JP7339530B2 - 収納家具、及び、家具用ヒンジ - Google Patents

収納家具、及び、家具用ヒンジ Download PDF

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Description

本発明は収納家具、及び、家具用ヒンジに関し、詳細には収納家具の組み立てやすさを向上させる技術に関するものである。
従来、一つの筐体の内部を板材で仕切って複数の収納空間を設け、収納空間の前側開口部を開き扉で開閉する構造の単位収納庫を複数設けた収納家具が用いられている。そして、このような収納家具において、開き扉を筐体に対して回動可能に連結するためのヒンジ構造が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2012-041798号公報
上記特許文献1に記載の収納家具によれば、平板とヒンジ本体とを有する二個のヒンジ構造を介して、開き扉と筐体とを連結している。この際、平板を筐体に固定し、ヒンジ本体を開き扉に固定した状態で、平板に対してヒンジ本体を回動可能に組付けることにより、開き扉と筐体とを連結する。
上記の如く構成した収納家具において、平板とヒンジ本体とを連結する際には、平板をヒンジ本体に挿入する動作と、ヒンジ軸を平板及びヒンジ本体に挿入する動作と、の二つの動作を連続して行う必要がある。これらの作業は開き扉を支持しながら行う必要があるため、開き扉の組付け作業には熟練した技術が必要であった。即ち、従来技術においては、開き扉を筐体に組付ける際の作業負担が大きくなっていた。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、一つの動作のみでヒンジを連結することができるため、開き扉を筐体に組付ける際の作業負担を低減することが可能となる、収納家具、及び、家具用ヒンジを提供することである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下に構成する収納家具を提供する。
(1)筐体の内部に設けた収納空間の開口部を開き扉で開閉する構造の収納家具において、前記開き扉は、前記筐体の前記開口部にヒンジを介して連結され、前記ヒンジは、前記開口部と前記開き扉とのうち何れか一方において固定される固定板と、何れか他方に固定されるヒンジ本体と、を備えるとともに、前記固定板と前記ヒンジ本体とが分離する分離状態と、前記固定板と前記ヒンジ本体とが回動可能に連結される連結状態と、の間で遷移可能とされ、前記ヒンジ本体は、ケース部材と、前記ケース部材の内部に収容される弾性部材と、前記弾性部材に当接した状態で前記ケース部材に収容される軸部材と、規制部を有して前記ケース部材に固定される規制部材と、を備え、前記固定板には、前記ヒンジ本体の前記軸部材が挿通される固定孔が開口され、前記規制部は、前記弾性部材を弾性変形させた状態の前記軸部材の軸方向変位を規制する規制位置と、前記規制位置から退避した退避位置と、に変位可能とされ、前記ヒンジは、分離状態において、前記規制部が規制位置に位置することにより、前記軸部材の軸方向変位が規制され、連結状態において、前記規制部が前記固定板により退避位置に変位されることにより、前記軸部材の軸方向変位の規制が解除されて、前記軸部材が前記弾性部材の弾性力により軸方向に変位して前記固定孔に挿通される、収納家具。
(2)前記固定板が前記開口部に固定され、前記ヒンジ本体が前記開き扉に固定され、前記開き扉には、板金を折り曲げた折り返し部が形成され、前記折り返し部には、被係合部が開口され、前記ヒンジ本体には、係合爪が形成され、前記係合爪が前記被係合部に係合されることにより、前記ヒンジ本体が前記開き扉に固定される、(1)に記載の収納家具。
(3)前記固定板は水平面と平行な姿勢で前記開口部に固定され、前記ケース部材には、前記固定板を挿入可能な溝部が形成され、前記ヒンジは連結状態において、前記固定板が前記溝部に挿入され、前記固定板の上面が前記溝部の内周面を支持する、(1)又は(2)に記載の収納家具。
また、本発明は、上記課題を解決するために、以下に構成する家具用ヒンジを提供する。
(4)筐体の開口部を開き扉で開閉する構造の家具において、前記開き扉を前記筐体の前記開口部に回動可能に連結する、家具用ヒンジであって、前記開口部と前記開き扉とのうち何れか一方において固定される固定板と、何れか他方に固定されるヒンジ本体と、を備えるとともに、前記固定板と前記ヒンジ本体とが分離する分離状態と、前記固定板と前記ヒンジ本体とが回動可能に連結される連結状態と、の間で遷移可能とされ、前記ヒンジ本体は、ケース部材と、前記ケース部材の内部に収容される弾性部材と、前記弾性部材に当接した状態で前記ケース部材に収容される軸部材と、規制部を有して前記ケース部材に固定される規制部材と、を備え、前記固定板には、前記ヒンジ本体の前記軸部材が挿通される固定孔が開口され、前記規制部は、前記弾性部材を弾性変形させた状態の前記軸部材の軸方向変位を規制する規制位置と、前記規制位置から退避した退避位置と、に変位可能とされ、分離状態において、前記規制部が規制位置に位置することにより、前記軸部材の軸方向変位が規制され、連結状態において、前記規制部が前記固定板により退避位置に変位されることにより、前記軸部材の軸方向変位の規制が解除されて、前記軸部材が前記弾性部材の弾性力により軸方向に変位して前記固定孔に挿通される、家具用ヒンジ。
