JP4278435B2 - 蓋着制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開口部を有する本体とこの開口部を蓋する蓋体との間に設けられ、正規の蓋着位置と異なった偏移位置に置かれた蓋体を、該蓋体に作用する外力を利用して正規の蓋着位置に案内して安定保持するための蓋着制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、多数の名刺を整理するための整理具は、本体の長手方向を仕切板を用いて適宜複数の収容空間に分割し、その分割した収容空間に名刺を整理収容し得るように構成されている。そして、このような整理具は、収容した名刺に埃が積もらないようにしたり、外部から隠蔽したりすることを目的として、本体の開口部に着脱可能な蓋体を用い、その蓋体周壁の開口端部を、本体周壁の開口端部に重合するように外側に位置付けて、その蓋体周壁の内面に設けた膨出部を、本体周壁の上端縁に支持させることにより、該蓋体で本体の開口部を好適に蓋し得るように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−118868号公報(第2〜3頁、第1図、第2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のような構成では、蓋体の各周壁を、対応する本体の各周壁の外側に位置付けなければ、蓋体を本体に取り付けて蓋することができない。すなわち、蓋体の各周壁を対応する本体の各周壁の外側にそれぞれ位置付けるための注意が必要不可欠である。このため、他の作業を行いながらでは、そのような蓋をする作業は極めて困難であるといった問題点を有している。
【0005】
そこで本発明は、上述のような整理具に限らず、開口部を有する本体とその開口部を着脱可能に蓋する蓋体とを備えるものに適用可能な、前記本体と蓋体との間に介在させてなる蓋着制御装置について、上述した課題を解決することを主たる目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明に係る蓋着制御装置は、開口部を有した本体と、この開口部に着脱可能に蓋着される蓋体との間に設けられるものであって、前記蓋体を正規の蓋着位置において前記本体に安定保持させる蓋体保持手段と、正規の蓋着位置と異なった偏移位置に置かれた蓋体を該蓋体に作用する外力を利用して正規の蓋着位置に案内する蓋体案内手段とを具備してなることを特徴とする。
【0007】
このようなものであれば、正規の位置と異なる偏移位置に蓋体を置き、その蓋体に外力を加えれば、蓋体は蓋体案内手段によって正規の蓋着位置に案内され、さらに蓋体保持手段によって安定保持されるので、注意をはらいながら蓋体を正規の蓋着位置に位置付ける必要がなく、蓋する作業が容易となる。
【0008】
なお、本体と蓋体との取り付けを確固なものとするためには、蓋体保持手段が、本体および蓋体のいずれか一方に設けた凹部と、他方に設けた凸部とを具備してなり、部材の一時的な弾性変形を利用して前記凸部を前記凹部に弾性係合させ得るようにしたものであることが望ましい。
【0009】
また、本体と蓋体との取り付けをスムーズなものとするためには、蓋体案内手段が、本体および蓋体のいずれか一方に設けた凹形弧状面と、他方に設けられ前記凹形弧状面にスライド可能に接する凸形弧状面とを備えたものであることが好ましい。
【0010】
本発明の望ましい態様としては、本体が、対をなす主側壁と、対をなす主端壁とを備え、且つ蓋体が、前記主側壁に係わりあう対をなす蓋側壁と、前記主端壁に係りあう蓋端壁とを備えたものであって、前記蓋体保持手段および前記蓋体案内手段を、前記主側壁と前記蓋側壁との間に設けているものが挙げられる。
