JP3995821B2 - 車種判定装置 - Google Patents
車種判定装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3995821B2 JP3995821B2 JP02988899A JP2988899A JP3995821B2 JP 3995821 B2 JP3995821 B2 JP 3995821B2 JP 02988899 A JP02988899 A JP 02988899A JP 2988899 A JP2988899 A JP 2988899A JP 3995821 B2 JP3995821 B2 JP 3995821B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- bicycle
- vehicle type
- motorcycle
- small
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車種判定装置に係り、特に、駐輪場のゲートにおいて行われる車種判定に好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、有料駐輪場においては、自転車と小型の自動二輪車(以下、「ミニバイク」というときもある)とでは、駐車料金が異なるので、駐輪場を無人で管理するためのゲート装置には、自転車とミニバイクとを識別するための車種判定装置が組込まれている。
【0003】
この従来の車種判定装置は、自転車とミニバイクとでは、タイヤの幅寸法が異なることを利用して行われている。すなわち、自転車のタイヤの幅は、ミニバイクのタイヤの幅よりも狭いので、タイヤが所定幅の溝に入って通過したときは、そのタイヤを使用する車種は自転車であると判定され、また、その溝に入ることができずに通過したときは、そのタイヤを使用する車種はミニバイクであると判定される。
【0004】
また、自転車とミニバイクとでは、タイヤの太さが異なるので、その接地高さを検出して自転車とミニバイクとを判別したり、車輪による遮光状態により車種を判定することが提案されている(例えば、特開平9−42927号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の車種判定装置は、溝にタイヤを入れて車種を判定する場合、特に、自転車の利用者が溝にタイヤを入れて通過しなければならないという面倒があるとともに、タイヤに付着していた汚れで溝面が汚損されると誤判定を行うという不都合があった。
【0006】
また、タイヤの接地高さの相違による判定の場合は、自転車の場合であってもマウンテンバイクのように大型のタイヤのときや大型のリムのときは誤判定が生じ易く、さらに、車輪による遮光状態による判定の場合は、車輪形状の種類が多いので、誤判定のおそれがあった。
【0007】
そこで、本発明は、上記欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、利用者の使い勝手がよく、さらに、誤判定のない車種判定装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る車種判定装置は、上記目的を達成するため、(a)自転車及び小型の自動二輪車が通過する所定の通路の所定位置にその自転車又はその小型の自動二輪車の車輪が存在することを検出する車輪検出手段と、(b)前記小型の自動二輪車の車輪が前記通路の所定位置に存在するときに、光軸がその車輪のタイヤを除く内側を前記通路の通過方向と直交する方向に通るように、かつ、互いに所定の間隔をもって配置された複数のホトセンサからなるセンサ群と、(c)前記センサ群の各ホトセンサから入力する検出信号の状態が各種の小型の自動二輪車の車輪形状を予め調査して得られた判定テーブルと一致する場合は、当該車輪を有する車種は小型の自動二輪車であると判定し、前記判定テーブルと一致しない場合は、当該車輪を有する車種は自転車であると判定する判定手段とを有することを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、一実施の形態に係る車種判定装置の概略構成図、図2は、センサと車輪との位置関係及び寸法関係を示す説明図、図3は、判定動作を説明するフローチャートである。
【0010】
図1中、1a,1bは、図示しない自転車及びミニバイクが通過できる所定の通路Pの両側に設けられたセンサ取付壁である。センサ取付壁1a,1bには、ホトセンサからなる複数のセンサS1 〜S4 が後述する所定の位置関係をもって設けられている。すなわち、センサS1 〜S4 は、一方のセンサ取付壁(図1の例では、左側に位置するセンサ取付壁)1aに、4個の発光素子が設けられているとともに、他方のセンサ取付壁1bに、それら4個の発光素子の光軸(図1のセンサS1 〜S4 に向かう矢印参照)上に受光素子を配置して構成されている。
【0011】
図1中、Mはマットセンサであって、センサ取付壁1a,1b間の所定位置(通路の所定位置)に、自転車の車輪W1 又はミニバイクの車輪W2 が存在することを検出できるように構成されている。なお、マットセンサMに代えて、ホトセンサ等からなるセンサを用いて車輪の検出を行うようにしてもよい。
【0012】
図1中、2は判定部であって、CPU2aを中心に構成されている。すなわち、判定部2には、上記の各センサS1 〜S4 の検出信号が入力されるとともに、マットセンサMの検出信号が入力されるように構成されている。CPU2aは、これら入力された信号をワーキングデータとし、また、メモリ2bに格納されているシステムプログラム(図示せず)及び判定テーブルTのデータを用いて、マットセンサM(通路P)上を通過する車輪が自転車の車輪W1 か、又はミニバイクの車輪W2 かの判定を行うように構成されている。
