JP2021087017A - 処理装置、画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】操作画面に必要な情報を表示しつつ操作性の低下を抑制することができる処理装置、画像形成装置及びプログラムを提供する。【解決手段】処理装置は、操作画面に対する接触操作を入力操作として受け付け、当該入力操作に応じて所定の処理を実行する処理装置であって、操作画面を表示する表示部を有し、操作画面に対する接触操作を入力操作として検知する、可撓性を有するタッチパネルと、タッチパネルを引き出し可能に収納する収納部と、タッチパネルの少なくとも一部を収納部から引き出し、又は収納部に収納してタッチパネルの収納部からの露出量を変更する駆動動作を行う駆動部と、当該処理装置の動作の状態、及び当該処理装置の周囲の状態の少なくとも一方を検知する状態検知手段と、タッチパネルの収納部からの露出量が、状態検知手段による検知結果に応じた量となるように、駆動部による駆動動作を制御する駆動制御手段と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、処理装置、画像形成装置及びプログラムに関する。
従来、記録媒体に画像を形成する画像形成装置などの種々の処理装置において、各種動作設定や、処理開始の指示などのための入力操作(接触操作)を受け付けるタッチパネルが用いられている(例えば、特許文献1)。近年、処理装置の機能の高度化及び多様化に伴って、タッチパネルの操作画面に表示する必要のある情報や操作キーの数が増大しており、タッチパネルの大型化及び高解像度化が求められている。
特開2018−61182号公報
しかしながら、タッチパネルを大型化、高解像度化して操作画面に多くの情報や操作キーを表示すると、操作画面上で目的の操作キーを見つけにくくなり、操作性が低下してしまう。
一方で、タッチパネルが小さいと、ユーザーが必要とする情報や操作キーを操作画面に一度に表示させることができず、目的の操作キーの探索のために煩雑な操作が必要となり、操作性が低下してしまう。
このように、上記従来の技術では、操作画面に必要な情報を表示しつつ操作性の低下を抑制することが容易でないという課題がある。
この発明の目的は、操作画面に必要な情報を表示しつつ操作性の低下を抑制することができる処理装置、画像形成装置及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の処理装置の発明は、
操作画面に対する接触操作を入力操作として受け付け、当該入力操作に応じて所定の処理を実行する処理装置であって、
前記操作画面を表示する表示部を有し、当該操作画面に対する接触操作を検知する、可撓性を有するタッチパネルと、
前記タッチパネルを引き出し可能に収納する収納部と、
前記タッチパネルの少なくとも一部を前記収納部から引き出し、又は前記収納部に収納して前記タッチパネルの前記収納部からの露出量を変更する駆動動作を行う駆動部と、
当該処理装置の動作の状態、及び当該処理装置の周囲の状態の少なくとも一方を検知する状態検知手段と、
前記タッチパネルの前記収納部からの露出量が、前記状態検知手段による検知結果に応じた量となるように、前記駆動部による前記駆動動作を制御する駆動制御手段と、
を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の処理装置において、
前記駆動制御手段は、
当該処理装置に電源が投入されたことを前記状態検知手段が検知した場合に、前記露出量が所定の第1の露出量となるように前記駆動部により前記駆動動作を行わせ、
当該処理装置の電源が切断されることを前記状態検知手段が検知した場合に、前記露出量が所定の第2の露出量となるように前記駆動部により前記駆動動作を行わせる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の処理装置において、
前記第1の露出量は、前記タッチパネルの前記操作画面のうち所定の一部が視認できる量である。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の処理装置において、
前記駆動制御手段は、前記露出量が前記第1の露出量となるように前記駆動部により前記駆動動作を行わせた後に、前記タッチパネルに対する接触操作がなされたことを前記状態検知手段が検知した場合に、前記露出量が、前記第1の露出量より大きい所定の第3の露出量となるように前記駆動部により前記駆動動作を行わせる。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか一項に記載の処理装置において、
前記駆動制御手段は、当該処理装置の電源が切断されることを前記状態検知手段が検知した場合に、前記タッチパネルの全体が前記収納部に収納されるように前記駆動部により前記駆動動作を行わせる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の処理装置において、
前記状態検知手段による当該処理装置の周囲の状態の検知は、当該処理装置の周囲における操作者の有無を判別する動作を含み、
前記駆動制御手段は、前記状態検知手段が当該処理装置の周囲における操作者の有無を判別した場合に、前記露出量が、当該判別結果に対応付けられて予め定められている露出量となるように、前記駆動部により前記駆動動作を行わせる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の処理装置において、
前記状態検知手段による当該処理装置の動作の状態の検知は、当該処理装置を操作している操作者を所定の方法で特定する動作を含む。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の処理装置において、
前記駆動制御手段は、前記状態検知手段が前記操作者を特定した場合に、前記露出量が、特定された前記操作者に対応付けられて予め定められている露出量となるように、前記駆動部により前記駆動動作を行わせる。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載の処理装置において、
前記タッチパネルに対する接触操作が所定時間なされなかった場合に、既になされた接触操作による設定内容を初期化する初期化手段を備え、
前記駆動制御手段は、前記初期化手段による初期化がなされたことを前記状態検知手段が検知した場合に、前記露出量が所定の第4の露出量となるように、前記駆動部により前記タッチパネルの一部を収納する前記駆動動作を行わせる。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれか一項に記載の処理装置において、
前記入力操作に応じて、記録媒体に対する画像の形成、及び記録媒体に形成された画像の読み取りの少なくとも一方を含む前記処理を実行する処理手段を備える。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の処理装置において、
前記処理の対象となる前記記録媒体を載置する記録媒体載置部を備え、
前記駆動制御手段は、前記記録媒体載置部に記録媒体が載置されたことを前記状態検知手段が検知した場合に、前記露出量が所定の第5の露出量となるように前記駆動部により前記駆動動作を行わせる。
請求項12に記載の発明は、請求項10又は11に記載の処理装置において、
前記駆動制御手段は、前記処理手段による前記処理の開始を指示する前記入力操作が受け付けられたことを前記状態検知手段が検知した場合に、前記露出量が所定の第6の露出量となるように、前記駆動部により前記タッチパネルの一部を収納する前記駆動動作を行わせる。
請求項13に記載の発明は、請求項10〜12のいずれか一項に記載の処理装置において、
