JP7320853B2 - 流量制御弁 - Google Patents

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Description

本発明は、流量制御弁に関する。
一般に、ヒートポンプ式冷暖房システム等において流路制御弁として、弁体を回転させることにより流路の切り換を行うロータリー式の流路切換弁を備えている。
この種の流路切換弁としては、特許文献1に示す四方切換弁がある。特許文献1の四方切換弁は、主弁ハウジングに配在された回転弁体を有し主弁ハウジング内に高圧の冷媒を導入し、回転弁体内の流路に低圧の冷媒を導入することにより、回転弁体の弁シート面を対接する弁シート面に押し付けてシール性を確保している。
特開2018-194032号公報
しかしながら、接続された2つのポート内で高圧と低圧とを交互に切り替える切換弁以外に回転弁体を用いる場合は、高圧の冷媒を弁体のシールに利用することが難しいため、閉弁時のシール性を確保する必要がある。また、閉弁状態から開弁状態まで、精度よく流量制御を行いたいという要請もある。
本発明の目的は、流体の逆流を抑制しつつ、高精度な流量制御を行える流量制御弁を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明による流量制御弁は、
第1オリフィスと第2オリフィスとを備えた弁シートを有する弁本体と、
前記弁シートに接離する方向に移動可能に保持された第1弁体および第2弁体とを備え、前記第1弁体および前記第2弁体と前記弁シートとの接触位置が変化するように回転する回転弁体と、を有し、
前記回転弁体は、前記回転弁体の回転軸に沿った方向から見て、前記第1弁体が前記第1オリフィスと重なるとともに、前記第2弁体が前記第2オリフィスと重なる第1の回転位置に回転可能であり、
前記弁シートは前記回転軸に直交する面に平行な平面を有し、
前記回転弁体は、前記平面に対して傾斜したテーパ面と、前記テーパ面に接続されるとともに前記弁シートの平面に当接する平坦面とを有し、
前記平坦面には、前記第1弁体が配置される拡径円筒部が形成されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、流体の逆流を抑制しつつ、高精度な流量制御を行える流量制御弁を提供することができる。
図1は、本実施の形態にかかる流量制御弁を示す縦断面図である。 図2は、図1に示す流量制御弁に用いられている遊星ギヤ式減速機構を分解して示す斜視図である。 図3は、回転弁体と弁シートとを組み合わせた状態で示す斜視図である。 図4は、回転弁体を下面側から見た斜視図である。 図5は、回転弁体と弁シートの断面一部を示す側面図であり、閉弁状態を示している。 図6は、回転弁体と弁シートの断面一部を示す側面図であり、中間開度を示している。 図7は、回転弁体と弁シートの断面一部を示す側面図であり、全開状態を示している。 図8は、最大間隔を縦軸に、回転弁体の回転角度を横軸にとって示す、開弁特性のグラフである。
以下、図面を参照して、本発明にかかる実施形態の流量制御弁について説明する。
図1は、本実施の形態にかかる流量制御弁を示す縦断面図である。図2は、図1に示す流量制御弁に用いられている遊星ギヤ式減速機構を分解して示す斜視図であるが、理解しやすいように一部をカットして示している。なお、本明細書で上方というときは、駆動部側を意味し、下方とは弁シート側を意味するものとする。
(流量制御弁の構成)
流量制御弁1は、駆動部11と、当該駆動部11による回転駆動力が入力されて歯車減速を行う遊星ギヤ式減速機構(以下、「減速部」とする)40と、弁シート10と、キャン30とを備えている。流量制御弁1の軸線をLとする。
