JP7319133B2 - 積層セラミック電子部品及び電子部品実装基板 - Google Patents

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本発明は、金属端子を備えた積層セラミック電子部品及び電子部品実装基板に関する。
積層セラミックコンデンサは、複数の内部電極が配置されたセラミック素体と、当該素体の表面に形成され内部電極に接続された外部電極とを備え、例えば、ハンダ等によって外部電極を実装基板に接合することで実装基板に実装される。
積層セラミックコンデンサが大型の場合や、セラミック素体に強誘電体材料を用いた場合では、セラミック素体の機械的歪みが実装基板に伝達されて振動音が発生したり、実装基板との接合部等にクラックが生じることがある。
そこで、基板実装後の信頼性を向上させるため、外部電極に基板実装用の金属端子が取り付けられた積層セラミックコンデンサが知られている(例えば特許文献1及び2参照)。
特開2014-229867号公報 特開2015-62215号公報
しかしながら、上記構成の積層セラミックコンデンサであっても、基板実装時及び実装後の温度変化等によって、外部電極とセラミック素体との間や、外部電極と金属端子との間のハンダに、クラックや剥がれなどの欠陥が生じることがあった。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、信頼性の高い積層セラミック電子部品及び電子部品実装基板を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係るセラミック電子部品は、セラミック素体と、外部電極と、金属端子と、を具備する。
上記セラミック素体は、第1方向に積層された内部電極と、上記内部電極が引き出され上記第1方向と直交する第2方向に向いた端面と、を有する。
上記外部電極は、上記第1方向及び上記第2方向に直交する第3方向と上記第1方向とにおける中央部と、上記中央部の周縁に位置し上記中央部から上記第2方向外方に突出する周縁部と、を有し、上記端面に形成される。
上記金属端子は、上記中央部に接合される。
この構成では、外部電極が中央部よりも厚い周縁部を有する。これにより、外部電極の周縁部の強度を高めることができ、外部電極の周縁部におけるクラックや剥がれなどの欠陥を防止できる。また、セラミックスを含むセラミック素体と金属からなる外部電極との熱膨張係数は異なるが、外部電極の中央部を薄くすることで、中央部の熱応力を緩和でき、当該熱応力に起因するクラック等の欠陥も防止できる。さらに、金属端子が熱応力の影響の少ない中央部に配置されることで、金属端子を安定的に接合させることができる。
したがって、この構成により、外部電極及びその周囲のクラックや剥がれといった欠陥を抑制でき、信頼性の高い積層セラミック電子部品を得ることができる。
上記積層セラミック電子部品は、上記外部電極と上記金属端子とを接合する合金接合部をさらに具備し、
上記端面は、上記内部電極が露出する引き出し領域を含み、
上記合金接合部は、上記第2方向から見た平面視において、上記引き出し領域内に配置されてもよい。
この構成では、合金接合部が引き出し領域上に配置される。引き出し領域は内部電極を含むため、引き出し領域の熱膨張係数は、セラミック材料からなる領域と比較して合金接合部により近くなる。したがって、熱衝撃時において合金接合部とセラミック素体との間の熱応力を緩和することができ、積層セラミック電子部品の信頼性をより高めることができる。
上記周縁部は、上記第2方向において、上記中央部の1.1倍以上の厚み寸法を有していてもよい。
これにより、周縁部の強度を十分に確保することができ、外部電極の周縁部におけるクラックや剥がれなどの欠損をより確実に防止できる。
本発明の他の実施形態に係る電子部品実装基板は、セラミック電子部品と、上記セラミック電子部品が実装された回路基板と、を具備する。
上記セラミック電子部品は、
第1方向に積層された内部電極と、上記内部電極が引き出され上記第1方向と直交する第2方向に向いた端面と、を有するセラミック素体と、
