JP7317523B2 - 光干渉測定装置 - Google Patents

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Description

本願は2018年3月7日付で出願された特願2018-040375の米国特許法第119条に基づく優先権を主張し、その開示はその全体が参照により本明細書に明示的に組み込まれる。
本発明は三次元形状を測定する測定装置に関し、より詳しくは、本質的に円筒形の表面の形状を測定する光干渉測定装置に関する。
測定対象物の表面高さ、表面粗さ、三次元形状などを非接触で測定する測定方法の一つとして、光の干渉によって生じる干渉縞の輝度情報を利用する光干渉法が知られている。この用途の光干渉測定装置においては、参照光路の光路長と測定光路の光路長とが一致するピント位置において各波長の干渉縞のピークが重なり合い合成され、干渉縞の輝度が大きくなることを利用している。したがって、この光干渉測定装置では、参照光路または測定光路の光路長を変化させるスキャンを行いながら干渉光強度の二次元の分布を示す干渉画像をCCDカメラ等の撮像素子により撮影する。そして、撮影視野内の各測定位置で干渉縞の強度がピークとなるピント位置を検出することで、各測定位置における測定面の高さを測定し、測定対象物の三次元形状などを測定する(例えば、特許文献1~3参照。)。測定対象が複数の撮影視野に跨る場合には、各視野において順番にスキャンを行う。また、撮像視野内の様々な測定位置において干渉縞の強度がピークとなる焦点位置を検出することにより、各測定位置における測定面の高さおよびその測定面の3次元形状を測定する。 例えば、測定対象物を測定する(例えば、特開2011-191118号公報、特開2015-045575号公報および特開2015-118076号公報参照)。 測定対象物が複数の撮像視野にまたがると、各視野において順にスキャンが行われる。
しかしながら、測定対象物の表面が円筒形である場合、測定対象範囲をカバーすべく撮影視野を変更しながら、各視野についてスキャンを行う必要がある。また、対象物の表面は湾曲した形状となっているため、平坦な面を測定する場合と比べて半径方向にスキャンする範囲を大きくする必要があり、測定に時間がかかる。
本発明は、対象物の円筒形の表面について短時間で形状を測定することができる非接触表面測定のための光干渉法を利用した測定用光学装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る光干渉測定装置は、対象物の円筒形の表面の形状を測定する光干渉測定装置であって、対象物の湾曲した表面に照明により生成された測定光を照射するとともに対象物からの反射光を集光し、当該反射光と参照光とを合成した合成波を生成する干渉光学系と、干渉光学系に結合され、干渉光学系を対象物の円筒形の中心軸と一致する回転軸を中心として回転移動させる回転駆動機構と、二次元に配列された複数の受光素子により、合成波の強度の二次元分布を取得するセンサと、回転駆動機構による回転角が異なる状態で取得した複数の二次元分布に基づいて対象物の形状を算出する演算装置とを備えることを特徴とする。このような構成によれば、対象物の円筒形の表面の形状について短時間で測定することができる。
本発明では、光干渉測定装置は、干渉光学系の回転軸からの距離を一定に保ちつつ干渉光学系を回転駆動機構により所定の単位回転角ずつ回転移動させ、各回転角にてセンサにより二次元分布を取得するとよい。このようにすれば、対象物の測定面に垂直な方向への走査を繰り返すことなく、対象物の円筒形の表面の形状を連続的に測定することができる。
本発明では、干渉光学系は、入射する光を参照光と測定光とに分岐するとともに、参照光路を経た光と対象物からの反射光とを合成した合成波を出力するビームスプリッタと、参照光路に設けられ参照光を反射する参照ミラーとを備え、参照ミラーは、測定光の光軸と平行な方向を傾斜軸として、参照光の光軸に対し傾斜して配置されるとよい。このようにすれば、対象物Wの凹凸に応じた干渉強度の変化の感度を高めることができる。
本発明では、参照ミラーは、測定される表面の形状に対応して反射面が部分円筒状の凹形または凸形に形成されることを特徴とするとよい。また、参照ミラーの反射面が成す曲面の曲率が可変であるとよい。
本発明では、干渉光学系は、対象物の円筒形の表面に照射する測定光の光軸を延長した直線が回転軸を通らないように配置されるとよい。このようにしても、対象物の凹凸に応じた干渉強度の変化の感度を高めることができる。
