JP7334969B2 - 水性マーキングペン用インキ組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、水性マーキングペン用インキ組成物に関する。
めっき処理に供される被めっき材は、めっき処理の前に、アルカリ水溶液による脱脂、水洗、酸洗、水洗、フラックス処理、および乾燥の順に前処理が施される。前処理は、被めっき材に付着している防錆油、加工油等の油脂類の汚れや酸化物等を除去する目的で行われる。そして、実際には被メッキ材は、油性または水性などのマーキングペンでマーキングされていることもある。
一方、マーキングペンのインキ組成物には、通常、高い筆記性または高い定着性が求められる。
例えば、特許文献1は、二酸化チタン顔料、マイカ顔料、分散剤、油溶性樹脂、有機溶剤を含有し、かつ剪断速度76(1/s)における粘度が50mPa・s以下である油性顔料インキ組成物を、インキ貯蔵部に貯蔵したマーキングペンを提案している。
特許文献2は、有機溶剤を30質量%以上含む、粘度が2~20mPa・sの範囲にあり、平均粒径が0.008~0.05μmの範囲にある無機顔料5~50質量%、平均粒径が0.05~0.3μmの範囲にある顔料1~20質量%を含む油性マーキングペン用インキ組成物を提案している。
特許文献3は、(a)プロピレングリコールモノメチルエーテルからなる主溶媒92~99重量%とエチレングリコールモノ-n-ブチルエーテルとプロピレングリコールモノn-ブチルエーテルとジプロピレングリコールモノメチルエーテルから選ばれる少なくとも1種の副溶媒1~8重量%からなる有機溶媒と、(b)平均粒子径1~10μmを有する金属粉顔料と、(c)シクロヘキサノン-ホルムアルデヒド樹脂と、(d)ポリエーテルリン酸エステルと、を含有してなるマーキングペン用金属粉顔料インキ組成物を提案している。
特開2014-214231号公報 特開2006-335927号公報 特開2009-209249号公報
被めっき材に油性のマーキングペンでマーキングすると、アルカリ水溶液による脱脂工程および酸洗工程を経ても、マーキングによる被膜を完全に除去することは難しい。脱脂処理には、有機溶剤によるものもある。しかし、油性のマーキングペンによる被膜は有機溶剤を用いても完全に除去することは難しい。
被めっき材に水性のマーキングペンでマーキングした場合でも、脱脂工程および酸洗工程を経ても被膜を完全には除去できない。そのため、さらに被膜をこすり取る必要があり、前処理の工程が増加する。
マーキングによる被膜が被めっき材の表面に残存した状態で、めっき処理を行うと、めっき被膜が形成されなかったり、めっき被膜が剥がれたりして、めっき不良の製品が得られる。このような製品では、めっき被膜を剥離し、再度、前処理およびめっき処理を行う必要が生じ、煩雑である。
本発明の一側面は、顔料と、
130以上の酸価を有するアルカリ可溶性樹脂と、
水と、を含み、
50%以上の顔料容積濃度を有し、
被めっき材にマーキングするために用いられる、水性マーキングペン用インキ組成物に関する。
めっき処理の前処理として行われるアルカリ水溶液による脱脂工程および酸洗工程により、マーキングによる被膜を容易に除去することができる水性マーキングペン用インキ組成物が得られる。
[水性マーキングペン用インキ組成物]
本発明の一側面の水性マーキングペン用インキ組成物は、顔料と、130以上の酸価を有するアルカリ可溶性樹脂(第1樹脂)と、水と、を含む。水性マーキングペン用インキ組成物は、50%以上の顔料容積濃度(Pigment volume concentration(PVC))を有する。水性マーキングペン用インキ組成物は、被めっき材にマーキングするために用いられる。
インキ組成物のPVCが50%以上であるため、マーキングにより形成される被膜は、多孔質構造となる。そのため、脱脂工程で使用されるアルカリ水溶液および酸洗工程で使用される酸水溶液を、被膜の内部まで浸透させることができる。被膜に含まれる第1樹脂の酸価が高いため、被膜内部に浸透したアルカリ水溶液により第1樹脂を容易に溶解させることができる。さらにインキ組成物が水性であるため、被膜を構成する成分は親水性が高い。よって、被膜を構成する成分が、被膜内部に浸透したアルカリ水溶液および酸と接触することにより、被膜をこすり取る必要なく、容易に除去することができる。被めっき材にマーキングペンでマーキングする場合でも、従来に比べて、めっき不良率を低減できる。また、形成される被膜が多孔質構造であることで、光が散乱するため、下地を効果的に隠蔽することができる。これにより、被めっき材にマーキングしてもマーキング部分を明確に識別できる。また、インキ組成物は、十分な定着性も備えている。
