JP2023067212A - 収納家具 - Google Patents

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政志 山路
Masashi Yamaji
有花子 渡邉
Yukako Watanabe
祥悟 岡崎
Shogo Okazaki
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Abstract

【課題】封筒等の投函物とノートパソコン等の電子機器とを整理して収納できるロッカーを開示する。【解決手段】扉2のうち回動支点に寄った端部に、上下長手の投函口45を形成しており、収納庫本体1の収納部のうち投函口45の後ろには、投函物収納部40,41が形成されている。投函物収納部40,41は第2仕切り具39によって構成されている。収納庫本体1のうち扉2の自由端の側に位置した部位には、第1仕切り具29を配置することにより、ノートパソコン31を収納可能な第2収納部32が形成されて、第2収納部32と投函物収納部40との間の部位が広幅の第1収納部30になっている。第2収納部32の内部又は近傍に電源用コンセント38を配置している。【選択図】図6

Description

本願発明は、ロッカーのような箱型の収納家具に関するものである。
収納家具の一例としてロッカーがあり、ロッカーは様々な形態で様々な用途に使用されている。例えば、大きさについて見ると、コインロッカーに代表されるように、高さと間口が数十センチの単位収納部が上下左右に多連に配置されたものや、コート類も収納できる180センチの程度の高さの単位収納部が左右に複数連接されたものなどがある。
施錠方式について見ると、キーによって解施錠される機械錠を備えたものや、使用者が任意に解錠番号を設定できるダイアル錠を設けたもの、カードのタッチやテンキーのプッシュ操作で解錠する電子錠を設けたものなどがある。機械錠と電子錠とを組み合わせることも広く行われている。
さて、近年、オフィスにおいてワーキングスタイルが大きく変化しており、デスクはあるものの個々のワーカーは自席を持たないフリーアドレス方式(ノンテリトリアル方式)が広く普及している。特定の曜日又は必要なときだけ出勤する勤務方式も広く普及しているが、この場合は、オフィスでは、基本的にフリーアドレス方式になっていることが多い。
フリーアドレス方式のワーキングスタイルでも、勤務時間中に私物を保管したり、個人が管理している支給物を退勤後に保管しておいたりする必要があるため、フリーアドレス方式のワーキングスタイルを取るオフィスでは、殆ど例外なく個人用のロッカーを設置している。
もとより、フリーアドレス方式でなくてもロッカーはオフィスの必需品に近い什器として使用されているが、フリーアドレス方式のオフィスで使用されるロッカーの特徴として、高さ及び間口が数十センチの大きさの単位収納部が上下左右に並んだ多連式になっている点と、ノートパソコンや資料などの秘密性が高い物品を収納するため、セキュリティ機能を高めている点とが挙げられる。
特定の単位収納部は特定人に割り当てられているので、扉の開閉は基本的には特定の人しかできないが、非出勤日に個人宛の郵便物を投入したり、連絡書を各人の単位収納部に投入したりすることが必要である。使用者が出勤していても、扉を閉じたままで封筒類やメール便などの物品を格納したいという要望もある。
そこで、扉に投函口を設けて、施錠状態で封筒類や書類を内部に投入できるようにすることが行われており、その例として、特許文献1には、扉の上部に左右長手の投函口を設けることが開示され、特許文献2には、扉に、A4サイズ程度の封筒を投入できる縦長のメイン投函口と、葉書や写真のような小さい紙片を投入できる縦長のサブ投函口とを設けることが開示されている。
特開2020-081731号公報 特開2006-271718号公報
さて、オフィスではツールとしてノートパソコンやタブレットなどが必須であり、これらのノートパソコンやタブレットが会社の支給品であることが普通であるため、退勤時にはロッカーに収納して、出社したらロッカーから取り出して使用するというスタイルが多いと云えるが、ノートパソコンにしてもタブレットにしても板状の形態であるため、立てた状態で配置すると倒れやすい問題があり、さりとて、寝かせた状態で配置するとスペースの利用効率が悪いという問題がある。
