JP2019121106A - 車両検知装置、車両検知システム、車両検知方法及び車両検知プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
この構成により、先行する車両が牽引部材で接続された後続する車両を牽引して進行する場合(牽引パターン)と、先行する車両と後続する車両が接続されずに、近接して進行方向に進行する場合(非牽引パターン)と、を判別し、排気ガスを牽引部材と誤認識することを防止できる。これにより、牽引パターンの場合には、先行する牽引車及び後続する被牽引車をまとめて1台の車両として正しく認識することができる。また、非牽引パターンの場合には、先行する車両と後続する車両とを別個の2台の車両として正しく認識することができる。従って、各車両のETC車線等への進入及び退出を正確に検知することができる。
この構成により、先行する車両が排出した排気ガスと、後続する車両とを正確に判別することができる。従って、先行する車両が排出した排気ガスを他の車両と誤認識してしまうことを防止でき、各車両のETC車線等への進入及び退出を正確に検知することができる。
この構成により、排気ガス検知フラグがONである場合に限って、車両誤検知判定処理を行うので、車両検知処理の効率を向上させることができる。
この構成により、中央範囲決定部は、反射型検知器から得られる検知結果情報に基づいて算出された側面位置から車両Aの幅方向における所定範囲を中央範囲として決定しているので、反射型検知器以外の装置を用いずに中央範囲を決定することができる。
この構成により、各車両のETC車線等への進入及び退出を正確に検知することができる。
この構成により、中央範囲決定部は、踏板から得られるタイヤ位置の情報に基づいて中央範囲を決定しているので、例えば、車種によらず一律の値として仮定した車幅に基づいて中央範囲を決定する場合に比べてより精度よく中央範囲を決定することができる。
この構成により、車両が牽引車両でない場合の車両の排気ガスと、車両が牽引車両である場合の牽引部材との判別をより精度よく実施可能となり、各車両のETC車線等への進入及び退出を正確に検知することができる。
この構成により、中央範囲算出部は、撮影装置から得られる車両の画像情報から得られるナンバープレートの位置に基づいて中央範囲を決定している。一般にナンバープレートは、車種に関わらず車両の車幅方向中央に設けられるため、ナンバープレートの位置に基づいて中央範囲を決定することで、例えば、車種によらず一律の値として仮定した車幅に基づいて中央範囲を決定する場合に比べてより精度よく中央位置を決定することができる。
この構成により、車両が牽引車両でない場合の車両の排気ガスと、車両が牽引車両である場合の牽引部材との判別をより精度よく実施可能となり、各車両のETC車線等への進入及び退出を正確に検知することができる。
この構成により、各車両のETC車線等への進入及び退出を正確に検知することができる。
この構成により、各車両のETC車線等への進入及び退出を正確に検知することができる。
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。すべての図面において同一または相当する構成には同一の符号を付し、共通する説明は省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る車両検知システム1の全体構成を示す概略図である。方向を説明する為に、図1、2、5A、5B、6A、6B、7、8、及び9においては、共通の右手系のxyz座標系が規定されている。このxyz座標系では、車線Lが延在する方向を±x方向とし、「車線方向」とも記載する。また、水平面において車線方向(±x方向)に直交する方向を±y方向とし、「車線幅方向」とも記載する。また、料金所を通過しようとする車両Aは、車線Lを−x方向側から+x方向側に走行するものとする。更に、水平面(±x方向及び±y方向)に直交する鉛直方向を±z方向とし、「高さ方向」とも記載する。そして、通常、車線Lを走行する車両Aは、その車長方向が車線方向と平行となり、その幅方向が車線幅方向と平行となる。