PVCは、インキ組成物に含まれる顔料の体積比率および樹脂の体積比率の合計に占める、顔料の体積比率の割合(百分率)である。なお、顔料の体積比率は、顔料の含有量(質量%)を顔料の比重で除することにより求められる。同様に、樹脂の体積比率は、樹脂の含有量(質量%)を樹脂の比重で除することにより求められる。なお、添加剤として樹脂が含まれる場合には、この樹脂の体積比率も含めて、PVCを算出するものとする。
なお、インキ組成物でマーキングされる被めっき材とは、少なくとも脱脂処理に供される前の被めっき材である。
以下、本発明の水性マーキングペン用インキ組成物についてより詳細に説明する。
インキ組成物は、顔料と、第1樹脂と、水とを含み、必要に応じて、アルカリ、水溶性の有機液状媒体、添加剤などを含んでいてもよい。
(顔料)
顔料としては、特に制限されず、着色顔料、体質顔料、および機能性顔料のいずれであってもよい。顔料としては、無機顔料、有機顔料、蛍光顔料、金属粉顔料などが挙げられる。また、顔料として、パール顔料、白色樹脂粒子、着色ビーズなどを用いてもよい。また、これらの顔料と樹脂(水溶性樹脂など)とを含む粉体を顔料として用いてもよい。顔料は、一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
より高い下地の隠蔽効果を確保する観点からは、顔料は、少なくとも白色顔料(第1顔料)を含むことが好ましい。顔料は、第1顔料に加え、さらに白色顔料以外の顔料(第2顔料)を含んでいてもよい。
第1顔料としては、例えば、酸化チタン(ピグメントホワイト6など)、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、タルク、白色樹脂粒子が挙げられる。第1顔料は、一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。より高い下地の隠蔽性を確保し易い観点から、少なくとも酸化チタンを用いることが好ましく、酸化チタンと他の白色顔料とを組み合わせて用いてもよい。なお、第1顔料の粒子は、無機成分(例えば、金属酸化物(アルミナ、ジルコニア、および/またはチタニアなど))および有機成分の少なくとも一方で被覆されたものであってもよい。
白色樹脂粒子の具体例としては、三井化学社製のミューティクルPP240D(スチレン系樹脂)、ミューティクルPP110C,PP2000TX(スチレン-アクリル共重合体)、ロームアンドハース社製のローペイクウルトラE,SE、ローペイクHP-1055,SN-1055,HP-91,OP-84Jなどが挙げられる。しかし、これらは単なる例示であり、白色樹脂粒子はこれらの具体例に限定されるものではない。
第2顔料としては、有彩色顔料、黒色顔料、着色樹脂粒子等が挙げられる。有彩色顔料および黒色顔料のそれぞれは、無機顔料(例えば、カーボンブラック)でも、有機顔料でもよい。有機顔料としては、例えば、フタロシアニン系顔料、スレン系顔料、アゾ系顔料、キナクリドン系顔料、アンスラキノン系顔料、ジオキサジン系顔料、インジゴ系顔料、チオインジゴ系顔料、ペリノン系顔料、ペリレン系顔料、インドレノン系顔料、アゾメチン系顔料などが挙げられる。第2顔料には、蛍光顔料、着色エマルションなども含まれる。これらの顔料は、これらの顔料を含む分散体(顔料分散体)として用いてもよい。また、市販の顔料分散体を、第2顔料として用いてもよい。
インキ組成物に含まれる顔料全体に占める第1顔料の比率は、例えば、30質量%以上であり、50質量%以上または60質量%以上であってもよい。白色顔料の比率がこのような範囲である場合、より高い隠蔽性を確保することができる。白色顔料の比率の上限は所望するインキ組成物の色に応じて決定でき、例えば、100質量%以下である。インキ組成物に含まれる顔料全体に占める酸化チタンの比率がこのような範囲を充足してもよい。
