JP6914792B2 - 収納庫及び収納具の取付方法 - Google Patents

収納庫及び収納具の取付方法 Download PDF

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Description

本発明は、収納庫及び収納具の取付方法に関する。
従来、書類等の収納物を収納する収納庫において、収納空間を有効利用するために収納空間を仕切るための仕切り部材が用いられている。例えば、収納空間に棚板等の仕切り部材を設置して収納空間を上下に分割し、それぞれの収納空間に収納物を収納することにより、収納空間の利用効率を高めている。また、例えば特許文献1には、収納庫の前面に設けられた扉の裏面に小物等を収納可能な収納具を取り付けることにより、収納空間の利用効率をさらに高めることができる収納庫が開示されている。
特開2002−34677号公報
しかしながら、従来の収納具は、扉の裏面に取り付けるための構造が複雑化するという問題が生じる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、収納庫の扉の裏面に設けられる収納具の構造を簡素化することができる収納庫を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る収納庫は、前面に開口部を有する収納庫本体と、前記開口部を回動により開閉する扉と、前記扉の裏面に設けられ、前記扉の裏面との間に収納空間を形成する第1収納具と、を備え、前記扉は、周縁部において裏面側に折り曲げられた折り曲げ部と、前記折り曲げ部と前記扉の裏面との間に形成された間隙とを有し、前記間隙は、前記扉の左右方向の一方側端部に形成された第1間隙と、前記扉の左右方向の他方側端部に形成された第2間隙と、前記扉の下端部に形成された第3間隙と、を含み、前記第1収納具は、前記第1間隙に挿入される第1挿入部と、前記第2間隙に挿入される第2挿入部と、前記第3間隙に挿入される第3挿入部と、上がり止め部と、を有している、ことを特徴とする。
また本発明に係る収納庫では、前記第1収納具は、左右方向の位置を規定するための規定部をさらに備え、前記折り曲げ部は、前記規定部が係合する被係合部をさらに備えてもよい。
また本発明に係る収納庫では、前記第1収納具は、前記第1挿入部を前記第1間隙に挿入し、挿入した前記第1挿入部を支点にして前記第1収納具を回転させることにより前記第2挿入部を前記第2間隙に挿入し、前記第1挿入部及び前記第2挿入部が前記第1間隙及び前記第2間隙に挿入された状態で前記第1収納具を下方に移動して、前記第3挿入部を前記第3間隙に挿入するとともに、前記上がり止め部を前記折り曲げ部に係合させる、ことにより前記扉の裏面に取り付けられてもよい。
また本発明に係る収納庫では、前記第1収納具は、前記第1収納具及び前記扉とは別体の部材を介在することなく、前記扉に固定されてもよい。
また本発明に係る収納庫では、前記扉の裏面に設けられ、前記収納空間を仕切る第2収納具をさらに備え、前記第2収納具は、前記第1収納具に着脱自在に取り付けられてもよい。
また前記収納庫に前記第1収納具を取り付ける方法は、前記第1挿入部を前記第1間隙に挿入するステップと、挿入した前記第1挿入部を支点にして前記第1収納具を回転させることにより前記第2挿入部を前記第2間隙に挿入するステップと、前記第1挿入部及び前記第2挿入部が前記第1間隙及び前記第2間隙に挿入された状態で前記第1収納具を下方に移動して、前記第3挿入部を前記第3間隙に挿入するとともに、前記上がり止め部を前記折り曲げ部に係合させるステップと、を含んでもよい。
本発明に係る収納庫によれば、収納庫の扉の裏面に設けられる収納具の構造を簡素化することができる。
本実施形態に係る収納装置の概略構成を示す図であり、(a)は収納装置の正面図を示し、(b)は収納装置の右側面図を示している。 図1において、小型トレー及び大型トレーが扉に取り付けられた収納庫の状態を示す図である。 (a)は、小型トレー及び大型トレーが取り付けられた扉を上方から見た状態を示す上面図であり、(b)は、当該扉を裏面側から見た状態を示す平面図である。 (a)は、本実施形態に係る扉を裏面側から見たときの扉の構成を示す平面図であり、(b)は、(a)のA−A断面図である。 (a)は、本実施形態に係る小型トレーの構成を示す上面図であり、(b)は、小型トレーの構成を示す正面図である。 本実施形態に係る小型トレーの右前面斜視図である。 本実施形態に係る小型トレーの左裏面斜視図である。 (a)は、本実施形態に係る大型トレーの構成を示す上面図であり、(b)は、大型トレーの構成を示す正面図である。 