JPWO2020183663A1 - クロマトグラフ用オートサンプラ - Google Patents

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Abstract

クロマトグラフ用オートサンプラであって、クロマトグラフの第1の分析流路に試料を注入する第1の注入ポートと、クロマトグラフの第2の分析流路に試料を注入する第2の注入ポートと、第1の注入ポートおよび第2の注入ポートの両方に移動可能であり、第1の注入ポートおよび第2の注入ポートに試料を注入するニードルと、第1の分析流路に注入する試料を貯留する第1のサンプルループと、第2の分析流路に注入する試料を貯留する第2のサンプルループと、第1のサンプルループおよび第2のサンプルループに試料をロードする計量ポンプとを備える。

Description

本発明は、クロマトグラフに用いられるオートサンプラに関する。
液体クロマトグラフにおいて、分析流路に試料を注入するオートサンプラが用いられる。オートサンプラにおいて、ニードルが試料ビン(またはプレートに形成されたウェル)から試料を吸引し、分析流路に試料を注入する。
下記特許文献1には、複数の測定ブロックによりオートサンプラおよび検出器を共用する液体クロマトグラフが開示されている。オートサンプラによって注入された試料が、一のカラム(測定カラム)において測定されている間に、他のカラム(待機カラム)において、平衡化等の処理が行われる。測定カラムにおける測定が終了すると、待機カラムが測定カラムに切り換えられて測定処理が実行される。
特開2018−169350号公報
上記特許文献1に開示された液体クロマトグラフによれば、測定カラムにおいて測定を行っている間に待機カラムの準備を行うことができる。これにより、カラムを切り換えながら、分析処理を継続することができる。しかし、同時に、複数のカラムにおいて分析処理を実行することはできない。
オートサンプラにより試料を注入する方式には、ループ注入方式および全量注入方式の2種類の方式がある。ループ注入方式および全量注入方式のいずれの方式においても、分析処理中においては、サンプルループが分析流路に接続される。つまり、分析流路に接続することのできるサンプルループは1つだけであるので、液体クロマトグラフが複数のカラムを備えている場合であっても、一度に分析処理を実行できるのは1つのカラムだけである。
同一の試料について複数種類の分析処理が必要とされる場合がある。試料の状態が経時変化する場合、同一の試料について複数種類の分析処理を一度に実行するためには、2台の液体クロマトグラフを用いて、平行して同時に分析処理を実行する必要がある。つまり、同一の試料について複数種類の分析処理を一度に実行するためには、オートサンプラも複数準備する必要がある。
本発明の目的は、クロマトグラフにおいて複数の分析処理を実行可能なオートサンプラを提供することである。
本発明の第1の態様は、クロマトグラフの第1の分析流路に試料を注入する第1の注入ポートと、クロマトグラフの第2の分析流路に試料を注入する第2の注入ポートと、第1の注入ポートおよび第2の注入ポートの両方に移動可能であり、第1の注入ポートおよび第2の注入ポートに試料を注入するニードルと、第1の分析流路に注入する試料を貯留する第1のサンプルループと、第2の分析流路に注入する試料を貯留する第2のサンプルループと、第1のサンプルループおよび第2のサンプルループに試料をロードする計量ポンプとを備えるクロマトグラフ用オートサンプラに関する。
本発明のクロマトグラフ用オートサンプラを用いることにより、複数の分析処理を実行可能となる。
図1は、実施の形態に係る液体クロマトグラフの全体図である。 図2は、第1の実施の形態に係るオートサンプラを示す図である。 図3は、第1の実施の形態に係るオートサンプラの動作を示す図である。 図4は、第1の実施の形態に係るオートサンプラの動作を示す図である。 図5は、第1の実施の形態に係るオートサンプラの動作を示す図である。 図6は、第1の実施の形態に係るオートサンプラの動作を示す図である。 図7は、第2の実施の形態に係るオートサンプラを示す図である。 図8は、第2の実施の形態に係るオートサンプラの動作を示す図である。 図9は、第2の実施の形態に係るオートサンプラの動作を示す図である。 図10は、第2の実施の形態に係るオートサンプラの動作を示す図である。 図11は、第2の実施の形態に係るオートサンプラの動作を示す図である。
[1]第1の実施の形態
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態に係る液体クロマトグラフの構成について説明する。
(1)液体クロマトグラフの全体構成
図1は、本実施の形態の液体クロマトグラフ10の全体構成図である。液体クロマトグラフ10は、2つの分析流路10A,10Bを備える。分析流路10Aは、溶離液槽1A、ポンプ2A、オートサンプラ3、分離カラム5Aおよび検出器6Aを備える。分析流路10Bは、溶離液槽1B、ポンプ2B、オートサンプラ3、分離カラム5Bおよび検出器6Bを備える。分析流路10Aおよび分析流路10Bは、オートサンプラ3を共有している。