上記第1方向及び上記第2方向に直交する第3方向と上記第1方向とにおける中央部と、上記中央部の周縁に位置し上記中央部から上記第2方向外方に突出する周縁部と、を有し、上記端面に形成された外部電極と、
上記中央部に接合された金属端子と、
を有する。
以上のように、本発明によれば、信頼性の高い積層セラミック電子部品及び電子部品実装基板を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る積層セラミックコンデンサの斜視図である。 上記積層セラミックコンデンサの図1のA-A'線に沿った断面図である。 上記積層セラミックコンデンサの図1のB-B'線に沿った断面図である。 上記積層セラミックコンデンサをX軸方向(第2方向)から見た側面図である。 上記積層セラミックコンデンサを備えた電子部品実装基板を示す断面図である。 上記積層セラミックコンデンサの製造方法を示すフローチャートである。 上記積層セラミックコンデンサの製造過程を示す斜視図である。 上記積層セラミックコンデンサの製造過程を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
図面には、適宜相互に直交するX軸、Y軸、及びZ軸が示されている。X軸、Y軸、及びZ軸は全図において共通である。
[積層セラミックコンデンサ10の基本構成]
図1~4は、本発明の一実施形態に係る積層セラミックコンデンサ10を示す図である。図1は、積層セラミックコンデンサ10の斜視図である。図2は、積層セラミックコンデンサ10の図1のA-A'線に沿った断面図である。図3は、積層セラミックコンデンサ10の図1のB-B'線に沿った断面図である。図4は、積層セラミックコンデンサ10をX軸方向から見た側面図である。
積層セラミックコンデンサ10は、セラミック素体11と、焼結金属膜14と、金属端子15と、合金接合部16とを具備する。積層セラミックコンデンサ10は、セラミック素体11の表面に焼結金属膜14が形成され、焼結金属膜14の表面に合金接合部16を介して金属端子15がそれぞれ接合された構成を有する。焼結金属膜14は、積層セラミックコンデンサ10の外部電極として機能する。
セラミック素体11は、X軸方向を向いた2つの端面11aと、Y軸方向を向いた2つの側面11bと、Z軸方向を向いた2つの主面11cとを有する。端面11aには、焼結金属膜14が形成される。セラミック素体11の各面を接続する稜部は面取りされていてもよい。セラミック素体11は、例えば、X軸方向に沿った長さが3mm以上、Y軸方向に沿った長さが2mm以上で構成される。
なお、セラミック素体11は、図1~4に示すような直方体形状でなくてもよい。例えば、セラミック素体11の各面は曲面であってもよく、セラミック素体11は全体として丸みを帯びた形状であってもよい。
セラミック素体11は、容量形成部17と、保護部18と、を有する。容量形成部17は、第1内部電極12及び第2内部電極13がセラミック層19を介して交互にZ軸方向に積層された構成を有する。保護部18は、容量形成部17のZ軸方向を向いた両主面の全領域と、Y軸方向を向いた両側面の全領域とをそれぞれ覆っている。
第1内部電極12は、一方の端面11aに引き出され、他方の端面11aから離間している。第2内部電極13は、一方の端面11aから離間しており、他方の端面11aに引き出されている。各端面11aにおいて内部電極12,13が引き出された領域を、引き出し領域Lとする(図4参照)。
内部電極12,13は、典型的にはニッケル(Ni)を主成分として構成され、積層セラミックコンデンサ10の内部電極として機能する。なお、内部電極12,13は、ニッケル以外に、銅(Cu)、銀(Ag)、パラジウム(Pd)の少なくとも1つを主成分としていてもよい。
セラミック層19は、誘電体セラミックスによって形成されている。セラミック層19は、容量形成部17における容量を大きくするために、高誘電率の誘電体セラミックスで形成される。上記高誘電率の誘電体セラミックスとして、チタン酸バリウム(BaTiO)系材料の多結晶体、つまりバリウム(Ba)及びチタン(Ti)を含むペロブスカイト構造の多結晶体が用いられる。これにより、大容量の積層セラミックコンデンサ10が得られる。