本願発明はこのような現状を背景に成されたものであり、ノートパソコンやタブレットのような電子機器の収納性に優れた収納家具を開示せんとするものである。
本願発明は様々な構成を含んでおり、その典型を各請求項で特定している。請求項1の発明は上位概念を成すもので、
「正面視四角形で前向きに開口した収納部を有する収納庫本体と、
前記収納庫本体の開口を塞ぐ扉と、
を備え、
前記扉又は前記収納庫本体には、前記扉が閉められた状態で投函物を前記収納部に投入できる投函口が形成され、
前記収納部は、前記投函口から投入された投函物が収納される投函物収納部と、前記扉を空けた状態で物品が出し入れされる通常収納部と、を有して、
前記通常収納部は、前記収納部の半分以上の容積を占める第1収納部と、ノートパソコン又は他の携帯型電子機器の収納用の第2収納部と、
を有し、
前記投函物収納部は、前記投函口から投入される物品を収容可能なように、投函方向において前記投函口と重畳する位置に形成され、
前記第1収納部は、前記投函物収納部及び前記第2収納部の間に配置される」
という構成になっている。
請求項2の発明は、請求項1において、
「前記第2収納部の内部又は近傍に電源コンセントが設けられている」
という構成になっている。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、
「前記扉は前記収納庫本体に水平回動自在に取り付けられており、
前記投函口及び投函物収納部は、前記扉の回動支点の側に配置されて、
前記第2収納部は、前記扉の自由端の側に位置されている」
という構成になっている。
請求項4の発明は、請求項1~3のうちのいずれかにおいて、
「前記収納部は、隣の収納部と仕切り板によって区画されている」
という構成になっている。
請求項5の発明は、請求項1~4のうちのいずれかにおいて、
「前記第2収納部と投函物収納部とは、前記第1収納部を挟んで左右に分かれて配置され、
前記第2収納部及び前記投函物収納部の一方又は双方は、前記第1収納部又は前記投函物収納部の下面から立ち上がった仕切り板によって前記第1収納部と区画されている」
という構成になっている。
請求項6の発明は、請求項4又は5において、
「前記仕切り板は、その下端に前記第2収納部又は前記投函物収納部の底面を構成する底板が一体に形成されて、トレー状又はブックエンド状の形態を成している」
という構成になっている。
請求項7の発明は、請求項4~6のうちのいずれかにおいて、
「前記仕切り板は、それぞれ前記収納部の高さよりも低い高さであり、前端は前記収納部の前端よりも後ろに後退している」
という構成になっている。
請求項8の発明は、請求項7において、
「前記コンセントは、前記仕切り板よりも手前の箇所に配置されている」
という構成になっている。
請求項9の発明は、請求項1~8のうちのいずれかにおいて、
「前記投函口は、左右方向の寸法よりも上下方向の寸法が大きい上下長手の形態である」
という構成になっている。
請求項10の発明は、請求項1~9のうちのいずれかにおいて、
「1つの収納庫本体に複数の収納部が上下方向若しくは左右方向に、又は上下左右の両方向に設けられている」
という構成になっている。
本各発明では、封筒や雑誌などの投函物を投函物収納部に整理して収納できることに加えて、ノートパソコンやタブレットなどの電子機器は第2収納部に立てた状態で配置できる。このため、収納部を効率よく使用できる。ノートパソコンやタブレットは、立てた姿勢で棚板上を滑り移動させて第2収納部に挿脱できるため、収納・取り出しも容易である。
請求項2のように、収納部又はその近傍にコンセントを設けると、ノートパソコン等の電子機器を第2収納部に格納した状態で充電できるが、ケーブルが他の物品の出し入れの邪魔になることはなくて、使い勝手がよい。従って、本願発明の収納家具は、フリーアドレス方式のワーキングスタイルに好適である。なお、電源コンセントには電源用のUSBポートも含んでいる。
さて、収納家具には施錠装置を設けることが普通であるが、その場合は、錠を扉の裏面のうち自由端部に配置して、デッドボルトを収納庫本体に係脱させることが多い。また、水平回動式の扉では、自由端の箇所に閉じ状態を保持するラッチ爪を設けることが多い。そして、請求項2のように、投函口及び投函物収納部を扉の回動中心の側に設けると、投函口が錠やラッチの機能と干渉しないため、施錠機能やラッチ機能を損なうことなく投函機能を保持できる。
