JP2016070695A - オートサンプラ及びそのオートサンプラを備えた液体クロマトグラフ - Google Patents

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Abstract

【課題】サンプルループの容量を試料の注入量に適した容量にできる液体クロマトグラフを提供する。【解決手段】サンプルループは、基本ループ38、増設ループ42、及びループ容量切替機構40を備える。基本ループは、一端が該サンプルループの上流端をなすとともに他端が該サンプルループの上流端をなし、複数の流路が直列に接続されて構成されている。増設ループは、基本ループとは別途設けられている。ループ容量切替機構は、基本ループを構成する流路間を増設ループを介在させることなく接続した状態、又は、それらの流路の間に増設ループを介在させて接続した状態のいずれか一方の状態に切り替える。サンプルループは、ループ容量切替機構によって、基本ループのみで構成された状態、又は基本ループと増設ループで構成された状態のいずれかに切り替えられる。【選択図】図1

Description

本発明は、ニードルによって試料容器から試料を吸入し、吸入した試料を液体クロマトグラフの分析流路に注入するオートサンプラとそのオートサンプラを備えた液体クロマトグラフに関するものである。
液体クロマトグラフの分析流路に試料を自動的に注入するオートサンプラは、ニードルを介して計量ポンプ(シリンジポンプともいう。)により試料容器から試料を採取する試料採取機構と、試料採取機構により採取した試料を液体クロマトグラフの分析流路に導入する試料導入機構を備えている。
試料導入機構には、試料採取機構のニードルを接続して試料注入を行なうためのインジェクションポートと、そのインジェクションポートを通じて注入された試料を一時的に保持するサンプルループ、及びサンプルループが液体クロマトグラフの分析流路と導通された状態又はサンプルループが分析流路から切り離された状態のいずれかの状態に切り替える流路切替バルブが設けられている(例えば、特許文献1参照。)。
試料採取機構のニードルは水平方向と鉛直方向への移動が可能であり、ニードルの先端から試料容器内の試料を吸入した後、インジェクションポートへ移動してインジェクションポートを通じて分析流路へ試料を注入するようになっている。このとき、インジェクションポートはサンプルループに接続され、インジェクションポートから注入された試料がサンプルループに保持される。インジェクションポートからの試料注入が終了すると、流路切替バルブが切り替えられて、サンプルループが分析流路と導通した状態となり、サンプルループに保持された試料が分析流路を流れる移動相によって分析カラムへ導かれる。
特許第3834902号公報
ニードルにより注入された試料を一時的に保持するサンプルループの容量が小さい場合、試料を大量に注入することができない。そのため、大量の試料を保持することができるように、一般的なオートサンプラには、容量の大きなサンプルループが設けられている。しかし、液体クロマトグラフの分析流路に注入される試料の量がサンプルループの容量に比べて微量な場合には、サンプルループ内で試料が拡散し、分離性能が悪化する。
そこで、本発明は、分析流路に導入すべき試料を一時的に保持するサンプルループの容量を試料の注入量に適した容量にすることができるようにすることを目的とするものである。
本発明にかかるオートサンプラの一実施形態は、試料採取機構、サンプルループ及び多ポートバルブを備えている。試料採取機構は、サンプリング用のニードル及びニードルを介して液の吸入と吐出を行なうシリンジポンプを有し、所定の位置に設置された試料容器内の試料をニードルの先端から吸入することにより試料の採取を行なう。サンプルループは、試料採取機構により採取された試料を保持するものである。このサンプルループは、複数の流路が直列に接続されて構成された基本ループ、基本ループとは別途設けられた増設ループ、及び基本ループを構成する流路の接続部分に設けられ、基本ループを構成する流路間を増設ループを介在させることなく接続した状態又はそれらの流路の間に増設ループを介在させて接続した状態のいずれか一方の状態に切り替えるループ容量切替機構を有する。