JP6417645B2 - 表面形状測定装置のアライメント方法 - Google Patents

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本発明は表面形状測定装置のアライメント方法に係り、特に走査型白色干渉計を用いた表面形状測定装置において、中心軸に対し軸対称形状を有する被測定面を含む測定対象物の被測定面の3次元形状を測定する表面形状測定装置のアライメント方法に関する。
表面形状測定装置は、測定対象物の被測定面の3次元形状を測定する装置であり、走査型白色干渉計を用いたものが知られている。
走査型白色干渉計は、特許文献1に記載されているように、波長幅が広い白色光(可干渉性の少ない低コヒーレンス光)を光源として用い、マイケルソン型やミロー型などの干渉計を用いて測定対象物の被測定面の3次元形状を非接触により測定する。
特許文献1に記載のように、マイケルソン型の走査型白色干渉計は、測定対象物(試料)の被測定面に対向して配置されるマイケルソン型干渉計と、被測定面を照明する白色光を出射する白色光源と、マイケルソン型干渉計により生成された干渉光を撮影するCCDカメラ等を備える。
マイケルソン型干渉計は、光学顕微鏡の構成要素としての対物レンズと、対物レンズと被測定面との間に配置されるビームスプリッタと、参照ミラーとを有する。白色光源からマイケルソン干渉計に入射した白色光は、対物レンズを透過してビームスプリッタにより物体光と参照光とに分割され、物体光は被測定面に照射され、参照光は参照ミラーに照射される。そして、被測定面から戻る物体光と参照ミラーから戻る参照光とが重ね合わされて干渉光が生成され、その干渉光が対物レンズを通過してマイケルソン干渉計からCCDカメラへと出射される。
これにより、CCDカメラの撮像面には、干渉像が結像され、その干渉像が干渉画像としてCCDカメラの撮像素子により取得される。そして、マイケルソン型干渉計を被測定面に対して高さ方向に変位させながら干渉画像を取得し、干渉画像の各画素について輝度値が最大値を示すときの変位量を検出することで被測定面の各点の相対的な高さが測定される。
特開2013−19767号公報
ところで、上述のような走査型白色干渉計において、例えば円錐体などの測定対象物の被測定面の3次元形状を測定する場合、測定対象物の中心軸が傾いていると、測定対象物の被測定面の位置(向き)によっては被測定面から戻る物体光が弱くなり、測定対象物の被測定面の3次元形状を正確に測定することができなくなる。そのため、測定前の準備作業として、測定対象物がステージ上に載置された後、測定対象物の中心軸がマイケルソン型干渉計の光軸の方向を向くようにステージの傾斜角度を調整して測定対象物のアライメント(傾斜角度調整)を行う必要がある。
しかしながら、従来では、このようなアライメント作業は、操作者がCCDカメラにより取得される干渉画像(干渉縞)の状態を目視により確認しながら行っているため、操作者の習熟度によってアライメントに要する時間や、アライメントの正確度にばらつきが生じてしまうという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、操作者の習熟度によらず、簡単、迅速、かつ、正確に測定対象物のアライメント(傾斜角度調整)を行うことができる表面形状測定装置のアライメント方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1態様に係る表面形状測定装置のアライメント方法は、中心軸に対し軸対称形状を有する被測定面を含む測定対象物を支持する支持部と、白色光を出射する光源部と、光源部からの白色光を物体光と参照光とに分割して物体光を第1方向を光軸として測定対象物の被測定面に照射し、被測定面から戻る物体光と参照光とを干渉させた干渉光を生成する干渉部と、測定対象物に対して干渉部を第1方向に相対的に移動する走査手段と、干渉部からの干渉光を受光して干渉光による干渉画像を生成する干渉画像生成部と、走査手段により測定対象物に対して干渉部を第1方向に相対的に移動させながら干渉画像生成部から複数の干渉画像を第1時間間隔ごとに順次取得し、取得した複数の干渉画像に基づいて測定対象物の被測定面の表面形状を検出する処理部と、第1方向に対する測定対象物の中心軸の傾きを変更する傾き変更手段と、を備える表面形状測定装置のアライメント方法であって、走査手段により測定対象物に対して干渉部を第1方向に相対的に移動させながら干渉画像生成部から複数の干渉画像を第2時間間隔ごとに順次取得するプレ走査工程と、プレ走査工程により取得した複数の干渉画像に基づき、測定対象物における第1方向に対して垂直かつ第1方向の位置が互いに異なる2つの断面形状を取得する断面取得工程と、断面取得工程により取得された2つの断面形状に基づき、第1方向に対する測定対象物の中心軸の傾きを算出する傾き算出工程と、傾き算出工程の算出結果に基づき、傾き変更手段により第1方向に対する測定対象物の中心軸の傾きを調整する傾き調整工程と、を有する。
