JP7339512B2 - 音声再生プログラム、および音声再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、音声再生プログラム、および音声再生装置に関する。
近年、ゲームでは、多様な音響表現が使用されている。例えば、ゲームプログラムのなかには、ゲームの進行に応じてBGM(background music)を切り換えるものがある(例えば特許文献1を参照)。
特開2019-037792号公報
ゲーム中で使用される楽曲(例えばBGM)等は、いわゆるサウンドトラックとして、提供される場合がある。このようなサウンドトラックは、音楽プレイヤなどによって、聴取ができるのみである。
本開示の目的は、音声データの再生中に、聴取者自らが、再生される音に対してインタラクティブに変化を加えることが可能な音声再生プログラム、および音声再生装置を提供することを目的とする。
第1の態様は、コンピュータを、
複数の音源の音を含んだ音声データを再生する再生手段と、
前記音声データの再生を制御するパラメータの入力をユーザから受け付ける受付手段と、
して機能させ、
前記パラメータは、
音の伝播状態を規定する情報、
音の聞こえ方を変更する情報、
前記複数の音源の中から、強調したい音源を規定する情報、
および、
前記複数の音源の中から、再生すべき音源を特定する情報、
の少なくともひとつの情報を含んでおり、
前記再生手段は、前記パラメータに応じて、音声データを再生することを特徴とする音声再生プログラムである。
また、第1の態様において、
前記音声データは、楽曲の音源データを含んでおり、
前記楽曲は、イントロ、リピート演奏部、アウトロの3部で構成されており、
前記受付手段は、リピート演奏部の再生継続時間を設定する情報をユーザから受け付け、
前記再生手段は、前記楽曲を再生する際に、前記イントロの再生終了後に、前記再生継続時間の間は、前記リピート演奏部のリピート再生を行い、前記再生継続時間が経過した後に、前記アウトロの再生を開始するとよい。
また、前記態様においては、
前記楽曲は、曲中の区切りを示すマーカーが、その音源データに対応づけられ、
前記再生手段は、前記再生継続時間が経過し、かつ再生位置が前記マーカーの位置に到達してから、前記アウトロの再生を開始するとよい。
また、前記態様においては、
前記コンピュータを、画像のコンテンツを表示する表示手段として機能させ、
前記表示手段は、前記パラメータに応じて、表示する前記コンテンツを選択または変化させてもよい。
また、第2の態様は、前記態様の何れかの音声再生プログラムを記憶した記憶部と、
前記音声再生プログラムを実行する制御部と、
を備えたことを特徴とする音声再生装置である。
本発明によれば、音声データの再生中に、聴取者自らが、再生される音に対してインタラクティブに変化を加えることが可能になる。
本実施形態のゲーム装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態のGUIの構成例を示す。
以下、本発明の実施形態にかかる音声再生プログラム、および音声再生装置について、図面を参照して説明する。本発明の音声再生プログラムは、ゲームプログラムの一機能として実装されている。音声再生装置は、ゲーム装置として実現されている。
[実施形態]
本実施形態で説明するゲームプログラムは、例えば、パーソナルコンピュータ、プレイステーション(登録商標)、XBox(登録商標)、PlayStation Vita(登録商標)などのゲーム装置において実行される。
このゲームプログラムによるゲームでは、ユーザの操作を受けて、プレイヤキャラクタを三次元の仮想ゲーム空間(以下、単に仮想空間という)で活動させたり、プレイヤキャラクタの仲間に対して様々なアクションを行わせたりする。
このゲームにおける仮想空間には、海(主な舞台は深海)が存在する。プレイヤキャラクタ等は、この海では、所持するアイテム(装備)に応じた深さまで潜水することができる。プレイヤキャラクタ等は、潜水した深さに応じた水圧を受ける。このゲームでは、プレイヤキャラクタ等が受ける水圧に応じて、種々の状態変化(例えば、アイテムの破損、プレイヤキャラクタの死など)が起こる。
