JP2021167922A - 表示装置、画像形成装置及びプログラム - Google Patents

表示装置、画像形成装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ローラブルタッチパネルを電動で巻き取る際に、ユーザーの指等の指示体を巻き込む危険性を少なくする。【解決手段】表示装置は、操作画面310を表示する操作表示部30を有し、操作画面310に対する接触操作を検知する、可撓性を有するタッチパネル31と、タッチパネル31を引き出し可能に収納する収納部32と、タッチパネル31を電動で収納部32内に巻き取るタッチパネル駆動部33と、タッチパネル31における巻き取り位置を検出する巻き検出センサー60と、所定トリガーの検知により、タッチパネル駆動部33を制御してタッチパネル31の巻き取りを開始する巻き取り制御手段と、所定トリガーを検知した場合、巻き検出センサー60で検出した巻き取り位置から、少なくとも一定距離内の表示領域に表示をしない表示制御手段と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、表示装置、画像形成装置及びプログラムに関する。
従来、フレキシブルなディスプレイまたはタッチパネルなどの処理領域を有するデバイスをロール状に変形させて収納機構部に収納させる表示装置が知られている(特許文献1)。
特開2018−60405号公報
このような表示装置を画像形成装置に搭載した場合、画像形成装置は不特定多数のユーザーが使用するため、ローラブルなタッチパネルを収納部に電動で巻き取る際に、不慣れなユーザーが指等の指示体を巻き込む恐れがある(図8参照)。
この発明の目的は、ローラブルなタッチパネルを電動で巻き取る際に、ユーザーの指等の指示体を巻き込む危険性を少なくすることである。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の表示装置の発明は、
操作画面を表示する表示部を有し、当該操作画面に対する接触操作を検知する、可撓性を有するタッチパネルと、
前記タッチパネルを引き出し可能に収納する収納部と、
前記タッチパネルを電動で前記収納部内に巻き取る自動巻き取り機構と、
前記タッチパネルにおける巻き取り位置を検出する巻き検出センサーと、
所定トリガーの検知により、前記自動巻き取り機構を制御して前記タッチパネルの巻き取りを開始する巻き取り制御手段と、
前記所定トリガーを検知した場合、前記巻き検出センサーで検出した巻き取り位置から、少なくとも一定距離内の表示領域の表示を非表示とする表示制御手段と、
を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の表示装置において、
前記巻き取り制御手段は、前記タッチパネルを電動で巻き取り中に前記操作画面に対する接触操作を検知した場合、前記タッチパネルの巻き取り動作を停止する。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の表示装置において、
前記巻き取り制御手段は、前記タッチパネルを電動で巻き取り中に前記操作画面に対する接触操作を検知した場合、巻き取り開始時の巻き取り量まで前記タッチパネルを電動で引き出す。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の表示装置において、
前記巻き取り機構は、駆動負荷センサーを有し、
前記巻き取り制御手段は、前記駆動負荷センサーが所定値以上の負荷を検出した場合、前記タッチパネルの巻き取りを停止する。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の表示装置において、
前記巻き取り制御手段は、前記駆動負荷センサーが所定値以上の負荷を検出した場合、巻き取り開始時の巻き取り量まで前記タッチパネルを電動で引き出す。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の表示装置において、
前記タッチパネルを手動で巻き取る手動巻き取り機構を有し、
前記表示制御手段は、前記巻き検出センサーが前記タッチパネルの手動での巻き取りを検知した場合、もしくはユーザーの指示により前記タッチパネルを電動で巻き取る場合、露出している全表示領域に画像を表示する。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の表示装置において、