なお、セラミック層19は、チタン酸ストロンチウム(SrTiO)系、チタン酸カルシウム(CaTiO)系、チタン酸マグネシウム(MgTiO)系、ジルコン酸カルシウム(CaZrO)系、チタン酸ジルコン酸カルシウム(Ca(Zr,Ti)O)系、ジルコン酸バリウム(BaZrO)系、酸化チタン(TiO)系などで形成されてもよい。
保護部18も、誘電体セラミックスで形成されている。保護部18を形成する材料は、絶縁性セラミックスであればよいが、セラミック層19と同様の誘電体セラミックスを用いることにより、セラミック素体11における内部応力が抑制される。
保護部18は、容量形成部17におけるX軸方向両端面(引き出し領域L)以外の面を被覆する。保護部18は、主に、容量形成部17の周囲を保護し、内部電極12,13の絶縁性を確保する機能を有する。
以下、保護部18の両主面11c側の領域をカバー領域、両側面11b側の領域をサイドマージン領域と称する。
焼結金属膜14は、積層セラミックコンデンサ10の外部電極として機能し、セラミック素体11の両端面11aにそれぞれ形成される。一方の焼結金属膜14は、一方の端面11aに引き出された第1内部電極12と接続され、他方の焼結金属膜14は、他方の端面11aに引き出された第2内部電極13と接続される。
焼結金属膜14は、ニッケル(Ni)、銅(Cu)等の金属を主成分とした導電性ペーストを焼き付けた焼結膜として構成される。焼結金属膜14は、主成分の他、導電性ペースト由来のガラス等が含まれている。なお、焼結金属膜14は、ニッケル、銅以外に、銀(Ag)、パラジウム(Pd)の少なくとも1つを主成分としていてもよい。
上記の構成により、積層セラミックコンデンサ10では、金属端子15を介して2つの焼結金属膜14の間に電圧が印加されると、第1内部電極12と第2内部電極13との間の複数のセラミック層19に電圧が加わる。これにより、積層セラミックコンデンサ10では、2つの焼結金属膜14間の電圧に応じた電荷が蓄えられる。
金属端子15は、後述する回路基板50に積層セラミックコンデンサ10を実装するための端子であり、例えば板状のリードフレームとして構成される。金属端子15は、焼結金属膜14に接合され、Y軸方向に沿って配列している。各金属端子15は、焼結金属膜14との接合部からX軸方向及びZ軸方向の外方に延び、かつ端部がX軸方向外方に向かって折れ曲がった形状として図示されているが、回路基板50に適切に実装できればこの構成に限定されない。また、金属端子15は、隣接する金属端子15と接続する接続部を含んでいてもよく、この接続部によって複数の金属端子15が一体に構成されていてもよい。また、金属端子15の数も図示の例に限定されない。
金属端子15は、例えば、銅(Cu)、ニッケル(Ni)、鉄(Fe)、クロム(Cr)等を主成分とした金属材料や、これらを含む合金で形成される。金属端子15は、例えばメッキ処理されていなくてもよいし、メッキ処理されていてもよい。
合金接合部16は、焼結金属膜14と金属端子15とを接合する。各合金接合部16は、例えば各金属端子15に対応して形成される。合金接合部16の形状は特に限定されず、金属端子15の基端部を被覆して形成されてもよいし、金属端子15と焼結金属膜14の間に挟まれるように形成されてもよい。
合金接合部16は、例えば融点が230℃以上のハンダで形成される。このようなハンダを、高温ハンダと称する。高温ハンダとしては、具体的には、錫(Sn)を主成分とし、アンチモン(Sb)、銀(Ag)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)の少なくともいずれかを含む合金が挙げられる。このような合金の例としては、Sn-Sb系及びSn-Cu-Ni系等が挙げられる。高温ハンダにより、回路基板50へのリフロー時に合金接合部16のハンダが溶融するといった不具合を防止することができる。