前記駆動制御手段は、前記処理手段による前記記録媒体に対する画像の形成の開始を前記状態検知手段が検知した場合に、前記露出量が所定の第7の露出量となるように、前記駆動部により前記タッチパネルの一部を収納する前記駆動動作を行わせる。
請求項14に記載の発明は、請求項10〜13のいずれか一項に記載の処理装置において、
前記記録媒体を搬送する搬送部を備え、
前記駆動制御手段は、前記状態検知手段が前記搬送部による搬送の異常を検知した場合に、前記露出量が、前記操作画面において搬送の異常の発生を報知する報知画面を表示可能な所定の第8の露出量となるように前記駆動部により前記駆動動作を行わせる。
また、上記目的を達成するため、請求項15に記載の画像形成装置の発明は、
操作画面に対する接触操作を入力操作として受け付け、当該入力操作に応じて記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
前記操作画面を表示する表示部を有し、当該操作画面に対する接触操作を検知する、可撓性を有するタッチパネルと、
前記タッチパネルを引き出し可能に収納する収納部と、
前記タッチパネルの少なくとも一部を前記収納部から引き出し、又は前記収納部に収納して前記タッチパネルの前記収納部からの露出量を変更する駆動動作を行う駆動部と、
当該画像形成装置の動作の状態、及び当該画像形成装置の周囲の状態の少なくとも一方を検知する状態検知手段と、
前記タッチパネルの前記収納部からの露出量が、前記状態検知手段による検知結果に応じた量となるように、前記駆動部による前記駆動動作を制御する駆動制御手段と、
を備える。
また、上記目的を達成するため、請求項16に記載のプログラムの発明は、
操作画面に対する接触操作を入力操作として受け付け、当該入力操作に応じて所定の処理を実行する処理装置に設けられたコンピューターにより実行されるプログラムであって、
前記処理装置は、操作画面を表示する表示部を有し、前記操作画面に対する接触操作を前記入力操作として検知する、可撓性を有するタッチパネルと、前記タッチパネルを引き出し可能に収納する収納部と、前記タッチパネルの少なくとも一部を前記収納部から引き出し、又は前記収納部に収納して前記タッチパネルの前記収納部からの露出量を変更する駆動動作を行う駆動部と、を備え、
当該プログラムは、前記コンピューターを、
当該処理装置の動作の状態、及び当該処理装置の周囲の状態の少なくとも一方を検知する状態検知手段、
前記タッチパネルの前記収納部からの露出量が、前記状態検知手段による検知結果に応じた量となるように、前記駆動部による前記駆動動作を制御する駆動制御手段、
として機能させる。
本発明に従うと、操作画面に必要な情報を表示しつつ操作性の低下を抑制することができるという効果がある。
画像形成装置の外観を示す図である。 画像形成部の構成を示す図である。 タッチパネルの構成を示す断面図である。 タッチパネルの露出量を増大した画像形成装置の外観を示す図である。 画像形成装置の主要な機能構成を示すブロック図である。 タッチパネルが初期位置にある場合の操作表示部を示す図である。 タッチパネルが電源オフ位置にある場合の操作表示部を示す図である。 タッチパネルが通常操作位置にある場合の操作表示部を示す図である。 タッチパネルが特定操作位置にある場合の操作表示部を示す図である。 報知画面を表示しているときの操作表示部を示す図である。 ジョブ実行処理の制御手順を示すフローチャートである。 ジョブ実行処理の制御手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の処理装置、画像形成装置及びプログラムに係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態である画像形成装置1の外観を示す図である。
本実施形態の画像形成装置1は、電子写真方式によりカラーの画像形成を行うMFP(Multifunction Peripheral)である。
画像形成装置1は、筐体1aと、筐体1aの外部に設けられた操作表示部30と、筐体1aの上部に設けられたスキャナー40と、スキャナー40の下部において筐体1aの外部に露出している排紙部70などを備える。画像形成装置1は、操作表示部30により受け付けられた入力操作に応じて所定の処理を実行する。画像形成装置1は、「処理装置」に相当する。また、スキャナー40は、用紙(記録媒体)に形成された画像を読み取る処理を実行する「処理手段」に相当する。
画像形成装置1は、操作表示部30の正面に立つ操作者により操作される。以下では、この操作者から見て手前に向かう方向を「前方」、奥に向かう方向を「後方」、左に向かう方向を「左方」、右に向かう方向を「右方」、上に向かう方向を「上方」、下に向かう方向を「下方」と記す。
また、筐体1aのうち前方側の面(以下、前面と記す)には、開閉可能な給紙トレイ81などが設けられている。また、前面に隣接する一対の側面のうち右方の面には、開閉可能な手差しトレイ82などが設けられている。
また、筐体1aの内部には、用紙に画像を形成する画像形成部20が設けられている。画像形成部20は、「処理手段」に相当する。
図2は、画像形成部20の構成を示す図である。
画像形成部20は、給紙トレイ81又は手差しトレイ82から供給された用紙に対して画像を形成し、排紙部70に排出する。
画像形成部20は、静電潜像を表面に担持するドラム状の感光体である像担持体21と、像担持体21の表面における残留トナーを除去するクリーニング部22と、像担持体21の表面を一様に帯電させる帯電ローラー23と、帯電された像担持体21の表面を露光して静電潜像を形成する露光部24と、トナーを含む現像剤を用いて静電潜像を現像し、像担持体21の表面にトナー像を形成する現像部25と、形成されたトナー像を転写領域において中間転写ベルト261に1次転写し、さらに中間転写ベルト261から用紙に2次転写する転写部26と、トナー像を用紙に定着させる定着部27と、用紙を給紙トレイ81又は手差しトレイ82から排紙部70に至る搬送経路で搬送する複数の搬送ローラーを有する搬送部28などを備える。上記のうち、像担持体21、クリーニング部22、帯電ローラー23、露光部24、現像部25により作像ユニットが構成される。
作像ユニットは、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)及びK(ブラック)の4色に対応して4つ設けられ、中間転写ベルト261の下部水平面に沿ってY、M、C、Kの順に配列されている。各作像ユニットでは、像担持体21の外周面に沿って、クリーニング部22、帯電ローラー23、露光部24及び現像部25がこの順に配列されている。
像担持体21は、所定の回転軸を中心に回転する。像担持体21の外周面には感光層が形成されている。
クリーニング部22は、弾性体からなる平板状のクリーニングブレードを有し、当該クリーニングブレードを像担持体21の表面に当接させることで、像担持体21の表面に付着し中間転写ベルト261に転写されずに残留したトナーなどの異物を除去する。
帯電ローラー23は、像担持体21の表面に当接し、像担持体21の回転に伴って所定の回転軸を中心に従動回転する筒状部材である。帯電ローラー23は、図示略の電源部から帯電駆動電圧が印加されることで、像担持体21の表面を一様に帯電させる。
露光部24は、発光素子としてのLD(Laser Diode)を備え、帯電ローラー23により帯電された像担持体21の表面にレーザー光を照射することで露光して像担持体21上に静電潜像を形成する。
現像部25は、像担持体21の表面に対向するように配置された現像スリーブ(現像ローラー)を備える。現像部25は、図示しないトナーボトルから供給されたトナーを含む現像剤を、所定の現像バイアス電位とされた現像スリーブの表面に供給することで、現像剤中のトナーを現像スリーブ表面から像担持体21の表面の静電潜像に付着させて、像担持体21の表面にトナー像を形成させる。
