JP7224434B2 - 分析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、試料を分析する分析装置に関する。
分離カラムを用いた分析方法としてクロマトグラフィーがある。
分離カラムはシリカゲルやポリマーゲル等の母材に、各種官能基が結合した粒子の充填材を、円筒状の細長い容器に高圧で充填したものである。クロマトグラフィーは、物質が固定相とこれに接して流れる移動相との親和力(相互作用)の違いから一定の比率で分布し、その比率が物質によって異なることを利用して各物質を分離する方法である。
液体クロマトグラフィー(HPLC)は、移動相として液体を用いる。液体クロマトグラフィー(HPLC)は分離カラムに加えて、移動相を送液する送液ポンプと、試料を導入するインジェクタと、試料中の目的成分を検出する検出器と、それらを繋ぐ配管と、装置動作を制御する制御装置から構成される。
送液ポンプは、複数の移動相を保持し、時間ごとに混合比を変化させながら、分離カラムへ送液するグラジエント送液を行う。グラジエント送液では、初めに送液ポンプは試料溶出力の低い組成の移動相を分離カラムへ送液するので、分離カラムに注入された試料中の目的成分は、分離カラムへ吸着する。
次に、溶出力の高い組成へと変化させながら送液し、分離カラムへ吸着した試料中の目的成分は、分離カラムから溶出し、検出器へ到達する。
目的成分が検出された後、送液ポンプは分離カラムに残存した夾雑物を洗浄するために、溶出力の高い組成へ変化させる。
このように、グラジエント溶離では1回の分析で分離カラム内の移動相組成は変わる。グラジエント送液で連続分析を行う場合は、1回の分析終了後には次の分析を開始するために、分離カラム内の移動相の組成を初期移動相に変化させる必要がある。
また、夾雑物のコンタミネーションを避けるために、インジェクタの洗浄や、インジェクタ用バルブを初期位置に戻す等の準備も実施する必要がある。
複数のHPLCストリームを、HPLCストリームを切替えるストリームセレクトバルブを介して、1つの検出器に結合し、相互に分析を実施できる装置が知られている。
HPLCストリームの定義は、送液ポンプと、インジェクタと、分離カラムと、
分離カラムを温調するカラムオーブンと、送液ポンプとインジェクタと分離カラムを繋ぐ配管からなるHPLC流路である。各HPLCストリームは同一の構成からなり、並列に配置される。
分離カラムの平衡化工程、溶離工程、洗浄工程およびインジェクタの洗浄工程の時間を調整し、常に各HPLCストリームから目的成分が検出器に導入し、検出器の待機時間がないようにする。
上記構成の装置の利点は、分析時間の効率化に加えて、ピークが出現する時間のみ検出器にHPLCストリームを接続することにより、分析開始時に分離カラムを素通りした試料中の夾雑物や、洗浄工程中に分離カラムに残存した夾雑物が検出器に導入されないため、検出器の汚染を軽減できる効果がある。
複数のHPLCストリームを有する装置に関しての公知例として、例えば、非特許文献1がある。非特許文献1は、2つのHPLCストリームを備え、各HPLCストリームは同一の構成を有し、各HPLCストリームを切替えるバルブを備え、1つの検出器を備えた分析装置に関する開示がある。
各HPLCストリームは試料注入部と、ポンプと、トラップカラムと、カラムと、トラップカラムとカラムの流路を切替えるカラムスイッチングバルブと、送液流路を備える。各HPLCストリームでは、試料注入部から導入された試料成分をトラップカラムで一旦捕集し、それ以外の夾雑物を廃棄し、カラムスイッチングバルブを切替えた後に、ポンプによりトラップカラムに捕集した試料成分を分離カラムに導入する。分離カラムで分離した後に、1台の検出器に試料成分を導入する。
1つのHPLCが測定している間、もう一方のHPLCストリームは、試料注入部および送液流路の洗浄や、次の試料注入のための準備が実施される。
また、特許文献1には、a)それぞれ、試料に含まれる目的成分を捕集する捕集部、及び、該目的成分を時間的に分離する分離部を備える複数の分析流路と、b)前記複数の分析流路に共通に接続された、各分離部で分離された目的成分を検出するための1台の検出部と、c)キャリアを送給する1本の試料注入流路と、d)前記試料注入流路に試料を注入する試料注入部と、e)前記試料注入部の下流の前記試料注入流路を前記複数の分析流路のいずれかに選択的に接続する分析流路切替え部を有することを特徴とする液体クロマトグラム分析装置の開示がある。特許文献1に記載の技術は、1本の試料注入流路を有した試料注入部で試料を、複数のHPLCストリームに導入する機構を備えることで、試料注入機構および動作が複雑になることなく、HPLCストリームが増大した場合でも、装置全体としての処理時間や処理速度が律速になることがない。
HPLCストリームを切替えるストリームセレクトバルブの切替タイミングを最適化し、分析時間を効率化するためには、目的成分が既知であることが望ましい。
目的成分が既知である薬物動態試験や、臨床検査に複数のHPLCストリームからなる分析装置を用いる場合、事前に分離カラム、溶離液、グラジエント条件等を含む分析条件を決定しておき、制御装置に分析条件を格納しておく。分析の際に、制御装置の操作画面に目的成分および検体数を入力することで、制御装置に格納された分析条件を呼出し、分析が開始される。
目的成分のピーク出現の時間が既知であるため、ストリームセレクトバルブの切替タイミングを調整し、その時間に尤度時間を加えた時間に検出器と目的成分の分離がおこなわれているHPLCストリームを接続することになる。目的成分のピークが検出器で検出されている時間、つまりHPLCストリームと検出器が繋がっている時間を検出ウィンドウ時間と呼ぶ。ひとつのHPLCストリームの検出ウィンドウ時間には、他のHPLCストリームでは分離カラムの平衡化工程、洗浄工程、インジェクタの洗浄工程、準備工程のいずれかが同時間に行われている。そして、目的成分の検出する時間が終了すると、ストリームセレクトバルブが切替り、他のHPLCストリームと検出器が繋がり、目的成分の検出が順次おこなわれる。つまり、設定した複数の目的成分のおける検出ウィンドウ時間が連続することで、装置全体としての処理時間や処理速度が向上する。
