JP7318345B2 - 合成樹脂製容器 - Google Patents

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本発明は、合成樹脂製容器に関し、特に、軸方向の荷重に対する座屈強度が高められた合成樹脂製容器に関する。
従来、ポリエチレンテレフタレートなどの熱可塑性樹脂を用いて有底筒状のプリフォームを形成し、次いで、このプリフォームを二軸延伸ブロー成形などによってボトル状に成形してなる合成樹脂製の容器が、各種飲料品、各種調味料等を内容物とする容器として広い分野で利用されている。
また、このような合成樹脂製容器にあっては、市場の要求に応えるべく多種多様の容器形状とされたものが知られている。例えば、特許文献1には、容器胴部に周方向に沿って凹溝部(ウェスト)を延設することによって、当該凹溝部に手指を掛けて容器を安定に把持できるようにした容器が開示されている。
特開2011-251711号公報
ところで、この種の容器にあっては、内容物を充填密封して市場に供給するに際し、例えば、輸送、保管時に箱積み状態とされたときの積圧により、軸方向に荷重が加わったりしても、そのような荷重に耐えて、座屈変形してしまわないようにすることが望まれる。このため、特許文献1では、軸方向の荷重に対する座屈強度を高めるために、容器胴部(上部胴部)に、所定の縦断面形状とされた横溝を、上下に間隔をあけて複数設けるようにしている。
しかしながら、特許文献1のように、複数の横溝を容器胴部に設けるとすると、市場の要求に応じて容器形状をデザインする上で、その自由度が損なわれてしまう。
そこで、本発明者らは、容器胴部に周方向に沿って凹溝部を延設し、当該凹溝部に手指を掛けて容器を安定に把持できるようにした容器について、かかる容器が、軸方向の荷重によって、どのようにして座屈変形するかについて検討した。本発明者らが検討した容器の一例を図9に示す。本発明者らの検討によれば、このような容器100にあっては、軸方向の荷重によって、凹溝部105が圧縮されて、凹溝部105の最深部に比べて周長(周方向に沿った長さ)が長い、凹溝部105の上方側の溝面と下方側の溝面とが、周方向に押し縮められるように変形するにつれて、図10に示すように、凹溝部105の溝面に撓みによるシワが発生し、このシワを起点に座屈が進行するという知見が得られた。
本発明者らは、このような知見に基づいて、さらなる検討を重ねた結果、上記の如き容器にあっては、凹溝部の溝面を撓み難くして、当該溝面におけるシワの発生を抑制することで、軸方向の荷重に対する座屈強度を高めることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明に係る合成樹脂製容器は、指掛け用の凹溝部が、容器胴部に周方向に沿って延設され、前記凹溝部の上側溝面を周方向に沿って断続的に陥入させてなる複数の上側陥入部と、前記凹溝部の下側溝面を周方向に沿って断続的に陥入させてなる複数の下側陥入部とが、周方向に沿って互い違いに配設されるとともに、周方向に隣接する前記上側陥入部の端部と前記下側陥入部の端部とに連接するように容器内方に陥入してなる陥入連接部が、当該端部間に架設された構成としてある。
本発明によれば、軸方向の荷重に対する座屈強度が高められた合成樹脂製容器を提供することができる。
