と保持流路の上流端とを接続する第1状態と、上流分析流路と保持流路の上流端とを接続するとともに注入流路の下流端と下流分析流路とを接続する第2状態とを切替え可能な状態切替バルブとを備える、試料注入装置に関する。
この発明の第2の態様は、上述した試料注入装置を含む、液体クロマトグラフに関する。
この発明によれば、試料注入装置によって下流分析流路に注入された試料がカラムに送られているときに、低圧流路を経て保持流路および注入流路に洗浄液を流すことができる。その結果、試料注入装置を効率的に使用することが可能な試料注入装置、および、液体クロマトグラフを提供することができる。
この実施の形態に従う液体クロマトグラフの概略構成図である。 この実施の形態に係るオートサンプラの概略構成図である。 この実施の形態におけるオートサンプラ制御処理の流れを示すフローチャートである。 この実施の形態におけるオートサンプラの流路の制御の流れの例を示す第1の図である。 この実施の形態におけるオートサンプラの流路の制御の流れの例を示す第2の図である。 この実施の形態におけるオートサンプラの流路の制御の流れの例を示す第3の図である。 この実施の形態におけるオートサンプラの流路の制御の流れの例を示す第4の図である。 この実施の形態におけるオートサンプラの流路の制御の流れの例を示す第5の図である。 この実施の形態におけるオートサンプラの流路の制御の流れの例を示す第6の図である。 この実施の形態におけるオートサンプラの流路の制御の流れの例を示す第7の図である。 この実施の形態におけるオートサンプラの流路の制御の流れの例を示す第8の図である。
以下、この開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
図1は、この実施の形態に従う液体クロマトグラフ10の概略構成図である。図1を参照して、液体クロマトグラフ10は、分析対象の試料を移動相とともにカラム230A~230Fに導入し、試料に含まれる成分を分離するクロマトグラフ分析に用いる分析装置であって、移動相に液体を用いるものである。この実施の形態の液体クロマトグラフ10は、所定数(この実施の形態では、6つ)の分析流路290A~290Fを備える。
分析流路290A~290Fは、それぞれ、上流分析流路291A~291Fと、下流分析流路292A~292Fとで構成される。上流分析流路291A~291Fと下流分析流路292A~292Fとの間には、それぞれ、オートサンプラ100の高圧バルブ180A~180Fが備えられる。オートサンプラ100は、液体クロマトグラフ10の分析流路290A~290Fの移動相に液体の試料を注入する装置である。
上流分析流路291A~291Fには、それぞれ、移動相容器210A~210F、および、高圧ポンプ220A~220Fが含まれる。移動相容器210A~210Fおよび高圧ポンプ220A~220Fは、それぞれ、流路293A~293Fにより接続される。高圧ポンプ220A~220Fおよび高圧バルブ180A~180Fは、それぞれ、流路294A~294Fにより接続される。
移動相容器210A~210Fには、それぞれ、分析流路290A~290Fに流される移動相としての溶離液211A~211Fが充填される。溶離液211A~211Fは、液体クロマトグラフ分析の移動相として使用可能な液体であればよく、それぞれ同じ液体であっても異なる液体であってもよい。
高圧ポンプ220A~220Fは、それぞれ、移動相容器210A~210Fから溶離液211A~211Fを吸い上げて、吸い上げた溶離液211A~211Fを分析流路290A~290Fの末端まで送る。
下流分析流路292A~292Fには、それぞれ、カラム230A~230F、および、検出器240A~240Fが含まれる。高圧バルブ180A~180Fおよびカラム230A~230Fは、それぞれ、流路295A~295Fにより接続される。カラム230A~230Fおよび検出器240A~240Fは、それぞれ、流路296A~296Fにより接続される。
カラム230A~230Fには、それぞれ、オートサンプラ100で分析流路290A~290Fの溶離液211A~211Fに注入された試料の成分を分離するための固定相が充填される。カラム230A~230Fに充填される固定相は、液体クロマトグラフ分析の固定相として使用可能なものであればよく、それぞれ同じものであってもよいし異なるものであってもよい。
検出器240A~240Fは、それぞれ、溶離液211A~211Fに含まれカラム230A~230Fで分離された試料を分析する装置であり、たとえば、質量分析計、吸光度検出器、PDA検出器、蛍光検出器、示差屈折率検出器、電気伝導度検出器、蒸発光散乱検出器、電気化学検出器、赤外分光光度計、旋光度検出器、円二色性検出器、水素炎イオン化検出器、放射線検出器、誘電率検出器、化学発光検出器、原子吸光分光分析装置、誘導結合プラズマ発光分光分析装置、高周波プラズマ質量分析計、熱検出器、光錯乱検出器、粘度検出器、イオン電極、超音波検出器、または、核磁気共鳴装置である。