キャン30は、受け部材68を介して弁シート10に固着された気密容器であって、薄肉の有頂円筒状を有する。駆動部11は、ステータ2と、ステータ2によって回転駆動される永久磁石型のロータ組立体8とを有している。ステータ2は、キャン30の外周部に固定配設されボビンに巻き付けられた一対のコイル140が樹脂と一体にモールドされて構成された電動モータの励磁装置である。ロータ組立体8は、キャン30の内部において回転自在に支持されている。ステータ2とロータ組立体8とにより、電動モータの一例としてのステッピングモータが構成される。
ステータ2は、キャン30に対して着脱自在に嵌装され、取付用金具180により所定位置でキャン30に固定される。この例では、キャン30の下端近傍に形成されたドーム部31が取付用金具180に形成された穴182に弾性的に嵌合し、それによりステータ2がキャン30に対して位置決めされる。ステータ2の励磁のため、コイル140に対し不図示のリードを介して外部の電源から給電が行われる。
弁シート10は、略円盤状の本体10aと、円管部10bとを同軸に連設してなる。本体10aの内部には、軸線Lに対し平行にかつ等距離で、円筒状の第1オリフィス14と、円筒状の第2オリフィス16が配設される。本体10aに、第1オリフィス14に連通するようにして第1配管20が接続され、また第2オリフィス16に連通するようにして第2配管22が接続されている。円管部10bには、内外周を連通する一対の横穴18が形成されている。
さらに弁シート10の外周には、段部13が形成され、この段部13に受け部材68の内周が突き当てられて嵌合している。これにより、弁シート10とキャン30との軸線L方向の位置決めがなされる。弁シート10とキャン30との間に弁室5が形成される。
減速部40は、図2に示すように、ロータ組立体8と一体の太陽ギヤ41と、例えばプラスチックを成形加工して形成されているキャリヤ42に回転自在に支持され且つ太陽ギヤ41と噛み合う複数(この例では3個)の軸線方向に長い遊星ギヤ43と、太陽ギヤと同心に配置されていて各遊星ギヤ43の一部分(上側部分)と噛み合うリングギヤ44と、リングギヤ44の歯数と僅かに歯数が異なる内歯が内周に形成された(即ち、リングギヤ44とは転位関係にある)出力ギヤ部45aを備えた回転弁体45とを備えている。太陽ギヤ41、キャリヤ42、リングギヤ44及び回転弁体45は、PPS(ポリフェニレンサルファイド樹脂)から形成されていると好ましい。
図2から明らかなように、各遊星ギヤ43は、リングギヤ44と噛み合うと同時に、一部分(下側部分)において、回転弁体45の出力ギヤ部45aと噛み合っている。
ロータ組立体8は、磁性材料を含有するプラスチック材料(ここではPPS)によって、周壁としての筒体202と中央に配設される太陽ギヤ部材204とが一体に有頂筒状に成形されている。またロータ組立体8は、太陽ギヤ部材204を軸線方向に貫通するシャフト201(図1)によって、キャン30内部において回転自在に支持されている。
図2に示すように、太陽ギヤ部材204の中心に植設された円筒の外周に太陽ギヤ41が形成されている。リングギヤ44は、例えばプラスチックを成形加工して作られたリング状のギヤである。
このような構成によれば、電動モータの出力回転が入力される太陽ギヤ41が自転回転をすると、太陽ギヤ41とリングギヤ44とに噛み合う遊星ギヤ43が自転しながら太陽ギヤ41の回りを公転回転する。遊星ギヤ43は、リングギヤ44との関係で転位した関係にある回転弁体45と噛み合っているので、遊星ギヤ43のこの回転により、回転弁体45は、転位の程度(歯数差)に応じてリングギヤ44に対して例えば50対1程度の相対的に非常に高い減速比で回転する。遊星ギヤ43が転位した関係にあるリングギヤ44と出力ギヤ部45aとに噛み合っている遊星ギヤ機構は、不思議遊星ギヤ機構と称されている。
キャリヤ42は、3つの柱部42aを平行に上面外周に植設してなる下部円盤42bと、環状のプレート42cとを有し、柱部42aを介して下部円盤42bとプレート42cとが平行に固定されている。下部円盤42bは、シャフト201が回転可能に嵌合する嵌合孔42hを備える。