本発明の実施形態に係る合成樹脂製容器の概略を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る合成樹脂製容器の概略を示す正面図である。 図2のA-A線を含む中心軸を通る平面で切断した端面を示す要部拡大端面図である。 図2のB-B線を含む中心軸を通る平面で切断した端面を示す要部拡大端面図である。 図2のC-C線を含む中心軸を通る平面で切断した端面を示す要部拡大端面図である。 図2のA-A線を含む中心軸を通る平面で切断した端面を示す要部拡大端面図と図2のC-C線を含む中心軸を通る平面で切断した端面を示す要部拡大端面図とを同一平面上で重ねた説明図である。 図2のD-D端面図である。 図2のE-E端面図である。 比較例の概略を示す正面図である。 図9に示す容器が、軸方向の荷重により変形した状態を示す説明図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係る合成樹脂製容器の概略を示す斜視図、図2は、同正面図である。図3~5は、それぞれ図2のA-A線、B-B線、C-C線を含む中心軸を通る平面で切断した端面を、図に向かって右側を容器1の内側として示す要部拡大端面図であり、図6は、図2のA-A線を含む中心軸を通る平面で切断した端面を示す要部拡大端面図と図2のC-C線を含む中心軸を通る平面で切断した端面を示す要部拡大端面図とを同一平面上で重ねた説明図である。図7は、図2のD-D端面図、図8は、図2のE-E端面図である。
なお、図3~図8に示す端面図では容器1の肉厚を省略している。
本実施形態において、容器1は、口部2、胴部3、及び底部4を備えており、胴部3が概ね円筒状に形成された、一般に、丸形ボトルと称される容器形状を有している。
このような容器1は、熱可塑性樹脂を使用して射出成形や圧縮成形などにより有底筒状のプリフォームを成形し、このプリフォームを二軸延伸ブロー成形などにより所定の容器形状に成形することによって製造される。
容器1を製造するにあたり、使用する熱可塑性樹脂としては、ブロー成形が可能な任意の樹脂を使用することができる。具体的には、ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレンテレフタレート,ポリエチレンナフタレート,非晶ポリアリレート,ポリ乳酸,ポリエチレンフラノエート又はこれらの共重合体などの熱可塑性ポリエステル,これらの樹脂あるいは他の樹脂とブレンドされたものなどが好適である。特に、ポリエチレンテレフタレートなどのエチレンテレフタレート系熱可塑性ポリエステルが、好適に使用される。また、ポリカーボネート,アクリロニトリル樹脂,ポリプロピレン,プロピレン-エチレン共重合体,ポリエチレンなども使用することができる。
口部2は、内容物の注ぎ口となる円筒状の部位である。かかる口部2の開口端側の側面には、図示しない蓋体を取り付けるためのねじ山が設けられている。
また、胴部3は、容器1の高さ方向の大半を占める部位であり、周方向に沿って延設された指掛け用の凹溝部5によって、口部2側に位置する上胴部3aと、底部4側に位置する下胴部3bとに分けられている。
ここで、高さ方向とは、口部2を上にして容器1を水平面に正立させたときに、水平面に直交する方向であって、軸方向に一致する方向をいうものとし、図2に示す状態で容器1の上下左右及び縦横の方向を規定するものとする。
図示する例において、上胴部3aは、上方側が縮径して口部2に連続するように形成されている。
下胴部3bは、胴径Dが高さ方向に沿ってほぼ一定となるように形成されているとともに、下胴部3bの周面には、内容物を充填密封する際の内圧変化を吸収して、容器1の不均等な変形を抑制するために、内圧に応じて変形可能な複数(図示する例では八つ)の内圧調整パネルPが、周方向に沿って均等に設けられている。
胴部3を上胴部3aと下胴部3bとに分ける凹溝部5は、上側溝面5aが、上胴部3aの下端側にR面取り部5cを介して連接し、下側溝面5bが、下胴部3bの上端縁にR面取り部5dを介して連接するように設けられている。
このような指掛け用の凹溝部5を周方向に沿って延設することで、容器1を把持する際に、当該凹溝部5に手指(例えば、親指と人差し指)を掛けて、容器1を安定に把持することができる。その際、手指の収まりが良くなるように、凹溝部5の溝幅Wは、平均的な人の手の大きさを考慮して、指一本分程度の幅とするのが好ましく、例えば、18~35mmとすることができ、上側溝面5a及び下側溝面5bの軸方向に対する傾斜角度α,β(図3及び図5参照)は、14~45°であるのが好ましい。