そして、第2収納部と投函物収納部とを隣接させることも可能であるが、請求項3のように第2収納部を扉の自由端の側に配置すると、扉を大開きしなくてもノートパソコン等の電子機器を第2収納部に容易に出し切れできる利点がある。すなわち、扉が邪魔になることなく、ノートパソコンのような重い物品を安全に出し入れできる。また、第2収納部を自由端側に設けると、第2収納部の片面は収納庫本体の側板で形成可能になるため、仕切り手段の構造を簡単化できる利点もある。
収納部はバーによって区画することも可能であるが、請求項4のように仕切り板で区画すると、収容効率を低下させることなく明瞭にエリアを分けることができる。
請求項5の発明は、請求項3と同じ効果を発揮する。また、仕切り板は収納部の下面から立ち上がっているため、物品を立て掛けたときでも、物品を安定良く支持できる。この場合、請求項6のように底板を設けると、物品を重しにして仕切り板の安定性を向上できる利点がある。
仕切り板は収納部の上面から下面まで至らせることも可能であるが、請求項7のように収納部の高さよりも低い高さに設定すると、仕切り板の上の空間に手を出し入れできるため、ノートパソコンや封筒などの物品を出し入れするに際して、仕切り板に邪魔されずに安全かつスムースに行える利点がある。
また、仕切り板の前端は収納部の前端よりも後ろに位置しているため、投函物収納部や第2収納部に物品を収納しつつ、仕切り板の手前の部位に物品を横置きするといったことが可能になって、融通性を向上できる。また、仕切り板の手前にコンセントを配置することも可能になる。
請求項8の構成では、コンセントへのプラグの挿脱を容易に行える。コンセントを第2収納部の側面に配置すると、ノートパソコン等の電子機器は、棚板上を滑らせて第2収納部に出し入れできるため、電子機器が重くても人に負担をかけることなく容易に出し入れできる。他方、コンセントを棚板のうち第2収納部の手前の部位に配置することも可能であり、この場合は、第2収納部に収納したノートパソコン等の物品が地震時に滑り出ることをコンセントで防止できる利点もある。
請求項9では、投函口は上下の形態になっているため、封筒などの書類を立てたままの姿勢で投函物収納部にスムースに収納できる。物品に外力はかからないため、カードやCDのように曲がりを嫌う物品が収納されていても、安心である。
本願発明は、1つの収納部のみを備えた構成も含んでいるが、請求項10のような多連式のものに適用すると、収納庫本体は多数の単位収納部で共用されるため、全体としてコストを抑制できる。また、フロアーに島状に配置したり壁際に配置したりと自由にレイアウトできる。従って、フリーアドレス方式のオフィスに好適である。
(A)は実施形態に係るロッカーの外観斜視図、(B)は部分的な正面図、(C)は別例の部分的な平断面図である。 全体の構成部材を示す分離斜視図である。 (A)は部分的な分離斜視図、(B)は(A)のB-B視方向から見た断面図である。 扉を裏側から見た斜視図である。 扉を外した状態での部分的な斜視図である。 (A)は一部の扉を省略した部分正面図、(B)は第2サイド仕切り具の斜視図である。 (A)は第1サイド収納部の箇所の分離斜視図、(B)は受け部材の箇所の斜視図、(C)は(A)のC-C視断面図、(D)は(C)と同じ箇所の別例図である。 (A)は扉の部分的な裏面図、(B)は(A)のB-B視断面図、(C)は(A)のC-C視断面図、(D)はカバーを観音開き方式にした別例の要部平断面図である。 (A)は左部分の平面図、(B)は図8(A)のIXB-IXB 視断面図、(C)(D)は枠体の別例を示す平断面図である。
次に、本願発明を多連式ロッカーに適用した実施形態を図面に基づいて説明する。以下では、方向を特定するため前後・左右の文言を使用するが、前後方向は奥行き方向であり、左右方向は間口方向である。
(1).ロッカーの基本構造
先ず、主として図1~4を参照してロッカーの基本構造を説明する。本実施形態のロッカーはスチール製であり、図1,2に示すように、前向きに開口した収納庫本体1と、その前面に配置された5段2列の10個の扉2とを有している。従って、本実施形態のロッカーは10個の単位収納部で構成されている。