WO2017/122261号公報
Agilent Technologies Inc.,“The Agilent StreamSelect LC/MS Solution:Increasing the Throughput of a Triple Quadrupole Mass Spectrometer”,URL:https://www.agilent.com/cs/library/technicaloverviews/public/5991-3274EN.pdf
前述したように、目的成分が決定されると、制御装置に格納された分析条件が呼び出され、分析が開始される。各HPLCストリームは同一の構成からなり、並列に配置されるため、分離カラムを含む装置部品の劣化が生じないかぎりは、想定されるピーク出現の時間は変化しない。
複数のHPLCストリームを、カラムセレクトバルブを介して、1つの検出器に接続する分析装置において、同目的成分を複数の異なるHPLCストリームで分析した場合にもピーク出現時間が変化しないためには、送液ポンプとインジェクタと分離カラムを繋ぐ配管流路の容量を同一にすることが必要である。これは、配管の長さに加えて、接続部のデットボリュームの容量も含み同一にすることが必要である。
各HPLCストリームを並列に配置し、ひとつの検出器に接続する装置構成において、各HPLCストリームの配管長を同一にするためには、HPLCストリームのストリーム数の増加とともに配管は長くなることになる。これは、各ストリームをストリームセレクトバルブ等に接続する配管長が長くなるからである。
しかしながら、配管の内径は、精度よいものであっても必ず公差がある。精度管理がされている配管の場合において、例えば0.1mmの内径の配管の場合、公差が0.01mmであれば、1000mmの長さの場合、約3.14μLの容量誤差になる。
送液ポンプの流量を、例えば100μL/minに設定した場合、同分析条件であってもピーク出現の時間が約2秒異なる可能性がある。つまり、検出ウィンドウ時間によっては、例えば、この2秒のずれのために、検出ウィンドウ時間から外れて目的成分が検出できなくなる場合がある。
一般的なHPLCではストリーム数は1つであり、常に検出器がHPLCストリームに繋がっているため、ピーク出現時間のずれは問題にならないことが多い。また、配管長を短縮することで、配管内径の交差および接続部のデッドボリュームの容量によるピーク出現時間のずれを減少させることは可能である。
しかしながら、複数のHPLCストリームを、HPLCストリームを切替えるストリームセレクトバルブを介して、1つの検出器に結合し、相互に検出ウィンドウ時間を切替えながら、分析する装置においては、複数のHPLCストリームを並列に配置するために、配管長を短縮することは困難である。
また、各HPLCストリーム間のピーク出現時間の変動は、分離カラムの劣化、配管の詰まり、流路配管と接続部からのリーク、ポンプの送液不具合等にも影響される。しかしながら、ピーク出現時間の変動の原因を特定するには、分析装置の上流側から配管を外し、圧力の変動、詰まりの確認、リークの確認をするなど、労力と時間が必要である。
本発明の目的は、複数のHPLCストリームにおける各ストリームの保持時間を配管長の調整を行うことなく、調整でき、かつ、分離カラムの劣化や送液不具合等を装置から配管を外すことなく判定可能な分析装置を実現することである。
上記目的を達成するため、本発明は次のように構成される。
分析装置において、試料を分離する分離カラムと、試料または溶媒を前記分離カラムに送液するポンプと、を有するストリームを複数有し、複数の前記ストリームの前記分離カラムが分離した試料を検出する検出器と、複数の前記ストリーム及び前記検出器の動作を制御する制御部と、を備える分析装置において、複数の前記ストリームのそれぞれは、前記分離カラムに並列に接続される検定用流路を有し、前記制御部は、複数の前記ストリームのそれぞれの前記検定用流路に、検定用試料を供給し、それぞれの前記検定用流路から前記検出器に導入された前記検定用試料のそれぞれの保持時間に基づいて、複数の前記ストリームの設定値を補正する。
複数のHPLCストリームにおける各ストリームの保持時間を配管長の調整を行うことなく、調整でき、かつ、分離カラムの劣化や送液不具合等を装置から配管を外すことなく判定可能な分析装置を実現することができる。
本発明の一実施例を適用した分析装置の全体構成図である。 シッパー振分バルブの動作説明図である。 インジェクションバルブの動作説明図である。 シリンジ振分バルブの動作説明図である。 カラムセレクタバルブ(IN)の動作説明図である。 カラムセレクタバルブ(OUT)の動作説明図である。 ストリームセレクトバルブの動作説明図である。 3方電磁弁の説明図である。 ストリーム(1)およびストリーム(2)を用いて、目的成分を並列に測定する場合のタイムチャートである。 検定用流路にダミーカラムが配置された分析装置を示す図である。 ストリーム(1)の保持時間とストリーム(2)の保持時間とのずれの補正方法のフローチャートである。 ストリーム(1)のクロマトグラムとストリーム(2)のクロマトグラムとの保持時間を比較する図である。 ストリーム内のカラム流路の補正方法のフローチャートである。 装置の健全性評価のフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
以下に説明する実施例は液体クロマトグラフィー(HPLC)を主な対象としているが、本発明は分析装置全般に適用可能なものである。
本発明は、例えば、ガスクロマトグラフィー、超高速液体クロマトグラフィー、HPLC/MSおよびカラム分離部を備える臨床検査装置にも適用できる。一般的なHPLCは、送液ポンプと、インジェクタと、カラムと、カラムを温調するカラムオーブンと、送液ポンプとインジェクタと分離カラムを繋ぐ配管からなる。
本発明の装置全体の構成は複数のHPLC流路を、HPLC流路を切替えるストリームセレクトバルブを介して、1つの検出に結合し、相互に分析を実施できるマルチHPLC装置である。
以下、本発明の実施例について説明する。