前記表示制御手段は、前記タッチパネルを電動もしくは手動で引き出す場合、露出している全表示領域に画像を表示する。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の表示装置において、
前記所定トリガーは、省電力モードへの移行、操作時間タイムアウトのいずれかの場合である。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載の表示装置において、
前記表示制御手段は、前記タッチパネルの巻き取り開始から巻き取りが完了するまでの間、表示領域の面積に応じて表示するレイアウトを変更する。
請求項10に記載の発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載の表示装置において、
前記表示制御手段は、前記タッチパネルの巻き取り開始から巻き取りが完了するまでの間、表示領域の面積に応じて表示する内容を変更する。
請求項11に記載の画像形成装置の発明は、
請求項1から10のいずれか一項に記載の表示装置と、
用紙に画像を形成する画像形成部と、を備える。
請求項12に記載のプログラムの発明は、
操作画面を表示する表示部を有し、当該操作画面に対する接触操作を検知する、可撓性を有するタッチパネルと、
前記タッチパネルを引き出し可能に収納する収納部と、
前記タッチパネルを電動で前記収納部内に巻き取る自動巻き取り機構と、
前記タッチパネルにおける巻き取り位置を検出する巻き検出センサーと、
を備えるコンピューターを、
所定トリガーの検知により、前記自動巻き取り機構を制御して前記タッチパネルの巻き取りを開始する巻き取り制御手段、
前記所定トリガーを検知した場合、前記巻き検出センサーで検出した巻き取り位置から、少なくとも一定距離内の表示領域の表示を非表示とする表示制御手段
として機能させる。
本発明に従うと、ローラブルなタッチパネルを電動で巻き取る際に、ユーザーの指等の指示体を巻き込む危険性を少なくすることができるという効果がある。
画像形成装置の外観を示す図である。 画像形成部の構成を示す図である。 タッチパネルの構成を示す断面図である。 タッチパネルの露出量を増大した画像形成装置の外観を示す図である。 画像形成装置の主要な機能構成を示すブロック図である。 タッチパネルの巻き取り位置から、一定距離内の表示領域に表示しないことを示す図である。 タッチパネルの電動巻き取り動作制御手順を示すフローチャートである。 タッチパネルを巻き取る際に指が巻き込まれる図である。
添付図面を参照して、本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施形態である表示装置を備えた画像形成装置1の外観を示す図である。
本実施形態の表示装置を備えた画像形成装置1は、電子写真方式によりカラーの画像形成を行うMFP(Multifunction Peripheral)である。
画像形成装置1は、筐体1aと、筐体1aの外部に設けられた操作表示部30と、筐体1aの上部に設けられたスキャナー40と、スキャナー40の下部において筐体1aの外部に露出している排紙部70などを備える。画像形成装置1は、操作表示部30により受け付けられた入力操作に応じて所定の処理を実行する。また、スキャナー40は、用紙(記録媒体)に形成された画像を読み取る処理を実行する。
画像形成装置1は、操作表示部30の正面に立つユーザーにより操作される。以下では、このユーザーから見て手前に向かう方向を「前方」、奥に向かう方向を「後方」、左に向かう方向を「左方」、右に向かう方向を「右方」、上に向かう方向を「上方」、下に向かう方向を「下方」と記す。
また、筐体1aのうち前方側の面(以下、前面と記す)には、開閉可能な給紙トレイ81などが設けられている。また、前面に隣接する一対の側面のうち右方の面には、開閉可能な手差しトレイ82などが設けられている。
また、筐体1aの内部には、用紙に画像を形成する画像形成部20が設けられている。
図2は、画像形成部20の構成を示す図である。
画像形成部20は、給紙トレイ81又は手差しトレイ82から供給された用紙に対して画像を形成し、排紙部70に排出する。
