JP7342572B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7342572B2
JP7342572B2 JP2019176434A JP2019176434A JP7342572B2 JP 7342572 B2 JP7342572 B2 JP 7342572B2 JP 2019176434 A JP2019176434 A JP 2019176434A JP 2019176434 A JP2019176434 A JP 2019176434A JP 7342572 B2 JP7342572 B2 JP 7342572B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display panel
section
image forming
storage
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019176434A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021053818A (ja
Inventor
智史 内野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2019176434A priority Critical patent/JP7342572B2/ja
Publication of JP2021053818A publication Critical patent/JP2021053818A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7342572B2 publication Critical patent/JP7342572B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、画像形成動作の進行状況や各種の設定内容などの情報を表示するために、表示パネルが設けられている(例えば、特許文献1)。近年では、表示パネルの視認性を向上させたり、表示する情報量を増大させたりするために、表示パネルを大型化することが求められている。
特開2018-61182号公報
しかしながら、表示パネルを大型化していくと、画像形成装置の可動部(スキャナーのカバー部材や各種の扉、トレイなど)を動かすための操作者の操作や、画像が形成された記録媒体を排紙部から取り出すときの操作者の動作などが表示パネルにより妨げられ、画像形成装置の操作性が低下する問題がある。
このように、従来の画像形成装置では、操作性と表示パネルの視認性とを両立させることが容易でないという課題がある。
この発明の目的は、十分な操作性を確保しつつ表示パネルの視認性を向上させることができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の画像形成装置の発明は、
記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により画像が形成された記録媒体が排出される排紙部と、
操作者の操作により所定の可動範囲内で動かされる可動部と、
少なくとも一部が可撓性を有する表示パネルと、前記表示パネルのうち可撓性を有する収納対象部分を引き出し可能に収納する収納部と、を有し、前記収納対象部分が前記収納部に収納された第1の状態、及び前記収納対象部分が前記収納部から引き出された第2の状態の間で遷移が可能な表示部と、
前記第2の状態の前記表示部における前記表示パネルの背面を支持する支持部材と、
内部に前記画像形成部が設けられている筐体と、
を備え、
前記表示部は、前記第1の状態において前記表示パネルの全体が前記可動範囲の範囲外に位置する態様で設けられており、
前記支持部材は、前記表示パネルの前記収納対象部分が前記収納部に収納されることに連動して前記筐体の内部に収納されることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記表示部は、前記第2の状態において前記表示パネルの一部が前記可動範囲の範囲内に位置する態様で設けられていることを特徴としている。
上記目的を達成するため、請求項3に記載の画像形成装置の発明は、
記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により画像が形成された記録媒体が排出される排紙部と、
操作者の操作により所定の可動範囲内で動かされる可動部と、
少なくとも一部が可撓性を有する表示パネルと、前記表示パネルのうち可撓性を有する収納対象部分を引き出し可能に収納する収納部と、を有し、前記収納対象部分が前記収納部に収納された第1の状態、及び前記収納対象部分が前記収納部から引き出された第2の状態の間で遷移が可能な表示部と、
前記第2の状態の前記表示部における前記表示パネルの背面を支持する支持部材と、
内部に前記画像形成部が設けられている筐体と、
を備え、
操作者が、前記排紙部に排出された記録媒体を取り出す動作、及び前記可動部に対する前記操作を行うときに当該操作者による作業の対象となり得る範囲を作業範囲とした場合に、
前記表示部は、前記第1の状態において前記表示パネルの全体が前記作業範囲の範囲外に位置する態様で設けられており、
前記支持部材は、前記表示パネルの前記収納対象部分が前記収納部に収納されることに連動して前記筐体の内部に収納されることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、
前記表示部は、前記第2の状態において前記表示パネルの一部が前記作業範囲の範囲内に位置する態様で設けられていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1~4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記表示部は、前記収納部から前記収納対象部分が水平方向に引き出される向きで設けられていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項3又は4に記載の画像形成装置において、
前記表示部は、前記収納対象部分が前記収納部に対して前記排紙部側に向かって引き出される位置に設けられており、かつ、
前記第2の状態において、前記作業範囲のうち、前記排紙部に排出された記録媒体を取り出す動作を行うときの作業の対象となり得る範囲内に前記表示パネルの一部が位置する態様で設けられていることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載の画像形成装置において、
前記表示部を、前記収納部から前記収納対象部分が水平方向に引き出される第1の向きと、前記収納部から前記収納対象部分が鉛直下向きの成分を有する方向に引き出される第2の向きとの間で回転させる回転機構を備えることを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の画像形成装置において、
前記表示部の向きを検出する検出部と、
前記検出部による前記表示部の向きの検出結果に応じて前記表示部による表示内容を切り替える表示制御手段と、
を備えることを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、請求項1~8のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記収納部は、前記表示パネルの前記収納対象部分を巻き取って収納することを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の画像形成装置において、
前記第2の状態において、前記収納対象部分が前記収納部に巻き取られないように前記表示パネルを固定する固定部を備えることを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、請求項9又は10に記載の画像形成装置において、
前記収納対象部分を前記収納部に引き込む向きに前記表示パネルに対して力を及ぼす引き込み部を備えることを特徴としている。
請求項12に記載の発明は、請求項1~11のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記表示パネルは、当該表示パネルの表示領域に重なり前記操作者による接触操作を受け付けるタッチパネルを有することを特徴としている。
請求項13に記載の発明は、請求項1~12のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
所定の載置面に載置された記録媒体の画像を読み取る画像読取部を備え、
前記可動部は、前記操作により、前記載置面を覆う状態と、前記載置面を露出させる状態との間の前記可動範囲内で動かされるカバー部材を有することを特徴としている。