一方、周方向に隣接する柱部42aの間において、亜鉛合金から形成された遊星ギヤ43の両端が、下部円盤42bとプレート42cとに対して回転自在に保持されており、これにより遊星ギヤ43はキャリヤ42に対して回転可能となっている。
図3は、回転弁体45と弁シート10とを組み合わせた状態で示す斜視図であり、回転弁体45を軸線に沿った平面で切断して示している。
図1、3において、回転弁体45は、上側が中空で下方が中実の略円筒形状を備える。具体的に回転弁体45は、上述した出力ギヤ部45aと、中空円筒底面に形成された袋穴45bと、上下方向に沿って平行に配置された第1連通孔45c及び第2連通孔45dと、回転弁体45の外周から第1連通孔45c及び第2連通孔45dに対して、それぞれ連通するように形成された均圧孔45e、45fと、下面中央に形成された小円筒部45gとを有する。袋穴45bには、シャフト201の下端が相対回転可能に嵌合する。
第1連通孔45c及び第2連通孔45dの下端側には、それぞれ拡径した拡径円筒部45h,45iが形成されており、その内部にコイルバネ51,53が配置されている。図1に示すように、拡径円筒部45h,45iは、弁シート10の第1オリフィス14、第2オリフィス16に対して、それぞれ同軸に配置されている。コイルバネ51がボール55を弁シート10に向かって付勢する第1付勢部材を構成し,コイルバネ53がボール57を弁シート10に向かって付勢する第2付勢部材を構成する。
図4は、回転弁体45を下面側から見た斜視図である。図4に示すように、回転弁体45には、小円筒部45gの周囲において、周方向に向かうにしたがって上端側に変位する螺旋状面45jが形成されている。さらに軸線Lに直交する平坦面45kが、拡径円筒部45hの周囲において螺旋状面45jに接続するようにして形成されている。
図3に示すように、回転弁体45の小円筒部45gは、弁シート10の本体10aの上面(軸線Lに直交する平面)19に形成された係合孔17に回転可能に嵌合している。螺旋状面45jは、上面19に対して傾斜したテーパ面を構成する。
回転弁体45の平坦面45kが、弁シート10の本体10aの上面19に当接した状態で、図1に示すように、拡径円筒部45hのコイルバネ51と第1オリフィス14との間にボール55が配置され、拡径円筒部45iのコイルバネ53と第2オリフィス16との間にボール57が配置される。拡径円筒部45hとボール55とは同径であり、拡径円筒部45iとボール57とは同径である。ボール55が第1弁体を構成し、ボール57が第2弁体を構成する。弁体としてはボールに限らず、先端に半球または円錐台などを形成した円柱でもよい。なお、弁シート10に接離する方向に移動可能に保持された第1弁体および第2弁体をいずれもボールにすることにより、正逆両方向の流れ方向に対しても閉弁時の漏れ量を少なくできる。
図1において、弁シート10の円管部10b内に、回転弁体45の下端側外周が嵌合し、さらに円管部10bの上端外周とリングギヤ44の外周とが、薄肉円筒部材であるギアケース220により連結されている。このため、回転弁体45と弁シート10とは軸線L方向に離間することなく、相対回転可能となっており、相対回転によりボール55およびボール57と弁シート10との接触位置が変化する。
(流量制御弁の動作)
図5~8を参照して、本実施形態にかかる流量制御弁1の動作を説明する。第1配管20と第2配管22は、冷凍サイクルに接続されているものとする。
(閉弁時)
まず、外部電源から給電されない状態では、ロータ組立体8の回転角度はゼロであり、図1,5に示す閉弁状態となる。なお、閉弁状態での回転弁体45の回転位置を第1の回転位置とし、開弁状態(閉弁状態以外)での回転弁体45の回転角度を第2の回転位置とする。第1の回転位置において、回転弁体45の回転軸に沿った方向から見て、ボール55が第1オリフィス14と重なるとともに、ボール57が第2オリフィス16と重なる。