本実施形態に係る大型トレーの左前面斜視図である。 本実施形態に係る大型トレーの左裏面斜視図である。 小型トレー及び大型トレーを扉に取り付ける方法を説明するための図である。 小型トレー及び大型トレーを扉に取り付ける方法を説明するための図である。 小型トレー及び大型トレーを扉に取り付ける方法を説明するための図である。 小型トレー及び大型トレーを扉に取り付ける方法を説明するための図である。 本実施形態に係る収納庫の他の構成であって、小型トレーが取り付けられた扉を裏面側から見た状態を示す平面図である。 本実施形態に係る収納庫の他の構成であって、大型トレーが取り付けられた扉を裏面側から見た状態を示す平面図である。
本発明の実施形態について、図面を用いて以下に説明する。図1は、本実施形態に係る収納装置1の概略構成を示す図であり、図1(a)は収納装置1の正面図を示し、図1(b)は収納装置1の右側面図を示している。図1に示す収納装置1は、6個の収納庫10を含んでいる。収納装置1に含まれる収納庫10の数は限定されず、1個でもよいし複数個でもよい。尚、各図において、収納庫10の左右(幅)方向をX方向、前後(奥行)方向をY方向、上下(高さ)方向をZ方向とする。
収納装置1は、例えば、オフィスに設置され、従業員(ユーザ)ごとに1個の収納庫10が割り当てられる。各ユーザは、業務で使用する、ノート型パーソナルコンピュータ(ノートパソコン)等のモバイル端末、ファイルボックス、各種の書類、文具等の小物類などの多様な収納物を、収納庫10に収納する。収納庫10は、前面に開口部を有する収納庫本体11と、収納庫本体11に取り付けられた鍵付きの扉20とを備えている。尚、扉20の鍵は省略されてもよい。図1に示す収納庫10では、扉20の右端にヒンジ部(図示せず)が設けられており、扉20は、右側を支点にして回動し、収納庫本体11の開口部を開閉する。
扉20の裏面には、収納具としての小型トレー及び大型トレーが取り付けられており、収納物(例えば、文具等の小物類、封筒、ハガキ等の郵便物、雑誌、書類など)を収納することが可能となっている。例えば、小型トレーには、主に文具等の小物類など比較的小さい収納物を収納することができ、大型トレーには、主に封筒、ハガキ等の郵便物、雑誌、書類等、比較的大きい収納物を収納することが可能となっている。尚、小型トレー及び大型トレーに収納される収納物はこれらに限定されないが、本明細書では、説明の便宜上、主な収納物の種類や大きさに対応させて、一方の収納具を「小型トレー」と称し、他方の収納具を「大型トレー」と称するものとする。また、ここでは一例として、本発明に係る第1収納具が、小型トレーに対応し、本発明に係る第2収納具が、大型トレーに対応するものとして説明する。
図2には、小型トレー100及び大型トレー200が扉20の裏面に取り付けられた収納庫10を表側から見た状態を示している。図2では、小型トレー100及び大型トレー200を点線で示している。図3(a)は、扉20を上方から見た状態を示す上面図であり、図3(b)は、扉20を裏面側から見た状態を示す平面図である。扉20の裏面には、小型トレー100及び大型トレー200の他に、鍵を構成する機構22が取り付けられている。
また、扉20の上側には投入部21(開口部)が設けられており、収納庫10の外部(表側)から収納物を投入することが可能となっている。投入部21から投入された収納物(例えば、郵便物)は、例えば大型トレー200に収納される。投入部21は、A4サイズの書類を横向きに投入できる幅を有しているが、これに限定されず、A4サイズの書類を縦向きに投入できる幅を有してもよい。このように、本実施形態に係る収納庫10の収納空間は、収納庫本体11の収納空間S10(図2(b)参照)と、扉20の裏面における、小型トレー100の収納空間S11、S12及び大型トレー200の収納空間S2(図3(a)参照)とで構成される。
次に、扉20、小型トレー100、及び大型トレー200のそれぞれの具体的な構成について説明する。
先ず、扉20の具体的な構成について、図4を用いて説明する。図4(a)は、扉20を裏面側から見たときの扉20の構成を示す平面図であり、図4(b)は、図4(a)のA−A断面図である。扉20は、全体として矩形状に形成されており、周縁部において裏面側に折り曲げられた折り曲げ部(左側折り曲げ部20a、右側折り曲げ部20b、下側折り曲げ部20c、上側折り曲げ部20d)を有している。上記折り曲げ部と扉20の裏面との間には、間隙(左側間隙24a、右側間隙24b、下側間隙24c、上側間隙24d)が形成されている。下側折り曲げ部20cには、小型トレー100と係合するためのスリット23(受容部、被係合部)が設けられている。また、図4(a)に示すように、扉20の上側には投入部21が形成されており、扉20の中央右側には鍵の機構22を取り付けるための開口部22aが形成されている。尚、扉20は周知の構成を適用することができる。