溶離液槽1Aには、移動相である溶離液11Aが収容される。溶離液槽1Bには、移動相である溶離液11Bが収容される。溶離液槽1Aには、流路管71Aの一端が接続される。流路管71Aの他端はポンプ2Aに接続される。ポンプ2Aを駆動することにより、溶離液槽1A内の溶離液11Aは、流路管71Aを介してポンプ2Aの下流の流路管72Aに送られる。溶離液槽1Bには、流路管71Bの一端が接続される。流路管71Bの他端はポンプ2Bに接続される。ポンプ2Bを駆動することにより、溶離液槽1B内の溶離液11Bは、流路管71Bを介してポンプ2Bの下流の流路管72Bに送られる。
ポンプ2Aから送り出された溶離液11Aは、流路管72Aを介してオートサンプラ3に供給される。ポンプ2Bから送り出された溶離液11Bは、流路管72Bを介してオートサンプラ3に供給される。オートサンプラ3は、高圧バルブ31Aおよび高圧バルブ31Bを備える。高圧バルブ31Aには流路管73Aが接続される。高圧バルブ31Bには流路管73Bが接続される。オートサンプラ3の構成については後で詳しく説明する。
オートサンプラ3に供給された溶離液11Aには、高圧バルブ31Aを介して試料が注入される。試料が注入された溶離液11Aは、流路管73Aを介して分離カラム5Aに流れる。オートサンプラ3に供給された溶離液11Bには、高圧バルブ31Bを介して試料が注入される。試料が注入された溶離液11Bは、流路管73Bを介して分離カラム5Bに流れる。
溶離液11Aが分離カラム5A内の固定相を通過する間に、試料の分離が行われる。溶離液11Bが分離カラム5B内の固定相を通過する間に、試料の分離が行われる。分離カラム5Aから流出した試料が溶解した溶離液11Aは、流路管74Aを介して検出器6Aに送られる。分離カラム5Bから流出した試料が溶解した溶離液11Bは、流路管74Bを介して検出器6Bに送られる。
検出器6A,6Bには、それぞれ分離カラム5A,5Bにおいて試料が分離された溶離液11A,11Bが供給される。検出器6A,6Bとしては、例えば、吸光光度検出器、蛍光検出器、電気伝導度検出器、電気化学検出器等が用いられる。
(2)オートサンプラの構成
次に、図2を参照しながら第1の実施の形態に係るオートサンプラ3の構成について説明する。図2に示すように、オートサンプラ3は、高圧バルブ31A、高圧バルブ31Bおよび低圧バルブ305を備える。オートサンプラ3は、また、注入ポート32A、注入ポート32B、ニードル301、ニードルループ302、計量ポンプ303、洗浄ポート304およびドレインバルブ307を備える。高圧バルブ31Aは、分析流路10Aに接続される。高圧バルブ31Bは、分析流路10Bに接続される。第1の実施の形態のオートサンプラ3において、分析流路10Aおよび分析流路10Bには、いずれもループ注入方式により試料が注入される。
高圧バルブ31Aは、6方2ポジション切換バルブである。高圧バルブ31Aは、6つの周辺ポートP1〜P6を備える。ポートP2には、注入ポート32Aが接続される。ポートP3は、ドレインバルブ307に接続される。ポートP5は、流路管72Aに接続される。ポートP6は、流路管73Aに接続される。つまり、ポンプ2Aから送り出された溶離液11Aは、流路管72Aを介してポートP5に供給される。ポートP6から流出した溶離液11Aは、流路管73Aを介して分離カラム5Aに供給される。また、ポートP1およびポートP4の間には、サンプルループSLAが設けられる。
高圧バルブ31Aは、図2に示すように、隣り合う周辺ポートを接続する3つの接続流路を備える。3つの接続流路は回転により、第1および第2のポジションに切り換えられる。高圧バルブ31Aは、第1のポジションに切り換えられたとき、ポートP1およびポートP2が接続され、ポートP3およびポートP4が接続され、ポートP5およびポートP6が接続される。高圧バルブ31Aは、第2のポジションに切り換えられたとき、ポートP2およびポートP3が接続され、ポートP4およびポートP5が接続され、ポートP6およびポートP1が接続される。
高圧バルブ31Bは、6方2ポジション切換バルブである。高圧バルブ31Bは、6つの周辺ポートQ1〜Q6を備える。ポートQ6には、注入ポート32Bが接続される。ポートQ1は、排液路に接続される。ポートQ3は、流路管72Bに接続される。ポートQ4は、流路管73Bに接続される。つまり、ポンプ2Bから送り出された溶離液11Bは、流路管72Bを介してポートQ3に供給される。ポートQ4から流出した溶離液11Bは、流路管73Bを介して分離カラム5Bに供給される。また、ポートQ2およびポートQ5の間には、サンプルループSLBが設けられる。
高圧バルブ31Bは、図2に示すように、隣り合う周辺ポートを接続する3つの接続流路を備える。3つの接続流路は回転により、第1および第2のポジションに切り換えられる。高圧バルブ31Bは、第1のポジションに切り換えられたとき、ポートQ1およびポートQ2が接続され、ポートQ3およびポートQ4が接続され、ポートQ5およびポートQ6が接続される。高圧バルブ31Bは、第2のポジションに切り換えられたとき、ポートQ2およびポートQ3が接続され、ポートQ4およびポートQ5が接続され、ポートQ6およびポートQ1が接続される。
低圧バルブ305は、6ポジションロータリーバルブである。低圧バルブ305は、4つの周辺ポートR1〜R4および共通ポートR5を備える。ポートR1には、計量ポンプ303のOUTポートが接続される。ポートR2には、洗浄ポート304が接続される。ポートR3には、洗浄液槽9が接続される。洗浄液槽9は、オートサンプラ3の外部に配置される。ポートR4には、計量ポンプ303のINポートが接続される。ポートR5には、ニードル301が接続される。ポートR5およびニードル301を接続する流路管にはニードルループ302が設けられる。