画像形成部20は、静電潜像を表面に担持するドラム状の感光体である像担持体21と、像担持体21の表面における残留トナーを除去するクリーニング部22と、像担持体21の表面を一様に帯電させる帯電ローラー23と、帯電された像担持体21の表面を露光して静電潜像を形成する露光部24と、トナーを含む現像剤を用いて静電潜像を現像し、像担持体21の表面にトナー像を形成する現像部25と、形成されたトナー像を転写領域において中間転写ベルト261に1次転写し、さらに中間転写ベルト261から用紙に2次転写する転写部26と、トナー像を用紙に定着させる定着部27と、用紙を給紙トレイ81又は手差しトレイ82から排紙部70に至る搬送経路で搬送する複数の搬送ローラーを有する搬送部28などを備える。上記のうち、像担持体21、クリーニング部22、帯電ローラー23、露光部24、現像部25により作像ユニットが構成される。
作像ユニットは、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)及びK(ブラック)の4色に対応して4つ設けられ、中間転写ベルト261の下部水平面に沿ってY、M、C、Kの順に配列されている。各作像ユニットでは、像担持体21の外周面に沿って、クリーニング部22、帯電ローラー23、露光部24及び現像部25がこの順に配列されている。
像担持体21は、所定の回転軸を中心に回転する。像担持体21の外周面には感光層が形成されている。
クリーニング部22は、弾性体からなる平板状のクリーニングブレードを有し、当該クリーニングブレードを像担持体21の表面に当接させることで、像担持体21の表面に付着し中間転写ベルト261に転写されずに残留したトナーなどの異物を除去する。
帯電ローラー23は、像担持体21の表面に当接し、像担持体21の回転に伴って所定の回転軸を中心に従動回転する筒状部材である。帯電ローラー23は、図示略の電源部から帯電駆動電圧が印加されることで、像担持体21の表面を一様に帯電させる。
露光部24は、発光素子としてのLD(Laser Diode)を備え、帯電ローラー23により帯電された像担持体21の表面にレーザー光を照射することで露光して像担持体21上に静電潜像を形成する。
現像部25は、像担持体21の表面に対向するように配置された現像スリーブ(現像ローラー)を備える。現像部25は、図示しないトナーボトルから供給されたトナーを含む現像剤を、所定の現像バイアス電位とされた現像スリーブの表面に供給することで、現像剤中のトナーを現像スリーブ表面から像担持体21の表面の静電潜像に付着させて、像担持体21の表面にトナー像を形成させる。
転写部26は、2つのベルト搬送ローラー262と、各像担持体21に対向して配置された4つの1次転写ローラー263と、ベルト搬送ローラー262及び1次転写ローラー263の回りに架け渡された中間転写ベルト261と、中間転写ベルト261上に残留したトナーを除去するベルトクリーニング部264と、一方のベルト搬送ローラー262に対して付勢された状態でベルト搬送ローラー262の回転に伴って従動回転する2次転写ローラー265とを備える。
転写部26では、1次転写ローラー263にトナーと逆極性のバイアス電圧を印加した状態で中間転写ベルト261が周回移動することで、回転する像担持体21の表面から中間転写ベルト261にトナーが転写される。また、Y、M、C、Kの各色のトナーが重畳転写された後、所定のバイアス電圧が印加された2次転写ローラー265と中間転写ベルト261との間を用紙が通過することで、中間転写ベルト261から用紙へカラートナー像が転写される。用紙へ転写されずに中間転写ベルト261上に残留したトナーは、ベルトクリーニング部264のクリーニングブレードによって除去される。
定着部27は、トナー像が転写された用紙を加熱及び加圧して用紙にトナー像を定着させる。定着部27は、用紙を挟持する加熱ローラー及び加圧ローラーからなる一対のローラーを備える。トナー像が定着された用紙は、搬送部28により搬送されて排紙部70に送出される。
図1に戻り、操作表示部30は、タッチパネル31及び収納部32を備える。タッチパネル31は、操作画面310(図6、図8参照)を表示するとともに、当該操作画面310に対する接触操作を入力操作として検知する。操作表示部30は、タッチパネル31が検知した接触操作を操作信号に変換して制御部10(図5参照)に出力する。また、タッチパネル31は、可撓性を有している。収納部32は、タッチパネル31を巻き取って引き出し可能に収納する中空の円筒状の部材である。