【0011】
ところで、主側壁が、開口端側に主薄肉部を形成するための段部を有したものであり、且つ蓋側壁が、開放端側に前記主側壁の主薄肉部に重合する蓋薄肉部を形成するための段部を有したものであって、前記主薄肉部と前記蓋薄肉部との間に蓋体保持手段を設けているものであれば、薄肉部を形成した段部同士を重合させて本体と蓋体とを取り付けられるので、取り付け部分を薄型化して見栄えの良いものとすることができる。
【0012】
また、本体と蓋体との取り付け作業を容易にするには、主側壁の段部および蓋側壁の段部のいずれか一方を凹形弧状面とし、他方を凸形弧状面としていることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
【0014】
本実施形態に係る蓋着制御装置4は、例えば、机の天板などに載置して使用する整理具Pなどに適用されるものである。この整理具Pは、図1に示すように、略一定形状をなす被収容体(図示せず)を出し入れ可能な開口部1Wと前記被収容体を収容可能な収容空間Xとを有する箱体状の本体たる収容部1と、この収容部1の底壁11上面に着脱可能に取り付け可能な仕切板2と、前記開口部1Wに装着可能な蓋体たる蓋部3とを備えてなる。そして、該蓋着制御装置4は、前記蓋部3を正規の蓋着位置(S1)において前記収納部1に安定保持させる蓋体保持手段4aと、正規の蓋着位置(S1)と異なった後述する偏移位置に置かれた蓋部3を該蓋部3に作用する外力を利用して正規の蓋着位置(S1)に案内する蓋体案内手段4bとを具備し、前記収納部1と前記蓋部3との間に設けられてなる。
【0015】
なお、本実施形態では、収容空間Xに収容する被収容体を名刺として説明するが、例えば、A4サイズのノートやフロッピー(登録商標)ディスクなど、略一定形状をなすものであれば、これに限られるものではない。
【0016】
以下、各部を詳述する。
【0017】
収容部1は、平面視略矩形状をなす底壁11と、この底壁11の各周端縁から略直角に起立してなり且つ対向する一対の主端壁12及び対向する一対の主側壁13とを具備し、これら各部を合成樹脂により一体に形成してなる。そして、このように形成した前記主端壁12及び主側壁13の各上端縁間に、開口部1Wが形成されることとなる。
【0018】
底壁11は、図3、図4、図5、図6等に示すように、略一定の厚み寸法を有するものである。底壁11の上面には、窪み部たる溝11Mを設けている。溝11Mは、横断面において上方に向けて漸次拡大する形状を有している。前記溝11Mは、前記主端壁12と略平行をなす直線的なものである。そして、複数本の溝11Mが、その長手方向と略直交する方向へ所定間隔をあけて形成されている。また、この溝11Mの長手方向における両端外方に、すなわち、溝11Mと主側壁13の下端縁とで挟まれる領域に、支持領域11Aが対をなすように配置されている。前記各溝11Mの長手方向寸法は、前記名刺Yの長辺寸法よりも短く設定されている。そのため、収容空間Xに収容された名刺Yの下辺両端部は、前記支持領域11A上に載置され支持されるようになっている。
【0019】
主端壁12は、図1、図3、図4、図5等に示すように、正面視横長の略矩形状をなすものである。主端壁12の上部には、開口端側に薄肉部(以下、「主端壁上薄肉部」と称する)12aを形成するための段部(以下、「主端壁上向段部」と称する)12Uが設けてある。主端壁12の下部には、下端側に薄肉部(以下、「主端壁下薄肉部」と称する)12bを形成するための段部(以下、「主端壁下向段部」と称する)12Sが設けてある。また、主端壁12の上部中央には、上端縁から略半円弧状に切り欠いた切り欠き部121が設けてある。
【0020】