請求項14に記載の発明は、請求項1~13のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記可動部は、開閉可能な扉、及び開閉可能なトレイの少なくとも一方を有することを特徴としている。
本発明に従うと、十分な操作性を確保しつつ表示パネルの視認性を向上させることができるという効果がある。
画像形成装置の概略構成を示す図である。 画像形成部の構成を示す図である。 操作表示部が拡張状態となっているときの画像形成装置の概略構成を示す図である。 画像形成装置を右方から見た図である。 画像形成装置の主要な機能構成を示すブロック図である。 操作表示部の構成を示す図である。 図6(c)のうち収納部の近傍部分を拡大して示した図である。 表示パネルと作業範囲との位置関係を示す図である。 変形例1に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 変形例1おいて操作表示部が第2の向きとなっているときの、表示パネルと作業範囲との位置関係を示す図である。 変形例1おいて操作表示部が第2の向きとなっているときの、表示パネルと可動範囲との位置関係を示す図である。 変形例2に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 変形例2おいて操作表示部が第3の向きとなっているときの、表示パネルと作業範囲との位置関係を示す図である。 変形例2おいて操作表示部が第3の向きとなっているときの、表示パネルと可動範囲との位置関係を示す図である。 変形例3に係る操作表示部を収納部の軸方向から見た図である。
以下、本発明の画像形成装置に係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態である画像形成装置1の概略構成を示す図である。
本実施形態の画像形成装置1は、電子写真方式によりカラーの画像形成を行うMFP(Multifunction Peripheral)である。
図1に示すように、画像形成装置1は、筐体1aと、筐体1aの外部に設けられた操作表示部30(表示部)と、筐体1aの上部に設けられたスキャナー40と、スキャナー40の下部において筐体1aの外部に露出している排紙部60などを備える。画像形成装置1は、操作表示部30の正面に立つ操作者により操作される。以下では、この操作者から見て手前に向かう方向を「前方」、奥に向かう方向を「後方」、左に向かう方向を「左方」、右に向かう方向を「右方」、上に向かう方向を「上方」、下に向かう方向を「下方」と記す。
また、筐体1aのうち前方側の面(以下、前面と記す)には、開閉可能な扉81、82と、開閉可能な給紙トレイ83~85(トレイ)とが設けられている。また、前面に隣接する一対の側面のうち右方の面には、開閉可能な扉86と、開閉可能な手差しトレイ87(トレイ)とが設けられている。
また、筐体1aの内部には、用紙(記録媒体)に画像を形成する画像形成部20が設けられている。
図2は、画像形成部20の構成を示す図である。
画像形成部20は、給紙トレイ83~85、又は手差しトレイ87から供給された用紙に対して画像を形成し、排紙部60に排出する。
画像形成部20は、静電潜像を表面に担持するドラム状の感光体である像担持体21と、像担持体21の表面における残留トナーを除去するクリーニング部22と、像担持体21の表面を一様に帯電させる帯電ローラー23と、帯電された像担持体21の表面を露光して静電潜像を形成する露光部24と、トナーを含む現像剤を用いて静電潜像を現像し、像担持体21の表面にトナー像を形成する現像部25と、形成されたトナー像を転写領域において中間転写ベルト261に1次転写し、さらに中間転写ベルト261から用紙に2次転写する転写部26と、トナー像を用紙に定着させる定着部27と、用紙を給紙トレイ83~85、又は手差しトレイ87から排紙部60に至る搬送経路で搬送する複数の搬送ローラー28などを備える。上記のうち、像担持体21、クリーニング部22、帯電ローラー23、露光部24、現像部25により作像ユニットが構成される。
作像ユニットは、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)及びK(ブラック)の各色に対応して4つ設けられ、中間転写ベルト261の下部水平面に沿ってY、M、C、Kの順に配列されている。各作像ユニットでは、像担持体21の外周面に沿って、クリーニング部22、帯電ローラー23、露光部24及び現像部25がこの順に配列されている。
像担持体21は、所定の回転軸を中心に回転する。像担持体21の外周面には感光層が形成されている。
クリーニング部22は、弾性体からなる平板状のクリーニングブレードを有し、当該クリーニングブレードを像担持体21の表面に当接させることで、像担持体21の表面に付着し中間転写ベルト261に転写されずに残留したトナーなどの異物を除去する。
帯電ローラー23は、像担持体21の表面に当接し、像担持体21の回転に伴って所定の回転軸を中心に従動回転する筒状部材である。帯電ローラー23は、図示略の電源部から帯電駆動電圧が印加されることで、像担持体21の表面を一様に帯電させる。
露光部24は、発光素子としてのLD(Laser Diode)を備え、帯電ローラー23により帯電された像担持体21の表面にレーザー光を照射することで露光して像担持体21上に静電潜像を形成する。
現像部25は、像担持体21の表面に対向するように配置された現像スリーブ(現像ローラー)を備える。現像部25は、図示しないトナーボトルから供給されたトナーを含む現像剤を、所定の現像バイアス電位とされた現像スリーブの表面に供給することで、現像剤中のトナーを現像スリーブ表面から像担持体21の表面の静電潜像に付着させて、像担持体21の表面にトナー像を形成させる。
転写部26は、2つのベルト搬送ローラー262と、各像担持体21に対向して配置された4つの1次転写ローラー263と、ベルト搬送ローラー262及び1次転写ローラー263の回りに架け渡された中間転写ベルト261と、中間転写ベルト261上に残留したトナーを除去するベルトクリーニング部264と、一方のベルト搬送ローラー262に対して付勢された状態でベルト搬送ローラー262の回転に伴って従動回転する2次転写ローラー265とを備える。
転写部26では、1次転写ローラー263にトナーと逆極性のバイアス電圧を印加した状態で中間転写ベルト261が周回移動することで、回転する像担持体21の表面から中間転写ベルト261にトナーが転写される。また、Y、M、C、Kの各色のトナーが重畳転写された後、所定のバイアス電圧が印加された2次転写ローラー265と中間転写ベルト261との間を用紙が通過することで、中間転写ベルト261から用紙へカラートナー像が転写される。用紙へ転写されずに中間転写ベルト261上に残留したトナーは、ベルトクリーニング部264のクリーニングブレードによって除去される。
定着部27は、トナー像が転写された用紙を加熱及び加圧して用紙にトナー像を定着させる。定着部27は、用紙を挟持する加熱ローラー及び加圧ローラーからなる一対のローラーを備える。トナー像が定着された用紙は、搬送ローラー28により搬送されて排紙部60に送出される。
図1に戻り、操作表示部30は、表面にタッチパネルを有する表示パネル31を備える。操作表示部30は、表示パネル31において各種情報を表示させるとともに、タッチパネルに対する操作者の入力操作(接触操作)を操作信号に変換して制御部10(図5参照)に出力する。
また、表示パネル31は、少なくとも一部が可撓性を有しており、操作表示部30は、表示パネル31のうち可撓性を有する収納対象部分を巻き取って引き出し可能に収納する収納部32を有している。このような構成により、本実施形態の操作表示部30は、表示パネル31の収納対象部分が収納部32に収納された収納状態(第1の状態)(図1)と、収納対象部分が収納部32から引き出された拡張状態(第2の状態)(図3)との間で遷移が可能となっている。収納状態では、表示パネル31は第1の表示面積で表示が可能であり、拡張状態では、表示パネル31は第1の表示面積より大きい第2の表示面積で表示が可能である。以下では、表示パネル31の収納対象部分を収納部32から引き出すことを、単に「表示パネル31を収納部32から引き出す」とも記し、表示パネル31の収納対象部分を収納部32に収納することを、単に「表示パネル31を収納部32に収納する」とも記す。
このように巻取可能な表示パネル31は、ローラブルタッチパネルとも呼ばれる。表示パネル31の構成及び状態の遷移については、後に詳述する。
スキャナー40は、筐体1aの上部に設けられた画像読取部41と、画像読取部41の上部に設けられたカバー部材42とを有する。
画像読取部41は、用紙が載置される載置面41aを構成するプラテンガラス411(図2参照)と、載置面41a上の用紙に対して載置面41a側から光を照射するための光源や反射鏡などの光学系と、当該光学系から照射され用紙で反射した光を検出する撮像素子などを備える。画像読取部41は、制御部10による制御下で、プラテンガラス411の載置面41aに載置された用紙の画像を読み取ってR(赤)、G(緑)及びB(青)の色ごとのビットマップ形式の画像データを生成し、記憶部14(図5参照)に記憶させる。