本発明では、光干渉測定装置は、干渉光学系を回転軸に沿った方向に移動させる軸方向駆動機構をさらに備え、干渉光学系をらせん状に移動させ、らせんに沿った各位置にて位置センサにより二次元分布を取得するとよい。
本発明では、光干渉測定装置は、回転軸に沿った方向における位置が互いに異なる複数の干渉光学系を備えるとよい。このようにすれば、回転軸に沿った方向における測定範囲を広げることができ、測定時間を短縮することができる。
本発明では、光干渉測定装置は、干渉光学系に結合され、干渉光学系を回転軸と直交する半径方向に移動させる動径方向駆動機構をさらに備えるとよい。このようにすれば、様々な径の円筒形の対象物について、適切なピント位置で測定を行うことができる。
本発明では、動径方向駆動機構は、系を半径方向に移動させないように構成するとよい。このようにすれば、動径方向駆動機構の負荷を軽くすることができ、半駅方向の移動を容易とすることができる。
本発明は、本発明の例示的な実施形態の非限定的な例として、言及した複数の図面を参照して、以下の詳細な説明においてさらに説明され、いくつかの図面を通して同様の参照番号は同様の部分を表す。
本実施形態に係る画像測定装置の全体構成を示す図である。 干渉光学系の構成を例示する模式図である。 参照ミラーの傾斜を説明するための模式図である。 駆動機構部の構成を干渉光学系とともに示す模式図である。 コンピュータの構成を例示するブロック図である。 本実施形態に係る測定プログラムの流れを例示するフローチャートである。 本実施形態に係る測定プログラムの流れを例示するフローチャートである。 図8Aは、回転駆動機構による回転角を変化させて撮像した干渉画像を模式的に示している。 図8Bは、回転駆動機構による回転角を変化させて撮像した干渉画像を模式的に示している。 図8Cは、回転駆動機構による回転角を変化させて撮像した干渉画像を模式的に示している。 図8Dは、回転駆動機構による回転角を変化させて撮像した干渉画像を模式的に示している。 図9Aは、データを3次元のメモリ空間に格納した画像スタックを模式的に示している。 図9Bは、図9Aの画像スタックを再構成したシフト画像スタックを模式的に示している。 回転角の変化に対する干渉高強度の変化の一例を示すグラフである。 実施形態の一つの変形例における、干渉光学系の配置を説明するための模式図(上面図)である。 実施形態の他の変形例における干渉光学系の配置を説明するための模式図(斜視図)である。 実施形態のさらに他の変形例における干渉光学系の配置を説明するための模式図(側面図)である。
本明細書に示される詳細は、例として、そして本発明の実施形態の例示的な説明の目的のためだけのものであり、本発明の原理的および概念的側面の最も有用で容易に理解される説明であると考えられるものを提供するために提示される。この点に関して、本発明の基本的な理解のために必要とされるよりも詳細に本発明の構造の詳細を示すことは試みられておらず、図面と共になされる説明は、本発明の形態が実際にどのように具体化され得るかを当業者に明らかにする。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
〔測定装置の全体構成〕
図1は、本実施形態に係る測定装置、より具体的には光干渉法を用いた表面測定が可能な光学的測定装置の全体構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係る光学的測定装置1は、対象物Wの形状を測定する装置本体10と、装置本体10を制御するとともに、必要なデータ処理を実行するコンピュータシステム20と、を備える。なお、光学的画像測定装置1は、これらのほかに、測定結果等をプリントアウトするプリンタ等を適宜備えていてもよい。本実施形態に係る光学的画像測定装置1は、2つの非排他的な例を挙げると、例えばシリンダの内壁のような円筒形の内壁、またはピストンのような円筒形の外壁を有し得る。
装置本体10は、架台11、ステージ12、X軸ガイド14および撮像ユニット15を含む。本実施形態において、X軸方向(X軸に沿った方向)とは、ステージ12の面に沿った一方向である。Y軸方向(Y軸に沿った方向)とは、ステージ12の面に沿った方向でX軸方向と直交する方向である。Z軸方向(Z軸に沿った方向)とは、X軸方向およびY軸方向と直交する方向である。Z軸方向は上下方向とも言う。また、X軸方向およびY軸方向は水平方向とも言う。