第1の実施形態に係る車両検知システム1は、例えば、高速道路の出入口等に設置されるETC等の料金所において、ブース等への各車両A(A1、A2)の進入及び退出を個別に検知する為に設けられる。図1では、車両検知システム1について高速道路の入口を例にして説明する。車線Lは、+x方向に進むとETC車線を経て高速道路に接続され、−x方向に進むと一般道路に接続されている。
図2は、第1の実施形態に係る車両検知システム1が備える反射型検知器10を説明する説明図である。図2は、図1に示す反射型検知器10を車両Aの進行方向F(+x方向)に視た図である。本発明の第1の実施形態では、ETC車線付近では、車線Lの両側は車線Lよりも高さ方向(+z方向)に高いアイランド5が設けられており、反射型検知器10は車線Lの真横にアイランド5上に設置されている。図1及び2に示す反射型検知器10は、車線Lの+y方向側に設置されているが、−y方向側に設置されていてもよいし、+y方向及び−y方向の両側に設置されていてもよい。
また、センサ12から照射される検知光Bは、車線幅方向以外の方向、例えば、上から下に向かう向きの高さ方向(−z方向)など任意の方向であってよい。
第1の実施形態では、図1に示す車線Lの所定位置Pは、車線L(x方向)を垂直に横断する位置として規定されているが、車線Lの所定位置Pは、車線L(x方向)に対して、期待する車両分離性能が得られる範囲内にある任意の角度で斜めに横断する位置として規定されてもよい。
図3は、第1の実施形態に係る車両検知システム1が備える車両検知装置30の構成を説明する機能構成図である。
車両検知装置30は、車両Aを個別に検知する為に必要な検知情報を記憶する記憶部31と、反射型検知器10から検知結果情報を取得する検知結果情報取得部32と、車線Lに沿った所定位置Pに車両Aが進入していることを判定する進入判定部33と、車両Aの幅方向(y方向)における中央範囲を算出する中央範囲決定部34と、車線Lに沿った所定位置Pから車両Aが退出していることを判定する退出判定部35と、を備える。
図4は、第1の実施形態に係る車両検知システム1が備える車両検知装置30の動作を示すフローチャートである。図5A、5B、6A、及び6Bは、第1の実施形態に係る車両検知システム1を説明する説明図である。
図4を用いて第1の実施形態に係る車両検知装置30の動作を説明する前に、図5A、5B、6A、及び6Bを用いて、検知対象である車両Aが他の車両Aを牽引している場合(牽引パターン)と牽引していない場合(非牽引パターン)との違いについて説明する。
一方、図5Bに示す非牽引パターンの車両A1が通過した後は、後続する車両A2が所定位置Pに位置する前に、所定位置Pには先行する車両A1から排出された透過物である排気ガスGのみが存在する。例えば、気温が高い場合や排気ガスGが充分に拡散した場合等には、排気ガスGが反射する反射光Rの数はゼロとなり、この場合、退出判定部35は、反射光Rの数がゼロであると判定し(ステップS104のYES)、従って、所定位置Pから車両A1が退出していると判定する(ステップS106)。退出判定部35は、判定結果を車線サーバ(図示せず)に出力し、処理は、車両検知待ちのステップS101に戻る。これに対し、図5Bに示す非牽引パターンの車両A1が通過した後、例えば、気温が低い場合や排気ガスGが充分に拡散できていない場合等には、排気ガスGが反射する反射光Rの数はゼロでない場合がある。この場合には、図5Aに示す牽引パターンの車両A1が通過した後と同様に、退出判定部35は、反射光Rの数がゼロでないと判定し(ステップS104のNO)、次の処理(ステップS105)に進む。
例えば、図5Bに示す非牽引パターンの場合、被検知物である排気ガスGは車両A1の幅方向(y方向)における中央範囲外の排気口から排出される為、退出判定部35は、被検知物である排気ガスGの検知位置が、中央範囲決定部34により決定される車両A1の幅方向(y方向)における中央範囲と一致しないと判定し(ステップS105のNO)、従って、所定位置Pから車両A1が退出していると判定する(ステップS106)。退出判定部35は、判定結果を車線サーバ(図示せず)に出力し、処理は、車両検知待ちのステップS101に戻る。