図1は、本発明の一実施例を適用した分析装置の全体構成図である。
図1において、分析装置は、ポンプ(ストリーム1)103と、ポンプ(ストリーム2)104と、インジェクションバルブ(ストリーム1)105と、インジェクションバルブ(ストリーム2)106と、サンプルループ(ストリーム1)107と、サンプルループ(ストリーム2)108と、シッパー109とを備える。
また、分析装置は、シッパー振分バルブ110と、バイアル111と、シリンジ振分バルブ112と、洗浄ポンプ113と、シリンジ114と、3方電磁弁115と、カラムセレクタバルブ(IN、ストリーム1)116と、カラムセレクタバルブ(IN、ストリーム2)117と、カラムセレクタバルブ118(OUT、ストリーム1)と、カラムセレクタバルブ(OUT、ストリーム2)119とを備える。
さらに、分析装置は、試料を分離する分離カラム(ストリーム1)120と、試料を分離する分離カラム(ストリーム2)121と、検定用流路(ストリーム1)122と、検定用流路(ストリーム2)123と、ストリームセレクトバルブ124と、分離カラム120、121により分離された試料を検出する検出器125と、カラムオーブン(ストリーム1)126と、カラムオーブン(ストリーム2)127と、ポンプ103の送液圧力を計測する圧力センサ(ストリーム1)128と、ポンプ104の送液圧力を計測する圧力センサ(ストリーム2)129と、制御部130とを備える。
バルブ105、106、110、112、116、117、118、119及び124は、ストリーム101、102内の流路を変更するバルブである。
また、各ストリーム101、102の構成部品は、流路を形成する配管により接続されている。
なお、以下、分離カラムを単にカラムと略称する場合もある。また、分離カラムは分析カラムともいう。
本装置はストリーム(1)101とストリーム(2)102の2ストリームから構成される。
ストリーム(1)101の装置構成について説明する。ストリーム(2)102については、シッパー109、シッパー振分バルブ110、シリンジ振分バルブ112、カラムセレクタバルブ124、シリンジ114、3方電磁弁115および洗浄ポンプ113はストリーム(1)101と兼用しているが、ストリーム(1)101と同一の構成であるため、詳細な説明は省略する。
本実施例では30個のバイアル111がターンテーブル(図示しない)に保持されている。ターンテーブルがシッパー109の稼動域まで回転し、シッパー109が回転方向(θ)および上下方向(Z)に移動し、試料の吸引を実施する。本実施例では、シッパー109の材質はSUS、内径φ0.5mm、長さ50mmである。バイアル111の保持はターンテーブルでなくてもよく、例えばX方向に10個、Y方向に12個、合計120個のバイアル111を保持できるサンプルラックでもよく、この場合、シッパー109はX、Y、Z方向に移動し、試料の吸引を実施する。シッパー109は内径φ0.5mm、長さ50mmのSUS配管でシッパー振分バルブ110に接続されている。
シッパー振分バルブ110について図2を用いて説明する。
図2はシッパー振分バルブ110の動作説明図である。図2において、シッパー振分バルブ110は、3方2ポジションバルブであり、シッパー109はポート1に接続される。シッパー振分バルブ110のポート2は内径φ0.1mm、長さ20mmのSUS配管を介し、インジェクションバルブ(ストリーム1)105に接続される。
シッパー振分バルブ110のポート3は内径φ0.1mm、長さ20mmのSUS配管を介し、インジェクションバルブ(ストリーム2)106に接続される。ポジション1では、ポート1とポート2が接続され、シリンジ109と、シッパー振分バルブ110と、インジェクションバルブ(ストリーム1)105とからなる流路がつながる。ポジション2では、ポート1とポート3が接続され、シリンジ109と、シッパー振分バルブ110と、インジェクションバルブ(ストリーム2)106からなる流路がつながる。
インジェクションバルブ(ストリーム1)105について図3を用いて説明する。図3は、インジェクションバルブ(ストリーム1)105の動作説明図である。図3において、インジェクションバルブ(ストリーム1)105は、6ポート2ポジションバルブであり、ポート1には、ポンプ(ストリーム1)103が接続されており、ポンプ(ストリーム1)103とインジェクションバルブ(ストリーム1)105の間に圧力センサ(ストリーム1)128が配置される(図3には省略されている)。
インジェクションバルブ(ストリーム1)105のポート6は、内径φ0.1mm、長さ1000mmのSUS配管を介し、カラムセレクタバルブ(IN、ストリーム1)116に接続されている。ポート2とポート5は、10μLのサンプルループ(ストリーム1)107(内径φ0.4mm、長さ79.6 mm、SUS)が接続されている。ポート3は、内径φ0.5mm、長さ200mmのSUS配管を介し、シッパー振分バルブ110が接続されている。ポート4は、内径φ0.5mm、長さ500mmのSUS配管を介し、シリンジ振分バルブ112が接続されている。
ポジション1では、ポート1とポート6、ポート2とポート3、ポート4とポート5がつながり、シッパー振分バルブ110と、サンプルループ107と、シリンジ振分バルブ112とからなる流路がつながる。
ポジション2では、ポート1とポート2、ポート3とポート4、ポート5とポート6がつながり、ポンプ103と、サンプルループ107と、シリンジ振分バルブ112とからなる流路がつながる。
シリンジ振分バルブ112について図4を用いて説明する。図4は、シリンジ振分バルブ112の動作説明図である。図4において、シリンジ振分バルブ112は、4ポート2ポジションバルブであり、インジェクションバルブ(ストリーム1)105は内径φ0.5mm、長さ500mmのSUS配管を介し、ポート1に接続される。ポート2は、ドレイン配管(図示せず)に接続される。ポート3は、内径φ0.5mm、長さ500mmのSUS配管を介し、インジェクションバルブ(ストリーム2)106に接続される。ポート4は、内径φ0.8mm、長さ600mmのPTFE配管を介し、シリンジ114が接続されている。
