JP7329653B1 - ステータ及びそれを用いた回転電機 - Google Patents

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Abstract

Figure 0007329653000001
【課題】径方向の大型化を抑制すると共に、温度検出の精度を向上させたステータを得ること。
【解決手段】筒状のステータコアと、ステータコアのスロットに配置されたコイル本体部と、ステータコアから突出した導体端部とを有するコイル導体の複数と、ステータコアの周方向に延出し、周方向に離間した導体端部を接続する接続線の複数と、温度センサと、を備え、少なくとも2つの接続線が、ステータコアの軸方向に間隔を空けて並べられた部分を有し、温度センサは、その間隔に配置され、軸方向の両側の接続線に挟まれている。
【選択図】図3

Description

本願は、ステータ及びそれを用いた回転電機に関するものである。
回転電機は、ロータと、ステータコア及びステータコイルを有したステータとを備える。回転電機は、内燃機関を駆動する電動機として動作し、また回転電機は内燃機関より駆動されて発電する発電機として機能する。回転電機が電動機として動作する場合、ステータコイルに電流が流される。その際、ステータコイルに流れた電流に起因したジュール熱により、ステータコイルの温度は上昇する。この時、ステータコイルの温度が過度に上昇すると、ステータコイル及びステータコイルの周囲に設けられた部品が熱により損傷する場合がある。そのため、ステータコイルの温度を検出する温度センサをステータコイルに設置して、温度センサが検出した温度に基づいてステータコイルへの通電電流を制御し、ステータコイルの過度な温度上昇に起因した部品の損傷の発生を防いでいる。
ステータコイルに設置する温度センサの構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。開示された構成は、三相のステータコイルをY結線する中性点板金バスバーの端部において、径方向にU字状に折り返した曲げ部が形成され、温度センサを曲げ部の部分に挟み込んで保持する構成である。このように構成することで、温度センサの両側からステータコイルの熱が伝達されるため、ステータコイルの温度検出の精度を向上させることができる。
特開2019-110676号公報
上記特許文献1においては、板金からなる中性点バスバーの端部を径方向に折り曲げた曲げ部で温度センサを挟んで保持しているため、ステータコイルの温度検出の精度は向上する。しかしながら、中性点バスバーの端部を径方向外側に折り曲げているため、温度センサを取り付けた部分だけ、ステータが径方向に大型化するという課題があった。
そこで、本願は、径方向の大型化を抑制すると共に、温度検出の精度を向上させたステータを得ること、また、ステータにおける径方向の大型化を抑制して、小型化した回転電機を得ることを目的としている。
本願に開示されるステータは、筒状のステータコアと、ステータコアのスロットに配置されたコイル本体部と、ステータコアから突出した導体端部とを有するコイル導体の複数と、ステータコアの周方向に延出し、周方向に離間した導体端部を接続する接続線の複数と、温度センサとを備え、少なくとも2つの接続線が、ステータコアの軸方向に間隔を空けて並べられた部分を有し、温度センサは、その間隔に配置され、軸方向の両側の接続線に挟まれており、複数の導体端部は、周方向の各位置及びステータコアの径方向の各位置において、ステータコアから突出し、間隔に配置された温度センサは、前記径方向に見て、ステータコアから突出した複数の導体端部とステータコアとの間の位置に配置されているものである。
本願に開示される回転電機は、ロータコアを有し、回転軸と一体回転するロータと、本願に開示され、ロータコアの径方向外側に配置されているステータとを備えたものである。
本願に開示されるステータによれば、筒状のステータコアと、ステータコアのスロットに配置されたコイル本体部と、ステータコアから突出した導体端部とを有するコイル導体の複数と、ステータコアの周方向に延出し、周方向に離間した導体端部を接続する接続線の複数と、温度センサとを備え、少なくとも2つの接続線が、ステータコアの軸方向に間隔を空けて並べられた部分を有し、温度センサは、その間隔に配置され、軸方向の両側の接続線に挟まれているため、温度センサを配置した部分がステータの径方向に突出しないので、ステータにおける径方向の大型化を抑制することができる。また、温度センサは少なくとも2つの接続線に挟まれているため、温度センサの両側から、ステータコイルを形成したコイル導体と接続線の熱が伝達されるので、ステータコイルの温度検出の精度を向上させることができる。
本願に開示される回転電機によれば、ロータコアを有し、回転軸と一体回転するロータと、本願に開示され、ロータコアの径方向外側に配置されているステータとを備えたため、ステータにおける径方向の大型化が抑制されるので、小型化した回転電機を得ることができる。
実施の形態1に係る回転電機の概略を示す軸方向に平行な断面図である。 実施の形態1に係る回転電機のステータの概略を示す斜視図である。 実施の形態1に係る回転電機のステータの要部を示す斜視図である。 実施の形態1に係る回転電機のステータの要部を示す平面図である。 実施の形態1に係る回転電機の接続線ユニットの斜視図である。 実施の形態1に係る回転電機の接続線ユニットの平面図である。 図6のA-A断面位置で切断した接続線ユニットの断面図である。 実施の形態2に係る回転電機の接続線ユニットの斜視図である。 図8のB-B断面位置で切断した接続線ユニットの断面図である。 実施の形態2に係る別の回転電機の接続線ユニットの断面図である。 実施の形態2に係る別の回転電機の接続線ユニットの断面図である。