図2は、この実施の形態に係るオートサンプラ100の概略構成図である。オートサンプラ100は、主な構成として、制御部110と、記憶部120と、計量ポンプ130と、洗浄ポンプ140と、第1切替バルブ150と、第2切替バルブ160と、低圧バルブ170と、高圧バルブ180A~180Fと、ニードル移動機構190とを含む。計量ポンプ130、洗浄ポンプ140、第1切替バルブ150、第2切替バルブ160、低圧バルブ170、および、高圧バルブ180A~180Fは、前述の図1および後述の図4以降で示すように、流路で接続される。
制御部110は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)を含み、上述のオートサンプラ100の各部(計量ポンプ130,洗浄ポンプ140,第1切替バルブ150,第2切替バルブ160,低圧バルブ170,高圧バルブ180A~180F,ニードル移動機構190)を制御する。記憶部120は、制御部110のCPUで実行される制御プログラムおよびその制御プログラムにより入出力されるデータを記憶する。
なお、図2では示していないが、オートサンプラ100は、ユーザによってオートサンプラ100への指示が入力される入力部、オートサンプラ100からの情報が出力される出力部、および、オートサンプラ100が他の装置と通信するための通信部などを備えるようにしてもよい。
また、オートサンプラ100が制御部110および記憶部120を備えないようにして、液体クロマトグラフ10の制御部および記憶部が、それぞれ、オートサンプラ100の制御部110および記憶部120として機能するようにしてもよい。
計量ポンプ130は、指示された分量の試料を吸引するために用いられ、たとえば、吸引する機構としてシリンジが用いられるポンプである。洗浄ポンプ140は、流路を洗浄するための洗浄液を各流路に送るために用いられる。この実施の形態においては、洗浄液は、移動相としての溶離液と同じ液体である。第1切替バルブ150および第2切替バルブ160は、多方切替バルブで構成され、オートサンプラ100で試料が注入される所定数の分析流路290A~290Fを切替えるために用いられる。計量ポンプ130、洗浄ポンプ140、第1切替バルブ150、第2切替バルブ160、低圧バルブ170、高圧バルブ180A~180F、および、ニードル移動機構190の機能については、後述の図3以降で説明する。
なお、図2においては、制御部110および制御対象の機器(計量ポンプ130,洗浄ポンプ140,第1切替バルブ150,第2切替バルブ160,低圧バルブ170,高圧バルブ180A~180F,ニードル移動機構190)が、便宜的に、直接、接続されているように記載されているが、実際には、直接、接続されている訳ではなく、たとえば、リレーを介して接続されるようにしてもよいし、シーケンサを介して接続されるようにしてもよい。
図3は、この実施の形態におけるオートサンプラ制御処理の流れを示すフローチャートである。このオートサンプラ制御処理は、制御部110によって、上位の処理から定期的(たとえば、所定周期ごと)に呼出されて実行される。
図3を参照して、制御部110は、ユーザまたは外部の装置(たとえば、液体クロマトグラフ10)から試料を注入する指示があったか否かを判断する(ステップS101)。注入指示があった(ステップS101でYES)と判断した場合、制御部110は、試料を注入する準備が完了している流路があるか否かを判断する(ステップS102)。
準備が完了している流路がある(ステップS102でYES)と判断した場合、制御部110は、準備が完了している流路に切替えるように、第1切替バルブ150および第2切替バルブ160を制御する(ステップS103)。
図4は、この実施の形態におけるオートサンプラ100の流路の制御の流れの例を示す第1の図である。図4を参照して、この図は、第1切替バルブ150および第2切替バルブ160が、それぞれ、第1のポート151,161に接続された流路に切替えられた後の状態を示す。このように、第1切替バルブ150および第2切替バルブ160によって切替えられる部分を切替部102A~102Fという。この実施の形態においては、オートサンプラ100は、切替部102A~102Fを上述の所定数、備える。所定数の切替部102A~102Fからなる部分を切替装置101という。
