JP6226562B2 - 画像形成装置及びカートリッジ押込み機構 - Google Patents

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Description

本発明は、カートリッジが着脱可能で、画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成するための画像形成装置及びカートリッジを画像形成装置本体に装着する際に、カートリッジを画像形成装置本体へ押し込むためのカートリッジ押込み機構に関する。
ここで、画像形成装置とは、電子写真プロセス、静電記録プロセス、磁気記録プロセスなどの公知の各種の画像形成原理・方式の画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成する装置である。例えば複写機、プリンタ(例えばレーザープリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置、ワードプロセッサ、画像表示装置(電子黒板や電子白板)等が含まれる。記録媒体とは、画像形成装置によって画像が形成されるものであって、例えば、用紙、OHTシート、二次転写部材などが含まれる。
カートリッジとは、画像が形成される像担持体とこの像担持体に作用する画像形成プロセス手段を有する画像形成部の一部または全てが一体的にカートリッジ化されたものである。そして、画像形成装置本体に取り外し可能に装着されて、記録媒体に画像を形成する画像形成プロセスに寄与するものである。画像形成装置本体は、カートリッジ方式の画像形成装置においてカートリッジを除いた画像形成装置構成部分である。
像担持体としては、電子写真プロセスにおける電子写真感光体、静電記録プロセスにおける静電記録誘電体、磁気記録プロセスにおける磁気記録磁性体、その他の各種の画像形成原理・方式にて画像形成が可能な部材が挙げられる。画像形成プロセス手段は像担持体に作用して画像を形成する画像形成プロセス機器である。
以下、便宜上、カートリッジ方式の電子写真画像形成装置を例にして説明する。カートリッジとしては、例えば、プロセスカートリッジや現像カートリッジが挙げられる。
プロセスカートリッジは、電子写真プロセス手段としての、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも一つと像担持体としての電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して、電子写真画像形成装置本体に取り外し可能に装着されるものである。電子写真画像形成装置本体は、以下、装置本体と記す。
従って、プロセスカートリッジには、プロセス手段としての現像手段と、電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して、装置本体に取り外し可能に装着されるものも含まれる。また、プロセスカートリッジには、プロセス手段としての、帯電手段、現像手段またはクリーニング手段と、電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して、装置本体に取り外し可能に装着されるものも含まれる。
電子写真感光体と現像手段とを一体的に有するプロセスカートリッジを所謂一体型と称する。また、電子写真感光体と現像手段以外のプロセス手段とを一体的に有するプロセスカートリッジを所謂分離型と称する。即ち、現像手段をプロセスカートリッジとは別の現像ユニットに設けて、この現像ユニットと対になって画像を形成するプロセスカートリッジを所謂分離型と称する。
プロセスカートリッジは、使用者自身によって装置本体に対する着脱を行うことができる。そのため、装置本体のメンテナンスを容易に行うことができる。
また、現像カートリッジとは、現像ローラ(電子写真感光体に現像剤を適用する現像剤担持体)を有する。また、現像ローラによって、電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するのに用いられる粉体現像剤(トナー)を収容しており、装置本体に取り外し可能に装着されるものである。
現像カートリッジの場合には、電子写真感光体は装置本体或いはカートリッジ支持部材に取り付けられている。或いは、電子写真感光体は、前記の所謂分離型プロセスカートリッジに設けられている(この場合には、プロセスカートリッジは、現像手段を有してはいない)。現像カートリッジも、使用者自身によって装置本体に対する着脱を行うことができる。そのため、装置本体のメンテナンスを容易に行うことができる。
そこで、カートリッジとしては、前記の所謂一体型又は所謂分離型のプロセスカートリッジが含まれる。また、カートリッジとしては、所謂分離型のプロセスカートリッジと現像カートリッジが対になって用いられる場合が含まれる。また、カートリッジとしては、電子写真感光体が装置本体或いはカートリッジ支持部材に固定して取り付けられており、電子写真感光体に作用可能に現像カートリッジが着脱可能に用いられる場合が含まれる。カートリッジとしては装置本体に取り外し可能に装着されて記録媒体に画像を形成する画像形成プロセスに寄与する画像形成機能ユニットが含まれる。
カートリッジ方式の画像形成装置において良好な画像を得るためには装置本体内の所定の装着位置にカートリッジが正しく装着されていることが必要である。そこで、本出願人は特許文献1においてカートリッジの装着不全(半装着状態)をなくす手段構成を提案している。
その手段構成は、図12の(a)に示す様に、画像形成装置の開閉カバー15に2つの揺動滑り子の回転機構(41,42,43)(47,42)を重ねて設け、ばね44、レバー45を設けている。カバー15を閉めるとレバー45がプロセスカートリッジBを押してボス18aを溝16cへ嵌め込み、カバー15を閉め切ると図12の(b)に示す様に、機構(41,42,43)が反転してレバー45がプロセスカートリッジBから離れる。