なお、図3は、後述する上側陥入部6が上側溝面5aに設けられた位置における凹溝部5の縦断面形状の概略を示しており、図5は、後述する下側陥入部7が下側溝面5bに設けられた位置における凹溝部5の縦断面形状の概略を示している。上側溝面5a及び下側溝面5bの軸方向に対する傾斜角度α、βとは、後述する上側陥入部6、下側陥入部7、陥入連接部8を設けることによる形状の変化を考慮しないものとする。
また、上側溝面5a及び下側溝面5bは、図示するように、縦断面が直線状となるように形成するに限らず、手指の収まりを損なわない範囲で縦断面が曲線状となるように形成してもよい。
また、図示する例では、凹溝部5の上側溝面5aを周方向に沿って断続的に容器内方に陥入させてなる八本の上側陥入部6と、凹溝部5の下側溝面5bを周方向に沿って断続的に容器内方に陥入させてなる八本の下側陥入部7とが、周方向に沿って互い違いに配設されるとともに、周方向に隣接する上側陥入部6の端部と下側陥入部7の端部とに連接するように容器内方に陥入してなる十六本の陥入連接部8が、当該端部間に架設されている。
前述したように、図9に示す容器100にあっては、軸方向の荷重によって、凹溝部105が圧縮されて、凹溝部105の最深部に比べて周長が長い、凹溝部105の上方側の溝面と下方側の溝面とが、周方向に押し縮められるように変形するにつれて、凹溝部105の溝面に撓みによるシワが発生し、このシワを起点に座屈が進行する。
これに対して、本実施形態によれば、図9に示す容器100と同様にして設けられた凹溝部5内に、凹溝部5の上側溝面5aを周方向に沿って断続的に陥入させてなる複数の上側陥入部6と、凹溝部の下側溝面5bを周方向に沿って断続的に陥入させてなる複数の下側陥入部7とが、周方向に沿って互い違いに配設されるとともに、周方向に隣接する上側陥入部6の端部と下側陥入部7の端部とに連接するように容器内方に陥入してなる陥入連接部8が、当該端部間に架設されることで、軸方向の荷重が加わった際の凹溝部の溝面を撓み難くして、当該溝面におけるシワの発生を抑制することができ、その結果、軸方向の荷重に対する座屈強度を高めることが可能となる。
また、図示する例では、周方向に隣接する上側陥入部6間に相対的に隆起してなる上側凸部9が、凹溝部5の溝幅Wの中央に向かって縦断面が円弧状となるように湾曲した上側凸部湾曲部9aを介し、凹溝部5の溝幅Wの中央を超えた位置から容器内方に湾曲して、下側陥入部7に連接されている(図5参照)。同様に、周方向に隣接する下側陥入部7間に相対的に隆起してなる下側凸部10が、凹溝部5の溝幅Wの中央に向かって縦断面が円弧状となるように湾曲した下側凸部湾曲部10aを介し、凹溝部5の溝幅Wの中央を超えた位置から容器内方に湾曲して、上側陥入部6に連接されている(図3参照)。
このような上側凸部9及び下側凸部10を設けることで、凹溝部5は、周方向に沿って部分的に、上側凸部9と下側凸部10の形状から総じて、縦断面円弧状の溝底部を有するようになる(図6参照)。
なお、図6は、図3に示された要部拡大端面図と図5に示された要部拡大端面図とを同一平面上で重ねた説明図であり、上側凸部9及び下側凸部10を実線で示し、上側陥入部6及び下側陥入部7を破線で示している。
このようにして、凹溝部5の縦断面形状が円弧を含むように設けられることで、荷重が解除されたときに、軸方向に圧縮された凹溝部5が、弾性的に元の形状に復元し易くなるようにすることができるため、好ましい。
また、図4には、陥入連接部8が設けられた位置における凹溝部5の縦断面形状の概略が示されているが、このように、陥入連接部8においても、その縦断面が円弧を含むように形成されてもよい。