すなわち、サンプルループは、ループ容量切替機構によって、基本ループのみで構成された状態、又は基本ループと増設ループで構成された状態のいずれかに切り替えられる。多ポートバルブは、サンプルループの上流端が接続されたポート、サンプルループの下流端が接続されたポート、液体クロマトグラフの分析流路のうち分析カラムよりも上流側の流路をなす上流側分析流路が接続されるポート、及び分析流路のうち上流側流路よりも下流側の流路をなす下流側分析流路が接続されるポートを有し、サンプルループが上流側分析流路と下流側分析流路の間に直列に接続された状態とサンプルループが上流側分析流路と下流側分析流路のいずれとも導通していない状態のいずれか一方の状態に切り替える。
本発明にかかる液体クロマトグラフの一実施形態は、移動相が送液される分析流路と、分析流路に移動相を供給する送液装置と、分析流路中に試料を注入する、上記のオートサンプラと、分析流路上におけるオートサンプラよりも下流側に設けられ、オートサンプラにより注入された試料を成分ごとに分離する分析カラムと、分析カラムにおいて分離された試料成分を検出する検出器と、を備えたものである。
本発明にかかるオートサンプラの一実施形態では、サンプルループが基本ループ、増設ループ及びループ容量切替機構を備え、ループ容量切替機構によって基本ループのみで構成された状態、又は基本ループと増設ループで構成された状態のいずれかに切り替えられるので、試料の注入量に応じてサンプルループの容量を変更することができる。
本発明にかかる液体クロマトグラフの一実施形態では、サンプルループの容量を変更することができる上記一実施形態のオートサンプラを備えているので、試料の注入量に応じてサンプルループの容量を変更することができ、サンプルループにおける試料の拡散による分離性能の低下を防ぐことができる。
液体クロマトグラフの一実施例を示す構成図である。 同実施例においてサンプルループに試料を保持させる際の流路構成を示す流路構成図である。 同実施例においてサンプルループに保持された試料を分析流路へ導入する際の流路構成を示す流路構成図である。 同実施例における増設したサンプルループに試料を保持させる際の流路構成を示す流路構成図である。 同実施例において増設したサンプルループに保持された試料を分析流路へ導入する際の流路構成を示す流路構成図である。 オートサンプラの他の実施例を示す流路構成図である。 オートサンプラのさらに他の実施例を示す流路構成図である。 オートサンプラのさらに他の実施例を示す流路構成図である。
オートサンプラの実施形態において、基本ループ途中の複数の位置にループ容量切替機構が設けられており、各ループ容量切替機構のそれぞれに対応する増設ループが設けられていてもよい。そうすれば、複数のループ容量切替機構の切替えにより、サンプルループの容量を多段階に変更することができる。
増設ループは複数の流路が直列に接続されて構成されており、増設ループとは別に設けられたサブ増設ループと、増設ループを構成する流路の接続部分に設けられ、増設ループを構成する流路間をサブ増設ループを介在させることなく接続した状態又はそれらの流路の間にサブ増設ループを介在させて接続した状態のいずれか一方の状態に切り替える増設容量切替機構と、をさらに備えていてもよい。そうすれば、増設容量切替機構の切替えにより、サンプルループの容量を多段階に変更することができる。
ループ容量切替機構は、基本ループを構成する流路のうちの2つの流路の一端部がそれぞれ接続された2つのポートと増設ループの一端及び他端がそれぞれ接続された2つのポートを有し、基本ループを構成する2つの流路間を直接的に接続した状態、又は基本ループを構成する2つの流路の一方の流路を増設ループの一端に接続し、他方の流路を増設ループの他端に接続した状態のいずれか一方の状態に切り替える4ポートバルブからなるものであってもよい。4ポートバルブを用いることで、ループ容量切替機構の構成が簡単なものとなる。
多ポートバルブは、試料採取機構のニードルの先端部を接続させるインジェクションポート、及び大気解放されたドレインポートを備え、インジェクションポート、サンプルループ及びドレインポートが直列に接続された状態と、サンプルループが上流側分析流路と下流側分析流路の間に直列に接続された状態のいずれか一方の状態に切り替えるものであってもよい。