カバー15を開けると機構(47,42,42)が機構(41,42,43)を再反転してレバー45を突出させる。そうすることで、プロセスカートリッジを正規の位置まで確実に押し込めた後、押込みレバー45がプロセスカートリッジより退避する。そのため、プロセスカートリッジを押し込む際に押す部分を限定されることがないと共に、装着状態のプロセスカートリッジを加圧することなく、装着不全をなくすことが可能となった。
特開2000−293087号公報
近年の市場においては、小型で安価な画像形成装置が求められている。そこで、本発明は従来技術を更に発展させて、カートリッジの押し込み機構部をより小型化、簡素化しつつ、安価に構成することを目的としている。
上記の目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、
画像を形成する画像形成プロセスに寄与するカートリッジが装置本体のカートリッジ装着部の所定の装着位置に取り外し可能に装着された状態で、記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
前記カートリッジを前記装着位置に対して取り外し可能に装着するために、前記カートリッジが通過するように、前記装置本体に設けられた開口部と、
前記カートリッジを前記開口部から前記装着位置へガイドする、および、前記装着位置から前記開口部へガイドするガイド手段と、
前記カートリッジを前記装着位置に位置決めするために前記ガイド手段に設けられた位置決め部と、
前記装置本体に設けられ、前記開口部を閉じる閉鎖位置と前記開口部を開放する開放位置との間を移動可能な開閉部材と、
前記開閉部材の移動に連動して動作するリンク機構を有し、前記開閉部材の移動に連動して角度が変わる、前記リンク機構を構成しているリンク部材である連動部材と、
前記装置本体に配設され、前記画像形成装置を操作可能な操作部と、を有し、
前記連動部材は、前記操作部、或いは前記操作部が取りついた前記リンク部材、であり、
前記開口部から前記カートリッジを前記ガイド手段でガイドさせて前記開口部から前記カートリッジ装着部挿入した後、前記開閉部材を前記開放位置から前記閉鎖位置へ移動した際に、前記連動部材は、前記カートリッジが前記装着位置に到達していない半挿入状態であるときが前記カートリッジを前記装着位置へ押し込むための押し部材として前記カートリッジに押し当たることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、カートリッジの押し込み機構を小型化し、且つ、安価に提供可能となる。
第1の実施形態におけるプリンタの縦断右側面模式図である。 図1におけるカートリッジ部分の拡大図である。 プリンタの外観斜視図であり、(a)はドアが閉じ込まれている状態、(b)はドアが開かれてカートリッジが挿入または取り出されている途中状態の図である。 カートリッジの外視斜視図であり、(a)は駆動側から見た図、(b)は非駆動側から見た図である。 装置本体の非駆動側である左内側フレームを見た部分的斜視図、(b)は駆動側である右内側フレームを見た部分的斜視図である。 カートリッジ側と装置本体側に相対的に配設される位置決め機能付きの駆動カップリングの斜視図である。 ドアが開かれている状態時のプリンタの縦断右側面模式図である。 半挿入状態のカートリッジとその押し込みの説明図(その1)である。 半挿入状態のカートリッジとその押し込みの説明図(その2)である。 第2の実施形態におけるプリンタの外観斜視図であり、(a)はドアが閉じ込まれている状態、(b)はドアが開かれてカートリッジが挿入または取り出されている途中状態の図である。 第2の実施形態におけるカートリッジ押込み機構の説明図である。 従来例の説明図である。
<第1の実施形態>
本発明の実施形態に係るカートリッジ押込み機構を適用できるカートリッジ方式の画像形成装置として、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれら複合機器等がある。以下の実施形態においては、例として電子写真プロセスを用いたレーザービームプリンタを用いて説明する。
(1)レーザービームプリンタの全体的な概略構成
図3の(a)は本実施形態におけるレーザービームプリンタ20の外観斜視図であり、開閉部材としての開閉ドア(トップカバー)21が閉じ込まれている状態時を示している。(b)は開閉ドア21を開いてプリンタ20の装置本体20Aにおけるカートリッジ装着部20Bに対してカートリッジPCが挿入されている途中状態時、あるいは装着部20BからカートリッジPCが取り出されている途中状態時を示している。図1はプリンタ20の縦断右側面模式図、図2は図1におけるカートリッジPC部分の拡大図であり、カートリッジPCの一部分を切り欠いて見せている。
このプリンタ20は、画像を形成する画像形成プロセスに寄与するカートリッジPCが装置本体20A内のカートリッジ装着部20Bの所定の装着位置(画像形成位置)Aに取り外し可能に装着された状態で、記録媒体Sに画像を形成する画像形成装置である。即ち、外部ホスト装置60から制御回路部(制御基板)50に入力する電気的画像情報に対応したトナー像を用紙などのシート状の記録媒体(以下、シートと記す)Sに形成して画像形成物(プリント)として出力することができる。ホスト装置60はパソコン(PC)、イメージリーダ、ネットワーク上の端末、ファクシミリ、ワードプロセッサ等である。
ここで、本実施形態のプリンタ20に関して、正面側または前側(手前側)とは装置本体20Aに設けたオペレーションパネル(プリンタ操作部:コントロールパネル)23に正対する側である。背面側または後側(奥側)とはそれとは反対側である。左右とは装置本体20Aを正面側から見て左と右である。上下とは重力において上と下である。また、右側を駆動側、左側を非駆動側としている。