白色無機顔料(酸化チタンなど)と、樹脂粒子(白色樹脂粒子、および/または着色ビーズなど)とを組み合わせてもよい。白色無機顔料を用いることで、下地のより高い隠蔽性を確保することができる。また、比重が小さい樹脂粒子を用いることで、インキ組成物における白色無機顔料の沈降を抑制したり、ハードケーキ性を緩和したりすることができる。白色無機顔料および樹脂粒子に加えて、これらの以外の顔料を併用してもよい。なお、樹脂粒子の比重は、例えば、1.2以下である。白色無機顔料の比重は、例えば、3以上である。
また、白色無機顔料と樹脂粒子を併用する場合、樹脂粒子の量(乾燥固形分)は、白色無機顔料(乾燥固形分)100質量部に対して、例えば、1質量部以上50質量部以下であり、5質量部以上40質量部以下であってもよい。
インキ組成物のPVCは、50%以上であればよく、55%以上であってもよく、65%以上または70%以上としてもよい。PVCをこのような範囲とすることで、マーキングによる被膜が多孔質構造となり、アルカリ水溶液および酸水溶液を被膜内部まで浸透させ易くなる。めっきの前処理において、脱脂工程および酸洗工程を経るだけで、内部に浸透したアルカリ水溶液および酸水溶液により、被膜を擦らなくても、マーキングによる被膜をきれいに除去することができる。よって、付加的な工程を行わなくても、通常のめっきの前処理を行うだけで、めっき不良を低減できる。一方、PVCが50%未満では、被膜に多くの樹脂が含まれることで連続膜となり、アルカリ水溶液および酸水溶液が被めっき材とマーキングによる被膜との界面からのみしか侵入しない。よって、被膜の内部までアルカリ水溶液および酸水溶液を浸透させることが難しく、脱脂工程および酸洗工程を経た後も、マーキングによる筆跡が明確に分かるほど被膜が残る。そのため、めっき処理に供しても、めっき不良となる。インキ組成物のPVCは、例えば、90%以下であり、85%以下であってもよい。PVCがこのような範囲である場合、被めっき材に一時的にマーキングするのに適したインキ組成物の定着性を確保することができる。これらの上限値と下限値とは任意に組み合わせることができる。
なお、インキ組成物において、PVCが50%以上と大きい場合、定着性や耐擦過性が低くなる傾向がある。そのため、他の用途では、PVCを50%以上といった大きい範囲に設定することは従来なされていない。それに対し、被めっき材にマーキングする際には、識別できる筆跡を一時的に形成できればよい。そのため、PVCを上記のように大きくすることで、被めっき材へのマーキングには十分な定着性および耐擦過性を確保しながら、上記のように被膜をめっきの前処理工程において容易に除去することができる。
(第1樹脂)
第1樹脂の酸価は、130以上であり、150以上または160以上であってもよい。高い酸価を有することで、インキ組成物のマーキングによる被膜内に浸透したアルカリ水溶液により第1樹脂が容易に溶解して、被膜を容易に除去することができる。第1樹脂の酸価は、300以下であってもよい。
なお、第1樹脂の酸価は、「JIS K 2501-2003石油製品及び潤滑油-中和価試験方法」に準拠して測定できる。より具体的には、次のような手順で第1樹脂の酸価を求めることができる。まず、第1樹脂の所定量を、キシレンとジメチルホルムアミドとを1:1の体積比で混合した溶剤に溶解させて滴定用サンプルを調製する。滴定用サンプルについて、0.1mol/L濃度で水酸化カリウムを含むエタノール溶液を用いて電位差滴定を行、滴定曲線を求める。滴定曲線上の変曲点を終点とし、滴定用サンプルの第1樹脂の濃度、終点までのエタノール溶液の滴定量、および水酸化カリウムの濃度から、酸価を算出する。
第1樹脂としては、例えば、少なくともアニオン性のモノマー単位を含む重合体が挙げられる。第1樹脂は、アニオン性基を有するモノマー単位(第1モノマー単位)の単独重合体であってもよいが、第1モノマー単位と他のモノマー単位(第2モノマー単位)とを含む共重合体であってもよい。インキ組成物は、一種の第1樹脂を含んでもよく、二種以上の第1樹脂を含んでもよい。第1樹脂のアニオン性基は、インキ組成物に、アニオンの形態で含まれていてもよく、塩の形態で含まれていてもよい。
アニオン性基としては、例えば、カルボキシ基、酸無水物基、スルホン酸基、ホスホン酸基、ホスフィン酸基が挙げられる。第1樹脂は、一種のアニオン性基を有するものであってもよく、二種以上のアニオン性基を有するものであってもよい。アニオン性基のうち、カルボキシ基、酸無水物基、スルホン酸基が好ましい。