図2に示すように、収納庫本体1は、左右の側板3と天板4、底板5、背板6とで外形が構成されており、内部をセンター仕切り板7で左右に仕切り、センター仕切り板7の左右両側の空間に4枚の棚板8を配置している。なお、底板5は最下段の棚板とみることもできる。側板3とセンター仕切り板7と底板5は、左右長手の2本のベースフレーム9に連結されている。
図2に示すように、天板4の左右側縁と後縁には下向きの段落ち部4aを形成しており、この段落ち部4aに、側板3及び背板6の上端に形成した上片3a,6aを重ねてスポット溶接している。また、左右側板3の後端に内向きの後ろ片3bを形成しており、この後ろ片3bを背板6の後面に重ねてスポット溶接している。センター仕切り板7の後端は、背板6に設けたブラケット部10に嵌合させている。
左右側板3の下端には内向きの下片3cが形成されており、下片3cがベースフレーム9にスポット溶接されている。底板5は、側板3の下片3cに嵌合していると共に、ベースフレーム9にも嵌合している。センター仕切り板7の下端も、ベースフレーム9に嵌合している。図示は省略するが、センター仕切り板7の上端は、天板4の下面に溶接されたブラケット片に嵌合している。
図3に示すように、棚板8は、下向きの前框片8aと左右の下向き側片8bと下向き後ろ片(図示せず)を備えており、左右の側縁が、側板3の内面及びセンター仕切り板7の側面に溶接された前後2つの受け金具11で支持されている。
受け金具11は、その上部と側板3又はセンター仕切り板7との間に若干の隙間が空くようにクランク状に形成されており、下半部が側板3又はセンター仕切り板7に溶接されている一方、上端には内向き支持片11aを形成している。そして、受け金具11と側板3又はセンター仕切り板7との間に形成された隙間に棚板8の側片8bを上から差し込んで、受け金具11に形成された角形の係合穴12に、棚板8の側片8bに膨出形成したダボ8cを係合させることにより、棚板8を上向き抜け不能で前後ずれ不能に保持している。
扉2は、その右側縁を支点にして水平回動する。そこで、図2,3に示すように、天板4の前框4cと各棚板8における前框片8aの右端部とに、扉2を水平回動自在に保持するヒンジ13を取り付けている。
側板3の前端には、平断面コ字の前枠部14が曲げ形成されている一方、センター仕切り板7の前端にも中空角形の前枠部15が形成されており、扉2は、閉じた状態で自由端が前枠部14,15に前から重なっている。
図4に示すように、扉2の四周には、アッパ、サイド、ロアの折り返し片2a,2b,2cが形成されており、アッパ折り返し片2aの右端部がヒンジ13にピン(図示せず)で連結されている。また、扉2のうち自由端寄りの部位でかつ上下中途高さ部位に、ロックユニット16が固定されている。ロックユニット16の前面は扉2の前に露出しており、露出した前面に、例えば図1に示すように、テンキー17(プッシュボタン)と鍵穴18とつまみ19とを設けている。
図4に戻って説明すると、ロックユニット16には、テンキー17の操作によって解錠される電子錠と、キーの操作で解施錠される機械錠とが内蔵されており、電子錠のデッドボルト20は水平動自在に配置されて、機械錠のデッドボルト21は回動自在に配置されている。そこで、左側板3の前枠部14とセンター仕切り板7の前枠部15とに、電子錠のデッドボルト20が嵌脱する切欠き係合部22と、機械錠のデッドボルト21が嵌脱するロック穴23とを形成している。
更に、図4に一部を示すように、ロックユニット16には水平回動式のラッチ爪24が装着されている一方、図7(B)に明示するように、前枠部14とセンター仕切り板7の前枠部15とには、樹脂製の受け部材25が固定されており、受け部材25に、ラッチ爪24がその回動によって係脱する係合部25aを形成している。なお、図5では受け部材25は簡略表示しており、図2,3では受け部材25は表示していない。
扉2の裏面のうち自由端寄りの部位に、メガネケースのような小物を入れる左右長手で浅皿状の第1トレー26と、水筒やペットボトルを収納できる深い第2トレー27とを配置している。これらトレー26,27は常備しておいてもよいし、いずれか一方又は両方をオプション品としておいてもよい。
(2).通常収納部