図3は、タッチパネル31の構成を示す断面図である。
タッチパネル31は、表示部31aと、表示部31aに積層された接触検知部31bとを備える。表示部31a及び接触検知部31bは可撓性を有しており、したがってこれらが積層されたタッチパネル31も可撓性を有している。
表示部31aの構成は、特には限られないが、例えば可撓性を有する基材上に有機EL(Electro Luminescence)素子が形成された有機ELパネルを用いることができる。
接触検知部31bは、タッチパネル31の表示領域に重なる範囲、ここでは表示部31aの全体と重なる範囲に設けられている。表示部31a及び接触検知部31bは一体的に接合されており、当該接合された状態のまま収納部32の内部に巻き取られて収納される。
接触検知部31bは、その表面に対するユーザーの指やスタイラス等の操作手段の接触、及びその位置を検知する。本実施形態では、静電容量方式の接触検知部31bが用いられているが、これに限られず、抵抗膜方式や光学方式といった他の方式の接触検知部が用いられてもよい。なお、接触検知部31bは、表示部31aの構成として表示部31aの内部に組み込まれていてもよい。
タッチパネル31の一端は、収納部32の内部で図示略の回転軸に固定されており、タッチパネル31のうち収納部32に収納されている部分は、回転軸の回りでロール状に巻き取られた状態で収納部32に収納される。
また、操作表示部30は、タッチパネル31を収納部32から引き出し、また収納部32に収納する自動巻き取り機構としてのタッチパネル駆動部33(図5参照)を有している。タッチパネル駆動部33の構成は、特には限られないが、例えば駆動モーターの駆動力をラックピニオン等の動力伝達機構を介してタッチパネル31の回転軸の回転に変換し、回転軸の回転に応じてタッチパネル31を駆動する構成とすることができる。
このような構成により、本実施形態の操作表示部30は、タッチパネル31が収納部32に収納された収納状態と、タッチパネル31の少なくとも一部が収納部32から引き出された拡張状態との間で遷移が可能となっている。
このうち拡張状態では、タッチパネル31の収納部32からの巻き取り量を所定の上限値以下の範囲内で変更できるようになっている。すなわち、タッチパネル駆動部33は、タッチパネル31の少なくとも一部を収納部32から引き出し、又は収納部32に収納してタッチパネル31の収納部32からの巻き取り量を電動で変更する駆動動作を行う。
例えば、図1に示す状態からさらにタッチパネル31を引き出して、図4に示すようにタッチパネル31の露出量を増大することができる。また、図4に示す状態からタッチパネル31の一部を巻き取って収納し、図1に示すように露出量を低減したり、さらにタッチパネル31を巻き取ってタッチパネル31の全体を収納部32に収納したりすることができる。
このように巻き取り収納が可能なタッチパネル31は、ローラブルタッチパネルとも呼ばれる。タッチパネル31の巻き取り量の変更方法については、後に詳述する。
スキャナー40は、筐体1aの上部に設けられた画像読取部41と、画像読取部41の上部に設けられたADF42(Auto Document Feeder)とを有する。
画像読取部41は、用紙が載置される載置面41aを構成するプラテンガラス411(図2参照)と、載置面41a上の用紙に対して載置面41a側から光を照射するための光源や反射鏡などの光学系と、当該光学系から照射され用紙で反射した光を検出する撮像素子などを備える。画像読取部41は、制御部10による制御下で、プラテンガラス411の載置面41aに載置された用紙の画像を読み取ってR(赤)、G(緑)及びB(青)の色ごとのビットマップ形式の画像データを生成し、記憶部14(図5参照)に記憶させる。
ADF42は、手差し原稿(読み取り対象の画像が形成された記録媒体)を1枚ずつ搬送して画像読取部41に読み取らせる。また、ADF42は、ユーザーの操作により、載置面41aを覆う状態(図1参照)と、載置面41aを露出させる状態との間の可動範囲内で動かされる。