架台11は、例えば除振台3の上に配置され、外部の震動が架台11の上のステージ12や撮像ユニット15へ伝わることを抑制している。ステージ12は、架台11の上に配置される。ステージ12は、測定の対象物Wを載置する台である。ステージ12は、図示しないY軸駆動機構により架台11に対してY軸方向に移動可能に設けられる。
架台11の両側部には支持部13aおよび13bが設けられる。支持部13aおよび13bのそれぞれは架台11の側部から上方に延びるよう設けられる。X軸ガイド14はこの支持部13aおよび13bの上に、これらを跨ぐように設けられる。X軸ガイド14には撮像ユニット15が取り付けられる。
撮像ユニット15は、図示しないX軸駆動機構によりX軸ガイド14に沿いX軸方向に移動可能に設けられ、Z軸駆動機構によってZ軸方向に移動可能に設けられる。このような駆動機構により、ステージ12上の対象物Wと、撮像ユニット15とのX軸、Y軸およびZ軸のそれぞれに沿った相対的な位置関係が設定可能になる。すなわち、この位置関係を調整することで、撮像ユニット15による撮像領域を対象物Wの測定領域に合わせることができる。一つの態様によれば、対象物を測定するために対象物Wが固定され、撮像ユニット15が固定された対象物に対して移動される。しかしながら、別の態様によれば、対象物を測定するために、撮像ユニット15を固定し、対象物Wを固定された撮像装置に対して移動させることができる。
撮像ユニット15は、対象物Wの二次元画像を撮像する画像光学系151および光干渉測定により対象物Wの三次元形状を測定する干渉光学系152を着脱可能に備え、いずれかの光学系を用いて、コンピュータシステム20が設定する測定位置で対象物Wを測定する。撮像ユニット15は、干渉光学系152を移動させるための駆動機構部153を備える。
画像光学系151の測定視野は干渉光学系152の測定視野よりも通常広く設定し、コンピュータシステム20による制御により、両光学系を切り替えて使用できる。画像光学系151と干渉光学系152は、切り替えの前後で測定の座標軸が変化しないよう予めキャリブレーションされる。
画像光学系151は、撮像素子(CCDカメラ、CMOSカメラなど)、照明装置、フォーカシング機構等を備え、対象物Wの二次元画像を撮影する。撮影された二次元画像のデータはコンピュータシステム20に取り込まれる。
干渉光学系152は、例えば白色光干渉法によって対象物Wの形状測定を行う。本実施形態において干渉光学系152は測定光学系の一例である。干渉光学系152の詳細については後述する。
コンピュータシステム20は、コンピュータ本体201、キーボード202、マウス204およびディスプレイ205を備える。コンピュータ本体201は、装置本体10の動作等を制御する。コンピュータ本体201は、制御ボード等の回路(ハードウェア)およびCPUで実行されるプログラム(ソフトウェア)によって装置本体10の動作を制御する。また、コンピュータ本体201は、装置本体10から出力される信号に基づき対象物Wの情報を演算し、演算結果をディスプレイ205に表示する。
ジョイスティック203は、対象物Wを撮像する位置を設定する際に用いられる。すなわち、ユーザがジョイスティック203を操作することで、対象物Wと撮像ユニット15との相対的な位置関係が変化して、ディスプレイ205に表示される撮像領域の位置を調整することができる。
図2は、干渉光学系の構成を例示する模式図である。図2に示すように、干渉光学系152は、光出射部(照明)200と、照明光学部21と、対物レンズ部22と、参照ミラー部23と、結像レンズ24と、撮像部25とを備える。対物レンズ部22および参照ミラー部23はさらに、干渉対物レンズアセンブリ152aと見なすことができる。
光出射部(照明)200は、広帯域にわたる多数の波長成分を有しコヒーレンシーの低い広帯域光を出力する光源を備え、例えば、ハロゲンやLED(Light Emitting Diode)などの白色光源が用いられる。あるいは、狭帯域光源、例えばレーザまたは狭帯域幅LED照明を用いることもできる。
照明光学部21は、ビームスプリッタ211と、コリメータレンズ212とを備えている。光出射部200から出射した光は、対物レンズ部22の光軸と直角の方向から、コリメータレンズ212を介してビームスプリッタ211に平行に照射され、ビームスプリッタ211からは光軸に沿った光が出射されて、対物レンズ部22に対して上方から平行ビームが照射される。