なお、合金接合部16は高温ハンダに限定されず、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、アルミニウム(Al)等を主成分とする合金からなるろう材であってもよい。
以下、積層セラミックコンデンサ10が実装された回路基板50を含む電子部品実装基板100の構成について説明する。
[電子部品実装基板の構成]
図5は、本実施形態に係る積層セラミックコンデンサ10を備えた電子部品実装基板100を示す図であり、図2に対応するY軸方向から見た断面図である。
電子部品実装基板100は、積層セラミックコンデンサ10と、回路基板50と、を備える。
回路基板50は、各種回路モジュールを含み、両主面の少なくとも一方に回路が形成された基板である。回路基板50は、積層セラミックコンデンサ10を実装可能に構成された実装面51を有している。
さらに、本実施形態の電子部品実装基板100は、積層セラミックコンデンサ10と回路基板50とを接合する合金実装部52を備える。合金実装部52は、例えば融点が230℃未満の合金で構成され、典型的にはハンダで構成される。このような合金の例としては、Sn-3.0Ag-0.5Cu組成のハンダが挙げられる。
回路基板50に積層セラミックコンデンサ10を実装する際には、例えば回路基板50の実装面51に形成されたランド(図示せず)上にハンダを塗布する。続いて、回路基板50上に積層セラミックコンデンサ10を配置する。この際、積層セラミックコンデンサ10の金属端子15をハンダが塗布されたランド上に配置する。そして、リフロー炉等で当該ハンダを溶融させる。その後、回路基板50を冷却することで当該ハンダが凝固し、合金実装部52が形成される。
このとき、合金実装部52となるハンダの融点が合金接合部16の融点よりも低いことで、当該ハンダの溶融時に合金接合部16が溶融することを防止できる。
積層セラミックコンデンサ10は、リフロー時の高温環境や、実装後のヒートサイクルなどの熱衝撃に曝されることがある。このため、大きな熱衝撃に対しても信頼性の高い積層セラミックコンデンサ10が求められる。以下、高い信頼性を得るための積層セラミックコンデンサ10の詳細な構成について説明する。
[積層セラミックコンデンサ10の詳細な構成]
図1、図2及び図4に示すように、本実施形態の焼結金属膜14は、Y軸方向及びZ軸方向における中央部141と、中央部141の周縁に位置する周縁部142と、を有する。周縁部142は、中央部141からX軸方向外方に突出した領域である。
中央部141は、図4において略矩形の領域として図示しているが、平面形状はこれに限定されない。中央部141のX軸方向における厚み寸法D1は、後述する周縁部142のX軸方向における厚み寸法D2よりも小さい。中央部141の厚み寸法D1は、中央部141のY軸方向及びZ軸方向における中心点の、X軸方向における厚み寸法とする。
周縁部142は、例えば中央部141の周縁を環状に囲むように構成される。周縁部142は、中央部141の周縁に沿って形成された頂部142aを含む。頂部142aは、X-Y平面及びZ-X平面に平行な周縁部142の各断面において、X軸方向に最も突出した稜線状の部分である。頂部142aの立体形状は特に限定されず、凸面に近い形状でもよいし、X軸方向に鋭く突出した形状でもよい。
周縁部142のX軸方向における厚み寸法D2は、例えば中央部141の厚み寸法D1の1.1倍以上であり、例えば5μm以上50μm以下である。周縁部142の厚み寸法D2は、焼結金属膜14をY軸方向に2等分する仮想線上又は焼結金属膜14をZ軸方向に2等分する仮想線上における頂部142aのX軸方向における厚み寸法のうち、最も大きい寸法とする。このように、焼結金属膜14は、厚い周縁部142と、薄い中央部141とを有している。
ここで、焼結金属膜14の熱膨張係数は、セラミックスを含むセラミック素体11と異なる。このため、積層セラミックコンデンサ10が実装時や実装後に熱衝撃を受けた場合に、焼結金属膜14とセラミック素体11との間に熱応力が発生する。焼結金属膜14が厚いほど熱応力の影響が大きくなるが、中央部141を薄く構成することで、この熱応力を中央部141において緩和することができる。したがって、当該熱応力に起因する焼結金属膜14とセラミック素体11との間のクラック等の欠陥を抑制することができる。