本態様において、傾き調整工程は自動でも手動でもよい。手動の場合には、例えば、操作者は、表示部に表示した測定対象物の傾きを参照しながら入力部から傾き変更手段を操作することが挙げられる。自動の場合には、傾き算出工程の算出結果に基づいて傾き変更手段が自動で制御される。なお、効率の観点から自動で行われることが好ましい。
また、プレ走査工程における複数の干渉画像の取得間隔(第2時間間隔)は、測定対象物の被測定面の表面形状を測定する際に行われる本走査工程で取得される複数の干渉画像の取得間隔(第1時間間隔)と同じでも異なっていてもよい。なお、効率の観点から、第2時間間隔は第1時間間隔よりも長いことが好ましい。この場合、プレ走査工程で取得される干渉画像の枚数を本走査工程よりも減らすことができ、アライメントを迅速かつ効率よく行うことが可能となる。
本発明の第2態様に係る表面形状測定装置のアライメント方法は、第1態様において、傾き変更手段は、支持部を第1方向に直交する第2方向に回転させる第1回転軸と、支持部を第1方向及び第2方向に直交する第3方向に回転させる第2回転軸と、を備え、傾き調整工程は、傾き変更手段により支持部を第1回転軸の周りに回転させて、測定対象物の中心軸が第3方向に垂直な平面に対して平行となるように調整する第1調整工程と、傾き変更手段により支持部を第2回転軸の周りに回転させて、測定対象物の中心軸が第2方向に垂直な平面に対して平行となるように調整する第2調整工程と、を有する。
本発明の第3態様に係る表面形状測定装置のアライメント方法は、第2態様において、傾き調整工程は、第1調整工程と第2調整工程とを同一のタイミングで行う。
本発明の第4態様に係る表面形状測定装置のアライメント方法は、第1態様〜第3態様のいずれか1つの態様において、第2時間間隔は第1時間間隔よりも長い。
本発明の第5態様に係る表面形状測定装置のアライメント方法は、第1態様〜第4態様のいずれか1つの態様において、測定対象物の被測定面は中心軸に対し軸対称形状からなる円錐形状を有し、断面取得工程は、プレ走査工程により取得した複数の干渉画像に基づき、測定対象物における第1方向に対して垂直かつ第1方向の位置が互いに異なる2つの楕円形状を取得し、傾き算出工程は、第1方向に対する測定対象物の中心軸の傾きとして、断面取得工程により取得された2つの楕円形状の中心を接続する直線の傾きを算出し、傾き調整工程は、傾き算出工程で算出された直線の傾きに基づき、傾き変更手段により第1方向に対する測定対象物の中心軸の傾きを調整する。
本発明によれば、操作者の習熟度によらず、簡単、迅速、かつ、正確に測定対象物のアライメント(傾斜角度調整)を行うことができる。
本発明が適用される表面形状測定装置(走査型白色干渉計)の全体構成を示した構成図 xy座標上に干渉画像(撮像素子の撮像面)の画素配列を示した図 干渉縞曲線を例示した図 被測定面の異なる点の異なるz座標値と干渉縞曲線との関係を例示した図 処理部におけるアライメントの処理手順を示したフローチャート 測定対象物の2つの断面形状から中心軸の傾きを算出する方法を説明するための図 測定対象物の1つの断面形状のみを取得する場合の問題点を示した図 測定対象物の中心軸の傾きが互いに異なる場合に2つの断面形状から中心軸の傾きが算出される様子を示した図 測定対象物の他の例を示した図 測定対象物の更に他の例を示した図
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、本発明が適用される表面形状測定装置の全体構成を示した構成図である。
同図における表面形状測定装置1は、ミロー型の干渉計を用いて測定対象物の表面形状等を非接触により3次元測定する所謂、ミロー型の走査型白色干渉計(顕微鏡)であり、測定対象物Pの干渉画像を取得する光学部2と、測定対象物Pが載置されるステージ10と、光学部2の各種制御や光学部2により取得された干渉画像に基づいて各種演算処理を行うパーソナルコンピュータ等の演算処理装置からなる処理部18等を備える。測定対象物Pは、中心軸Oに対して軸対称形状を有する被測定面Sを含むものであり、特に被測定面Sは円錐形状のような回転軸対称形状を有するものである。以下では、測定対象物Pが円錐体である場合を一例にして説明する。
なお、測定対象物Pが配置される測定空間において、互いに直交する水平方向の2つの座標軸をx軸(紙面に平行する軸)とy軸(紙面に直交する軸)とし、x軸及びy軸に直交する鉛直方向の座標軸をz軸とする。また、x軸方向、y軸方向、z軸方向は、それぞれ、本発明における「第2方向」、「第3方向」、「第1方向」に相当する。