第1モノマー単位に対応するアニオン性基を有するモノマー(第1モノマー)のうち、カルボキシ基を有するモノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸などが挙げられる。酸無水物基を有するモノマーとしては、無水マレイン酸などが挙げられる。スルホン酸基を有するモノマーとしては、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸などが挙げられる。これらは、単なる具体例であり、第1モノマーは、これらの具体例に限定されるものではない。第1樹脂は、第1モノマー単位を一種含んでいてもよく、二種以上組み合わせて含んでいてもよい。
第2モノマー単位に対応するモノマー(第2モノマー)としては、第1モノマーと重合可能であればよい。第2モノマーとしては、例えば、アクリル系モノマー、ビニル系モノマー、オレフィン、シアン化ビニル(アクリロニトリル、メタクリロニトリルなど)などが挙げられる。第1樹脂は、第2モノマー単位を一種含んでいてもよく、二種以上含んでいてもよい。
アクリル系モノマーとしては、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、アクリルアミド、メタクリルアミドなどが挙げられる。アクリル系モノマーは、1分子中に1つの(メタ)アクリロイル基を有するものであってもよく、2つ以上の(メタ)アクリロイル基を有するものであってもよい。アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルとしては、アルキル(メタ)アクリレート、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、シクロアルキル(メタ)アクリレート、シクロアルケニル(メタ)アクリレート、アリール(メタ)アクリレート、アラルキル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。これらのエステルを構成するアルキルの炭素数は、例えば、1以上20以下であり、1以上10以下または1以上6以下であってもよい。シクロアルキルの炭素数は、例えば、4以上8以下であり、5以上8以下であってもよい。アリールの炭素数は、例えば、6以上20以下であり、6以上14以下または6以上10以下であってもよい。アラルキルの炭素数は、例えば、7以上22以下であり、7以上16以下または7以上12以下であってもよい。なお、アクリロイル基およびメタクリロイル基を合わせて(メタ)アクリロイル基を称するものとする。また、アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルを合わせて(メタ)アクリレートと称するものとする。第1樹脂は、一種のアクリル系モノマー単位を含んでいてもよく、二種以上のアクリル系モノマー単位を含んでいてもよい。
(メタ)アクリレートの具体例としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、n-ヘキシル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキセニル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フェネチル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。これらは単なる例示であり、(メタ)アクリレートは、これらの具体例に限定されるものではない。
ビニル系モノマーとしては、芳香族ビニル(スチレン、ビニルトルエン、ジビニルベンゼンなど)、ハロゲン化ビニル(塩化ビニルなど)、ビニルエステル(酢酸ビニルなど)、ビニルエーテル(アルキルビニルエーテル(プロピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテルなど)など)、ビニルケトンなどが挙げられる。ビニル系モノマーは、ビニル基を1つ有するものであってもよく、2つ以上有するものであってもよい。ビニル系モノマーには、置換基を有するものも含まれる。置換基としては、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ハロゲン原子などが挙げられる。芳香環への置換基としては、アルキル基、ヒドロキシアルキル基なども挙げられる。ただし、置換基は、これらに限定されるものではない。第1樹脂は、一種のビニル系モノマー単位を含んでいてもよく、二種以上のビニル系モノマー単位を含んでいてもよい。