図1に示す排紙部70は、筐体1aの前面側から見てスキャナー40の下側、かつ上方から見て筐体1aの範囲内で筐体1aの外部に露出しており、画像形成部20により画像が形成された用紙が、ユーザーにより取り出すことができる状態で排出される。このように、上方から見て筐体1aの範囲内で排紙を行う方式は、胴内排紙とも呼ばれる。
図5は、画像形成装置1の主要な機能構成を示すブロック図である。
画像形成装置1は、制御部10(コンピューター)と、画像形成部20と、タッチパネル31、タッチパネル駆動部33及び手動巻取引出部35を有する操作表示部30と、スキャナー40と、通信部50と、巻き検出センサー60などを備え、これらの各部はバス90を介して接続されている。以下では、既に説明した構成については説明を省略する。
制御部10は、CPU11(Central Processing Unit)、RAM12(Random Access
Memory)、ROM13(Read Only Memory)、及び記憶部14を有する。
CPU11は、ROM13に記憶されているプログラム131を読み出して実行し、各種演算処理を行う。
RAM12は、CPU11に作業用のメモリー空間を提供し、一時データを記憶する。
ROM13は、CPU11により実行される各種のプログラム131や設定データ等を格納する。なお、ROM13に代えてフラッシュメモリー等の書き換え可能な不揮発性メモリーが用いられてもよい。
記憶部14は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やフラッシュメモリー等により構成され、スキャナー40により取得された画像データ、通信部50を介して外部から入力された画像データを含むジョブデータ、及び各種設定データなどが記憶される。
この設定データには、タッチパネル31の巻き取り位置(換言すれば、タッチパネル31の露出量)の設定に係る巻取位置設定データ141が含まれる。巻取位置設定データ141に基づくタッチパネル31の巻き取り量の変更動作については、後に詳述する。
これらのCPU11、RAM12、ROM13及び記憶部14を有する制御部10は、プログラム131に従って画像形成装置1の各部を統括制御する。
例えば、制御部10は、記憶部14に記憶された画像データ及びジョブデータに基づいて画像形成部20の各部を動作させて用紙に画像を形成させる。また、制御部10は、ジョブデータに基づいてスキャナー40の各部を動作させて原稿の画像を読み取らせ、得られた画像データを記憶部14に記憶させたり、通信部50を介してFAX送信させたりする。
また、制御部10は、所定トリガーにより、タッチパネル駆動部33を動作させてタッチパネル31の巻き取りを開始し、巻き取り中の間は、巻き検出センサー60で検出した巻き取り位置から、一定距離内の表示領域に表示しない制御を行う。このとき、制御部10は、巻き取り制御手段、表示制御手段として機能する。制御部10による操作画面310の表示制御、巻き取り量制御については、後に詳述する。
操作表示部30は、タッチパネル31に対するユーザーの接触操作を検知するとともに、当該接触操作による選択位置を特定して、特定した選択位置を示す操作信号を制御部10に送信する。
また、タッチパネル駆動部33は、制御部10から送信される制御信号に基づいて、タッチパネル31の一部又は全部を収納部32から引き出し、また収納部32に格納することで、タッチパネル31の収納部32からの巻き取り量を変更する。
通信部50は、ネットワークカードなどにより構成される。通信部50は、LAN(Local Area Network)などの通信ネットワークに接続され、通信ネットワーク上の外部機器と情報の送受信を行う。制御部10は、通信部50を介して、通信ネットワーク上の外部機器と通信を行う。
巻き検出センサー60は、収納部32の開口部近傍に設けられ(図6参照)、現在のタッチパネル31の巻き取り位置を検出し、検出結果を制御部10に出力する。制御部10は、タッチパネル31の電動巻き取り動作中に巻き検出センサー60の検出結果に基づいて、操作画面310の表示を非表示とする範囲を決定する。
また、タッチパネル31の電動巻き取り動作開始時に、その巻き取り位置が記憶部14の巻取位置設定データ141に記憶される。制御部10は、タッチパネル31の電動巻き取り動作中に、操作画面310に対する接触操作を検知した場合、巻取位置設定データ141の情報に基づいて、タッチパネル31を引き出す量を決定する。