低圧バルブ305は、図2に示すように、隣り合う周辺ポートを接続する1つの接続流路、および、共通ポートR5と周辺ポートとを接続する1つの接続流路を備える。これら2つの接続流路は図に示す位置関係を保ったまま回転により、第1〜第6のポジションに切り換えられる。
低圧バルブ305は、第1のポジションに切り換えられたとき、ポートR1およびポートR5が接続される。低圧バルブ305は、第2のポジションに切り換えられたとき、ポートR2およびポートR5が接続される。低圧バルブ305は、第3のポジションに切り換えられたとき、ポートR3およびポートR5が接続される。低圧バルブ305は、第4のポジションに切り換えられたとき、ポートR4およびポートR5が接続される。低圧バルブ305は、第5のポジションに切り換えられたとき、ポートR1およびポートR2が接続される。低圧バルブ305は、第6のポジションに切り換えられたとき、ポートR3およびポートR4が接続される。
洗浄液槽9の洗浄液を洗浄ポート304に供給するとき、まず、低圧バルブ305が第6のポジションに切り換えられて、ポートR3およびポートR4が接続される。そして、計量ポンプ303を吸引動作させることにより、洗浄液槽9内の洗浄液が計量ポンプ303に吸引される。続いて、低圧バルブ305が第5のポジションに切り換えられて、ポートR1およびポートR2が接続される。そして、計量ポンプ303を吐出動作させることにより、洗浄ポート304内に洗浄液を供給する。その後、ニードル301が洗浄ポート304に挿入されることで、ニードル301の洗浄が行われる。
(3)オートサンプラの動作
次に、図3〜図6を参照しながら、第1の実施の形態に係るオートサンプラ3の動作について説明する。図3は、オートサンプラ3の動作を示す図であり、試料の吸引動作を示す図である。
図3に示すように、高圧バルブ31Aが、第2のポジションに切り換えられ、ポートP2およびポートP3が接続され、ポートP4およびポートP5が接続され、ポートP6およびポートP1が接続される。これにより、流路管72Aは、サンプルループSLAを介して、流路管73Aに接続される。ポンプ2Aから送り出された溶離液11Aは、流路管72A、サンプルループSLAおよび流路管73Aを介して分離カラム5Aに流れる。この時点ではサンプルループSLA内には試料は貯留されていないため、溶離液11Aだけが分離カラム5Aに流れる。
図3に示すように、高圧バルブ31Bが、第2のポジションに切り換えられ、ポートQ2およびポートQ3が接続され、ポートQ4およびポートQ5が接続され、ポートQ6およびポートQ1が接続される。これにより、流路管72Bは、サンプルループSLBを介して、流路管73Bに接続される。ポンプ2Bから送り出された溶離液11Bは、流路管72B、サンプルループSLBおよび流路管73Bを介して分離カラム5Bに流れる。この時点ではサンプルループSLB内には試料は貯留されていないため、溶離液11Bだけが分離カラム5Bに流れる。
図3に示すように、ニードル301が移動し、試料ビン308に挿入される。また、低圧バルブ305が、第4のポジションに切り換えられ、ポートR5およびポートR4が接続される。これにより、ニードル301は、計量ポンプ303のINポートに接続される。この状態で、計量ポンプ303が吸引動作を行うことにより、試料ビン308内の試料がニードルループ302内に貯留される。このとき、計量ポンプ303を制御することにより、ニードルループ302内に必要とされる所定量の試料が貯留される。この実施の形態では、分析流路10AのサンプルループSLAおよび分析流路10BのサンプルループSLBの両方に供給するための試料がニードルループ302内に貯留される。
図4は、オートサンプラ3の動作を示す図であり、試料の注入動作を示す図である。図4に示すように、高圧バルブ31Aが、第1のポジションに切り換えられ、ポートP1およびポートP2が接続され、ポートP3およびポートP4が接続され、ポートP5およびポートP6が接続される。これにより、流路管72Aは、ポートP5,P6を介して、流路管73Aに接続される。また、注入ポート32Aは、サンプルループSLAを介して、ドレインバルブ307に接続される。
図4に示すように、ニードル301が移動し、注入ポート32Aに挿入される。また、低圧バルブ305が、第1のポジションに切り換えられ、ポートR5およびポートR1が接続される。これにより、ニードル301は、計量ポンプ303のOUTポートに接続される。この状態で、ドレインバルブ307を開き、計量ポンプ303が吐出動作を行うことにより、ニードルループ302内の試料が注入ポート32Aを介してサンプルループSLAに貯留される。このとき、計量ポンプ303を制御することにより、ニードルループ302内に貯留されている試料のうち、分析流路10Aに供給する所定量の試料だけがサンプルループSLAに供給される。なお、高圧バルブ31Bは、図3の状態から変化していない。つまり、ポンプ2Bから送り出された溶離液11Bは、流路管72B、サンプルループSLBおよび流路管73Bを介して分離カラム5Bに流れる。