転写部26は、2つのベルト搬送ローラー262と、各像担持体21に対向して配置された4つの1次転写ローラー263と、ベルト搬送ローラー262及び1次転写ローラー263の回りに架け渡された中間転写ベルト261と、中間転写ベルト261上に残留したトナーを除去するベルトクリーニング部264と、一方のベルト搬送ローラー262に対して付勢された状態でベルト搬送ローラー262の回転に伴って従動回転する2次転写ローラー265とを備える。
転写部26では、1次転写ローラー263にトナーと逆極性のバイアス電圧を印加した状態で中間転写ベルト261が周回移動することで、回転する像担持体21の表面から中間転写ベルト261にトナーが転写される。また、Y、M、C、Kの各色のトナーが重畳転写された後、所定のバイアス電圧が印加された2次転写ローラー265と中間転写ベルト261との間を用紙が通過することで、中間転写ベルト261から用紙へカラートナー像が転写される。用紙へ転写されずに中間転写ベルト261上に残留したトナーは、ベルトクリーニング部264のクリーニングブレードによって除去される。
定着部27は、トナー像が転写された用紙を加熱及び加圧して用紙にトナー像を定着させる。定着部27は、用紙を挟持する加熱ローラー及び加圧ローラーからなる一対のローラーを備える。トナー像が定着された用紙は、搬送部28により搬送されて排紙部70に送出される。
図1に戻り、操作表示部30は、タッチパネル31及び収納部32を備える。タッチパネル31は、操作画面を表示するとともに、当該操作画面に対する接触操作を入力操作として検知する。操作表示部30は、タッチパネル31が検知した接触操作を操作信号に変換して制御部10(図5参照)に出力する。また、タッチパネル31は、可撓性を有している。収納部32は、タッチパネル31を巻き取って引き出し可能に収納する中空の円筒状の部材である。
図3は、タッチパネル31の構成を示す断面図である。
タッチパネル31は、表示部31aと、表示部31aに積層された接触検知部31bとを備える。表示部31a及び接触検知部31bは可撓性を有しており、したがってこれらが積層されたタッチパネル31も可撓性を有している。
表示部31aの構成は、特には限られないが、例えば可撓性を有する基材上に有機EL(Electro Luminescence)素子が形成された有機ELパネルを用いることができる。
接触検知部31bは、タッチパネル31の表示領域に重なる範囲、ここでは表示部31aの全体と重なる範囲に設けられている。表示部31a及び接触検知部31bは一体的に接合されており、当該接合された状態のまま収納部32の内部に巻き取られて収納される。
接触検知部31bは、その表面に対するユーザーの指やスタイラス等の操作手段の接触、及びその位置を検知する。本実施形態では、静電容量方式の接触検知部31bが用いられているが、これに限られず、抵抗膜方式や光学方式といった他の方式の接触検知部が用いられてもよい。なお、接触検知部31bは、表示部31aの構成として表示部31aの内部に組み込まれていてもよい。
タッチパネル31の一端は、収納部32の内部で図示略の回転軸に固定されており、タッチパネル31のうち収納部32に収納されている部分は、回転軸の回りでロール状に巻き取られた状態で収納部32に収納される。
また、操作表示部30は、タッチパネル31を収納部32から引き出し、また収納部32に収納するタッチパネル駆動部33(駆動部)(図5参照)を有している。タッチパネル駆動部33の構成は、特には限られないが、例えば駆動モーターの駆動力をラックピニオン等の動力伝達機構を介してタッチパネル31の回転軸の回転に変換し、回転軸の回転に応じてタッチパネル31を駆動する構成とすることができる。
このような構成により、本実施形態の操作表示部30は、タッチパネル31が収納部32に収納された収納状態と、タッチパネル31の少なくとも一部が収納部32から引き出された拡張状態との間で遷移が可能となっている。
このうち拡張状態では、タッチパネル31の収納部32からの露出量を所定の上限値以下の範囲内で調整できるようになっている。すなわち、タッチパネル駆動部33は、タッチパネル31の少なくとも一部を収納部32から引き出し、又は収納部32に収納してタッチパネル31の収納部32からの露出量を変更する駆動動作を行う。
例えば、図1に示す状態からさらにタッチパネル31を引き出して、図4に示すようにタッチパネル31の露出量を増大することができる。また、図4に示す状態からタッチパネル31の一部を巻き取って収納し、図1に示すように露出量を低減したり、さらにタッチパネル31を巻き取ってタッチパネル31の全体を収納部32に収納したりすることができる。
このように巻き取り収納が可能なタッチパネル31は、ローラブルタッチパネルとも呼ばれる。タッチパネル31の露出量の調整方法については、後に詳述する。
スキャナー40は、筐体1aの上部に設けられた画像読取部41と、画像読取部41の上部に設けられたADF42(Auto Document Feeder)とを有する。
画像読取部41は、用紙が載置される載置面41aを構成するプラテンガラス411(図2参照)と、載置面41a上の用紙に対して載置面41a側から光を照射するための光源や反射鏡などの光学系と、当該光学系から照射され用紙で反射した光を検出する撮像素子などを備える。画像読取部41は、制御部10による制御下で、プラテンガラス411の載置面41aに載置された用紙の画像を読み取ってR(赤)、G(緑)及びB(青)の色ごとのビットマップ形式の画像データを生成し、記憶部14(図5参照)に記憶させる。
ADF42は、手差し原稿(読み取り対象の画像が形成された記録媒体)を1枚ずつ搬送して画像読取部41に読み取らせる。ADF42は、「処理の対象となる記録媒体を載置する記録媒体載置部」に相当する。また、ADF42は、操作者の操作により、載置面41aを覆う状態(図1参照)と、載置面41aを露出させる状態との間の可動範囲内で動かされる。
図1に示す排紙部70は、筐体1aの前面側から見てスキャナー40の下側、かつ上方から見て筐体1aの範囲内で筐体1aの外部に露出しており、画像形成部20により画像が形成された用紙が、操作者により取り出すことができる状態で排出される。このように、上方から見て筐体1aの範囲内で排紙を行う方式は、胴内排紙とも呼ばれる。
図5は、画像形成装置1の主要な機能構成を示すブロック図である。
画像形成装置1は、制御部10(コンピューター)と、画像形成部20と、タッチパネル31及びタッチパネル駆動部33を有する操作表示部30と、スキャナー40と、NFC部51を有する通信部50と、人感センサー60などを備え、これらの各部はバス90を介して接続されている。これらのうち制御部10により「駆動制御手段」、「初期化手段」が構成される。また、制御部10、NFC部51、及び人感センサー60により「状態検知手段」が構成される。以下では、既に説明した構成については説明を省略する。
制御部10は、CPU11(Central Processing Unit)、RAM12(Random Access Memory)、ROM13(Read Only Memory)、及び記憶部14を有する。
CPU11は、ROM13に記憶されているプログラム131を読み出して実行し、各種演算処理を行う。
RAM12は、CPU11に作業用のメモリー空間を提供し、一時データを記憶する。
ROM13は、CPU11により実行される各種のプログラム131や設定データ等を格納する。なお、ROM13に代えてフラッシュメモリー等の書き換え可能な不揮発性メモリーが用いられてもよい。
記憶部14は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やフラッシュメモリー等により構成され、スキャナー40により取得された画像データ、通信部50を介して外部から入力された画像データを含むジョブデータ、及び各種設定データなどが記憶される。