ステップS105の判定に用いられる中央範囲は、中央範囲決定部34により決定される。図7は、第1の実施形態に係る車両検知システム1が備える車両検知装置30を説明する説明図である。図7は、反射型検知器10を車両Aの進行方向F(+x方向)に視た図である。図7は、車両Aが進行方向F(+x方向)に進行し、車線Lの所定位置Pを通過した直後の状況を示している。図7を用いて、車両検知装置30が備える中央範囲決定部34が車両Aの幅方向(y方向)における中央範囲を決定する手順を説明する。
以上のとおり、第1の実施形態に係る車両検知システム1が備える車両検知装置30は、車線Lに沿った所定位置Pへの車両A1の進入を検知した後、検知光Bが反射された反射光Rの数が第2の閾値以下となった場合に、被検知物の被検知位置が車両A1の中央範囲と一致するか否かを判定し、被検知物の検知位置が車両Aの中央範囲と一致しないと判定した場合に、所定位置Pから車両A1が退出していると判定する。
このようにすることで、先行する車両A1が牽引部材Dで接続された後続する車両A2を牽引して進行する場合(牽引パターン)と、先行する車両A1と後続する車両A2が接続されずに、近接して進行方向Fに進行する場合(非牽引パターン)と、を判別し、排気ガスGを牽引部材と誤認識することを防止できる。これにより、牽引パターンの場合には、先行する牽引車(車両A1)及び後続する被牽引車(車両A2)をまとめて1台の車両として正しく認識することができる。また、非牽引パターンの場合には、先行する車両A1と後続する車両A2とを別個の2台の車両として正しく認識することができる。従って、各車両のETC車線等への進入及び退出を正確に検知することができる。
図8は、第1の実施形態の第1の変形実施例に係る車両検知システム1を説明する説明図である。図8は、反射型検知器10を車両Aの進行方向F(+x方向)に視た図である。図8は、車両Aが進行方向F(+x方向)に進行し、車線Lの所定位置Pを通過した直後の状況を示している。図8を用いて、第1の実施形態の第1の変形実施例に係る車両検知システム1を説明する。
本発明の第1の実施形態の第1の変形実施例では、上述したステップS102で所定位置Pに車両Aが進入していると判定された後、中央範囲決定部34は、踏板40から入力される踏板検知情報に含まれる車両Aの左右のタイヤ位置の情報に基づいて、車両Aの幅方向(y方向)における所定範囲を車両Aの幅方向(y方向)における中央範囲として算出して決定する。図8に示すように、車両Aが踏板40を通過する際の左(+y方向側)のタイヤの幅方向で最外側の位置がH1であり、右(−y方向側)のタイヤの幅方向で最外側の位置がH2であるものとして説明するが、H1及びH2は各々、左右のタイヤの最内側の位置であってもよい。例えば、中央範囲決定部34は、H1とH2との間の中央の位置を車両Aの幅方向における中央位置Oとして算出し、中央位置Oが中心となるようにして車両Aの幅方向に規定される所定範囲を車両Aの幅方向における中央範囲として決定する。図7に示す場合と同様に、図8に示す位置O1及びO2によって中央範囲(O1−O2)が規定される。位置O1から位置O2までの車両Aの幅方向における距離は、例えば、400mm〜600mm程度の値が設定されてよい。中央範囲決定部34は、決定した車両Aの幅方向における中央範囲を退出判定部35に入力する。
以上のとおり、第1の実施形態の第1の変形実施例に係る車両検知システム1は、踏板40で検出した左右のタイヤ位置情報に基づいて車両Aの幅方向における中央範囲を決定している。このようにすることで、車両Aの幅方向における中央範囲を決定する際に左右のタイヤ位置情報を利用し、車両Aの車幅を仮定せずに算出しているので、例えば、車種によらず一律の値として仮定した車幅に基づいて中央範囲を決定する場合に比べて車両Aの幅方向における中央範囲をより正確に決定することができる。従って、車両Aが牽引車両でない場合の車両Aの排気ガスGと、車両Aが牽引車両である場合の牽引部材Dとの判別をより精度よく実施可能となり、各車両のETC車線等への進入及び退出を正確に検知することができる。
図9は、第1の実施形態の第2の変形実施例に係る車両検知システム1を説明する説明図である。図9を用いて、第2の実施形態の第2の変形実施例に係る車両検知システム1を説明する。