オレフィンとしては、例えば、α-オレフィンが挙げられる。オレフィンは、鎖状および環状のいずれであってもよい。鎖状オレフィンの具体例としては、エチレン、プロピレン、1-ブテン、4-メチル-1-ペンテンが挙げられる。鎖状オレフィンの炭素数は、例えば、2以上16以下であり、2以上12以下、または2以上10以下であってもよい。環状オレフィンの具体例としては、ノルボルネン、ジシクロペンタジエンが挙げられる。しかし、これらは単なる例示であり、オレフィンは、これらの具体例に限定されるものではない。なお、オレフィンには、置換基(ヒドロキシ基、アルコキシ基、アシル基、ハロゲン原子など)を有するものも含まれる。環状オレフィンの置換基には、さらにアルキル基、ヒドロキシアルキル基なども含まれる。しかし、置換基は、これらに限定されるものではない。第1樹脂は、一種のオレフィン単位を含んでいてもよく、二種以上のオレフィン単位を含んでいてもよい。
第1樹脂は、第2モノマー単位として、少なくとも芳香族ビニル単位(中でも、スチレン単位など)を含むことが好ましく、芳香族ビニル単位と(メタ)アクリレート単位とを含んでもよい。
第1樹脂の重量平均分子量(Mw)は、例えば、1000以上30000以下であってもよい。マーキングによる被膜のより高い定着性を確保しながら、被膜の溶解性をさらに高めることができる観点から、第1樹脂のMwは、2000以上20000以下が好ましく、5000以上18000以下であってもよい。
なお、本明細書中、重量平均分子量(Mw)は、標準ポリスチレンを用いて、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定されるものである。標準ポリスチレンとしては、例えば、Mw=1.01×10、3.12×10、5.43×10、9.49×10、または1.37×10のものが用いられる。
第1樹脂としては、例えば、BASF社製のジョンクリルシリーズ、星光PMC社製のハイロスシリーズ、東亞合成社製のARUFONシリーズが挙げられる。第1樹脂の具体例としては、ジョンクリル67,678,680,682,683,690,52,57,60,61,62,63,70,HPD-962,501,354,6610、ハイロスRS-1191,VS-1047,YS-1274,X-1、ARUFON UC-3080,UC-3910,UC-3920,UF-5022が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
インキ組成物全体に対する第1樹脂の含有量は、例えば、0.1質量%以上10質量%以下であり、0.3質量%以上8質量%以下または0.5質量%以上7質量%以下であってもよい。第1樹脂の含有量がこのような範囲である場合、マーキングによる被膜の高い定着性を確保しながら、めっきの前処理で被膜を容易に除去することができる。なお、第1樹脂の含有量は、第1樹脂の乾燥固形分がインキ組成物全体に占める比率(%)である。
なお、インキ組成物は、第1樹脂以外のアニオン性基を有する樹脂(第2樹脂)を含んでもよい。第2樹脂としては、例えば、酸価が130未満のものが挙げられる。しかし、マーキングによる被膜のさらに高い除去性を確保する観点からは、第2樹脂の量は少ない方が好ましい。インキ組成物に含まれる第2樹脂の量は、第1樹脂100質量部に対して、例えば、5質量部以下であり、5質量部未満が好ましく、1質量部以下または0.1質量以下がより好ましい。また、インキ組成物が第2樹脂を含まない場合(インキ組成物における第2樹脂の痕跡が検出限界以下である場合も包含する)も好ましい。なお、第1樹脂および第2樹脂の量は、各樹脂の乾燥固形分の量である。
(アルカリ)
インキ組成物は、アルカリ可溶性の第1樹脂を含む。そのため、第1樹脂の溶解性をさらに高める観点から、インキ組成物は、さらにアルカリを含んでもよい。アルカリは、第1樹脂のアニオン性基に作用して第1樹脂を溶解させるカウンターイオンを生成可能である。インキ組成物を調製する際に、アルカリは第1樹脂とは別に添加してもよい。インキ組成物を調製する際に、第1樹脂を、溶液または分散液などの形態で用いる場合には、溶液または分散液にアルカリが含まれていてもよい。