ステージ10は、測定対象物Pを支持する支持部の一例であり、x軸及びy軸に略平行する平坦な上面であって測定対象物Pを載置するステージ面10aを有する。また、ステージ10は、ステージ面10aの水平面に対する傾き(z軸に対する傾斜角度)を変更する傾き変更手段を有しており、ステージ面10a(ステージ10)は、詳細な構成を省略する傾き変更手段により、x軸に平行なx回転軸30の周りとy軸に平行なy回転軸32の周りに回転可能に設けられる。そして、ステージ面10aは、xアクチュエータ34の駆動によりx回転軸30周りに回転し、yアクチュエータ36の駆動によりy回転軸32周りに回転する。このステージ面10aのx回転軸30周りの回転及びy回転軸32周りの回転によって、後述のように測定対象物Pの中心軸Oの傾きを調整するアライメント(傾斜角度調整)が行われる。なお、x回転軸30は傾き変更手段の第1回転軸の一例である。また、y回転軸32は傾き変更手段の第2回転軸の一例である。
なお、xアクチュエータ34及びyアクチュエータ36のように本明細書においてアクチュエータという場合には、ピエゾアクチュエータやモータなどの任意の駆動装置を示す。
ステージ面10aに対向する位置、即ち、ステージ10の上側には、不図示の筐体により一体的に収容保持された光学部2が配置される。
光学部2は、x軸に平行な光軸L1を有する光源部12と、z軸に平行な光軸L0を有する干渉部14及び撮影部16とを有する。光源部12の光軸L1は、干渉部14及び撮影部16の光軸L0に対して直交し、干渉部14と撮影部16との間において光軸L0と交差する。なお、光軸L1は、必ずしもx軸と平行でなくてもよい。
光源部12は、測定対象物Pを照明する照明光として波長幅が広い白色光(可干渉性の少ない低コヒーレンス光)を出射する光源40と、光源40から拡散して出射された照明光を略平行な光束に変換するコレクタレンズ42とを有する。光源40及びコレクタレンズ42の各々の中心とする軸は光源部12の光軸L1として同軸上に配置される。
また、光源40としては、発光ダイオード、半導体レーザ、ハロゲンランプ、高輝度放電ランプなど、任意の種類の発光体を用いることができる。
この光源部12から出射された照明光は、干渉部14と撮影部16との間に配置され、光軸L1と光軸L0とが交差する位置に配置されたハーフミラー等のビームスプリッタ44に入射する。そして、ビームスプリッタ44(ビームスプリッタ44の平坦な光分割面(反射面))で反射した照明光が光軸L0に沿って進行して干渉部14に入射する。
干渉部14は、周知のミロー型干渉計により構成され、光源部12から入射した照明光を物体光と参照光とに分割し、物体光をz軸方向(第1方向)を光軸として測定対象物Pに照射して測定対象物Pから戻る物体光を参照光により干渉させた干渉光を生成する。
干渉部14は、集光作用を有する対物レンズ50と、光を反射する平坦な反射面を有する参照ミラー52と、光を分割する平坦な光分割面を有するビームスプリッタ54を有する。対物レンズ50、参照ミラー52、及びビームスプリッタ54の各々の中心とする軸は干渉部14の光軸L0として同軸上に配置される。参照ミラー52は例えば対物レンズ50の中心表面部分に設置される。
光源部12からこの干渉部14に入射した照明光は、対物レンズ50により集光作用を受けた後、ビームスプリッタ54に入射する。
ビームスプリッタ54は、例えばハーフミラーであり、ビームスプリッタ54に入射した照明光は、ビームスプリッタ54を透過する物体光と、ビームスプリッタ54の光分割面で反射する参照光とに分割される。
ビームスプリッタ54を透過した物体光は、測定対象物Pの被測定面Sに照射された後、被測定面Sから干渉部14へと戻り、再度、ビームスプリッタ54に入射する。そして、ビームスプリッタ54を透過した物体光が対物レンズ50に入射する。
一方、ビームスプリッタ54で反射した参照光は、参照ミラー52の光反射面で反射した後、再度、ビームスプリッタ54に入射する。そして、ビームスプリッタ54で反射した参照光が対物レンズ50に入射する。
これによって、干渉部14から被測定面Sに照射されて干渉部14に戻る物体光と、参照ミラー52で反射した参照光とが重ね合わされた干渉光が生成され、その干渉光が対物レンズ50により集光作用を受けた後、干渉部14から撮影部16に向けて出射される。
また、ビームスプリッタ54(光分割面)は、対物レンズ50の焦点面(対物レンズ50の焦点を通り、光軸L0に垂直な平面)に対して距離hだけ対物レンズ50側に近くなる位置、即ち、対物レンズ50の焦点面に対して距離hだけ高い位置に配置される。