収納庫本体1の各単位収納部に物品を収納できるが、本実施形態では、単位収納部のうち左側の部位に、ブックエンド状の第1仕切り具29を配置し、第1仕切り具29の右側の広い空間を第1収納部30と成している。そして、第1仕切り具29は前後長手の1枚の仕切り板(起立板)29aを有しており、仕切り板29aと左側板3又はセンター仕切り板7との間の部位を、ノートパソコン31やタブレット端末などの電子機器を収納できる第2収納部32となしている。第2収納部32の横幅は、数十mm(例えば40~60mm程度)になっている。
図7(A)に明示するように、第1仕切り具29は、棚板8又は底板5に重なる底板29bとその下方に突出した前後2枚ずつの位置決め突起33,34を備えている。他方、棚板8及び底板5(以下同じ)には、位置決め突起33,34が嵌合する位置決め穴35,36を2対ずつ形成している。従って、第1仕切り具29は左右の2か所の位置に付け替え可能であり、これにより、第2収納部32の左右幅を2段階に広狭変更できる。
この場合、後ろに位置した位置決め突起34及び位置決め穴36は同じ前後長さであるが、前に位置した位置決め突起33及び位置決め穴35のうち左に位置したものは、後ろの位置決め突起34及び位置決め穴36よりも前後長さは短くて、前に位置した位置決め突起33及び位置決め穴35のうち右に位置したものは、後ろの位置決め突起34及び位置決め穴36よりも前後長さは長くなっている。このため、第1仕切り具29は、側板3との間に空間が空いた状態でしか棚板8に取り付けることができない。従って、第1仕切り具29の取り付け間違いを防止できる。
図5に示すように、側板3及びセンター仕切り板7の前端部に、チャンネル状で縦型の配線ダクト37を装着して、この配線ダクト37の上部にコンセント38を取り付けている。従って、ノートパソコン31等の電子機器の充電を行える。本実施形態のコンセント38は2口タイプであるが、1口又は3口以上であってもよい。配線ダクト37には、コンセント38に加えて充電用USBポートを設けることも可能である。配線ダクト37は、側板3及びセンター仕切り板7に溶接で固定したブラケット(図示せず)に、図3(B)と同様の方法で取り付けることができる。
コンセント38は、図5に一点鎖線で示すように、棚板8の前部でかつ左寄り部位に配置したり、単位収納部の上内面に配置したりすることも可能である(背板6に設けてもよい。)。
実施形態のように、配線ダクト37及びコンセント38を第2収納部32の箇所に設けると、ノートパソコン31等の電子機器のコードを第2収納部32の外側にはみ出させることなくプラグをコンセント38に接続できるため、コードの綺麗に纏めることができて使い勝手がよい利点がある。なお、コンセント38に、電源用のUSBポートを設けることも可能である。
図7(A)に表示した第1仕切り具29は金属板製を想定しており、位置決め突起33,34は切り起こしによって形成しているが、第1仕切り具29を合成樹脂製とすることも可能であり、この場合は、切り起こしによる穴は現れない。なお、位置決め突起33,34を爪状に形成して、簡単には外れないように構成することも可能である。第1仕切り具29の前角部はカットされている。このため、ノートパソコン31等の物品の出し入れを容易に行える。
(3).投函物収納部(第3収納部)
例えば図5に示すように、単位収納部の右側部には、トレー状又はブックエンド状の第2仕切り具39を装着しており、第1仕切り具29と第2仕切り具39との間の空間が第1収納部30になっている。第1収納部30は、収納部の間口寸法の3/4程度の範囲を占めている。
図6(B)に明示するように、第2仕切り具39は、右側板3又はセンター仕切り板7から離れた仕切り板39aと、仕切り板39aの下端に一体に繋がった水平姿勢の底板39bとを有して正面視L形に形成されており、仕切り板39aとセンター仕切り板7又は右側板3との間の部位を投函物収納部(第3収納部)40と成している。
投函物収納部40の左右幅の総和は例えば50~60mm程度で、第2収納部32の最大幅と同じ程度になっている。第2仕切り具39は合成樹脂製であるが、金属板製とすることも可能である。