次に、小型トレー100の具体的な構成について、図5〜図7を用いて説明する。図5(a)は小型トレー100の構成を示す上面図であり、図5(b)は小型トレー100の構成を示す正面図である。図6は小型トレー100の右前面斜視図であり、図7は小型トレー100の左裏面斜視図である。
図5(a)及び(b)に示すように、小型トレー100は、底板110と、底板110から上方に立ち上がる側板120と、側板120の左端部から左方向に突出する左側挿入部101と、側板120の右端部から右方向に突出する右側挿入部102と、底板110の裏面から下方向に突出する下側挿入部103とを備えている。図5(a)及び図7に示すように、側板120は、前方及び側方のみ設けられており、後方は開口された状態になっている。小型トレー100は、側板120の開口側が扉20の裏面に対向するようにして扉20に取り付けられる。底板110と側板120とで囲まれた領域S1(図5、図7参照)は、小型トレー100が扉20に取り付けられた状態において、収納空間S1となる。側板120の内側には、収納空間S1を仕切るための内板120aが設けられている。
左側挿入部101は、側板120の左端部の上側(上端部)に設けられている。また左側挿入部101の上部には、下方から上方に向かって先細りする勾配101a(傾斜部)が設けられている。右側挿入部102は、側板120の右端部の上下方向の略全体に亘って設けられている。また右側挿入部102の下側には、上方から下方に向かって先細りする勾配102a(傾斜部)が設けられている。尚、勾配101a、102aは、直線状に形成されてもよいし、曲線状に形成されてもよい。下側挿入部103は、底板110の下方において、左右方向の略全体に亘って設けられている。図3及び図4に示すように、左側挿入部101は、扉20の左側折り曲げ部20aと裏面との間に形成された左側間隙24aに挿入され、右側挿入部102は、扉20の右側折り曲げ部20bと裏面との間に形成された右側間隙24bに挿入され、下側挿入部103は、扉20の下側折り曲げ部20cと裏面との間に形成された下側間隙24cに挿入される。
また図5及び図7に示すように、小型トレー100には、大型トレー200と係合するための下側スリット111、左側スリット112a、112b及び右側スリット113a、113bが設けられている。下側スリット111は、底板110に2個所設けられており、左側スリット112a、112bは、側板120の左端部に1箇所ずつ設けられており、右側スリット113a、113bは、側板120の右端部に1箇所ずつ設けられている。
また図5及び図6に示すように、小型トレー100の下端部(例えば、下側挿入部103)には、扉20の下側折り曲げ部20cに係合する上がり止め部104と、下側折り曲げ部20cのスリット23(図4(a)参照)に受容(係合)される突起状の規定部105とが設けられている。上がり止め部104は、下側挿入部103の一部が切り起こされて爪状に形成されており、下側挿入部103が下側間隙24cに挿入されると、下側折り曲げ部20cに引っ掛かる(係合する)ことにより、小型トレー100の上方向への移動が抑制される。尚、上がり止め部104を押し込むと、上記係合が解除され、下側間隙24cから小型トレー100を上方向に移動することが可能となる。規定部105は、扉20に対する小型トレー100の左右方向の位置を規定するとともに、小型トレー100が扉20の裏面に取り付けられた状態で左右方向に移動することを防ぐ。
尚、小型トレー100は、収納空間S1に収納された収納物を視認可能な透明性を有する材料で構成されてもよいし、透明性を有しない金属材料で構成されてもよい。例えば、小型トレー100の全体又は小型トレー100の側板120が、透明樹脂材料で構成されてもよいし、側板120に等間隔に複数のスリットや開口部が形成されてもよい。
次に、大型トレー200の具体的な構成について、図8〜図10を用いて説明する。図8(a)は大型トレー200の構成を示す上面図であり、図8(b)は大型トレー200の構成を示す正面図である。図9は大型トレー200の左前面斜視図であり、図10は大型トレー200の左裏面斜視図である。