まず、オートサンプラ100の流路について説明する。保持流路は、ニードル191を通って試料容器302A~302Cのいずれかから吸入された試料を保持するための流路である。ニードル191は、試料を吸入するために試料容器302A~302Cに挿入される注射針状の部品であり、試料を注入するために後述の注入ポート198A~198Fに挿入される。試料容器302A~302Cは、試料301A~301Cが入れられて、試料台300に置かれる。
保持流路は、下流保持流路193と上流保持流路194A~194Fとの組合せである。下流保持流路193は、下流端にニードル191を含み、上流端が第1切替バルブ150の中心のポート157に接続される。上流保持流路194A~194Fは、それぞれ、上流端が第1切替バルブ150の第1のポート151から第6のポート156に接続され、下流端が高圧バルブ180A~180Fそれぞれの第5のポート185A~185Fに接続される。
下流保持流路193の途中には、下流保持流路193の先端のニードル191を伸縮により自由に移動させることを可能とするとともに試料を保持する容量を確保するためのサンプルループ192が設けられる。ニードル移動機構190は、ニードル191に接続され、制御部110によって制御されることで、直交する3軸の方向のそれぞれにニードル191を移動させることが可能なように構成される。
注入流路199A~199Fは、それぞれ、上流端に注入ポート198A~198Fを含み、ニードル191から注入ポート198A~198Fに注入された試料を、図1で示した分析流路290A~290Fの流路295A~295F以降の下流に注入するための流路である。注入ポート198A~198Fは、ニードル191が挿入され、注入された試料を受ける部品である。
分析流路290A~290Fの流路295A~295Fの上流端は、それぞれ、高圧バルブ180A~180Fの第3のポート183A~183Fに接続され、下流端は、それぞれ、カラム230A~230Fに接続される。分析流路290A~290Fの流路294A~294Fの下流端は、それぞれ、高圧バルブ180A~180Fの第4のポート184A~184Fに接続され、上流端は、それぞれ、高圧ポンプ220A~220Fに接続される。
低圧流路は、上流端に計量ポンプ130および洗浄ポンプ140が接続される流路である。低圧流路は、上流低圧流路196と下流低圧流路195A~195Fとの組合せである。上流低圧流路196は、上流端に計量ポンプ130および洗浄ポンプ140が接続され、下流端が第2切替バルブ160の中心のポート167に接続される。下流低圧流路195A~195Fは、それぞれ、上流端が第2切替バルブ160の第1のポート161から第6のポート166に接続され、下流端が高圧バルブ180A~180Fそれぞれの第6のポート186A~186Fに接続される。
低圧バルブ170は、上流低圧流路196の上流端に接続されるポンプを計量ポンプ130または洗浄ポンプ140に切替える。上流低圧流路196の下流側の上流端は、低圧バルブ170の中心のポート175に接続され、下流端は、第2切替バルブ160の中心のポート167に接続される。上流低圧流路196の上流側のうち上流端が計量ポンプ130に接続される上流低圧流路196Aの下流端は、低圧バルブ170の第1のポート171に接続される。上流低圧流路196の上流側のうち上流端が洗浄ポンプ140に接続される上流低圧流路196Bの下流端は、低圧バルブ170の第3のポート173に接続される。洗浄ポンプ140と低圧バルブ170の第3のポート173との間の流路には、この流路を開閉するための開閉バルブ141が設けられる。
計量ポンプ130が、制御部110によって、試料を吸引するように制御されると、計量ポンプ130による試料を吸引するための圧力が、上流低圧流路196、下流低圧流路195A~195F、上流保持流路194A~194F、および、下流保持流路193を介してニードル191に伝達される。これにより、ニードル191から下流保持流路193に試料が吸引される。
洗浄ポンプ140が、制御部110によって、洗浄液容器143の洗浄液144を吸引するように制御されると、洗浄液144が、洗浄ポンプ140の発生する圧力で洗浄液容器143からDGU(Degassing Unit)142を介して吸引され、開閉バルブ141、上流低圧流路196B,196、下流低圧流路195A~195F、および、上流保持流路194A~194Fを介して、下流保持流路193、ニードル191および注入流路199A~199Fに送られる。DGU142は、洗浄液144に含まれる気泡を除去する。
この実施の形態のオートサンプラ100の切替装置101の第1の切替部102Aは、上流保持流路194A、注入流路199A、高圧バルブ180Aおよび下流低圧流路195Aの組合せであり、同様に、第2の切替部102Bから第6の切替部102Fは、それぞれ、上流保持流路194B~194F、注入流路199B~199F、高圧バルブ180B~180Fおよび下流低圧流路195B~195Fの組合せである。