以上における本発明に係る収納家具は、以下に示す効果を奏する。
(1)の構成によれば、一つの動作のみでヒンジを連結することができるため、開き扉を筐体に組付ける際の作業負担を低減することが可能となる。
(2)の構成によれば、ヒンジ本体を開き扉に対して容易に組付けることができる。
(3)の構成によれば、ヒンジによる開き扉の支持強度を高めることができる。
また、以上における本発明に係る家具用ヒンジは、以下に示す効果を奏する。
(4)の構成によれば、一つの動作のみでヒンジを連結することができるため、開き扉を筐体に組付ける際の作業負担を低減することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る収納家具を示す斜視図。 開き扉の連結構造を示す斜視図。 単位収納庫の内部構造を示す平面図。 開き扉を示す背面斜視図。 開き扉へのヒンジ本体の組付構造を示す背面斜視図。 開き扉への扉トレイの組付構造を示す背面斜視図。 (a)及び(b)はそれぞれヒンジの構造を示す前面斜視図及び後面斜視図、(c)はケース部材に対する規制部材の固定状態を示す断面図。 連結前のヒンジの構造を示す断面図。 連結後のヒンジの構造を示す断面図。 開き扉を示す正面図。 (a)及び(b)は扉トレイを示す後面斜視図及び前面斜視図。 (a)はラッチ受部材の組付構造を示した斜視図、(b)は扉支持部材の組付構造を示した斜視図。 ラッチ受部材と扉支持部材とによる開き扉の支持構造を示した内側面図。 別実施例に係る収納家具におけるヒンジの構造を示す前面斜視図。 (a)は別実施例に係る収納家具におけるヒンジの構造を示す後面斜視図、(c)はケース部材に対する規制部材の固定状態を示す断面図。 別実施例に係る収納家具における連結前のヒンジの構造を示す断面図。 別実施例に係る収納家具における連結後のヒンジの構造を示す断面図。 (a)及び(b)はそれぞれ、別実施例に係る収納家具における連結前及び連結後のヒンジの構造を示す平面断面図。
図1から図13を用いて、本発明に係る収納家具の一実施形態であるロッカー1について説明する。以下では、ロッカー1に対向する使用者の視点によりロッカー1の左右方向を規定する。即ち、ロッカー1に対向する使用者の右側(図1における右上側)をロッカー1における右側方とする。また、ロッカー1における使用者側(図1における右下側)をロッカー1の前方とする。
本実施形態に係るロッカー1は、単位収納庫2を複数備えた多段式のパーソナルロッカーとして構成されている。即ち、ロッカー1は、例えばオフィス内でロッカー1を使用する複数の使用者ごとに、書類、書籍、及び、携帯電話やモバイルコンピュータ等などを内部に収容して保管するために用いられる。
図1から図3に示す如く、ロッカー1は、天板11、ベース部材12、側板13、及び背板14で形成される一つの筐体の内部を板材で仕切ることにより、複数の収納空間Sが形成される。ロッカー1には、それぞれの収納空間Sの前側開口部を開き扉3で開閉する構造の単位収納庫2が複数個設けられる。
本実施形態に係るロッカー1においては、側板13の一形態である内側板13iで筐体を左右方向に仕切ることにより、単位収納庫2が左右方向に二個隣接して配置される。また、ロッカー1は筐体を底板15で上下方向に仕切ることにより、単位収納庫2が上下方向に三段に重ねて配置される。即ち、ロッカー1には図1に示す如く合計六個の単位収納庫2が形成される。それぞれの単位収納庫2の構成は配置箇所を除いて同様に構成される。以下では、図1及び図2に示す如く、左上に配置される単位収納庫2の構成を中心に説明する。
なお、本発明に係る収納家具は、一つの筐体の内部に収納空間を設ける構成であれば良く、単位収納庫の個数を1個として構成しても差し支えない。また、ロッカー1における単位収納庫2の配置方法は本実施形態に限定されるものではなく、左右方向に三個以上で並べたり、上下方向に四段以上で重ねたりしても差し支えない。
本実施形態に係るロッカー1において、筐体を構成する部材(天板11、ベース部材12、側板13、及び、背板14)、開き扉3、筐体の内部を仕切る内側板13i、底板15等の板材は、スチール製の板金を適宜折り曲げることにより構成されている。なお、後述する他の部材である棚部材21、ペントレイ22、扉トレイ23等は樹脂製部材で構成される。