また、熱応力の小さい中央部141に合金接合部16及び金属端子15を設けることで、金属端子15を焼結金属膜14に安定して接合させることができる。これにより、合金接合部16の剥がれやクラック等も防止でき、金属端子15と焼結金属膜14の接続信頼性も高めることができる。
一方で、全体が薄い焼結金属膜に熱衝撃が付加された場合、セラミック素体との密着性の低い焼結金属膜の周縁部に特に負荷がかかりやすく、剥がれやクラック等が発生しやすくなる。そこで、本実施形態では、焼結金属膜14の周縁部142の厚みを厚くすることで、周縁部142の強度を高め、剥がれやクラック等の欠陥を防止することができる。したがって、焼結金属膜14全体としての熱応力は緩和しつつ、特に欠陥の起こりやすい周縁部142の強度を補強することができ、信頼性の高い構成を得ることができる。
また、焼結金属膜14の周縁部142が厚いことで、合金接合部16の形成時に、合金接合部16を構成するハンダが焼結金属膜14の外部へ流出することを防止できる。したがって、当該ハンダがセラミック素体11まで濡れ広がるような不具合を防止することができる。
周縁部142のX軸方向から見た平面形状は、例えば以下のように規定できる。
焼結金属膜14のY軸方向における寸法に対して、周縁部142のY軸方向における寸法の占める割合は、5%以上25%以下とすることができる。なお、焼結金属膜14のY軸方向における寸法は、焼結金属膜14をZ軸方向に2等分する位置における焼結金属膜14のY軸方向に沿った寸法とする。周縁部142のY軸方向における寸法は、焼結金属膜14をZ軸方向に2等分する位置における周縁部142のY軸方向に沿った寸法であり、周縁部142が中央部141によって分断される場合には、分断された各領域の寸法の合計とする。
同様に、焼結金属膜14のZ軸方向における寸法に対して、周縁部142のZ軸方向における寸法の占める割合は、5%以上25%以下とすることができる。なお、焼結金属膜14のZ軸方向における寸法は、焼結金属膜14をY軸方向に2等分する位置における焼結金属膜14のZ軸方向に沿った寸法とする。同様に、周縁部142のZ軸方向における寸法は、焼結金属膜14をY軸方向に2等分する位置における周縁部142のZ軸方向に沿った寸法であり、周縁部142が中央部141によって分断される場合には、分断された各領域の寸法の合計とする。
周縁部142の寸法を上記のように規定することにより、周縁部142の幅を十分に確保することができる。したがって、周縁部142の強度を十分に確保できるとともに、合金接合部16を構成するハンダの流出もより確実に抑制できる。
さらに、合金接合部16は、本実施形態において、X軸方向から見た平面視において、内部電極12,13が露出する端面11aの引き出し領域L内に配置される。引き出し領域Lは、端面11aのY軸方向及びZ軸方向における中央部に位置する略矩形の領域であって、容量形成部17のX軸方向端面に相当する領域である。一方の端面11aの引き出し領域Lからは、第1内部電極12とセラミック層19とがZ軸方向に沿って交互に露出する。他方の端面11aの引き出し領域Lからは、第2内部電極13とセラミック層19とがZ軸方向に沿って交互に露出する。
引き出し領域Lの熱膨張係数は、金属からなる内部電極12,13の存在により、セラミック材料で形成される保護部18と比較して、合金接合部16の熱膨張係数により近い。つまり、合金接合部16を引き出し領域Lと重なるように配置することで、合金接合部16とセラミック素体11との間の熱応力を緩和することができる。したがって、合金接合部16の剥がれやクラックをより確実に抑制でき、金属端子15の接続信頼性をさらに高めることができる。