第2仕切り具39において、底板39bから前後一対ずつの位置決め突起42を設けている一方、棚板8には、位置決め突起42が嵌まる位置決め穴43を設けている。従って、第2仕切り具39は第1仕切り具29と同じ着脱式である。第2仕切り具39において、底板39bの前端は仕切り板39aの前端よりも後ろに位置しているが、底板39bと仕切り板39aの前端とを揃えてもよい。この点は、第1仕切り具29も同様である。
図4や図8(A)に示すように、扉2のうち回動支点に寄った部位の裏面には、上下長手の枠体44を装着している。枠体44は合成樹脂製であり、上下に長い投函口45が形成されて、この投函口45を塞ぐ内開き方式の複数段(4段)のカバー46を装着している。投函口45は扉2にも開口している。投函口45は枠体44において左側に寄せられており、従って、枠体44のうち投函口45よりも右側の部位には幅広になっている。カバー46の段数は任意に設定できる。
枠体44には、その外周と投函口45とを囲うように周リブ47が形成されており、投函口45の右側には、2条の周リブ47を繋ぐ横リブ48が形成されている。なお、リブ47,48は補強のためのものであるので、無くてもよい。枠体44の右端を扉2の右折り返し片2bに当てたことにより、投函口45が枠体44のうち左側に寄っているが、枠体44は、左右中央部に投函口45が開口した形態と成すことも可能である。
枠体44の固定手段としては、扉2の裏面に接着剤又は両面粘着テープで接着する方法や、扉2の裏面に固定した押さえ片で押さえ保持する方法、或いは、扉2の裏面に固定したナットや板材にビスで螺着する方法などを採用できる。図8に明示するように、扉2の裏面の右上角部に逆L形の補強材49を配置している。この補強材49との干渉を回避するため、枠体44の上部は狭くなっている。
各カバー46の左側縁には、それぞれ上下複数段の軸支突起46aを左向きに突設している一方、枠体44には、軸支突起46aを上下から挟む軸受部50,51,52が形成されており、軸受部50,51,52と軸支突起46aとに支軸53が挿通している。
軸受部50,51,52は、下端に端板54を設けた上向き開口軸受部50と、上下とも端板がないオープン軸受部51と、上下両端に端板54を設けたクローズド軸受部52とで構成されており、上向き開口軸受部50とクローズド軸受部52との端板54に支軸53が貫通して(図8(C)参照)、オープン軸受部51に、カバー46を閉じ方向に付勢するねじりコイルばね55が被嵌している(図8(B)参照)。従って、各カバー46は、ばね55に抗して独立して開閉し得る。
図9(B)に明示するように、カバー46の先端(自由端)と投函口45の右内側面との間には、数mmの隙間の投入スリット56が空いている。そして、図9(B)に示すように、第2仕切り具39の仕切り板39aをカバー46の先端の真後ろの部位に位置させることにより、カバー46の後ろに投函物収納部40が配置されている。
(4).第1収納部の安全エリア表示手段
図5を参照して述べたように、第2収納部32と投函物収納部40との間の部位が既述の第1収納部30になっているが、扉2の裏面にトレー26,27を後ろ向きに突設すると、扉2を閉じた状態でトレー26,27が第1収納部30に入り込む。このため、第1収納部30に配置した物品58の前端が棚板8の前端近くに位置していると、トレー26,27が物品58に当たって扉2を閉めることができず、無理に閉めようとすると扉2を破損させてしまうおそれがある。
そこで、トレー26,27が当たることなく物品58を配置できるデッドラインを示す表示手段として、図7(A)(C)に示すように、棚板8に左右長手のリブ59を上向きに膨出形成している。すなわち、物品58を安全に配置できるエリアの前端を視覚的に把握せしめる手段として、リブ59を形成している。
図7(D)に示すように、リブ59を下向きに膨出形成することも可能であるが、(C)のようにリブ59を上向きに突設すると、リブ59にストッパー機能を持たせることができるため、物品58のはみ出しを確実に防止できる利点がある。リブ59に彩色すると、更に効果的である。
物品58を安全に配置できるエリアの表示手段としては、図5に一点鎖線鎖線の平行斜線で示すように、配置エリアを彩色することも可能である。或いは、配置エリアは彩色せずに、その手前の干渉エリアを彩色することも可能である。