本発明の第2の実施形態の変形実施例では、上述したステップS102で所定位置Pに車両Aが進入していると判定された後、撮影装置60が所定位置Pに進入している車両Aの正面の画像を車両Aのナンバープレートが含まれるように撮影し、撮影した車両Aの画像情報を、回線50を介して車両検知装置30に出力する。車両検知装置30の中央範囲決定部34は、撮影装置60から入力されるナンバープレートが含まれる車両Aの画像情報を解析し、ナンバープレートの位置に基づいて車両Aの幅方向(y方向)における所定範囲を車両Aの幅方向(y方向)における中央範囲として算出して決定する。例えば、車両Aの幅方向におけるナンバープレートの中央位置を車両Aの幅方向における中央位置Oとし、中央位置Oが中心となるようにして車両Aの幅方向に規定される所定範囲を車両Aの幅方向における中央範囲として決定してよい。中央範囲決定部34は、決定した車両Aの幅方向における中央範囲を退出判定部35に入力する。
以上のとおり、第1の実施形態の第2の変形実施例に係る車両検知システム1は、撮影装置60により撮影されたナンバープレートを含む車両Aの画像情報に基づいて車両Aの幅方向における中央範囲を決定している。このようにすることで、中央範囲算出部は、車両Aに設けられたナンバープレートを利用し、中央範囲を決定しているので、車両Aの車幅を仮定せずに算出しているので、例えば、車種によらず一律の値として仮定した車幅に基づいて中央範囲を決定する場合に比べて車両Aの幅方向における中央範囲をより正確に決定することができる。従って、車両Aが牽引車両でない場合の車両Aの排気ガスGと、車両Aが牽引車両である場合の牽引部材Dとの判別をより精度よく実施可能となり、各車両のETC車線等への進入及び退出を正確に検知することができる。
次に、第2の実施形態に係る車両検知システム1が備える車両検知装置30の動作を、図10を参照しながら説明する。
図10は、第2の実施形態に係る車両検知システム1が備える車両検知装置30の動作を示すフローチャートである。図10に示すフローチャートでは、第1の実施形態に係る車両検知装置30の処理フローを示す図4のフローチャートのステップS101〜S106に新たなステップS111〜S114が追加されている。追加されたステップS111〜S114は、直前に検知されて既に退出している車両Aが排出した排気ガスGが車線Lの所定位置Pに残留して検知光Bを反射し、存在しない車両が誤検知されてしまう事態を回避する為に、先行する車両Aの排気ガスGが検知されたか否かを示す排気ガス検知フラグが導入されている。
車両検知装置30により車両Aの進入が検知され(ステップS102)、その後、車両Aから排出された排気ガスGが検知されない場合には、退出判定部35は、反射光Rの数がゼロと判定し(ステップS104のYES)、排気ガス検知フラグをOFFに設定する(ステップS113)。例えば、退出判定部35は、記憶部31に記憶されている排気ガス検知フラグの値をOFFに上書きしてよい。次に、退出判定部35は、所定位置Pから車両Aが退出していると判定し、判定結果を車線サーバ(図示せず)に出力し、処理は、車両検知待ちのステップS101に戻る。
進入判定部33は、検知結果情報取得部32により取得されて入力された検知結果情報に含まれる被検知物の検知位置の情報から検知位置の分散度合を示す値を算出する。例えば、分散度合を示す値としては、各データの値と平均の値との差を2乗した値の相加平均で定義される分散値として算出してよいし、その他の値が規定されてもよい。進入判定部33は、記憶部31を参照し、所定の排気ガス判定値を取得する。進入判定部33は、算出した被検知物の検知位置の分散度合を示す値と、取得した所定の排気ガス判定値とを比較し、分散度合を示す値が所定の排気ガス判定値以下である場合に、排気ガスGによる誤検知ではないとして、所定位置Pに車両Aが進入していると判定する(ステップS102)。