カバー部材42には、手差し原稿を1枚ずつ搬送して画像読取部41に読み取らせるADF(Auto Document Feeder)が設けられている。また、カバー部材42は、操作者の操作により、載置面41aを覆う状態(図1参照)と、載置面41aを露出させる状態との間の可動範囲内で動かされる。
図4は、画像形成装置1を右方から見た図である。図4(a)には、カバー部材42が引き上げられて載置面41aが露出した状態が示されており、図4(b)には、カバー部材42が引き降ろされて載置面41aが覆われた状態が示されている。操作者は、カバー部材42の前面側に設けられている取っ手42aに手を掛けて上方に持ち上げることで、カバー部材42の全体を筐体1aの奥側の支点42bを中心に回転させる方向に引き上げることができるようになっている。
図1に示す排紙部60は、操作表示部30の正面(筐体1aの前面側)に立つ操作者から見て操作表示部30の左側、かつスキャナー40の下側において筐体1aの外部に露出しており、画像形成部20により画像が形成された用紙が、操作者により取り出すことができる状態で排出される。
扉81は、筐体1aの前面のうち操作表示部30及び排紙部60の下部において開閉可能に設けられている。扉81は、右端上部の取っ手81aに手を掛けて手前に引き倒すことで開放することができるようになっている。図4(b)には、扉81が開放された状態が示されている。扉81の内部には、現像部25で用いるトナーカートリッジ等が格納されており、扉81は、トナーカートリッジの交換時等に操作者により開閉される。
扉82は、筐体1aの前面のうち扉81の下部において開閉可能に設けられている。扉82は、右端上部の取っ手82aに手を掛けて手前に引き倒すことで開放することができるようになっている。扉82の内部には、各種の消耗品等が格納されており、扉82は、消耗品の交換や各種メンテナンスを行う際に操作者により開閉される。
給紙トレイ83~85は、筐体1aの前面のうち扉82の下部において、手前に引き出す方向に開閉可能に設けられている。給紙トレイ83~85には、画像を形成する用紙が載置される。給紙トレイ83~85は、用紙の補給時に操作者により開閉される。
扉86は、筐体1aの側面において開閉可能に設けられている。扉86は、上端の取っ手86aに手を掛けて手前に引き倒すことで開放することができるようになっている。扉86を開放すると、用紙の搬送経路の一部を露出させることができる。扉86は、用紙のジャムが発生したときの対処等のため操作者により開閉される。
手差しトレイ87は、筐体1aの側面のうち扉86の下部において開閉可能に設けられている。手差しトレイ87は、上端の取っ手87aに手を掛けて手前に引き倒すことで、図2に示すように、用紙を載置可能な状態とすることができる。
以下では、カバー部材42、扉81、82、86、給紙トレイ83~85、及び手差しトレイ87をまとめて可動部とも記す。また、操作者の操作により可動部が動かされるときに当該可動部が通る範囲を、可動範囲R1と記す。可動範囲R1は、操作者の操作によりカバー部材42が動かされる範囲(図4(a))や、操作者の操作により扉81が動かされる範囲(図4(b))を含む。
図5は、画像形成装置1の主要な機能構成を示すブロック図である。
画像形成装置1は、制御部10(表示制御手段)と、画像形成部20、表示パネル31及び加速度センサー33(検出部)を有する操作表示部30と、スキャナー40と、通信部50などを備え、これらの各部はバス90を介して接続されている。以下では、既に説明した構成については説明を省略する。
制御部10は、CPU11(Central Processing Unit)、RAM12(Random Access Memory)、ROM13(Read Only Memory)、及び記憶部14を有する。
CPU11は、ROM13に記憶されているプログラムを読み出して実行し、各種演算処理を行う。
RAM12は、CPU11に作業用のメモリー空間を提供し、一時データを記憶する。
ROM13は、CPU11により実行される各種のプログラムや設定データ等を格納する。なお、ROM13に代えてEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリー等の書き換え可能な不揮発性メモリーが用いられてもよい。
記憶部14は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などにより構成され、スキャナー40により取得された画像データや、通信部50を介して外部から入力された画像データなどが記憶される。
これらのCPU11、RAM12、ROM13及び記憶部14を有する制御部10は、プログラムに従って画像形成装置1の各部を統括制御する。
例えば、制御部10は、記憶部14に記憶された画像データに基づいて画像形成部20の各部を動作させて用紙に画像を形成させる。
操作表示部30は、表示パネル31に設けられたタッチパネル312に対する操作者の入力操作(接触操作)を検出するとともに、当該入力操作による選択位置を特定して、特定した選択位置を示す操作信号を制御部10に送信する。
また、操作表示部30は、表示パネル31の向きを検出する加速度センサー33を有し、表示パネル31の向きの検出結果を制御部10に送信する。
通信部50は、ネットワークカードなどにより構成される。通信部50は、LAN(Local Area Network)などの通信ネットワークに接続され、通信ネットワーク上の外部機器と情報の送受信を行う。制御部10は、通信部50を介して、通信ネットワーク上の外部機器と通信を行う。
次に、操作表示部30の構成、及び収納状態と拡張状態との間の状態の遷移について説明する。
図6は、操作表示部30の構成を示す図である。このうち図6(a)は、収納状態の操作表示部30を表示パネル31の正面から見た図であり、図6(b)は、収納状態の操作表示部30を収納部32の軸方向から見た図であり、図6(c)は、拡張状態の操作表示部30を収納部32の軸方向から見た図である。
図6(b)に示すように、収納部32は、中空の円筒形状を有する部材である。図6(a)及び図6(b)に示すように、収納状態の操作表示部30では、表示パネル31のうち先端から所定範囲内の常時露出部分31aが収納部32の外部に露出し、表示パネル31のうち常時露出部分31aを除いた収納対象部分31bが収納部32の内部に巻き取られた状態となっている。このように、表示パネル31は、少なくとも収納対象部分31bが可撓性を有しており、収納対象部分31bを収納部32の内部に巻き取って収納することができるようになっている。本実施形態では、常時露出部分31aを含む表示パネル31の全体が可撓性を有しているが、収納対象部分31bのみが可撓性を有していてもよい。
また、収納部32の内部には、ぜんまいばね34(引き込み部)が設けられている。ぜんまいばね34の一端は収納部32内の図示略の中心軸に固定されており、他端は、収納対象部分31bのうち常時露出部分31a側とは反対側の端部に取り付けられている。
図6(a)及び図6(b)に示す収納状態から、操作者が表示パネル31を左方に引っ張ると、図6(c)に示すように、表示パネル31の収納対象部分31bが収納部32から引き出されて外部に露出し、拡張状態となる。これにより表示パネル31の表示領域が拡大される。
図6(c)の状態では、収納対象部分31bが引き出されたことによって、ぜんまいばね34が延びた状態となっており、ぜんまいばね34の復元力が表示パネル31に働いている。すなわち、ぜんまいばね34は、収納対象部分31bを収納部32に引き込む向きに、表示パネル31に対して力を及ぼしている。
図7は、図6(c)のうち収納部32の近傍部分を拡大して示した図である。
図7に示すように、表示パネル31は、可撓性を有する表示基板311と、表示基板311に積層された可撓性を有するタッチパネル312とを備える。
表示基板311の構成は、特には限られないが、例えば可撓性を有する基材上に有機EL(Electro Luminescence)素子が形成された有機ELパネルを用いることができる。
タッチパネル312は、表示パネル31の表示領域に重なる範囲、ここでは表示基板311の全体と重なる範囲に設けられている。表示基板311及びタッチパネル312は一体的に接合されており、当該接合された状態のまま収納部32の内部に巻き取られて収納される。
タッチパネル312は、その表面に対するユーザーの指やスタイラス等の操作手段の接触、及びその位置を検知する。本実施形態では、静電容量方式のタッチパネル312が用いられているが、これに限られず、抵抗膜方式や光学方式といった他の方式のタッチパネルが用いられてもよい。