この設定データには、画像形成装置1の動作の状態、及び周囲の状態の少なくとも一方に応じたタッチパネル31の引き出し位置(換言すれば、タッチパネル31の露出量)の設定に係る引出位置設定データ141が含まれる。引出位置設定データ141に基づくタッチパネル31の露出量の調整動作については、後に詳述する。
これらのCPU11、RAM12、ROM13及び記憶部14を有する制御部10は、プログラム131に従って画像形成装置1の各部を統括制御する。
例えば、制御部10は、記憶部14に記憶された画像データ及びジョブデータに基づいて画像形成部20の各部を動作させて用紙に画像を形成させる。また、制御部10は、ジョブデータに基づいてスキャナー40の各部を動作させて原稿の画像を読み取らせ、得られた画像データを記憶部14に記憶させたり、通信部50を介してFAX送信させたりする。また、状態検知手段としての制御部10、NFC部51及び人感センサー60は、画像形成装置1の動作の状態、及び画像形成装置1の周囲の状態の少なくとも一方を検知する。また、駆動制御手段としての制御部10は、タッチパネル31の収納部32からの露出量が、状態検知手段による検知結果に応じた量となるように、タッチパネル駆動部33による駆動動作を制御する。また、制御部10は、タッチパネル31の露出量に応じて、タッチパネル31の表示部31aの表示内容を制御する。また、初期化手段としての制御部10は、後述するオートリセットを実行する。
操作表示部30は、タッチパネル31に対する操作者の接触操作を検知するとともに、当該接触操作による選択位置を特定して、特定した選択位置を示す操作信号を制御部10に送信する。
また、タッチパネル駆動部33は、制御部10から送信される制御信号に基づいて、タッチパネル31の一部又は全部を収納部32から引き出し、また収納部32に格納することで、タッチパネル31の収納部32からの露出量を変更する。
通信部50は、ネットワークカードなどにより構成される。通信部50は、LAN(Local Area Network)などの通信ネットワークに接続され、通信ネットワーク上の外部機器と情報の送受信を行う。制御部10は、通信部50を介して、通信ネットワーク上の外部機器と通信を行う。
また、通信部50は、操作者が所持する携帯端末やICカード(以下、携帯端末等と記す)との間でNFC(Near Field Communication:近距離無線通信)による通信を行うNFC部51を有している。NFC部51は、例えば各種通信モジュールやネットワークカードを有し、携帯端末等と所定方式のNFCにより接続して当該NFCの通信規格に従ったデータの送受信を行う。NFCの種別は、特には限られないが、例えばWi−Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)を用いることができる。NFC部51は、例えば筐体1aに設けられた図示略の載置部を有し、当該載置部上に端末装置等が載置されたときに当該端末装置等とNFCによる通信を行う。ただし、これに限られず、操作者が所持している携帯端末等の接近を検出して、操作者が所持している状態のままNFCによる通信を行ってもよい。
本実施形態のNFC部51は、操作者を特定する操作者IDを携帯端末等から受信して制御部10に出力する。制御部10は、この操作者IDによって画像形成装置1を操作している操作者を特定し、特定した操作者に応じた設定で画像形成装置1を動作させる。例えば後述するように、特定された操作者に対応付けられて予め定められている露出量でタッチパネル31を収納部32から露出させるように、タッチパネル駆動部33を制御する。
状態検知部としての制御部10及びNFC部51が、画像形成装置1を操作している操作者を特定する動作は、画像形成装置1の動作の状態の検知の一態様である。
人感センサー60は、画像形成装置1の正面に立つ操作者を検知し、検知結果を制御部10に出力する。人感センサー60としては、例えば人が放出する赤外線を検知するものや、超音波の送受信部を備え、人により反射された超音波を検知するものなどを用いることができる。制御部10は、人感センサー60から出力された検知結果に基づいて操作者の有無を判別する。
状態検知部としての制御部10及び人感センサー60が、画像形成装置1の周囲における操作者の有無を判別する動作は、画像形成装置1の周囲の状態の検知の一態様である。
次に、画像形成装置1におけるタッチパネル31の露出量の調整動作について説明する。
本実施形態の画像形成装置1では、画像形成装置1の動作の状態、及び画像形成装置1の周囲の状態の少なくとも一方に基づいて、タッチパネル31の露出量が調整される。動作の状態及び/又は周囲の状態を表す指標としては、例えば以下の(1)〜(10)が挙げられる。
(1)画像形成装置1の電源が投入されたこと。
(2)画像形成装置1の電源が切断されること。
(3)画像形成装置1の周囲における操作者の有無。
(4)画像形成装置1を操作している操作者。
(5)タッチパネル31のオートリセットが実行されたこと。
(6)ADF42に原稿が載置されたこと。
(7)各種ジョブの開始を指示する入力操作が受け付けられたこと。
(8)画像形成部20による画像の形成が開始されたこと。
(9)搬送部28において搬送の異常、例えばジャムが発生したこと。
(10)タッチパネル31に対する接触操作が検知されたこと。
このうち(1)、(2)、(4)〜(10)は動作の状態に係る指標であり、(3)は周囲の状態に係る指標である。
以下では、これらの指標の各々に応じたタッチパネル31の露出量の調整動作について説明する。
(1)画像形成装置1の電源が投入された場合
画像形成装置1の電源が投入されたことを制御部10が検知した場合には、露出量が所定の第1の露出量となる位置(以下では、初期位置と記す)までタッチパネル31が引き出される。
図6は、タッチパネル31が初期位置にある場合の操作表示部30を示す図である。
この場合には、タッチパネル31の操作画面310に、必要最小限の操作キー311及び操作関連情報312のみが表示されるようにタッチパネル31の露出量が調整される。したがって、上記の第1の露出量は、タッチパネル31の操作画面310のうちこれらの操作キー311及び操作関連情報312が表示される一部が視認できる露出量である。ここで、必要最小限の操作キー311は、特には限られないが、例えば「プリント」、「スキャン」、「コピー」及び「ファックス」といった基本機能を選択するための操作キー311とすることができる。
(2)画像形成装置1の電源が切断される場合
画像形成装置1の電源が切断されることを制御部10が検知した場合(例えば図示略の電源オフボタンが押下されたことを制御部10が検知した場合)には、露出量が所定の第2の露出量となる位置(以下では、電源オフ位置と記す)までタッチパネル31が収納される。
図7は、タッチパネル31が電源オフ位置にある場合の操作表示部30を示す図である。
図7では、タッチパネル31の全体が収納部32に収納されまでタッチパネル31が巻き取られている。したがって、上記の第2の露出量は、例えば0である。なお、これに代えて、第2の露出量を、操作画面310の限られた一部が視認できる露出量としてもよい。この場合、第2の露出量は、第1の露出量より少ないことが望ましい。
(3)画像形成装置1の周囲における操作者の有無に応じた露出量の調整
画像形成装置1では、制御部10及び人感センサー60による、画像形成装置1の周囲における操作者の有無の判別結果によって、タッチパネル31の露出量が調整される。すなわち、タッチパネル31の露出量が、操作者の有無の判別結果に対応付けられて予め定められている露出量となるようにタッチパネル31が引き出され、又は収納される。