参照ミラー52(反射面)は、ビームスプリッタ54(光分割面)に対して距離hだけ対物レンズ50側に近くなる位置、即ち、ビームスプリッタ54に対して距離hだけ高い位置に配置される。
したがって、ビームスプリッタ54と参照ミラー52とは、対物レンズ50の焦点面の位置で反射した物体光の光路長と参照光の光路長とが等しくなるように配置される。
なお、対物レンズ50の焦点距離をHsとすると、距離hを2倍した値2h、即ち、対物レンズ50の焦点面から参照ミラー52までの距離2hは、対物レンズ50の焦点距離Hsよりも小さい。
また、照明光が物体光と参照光とに分割された後、物体光と参照光とが重ね合わされるまでの物体光と参照光の各々が通過した光路の光学的距離を、物体光の光路長及び参照光の光路長といい、それらの差を物体光と参照光の光路長差というものとする。
また、干渉部14は、光学部2においてz軸方向に直線移動可能に設けられる。そして、干渉部アクチュエータ56の駆動により干渉部14がz軸方向に移動する。これにより、対物レンズ50の焦点面の位置(高さ)がz軸方向に移動すると共に、被測定面Sとビームスプリッタ54との距離が変化することで物体光の光路長が変化し、物体光と参照光との光路長差が変化する。なお、干渉部アクチュエータ56は、走査手段の一例である。
撮影部16は、干渉部14からの干渉光を受光して干渉光による干渉画像を生成する干渉画像生成部であり、例えばCCD(Charge Coupled Device)カメラに相当し、CCD型の撮像素子60と、結像レンズ62とを有する。撮像素子60と結像レンズ62の各々の中心とする軸は撮影部16の光軸L0と同軸上に配置される。なお、撮像素子60は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の撮像素子等、任意の撮像手段を用いることができる。
干渉部14から出射された干渉光は、上述のビームスプリッタ44に入射し、ビームスプリッタ44を透過した干渉光が撮影部16に入射する。
撮影部16に入射した干渉光は、結像レンズ62により撮像素子60の撮像面60aに干渉像を結像する。ここで、結像レンズ62は、測定対象物Pの被測定面Sの光軸L0周辺の領域に対する干渉像を高倍率に拡大して撮像素子60の撮像面60aに結像する。
また、結像レンズ62は、干渉部14の対物レンズ50の焦点面上における点を、撮像素子60の撮像面上の像点として結像する。即ち、撮影部16は、対物レンズ50の焦点面の位置にピントが合うように(合焦するように)設計されている。なお、以下において、測定対象物Pの焦点面のz軸方向の位置を単に「ピント位置」、又は、「撮影部16のピント位置」というものとする。
撮像素子60の撮像面60aに結像された干渉像は、撮像素子60により電気信号に変換されて干渉画像として取得される。そして、その干渉画像は、処理部18に与えられる。
以上のように光源部12、干渉部14、及び撮影部16等により構成される光学部2は、全体が一体的としてz軸方向に直進移動可能に設けられる。例えば、光学部2は、z軸方向に沿って立設された不図示のz軸ガイド部に直進移動可能に支持される。そして、zアクチュエータ70の駆動により光学部2全体がz軸方向に直進移動する。これにより、干渉部14をz軸方向に移動させる場合よりも、撮影部16のピント位置をz軸方向に大きく移動させることができ、例えば、測定対象物Pの厚さ等に応じて撮影部16のピント位置を適切な位置に調整することができる。
処理部18は、測定対象物Pの被測定面Sの表面形状を測定する際に、干渉部アクチュエータ56を制御して光学部2の干渉部14をz軸方向(第1方向)に移動(本走査)させながら撮影部16の撮像素子60から複数の干渉画像を第1時間間隔ごとに順次取得する。そして、取得した複数の干渉画像に基づいて被測定面Sの表面形状を示す3次元形状データを取得する。
被測定面Sの3次元形状データを取得する処理について説明すると、撮影部16の撮像素子60は、x軸及びy軸からなるxy平面(水平面)に沿って2次元的に配列された多数の受光素子(画素)からなり、各画素において受光される干渉像の輝度値、即ち、撮像素子60により取得される干渉画像の各画素の輝度値は、各画素に対応する被測定面Sの各点で反射した物体光と参照光との光路長差に応じた干渉光の強度(輝度情報)を示す。
ここで、図2に示すように、干渉画像(撮像素子60の撮像面)のm列目、n行目の画素を(m,n)と表すものとする。そして、画素(m,n)のx軸方向に関する位置(以下、x軸方向に関する位置を「x位置」という)を示すx座標値をx(m,n)と表し、y軸方向に関する位置(以下、y軸方向に関する位置「y位置」という)を示すy座標値をy(m,n)と表すものとする。