【0013】
図2は、上記各センサS1 〜S4 、マットセンサM、自転車の車輪W1 及びミニバイクの車輪W2 の位置関係を示すもので、自転車の車輪W1 及びミニバイクの車輪W2 が通路Pの所定位置、すなわち、マットセンサMの所定位置に存在するときの位置関係が示されている。
【0014】
上記4個のセンサS1 〜S4 は、マットセンサMの始端(図2においてマットセンサMの右側)から所定距離(d6 )進んだ位置と、その位置からさらに所定距離(d5 )進んだ位置とを通る2本の垂直線上に、平行四辺形の各頂点に存在し、かつ、全てのセンサS1 〜S4 がマットセンサMの所定位置に存在するときのミニバイクの車輪W2 のタイヤを除く内側に存在するように配設されている。すなわち、センサS1 〜S2 ,S2 〜S4 ,S4 〜S3 ,S3 〜S1 を結ぶと平行四辺形になるように配設されている。そして、その平行四辺形の各辺の長さは、センサS1 〜S2 ,S4 〜S3 は距離d5 に等しく、センサS2 〜S4 は距離(d1 +d2 )、センサS3 〜S1 は距離(d2 +d3 )に等しい。そして、距離d1 ,d2 ,d3 は等しい関係に保たれている。また、通路Pの面からセンサS1 までの距離はd4 に設定されている。なお、図2の下部には、上記各距離d1 〜d6 、自転車の車輪W1 及びミニバイクの車輪W2 の大小関係が示されている。
【0015】
自転車の車輪W1 、ミニバイクの車輪W2 及び各センサS1 〜S4 が上記図2に示される関係にあるとき、センサS1 〜S4 の検出信号の状態(透光,遮光の状態)が上記図1の判定テーブルTの3つの条件A,B,Cのいずれかと一致した場合は、その検出された車輪はミニバイクの車輪W2 と判定される。この判定テーブルTは、現存する各種ミニバイクの車輪形状を調査して得られたもので、したがって、マットセンサMで車輪が検出されても、センサS 1 〜S 4 の検出信号の状態が判定テーブルTの3つの条件A,B,Cのいずれとも一致しない場合は、その車輪は自転車の車輪W1であると判定される。
【0016】
次に、図3のフローチャートを用いて車種判定について説明する。今、車輪が通路Pを通過していて、その車輪がマットセンサMで検出されたとする(ステップ100肯定。以下、ステップを「S」とする。)。その検出から所定時間経過後、すなわち、車輪が図2に示される距離d6 まで進んで、所定の検出位置に達すると(S102)、所定のサンプリング時間中、各センサS1 〜S4 の検出信号が判定部2に入力される(S104)。
【0017】
判定部2では、入力された検出信号の状態が判定テーブルTの3つの条件A,B,Cのいずれかと一致するかの照合処理を行い、一致すれば(S106肯定)、マットセンサMで検出された車輪は、ミニバイクの車輪W2 であると判定する(S108)。つまり、その車輪を有する車種はミニバイクであると判定する。また、その照合処理において、所定のサンプリング中に一致が得られないときは(S106否定)、マットセンサMで検出された車輪は、自転車の車輪W1 であると判定する(S110,S112)。つまり、その車輪を有する車種は自転車であると判定する。
【0018】
【発明の効果】
本発明に係る車種判定装置は、センサ群の各ホトセンサから入力する検出信号の状態が各種の小型の自動二輪車の車輪形状を予め調査して得られた判定テーブルと一致するか否かで、当該車輪を有する車種が小型の自動二輪車であるか自転車であるかを判定するようにしたので、各種ミニバイクを遺漏なく検出でき、自転車と小型の自動二輪車とを正確に判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る車種判定装置の概略構成図である。
【図2】 センサと車輪との位置関係及び寸法関係を示す説明図である。
【図3】 判定動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1a,1b センサ取付壁
S1 〜S4 センサ
2 判定部
2a CPU
2b メモリ
T 判定テーブル
W1 自転車の車輪
W2 小型の自動二輪車(ミニバイク)の車輪
Claims (1)
- 自転車及び小型の自動二輪車が通過する所定の通路の所定位置にその自転車又はその小型の自動二輪車の車輪が存在することを検出する車輪検出手段と、
前記小型の自動二輪車の車輪が前記通路の所定位置に存在するときに、光軸がその車輪のタイヤを除く内側を前記通路の通過方向と直交する方向に通るように、かつ、互いに所定の間隔をもって配置された複数のホトセンサからなるセンサ群と、
前記センサ群の各ホトセンサから入力する検出信号の状態が各種の小型の自動二輪車の車輪形状を予め調査して得られた判定テーブルと一致する場合は、当該車輪を有する車種は小型の自動二輪車であると判定し、前記判定テーブルと一致しない場合は、当該車輪を有する車種は自転車であると判定する判定手段と、