詳しくは、電源が投入されてタッチパネル31が図6に示す初期位置にあるときに、画像形成装置1の周囲に操作者がいると判別された場合には、通常の操作画面を表示可能な位置(以下では、通常操作位置と記す)までタッチパネル31が引き出される。
図8は、タッチパネル31が通常操作位置にある場合の操作表示部30を示す図である。
通常操作位置にあるタッチパネル31の操作画面310には、図6よりも多い所定の操作キー311及び操作関連情報312が表示される。ここで表示される操作キー311は、特には限られないが、例えば通常の用途において使用頻度の高い操作キー311とすることができる。具体的には、「プリント」、「スキャン」、「コピー」及び「ファックス」といった基本機能を切り替えるための操作キー311の他、各基本機能における各種設定を行うための操作キー311や、基本機能に係るジョブの開始を指示する操作キー311などが含まれ得る。
(4)画像形成装置1を操作している操作者に応じた露出量の調整
画像形成装置1では、制御部10及びNFC部51による、画像形成装置1を操作している操作者の特定結果によっても、タッチパネル31の露出量が調整される。すなわち、タッチパネル31の露出量が、特定された操作者に対応付けられて予め定められている露出量となる位置(以下では、特定操作位置と記す)までタッチパネル31が引き出され、又は収納される。
図9は、タッチパネル31が特定操作位置にある場合の操作表示部30を示す図である。
特定操作位置にあるタッチパネル31の操作画面310には、特定された操作者による使用頻度が高い操作キー311が表示される。例えば、図8よりも基本機能を絞った上で、当該基本機能についてのより詳細な設定用の操作キー311が、使用履歴に応じて予め表示される。換言すれば、操作者に応じてカスタマイズされた配置で操作キー311が表示される。
(5)タッチパネル31のオートリセットが実行された場合
画像形成装置1では、タッチパネル31に対する接触操作が所定時間なされなかった場合に、既になされた接触操作による設定内容を初期化するオートリセットが実行される。 このオートリセットが実行された場合には、露出量が所定の第4の露出量となるようにタッチパネル31の一部が収納される。ここで、第4の露出量は、例えば初期位置における第1の露出量と同一とすることができる。すなわち、オートリセットが実行された場合には、図6に示す初期位置までタッチパネル31が収納される。なお、これに代えて、第4の露出量を第1の露出量と異ならせてもよい。
(6)ADF42に原稿が載置された場合
ADF42に原稿が載置された場合には、当該原稿のスキャン、コピー又はスキャン結果のファックス送信のジョブが実行されることが見込まれる。このため、ADF42に原稿が載置された場合には、スキャン、コピー及びファックスのジョブに係る操作キー311を表示可能な第5の露出量となる位置(以下、スキャン位置と記す)までタッチパネル31が引き出され、又は収納される。
(7)各種ジョブの開始を指示する入力操作が受け付けられた場合
プリント、スキャン、コピー又はファックス等のジョブの開始を指示する入力操作が受け付けられた場合(例えば、ジョブ開始の操作キー311が選択された場合)には、露出量が所定の第6の露出量となるようにタッチパネル31の一部が収納される。ここで、第6の露出量は、例えば初期位置における第1の露出量と同一とすることができる。すなわち、ジョブの開始を指示する入力操作が受け付けられた場合には、操作表示部30に対する入力操作が一旦終了しているため、図6に示す初期位置までタッチパネル31が収納される。なお、これに代えて、第6の露出量を第1の露出量と異ならせてもよい。
(8)画像形成部20による画像の形成が開始された場合
プリントジョブの実行が指示され、画像形成部20による画像の形成が開始された場合には、露出量が所定の第7の露出量となるようにタッチパネル31の一部が収納される。ここで、第7の露出量は、例えば初期位置における第1の露出量と同一とすることができる。すなわち、画像形成部20による画像の形成が開始された場合には、図6に示す初期位置までタッチパネル31が収納される。画像形成部20による画像の形成が開始されると、画像形成後の用紙が排紙部70に胴内排紙されるところ、このように予めタッチパネル31を初期位置まで収納することで、排出された用紙を操作者が取り出しやすくすることができる。
なお、上記に代えて、第7の露出量を第1の露出量と異ならせてもよい。
(9)搬送部28においてジャム等の搬送の異常が発生した場合
搬送部28にジャムが発生すると、搬送動作が中止されるとともに、タッチパネル31の操作画面310にはジャムの発生を報知する報知画面が表示される。そこで、搬送部28にジャムが発生した場合には、タッチパネル31の露出量が、操作画面310において報知画面を表示可能な所定の第8の露出量となる位置(以下、ジャム報知位置と記す)までタッチパネル31が引き出され、又は収納される。
図10は、報知画面を表示しているときの操作表示部30を示す図である。
この報知画面では、ジャムの発生位置及び対処方法といった各種の情報の他、対処に係る操作キー311(対処の完了を画像形成装置1に知らせるため操作キー311等)などが表示されるため、一定以上の表示領域が必要となる。このため、通常、ジャム報知位置におけるタッチパネル31の第8の露出量は、初期位置における第1の露出量や通常操作位置における第3の露出量よりも多くなる。
(10)タッチパネル31に対する接触操作が検知された場合
図6に示す初期位置にあるタッチパネル31に対する接触操作がなされたことを制御部10が検知した場合には、露出量が、第1の露出量より大きい所定の第3の露出量となる位置(例えば、通常操作位置)までタッチパネル31が引き出される。
次に、画像形成装置1においてジョブを実行するためのジョブ実行処理の制御手順について説明する。ジョブ実行処理には、上述したタッチパネル31の露出量の調整のための処理が含まれる。
図11及び図12は、ジョブ実行処理の制御部10による制御手順を示すフローチャートである。
このジョブ実行処理は、画像形成装置1の電源投入時に開始される。
ジョブ実行処理が開始されると、制御部10は、画像形成装置1の電源オンを検知し(ステップS1)、タッチパネル駆動部33に制御信号を供給して、タッチパネル31を初期位置まで引き出させる(ステップS2)。すなわち、制御部10は、タッチパネル31の露出量が第1の露出量となるようにタッチパネル駆動部33により駆動動作を行わせる。また、制御部10は、タッチパネル31の表示部31aにより、初期位置での所定の表示を行わせる。
制御部10は、人感センサー60及びNFC部51からの出力データに基づいて、画像形成装置1の状態検出を行う(ステップS3)。ここでは、制御部10は、まず人感センサー60からの出力データに基づいて周囲に操作者がいるか否かを判別する(ステップS4)。操作者がいないと判別された場合には(ステップS4で“NO”)、制御部10は、再度ステップS4の処理を実行する。
画像形成装置1の周囲に操作者がいると判別された場合には(ステップS4で“YES”)、制御部10は、NFC部51からの出力データに含まれる操作者IDに基づいて、画像形成装置1を操作している操作者の特定を試みる(ステップS5)。
操作者が特定された場合には(ステップS5で“YES”)、制御部10は、引出位置設定データ141を参照して、特定された操作者の操作者IDに対応する特定操作位置を取得し、タッチパネル駆動部33に制御信号を供給して、当該特定操作位置までタッチパネル31を引き出させる(ステップS6)。すなわち、制御部10は、特定された操作者に対応付けられて予め定められている露出量となるように、タッチパネル駆動部33により駆動動作を行わせる。また、制御部10は、タッチパネル31の表示部31aにより、特定された操作者に応じて定められている所定の操作画面を表示させる。