また、周縁部142の頂部142aは、X軸方向から見た平面視において、引き出し領域Lの外側、つまり保護部18内に配置されていてもよい。これにより、焼結金属膜14によって引き出し領域Lを十分に被覆することができ、引き出し領域Lの耐環境性を十分に確保することができる。
なお、中央部141と引き出し領域Lとの位置関係は特に限定されない。例えば、図4に示すように、Y軸方向及びZ軸方向のいずれにおいても引き出し領域Lが中央部141より大きくてもよい。あるいは、Y軸方向又はZ軸方向の少なくとも一方において、引き出し領域Lが中央部141よりも小さくてもよい。
以上の構成の積層セラミックコンデンサ10は、以下のような製造方法により製造される。
[積層セラミックコンデンサ10の製造方法]
図6は、積層セラミックコンデンサ10の製造方法を示すフローチャートである。図7及び8は、積層セラミックコンデンサ10の製造過程を示す図である。以下、積層セラミックコンデンサ10の製造方法について、図6に沿って、図7及び8を適宜参照しながら説明する。
(ステップS01:セラミック素体作製)
ステップS01では、容量形成部17を形成するための第1セラミックシート101及び第2セラミックシート102と、保護部18のカバー領域を形成するための第3セラミックシート103と、を準備する。そして、図7に示すように、これらのセラミックシート101,102,103を積層し、未焼成のセラミック素体111を作製する。
セラミックシート101,102,103は、誘電体セラミックスを主成分とする未焼成の誘電体グリーンシートとして構成される。セラミックシート101,102,103は、例えば、ロールコーターやドクターブレードなどを用いてシート状に成形される。セラミックシート101,102,103の厚さは適宜調整可能である。
図7に示すように、第1セラミックシート101には第1内部電極12に対応する未焼成の第1内部電極112が形成され、第2セラミックシート102には第2内部電極13に対応する未焼成の第2内部電極113が形成されている。なお、保護部18のカバー領域に対応する第3セラミックシート103には内部電極が形成されていない。
内部電極112,113は、任意の導電性ペーストをセラミックシート101,102に塗布することによって形成することができる。導電性ペーストの塗布方法は、公知の技術から任意に選択可能である。例えば、導電性ペーストの塗布には、スクリーン印刷法やグラビア印刷法を用いることができる。
図7に示す未焼成のセラミック素体111では、セラミックシート101,102が交互に積層され、そのZ軸方向上下面にカバー領域に対応する第3セラミックシート103が積層される。なお、セラミックシート101,102,103の枚数は図7に示す例に限定されない。
未焼成のセラミック素体111は、セラミックシート101,102,103を圧着することにより一体化される。セラミックシート101,102,103の圧着には、例えば、静水圧加圧や一軸加圧などを用いることが好ましい。これにより、セラミック素体111を高密度化することが可能である。
図8は、ステップS01で得られる未焼成のセラミック素体111の斜視図である。未焼成のセラミック素体111は、セラミック層119の間に内部電極112,113が交互に積層された容量形成部117を有し、X軸方向両端面111aに内部電極112,113が露出している。端面111aから内部電極112,113が露出する領域は、焼成後の引き出し領域Lとなる。未焼成のセラミック素体111は、容量形成部117の周囲に保護部118が形成されており、Y軸方向両側面111b及びZ軸方向両主面111cから内部電極112,113が露出していない。
なお、以上では1つのセラミック素体11に相当する未焼成のセラミック素体111について説明したが、実際には、個片化されていない大判のシートとして構成された積層シートが形成され、セラミック素体111ごとに個片化される。
(ステップS02:焼成)
ステップS02では、ステップS01で得られた未焼成のセラミック素体111を焼結させることにより、図1~4に示すセラミック素体11を作製する。つまり、ステップS02により、容量形成部117が容量形成部17になり、保護部118が保護部18になる。