ポジション1では、ポート1とポート4、ポート2とポート3がつながり、インジェクションバルブ(ストリーム1)105と、シリンジ振分バルブ112と、シリンジ114とからなる流路がつながる。ポジション2では、ポート1とポート2、ポート3とポート4がつながり、インジェクションバルブ(ストリーム2)106と、シリンジ振分バルブ112と、シリンジ114とからなる流路がつながる。
シリンジ振分バルブ112とシリンジ114の間には、3方電磁弁115(図8)が配置され、3方電磁弁115の通常時(ノーマルオープン側)には、シリンジ振分バルブ112とシリンジ114がつながる。3方電磁弁115が切替る(ノーマルクローズ側)とシリンジ振分バルブ112と洗浄ポンプ113がつながる。
カラムセレクタバルブ(IN)116およびカラムセレクタバルブ(OUT)118について図5および図6を用いて説明する。図5及び図6はカラムセレクタバルブの動作説明図である。
カラムセレクタバルブ(IN)116およびカラムセレクタバルブ(OUT)118は、4ポート3ポジションバルブであり、同形状である。
インジェクションバルブ(ストリーム1)105は、内径φ0.1mm、長さ2250mmのSUS配管を介し、カラムセレクタバルブ(IN)116のポート1に接続されている。カラムセレクタバルブ(IN)116及びカラムセレクタバルブ(OUT)118のポート3は、内径φ0.1mm、長さ500mmのSUS配管を介してカラム(ストリーム1)120と接続されている。
ポート4は、ポート3と同様に、内径φ0.1mm、長さ500mmのSUS配管を介してカラム(ストリーム1)120が接続されている。
カラム(ストリーム1)120は、内径φ0.5mm、長さ500mmの形状であり、分離モードは逆相(ODS)である。カラム(ストリーム1)120の分離モードは逆相(ODS)のほかに、順相、HILIC、イオン交換、GPC、アフニティーでもよい。
カラムセレクタバルブ116及び118のポジション1では、ポート1とポート4がつながり、インジェクションバルブ(ストリーム1)105とカラムセレクタバルブ(IN)116と、カラム(ストリーム1)120と、カラムセレクタバルブ(OUT)118とからなる流路がつながる。
ポジション2では、ポート1とポート3がつながり、インジェクションバルブ(ストリーム1)105と、カラムセレクタバルブ(IN)116と、カラム(ストリーム1)120と、カラムセレクタバルブ(OUT)118からなる流路がつながる。
ポジション3では、ポート1とポート2がつながり、インジェクションバルブ(ストリーム1)105と、カラムセレクタバルブ(IN)116と、検定用流路(ストリーム1)122と、カラムセレクタバルブ(OUT)118からなる流路がつながる。
各ポジション1、2、3において、カラムセレクタバルブ(IN)116およびカラムセレクタバルブ(OUT)118間の流路の容量は、同容量である。カラム(ストリーム1)120および検定用流路(ストリーム1)122はカラムオーブン(ストリーム1)126内に配置され、温調が行われる。温調はカラムオーブン(ストリーム1)126の庫内全体を温調してもよく、各カラムに熱源を接触させ、各々温調してもよい。
ストリームセレクトバルブ124について図7を用いて説明する。
図7は、ストリームセレクトバルブ124の動作説明図である。
図7において、ストリームセレクトバルブ124は、4ポート2ポジションバルブであり、カラムセレクタバルブ(OUT、ストリーム1)118は内径φ0.5mm、長さ500mmのSUS配管を介し、ポート1に接続される。ポート2は、ドレイン配管に接続される。ポート3は、内径φ0.5mm、長さ500 mmのSUS配管を介し、カラムセレクタバルブ(OUT、ストリーム2)119に接続される。ポート4は、内径φ0.5mm、長さ500mmのSUS配管を介し、検出器125に接続されている。
ポジション1では、ポート1とポート4、ポート2とポート3がつながり、カラムセレクタバルブ(OUT、ストリーム1)118と、ストリームセレクトバルブ124と検出器125とからなる流路がつながる。
ポジション2では、ポート1とポート2、ポート3とポート4がつながり、カラムセレクタバルブ(OUT、ストリーム2)119と、ストリームセレクトバルブ124と、検出器125とからなる流路がつながる。
なお、本実施例では検出器125は、ダイオードアレイ(DAD)検出器を用いた。ただし、検出器はDADでなくてもよく、UV検出器、質量分析装置でもよい。
ストリーム(1)101の測定工程について説明する。
ストリーム(1)101の測定工程は、1)試料のサンプルループでの計量、2)試料のカラムへの導入、3)カラム分離、4)洗浄の工程からなる。
1)試料のサンプルループでの計量では、シッパー振分バルブ110のポジションはポジション1、インジェクションバルブ(ストリーム1)105のポジションはポジション1、シリンジ振分バルブ112のポジションはポジション1、3方電磁弁115がノーマルオープン側に位置した状態である。
この状態で、シリンジ114が吸引動作し、バイアル111から試料をサンプルループ(ストリーム1)107に導入する。使用する試料量低減のために、試料は空気層で挟んでサンプルループ107に導入してもよい。
2)試料のカラムへの導入では、インジェクションバルブ(ストリーム1)105のポジションをポジション2に切替え、ポンプ103と、インジェクションバルブ(ストリーム1)105と、カラムセレクタバルブ(IN、ストリーム1)116がつながり、試料をカラム(ストリーム1)120に導入する。
3)カラム分離では、カラムセレクタバルブ(IN、ストリーム1)116およびカラムセレクタバルブ(OUT、ストリーム1)118を使用するカラムの流路のポジションに切替え、ポンプ103の溶媒組成を変化させ、グラジエント送液を行うことにより、試料のカラム分離を行う。