開き扉3は、開き扉3の吊元側に設けられる上下二個のヒンジ4を介して筐体に組付けられる。ヒンジ4は本発明に係る家具用ヒンジの一実施形態である。詳細には図2に示す如く、ヒンジ4は開き扉3に固定されるヒンジ本体4aと、筐体に溶接等により固定される固定板4bとで構成される。底板15の前側には前框部16が設けられ、天板11及び前框部16のそれぞれの前面に固定板4bが水平面と平行な姿勢で固定される。固定板4bには、ヒンジ本体4aに設けられた軸部材44が挿通される固定孔4hが開口されている(図8及び図9を参照)。なお、ヒンジ4については本実施形態と逆に、開き扉3に固定板4bを固定し、筐体にヒンジ本体4aを固定する構成としても差し支えない。
ヒンジ4は、固定板4bとヒンジ本体4aとが分離する分離状態(図8を参照)と、固定板4bとヒンジ本体4aとが回動可能に連結される連結状態(図9を参照)と、の間で遷移可能とされる。そして、開き扉3の上下に設けられた二個のヒンジ本体4aが、収納空間Sの前側開口部において上下に設けられた二枚の固定板4bに対してそれぞれ回動可能に連結されることにより、単位収納庫2において開き扉3が開閉可能に組付けられる。
本実施形態に係るロッカー1において、それぞれの単位収納庫2には開き扉3が同じ方向に開くように設けられる。具体的には図1に示すごとく、全ての開き扉3は右側に設けられた吊元がヒンジ4により筐体に連結されている。即ち、ロッカー1は、使用者が開き扉3を上面視で反時計回りに回動させることにより単位収納庫2が開き、開き扉3を上面視で時計回りに回動させることにより単位収納庫2が閉じるように構成されている。
開き扉3の戸先側端部における上下方向中央部には、ダイヤル式のロック部材5が設けられる。本実施形態に係るロッカー1において、ロック部材5にはダイヤル錠が採用されているが、ロック部材としてシリンダ錠、プッシュボタン錠、又は、ICカード錠を採用することも可能である。ロック部材5にはラッチ6が設けられる。ロック部材5の上側には扉支持部材8が固定される。開き扉3が単位収納庫2を閉塞する際には、ラッチ6は側板13の前側端部に固定されたラッチ受部材7と係合する。
開き扉3の上部には、左右に長手方向を有する長孔である投函口3wが開き扉3を貫通して開口されている。単位収納庫2において開き扉3が閉塞されている際には、この投函口3wを介して郵便物や書類等を収納空間Sの内部に投入することができる。投函口3wから投入された郵便物等は、開き扉3の後面(収納空間S側の面)に設けられた扉トレイ23の内側に落下する。単位収納庫2の使用者は、開き扉3を開いてから扉トレイ23の内部にある郵便物等を取り出すことができる。
図1から図3に示す如く、単位収納庫2の内部には左右方向に長い長方形状のペントレイ22が設けられる。詳細には図2に示す如く、底板15における開口部側(前側)には、単位収納庫2の収納空間Sと、単位収納庫2の下方に位置する空間(本実施形態においては、直下の単位収納庫2の収納空間)と、を連通する孔部15cが開口されている。そして、図1に示す如く、底面が下方に膨出するペントレイ22が孔部15cに挿入される。
ペントレイ22は孔部15cに嵌め殺しにより固定されており、容易に取り外すことができないように構成されている。即ち、使用者がペントレイ22を取り外して上下に重なる他の単位収納庫2の内部を視認することができないように構成されている。
図1及び図3に示す如く、単位収納庫2における収納空間Sの内部後方には棚部材21が収容される。本実施形態における棚部材21は、棚板部と、棚板部の左右両側に連結される二枚の脚部と、で構成されている。棚部材21における脚部の下端部が、底板15における左右両端部にそれぞれ二個ずつ開口された係合孔15bと係合する。これにより、棚部材21が単位収納庫2の内部で固定される。
なお、本実施形態においては、単位収納庫2に一個の棚部材21が収容される構成としたが、単位収納庫2に棚部材21を設けない構成や、単位収納庫2の内部に複数の棚部材21を積み重ねて配置する構成とすることも可能である。
図1及び図3に示す如く、本実施形態に係るロッカー1において、単位収納庫2の内側板13i(側板13)における開き扉3の吊元近傍に、単位収納庫2の内側に面する、電源供給用の接続ユニット30が設けられている。本実施形態において、全ての開き扉3は右側の吊元がヒンジ4により筐体に連結されているため、接続ユニット30は単位収納庫2において右側に位置する内側板13i又は側板13に設けられる。より詳細には、左側に位置する単位収納庫2では、接続ユニット30は内側板13iに設けられる。一方、右側に位置する単位収納庫2では、接続ユニット30は右側の側板13に設けられる(図3を参照)。