プリンタ20は、潜像が形成される像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下、ドラムと記す)1を有する。ドラム1は帯電特性が負極性の感光層を表面に形成した金属円筒で構成されており、図1、図2において矢印の時計方向に所定の周速度で回転駆動される。また、ドラム1に作用するプロセス手段としての、帯電ローラ2、露光装置としてのレーザースキャナユニット3、現像装置4、転写ローラ5、クリーニング装置6を有する。
帯電ローラ2はドラム1の表面を均一に帯電する。レーザースキャナユニット3は画像情報に対応して変調したレーザービームLを出力して帯電処理された回転するドラム1の表面を主走査露光する。これにより、ドラム1の表面に露光パターンに対応した静電潜像が形成される。その潜像が現像装置4の現像ローラ4aによりトナー像として顕像化される。
装置本体20A内の下部にはシートSが収納されている給送カセット7が配設されている。所定の制御タイミングでシート分離給送ローラ対8が駆動されて給送カセット7内のシートSが一枚分離給送される。そのシートSがシート搬送ローラ対9、レジストローラ対10、転写前ガイド11を含むシート搬送路12を通ってドラム1と転写ローラ5との当接部である転写ニップ部Tに所定の制御タイミングで導入される。そして、転写ニップ部Tを挟持搬送されるシートSに対してドラム1側のトナー像が順次に転写されていく。
転写ニップ部Tを出たシートSはドラム1の表面から分離されてガイド13上を通って定着装置14に導入される。一方、シート分離後のドラム表面はクリーニング装置6のクリーニングブレード6aにより転写残トナーが除去されて繰り返して画像形成に供される。定着装置14はヒータを内蔵した定着ローラ14aと加圧ローラ14bを備えており、そのローラ対の圧接部である定着ニップ部にてシートSを挟持搬送して熱及び圧力を印加する。これによりシートS上の未定着トナー像が固着像として定着される。
定着装置14を出たシートSは搬送ローラ対15および16、排出ローラ対17、排出口部18を含むシート搬送路19により装置本体内20A内の奥側を上方に搬送される。そして、装置本体20Aのトップカバー(上面板)21に設けられた排出トレイ22に画像形成物(プリント)として排出される。
(2)カートリッジPC
本実施形態のプリンタ20においては、上記のドラム1、帯電ローラ2、現像装置4、クリーニング装置6の4つのプロセス機器を共通のカートリッジ枠体31に対して所定の相互配置関係をもって組み込んで一体的にカートリッジ化している。即ち、本実施形態のプリンタ20においては、装置本体20Aのカートリッジ装着部20Bに取り外し可能に装着される所謂一体型のプロセスカートリッジPCを用いている。
図4は本実施形態におけるカートリッジPCの外視斜視図であり、(a)は駆動側から見た斜視図、(b)は非駆動側から見た斜視図である。カートリッジPCはドラム1の回転軸線0−0の方向を長手方向とする横長のアセンブリである。現像装置4の側が正面側、クリーニング装置6の側が背面側である。正面側から見て右側(一端側)が駆動側、左側(他端側)が非駆動側である。
カートリッジPCは装置本体20Aのカートリッジ装着部20Bに対して長手方向に直交する方向に着脱され、挿入は背面側を先にしてなされ、取り出しはその逆方向になされる。G1は挿入方向(装着方向)、G2は取り出し方向(抜き出し方向)を示している。
枠体31の駆動側と非駆動側の側板31Rと31Lの外面には、それぞれ、円柱状の第1と第2の着脱ガイドボス(着脱規制部:被ガイド部)33Ra・33Rbと33La・33Lbが左右対称に設けられている。
駆動側と非駆動側の側板31Rと31Lにおいて、第1のボス33Raと33Laは、それぞれ、ドラム1の回転軸線0−0と同軸線上に設けられている。また第2のボス33Rbと33Lbは、それぞれ、カートリッジPCを装置本体20Aのカートリッジ装着部20Bに挿入する挿入方向G1において第1のボス33Raと33Laよりも上流側に所定の間隔をあけて設けられている。
駆動側の第1のボス33Raの内側には被駆動カップリング34が配設されている。この被駆動カップリング34には捻れ三角形状をしたカップリングが設けられていてそれが第1のボス33Raの先端から外側に露出している。
(3)カートリッジ交換方式
カートリッジPCは画像形成に使用されるにつれて現像装置4に収容されている現像剤(トナー)が消費される。そこで、例えば、カートリッジPCの現像剤量を検知する手段(不図示)をカートリッジPCに備えて、制御回路部50において、検知残量値を予め設定したカートリッジ寿命予告のための閾値と比較させる。
そして、検知残量値が閾値よりも少ない残量値となったら、オペレーションパネル23の表示部23a(例えば液晶表示器)にカートリッジPCについての寿命予告を表示させる。これにより使用者に、交換用のカートリッジの準備を促す、或いはカートリッジの交換を促して、出力画像の品質を維持する。
本実施形態のプリンタ20においては、装置本体20Aの上面側には開口部24が設けられている。この開口部24は装置本体20A内のカートリッジ装着部20BにカートリッジPCを挿入するために、及び、カートリッジ装着部20BからカートリッジPCを取り出すために、カートリッジPCを通過させる開口部である。そして、装置本体20Aの排出トレイ22を含むトップカバー21を上記の開口部24を閉じる閉鎖位置H1(図1、図3の(a))と、開口部24を開放する開放位置H2(図3の(b)、図7)との間を移動可能な開閉部材としての開閉ドアとしてある。
開閉ドア21は装置本体20Aのフレームに対して奥側のヒンジ軸21aを中心に開閉回動可能に連結されている。即ち、開閉ドア21はヒンジ軸21aを中心に装置本体20Aの上面に対して手前側に倒し込み回動して、開口部24を閉じる閉鎖位置H1に移動させることができる。また、閉じた開閉ドア21はヒンジ軸21aを中心に装置本体20Aの上面から奥側に所定の角度に立て起こし回動して、開口部24を開放する開放位置H2に移動させることができる。これにより、開口部24が大きく開放される。