プレイヤキャラクタ等の移動過程やアクション等において、所定のトリガ条件を満たすとBGMが流れる。所定のトリガ条件とは、例えば、プレイヤキャラクタの所定場所への移動、敵キャラクタの出現、敵キャラクタを倒したあと、アイテムの発見などである。
このゲームプログラムでは、動作モードのひとつとして、ゲーム中に用いられる楽曲等の聴取ができるモード(以下、サウンドトラック再生モードという)がある。サウンドトラック再生モードには、楽曲のリピート再生を制御するモード(後述のリピートモード)がある。サウンドトラック再生モード、およびリピートモードについては、後述する。
〈ゲーム装置の構成〉
ゲーム装置5は、ユーザの操作に基づいて所定のゲームを実行する。図1は、本実施形態のゲーム装置5の構成を示すブロック図である。ゲーム装置5には、ディスプレイ61、スピーカ62およびコントローラ63が外部接続または内蔵される。ゲーム装置5では、例えば、インストールされたゲームプログラムおよびゲームデータに基づいてゲームが進行する。なお、ゲーム装置5同士も、通信ネットワーク(図示を省略)または近距離無線通信装置(図示せず)を用いて、互いにデータ通信を行うことができる。
ゲーム装置5は、ネットワークインターフェース51、グラフィック処理部52、オーディオ処理部53、操作部54、記憶部55および制御部56を有する。ネットワークインターフェース51、グラフィック処理部52、オーディオ処理部53、操作部54および記憶部55は、バス59を介して制御部56と電気的に接続されている。
ネットワークインターフェース51は、例えばゲーム装置5や外部のサーバ装置(図示を省略)との間で各種データを送受信するために、前記通信ネットワークに通信可能に接続される。
グラフィック処理部52は、制御部56から出力されるゲーム画像情報に従って、プレイヤキャラクタおよびゲーム空間に関する各種オブジェクトを含むゲーム画像を、動画形式で描画する。グラフィック処理部52はディスプレイ61と接続されており、動画形式に描画されたゲーム画像は、ゲーム画面としてディスプレイ61上に表示される。
オーディオ処理部53は、制御部56の指示に従ってデジタルのデータ(以下、音声データという)を再生および合成する。オーディオ処理部53はスピーカ62と接続されており、再生および合成された音声データは、スピーカ62から出力される。
操作部54は、コントローラ63と接続され、操作入力に関するデータをコントローラ63との間で送受信する。例えば、ユーザは、コントローラ63に設けられたボタン等の操作子(図示略)を操作することにより、ゲーム装置5に操作信号を入力する。
記憶部55は、HDD、RAMおよびROM等で構成される。記憶部55は、ゲームプログラムおよびゲームデータを記憶することができる。また、記憶部55には、他のゲーム装置5から受信した他アカウント情報なども記憶される。
制御部56は、CPUおよび半導体メモリを含むマイクロコンピュータで構成され、ゲーム装置5自身の動作を制御する。例えば、制御部56は、前記ゲームプログラムを実行することにより、グラフィック処理部52およびオーディオ処理部53を動作させる。
〈オーディオ処理部の機能的構成〉
オーディオ処理部53は、音声データの再生や合成の機能を発揮する、いわゆるミドルウエアを実行する。このゲームプログラムの実行中には、例えば、BGM、環境音、ユーザの操作に応じて流れる効果音などの種々の音声が、オーディオ処理部53によって再生される。環境音としては、風の音、町の雑踏の音などを例示できる。
オーディオ処理部53は、前記ミドルウエアを実行することにより、再生手段531として機能する。再生手段531は、音声データを再生する機能を有している。本実施形態の音声データは、複数の音源の音を含んでいる。ここでの音源は、別個に再生を制御できる音声を意味している。このような音源の音は、別個に録音または作成(以下、録音等という)されている。以下では、音源のデジタルデータを音源データとよぶ。
この実施形態では、楽曲(例えばBGM)、環境音、効果音などは、それぞれ別個に再生を制御できる。換言すると、この実施形態では、楽曲、環境音、効果音などは、それぞれが音源である。