高圧バルブ180A~180Fは、制御部110によって制御され、それぞれ、第1状態または第2状態に切替えられる。第1状態は、それぞれ、接続部187A~187Fが第1のポート181A~181Fと第2のポート182A~182Fとを接続し、接続部188A~188Fが第3のポート183A~183Fと第4のポート184A~184Fとを接続し、接続部189A~189Fが第5のポート185A~185Fと第6のポート186A~186Fとを接続する状態である。つまり、第1状態は、高圧バルブ180A~180Fが、それぞれ、第4のポート184A~184Fに接続された上流分析流路291A~291Fの流路294A~294Fの下流端と、第3のポート183A~183Fに接続された下流分析流路292A~292Fの流路295A~295Fの上流端とを接続するとともに、第6のポート186A~186Fに接続された低圧流路の下流低圧流路195A~195Fの下流端と、第5のポート185A~185Fに接続された保持流路の上流保持流路194A~194Fの上流端とを接続する状態である。
第2状態は、第1状態から接続部187A~187F,188A~188F,189A~189Fが反時計回りに回転した状態、すなわち、それぞれ、接続部187A~187Fが第2のポート182A~182Fと第3のポート183A~183Fとを接続し、接続部188A~188Fが第4のポート184A~184Fと第5のポート185A~185Fとを接続し、接続部189A~189Fが第6のポート186A~186Fと第1のポート181A~181Fとを接続する状態である。つまり、第2状態は、高圧バルブ180A~180Fが、それぞれ、第4のポート184A~184Fに接続された上流分析流路291A~291Fの流路294A~294Fの下流端と、第5のポート185A~185Fに接続された保持流路の上流保持流路194A~194Fの上流端とを接続するとともに、第2のポート182A~182Fに接続された注入流路199A~199Fの下流端と、第3のポート183A~183Fに接続された下流分析流路292A~292Fの流路295A~295Fの上流端とを接続する状態である。
図3に戻って、ステップS103においては、ここでは、図4で示すように、第1切替バルブ150および第2切替バルブ160が第1のポート151,161に切替えられることで、オートサンプラ100の切替装置101の切替部102A~102Fのうち最も左側の第1の切替部102Aの流路に切替えられる。第1の切替部102Aの高圧バルブ180Aは、第1状態に切替えられている。次に、制御部110は、プリトリートメントを開始する(ステップS104)。
図5は、この実施の形態におけるオートサンプラ100の流路の制御の流れの例を示す第2の図である。図5を参照して、プリトリートメントにおいては、制御部110は、ニードル191が注入ポート198Aに挿入された状態、かつ、注入流路199A、下流保持流路193、上流保持流路194A、下流低圧流路195Aおよび上流低圧流路196,196Aが移動相と同じ洗浄液で満たされている状態でない場合、そのような状態となるように、低圧バルブ170の中心のポート175との接続部176を第3のポート173に切替え、洗浄ポンプ140を制御して、洗浄液をこれらの流路に送るよう制御する。
また、プリトリートメントが終了するときには、高圧ポンプ220Aによって移動相である溶離液211Aがカラム230Aに流されており、カラム230Aにおいて移動相が平衡化された状態となるようにしておく。なお、この実施の形態においては、高圧ポンプ220Aは、液体クロマトグラフ10の制御部によって制御されるようにするが、オートサンプラ100の制御部110が制御されるようにしてもよい。
試料を注入指示があったタイミングでない(ステップS101でNO)と判断した場合、試料を注入する準備が完了している流路がない(ステップS102でNO)と判断した場合、または、ステップS104の後、制御部110は、プリトリートメントが終了したか否かを判断する(ステップS105)。プリトリートメントが終了した(ステップS105でYES)と判断した場合、制御部110は、サンプル吸入制御を開始する(ステップS106)。
図6は、この実施の形態におけるオートサンプラ100の流路の制御の流れの例を示す第3の図である。図6を参照して、サンプル吸入制御においては、まず、ニードル移動機構190が、制御部110によって制御されて、ニードル191を注入ポート198Aから移動させて、試料容器302A~302Cのうち指定されたものに挿入する。次に、制御部110によって制御されて、低圧バルブ170の中心のポート175との接続部176が、計量ポンプ130が接続されている第1のポート171に切替えられる。