干渉対物レンズアセンブリ152aにおいて、対物レンズ部22は、対物レンズ221、ビームスプリッタ222等を備えて構成される。対物レンズ部22においては、上方から平行ビームが対物レンズ221に入射した場合、入射光は対物レンズ221で収束光となり、ビームスプリッタ222の内部の反射面222aに入射する。ここで、入射光は、参照ミラー部23内の参照ミラー231を有する参照光路(図中破線)を進む透過光(参照光)と、対象物Wを配置した箇所に向かって測定光路(図中実線)を進む反射光(測定光)とに分割される。反射面222aにより、反射光の光軸方向は入射光の光軸方向と直交する方向となる。ここで、入射光の光軸方向と直交する方向として種々の方向が考えられるが、反射光の光軸方向は、後述する回転駆動機構153aの中心から外側に向かう径方向に向けられ、対象物Wに照射される。透過光は、収束して参照ミラー231で反射され、更にビームスプリッタ222の反射面222aを透過する。一方、反射光は、収束して対象物Wで反射され、ビームスプリッタ222の反射面222aにより反射される。参照ミラー231からの反射光と対象物Wからの反射光とはビームスプリッタ222の反射面222aにより合成されて合成波となる。
ビームスプリッタ222の反射面222aの位置で合成された合成波は、対物レンズ221で平行ビームになり上方へ進み、照明光学部21内のビームスプリッタ211を通過して、結像レンズ24に入射する(図2中一点鎖線)。結像レンズ24は合成波を収束させ撮像部25上に干渉画像を結像させる。
参照ミラー部23は、上述のビームスプリッタ222により分岐された参照光路を進む透過光(参照光)を反射する参照ミラー231を保持する。参照ミラー231の反射面は平坦な鏡面とされる。参照ミラー231は、透過光(参照光)の光軸と直交するように配置されてもよいが、本実施形態では、図3に示したように、反射光(測定光)の光軸Cと平行な方向を傾斜軸として透過光の光軸に対し傾斜して配置されるのが好ましい(図3中では傾斜角をθとして示した)。このように参照ミラー231を傾斜させることにより、参照ミラー231内の反射位置によって参照光路の光路長に差が生じる。参照ミラー231の傾斜量は、撮像部25による撮像視野内における対象物Wの凹凸の大きさが、光路長の差と同程度となるようにするのが好ましい。このように参照ミラー231を傾斜させることで、対象物Wの凹凸に応じた干渉縞の変化の感度を高めることができる。
例えば対象物Wがシリンダのような円筒形の内壁の場合、内壁面はステージ12に対してほぼ垂直に配置される。このため、対物レンズ221による収束光をビームスプリッタ222で直角に(水平方向に)反射して、垂直に配置されるシリンダの内壁面に測定光を照射する。
以上で説明した様に、照明光学部21、対物レンズ部22、及び参照ミラー部23は、本発明における干渉光学系152に相当し、対象物Wの内壁に測定光を照射するとともに対象物Wからの反射光を集光し、当該反射光と参照光とを合成した合成波を生成する。以下では、照明光学部21、対物レンズ部22、及び参照ミラー部23これらをまとめて「干渉光学系」と呼ぶ場合がある。
撮像部25は、撮像手段を構成するための二次元の撮像素子からなるCCDカメラ等であり、対物レンズ部22から出力された合成波(対象物Wからの反射光と参照ミラー231からの反射光)の強度の二次元分布である干渉画像を撮像する。撮像された画像のデータはコンピュータシステム20に取り込まれる。
駆動機構部153は、干渉光学系152を支持し、コンピュータシステム20からの移動指令に基づき、干渉光学系152を移動させる。図4は、駆動機構部153の構成を干渉光学系152とともに示す模式図である。駆動機構部153は、回転駆動機構153aと、動径方向駆動機構153bとを備える。回転駆動機構153aは、干渉光学系152に直接又は間接的に結合され、干渉光学系152を回転軸Aを中心として回転移動させる。なお、回転軸Aは、対物レンズ221への入射光の光軸と平行になるように調整される。動径方向駆動機構153bは、干渉光学系152に直接又は間接的に結合され、干渉光学系152を回転軸Aと直交する半径方向に移動させる。駆動機構部153は、回転駆動機構153a及び動径方向駆動機構153bの他に、干渉光学系152を、回転軸Aと平行な方向に移動させる軸方向駆動機構を備えてもよいが、対物レンズ221への入射光の光軸がZ軸と平行にアライメントされる場合には、本体のZ軸駆動機構を軸方向駆動機構として流用することができる。本実施形態では、本体のZ軸駆動機構を軸方向駆動機構として流用するものとする。
〔測定方法および測定プログラム〕
上記のような構成の画像測定装置1により、円筒形の表面を有する対象物Wについて表面の測定を行う方法を説明する。