この時、ボール55は第1オリフィス14の上端に位置してこれを閉止し、またボール57は第2オリフィス16の上端に位置してこれを閉止する。しかしながら、例えば第1配管20側が高圧で、第2配管22側が低圧であるとした場合、第1配管20側の圧力がコイルバネ51の付勢力に勝り、ボール55を第1オリフィス14から離間させる場合もある。
かかる場合、第1配管20から第1オリフィス14を介して弁室5内に進入した冷媒(流体)は、横穴18及び円管部10bと回転弁体45との隙間、並びに均圧孔45fを介して、第2連通孔45d内に至る。このとき、第2連通孔45d内の圧力は、ボール57を挟んだ第2オリフィス16内の圧力より高くなるため、ボール57は第2オリフィス16に向かって付勢され、これにより第1配管20から第2配管22に向かう冷媒の流れが阻止される。
これに対し、第2配管22側が高圧で、第1配管20側が低圧であるとした場合、第2配管22側の圧力がコイルバネ53の付勢力に勝り、ボール57を第2オリフィス16から離間させる場合もある。
かかる場合、第2配管22から第2オリフィス16を介して弁室5内に進入した冷媒は、横穴18及び円管部10bと回転弁体45との隙間、並びに均圧孔45eを介して、第1連通孔45c内に至る。このとき、第1連通孔45c内の圧力は、ボール55を挟んだ第1オリフィス14内の圧力より高くなるため、ボール55は第1オリフィス14に向かって付勢され、これにより第2配管22から第1配管20に向かう冷媒の流れが阻止される。
以上より明らかであるが、閉弁時において、第1配管20と第2配管22のいずれが高圧になった場合でも、ボール55、57が逆止弁となって、高圧側配管から低圧側配管に向かう冷媒の流れを阻止することができる。したがって、付勢力の弱いコイルバネ51,53を用いた場合でも、逆止弁の効果を発揮できるため、付勢力の強いコイルバネを用いた場合に比して各部の強度確保の必要がなく、また操作性の向上を図れる。
(開弁時)
次に、制御信号に応じて外部電源から給電が行われると、ステータ2が磁力を発生する。かかる磁力に応じた角度だけ、ロータ組立体8が回転駆動され、所定方向に回転力を発生する。かかる回転力は太陽ギヤ41に伝達され、減速部40を介して減速され、出力ギヤ部45aに伝達され、回転弁体45が軸線L回りに回転する。
すると、図6に示すように、ボール55は第1オリフィス14の上端から離間し、弁シート10の上面19へと移動する。このとき、第1オリフィス14の上端は、回転弁体45の螺旋状面45jに対向する。また図示していないが、ボール57も第2オリフィス16の上端から離間し、弁シート10の上面19へと移動するため、第2オリフィス16の上端も、回転弁体45の螺旋状面45jに対向する。換言すれば、回転弁体45が第1の回転位置と異なる回転位置に回転すると、ボール55は、第1オリフィス14から上面19上へと移動し、ボール57は、第2オリフィス16から上面19上へと移動する。図7に、回転弁体45が最大角度回転した全開状態を示す。
回転弁体45が回転すると、図6,7に示すように、弁シート10の上面19と螺旋状面45jとの間に、回転弁体45の回転角度に応じた隙間ができるため、この隙間を介して第1オリフィス14と第2オリフィス16のうち一方から他方へと冷媒が流れることとなる。
例えば第1配管20側が高圧側で、第2配管22側が低圧側であるとすると、第1配管20から第1オリフィス14を介して流量制御弁1内に進入した冷媒は、弁シート10の上面19と螺旋状面45jとの間の隙間を通過して、横穴18を抜け、弁室5に至る。さらに、冷媒は弁室5から、反対側の横穴18を抜けて、弁シート10の上面19と螺旋状面45jとの間の隙間を通過して、第2オリフィス16を介して第2配管22に至ることとなる。なお、第1配管20側が低圧側で、第2配管22側が高圧側である場合、以上とは逆の方向に冷媒が流れることとなる。
ここで、第1オリフィス14の近傍における上面19と、回転弁体45の螺旋状面45jとの最大間隔Hが、第2オリフィス16の近傍における上面19と、回転弁体45の螺旋状面45jとの間隔よりも小さいとすると、第1オリフィス14と第2オリフィス16との間を流れる冷媒の量は、最大間隔Hの大きさにより制御されることとなる。