カートリッジPCの交換は、上記の開閉ドア21を開く。これによって、装置本体20Aの開口部24が開放される。そして、使用者が開口部24を介してカートリッジPCの交換を行う。即ち、装置前面側よりカートリッジPCの交換を行うフロントアクセス方式である。
図5の(a)は装置本体20Aの非駆動側である左内側フレーム25Lを見た部分的斜視図、(b)は装置本体20Aの駆動側である右内側フレーム25Rを見た部分的斜視図である。左右の内側フレーム25Lと25Rにはそれぞれ左右対称的に、カートリッジPCを開口部24からカートリッジ装着部20Bの装着位置Aへガイドする、および、装着位置Aから開口部24へガイドするためのガイド手段26Lと26Rが形成されている。このガイド手段26Lと26RはそれぞれカートリッジPCの挿入方向G1から見て前下がりになるように傾斜した左右対称のガイド溝である。
非駆動側のガイド溝26Lの溝内には、溝の終端部26Laよりも少し手前側の位置にカートリッジ引き込みバネ(押し込みバネ)27が配設されている。このバネ27は左内側フレーム25Lの内部に配設されている軸27aに基部が固定されており、くの字に曲げられている。その曲げ部をガイド溝26L内に突出させてある。また、駆動側のガイド溝26Rの溝内で、溝の終端部26Ra寄りの位置において左内側フレーム25Lに駆動カップリング出入り穴28が配設されている。
開閉ドア21を開放位置H2まで十分に開き起こすことで開口部24が大きく開放される。そして、カートリッジPCが装着されていない状態においては開口部24から装置本体20A内のカートリッジ装着部20Bが左右側の上記のガイド溝26L・26Rも含めて見える。
カートリッジPCの装置本体20に対する装着は次のとおりである。開閉ドア21を開いて開口部24を大きく開放する。開閉ドア21が開かれることで、キルスイッチ(不図示)がオフになり、プリンタ20の電源回路(不図示)がオフに保持される。カートリッジPCをその現像装置4側(カートリッジ正面側)を掴んで持ち、クリーニング装置6側(カートリッジ背面側)を先にして開口部24からカートリッジ装着部20Bに対して挿入方向G1に差し込む。
そして、カートリッジPCの左右側の第1のボス33Raと33Laをそれぞれ装置本体20Aの左右側のガイド溝26Lと26Rに係合させる。更に、左右側の第2のボス33Rbと33Lbもそれぞれ左右側のガイド溝26Lと26Rに係合させる。第1のボス33Raと33La、および第2のボス33Rbと33Lbをそれぞれガイド溝26Lと26Rに沿わせて滑走させることで、カートリッジPCをカートリッジ装着部20Bに挿入する。
その際、第1のボス33Raと33La、および第2のボス33Rbと33Lbがガイド溝26Lと26Rにより規制されることで、カートリッジPCの挿入姿勢が保持される。カートリッジPCが挿入終点に近づくと非駆動側であるカートリッジ左側の第1のボス33Laが非駆動側のガイド溝26L内に配設されたカートリッジ引き込みバネ27に当接する。
このバネ27の弾性に抗してカートリッジPCを更に挿入方向G1に移動すると、カートリッジ左側の第1のボス33Laがバネ27を撓めながらバネ27の部分を通る。そして、この第1のボス33Laの直径部分がバネ27の曲げ部を過ぎるとその第1のボス33Laに対してバネ27の撓み反力でカートリッジ引き込み方向の力が作用する。このバネ27のカートリッジ引き込み方向の力により被位置決め部としての第1のボス33Laが位置決め部としての溝終端部26Laに押し付けられて位置決めされる。この状態において、カートリッジPCのそれ以上の挿入移動は阻止される。
一方、カートリッジ右側の第1のボス33Laは駆動側のガイド溝26Rの終端部26Raに位置し、被駆動カップリング34が駆動カップリング出入り穴28に対して対応する。
カートリッジPCの装着位置AはカートリッジPCが装置本体20Aにおいて画像形成動作可能な画像形成位置である。具体的には、第1のボス33Laがバネ27により位置決め部26Laに押し付けられて位置決めされており、カートリッジ右側の被駆動カップリング34が駆動カップリング出入り穴28に対して対応している状態の位置である。この装着位置AにおいてカートリッジPCのドラム1が転写ローラ5と所定に当接して転写ニップ部Tが形成される。
そして、開閉ドア21が開放位置H2から閉鎖位置H1に閉じ込まれることでキルスイッチがオンになりプリンタ20の電源回路がオンになる。これによりプリンタ20は画像形成動作が可能な状態となる。
即ち、この状態において、プリントスタート信号に基づいて、装置本体20Aの駆動側の駆動伝達カップリング29(図6)が前進移動されて穴28から駆動側のガイド溝26R内に突出してカートリッジPC側の被駆動カップリング34に対して結合する。駆動伝達カップリング29は被駆動カップリング34の捻れ三角形状をしたカップリングと同様の捻れ三角形状をした嵌合凹部が設けられている。即ち、カートリッジPCと装置本体20Aの駆動側には相対的に位置決め機能付きの駆動カップリング34、29が設けられている。
この駆動伝達カップリング29と被駆動カップリング34との噛み合いにより、カートリッジPCの駆動側の位置決めがなされると共に、駆動伝達カップリング29の側から被駆動カップリング34の側に駆動伝達がなされる。これにより、カートリッジPC側のドラム1、現像ローラ4aなどの可動部の駆動がなされる。また、装置本体側の給電部(不図示)からカートリッジPC側の受電部(不図示)に対して給電がなされてカートリッジPC側の帯電ローラ2、現像ローラ4aなどに対するバイアス印加がなされて、画像形成動作が実行される。
所定のプリントジョブが終了すると、カートリッジPCに対する駆動の伝達、給電が停止される。駆動伝達カップリング29が後退移動されて穴28から引っ込むことでカートリッジPC側の被駆動カップリング34に対する結合が解除される。この状態において、プリンタ20は次のプリントジョブが入力されるまで待機状態に保持される。