測定方法は、次のような工程を有する。
(1)対象物Wに対する干渉光学系152の位置を決定する工程
(2)干渉光学系152の径方向位置を固定した状態で、回転駆動機構153aを所定角度ずつ移動させながら干渉画像を順次撮像する工程
(3)複数の干渉画像に基づき、対象物Wの三次元形状を得る工程
上記(1)~(3)の各工程は、例えば、画像測定装置1のコンピュータシステム20や、装置本体10で取得した三次元データを読み込んだコンピュータによって実行されるプログラム(測定プログラム)によって実行される。コンピュータは、コンピュータシステム20に含まれていてもよい。
図5は、コンピュータの構成を例示するブロック図である。コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)311、インタフェース部312、出力部313、入力部314、主記憶部315及び副記憶部316を備える。
CPU311は、各種プログラムの実行によって各部を制御する。インタフェース部312は、外部機器との情報入出力を行う部分である。本実施形態では、装置本体10から送られる情報をインタフェース部312を介してコンピュータに取り込む。また、コンピュータからインタフェース部312を介して情報を装置本体10へ送る。インタフェース部312は、コンピュータをLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)に接続する部分でもある。
出力部313は、コンピュータで処理した結果を出力する部分である。出力部313には、例えば、図1に示すディスプレイ205や、プリンタなどが用いられる。入力部314は、ユーザから情報を受け付ける部分である。入力部314には、キーボードやマウスなどが用いられる。また、入力部314は、記録媒体MMに記録された情報を読み取る機能を含む。
主記憶部315には、例えばRAM(Random Access Memory)が用いられる。主記憶部315の一部として、副記憶部316の一部が用いられてもよい。副記憶部316には、例えばHDD(Hard disk drive)やSSD(Solid State Drive)が用いられる。副記憶部316は、ネットワークを介して接続された外部記憶装置であってもよい。
図6及び図7は、本実施形態に係る測定プログラムの流れを例示するフローチャートである。
本実施形態に係る測定プログラムは、コンピュータを上記(1)~(3)の工程に対応した手段として機能させる。図6に示すステップS110~S130の処理は、上記(1)~(3)の工程に対応している。
先ず、対象物Wに対する干渉光学系152の位置を決定するアライメント工程を実施する(ステップS110)。図7は、ステップS110のアライメント工程の詳細手順を示している。アライメント工程では、まず、粗軸合わせを行う(ステップS111)。この粗軸合わせでは、例えば、画像光学系151により対象物Wを撮像して得られた二次元画像や、対象物Wの設計データ等に基づき、装置本体10のX軸駆動機構、Y軸駆動機構、およびZ軸駆動機構を用いて、干渉光学系152を対象物Wに対し相対的に移動させ、(対象物Wの)円筒形の表面の中心軸と回転駆動機構153aの回転軸Aとを大まかに一致させる。
続いて、精軸合わせを行う(ステップS112)。精軸合わせでは、回転駆動機構153aによる回転角を固定した状態で、動径方向駆動機構153bにて干渉光学系152を径方向に移動させながら(すなわち、(対象物Wの)円筒形の表面と干渉光学系152との距離を変化させながら)、複数の干渉画像を撮像する。このように径方向に干渉光学系152を移動させながら撮像することを以下では径方向スキャンと呼ぶ。そして、撮影視野内の各測定位置で干渉光の強度がピークとなるピント位置を検出することで、各測定位置における測定面の高さを測定し、対象物Wの三次元形状を測定する。このとき得られる三次元形状を、理想的な円筒形にフィッティングすることで、対象物Wの正確な中心軸を求める。そして、その中心軸に回転駆動機構153aの回転軸Aが一致するよう、装置本体10のX軸駆動機構、Y軸駆動機構、およびZ軸駆動機構を用いて、干渉光学系152を対象物Wに対し相対的に移動させる。
次に、対象物Wの中心軸と回転駆動機構153aの回転軸Aとが一致した状態で、ピント調整を行う(ステップS113)。ピント調整では、再び、径方向スキャンを行う。そして、撮影視野内の所定位置(例えば中心)における干渉光の強度がピークとなる径方向ピント位置を検出し、動径方向駆動機構153bによりその径方向ピント位置に干渉光学系152を移動させる。以上により、アライメント工程(S110)が完了する。