以下、本願の実施の形態によるステータ及びそれを用いた回転電機を図に基づいて説明する。なお、各図において同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係る回転電機100の概略を示す軸方向に平行な断面図、図2は回転電機100のステータ20の概略を示す斜視図、図3は回転電機100のステータ20の要部を示す斜視図、図4は回転電機100のステータ20の要部を示す平面図、図5は回転電機100の接続線ユニット24の斜視図、図6は回転電機100の接続線ユニット24の平面図、図7は図6のA-A断面位置で切断した接続線ユニット24の断面図で、U相の接続線24UとU相の温度センサ25UとU相の樹脂部材26Uの断面を示す図である。回転電機100はステータ20及びロータ10を備え、内燃機関(図示せず)を駆動する電動機として動作する。あるいは、回転電機100は内燃機関より駆動されて発電する発電機として機能する。以下、ステータコア21の周方向を周方向、ステータコア21の軸方向を軸方向、ステータコア21の径方向を径方向と記載する。図において、軸方向を矢印Y、径方向を矢印Xで示し、径方向外側の方向をX1とし、径方向内側の方向をX2とする。
<回転電機100>
回転電機100は、ロータコア11を有し、回転軸12と一体回転するロータ10と、ロータコア11の径方向外側に配置されているステータ20とを備える。回転電機100は、さらに有底円筒状のハウジング1と、ハウジング1の開口部を閉口するブラケット2とを備える。ステータ20は、ハウジング1に焼き嵌めもしくは圧入などの固定手段により固定される。ロータ10は、ステータ20の内周面に外周面を対向させて、ベアリング3を介して、ハウジング1の底部及びブラケット2に回転可能に支持される。
ロータ10は、ロータコア11と、ロータコア11の軸心位置に挿通された回転軸12と、磁極を構成する永久磁石13とを備える。永久磁石13は、ロータコア11の外周面側に埋設され、周方向に所定のピッチで配列される。本実施の形態では、ロータ10は永久磁石型回転子である。ロータ10は永久磁石型回転子に限るものではなく、ロータコア11に界磁巻線が巻装された構成でも構わない。
<ステータ20>
ステータ20は、図2に示すように、筒状のステータコア21と、ステータコア21に装着されたステータコイル22とを備える。ステータコア21は、円環状のヨークと、ヨークの内周面から内径方向に突出し、周方向に間隔をおいて配置された複数のティースと、各ティースの間に形成されたスロットとを有する。
ステータコイル22は、複数のコイル導体22aと複数の接続線とから形成される。コイル導体22aは、ステータコア21のスロットに配置されたコイル本体部と、ステータコア21から突出した導体端部とを有する。接続線は、周方向に延出し、周方向に離間した導体端部を接続する。
コイル導体22aは、絶縁被膜付き導体からなり、U字状に形成される。コイル導体22aは、U字の底部がステータコア21の軸方向一方側に配置されるように、周方向に6つ離れた位置のスロットに挿入される。本実施の形態では、図2の上側に示した反結線側コイルエンド部22e1の側がステータコア21の軸方向一方側である。コイル導体22aのスロットへの挿入により、ステータコア21の軸方向一方側の端面において、6つ離れたスロット同士が周方向に連続的にコイル導体22aにより接続された構造である、反結線側コイルエンド部22e1が形成される。ステータコア21の軸方向他方側の端面から、絶縁被膜が除去された導体端部である端末剥離部23が突出した構造である、結線側コイルエンド部22e2が形成される。
導体が露出した端末剥離部23をそれぞれ適切に溶接することで、複数のコイル導体22aのそれぞれは電気的に接続される。本実施の形態では、スロットは、周方向にU相U相V相V相W相W相のように同相2個ずつが隣接して3相が順番に配列された構成になっている。周方向に6つ離れた位置の同相のスロットは、反結線側コイルエンド部22e1、及び結線側コイルエンド部22e2で接続されている。
結線側コイルエンド部22e2の構成とU相における通電経路についての詳細を、図3により説明する。図3は、ステータコイル22の結線側コイルエンド部22e2の部分を拡大して示した図である。U相の接続線24Uは、2つの接続線24UA、24UBから構成される。まず、径方向内側に配置されているU相の端末剥離部23U1Ain、23U1Binの2か所に、電源から電流が供給される。供給された電流のそれぞれは、双方のコイルエンド部を通じて、6スロット間隔で時計回りに流れていき、U相の端末剥離部23U2A、23U2Bへと到達する。U相の端末剥離部23U2A、23U2Bと、U相の端末剥離部23U3A、23U3Bとは溶接等により電気的に接続されている。
電流のそれぞれは、U相の端末剥離部23U3A、23U3Bから、6スロット間隔で時計回りに流れていき、U相の端末剥離部23U4Aout、23U4Boutへと到達する。U相の端末剥離部23U4Aoutと、7スロット先のU相の端末剥離部23U4Ainとは、U相の接続線24UAにより接続されている。U相の端末剥離部23U4Boutと、5スロット先のU相の端末剥離部23U4Binとは、U相の接続線24UBにより接続されている。U相の端末剥離部23U4Aoutを6スロット先の端末剥離部23U4Binに、端末剥離部23U4Boutを6スロット先の端末剥離部23U4Ainに接続すると、U相内で電位差が生じて循環電流発生による損失が生じてしまうため、ここでは5スロット先と7スロット先を接続している。