ひとつの楽曲であっても、複数の音源データで構成される場合もある。具体的には、楽曲に用いられた所定の楽器(例えば、打楽器)のパートが別個の音源データとして録音されている場合がある。また、楽曲の音源データには、曲中の区切りを示すマーカーが対応づけられている。この例では、マーカーは、小節の境界に設定されている。
再生手段531は、何れかの音源データを単独で再生したり、幾つかの音源データを組み合わせて再生したりできる。勿論、再生手段531は、全ての音源データを同時に再生することもできる。再生手段531は、再生する各音源の音量および音質を個別に調整できる。
再生手段531は、再生する音源データの選択を外部からの指示に応じて行う。再生手段531は、再生する音源データの音量および音質の制御も、外部からの指示に応じて行う。この例では、前記指示は、制御部56から再生手段531に与えられる。
〈制御部の機能的構成〉
制御部56は、ゲームプログラムを実行することにより、サウンドトラック再生モードでは、受付手段561、および指示手段562として機能する。
受付手段561は、音声データの再生を制御するパラメータの入力をユーザから受け付ける。ユーザが入力するパラメータは、
(1)音の伝播状態を規定する情報
(2)音の聞こえ方を変更する情報
(3)複数の音源の中から、強調したい音源を規定する情報
(4)複数の音源の中から、再生すべき音源を特定する情報
の少なくともひとつの情報を含んでいる。
このゲームプログラムでは、所定の楽曲は、プレイヤキャラクタが、陸上にいるか、水中にいるかに応じて音の聞こえ方が変わるように構成されている。具体的には、このゲームプログラムで使用される楽曲には、地上で空気中を伝播する音として録音した楽曲(以下、ノーマル録音曲とよぶ)と、その楽曲を水中で再録音した楽曲(以下、水中録音曲とよぶ)とが含まれている。サウンドトラック再生モードでは、ユーザは、ノーマル録音曲および水中録音曲の何れを再生するかの情報をパラメータによって設定できる。
このゲームプログラムでは、プレイヤキャラクタ(仮想の聴取者でもある)の潜水深度に応じて、音の聞こえ方が変わるように構成されている。このゲームプログラムで使用される所定の水中録音曲は、複数のパートを含んでいる。このような楽曲の再生時には、各パートの聞こえ方の優位性が潜水深度に応じて制御されている。サウンドトラック再生モードでは、ユーザは、希望する潜水深度をパラメータによって設定できる。
サウンドトラック再生モードには、同時再生される2つの音のミックス割合を設定する機能がある。具体的にこの機能は、2つの音の音量の比を設定できる。
サウンドトラック再生モードでは、ノーマル録音曲と水中録音曲とを同時再生できるように構成されている。ユーザは、ノーマル録音曲と水中録音曲とのミックス割合(換言すると音量の比)をパラメータによって設定できる。
サウンドトラック再生モードでは、ユーザは、環境音の再生のオンオフをパラメータによって設定できる。更に、サウンドトラック再生モードでは、ユーザは、所定の楽器の再生のオンオフをパラメータによって設定できる。
受付手段561は、前記のパラメータを、いわゆるGUI(Graphical User Interface)を介してユーザから受け付けるように構成されている。GUIの構成例は、後に説明する。
指示手段562は、受付手段561を介して受け取ったパラメータに応じて、再生手段531に対して指示を行う。指示手段562は、受付手段561からパラメータを受け取ると、まず、そのパラメータを解析する。指示手段562は、解析結果を基にして、再生すべき音源の指示、再生する音源の音量の指示を再生手段531に対して行う。
更に、指示手段562は、解析結果に応じて、周波数特性を変更するイコライザ処理の指示、および、付加するエフェクトの決定等の音質調整のための指示を再生手段531に対して行う。エフェクトには、一例としてリバーブの付加、フィルター処理等があげられる。
〈GUIの構成例〉
図2に、GUIの構成例を示す。このGUIは、ディスプレイ61に表示される。
ディスプレイ61上には、ユーザが、コントローラ63によって操作(例えばクリックなど)ができる要素が表示されている。この例では、図2に示すように、ユーザが操作できる要素として、チェックボックス611,612、スライダ613,614、ボタン616,617,618,619がディスプレイ61に表示されている。