また、制御部10、操作表示部30及び巻き検出センサー60は、表示装置100として機能する。
次に、画像形成装置1における操作表示部30の操作画面310の表示動作及びタッチパネル31の巻き取り量の変更動作について説明する。
本実施形態の操作画面310は、制御部10による制御下で、タッチパネル31の電動巻き取り動作中以外は、露出している全表示領域に表示を行う。
所定トリガーによってタッチパネル31の電動巻き取り動作が開始され、電動巻き取り動作が開始された時の巻き取り位置は巻き検出センサー60によって検出され、巻取位置設定データ141に記憶される。
所定トリガーとは、例えば、省電力モードへの移行、操作時間タイムアウトのいずれかである。
図6は、タッチパネル31のタッチパネル駆動部33による電動巻き取り動作中の操作表示部30を示す図である。このように、巻き検出センサー60は、収納部32の開口部近傍に設けられ、タッチパネル31の巻き取り位置を検出する。制御部10はその巻き取り位置情報を参照し、巻き取り位置から一定の距離内の表示領域を描画非実施エリアとし、非表示とする。
非表示とは、操作オブジェクトを消去する、黒ベタ或いは赤ベタのパターンで埋める等の通常の描画とは異なることがユーザーに伝わるようなものであればよく、これに限らない。
表示領域の描画実施エリアは、電動巻き取り動作中において、描画エリアの面積が連続的に減少するため、描画エリアの表示は操作キーのレイアウトを動的に変更し続ける。あるいは巻き取り動作開始時点の表示において描画非実施エリアを黒ベタで塗りつぶす等を行い、表示内容を動的に変更し続ける。
また、タッチパネル31を電動巻き取り動作中に操作画面310に対する接触操作を検知した場合は、制御部10はタッチパネル駆動部33に停止信号を送り、タッチパネル31の電動巻き取り動作を停止する。そして、この場合は、ユーザーがタッチパネル31の再操作を行う可能性が高いため、巻取位置設定データ141に記憶されている電動巻き取り動作開始時のタッチパネル31の巻き取り位置を参照し、タッチパネル駆動部33を動作させて、その位置までタッチパネル31を引き出す。
また、タッチパネル31を引き出す場合は、ユーザーの指等の指示体を巻き込むことはないので、露出している全表示領域に表示を行う。
ここで、画像形成装置1における表示画面の表示制御及び巻き取り量制御手順について説明する。
図7は、制御部10によるタッチパネル31の電動巻き取り動作制御手順を示すフローチャートである。
電源がオンされた画像形成装置1のタッチパネル31はある程度、収納部32から引き出された状態である。
制御部10は、所定トリガーとして、例えば、ユーザー操作から一定時間が経過した、つまり「操作時間タイムアウト」を検知するまでは待機状態とする(ステップS1;NO)。制御部10は、所定トリガー検知した場合(ステップS1;YES)、タッチパネル駆動部33を制御して、巻き取りを開始する(ステップS2)とともに、巻き取り位置から一定距離内の表示領域を描画非実施エリアとし、表示をしない(ステップS3)。
制御部10は、タッチパネル31の電動巻き取り動作中に操作画面310に対する接触操作を検知した場合(ステップS4;YES)、タッチパネル駆動部33に停止信号を送り、タッチパネル31の電動巻き取り動作を停止し、巻取位置設定データ141に記憶されている電動巻き取り動作開始時のタッチパネル31の巻き取り位置を参照し、その位置までタッチパネル駆動部33を制御して、タッチパネル31を引き出す。その後ステップS1に移行する。
制御部10は、タッチパネル31の電動巻き取り動作中に、接触操作を検知しない場合(ステップS4;NO)、そのまま巻き取り動作を完了させ(ステップS6)、制御を終了する。
以上のように、本実施形態に係る表示装置100を備える画像形成装置1は、操作画面310を表示する操作表示部30を有し、操作画面310に対する接触操作を検知する、可撓性を有するタッチパネル31と、タッチパネル31を引き出し可能に収納する収納部32と、タッチパネル31を電動で収納部32内に巻き取る自動巻き取り機構と、タッチパネル31における巻き取り位置を検出する巻き検出センサー60と、所定トリガーの検知により、自動巻き取り機構を制御してタッチパネル31の巻き取りを開始する巻き取り制御手段と、所定トリガーを検知した場合、巻き検出センサー60で検出した巻き取り位置から、少なくとも一定距離内の表示領域に表示をしない表示制御手段と、を備える。