アライメント工程に続いて、対象物Wの干渉画像を順次撮像する撮像工程を実施する(ステップS120)。撮像工程では、アライメント工程における径方向スキャンとは異なり、干渉光学系152を径方向には移動させない。すなわち、干渉光学系152は、径方向の位置については径方向ピント位置に固定され、その状態で回転駆動機構153aにより干渉光学系152を、回転軸Aを中心に所定角度ずつ回転移動させながら干渉画像を順次撮像する。このとき1回の回転移動による回転角は、干渉画像の撮像視野が1ピクセルずれる回転角とするとよい。撮像工程では、径方向の位置については径方向ピント位置に固定された状態を保ちつつ、予め設定された測定範囲をカバーできるように、回転駆動機構153aと軸方向駆動機構とによって撮像視野を移動しながら撮像を繰り返す。撮像視野の移動順序は、軸方向の位置を固定した状態で回転角を変化させ撮像視野を横方向(円筒形の表面の周方向)に移動しつつ、その軸方向の位置にて必要なすべての回転角での撮像を行い、その後、軸方向の位置を移動する、という手順を繰り返す。つまり、撮像工程では、干渉光学系152の回転軸Aからの距離を一定に保ちつつ干渉光学系152を回転駆動機構153aにより所定の単位回転角ずつ回転移動させ、各回転角にて干渉画像を取得する。
続いて、撮像工程で得られた複数の干渉画像に基づいて、対象物Wの三次元形状を得る解析工程を実施する(ステップS130)。
図8A~図8Dは、回転駆動機構153aによる回転角を変化させて撮像した干渉画像を模式的に示している。各図において正方形で描かれたマスは、1つの画素を表している。なお、本例では発明の思想を理解し易くすべく横方向の画素数を6画素、縦方向の画素数を4画素としたが、画素数は任意に拡張可能であることは言うまでもない。図8Aは、初期位置で撮像した干渉画像(画像I)を模式的に示している。図8Bは、初期位置から1ピクセルに相当する角度だけ回転した回転角で撮像した干渉画像(画像I)を模式的に示している。図8Cは、初期位置から3ピクセルに相当する角度だけ回転した回転角で撮像した干渉画像(画像I)を模式的に示している。図8Dは、初期位置から干渉画像の横画素数より1ピクセル少ない画素数(本例では5ピクセル)に相当する角度だけ回転した回転角で撮像した干渉画像(画像I)を示している。
ここで、各回転角で撮像した画像における対象物Wの横方向(円筒形の表面の周方向)の位置(以下では周方向位置という)に着目する。画像Iにおいて、右端(a)に写っている対象物の周方向位置Pは、画像Iにおいては、撮像視野が相対的に1ピクセル分移動したことに伴い、右から2列目(b)に写る。また、周方向位置Pは、画像Iにおいては、右から4列目(d)に写る。そして、周方向位置Pは、画像Iにおいては、左端(f)に写る。このように、対象物Wにおける一つの周方向位置が、複数の干渉画像においては、各画像を撮像時の回転角に応じて、撮像視野内の異なる画素位置に写ることになるが、撮像時の回転角に基づいて、異なる回転角で撮像した複数の画像について、対象物Wの同じ周方向位置(例えば周方向位置P)を特定することが可能である。この後、同様に1ピクセルに相当する回転と撮像を繰り返して、測定範囲を網羅する複数の干渉画像を撮像する。
一方、既に説明したように、本実施形態の画像測定装置1では、参照ミラー231が傾斜して配置されているので、撮像視野内の横方向の画素位置によって、参照光の光路長が異なる。したがって、回転駆動機構153aにより干渉光学系152を回転させて図8Aから図8Dに示したように対象物Wにおける一つの周方向位置(例えば周方向位置P)が、異なる画素位置に写るようにして複数枚の干渉画像を撮像することは、参照光路の光路長を変化させながら複数枚の干渉画像を撮像することと同様である。