チェックボックス611は、打楽器音の再生のオンオフを切り換えるものである。チェックボックス612は、環境音の再生のオンオフを切り換えるものである。チェックボックス611、およびチェックボックス612に対するそれぞれの操作は、ユーザが、「複数の音源の中から、再生すべき音源を特定する情報」をパラメータとして入力することに相当する。
スライダ613は、プレイヤキャラクタPCの潜水深度を設定するものである。所定の楽曲は、再生時に、各パートの聞こえ方の優位性が潜水深度に応じて制御されている。スライダ613の操作は、ユーザが、「音の聞こえ方を変更する情報」をパラメータとして入力することに相当する。
スライダ614は、ノーマル録音曲と水中録音曲とのミックス割合を設定するものである。スライダ614の操作は、ユーザが、「複数の音源の中から、強調したい音源を規定する情報」をパラメータとして入力することに相当する。
なお、ノーマル録音曲のミックス割合を100%としたり、水中録音曲のミックス割合を100%としたりすると、一方のみが再生される。ノーマル録音曲と水中録音曲とは、互いに、音の伝播状態が異なる音である。そのため、何れか一方のミックス割合を100%に設定することは、ユーザが、「音の伝播状態を規定する情報」をパラメータとして入力することに相当する。
ボタン616は、楽曲をランダム選曲して再生するモードを選択するボタンである。ボタン617は、再生の停止を指示するボタンである。
ボタン618は、再生する楽曲を選択するためのボタンである。本実施形態では、ユーザがボタン618をクリックすることで、再生できる楽曲のリストがディスプレイ61に表示される。ユーザは、コントローラ63を操作することによって、表示されたリストから希望する楽曲を選曲できる。
ボタン619は、リピートモードを選択するボタンである。リピートモードは、楽曲の所定部分をリピート再生する動作モードである。本実施形態の所定の楽曲は、イントロ、リピート演奏部、アウトロの3部で構成されている。
イントロは、その楽曲の冒頭に再生される部分であり、アウトロは、その楽曲の再生を終える場合に再生される部分である。リピート演奏部は、リピート再生が行われる部分である。
このゲームプログラムは、リピート演奏部のリピート再生を行う時間(再生継続時間)をユーザが設定できるように構成されている。具体的には、受付手段561が再生継続時間の設定値をユーザから受け付けるように構成されている。
再生継続時間の設定値を受け取った再生手段531は、リピートモードでは、イントロの再生終了後に、再生継続時間の間は、リピート演奏部のリピート再生を行う。再生手段531は、再生継続時間が経過し、かつ楽曲の再生位置がマーカーの位置に到達したら、リピート演奏部の再生を終えて、アウトロの再生を開始する。
ディスプレイ61の中央付近は、画像のコンテンツ(静止画でも動画でも可)を表示するエリアが設けられている。この例では、画像のコンテンツとして、ディスプレイ61の中央付近にプレイヤキャラクタPCが表示されている。
〈サウンドトラック再生モードにおける動作例〉
このゲームプログラムでは、ユーザはコントローラ63を操作してメニューを適宜選択することで、サウンドトラック再生モードに移行できる。サウンドトラック再生モードに移行すると、そのモードのためのGUIが表示される(図2参照)。
ユーザによって選曲が行われると、楽曲の再生が開始される。再生の開始時の音源、音量、音質等の再生条件は、現時点におけるGUIの設定状態に応じて決定される。
楽曲の再生中に、例えば、チェックボックス611がユーザによってオンに設定されると、受付手段561は、その情報を指示手段562に伝える。指示手段562は、再生手段531に、打楽器の再生を指示する。指示手段562は、再生手段531に対して、打楽器の音量等の指示も行う。再生手段531は、その指示に応じて、現在選択されている楽曲の打楽器の音源データを再生する。
楽曲の再生中に、チェックボックス612がユーザによってオンに設定されると、受付手段561は、その情報を指示手段562に伝える。指示手段562は、再生手段531に、環境音の再生を指示する。指示手段562は、再生手段531に対して、環境音の音量等の指示も行う。再生手段531は、その指示に応じて、環境音の音源データを再生する。