電流は、端末剥離部23U4Ain、端末剥離部23U4Binから、今度は6スロット間隔で反時計回りに流れていき、最終的に端末剥離部23U1Aout、端末剥離部23U1Boutに到達する。端末剥離部23U1Aout、23U1Boutは、中性点に接続される。V相W相もU相と同様の構成となっており、このようにU相V相W相に電流が流れることによって、ロータ10に対して磁界を発生させる構成となっている。
なお、U相V相W相に対応するそれぞれの反結線側コイルエンド部22e1については、U相U相V相V相W相W相のように同相が2個ずつ隣接し、3相が順番に時計回りに配列している。更にステータ20の全周に渡って、同様に3相のそれぞれの反結線側コイルエンド部22e1が2つずつ同相で順番に反時計回りに配列される構成となっている。
<温度センサ25>
本願の要部である温度センサ25の配置構成について説明する。ステータ20は、ステータコイル22の温度を検出する温度センサ25を備える。少なくとも2つの接続線が、ステータコア21の軸方向に間隔を空けて並べられた部分を有し、温度センサ25は、その間隔に配置され、軸方向の両側の接続線に挟まれている。本実施の形態では、図3に示すように、結線側コイルエンド部22e2において、接続線24UA、24UBが少なくとも2つの接続線であり、2つの接続線24UA、24UBがステータコア21の軸方向に間隔を空けて並べられた部分を有し、温度センサ25はその間隔に配置され、軸方向の両側の接続線24UA、24UBに挟まれて保持されている。このように構成することで、温度センサ25を配置した部分がステータ20の径方向に突出しないので、ステータ20における径方向の大型化を抑制することができる。また、温度センサ25は接続線24UA、24UBに挟まれているため、温度センサ25の両側からステータコイル22の熱が伝達されるので、ステータコイル22の温度検出の精度を向上させることができる。本実施の形態では、温度センサ25の軸方向の両側のそれぞれに一つの接続線が配置されているがこれに限るものではなく、温度センサ25の軸方向の両側のそれぞれに複数の接続線が配置されていても構わない。
少なくとも2つの接続線である接続線24UA、24UBは、接続した端末剥離部の間において一定の方向に延出した直線部を有し、直線部が軸方向に間隔を空けて並べられた部分であり、直線部が温度センサ25を挟んでいる。このように構成することで、直線部の部分に温度センサ25が配置されるため、軸方向に見て、温度センサ25と重複する接続線24UA、24UBの面積が増えるので、ステータコイル22の温度検出の精度をさらに向上させることができる。また、接続線24UA、24UBにおける直線部は、平行に配置されている。このように構成することで、温度センサ25と当接する接続線24UA、24UBの面積が増えるので、温度センサ25が接続線24UA、24UBにより安定して保持されると共に、ステータコイル22の温度検出の精度をさらに向上させることができる。
接続線24UA、24UBと、コイル導体22aとは、同一の材料からなる、絶縁被膜付き導体により形成されている。このように構成することで、接続線24UA、24UBとコイル導体22aとを配置した周囲の部分に絶縁性を確保する部材が不要なため、ステータ20を小型化することができる。また、接続線24UA、24UBとコイル導体22aとが同一の材料により形成されているため、双方の接続箇所に生じ得る熱抵抗が抑制されるので、接続線24UA、24UBとコイル導体22aに流れる電流に起因した発熱を抑制することができる。
温度センサ25は、温度検出素子(図示せず)を有し、温度検出素子と接続されたリード線25aを介して温度情報を外部に伝達する。温度センサ25、及び温度センサ25を挟んだ直線部の部分は、樹脂部材26により覆われている。温度センサ25と接続線24UA、24UBとは、温度センサ25のリード線25aを避けて、例えばインサート成形により樹脂部材26により覆われて、温度センサ25は接続線24UA、24UBに固定される。このように構成することで、温度センサ25を挟み込む直線部の部分のみを樹脂部材26により覆うため、樹脂部材26の使用量を少なくすることで温度センサ25の周囲の熱容量を小さくし樹脂部材26への熱引きを最小限にして、温度センサ25に接続線24UA、24UBからの熱を伝達できるので、ステータコイル22の温度検出の精度をさらに向上させることができる。
温度検出素子は、例えば、温度変化に対して抵抗値が変化するサーミスタである。温度センサ25のリード線25aは、例えば、回転電機100に供給する電力を制御する制御部に(図示せず)接続される。制御部は温度センサ25が検出した温度に基づいてステータコイル22への通電電流を制御し、ステータコイル22の過度な温度上昇に起因したステータコイル22もしくはステータコイル22の周囲に設けられた部品の損傷の発生を抑制する。図3において、リード線25aは右方向に延出しているがこれに限るものではない。リード線25aに接続される機器の配置に応じて、温度センサ25の左側からリード線25aを左方向に延出させても構わない。
複数の端末剥離部は、周方向の各位置及び径方向の各位置において、ステータコア21から突出し、複数の接続線24U、24V、24Wは、図5に示すように、周方向及び径方向に並べて配置される。図4に示すように、少なくとも2つの接続線である接続線24UA、24UBは、端末剥離部23U4Aout、端末剥離部23U4Bout、端末剥離部23U4Ain、端末剥離部23U4Binの径方向の外側に配置されている。接続線24UA、24UBは、径方向の最も外側に配置されたこれらの端末剥離部に接続される。本実施の形態では、これらの端末剥離部の径方向の外側の部分において、接続線24UA、24UBはこれらの端末剥離部に接続される。このように構成することで、結線側コイルエンド部22e2の軸方向の高さを低減することができる。