カートリッジPCの装置本体20からの取り出しは次のとおりである。開閉ドア21を開いて開口部24を大きく開放する(図7)。開閉ドア21が開かれることで、キルスイッチがオフになり、プリンタ20の電源回路がオフに保持される。開口部24には装置本体20Aに装着されているカートリッジPCの現像装置4側(カートリッジ正面側)が露呈している。そこで、そのカートリッジPCの現像装置4側を掴んでカートリッジPCをバネ27によるカートリッジ引き込み力に抗して挿入方向G1とは逆方向G2に引き出し移動する。
この際、駆動伝達カップリング29は穴28から内側に後退移動していてカートリッジPC側の被駆動カップリング34に対する結合が解除されている。そのためカートリッジPCの引き出しを邪魔しない。カートリッジ左側の第1のボス33Laはバネ27を撓めながらバネ27の部分を通過する。更に、カートリッジPCの左右側の第1のボス33Laと33Raおよび第2のボス33Lbと33Rbをそれぞれ装置本体20Aの左右側のガイド溝26Lと26Rに沿わせて滑走させてカートリッジPCを引き出し移動する。
その際、第1のボス33Raと33La、および第2のボス33Rbと33Lbがガイド溝26Lと26Rにより規制されることで、カートリッジPCの引き出し姿勢が保持される。そして、第2のボス33Rbと33Lb、および第1のボス33Raと33Laがそれぞれガイド溝26Lと26Rから順次に抜け外れてカートリッジPCが装置本体20Aから取り出される。
(4)カートリッジ押込み機構
本実施形態のプリンタ20にはカートリッジPCの外側に複雑な機構を設けることなく、カートリッジPCをカートリッジ装着部20Bの所定の装着位置(画像形成位置)Aに保持するカートリッジ押込み機構40を具備させている。即ち、カートリッジの半挿入防止機構を、小型で、かつ、安価にユーザーに提供することが可能となる。
本実施形態のプリンタ20においては、オペレーションパネル23をカートリッジ押込み機構40の一構成部材として兼用させている。即ち、パネル23を装置本体20Aの正面側上部で駆動側に配設し、開閉ドア21の移動に連動して角度が変わる揺動部材(連動部材)としている。そして、この揺動部材としてのパネル23をカートリッジPCを装着位置Aへ押し込むための押し部材として機能させている。
以下、主として図3の(b)、図7を参照してこのカートリッジ押込み機構40をより具体的に説明する。前述したように、開閉部材としての開閉ドア(トップカバー)21は装置本体20Aのフレームに対して奥側のヒンジ軸21aを中心に開閉回動可能に連結されている。カートリッジPCの着脱時には開閉ドア21を、ヒンジ軸21aを中心に開き方向に回転させて開口部24を開放させる。
開閉ドア21とパネル23の上辺部は軸部41で回転可能に連結されている。また、パネル23の下辺部には本体リンク(リンク部材)43の一端部が軸部42で回転可能に連結されている。また、本体リンク43の他端部が軸部44で装置本体20Aのフレームに回転可能に連結されている。
即ち、本実施形態におけるカートリッジ押込み機構40は、上記の装置本体20Aのフレーム、軸部21a、開閉ドア21、軸部41、パネル23、軸部42、本体リンク43、軸部44による4節リンク機構で構成されている。この4節リンク機構が開閉ドア21の移動に連動する連動機構であり、カートリッジ押込み機構40を構成している。パネル23はこのリンク機構のリンク部材に兼用されている。パネル23がリンク機構のリンク部材に取りついている機構構成にすることもできる。パネル23の下辺側の裏面には、カートリッジ押込み部(押込み部材)23bとされている。
パネル23は上記の4節リンク機構構成により開閉ドア21の移動に連動して角度が変わる揺動部材として動作する。即ち、開閉ドア21が閉鎖位置H1に移動しているときには4節リンク機構のパネル23と本体リンク43は図1のように畳み込まれた状態になる。これにより、パネル23は、図3の(a)のように、装置本体20Aに対して正規の配設位置(第1位置)Bである、装置本体正面側で駆動側の上部において閉鎖位置H1の開閉ドア21の前面部とほぼ面一に位置付けられて保持されている。
そして、開閉ドア21が閉鎖位置H1から開放位置H2に移動されると4節リンク機構のパネル23と本体リンク43は図1の畳み込まれた状態から図7のように上方に展開した状態になる。これにより、パネル23は図1の正規の配設位置Bからそれよりも上方の図7の退避位置(第2位置)Cに移動して保持される。この退避位置CはカートリッジPCの装置本体20Aに対する挿脱移動軌跡に対して干渉しない位置である。上記のように、本実施形態のプリンタ20においては、パネル23が開閉部材である開閉ドア21の開閉移動に連動して角度が変わる揺動部材として動作する。
次に、開閉ドア21の開閉移動に連動して正規の配設位置Bと退避位置Cとの間を移動するパネル23に設けたカートリッジ押込み部23bの動きと作用について説明する。図8は、開閉ドア21の開閉移動に連動するパネル23の移動に伴うカートリッジ押込み部23bの動作軌跡を示す断面図である。
パネル23に設けた押込み部23bは、装置本体20Aのカートリッジ装着部20Bに挿入されたカートリッジPCが半挿入状態(装着不全)にあるときにカートリッジPCを押し込んで正しい位置である所定の装着位置Aに移動させるためのものである。カートリッジPCが半挿入状態とは、カートリッジ装着部20Aに挿入したカートリッジPCが画像形成位置である所定の装着位置Aに到達していない状態である。
パネル23の押込み部23bは、カートリッジ装着部20Bに挿入されたカートリッジPCが例えば図3に示す様に非駆動側の第1のボス33Raがバネ27に乗り上げて半挿入状態にあるときにそのカートリッジを押し込んで装着位置Aに対して移動させる。
即ち、図3において、開かれている開閉カバー21が閉じられると、この開閉カバー21の開から閉への移動に連動してパネル23が退避位置Cから正規の配設位置Bに移動する。このとき、パネル23側の押込み部23bは図中の二点鎖線の軌跡で移動動作してカートリッジ装着部20Bに対して上記の半挿入状態にあるカートリッジPCの正面側で駆動側の被押圧部45に押し当たる。この場合、押込み部23bによるカートリッジ被押圧部45に作用する押圧力の押圧方向が図中の矢印Dの方向であり、カートリッジPCの挿入方向G1と略一致する。