接続ユニット30は、板金を折り曲げて形成した中空形状のケース部31と、ケース部31に固定される接続部であるコンセント32とで構成される。ケース部31は、底板15に開口されたケース固定孔15aに固定される。本実施形態において、接続ユニット30の接続部は電源供給用のコンセント32として構成されているが、接続部に例えばUSB端子のコネクタを設けることにより、接続ユニット30を情報通信用として構成することも可能である。また、接続部にコンセント32とコネクタの両方を設けることにより、接続ユニット30を電源供給用及び情報通信用として構成することもできる。
図4から図6に示す如く、ヒンジ4を構成するヒンジ本体4aは開き扉3の後面右側における上下の隅部にそれぞれ固定される。上側に設けられるヒンジ本体4aと下側に設けられるヒンジ本体4aとは上下対称となるように構成されている。開き扉3は、四辺が折り曲げられることにより四つの端面3aが形成され、端面3aが更に折り曲げられることにより折り返し部3bが形成される。図5に示す如く、上辺及び下辺の折り返し部3bには、右端部近くに第一被係合部である被係合孔3cが開口される。また、右辺の折り返し部3bには、上下それぞれの端部近くに第二被係合部である被係合突起3dが形成される。
一方、ヒンジ本体4aにおいては図5及び図7(b)に示す如く、ヒンジ本体4aを構成するケース部材41に第一係合爪41a及び第二係合爪41bが形成されている。そして、ヒンジ本体4aが図5中の矢印に示す如く開き扉3の後面における隅部に挿入される。これにより、第一係合爪41aが被係合孔3cに係合され、第二係合爪41bが被係合突起3dに係合され、ヒンジ本体4aが開き扉3に固定される。
本実施形態に係るロッカー1においては上記の如く、係合爪である第一係合爪41a及び第二係合爪41bと、被係合部である被係合孔3c及び被係合突起3dとを係合させて、ヒンジ本体4aを開き扉3に固定する構成としている。これにより、ねじ等の固定部材を用いることなく、ヒンジ本体4aを開き扉3に容易に組付けることが可能となる。
図7(a)及び(b)は開き扉3の上側に設けられるヒンジ本体4aを示している。図7(c)は、軸部材44の軸心方向と直交する断面でヒンジ本体4aを切断した断面図である。なお、開き扉3の下側に設けられるヒンジ本体4aについては、上下の構成が逆になっている以外は上側のヒンジ本体4aと同様に構成されているため、詳細な説明を省略する。図7(a)及び(b)に示す如く、ヒンジ本体4aは、樹脂製のケース部材41と、ケース部材41の内部に収容される弾性部材である圧縮ばね43と、一端部(図8及び図9における下端部)が圧縮ばね43に当接した状態でケース部材41に収容される軸部材44と、規制部42bを有してケース部材41に固定される樹脂製の規制部材42と、を備えている。
ケース部材41には、圧縮ばね43及び軸部材44を収容するための軸挿入孔41cが上下方向に形成されている。また、ケース部材41には規制部材42の固定軸42cを挿入するための被挿入孔41dが形成されている。また、図7(c)に示す如く、ケース部材41の上下方向中途部には、規制部材42の係止部42aと係合する二個の支持部41e・41eが形成されている。また、ケース部材41において第一係合爪41aが形成される面には、溝部である固定板挿入溝41fが形成される。固定板挿入溝41fは、図8及び図9に示す如く、ケース部材41の内部で軸挿入孔41cと連通している。
規制部材42をケース部材41に固定する際には、ケース部材41における支持部41e・41eを二個の係止部42a・42aで挟み込みながら、規制部材42をケース部材41に近接させる。同時に、図7(a)中の矢印に示す如く、固定軸42cを被挿入孔41dに挿入する。そして、図7(c)に示す如く二個の係止部42a・42aが支持部41e・41eと係合することにより、図7(b)及び(c)に示す如く規制部材42がケース部材41に対して相対変位不能に固定される。
規制部材42には、軸部材44の変位を規制するための規制部42bが形成される。規制部42bの上側には被押圧部42dが規制部42bと一体的に形成される。規制部42b及び被押圧部42dは共に弾性変形することにより、圧縮ばね43を圧縮させた状態の軸部材44の軸方向変位を規制する規制位置(図8を参照)と、規制位置から退避した退避位置(図9を参照)と、に変位可能とされる。図8に示す如く、規制部42bは規制位置において、軸挿入孔41cに挿入されている軸部材44の他端部(図8における上端部)に当接する。このように、軸部材44は、圧縮ばね43を圧縮させた状態で、規制部42bにより変位が規制される。