次に、制御部110によって、計量ポンプ130が制御されて、指定された量の試料を吸引するための動作が実行されることで、吸引する圧力が上流低圧流路196A,196、下流低圧流路195A、上流保持流路194A、および、下流保持流路193を介してニードル191に伝達される。これにより、指定された試料容器302Aの指定された量の試料301Aがニードル191から下流保持流路193に吸引される。
なお、図6においては、計量ポンプ130の内部にハッチングが施されているが、このハッチングは、これは試料301Aが、吸引の結果、計量ポンプ130に到達していることを示しているのではなく、単に圧力が掛けられていることを示している。実際には、試料301Aは、サンプルループ192の辺りまで吸引される。
図3に戻って、プリトリートメントが終了したタイミングでない(ステップS105でNO)と判断した場合、または、ステップS106の後、制御部110は、サンプル吸引制御が終了したか否かを判断する(ステップS107)。終了した(ステップS107でYES)と判断した場合、制御部110は、サンプル注入制御を開始する(ステップS108)。
図7は、この実施の形態におけるオートサンプラ100の流路の制御の流れの例を示す第4の図である。図7を参照して、サンプル注入制御においては、まず、制御部110によって制御されて、低圧バルブ170の中心のポート175との接続部176が第3のポート173に切替えられる。
図8は、この実施の形態におけるオートサンプラ100の流路の制御の流れの例を示す第5の図である。図8を参照して、サンプル注入制御においては、次に、制御部110によって制御されて、高圧バルブ180Aが第2状態に切替えられる。これにより、上流分析流路291Aの流路294Aが、それぞれ、上流保持流路194Aに接続されるとともに、注入流路199Aが下流分析流路292Aの流路295Aに接続される。
このため、下流保持流路193に吸入された試料が、それぞれ、高圧ポンプ220Aの圧力によって、ニードル191、注入ポート198A、注入流路199Aを介して、下流分析流路292Aの流路295Aを通ってカラム230Aに送られる。その結果、試料が、カラム230Aで分離され、検出器240Fでの分析が開始される。
図3に戻って、サンプル吸入制御が終了するタイミングでない(ステップS107でNO)と判断した場合、または、ステップS108の後、制御部110は、サンプル注入制御が終了したか否かを判断する(ステップS111)。終了した(ステップS111でYES)と判断した場合、制御部110は、サンプルループ切離制御を開始する(ステップS112)。なお、サンプルループは、上流保持流路194A~194F、下流保持流路193および注入流路199A~199Fであるが、実際に試料が保持される部分は、下流保持流路193および注入流路199A~199Fである。
図9は、この実施の形態におけるオートサンプラ100の流路の制御の流れの例を示す第6の図である。図9を参照して、サンプルループ切離制御においては、まず、制御部110によって制御されて、高圧バルブ180Aが第2状態に切替えられる。これにより、上流保持流路194Aが、それぞれ、上流分析流路291Aの流路294Aから切離され、下流低圧流路195Aに接続されるとともに、注入流路199Aが、下流分析流路292Aの流路295Aから切離され、ドレーン用の流路に接続される。つまり、試料が保持されていた下流保持流路193および試料の注入に用いられた注入流路199Aが分析流路290Aから切離される。その結果、上流分析流路291Aと下流分析流路292Aとが、直接、接続された状態で、カラム230Aでの試料の分離、および、検出器240Fでの試料の分析が継続される。
図3に戻って、サンプル注入制御が終了するタイミングでない(ステップS111でNO)と判断した場合、または、ステップS112の後、制御部110は、サンプルループ切離制御が終了したか否かを判断する(ステップS113)。終了した(ステップS113でYES)と判断した場合、制御部110は、サンプルループ洗浄制御を開始する(ステップS114)。
図10は、この実施の形態におけるオートサンプラ100の流路の制御の流れの例を示す第7の図である。図10を参照して、サンプルループ洗浄制御においては、まず、制御部110によって洗浄ポンプ140が制御されて、洗浄液容器143の洗浄液144が吸引され、洗浄液が、上流低圧流路196A,196、下流低圧流路195A、上流保持流路194A、下流保持流路193、ニードル191、注入ポート198Aおよび注入流路199Aを経てドレーン用の流路に流される。これにより、試料が保持されていた下流保持流路193、ニードル191、注入ポート198Aおよび注入流路199Aの内部が洗浄液によって洗浄される。