即ち、揺動部材としてのパネル23が押し部材として半挿入状態にあるカートリッジPに押し当たる押圧方向DがカートリッジPCのカートリッジ装着部20Bに対する挿入方向G1に沿っている。これにより、半挿入状態にあるカートリッジPが上記の押圧力で容易に押し込まれる。
この半挿入状態にあるカートリッジPCの上記の押し込みにより、非駆動側の第1のボス33Laがバネ27を撓めながらバネ27の部分を通る(図9の(a))。そして、この第1のボス33Laの直径部分がバネ27の曲げ部を過ぎるとその第1のボス33Laに対してバネ27の撓み反力でカートリッジ引き込み方向の力が作用する。このバネ27のカートリッジ引き込み方向の力により被位置決め部としての第1のボス33Laが位置決め部としての溝終端部26Laに押し付けられて位置決めされる(図9の(b))。
また、駆動側の第1のボス33Laは駆動側のガイド溝26Rの終端部26Raに位置し、被駆動カップリング34が駆動カップリング出入り穴28に対して対応する。かくして、図8のように半挿入状態にあるカートリッジPCが図1のようにカートリッジ装着部20Bの所定の装着位置Aに移動して装着された状態に正されて保持される。
図9の(b)は開閉ドア21が十分に閉じられている状態を示している。カートリッジPCが正しく装着された位置では、そのカートリッジPC側の被押圧部45とパネル23側の押込み部23bとの間には、図9の(b)の部分拡大図に示すように隙間46がある。そのため、カートリッジPCと押込み部23bとは干渉せず、開閉ドア21を十分に閉めることが可能となる。
ここで、装置本体20Aの非駆動側にカートリッジ引き込みバネ27を配置することで、カートリッジPCの装着不全が認識しやすいが、駆動側にはそのようなバネが無いため、装着不全が分かりにくい。しかし、押込み部23bが駆動側に配置されていることで、このような装着不全を防ぐ事ができる。
次に、カートリッジPCの駆動側の位置決めについて説明する。前述したように、プリンタ20の画像形成動作時には、装着部20Bに装着されているカートリッジPCの駆動側の第1のボス33Raに配設されている被駆動カップリング34に装置本体20A側の駆動伝達カップリング29が結合して駆動が伝達される。被駆動カップリング34には捻れ三角形状をしたカップリングが設けられている。駆動伝達カップリング29には、被駆動カップリング34と同様の捻れ三角形状をした嵌合嵌合部が設けられている。
即ち、カートリッジPCと装置本体20Aの駆動側には相対的に位置決め機能付きの駆動カップリング34、29が設けられている。よって、カップリング29、34同士が噛み合い駆動伝達を行う事で、ある程度カートリッジPCが装着状態にあれば、カップリング29、34が引き込んで正しい装着位置へとカートリッジPCを移動することができる。そのため、パネル23側の押込み部23bがカートリッジPC側の被押圧部45との隙間46の分、十分に押込めなくとも、カップリング29、34によってカートリッジPCを正しい位置に装着することができる。
なお、本実施形態では、位置決め機能付のカップリング29、34を三角カップリングとしたが、位置決め機能を持っていれば、どのような形状のカップリングでも良い。
更に、開閉ドア21の移動に連動して角度が変わる揺動部材23は駆動側にあり、装置本体20Aの駆動側は、通常モータ等の駆動手段が配置される、揺動部材23には駆動手段分の装置本体横方向のスペースが発生する。
そこで、本実施形態のプリンタ20においては、オペレーションパネル23をカートリッジ押込み機構40の一構成部材として兼用させている。即ち、パネル23を装置本体20Aの正面側上部で駆動側に配設し、開閉ドア21の移動に連動して角度が変わる揺動部材としている。そして、この揺動部材としてのパネル23がカートリッジPCを装着位置Aへ押し込むための押し部材として機能させている。この構成によって、有効にスペースを活用することが可能になる。
また、本実施形態のプリンタ20においては、カートリッジ押込み機構40を上記のように4節リンク機構で構成した。しかし、カートリッジPCを押し込む方向と、リンクの押込み方向が略同じであれば、4節リンク以上の多節リンク機構であっても同様の効果を得ることができる。
以上が第1の実施形態の動作説明である。上記の説明のように、カートリッジPCの外側に複雑な機構を設けることなく、カートリッジPCを装置本体20Aのカートリッジ装着部20Bの所定の装着位置Aに保持することができる。即ち、カートリッジの半挿入防止機構を、小型で、かつ、安価にユーザーに提供することが可能となる。
<第2の実施形態>
本実施形態におけるプリンタ20は第1の実施形態のものとの対比においてカートリッジ押込み機構40の構成が異なるだけで、それ以外のプリンタ構成は第1の実施形態のものと同じである。そのため、第1の実施形態のものと重複する部分の説明は割愛する。
図10の(a)は本実施形態におけるレーザービームプリンタ20の外観斜視図であり、開閉部材としての開閉ドア(トップカバー)21が閉じ込まれている状態時を示している。図10の(b)は開閉ドア21を開いてプリンタ20の装置本体20Aにおけるカートリッジ装着部20Bに対してカートリッジPCが挿入されている途中状態時、あるいは装着部20BからカートリッジPCが取り出されている途中状態時を示している。
図11はカートリッジ押込み機構40が配設されているプリンタ駆動側の横断左側面模式図であり、(a)は開閉ドア21が閉じられている状態時の図、(b)は開閉ドア21が開かれている状態時の図である。
本実施形態においては、カートリッジ押込み機構40として、開閉ドア21の移動に連動して動作するギアを含む連動機構を有している。そして、揺動部材としてのオペレーションパネル23がその連動機構により揺動される構成である。