接続線24UA、24UBは、複数の接続線の中で径方向の外側に配置されると共に、軸方向に見て、ステータコア21の外周よりも径方向の内側に配置されている。このように構成することで、温度センサ25を配置した部分がステータ20の外周から径方向外側に突出しないので、ステータ20における径方向の大型化を抑制することができる。ステータコア21の外径側には、通常、フレーム等が配置されるため、結線側コイルエンド部22e2の部分の径方向の大きさを小型化する必要がある。また、リード線25aのステータ20からの取り出しが容易であるため、リード線25aと外部の機器とを容易に接続することができる。
少なくとも2つの接続線である接続線24UA、24UBは、図7に示すように、平角線からなる。このように構成することで、温度センサ25が接続線24UA、24UBの面の部分で当接でき、温度センサ25と当接する接続線24UA、24UBの面積が増えるので、温度センサ25が接続線24UA、24UBにより安定して保持されると共に、ステータコイル22の温度検出の精度をさらに向上させることができる。本実施の形態では、温度センサ25における、接続線24UA及び接続線24UBと当接する部分には、当接面が形成されている。そのため、接続線24UA、24UBの面の部分と、温度センサ25の当接面とを接触させて温度センサ25が配置されるので、接続線24UA、24UBと温度センサ25との間の熱抵抗が下がり、熱が伝達されやすい構成になっている。接続線24UA、24UB、及びコイル導体22aは平角線に限るものではないが、接続線24UA、24UBが平角線からなる場合、接続線24UA、24UBと温度センサ25との間の熱抵抗が下がるため、ステータコイル22の温度検出の精度をさらに向上させることができる。
本実施の形態では、温度センサ25を挟んだ平角線の部分の断面における長手方向の面は、軸方向に平行に配置され、温度センサ25は、平角線の断面における短手方向の面により保持されている。このように構成することで、温度センサ25が配置された部分の径方向の大きさを小さくできるので、ステータ20を小型化することができる。
複数のコイル導体22aのそれぞれは、複数の相のコイルのいずれかの相のコイルを構成し、少なくとも2つの接続線は、同じ相のコイルを構成している。本実施の形態では、少なくとも2つの接続線である接続線24UA、24UBは、U相のコイルを構成している。このように構成することで、U相のステータコイルの温度を独立して測定することができる。また、ステータ20が複数の温度センサを備え、複数の温度センサのそれぞれが、異なる相のコイルのそれぞれの温度を検出する構成としても構わない。例えば、V相とW相のコイルにも温度センサを配置する構成である。このように構成することで、断線などによりアンバランスな電流がステータコイル22に生じて一相のみが異常発熱した場合でも一相のみに生じた異常を検出することができる。中性点に温度センサを取り付けた場合、このような効果を得ることはできない。
<接続線ユニット24>
U相V相W相のそれぞれのコイルの接続線からなる接続線ユニット24の詳細を、図5により説明する。本実施の形態では、W相の接続線24Wには温度センサを取り付けず、U相の接続線24UとV相の接続線24Vのそれぞれに温度センサ25を取り付ける構成である。U相の接続線24UとV相の接続線24Vのそれぞれに温度センサ25を取り付ける構成に限るものではなく、さらにW相の接続線24Wに温度センサ25を取り付けても構わない。
接続線ユニット24は、U相の接続線24Uである接続線24UA、24UB、V相の接続線24Vである接続線24VA、24VB、W相の接続線24Wである接続線24WA、24WBを備える。接続線24UA、24VA、24WAは、7スロット先の端末剥離部を接続する接続線である。接続線24UB、24VB、24WBは、5スロット先の端末剥離部を接続する接続線である。U相の温度を検出する温度センサ25Uは、軸方向の両側の接続線24UA、24UBに挟まれて保持されている。V相の温度を検出する温度センサ25Vは、軸方向の両側の接続線24VA、24VBに挟まれて保持されている。温度センサ25Uは、樹脂部材26Uにより接続線24UA、24UBに固定され、温度センサ25Vは、樹脂部材26Vにより接続線24VA、24VBに固定される。
7スロット先の端末剥離部を接続するU相の接続線24UAは、直線部24UA1、24UA2、24UA3、及びオフセット部24UA4を有し、それぞれが曲げ部により連結された構造となっている。直線部24UA1、24UA2、24UA3は、接続線24UAにおける周方向に延出した部分であり、この周方向に延出した部分の両端の部分にオフセット部24UA4が設けられる。オフセット部24UA4の端部が、端末剥離部と接続される部分である。
5スロット先の端末剥離部を接続するU相の接続線24UBは、図6に示すように、周方向に垂直な面である対称面Z(図6において破線で示した面)を中心とした対称な構造で、直線部24UB1、24UB2、及びオフセット部24UB3を有し、それぞれが曲げ部により連結された構造となっている。直線部24UB1、24UB2は、接続線24UBにおける周方向に延出した部分であり、この周方向に延出した部分の両端の部分にオフセット部24UB3が設けられる。オフセット部24UB3の端部が、端末剥離部と接続される部分である。
オフセット部24UA4、24UB3は、図5に示すように、被膜付き導体である接続線1本分をオフセットするように径方向内側に湾曲した構造になっている。そのため、オフセット部24UA4、24UB3は、接続線24WA、24WBとの接触を回避しつつ、径方向内側に設けられた端末剥離部23U4Aout、23U4Bout(図5では図示せず)に接続可能な構造になっている。