図5は、オートサンプラ3の動作を示す図であり、試料の注入動作を示す図である。図5に示すように、高圧バルブ31Bが、第1のポジションに切り換えられ、ポートQ1およびポートQ2が接続され、ポートQ3およびポートQ4が接続され、ポートQ5およびポートQ6が接続される。これにより、流路管72Bは、ポートP3,P4を介して、流路管73Bに接続される。また、注入ポート32Bは、サンプルループSLBを介して、排液路に接続される。
図5に示すように、サンプルループSLAに貯留した試料が流れ出ないようにドレインバルブ307を閉じ、ニードル301が移動し、注入ポート32Bに挿入される。低圧バルブ305は、図4の状態と同様に第1のポジションを維持しており、ポートR5およびポートR1が接続される。ニードル301は、図4の状態から引き続き、計量ポンプ303のOUTポートに接続される。この状態で、計量ポンプ303が吐出動作を行うことにより、ニードルループ302内の試料が注入ポート32Bを介してサンプルループSLBに貯留される。
なお、高圧バルブ31Aは、図4の状態から変化していない。つまり、ポンプ2Aから送り出された溶離液11Aは、流路管72A、ポートP5,P6、流路管73Aを介して分離カラム5Aに流れる。ドレインバルブ307は閉じられており、サンプルループSLA内には試料が貯留された状態で維持される。
また、サンプルループSLBの一方端はポートQ1を介して排液路に接続されているが、サンプルループSLBの他方端はポートQ6を介して計量ポンプ303に接続され、低圧バルブ305のポートR4により封止されている。したがって、サンプルループSLB内にも試料が貯留された状態で維持される。
以上の動作により、サンプルループSLAおよびサンプルループSLBの両方に試料が貯留された状態となる。また、ポンプ2Aから送り出された溶離液11Aは、流路管72A、ポートP5,P6、流路管73Aを介して分離カラム5Aに流れ、ポンプ2Bから送り出された溶離液11Bは、流路管72B、ポートQ3,Q4、流路管73Bを介して分離カラム5Bに流れる状態となっている。
図6は、オートサンプラ3の動作を示す図であり、分析処理の動作を示す図である。図6に示すように、高圧バルブ31Aが、第2のポジションに切り換えられ、ポートP2およびポートP3が接続され、ポートP4およびポートP5が接続され、ポートP6およびポートP1が接続される。高圧バルブ31Bが、第2のポジションに切り換えられ、ポートQ2およびポートQ3が接続され、ポートQ4およびポートQ5が接続され、ポートQ6およびポートQ1が接続される。
これにより、流路管72Aは、サンプルループSLAを介して、流路管73Aに接続される。また、流路管72Bは、サンプルループSLBを介して、流路管73Bに接続される。流路管72Aを介して供給される溶離液11AにサンプルループSLA内の試料が混合される。試料が混合された溶離液11Aは、流路管73Aを介して分離カラム5Aに供給される。また、流路管72Bを介して供給される溶離液11BにサンプルループSLB内の試料が混合される。試料が混合された溶離液11Bは、流路管73Bを介して分離カラム5Bに供給される。分離カラム5A,5Bにおいて分離された試料は、それぞれ検出器6A,6Bにおいて検出される。
このように第1の実施の形態の液体クロマトグラフ10によれば、サンプルループSLAが接続される分析流路10AおよびサンプルループSLBが接続される分析流路10Bの両方の分析流路において、同期して分析処理が実行される。つまり、図6で示したように、高圧バルブ31Aおよび高圧バルブ31Bが、いずれも第2のポジションに切り換えられることにより、サンプルループSLAが分析流路10Aに接続され、サンプルループSLBが分析流路10Bに接続される。高圧バルブ31Aおよび高圧バルブ31Bを第2のポジションに切り換えるタイミングを同期させることによって、分析流路10Aおよび分析流路10Bにおいて実行される分析処理を同期させることができる。高圧バルブ31Aおよび高圧バルブ31Bを同時に第2のポジションに切り換えることにより、分析流路10Aおよび分析流路10Bにおいて分析処理を同時に開始させることができる。
第1の実施の形態の液体クロマトグラフ10を用いることにより、同じ試料に対して、同期して複数種類の分析処理を実行することができる。例えば状態が経時変化するような試料であっても、複数種類の分析処理を同じ条件で実行することができる。
[2]第2の実施の形態
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態においても、液体クロマトグラフ10の全体構成は、図1に示した構成と同様である。第2の実施の形態においては、液体クロマトグラフ10のうち、オートサンプラ3の構成のみが異なる。
(1)オートサンプラの構成
次に、図7を参照しながら第2の実施の形態に係るオートサンプラ3の構成について説明する。図7に示すように、オートサンプラ3は、高圧バルブ31A、高圧バルブ31Bおよび低圧バルブ305を備える。オートサンプラ3は、また、注入ポート32A、注入ポート32B、ニードル301、サンプルループSLC、計量ポンプ303、洗浄ポート304、ドレインバルブ307およびドレインバルブ309を備える。高圧バルブ31Aは、分析流路10Aに接続される。高圧バルブ31Bは、分析流路10Bに接続される。第2の実施の形態のオートサンプラ3において、分析流路10Aには全量注入方式により試料が注入される。分析流路10Bにはループ注入方式により試料が注入される。