これによれば、画像形成装置1を使用するユーザーがタッチパネル31の電動巻き取り動作中において、指等の指示体で巻き取り位置付近の操作画面310に接触する可能性が低くなる。よって、タッチパネル31を電動で巻き取る際に、ユーザーの指等の指示体を巻き込む危険性を少なくすることができる。
また、本実施形態のプログラム131は、画像形成装置1に設けられたコンピューターとしての制御部10を、所定トリガーの検知により、自動巻き取り機構を制御してタッチパネル31の巻き取りを開始する巻き取り制御手段、所定トリガーを検知した場合、巻き検出センサー60で検出した巻き取り位置から、少なくとも一定距離内の表示領域の表示を非表示とする表示制御手段として機能させる。
このようなプログラムにより画像形成装置1を動作させることで、タッチパネル31を電動で巻き取る際に、ユーザーの指等の指示体を巻き込む危険性を少なくすることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
上記実施形態では、タッチパネル31の電動巻き取り動作を開始してから、巻き取り位置から一定距離内の表示領域の表示を非表示としたが、所定トリガーが発生した時点で、巻き取り位置から一定距離内の表示領域に画像を表示しないとしてもよい。
また、上記実施形態では、タッチパネル31を電動で巻き取り動作中は、巻き取り位置から、一定距離内の表示領域に画像を表示しないとしたが、操作画面310の全表示領域で表示しないとしてもよい。
また、上記実施形態では、タッチパネル31を電動巻き取り動作中に操作画面310に対する接触操作を検知した場合は、制御部は、電動巻き取り動作を停止し、巻き取り開始時の巻き取り位置までタッチパネル31を引き出すとしたが、タッチパネル31が静電式であり、且つ指示体が導電性でない場合等は、タッチパネル31に対する接触操作を検知できない。その場合は、タッチパネル駆動部33にタッチパネル駆動部33の負荷を検出する駆動負荷センサー34を設け、駆動負荷センサー34が所定値以上の負荷を検出したときに、制御部10は、タッチパネル31の電動巻き取り動作を停止し、巻き取り開始時の巻き取り位置までタッチパネル31を引き出すとしてもよい。
また、上記実施形態では、タッチパネル駆動部33がタッチパネル31を電動で巻き取る及び引き出す動作をするとしたが、タッチパネル31を手動で巻き取る及び引き出す手動巻き取り機構として手動巻取引出部35を設け、巻き検出センサー60が手動での巻き取りを検知した場合、もしくはユーザーの指示により前記タッチパネルを電動で巻き取る場合は、指示体を巻き込む可能性は低いとして、操作画面310に描画非実施エリアは設けず、露出している全表示領域に表示するとしてもよい。
手動巻取引出部35としては、例えば、コードリールに一般的に用いられるゼンマイ式などを採用できる。
また、上記実施形態では、タッチパネル31の電動巻き取り動作を開始する所定トリガーを「操作時間タイムアウト」として図7のフローチャートのステップS1で発生の有無を判別したが、他に「省電力モードへの移行」を所定トリガーとしてもよい。
また、画像形成装置1は、MFPに限定されず、電子写真方式の単機能プリンターや、インクジェット記録方式のプリンターなどであってもよい。
また、画像形成装置1以外の任意の装置、例えば、X線撮影装置等の医療機器などに本発明の表示装置を備えることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
1 画像形成装置
1a 筐体
10 制御部(巻き取り制御手段、表示制御手段)
11 CPU
12 RAM
13 ROM
131 プログラム
14 記憶部
141 巻取位置設定データ
20 画像形成部
28 搬送部
30 操作表示部
31 タッチパネル
31a 表示部
31b 接触検知部
310 操作画面
32 収納部
33 タッチパネル駆動部(自動巻き取り機構)
34 駆動負荷センサー
35 手動巻取引出部(手動巻き取り機構)
40 スキャナー
41 画像読取部
42 ADF
50 通信部
60 巻き検出センサー
70 排紙部
81 給紙トレイ