陥入連接部8の縦断面が円弧を含むようにした構成と併せて、前述のように上側凸部9と下側凸部10を、凹溝部5の溝幅Wの中央に向かって縦断面が円弧状となる湾曲部を有するように形成すると、凹溝部5は周方向に沿って総じて縦断面円弧状の溝底部を有するようになるため、より好ましい。
また、このとき、弾性的な復元性が、より有効に発揮されるように、上側凸部9の上側凸部湾曲部9aと下側凸部10の下側凸部湾曲部10aの縦断面における曲率半径は、7~17mmであるのが好ましく、陥入連接部8の縦断面における曲率半径は、5~15mmであるのが好ましい。
図示する例では、それぞれ八本ずつ設けられた上側陥入部6及び下側陥入部7が、十六本の陥入連接部8によって連接されて、凹溝部5の周方向に連続した一本の陥入部が形成されているが、この場合、上側陥入部6が設けられている凹溝部5上側溝面5aの横断面において、上側陥入部6の両端と胴部3の中心軸とを結んでできる中心角θの大きさは、36°となり、上側凸部9の両端と胴部3の中心軸とを結んでできる一周期の中心角θの大きさは、9°となる(図7参照)。
同様に、下側陥入部7が設けられている凹溝部5下側溝面5bの横断面において、下側陥入部7の両端と胴部3の中心軸とを結んでできる中心角θの大きさは、36°となり、下側凸部10の両端と胴部3の中心軸とを結んでできる一周期の中心角θの大きさは、9°となる(図8参照)。
なお、図7は、上側陥入部6が設けられている位置における凹溝部5上側溝面5aの横断面形状の概略を示し、図8は、下側陥入部7が設けられている位置における凹溝部5下側溝面5bの横断面形状の概略を示している。
凹溝部5横断面における上側陥入部6又は下側陥入部7の端部とは、凹溝部5周方向における容器内方への陥入の始点又は陥入の終点を指し、上側凸部9又は下側凸部10の端部とは、容器内方への陥入の終点又は陥入の始点を指すものとする。
上側陥入部6及び下側陥入部7の数や間隔などの具体的な態様は、容器1の容量などによって適宜変更することができるが、軸方向の荷重が加わった際の凹溝部5の周方向への撓み難くして、シワの発生を抑制するために、上側陥入部6の両端と胴部3の中心軸とを結んでできる中心角θが、30~42°となり、上側凸部9の両端と胴部3の中心軸とを結んでできる中心角θが、3~15°となるように形成されるとより好ましい。同様に、下側陥入部7の両端と胴部3の中心軸とを結んでできる中心角θが、30~42°となり、下側凸部10の両端と胴部3の中心軸とを結んでできる中心角θが、3~15°となるように形成されるとより好ましい。
また、図示する例では、容器1の高さ方向中央部に対して上方寄りの位置に凹溝部5を延設しているが、凹溝部5を延設する位置は、当該凹溝部5に手指を掛けて、容器1をバランス良く安定して把持できれば特に限定されない。
以下、具体的な実施例を挙げて、本発明をより詳細に説明する。
[実施例]
図1~図8に示す容器1について、容器1の高さH:約230mm、胴部3の最大胴径D:約80mm、凹溝部5の溝幅W:約28mm、上側陥入部6の溝幅W:約9.2mm、下側陥入部7の溝幅W:約9.2mm、上側陥入部6の最深部の深さD:約1.3mm、下側陥入部7の最深部の深さD:約1.3mm、上側凸部9の上側凸部湾曲部9aと下側凸部10の下側凸部湾曲部10aの縦断面における曲率半径:約9mm、陥入連接部8の縦断面における曲率半径:約9mm、上側陥入部6の両端と胴部3の中心軸とを結んでできる中心角θ:36°、上側凸部9の両端と胴部3の中心軸とを結んでできる一周期の中心角θ:9°、下側陥入部7の両端と胴部3の中心軸とを結んでできる中心角θ:36°、下側凸部10の両端と胴部3の中心軸とを結んでできる一周期の中心角θ:9°となるように、重量約27gのポリエチレンテレフタレート製プリフォームを用いてブロー成形した。
ここで、上側陥入部6の溝幅W、下側陥入部7の溝幅Wとは、凹溝部5の縦断面において、容器内方に陥入する始点から終点までの距離を指すものとする(図3及び図5参照)。
