JP7337167B2 - 光回路基板およびそれを用いた電子部品実装構造体 - Google Patents

光回路基板およびそれを用いた電子部品実装構造体 Download PDF

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Description

本発明は、光回路基板およびそれを用いた電子部品実装構造体に関する。
近年、大容量のデータを高速で通信可能な光通信網が拡大しており、このような光通信網を利用した種々の光通信機器が存在する。このような機器としては、例えば特許文献1に記載されるように、シリコンフォトニクス技術が採用された機器が挙げられる。
特許第6290742号公報
本開示に係る光回路基板は、配線基板と、配線基板の表面に位置している光導波路とを含む。光導波路は、配線基板側から順に位置する下部クラッド層、コアおよび上部クラッド層を有している。下部クラッド層が、平面視した場合に、開口部を有する第1領域と、第1領域に隣接するとともにコアおよび上部クラッド層が順に位置する第2領域とを有しており、コアは、第1領域において上部クラッド層が位置していない露出部を有している。さらに、下部クラッド層の第1領域に、開口部の周縁部に位置する支持体を少なくとも1つ有しており、支持体の高さとコアにおける露出部の高さとの差が5%以内である。
本開示に係る電子部品実装構造体は、上記の光回路基板とシリコンフォトニクスデバイスとを含む。シリコンフォトニクスデバイスは、シリコン導波路、光源部および光検出部を有し、光回路基板と電気的に接続されており、シリコン導波路と光導波路のコアの露出部とが対向して接触している。
本開示の一実施形態に係る光回路基板に、シリコンフォトニクスデバイスが実装された電子部品実装構造体を示す平面図である。 (A)は、図1に示す領域Xの断面を説明する拡大説明図であり、(B)は、図1に示す領域Xの平面図(但し、シリコンフォトニクスデバイス、上部クラッド層を除く)である。 本開示の一実施形態に係る光回路基板に含まれる光路部材の変形例を示す説明図である。 本開示の一実施形態に係る光回路基板に含まれる光導波路とシリコンフォトニクスデバイスとのカップリング状態を確認するための方法を説明する説明図である。 本開示の一実施形態に係る光回路基板に形成される開口部の変形例を示す説明図である。
光回路基板にシリコンフォトニクスデバイスを実装する場合、光学的な信頼性を損なわないようにするために、シリコンフォトニクスデバイスは光回路基板に対して略平行となるように実装するのがよい。このように、シリコンフォトニクスデバイスが光回路基板に対して略平行となるように実装するために、例えば、シリコンフォトニクスデバイスと光回路基板とを電気的に接続するための半田の量(高さ)などを調整する。しかし、半田の量(高さ)などを調整したとしても、光回路基板にシリコンフォトニクスデバイスを実装する際に、シリコンフォトニクスデバイスが傾いてしまうことが多い。
本開示に係る光回路基板は、光導波路に含まれる下部クラッド層の開口部の周縁部に、コアと略同じ高さを有する支持体が少なくとも1ヶ所に備えられている。そのため、本開示に係る光回路基板は、シリコンフォトニクスデバイスを実装する際に、シリコンフォトニクスデバイスの傾きを低減することができる。したがって、シリコンフォトニクスデバイスが光回路基板に対して略平行となるように実装され、得られる電子部品実装構造体の光学的信頼性が損なわれにくくなる。
本開示の一実施形態に係る光回路基板を、図1および2に基づいて説明する。図1は、本開示の一実施形態に係る光回路基板1に、シリコンフォトニクスデバイス4が実装された電子部品実装構造体10を示す平面図である。
本開示の一実施形態に係る光回路基板1は、配線基板2と光導波路3とを含む。一実施形態に係る光回路基板1に含まれる配線基板2としては、一般的に光回路基板に使用される配線基板が挙げられる。
このような配線基板2としては、例えば、コア基板と、コア基板の両面に積層されたビルドアップ層とを含む。コア基板は、絶縁性を有する素材で形成されていれば特に限定されない。絶縁性を有する素材としては、例えば、エポキシ樹脂、ビスマレイミド-トリアジン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂などの樹脂が挙げられる。これらの樹脂は2種以上を混合して用いてもよい。コア基板には、通常、コア基板の上下面を電気的に接続するために、スルーホール導体が形成されている。