ヒンジ本体4を組み立てる際には、まず、ケース部材41の軸挿入孔41cに、上方から圧縮ばね43、軸部材44の順に挿入する。次に、規制部材42をケース部材41に取付ける。このとき、圧縮ばね43はまだ伸張した状態であるため、規制部材42の規制部42bは軸部材44の側面に当接する(図9を参照)。そして、細い棒状の工具等を軸挿入孔41cに挿入し、圧縮ばね43の弾性力に抗して軸部材44を軸方向に押圧する。これにより、規制部42bの下方に軸部材44が入り込む。即ち、圧縮ばね43の弾性力で上方に付勢された状態の軸部材44の上端部に規制部42bが当接する。これにより、図8に示す如く軸部材44の軸方向の変位が規制部42bによって規制された状態となる。
図8に示す如く、ヒンジ4は、固定板4bとヒンジ本体4aとが分離する分離状態においては、規制部42bが規制位置に位置することにより、軸部材44の軸方向変位が規制される。固定板4bとヒンジ本体4aとを連結状態とする際は、図8中の矢印に示す如く、固定板挿入溝41fに固定板4bを挿入する。規制部材42の被押圧部42dが固定板4bに押圧されることにより、規制部42bは図9に示す如く規制位置から退避した退避位置に変位する。これにより、軸部材44の軸方向変位の規制が解除されて、軸部材44は圧縮ばね43の弾性力により軸方向に変位する。このため、軸部材44が固定板4bに形成された固定孔4hに挿通され、固定板4bとヒンジ本体4aとが連結状態となる。この際、軸部材44の他端である上端は開き扉3の端面3aに当接して変位が規制される。
上記の如く、本実施形態に係るロッカー1において、ヒンジ4は一つの動作のみでヒンジ本体4aと固定板4bとを連結することができる。具体的には、ヒンジ本体4aに形成された固定板挿入溝41fに固定板4bを挿入するだけで、軸部材44が固定孔4hに挿入され、ヒンジ本体4aと固定板4bとを連結することができる。このため、ヒンジ4、及び、ヒンジ4を備えるロッカー1において、開き扉3を筐体に組付ける際に、固定板挿入溝41fに固定板4bを挿入する一つの動作のみを行えば良いため、開き扉3を筐体に組付ける際の作業負担を低減することが可能となる。また、この作業は開き扉3を持ったままでも行うことが可能であるため、開き扉3をより容易に筐体に組付けることができる。
また、本実施形態に係るロッカー1においては、図9に示す如く、固定板4bとヒンジ本体4aとが連結状態になった際に、固定板4bの上面が固定板挿入溝41fの内周面(図9においては固定板挿入溝41fの上側の面)を支持している。これにより、開き扉3の荷重を固定板4bで支持することができるため、軸部材44に荷重が集中することを防止できる。即ち、ヒンジ4による開き扉3の支持強度を高めることができる。
また、本実施形態に係るロッカー1において、開き扉3は、筐体の開口部において、上下に設けられた二個のヒンジ4を介して連結される。これにより、開き扉3に固定された二個のヒンジ4をワンタッチで上下同時に連結することができる。このため、開き扉3を筐体に組付ける際の作業負担をさらに低減することが可能となる。
図4に示す如く、本実施形態に係るロッカー1において、開き扉3の後面には扉トレイ23が固定されている。図6、図10、及び図11に示す如く、扉トレイ23の上部には幅方向に拡幅された遮蔽部23aが形成され、遮蔽部23aの下側は凹部23bが形成されている。図10に示す如く、扉トレイ23は遮蔽部23aにより投函口3wの半分以上の部分を遮蔽している。扉トレイ23の内部には仕切り板23eが形成され、扉トレイ23の内部に小物等を収容できるように構成されている。
図10に示す如く、本実施形態に係るロッカー1において、投函口3wのうち遮蔽部23aで遮蔽されない部分の横幅Wは、投函口3wに投函される郵便物等の最小幅よりも小さくなるように形成される。これにより、投函口3wに投函される郵便物等は遮蔽部23aに遮られて扉トレイ23の内部に収容される。扉トレイ23は、凹部23bを形成することにより、内部に落下した郵便物等を使用者が取り出しやすくなるように構成されている。
図6に示す如く、扉トレイ23の下部には挿入突起23cが形成されている。また、扉トレイ23の左右両側には係合部23dが形成されている。一方、図6に示す如く、下辺の折り返し部3bには、挿入突起23cを挿入するための被挿入溝3eが形成される。また、左辺及び右辺の折り返し部3bには、係合部23dと係合する切り欠き部3fが形成されている。図6中の矢印に示す如く、挿入突起23cを被挿入溝3eに挿入するとともに、係合部23dを切り欠き部3fに係合させることにより、扉トレイ23は開き扉3の後面に固定される。
本実施形態に係るロッカー1においては図1及び図2に示す如く、側板13の前側端部には、開き扉3が単位収納庫2を閉塞した際にロック部材5のラッチ6と係合するラッチ受部材7が固定される。詳細には図12(a)に示す如く、ラッチ受部材7の上部には前方に向かって下がるように傾斜した支持面7aが形成される。また、ラッチ受部材7の内部には固定片7b及び位置決め部7cが形成される。