また、画素(m,n)に対応する測定対象物Pの被測定面S上の点のx位置を示すx座標値をX(m,n)と表し、y位置を示すy座標値をY(m,n)と表すものとし、また、その点をxy座標値により(X(m,n),Y(m,n))と表すものとする。なお、画素(m,n)に対応する被測定面S上の点とは、ピントが合っている状態において画素(m,n)の位置に像点が結像される被測定面S上の点を意味する。
このとき、撮像素子60により取得される干渉画像の画素(m,n)の輝度値は、画素(m,n)に対応する被測定面S上の点(X(m,n),Y(m,n))に照射された物体光と参照光との光路長差に応じた大きさを示す。そして、その光路長差が0となる場合に最も大きな値を示す。
即ち、図1の干渉部アクチュエータ56により干渉部14をz軸方向に移動させて光学部2(撮影部16)に対する干渉部14の相対的なz軸方向の位置(以下、「z位置」という)を変位させると、撮影部16のピント位置(対物レンズ50の焦点面)もz軸方向に移動し、ピント位置も干渉部14と同じ変位量で変位する。また、ピント位置が変位すると、被測定面Sの各点に照射される物体光の光路長も変化する。
そして、干渉部14をz軸方向に移動させてピント位置を変位させながら、即ち、物体光の光路長を変化させながら、撮像素子60から複数の干渉画像を第1時間間隔ごとに順次取得して干渉画像の任意の画素(m,n)の輝度値を検出すると、ピント位置のz座標値に対して図3のような干渉縞曲線Qに沿った輝度値が得られる。
ここで、処理部18は、干渉部14の所定の基準位置からの変位量(干渉部14のz位置)を、ポテンショメータやエンコーダなどの不図示の位置検出手段からの検出信号により検出することができ、または、位置検出手段を使用することなく干渉部14のz位置を制御する場合、例えば、干渉部アクチュエータ56に与える駆動信号により一定変位量ずつ干渉部14を移動させる場合には、その総変位量により検出することができる。そして、干渉部14が基準位置のときのピント位置のz位置を測定空間におけるz座標の基準位置(原点位置)として、かつ、干渉部14の基準位置からの変位量をピント位置のz座標値として取得することができる。なお、z座標値は、原点位置よりも高い位置(撮影部16に近づく位置)を正側、低い位置(ステージ面10aに近づく位置)を負側とする。また、干渉部14の基準位置、即ち、z座標の原点位置は任意のz位置に設定、変更することができる。
任意の画素(m,n)における干渉縞曲線Qは、その画素(m,n)に対応する被測定面S上の点(X(m,n),Y(m,n))に照射された物体光と参照光との光路長差が所定値より大きい場合には略一定の輝度値を示し、光路長差がその所定値より小さいときには、光路長差が減少するにつれて輝度値が振動すると共にその振幅が大きくなる。
したがって、干渉縞曲線Qは、物体光と参照光との光路長が一致したときに(光路長差が0のときに)、最大値を示すと共に、その干渉縞曲線Qの包絡線における最大値を示す。
また、被測定面S上の点(X(m,n),Y(m,n))に照射された物体光と参照光との光路長は、撮影部16のピント位置が被測定面S上の点(X(m,n),Y(m,n))のz位置に一致したときに一致する。
したがって、干渉縞曲線Qが最大値を示すとき(又は干渉縞曲線Qの包絡線が最大値を示すとき)のピント位置は、被測定面S上の点(X(m,n),Y(m,n))のz位置に一致しており、そのときのピント位置のz座標値は、被測定面S上の点(X(m,n),Y(m,n))のz座標値を示す。
以上のことから、処理部18は、干渉部アクチュエータ56により干渉部14をz軸方向(第1方向)に移動させてピント位置をz軸方向に移動(本走査)させながら(物体光の光路長を変化させながら)、撮像素子60から複数の干渉画像を順次取得し、各画素(m,n)の輝度値をピント位置のz座標値に対応付けて取得する。即ち、ピント位置をz軸方向に走査しながら干渉画像の各画素(m,n)の輝度値を取得する。そして、各画素(m,n)について、図3のような干渉縞曲線Qの輝度値が最大値を示すときのピント位置のz座標値を、各画素(m,n)に対応する被測定面S上の点(X(m,n),Y(m,n))のz座標値Z(m,n)として検出する。
なお、Z(m,n)は、画素(m,n)に対応する被測定面S上の点(X(m,n),Y(m,n))のz座標値を示す。