これは、排気ガスGが透過物である為、被検知物である排気ガスGで検知光Bが反射される場合には、排気ガスGの外側の表面で反射されるとは限らず、図2に示す反射光R1及びR2のように排気ガスG内の密度が異なる境界部分で反射される可能性及び不定形である排気ガスGが凹状になっている内側の表面から反射される可能性が有るからである。結果として、被検知物が透過物である排気ガスGの場合には、反射型検知器10で検知される検知位置の分散度合は、被検知物が非透過物である車両Aの場合に比較して大きくなる為である。逆に言えば、被検知物が非透過物である場合には、検知光Bが非透過物の表面で反射されるので、被検知物が透過物である場合に比較して検知位置の分散度合は小さくなる。
以上のとおり、第2の実施形態の変形実施例に係る車両検知システム1は、反射型検知器10で検知された被検知物の検知位置の分散度合を示す値が所定の排気ガス判定値以下である場合に、排気ガスGによる誤検知ではないとして、所定位置Pに車両Aが進入していると判定する車両誤検知判定処理を行う。
このようにすることで、先行する車両A1が排出した排気ガスGと、後続する車両A2とを正確に判別することができる。従って、先行する車両A1が排出した排気ガスGを他の車両Aと誤認識してしまうことを防止でき、各車両のETC車線等への進入及び退出を正確に検知することができる。
このようにすることで、排気ガス検知フラグがONである場合に限って、上述した車両誤検知判定処理を行うので、車両検知処理の効率を向上させることができる。さらに、排気ガス検知フラグがONでない場合に、所定位置Pに車両Aが進入していることを正しく判定することができる。従って、先行する車両A1が排出した排気ガスGを他の車両Aと誤認識してしまうことを防止でき、各車両のETC車線等への進入及び退出を正確に検知することができる。
コンピュータ9は、CPU91、主記憶装置92、補助記憶装置93、インタフェース94を備える。
上述の車両検知装置30は、コンピュータ9を備える。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置93に記憶されている。CPU91は、プログラムを補助記憶装置93から読み出して主記憶装置92に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。例えば、上述した検知結果情報取得部32、進入判定部33、中央位置算出部34と、及び退出判定部35は、CPU91であってよい。
また、CPU91は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置92または補助記憶装置93に確保する。例えば、上述した記憶部31が、主記憶装置92または補助記憶装置93に確保されてよい。
5 アイランド
10 反射型検知器
11 本体
12 センサ
20 回線
30 車両検知装置
31 記憶部
32 検知結果情報取得部
33 進入判定部
34 中央位置算出部
35 退出判定部
40 踏板
50 回線
60 撮影装置
A、A1〜A2 車両
B、B1〜B6 検知光
D 牽引部材
F 進行方向
G 排気ガス
L 車線
M4〜M6 排気ガスの検知位置
R、R1〜R6 反射光
S 側面位置
T、T1〜T6 透過光
91 CPU
92 主記憶装置
93 補助記憶装置
94 インタフェース
Claims (11)
- 車線に沿った所定位置で当該車線上の空間に横断面を形成するように複数の検知光を照射し、前記所定位置に位置する被検知物からの反射光により前記被検知物を検知する反射型検知器から検知結果情報を取得する検知結果情報取得部と、
前記検知結果情報に基づいて得られる前記被検知物の寸法に対応する寸法対応値が第1の閾値以上となった場合に、前記所定位置に車両が進入していると判定する進入判定部と、
前記所定位置に前記車両が進入していると判定された後、前記検知結果情報に基づいて得られる寸法対応値が前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値以下となった場合に、前記検知結果情報及び前記車両の幅方向における中央範囲を取得し当該中央範囲に基づいて前記被検知物の検知位置が前記車両の前記中央範囲と一致するか否かを判定し、前記被検知物の検知位置が前記車両の前記中央範囲と一致しないと判定した場合に、前記所定位置から前記車両が退出していると判定する退出判定部と、