また、上側陥入部6の最深部の深さD、下側陥入部7の最深部の深さDとは、凹溝部5の横断面において、容器中心軸までの距離について上側陥入部6と上側凸部9、又は下側陥入部7と下側凸部10とを比較した差の最大値を指すものとする。(図7及び図8参照)。
得られた容器1に、約800mLの水を充填密封して、軸方向の荷重を加えていったところ、荷重が増加しても凹溝部5の変形は抑制されており、荷重約270Nで、シワが凹溝部5の溝面に発生し、荷重約326Nで凹溝部5から座屈した。
また、容器1が座屈する手前で荷重を解除したところ、容器1は元の形状に復元し、凹溝部5に変形した痕跡は認められなかった。
[比較例]
図9に示す容器100について、凹溝部5に上側陥入部6、下側陥入部7、陥入連接部8を設けなかった以外は、実施例と同様にしてブロー成形した。凹溝部105の縦断面における溝幅方向中央に位置する溝底の曲率半径は約9mmだった。
得られた容器100に、約800mLの水を充填密封して、軸方向の荷重を加えていったところ、荷重を加えた初期から凹溝部105の変形が進み、荷重約220Nで、図10に示すようなシワが凹溝部105の溝面に発生し、荷重約300Nで、凹溝部105から座屈した。
また、容器100が座屈する手前で荷重を解除したところ、凹溝部105の溝面にシワが残ってしまい、元の形状には復元しなかった。
以上、本発明について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明は、前述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることはいうまでもない。
例えば、図示する例は、本発明に係る合成樹脂製容器の一例であり、指掛け用の凹溝部5が、容器胴部3に周方向に沿って延設され、凹溝部5の上側溝面5aを周方向に沿って断続的に陥入させてなる複数の上側陥入部6と、凹溝部5の下側溝面5bを周方向に沿って断続的に陥入させてなる複数の下側陥入部7とが、周方向に沿って互い違いに配設されるとともに、周方向に隣接する上側陥入部6の端部と下側陥入部7の端部とに連接するように容器内方に陥入してなる陥入連接部8が、当該端部間に架設されていれば、これ以外の細部の構成は、図示する例に限定されることなく適宜変更することができる。
1 容器
2 口部
3 胴部
3a 上胴部
3b 下胴部
4 底部
5 凹溝部
5a 上側溝面
5b 下側溝面
6 上側陥入
7 下側陥入
陥入連接部
9 上側凸部
9a 上側凸部湾曲部
10 下側凸部
10a 下側凸部湾曲部

Claims (2)

  1. 指掛け用の凹溝部が、容器胴部に周方向に沿って延設され、
    前記凹溝部の上側溝面を周方向に沿って断続的に陥入させてなる複数の上側陥入部と、前記凹溝部の下側溝面を周方向に沿って断続的に陥入させてなる複数の下側陥入部とが、周方向に沿って互い違いに配設されるとともに、
    周方向に隣接する前記上側陥入部の端部と前記下側陥入部の端部とに連接するように容器内方に陥入してなる陥入連接部が、当該端部間に架設されたことを特徴とする合成樹脂製容器。
  2. 周方向に隣接する前記上側陥入部間に相対的に隆起してなる上側凸部が、凹溝部の溝幅の中央に向かって縦断面が円弧状となるように湾曲した上側凸部湾曲部を介し、凹溝部の溝幅の中央を超えた位置から容器内方に湾曲して、前記下側陥入部に連接され、周方向に隣接する前記下側陥入部間に相対的に隆起してなる下側凸部が、凹溝部の溝幅の中央に向かって縦断面が円弧状となるように湾曲した下側凸部湾曲部を介し、凹溝部の溝幅の中央を超えた位置から容器内方に湾曲して、前記上側陥入部に連接された請求項1に記載の合成樹脂製容器。
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