一方、図12(a)に示す如く、側板13の前端部には固定片7bを挿入可能な第一孔部13a、及び、位置決め部7cを挿入可能な第二孔部13bが開口される。図12(a)中の矢印に示す如く、第一孔部13aに固定片7bが挿入され、第二孔部13bに位置決め部7cが挿入されることにより、ラッチ受部材7が側板13に固定される。
また、本実施形態に係るロッカー1においては図1及び図2に示す如く、開き扉3のロック部材5の上側に、扉支持部材8が固定される。詳細には図12(b)に示す如く、扉支持部材8の下部には後方に向かって上がるように傾斜した当接面8aが形成される。また、扉支持部材8の内部には挿入部8bが形成される。
一方、図12(b)に示す如く、開き扉3の折り返し部3bには挿入部8bを挿入可能な貫通孔3gが開口される。図12(b)中の矢印に示す如く、貫通孔3gに挿入部8bが挿入されることにより、扉支持部材8が開き扉3に固定される。
ラッチ受部材7の支持面7aと、扉支持部材8の当接面8aとは、開き扉3が自重により下方に変位した場合でも、開き扉3を閉塞した際に持ち上げることを可能としている。詳細には図13に示す如く、開き扉3が側板13に近接して閉塞する際に、通常の位置よりも少し下方に位置していた場合でも、扉支持部材8の当接面8aとラッチ受部材7の支持面7aとが当接することにより、図13中の二点鎖線に示す如く扉支持部材8が持ち上げられる。これにより、開き扉3は上方に持ち上げられるため、開き扉3を閉塞した際には正規の箇所に位置させることができる。即ち、開き扉3が傾いて閉じられることによりロッカー1の外観における意匠性に悪影響を与えることを防止できる。
次に、図14から図18を用いて、本発明に係る収納家具の別実施形態であるロッカーに用いられるヒンジ104について説明する。図14に示す如く、ヒンジ104は前記実施形態に係るロッカー1と同様の開き扉3に固定されるヒンジ本体104aと、筐体に溶接等により固定される固定板104bとで構成される。固定板104bには、軸部材144が内部に挿通される固定孔104hが開口されている。固定孔104hの側方における前面には押圧部104cが形成されている。なお、本変形例における開き扉3の構成は前記実施形態と同様である。
ヒンジ本体104aにおいては図15(a)に示す如く、ヒンジ本体104aを構成するケース部材141に第一係合爪141a及び第二係合爪141bが形成されている。そして、ヒンジ本体104aが前記実施形態と同様に開き扉3の後面における隅部に挿入され、第一係合爪141aが開き扉3の被係合孔3cに係合され、第二係合爪141bが被係合突起3dに係合されることにより、ヒンジ本体104aが開き扉3に固定される。
図14と図15(a)及び(b)は開き扉3の上側に設けられるヒンジ本体104aを示している。図15(b)は、軸部材144の軸心方向と直交する断面でヒンジ本体104aを切断した断面図である。なお、開き扉3の下側に設けられるヒンジ本体104aについては、上下の構成が逆になっている以外は上側のヒンジ本体104aと同様に構成されているため、詳細な説明を省略する。
図14及び図15に示す如く、ヒンジ本体104aは、樹脂製のケース部材141と、ケース部材141の内部に収容される弾性部材である圧縮ばね143と、一端部(図16及び図17における下端部)が圧縮ばね143に当接した状態でケース部材141に収容される軸部材144と、規制部142bを有してケース部材141に固定される樹脂製の規制部材142と、を備えている。軸部材144の外側面には半径方向外側に向かって突出する突起部144aが形成されている。
ケース部材141の上面には、ケース部材141の内部と連通する孔部141cが上下方向に開口されている。ケース部材141の前面には、圧縮ばね143及び軸部材144を挿入するための被挿入溝部141dが形成されている。また、図14及び図15に示す如く、ケース部材141の上下方向中途部には、規制部材142の係止部142aと係合する二個の支持部141e・141eが形成されている。また、ケース部材141において第一係合爪141aが形成される面には、溝部である固定板挿入溝141fが形成される。固定板挿入溝141fは、図16及び図17に示す如く、ケース部材141の内部で孔部141c及び被挿入溝部141dと連通している。
規制部材142をケース部材141に固定する際には、ケース部材141における支持部141e・141eを二個の係止部142a・142aで挟み込みながら、規制部材142をケース部材141に近接させる。そして、図15(b)に示す如く二個の係止部142a・142aが支持部141e・141eと係合することにより、図14及び図15(a)に示す如く規制部材142がケース部材141に対して相対変位不能に固定される。