図1を用いて、液体クロマトグラフの一実施例について説明する。
この液体クロマトグラフは、送液装置2、オートサンプラ4、カラムオーブンユニット6及び検出器8を備えている。
送液装置2は、例えば2種類の溶媒10a,10b(例えば水とエタノールなど)をそれぞれ送液するための送液ポンプ12a,12bと、送液ポンプ12a,12bによって送液される溶媒を混合するミキサ14を備えている。ミキサ14は上流側分析流路34を介してオートサンプラ4に設けられている多ポートバルブ32の1つのポートに接続されている。溶媒10a,10bはそれぞれ送液ポンプ12a,12bによってミキサ14に送液され、ミキサ14で混合された溶媒が移動相として上流側分析流路34を通じてオートサンプラ4側へ送液される。
オートサンプラ4は、所定位置に設置されたサンプルラック26に置かれた試料容器28から試料を採取するための試料採取機構15を備えている。試料採取機構15は、ニードル16、駆動機構17、シリンジポンプ18、吸入試料保持ループ20、切替バルブ22及び洗浄液容器24により構成されている。ニードル16は駆動機構17によって水平方向と鉛直方向へ移動する。ニードル16の基端は、切替バルブ22に設けられている2つの選択ポートのうちの一方の選択ポートに流路を介して接続されている。切替バルブ22の他方の選択ポートには洗浄液容器に通じる流路が接続され、切替バルブ22の固定ポートにシリンジポンプ18が接続されている。切替バルブ22により、シリンジポンプ18の接続先がニードル16側と洗浄液容器24側のいずれか一方に切り替えられる。吸入試料保持ループ20は、ニードル16と切替バルブ22との間に設けられており、ニードル16を介してシリンジポンプ18により吸入された試料を一時的に保持する。
オートサンプラ4はさらに、多ポートバルブ32、基本ループ38、増設ループ42、及び4ポートバルブ40を備えている。基本ループ38は流路38aと流路38bが直列に接続されて構成される流路である。多ポートバルブ32は6つのポートを備えている。多ポートバルブ32のポートのうち2つのポートはインジェクションポート30とドレインポート39である。多ポートバルブ32の残りの4つのポートには、流路38aの一端、流路38bの一端、上流側分析流路34の下流端、及び下流側分析流路36の上流端が接続されている。上流側分析流路34と下流側分析流路36は、液体クロマトグラフの分析流路を構成する。下流側分析流路36上に分析カラム6a及び検出器8が配置されている。
流路38aの他端と流路38bの他端はそれぞれ4ポートバルブ40の2つのポートに接続されている。4ポートバルブ40の残りの2つのポートに、増設ループ42の一端と他端がそれぞれ接続されている。4ポートバルブ40は、流路38aと流路38bとが直接的に接続される基本ポジション(図1−図3における4ポートバルブ40の位置)、又は流路38aの他端に増設ループ42の一端が接続され、流路38bの他端に増設ループ42の他端が接続された増設ポジション(図4,図5における4ポートバルブ40の位置)のいずれか一方のポジションにされる。基本ループ38及び増設ループ42は、試料採取機構15によりインジェクションポート30を通じて注入された試料を保持するサンプルループをなすものである。
4ポートバルブ40が基本ポジションのときは、流路38aの一端から流路38bの一端までが増設ループ42を介することなく導通した基本ループ38を構成する。この基本ループ38の容量は、例えば100μLであり、試料注入量が100μL以下の場合に使用される。他方、4ポートバルブ40が増設ポジションのときは、流路38a、増設ループ42及び流路38bが直列に接続された大容量ループを構成する。増設ループ42の容量は、例えば10mLであり、試料注入量が100μLより大きく10mL以下である場合に使用される。すなわち、4ポートバルブ40は、その切替えによって、インジェクションポート30を通じて注入される試料を保持するサンプルループの容量を切り替えるループ容量切替機構をなしている。