楽曲の再生中に、スライダ613が操作されると、受付手段561は、スライダ613で設定された潜水深度を指示手段562に通知する。指示手段562は、受付手段561から受け取った潜水深度に対応した優位性で、楽曲の各パートが再生されるように(聞こえ方が変わるように)、再生手段531に対して指示を行う。
このとき、指示手段562は、優位性の差違を実現するために、パート毎に、音量、イコライザ処理、およびエフェクトの各指示を再生手段531に対して行う。再生手段531は、その指示に応じて、音源データを再生する。
楽曲の再生中に、スライダ614が操作されると、受付手段561は、スライダ614で設定されたミックス割合を指示手段562に通知する。指示手段562は、受け取ったミックス割合に応じて、ノーマル録音曲の音量と、水中録音曲の音量とを再生手段531に指示する。再生手段531は、ノーマル録音曲と水中録音曲とを、それぞれに設定された音量で再生する。
ボタン619によってリピートモードが選択されると、受付手段561は、再生継続時間の設定画面をディスプレイ61に表示し、ユーザに再生継続時間の入力を促す。受付手段561が再生継続時間の設定値を受け付けると、指示手段562は、再生手段531に再生継続時間の設定値を通知する。
再生継続時間の設定値を受け取った再生手段531は、現在の楽曲のイントロの再生の終了後に、リピート演奏部のリピート再生を開始する。再生継続時間が経過し、かつ再生位置がマーカーの位置に到達したら、再生手段531は、リピート演奏部の再生を終える。このときのマーカーの位置は、リピート演奏部の末尾とは限らない。換言すると、リピート演奏部の再生は、リピート演奏部の途中で終了する場合がある。
リピート演奏部の再生を終えると、再生手段531は、アウトロの再生を開始する。アウトロの再生が終わると、指示手段562は、必要に応じて、次の楽曲の再生を再生手段531に指示する。それにより、再生手段531は、次の曲のイントロから再生を開始する。
以上をまとめると、本件発明は、コンピュータを、複数の音源の音を含んだ音声データを再生する再生手段531と、前記音声データの再生を制御するパラメータの入力をユーザから受け付ける受付手段561として機能させ、前記パラメータは、音の伝播状態を規定する情報、音の聞こえ方を変更する情報、前記複数の音源の中から、強調したい音源を規定する情報、および、前記複数の音源の中から、再生すべき音源を特定する情報、の少なくともひとつの情報を含んでおり、前記再生手段531は、前記パラメータに応じて、音声データを再生することを特徴とする音声再生プログラムである。
〈本実施形態の効果〉
以上のように、本実施形態によれば、聴取者(ユーザ)が、自ら、再生される音に対してインタラクティブに変化を加えることが可能になる。
ゲーム中のBGMでも、イントロ、リピート演奏部、アウトロの3部で構成された楽曲が用いられることが多く、ゲーム中には、リピート演奏部が必要に応じてリピート再生される。ゲーム中には、所定の条件(例えば、プレイヤキャラクタPCの所定エリアへの移動等)が成立した場合に、BGMの切り替えあるいは再生停止が行われる。
つまり、ゲーム中は、BGMの切り替え等の際には、再生位置がリピート演奏部の途中であっても再生が終了させられて、アウトロが再生される。換言すると、リピート演奏部のリピート回数は、ゲームの状況によって変わってくる。
サウンドトラック再生モードでは、リピート演奏部のリピート回数をユーザが指定することも考えられるが、本実施形態では、再生継続時間を設定するようにした。この構成により、サウンドトラック再生モードでは、ゲーム中と同様に、リピート演奏部の途中で、その再生が終了する場合がある。換言すると、本実施形態では、リピート回数を指定する場合と比べ、ユーザがゲームプレイ時により近い感覚で楽曲等を視聴できる。なお、再生継続時間を過ぎてもリピート演奏部の最後まで演奏するモードを設けてもよい。
[その他の実施形態]
音声再生プログラムは、必ずしも、ゲームプログラムの一機能として実装する必要はない。音声再生プログラムを単体のプログラムとしてユーザに提供してもよい。