直線部24UA1と直線部24UB1、及び直線部24UA2と直線部24UB2のそれぞれは、図6に示すように、軸方向に重なった部分が同一形状である。同一形状である、軸方向に重なったそれぞれの部分は、対称面Zに対して対称な構造である。直線部24UA1と直線部24UB1、及び直線部24UA2と直線部24UB2のそれぞれは、軸方向に間隔を空けて平行に配置されている。軸方向に重なった部分に、温度センサ25Uが保持される。本実施の形態では、直線部24UA1と直線部24UB1との間に温度センサ25Uが保持されているが、温度センサ25Uが保持される部分は、直線部24UA2と直線部24UB2との間であっても構わない。
このように軸方向に重なった2つの接続線24UA、24UBにおける同一形状の直線部24UA1、24UB1の間の部分に温度センサ25Uを挟み込み、接続線24UA、24UBと温度センサ25Uを軸方向に並べることで、ステータ20の径方向の大きさを小型化することができる。また、接続線24UA、24UBの一部の形状を共用化することによって、加工する設備を共用化できるため、ステータ20の生産性が向上し、ステータ20のコストを低減することができる。また、接続線24UA、24UBの形状を円弧状に形成するのではなく、直線部を連結させた構造にすることで、接続線24UA、24UBの加工設備を簡素化できるため、ステータ20のコストを低減することができる。
また、本実施の形態においては、3相の各コイルを接続する結線側コイルエンド部22e2において、2つずつ同相の端末剥離部が順番に配列されるステータコイル構造を採っている。そのため、同相の端末剥離部の間をそれぞれ接続するために、7スロット先の端末剥離部を接続する接続線24UA、24VA、24WAと、5スロット先の端末剥離部を接続する接続線24UB、24VB、24WBとを比較的狭い領域内に効率的に軸方向に平行に配置することができる。その結果、上述したように、軸方向に平行に配置される接続線24UA、24UBの間、接続線24VA、24VBの間、もしくは接続線24WA、24WBの間に温度センサ25を軸方向に挟み込むことで、温度センサ25を挟み込む各接続線の配置も含めて、ステータ20の径方向のサイズを小型化できる効果が顕著となる。また、上述した温度センサ25の配置構成を、図1に示した回転電機100に適用した場合、ステータ20における径方向の大型化が抑制されるので、小型化した回転電機100を得ることができる。
以上のように、実施の形態1によるステータ20において、筒状のステータコア21と、ステータコア21のスロットに配置されたコイル本体部と、ステータコア21から突出した端末剥離部とを有するコイル導体22aの複数と、ステータコア21の周方向に延出し、周方向に離間した端末剥離部を接続する接続線の複数と、温度センサ25とを備え、2つの接続線24UA、24UBが、ステータコア21の軸方向に間隔を空けて並べられた部分を有し、温度センサ25は、その間隔に配置され、軸方向の両側の接続線24UA、24UBに挟まれているため、温度センサ25を配置した部分がステータ20の径方向外側に突出しないので、ステータ20における径方向の大型化を抑制することができる。また、温度センサ25は接続線24UA、24UBに挟まれているため、温度センサ25の両側からステータコイル22を形成したコイル導体22aと接続線24UA、24UBの熱が伝達されるので、ステータコイル22の温度検出の精度を向上させることができる。
複数の端末剥離部が、周方向の各位置及び径方向の各位置において、ステータコア21から突出し、複数の接続線が、周方向及び径方向に並べて配置され、2つの接続線24UA、24UBが、径方向の最も外側に配置された端末剥離部に接続され、2つの接続線24UA、24UBが、複数の接続線の中で径方向の外側に配置されると共に、軸方向に見て、ステータコア21の外周よりも径方向の内側に配置されている場合、結線側コイルエンド部22e2の軸方向の高さを低減することができる。また、温度センサ25を配置した部分がステータ20の外周から径方向外側に突出しないので、ステータ20における径方向の大型化を抑制することができる。また、温度センサ25のリード線25aのステータ20からの取り出しが容易であるため、リード線25aと外部の機器とを容易に接続することができる。
2つの接続線24UA、24UBが、接続した端末剥離部の間において一定の方向に延出した直線部を有し、直線部が軸方向に間隔を空けて並べられた部分である場合、直線部の部分に温度センサ25が配置されるので、軸方向に見て、温度センサ25と重複する接続線24UA、24UBの面積を増加させることができる。温度センサ25と重複する接続線24UA、24UBの面積が増えるので、ステータコイル22の温度検出の精度をさらに向上させることができる。また、接続線24UA、24UBにおける直線部が、平行に配置されている場合、温度センサ25と当接する接続線24UA、24UBの面積が増えるので、温度センサ25が接続線24UA、24UBにより安定して保持されると共に、ステータコイル22の温度検出の精度をさらに向上させることができる。
温度センサ25、及び温度センサ25を挟んだ直線部の部分が、樹脂部材26により覆われている場合、温度センサ25を挟み込む直線部の部分のみを樹脂部材26により覆うため、樹脂部材26の使用量を少なくすることで温度センサ25の周囲の熱容量を小さくし樹脂部材26への熱引きを最小限にして、温度センサ25に接続線24UA、24UBからの熱を伝達できるので、ステータコイル22の温度検出の精度をさらに向上させることができる。また、接続線と、コイル導体22aとが、同一の材料からなる、絶縁被膜付き導体により形成されている場合、接続線とコイル導体22aとを配置した周囲の部分に絶縁性を確保する部材が不要なため、ステータ20を小型化することができる。また、接続線とコイル導体22aとが同一の材料により形成されているため、双方の接続箇所に生じ得る熱抵抗が抑制されるので、接続線とコイル導体22aに流れる電流に起因した発熱を抑制することができる。