アルカリは、無機塩基および有機塩基のいずれであってもよい。無機塩基としては、例えば、金属水酸化物(アルカリ金属水酸化物、周期表第2族金属水酸化物など)、アルカリ金属炭酸塩(炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなど)、アンモニアなどが挙げられる。金属水酸化物の具体例としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化カルシウムが挙げられる。有機塩基としては、有機アミンなどが挙げられる。有機アミンは、第一級、第二級および第三級アミンのいずれであってもよい。有機アミンとしては、アルキルアミン(エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミンなど)、ヒドロキシアルキルアミン(エタノールアミン、2-エチルアミノエタノール、ジエタノールアミン、ジエチルアミノエタノール、トリエタノールアミンなど)などが挙げられる。アルカリは、一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
インキ組成物中のアルカリの含有量は、第1樹脂をインキ組成物中に溶解した状態にできればよく、第1樹脂の種類および酸価などに応じて決定できる。インキ組成物中のアルカリの含有量は、例えば、3質量%以下(例えば、0.01質量%以上3質量%以下)であり、0.01質量%以上1質量%以下、または0.05質量%以上0.5質量%以下であってもよい。
(水溶性有機液状媒体)
水溶性有機液状媒体としては、アルコール、グリコールエーテル、環状エーテル(テトラヒドロフラン、1,4-ジオキサンなど)、アセトン、アセトニトリルなどが挙げられる。インキ組成物は、水溶性有機液状媒体を、一種含んでいてもよく、二種以上含んでいてもよい。インキ組成物において、水溶性有機液状媒体は、溶剤および/または添加剤(例えば、消泡剤、湿潤剤)などとして用いられる。なお、有機液状媒体は、25℃において液状である有機媒体を言うものとする。
アルコールとしては、アルキルアルコール(メタノール、エタノール、イソプロパノール、tert-ブタノールなど)、グリコール、グリセリンなどが挙げられる。グリコールとしては、アルキレングリコール(炭素数2以上4以下のアルキレングリコール(エチレングリコール、プロピレングリコールなど)など)、ポリアルキレングリコール(オキシアルキレン基の繰り返し数が2以上10以下のポリアルキレングリコール(ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコールなど)など)などが挙げられる。グリコールエーテルとしては、上記のグリコールのモノエーテル(例えば、炭素数1以上6以下(好ましくは1以上4以下)のアルキルエーテルなど)などが挙げられる。グリコールエーテルとしては、例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル(メチルセロソルブ)、プロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル(エチルセロソルブ)、エチレングリコールモノブチルエーテル(ブチルセロソルブ)、プロピレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテルなどが挙げられる。
インキ組成物中の水溶性有機液状媒体の含有量は、例えば、0.5質量%以上15質量%以下であり、1質量%以上10質量%以下、または1質量%以上7質量%以下であってもよい。水溶性有機液状媒体の含有量がこのような範囲である場合、マーキングペンのペン先(チップ)における目詰まりを抑制できるとともに、インキ組成物の塗膜を被めっき材の表面に形成し易い。
(添加剤)
インキ組成物は、必要に応じて添加剤を含有してもよい。添加剤としては、特に制限されず、インキ組成物(特に、水性インキ組成物)に添加される公知の添加剤が挙げられる。インキ組成物は、添加剤を一種含んでいてもよく、二種以上組み合わせて含んでいてもよい。
添加剤としては、揺変剤(タレ止め剤、沈降防止剤など)、表面調整剤(消泡剤、レベリング剤、湿潤剤(基材湿潤剤など)など)、分散剤(顔料分散剤、湿潤分散剤、色分かれ防止剤など)、防腐剤、防かび剤、抗菌剤などが挙げられる。揺変剤としては、例えば、ポリアクリル酸、ポリオール、ウレタン変性ポリオール、ポリN-ビニルアセトアミド-アクリルポリマー共重合体が挙げられる。ポリアクリル酸としては、日本純薬社製のジュリマーAC-20,AC-20L,AC-20H、クラリアント社製のMOWIPLAS XW330が例示される。ポリオールとしては、サンノプコ社製のSNシックスナー615が例示される。ウレタン変性ポリオールとしては、旭電化工業社製のアデカノールUH-752が例示される。ポリN-ビニルアセトアミド-アクリルポリマー共重合体としては、昭和電工社製のPNVAGE-167L,PNVA GE-191LHが例示される。しかし、揺変剤は、これらの具体例に限定されるものではない。