コア基板には、補強材が含まれていてもよい。補強材としては、例えば、ガラス繊維、ガラス不織布、アラミド不織布、アラミド繊維、ポリエステル繊維などの絶縁性布材が挙げられる。補強材は2種以上を併用してもよい。さらに、コア基板には、シリカ、硫酸バリウム、タルク、クレー、ガラス、炭酸カルシウム、酸化チタンなどの無機絶縁性フィラーが、分散されていてもよい。
ビルドアップ層は、絶縁層と導体層とが交互に積層された構造を有している。ビルドアップ層に含まれる絶縁層は、コア基板と同様、絶縁性を有する素材で形成されていれば特に限定されない。絶縁性を有する素材としては、例えば、エポキシ樹脂、ビスマレイミド-トリアジン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂などの樹脂が挙げられる。これらの樹脂は2種以上を混合して用いてもよい。ビルドアップ層に絶縁層が2層以上存在する場合、それぞれの絶縁層は、同じ樹脂で形成されていてもよく、異なる樹脂で形成されていてもよい。ビルドアップ層に含まれる絶縁層とコア基板とは、同じ樹脂で形成されていてもよく、異なる樹脂で形成されていてもよい。ビルドアップ層に含まれる絶縁層には、通常、層間を電気的に接続するためのビアホール導体が形成されている。
さらに、ビルドアップ層に含まれる絶縁層には、シリカ、硫酸バリウム、タルク、クレー、ガラス、炭酸カルシウム、酸化チタンなどの無機絶縁性フィラーが、分散されていてもよい。
配線基板2の両表面の一部には、ソルダーレジストが形成されていてもよい。ソルダーレジストは、例えば、アクリル変性エポキシ樹脂で形成されている。
一実施形態に係る光回路基板1に含まれる光導波路3は、配線基板2の表面に位置している。光導波路3は、図2(A)に示すように、配線基板2側から下部クラッド層31、コア32および上部クラッド層33の順に積層された構造を有している。図2(A)は、図1に示す領域Xの断面を説明する拡大説明図である。
光導波路3に含まれる下部クラッド層31は、配線基板2の表面に位置している。下部クラッド層31を形成している材料は限定されず、例えば、エポキシ樹脂、シリコン樹脂などが挙げられる。
光導波路3に含まれる上部クラッド層33についても、下部クラッド層31と同様の材料で形成されている。下部クラッド層31と上部クラッド層33とは同じ材料で形成されていてもよく、異なる材料で形成されていてもよい。さらに、下部クラッド層31および上部クラッド層33は、同じ厚みを有していてもよく、異なる厚みを有していてもよい。下部クラッド層31および上部クラッド層33は、例えば、それぞれ10~50μm程度の厚みを有する。
光導波路3に含まれるコア32は、光導波路3に侵入した光が伝搬する部分である。コア32を形成している材料は限定されず、例えば、光の透過性や伝搬する光の波長特性などを考慮して、適宜設定される。材料としては、例えば、エポキシ樹脂、シリコン樹脂などが挙げられる。コア32は、例えば、2~10μm程度の厚みを有する。
コア32において、後述する開口部311に近い側の端部321が、上部クラッド層33で被覆されていない露出部322を有している。図2(A)において、露出部322は、光導波路3に含まれるコア32と後述するシリコンフォトニクスデバイス4に含まれるシリコン導波路(Si導波路)41とが対向している部分である。つまり、この露出部322において、コア32の上部とSi導波路41の下部とが接触しており、両者の間で光信号の授受が行われる。
光導波路3には、反射ミラー部34がさらに含まれている。反射ミラー部34は、コア32を伝搬する光の向きを変えるために備えられている。反射ミラー部34は、下部クラッド層31、コア32および上部クラッド層33を厚み方向に貫通するように形成されている。反射ミラー部34は、光導波路3の厚み方向と平行に形成されておらず、厚み方向に対して傾斜を有するように形成されている。傾斜角度は、光導波路3に接続される光ファイバーや光素子などに応じて適宜設定される。
図2(B)は、図1に示す領域Xの平面図である。光導波路3に含まれる下部クラッド層31には、図2(B)に示すように、開口部311が形成されている。下部クラッド層31において、この開口部311を有する領域が「第1領域313」であり、第1領域313に隣接するとともに、光導波路3の厚さ方向にコア32および上部クラッド層33が順に位置している領域が「第2領域314」である。図2(B)では、図1に示すシリコンフォトニクスデバイス4および光導波路3に含まれる上部クラッド層33を除いた状態を記載している。実際には、シリコンフォトニクスデバイス4は、シリコンフォトニクスデバイス実装部312に実装されている。開口部311は、光回路基板1とシリコンフォトニクスデバイス4とを電気的に接続する電極21を露出するために形成されている。つまり、シリコンフォトニクスデバイス実装部312を含む領域が第1領域313である。そして、第1領域313に隣接しており、上部クラッド層33を含む光伝送経路が位置している領域が第2領域314である。電極21は、配線基板2の表面に、金属などの導体で形成されている。