実施形態の場合、トレー26,27は扉2の自由端側に寄せて配置されているため、トレー26,27よりも右側の部位では、物品58は棚板8の前端まで配置できる。従って、トレー26,27と干渉するエリアのみに彩色したり、トレー26,27と干渉するエリアのみをリブ59で囲ったりすることにより、単位収納部を有効利用しつつ扉2の損傷を防止できる。表示手段としては、リブ59と彩色とを併用してもよい。
(5).まとめ
本実施形態では、投函口45はカバー46で塞がれているため、投函口45から内部を覗き見ちれることはなくて、プライバシー保護の及びセキリュティ性に優れている。また、カバー46は内開きであるため、厚い封筒のような厚物投函物60は、カバー46を押して第1投函物収納部40に投入できる。
また、カバー46は内開き方式であるため、投入した厚物投函物60を指で摘んで抜き取ろうとしても、カバー46が邪魔になって抜き取り難い。このため、セキリュティ性は更に優れている。更に、カバー46は上下複数段に分離しているため、一方の手で各カバー46を押し開けつつ他方の手で厚物投函物60を摘んで抜き抜くという行為は困難であり、従って、セキュリティ性は更に向上できる。
他方、薄い封筒や連絡書、クリアファイルのような薄物投函物61は腰がないため、カバー46を押して入れようとすると曲がってしまって挿入が面倒になりやすいが、本実施形態では、投入スリット56はカバー46の外側に開口しているため、第2投函物収納部41に何の問題もなく投入できる。いったん投入した薄物投函物61を抜き取るにはカバー46の群を押し開かねばならないが、厚物投函物60と同様に、薄物投函物61の抜き取りはカバー46が邪魔になって困難である。
第1投函物収納部40を第2仕切り板(図示せず)によって分離しておくことも可能である。この場合は、厚物投函物60が倒れて薄物投函物収納部にずれ動くことを防止できるため、薄物投函物61の投入を確実化できる。
そして、第1収納部30を挟んで投函物収納部40と反対側に第2収納部32が配置されているため、ノートパソコン31等の電子機器と投函物60,61とを整理して収納できる利点がある。第2収納部32と投函物収納部40とを右側に寄せて配置することも可能ではあるが、実施形態のように、扉2の自由端の側に第2収納部32を配置すると、扉2を全開させなくてもノートパソコン31を容易に出し入れできる利点や、コンセント38を配置しやすい利点がある。
また、ノートパソコン31の出し入れは、立てた姿勢で縁部を掴んで行われるが、第1仕切り具29の仕切り板29aは収納部の高さの半分程度の高さであり、かつ、上部前角部がカットされているため、仕切り板29aが手に当たることはなくて、重いノートパソコン31であっても容易に出し入れできる。
第2仕切り具39の仕切り板39aは棚板8の前端よりも数センチ後ろに位置しているが、図6(B)に一点鎖線で示すように、第2仕切り具39を構成する仕切り板39aを棚板8の前端近くまで延ばしてもよい。この場合、図6(B)に示すように、仕切り板39aの前部上角部をカットすると、投函物60,61のスムースな挿入をガイドしつつ、開扉状態で投函物60,61を容易に掴んで取り出すことができる。
(6).変形例・その他
次に、変形例等を説明する。図9(C)に示す変形例(第2実施形態)では、枠体44に、扉2に形成した開口45aに嵌入するフランジ44aを形成している。このように構成すると、フランジ44aはエッジ材として機能するため、美観に優れると共に投函物60,61の挿入をスムースにガイドできる利点がある。
図9(D)に示す変形例(第3実施形態)では、枠体44に、投入スリット56を区画する仕切り片62が形成されている。この例では、カバー46を押し回動させても薄物投函物61を摘むことはできないため、セキュリティ性は更に向上する。
図8(D)に示す変形例(第4実施形態)では、カバー46を観音開き式に構成し、右側のカバー46の外側に独立した投入スリット56を設けている。この例では、カバー46は両手でないと押し広げできないため、投函されている厚物投函物60の抜き取りは非常に厄介になる。従って、片開き方式よりもセキリュティ性は向上すると云える。カバー46を上下複数段に分離すると、セキリュティ性は更に向上する。
図1(C)では、カバー46の先端部に投入スリット56を形成した変形例(第5実施形態)を示している。この場合は、カバー46は1枚板になっている。