(その他)
一般的なインキ組成物には、マーキングによる被膜の高い定着性を確保する観点から、膜形成する樹脂エマルションが添加される。このような樹脂エマルションの最低造膜温度(Minimum Film Forming Temperature:MFT)は、25℃以下である。しかし、インキ組成物を調製する際にこのような樹脂エマルションを用いると、めっき処理の前処理工程においてアルカリ水溶液および酸水溶液がマーキングによる被膜の内部まで浸透しにくくなる傾向がある。そのため、マーキングによる被膜のより高い除去性を確保する観点からは、インキ組成物を調製する際に、MFTが25℃以下の樹脂エマルションを添加しないことが好ましい。あるいは、インキ組成物は、MFTが25℃以下の樹脂エマルションを含まないことが好ましい。このようなインキ組成物には、インキ組成物におけるMFTが25℃以下の樹脂エマルションの痕跡が検出限界以下であるものが包含されるものとする。
本発明の水性マーキングペン用インキ組成物は、めっき処理に供される被めっき材にマーキングするためのマーキングペンに使用するのに特に適している。めっき処理としては、特に制限されず、溶融めっき、気相めっき、電気めっき、化学めっきのいずれでもよい。被めっき材としては、例えば、金属基材(鉄鋼、銅合金、亜鉛合金、アルミ合金など)が挙げられる。
上記の水性マーキングペン用インキ組成物は、構成成分を混合することにより製造することができる。混合の順序は、特に制限されず、構成成分の全てを一度に混合してもよく、一部の成分を混合した後、他の成分と混合してもよい。組成物を調製する際に、各構成成分は、一度に添加してもよく、二回以上に分けて添加してもよい。構成成分のうち、固形のものは、そのまま用いてもよく、水および/または水溶性有機液状媒体を用いた溶液またはエマルションなどとして用いてもよい。インキ組成物は、25℃以下のMFTを示す樹脂エマルションを添加することなく調製することが好ましい。
[実施例]
以下、本発明を実施例および比較例に基づいて具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1~6および比較例1~2
(1)インキ組成物の調製
表1に示す成分および量でインキ組成物を調製する。より具体的には、まず、25℃で、水、有機液状媒体、樹脂成分、必要によりアルカリを攪拌により混合することで、液状混合物を調製した。液状混合物に、25℃で、攪拌下、白色樹脂粒子以外の顔料を添加し、分散させた。得られる分散液に、白色樹脂粒子および添加剤を添加し、攪拌した。このようにしてインキ組成物を調製した。なお、インキ組成物の調製には、MFT25℃以下の樹脂エマルションは用いなかった。
白色樹脂粒子、樹脂成分、アルカリおよび添加剤としては、下記のものを用いた。
(白色樹脂粒子1):三井化学社製、ミューティクルPP240D(スチレン-アクリル樹脂エマルション、乾燥固形分44質量%)
(白色樹脂粒子2):ロームアンドハース社製、ローペイクウルトラE(スチレン-アクリル樹脂エマルション、乾燥固形分30質量%)
(樹脂成分)
(樹脂1-1):BASF社製、ジョンクリル62(スチレン-アクリル樹脂、酸価200、Mw=8500、溶液(乾燥固形分34質量%))
(樹脂1-2):BASF社製、ジョンクリル70(スチレン-アクリル樹脂、酸価240、Mw=16500、溶液(乾燥固形分30質量%))
(樹脂1-3):BASF社製、ジョンクリル683(スチレン-アクリル樹脂、酸価160、Mw=8000、粉末、乾燥固形分100質量%)
(樹脂2):星光PMC社製、ハイロスX-1(スチレン-アクリル樹脂、酸価110、粉末、乾燥固形分100質量%)
(アルカリ):水酸化ナトリウム
(添加剤)
(添加剤1):表面調整剤(第一工業製薬社製、ネオコール YSK、ジアルキルスルホコハク酸エステルナトリウム)
(添加剤2):防腐防カビ剤(アビシア社製、プロクセル XL-2)