また、本実施形態では、この主端壁12の下端部中央から前記底壁11の側端部中央にかけて連続し、且つ、正面視及び平面視した際に、略半円弧状をなすように切り欠いてなる手掛け部122を備えるようにした。
【0021】
主側壁13は、図1、図3、図4、図5等に示すように、側面視略矩形状をなすものである。主側壁13の上部には、開口端側に薄肉部(以下、「主側壁上薄肉部」と称する)13aを形成するための段部(以下、「主側壁上向段部」と称する)13Uを設けている。また、主側壁13の下部には、下端側に薄肉部(以下、「主側壁下薄肉部」と称する)13bを形成するための段部(以下、「主側壁下向段部」と称する)13Dを設けている。前記主側壁上向段部13Uは、その段部端面が円弧状に成形されており、この段部端面を上向きの凹形弧状面13U1となしている。前記主側壁下向段部13Dは、その段部端面が円弧状に成形されており、この段部端面を下向きの凹形弧状面13D1となしている。また、前記主側壁上薄肉部13aの外面中央部に、表面から膨出させた側面視略矩形状の凸部131を設けている。
【0022】
なお、本実施形態では、図4に示すように、対をなす主側壁13間の内法寸法すなわち収容空間Xの幅寸法を、収容する名刺Yの幅寸法と略同一に構成している。このことにより、収容した名刺Yを、主側壁13によって整列させ得るようにしている。
【0023】
そして、前記主端壁下向段部12Sおよび前記主端壁下薄肉部12bと、前記主側壁下向段部13Dおよび前記主側壁下薄肉部13bとによって、スタッキング用の下係合部SKを構成している。
【0024】
仕切板2は、図1、図3、図4、図6等に示すように、略一定の厚み寸法を有するカード状のものであって、正面視略矩形状をなし両側端下端部を前記支持領域11Aに支持される仕切板本体21と、この仕切板本体21の中央の下端縁から下方へ膨出し前記溝11Mに支持され得る突出片22と、前記仕切板本体21の上端縁から上方に一部膨出させた見出し部23とを具備している。
【0025】
より具体的に説明すれば、前記突出片22は、前記溝11Mの深さ寸法よりも低い高さ寸法を有し、また、その溝11Mの縦断寸法よりも短い寸法を長手寸法に有している。しかして、該突出片22を前記溝11Mに装着させると、図4に示すように、溝11Mに突出片22が支持されるとともに、仕切板本体21の下辺が前記支持領域11Aに支持されることとなる。
【0026】
また、本実施形態において、仕切板本体21の縦寸法及び横寸法を名刺Yの縦寸法及び横寸法と略同一に構成することにより、収容部1に起立するように収容した名刺Yの高さと仕切板本体21の高さとが略同一となる一方、前記見出し部23が、収容した名刺Yに隠蔽されずに、名刺Yの検索を容易にする見出しとしての機能を発揮するようにしている。
蓋部3は、図1、図7、図8等に示すように、前記収容部1への取り付け側に開口端を有する偏平箱体状のものであって、前記収容部1の主側壁13に係合可能な対をなす蓋側壁31と、前記収容部1の主端壁12に係合可能な蓋端壁32と、これら蓋側壁31及び蓋端壁32の上端縁から若干下側の位置においてそれら蓋側壁31及び蓋端壁32に横架させてなる薄板状の蓋上壁33とを備え、これら各部を合成樹脂により一体に形成してなる。なお、本実施形態では、この蓋部3を半透明をなすように形成している。
【0027】
より具体的には、前記蓋側壁31は、その下部に、前記収容部1の主側壁上薄肉部13aに重合する薄肉部(以下、「蓋側壁下薄肉部」と称する)31aを形成するための段部(以下、「蓋側壁下向段部」と称する)31Uを備えている。そして、前記蓋側壁下薄肉部31aの先端縁を、前記主側壁上向段部13Uに合致し得る形状の凸形弧状面31U1となしている。また、前記蓋側壁下薄肉部31aの内面中央部には、主側壁13の主側壁上薄肉部13aと重合した際に、前記主側壁13に設けた凸部131と係合するための表面から窪ませた凹部311を備えている。さらに、蓋側壁31の上部に、該蓋側壁31の上端側に薄肉部(以下、「蓋側壁上薄肉部」と称する)31bを形成するための段部(以下、「蓋側壁上向段部」と称する)31Tを設けている。
