JP7321508B2 - 組み合わせデスク - Google Patents
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Description
そして、机の側方に書棚を配置し机と書棚を一体的に使用する組み合わせデスクが従前よりある。
しかしながら、このような組み合わせデスクの場合、書棚の正面側を机の側面に沿うように回転させ、書棚を上下に分離して、分離した一方側の書棚を机上の後端に書棚の一部を載置する必要があり大掛かりなものであった。
しかしながら、このような組み合わせデスクの場合、特許文献1と同様に書棚の正面側を机の側面に沿うように回転さ、書棚を上下に分離して、分離した一方側の書棚を机上の後端に書棚の一部を載置する必要があり、かつ、書棚間の隙間を閉塞させるための連結部材が必要となるといった大掛かりなものであった。
このように、特許文献1、特許文献2のいずれにおいても、分離した書棚の一方側を机上に配置させる大掛かりなものである。
また、書棚から取り外した側板は、机の側板として使用できるので、側板の収納場所を別途用意する必要がないばかりか、机の机上の側板として設置できるので、机に囲まれ感を付与することが可能である。
図1~図4において、符号1は机本体を示し、符号3は書棚を示し、符号4は、机背面パネルを示し、符号5は、側板を示し、符号100は、主に机本体1と書棚3と側板5からなる組み合わせデスクを示している。
天板本体部10は、主に左右方向に長い長方形板状の机天板11と、机天板11下面部に配置される左右の引き出しを有する引き出しユニット12で構成されている。
右側脚体2は、前後に離間して配置する棒状の前支持脚21、後支持脚22と、前支持脚21、後支持脚22の上部で、前支持脚21と後支持脚22を連結する脚体上部補強材221、前支持脚21と後支持脚22の下部で、前支持脚21と後支持脚22を連結する脚体下部補強材222で構成されている。
また、左右脚体2、2間を左右方向で連結する棒状の横補強材23が、左右脚体2、2の下部に配置され、左右脚体2、2間の後方部を左右方向で連結している。
さらに、背板24、24が、後支持脚22、22間であって、机天板11の下面付近と、後支持脚22の中間高さ付近に設置される。
背板24は、縦断面で縦長長方形に形成され、後支持脚22、22の内面間に架け渡される長さに設定される板状なものである。
また、背板24は、コンセント24aが設置されたものと、コンセントが設置されていないものが用意され、コンセント24aの使用状況に合わせて、机天板11の下面付近と、後支持脚22の中間高さ付近で設置場所が設定できる。
机天板11の下面付近にコンセント24a付きの背板24を設置しても、引き出しの背面側と背板24間に空間が設けられているため、コンセントを使用することができる。
書棚脚体30は、棒状の前支持フレーム301と、前支持フレーム301の後方に離間して配置され、前支持フレーム301より上方に延伸した長さの後支持フレーム302と、前支持フレーム301の上部と後支持フレーム302の中間部付近で、前支持フレーム301と後支持フレーム302を連結するフレーム上部補強材303、前支持フレーム301、後支持フレーム302の下部で、前支持フレーム301と後支持フレーム302を連結するフレーム下部補強材304で構成されている。
また、書棚脚体30、30間に板状の棚板31、31が前支持フレーム301の下部と中間部高さに配置され、棚板31、31で書棚脚体30、30の前方部、後方部を左右方向で連結している。
フレーム横補強305は四角パイプ状のものであって、左右の両端部で、四角を形成する背面側の一辺が延伸突出しており、該突出片が後支持フレーム302、302の背面側に接し、フレーム横補強305の延伸方向を軸芯として回転することを防止している。
書棚天板32は板状矩形のもので、前端は、前支持フレーム301、301より若干前方に飛び出し、後ろ端は後支持フレーム302、302に前端面に沿い、左右幅は、前支持フレーム301、301、後支持フレーム302、302の左右外側面とほぼ面一となる大きさに設定され、上面の高さは、机本体1の机天板11と上面と同じ高さになるように設定される。
書棚水平部材306は、前述の机の背板24と同じ縦断面形状で縦長長方形に形成され、後支持フレーム302、302の内面間に架け渡される長さに設定される板状なものである。
書棚天板32の上方の書棚水平部材306は、書棚天板32と後支持フレーム302の上端間の中間部付近の高さに配置される。