操作者が特定されなかった場合には(ステップS5で“NO”)、制御部10は、タッチパネル駆動部33に制御信号を供給して、通常操作位置までタッチパネル31を引き出させる(ステップS7)。すなわち、制御部10は、操作者がいるとの判別結果に対応付けられて予め定められている露出量となるように、タッチパネル駆動部33により駆動動作を行わせる。また、制御部10は、タッチパネル31の表示部31aにより、通常操作位置での所定の表示を行わせる。
制御部10は、ADF42に記録媒体が載置されたか否かを判別し(ステップS8)、記録媒体が載置されたと判別された場合には(ステップS8で“YES”)、タッチパネル駆動部33に制御信号を供給して、スキャン位置までタッチパネル31を引き出させる(ステップS9)。すなわち、制御部10は、ADF42に記録媒体が載置されたことを検知した場合に、露出量が第5の露出量となるようにタッチパネル駆動部33により駆動動作を行わせる。また、制御部10は、タッチパネル31の表示部31aにより、スキャン位置での所定の操作画面を表示させる。
ステップS9の処理が終了した場合、又はステップS8の処理でADF42に記録媒体が載置されていないと判別された場合には(ステップS8で“NO”)、制御部10は、ジョブの開始を指示する入力操作が受け付けられたか否か、及び画像形成部20による画像の形成が開始されたか否かを判別する(ステップS10)。ジョブの開始を指示する入力操作が受け付けられておらず、かつ画像形成部20による画像の形成が開始されていないと判別された場合には(ステップS10で“NO”)、制御部10は、オートリセットが実行されたか否かを判別する(ステップS11)。オートリセットが実行されていないと判別された場合には(ステップS11で“NO”)、制御部10は、処理をステップS8に戻す。
オートリセットが実行されたと判別された場合(ステップS11で“YES”)、又はステップS10の処理でジョブの開始を指示する入力操作が受け付けられた、又は画像形成部20による画像の形成が開始されたと判別された場合には(ステップS10で“YES”)、制御部10は、タッチパネル駆動部33に制御信号を供給して、タッチパネル31を初期位置まで収納させる(ステップS12)。すなわち、制御部10は、所定の露出量(第4、第6、第7の露出量)となるように、タッチパネル駆動部33により駆動動作を行わせる。なお、第4、第6、第7の露出量の少なくとも一部の設定が第1の露出量と異なる場合には、ステップS12に至る処理の経路に応じて、露出量、すなわちタッチパネル31の移動先の位置を別個に制御してもよい。
制御部10は、ジャムの発生を検知したか否かを判別し(ステップS13)、ジャムの発生を検知した場合には(ステップS13で“YES”)、タッチパネル駆動部33に制御信号を供給して、タッチパネル31をジャム報知位置まで引き出させる(ステップS14)。すなわち、制御部10は、露出量が第8の露出量となるように、タッチパネル駆動部33により駆動動作を行わせる。また、制御部10は、タッチパネル31の表示部31aにより報知画面を表示させる。制御部10は、ジャムが解消されたか否かを繰り返し判別し(ステップS15)、ジャムが解消されたと判別された場合には(ステップS15で“YES”)、上述のステップS3〜S7を実行して、操作者の有無及び操作者の特定結果に応じた位置(通常操作位置又は特定操作位置)までタッチパネル31を引き出させる。
ステップS13の処理でジャムが発生していないと判別された場合には(ステップS13で“NO”)、制御部10は、タッチパネル31に対する接触操作を検知したか否かを判別する(ステップS16)。タッチパネル31に対する接触操作を検知した場合には(ステップS16で“YES”)、制御部10は、上述のステップS3〜S7を実行して、操作者の有無及び操作者の特定結果に応じた位置(通常操作位置又は特定操作位置)までタッチパネル31を引き出させる。
タッチパネル31に対する接触操作を検知していない場合には(ステップS16で“NO”)、制御部10は、画像形成装置1の電源オフを指示する入力操作がなされたか否かを判別する(ステップS17)。電源オフを指示する入力操作がなされていないと判別された場合には(ステップS17で“NO”)、制御部10は、処理をステップS13に戻す。
電源オフを指示する入力操作がなされたと判別された場合には(ステップS17で“YES”)、制御部10は、タッチパネル駆動部33に制御信号を供給して、タッチパネル31を電源オフ位置まで収納させる(ステップS18)。すなわち、制御部10は、画像形成装置1の電源が切断されることを検知した場合に、露出量が第2の露出量となるように、タッチパネル駆動部33により駆動動作を行わせる。
ステップS18の処理が終了すると、制御部10は、ジョブ実行処理を終了させる。
以上のように、本実施形態に係る処理装置としての画像形成装置1は、操作画面310に対する接触操作を入力操作として受け付け、当該入力操作に応じて所定の処理を実行する。また、画像形成装置1は、操作画面310を表示する表示部31aを有し、操作画面310に対する接触操作を入力操作として検知する、可撓性を有するタッチパネル31と、タッチパネル31を引き出し可能に収納する収納部32と、タッチパネル31の少なくとも一部を収納部32から引き出し、又は収納部32に収納してタッチパネル31の収納部32からの露出量を変更する駆動動作を行うタッチパネル駆動部33と、画像形成装置1の動作の状態、及び画像形成装置1の周囲の状態の少なくとも一方を検知する状態検知手段としての制御部10、NFC部51及び人感センサー60と、を備え、制御部10は、タッチパネル31の収納部32からの露出量が、状態検知手段による検知結果に応じた量となるように、タッチパネル駆動部33による駆動動作を制御する(駆動制御手段)。
これによれば、画像形成装置1の動作の状態や周囲の状態に応じてタッチパネル31の露出量を調整することができる。よって、操作者及び使用環境に応じて適切な大きさの操作画面310を提供することができる。例えば、適切な数の操作キー311や適切な量の情報をタッチパネル31の操作画面310に表示させることができる。これにより、操作キー311や情報量が多すぎて操作者が操作画面310上で目的の操作キー311を見つけにくくなる問題の発生を抑えることができる。また、1画面に表示される操作キー311や情報量が少なすぎて目的の操作キー311の探索のために煩雑な操作が必要となる問題の発生を抑えることができる。よって、操作画面310に必要な情報を表示しつつ操作性の低下を抑制することができる。
また、制御部10は、画像形成装置1に電源が投入されたことを検知した場合に、露出量が所定の第1の露出量となるようにタッチパネル駆動部33により駆動動作を行わせ、画像形成装置1の電源が切断されることを検知した場合に、露出量が所定の第2の露出量となるようにタッチパネル駆動部33により駆動動作を行わせる(駆動制御手段)。これによれば、電源のオン/オフ時にタッチパネル31の操作画面310を最適な大きさに調整することができる。
また、第1の露出量は、タッチパネル31の操作画面310のうち所定の一部が視認できる量である。これによれば、電源が投入された段階において、選択対象となる操作キー311や操作者に提示する情報を必要最小限に絞り、適切な操作のための直感的で分かりやすい操作画面310を提供することができる。
また、制御部10は、露出量が第1の露出量となるようにタッチパネル駆動部33により駆動動作を行わせた後に、タッチパネル31に対する接触操作がなされたことを検知した場合に、露出量が、第1の露出量より大きい所定の第3の露出量となるようにタッチパネル駆動部33により駆動動作を行わせる(駆動制御手段)。これによれば、操作者が後続の操作をしやすい状態とすることができる。