高圧バルブ31Aは、6方2ポジション切換バルブである。高圧バルブ31Aは、6つの周辺ポートP1〜P6を備える。ポートP1は、ドレインバルブ307に接続される。ポートP2は、注入ポート32Aに接続される。ポートP3は、流路管73Aに接続される。ポートP4は、流路管72Aに接続される。ポートP5は、ニードル301に接続される。ポートP6は、低圧バルブ305の共通ポートR5に接続される。第1の実施の形態の高圧バルブ31Aと異なり、第2の実施の形態の高圧バルブ31Aにおいては、ポートP1およびポートP4の間には、サンプルループSLAが設けられていない。第2の実施の形態においては、ニードル301およびポートP5の間にサンプルループSLCが配置される。
高圧バルブ31Aは、第1のポジションに切り換えられたとき、ポートP1およびポートP2が接続され、ポートP3およびポートP4が接続され、ポートP5およびポートP6が接続される。高圧バルブ31Aは、第2のポジションに切り換えられたとき、ポートP2およびポートP3が接続され、ポートP4およびポートP5が接続され、ポートP6およびポートP1が接続される。
高圧バルブ31Bは、6方2ポジション切換バルブである。高圧バルブ31Bは、6つの周辺ポートQ1〜Q6を備える。ポートQ1は、ドレインバルブ309に接続される。ポートQ3は、流路管72Bに接続される。ポートQ4は、流路管73Bに接続される。ポートQ6は、注入ポート32Bに接続される。第1の実施の形態の高圧バルブ31Bと同様、ポートQ2およびポートQ5の間には、サンプルループSLBが設けられる。
高圧バルブ31Bは、第1のポジションに切り換えられたとき、ポートQ1およびポートQ2が接続され、ポートQ3およびポートQ4が接続され、ポートQ5およびポートQ6が接続される。高圧バルブ31Bは、第2のポジションに切り換えられたとき、ポートQ2およびポートQ3が接続され、ポートQ4およびポートQ5が接続され、ポートQ6およびポートQ1が接続される。
第2の実施の形態における低圧バルブ305は、第1の実施の形態と同様である。計量ポンプ303を動作させて、洗浄液槽9から洗浄液を吸引する処理、洗浄ポート304に洗浄液を供給する処理も第1の実施の形態と同様である。
(2)オートサンプラの動作
次に、図8〜図11を参照しながら、第2の実施の形態に係るオートサンプラ3の動作について説明する。図8は、オートサンプラ3の動作を示す図であり、試料の吸引動作を示す図である。
図8に示すように、高圧バルブ31Aが、第1のポジションに切り換えられ、ポートP1およびポートP2が接続され、ポートP3およびポートP4が接続され、ポートP5およびポートP6が接続される。また、低圧バルブ305が、第4のポジションに切り換えられ、ポートR5およびポートR4が接続される。これにより、ニードル301は、高圧バルブ31AのポートP5,P6および低圧バルブ305のポートR5,R4を介して、計量ポンプ303に接続される。流路管72Aは、ポートP4,P3を介して流路管73Aに接続される。ポンプ2Aから送り出された溶離液11Aは、流路管72A、ポートP4,P3および流路管73Aを介して分離カラム5Aに流れる。
図8に示すように、高圧バルブ31Bは、第2のポジションを維持しており、ポートQ2およびポートQ3が接続され、ポートQ4およびポートQ5が接続され、ポートQ6およびポートQ1が接続される。これにより、流路管72Bは、サンプルループSLBを介して、流路管73Bに接続される。ポンプ2Bから送り出された溶離液11Bは、流路管72B、サンプルループSLBおよび流路管73Bを介して分離カラム5Bに流れる。この時点ではサンプルループSLB内には試料は貯留されていないため、溶離液11Bだけが分離カラム5Bに流れる。
図8に示すように、ニードル301が移動し、試料ビン308に挿入される。この状態で、計量ポンプ303が吸引動作を行うことにより、試料ビン308内の試料がサンプルループSLC内に貯留される。このとき、計量ポンプ303を制御することにより、サンプルループSLC内に必要とされる所定量の試料が貯留される。この実施の形態では、分析流路10AのサンプルループSLCおよび分析流路10BのサンプルループSLBの両方に供給するための試料がサンプルループSLC内に貯留される。
図9は、オートサンプラ3の動作を示す図であり、試料の注入動作を示す図である。図9に示すように、高圧バルブ31Bが、第1のポジションに切り換えられ、ポートQ1およびポートQ2が接続され、ポートQ3およびポートQ4が接続され、ポートQ5およびポートQ6が接続される。これにより、流路管72Bは、ポートQ3,Q4を介して、流路管73Bに接続される。また、注入ポート32Bは、サンプルループSLBを介して、ドレインバルブ309に接続される。
図9に示すように、ニードル301が移動し、注入ポート32Bに挿入される。また、低圧バルブ305が、第1のポジションに切り換えられ、ポートR5およびポートR1が接続される。これにより、ニードル301は、計量ポンプ303のOUTポートに接続される。この状態で、計量ポンプ303が吐出動作を行うことにより、サンプルループSLC内の試料が注入ポート32Bを介してサンプルループSLBに貯留される。このとき、計量ポンプ303を制御することにより、サンプルループSLC内に貯留されている試料のうち、分析流路10Bに供給する所定量の試料だけがサンプルループSLBに供給される。ドレインバルブ309は閉じられているため、サンプルループSLB内に試料が貯留された状態で維持される。なお、高圧バルブ31Aは、図8の状態から変化していない。つまり、ポンプ2Aから送り出された溶離液11Aは、流路管72A、ポートP4,P3よび流路管73Aを介して分離カラム5Aに流れる。