また、干渉縞曲線Qの輝度値が最大値を示すときのピント位置のz座標値を検出する方法は周知であり、どのような方法を採用してもよい。例えば、ピント位置の微小間隔ごとのz座標値において干渉画像を取得することで、各画素(m,n)について、図3のような干渉縞曲線Qを実際に描画することができる程度に輝度値を取得することができ、取得した輝度値が最大値を示すときのピント位置のz座標値を検出することで、干渉縞曲線Qの輝度値が最大値を示すときのピント位置のz座標値を検出することができる。または、ピント位置の各z座標値において取得した輝度値に基づいて最小二乗法等により干渉縞曲線Qを推測し、又は、干渉縞曲線Qの包絡線を推測し、その推測した干渉縞曲線Q又は包絡線に基づいて輝度値が最大値を示すときのピント位置のz座標値を検出することで、干渉縞曲線Qの輝度値が最大値を示すときのピント位置のz座標値を検出することができる。
以上のようにして、処理部18は、干渉画像(撮像素子60の撮像面60a)の各画素(m,n)に対応する被測定面S上の各点(X(m,n),Y(m,n))のz座標値Z(m,n)を検出することで、被測定面S上の各点(X(m,n),Y(m,n))の相対的な高さを検出することができる。そして、被測定面S上の各点のx座標値X(m,n)、y座標値Y(m,n)、及びz座標値Z(m,n)を被測定面Sの3次元形状データ(表面形状を示すデータ)として取得することができる。例えば、図4に示すようにx軸方向に並ぶ3つの画素に対応する被測定面S上の3点におけるz座標値Z1、Z2、Z3が相違する場合に、ピント位置をz軸方向に走査しながら干渉画像のそれらの画素の輝度値を取得すると、それらの画素の各々に関してピント位置がz座標値Z1、Z2、Z3のときに輝度値が最大値を示す干渉縞曲線Q1、Q2、Q3が取得される。したがって、それらの干渉縞曲線Q1、Q2、Q3の輝度値が最大値を示すときのピント位置のz座標値を検出することで、それらの画素に対応する被測定面S上の3点におけるz座標値Z1、Z2、Z3を検出することができる。
次に、上述のように測定対象物Pの表面形状の測定を行う際に、測定前の準備作業として処理部18において実施する測定対象物Pのアライメント(傾斜角度調整)の処理について説明する。
図5は、処理部18におけるアライメントの処理手順を示したフローチャートである。
ステージ10のステージ面10aに測定対象物Pが載置され、例えば、図1の入力部22により初期設定の開始が指示されると、まず、図5のステップS10の工程(プレ走査工程)として、処理部18は、干渉部アクチュエータ56を制御して光学部2の干渉部14をz軸方向に移動させてピント位置をz軸方向に移動(プレ走査)させながら撮影部16の撮像素子60から複数の干渉画像を第2時間間隔ごとに順次取得する。なお、第2時間間隔は、上述した第1時間間隔(本走査時における複数の干渉画像の取得間隔)と同じでもよいし異なっていてもよいが、効率の観点から、第2時間間隔は第1時間間隔よりも長いことが好ましい。この場合、プレ走査時に取得される干渉画像の枚数を本走査時に取得される干渉画像の枚数よりも減らすことができ、アライメントを迅速かつ効率よく行うことが可能となる。本例においては、第2時間間隔は第1時間間隔よりも長いものとする。
次に、ステップS12の工程(3次元形状データ取得工程)として、処理部18は、プレ走査により取得した複数の干渉画像に基づいて被測定面Sの3次元形状データを取得する。即ち、被測定面S上の各点のx座標値X(m,n)、y座標値Y(m,n)、及びz座標値Z(m,n)を被測定面Sの3次元形状データとして取得する。被測定面Sの3次元形状データを取得する処理については上述のとおりである。
次に、ステップS14の工程(断面取得工程)として、処理部18は、被測定面Sの3次元形状データに基づいて、測定対象物Pの2つの断面形状を取得する。具体的には、測定対象物Pにおけるz軸方向に対して垂直かつz軸方向の位置が互いに異なる2つの断面形状を取得する。本実施の形態における測定対象物Pは、上述したように円錐体であり、測定対象物Pの中心軸Oがz軸に対して傾いている場合には、図6に示すように、処理部18により取得される2つの断面形状E1、E2はいずれも楕円形状となる。
なお、断面取得工程では、測定対象物Pの中心軸Oの傾きを把握するために、少なくとも2つの断面形状を取得する必要がある。1つの断面形状(楕円形状)のみを取得する場合、図7に示すように、測定対象物Pの中心軸Oの傾きが異なる場合でも断面形状が一致してしまうため、測定対象物Pの中心軸Oの傾きを正確に捉えることができないためである。
次に、ステップS16の工程(傾き算出工程)として、処理部18は、取得した2つの断面形状から測定対象物Pの中心軸Oの傾きを算出する。具体的には、図6に示すように、2つの断面形状(楕円形状)E1、E2の中心位置C1、C2を求める。そして、この2つの断面形状E1、E2の中心位置C1、C2を結ぶ直線Gの傾きを算出する。このとき算出される直線Gの傾きは、図6に示すように、測定対象物Pの中心軸Oの傾きに相当する。したがって、図8に示すように、測定対象物Pの中心軸Oの傾きが互いに異なる場合でも、直線Gの傾きを求めることによって測定対象物Pの中心軸Oの傾きを正確に捉えることが可能となる。なお、本例においては、測定対象物Pの中心軸Oの傾き(直線Gの傾き)は、x軸周りの傾き角度θxとy軸周りの傾き角度θyとの2成分により算出される。