図9Aは、上記のようにして撮像した8枚の画像I~Iのデータを3次元(画像内での縦(円筒の軸方向位置)、画像内での横(円筒の周方向位置)及び撮像時の回転角の3つの次元に相当)のメモリ空間に格納した画像スタックを模式的に示している。図9Aに示すように、同一画素で受光したデータを時間軸方向に積み重ねると、画像IからIまで、撮像時の回転角の違いに伴い、1画像毎に対象部Wにおける一つの位置が1ピクセルずつ左にずれる。例えば位置Pに対応するデータは、図9A中で網掛けが施された領域に記憶される。このような複数の画像データを、図9Bに示したように、各画像における同一画素のデータ(例えば図9Bにおいて破線で囲んで示したa~h)毎に格納位置を1つずつシフトして再構成したシフト画像スタックとする。図9Bに示すように、シフト画像スタックでは、対象部Wにおける一つの周方向位置(例えば位置P。網掛けが施された領域に相当。)に対応するデータが重なる。そして、シフト画像スタックにおける同一の周方向位置に関して、縦方向(積層方向)は回転駆動機構153aによる回転に伴って変化する参照光路の光路長に相当する軸となる。したがって、シフト画像スタックにおける各位置について、縦方向に積み重ねられた干渉光の強度をプロットすると、図10に示したように、参照光路の光路長を変化させたのと同様、干渉縞に伴う干渉光の強度の増減が見られる。
そこで、シフト画像スタックにおける各位置について干渉光強度の振幅が最大となる参照光の光路長(この参照光の光路長は参照ミラー231の傾斜角から算出できる)を利用して、対象物Wにおける位置Pの高さ(すなわち、干渉光学系152からの距離)を求める。解析工程では、対象物Wにおける位置P以外の位置についても同様にして高さを求め、すべての測定点の高さの情報を総合して対象物Wの三次元形状として出力する。すなわち、コンピュータは、回転駆動機構153aによる回転角が異なる状態で取得した複数の干渉画像に基づいて対象物Wの内壁形状を算出する。
本実施形態の画像測定装置1では、以上のようにして対象物Wの三次元形状を測定する。
〔実施形態の変形〕
なお、上記に本実施形態を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。例えば、参照ミラー231を上記のように傾斜させる場合には、参照ミラー231の反射面を対象物Wの湾曲に合わせた曲面としてもよい。例えば、参照ミラー231の反射面を、測定対象表面の形状に対応する凹形または凸形の部分円筒状に形成してもよい。参照ミラー231の反射面を曲面とする場合、その曲率を可変としてもよい。例えば、板バネ状の反射板の両端を、間隔を変更可能な2つの支持体で支持し、当該2つの支持体の間隔を変えることで反射板を撓ませて曲率を変更する構成とするとよい。このように参照ミラー231の反射面を対象物Wの湾曲に合わせた曲面とすることで、高さ(理想的な湾曲面を基準とする凹凸)と干渉強度の変化との関係が線形に近づき、凹凸の測定精度を高めることができる。
また、図11に示すように、参照ミラー231を傾斜させる代わりに、ビームスプリッタ222の反射面222aによる反射光(測定光)の光軸を延長した直線が、回転軸Aを通らないように、対称な位置からずらして配置してもよい。このようにすれば、円筒形の内壁を対象物Wとする場合、当該対象物Wにおける1つの位置に着目すると、干渉光学系152の回転に伴い、内壁面の湾曲によって測定光の光路長が自ずと変化する。このため、上記の実施形態で参照ミラー231を傾斜させたのと同様の効果が得られる。
上記の実施形態では撮像工程において、軸方向の位置を固定した状態で回転角を変化させて干渉画像の撮像視野を横方向(円筒形の表面の周方向)に変更しつつ複数の干渉画像を撮像したが、回転駆動機構153aと軸方向駆動機構とを用いて、撮像視野を螺旋状に変更しながら撮像するようにしてもよい。
上記の実施形態では、1つの回転角でアライメント工程の精軸合わせにおける径方向スキャンや、ピント調整における径方向スキャンを行ったが、これらの径方向スキャンは、1つの回転角だけでなく複数の回転角で行ってもよい。複数の回転角での径方向スキャンの結果を用いることで、誤差を抑制することができる。
上記の実施形態では、画像測定装置1は、対物レンズ部22及び参照ミラー部23を1組のみ備えていたが、図12に示したように、回転軸Aに沿った方向にずれた位置の干渉画像を撮像する複数の干渉光学系(すなわち、照明光学部21、対物レンズ部22及び参照ミラー部23の組)を備えるように構成してもよい。このような構成を採用する場合、ある干渉光学系による回転軸Aに沿った方向の撮像範囲が、他の干渉光学系による回転軸Aに沿った方向の撮像範囲と一部が重複するように配置されるとよい。また、各干渉光学系は、それぞれ径方向に移動可能とされるとよい。アライメント工程においては、各干渉光学系を用いて径方向スキャンを行い、このとき得られる複数の測定結果を用いてアライメントを行うとよい。このようなアライメントの手順により、アライメントの時間を抑制しつつ精度を高めることができる。