4)洗浄の工程では、3)カラム分離と平衡して行われる。シッパー振分バルブ110のポジションはポジション1、インジェクションバルブ(ストリーム1)105のポジションはポジション1、シリンジ振分バルブ112のポジションはポジション1、3方電磁弁115がノーマルクローズ側に位置した状態で、洗浄ポンプ113から洗浄液を送液し、インジェクションバルブ(ストリーム1)105、シッパー109の洗浄を実施する。洗浄の際にはシッパー109は、廃液タンク(図示しない)に移動されており、洗浄液は廃液タンク(図示せず)に流れ込む。
図9は、ストリーム(1)101およびストリーム(2)102を用いて、目的成分を並列に測定する場合のタイムチャートである。
図9において、試料計量901、試料導入902、カラム分離(検出ウィンドウ)903、洗浄904の工程を順に実施する。これらの工程901~904を検出ウィンドウ903が同時間に重ならないように並列に実施する。
つまり、ストリーム(1)101が試料計量901を行った後に、試料導入902を開始すると同時にストリーム(2)102が試料計量901を開始する。
ストリーム(1)101は、試料導入902を行った後に、カラム分離903と洗浄904と試料導入901とを開始し、それと同時にストリーム(2)102は試料導入902を開始する。
続いて、ストリーム(2)102は、カラム分離903と洗浄904と試料導入901とを開始し、それと同時にストリーム(1)101は試料導入902を開始する。
以降、同様にして、これらの工程901~904を検出ウィンドウ903が同時間に重ならないように並列に実施する。
予め制御部130に、目的成分を事前に測定した際の保持時間を格納しておき、保持時間を含む時間帯になれば、ストリーム(1)101の目的成分のピーク検出時間では、ストリームセレクトバルブ124をポジション1に切替え、分離した試料を検出器124に導入する。
同様に、ストリーム(2)102の目的成分のピーク検出時間では、ストリームセレクトバルブ124をポジション2に切替え、分離した試料を検出器124に導入する。
図1に示した例は、検定用流路122及び123は流路のみの構成となっているが、検定用流路122および123にダミーカラムを配置してもよい。
図10は、検定用流路122にダミーカラム120Dが配置され、検定用流路123にダミーカラム121Dが配置された分析装置を示す図である。
図10を参照して検定用流路122、123の運用方法について説明する。検定用流路122、123に配置されたダミーカラム120D、121Dは、カラム120、121と同形状の内径φ0.5mm、長さ500mmのカラムである。
ダミーカラム120D、121Dは表面に官能基が結合していない充填剤粒子が充填されている。ダミーカラム120Dの前後は内径φ0.1mm、長さ500mmのSUS配管によりカラムセレクタバルブ(IN)116およびカラムセレクタバルブ(OUT)118に接続されている。また、ダミーカラム121Dの前後は内径φ0.1mm、長さ500mmのSUS配管によりカラムセレクタバルブ(IN)117およびカラムセレクタバルブ(OUT)119に接続されている。検定用流路122、123のそれぞれの圧力損失と、ダミーカラム120D、121Dのそれぞれの圧力損失はほぼ同一となっている。
カラム120、121の流路と検定用流路122、123は、同じ容量、同じ圧力損失になるように構成されている。図1に示した検定用流路122、123は、充填剤粒子が充填されていない内径φ0.5mm、長さ500 mmの配管である。その場合、同じ容量であるが、圧力損失は、カラム120、121が配置された流路と同様ではない。
図11のフローチャートを用いてストリーム(1)101の保持時間とストリーム(2)102の保持時間とのずれの補正方法について説明する。ずれの補正は、制御部130が行う。
図11のステップS1において、装置運用開始前に、検定用流路122に繋がるようにカラムセレクタバルブ(IN)116およびカラムセレクタバルブ(OUT)118を切替え、シッパー109から空気を吸引し、検定用流路122に注入(供給)する。検出器125が例えば質量分析装置の場合、空気が検出器125に導入されるとベースラインが変動する。ベースラインの変動時の保持時間情報を制御部130に格納しておく。
次に、別ストリーム(2)102でも同様の作業を実施し、保持時間情報を制御部130に格納しておく。空気のほかに、例えばカフェイン等の検定用試料を用いてもよく、その場合は検定試料用の測定条件で測定する。
検定用試料の場合も保持時間情報を制御部130に格納しておく。
次に、ステップS2において、ストリーム(1)101及びストリーム(2)102の検定流路122及び123の空気又は検定用試料を測定する。そして、ステップS3において、ストリーム(1)101とストリーム(2)102との保持時間を比較し、保持時間に1秒以上差異があるか否かを判定する。
ステップS4において、保持時間の差異が1秒未満であれば、ステップS5に進み、補正無しで測定を継続する。
ステップS4において、保持時間が1秒以上異なれば、ステップS6に進み、補正を実施する。また、ステップS4において、ストリーム(1)101及びストリーム(2)102のそれぞれにおける同一の検定用流路122及び123について、ステップS1にて予め制御部130に格納した保持時間情報と比較し、保持時間が1秒以上異なれば、ステップ6に進み補正を実施する。
ステップS6の補正について、例えば、図12に示されたクロマトグラムを用いて説明する。
図12において、ストリーム(1)101のクロマトグラム1101とストリーム(2)102のクロマトグラム1102との間の保持時間を比較すると、ストリーム(2)102の保持時間が、1.55 sec早くなっている(85.61-84.01sec))。ストリーム(1)101とストリーム(2)102間の配管容量の交差または接続部のデットボリュームが保持時間のずれの要因である。
流速を変更し補正するためには、制御部130で、補正するストリームの流量をQ’、容積をV、ストリームの流量をQ1、ストリームの保持時間をt1、補正するストリームの保持時間をt2として次式(1)により補正流量Q’を算出する。
Q’={V+Q1(μL/sec)×(t2-t1)}/V×Q1(μL/sec)・・・(1)