図10は、オートサンプラ3の動作を示す図であり、試料の注入動作を示す図である。図10に示すように、高圧バルブ31Aおよび高圧バルブ31Bは、図9の状態と同じ第1のポジションを維持している。低圧バルブ305は、図9の状態と同じ第1のポジションを維持している。
図10に示すように、ニードル301が移動し、注入ポート32Aに挿入される。ニードル301は、図9の状態から引き続き、計量ポンプ303のOUTポートに接続される。この状態で、ドレインバルブ307は閉じられているため、サンプルループSLC内の試料は、サンプルループSLC内に貯留された状態で維持される。なおポンプ2Aから送り出された溶離液11Aは、流路管72A、ポートP4,P3、流路管73Aを介して分離カラム5Aに流れる。
以上の動作により、サンプルループSLCおよびサンプルループSLBの両方に試料が貯留された状態となる。また、ポンプ2Aから送り出された溶離液11Aは、流路管72A、ポートP4,P3、流路管73Aを介して分離カラム5Aに流れ、ポンプ2Bから送り出された溶離液11Bは、流路管72B、ポートQ3,Q4、流路管73Bを介して分離カラム5Bに流れる状態となっている。
図11は、オートサンプラの動作を示す図であり、分析処理の動作を示す図である。図11に示すように、高圧バルブ31Aが、第2のポジションに切り換えられ、ポートP2およびポートP3が接続され、ポートP4およびポートP5が接続され、ポートP6およびポートP1が接続される。高圧バルブ31Bが、第2のポジションに切り換えられ、ポートQ2およびポートQ3が接続され、ポートQ4およびポートQ5が接続され、ポートQ6およびポートQ1が接続される。
これにより、流路管72Aは、サンプルループSLCを介して、流路管73Aに接続される。また、流路管72Bは、サンプルループSLBを介して、流路管73Bに接続される。流路管72Aを介して供給される溶離液11AにサンプルループSLC内の試料が混合される。試料が混合された溶離液11Aは、流路管73Aを介して分離カラム5Aに供給される。また、流路管72Bを介して供給される溶離液11BにサンプルループSLB内の試料が混合される。試料が混合された溶離液11Bは、流路管73Bを介して分離カラム5Bに供給される。分離カラム5A,5Bにおいて分離された試料は、それぞれ検出器6A,6Bにおいて検出される。
このように第2の実施の形態の液体クロマトグラフ10によれば、サンプルループSLCが接続される分析流路10AおよびサンプルループSLBが接続される分析流路10Bの両方の分析流路において、同期して分析処理が実行される。つまり、図11で示したように、高圧バルブ31Aおよび高圧バルブ31Bが、いずれも第2のポジションに切り換えられることにより、サンプルループSLCが分析流路10Aに接続され、サンプルループSLBが分析流路10Bに接続される。高圧バルブ31Aおよび高圧バルブ31Bを第2のポジションに切り換えるタイミングを同期させることによって、分析流路10Aおよび分析流路10Bにおいて実行される分析処理を同期させることができる。高圧バルブ31Aおよび高圧バルブ31Bを同時に第2のポジションに切り換えることにより、分析流路10Aおよび分析流路10Bにおいて分析処理を同時に開始させることができる。
[3]請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。上記の実施の形態では、液体クロマトグラフ10がクロマトグラフの例である。また、上記の実施の形態では、注入ポート32Aが第1の注入ポートの例であり、注入ポート32Bが第2の注入ポートの例である。また、上記の実施の形態において、サンプルループSLAまたはSLCが第1のサンプルループの例であり、サンプルループSLBが第2のサンプルループの例である。また、上記の実施の形態において、高圧バルブ31Aが第1のバルブの例であり、高圧バルブ31Bが第2のバルブの例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する種々の要素を用いることもできる。
[4]他の実施の形態
第1の実施の形態においては、分析流路10Aおよび分析流路10Bに供給する試料を、計量ポンプ303の1回の動作でニードルループ302に貯留するようにした。そして、ニードルループ302に貯留された試料を、サンプルループSLAおよびサンプルループSLBに分けて供給するようにした。他の動作例としては、計量ポンプ303による動作を2回行うようにしてもよい。まず、1回目の計量ポンプ303の動作でニードルループ302に試料を貯留し、貯留した試料をサンプルループSLAに供給する。続いて、2回目の計量ポンプ303の動作でニードルループ302に試料を貯留し、貯留した試料をサンプルループSLBに貯留してもよい。