開閉ドア21は第1の実施形態のプリンタ20と同様に装置本体20Aのフレームに対して奥側のヒンジ軸21aを中心に開閉回動可能に連結されている。そのヒンジ軸21aに対して第1のタイミングギア46が配設されている。このギア46は開閉ドア21とヒンジ軸21aを介して一体であり、開閉ドア21の開閉回動と一緒に正逆回転する。このギア46よりも手前側において装置本体20Aのフレームに軸部47を中心に回転可能に第2のタイミングギア48が配設されている。第1と第2のギア46・48間にはタイミングベルト49が懸回張設されている。
また、上記の第2のギア48には同軸に一体に第1の中継ギア51が設けられている。一方、オペレーションパネル23の上辺部は装置本体20Aのフレームに軸部52を中心に回転可能に配設されている。軸部52には同軸に一体に第2の中継ギア53が設けられている(段ギア)。軸部52とパネル23或いは第2の中継ギア53とパネル23は一体である。本実施形態においては、カートリッジ押込み機構40は、上記の開閉ドア21、軸部21a、ギア46、ベルト49、軸部47、ギア48、ギア51、ギア53、軸部52、パネル23で構成されている。
開閉ドア21が開閉回動されることで、それに連動して、上記の機構40を介してはパネル23が揺動部材として軸部51を中心に回動する。即ち、パネル23は開閉ドア21の移動に連動して角度が変わる揺動部材として動作する。
本実施形態においては、開閉ドア21が閉鎖位置H1に移動しているときには、パネル23は、図10の(a)、図11の(a)のように、装置本体20Aに対して正規の配設位置Bに位置して保持されている。即ち、パネル23は、装置本体正面側で駆動側の上部において閉鎖位置H1の開閉ドア21の前面部とほぼ面一に位置付けられて保持されている。
そして、開閉ドア21が閉鎖位置H1から開放位置H2に移動されるとパネル23は軸部51を中心に上方に持ち上げ回動する。これにより、パネル23は図10の(a)、図11の(a)の正規の配設位置Bからそれよりも上方の図10の(b)、図11の(b)の退避位置Cに倒立移動して保持される。この退避位置CはカートリッジPCの装置本体20Aに対する挿脱移動軌跡に対して干渉しない位置である。
本実施形態の場合も第1の実施形態と同様に、開閉カバー21の開から閉への移動に連動してパネル23が退避位置Cから正規の配設位置Bに移動する。このとき、パネル23側の押込み部23bは図11の(b)の二点鎖線の軌跡で移動動作してカートリッジ装着部20Bに対して半挿入状態にあるカートリッジPCの正面側で駆動側の被押圧部45に押し当たり、そのカートリッジPCに押圧力が作用する。この場合、押込み部23bによるカートリッジ被押圧部45に作用する押圧力の押圧方向が図中の矢印Dの方向であり、カートリッジPCの挿入方向G1と略一致する。
そのため、半挿入状態にあるカートリッジPCが上記の押圧力で容易に押し込まれる。即ち、第1の実施形態と同様に、半挿入状態にあるカートリッジPCの上記の押し込みにより、非駆動側の第1のボス33Laがバネ27を撓めながらバネ27の部分を通る(図9の(a))。そして、この第1のボス33Laの直径部分がバネ27の曲げ部を過ぎるとその第1のボス33Laに対してバネ27の撓み反力でカートリッジ引き込み方向の力が作用する。このバネ27のカートリッジ引き込み方向の力により第1のボス33Laが位置決め部としての溝終端部26Laに押し付けられて位置決めされる(図9の(b))。
また、駆動側の第1のボス33Laは駆動側のガイド溝26Rの終端部26Raに位置し、被駆動カップリング34が駆動カップリング出入り穴28に対して対応する。かくして、図8のように半挿入状態にあるカートリッジPCが図1のようにカートリッジ装着部20Bの所定の装着位置Aに移動して装着された状態に正されて保持される。
以上が、本実施形態のギアを用いたカートリッジ押込み構成である。上述のように構成しても、カートリッジの押込み部材の小型化が図られ、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態におけるギアとベルト構成からなるカートリッジ押込み機構40については、開閉ドア21からカートリッジ押込み部23bに駆動力を伝えることができればどのような手段でもよい。例えば、センサ及びモータなど、別の手段を用いても良い。
<その他の事項>
1)第1と第2の実施形態に記載されている構成部品の機能、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
2)本発明において画像形成装置は実施形態の電子写真画像形成装置に限られない。静電記録プロセス、磁気記録プロセスなどの他の公知の各種の画像形成原理・方式を用いて記録媒体に画像を形成する画像形成装置が含まれる。
3)1つのカートリッジが着脱可能な画像形成装置に限られない。互いに色違いであるなどの複数のカートリッジをそれぞれの所定の装着部に取り外し可能に装着してカラー画像などを形成する画像形成装置も含まれる。
4)カートリッジPCは実施形態の所謂一体型のプロセスカートリッジに限られない。画像が形成される像担持体に対して作用する画像形成プロセス手段を備えた所謂分離型のプロセスカートリッジ、画像が形成される像担持体に形成された潜像を現像剤で現像する現像手段を備えた現像カートリッジが含まれる。その他、画像形成装置の装置本体に取り外し可能に装着されて記録媒体に画像を形成する画像形成プロセスに寄与する各種のユニットが含まれる。
20・・画像形成装置、20A・・装置本体、20B・・カートリッジ装着部、A・・装着位置、PC・・カートリッジ、S・・記録媒体、24・・開口部、26L・26R・・ガイド溝、33La・33Ra・33Lb・33Rb・・ガイドボス、26La・・位置決め部、21・・開閉部材、H1・・閉鎖位置、H2・・開放位置、23・・揺動部材(オペレーションパネル:操作部)

Claims (8)