また、図7に示すように、表示パネル31のタッチパネル312側とは反対側、すなわち裏面には、突起部35(固定部)が複数設けられている。突起部35は、拡張状態において、収納部32のうち表示パネル31を引き出すための開口部の縁に当接する位置に設けられている。この突起部35が収納部32の開口部の縁に当接して表示パネル31を支えることで、拡張状態において、収納対象部分31bが収納部32に巻き取られないように表示パネル31を固定できるようになっている。また、突起部35を収納部の開口部の縁から外すことで、ぜんまいばね34の復元力によって、表示パネル31が収納部32の内部に引き込まれ、収納状態に遷移する。
なお、複数の突起部35のうち収納部32の開口部の縁に当接させる突起部35を変えることで、収納状態から拡張状態への遷移の中間状態で表示パネル31の位置を固定することもできるようになっている。
次に、操作表示部30の表示パネル31と、他の構成要素との位置関係について説明する。
図1及び図3に示すように、操作表示部30は、表示パネル31の収納対象部分31bが収納部32から水平方向左向きに引き出される向きで設けられている。詳しくは、収納部32は、上端が下端よりも後方に位置するように、上下方向に対して僅かに前後方向に傾斜した角度で取り付けられている。これにより、表示パネル31は、その法線が前方向に対して僅かに上方に向かって傾斜した状態で水平方向左向きに引き出されるようになっている。このように表示パネル31が傾斜した状態で引き出されることで、画像形成装置1の正面に立つ操作者が表示パネル31を視認しやすくすることができる。
また、操作表示部30は、表示パネル31の収納対象部分31bが、収納部32に対して排紙部60側に向かって引き出される位置に設けられている。換言すれば、操作表示部30は、排紙部60に対して右側に配置されており、表示パネル31が左側に向かって引き出されるようになっている。このような配置とすることで、排紙部60のスペースを用いて表示パネル31を引き出して表示領域を広げることができる。また、画像形成装置1の正面に立つ操作者にとって、表示パネル31を水平方向に引き出す動作は自然かつ負担が少ないため、直感的で分かりやすく、かつ簡易に表示パネル31を引き出すことができる。
別の観点では、操作表示部30は、画像形成装置1の正面から見て、表示パネル31の収納対象部分31bが収納部32に対して画像形成装置1の内側に向かう向き(内向き)に引き出される位置に設けられている。ここで、内向きとは、画像形成装置1の正面から見て、収納部32から最短距離で画像形成装置1の外部に向かう向き(外向き)とは反対向きの成分を有する向きをいう。収納部32から外向きに収納対象部分31bを引き出す構成とすると、引き出された表示パネル31が画像形成装置1の外部に突出しやすく、また引き出されて外部に突出した表示パネル31が、画像形成装置1の横を通行する人の妨げになりやすい。これに対し、収納部32から内向きに収納対象部分31bを引き出す構成とすることで、これらの問題が生じないようにすることができる。
ここで、表示パネル31の収納対象部分31bを巻き取った収納状態において、表示パネル31は、可動範囲R1、及び操作者による作業範囲R2の範囲外に位置するようになっている。
また、表示パネル31の収納対象部分31bを引き出した拡張状態において、表示パネル31は、上述した可動部の可動範囲R1の範囲外に位置する一方、表示パネル31の一部が作業範囲R2の範囲内に位置するようになっている。
図8は、収納状態及び拡張状態の各々における表示パネル31と作業範囲R2との位置関係を示す図である。図8は、画像形成装置1を前方から見た図であり、図8(a)は、操作表示部30が収納状態となっている場合を示し、図8(b)は、操作表示部30が拡張状態となっている場合を示す。
図8(a)及び図8(b)では、操作者による作業範囲R2がドットを付した領域として示されている。ここで、作業範囲R2は、操作者が、排紙部60に排出された用紙を取り出す動作、及び上述した可動部に対して当該可動部を動かすための操作を行うときに当該操作者による作業の対象となり得る範囲である。詳しくは、画像形成装置1において操作表示部30が取り付けられていないと仮定した状態において、操作者が上記動作や操作を行うときに当該操作者による作業の対象となり得る範囲である。
具体的には、作業範囲R2は、排紙部60に排出された用紙を取り出すために操作者が排紙部60に対して手を伸ばし、用紙を掴み、手を戻すまでの一連の動作において、操作者の体の一部(通常、腕及び手)が通過し得る範囲を含む。当該範囲は、画像形成装置1を正面から見た場合に、左右方向については排紙部60への用紙の排出口(図8(a)における排紙部60の右端)から排紙部60の左端までであり、上下方向については、排紙部60において用紙が載置される面(図8(a)における排紙部60の下面)から上方へ所定範囲である。当該所定範囲は、図8(a)の例では画像読取部41の下面までの領域とすることができる。ただし、これに限られず、例えば排紙部60において用紙が載置される面から上方に20cmとしてもよい。
また、作業範囲R2は、カバー部材42を上方に引き上げるために操作者が取っ手42aに対して手を伸ばし、取っ手42aに指を掛け、カバー部材42を持ち上げる一連の動作において、操作者の体の一部(通常、腕及び手)が通過し得る範囲を含む。同様に、作業範囲R2は、上方に引き上げられた状態のカバー部材42を、載置面41aを覆う状態に戻すための一連の動作において、操作者の体の一部が通過し得る範囲を含む。これらの範囲は、画像形成装置1を正面から見た場合に、閉じた状態のカバー部材42が占める領域、持ち上げた状態のカバー部材42が占める領域、及び閉じた状態と持ち上げた状態との間のカバー部材42の移動領域を合わせたものである。
また、作業範囲R2は、扉81、82を手前に引き倒して開放するために操作者が取っ手81a、82aに対して手を伸ばし、取っ手81a、82aに指を掛け、扉81、82を引き倒す一連の動作において、操作者の体の一部(通常、腕及び手)が通過し得る範囲を含む。同様に、作業範囲R2は、開放された状態の扉81、82を元に戻すための一連の動作において、操作者の体の一部が通過し得る範囲を含む。これらの範囲は、画像形成装置1を正面から見た場合に、取っ手81a、82aの領域とその近傍領域である。
この他、図8では記載が省略されているが、作業範囲R2は、給紙トレイ83~85、扉86及び手差しトレイ87を開閉するための動作において、操作者の体の一部が通過し得る範囲を含む。
作業範囲R2は3次元の範囲であるが、図8では、作業範囲R2のうち、筐体1aの前面を通る平面に含まれる部分が描かれている。
図8(a)に示すように、収納状態では、表示パネル31は作業範囲R2の範囲外に位置している。
他方で、図8(b)に示すように、拡張状態では、表示パネル31の一部が作業範囲R2の範囲内に位置している。詳しくは、表示パネル31の一部が、作業範囲R2のうち、排紙部60に排出された用紙を取り出す動作を行うときに操作者の体の一部が通過する範囲内に入っている。
また、図4(a)及び図4(b)において操作表示部30が可動範囲R1の範囲外にあることからわかるように、収納状態及び拡張状態において、表示パネル31は、可動範囲R1の範囲外に位置している。
このように、操作表示部30は、収納状態において表示パネル31の全体が可動範囲R1及び作業範囲R2の範囲外に位置し、拡張状態において表示パネル31の一部が作業範囲R2の範囲内に位置する態様で設けられている。この構成によれば、操作表示部30を拡張状態とすることで表示パネル31の表示領域を広げて視認性を向上させることが可能であるとともに、操作表示部30を収納状態に戻すことで、可動範囲R1及び作業範囲R2の双方と表示パネル31とが干渉しない状態として画像形成装置1の操作性を確保することができる。
(変形例1)
次に、上記実施形態の変形例1について説明する。本変形例は、操作表示部30が表示パネル31に垂直な回転軸の回りに回転可能に設けられており、表示パネル31を鉛直下向きの成分を有する方向にも引き出すことが可能である点で上記実施形態と異なる。以下では、上記実施形態との相違点について説明する。
図9は、変形例1に係る画像形成装置1の概略構成を示す図である。
本変形例の画像形成装置1の操作表示部30は、筐体1aに対してヒンジ部36(回転機構)を介して取り付けられている。ヒンジ部36は、表示パネル31に垂直な回転軸の回りで操作表示部30を回転させることができる。したがって、本変形例の画像形成装置1では、操作表示部30を回転させることで、収納部32からの表示パネル31(収納対象部分31b)の引き出し方向を変えることができる。本変形例のヒンジ部36は、操作表示部30を、収納部32から収納対象部分31bが水平方向に引き出される第1の向き(図1)と、収納部32から収納対象部分31bが鉛直下向きの成分を有する方向に引き出される第2の向き(図9)との間で回転させることができるようになっている。図9では、操作表示部30が第2の向きであり、かつ表示パネル31が引き出されて拡張状態となっている様子が描かれている。