図3に戻って、サンプルループ切離制御が終了するタイミングでない(ステップS113でNO)と判断した場合、または、ステップS114の後、制御部110は、実行する処理をこの処理の呼出元の上位の処理に戻す。
図11は、この実施の形態におけるオートサンプラ100の流路の制御の流れの例を示す第8の図である。図11を参照して、図3のステップS101で、次の注入指示があったと判断された場合は、図3のステップS102で、第1切替バルブ150および第2切替バルブ160それぞれの第2のポート152,162に接続された流路の準備が完了していると判断されると、図3のステップS103で、第2のポート152,162に接続された流路に切替えるように、第1切替バルブ150および第2切替バルブ160が制御される。これにより、下流保持流路193の下流側および上流低圧流路196の上流側が、それぞれ、第2のポート152,162に接続された流路に接続される。
[変形例]
(1) 前述した実施の形態においては、図1および図4などで示したように、第1切替バルブ150および第2切替バルブ160によって切替えられる切替部102A~102Fが6つであることとした。しかし、これに限定されず、切替部が6以外の複数であってもよく、また、切替部が1つであってもよい。
(2) 前述した実施の形態においては、図4で示したように、切替部102A~102Fが複数であり、第1切替バルブ150および第2切替バルブ160が備えられるようにした。しかし、これに限定されず、第1切替バルブ150および第2切替バルブ160が備えられないようにするとともに、上流保持流路194A、注入流路199A、高圧バルブ180Aおよび下流低圧流路195Aの組合せを1つだけ備えるようにしてもよい。
(3) 前述した実施の形態においては、図4で示したように、洗浄ポンプ140を第2切替バルブ160および低圧バルブ170の上流に設けるようにした。しかし、これに限定されず、洗浄ポンプ140を下流保持流路193の試料が、通常、到達しない部分に設けるようにしてもよい。
[態様]
上述した複数の例示的な実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
(第1項) 一態様に係る試料注入装置は、液体クロマトグラフにおいて高圧ポンプからカラムまでの分析流路を流れる移動相に試料を注入する試料注入装置であって、分析流路は、高圧ポンプの側の上流分析流路と、カラムの側の下流分析流路とで構成され、試料注入装置は、下流端にニードルを含み、ニードルを通って試料容器から吸入された試料を保持するための保持流路と、上流端に注入ポートを含み、ニードルから注入ポートに注入された試料を分析流路に注入するための注入流路と、上流端に計量ポンプおよび洗浄ポンプが接続される低圧流路と、上流分析流路と下流分析流路とを接続するとともに低圧流路の下流端と保持流路の上流端とを接続する第1状態と、上流分析流路と保持流路の上流端とを接続するとともに注入流路の下流端と下流分析流路とを接続する第2状態とを切替え可能な状態切替バルブとを備える。
第1項に記載の試料注入装置によれば、分析流路に試料が注入された後、すぐに、試料注入装置によって下流分析流路に注入された試料がカラムに送られているときに、低圧流路を経て保持流路および注入流路に洗浄液を流すことができ、吸入および注入時に試料が通った部分を洗浄することができる。その結果、試料注入装置を効率的に使用することができる。
さらに、この実施の形態の注入方式は、全量注入方式(「ダイレクト注入方式」ともいう)である。全量注入方式においては、従来は、分析流路に試料を注入した後においても、下流保持流路および注入流路を分析流路に繋いだままであるので、ニードルを注入ポートから抜くことができなかった。この実施の形態においては、分析流路への試料の注入後に、高圧バルブを切替えて、下流保持流路および注入流路を分析流路から切離すので、ニードルを自由に動かすことができ、下流保持流路および注入流路の洗浄が済んでいれば、次の分析流路への試料の注入のためにニードルを移動させることができる。
全量注入方式に対して、ループ注入方式がある。ループ注入方式においては、高圧バルブの2つのポート間にループを備えられ、このループに試料が注入可能なように高圧バルブが切替えられて試料が注入された後、このループが分析流路に繋がるように高圧バルブが切替えられて試料が分析流路に流される。ループ注入方式においては、ループまでの流路の分の試料を余分に吸引する必要があるため、必要以上に試料を消費するといった問題がある。また、ループへの注入後に高圧バルブを切替えたときに、ループまでの注入流路に試料がキャリーオーバして残ってしまう。また、一端、試料をループに注入するための工程が必要なため、注入動作に時間が掛かるといった問題がある。この実施の形態の全量注入方式であれば、このような問題は発生せず、指示された注入量のみで分析を行うことができ、ループへの注入工程が削減されるため、分析までの時間を短縮でき、試料と接する流路が削減され、キャリーオーバを抑制できる。