図14、図16、及び図18に示す如く、規制部材142の上部には平面視で略U字形状の弾性部142eが形成され、前後方向に弾性変形可能に構成されている。弾性部142eの後側には、軸部材144の変位を規制するための突起部である規制部142bが形成される。弾性部142eの後側で規制部142bの上方には被押圧部142dが規制部142bと一体的に後方に突出して形成される。弾性部142eの弾性変形により、規制部42b及び被押圧部42dは前後方向に共に変位し、圧縮ばね143を圧縮させた状態の軸部材144の軸方向変位を規制する規制位置(図16及び図18(a)を参照)と、規制位置から退避した退避位置(図17及び図18(b)を参照)と、に変位可能とされる。図16に示す如く、規制部142bは規制位置において、被挿入溝部141dに挿入されている軸部材144の他端部(図16における上端部)に当接する。このように、軸部材144は、圧縮ばね143を圧縮させた状態で、規制部142bにより変位が規制される。
ヒンジ本体104aを組み立てる際には、まず、ケース部材141の被挿入溝部141dに、前方から圧縮ばね143及び軸部材144を挿入する。次に、規制部材142をケース部材141に取付ける。規制部材142をケース部材141に取付けた際には、規制部材142に形成されたガイド部142cが軸部材144の側方に配置される。このとき、圧縮ばね143はまだ伸張した状態であるため、規制部材142の規制部142bは軸部材144の側面に当接する(図17を参照)。そして、細い棒状の工具等を孔部141cに挿入し、圧縮ばね143の弾性力に抗して軸部材144を軸方向に押圧する。これにより、規制部142bの下方に軸部材144が入り込む。即ち、圧縮ばね143の弾性力で上方に付勢された状態の軸部材144の上端部に規制部142bが当接する。これにより、図16及び図18(a)に示す如く軸部材144の軸方向の変位が規制部142bによって規制された状態となる。
図18(a)に示す如く、ヒンジ104は、固定板104bとヒンジ本体104aとが分離する分離状態においては、規制部142bが規制位置に位置することにより、軸部材144の軸方向変位が規制される。固定板104bとヒンジ本体104aとを連結状態とする際は、図16及び図18(a)中の矢印に示す如く、固定板挿入溝141fに固定板104bを挿入する。規制部材142の被押圧部142dが固定板104bの押圧部104cに押圧されることにより、規制部142bは図17及び図18(b)に示す如く規制位置から退避した退避位置に変位する。これにより、軸部材144の軸方向変位の規制が解除されて、軸部材144は圧縮ばね143の弾性力により軸方向に変位する。このため、軸部材144が固定板104bに形成された固定孔104hに挿通され、固定板104bとヒンジ本体104aとが連結状態となる。この際、軸部材144の突起部144aがケース部材141に当接して軸部材144の変位が規制される。
本変形例においては図18(a)及び(b)に示す如く、規制部材142における被押圧部142dと軸部材144とは、前後方向(開き扉3における厚さ方向)において同位置となるように配置されている。即ち、前記実施形態の如く非押圧部42bを軸部材44の前方で押圧する構成ではなく、被押圧部142bを軸部材144の側方で押圧する構成としている。このため、ケース部材141における軸部材144の前後位置を前記実施形態よりも前側に配置することが可能となる。これにより、本変形例に係るロッカーにおいては、前記実施形態と比較して、開き扉3を開いた際に開き扉3の前側角部が軸支側の側方へ突出する量を小さくすることを可能としている。
上記の如く、本変形例に係るロッカーにおいても、ヒンジ104は一つの動作のみでヒンジ本体104aと固定板104bとを連結することができる。具体的には、ヒンジ本体104aに形成された固定板挿入溝141fに固定板104bを挿入するだけで、軸部材144が固定孔104hに挿入され、ヒンジ本体104aと固定板104bとを連結することができる。このため、ヒンジ104、及び、ヒンジ104を備えるロッカーにおいて、開き扉3を筐体に組付ける際に、固定板挿入溝141fに固定板104bを挿入する一つの動作のみを行えば良いため、開き扉3を筐体に組付ける際の作業負担を低減することが可能となる。また、この作業は開き扉3を持ったままでも行うことが可能であるため、開き扉3をより容易に筐体に組付けることができる。
1 ロッカー(収納家具) 2 単位収納庫
3 開き扉 3a 端面
3b 折り返し部 3c 被係合孔(第一被係合部)
3d 被係合突起(第二被係合部)
3e 被挿入溝 3f 切り欠き部
3g 貫通孔 3w 投函口
4 ヒンジ 4a ヒンジ本体
4b 固定板 4h 固定孔
5 ロック部材 6 ラッチ
7 ラッチ受部材 7a 支持面
7b 固定片 7c 位置決め部
8 扉支持部材 8a 当接面
8b 挿入部 11 天板
12 ベース部材 13 側板
13a 第一孔部 13b 第二孔部