多ポートバルブ32は、上流側分析流路34と下流側分析流路36との間に、上記の基本ループ又は大容量ループからなるサンプルループを導入するか否かを切り替えるものである。多ポートバルブ32は、インジェクションポート30と流路38aの一端が接続されているポート、ドレインポート39と流路38bの一端が接続されているポート、及び上流側分析流路34が接続されているポートと下流側分析流路36が接続されているポートを接続する注入ポジション(図1及び図2の多ポートバルブ32の位置)と、インジェクションポート30とドレインポート39、流路38aが接続されているポートと下流側分析流路36が接続されているポート、及び流路38bが接続されているポートと上流側分析流路34が接続されているポートを接続する導入ポジション(図3の多ポートバルブの位置)のいずれか一方のポジションをとる。
分析流路に試料を導入する際のオートサンプラ4の動作について、図2、図3、図4及び図5を用いて説明する。
試料採取機構15が試料容器28の試料を採取する際は、ニードル16の先端を試料容器28内に挿入し、ニードル16の基端に接続されたシリンジポンプ18を吸入側へ駆動することにより、吸入した試料を吸入試料保持ループ20に保持させる。その後、ニードル16をインジェクションポート30の位置へ移動させ、ニードル16の先端をインジェクションポート30に接続する。多ポートバルブ32を注入ポジションにし、インジェクションポート30−サンプルループ−ドレインポート39を直列に接続する。この状態で、ニードル16の先端から試料を吐出することで、試料がインジェクションポート30を通じてサンプルループに注入されて保持される。
サンプルループの容量は試料の注入量に応じて切り替えられる。試料注入量が微小量(例えば100μL以下)である場合には、図2の太線で示されているように、4ポートバルブ40を基本ポジションにして基本ループ38のみでサンプルループを構成する。試料注入量がそれよりも多い場合には、図4の太線で示されているように、4ポートバルブ40を増設ポジションにして、流路38aと流路38bの間に増設ループ42が介在した大容量ループによりサンプルループを構成する。
サンプルループに試料を保持させた後、多ポートバルブ32が導入ポジションに切り替えられることで、図3及び図5の太線で示されているように、上流側分析流路34と下流側分析流路36の間にサンプルループが導入され、サンプルループに保持されていた試料が送液装置2からの移動相によって分析カラム6aに導かれる。分析カラム6aに導かれた試料は成分ごとに分離され、順次検出器8において検出される。
インジェクションポート30への試料注入を終了した試料採取機構15は、多ポートバルブ32が導入ポジションとなっている間にニードル16や流路の内面を洗浄する動作を行なう。ニードル16の先端をインジェクションポート30に接続した状態で、シリンジポンプ18を洗浄液容器24側へ接続して洗浄液を吸入し、その後、シリンジポンプ18をニードル16側へ接続し、ニードル16の先端からインジェクションポート30に向けて洗浄液を吐出する。これにより、シリンジポンプ18からニードル16までの間の流路内や、ニードル16の内面、インジェクションポート30からドレインポート28までの流路内が洗浄液によって洗浄される。
なお、4ポートバルブ40に代えて、図6に示されたオートサンプラ4aのように、2つの2ウェイバルブ41a,41bとそれらの2ウェイバルブ41aと41bの間を接続する中間流路43によってループ容量切替機構を構成してもよい。2ウェイバルブ41a,41bは1つの固定ポートと2つの選択ポートを備えており、固定ポートを2つの選択ポートのいずれか一方へ接続する。
2ウェイバルブ41aの固定ポートに流路38aが接続され、選択ポートに増設ループ42の一端と中間流路43の一端がそれぞれ接続されている。2ウェイバルブ41bの固定ポートに流路38bが接続され、選択ポートに増設ループ42の他端と中間流路43の他端がそれぞれ接続されている。2ウェイバルブ41aと41bは、固定ポートが中間流路43側に接続されるポジションが、サンプルループを基本ループ38のみで構成する基本ポジションであり、固定ポートが増設ループ42側に接続されるポジションが、サンプルループを流路38a、増設ループ42及び流路38bによって構成する増設ポジションである。