2つの接続線24UA、24UBが、平角線からなる場合、温度センサ25が接続線24UA、24UBの面の部分で当接でき、温度センサ25と当接する接続線24UA、24UBの面積が増えるので、温度センサ25が接続線24UA、24UBにより安定して保持されると共に、ステータコイル22の温度検出の精度をさらに向上させることができる。また、温度センサ25を挟んだ平角線の部分の断面における長手方向の面が、軸方向に平行に配置され、温度センサ25が、平角線の断面における短手方向の面により保持されている場合、温度センサ25が配置された部分の径方向の大きさを小さくできるので、ステータ20を小型化することができる。
複数のコイル導体22aのそれぞれが、複数の相のコイルのいずれかの相のコイルを構成し、少なくとも2つの接続線24UA、24UBが、同じ相のコイルを構成している場合、特定の相のステータコイルの温度を独立して測定することができる。また、ステータ20が複数の温度センサを備え、複数の温度センサのそれぞれが、異なる相のコイルのそれぞれの温度を検出する場合、断線などによりアンバランスな電流がステータコイル22に生じて一相のみが異常発熱した場合でも一相のみに生じた異常を検出することができる。
実施の形態1による回転電機100において、ロータコア11を有し、回転軸12と一体回転するロータ10と、本願に開示され、ロータコア11の径方向外側に配置されているステータ20とを備えたため、ステータ20における径方向の大型化が抑制されるので、小型化した回転電機100を得ることができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係るステータ20について説明する。図8は実施の形態2に係る回転電機100のステータ20の接続線ユニット224の斜視図で、U相のコイルの接続線ユニットについて説明する図、図9は図8のB-B断面位置で切断した接続線ユニット224の断面図である。実施の形態2に係る回転電機100のステータ20は、温度センサ25Uの軸方向の両側のそれぞれに複数の接続線が配置された構成になっている。
少なくとも2つの接続線からなる第1組の接続線群と、少なくとも2つの接続線からなる第2組の接続線群とが、軸方向に間隔を空けて並べられた部分を有し、温度センサは、その間隔に配置され、第1組の接続線群と第2組の接続線群とに挟まれている。本実施の形態では、第1組の接続線群は、2つの接続線24UA、224UAを有し、第2組の接続線群は、2つの接続線24UB、224UBを有する。温度センサ25Uは、接続線24UA、224UAと、接続線24UB、224UBとに挟まれている。実施の形態1は、スロットの全周にわたって、同相2個が隣接し、3相が順に配列された構成であった。本実施の形態は、スロットの全周にわたって、同相4個が隣接し、3相が順に配列された構成である。そのため、U相のコイルには、4つの接続線24UA、224UA、24UB、224UBが設けられる。
このように構成することで、温度センサ25Uの軸方向の両側のそれぞれに複数の接続線が配置され、温度センサ25Uは複数の接続線により挟まれているため、温度センサ25Uの両側からステータコイル22を形成したコイル導体22aと複数の接続線の熱が伝達されるので、ステータコイル22の温度検出の精度を向上させることができる。
接続線224UAは、直線部224UA1、224UA2、224UA3、及びオフセット部224UA4を有する。接続線224UBは、直線部224UB1、224UB2、及びオフセット部224UB3を有する。オフセット部224UA4、224UB3は、図8に示すように、被膜付き導体である接続線2本分をオフセットするように径方向内側に湾曲した構造になっている。そのため、オフセット部224UA4、224UB3は、W相のコイルを形成する接続線との接触を回避しつつ、径方向内側に設けられた端末剥離部に接続可能な構造になっている。
本実施の形態では、図9に示すように、第1組の接続線群の2つの接続線24UA、224UAは、径方向に並べられ、互いに当接し、第2組の接続線群の2つの接続線24UB、224UBは、径方向に並べられ、互いに当接している。2つの接続線24UA、224UAが当接した部分は直線部24UA2、224UA2であり、2つの接続線24UB、224UBが当接した部分は直線部24UB2、224UB2である。このように構成することで、温度センサ25Uと当接する接続線24UA、224UA、24UB、224UBの面積が増えるので、温度センサ25Uが接続線24UA、224UA、24UB、224UBにより安定して保持されると共に、ステータコイル22の温度検出の精度をさらに向上させることができる。
本実施の形態では、接続線24UA、224UAの温度センサ25Uの側が軸方向に垂直な面となるように、接続線24UA、224UAは当接している。また、接続線24UB、224UBの温度センサ25Uの側が軸方向に垂直な面となるように、接続線24UB、224UBは当接している。このように構成することで、温度センサ25Uが接続線24UA、224UA、24UB、224UBにより安定して保持されると共に、ステータコイル22の温度検出の精度をさらに向上させることができる。
<変形例>