図8(a)及び(b)に示すように、大型トレー200は、底板210と、底板210から上方に立ち上がる側板220と、側板220の左端部から左方向に突出する左側突起部222a、222bと、側板220の右端部から右方向に突出する右側突起部223a、223bと、底板210の裏面から下方向に突出する下側突起部211とを備えている。図8(a)及び図10に示すように、側板220は、前方及び側方のみ設けられており、後方は開口された状態になっている。側板220の前方右側(扉20の開閉側)には、下方から上方に向かって先細りする勾配220a(傾斜部)が設けられている。尚、勾配220aは、直線状に形成されてもよいし、曲線状に形成されてもよい。大型トレー200は、側板220の開口側が扉20の裏面に対向するようにして小型トレー100に取り付けられる。底板210と側板220とで囲まれた領域S2(図8、図10参照)は、大型トレー200が小型トレー100に取り付けられた状態において、収納空間S2となる。収納空間S2は、A4サイズの書類を横置きできる幅を有しているが、これに限定されず、A4サイズの書類を縦置きできる幅を有してもよい。側板220の中央下側には収納空間S2にアクセス可能な開口部221が形成されている。開口部221は、左右(幅)方向に延伸して形成されている。例えば、ユーザは開口部221から収納空間S2内に手指を挿入して、収納空間S2の底に入り込んだ収納物(例えばメモやハガキなど)を収納空間S2内で移動させて整理することができる。
左側突起部222a、222bは、側板220の左端部の下側に設けられており、右側突起部223a、223bは、側板220の右端部の下側に設けられている。大型トレー200は、下側全体が小型トレー100の内部に挿入されることにより取り付けられる。具体的には、大型トレー200の下側突起部211が小型トレー100の下側スリット111(図5及び図7参照)に挿入(係合)され、大型トレー200の左側突起部222a、222bのそれぞれが小型トレー100の左側スリット112a、112bのそれぞれ(図5及び図7参照)に挿入(係合)され、大型トレー200の右側突起部223a、223bのそれぞれが小型トレー100の右側スリット113a、113bのそれぞれ(図5及び図7参照)に挿入(係合)されることにより、大型トレー200が小型トレー100に固定される。左側突起部222b及び左側スリット112bと、右側突起部223b及び右側スリット113bとは、それぞれ、上がり止めの機能を有している。
大型トレー200は、小型トレー100が扉20に取り付けられた後、小型トレー100の収納空間S1(図5及び図7参照)に挿入されて固定される。これにより、収納空間S1が分割されて、図3に示す収納空間S11、S12、S2が形成される。すなわち、大型トレー200は、小型トレー100の収納空間S1を仕切る仕切り部(仕切りトレー)としての機能も有する。尚、小型トレー100の内板120aが省略されている場合は、収納空間S11、S12により1つの収納空間を形成する。
ここで、図3(b)に示すように、大型トレー200の側板220は、その上端部の位置が扉20の投入部21より高くなるように形成されている。換言すると、扉20の投入部21は、大型トレー200の上端部より低い位置に設けられている。これにより、投入部21から投入された収納物(例えば、郵便物)は、大型トレー200の側板220の上端部付近に当たって収納空間S2に収納されるようになる。また図3(b)に示すように、大型トレー200の開口部221は、小型トレー100の上端部より高い位置に設けられている。これにより、開口部221を介して収納空間S2へアクセスすることが可能となる。
大型トレー200は、収納空間S2に収納された収納物を視認可能な透明性を有する材料を含んで構成されている。例えば、大型トレー200の全体又は大型トレー200の側板220が、透明樹脂材料で構成されている。尚、上記収納物を視認できればよいため、例えば、側板220に等間隔に複数のスリットや開口部が形成されていてもよい。
次に、小型トレー100及び大型トレー200を扉20に取り付ける方法の一例について、図11〜図14を用いて説明する。
先ず、鍵の機構22(図3参照)が取り付けられていない扉20(図11(a)参照)の裏面に小型トレー100を載置し、その後、小型トレー100の左側挿入部101を、扉20の左側折り曲げ部20aと裏面との間に形成された左側間隙24aに挿入する(図11(b)参照)。次に、左側挿入部101を支点にして小型トレー100を右回転させて、右側挿入部102を、右側折り曲げ部20bと裏面との間に形成された右側間隙24bに挿入する(図12(a)参照)。尚、小型トレー100を回転させる際に、左側挿入部101を必要に応じて上方へ移動(又は右回転)させてもよい。ここで、左側挿入部101の上部には、下方から上方に向かって先細りする勾配101aが設けられ、右側挿入部102の下部には、上方から下方に向かって先細りする勾配102aが設けられているため、小型トレー100を、扉20の端部に接触させることなくスムーズに回転させることができる。このため、右側挿入部102を、右側間隙24bに挿入し易くなる。