次に、ステップS18の工程(x軸レベリング調整工程)として、処理部18は、ステップS16で算出した測定対象物Pの中心軸Oの傾き(x軸周りの傾き角度θx)に基づいて、x軸レベリング調整の処理を実施する。具体的には、測定対象物Pの中心軸Oの傾きがxz平面(第3方向に垂直な面)に対して平行となるように(即ち、x軸周りの傾き角度θxが0となるように)、図1のxアクチュエータ34を駆動してステージ10のステージ面10aをx回転軸30の周りに回転させる。これによって、測定対象物Pの中心軸Oがxz平面に対して平行となり、x軸レベリング調整が終了する。
次に、ステップS20の工程(y軸レベリング調整工程)として、処理部18は、ステップS16で算出した測定対象物Pの中心軸Oの傾き(y軸周りの傾き角度θy)に基づいて、y軸レベリング調整の処理を実施する。具体的には、測定対象物Pの中心軸Oの傾きがyz平面(第2方向に垂直な面)に対して平行となるように(即ち、y軸周りの傾斜角度θyが0となるように)、図1のyアクチュエータ36を駆動してステージ10のステージ面10aをy回転軸32の周りに回転させる。これによって、測定対象物Pの中心軸Oがxz平面に対して平行かつyz平面に対して平行となり(即ち、測定対象物Pの中心軸Oがz軸に対して平行となり)、y軸レベリング調整が終了する。
なお、x軸レベリング調整工程及びy軸レベリング調整工程は傾き調整工程の一例である。また、x軸レベリング調整工程は第1調整工程の一例であり、y軸レベリング調整工程は第2調整工程の一例である。
以上の処理が終了すると、測定対象物Pの表面形状の測定前における測定対象物Pのアライメント(傾斜角度調整)が終了し、測定開始が可能となる。
以上説明したとおり、本実施の形態によれば、測定対象物Pの表面形状の測定を行う際に、測定前の準備作業として行われる測定対象物Pのアライメント(傾斜角度調整)において、プレ走査工程により取得した複数の干渉画像に基づき、測定対象物Pにおける2つの断面形状(第1方向に対して垂直かつ第1方向の位置が互いに異なる2つの断面形状)を取得し、この2つの断面形状から測定対象物Pの中心軸Oの傾きを算出し、その算出結果に基づき測定対象物Pの傾きの調整が行われる。したがって、操作者の習熟度によらず、簡単、迅速、かつ、正確に測定対象物のアライメント(傾斜角度調整)を行うことができる。
なお、上記実施の形態では、x軸レベリング調整工程、y軸レベリング調整工程の順序で行われるが、これとは逆の順序で行われてもよいし、x軸レベリング調整工程とy軸レベリング調整工程とが同一のタイミングで行われてもよい。x軸レベリング調整工程とy軸レベリング調整工程とを同一のタイミングで実施する場合、傾き調整工程を短時間で効率よく行うことが可能となる。
また、上記実施の形態では、測定対象物Pのアライメント(傾斜角度調整)の処理を処理部18により自動で行う自動アライメントの形態を示したが、アライメントの処理の一部又は全部を手動で行う形態とすることも可能である。例えば、x軸レベリング調整工程及びy軸レベリング調整工程を手動で行う形態の場合、処理部18は、測定対象物Pの中心軸Oの傾きとして、x軸周りの傾き角度θx、及びy軸周りの傾き角度θyを表示部20に表示し、操作者は、表示部20に表示された傾き角度θx、θyを参照しながら、処理部18に対して入力部22からステージ10のステージ面10aの回転を指示するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、測定対象物Pの中心軸Oの傾きを調整するためにステージ10を傾動させている態様を示したが、これに限らず、例えば、ステージ10に対して光学部2を傾動させることにより、z軸を傾動させてz軸に対する測定対象物Pの中心軸Oの傾きを調整するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、測定対象物Pが円錐体である形態について説明したが、測定対象物Pは中心軸に対し軸対称形状を有する被測定面を含むものあればよく、例えば図9に示すように、円錐体と円柱体と組み合わせたものでもよい。また、測定対象物Pの被測定面Sは円錐体のように中心軸に対し回転軸対称形状を有するものに限定されず、例えば図10に示すように、四角錐などの角錐状の被測定面を有するものでもよい。