本実施例では、ストリーム(1)101の保持時間は85.61sec、ストリーム(2)102の保持時間は84.01sec、ストリーム内の容量(V)は15.7μL、流量Qは111μL/min(1.85μL/sec)、保持時間の差異(t)を1.5secとして、上記式(1)に代入すると、補正流量91.4μL/min(1.52μL/sec)となる。
補正するストリーム(2)の流量を91.4μL/minに補正し、測定を実施する。その結果、ストリーム(2)の保持時間は約85.4 secに補正された(図12の補正後のクロマトグラム1103)。
このように、検定用流路122、123で測定した保持時間と、あらかじめ制御部130に格納した保持時間とを比較し、保持時間のずれを、新たな流量を算出し適応することで、保持時間のずれを補正できる。
保持時間の変動の閾値は1秒に設定したが、1秒でなくてもよく、ユーザーが設定可能な値である。
上述した補正は、ストリーム(1)と(2)との間の補正のほかに、ストリーム(1)内又はストリーム(2)内の補正にも適応できる。
図13は、ストリーム内のカラム流路の補正方法のフローチャートである。
図13のステップS10において、検定用試料をあらかじめ、同ストリーム内の各カラム流路(本説明ではカラム120又は121のうちの一方のカラム流路(カラム1流路)と他方のカラム流路(カラム2流路))と検定用流路122又は123の保持時間情報(空気又は検定用試料)を制御部130に格納しておく。そして、ステップS11Aにて一方のカラム1流路に検定用試料を供給し、保持時間を測定する。また、ステップS11Bにて他方のカラム2流路に検定用試料を供給し、保持時間を測定する。測定は、メンテナンス(TM)モード時に実施することが望ましいが、オペレーション(装置のスタートアップまたはシャットダウン)時に実施してもよい。
ステップS12Aにおいて、カラム1流路の保持時間情報を、あらかじめ制御部130に格納した保持時間情報と比較し、ステップS13において、保持時間が1秒以上異なるか否かを判定する。保持時間が1秒以上異なる場合は、ステップS15において、上記式(1)を用いて、保持時間の補正を実施する。
同様に、ステップS12Bにおいて、カラム2流路の保持時間情報を、あらかじめ制御部130に格納した保持時間情報と比較し、ステップS13において、保持時間が1秒以上異なるか否かを判定する。保持時間が1秒以上異なる場合は、ステップS15において、上記式(1)を用いて、保持時間の補正を実施する。
ステップS13において、保持時間に1秒以上の差異が無ければ、カラム1流路に場合は、ステップS14Aに進み、カラム2流路の場合がステップS14Bに進み、補正無しで測定を継続する。
検定用流路122及び123についてもカラム1流路及びカラム2流路と同様にして、検定用試料を用いて保持時間を測定し、予め制御部130に格納した保持時間情報と比較し、両者に1秒以上の差異があれば式(1)を用いて保持時間を補正する。
カラム流路の補正に関しては、流量での補正以外にも、グラジエントの勾配(溶媒Aと溶媒Bの比率)を変更することで補正可能である。
本実施例ではカラムに逆相(ODS)カラムを搭載し、溶媒Aに水系溶媒、溶媒Bに有機系溶媒を用いているため、保持時間が早くなった場合には溶媒Bの濃度勾配を高くする。一方、保持時間が遅くなった場合に、溶媒Bの濃度勾配を低くする。
保持時間と濃度勾配の相関はあらかじめ、制御部130に格納されており、保持時間情報からグラジエント情報を呼び出し、補正する。
従来技術におけるHPLCではインジェクションのタイミングを調整して、保持時間を補正する公知例もある。しかしながら、HPLCを並列に配置し、ストリームセレクトバルブを切替え、所定の検出ウィンドウに測定対象物質のピークを検出する本装置では、インジェクションのタイミングを変更した場合、分離カラムの平衡化工程、溶離工程、洗浄工程およびインジェクタの洗浄工程がずれる可能性があるため、インジェクションのタイミングを調整することは現実的ではない。
保持時間が遅くなった場合には、初期溶媒での平衡化時間を長くし、グラジエントのスタートのタイミングを遅らせることにより、保持時間を補正することもできる。
検定用流路122、123を用いることで、保持時間の補正のほかにも、装置内の健全性確認も実施可能である。
装置内の健全性確認について、具体的に説明する。図14は装置の健全性評価のフローチャートである。この健全性評価は制御部130が実行する。
図14のステップS20において、カラム流路(カラム1流路、カラム2流路)および検定用流路に、カフェイン等の検定用試料を用いて保持時間及び圧力情報を測定する。そして、測定した保持時間および圧力情報をあらかじめ、制御部130に格納する。圧力情報は圧力センサ128及び129により検出された情報である
次に、ステップS21において、メンテナンスモード(TM)時に、カラム流路(カラム1流路、カラム2流路)および検定用流路にそれぞれ設定し、カフェイン等の検定用試料を用いて保持時間情報及び圧力情報を測定して取得する。
ステップS22において、取得した保持時間情報及び圧力情報を、あらかじめ制御部130に格納した保持時間情報及び圧力情報と比較する。
そして、ステップS23において、カラム流路の保持時間および検定用流路の保持時間が変化(±5sec)しないか否かを判定し、変化しない場合、装置の健全性は問題ないと判定し、測定を継続し、ステップS25に進む。
ステップS23において、カラム流路の保持時間および検定用流路の保持時間が一定値(±5sec)以上変化した場合、ステップS24に進み、他の流路のリークや詰まり、またはポンプの不調の確認を実施する。つまり、配管、接続部及びバルブの詰まり又はリークが発生し、健全ではないと判定し、これらについて、確認を行う。
ステップS25において、カラム流路の保持時間が一定値(±5sec)以上変動する場合は、ステップS26に進み、取得したカラム流路の圧力情報と格納された圧力情報とを比較する。ステップS27において、カラム流路の圧力が一定値(±5MPa)以上変動した場合、ステップS29に進み、カラム交換を実施する。
ステップS27において、カラム流路の圧力が一定値(±5MPa)以上変動していない場合、ステップS28に進み、前述した式(1)を用いてカラム流路の保持時間の補正を実施する。