また、制御部10は、画像形成装置1の電源が切断されることを検知した場合に、タッチパネル31の全体が収納部32に収納されるようにタッチパネル駆動部33により駆動動作を行わせる(駆動制御手段)。これによれば、画像形成装置1が電源オフ状態であることを分かりやすく示すことができ、またタッチパネル31を保護することができる。
また、制御部10及び人感センサー60による画像形成装置1の周囲の状態の検知は、画像形成装置1の周囲における操作者の有無を判別する動作を含み、制御部10は、画像形成装置1の周囲における操作者の有無を判別した場合に、露出量が、当該判別結果に対応付けられて予め定められている露出量となるように、タッチパネル駆動部33により駆動動作を行わせる(駆動制御手段)。これによれば、周囲に操作者がいる場合に自動的にタッチパネル31を引き出して操作画面310を拡張することができ、操作がしやすい状態とすることができる。また、周囲に操作者がいる場合に自動的にタッチパネル31を収納して操作画面310を縮小し、待機状態であることを分かりやすく示すとともに、タッチパネル31を保護することができる。
また、画像形成装置1の動作の状態の検知は、画像形成装置1を操作している操作者を所定の方法で特定する動作を含む。これによれば、操作者に応じてタッチパネル31の露出量を制御することができる。
また、制御部10は、操作者を特定した場合に、露出量が、特定された操作者に対応付けられて予め定められている露出量となるように、タッチパネル駆動部33により駆動動作を行わせる(駆動制御手段)。これによれば、操作者の過去の操作履歴等を反映した、操作者ごとにカスタマイズされた操作画面310を提供することができる。よって、画像形成装置1の操作性及びユーザー利便性をより向上させることができる。
また、制御部10は、タッチパネル31に対する接触操作が所定時間なされなかった場合にオートリセットを実行し(初期化手段)、オートリセットがなされたことを検知した場合に、露出量が所定の第4の露出量となるように、タッチパネル駆動部33によりタッチパネル31の一部を収納する駆動動作を行わせる(駆動制御手段)。これによれば、オートリセットが実行されて待機状態となっていることを分かりやすく示すとともに、タッチパネル31の露出量を抑えてタッチパネル31を保護することができる。
また、画像形成装置1は、入力操作に応じて、記録媒体に対する画像の形成、及び記録媒体に形成された画像の読み取りの少なくとも一方を含む処理を実行する処理手段としての画像形成部20及びスキャナー40を備える。これによれば、画像の形成及び読み取りに係るジョブの設定、及びジョブの実行のための、直感的で分かりやすい操作画面310を提供することができる。
また、画像形成装置1は、処理の対象となる記録媒体を載置するADF42を備え、制御部10は、ADF42に記録媒体が載置されたことを検知した場合に、露出量が所定の第5の露出量となるようにタッチパネル駆動部33により駆動動作を行わせる(駆動制御手段)。これによれば、ADF42に記録媒体を載置する動作に応じて、スキャン、コピー及びファックスのジョブの実行に適した操作画面310を自動的に提供することができる。よって、ユーザー利便性をより向上させることができる。
また、制御部10は、画像形成部20又はスキャナー40による処理の開始を指示する入力操作が受け付けられたことを検知した場合に、露出量が第6の露出量となるように、タッチパネル駆動部33によりタッチパネル31の一部を収納する駆動動作を行わせる(駆動制御手段)。これによれば、不必要なタッチパネル31の露出を抑えてタッチパネル31を保護することができる。
また、制御部10は、画像形成部20による記録媒体に対する画像の形成の開始を検知した場合に、露出量が所定の第7の露出量となるように、タッチパネル駆動部33によりタッチパネル31の一部を収納する駆動動作を行わせる(駆動制御手段)。画像形成部20による画像の形成が開始されると、画像形成後の用紙が排紙部70に胴内排紙されるところ、このように予めタッチパネル31の一部を収納することで、排出された用紙を操作者が取り出しやすくすることができる。
また、画像形成装置1は、記録媒体を搬送する搬送部28を備え、制御部10は、搬送部28によるジャムの発生を検知した場合に、露出量が、操作画面310において報知画面を表示可能な所定の第8の露出量となるようにタッチパネル駆動部33により駆動動作を行わせる(駆動制御手段)。これによれば、適切な情報量の報知画面を表示して、操作者にジャムの発生を分かりやすく伝えることができる。
また、本実施形態の画像形成装置は、操作画面310に対する接触操作を入力操作として受け付け、当該入力操作に応じて記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、操作画面310を表示する表示部31aを有し、操作画面310に対する接触操作を入力操作として検知する、可撓性を有するタッチパネル31と、タッチパネル31を引き出し可能に収納する収納部32と、タッチパネル31の少なくとも一部を収納部32から引き出し、又は収納部32に収納してタッチパネル31の収納部32からの露出量を変更する駆動動作を行うタッチパネル駆動部33と、画像形成装置1の動作の状態、及び画像形成装置1の周囲の状態の少なくとも一方を検知する状態検知手段としての制御部10、NFC部51及び人感センサー60と、を備え、制御部10は、タッチパネル31の収納部32からの露出量が、状態検知手段による検知結果に応じた量となるように、タッチパネル駆動部33による駆動動作を制御する(駆動制御手段)。これによれば、操作画面310に必要な情報を表示しつつ操作性の低下を抑制することができる。
また、本実施形態のプログラム131は、画像形成装置1に設けられたコンピューターとしての制御部10を、画像形成装置1の動作の状態、及び画像形成装置1の周囲の状態の少なくとも一方を検知する状態検知手段、タッチパネル31の収納部32からの露出量が、状態検知手段による検知結果に応じた量となるように、タッチパネル駆動部33による駆動動作を制御する駆動制御手段、として機能させる。このようなプログラムにより画像形成装置1を動作させることで、操作画面310に必要な情報を表示しつつ操作性の低下を抑制することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、操作者の特定方法はNFC部51による操作者IDの取得に限られない。例えば、操作者が操作表示部30に対して操作者を特定する情報を直接入力してもよい。
また、上記実施形態では、画像形成装置1の周囲の状態の検知の例として、画像形成装置1の周囲における操作者の有無の検知を挙げて説明したが、これに限られない。例えば、画像形成装置1の周囲環境の照度、音量、時間帯などを検知してタッチパネル31の露出量に反映させてもよい。
また、上記実施形態では、タッチパネル31を収納部32に巻き取る態様を例示したが、これに限定する趣旨ではない。例えば、タッチパネル31の一部を折り畳んで収納部32に収納する構成としてもよい。折り畳みの態様は特には限られないが、例えば山折りと谷折りの繰り返しからなる蛇腹構造とすることができる。
また、画像形成装置1は、MFPに限定されず、電子写真方式の単機能プリンターや、インクジェット記録方式のプリンターなどであってもよい。
また、画像形成装置1以外の任意の処理装置、例えばATMなどの店頭で顧客が操作する端末装置などに本発明を適用することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
1 画像形成装置
1a 筐体
10 制御部(状態検知手段、駆動制御手段、初期化手段)
11 CPU
12 RAM
13 ROM
131 プログラム
14 記憶部
141 引出位置設定データ
20 画像形成部(処理手段)