次に、小型トレー100をさらに回転させて略平行な状態にした後、小型トレー100を下方に平行移動させる(図12(b)参照)。次に、小型トレー100の下側挿入部103を、下側折り曲げ部20cと裏面との間に形成された下側間隙24cに挿入して、上がり止め部104を扉20の下側折り曲げ部20cに嵌合(係合)させるとともに、規定部105をスリット23に嵌合(係合)させる(図13(a)参照)。
次に、大型トレー200を、小型トレー100の上方から小型トレー100の内部に挿入する(図13(b)参照)。具体的には、大型トレー200の下側突起部211、左側突起部222a、222b、及び右側突起部223a、223b(図8参照)を、それぞれ、小型トレー100の下側スリット111、左側スリット112a、112b、及び右側スリット113a、113b(図5参照)に係合させる(図14(a)参照)。
最後に、扉20の開口部22aに鍵の機構22を取り付ける(図14(b)参照)。機構22は、周知の構成を適用することができる。
以上のようにして、小型トレー100及び大型トレー200は、扉20に取り付けられる。上記構成によれば、小型トレー100を、扉20に、直接、着脱自在に取り付けることができる。また、大型トレー200を、小型トレー100(又は扉20)に、簡易的に接、着脱自在に取り付けることができる。また、小型トレー100を、小型トレー100及び扉20とは別体の部材(例えば、固定用ファスナ、固定用ビス、接着剤など)を介在することなく、扉20に固定することができる。同様に、大型トレー200を、大型トレー200及び小型トレー100とは別体の部材を介在することなく小型トレー100に固定することができる。
本実施形態に係る収納庫10によれば、扉20の裏面に収納空間S11、S12、S2が形成されるため収納庫10の収納効率を高めることができる。また、一般的に収納庫本体11の収納空間S10(図2(b)参照)の手前側に置かれ易い小物類を小型トレー100に収納することができるため、収納庫本体11の収納空間S10を有効に利用でき、また使い勝手が良くなるため収納庫10全体の利便性を高めることができる。また、小型トレー100は、簡易な構成により、扉20の基本的な構造である折り曲げ部を利用して、簡単に扉20の裏面に取り付けることができる。
また、大型トレー200は、透明性を有しているため、収納された収納物を視認し易くなる。また、扉20の投入部21から投入された収納物は、大型トレー200の側板220により、収納空間S2に誘導され易くなるため、収納庫10内が乱雑になることを防ぐことができる。また、大型トレー200の側板220には、勾配220aが設けられているため、大型トレー200に収納された収納物を容易に取り出すことができる。さらに、小型トレー100を扉20の左側間隙24aと右側間隙24bと下側間隙24cとに挿入して取り付けることによって、扉20の下方域の3辺が小型トレー100と接することになるため、扉20の剛性を高めることができる。
ここで、本実施形態に係る収納庫10では、小型トレー100又は大型トレー200の何れか一方が省略されてもよい。例えば、図15に示すように、扉20に小型トレー100のみが取り付けられ、大型トレー200が省略されてもよい。また図15に示す構成では、さらに、投入部21が省略されてもよい。また例えば、図16に示すように、扉20に大型トレー200のみが取り付けられ、小型トレー100が省略されてもよい。図16に示す構成では、大型トレー200は、小型トレー100と同様な構造(例えば、左側挿入部、右側挿入部、下側挿入部)により扉20に取り付けられてもよいし、固定用ファスナ等により扉20に取り付けられてもよい。よって、本発明に係る第1収納具が、上述した大型トレー200に対応し、本発明に係る第2収納具が、上述した小型トレー100に対応してもよい。
上述した収納庫10では、大型トレー200が小型トレー100内に挿入されることにより、小型トレー100及び大型トレー200が一体的な収納具として構成されているが、本実施形態に係る収納庫10は、これに限定されず、小型トレー100及び大型トレー200が、それぞれ、独立して扉20の裏面に取り付けられてもよい。例えば、大型の扉20の場合に、扉20の下側に小型トレー100が取り付けられ、扉20の上側に、大型トレー200が小型トレー100から離間して取り付けられてもよい。