図1に戻って説明を続けると、送液装置2、オートサンプラ4、カラムオーブンユニット6及び検出器8は、共通の制御装置100によってその動作が管理されている。制御装置100は、専用のコンピュータ、又は管理用ソフトウェアが導入された汎用のパーソナルコンピュータにより実現される。オートサンプラ4のサンプルループの容量は、オペレータによって入力された試料注入量についての情報に基づいて自動的に切り替えられる。オートサンプラ4には、制御装置100から与えられる情報に基づいてオートサンプラ4の動作制御を行なう制御部102が設けられている。制御部102は、制御装置100から試料注入量についての情報が与えられたときに、その注入量に基づいて4ポートバルブ40を基本ポジション又は増設ポジションのいずれかのポジションにする。
図7及び図8は、試料採取機構15によって注入された試料を保持するサンプルループの容量を多段階に切替え可能にしたオートサンプラの実施例をそれぞれ示している。
まず、図7のオートサンプラ4bについて説明する。
このオートサンプラ4bでは、基本ループ38に4ポートバルブ40を介して接続された増設ループ42のほかに、その増設ループ42に4ポートバルブ46を介して接続されたサブ増設ループ48を備えている。増設ループ42は流路42aと42bによって構成されており、4ポートバルブ46によって、流路42aと42bが直接的に接続された状態と流路42aと42bの間にサブ増設ループ48が介在した状態のいずれか一方の状態に切り替えられる。
上記構成により、インジェクションポート30を通じて注入される試料を保持するサンプルループの容量を、(1)基本ループ38のみの容量、(2)基本ループ38と増設ループ42の合計容量、(3)基本ループ38、増設ループ42及びサブ増設ループ48の合計容量、のいずれかに切り替えることができる。4ポートバルブ46は基本ループ38に増設するループの容量を切り替える増設容量切替機構を構成する。
増設容量切替機構としては、ループ容量切替機構について図6を用いて説明した実施例と同様に、4ポートバルブ46に代えて、2つの2ウェイバルブとそれらのバルブ間を接続する流路によって構成することもできる。
次に、図8のオートサンプラ4cについて説明する。
このオートサンプラ4cは、基本ループ38に増設流路42と52が、それぞれ4ポートバルブ40と50を介して接続されている。4ポートバルブ40と50は、それぞれがループ容量切替機構をなすものである。増設ループ42と52の容量は異なっていることが好ましい。増設ループ42と52の容量が異なっている場合、4ポートバルブ40と50によって、サンプルループの容量を、(1)流路38c,38d及び38eからなる基本ループ38のみの容量、(2)基本ループ38と増設ループ42の合計容量、(3)基本ループ38と増設ループ52の合計容量、(4)基本ループ38、増設ループ42及び増設ループ52の合計容量、のいずれかに切り替えることができる。
この実施例においても、図6を用いて説明した実施例と同様に、4ポートバルブ42と52のそれぞれを、2つの2ウェイバルブとそれらのバルブ間を接続する流路からなるループ容量切替機構とすることもできる。
以上において説明した実施例は、ニードルの先端から吸入した試料を、多ポートバルブ32のインジェクションポート30を通じてサンプルループに注入する方式についてのものであるが、本発明はかかる方式に限定されない。例えば、シリンジポンプとニードルのそれぞれが多ポートバルブの2つのポートに接続され、多ポートバルブによって、サンプルループがシリンジポンプとニードルの間に接続された状態と、サンプルループが分析流路に組み込まれた状態のいずれか一方の状態に切り替えられるものであってもよい。かかる方式の場合は、シリンジポンプとニードルの間にサンプルループを接続した状態でニードルの先端から試料を吸入することで、サンプルループに試料が保持されるので、ニードル先端からの試料の吸入量に応じてサンプルループの容量を切り替える。
2 送液装置
4 オートサンプラ
6 カラムオーブンユニット
6a 分析カラム
8 検出器
10a,10b 溶媒
12a,12b 送液ポンプ
14 ミキサ
16 ニードル
17 駆動機構
18 シリンジポンプ
20 吸入試料保持ループ
22 切替バルブ
24 洗浄液容器
26 サンプルラック