尚、本実施例においては、後支持フレーム302が書棚天板32の上方まで延伸し、書棚背面パネル33を一体的に形成しているが、後支持フレーム302の書棚背面パネル33部を分割し、書棚脚体30と書棚背面パネル33を分割構成としても構わない。
尚、パネル縦フレーム41、41は、机本体の脚体2、2間と同じ寸法で離間して配置され、パネル縦フレーム41は、書棚3の後支持フレーム302と同じ高さに設定される。
そして、前述の机の背板24と同型に形成された、背面パネル水平部材43が、書棚3の書棚水平部材306と同じ高さとなるようにパネル縦フレーム41、41間に設置される。
また、パネル縦フレーム41、41は、机本体の脚体2、2間と同じ寸法で離間して配置されるから、前記机の背板24が机本体1から取り外され、パネル縦フレーム41、41間に設置することができる。
このようにすると、机背面パネルを設置した時には、背板24が机本体1の奥側に配置されることになるから、足元空間を広くすることが可能である。
机天板11の下面付近にコンセント24a付きの背板24を設置しても、引き出しの背面側と背板24間に空間が設けられているため、コンセントを使用することができる。
尚、側板縦フレーム51、51は、側板縦フレーム51、51の外側面側間の寸法が書棚3の書棚天板32の前後方向と同じ寸法となるように離間して配置され、高さは、書棚天板32の上面と、書棚3の後支持フレーム302の上端までの高さと同じ高さに設定されている。
側板水平部材53は、前述の机の背板24と同じ縦断面形状で縦長長方形に形成され、側板縦フレーム51、51の内面間に架け渡される長さに設定される板状なものである。
側板水平部材53は、下側の側板水平フレーム52の上面と、側板水平部材53の下面間に空間が設けられ、上側の側板水平フレーム52の下面と、側板水平部材53の上面間に空間が設けられる。
図1に示すのが基本形態であって、机背面パネル4が連結された机本体1の一方側面に書棚3の側面が沿うように配置され、2体用意される側板5が書棚3の書棚天板32の両側端に設置され、机本体1と書棚3を個別に使用するものである。
そのため、側板5の下側の側板水平フレーム52には、鉛直方向に貫通する貫通孔52aが所定の位置に設けられ、後側の側板縦フレーム51には、前後方向に貫通する貫通孔51aが所定の位置に設けられている。
そして、書棚天板32の上面の両側寄りに、前記貫通孔52aに対応した螺孔32a、32aが設けられ、後支持フレーム302には、前記貫通孔51aに対応した螺孔302aが設けられている。これらの螺孔は、不使用時にはキャップで閉塞されている。
基本形態から、机本体1に面した側の側板5の書棚3と固定するためのネジを外し、側板5を書棚3から分離する。
そして、図3に示すように分離した側板5を、机本体1の書棚3側と対向側の机天板11上に設置する。
机天板11上に側板5が設置された状態では、側板フレーム体5aの下面が、机天板11の上面に載置し、側板5の後側の側板縦フレーム51の後面と、パネル縦フレーム41の前面が当接した状態で、ネジにて固定される。
そのため、机天板11の上面の両側寄りに、側板5の貫通孔52aに対応した螺孔11a、11aが設けられ、パネル縦フレーム41には、側板5の貫通孔51aに対応した螺孔41aが設けられている。これらの螺孔は、不使用時にはキャップで閉塞されている。
そして、机本体1に側板5が設置されるので、執務者には、適度な目隠しパネルが設置された状態となり集中力を高め易い。
また、側板5の側板水平フレーム52には後述するオプション部材を吊り懸けできるので、デスクの使用者に近い位置でオプション部材を利用できることになり使い勝手がよい。
このように、側板5を移動するだけの簡単な作業で第3形態とすることができる。
さらに、机背面パネル4と書棚背面パネル33と側板5の上端高さは、ほぼ同じとなるように設定されているから、オプション部材を同じ高さで使用できるので使い勝手がよいばかりか、体裁よく組み合わせデスクが使用できるので組み合わせデスク100を設置した部屋がスッキリとした印象を与えることができる。
当然ながら、側板5、5は書棚3から取り外し、机本体1の机天板11上の左右の両側に設置することも可能である。
第2形態は、机背面パネル4が連結された机本体1の一方側面に書棚3の正面が沿うように配置され、2体用意される側板5が書棚3の書棚天板32の両側端(机本体1の前後方向)に設置され、机天板11と書棚天板32を連続して使用するものである。
尚、第2形態で、書棚3の幅寸法は机天板11の前後寸法とほぼ同じに設定しているため、机本体1の正面側に位置する側板5は机天板11より前方に突出することがない。