を備える車両検知装置。 - 前記進入判定部は、前記寸法対応値が前記第1の閾値以上となった場合に、前記検知結果情報から得られる前記被検知物の前記検知位置の分散度合を示す値を求め、当該分散度合を示す値と所定の排気ガス判定値とを比較し、前記分散度合を示す値が前記所定の排気ガス判定値以下である場合に前記所定位置に前記車両が進入していると判定する
請求項1に記載の車両検知装置。 - 前記退出判定部は、前記所定位置に前記車両が進入していると判定された後、前記寸法対応値がゼロとなった場合に排気ガス検知フラグをOFFに設定し、前記被検知物の前記検知位置が前記車両の前記中央範囲と一致しないと判定した場合に前記排気ガス検知フラグをONに設定し、
前記進入判定部は、前記退出判定部により前記排気ガス検知フラグがONに設定されている場合にだけ、前記分散度合を示す値と前記所定の排気ガス判定値との比較を行う
請求項2に記載の車両検知装置。 - 前記中央範囲を決定する中央範囲決定部をさらに備え、
前記中央範囲決定部は、前記検知結果情報から前記車両の側面位置を算出し、前記車両の側面位置から前記車両の幅方向における所定範囲を前記中央範囲として決定する
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両検知装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の車両検知装置と、
前記反射型検知器と、
を備える車両検知システム。 - 前記中央範囲を決定する中央範囲決定部をさらに備え、
前記中央範囲決定部は、踏板により検知された前記車両のタイヤの位置の情報に基づいて前記中央範囲を決定する
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両検知装置。 - 請求項6に記載の車両検知装置と、
前記反射型検知器と、
前記踏板と、
を備える車両検知システム。 - 前記中央範囲を決定する中央範囲決定部をさらに備え、前記中央範囲決定部は、撮影装置により撮影された前記車両の画像情報に含まれるナンバープレートの位置に基づいて前記中央範囲を決定する
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両検知装置。 - 請求項8に記載の車両検知装置と、
前記反射型検知器と、
前記撮影装置と、
を備える車両検知システム。 - 車線に沿った所定位置で当該車線上の空間に横断面を形成するように複数の検知光を照射し、前記所定位置に位置する被検知物からの反射光により前記被検知物を検知する反射型検知器から検知結果情報を取得し、前記被検知物の寸法に対応する寸法対応値が第1の閾値以上となった場合に、前記所定位置に車両が進入していると判定する進入判定ステップと、
前記所定位置に前記車両が進入していると判定された後、前記寸法対応値が第2の閾値以下となった場合に、前記検知結果情報及び前記車両の幅方向における中央範囲に基づいて前記被検知物の検知位置が前記車両の前記中央範囲と一致するか否かを判定し、前記被検知物の検知位置が前記車両の前記中央範囲と一致しないと判定した場合に、前記所定位置から前記車両が退出していると判定する退出判定ステップと、
を備える車両検知方法。 - 車両検知装置としてのコンピュータを、
車線に沿った所定位置で当該車線上の空間に横断面を形成するように複数の検知光を照射し、前記所定位置に位置する被検知物からの反射光により前記被検知物を検知する反射型検知器から検知結果情報を取得する検知結果情報取得部と、
前記被検知物の寸法に対応する寸法対応値が第1の閾値以上となった場合に、前記所定位置に車両が進入していると判定する進入判定部と、
前記所定位置に前記車両が進入していると判定された後、前記寸法対応値が第2の閾値以下となった場合に、前記検知結果情報及び前記車両の幅方向における中央範囲に基づいて前記被検知物の検知位置が前記車両の前記中央範囲と一致するか否かを判定し、前記被検知物の検知位置が前記車両の前記中央範囲と一致しないと判定した場合に、前記所定位置から前記車両が退出していると判定する退出判定部と、
して機能させる車両検知プログラム。
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