【0028】
一方、前記蓋端壁32は、図1、図7、図8等に示すように、正面視横長の略矩形状をなすものである。蓋端壁32の下部には、開口端側に薄肉部(以下、「蓋端壁下薄肉部」と称する)32aを形成するための段部(以下、「蓋端壁下向段部」と称する)32Uが設けてある。蓋端壁32の上部には、上端側に薄肉部(以下、「蓋端壁上薄肉部」と称する)32bを形成する段部(以下、「蓋端壁上向段部」と称する)32Tが設けてある。なお、蓋端壁上向段部32Tの段部端面と前記蓋側壁上向段部31Tの段部端面とは、前記蓋上壁33の上面と面一に形成してある。
【0029】
そして、前記蓋端壁上向段部32Tおよび前記蓋端壁上薄肉部32bと、前記蓋側壁上向段部31Tおよび前記蓋側壁上薄肉部31bとによって、前記下係合部SKと係合するスタッキング用の上係合部UKを構成している。
【0030】
また、この蓋部3の蓋側壁31に設けた凹部311と前記収容部1の主側壁13に設けた凸部131とが、収容部1の主側壁上薄肉部13aと蓋部3の蓋側壁下薄肉部31aとの一時的な弾性変形を利用して弾性係合可能な蓋体保持手段4aを構成している。また、この蓋側壁31の凸形弧状面31U1と前記主側壁13の凹形弧状面13U1とが、蓋体案内手段4bを構成している。
【0031】
以上のように構成される整理具Pに設けた蓋体保持手段4aと蓋体案内手段4bとを具備する蓋着制御装置4の動作について説明する。
【0032】
まず、図11に示すように、蓋部3の凸形弧状面31U1と収納部1の主側壁上向段部13Uの凹形弧状面13U1とが接触する偏移位置(S2)に、該蓋部3を収納部1に対して位置付ける。そしてこの偏移位置(S2)に位置付けた蓋部3に外力を加えると、蓋部3の凸形弧状面31U1が収納部1の凹形弧状面13U1に接しながらスライド移動を始める。すなわち、蓋体案内手段4bによって正規の蓋着位置(S1)に案内される。なお、ここで蓋部3に加える外力としては、凹形弧状面13U1の最下点側へ向かう下向き成分を有するもの、または、重力が加わる方向と平行であるものが挙げられる。このとき、蓋部3の蓋側壁下薄肉部31aが、収納部1に備えた凸部131に押し当てられ、弾性変形をしながらスライド移動することとなる。このようにスライド移動した蓋部3が、その蓋部3に備えた凹部311と収納部1に備える凸部131とが係合する正規の蓋着位置(S1)に位置付けられると、蓋体保持手段4aたる凹部311と凸部131とが弾性係合するとともに、収容部1の主側壁13と蓋部3の蓋側壁31及び収容部1の主端壁12と蓋部3の蓋端壁32とがそれぞれ係合し、蓋部3が収納部1に安定保持されることとなる。
【0033】
このように、蓋部3を偏移位置(S2)にさえ位置付ければ、あとは、外力を加えるだけでよいので、蓋をする作業が非常に簡単なものとなる。
【0034】
また、図7、図8に示すように、蓋部3の蓋側壁31の下端部が、蓋端壁32の下端部よりも開放方向に突出しているので、蓋部3を収納部1に近づけたときに、蓋側壁31が収納部1の凹形弧状面13U1に接する前に、蓋端壁32が収納部1に当たってしまうといった不具合が生じる恐れも少なく、該蓋部3を偏移位置(S2)に位置付け易い。
【0035】
さらに、図11に示すように、例えば、仕切板2の先端部が収容部1の開口部1Wから外側へ飛び出している場合でも、この仕切板2の先端部を蓋部3の蓋側壁31間に囲まれる空間に位置付けさえしておけば、偏移位置(S2)から正規の蓋着位置(S1)へと蓋部3が移動した際に、蓋部3の蓋端壁32が、仕切板2の先端部を収納空間X側へ押し込むので、飛び出た仕切板2をいちいち飛び出ないようにしてから蓋をしなくてもよい。すなわち、蓋する作業が大変容易になる。