また、上記実施の形態の表面形状測定装置1は、図1のようにミロー型の干渉計により構成される干渉部14を備えたミロー型の走査型白色干渉計であるものとしたが、本発明は、これに限らない。例えば、干渉部14の構成として周知のマイケルソン型の干渉計を採用することも可能である。
P…測定対象物、O…中心軸、Q,Q1,Q2,Q3…干渉縞曲線、S…被測定面、L0,L1…光軸、1…表面形状測定装置、2…光学部、10…ステージ、10a…ステージ面、12…光源部、14…干渉部、16…撮影部、18…処理部、20…表示部、22…入力部、30…x回転軸、32…y回転軸、34…xアクチュエータ、36…yアクチュエータ、40…光源、42…コレクタレンズ、44,54…ビームスプリッタ、50…対物レンズ、52…参照ミラー、56…干渉部アクチュエータ、60…撮像素子、60a…撮像面、62…結像レンズ、70…zアクチュエータ

Claims (4)

  1. 中心軸に対し軸対称形状を有する被測定面を含む測定対象物を支持する支持部と、白色光を出射する光源部と、前記光源部からの白色光を物体光と参照光とに分割して前記物体光を第1方向を光軸として前記測定対象物の前記被測定面に照射し、前記被測定面から戻る前記物体光と前記参照光とを干渉させた干渉光を生成する干渉部と、前記測定対象物に対して前記干渉部を前記第1方向に相対的に移動する走査手段と、前記干渉部からの前記干渉光を受光して前記干渉光による干渉画像を生成する干渉画像生成部と、前記走査手段により前記測定対象物に対して前記干渉部を前記第1方向に相対的に移動させながら前記干渉画像生成部から複数の前記干渉画像を第1時間間隔ごとに順次取得し、取得した複数の前記干渉画像に基づいて前記測定対象物の前記被測定面の表面形状を検出する処理部と、前記第1方向に対する前記測定対象物の前記中心軸の傾きを変更する傾き変更手段と、を備える表面形状測定装置のアライメント方法であって、
    前記走査手段により前記測定対象物に対して前記干渉部を前記第1方向に相対的に移動させながら前記干渉画像生成部から複数の前記干渉画像を前記第1時間間隔よりも長い第2時間間隔ごとに順次取得するプレ走査工程と、
    前記プレ走査工程により取得した複数の前記干渉画像に基づき、前記測定対象物における前記第1方向に対して垂直かつ前記第1方向の位置が互いに異なる2つの断面形状を取得する断面取得工程と、
    前記断面取得工程により取得された前記2つの断面形状に基づき、前記第1方向に対する前記測定対象物の前記中心軸の傾きを算出する傾き算出工程と、
    前記傾き算出工程の算出結果に基づき、前記傾き変更手段により前記第1方向に対する前記測定対象物の前記中心軸の傾きを調整する傾き調整工程と、
    を有する表面形状測定装置のアライメント方法。
  2. 前記傾き変更手段は、前記支持部を前記第1方向に直交する第2方向に回転させる第1回転軸と、前記支持部を前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向に回転させる第2回転軸と、を備え、
    前記傾き調整工程は、
    前記傾き変更手段により前記支持部を前記第1回転軸の周りに回転させて、前記測定対象物の前記中心軸が前記第3方向に垂直な平面に対して平行となるように調整する第1調整工程と、
    前記傾き変更手段により前記支持部を前記第2回転軸の周りに回転させて、前記測定対象物の前記中心軸が前記第2方向に垂直な平面に対して平行となるように調整する第2調整工程と、
    を有する、請求項1に記載の表面形状測定装置のアライメント方法。
  3. 前記傾き調整工程は、前記第1調整工程と前記第2調整工程とを同一のタイミングで行う、請求項2に記載の表面形状測定装置のアライメント方法。
  4. 前記測定対象物の前記被測定面は前記中心軸に対し軸対称形状からなる円錐形状を有し、
    前記断面取得工程は、前記プレ走査工程により取得した複数の前記干渉画像に基づき、前記測定対象物における前記第1方向に対して垂直かつ前記第1方向の位置が互いに異なる2つの楕円形状を取得し、
    前記傾き算出工程は、前記第1方向に対する前記測定対象物の前記中心軸の傾きとして、前記断面取得工程により取得された前記2つの楕円形状の中心を接続する直線の傾きを算出し、
    前記傾き調整工程は、前記傾き算出工程で算出された前記直線の傾きに基づき、前記傾き変更手段により前記第1方向に対する前記測定対象物の前記中心軸の傾きを調整する、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の表面形状測定装置のアライメント方法。
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