開口部311は、下部クラッド層31の上面から下面まで貫通している。開口部311の大きさは限定されず、実装されるシリコンフォトニクスデバイス4の大きさに応じて適宜設定される。
光導波路3に含まれる下部クラッド層31の開口部311の周縁部には、支持体35が備えられている。支持体35の高さと、光導波路3に含まれるコア32における露出部322の高さとの差は5%以内であり、0.5%以内であってもよい。支持体35は、エポキシ樹脂、アクリル、シロキサン、シリコン、ポリイミド、ポリシラン、ポリノルボネン、フッ素樹脂などの樹脂で形成されている。支持体35と光導波路3に含まれるコア32とは同じ材料で形成されていてもよい。
一実施形態に係る光回路基板1は支持体35を備えているため、シリコンフォトニクスデバイス4の下部を支持体35の上部に当接して実装することで、シリコンフォトニクスデバイス4の傾きを低減することができる。さらに、支持体35は、コア32と略同じ高さを有しているため、露出部322におけるコア32の上部とSi導波路41の下部との接触状態を保持しやすくなる点で有利である。
一実施形態に係る光回路基板1には、入光部および出光部を含む光路部材36がさらに備えられている。図2(B)に示すように、光路部材36は、平面視した場合に、光導波路3に含まれる下部クラッド層31の上面におけるコア32の露出部322と、下部クラッド層31の開口部311との間の領域に備えられている。光路部材36の高さと、光導波路3に含まれるコア32における露出部322の高さとの差は5%以内であり、0.5%以内であってもよい。光路部材36は、エポキシ樹脂、アクリル、シロキサン、シリコン、ポリイミド、ポリシラン、ポリノルボネン、フッ素樹脂などの樹脂で形成されている。光路部材36と支持体35とは同じ材料で形成されていてもよい。さらに、光路部材36と支持体35と光導波路3に含まれるコア32とが同じ材料で形成されていてもよい。
一実施形態に係る光回路基板1は、光路部材36を備えることによって、シリコンフォトニクスデバイス4を実装する際に、シリコンフォトニクスデバイス4の傾きをより低減することができる。つまり、支持体35の上部とともにコア32と同じ高さを有する光路部材36の上部にシリコンフォトニクスデバイス4の下部を当接して実装することで、シリコンフォトニクスデバイス4を支持する領域を増やすことが可能になり傾きをより低減することができる。
さらに、シリコンフォトニクスデバイス4を実装する際に、後述するアンダーフィル8を使用しても、光路部材36がダムとしての機能を発揮する。そのため、光導波路3に含まれるコア32とシリコンフォトニクスデバイス4に含まれるSi導波路41との間で光信号の授受が行われる部分(カップリング部)に、アンダーフィル8が流入するのを低減することができる。カップリング部にアンダーフィル8が流入すると、シリコンフォトニクスデバイス4が傾きやすくなるだけでなく、光信号の伝搬にも影響を及ぼす。
一実施形態に係る光回路基板1は、入光部および出光部を含む光路部材36を備えることによって、光ファイバー5を実装する前に、カップリング状態を確認することができる。具体的には、光導波路3に含まれるコア32とシリコンフォトニクスデバイス4に含まれるSi導波路41との間で、カップリング不良が生じているか否かを、光ファイバー5を実装する前に確認することができる。詳細については後述する。
光路部材36の形状は限定されない。光路部材36は、図2(B)に示すように、平面視した場合に直線状を有していてもよく、図3に示すように、平面視した場合に端部が湾曲した形状を有していてもよい。