ここで、図9において表示パネル31が引き出される方向は、下方(鉛直下向き)に対して僅かに前方側に傾斜した向きであり、以下ではこの向きを下方引出方向と記す。なお、表示パネル31が引き出される方向は下方引出方向に限られず、例えば鉛直下向きに引き出される構成としてもよい。
図1に示す第1の向きと、図9に示す第2の向きとの間で操作表示部30の向きが変更されると、操作表示部30に設けられた加速度センサー33から制御部10に対して、操作表示部30の向きを示す検出信号が送信される。制御部10は、当該検出信号を受信すると、加速度センサー33による操作表示部30の向きの検出結果に応じて、表示パネル31による表示内容を切り替える。すなわち、制御部10は、検出された操作表示部30の現在の向きに応じて、表示パネル31における表示を回転させる。これにより、操作表示部30が第1の向き及び第2の向きのいずれである場合においても、操作者に対して適切な向きの表示を行うことができる。
図9に示すように表示パネル31を下方引出方向に引き出せるようにすることで、操作者が車椅子を使用している場合等、操作者の視点の位置が低い場合であっても、表示パネル31を視認しやすくすることができる。
図10は、変形例1おいて操作表示部30が第2の向きとなっているときの、表示パネル31と作業範囲R2との位置関係を示す図である。図10(a)は、操作表示部30が収納状態となっている場合を示し、図10(b)は、操作表示部30が拡張状態となっている場合を示す。
図10(a)に示すように、収納状態では、表示パネル31は作業範囲R2の範囲外に位置している。
他方で、図10(b)に示すように、拡張状態では、表示パネル31の一部が作業範囲R2の範囲内に位置している。詳しくは、表示パネル31の一部が、作業範囲R2のうち扉81を開閉するときの操作者の作業範囲内に入っている。
図11は、変形例1おいて操作表示部30が第2の向きとなっているときの、表示パネル31と可動範囲R1との位置関係を示す図である。図11(a)は、操作表示部30が収納状態となっている場合を示し、図11(b)は、操作表示部30が拡張状態となっている場合を示す。
図11(a)に示すように、収納状態の表示パネル31は、扉81の可動範囲R1を含む全ての可動範囲R1の範囲外に位置している。
他方で、図11(b)に示すように、拡張状態では、表示パネル31の一部が扉81の可動範囲R1の範囲内に位置している。
このように、操作表示部30は、収納状態において表示パネル31の全体が可動範囲R1及び作業範囲R2の範囲外に位置し、拡張状態において、表示パネル31の一部が可動範囲R1及び作業範囲R2の範囲内に位置する態様で設けられている。この構成によれば、操作表示部30を拡張状態とすることで表示パネル31の表示領域を下方引出方向に広げて視認性を向上させることが可能であるとともに、操作表示部30を収納状態に戻すことで、可動範囲R1及び作業範囲R2の双方と表示パネル31とが干渉しない状態として画像形成装置1の操作性を確保することができる。
なお、操作表示部30が第1の向きとなっているときの可動範囲R1及び作業範囲R2と表示パネル31との位置関係は、上記実施形態と同一である。
(変形例2)
次に、変形例2について説明する。本変形例は、表示パネル31を鉛直上向きの成分を有する方向に引き出すことが可能である点で変形例1と異なる。以下では、変形例1との相違点について説明する。
図12は、変形例2に係る画像形成装置1の概略構成を示す図である。
本変形例のヒンジ部36は、操作表示部30を、収納部32から収納対象部分31bが水平方向に引き出される第1の向き(図1)と、収納部32から収納対象部分31bが鉛直上向きの成分を有する方向に引き出される第3の向き(図12)との間で回転させることができるようになっている。図12では、操作表示部30が第3の向きであり、かつ表示パネル31が引き出されて拡張状態となっている様子が描かれている。
ここで、図12において表示パネル31が引き出される方向は、上方(鉛直上向き)に対して僅かに後方側に傾斜した向きであり、以下ではこの向きを上方引出方向と記す。なお、表示パネル31が引き出される方向は上方引出方向に限られず、例えば鉛直上向きに引き出される構成としてもよい。
図13は、変形例2おいて操作表示部30が第3の向きとなっているときの、表示パネル31と作業範囲R2との位置関係を示す図である。図13(a)は、操作表示部30が収納状態となっている場合を示し、図13(b)は、操作表示部30が拡張状態となっている場合を示す。
図13(a)に示すように、収納状態では、表示パネル31は作業範囲R2の範囲外に位置している。
他方で、図13(b)に示すように、拡張状態では、表示パネル31の一部が作業範囲R2の範囲内に位置している。詳しくは、表示パネル31の一部が、作業範囲R2のうちカバー部材42を引き上げるときの操作者の作業範囲内に入っている。
図14は、変形例2おいて操作表示部30が第3の向きとなっているときの、表示パネル31と可動範囲R1との位置関係を示す図である。図14(a)は、操作表示部30が収納状態となっている場合を示し、図14(b)は、操作表示部30が拡張状態となっている場合を示す。
図14(a)に示すように、収納状態の表示パネル31は、カバー部材42の可動範囲R1を含む全ての可動範囲R1の範囲外に位置している。
他方で、図14(b)に示すように、拡張状態では、表示パネル31の一部がカバー部材42の可動範囲R1の範囲内に位置している。
このように、操作表示部30は、収納状態において表示パネル31の全体が可動範囲R1及び作業範囲R2の範囲外に位置し、拡張状態において、表示パネル31の一部が可動範囲R1及び作業範囲R2の範囲内に位置する態様で設けられている。この構成によれば、操作表示部30を拡張状態とすることで表示パネル31の表示領域を上方引出方向に広げて視認性を向上させることが可能であるとともに、操作表示部30を収納状態に戻すことで、可動範囲R1及び作業範囲R2の双方と表示パネル31とが干渉しない状態として画像形成装置1の操作性を確保することができる。
なお、操作表示部30が第1の向きとなっているときの可動範囲R1及び作業範囲R2と表示パネル31との位置関係は、上記実施形態と同一である。
また、変形例2は、変形例1と組み合わされてもよい。すなわち、操作表示部30を、第1~第3の向きに回転可能とし、水平方向、下方引出方向、及び上方引出方向のうち任意の方向に表示パネル31を引き出せるようにしてもよい。
(変形例3)
次に、上記実施形態の変形例3について説明する。本変形例は、変形例1又は変形例2と組み合わされてもよい。本変形例は、収納部32から引き出された表示パネル31の背面を支持する支持部材を備える点で上記実施形態と異なる。以下では、上記実施形態との相違点について説明する。
図15は、変形例3に係る操作表示部30を収納部32の軸方向から見た図である。図15(a)は、操作表示部30が収納状態となっている場合を示し、図15(b)は、操作表示部30が拡張状態となっている場合を示す。
図15(a)に示すように、収納状態では、表示パネル31のタッチパネル側とは反対側の面(以下、裏面と記す)は、筐体1aの外面により支持されている。また、筐体1aの内部には、板状の支持部材70が、表示パネル31の引き出し方向に移動可能な状態で格納されている。
図15(b)に示すように、表示パネル31を左方に引き出すと、表示パネル31に連動して支持部材70が左方に引き出されるようになっている。表示パネル31及び支持部材70を連動させるための機構は、特には限られないが、例えば図15(a)における表示パネル31及び支持部材70の左端同士を図示略の連結部材により連結させた構成とすることができる。表示パネル31が拡張状態で固定されると、支持部材70も図示略の固定部により位置が固定される。支持部材70は、拡張状態の操作表示部30における表示パネル31の裏面に当接して支持する。これにより、表示パネル31が可撓性を有していても、表示パネル31が撓んで操作がしにくくなったり、表示パネル31に指などを当接させたときに表示パネル31が撓んで表示や操作がしにくくなったりする不具合を抑えることができる。
図15(b)の状態から表示パネル31の収納対象部分31bを収納部32の内部に収納すると、これに連動して支持部材70も筐体1aの内部に収納される。図15(a)に示す収納状態では、支持部材70は、可動範囲R1及び作業範囲R2の範囲外に位置している。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置1は、用紙に画像を形成する画像形成部20と、画像形成部20により画像が形成された用紙が排出される排紙部60と、操作者の操作により可動範囲R1内で動かされる可動部としてのカバー部材42、扉81、82、86、給紙トレイ83~85、及び手差しトレイ87と、少なくとも一部が可撓性を有する表示パネル31と、当該表示パネル31のうち可撓性を有する収納対象部分31bを引き出し可能に収納する収納部32と、を有し、収納対象部分31bが収納部32に収納された収納状態(第1の状態)、及び収納対象部分31bが収納部32から引き出された拡張状態(第2の状態)の間で遷移が可能な操作表示部30と、を備え、操作表示部30は、収納状態において表示パネル31の全体が可動範囲R1の範囲外に位置する態様で設けられている。