そして、この状態では、机本体1の正面側に位置する側板5の側板水平フレーム52に、正面側を向いている側からオプション部材を吊り懸けすると、執務者側にオプション部材を設置できるので、オプション部材の使い勝手がよい。
第4形態は、第2形態の机本体1の正面側に位置する側板5の書棚3と固定するためのネジを外し、側板5を書棚3から分離する。
そして、図4に示すように分離した側板5を、机本体1の書棚3側と対向側の机天板11上に設置する。
第4形態では、机天板11と書棚天板32の両天板を連続して使用することができ、机の正面側の側板5が書棚3に設置されないので、第3形態に比べ天板の執務スペースが使い易い。
また、側板5の側板水平フレーム52には後述するオプション部材を吊り懸けできるので、デスクの使用者に近い位置でオプション部材を利用できることになり使い勝手がよいのも第3形態と同様である。
また、組み合わせデスク100の平面視で略長方形となり、外形に凹凸が少ないから組み合わせデスク100を設置する部屋のレイアウトに合わせやすい。
さらに、机背面パネル4と書棚背面パネル33と側板5の上端高さは、ほぼ同じとなるように設定されているから、オプション部材を同じ高さで使用できるので使い勝手がよいばかりか、体裁よく組み合わせデスクが使用できるので組み合わせデスク100を設置した部屋がスッキリとした印象を与えることができる。
このように、側板5を移動するだけの簡単な作業で第4形態とすることができる。
そして、該フック6を収納ボックス61や棚板62と組み合わせることや、板状パネルに複数の小径貫通孔63a・・・を規則的に設けたユーティリティーボード63と組み合わせて、これらを側板水平部材53に吊り懸けて使用することができる。また、フック6の下部を鉤状として、引っ掛け具63として使用することもできる。
ユーティリティーボード63は、小径貫通孔63a・・・に線材で形成されるフック部材などを引っ掛けで使用できるものであり、組み合わせデスクの使用者が好みに応じてアレンジするスペースである。
また、オプション部材は、側板水平部材53に限らず、書棚水平部材306や背面パネル水平部材43や背板24や脚体上部補強材221にも吊り懸け可能である。
1 机本体
11 机天板
11a 螺孔
3 書棚
30 書棚脚体
301 前支持フレーム
302 後支持フレーム
302a 螺孔
306 書棚水平部材
32 書棚天板
32a 螺孔
33 書棚背面パネル
4 机背面パネル
41 パネル縦フレーム
41a 螺孔
42 パネル横フレーム
43 背面パネル水平部材
5 側板
51 側板縦フレーム
51a 貫通孔
52 側板水平フレーム
52a 貫通孔
53 側板水平部材
6 フック
Claims (2)
- 主に机と書棚と一対の側板からなる組み合わせデスクにおいて、机は少なくとも天板を有し、書棚は机天板の高さと同じ高さに設定される書棚天板を有し、さらに、机と書棚は、それぞれに天板上方に延出する背面パネル部を備え、側板は、書棚天板の上方の左右側方寄りそれぞれに設置され、書棚天板上方で書棚の左右の側板とされ、書棚に備えられる前記背面パネル部に連結される形態と、一対の側板の一方あるいは両方が書棚から取り外され、机と書棚のそれぞれの背面パネル部を移動させることなく机の天板上方で机の側板とされ、机に備えられる前記背面パネル部に連結されて設置される形態とで選択可能とされることを特徴とする組み合わせデスク。
- 机と書棚は、それぞれ、天板上方に延出する背面パネル部を備え、側板は、該背面パネル部に連結されるとともに、机あるいは書棚の天板と連結され固定されることを特徴とする請求項1に記載の組み合わせデスク。
Priority Applications (1)
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JP2019134884A JP7321508B2 (ja) | 2019-07-22 | 2019-07-22 | 組み合わせデスク |
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JP2019134884A Active JP7321508B2 (ja) | 2019-07-22 | 2019-07-22 | 組み合わせデスク |
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Citations (4)
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2019
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