(添加剤3):防腐防カビ剤(大阪ガスケミカル社製、コートサイド PH2)
(添加剤4):揺変剤(クラリアント社製、MOWIPLAS XW330、ポリアクリル酸、溶液(乾燥固形分30質量%))
(2)水性マーキングペンの作製
上記(1)で得られたインキ組成物を、直液式(バルブ式)のマーキングペンの容器に撹拌子とともに充填することにより、水性マーキングペンを作製した。
(3)評価
上記(2)で作製した水性マーキングペンを用いて下記の評価を行った。
(a)被膜の除去性
被めっき材としての鋼板の表面に、水性マーキングペンでマーキングし、乾燥させて、被膜を形成した。被膜を形成した鋼板を、10質量%濃度で水酸化ナトリウムを含む水溶液(60℃)に10分間浸漬した。水溶液から鋼板を取り出し、水浴中に3分浸漬することにより水洗し、水浴から取り出して乾燥させた。次いで、鋼板を、10質量%濃度の塩酸水溶液(60℃)に30分間浸漬した。塩酸水溶液から鋼板を取り出し、水浴中に
3分浸漬することにより水洗し、水浴から取り出して乾燥させた。乾燥後の鋼板の表面において、マーキングした領域の状態を目視で観察し、下記の基準で評価した。
A:被膜が完全に除去されている。
B:被膜が薄く残っている。
C:マーキングした文字が判読できるほど被膜が残っている。
なお、めっきの前処理工程としてのアルカリ水溶液による脱脂工程で用いられるアルカリ水溶液は、少なくとも10質量%のアルカリを含む。また、酸洗工程で用いられる酸水溶液は、少なくとも10質量%の酸を含む。そのため、上記の試験において、被膜が完全に除去されていれば、一般的なめっきの前処理工程で、マーキングによる被膜を容易に除去できることを意味している。
(b)めっき不良
上記(a)で得られた鋼板を、溶融亜鉛めっき浴に浸漬し、めっき処理を行った。鋼板の表面に形成されためっき被膜の状態を目視で観察し、下記の基準で評価した。
A:平滑なめっき被膜が鋼板の表面全体に形成されている。
B:めっき被膜が形成されていない部分が存在する。
実施例、および比較例の結果を表1に示す。表1中、E1~E6は、それぞれ実施例1~6であり、C1~C2は、それぞれ比較例1~2である。
Figure 0007334969000001
表1に示されるように、インキ組成物が酸価130以上の第1樹脂を含む場合でも、PVCが50%未満のC1では、アルカリ水溶液への浸漬および酸水溶液への浸漬の後も、マーキングにより記載した文字がはっきりと識別できるほど、被膜が残っており、めっき被膜が形成されない部分が生じた。また、PVCが50%以上の場合であっても、樹脂の酸価が130未満の場合には、アルカリ水溶液への浸漬および酸水溶液への浸漬の後に、マーキングによる被膜が薄く残っており、めっき不良となった(C2)。それに対し、酸価130以上の第1樹脂を用いるとともに、PVCが50%以上のE1~E6では、アルカリ水溶液への浸漬および酸水溶液への浸漬により、マーキングによる被膜は完全に除去され、表面全体に平滑で均一なめっき被膜が形成されていた。
水性マーキングペン用インキ組成物は、マーキングにより形成される被膜(筆跡)をめっき処理の前処理のアルカリ水溶液による脱脂工程および酸洗工程により、容易に除去することができる。よって、めっき処理される被めっき材にマーキングするためのマーキングペンに利用できる。

Claims (5)

  1. 顔料と、
    130以上の酸価を有するアルカリ可溶性樹脂と、
    水と、を含み、
    50%以上の顔料容積濃度を有し、
    被めっき材としての金属基材にマーキングするために用いられる、水性マーキングペン用インキ組成物。
  2. 前記アルカリ可溶性樹脂の酸価は、150以上である、請求項1に記載の水性マーキングペン用インキ組成物。
  3. 前記アルカリ可溶性樹脂の含有量は、0.1質量%以上10質量%以下である、請求項1または2に記載の水性マーキングペン用インキ組成物。
  4. さらに、0.5質量%以上15質量%以下の含有量で水溶性有機液状媒体を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の水性マーキングペン用インキ組成物。
  5. 最低造膜温度が25℃以下の樹脂エマルションを含まない、請求項1~4のいずれか1項に記載の水性マーキングペン用インキ組成物。
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