ステップS02における焼成温度は、セラミック素体111の焼結温度に基づいて決定可能である。例えば、誘電体セラミックスとしてチタン酸バリウム系材料を用いる場合には、焼成温度を1000~1300℃程度とすることができる。また、焼成は、例えば、還元雰囲気下、又は低酸素分圧雰囲気下において行うことができる。
(ステップS03:焼結金属膜形成)
ステップS03では、ステップS02で得られたセラミック素体11の端面11aに焼結金属膜14を形成する。
より詳細に、ステップS03では、セラミック素体11の両端面11aに、未焼成の電極材料を例えば2段階で塗布する。電極材料としては、例えばニッケル(Ni)や銅(Cu)等の金属粉とガラス粉等を含む導電性ペーストが用いられる。一例として、電極材料は、50~80%の銅と、1~10%のガラス成分と、2~15%の樹脂成分と、10~30%の有機溶剤成分と、を含む。ガラス成分は、ケイ素の他、ホウ素、バリウム及び亜鉛等を含んでいてもよい。
まず、端面11aのほぼ全面に、第1層となる電極材料を、例えばスクリーン印刷法、ロール転写法、ディップ法などにより塗布する。第1層は、中央部141及び周縁部142の基部に相当する。続いて、第1層のY軸方向及びZ軸方向における周縁部に、第2層となる電極材料を、スクリーン印刷法等によって塗布する。第2層は、周縁部142の突出部に相当する。
塗布された未焼成の電極材料を、例えば、還元雰囲気下、又は低酸素分圧雰囲気下において焼成する。これにより、薄い中央部141及び厚い周縁部142を有する焼結金属膜14が形成される。
なお、焼成後、焼結金属膜14に対してブラスト処理が行われてもよい。これにより、焼結金属膜14の表面の凹凸を除去して平滑化することができ、合金接合部16との接合性をより高めることができる。
(ステップS04:金属端子接合)
ステップS04では、複数の金属端子15を焼結金属膜14に接合する。
まず、複数の金属端子15を準備する。金属端子15は、例えば所望の形状のリードフレームである。金属端子15の数は特に限定されない。
続いて、各金属端子15を、端子接合用ハンダを用いて焼結金属膜14の中央部141に接合する。端子接合用ハンダは、合金接合部16となる。端子接合用ハンダは、例えば金属端子15毎に塗布される。
ハンダとしては、例えば230℃以上の融点を有する高温ハンダが用いられる。これにより、金属端子15を用いて積層セラミックコンデンサ10を実装基板に実装する際、リフローによって合金接合部16が溶融することを防止することができる。
以上により、図1~4に示す積層セラミックコンデンサ10が作製される。
本実施形態では、メッキ膜を形成しない焼結金属膜14上に金属端子15を接合する。ここで、一般的な積層セラミックコンデンサの外部電極は、焼結金属膜である下地膜と、下地膜上に湿式メッキ等により形成された複数のメッキ膜を有する。そして、メッキ膜に金属端子が接合される。しかしながら、湿式メッキとして一般的に用いられるバレルメッキ等により、素体同士の衝突が起き、素体が損傷することがある。
一方で、本実施形態の積層セラミックコンデンサ10では、メッキ膜を形成せず、通常下地膜として用いられる焼結金属膜14を外部電極として用いる。すなわち、焼結金属膜14には湿式メッキ処理はされず、金属端子15が直接接合される。これにより、湿式メッキとして一般的に用いられるバレルメッキ等によって生じる素体同士の衝突を防止することができ、セラミック素体11へのチッピング等のダメージを防止することができる。特にセラミック素体11が大型の場合には、衝突によるエネルギが大きくなることから、本実施形態の技術が好適に用いられる。
[実施例]
本実施形態の実施例として、上記製造方法により製造された積層セラミックコンデンサ10のサンプルを作成した。このサンプルでは、セラミック素体11のX軸方向の寸法を15mmとし、Y軸方向の寸法を10mmとし、Z軸方向の寸法を5mmとした。焼結金属膜14の中央部141のX軸方向における厚み寸法は約15μm、周縁部142のX軸方向における厚み寸法は約23μmであった。