本実施形態に係る収納庫10は、扉20が、左側を支点にして右側が開閉可能な構成であってもよい。この場合、小型トレー100及び大型トレー200は、ぞれぞれ、左右が反転した構成であればよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で上記各実施形態から当業者が適宜変更した形態も本発明の技術的範囲に含まれることは言うまでもない。
1 収納装置、10 収納庫、11 収納庫本体、20 扉、20a 左側折り曲げ部、20b 右側折り曲げ部、20c 下側折り曲げ部、20d 上側折り曲げ部、21 投入部、22 (鍵の)機構、22a 開口部、23 スリット、24a 左側間隙、24b 右側間隙、24c 下側間隙、24d 上側間隙、100 小型トレー、101 左側挿入部、101a 勾配、102 右側挿入部、103 下側挿入部、104 上がり止め部、105 規定部、110 底板、111 下側スリット、112a、112b 左側スリット、113a、113b 右側スリット、120 側板、120a 内板、200 大型トレー、210 底板、211 下側突起部、220 側板、220a 勾配、221 開口部、222a、222b 左側突起部、223a、223b 右側突起部、S1,S2,S10,S11,S12 収納空間。

Claims (6)

  1. 前面に開口部を有する収納庫本体と、
    前記開口部を回動により開閉する扉と、
    前記扉の裏面に設けられ、前記扉の裏面との間に収納空間を形成する第1収納具と、
    を備え、
    前記扉は、周縁部において裏面側に折り曲げられた折り曲げ部と、前記折り曲げ部と前記扉の裏面との間に形成された間隙とを有し、
    前記間隙は、前記扉の左右方向の一方側端部に形成された第1間隙と、前記扉の左右方向の他方側端部に形成された第2間隙と、前記扉の下端部に形成された第3間隙と、を含み、
    前記第1収納具は、前記第1間隙に挿入される第1挿入部と、前記第2間隙に挿入される第2挿入部と、前記第3間隙に挿入される第3挿入部と、上がり止め部と、を有している、
    ことを特徴とする収納庫。
  2. 前記第1収納具は、左右方向の位置を規定するための規定部をさらに備え、
    前記折り曲げ部は、前記規定部が係合する被係合部をさらに備えている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の収納庫。
  3. 前記第1収納具は、
    前記第1挿入部を前記第1間隙に挿入し、
    挿入した前記第1挿入部を支点にして前記第1収納具を回転させることにより前記第2挿入部を前記第2間隙に挿入し、
    前記第1挿入部及び前記第2挿入部が前記第1間隙及び前記第2間隙に挿入された状態で前記第1収納具を下方に移動して、前記第3挿入部を前記第3間隙に挿入するとともに、前記上がり止め部を前記折り曲げ部に係合させる、ことにより前記扉の裏面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の収納庫。
  4. 前記第1収納具は、前記第1収納具及び前記扉とは別体の部材を介在することなく、前記扉に固定されている、
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の収納庫。
  5. 前記扉の裏面に設けられ、前記収納空間を仕切る第2収納具をさらに備え、
    前記第2収納具は、前記第1収納具に着脱自在に取り付けられている、
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の収納庫。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載の収納庫に前記第1収納具を取り付ける方法であって、
    前記第1挿入部を前記第1間隙に挿入するステップと、
    挿入した前記第1挿入部を支点にして前記第1収納具を回転させることにより前記第2挿入部を前記第2間隙に挿入するステップと、
    前記第1挿入部及び前記第2挿入部が前記第1間隙及び前記第2間隙に挿入された状態で前記第1収納具を下方に移動して、前記第3挿入部を前記第3間隙に挿入するとともに、前記上がり止め部を前記折り曲げ部に係合させるステップと、
    を含むことを特徴とする収納具の取付方法。
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