上記の実施形態では、干渉光学ヘッド152全体(すなわち、光出射部200、干渉対物レンズアセンブリ152aと呼ばれる照明光学部21、対物レンズ部22、参照ミラー部23、及び結像レンズ24、並びに撮像部25)を一体として駆動機構部153にて移動させたが、図13に示したように、光出射部200、照明光学部21、結像レンズ24、及び撮像部25を、回転軸A上に配置し、これらを動径方向駆動機構153bにより径方向に移動する対象に含めない構成としてもよい。次いで、干渉対物レンズアセンブリ152aのみが半径方向に変位する。回転軸上に配置された反射鏡M2と干渉対物レンズアセンブリ152aと位置合わせされた反射鏡M1とを設けて光路を形成するとよい。このようにすることで、動径方向駆動機構153bにより移動させる荷重が軽くなり、半径方向の移動を容易にできる。
光出射部200、照明光学部21、結像レンズ24、及び撮像部25を、回転軸A上に配置する構成は、複数の干渉対物レンズアセンブリを備える構成を採用する場合、にも適用できる。この場合、画像測定装置1は、光出射部200、照明光学部21、結像レンズ24、及び撮像部25を装置内に1組だけ備え、複数の干渉対物レンズアセンブリに共用させるように構成すると特によい。複数の干渉対物レンズアセンブリの切り替えは、回転軸上に位置する反射鏡M2を回転させて、光干渉光学系毎に設けた反射鏡M1のいずれの方向を向けるかにより行うとよい。
上記説明した本実施形態に係る測定プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体MMに記録されていてもよい。すなわち、図6に示すステップS101~ステップS106の一部または全部を、コンピュータに読み取り可能な形式で記録媒体MMに記録してもよい。また、本実施形態に係る測定プログラムは、ネットワークを介して配信されてもよい。
また、上記の実施形態では、測定ヘッドとして白色光干渉法による干渉光学系152を用いているが、画像プローブやレーザプローブであっても適用可能である。
また、前述の各実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、各実施形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含有される。

Claims (6)

  1. 円筒形の対象物の湾曲した壁面の形状を測定する光干渉測定装置であって、
    前記対象物の湾曲した壁面に測定光を照射するとともに前記対象物からの反射光を集光し、当該反射光と参照ミラーからの参照光の光線とを合成した合成波を生成する干渉光学系と、
    前記干渉光学系に結合され、前記干渉光学系を前記対象物の円筒形の中心軸と一致する回転軸を中心として回転移動させる回転駆動機構と、
    二次元に配列された複数の受光素子により、前記合成波の強度の二次元分布を取得するセンサと、
    前記回転駆動機構による回転角が異なる状態で取得した複数の前記二次元分布に基づいて前記対象物の湾曲した壁面の形状を算出する演算装置と
    を備え、
    前記干渉光学系は、前記対象物の湾曲した壁面に照射する測定光の光軸を延長した直線が回転軸を通らないように配置されることを特徴とする光干渉測定装置。
  2. 前記干渉光学系の前記回転軸からの距離を一定に保ちつつ前記干渉光学系を前記回転駆動機構により所定の単位回転角ずつ回転移動させ、各回転角にて前記センサにより前記二次元分布を取得することを特徴とする、請求項1に記載の光干渉測定装置。
  3. 前記干渉光学系を前記回転軸に沿った方向に移動させる軸方向駆動機構をさらに備え、前記干渉光学系をらせん状に移動させ、らせんに沿った各位置にて位置前記センサにより前記二次元分布を取得することを特徴とする、請求項1に記載の光干渉測定装置。
  4. 前記回転軸に沿った方向における位置が互いに異なる複数の前記干渉光学系を備えることを特徴とする、請求項1に記載の光干渉測定装置。
  5. 前記干渉光学系に結合され、前記干渉光学系を前記回転軸と直交する半径方向に移動させる動径方向駆動機構をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の光干渉測定装置。
  6. 前記回転駆動機構による回転角が異なる状態で複数の前記二次元分布を取得する際に、前記動径方向駆動機構は、前記干渉光学系を半径方向に移動させないことを特徴とする、請求項に記載の光干渉測定装置。
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