光導波路3に含まれるコア32とシリコンフォトニクスデバイス4に含まれるSi導波路41との間で、カップリング不良が生じているか否かを確認する方法を、図4に基づいて説明する。まず、シリコンフォトニクスデバイス4は、図2(A)および図4に示すように、Si導波路41、保護膜(パッシベーション膜)42、光源部43および光検出部44を含んでいる。Si導波路41は、信号伝播用のSi導波路41aと位置精度検出用のSi導波路41bとを有している。図4は、シリコンフォトニクスデバイス4に含まれるパッシベーション膜42を除去して、カップリング部を上面から透視した図である。このような信号伝播用のSi導波路41aおよび位置精度検出用のSi導波路41bは、それぞれ光導波路3に位置するコア32および光路部材36’に接続できるように所定の位置に配置されている。つまり、光導波路3に位置するコア32および光路部材36’の配置に対応するように、シリコンフォトニクスデバイス4に信号伝播用のSi導波路41aおよび位置精度検出用のSi導波路41bが配置されている。
シリコンフォトニクスデバイス4は、図2(A)に示すように、配線基板2と半田7を介して電気的に接続されている。配線基板2からの電気信号が半田7を介してシリコンフォトニクスデバイス4に含まれる光源部43に伝搬される。伝搬された電気信号を受信した光源部43は発光する。発光した光信号が、信号伝播用のSi導波路41aおよび光導波路3のコア32を経由して光ファイバー5に伝播される。また、別の光源部43で発光した光信号は、位置精度検出用のSi導波路41bおよび光導波路3の下部クラッド層31に備えられた光路部材36’を経由して光検出部44に伝搬される。このとき、光検出部44が光信号を検出できない、あるいは検出した光信号が弱い場合、シリコンフォトニクスデバイス4と光導波路3との位置精度が悪いことを確認できる。すなわち、位置精度検出用のSi導波路41bと光路部材36’との位置精度が悪いことを確認できる。このため、信号伝播用のSi導波路41aとコア32との位置精度が悪いことも確認できる。このようにして、光ファイバー5を実装して実際に光信号の伝送を行う前に、信号伝播用のSi導波路41aとコア32との間のカップリング不良が生じているか否かを確認することができる。
例えば、図3に示す光路部材36’のように、端部が湾曲した形状を有する場合、カップリング不良が生じているか否かを、より正確に確認することができる。図4に示す破線の囲み部分のように、検出部分が実際の光信号接続部分である信号伝播用のSi導波路41aとコア32とのカップリング部に近いためである。
次に、本開示の電子部品実装構造体について説明する。本開示の一実施形態に係る電子部品実装構造体10は、一実施形態に係る光回路基板1にシリコンフォトニクスデバイス4が実装された構造を有している。本開示の一実施形態に係る電子部品実装構造体10は、さらに電子部品6を備えており、光ファイバー5に接続されている。電子部品6としては、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、ドライバICなどが挙げられる。
シリコンフォトニクスデバイス4は、例えばケイ素(Si)をコアとし、二酸化ケイ素(SiO)をクラッドとする光導波路の1種であり、上述のように、Si導波路41、パッシベーション膜42、光源部43および光検出部44を含んでいる。
図2(A)および(B)に示すように、シリコンフォトニクスデバイス4はシリコンフォトニクスデバイス実装部312に、下部クラッド層31に形成された開口部311および支持体35を被覆するように、配線基板2と半田7を介して電気的に接続されている。下部クラッド層31に形成された開口部311には、アンダーフィル8が充填されている。アンダーフィル8は、一般的に封止樹脂として使用できる樹脂であれば限定されない。このような樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、アクリル、シロキサン、シリコン、ポリイミド、ポリシラン、ポリノルボネン、フッ素樹脂などの樹脂が挙げられる。
一実施形態に係る電子部品実装構造体10において、Si導波路41と光導波路3のコア32の露出部322とは対向しており、シリコンフォトニクスデバイス4の光源部43および光路部材36’の入光部、ならびにシリコンフォトニクスデバイス4の光検出部44および光路部材36’の出光部が光学的に接続されている。
このような構成によって、一実施形態に係る電子部品実装構造体10において、シリコンフォトニクスデバイス4はほとんど傾いておらず、光回路基板1に対して略平行となるように実装されている。その結果、一実施形態に係る電子部品実装構造体10は、電気的信頼性が損なわれにくくなる。さらに、上述のように、光ファイバー5を実装する前に、カップリング不良が生じているか否かを確認することができる。
本開示の光回路基板は、上述の一実施形態に限定されない。例えば、上述の光回路基板1において開口部311は、図2(B)に示すように、光導波路3に含まれる下部クラッド層31を、いわゆる「コの字型」となるように切り欠いている。さらに、図2(B)では、下部クラッド層31の第1領域313には、開口部311を挟んで対向して位置するように2つの支持体35が形成されている。