13i 内側板 14 背板
15 底板 15a ケース固定孔
15b 係合孔 15c 孔部
16 前框部 21 棚部材
22 ペントレイ 23 扉トレイ
23a 遮蔽部 23b 凹部
23c 挿入突起 23d 係合部
23e 仕切り板 30 接続ユニット
31 ケース部 32 コンセント(接続部)
41 ケース部材 41a 第一係合爪
41b 第二係合爪 41c 軸挿入孔
41d 被挿入孔 41e 支持部
41f 固定板挿入溝(溝部) 42 規制部材
42a 係止部 42b 規制部
42c 固定軸 42d 被押圧部
43 圧縮ばね(弾性部材) 44 軸部材
104 ヒンジ 104a ヒンジ本体
104b 固定板 104c 押圧部
104h 固定孔 141 ケース部材
141a 第一係合爪 141b 第二係合爪
141c 孔部 141d 被挿入溝部
141e 支持部 141f 固定板挿入溝(溝部)
142 規制部材 142a 係止部
142b 規制部 142c ガイド部
142d 被押圧部 142e 弾性部
143 圧縮ばね(弾性部材) 144 軸部材
144a 突起部
S 収納空間 W 横幅

Claims (4)

  1. 筐体の内部に設けた収納空間の開口部を開き扉で開閉する構造の収納家具において、
    前記開き扉は、前記筐体の前記開口部にヒンジを介して連結され、
    前記ヒンジは、前記開口部と前記開き扉とのうち何れか一方において固定される固定板と、何れか他方に固定されるヒンジ本体と、を備えるとともに、前記固定板と前記ヒンジ本体とが分離する分離状態と、前記固定板と前記ヒンジ本体とが回動可能に連結される連結状態と、の間で遷移可能とされ、
    前記ヒンジ本体は、ケース部材と、前記ケース部材の内部に収容される弾性部材と、前記弾性部材に当接した状態で前記ケース部材に収容される軸部材と、規制部を有して前記ケース部材に固定される規制部材と、を備え、
    前記固定板には、前記ヒンジ本体の前記軸部材が挿通される固定孔が開口され、
    前記規制部は、前記弾性部材を弾性変形させた状態の前記軸部材の軸方向変位を規制する規制位置と、前記規制位置から退避した退避位置と、に変位可能とされ、
    前記ヒンジは、
    分離状態において、前記規制部が規制位置に位置することにより、前記軸部材の軸方向変位が規制され、
    連結状態において、前記規制部が前記固定板により退避位置に変位されることにより、前記軸部材の軸方向変位の規制が解除されて、前記軸部材が前記弾性部材の弾性力により軸方向に変位して前記固定孔に挿通される、収納家具。
  2. 前記固定板が前記開口部に固定され、前記ヒンジ本体が前記開き扉に固定され、
    前記開き扉には、板金を折り曲げた折り返し部が形成され、
    前記折り返し部には、被係合部が形成され、
    前記ヒンジ本体には、係合爪が形成され、
    前記係合爪が前記被係合部に係合されることにより、前記ヒンジ本体が前記開き扉に固定される、請求項1に記載の収納家具。
  3. 前記固定板は水平面と平行な姿勢で前記開口部に固定され、
    前記ケース部材には、前記固定板を挿入可能な溝部が形成され、
    前記ヒンジは連結状態において、前記固定板が前記溝部に挿入され、前記固定板の上面が前記溝部の内周面を支持する、請求項1又は請求項2に記載の収納家具。
  4. 筐体の開口部を開き扉で開閉する構造の家具において、前記開き扉を前記筐体の前記開口部に回動可能に連結する、家具用ヒンジであって、
    前記開口部と前記開き扉とのうち何れか一方において固定される固定板と、何れか他方に固定されるヒンジ本体と、を備えるとともに、前記固定板と前記ヒンジ本体とが分離する分離状態と、前記固定板と前記ヒンジ本体とが回動可能に連結される連結状態と、の間で遷移可能とされ、
    前記ヒンジ本体は、ケース部材と、前記ケース部材の内部に収容される弾性部材と、前記弾性部材に当接した状態で前記ケース部材に収容される軸部材と、規制部を有して前記ケース部材に固定される規制部材と、を備え、
    前記固定板には、前記ヒンジ本体の前記軸部材が挿通される固定孔が開口され、
    前記規制部は、前記弾性部材を弾性変形させた状態の前記軸部材の軸方向変位を規制する規制位置と、前記規制位置から退避した退避位置と、に変位可能とされ、
    分離状態において、前記規制部が規制位置に位置することにより、前記軸部材の軸方向変位が規制され、
    連結状態において、前記規制部が前記固定板により退避位置に変位されることにより、前記軸部材の軸方向変位の規制が解除されて、前記軸部材が前記弾性部材の弾性力により軸方向に変位して前記固定孔に挿通される、家具用ヒンジ。
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