28 試料容器
30 インジェクションポート
32 多ポートバルブ
34 上流側分析流路
36 下流側分析流路
38 基本ループ
39 ドレインポート
40,46,50 4ポートバルブ
42,52 増設ループ
43 中間流路
48 サブ増設ループ

Claims (6)

  1. サンプリング用のニードル及び前記ニードルを介して液の吸入と吐出を行なうシリンジポンプを有し、試料容器内の試料を前記ニードルの先端から吸入することにより試料の採取を行なう試料採取機構と、
    前記試料採取機構により採取された試料を保持するサンプルループと、
    前記サンプルループの上流端が接続されたポート、前記サンプルループの下流端が接続されたポート、液体クロマトグラフの分析流路のうち分析カラムよりも上流側の流路をなす上流側分析流路が接続されるポート、及び前記分析流路のうち前記上流側流路よりも下流側の流路をなす下流側分析流路が接続されるポートを少なくとも有し、前記サンプルループが前記上流側分析流路と前記下流側分析流路の間に直列に接続された状態と前記サンプルループが前記上流側分析流路と前記下流側分析流路のいずれとも導通していない状態のいずれか一方の状態に切り替える多ポートバルブと、を備え、
    前記サンプルループは、複数の流路が直列に接続されて構成された基本ループ、前記基本ループとは別途設けられた増設ループ、及び前記基本ループを構成する前記流路の接続部分に設けられ、前記基本ループを構成する流路間を前記増設ループを介在させることなく接続した状態又はそれらの流路の間に前記増設ループを介在させて接続した状態のいずれか一方の状態に切り替えるループ容量切替機構を有し、前記ループ容量切替機構によって前記基本ループのみで構成された状態、又は前記基本ループと前記増設ループで構成された状態のいずれかに切り替えられるオートサンプラ。
  2. 前記基本ループ途中の複数の位置に前記ループ容量切替機構が設けられており、各ループ容量切替機構のそれぞれに対応する前記増設ループが設けられている請求項1に記載のオートサンプラ。
  3. 前記増設ループは複数の流路が直列に接続されて構成されており、
    前記増設ループとは別に設けられたサブ増設ループと、
    前記増設ループを構成する流路の接続部分に設けられ、前記増設ループを構成する流路間を前記サブ増設ループを介在させることなく接続した状態又はそれらの流路の間に前記サブ増設ループを介在させて接続した状態のいずれか一方の状態に切り替える増設容量切替機構と、をさらに備えた請求項1又は2に記載のオートサンプラ。
  4. 前記ループ容量切替機構は、前記基本ループを構成する流路のうちの2つの流路の一端部がそれぞれ接続された2つのポートと前記増設ループの一端及び他端がそれぞれ接続された2つのポートを有し、前記基本ループを構成する2つの流路間を直接的に接続した状態、又は前記基本ループを構成する2つの流路の一方の流路を前記増設ループの一端に接続し、他方の流路を前記増設ループの他端に接続した状態のいずれか一方の状態に切り替える4ポートバルブからなるものである請求項1から3のいずれか一項に記載のオートサンプラ。
  5. 前記多ポートバルブは、前記試料採取機構の前記ニードルの先端部を接続させるインジェクションポート、及び大気解放されたドレインポートを備え、前記インジェクションポート、前記サンプルループ及び前記ドレインポートが直列に接続された状態と、前記サンプルループが前記上流側分析流路と前記下流側分析流路の間に直列に接続された状態のいずれか一方の状態に切り替えるものである請求項1から4のいずれか一項に記載のオートサンプラ。
  6. 移動相が送液される分析流路と、
    前記分析流路に移動相を供給する送液装置と、
    前記分析流路中に試料を注入する、請求項1から5のいずれか一項に記載のオートサンプラと、
    前記分析流路上における前記オートサンプラよりも下流側に設けられ、前記オートサンプラにより注入された試料を成分ごとに分離する分析カラムと、
    前記分析カラムにおいて分離された試料成分を検出する検出器と、を備えた液体クロマトグラフ。
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