第2の実施の形態においては、分析流路10Aおよび分析流路10Bに供給する試料を、計量ポンプ303の1回の動作でサンプルループSLCに貯留するようにした。そして、サンプルループSLCに貯留された試料の一部を、サンプルループSLBに供給するようにした。他の動作例としては、計量ポンプ303による動作を2回行うようにしてもよい。まず、1回目の計量ポンプ303の動作でサンプルループSLCに試料を貯留し、貯留した試料をサンプルループSLBに供給する。続いて、2回目の計量ポンプ303の動作でサンプルループSLCに試料を貯留してもよい。
第1の実施の形態においては、サンプルループSLAに試料を貯留した後、サンプルループSLBに試料を貯留するようにした。この動作は逆でもよい。サンプルループSLBに試料を貯留した後、サンプルループSLAに試料を貯留するようにしてもよい。
上記実施の形態においては、高圧バルブ31Bは、オートサンプラ3のユニット内に配置した。高圧バルブ31Bを、オートサンプラ3のユニットの外部に配置してもよい。
なお、本発明の具体的な構成は、前述の実施の形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更および修正が可能である。
[5]態様
上述した複数の例示的な実施の形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
(第1項)一態様に係るクロマトグラフ用オートサンプラは、
クロマトグラフの第1の分析流路に試料を注入する第1の注入ポートと、
前記クロマトグラフの第2の分析流路に試料を注入する第2の注入ポートと、
前記第1の注入ポートおよび前記第2の注入ポートの両方に移動可能であり、前記第1の注入ポートおよび前記第2の注入ポートに試料を注入するニードルと、
前記第1の分析流路に注入する試料を貯留する第1のサンプルループと、
前記第2の分析流路に注入する試料を貯留する第2のサンプルループと、
前記第1のサンプルループおよび前記第2のサンプルループに試料をロードする計量ポンプと、
を備える。
第1項のクロマトグラフ用オートサンプラによれば、複数の分析処理を実行可能となる。
(第2項)第1項に記載のクロマトグラフ用オートサンプラにおいて、
前記第1の注入ポートと前記第1の分析流路との接続を切り換える第1のバルブと、
前記第2の注入ポートと前記第2の分析流路との接続を切り換える第2のバルブと、
をさらに備え、
前記第1のバルブは、ループ注入方式または全量注入方式のいずれかで動作し、
前記第2のバルブは、ループ注入方式で動作してもよい。
第1のバルブおよび第2のバルブが両方ともループ注入方式で操作する場合、および、一方のバルブがループ注入方式であり、他方のバルブが全量注入方式である場合、複数の分析処理を実行可能である。
(第3項)第2項に記載のクロマトグラフ用オートサンプラにおいて、
前記第1のサンプルループおよび前記第2のサンプルループに試料が貯留された後、前記第1のバルブおよび前記第2のバルブが同期して動作することにより、前記第1の分析流路および前記第2の分析流路における分析処理が同期して実行されてもよい。
複数の分析処理を同期して実行させることができる。1つの試料に対して同期して複数の分析処理を実行することができるので、状態が経時変化する試料であっても複数種類の分析処理を同じ条件で実行することができる。
(第4項)第2項に記載のクロマトグラフ用オートサンプラにおいて、
前記第1のバルブが全量注入方式で動作する場合、前記ニードルが前記第2の注入ポートに配置されることにより、前記第2のサンプルループに試料を貯留した後、前記第1のサンプルループに試料が貯留された状態で前記ニードルが前記第1の注入ポートに配置されてもよい。
全量注入方式の場合には、先にループ注入方式で動作するサンプルループに試料を貯留させることで、複数の分析処理が実行可能となる。
(第5項)第2項に記載のクロマトグラフ用オートサンプラにおいて、
前記第1のバルブがループ注入方式で動作する場合、
前記第1のバルブが第1のポジションに切り換えられるとともに、前記ニードルが前記第1の注入ポートに配置されることにより、前記第1のサンプルループが前記計量ポンプと接続され、前記計量ポンプが動作することにより、前記第1の注入ポートを介して前記第1のサンプルループに試料が貯留され、
前記第2のバルブが第1のポジションに切り換えられるとともに、前記ニードルが前記第2の注入ポートに配置されることにより、前記第2のサンプルループが前記計量ポンプと接続され、前記計量ポンプが動作することにより、前記第2の注入ポートを介して前記第2のサンプルループに試料が貯留され、
前記第1のバルブが第2のポジションに切り換えられることにより、前記第1のサンプルループが前記第1の分析流路に接続され、これにより、前記第1のサンプルループに貯留された試料が前記第1の分析流路に供給され、
前記第2のバルブが第2のポジションに切り換えられることにより、前記第2のサンプルループが前記第2の分析流路に接続され、これにより、前記第2のサンプルループに貯留された試料が前記第2の分析流路に供給されてもよい。
第1のバルブおよび第2のバルブを切り換えることにより、複数の分析処理が実行可能となる。
(第6項)第2項に記載のクロマトグラフ用オートサンプラにおいて、
前記第1のバルブが全量注入方式で動作する場合、