実施の形態2に係るステータ20の変形例について説明する。図10は実施の形態2に係る別の回転電機100のステータ20の接続線ユニット224の断面図で、図9と同等の位置で切断した図である。第1組の接続線群の2つの接続線24UA、224UAは、軸方向に並べられ、互いに当接し、第2組の接続線群の2つの接続線24UB、224UBは、軸方向に並べられ、互いに当接している。温度センサ25Uは、第1組の接続線群の間隔の側の1つの接続線24UAと第2組の接続線群の間隔の側の1つの接続線24UBとに挟まれている。2つの接続線24UA、224UAが軸方向に並べられた部分は直線部24UA2、224UA2であり、2つの接続線24UB、224UBが軸方向に並べられた部分は直線部24UB2、224UB2である。このように構成することで、温度センサ25が配置された部分の径方向の大きさを小さくできるので、ステータ20を小型化することができる。
温度センサ25U、及び直線部24UA2、224UA2、24UB2、224UB2を覆う樹脂部材26Uの構成は、図10の構成に限るものではない。図11に示すように、温度センサ25U、及び直線部24UA2、24UB2を覆う構成であっても構わない。図11は実施の形態2に係る別の回転電機100のステータ20の接続線ユニット224の断面図で、図9と同等の位置で切断した図である。このように構成することで、樹脂部材26Uの部分を減らすことができるので、モールド金型を小型化することができる。
また本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
以下、本開示の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
筒状のステータコアと、
前記ステータコアのスロットに配置されたコイル本体部と、前記ステータコアから突出した導体端部とを有するコイル導体の複数と、
前記ステータコアの周方向に延出し、前記周方向に離間した前記導体端部を接続する接続線の複数と、
温度センサと、を備え、
少なくとも2つの前記接続線が、前記ステータコアの軸方向に間隔を空けて並べられた部分を有し、
前記温度センサは、前記間隔に配置され、前記軸方向の両側の前記接続線に挟まれているステータ。
(付記2)
複数の前記導体端部は、前記周方向の各位置及び前記ステータコアの径方向の各位置において、前記ステータコアから突出し、
複数の前記接続線は、前記周方向及び前記径方向に並べて配置され、
少なくとも2つの前記接続線は、前記径方向の最も外側に配置された前記導体端部に接続され、
少なくとも2つの前記接続線は、複数の前記接続線の中で前記径方向の外側に配置されると共に、前記軸方向に見て、前記ステータコアの外周よりも前記径方向の内側に配置されている付記1に記載のステータ。
(付記3)
少なくとも2つの前記接続線は、接続した前記導体端部の間において一定の方向に延出した直線部を有し、
前記直線部が前記温度センサを挟んでいる付記1または2に記載のステータ。
(付記4)
少なくとも2つの前記接続線における前記直線部は、平行に配置されている付記3に記載のステータ。
(付記5)
前記温度センサ、及び前記温度センサを挟んだ前記直線部の部分は、樹脂部材により覆われている付記3または4に記載のステータ。
(付記6)
前記接続線と、前記コイル導体とは、同一の材料からなる、絶縁被膜付き導体により形成されている付記1から5のいずれか1項に記載のステータ。
(付記7)
少なくとも2つの前記接続線は、平角線からなる付記1から6のいずれか1項に記載のステータ。
(付記8)
前記温度センサを挟んだ前記平角線の部分の断面における長手方向の面は、前記軸方向に平行に配置され、
前記温度センサは、前記平角線の断面における短手方向の面により保持されている付記7に記載のステータ。
(付記9)
少なくとも2つの前記接続線からなる第1組の接続線群と、少なくとも2つの前記接続線からなる第2組の接続線群とが、前記軸方向に前記間隔を空けて並べられた部分を有し、
前記温度センサは、前記間隔に配置され、前記第1組の接続線群と前記第2組の接続線群とに挟まれている付記2に記載のステータ。
(付記10)
前記第1組の接続線群の少なくとも2つの前記接続線は、前記軸方向に並べられ、互いに当接し、
前記第2組の接続線群の少なくとも2つの前記接続線は、前記軸方向に並べられ、互いに当接し、
前記温度センサは、前記第1組の接続線群の前記間隔の側の1つの前記接続線と前記第2組の接続線群の前記間隔の側の1つの前記接続線とに挟まれている付記9に記載のステータ。
(付記11)
前記第1組の接続線群の少なくとも2つの前記接続線は、前記径方向に並べられ、互いに当接し、
前記第2組の接続線群の少なくとも2つの前記接続線は、前記径方向に並べられ、互いに当接し、
前記温度センサは、前記第1組の接続線群の少なくとも2つの前記接続線と前記第2組の接続線群の少なくとも2つの前記接続線とに挟まれている付記9に記載のステータ。
(付記12)
複数の前記コイル導体のそれぞれは、複数の相のコイルのいずれかの相のコイルを構成し、
少なくとも2つの前記接続線は、同じ相のコイルを構成している付記1から11のいずれか1項に記載のステータ。
(付記13)
複数の前記温度センサを備え、
複数の前記温度センサのそれぞれは、異なる相のコイルのそれぞれの温度を検出する付記12に記載のステータ。
(付記14)
ロータコアを有し、回転軸と一体回転するロータと、付記1から13のいずれか1項に記載され、前記ロータコアの径方向外側に配置されているステータと、を備えた回転電機。
1 ハウジング、2 ブラケット、3 ベアリング、10 ロータ、11 ロータコア、12 回転軸、13 永久磁石、20 ステータ、21 ステータコア、22 ステータコイル、22e1 反結線側コイルエンド部、22e2 結線側コイルエンド部、23、23U1Ain、23U1Bin、23U1Aout、23U1Bout、23U2A、23U2B、23U3A、23U3B、23U4Aout、23U4Bout、23U4Ain、23U4Bin 端末剥離部、24、224 接続線ユニット、24U、24UA、24UB、24V、24VA、24VB、24W、24WA、24WB、224UA、224UB 接続線、24UA1、24UA2、24UA3、24UB1、24UB2、224UA1、224UB1 直線部、24UA4、24UB3、224UA4、224UB3 オフセット部、25、25U、25V 温度センサ、25a リード線、26、26U、26V 樹脂部材、100 回転電機