  1. 画像を形成する画像形成プロセスに寄与するカートリッジが装置本体のカートリッジ装着部の所定の装着位置に取り外し可能に装着された状態で、記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    前記カートリッジを前記装着位置に対して取り外し可能に装着するために、前記カートリッジが通過するように、前記装置本体に設けられた開口部と、
    前記カートリッジを前記開口部から前記装着位置へガイドする、および、前記装着位置から前記開口部へガイドするガイド手段と、
    前記カートリッジを前記装着位置に位置決めするために前記ガイド手段に設けられた位置決め部と、
    前記装置本体に設けられ、前記開口部を閉じる閉鎖位置と前記開口部を開放する開放位置との間を移動可能な開閉部材と、
    前記開閉部材の移動に連動して動作するリンク機構を有し、前記開閉部材の移動に連動して角度が変わる、前記リンク機構を構成しているリンク部材である連動部材と、
    前記装置本体に配設され、前記画像形成装置を操作可能な操作部と、を有し、
    前記連動部材は、前記操作部、或いは前記操作部が取りついた前記リンク部材、であり、
    前記開口部から前記カートリッジを前記ガイド手段でガイドさせて前記開口部から前記カートリッジ装着部へ挿入した後、前記開閉部材を前記開放位置から前記閉鎖位置へ移動した際に、前記連動部材は、前記カートリッジが前記装着位置に到達していない半挿入状態であるとき、が前記カートリッジを前記装着位置へ押し込むための押し部材として前記カートリッジに押し当たることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記連動部材が押し部材として前記カートリッジに押し当たる押圧方向が前記カートリッジの前記カートリッジ装着部に対する挿入方向に沿っていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記カートリッジは前記カートリッジ装着部に対して長手方向に直交する方向に着脱され、前記長手方向の一端側を駆動側、他端側を非駆動側とし、前記装置本体の非駆動側には前記位置決め部と当該位置決め部に前記カートリッジの被位置決め部を押し付けるカートリッジ引き込みバネが設けられており、前記カートリッジと前記装置本体の駆動側には相対的に位置決め機能付きの駆動カップリングが設けられており、前記連動部材は前記装置本体の駆動側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記リンク機構が4節リンク機構であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 画像を形成する画像形成プロセスに寄与するカートリッジが装置本体のカートリッジ装着部の所定の装着位置に取り外し可能に装着された状態で、記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    前記カートリッジを前記装着位置に対して取り外し可能に装着するために、前記カートリッジが通過するように、前記装置本体に設けられた開口部と、
    前記カートリッジを前記開口部から前記装着位置へガイドする、および、前記装着位置から前記開口部へガイドするガイド手段と、
    前記カートリッジを前記装着位置に位置決めするために前記ガイド手段に設けられた位置決め部と、
    前記装置本体に設けられ、前記開口部を閉じる閉鎖位置と前記開口部を開放する開放位置との間を移動可能な開閉部材と、
    前記開閉部材の移動に連動して動作するギアを含む連動機構によって前記開閉部材の移動に連動して角度が変わる連動部材と、を有し、
    前記開口部から前記カートリッジを前記ガイド手段でガイドさせて前記開口部から前記カートリッジ装着部へ挿入した後、前記開閉部材を前記開放位置から前記閉鎖位置へ移動した際に、前記連動部材は、前記カートリッジが前記装着位置に到達していない半挿入状態であるとき、が前記カートリッジを前記装着位置へ押し込むための押し部材として前記カートリッジに押し当たることを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記連動機構は、前記装置本体に配設される操作部であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 画像を形成する画像形成プロセスに寄与するカートリッジが通過するように、装置本体に設けられた開口部と、
    前記カートリッジを前記開口部から前記装置本体の所定の装着位置へ、さらには前記装着位置から前記開口部へガイドするガイド手段と、
    前記カートリッジを前記装着位置に位置決めするために前記ガイド手段に設けられた位置決め部と、
    前記装置本体に設けられ、前記開口部を閉じる閉鎖位置と前記開口部を開放する開放位置との間を移動可能な開閉部材と、
    を有する画像形成装置において、
    前記カートリッジが前記装着位置に到達していない半挿入状態であるときに前記カートリッジを前記装着位置へ押し込むためのカートリッジ押込み機構であって、
    前記開閉部材の移動に連動して動作するギアを含む連動機構によって前記開閉部材の移動に連動して角度が変わる連動部材を備え、
    前記カートリッジを前記ガイド手段でガイドさせて前記開口部から前記装着位置へ挿入した後、前記開閉部材を前記開放位置から前記閉鎖位置へ移動した際に、前記連動部材は、前記カートリッジが前記装着位置に到達していない半挿入状態であるとき、前記カートリッジを前記装着位置へ押し込むための押し部材として前記カートリッジに押し当たることを特徴とするカートリッジ押込み機構。
  8. 前記連動部材は、前記装置本体に配設される操作部であることを特徴とする請求項7に記載のカートリッジ押込み機構。
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