一方で、本実施形態の比較例として、焼結金属膜の電極材料を1層しか塗布せず、突出した周縁部を有さない焼結金属膜14を備えた積層セラミックコンデンサのサンプルを作製した。このサンプルのセラミック素体の寸法は、実施例と同様とした。焼結金属膜のX軸方向における厚み寸法は約15μmであった。
これらの実施例及び比較例のサンプルに対し、ヒートサイクル試験を行った。ヒートサイクル試験は、常温、-55℃、常温、125℃及び常温の順に、各サンプルの配置された温度環境を変化させることを1サイクルとして、これを1000サイクル繰り返して行った。-55℃及び125℃の温度環境は、それぞれ5分間維持した。その後、光学顕微鏡によってサンプルを観察し、サンプルにクラックや剥がれがないか評価した。
その結果、比較例におけるサンプルは、周縁部においてクラックが発生していた。一方で、実施例におけるサンプルは、周縁部及び中央部ともクラックや剥がれは発生していなかった。これにより、本実施形態の積層セラミックコンデンサ10では、熱衝撃に対して高い耐性があり、信頼性が高いことが確認された。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
上記実施形態では、焼結金属膜が外部電極として構成されると説明したが、これに限定されず、例えば外部電極は、焼結金属膜と、焼結金属膜上に形成された1又は複数のメッキ膜と、を有していてもよい。
上記実施形態では積層セラミック電子部品の一例として積層セラミックコンデンサ10について説明したが、本発明は内部電極が積層されたセラミック素体を有する積層セラミック電子部品全般に適用可能である。このような積層セラミック電子部品としては、例えば、チップバリスタ、チップサーミスタ、積層インダクタなどが挙げられる。
10…積層セラミックコンデンサ(積層セラミック電子部品)
11…セラミック素体
11a…端面
12,13…内部電極
14…焼結金属膜(外部電極)
15…金属端子
16…合金接合部
L…引き出し領域

Claims (4)

  1. 第1方向に積層された内部電極と、前記内部電極が引き出され前記第1方向と直交する第2方向に向いた端面と、を有するセラミック素体と、
    前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向と前記第1方向とにおける中央部と、前記中央部の周縁に位置し前記中央部から前記第2方向外方に突出する周縁部と、を有し、前記端面に形成された外部電極と、
    前記中央部に接合された金属端子と、
    を具備する積層セラミック電子部品。
  2. 請求項1に記載の積層セラミック電子部品であって、
    前記外部電極と前記金属端子とを接合する合金接合部をさらに具備し、
    前記端面は、前記内部電極が露出する引き出し領域を含み、
    前記合金接合部は、前記第2方向から見た平面視において、前記引き出し領域内に配置される
    積層セラミック電子部品。
  3. 請求項1又は2に記載の積層セラミック電子部品であって、
    前記周縁部は、前記第2方向において、前記中央部の1.1倍以上の厚み寸法を有する
    積層セラミック電子部品。
  4. セラミック電子部品と、
    前記セラミック電子部品が実装された回路基板と、
    を具備し、
    前記セラミック電子部品は、
    第1方向に積層された内部電極と、前記内部電極が引き出され前記第1方向と直交する第2方向に向いた端面と、を有するセラミック素体と、
    前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向と前記第1方向とにおける中央部と、前記中央部の周縁に位置し前記中央部から前記第2方向外方に突出する周縁部と、を有し、前記端面に形成された外部電極と、
    前記中央部に接合された金属端子と、を有する
    電子部品実装基板。
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