Claims (15)

  1. 筒状のステータコアと、
    前記ステータコアのスロットに配置されたコイル本体部と、前記ステータコアから突出した導体端部とを有するコイル導体の複数と、
    前記ステータコアの周方向に延出し、前記周方向に離間した前記導体端部を接続する接続線の複数と、
    温度センサと、を備え、
    少なくとも2つの前記接続線が、前記ステータコアの軸方向に間隔を空けて並べられた部分を有し、
    前記温度センサは、前記間隔に配置され、前記軸方向の両側の前記接続線に挟まれており、
    複数の前記導体端部は、前記周方向の各位置及び前記ステータコアの径方向の各位置において、前記ステータコアから突出し、
    前記間隔に配置された前記温度センサは、前記径方向に見て、前記ステータコアから突出した複数の前記導体端部と前記ステータコアとの間の位置に配置されているステータ。
  2. 数の前記接続線は、前記周方向及び前記径方向に並べて配置され、
    少なくとも2つの前記接続線は、前記径方向の最も外側に配置された前記導体端部に接続され、
    少なくとも2つの前記接続線は、複数の前記接続線の中で前記径方向の外側に配置されると共に、前記軸方向に見て、前記ステータコアの外周よりも前記径方向の内側に配置されている請求項1に記載のステータ。
  3. 前記温度センサは、前記ステータコアよりも軸方向の一方側に設けられた少なくとも2つの前記接続線に挟まれ、
    前記ステータコアよりも軸方向の一方側に設けられた前記接続線は、相互に結線されており、
    前記ステータコアよりも軸方向の他方側に設けられた前記接続線は、相互に結線されていない請求項2に記載のステータ。
  4. 少なくとも2つの前記接続線は、接続した前記導体端部の間において一定の方向に延出した直線部を有し、
    前記直線部が前記温度センサを挟んでいる請求項2に記載のステータ。
  5. 少なくとも2つの前記接続線における前記直線部は、平行に配置されている請求項に記載のステータ。
  6. 前記温度センサ、及び前記温度センサを挟んだ前記直線部の部分は、樹脂部材により覆われている請求項に記載のステータ。
  7. 前記接続線と、前記コイル導体とは、同一の材料からなる、絶縁被膜付き導体により形成されている請求項1に記載のステータ。
  8. 少なくとも2つの前記接続線は、平角線からなる請求項1に記載のステータ。
  9. 前記温度センサを挟んだ前記平角線の部分の断面における長手方向の面は、前記軸方向に平行に配置され、
    前記温度センサは、前記平角線の断面における短手方向の面により保持されている請求項に記載のステータ。
  10. 筒状のステータコアと、
    前記ステータコアのスロットに配置されたコイル本体部と、前記ステータコアから突出した導体端部とを有するコイル導体の複数と、
    前記ステータコアの周方向に延出し、前記周方向に離間した前記導体端部を接続する接続線の複数と、
    温度センサと、を備え、
    少なくとも2つの前記接続線からなる第1組の接続線群と、少なくとも2つの前記接続線からなる第2組の接続線群とが、方向に隔を空けて並べられた部分を有し、
    前記温度センサは、前記間隔に配置され、前記第1組の接続線群と前記第2組の接続線群とに挟まれており、
    複数の前記導体端部は、前記周方向の各位置及び前記ステータコアの径方向の各位置において、前記ステータコアから突出し、
    複数の前記接続線は、前記周方向及び前記径方向に並べて配置され、
    前記第1組の接続線群と、前記第2組の接続線群とは、前記径方向の最も外側に配置された前記導体端部に接続され、
    前記第1組の接続線群と、前記第2組の接続線群とは、複数の前記接続線の中で前記径方向の外側に配置されると共に、前記軸方向に見て、前記ステータコアの外周よりも前記径方向の内側に配置されているテータ。
  11. 前記第1組の接続線群の少なくとも2つの前記接続線は、前記軸方向に並べられ、互いに当接し、
    前記第2組の接続線群の少なくとも2つの前記接続線は、前記軸方向に並べられ、互いに当接し、
    前記温度センサは、前記第1組の接続線群の前記間隔の側の1つの前記接続線と前記第2組の接続線群の前記間隔の側の1つの前記接続線とに挟まれている請求項10に記載のステータ。
  12. 前記第1組の接続線群の少なくとも2つの前記接続線は、前記径方向に並べられ、互いに当接し、
    前記第2組の接続線群の少なくとも2つの前記接続線は、前記径方向に並べられ、互いに当接し、
    前記温度センサは、前記第1組の接続線群の少なくとも2つの前記接続線と前記第2組の接続線群の少なくとも2つの前記接続線とに挟まれている請求項10に記載のステータ。
  13. 複数の前記コイル導体のそれぞれは、複数の相のコイルのいずれかの相のコイルを構成し、
    少なくとも2つの前記接続線は、同じ相のコイルを構成している請求項1に記載のステータ。
  14. 複数の前記温度センサを備え、
    複数の前記温度センサのそれぞれは、異なる相のコイルのそれぞれの温度を検出する請求項13に記載のステータ。
  15. ロータコアを有し、回転軸と一体回転するロータと、請求項1から14のいずれか1項に記載され、前記ロータコアの径方向外側に配置されているステータと、を備えた回転電機。
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