(第2項) 第1項に記載の試料注入装置において、保持流路は、状態切替バルブの側の上流保持流路と、ニードルの側の下流保持流路とで構成され、低圧流路は、計量ポンプおよび洗浄ポンプの側の上流低圧流路と、状態切替バルブの側の下流低圧流路とで構成され、試料注入装置は、所定数の切替部を含む切替装置を備え、切替部は、上流保持流路、注入流路、状態切替バルブおよび下流低圧流路の組合せであり、試料注入装置は、さらに、保持流路の途中に設けられ、所定数の上流保持流路のうちから保持流路の下流端の側の下流保持流路と接続する上流保持流路を切替え可能な第1多方切替バルブと、低圧流路の途中に設けられ、所定数の下流低圧流路のうちから低圧流路の上流端の側の上流低圧流路と接続する下流低圧流路を切替え可能な第2多方切替バルブとを備える。
第2項に記載の試料注入装置によれば、分析流路に試料が注入された後、すぐに、試料注入装置によって下流分析流路に注入された試料がカラムに送られているときに、低圧流路を経て保持流路および注入流路に洗浄液を流すことができ、吸入および注入時に試料が通った部分を洗浄することができる。また、洗浄後、すぐに、他の切替部に切替えることができる。その結果、試料注入装置を効率的に使用することができる。さらに、全量注入方式であっても複数の切替部を切替ながら試料を注入することができる。
(第3項) 第2項に記載の試料注入装置において、状態切替バルブと計量ポンプと洗浄ポンプとを制御する制御部をさらに備え、制御部は、状態切替バルブを第2状態に切替えるよう制御するとともにニードルが試料容器に挿入された状態で試料容器から保持流路に試料を吸入するよう計量ポンプを制御し、保持流路に試料が吸入された後、吸入された試料が高圧ポンプによって流されている移動相によって保持流路から注入流路を経て下流分析流路に流されるように、状態切替バルブを第1状態に切替えるよう制御し、下流分析流路に注入された試料がカラムに送られているときに、状態切替バルブを第2状態に切替えるよう制御するとともに低圧流路を経て保持流路および注入流路に洗浄液を流すよう洗浄ポンプを制御する。
第3項に記載の試料注入装置によれば、分析流路に試料が注入された後、すぐに、試料注入装置によって下流分析流路に注入された試料がカラムに送られているときに、低圧流路を経て保持流路および注入流路に洗浄液を流すことができ、吸入および注入時に試料が通った部分を洗浄することができる。その結果、試料注入装置を効率的に使用することができる。
(第4項) 第3項に記載の試料注入装置において、制御部は、同じ切替部に含まれる上流保持流路および下流低圧流路に切替えられるように第1多方切替バルブおよび第2多方切替バルブを制御する。第4項に記載の試料注入装置によれば、切替部を適切に切替えることができる。
(第5項) 第4項に記載の試料注入装置において、制御部は、下流分析流路に注入された試料がカラムに送られているときに、保持流路および注入流路に洗浄液を流した後、第1多方切替バルブおよび第2多方切替バルブを切替えるよう制御する。
第5項に記載の試料注入装置によれば、分析流路に試料が注入された後、すぐに、試料注入装置によって下流分析流路に注入された試料がカラムに送られているときに、低圧流路を経て保持流路および注入流路に洗浄液を流すことができ、吸入および注入時に試料が通った部分を洗浄することができる。また、洗浄後、すぐに、他の切替部に切替えることができる。その結果、試料注入装置を効率的に使用することができる。
(第6項) 他の一態様に係る液体クロマトグラフは、第1項から第5項のいずれかに記載の試料注入装置を含む。
第6項に記載の試料注入装置によれば、分析流路に試料が注入された後、すぐに、試料注入装置によって下流分析流路に注入された試料がカラムに送られているときに、低圧流路を経て保持流路および注入流路に洗浄液を流すことができ、吸入および注入時に試料が通った部分を洗浄することができる。