また、第1オリフィス14の近傍における上面19と、回転弁体45の螺旋状面45jとの最大間隔Hは、回転弁体45の回転量と、螺旋状面45jの螺旋角度に応じて変化する。
図8は、最大間隔Hを縦軸に、回転弁体45の回転角度を横軸にとって示す、開弁特性のグラフである。本実施の形態においては、螺旋状面45jの螺旋角度が一定であるため、図8に実線Aで示すように、回転弁体45の回転角度に従って最大間隔Hはリニアに変化する。
なお、回転弁体45の回転位置に応じて、螺旋状面45jの螺旋角度を変化させることで、2次曲線を描いて流量が増減する図8の一点鎖線B、あるいは所定角度から急激に流量が増大する点線Cで示すような開弁特性などを得ることができる。
一方、逆特性の制御信号に応じて外部電源から給電が行われると、ロータ組立体8が逆方向に回転駆動され、それにより回転弁体45も逆方向に回転し、図6,7に示す開弁状態から、図5に示す閉弁状態へと移行する。これにより、第1オリフィス14と第2オリフィス16との間で冷媒の流れが遮断される。
本実施の形態によれば、ステッピングモータの回転運動を減速部40を介して回転弁体45に伝達するため、高い分解能にて精度よく回転弁体45を回転させることができる。このため、図8に従って、冷媒の流量制御を精度よく行うことができる。また、本発明は二方弁として説明を行ったが、同様に三方弁等の多方弁にも本発明は適用できる。
1 流量制御弁
2 ステータ
5 弁室
8 ロータ組立体
10 弁シート
14 第1オリフィス
16 第2オリフィス
20 第1配管
22 第2配管
30 キャン
40 遊星ギヤ式減速機構(減速部)
45 回転弁体

Claims (6)

  1. 第1オリフィスと第2オリフィスとを備えた弁シートを有する弁本体と、
    前記弁シートに接離する方向に移動可能に保持された第1弁体および第2弁体とを備え、前記第1弁体および前記第2弁体と前記弁シートとの接触位置が変化するように回転する回転弁体と、を有し、
    前記回転弁体は、前記回転弁体の回転軸に沿った方向から見て、前記第1弁体が前記第1オリフィスと重なるとともに、前記第2弁体が前記第2オリフィスと重なる第1の回転位置に回転可能であり、
    前記弁シートは前記回転軸に直交する面に平行な平面を有し、
    前記回転弁体は、前記平面に対して傾斜したテーパ面と、前記テーパ面に接続されるとともに前記弁シートの平面に当接する平坦面とを有し、
    前記平坦面には、前記第1弁体が配置される拡径円筒部が形成されている、
    ことを特徴とする流量制御弁。
  2. モータの回転速度を減速して前記回転弁体を回転する減速部をさらに有する請求項1の流量制御弁。
  3. 前記回転弁体が前記第1の回転位置と異なる回転位置にあるときに、前記第1弁体は、前記第1オリフィスから前記平面上へと移動し、前記第2弁体は、前記第2オリフィスから前記平面上へと移動することを特徴とする請求項1又は2に記載の流量制御弁。
  4. 前記回転弁体の第1連通孔内に配置され、前記第1弁体を前記弁シートに向かって付勢する第1付勢部材と、前記回転弁体の第2連通孔内に配置され、前記第2弁体を前記弁シートに向かって付勢する第2付勢部材とを有することを特徴とする請求項1~のいずれか一項に記載の流量制御弁。
  5. 前記第1弁体及び前記第2弁体はボールであることを特徴とする請求項1~のいずれか一項に記載の流量制御弁。
  6. 前記減速部は、遊星ギヤを有し、前記遊星ギヤと噛み合う出力ギヤ部が前記回転弁体と一体に形成されている請求項2に記載の流量制御弁。
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Citations (3)

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