82 手差しトレイ
90 バス
100 表示装置

Claims (12)

  1. 操作画面を表示する表示部を有し、当該操作画面に対する接触操作を検知する、可撓性を有するタッチパネルと、
    前記タッチパネルを引き出し可能に収納する収納部と、
    前記タッチパネルを電動で前記収納部内に巻き取る自動巻き取り機構と、
    前記タッチパネルにおける巻き取り位置を検出する巻き検出センサーと、
    所定トリガーの検知により、前記自動巻き取り機構を制御して前記タッチパネルの巻き取りを開始する巻き取り制御手段と、
    前記所定トリガーを検知した場合、前記巻き検出センサーで検出した巻き取り位置から、少なくとも一定距離内の表示領域の表示を非表示とする表示制御手段と、
    を備える表示装置。
  2. 前記巻き取り制御手段は、前記タッチパネルを電動で巻き取り中に前記操作画面に対する接触操作を検知した場合、前記タッチパネルの巻き取り動作を停止する、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記巻き取り制御手段は、前記タッチパネルを電動で巻き取り中に前記操作画面に対する接触操作を検知した場合、巻き取り開始時の巻き取り量まで前記タッチパネルを電動で引き出す、請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記巻き取り機構は、駆動負荷センサーを有し、
    前記巻き取り制御手段は、前記駆動負荷センサーが所定値以上の負荷を検出した場合、前記タッチパネルの巻き取りを停止する、請求項1に記載の表示装置。
  5. 前記巻き取り制御手段は、前記駆動負荷センサーが所定値以上の負荷を検出した場合、巻き取り開始時の巻き取り量まで前記タッチパネルを電動で引き出す、請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記タッチパネルを手動で巻き取る手動巻き取り機構を有し、
    前記表示制御手段は、前記巻き検出センサーが前記タッチパネルの手動での巻き取りを検知した場合、もしくはユーザーの指示により前記タッチパネルを電動で巻き取る場合、露出している全表示領域に画像を表示する、請求項1から5のいずれか一項に記載の表示装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記タッチパネルを電動もしくは手動で引き出す場合、露出している全表示領域に画像を表示する、請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記所定トリガーは、省電力モードへの移行、操作時間タイムアウトのいずれかの場合である、請求項1から7のいずれか一項に記載の表示装置。
  9. 前記表示制御手段は、前記タッチパネルの巻き取り開始から巻き取りが完了するまでの間、表示領域の面積に応じて表示するレイアウトを変更する、請求項1から8のいずれか一項に記載の表示装置。
  10. 前記表示制御手段は、前記タッチパネルの巻き取り開始から巻き取りが完了するまでの間、表示領域の面積に応じて表示する内容を変更する、請求項1から8のいずれか一項に記載の表示装置。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の表示装置と、
    用紙に画像を形成する画像形成部と、を備える画像形成装置。
  12. 操作画面を表示する表示部を有し、当該操作画面に対する接触操作を検知する、可撓性を有するタッチパネルと、
    前記タッチパネルを引き出し可能に収納する収納部と、
    前記タッチパネルを電動で前記収納部内に巻き取る自動巻き取り機構と、
    前記タッチパネルにおける巻き取り位置を検出する巻き検出センサーと、
    を備えるコンピューターを、
    所定トリガーの検知により、前記自動巻き取り機構を制御して前記タッチパネルの巻き取りを開始する巻き取り制御手段、
    前記所定トリガーを検知した場合、前記巻き検出センサーで検出した巻き取り位置から、少なくとも一定距離内の表示領域に表示をしない表示制御手段
    として機能させるプログラム。
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