その結果、試料注入装置を効率的に使用することができる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 液体クロマトグラフ、100 オートサンプラ、101 切替装置、102A~102F 切替部、110 制御部、120 記憶部、130 計量ポンプ、140 洗浄ポンプ、141 開閉バルブ、143 洗浄液容器、144 洗浄液、150 第1切替バルブ、151~157,161~167,171~175,181A~186A,181B~186B,181C~186C,181D~186D,181E~186E,181F~186F ポート、160 第2切替バルブ、170 低圧バルブ、176,187A~187F,188A~188F,189A~189F 接続部、180A~180F 高圧バルブ、190 ニードル移動機構、191 ニードル、192 サンプルループ、193 下流保持流路、194A~194F 上流保持流路、195A~195F 下流低圧流路、196,196A,196B 上流低圧流路、198A~198F 注入ポート、199A~199F 注入流路、210A~210F 移動相容器、211A~211F 溶離液、220A~220F 高圧ポンプ、230A~230F カラム、240A~240F 検出器、290A~290F 分析流路、291A~291F 上流分析流路、292A~292F 下流分析流路、293A~293F,294A~294F,295A~295F,296A~296F 流路、300 試料台、301A~301C 試料、302A~302C 試料容器。

Claims (5)

  1. 液体クロマトグラフにおいて高圧ポンプからカラムまでの分析流路を流れる移動相に試料を注入する試料注入装置であって、
    前記分析流路は、前記高圧ポンプの側の上流分析流路と、前記カラムの側の下流分析流路とで構成され、
    前記試料注入装置は、
    下流端にニードルを含み、前記ニードルを通って試料容器から吸入された試料を保持するための保持流路と、
    上流端に注入ポートを含み、前記ニードルから前記注入ポートに注入された試料を前記分析流路に注入するための注入流路と、
    上流端に計量ポンプおよび洗浄ポンプが接続される低圧流路と、
    前記上流分析流路と前記下流分析流路とを接続するとともに前記低圧流路の下流端と前記保持流路の上流端とを接続する第1状態と、前記上流分析流路と前記保持流路の上流端とを接続するとともに前記注入流路の下流端と前記下流分析流路とを接続する第2状態とを切替え可能な状態切替バルブとを備え、
    前記保持流路は、前記状態切替バルブの側の上流保持流路と、前記ニードルの側の下流保持流路とで構成され、
    前記低圧流路は、前記計量ポンプおよび前記洗浄ポンプの側の上流低圧流路と、前記状態切替バルブの側の下流低圧流路とで構成され、
    前記試料注入装置は、所定数の切替部を含む切替装置を備え、
    前記切替部は、前記上流保持流路、前記注入流路、前記状態切替バルブおよび前記下流低圧流路の組合せであり、
    前記試料注入装置は、さらに、
    前記保持流路の途中に設けられ、前記所定数の前記上流保持流路のうちから前記保持流路の下流端の側の下流保持流路と接続する前記上流保持流路を切替え可能な第1多方切替バルブと、
    前記低圧流路の途中に設けられ、前記所定数の前記下流低圧流路のうちから前記低圧流路の上流端の側の上流低圧流路と接続する前記下流低圧流路を切替え可能な第2多方切替バルブとを備える、試料注入装置。
  2. 前記状態切替バルブと前記計量ポンプと前記洗浄ポンプとを制御する制御部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記状態切替バルブを前記第状態に切替えるよう制御するとともに前記ニードルが前記試料容器に挿入された状態で前記試料容器から前記保持流路に試料を吸入するよう前記計量ポンプを制御し、
    前記保持流路に試料が吸入された後、吸入された試料が前記高圧ポンプによって流されている移動相によって前記保持流路から前記注入流路を経て前記下流分析流路に流されるように、前記状態切替バルブを前記第状態に切替えるよう制御し、
    前記下流分析流路に注入された試料が前記カラムに送られているときに、前記状態切替バルブを前記第状態に切替えるよう制御するとともに前記低圧流路を経て前記保持流路および前記注入流路に洗浄液を流すよう前記洗浄ポンプを制御する、請求項に記載の試料注入装置。
  3. 前記制御部は、同じ前記切替部に含まれる前記上流保持流路および前記下流低圧流路に切替えられるように前記第1多方切替バルブおよび前記第2多方切替バルブを制御する、請求項に記載の試料注入装置。
  4. 前記制御部は、前記下流分析流路に注入された試料が前記カラムに送られているときに、前記保持流路および前記注入流路に洗浄液を流した後、前記第1多方切替バルブおよび前記第2多方切替バルブを切替えるよう制御する、請求項に記載の試料注入装置。
  5. 請求項1から請求項のいずれかに記載の試料注入装置を含む、液体クロマトグラフ。
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