本願発明は、他にも様々に具体化できる。例えば、実施形態は5段2列のタイプに適用したが、1列のみで多段の構成や、多段で3列以上の構成など、単位収納部の配置態様は任意に設定できる。1つのロッカーに、高さが異なる複数種類の単位収納部を配置することも可能である。
扉は水平回動式が一般的であるが、上向き跳ね上げ方式又は下向き回動方式も採用できる。収納部の高さが例えば500mm程度以上の場合、内部に固定式又は着雑式の棚板を配置することも可能である。仕切り板は、収納部の天井面から垂下させたり、背板から前向き突設させたりすることも可能である。実施形態では、第1仕切り具はL形に形成されているが、2枚の仕切り板を有するコ字形に形成してもよい。
本願発明は、ロッカー等の収納家具に適用できる。従って、産業上利用できる。
1 収納庫本体
2 扉
3 側板
4 天板
5 底板(下端の棚板)
7 センター仕切り板
8 棚板(単位収納部の底板)
13 ヒンジ
29 第1仕切り具
29a 仕切り板
29b 底板
30 第1収納部
31 ノートパソコン(電子機器・携帯端末)
32 第2収納部
39 第2仕切り具
39a 仕切り板
39b 底板
40 投函物収納部(第3収納部)
44 枠体
45 投函口
46 カバー
56 投入スリット
58 第1収納部に配置される通常物品
60 厚物投函物
61 薄物投函物

Claims (10)

  1. 正面視四角形で前向きに開口した収納部を有する収納庫本体と、
    前記収納庫本体の開口を塞ぐ扉と、
    を備え、
    前記扉又は前記収納庫本体には、前記扉が閉められた状態で投函物を前記収納部に投入できる投函口が形成され、
    前記収納部は、前記投函口から投入された投函物が収納される投函物収納部と、前記扉を空けた状態で物品が出し入れされる通常収納部と、を有して、
    前記通常収納部は、前記収納部の半分以上の容積を占める第1収納部と、ノートパソコン又は他の携帯型電子機器の収納用の第2収納部と、
    を有し、
    前記投函物収納部は、前記投函口から投入される物品を収容可能なように、投函方向において前記投函口と重畳する位置に形成され、
    前記第1収納部は、前記投函物収納部及び前記第2収納部の間に配置される、
    収納家具。
  2. 前記第2収納部の内部又は近傍に電源コンセントが設けられている、
    請求項1に記載した収納家具。
  3. 前記扉は前記収納庫本体に水平回動自在に取り付けられており、
    前記投函口及び投函物収納部は、前記扉の回動支点の側に配置されて、
    前記第2収納部は、前記扉の自由端の側に位置されている、
    請求項1又は2に記載した収納家具。
  4. 前記収納部は、隣の収納部と仕切り板によって区画されている、
    請求項1~3のうちのいずれかに記載した収納家具。
  5. 前記第2収納部と投函物収納部とは、前記第1収納部を挟んで左右に分かれて配置され、
    前記第2収納部及び前記投函物収納部の一方又は双方は、前記第1収納部又は前記投函物収納部の下面から立ち上がった仕切り板によって前記第1収納部と区画されている、
    請求項1~4のうちのいずれかに記載した収納家具。
  6. 前記仕切り板は、その下端に前記第2収納部又は前記投函物収納部の底面を構成する底板が一体に形成されて、トレー状又はブックエンド状の形態を成している、
    請求項4又は5に記載した収納家具。
  7. 前記仕切り板は、それぞれ前記収納部の高さよりも低い高さであり、前端は前記収納部の前端よりも後ろに後退している、
    請求項4~6のうちのいずれかに記載した収納家具。
  8. 前記コンセントは、前記仕切り板よりも手前の箇所に配置されている、
    請求項7に記載した収納家具。
  9. 前記投函口は、左右方向の寸法よりも上下方向の寸法が大きい上下長手の形態である、
    請求項1~8のうちのいずれかに記載した収納家具。
  10. 1つの収納庫本体に複数の収納部が上下方向若しくは左右方向に、又は上下左右の両方向に設けられている、
    請求項1~9のうちのいずれかに記載した収納家具。
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