を有することを特徴とする車種判定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02988899A JP3995821B2 (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | 車種判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02988899A JP3995821B2 (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | 車種判定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000227990A JP2000227990A (ja) | 2000-08-15 |
JP3995821B2 true JP3995821B2 (ja) | 2007-10-24 |
Family
ID=12288519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02988899A Expired - Lifetime JP3995821B2 (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | 車種判定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3995821B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10216122A1 (de) * | 2002-04-12 | 2003-10-30 | Sick Ag | Objekterfassung |
JP2006281958A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Tokai Giken Kk | 二輪車判別装置及び方法 |
JP5602543B2 (ja) * | 2010-08-30 | 2014-10-08 | アマノ株式会社 | 車輪検知装置 |
-
1999
- 1999-02-08 JP JP02988899A patent/JP3995821B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000227990A (ja) | 2000-08-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100243317B1 (ko) | 차종 판별 장치 | |
KR100796998B1 (ko) | 차종 판별용 답판센서 유니트 및 그를 이용한 차종 판별시스템 | |
JP5641379B1 (ja) | 車種判別システム | |
KR19980086504A (ko) | 차량감지시스템 | |
JP3995821B2 (ja) | 車種判定装置 | |
JP3035162B2 (ja) | 車種判別装置 | |
JP7316880B2 (ja) | 走行状態判別装置、走行状態判別方法、及びプログラム | |
JP4219786B2 (ja) | 車種判別装置 | |
JP2006281958A (ja) | 二輪車判別装置及び方法 | |
JP2012048599A (ja) | 車輪検知装置 | |
JP4268175B2 (ja) | 車両判別システム | |
JPH08235489A (ja) | 車種判別装置 | |
JP2001283375A (ja) | 車種計測装置 | |
JP4754949B2 (ja) | 車種判別装置 | |
JP2751998B2 (ja) | 車種判別装置 | |
JPH08202983A (ja) | 車両検知装置 | |
JP7044940B2 (ja) | 車両のタイヤ監視システムにおいてセンサモジュールホルダ内でのセンサモジュールの誤った配置を検出する方法およびタイヤ監視システム | |
TWI801889B (zh) | 自行車感測裝置 | |
JPH06119597A (ja) | 駐車場料金自動管理システム | |
JP6326686B2 (ja) | 異常監視装置、異常監視方法及びプログラム | |
JP2894338B1 (ja) | 車輌検知器 | |
JP7170480B2 (ja) | 判別装置 | |
KR102200723B1 (ko) | 차량 주행 소음을 활용한 교통정보 산출 시스템 및 방법 | |
KR101017680B1 (ko) | 바퀴에 관한 차량 정보 수집 장치 | |
JP2567655Y2 (ja) | 車種判別装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070424 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070625 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070724 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070801 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110810 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110810 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120810 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130810 Year of fee payment: 6 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |