JP7316880B2 - 走行状態判別装置、走行状態判別方法、及びプログラム - Google Patents
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本発明の第1の態様によれば、走行状態判別装置(2)は、車線幅方向に並べて配置された複数の押圧センサ(200)それぞれから通過車両による押圧を検出可能な押圧信号を取得する押圧信号取得部(211)と、前記押圧センサ(200)の設置位置において前記通過車両の存在を検知可能に設置された車両検知器(3)から車両検知信号を取得する車両検知信号取得部(212)と、前記車両検知信号に基づいて、前記通過車両が車両検知器の検知位置へ進入した時刻である車両進入時刻と、前記通過車両が車両検知器の検知位置を退出した時刻である車両退出時刻とを特定する時刻特定部(213)と、前記車両進入時刻から前記車両退出時刻までの間に、複数の前記押圧センサ(200)のうち、異なる二つの押圧センサ(200)である第1の押圧センサ及び第2の押圧センサそれぞれから前記通過車両のタイヤにより押圧されたことを示す押圧信号を取得した場合に、当該押圧信号を取得した時刻に応じて、前記通過車両の走行状態を推定する走行状態推定部(214)と、を備え、前記走行状態推定部(214)は、前記第1の押圧センサ及び前記第2の押圧センサそれぞれから前記通過車両のタイヤにより押圧されたことを示す前記押圧信号を取得した第1の時刻及び第2の時刻の時間差が所定の判定閾値未満である場合、左輪と右輪とを有する車両が走行したと推定し、前記時間差が前記判定閾値以上である場合、二輪車が並走したと推定する。
このようにすることで、走行状態判別装置は、異なる二つの押圧センサから、通過車両のタイヤにより押圧されたことを示す押圧信号を取得したタイミングが異なっていることを検出して、この通過車両の走行状態は、二輪車が並走しているものであると推定することができる。
このようにすることで、走行状態判別装置は、押圧信号の取得タイミングが一致するものと、異なっているものが混在している場合、四輪車(又は三輪車)と、二輪車とが並走したと推定することができる。
このようにすることで、走行状態判別装置は、押圧信号の取得タイミングが全て異なる場合は、複数の二輪車が並走したと推定することができる。
このようにすることで、走行状態判別装置は、押圧センサ上を通過した車両が三輪車であるか否かを更に判別することができる。
このようにすることで、走行状態判別装置は、より高い精度で二輪車が並走したことを判別することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る料金収受システムの全体構成を示す図である。
図1には、料金収受システム1が有料道路の出口料金所に設置される例が示されている。料金収受システム1は、有料道路から一般道路へと続く車線Lと、当該車線Lの両側に敷設されたアイランドI上に設置される。料金収受システム1は、車線Lを走行する車両Aに搭載された車載器αと無線通信を行うことにより、当該車両Aの車種に応じた通行料金を収受する。
車線方向(X方向)の所定の計測位置Pにおいて車線Lに敷設される。計測部20は、計測位置Pを通過する車両Aのタイヤによる踏み付け(押圧)を検出可能な押圧信号を判別部21に出力する。判別部21は、押圧信号に基づいて、計測位置P(計測部20上)を通過する車両Aの走行状態を判別する。
図2は、本発明の一実施形態に係る走行状態判別装置の計測部の機能構成を示す図である。
図2に示すように、本実施形態に係る走行状態判別装置2の計測部20は、車線幅方向(Y方向)に並べて配置された複数の押圧センサ200を有している。図2には、計測部20が押圧センサ200A~200Eの五つの押圧センサ200を有している例が示されているが、これに限られることはない。他の実施形態では、計測部20の設置環境(車線Lの幅等)、使用する押圧センサの特性等に応じて押圧センサの数を増減させてもよい。なお、料金収受システム1が車両Aの軸重を計測するための重量計測装置を備えている場合、この重量計測装置が有する押圧センサを、走行状態判別装置2の計測部20(押圧センサ200)として用いてもよい。
図3に示すように、走行状態判別装置2の判別部21は、CPU210と、記録媒体215とを有している。CPU210は、判別部21の動作全体を司るプロセッサであり、所定のプログラムに従って動作することにより、押圧信号取得部211、車両検知信号取得部212、時刻特定部213、走行状態推定部214としての機能を発揮する。
ここで、押圧信号取得部211が取得する押圧信号について、図4を参照しながら説明する。図4には、車両Aが有する複数のタイヤのうち、一のタイヤTRが押圧センサ200A上を通過したときに取得される押圧信号の例が示されている。押圧信号取得部211は、押圧センサ200Aの上流側センサ201A及び下流側センサ202Aそれぞれから出力された、タイヤTRによる押圧(荷重)に応じた押圧信号を逐次、取得する。図4の(a)は、押圧信号取得部211が取得した押圧信号を時系列に並べて波形として表したものであり、実線は上流側センサ201Aから取得した押圧信号の波形、破線は下流側センサ202Aから取得した押圧信号の波形である。図4の(a)に示すように、タイヤTRが車線方向の下流側(+X側)に移動するにつれて、上流側センサ201A及び下流側センサ202Aの押圧信号の値(荷重値)が変化する。
図5は、本発明の一実施形態に係る走行状態判別装置の処理の一例を示す第1のフローチャートである。
図6は、本発明の一実施形態に係る走行状態判別装置の処理の一例を示す第2のフローチャートである。
以下、図5~図6を参照しながら、走行状態判別装置2の処理の一例について詳細に説明する。
図7には、ある車両Aが計測部20上(計測位置P)を通過したときに取得された一連の車両検知信号及び押圧信号の一例が示されている。なお、押圧信号については、実線は上流側センサ201から取得した押圧信号を示し、破線は下流側センサ202から取得した押圧信号を示す。
図8には、三輪車が計測部20上(計測位置P)を通過したときに取得された一連の車両検知信号及び押圧信号の一例であって、「押圧あり(ON)」を示す押圧信号が出力された押圧センサ200B、200C、及び200Dの押圧信号のみを抜粋したものが示されている。例えば一軸目(前輪)が二輪、二軸目(後輪)が一輪の三輪車では、図8に示すように、期間D1において異なる二つの押圧センサ200B及び200Dからほぼ同時に「押圧あり(ON)」を示す押圧信号を取得し(ステップS180:YES、ステップS181:YES)、期間D2において一つの押圧センサ200Cから「押圧あり(ON)」を示す押圧信号を取得したとする。ここで、走行状態推定部214は、図8に示す波形パターンから、車両進入時刻(時刻t1)から車両退出時刻(時刻t10)までの間に、タイヤTRによる押圧が検出された回数を車輪数として特定する。例えば、走行状態推定部214は、各上流側センサ201において押圧信号が「押圧なし(OFF)」から「押圧あり(ON)」に変化した立ち上がりエッジの数を車輪数として特定する。図8の例では、走行状態推定部214は、上流側センサ201における立ち上がりエッジの数、即ち、車輪数は「3」であると判断し(ステップS183:YES)、この車両Aの走行状態は、「一台の三輪車が走行」しているものであると推定し(ステップS184)、図5の処理に戻る。
図9には、図8と同様に三輪車が計測部20上(計測位置P)を通過したときに取得された一連の車両検知信号及び押圧信号の一例が示されている。例えば一軸目(前輪)が一輪、二軸目(後輪)が二輪の三輪車では、図9に示すように、期間D1において一つの押圧センサ200Cから「押圧あり(ON)」を示す押圧信号を取得し、期間D2において異なる二つの押圧センサ200B及び200Dからほぼ同時に「押圧あり(ON)」を示す押圧信号を取得したとする(ステップS180:YES、ステップS181:YES)。ここで、走行状態推定部214は、図9に示す波形パターンから、車両進入時刻(時刻t1)から車両退出時刻(時刻t10)までの間に、タイヤTRによる押圧が検出された回数を車輪数として特定する。図9の例では、走行状態推定部214は、上流側センサ201における立ち上がりエッジの数、即ち、車輪数は「3」であると判断し(ステップS183:YES)、この車両Aの走行状態は、「一台の三輪車が走行」しているものであると推定し(ステップS184)、図5の処理に戻る。
図10には、二台の二輪車が計測部20上(計測位置P)を並走して通過したときに取得された一連の車両検知信号及び押圧信号の一例であって、「押圧あり(ON)」を示す押圧信号が出力された押圧センサ200A及び200Dの一部(前輪)の押圧信号のみを抜粋したものが示されている。
図11は、本発明の一実施形態に係る走行状態判別装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図11を参照しながら、上述の走行状態判別装置2のハードウェア構成の一例について説明する。
更に、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置903に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上のように、本実施形態に係る走行状態判別装置2は、車線幅方向に並べて配置された複数の押圧センサ200それぞれから車両A(通過車両)による押圧を検出可能な押圧信号を取得する押圧信号取得部211と、押圧センサ200の設置位置において車両Aの存在を検知可能に設置された車両検知器3から車両検知信号を取得する車両検知信号取得部212と、車両検知信号に基づいて、車両Aの車両進入時刻と、車両退出時刻とを特定する時刻特定部213と、車両進入時刻から車両退出時刻までの間に、複数の押圧センサ200のうち、異なる二つの押圧センサ200(第1の押圧センサ及び第2の押圧センサ)それぞれから車両AのタイヤTRにより押圧されたことを示す押圧信号を取得した場合に、当該押圧信号を取得した時刻に応じて、車両Aの走行状態を推定する走行状態推定部214と、を備える。走行状態推定部214は、異なる二つの押圧センサ200それぞれから車両AのタイヤTRにより押圧されたことを示す押圧信号を取得した時刻(第1の時刻及び第2の時刻)の時間差が所定の判定閾値未満である場合、左輪と右輪とを有する一台の車両が走行したと推定し、この時間差が判定閾値以上である場合、二台の二輪車が並走したと推定する。
このようにすることで、走行状態判別装置2は、異なる二つの押圧センサ200から、車両AのタイヤTRにより押圧されたことを示す押圧信号を取得したタイミングが異なっていることを検出して、この車両Aの走行状態が二台の二輪車が並走しているものであると推定することができる。これにより、走行状態判別装置2は、車両検知器と押圧センサの簡易な構成のみで、車両Aの走行状態を判定することができる。
このようにすることで、走行状態判別装置2は、押圧センサ200上を通過した車両が三輪車であるか否かを更に判別することができる。
例えば、図6のステップS181において、走行状態推定部214が、二つの異なる押圧センサ200の上流側センサ201それぞれから「押圧あり(ON)」を示す押圧信号を取得した時刻の時間差を求め、この時間差が判定閾値以上であるか否かを判定する例について説明したが、これに限られることはない。本変形例1では、走行状態推定部214は、図6のステップS181において、二つの異なる押圧センサ200の下流側センサ202それぞれから「押圧あり(ON)」を示す押圧信号を取得した時刻の時間差を求め、この時間差が判定閾値以上であるか否かを判定するようにしてもよい。
また、走行状態推定部214は、上流側センサ201から取得した押圧信号と、下流側センサ202から取得した押圧信号との双方に基づいて、車両Aの走行状態を推定してもよい。
本変形例2では、走行状態推定部214は、図6に示す走行状態推定処理S18のステップS181に代えて、図12に示す走行状態推定処理S18AのステップS181A~S181Bを実行する。他の処理は図6に示す走行状態推定処理S18と同様であるため、変更点のみを説明する。
図13には、図10と同様に、二台の二輪車が計測部20上(計測位置P)を並走して通過したときに取得された一連の車両検知信号及び押圧信号の一例であって、「押圧あり(ON)」を示す押圧信号が出力された押圧センサ200A及び200Dの一部(前輪)の押圧信号のみを抜粋したものが示されている。
このようにすることで、二台の二輪車が偶然、ほぼ同時に上流側センサ201又は下流側センサ202に到達してしまった場合であっても、走行状態推定部214が二台の二輪車の並走であると正しく推定する可能性を向上させることができる。これにより、走行状態判別装置2は、より高い精度で二台の二輪車が並走したことを判別することが可能となる。
また、上述の実施形態において、車線Lを一台の四輪車又は三輪車、或いは、二台の二輪車が走行するケースを例として説明した。しかしながら、これらのケースに加え、更に、一台の四輪車又は三輪車と二輪車とが並走するケース、或いは、二台以上の二輪車が並走するケースが考えられる。このため、変形例3に係る走行状態判別装置2は、このようなケースを想定して、車両Aの走行状態が「一台の四輪車が走行」、「一台の三輪車が走行」、「一台の二輪車が走行」、「二台以上の二輪車が走行(並走)」、「一台の四輪車と一台以上の二輪車が走行(並走)」、及び「一台の三輪車と一台以上の二輪車が走行(並走)」のうち何れであるか判別するようにしてもよい。
以下、図14を参照しながら、本変形例に係る走行状態判別装置2の処理の一例について詳細に説明する。本変形例に係る走行状態判別装置2は、図6に示す走行状態推定処理S18に代えて、図14に示す走行状態推定処理S18Bを実行する。
図15には、一台の四輪車(又は三輪車)、及び一台の二輪車が計測部20上(計測位置P)を並走して通過したときに取得された一連の車両検知信号及び押圧信号の一例であって、一軸目(前輪)通過時の押圧信号のみを抜粋したものが示されている。図15の例では、押圧センサ200A(第1の押圧センサ)、押圧センサ200D(第2の押圧センサ)、及び押圧センサ200E(第3の押圧センサ)の三つの押圧センサから、それぞれ期間D1(時刻t2~時刻t5)、期間D1、及び期間D11(時刻t21~時刻t51)において、「押圧あり(ON)」を示す押圧信号を取得している。この場合、走行状態推定部214は、異なる二つ以上の押圧センサ200から押圧信号を取得したと判断する(ステップS1800:YES)。なお、走行状態推定部214については、不図示の二軸目(後輪)通過時の押圧信号についても同様の判断を行う。
図16には、三台の二輪車が計測部20上(計測位置P)を並走して通過したときに取得された一連の車両検知信号及び押圧信号の一例であって、一軸目(前輪)通過時の押圧信号のみを抜粋したものが示されている。図16の例では、押圧センサ200A(第1の押圧センサ)、押圧センサ200C(第2の押圧センサ)、及び押圧センサ200E(第3の押圧センサ)の三つの押圧センサから、それぞれ期間D1(時刻t2~時刻t5)、期間D11(時刻t21~時刻t51)、及び期間D12(時刻t22~時刻t52)において、「押圧あり(ON)」を示す押圧信号を取得している。
2 走行状態判別装置
20 計測部
200、200A、200B、200C、200D、200E 押圧センサ
201、201A、201B、201C、201D、201E 上流側センサ
202、202A、202B、202C、202D、202E 下流側センサ
21 判別部
210 CPU
211 押圧信号取得部
212 車両検知信号取得部
213 時刻特定部
214 走行状態推定部
215 記録媒体
3 車両検知器
4 車種判別装置
5 路側無線装置
Claims (8)
- 車線幅方向に並べて配置された複数の押圧センサそれぞれから通過車両のタイヤによる押圧を検出可能な押圧信号を取得する押圧信号取得部と、
前記押圧センサの設置位置において前記通過車両の存在を検知可能に設置された車両検知器から車両検知信号を取得する車両検知信号取得部と、
前記車両検知信号に基づいて、前記通過車両が前記車両検知器の検知位置へ進入した時刻である車両進入時刻と、前記通過車両が前記車両検知器の前記検知位置を退出した時刻である車両退出時刻とを特定する時刻特定部と、
前記車両進入時刻から前記車両退出時刻までの間に、複数の前記押圧センサのうち、異なる二つの押圧センサである第1の押圧センサ及び第2の押圧センサそれぞれから前記通過車両のタイヤにより押圧されたことを示す押圧信号を取得した場合に、当該押圧信号を取得した時刻に応じて、前記通過車両の走行状態を推定する走行状態推定部と、
を備え、
前記走行状態推定部は、
前記第1の押圧センサ及び前記第2の押圧センサそれぞれから前記通過車両のタイヤにより押圧されたことを示す前記押圧信号を取得した第1の時刻及び第2の時刻の時間差が所定の判定閾値未満である場合、左輪と右輪とを有する車両が走行したと推定し、
前記時間差が前記判定閾値以上である場合、二輪車が並走したと推定し、
前記第1の時刻及び前記第2の時刻の時間差が前記判定閾値未満であり、且つ、第3の前記押圧センサから前記通過車両のタイヤにより押圧されたことを示す前記押圧信号を取得した第3の時刻と、前記第1の時刻又は前記第2の時刻との時間差が前記判定閾値以上である場合、左輪と右輪とを有する車両及び二輪車が並走したと推定する、
走行状態判別装置。 - 前記走行状態推定部は、前記第1の時刻、前記第2の時刻、及び前記第3の時刻の時間差が、いずれも前記判定閾値以上である場合、複数の二輪車が並走したと推定する、
請求項1に記載の走行状態判別装置。 - 前記走行状態推定部は、
前記車両進入時刻から前記車両退出時刻までの間に取得した前記押圧信号に基づいて、前記通過車両が有する車輪数を更に特定し、
前記第1の時刻及び前記第2の時刻の前記時間差が前記判定閾値未満であり、且つ、前記第1の押圧センサ及び前記第2の押圧センサから取得した前記押圧信号により特定された前記車輪数が三つである場合、三輪車が走行したと推定する、
請求項1または2に記載の走行状態判別装置。 - 複数の前記押圧センサそれぞれは、車線方向の上流側に配置された上流側センサ、及び前記車線方向の下流側に配置された下流側センサから構成され、
前記押圧信号取得部は、複数の前記上流側センサ及び複数の前記下流側センサそれぞれから前記押圧信号を取得し、
前記走行状態推定部は、異なる二つの前記上流側センサである第1の上流側センサ及び第2の上流側センサから前記通過車両のタイヤにより押圧されたことを示す前記押圧信号を取得した第1の時刻及び第2の時刻の時間差と、異なる二つの前記下流側センサである第1の下流側センサ及び第2の下流側センサから前記通過車両のタイヤにより押圧されたことを示す前記押圧信号を取得した第3の時刻及び第4の時刻の時間差とのうち、少なくとも一方が所定の判定閾値以上である場合、二輪車が並走したと推定する、
請求項1から3の何れか一項に記載の走行状態判別装置。 - 車線幅方向に並べて配置された複数の押圧センサそれぞれから通過車両のタイヤによる押圧を検出可能な押圧信号を取得する押圧信号取得部と、
前記押圧センサの設置位置において前記通過車両の存在を検知可能に設置された車両検知器から車両検知信号を取得する車両検知信号取得部と、
前記車両検知信号に基づいて、前記通過車両が前記車両検知器の検知位置へ進入した時刻である車両進入時刻と、前記通過車両が前記車両検知器の前記検知位置を退出した時刻である車両退出時刻とを特定する時刻特定部と、
前記車両進入時刻から前記車両退出時刻までの間に、複数の前記押圧センサのうち、異なる二つの押圧センサである第1の押圧センサ及び第2の押圧センサそれぞれから前記通過車両のタイヤにより押圧されたことを示す押圧信号を取得した場合に、当該押圧信号を取得した時刻に応じて、前記通過車両の走行状態を推定する走行状態推定部と、
を備え、
前記走行状態推定部は、
前記第1の押圧センサ及び前記第2の押圧センサそれぞれから前記通過車両のタイヤにより押圧されたことを示す前記押圧信号を取得した第1の時刻及び第2の時刻の時間差が所定の判定閾値未満である場合、左輪と右輪とを有する車両が走行したと推定し、
前記時間差が前記判定閾値以上である場合、二輪車が並走したと推定し、
前記車両進入時刻から前記車両退出時刻までの間に取得した前記押圧信号に基づいて、前記通過車両が有する車輪数を更に特定し、
前記第1の時刻及び前記第2の時刻の前記時間差が前記判定閾値未満であり、且つ、前記第1の押圧センサ及び前記第2の押圧センサから取得した前記押圧信号により特定された前記車輪数が三つである場合、三輪車が走行したと推定する、
走行状態判別装置。 - 車線幅方向に並べて配置された複数の押圧センサそれぞれから通過車両のタイヤによる押圧を検出可能な押圧信号を取得する押圧信号取得部と、
前記押圧センサの設置位置において前記通過車両の存在を検知可能に設置された車両検知器から車両検知信号を取得する車両検知信号取得部と、
前記車両検知信号に基づいて、前記通過車両が前記車両検知器の検知位置へ進入した時刻である車両進入時刻と、前記通過車両が前記車両検知器の前記検知位置を退出した時刻である車両退出時刻とを特定する時刻特定部と、
前記車両進入時刻から前記車両退出時刻までの間に、複数の前記押圧センサのうち、異なる二つの押圧センサである第1の押圧センサ及び第2の押圧センサそれぞれから前記通過車両のタイヤにより押圧されたことを示す押圧信号を取得した場合に、当該押圧信号を取得した時刻に応じて、前記通過車両の走行状態を推定する走行状態推定部と、
を備え、
複数の前記押圧センサそれぞれは、車線方向の上流側に配置された上流側センサ、及び前記車線方向の下流側に配置された下流側センサから構成され、
前記押圧信号取得部は、複数の前記上流側センサ及び複数の前記下流側センサそれぞれから前記押圧信号を取得し、
前記走行状態推定部は、
前記第1の押圧センサ及び前記第2の押圧センサそれぞれから前記通過車両のタイヤにより押圧されたことを示す前記押圧信号を取得した第1の時刻及び第2の時刻の時間差が所定の判定閾値未満である場合、左輪と右輪とを有する車両が走行したと推定し、