前記第1のサンプルループに試料が貯留された状態で、前記第2のバルブが第1のポジションに切り換えられるとともに、前記ニードルが前記第2の注入ポートに配置されることにより、前記第2のサンプルループが前記第1のサンプルループおよび前記計量ポンプと接続され、前記計量ポンプが動作することにより、前記第1のサンプルループ内の試料が前記第2の注入ポートを介して前記第2のサンプルループに試料が貯留され、続いて、前記第1のバルブが第1のポジションに切り換えられるとともに、前記ニードルが前記第1の注入ポートに配置され、
前記第2のバルブが第2のポジションに切り換えられることにより、前記第2のサンプルループが前記第2の分析流路に接続され、これにより、前記第2のサンプルループに貯留された試料が前記第2の分析流路に供給され、
前記第1のバルブが第2のポジションに切り換えられることにより、前記第1のサンプルループが前記第1の分析流路に接続され、これにより、前記第1のサンプルループに貯留された試料が前記第1の分析流路に供給されてもよい。
第1のバルブおよび第2のバルブを切り換えることにより、複数の分析処理が実行可能となる。

Claims (6)

  1. クロマトグラフの第1の分析流路に試料を注入する第1の注入ポートと、
    前記クロマトグラフの第2の分析流路に試料を注入する第2の注入ポートと、
    前記第1の注入ポートおよび前記第2の注入ポートの両方に移動可能であり、前記第1の注入ポートおよび前記第2の注入ポートに試料を注入するニードルと、
    前記第1の分析流路に注入する試料を貯留する第1のサンプルループと、
    前記第2の分析流路に注入する試料を貯留する第2のサンプルループと、
    前記第1のサンプルループおよび前記第2のサンプルループに試料をロードする計量ポンプと、
    を備えるクロマトグラフ用オートサンプラ。
  2. 前記第1の注入ポートと前記第1の分析流路との接続を切り換える第1のバルブと、
    前記第2の注入ポートと前記第2の分析流路との接続を切り換える第2のバルブと、
    をさらに備え、
    前記第1のバルブは、ループ注入方式または全量注入方式のいずれかで動作し、
    前記第2のバルブは、ループ注入方式で動作する、請求項1に記載のクロマトグラフ用オートサンプラ。
  3. 前記第1のサンプルループおよび前記第2のサンプルループに試料が貯留された後、前記第1のバルブおよび前記第2のバルブが同期して動作することにより、前記第1の分析流路および前記第2の分析流路における分析処理が同期して実行される、請求項2に記載のクロマトグラフ用オートサンプラ。
  4. 前記第1のバルブが全量注入方式で動作する場合、前記ニードルが前記第2の注入ポートに配置されることにより、前記第2のサンプルループに試料を貯留した後、前記第1のサンプルループに試料が貯留された状態で前記ニードルが前記第1の注入ポートに配置される、請求項2に記載のクロマトグラフ用オートサンプラ。
  5. 前記第1のバルブがループ注入方式で動作する場合、
    前記第1のバルブが第1のポジションに切り換えられるとともに、前記ニードルが前記第1の注入ポートに配置されることにより、前記第1のサンプルループが前記計量ポンプと接続され、前記計量ポンプが動作することにより、前記第1の注入ポートを介して前記第1のサンプルループに試料が貯留され、
    前記第2のバルブが第1のポジションに切り換えられるとともに、前記ニードルが前記第2の注入ポートに配置されることにより、前記第2のサンプルループが前記計量ポンプと接続され、前記計量ポンプが動作することにより、前記第2の注入ポートを介して前記第2のサンプルループに試料が貯留され、
    前記第1のバルブが第2のポジションに切り換えられることにより、前記第1のサンプルループが前記第1の分析流路に接続され、これにより、前記第1のサンプルループに貯留された試料が前記第1の分析流路に供給され、
    前記第2のバルブが第2のポジションに切り換えられることにより、前記第2のサンプルループが前記第2の分析流路に接続され、これにより、前記第2のサンプルループに貯留された試料が前記第2の分析流路に供給される、請求項2に記載のクロマトグラフ用オートサンプラ。
  6. 前記第1のバルブが全量注入方式で動作する場合、
    前記第1のサンプルループに試料が貯留された状態で、前記第2のバルブが第1のポジションに切り換えられるとともに、前記ニードルが前記第2の注入ポートに配置されることにより、前記第2のサンプルループが前記第1のサンプルループおよび前記計量ポンプと接続され、前記計量ポンプが動作することにより、前記第1のサンプルループ内の試料が前記第2の注入ポートを介して前記第2のサンプルループに試料が貯留され、続いて、前記第1のバルブが第1のポジションに切り換えられるとともに、前記ニードルが前記第1の注入ポートに配置され、
    前記第2のバルブが第2のポジションに切り換えられることにより、前記第2のサンプルループが前記第2の分析流路に接続され、これにより、前記第2のサンプルループに貯留された試料が前記第2の分析流路に供給され、
    前記第1のバルブが第2のポジションに切り換えられることにより、前記第1のサンプルループが前記第1の分析流路に接続され、これにより、前記第1のサンプルループに貯留された試料が前記第1の分析流路に供給される、請求項2に記載のクロマトグラフ用オートサンプラ。
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