ステップS25において、カラム流路の保持時間が一定値(±5sec)以上変動しない場合は、ステップS30において、検定用流路の保持時間が一定値(±5sec)以上変動したか否かを判定する。ステップS30において、検定用流路の保持時間が一定値(±5sec)以上変動した場合は、ステップS31に進み、検定用流路の取得した圧力情報を格納された圧力情報と比較する、そして、ステップS32において、検定用流路の圧力が一定値(±5MPa)以上変動しない場合、ステップS33に進み、前述した式(1)を用いて検定用流路の保持時間の補正を実施する。
ステップS32において、検定用流路の圧力が一定値(±5MPa)以上変動する場合、ステップS34に進み、検定用流路の交換を実施する。
ステップS30において、検定用流路の保持時間が一定値(±5sec)以上変動しない場合は、ステップS35において、健全性評価は問題なしと判定する。
図14に示した例は、保持時間情報及び圧力情報との2つの情報を用いて、ストリーム101及び102のそれぞれの健全性を評価したが、保持時間情報及び圧力情報とうちのいずれか一方のみ使用して健全性を評価することも可能である。
本発明の実施例は、以上のように構成されているので、複数のHPLCストリーム101、102における各ストリームの保持時間を配管長の調整を行うことなく、調整でき、かつ、分離カラム120、121の劣化や送液不具合等を装置から配管を外すことなく判定可能な分析装置を実現することができる。
また、各HPLCストリーム101、102に分離カラム120、121のほかに、検定用流路122、123を有することで、下記2点の効果がある。
一つ目は、検定用流路122、123を用いて、各HPLCストリーム101、102間の分析装置内の容量を把握し、補正することで、各HPLCストリーム101、102間でのピーク出現時間の変動を減少できる。
二つ目は、検定用流路122、123と分離カラム流路の情報を比較し、分離カラム120、121による影響か、配管流路の影響かを判定することができる。
一つ目の効果は、各ストリーム101、102の分離カラム120、121を通らない検定用流路122、123で、空気または検定用試料のピーク出現時間を分析することで、各HPLCストリーム101、102間の分析装置内の容量を確認できる。
各HPLCストリーム101、102の容量の差異による保持時間のずれは、上述した2つの方法で調整することができる。前者の方法は各HPLCストリーム101、102間の分析装置内の容量により、HPLCストリーム101、102間のピークの出現時間を同一に合わせるように、送液ポンプ103、104の流量を調整する。そのことによって、HPLCストリーム101、102間のピーク出現時間の変動を減少できるため、検出ウィンドウ時間から外れて目的成分が検出できなくなることを防ぐ。
後者の方法は、HPLCストリーム101、102間のピークの出現時間を同一に合わせるように、送液ポンプ103、104の流量は維持し、グラジエントの勾配を調整し、ピーク出現時間の変動を減少することも可能である。
二つ目の効果は、分析中にピーク出現時間が変動した場合、分離カラム120、121を通らない検定用流路122、123で、分析装置の検定用試料のピークの保持時間を分析し、以前の結果と比較する。このことによって、ピーク出現時間の変動の要因が分離カラム120、121の影響か、配管流路の影響か、判定することができる。
分離カラム120、121の影響の場合は、分離カラム120、121の交換を実施する。
配管流路の影響の場合は、送液ポンプ103、104の圧力値を確認し、以前の結果と比較して、圧力が高い場合は配管流路、接続部、またはバルブの詰まりの影響であり、圧力値が低い場合は配管流路または接続部からのリークの影響であると判定する。
なお、上述した実施例では2ストリームの構成を示したが、ストリーム数は少なくとも2以上であればよく、ストリーム数に応じて、ストリームセレクタバルブの内部形状、ポート数が異なるものが搭載されることになる。
また、本実施例では、1ストリームにつき2本のカラムを搭載したが、カラム本数は少なくとも2以上であればよく、カラム本数に応じて、カラムセレクタバルブ(IN、ストリーム1)116およびカラムセレクタバルブ(OUT、ストリーム1)118の内部形状、ポート数が異なるものが搭載されることになる。
また、インジェクタは本実施例では、サンプルループ方式であるが、サンプルループ方式でなくてもよく、パーシャルインジェクション方式またはダイレクトインジェクション方式でもよい。パーシャルインジェクション方式は、シリンジ吸引により試料を規定量シッパーで計り、シッパーをインジェクションポートおよびサンプルループを備えたインジェクションバルブまで移動する。そして、シッパーをインジェクションポートに差込み、シリンジ吐出により、試料をサンプルループに導入する方式である。ダイレクトインジェクション方式は、流路にインジェクションポートを備え、シリンジ吸引により試料を規定量シッパーではかりとり、シッパーをインジェクションポートに差込み、シリンジ吐出により、試料を流路に導入する方式である。
なお、本発明においては、検定用試料とは、空気及びカフェイン等を含むものと定義することができる。
また、本発明においては、各ストリーム101と102との保持時間の相違からストリームのポンプの送液流量またはグラジェントの勾配を補正することにより、保持時間の相違を所定差(1sec)未満となるように制御している。このため、補正の対象であるポンプの送液流量及びグラジェントの勾配をストリームの設定値と総称する。