このような構成によれば、操作表示部30を拡張状態とすることで表示パネル31の表示領域を広げ、表示パネル31の視認性を向上させることができる。また、操作表示部30を収納状態に戻すことで、可動範囲R1と表示パネル31とが干渉しない状態とすることができるため、表示パネル31により可動部の動作が妨げられるのを抑制することができる。よって上記構成によれば、画像形成装置1の十分な操作性を確保しつつ、表示パネル31の視認性を向上させることができる。
また、変形例1、2に係る操作表示部30は、拡張状態において表示パネル31の一部が可動範囲R1の範囲内に位置する態様で設けられている。これによれば、拡張状態において表示パネル31の表示領域を十分に拡大して視認性をより向上しやすくすることができる。この構成においても、操作表示部30を収納状態に戻すことで、可動範囲R1と表示パネル31とが干渉しない状態とすることができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1は、用紙に画像を形成する画像形成部20と、画像形成部20により画像が形成された用紙が排出される排紙部60と、操作者の操作により可動範囲R1内で動かされる可動部としてのカバー部材42、扉81、82、86、給紙トレイ83~85、及び手差しトレイ87と、少なくとも一部が可撓性を有する表示パネル31と、当該表示パネル31のうち可撓性を有する収納対象部分31bを引き出し可能に収納する収納部32と、を有し、収納対象部分31bが収納部32に収納された収納状態(第1の状態)、及び収納対象部分31bが収納部32から引き出された拡張状態(第2の状態)の間で遷移が可能な操作表示部30と、を備え、操作者が、排紙部60に排出された用紙を取り出す動作、及び可動部に対する操作を行うときに当該操作者による作業の対象となり得る範囲を作業範囲R2とした場合に、操作表示部30は、収納状態において表示パネル31の全体が作業範囲R2の範囲外に位置する態様で設けられている。
このような構成によれば、操作表示部30を拡張状態とすることで表示パネル31の表示領域を広げ、表示パネル31の視認性を向上させることができる。また、操作表示部30を収納状態に戻すことで、作業範囲R2と表示パネル31とが干渉しない状態とすることができるため、表示パネル31により作業範囲R2内での操作者の操作が妨げられるのを抑制することができる。よって上記構成によれば、画像形成装置1の十分な操作性を確保しつつ、表示パネル31の視認性を向上させることができる。
また、操作表示部30は、拡張状態において表示パネル31の一部が作業範囲R2の範囲内に位置する態様で設けられている。これによれば、拡張状態において表示パネル31の表示領域を十分に拡大して視認性をより向上しやすくすることができる。この構成においても、操作表示部30を収納状態に戻すことで、作業範囲R2と表示パネル31とが干渉しない状態とすることができる。
また、操作表示部30は、収納部32から収納対象部分31bが水平方向に引き出される向きで設けられている。画像形成装置1の正面に立つ操作者にとって、表示パネル31を水平方向に引き出す動作は自然かつ負担が少ないため、上記構成によれば、直感的で分かりやすく、かつ簡易に表示パネル31を引き出すことができる。
また、操作表示部30は、収納対象部分31bが収納部32に対して排紙部60側に向かって引き出される位置に設けられており、かつ、拡張状態において、作業範囲R2のうち、排紙部60に排出された用紙を取り出す動作を行うときに操作者の作業の対象となり得る範囲内に表示パネル31の一部が位置する態様で設けられている。これによれば、排紙部60のスペースを用いて表示パネル31を引き出して表示領域を広げることができる。
また、変形例1に係る画像形成装置1は、操作表示部30を、収納部32から収納対象部分31bが水平方向に引き出される第1の向きと、収納部32から収納対象部分31bが下方引出方向に引き出される第2の向きとの間で回転させるヒンジ部36を備える。このように表示パネル31を下方引出方向に引き出せるようにすることで、操作者が車椅子を使用している場合等、操作者の視点の位置が低い場合であっても、表示パネル31を視認しやすくすることができる。
また、画像形成装置1は、操作表示部30の向きを検出する加速度センサー33と、加速度センサー33による操作表示部30の向きの検出結果に応じて操作表示部30による表示内容を切り替える制御部10と、を備える。これにより、操作表示部30が第1の向き及び第2の向きのいずれである場合においても、操作者に対して適切な向きの表示を行うことができる。
また、収納部32は、表示パネル31の収納対象部分31bを巻き取って収納する。このような構成とすることで、収納対象部分31bを円滑に収納し、また引き出すことができる。
また、画像形成装置1は、拡張状態において、収納対象部分31bが収納部32に巻き取られないように表示パネル31を固定する突起部35を備える。これによれば、操作者が表示パネル31から手を放しても操作表示部30を拡張状態に維持することができる。
また、画像形成装置1は、収納対象部分31bを収納部32に引き込む向きに表示パネル31に対して力を及ぼすぜんまいばね34を備える。これによれば、ぜんまいばね34の復元力によって、表示パネル31が収納部32の内部に引き込まれるため、操作表示部30を簡易に収納状態に遷移させることができる。
また、表示パネル31は、当該表示パネル31の表示領域に重なり操作者による接触操作を受け付けるタッチパネル312を有する。これによれば、表示パネル31に対して指等の入力手段を接触させる直感的かつ簡易な方法で入力操作を行うことができる。また、表示パネル31を収納部32から引き出すことで、入力操作が受け付けられる面積を増大させることができる。これにより、入力操作の操作性を向上させることができる。
また、変形例3に係る画像形成装置1は、拡張状態の操作表示部30における表示パネル31のタッチパネル312側とは反対側の面を支持する支持部材70を備える。これによれば、表示パネル31が可撓性を有していても、表示パネル31が撓んで操作がしにくかったり、表示パネル31に指などを当接させたときに表示パネル31が撓んで表示や操作がしにくくなったりする不具合の発生を抑えることができる。
また、画像形成装置1は、載置面41aに載置された用紙の画像を読み取る画像読取部を備え、上記の可動部は、操作者の操作により、載置面41aを覆う状態と、載置面41aを露出させる状態との間の可動範囲R1内で動かされるカバー部材42を有する。これによれば、操作表示部30が収納状態であるときに、カバー部材42の動作やカバー部材42に対する操作者の操作が妨げられないようにすることができる。
また、上記の可動部は、開閉可能な扉81、82、86、及び開閉可能な給紙トレイ83~85、手差しトレイ87を有する。これによれば、操作表示部30が収納状態であるときに、扉81、82、86、給紙トレイ83~85、及び手差しトレイ87の動作やこれらの各部に対する操作者の操作が妨げられないようにすることができる。
なお、本発明は、上記実施形態及び各変形例に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、操作表示部30を、排紙部60の右側かつ扉81の上方に設けているが、これに限定する趣旨ではない。操作表示部30は、収納状態において表示パネル31の全体が可動範囲R1及び作業範囲R2の範囲外に位置し、拡張状態において表示パネル31の一部が可動範囲R1及び作業範囲R2の少なくとも一方の範囲内に位置するような任意の位置及び態様で設けることができる。
また、変形例1では、拡張状態の表示パネル31の一部が扉81の可動範囲R1の範囲内に位置し、変形例2では、拡張状態の表示パネル31の一部がカバー部材42の可動範囲R1の範囲内に位置する例を用いて説明したが、拡張状態の表示パネル31が他の可動部の可動範囲R1の範囲内に位置する態様としてもよい。例えば、表示パネル31を筐体1aの右側面まで回り込むように引き出せる構成とし、表示パネル31を引き出した拡張状態において、表示パネル31の一部が扉86や手差しトレイ87の可動範囲R1の範囲内に位置するような態様であってもよい。
また、可動部としてカバー部材42、扉81、82、86、給紙トレイ83~85、及び手差しトレイ87を例示したが、これに限定する趣旨ではなく、操作者の操作により所定の可動範囲内で動かされる任意の部材が可動部を構成し得る。
また、上記実施形態では、表示パネル31の表面にタッチパネル312が設けられている例を用いて説明したが、これに限られない。例えば、表示パネル31の表面にタッチパネル312を設けず、表示パネル31は専ら表示のみを行い、操作者の入力操作は筐体1aの他の領域に設けられている操作部で受け付けるようにしてもよい。この場合における操作部は、物理的に押下可能な押しボタンを有するものであってもよいし、表示画面上に重ねられて設けられたタッチパネルを有するものであってもよい。
また、上記実施形態では、引き込み部としてぜんまいばね34を例示したが、これに限られず、収納対象部分31bを収納部32に引き込む向きに表示パネル31に対して力を及ぼす任意の部材を引き込み部として用いることができる。例えば、単純なぜんまいばね34に代えて、引き出し方向に少し引いて物理的なロックを外すことで表示パネル31を巻き取る力が表示パネル31に掛かるような機構を用いてもよい。また、引き込み部は、ぜんまいばね34のように弾性力(復元力)を表示パネル31に及ぼすものに限られず、モーターの駆動により生じた力を表示パネル31に及ぼすものであってもよい。例えば、引き込み部は、表示パネル31の端部が取り付けられた回転軸をモーターにより回転させることで表示パネル31を収納部32の内部に引き込むものであってもよい。
また、上記実施形態では、固定部として突起部35を例示したが、これに限られず、固定部は、収納対象部分31bが収納部32に巻き取られないように表示パネル31を固定可能な任意の機構とすることができる。例えば、表示パネル31の表面との摩擦力を制御して任意の位置で(シームレスに)表示パネル31を固定できるものであってもよい。
また、上記実施形態では、表示パネル31の収納対象部分31bを収納部32に巻き取ることで操作表示部30を収納状態とする例を用いて説明したが、これに限定する趣旨ではない。例えば、表示パネル31の収納対象部分31bを折り畳んで収納部32に収納する構成としてもよい。折り畳みの態様は特には限られないが、例えば山折りと谷折りの繰り返しからなる蛇腹構造とすることができる。
また、上記実施形態では、操作表示部30を拡張状態としたときに、表示パネル31の一部が可動範囲R1及び作業範囲R2の少なくとも一方の範囲内に位置する例を用いて説明したが、これに限られない。すなわち、操作表示部30を拡張状態としたときに、表示パネル31の全体が可動範囲R1及び作業範囲R2の範囲外に位置するように操作表示部30が設けられていてもよい。
また、画像形成装置1は、MFPに限定されず、電子写真方式の単機能プリンターや、インクジェット記録方式のプリンターなどであってもよい。
また、上記実施形態では、記録媒体としての用紙に画像を形成する画像形成装置1を例示したが、樹脂のシートや布帛といった他の材質の記録媒体に画像を形成する画像形成装置に対して本発明を適用してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
1 画像形成装置
1a 筐体
10 制御部(表示制御手段)
20 画像形成部
30 操作表示部(表示部)
31 表示パネル
31a 常時露出部分
31b 収納対象部分
311 表示基板
312 タッチパネル
32 収納部
33 加速度センサー(検出部)
34 ぜんまいばね(引き込み部)
35 突起部(固定部)
36 ヒンジ部(回転機構)
40 スキャナー
41 画像読取部
41a 載置面
411 プラテンガラス
42 カバー部材
42a 取っ手
42b 支点
50 通信部
60 排紙部
70 支持部材
81、82、86 扉
81a、82a、86a、87a 取っ手
83~85 給紙トレイ(トレイ)
87 手差しトレイ(トレイ)
90 バス
R1 可動範囲
R2 作業範囲

Claims (14)

  1. 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により画像が形成された記録媒体が排出される排紙部と、
    操作者の操作により所定の可動範囲内で動かされる可動部と、
    少なくとも一部が可撓性を有する表示パネルと、前記表示パネルのうち可撓性を有する収納対象部分を引き出し可能に収納する収納部と、を有し、前記収納対象部分が前記収納部に収納された第1の状態、及び前記収納対象部分が前記収納部から引き出された第2の状態の間で遷移が可能な表示部と、
    前記第2の状態の前記表示部における前記表示パネルの背面を支持する支持部材と、
    内部に前記画像形成部が設けられている筐体と、
    を備え、
    前記表示部は、前記第1の状態において前記表示パネルの全体が前記可動範囲の範囲外に位置する態様で設けられており、
    前記支持部材は、前記表示パネルの前記収納対象部分が前記収納部に収納されることに連動して前記筐体の内部に収納されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記表示部は、前記第2の状態において前記表示パネルの一部が前記可動範囲の範囲内に位置する態様で設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により画像が形成された記録媒体が排出される排紙部と、
    操作者の操作により所定の可動範囲内で動かされる可動部と、
    少なくとも一部が可撓性を有する表示パネルと、前記表示パネルのうち可撓性を有する収納対象部分を引き出し可能に収納する収納部と、を有し、前記収納対象部分が前記収納部に収納された第1の状態、及び前記収納対象部分が前記収納部から引き出された第2の状態の間で遷移が可能な表示部と、
    前記第2の状態の前記表示部における前記表示パネルの背面を支持する支持部材と、
    内部に前記画像形成部が設けられている筐体と、
    を備え、
    操作者が、前記排紙部に排出された記録媒体を取り出す動作、及び前記可動部に対する前記操作を行うときに当該操作者による作業の対象となり得る範囲を作業範囲とした場合に、
    前記表示部は、前記第1の状態において前記表示パネルの全体が前記作業範囲の範囲外に位置する態様で設けられており、
    前記支持部材は、前記表示パネルの前記収納対象部分が前記収納部に収納されることに連動して前記筐体の内部に収納されることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記表示部は、前記第2の状態において前記表示パネルの一部が前記作業範囲の範囲内に位置する態様で設けられていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記表示部は、前記収納部から前記収納対象部分が水平方向に引き出される向きで設けられていることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記表示部は、前記収納対象部分が前記収納部に対して前記排紙部側に向かって引き出される位置に設けられており、かつ、
    前記第2の状態において、前記作業範囲のうち、前記排紙部に排出された記録媒体を取り出す動作を行うときの作業の対象となり得る範囲内に前記表示パネルの一部が位置する態様で設けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  7. 前記表示部を、前記収納部から前記収納対象部分が水平方向に引き出される第1の向きと、前記収納部から前記収納対象部分が鉛直下向きの成分を有する方向に引き出される第2の向きとの間で回転させる回転機構を備えることを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  8. 前記表示部の向きを検出する検出部と、
    前記検出部による前記表示部の向きの検出結果に応じて前記表示部による表示内容を切り替える表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記収納部は、前記表示パネルの前記収納対象部分を巻き取って収納することを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記第2の状態において、前記収納対象部分が前記収納部に巻き取られないように前記表示パネルを固定する固定部を備えることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記収納対象部分を前記収納部に引き込む向きに前記表示パネルに対して力を及ぼす引き込み部を備えることを特徴とする請求項9又は10に記載の画像形成装置。
  12. 前記表示パネルは、当該表示パネルの表示領域に重なり前記操作者による接触操作を受け付けるタッチパネルを有することを特徴とする請求項1~11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. 所定の載置面に載置された記録媒体の画像を読み取る画像読取部を備え、