音声再生プログラムが単体のプログラムの場合においても、音声再生プログラムは、音声データとともに配布してもよい。
音声再生プログラムを実行するハードウエアには、ゲームの実行機能は必須ではない。例えば、音声再生プログラムは、携帯用音楽プレイヤで実行してもよい。換言すると、携帯用音楽プレイヤとして音声再生装置を実現してもよい。
画像のコンテンツ(上記の例ではプレイヤキャラクタPC)の表示機能は、必須ではない。
画像のコンテンツを表示する場合には、表示するコンテンツをパラメータに応じて選択してもよいし、パラメータに応じてコンテンツを変化させるようにしてもよい。例えば、打楽器がオンの時に、新たなキャラクタを登場させるなどの応用が考えられる。
音声データに応じてGUIを構築するようにしてもよい。例えば、環境音のない音声-データを再生する場合にチェックボックス612を無効ないし非表示にするなどの構成が考えられる。
ユーザの操作手段は、GUIには限定されない。例えば、音声入力によって、音声再生プログラムに対して、ユーザがインタラクティブに指示を与えることも考えられる。また、ゲーム装置5に接続されたコントローラ63の操作で、ユーザがインタラクティブに指示を与えるようにしてもよい。
音声再生プログラムは、いわゆるウェブアプリケーションとして実装してもよい。この場合において、ユーザが操作するハードウエアで所定の処理を分担してもよい。
音声再生プログラムがゲームプログラムの一機能として実装されている場合には、ゲーム本編の進行状況に応じて、ユーザが設定できるパラメータを変化させてもよい。例えば、ユーザがゲーム本編で、より深いエリアに進行した場合に、潜水深度のパラメータ(スライダ613で設定する値)を、低い数値に設定できるようにすることが考えられる。
これらの他の実施形態を採用した場合においても、本発明の作用効果は発揮される。また、本実施形態と他の実施形態、および他の実施形態同士を適宜組み合わせることも可能である。
5 ゲーム装置
52 グラフィック処理部(表示手段)
531 再生手段
561 受付手段

Claims (4)

  1. コンピュータを、
    複数の音源の音を含んだ音声データを再生する再生手段と、
    前記音声データの再生を制御するパラメータの入力をユーザから受け付ける受付手段と、
    して機能させ、
    前記パラメータは、
    音の伝播状態を規定する情報、
    音の聞こえ方を変更する情報、
    前記複数の音源の中から、強調したい音源を規定する情報、
    および、
    前記複数の音源の中から、再生すべき音源を特定する情報、
    の少なくともひとつの情報を含んでおり、
    前記再生手段は、前記パラメータに応じて、音声データを再生し、
    前記音声データは、楽曲の音源データを含んでおり、
    前記楽曲は、イントロ、リピート演奏部、アウトロの3部で構成されており、
    前記受付手段は、リピート演奏部の再生継続時間を設定する情報をユーザから受け付け、
    前記再生手段は、前記楽曲を再生する際に、前記イントロの再生終了後に、前記再生継続時間の間は、前記リピート演奏部のリピート再生を行い、前記再生継続時間が経過した後に、前記アウトロの再生を開始する
    ことを特徴とする音声再生プログラム。
  2. 請求項1において、
    前記楽曲は、曲中の区切りを示すマーカーが、その音源データに対応づけられ、
    前記再生手段は、前記再生継続時間が経過し、かつ再生位置が前記マーカーの位置に到達してから、前記アウトロの再生を開始することを特徴とする音声再生プログラム。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記コンピュータを、画像のコンテンツを表示する表示手段として機能させ、
    前記表示手段は、前記パラメータに応じて、表示する前記コンテンツを選択または変化させることを特徴とする音声再生プログラム。
  4. 請求項1から請求項3の何れかの音声再生プログラムを記憶した記憶部と、
    前記音声再生プログラムを実行する制御部と、
    を備えたことを特徴とする音声再生装置。
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