前記時間差が前記判定閾値以上である場合、二輪車が並走したと推定し、
異なる二つの前記上流側センサである第1の上流側センサ及び第2の上流側センサから前記通過車両のタイヤにより押圧されたことを示す前記押圧信号を取得した第1の時刻及び第2の時刻の時間差と、異なる二つの前記下流側センサである第1の下流側センサ及び第2の下流側センサから前記通過車両のタイヤにより押圧されたことを示す前記押圧信号を取得した第3の時刻及び第4の時刻の時間差とのうち、少なくとも一方が所定の判定閾値以上である場合、二輪車が並走したと推定する、
走行状態判別装置。 - 走行状態判別装置が、車線幅方向に並べて配置された複数の押圧センサそれぞれから通過車両による押圧を検出可能な押圧信号を取得する押圧信号取得ステップと、
走行状態判別装置が、前記押圧センサの設置位置において前記通過車両の存在を検知可能に設置された車両検知器から車両検知信号を取得する車両検知信号取得ステップと、
走行状態判別装置が、前記車両検知信号に基づいて、前記通過車両が前記車両検知器の検知位置へ進入した時刻である車両進入時刻と、前記通過車両が前記車両検知器の前記検知位置を退出した時刻である車両退出時刻とを特定する時刻特定ステップと、
走行状態判別装置が、前記車両進入時刻から前記車両退出時刻までの間に、複数の前記押圧センサのうち、異なる二つの押圧センサである第1の押圧センサ及び第2の押圧センサそれぞれから前記通過車両のタイヤにより押圧されたことを示す押圧信号を取得した場合に、当該押圧信号を取得した時刻に応じて、前記通過車両の走行状態を推定する走行状態推定ステップと、
を有し、
前記走行状態推定ステップにおいて、
前記第1の押圧センサ及び前記第2の押圧センサそれぞれから前記通過車両のタイヤにより押圧されたことを示す前記押圧信号を取得した第1の時刻及び第2の時刻の時間差が所定の判定閾値未満である場合、左輪と右輪とを有する車両が走行したと推定し、
前記時間差が前記判定閾値以上である場合、二輪車が並走したと推定し、
前記第1の時刻及び前記第2の時刻の時間差が前記判定閾値未満であり、且つ、第3の前記押圧センサから前記通過車両のタイヤにより押圧されたことを示す前記押圧信号を取得した第3の時刻と、前記第1の時刻又は前記第2の時刻との時間差が前記判定閾値以上である場合、左輪と右輪とを有する車両及び二輪車が並走したと推定する、
走行状態判別方法。 - 走行状態判別装置のコンピュータを機能させるプログラムであって、前記コンピュータに、
車線幅方向に並べて配置された複数の押圧センサそれぞれから通過車両による押圧を検出可能な押圧信号を取得する押圧信号取得ステップと、
前記押圧センサの設置位置において前記通過車両の存在を検知可能に設置された車両検知器から車両検知信号を取得する車両検知信号取得ステップと、
前記車両検知信号に基づいて、前記通過車両が前記車両検知器の検知位置へ進入した時刻である車両進入時刻と、前記通過車両が前記車両検知器の前記検知位置を退出した時刻である車両退出時刻とを特定する時刻特定ステップと、
前記車両進入時刻から前記車両退出時刻までの間に複数の前記押圧センサのうち、異なる二つの押圧センサである第1の押圧センサ及び第2の押圧センサそれぞれから前記通過車両のタイヤにより押圧されたことを示す押圧信号を取得した場合に、当該押圧信号を取得した時刻に応じて、前記通過車両の走行状態を推定する走行状態推定ステップと、
を実行させ、
前記走行状態推定ステップにおいて、
前記第1の押圧センサ及び前記第2の押圧センサそれぞれから前記通過車両のタイヤにより押圧されたことを示す前記押圧信号を取得した第1の時刻及び第2の時刻の時間差が所定の判定閾値未満である場合、左輪と右輪とを有する車両が走行したと推定し、
前記時間差が前記判定閾値以上である場合、二輪車が並走したと推定し、
前記第1の時刻及び前記第2の時刻の時間差が前記判定閾値未満であり、且つ、第3の前記押圧センサから前記通過車両のタイヤにより押圧されたことを示す前記押圧信号を取得した第3の時刻と、前記第1の時刻又は前記第2の時刻との時間差が前記判定閾値以上である場合、左輪と右輪とを有する車両及び二輪車が並走したと推定する、
プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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