しかし、本開示の光回路基板において下部クラッド層31は、必ずしも「コの字型」となるように切り欠かれていなくてもよい。例えば、図5に示すように、下部クラッド層31が、いわゆる「ロの字型」となるように開口部311が形成されていてもよい。すなわち、本明細書において「開口部」は、下部クラッド層31を「コの字型」となるように切り欠く形状だけでなく、下部クラッド層31に貫通部を形成するような形状も包含される。
図5に示すように、開口部311が下部クラッド層31に貫通部を形成するような形状である場合、下部クラッド層31の第1領域313には、開口部311の周縁部のそれぞれの辺に近接して位置するように複数の支持体35が形成されていてもよい。支持体35は、開口部311の周縁部の少なくとも1ヶ所に備えられていればよい。
さらに、図2(B)および図5において支持体35は、開口部311の周縁部の辺に沿ってそれぞれ1本形成されている。しかし、支持体35は必ずしも1本でなくてもよい。例えば、平面視した場合に、比較的短い支持体が、開口部の周縁部のそれぞれの辺に近接して複数形成されていてもよい。
1 光回路基板
2 配線基板
21 電極
3 光導波路
31 下部クラッド層
311 開口部
312 シリコンフォトニクスデバイス実装部
313 第1領域
314 第2領域
32 コア
321 端部
322 露出部
33 上部クラッド層
34 反射ミラー部
35 支持体
36 光路部材
4 シリコンフォトニクスデバイス
41 シリコン導波路(Si導波路)
42 保護膜(パッシベーション膜)
43 光源部
44 光検出部
5 光ファイバー
6 電子部品
7 半田
8 アンダーフィル
10 電子部品実装構造体

Claims (9)

  1. 電極が位置する実装部を含む配線基板と、該配線基板の表面に位置している光導波路とを含み、
    該光導波路が、前記配線基板側から順に位置する下部クラッド層、コアおよび上部クラッド層を有しており、
    該下部クラッド層が、前記電極を露出させる開口部を有して前記実装部の対向する少なくとも一対の外周部に延在する第1領域と、該第1領域に隣接するとともに前記コアおよび前記上部クラッド層が順に位置する第2領域とを有しており、
    前記コアは、前記第1領域において前記上部クラッド層が位置していない露出部を前記第2領域に隣接して有しており、
    記実装部における前記下部クラッド層の前記開口部の周縁部に前記露出部から前記第2領域と反対側に離間して位置する支持体を少なくとも1つ有しており、
    平面視で前記下部クラッド層の上面に、前記コアが延びる方向において前記露出部と前記開口部との間に光路部材を、さらに有しており、
    前記支持体の高さおよび前記光路部材の高さと前記コアにおける前記露出部の高さとの差が、前記コアの高さの5%以内である光回路基板。
  2. 前記下部クラッド層の前記第1領域に、前記開口部を挟んで対向して前記支持体が2つ位置する、請求項1に記載の光回路基板。
  3. 前記下部クラッド層の前記第1領域に、平面視における前記開口部の辺に沿って前記支持体が複数位置する、請求項1に記載の光回路基板。
  4. 前記光路部材は、入光部および出光部を含む請求項1~3のいずれかに記載の光回路基板。
  5. 前記光路部材は、湾曲部分を含む二つの端部と、該端部の間に位置し直線部分を含む中央部とを有しており、前記二つの端部は前記中央部よりも前記露出部側に位置している、請求項4に記載の光回路基板。
  6. 前記支持体の材料と前記コアの材料とが同じである請求項1~のいずれかに記載の光回路基板。
  7. 前記光路部材の材料と前記コアの材料とが同じである請求項1~5のいずれかに記載の光回路基板。
  8. 前記支持体の材料と前記光路部材の材料と前記コアの材料とが同じである請求項に記載の光回路基板。
  9. 請求項1~のいずれかに記載の光回路基板とシリコンフォトニクスデバイスとを含み、
    前記シリコンフォトニクスデバイスは、シリコン導波路、光源部および光検出部を有し、前記光回路基板の支持体およびコアの露出部の上に搭載されて前記光回路基板と電気的に接続されており、
    前記シリコン導波路と前記光導波路の前記コアの露出部とが対向して接触している電子部品実装構造体。
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