28 搬送部
30 操作表示部
31 タッチパネル
31a 表示部
31b 接触検知部
310 操作画面
311 操作キー
312 操作関連情報
32 収納部
33 タッチパネル駆動部(駆動部)
40 スキャナー(処理手段)
41 画像読取部
42 ADF
50 通信部
51 NFC部(状態検知手段)
60 人感センサー(状態検知手段)
70 排紙部
81 給紙トレイ
82 手差しトレイ
90 バス

Claims (16)

  1. 操作画面に対する接触操作を入力操作として受け付け、当該入力操作に応じて所定の処理を実行する処理装置であって、
    前記操作画面を表示する表示部を有し、当該操作画面に対する接触操作を検知する、可撓性を有するタッチパネルと、
    前記タッチパネルを引き出し可能に収納する収納部と、
    前記タッチパネルの少なくとも一部を前記収納部から引き出し、又は前記収納部に収納して前記タッチパネルの前記収納部からの露出量を変更する駆動動作を行う駆動部と、
    当該処理装置の動作の状態、及び当該処理装置の周囲の状態の少なくとも一方を検知する状態検知手段と、
    前記タッチパネルの前記収納部からの露出量が、前記状態検知手段による検知結果に応じた量となるように、前記駆動部による前記駆動動作を制御する駆動制御手段と、
    を備える処理装置。
  2. 前記駆動制御手段は、
    当該処理装置に電源が投入されたことを前記状態検知手段が検知した場合に、前記露出量が所定の第1の露出量となるように前記駆動部により前記駆動動作を行わせ、
    当該処理装置の電源が切断されることを前記状態検知手段が検知した場合に、前記露出量が所定の第2の露出量となるように前記駆動部により前記駆動動作を行わせる、請求項1に記載の処理装置。
  3. 前記第1の露出量は、前記タッチパネルの前記操作画面のうち所定の一部が視認できる量である、請求項2に記載の処理装置。
  4. 前記駆動制御手段は、前記露出量が前記第1の露出量となるように前記駆動部により前記駆動動作を行わせた後に、前記タッチパネルに対する接触操作がなされたことを前記状態検知手段が検知した場合に、前記露出量が、前記第1の露出量より大きい所定の第3の露出量となるように前記駆動部により前記駆動動作を行わせる、請求項3に記載の処理装置。
  5. 前記駆動制御手段は、当該処理装置の電源が切断されることを前記状態検知手段が検知した場合に、前記タッチパネルの全体が前記収納部に収納されるように前記駆動部により前記駆動動作を行わせる、請求項2〜4のいずれか一項に記載の処理装置。
  6. 前記状態検知手段による当該処理装置の周囲の状態の検知は、当該処理装置の周囲における操作者の有無を判別する動作を含み、
    前記駆動制御手段は、前記状態検知手段が当該処理装置の周囲における操作者の有無を判別した場合に、前記露出量が、当該判別結果に対応付けられて予め定められている露出量となるように、前記駆動部により前記駆動動作を行わせる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の処理装置。
  7. 前記状態検知手段による当該処理装置の動作の状態の検知は、当該処理装置を操作している操作者を所定の方法で特定する動作を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の処理装置。
  8. 前記駆動制御手段は、前記状態検知手段が前記操作者を特定した場合に、前記露出量が、特定された前記操作者に対応付けられて予め定められている露出量となるように、前記駆動部により前記駆動動作を行わせる、請求項7に記載の処理装置。
  9. 前記タッチパネルに対する接触操作が所定時間なされなかった場合に、既になされた接触操作による設定内容を初期化する初期化手段を備え、
    前記駆動制御手段は、前記初期化手段による初期化がなされたことを前記状態検知手段が検知した場合に、前記露出量が所定の第4の露出量となるように、前記駆動部により前記タッチパネルの一部を収納する前記駆動動作を行わせる、請求項1〜8のいずれか一項に記載の処理装置。
  10. 前記入力操作に応じて、記録媒体に対する画像の形成、及び記録媒体に形成された画像の読み取りの少なくとも一方を含む前記処理を実行する処理手段を備える、請求項1〜9のいずれか一項に記載の処理装置。
  11. 前記処理の対象となる前記記録媒体を載置する記録媒体載置部を備え、
    前記駆動制御手段は、前記記録媒体載置部に記録媒体が載置されたことを前記状態検知手段が検知した場合に、前記露出量が所定の第5の露出量となるように前記駆動部により前記駆動動作を行わせる、請求項10に記載の処理装置。
  12. 前記駆動制御手段は、前記処理手段による前記処理の開始を指示する前記入力操作が受け付けられたことを前記状態検知手段が検知した場合に、前記露出量が所定の第6の露出量となるように、前記駆動部により前記タッチパネルの一部を収納する前記駆動動作を行わせる、請求項10又は11に記載の処理装置。
  13. 前記駆動制御手段は、前記処理手段による前記記録媒体に対する画像の形成の開始を前記状態検知手段が検知した場合に、前記露出量が所定の第7の露出量となるように、前記駆動部により前記タッチパネルの一部を収納する前記駆動動作を行わせる、請求項10〜12のいずれか一項に記載の処理装置。
  14. 前記記録媒体を搬送する搬送部を備え、
    前記駆動制御手段は、前記状態検知手段が前記搬送部による搬送の異常を検知した場合に、前記露出量が、前記操作画面において搬送の異常の発生を報知する報知画面を表示可能な所定の第8の露出量となるように前記駆動部により前記駆動動作を行わせる、請求項10〜13のいずれか一項に記載の処理装置。
  15. 操作画面に対する接触操作を入力操作として受け付け、当該入力操作に応じて記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    前記操作画面を表示する表示部を有し、当該操作画面に対する接触操作を検知する、可撓性を有するタッチパネルと、
    前記タッチパネルを引き出し可能に収納する収納部と、
    前記タッチパネルの少なくとも一部を前記収納部から引き出し、又は前記収納部に収納して前記タッチパネルの前記収納部からの露出量を変更する駆動動作を行う駆動部と、
    当該画像形成装置の動作の状態、及び当該画像形成装置の周囲の状態の少なくとも一方を検知する状態検知手段と、
    前記タッチパネルの前記収納部からの露出量が、前記状態検知手段による検知結果に応じた量となるように、前記駆動部による前記駆動動作を制御する駆動制御手段と、
    を備える画像形成装置。
  16. 操作画面に対する接触操作を入力操作として受け付け、当該入力操作に応じて所定の処理を実行する処理装置に設けられたコンピューターにより実行されるプログラムであって、
    前記処理装置は、操作画面を表示する表示部を有し、前記操作画面に対する接触操作を前記入力操作として検知する、可撓性を有するタッチパネルと、前記タッチパネルを引き出し可能に収納する収納部と、前記タッチパネルの少なくとも一部を前記収納部から引き出し、又は前記収納部に収納して前記タッチパネルの前記収納部からの露出量を変更する駆動動作を行う駆動部と、を備え、
    当該プログラムは、前記コンピューターを、
    当該処理装置の動作の状態、及び当該処理装置の周囲の状態の少なくとも一方を検知する状態検知手段、
    前記タッチパネルの前記収納部からの露出量が、前記状態検知手段による検知結果に応じた量となるように、前記駆動部による前記駆動動作を制御する駆動制御手段、
    として機能させる、プログラム。
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