    前記可動部は、前記操作により、前記載置面を覆う状態と、前記載置面を露出させる状態との間の前記可動範囲内で動かされるカバー部材を有することを特徴とする請求項1~12のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  14. 前記可動部は、開閉可能な扉、及び開閉可能なトレイの少なくとも一方を有することを特徴とする請求項1~13のいずれか一項に記載の画像形成装置。
JP2019176434A 2019-09-27 2019-09-27 画像形成装置 Active JP7342572B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019176434A JP7342572B2 (ja) 2019-09-27 2019-09-27 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019176434A JP7342572B2 (ja) 2019-09-27 2019-09-27 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021053818A JP2021053818A (ja) 2021-04-08
JP7342572B2 true JP7342572B2 (ja) 2023-09-12

Family

ID=75269319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019176434A Active JP7342572B2 (ja) 2019-09-27 2019-09-27 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7342572B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230057601A (ko) * 2021-10-22 2023-05-02 휴렛-팩커드 디벨롭먼트 컴퍼니, 엘.피. 삽입 가능한 디스플레이

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004084171A1 (ja) 2003-03-19 2004-09-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 表示装置
JP2005227634A (ja) 2004-02-16 2005-08-25 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2005300871A (ja) 2004-04-09 2005-10-27 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2006142519A (ja) 2004-11-16 2006-06-08 Sato Corp 携帯型プリンタ
JP2012189954A (ja) 2011-03-14 2012-10-04 Ricoh Co Ltd 操作部支持構造、同構造を用いた機器、画像形成装置、画像形成装置の周辺機器
JP2013140504A (ja) 2012-01-05 2013-07-18 Konica Minolta Inc 操作表示装置、その制御方法およびその制御プログラム
JP2014010597A (ja) 2012-06-29 2014-01-20 Nikon Corp 表示方法及び表示装置
WO2017134890A1 (ja) 2016-02-05 2017-08-10 株式会社Nttドコモ 表示装置
JP2017228924A (ja) 2016-06-22 2017-12-28 キヤノン株式会社 画像形成装置及び画像形成方法
JP2018084790A (ja) 2016-11-17 2018-05-31 富士ゼロックス株式会社 端末装置およびプログラム

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004084171A1 (ja) 2003-03-19 2004-09-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 表示装置
JP2005227634A (ja) 2004-02-16 2005-08-25 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2005300871A (ja) 2004-04-09 2005-10-27 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2006142519A (ja) 2004-11-16 2006-06-08 Sato Corp 携帯型プリンタ
JP2012189954A (ja) 2011-03-14 2012-10-04 Ricoh Co Ltd 操作部支持構造、同構造を用いた機器、画像形成装置、画像形成装置の周辺機器
JP2013140504A (ja) 2012-01-05 2013-07-18 Konica Minolta Inc 操作表示装置、その制御方法およびその制御プログラム
JP2014010597A (ja) 2012-06-29 2014-01-20 Nikon Corp 表示方法及び表示装置
WO2017134890A1 (ja) 2016-02-05 2017-08-10 株式会社Nttドコモ 表示装置
JP2017228924A (ja) 2016-06-22 2017-12-28 キヤノン株式会社 画像形成装置及び画像形成方法
JP2018084790A (ja) 2016-11-17 2018-05-31 富士ゼロックス株式会社 端末装置およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021053818A (ja) 2021-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6047992B2 (ja) 表示制御装置、画像形成装置及びプログラム
US10412243B2 (en) Image formation device having an operation panel configured to move between a first position and a second position
JP7342572B2 (ja) 画像形成装置
JP6041483B2 (ja) 画像形成装置
JP6249112B2 (ja) 操作パネル及びそれを備えた画像形成装置、画像読取装置
JP2005234222A (ja) 画像形成装置
JP5206319B2 (ja) 画像形成装置
US7920818B2 (en) Image forming apparatus which can expand space of discharging unit
JP2017024426A (ja) 画像形成装置
JP2018001463A (ja) 画像形成装置、その制御方法、及び制御方法を実行させるプログラム。
JP2017228924A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2011186879A (ja) キーボードを備える画像処理装置
JP2006276226A (ja) クリーニング装置および画像形成装置
JP2009282065A (ja) 画像形成装置
JP6264482B2 (ja) 表示制御装置及びプログラム
JP2022015774A (ja) 表示装置、画像形成装置及びプログラム
JP2021167922A (ja) 表示装置、画像形成装置及びプログラム
JP2005227634A (ja) 画像形成装置
JP2021082977A (ja) 画像形成装置及びプログラム
US11711475B2 (en) Automatic copy operation based on timing of detection of document and recoding medium
JP6226562B2 (ja) 画像形成装置及びカートリッジ押込み機構
JP5870022B2 (ja) 画像形成装置
JP6776922B2 (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP2021144549A (ja) 表示装置、画像形成装置及びプログラム
JP2021087017A (ja) 処理装置、画像形成装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220819

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230814

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7342572

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150