【0036】
ところで、図12に示すように、蓋部3の上係合部UKと収容部1の下係合部SKとを係り合わせ、蓋部3に収納部1を下方から支持させるといった実施態様も考えられる。このように収納部1を蓋部3に支持させれば、該収納部1を、蓋部3の凸形弧状面31U1によって机上面に対してゆりかごのように揺動させて使用することも可能となり、例えば、使用端側に該収納部1を傾ければ、収容部1に名刺を出し入れしやすくなるといった効果も創出する。
【0037】
このように、正規の位置と異なる偏移位置(S2)に蓋部3を置き、その蓋部3に外力を加えれば、蓋部3は蓋体案内手段4bによって正規の蓋着位置(S1)に案内されるので、注意をはらわなければ正規の蓋着位置(S1)に位置付けることができないような不具合もなく、簡単に蓋部3を収納部1に取り付けできるといった非常に高機能な蓋着制御装置を提供することができる。
【0038】
また、蓋部3を収納部1に取り付ける際に、収納部1及び蓋部3にそれぞれ設けた凹形弧状面13U1及び凸形弧状面31U1とによって、蓋部3と収納部1との取り付けもスムーズに行える。
【0039】
さらに、収納部1の主側壁13が開口端側に主側壁上薄肉部13aを形成するための主側壁上向段部13Uを有し、且つ、蓋部3の蓋側壁31が、開放端側に前記主側壁13の主側壁上薄肉部13aに重合する蓋側壁下薄肉部31aを形成するための蓋側壁下向段部31Uを有したものであるので、取り付け部分も薄型化して見栄えが良い。
【0040】
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
【0041】
例えば、本実施形態では、蓋着制御装置4、名刺を収容可能な本体たる収容部1と、収容部1の開口部1Wを蓋するための蓋体たる蓋部3との間に設けているが、本体及び蓋体の構成はこれに限られない。
【0042】
また、蓋体保持手段4aとして機能する凸部131と凹部311とを、それぞれ収納部1と蓋部3とに設けたが、収納部1に凹部を設け蓋部3に凸部を設けてもよい。また、凸部及び凹部の形状や個数も本実施形態に限られるものではない。
【0043】
また、蓋部3に凹形弧状面を形成し、収納部1に凸形弧状面を形成するようにしても構わない。
【0044】
さらに、上係合部UK及び下係合部SKの構成も、本実施形態に限られるものではない。
【0045】
その他本発明は以上に詳述した図示例に限られず、種々の変形が可能である。
【0046】
【発明の効果】
以上に詳述したように本発明に係る蓋着制御装置は、開口部を有した本体と、この開口部に着脱可能に蓋着される蓋体との間に設けられるものであって、前記蓋体を正規の蓋着位置において前記本体に安定保持させる蓋体保持手段と、正規の蓋着位置と異なった偏移位置に置かれた蓋体を該蓋体に作用する外力を利用して正規の蓋着位置に案内する蓋体案内手段とを具備してなるので、正規の位置と異なる偏移位置に蓋体を置き、その蓋体に外力を加えれば、蓋体は蓋体案内手段によって正規の蓋着位置に案内され、さらにこの蓋着位置で、蓋体保持手段によって安定保持されるので、注意をはらいながら蓋体を正規の蓋着位置に位置付ける必要が無く、蓋する作業が容易な蓋体制御装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における蓋着制御装置を備えた整理具の全体斜視図。
【図2】同実施形態における2つの整理具を積み重ねた態様を示す全体斜視図。
【図3】同実施形態における収容部の側断面図。
【図4】同実施形態における収容部の正断面図。
【図5】同実施形態における収容部の平面図。