101:ストリーム(1)、102:ストリーム(2)、103:ポンプ(ストリーム1)、104:ポンプ(ストリーム2)、105:インジェクションバルブ(ストリーム1)、106:インジェクションバルブ(ストリーム2)、107:サンプルループ(ストリーム1)、108:サンプルループ(ストリーム2)、109:シッパー、110:シッパー振分バルブ、111:バイアル、112:シリンジ振分バルブ、113:洗浄ポンプ、114:シリンジ、115:3方電磁弁、116:カラムセレクタバルブ(IN、 ストリーム1)、117:カラムセレクタバルブ(IN、ストリーム2)、118:カラムセレクタバルブ(OUT、ストリーム1)、119:カラムセレクタバルブ(OUT、 ストリーム2)、120:カラム(ストリーム1)、121:カラム(ストリーム2)、120D、121D:ダミーカラム、122:検定用流路(ストリーム1)、123:検定用流路(ストリーム2)、124:ストリームセレクトバルブ、125:検出器、126:カラムオーブン(ストリーム1)、127:カラムオーブン(ストリーム2)、128:圧力センサ(ストリーム1)、129:圧力センサ(ストリーム2)、130:制御部、901:試料計量、902:試料導入、903:カラム分離(検出器の検出ウィンドウ)、904:洗浄、1101:ストリーム1のクロマトグラム、1102:ストリーム2のクロマトグラム、1103:補正後のクロマトグラム

Claims (10)

  1. 試料を分離する分離カラムと、
    試料または溶媒を前記分離カラムに送液するポンプと、
    を有するストリームを複数有し、
    複数の前記ストリームの前記分離カラムが分離した試料を検出する検出器と、
    複数の前記ストリーム及び前記検出器の動作を制御する制御部と、
    を備える分析装置において、
    複数の前記ストリームのそれぞれは、前記分離カラムに並列に接続される検定用流路を有し、
    前記制御部は、複数の前記ストリームのそれぞれの前記検定用流路に、検定用試料を供給し、それぞれの前記検定用流路から前記検出器に導入された前記検定用試料のそれぞれの保持時間に基づいて、複数の前記ストリームの設定値を補正することを特徴とする分析装置。
  2. 請求項1に記載の分析装置において、
    前記検定用流路に官能基が結合しない充填剤が充填されたダミーカラムが配置されていることを特徴とする分析装置。
  3. 請求項1に記載の分析装置において、
    前記制御部は、前記制御部に予め格納された前記検定用試料の保持時間と、前記検出器に導入された前記検定用試料のそれぞれの保持時間との差に基づいて、複数の前記ストリームの設定値を補正することを特徴とする分析装置。
  4. 請求項3に記載の分析装置において、
    前記ストリームの設定値は、前記ポンプの送液流量であることを特徴とする分析装置。
  5. 請求項3に記載の分析装置において、
    前記ストリームの設定値は、前記ポンプのグラジェント勾配であることを特徴とする分析装置。
  6. 請求項1に記載の分析装置において、
    前記制御部は、前記制御部に予め格納された情報に基づいて、複数の前記ストリームの健全性評価を行うことを特徴とする分析装置。
  7. 請求項6に記載の分析装置において、
    前記制御部に予め格納された情報は、前記検定用試料の前記分離カラムの保持時間及び前記検定用流路の保持時間であり、前記検出器に導入された前記検定用試料のそれぞれの保持時間と前記制御部に予め格納された保持時間との差に基づいて、複数の前記ストリームの健全性評価を行うことを特徴とする分析装置。
  8. 請求項6に記載の分析装置において、
    複数の前記ストリームのそれぞれは、前記ポンプの送液圧力を計測する圧力センサを有し、
    前記制御部に予め格納された情報は、複数の前記ストリームにおける前記ポンプの送液圧力情報であり、前記制御部は、複数の前記ストリームのそれぞれの前記分離カラム及び前記検定用流路に、前記検定用試料を供給し、それぞれの前記圧力センサにより計測された前記ポンプの送液圧力の情報と、前記制御部に予め格納された前記ポンプの送液圧力情報とに基づいて、複数の前記ストリームの健全性評価を行うことを特徴とする分析装置。
  9. 請求項6に記載の分析装置において、
    複数の前記ストリームのそれぞれは、前記ポンプの送液圧力を計測する圧力センサと、前記ストリームの流路を形成する配管と、前記ストリームの流路を形成するバルブとを有し、
    前記制御部に予め格納された情報は、前記検定用試料の前記検定用流路の保持時間及び前記分離カラムの保持時間と、複数の前記ストリームにおける前記ポンプの送液圧力情報とであり、
    前記制御部は、前記検定用流路及び前記分離カラムに供給された前記検定用試料のそれぞれの保持時間と前記制御部に予め格納された保持時間との差と、それぞれの前記圧力センサにより計測された前記ポンプの送液圧力の情報と前記制御部に予め格納された前記ポンプの送液圧力情報との差に基づいて、前記分離カラム、前記検定用流路、前記配管及び前記バルブの健全性評価を行うことを特徴とする分析装置。
  10. 請求項9に記載の分析装置において、
    前記制御部は、
    前記分離カラムの保持時間及び前記検定用流路の保持時間と予め格納された保持時間との差が共に、一定値以上の場合は、前記ストリームの流路を形成する前記配管と、前記ストリームの流路を形成する前記バルブは健全ではないと判定し、
    前記分離カラムの保持時間及び前記検定用流路の保持時間予め格納された保持時間との差のうちの前記分離カラムの保持時間との差が一定値以上の場合は、前記圧力センサにより計測された前記ポンプの送液圧力の情報と前記制御部に予め格納された前記ポンプの送液圧力情報との差が一定値未満のとき、前記分離カラムの保持時間を補正し、前記圧力センサにより計測された前記ポンプの送液圧力の情報と前記制御部に予め格納された前記ポンプの送液圧力情報との差が一定値以上のとき、前記分離カラムの交換と判定し、
    前記分離カラムの保持時間及び前記検定用流路の保持時間予め格納された保持時間との差のうちの前記検定用流路の保持時間との差が一定値以上の場合は、前記圧力センサにより計測された前記ポンプの送液圧力の情報と前記制御部に予め格納された前記ポンプの送液圧力情報との差が一定値未満のとき、前記検定用流路の保持時間を補正し、前記圧力センサにより計測された前記ポンプの送液圧力の情報と前記制御部に予め格納された前記ポンプの送液圧力情報との差が一定値以上のとき、前記検定用流路の交換と判定することを特徴とする分析装置。
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