【図6】同実施形態における仕切板の取付要部を示す端面図。
【図7】同実施形態におけ蓋部の側断面図。
【図8】同実施形態におけ蓋部の正断面図。
【図9】同実施形態における2つの整理具を積み重ねた態様における側断面図。
【図10】同実施形態における2つの整理具を積み重ねた態様における正断面図。
【図11】同実施形態における蓋部を偏移位置に置いた態様を示す側面図。
【図12】同実施形態における蓋部の他の取り付け態様を示す斜視図。
【符号の説明】
1・・・本体(収容部)
1W・・・開口部
3・・・蓋体(蓋部)
4・・・蓋着制御装置
4a・・・蓋体保持手段
4b・・・蓋体案内手段
12・・・主端壁
13a・・・主薄肉部(主側壁上薄肉部)
13U・・・段部(主側壁上向段部)
13U1・・・凹形弧状面
13・・・主側壁
31・・・蓋側壁
31a・・・蓋薄肉部(蓋側壁下薄肉部)
31U・・・段部(蓋側壁下向段部)
31U1・・・凸形弧状面
32・・・蓋端壁
311・・・凹部
131・・・凸部
S1・・・蓋着位置
S2・・・偏移位置

Claims (5)

  1. 開口部を有した本体と、この開口部に着脱可能に蓋着される蓋体との間に設けられるものであって、前記蓋体を正規の蓋着位置において前記本体に安定保持させる蓋体保持手段と、正規の蓋着位置と異なった偏移位置に置かれた蓋体を該蓋体に作用する外力を利用して正規の蓋着位置に案内する蓋体案内手段とを具備してなり、
    蓋体案内手段が、本体および蓋体のいずれか一方に設けた凹形弧状面と、他方に設けられ前記凹形弧状面にスライド可能に接する凸形弧状面とを備えたものであり、
    蓋体が前記偏移位置にある状態で前記凹形弧状面と前記凸形弧状面とが接触し、
    本体が、対をなす主側壁と、対をなす主端壁とを備え、且つ蓋体が、前記主側壁に係わりあう対をなす蓋側壁と、前記主端壁に係りあう蓋端壁とを備えたものであって、前記蓋体保持手段および前記蓋体案内手段を、前記主側壁と前記蓋側壁との間に設けている蓋着制御装置。
  2. 蓋体保持手段が、本体および蓋体のいずれか一方に設けた凹部と、他方に設けた凸部とを具備してなり、部材の一時的な弾性変形を利用して前記凸部を前記凹部に弾性係合させ得るようにしたものである請求項1記載の蓋着制御装置。
  3. 主側壁が、開口端側に主薄肉部を形成するための段部を有したものであり、且つ蓋側壁が、開放端側に前記主側壁の主薄肉部に重合する蓋薄肉部を形成するための段部を有したものであって、前記主薄肉部と前記蓋薄肉部との間に蓋体保持手段を設けている請求項記載の蓋着制御装置。
  4. 開口部を有した本体と、この開口部に着脱可能に蓋着される蓋体との間に設けられるものであって、前記蓋体を正規の蓋着位置において前記本体に安定保持させる蓋体保持手段と、正規の蓋着位置と異なった偏移位置に置かれた蓋体を該蓋体に作用する外力を利用して正規の蓋着位置に案内する蓋体案内手段とを具備してなり、
    本体が、対をなす主側壁と、対をなす主端壁とを備え、且つ蓋体が、前記主側壁に係わりあう対をなす蓋側壁と、前記主端壁に係りあう蓋端壁とを備えたものであって、前記蓋体保持手段および前記蓋体案内手段を、前記主側壁と前記蓋側壁との間に設け、
    主側壁が、開口端側に主薄肉部を形成するための段部を有したものであり、且つ蓋側壁が、開放端側に前記主側壁の主薄肉部に重合する蓋薄肉部を形成するための段部を有したものであって、前記主薄肉部と前記蓋薄肉部との間に蓋体保持手段を設けている蓋着制御装置。
  5. 主側壁の段部および蓋側壁の段部のいずれか一方を凹形弧状面とし、他方を凸形弧状面としている請求項または記載の蓋着制御装置。
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